Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPH1180647A - 貴金属又は銅のコロイド溶液及びその製造方法並びに塗料組成物及び樹脂成型物 - Google Patents

貴金属又は銅のコロイド溶液及びその製造方法並びに塗料組成物及び樹脂成型物

Info

Publication number
JPH1180647A
JPH1180647A JP10138919A JP13891998A JPH1180647A JP H1180647 A JPH1180647 A JP H1180647A JP 10138919 A JP10138919 A JP 10138919A JP 13891998 A JP13891998 A JP 13891998A JP H1180647 A JPH1180647 A JP H1180647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noble metal
copper
pigment
solution
colloidal solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10138919A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3594803B2 (ja
Inventor
Toshikatsu Kobayashi
敏勝 小林
Hideo Ishibashi
秀夫 石橋
Hiroki Kamo
比呂毅 加茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP13891998A priority Critical patent/JP3594803B2/ja
Publication of JPH1180647A publication Critical patent/JPH1180647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3594803B2 publication Critical patent/JP3594803B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 彩度が高く、充分な着色性を有しており、塗
料や樹脂に添加しても凝集しない貴金属又は銅のコロイ
ド溶液及びその製造方法、並びに、該貴金属又は銅のコ
ロイド溶液を用いて着色した塗料組成物及び樹脂成型物
を提供する。 【解決手段】 貴金属又は銅のコロイド粒子及び高分子
量顔料分散剤を含む貴金属又は銅のコロイド溶液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高濃度で彩度の高
い貴金属又は銅のコロイド溶液及びその製造方法並びに
それを用いた塗料組成物及び樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】貴金属や銅のコロイドは、化学的に非常
に安定であり、各コロイド特有の色を発色する。この特
性を活かして、従来より、ベネチアガラスやステンドグ
ラス等の着色に利用されている。
【0003】貴金属コロイドのなかでも、金コロイド
は、粒径に応じて、青、青紫、赤紫等の色を示すが、こ
の金コロイドによる発色は、「カシウスの紫」として古
くより知られており、陶磁器の絵つけ等の発色に利用さ
れている。
【0004】金コロイド等の貴金属コロイドによる発色
は、電子のプラズマ振動に起因し、プラズモン吸収と呼
ばる発色機構によるものである。このプラズモン吸収に
よる発色は、金属中の自由電子が光電場により揺さぶら
れ、粒子表面に電荷が現れ、非線形分極が生じるためで
あるとされている。この貴金属コロイドによる発色は、
彩度や光線透過率が高く、耐久性等に優れている。この
ような貴金属コロイドによる発色は、粒径が数nm〜数
十nm程度の、いわゆるナノ粒子において見られるもの
であり、着色材としては、粒径分布が狭いコロイドであ
ることが有利である。
【0005】ところで、塗料や樹脂組成物の着色におい
ても、ガラス等の発色と同様の彩度や濃度を再現できる
ものが望まれており、上述した貴金属コロイドや銅コロ
イドを着色材として利用することが期待されている。
【0006】貴金属や銅のコロイドの製造方法として
は、特開昭63−283743号公報には、分散媒、金
属及び特定の高分子を使用した高分子保護金属コロイド
が開示されている。この技術では、得られる高分子保護
金属コロイドは、0.5mMと濃度が非常に低いために
着色材としては充分ではない。
【0007】ジャーナル・オブ・サーフィス・サイエン
ス・アンド・テクノロジー(J.Surface Sc
i.Technol.)8巻、209頁(1992年)
には、保護コロイドと還元剤とを一つの薬剤で兼用して
貴金属コロイドを製造する方法が開示されている。特開
昭62−121640号公報には、特定の界面活性剤と
還元剤とを用いてヒドロゾルを作製した後、水分を除去
して有機溶媒を加えることにより貴金属コロイドのオル
ガノゾルを調製する方法が開示されている。
【0008】しかしながら、これらの技術では、使用さ
れる還元剤が高価であるため、貴金属コロイドを安価に
製造することができない。また、得られる貴金属コロイ
ドは、樹脂等と混合すると、凝集しやすく、コロイド溶
液の濃度も低く、高濃度の貴金属コロイドを製造するこ
とができなかった。
【0009】貴金属や銅のコロイドの製造方法は、他に
も提案されているが、以下の表1に記載したように、還
元剤を用いて製造された貴金属や銅のコロイドを溶液と
した場合、いずれも濃度が低く、塗料や樹脂組成物の着
色に充分ではなく、これらの用途には使用することがで
きなかった。
【0010】
【表1】
【0011】また、特開昭58−186967号公報に
は、ガス中蒸発法(気相法)により貴金属コロイドを製
造する方法が開示されている。この技術では、3500
mMと非常に高濃度の貴金属コロイド溶液を製造するこ
とは可能であるが、この方法で得られるコロイド粒子
は、粒度分布が広いため、彩度が低く、着色材としては
充分ではなかった。また、この技術では、気相法を行う
ための特別な装置が必要であり、製造上、不利であっ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、彩度が高く、充分な着色性を有しており、塗料や樹
脂に添加しても凝集しない貴金属又は銅のコロイド溶液
及びその製造方法、並びに、該貴金属又は銅のコロイド
溶液を用いて着色した塗料組成物及び樹脂成型物を提供
することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、貴金属又は銅
のコロイド粒子及び高分子量顔料分散剤を含む貴金属又
は銅のコロイド溶液である。また、本発明は、貴金属又
は銅の化合物を、溶媒に溶解し、高分子量顔料分散剤を
加えた後、貴金属又は銅に還元する貴金属又は銅のコロ
イド溶液の製造方法である。更に、本発明は、上記貴金
属又は銅のコロイド溶液を用いてなる塗料組成物及び樹
脂成型物である。以下に本発明を詳述する。
【0014】本発明の貴金属又は銅のコロイド溶液は、
貴金属又は銅のコロイド粒子及び高分子量顔料分散剤を
含むものである。上記貴金属又は銅のコロイド粒子は、
貴金属又は銅の化合物から形成される。
【0015】上記貴金属としては特に限定されず、例え
ば、金、銀、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オス
ミウム、イリジウム、白金等を挙げることができる。な
かでも、金、銀、白金が好ましい。
【0016】上記貴金属又は銅の化合物としては上記貴
金属又は銅を含むものであれば特に限定されず、例え
ば、塩化金酸、硝酸銀、酢酸銀、過塩素酸銀、塩化白金
酸、塩化白金酸カリウム、塩化銅(II)、酢酸銅(I
I)、硫酸銅(II)等を挙げることができる。
【0017】上記高分子量顔料分散剤は、高分子量重合
体に顔料表面に対する親和性の高い官能基が導入されて
いる両親媒性の共重合体である。このものは、塗料用等
の樹脂組成物に対して充分な相溶性を有することから、
有機顔料又は無機顔料の分散剤として好適であり、通常
は、顔料ペーストの製造時に顔料分散剤として使用され
ているものである。
【0018】上記高分子量顔料分散剤は、分散対象物で
ある顔料粒子との相互作用に基づいて、その機能を発揮
する。上記分散対象物である顔料粒子は、一般に、粒径
が100μm〜数100μmの金属酸化物や有機化合物
である。すなわち、上記高分子量顔料分散剤は、このよ
うな顔料粒子の特性に適合した分散機能性高分子であ
る。一方、貴金属や銅のコロイド粒子の粒径は、数nm
〜数10nmであり、その粒径は、顔料粒子のそれの約
1000分の1であって、その体積は、顔料粒子の10
-9倍程度である。また、言うまでもなく、貴金属や銅の
コロイド粒子は、化合物ではなく単体金属である。この
ように一般的な顔料粒子と貴金属及び銅のコロイド粒子
とは、物理的実体が全く別のものである。一般に、物理
的実体の大きさの次元が極端に異なるものは、その物理
・化学的ふるまいが異なることが多いことが知られてお
り、かかる物理・化学的常識に従えば、上記高分子量顔
料分散剤がコロイド粒子の保護コロイドとして使用可能
な高分子の選択肢の一つとして挙げられることはあり得
なかった。
【0019】しかしながら、本発明者らは、予想外に
も、上記高分子量顔料分散剤が貴金属又は銅のコロイド
粒子の保護コロイドとして機能し、上記高分子量顔料分
散剤の使用により、非常に高濃度の貴金属又は銅のコロ
イド溶液が得られることを見いだした。従って、本発明
者らは、貴金属又は銅のコロイド粒子を高い濃度で含有
した貴金属又は銅のコロイド溶液を得るうえで、この高
分子量顔料分散剤が極めて優れた効果を発揮することの
知見を獲得した。
【0020】上記高分子量顔料分散剤としては特に限定
されないが、以下に説明するものを好適に使用すること
ができる。すなわち; (1)顔料親和性基を主鎖及び/又は複数の側鎖に有
し、かつ、溶媒和部分を構成する複数の側鎖を有する櫛
形構造の高分子 (2)主鎖中に顔料親和性基からなる複数の顔料親和部
分を有する高分子 (3)主鎖の片末端に顔料親和性基からなる顔料親和部
分を有する直鎖状の高分子
【0021】ここで、上記顔料親和性基とは、顔料の表
面に対して強い吸着力を有する官能基をいい、例えば、
オルガノゾルにおいては、第3級アミノ基、第4級アン
モニウム、塩基性窒素原子を有する複素環基、ヒドロキ
シル基、カルボキシル基;ヒドロゾルにおいては、フェ
ニル基、ラウリル基、ステアリル基、ドデシル基、オレ
イル基等を挙げることができる。本発明において、上記
顔料親和性基は、貴金属又は銅に対して強い親和力を示
す。上記高分子量顔料分散剤は、上記顔料親和性基を有
することにより、貴金属又は銅の保護コロイドとして充
分な性能を発揮することができる。
【0022】上記櫛形構造の高分子(1)は、上記顔料
親和性基を有する複数の側鎖とともに、溶媒和部分を構
成する複数の側鎖を主鎖に結合した構造のものであり、
これらの側鎖があたかも櫛の歯のように主鎖に結合され
ているものである。本明細書中、上述の構造を櫛形構造
と称する。上記櫛形構造の高分子(1)において、上記
顔料親和性基は、側鎖末端に限らず、側鎖の途中や主鎖
中に複数存在していてもよい。なお、上記溶媒和部分
は、溶媒に親和性を有する部分であって、親水性又は疎
水性の構造をいう。上記溶媒和部分は、例えば、水溶性
の重合鎖、親油性の重合鎖等から構成されている。
【0023】上記櫛形構造の高分子(1)としては特に
限定されず、例えば、特開平5−177123号公報に
開示されている1個以上のポリ(カルボニル−C3 〜C
6 −アルキレンオキシ)鎖を有し、これらの各鎖が3〜
80個のカルボニル−C3 〜C 6 −アルキレンオキシ基
を有しかつアミド又は塩架橋基によってポリ(エチレン
イミン)に結合されている構造のポリ(エチレンイミ
ン)又はその酸塩からなるもの;特開昭54−3708
2号公報に開示されているポリ(低級アルキレン)イミ
ンと、遊離のカルボン酸基を有するポリエステルとの反
応生成物よりなり、各ポリ(低級アルキレン)イミン連
鎖に少なくとも2つのポリエステル連鎖が結合されたも
の;特公平7−24746号公報に開示されている末端
にエポキシ基を有する高分子量のエポキシ化合物に、ア
ミン化合物と数平均分子量300〜7000のカルボキ
シル基含有プレポリマーとを同時に又は任意順に反応さ
せて得られる顔料分散剤等を挙げることができる。
【0024】上記櫛形構造の高分子(1)は、顔料親和
性基が1分子中に2〜3000個存在するものが好まし
い。2個未満であると、分散安定性が充分ではなく、3
000個を超えると、粘度が高すぎて取り扱いが困難と
なり、また、コロイド粒子の粒度分布が広くなり、彩度
が低下する。より好ましくは、25〜1500個であ
る。
【0025】上記櫛形構造の高分子(1)は、溶媒和部
分を構成する側鎖が1分子中に2〜1000存在するも
のが好ましい。2未満であると、分散安定性が充分では
なく、1000を超えると、粘度が高すぎて取り扱いが
困難となり、また、コロイド粒子の粒度分布が広くな
り、彩度が低下する。より好ましくは、5〜500であ
る。
【0026】上記櫛形構造の高分子(1)は、数平均分
子量が2000〜1000000であることが好まし
い。2000未満であると、分散安定性が充分ではな
く、1000000を超えると、粘度が高すぎて取り扱
いが困難となり、また、コロイド粒子の粒度分布が広く
なり、彩度が低下する。より好ましくは、4000〜5
00000である。
【0027】上記主鎖中に顔料親和性基からなる複数の
顔料親和部分を有する共重合体(2)は、複数の顔料親
和性基が主鎖にそって配置されているものであり、上記
顔料親和性基は、例えば、主鎖にペンダントしているも
のである。本明細書中、上記顔料親和部分は、上記顔料
親和性基が1つ又は複数存在して、顔料表面に吸着する
アンカーとして機能する部分をいう。
【0028】上記共重合体(2)としては、例えば、特
開平4−210220号公報に開示されているポリイソ
シアネートと、モノヒドロキシ化合物及びモノヒドロキ
シモノカルボン酸又はモノアミノモノカルボン酸化合物
の混合物、並びに、少なくとも1つの塩基性環窒素とイ
ソシアネート反応性基とを有する化合物との反応物;特
開昭60−16631号公報、特開平2−612号公
報、特開昭63−241018号公報に開示されている
ポリウレタン/ポリウレアよりなる主鎖に複数の第3級
アミノ基又は塩基性環式窒素原子を有する基がペンダン
トした高分子;特開平1−279919号公報に開示さ
れている水溶性ポリ(オキシアルキレン)鎖を有する立
体安定化単位、構造単位及びアミノ基含有単位からなる
共重合体であって、アミン基含有単量単位が第3級アミ
ノ基若しくはその酸付加塩の基又は第4級アンモニウム
の基を含有しており、該共重合体1g当たり0.025
〜0.5ミリ当量のアミノ基を含有する共重合体;特開
平6−100642号公報に開示されている付加重合体
からなる主鎖と、少なくとも1個のC1 〜C4 アルコキ
シポリエチレン又はポリエチレン−コプロピレングリコ
ール(メタ)アクリレートからなる安定化剤単位とから
なり,かつ、2500〜20000の重量平均分子量を
有する両親媒性共重合体であって、主鎖は、30重量%
までの非官能性構造単位と、合計で70重量%までの安
定化剤単位及び官能性単位を含有しており、上記官能性
単位は、置換されているか又は置換されていないスチレ
ン含有単位、ヒドロキシル基含有単位及びカルボキシル
基含有単位であり、ヒドロキシル基とカルボキシル基、
ヒドロキシル基とスチレン基及びヒドロキシル基とプロ
ピレンオキシ基又はエチレンオキシ基との比率が、それ
ぞれ、1:0.10〜26.1;1:0.28〜25.
0;1:0.80〜66.1である両親媒性高分子等を
挙げることができる。
【0029】上記共重合体(2)は、顔料親和性基が1
分子中に2〜3000個存在するものが好ましい。2個
未満であると、分散安定性が充分ではなく、3000個
を超えると、粘度が高すぎて取り扱いが困難となり、ま
た、コロイド粒子の粒度分布が広くなり、彩度が低下す
る。より好ましくは、25〜1500個である。
【0030】上記共重合体(2)は、数平均分子量が2
000〜1000000であることが好ましい。200
0未満であると、分散安定性が充分ではなく、1000
000を超えると、粘度が高すぎて取り扱いが困難とな
り、また、コロイド粒子の粒度分布が広くなり、彩度が
低下する。より好ましくは、4000〜500000で
ある。
【0031】上記主鎖の片末端に顔料親和性基からなる
顔料親和部分を有する直鎖状の高分子(3)は、主鎖の
片末端のみに1つ又は複数の顔料親和性基からなる顔料
親和部分を有しているが、顔料表面に対して充分な親和
性を有するものである。
【0032】上記直鎖状の高分子(3)としては特に限
定されず、例えば、特開昭46−7294号公報に開示
されている一方が塩基性であるA−Bブロック型高分
子;米国特許第4656226号明細書に開示されてい
るAブロックに芳香族カルボン酸を導入したA−Bブロ
ック型高分子;米国特許第4032698号明細書に開
示されている片末端が塩基性官能基であるA−Bブロッ
ク型高分子;米国特許第4070388号明細書に開示
されている片末端が酸性官能基であるA−Bブロック型
高分子;特開平1−204914号公報に開示されてい
る米国特許第4656226号明細書に記載のAブロッ
クに芳香族カルボン酸を導入したA−Bブロック型高分
子の耐候黄変性を改良したもの等を挙げることができ
る。
【0033】上記直鎖状の高分子(3)は、顔料親和性
基が1分子中に2〜3000個存在するものが好まし
い。2個未満であると、分散安定性が充分ではなく、3
000個を超えると、粘度が高すぎて取り扱いが困難と
なり、また、コロイド粒子の粒度分布が広くなり、彩度
が低下する。より好ましくは、5〜1500個である。
【0034】上記直鎖状の高分子(3)は、数平均分子
量が1000〜1000000であることが好ましい。
1000未満であると、分散安定性が充分ではなく、1
000000を超えると、粘度が高すぎて取り扱いが困
難となり、また、コロイド粒子の粒度分布が広くなり、
彩度が低下する。より好ましくは、2000〜5000
00である。
【0035】上記高分子量顔料分散剤としては、市販さ
れているものを使用することもできる。上記市販品とし
ては、例えば、ソルスパース20000、ソルスパース
24000、ソルスパース26000、ソルスパース2
7000、ソルスパース28000(ゼネカ社製);デ
ィスパービック160、ディスパービック161、ディ
スパービック162、ディスパービック163、ディス
パービック166、ディスパービック170、ディスパ
ービック180、ディスパービック182、ディスパー
ビック184、ディスパービック190(ビックケミー
社製);EFKA−46、EFKA−47、EFKA−
48、EFKA−49(EFKAケミカル社製);ポリ
マー100、ポリマー120、ポリマー150、ポリマ
ー400、ポリマー401、ポリマー402、ポリマー
403、ポリマー450、ポリマー451、ポリマー4
52、ポリマー453(EFKAケミカル社製);アジ
スパーPB711、アジスパーPA111、アジスパー
PB811、アジスパーPW911(味の素社製);フ
ローレンDOPA−158、フローレンDOPA−2
2、フローレンDOPA−17、フローレンTG−73
0W、フローレンG−700、フローレンTG−720
W(共栄社化学社製)等を挙げることができる。
【0036】上記高分子量顔料分散剤は、顔料親和性基
が側鎖に存在し、溶媒和部分を構成する側鎖を有するグ
ラフト構造のもの〔上記櫛形構造の高分子(1)〕;主
鎖に、顔料親和性基を有するもの〔上記共重合体(2)
及び上記直鎖状の高分子(3)〕であるので、コロイド
粒子の分散性が良好であり、貴金属又は銅のコロイド粒
子に対する保護コロイドとして好適である。上記高分子
量顔料分散剤を使用することにより、貴金属又は銅のコ
ロイド粒子を高い濃度で含有する貴金属又は銅のコロイ
ド粒子分散体を得ることができる。
【0037】上記高分子量顔料分散剤の含有量は、上記
貴金属又は銅100重量部に対して50〜1000重量
部が好ましい。50重量部未満であると、上記貴金属又
は銅のコロイド粒子の分散性が不充分であり、1000
重量部を超えると、塗料や樹脂成型物に配合した際に、
バインダー樹脂に対する高分子量顔料分散剤の混入量が
多くなり、物性等に不具合が生じやすくなる。より好ま
しくは、100〜650重量部である。
【0038】本発明の貴金属又は銅のコロイド溶液は、
溶媒が水の場合には、ヒドロゾルであり、溶媒が有機溶
剤の場合には、オルガノゾルである。本発明の貴金属又
は銅のコロイド溶液の濃度は、ヒドロゾルの場合、50
mM以上、オルガノゾルの場合には、10mM以上とす
ることができる。
【0039】本発明の貴金属又は銅のコロイド溶液にお
いて、コロイド粒子の平均粒径は、5〜30nmである
ことが好ましい。5nm未満であると、着色力が弱く、
30nmを超えると、彩度が低くなる。また、上記コロ
イド粒子は、粒度分布が狭いので、濃色かつ彩度が高
い。
【0040】本発明の貴金属又は銅のコロイド溶液は、
彩度が高く、貴金属又は銅のコロイド粒子を高い濃度で
含有しているので、着色性が良好であり、着色材として
好適である。また、本発明の貴金属又は銅のコロイド溶
液は、塗料や樹脂等の高分子バインダーとの相溶性が良
好であり、このような高分子バインダーに添加しても安
定で凝集せず、充分な着色性を有しているので、塗料や
樹脂成型物の着色材としても好適である。
【0041】本発明の貴金属又は銅のコロイド溶液は、
以下に述べる本発明の製造方法によって得ることができ
る。すなわち、貴金属又は銅の化合物を、溶媒に溶解
し、高分子量顔料分散剤を加えた後、貴金属又は銅に還
元するものである。
【0042】本発明の製造方法において、上記貴金属又
は銅の化合物は、溶媒に溶解して使用される。上記溶媒
としては上記貴金属又は銅を含む化合物を溶解すること
ができるものであれば特に限定されず、例えば、水;ア
セトン、メタノール、エチレングリコール、酢酸エチル
等の有機溶媒等を挙げることができる。これらは単独で
使用してもよく、2種以上を併用してもよい。なお、水
と有機溶媒とを混合して使用する場合には、上記有機溶
媒としては、水可溶性のものが好ましい。
【0043】上記溶媒が水である場合、得られるコロイ
ド溶液は、ヒドロゾルとなる。この場合、上記貴金属又
は銅の化合物は、50mM以上の濃度となるように水で
溶解されることが好ましい。50mM未満であると、高
濃度のコロイド溶液を得ることができない。より好まし
くは、100mM以上である。
【0044】貴金属として銀を使用する場合、上記水溶
液は、pH7以下であることが好ましい。pH7を超え
ると、例えば、銀の化合物として硝酸銀を用いる場合、
銀イオンを還元する際に酸化銀等の副生成物が生成し、
溶液が白濁するので好ましくない。上記水溶液のpHが
7を超える場合には、例えば、0.1N程度の硝酸等を
添加して、pHを7以下に調整することが好ましい。
【0045】上記溶媒が有機溶媒である場合、得られる
コロイド溶液は、オルガノゾルとなる。この場合、上記
貴金属又は銅の化合物は、10mM以上の濃度となるよ
うに上記有機溶媒に溶解されることが好ましい。10m
M未満であると、高濃度のコロイド溶液を得ることがで
きない。より好ましくは、50mM以上である。
【0046】上記溶媒が水及び水可溶性有機溶媒からな
るものである場合、まず、上記貴金属又は銅の化合物を
水に溶解した後、高分子量顔料分散剤を溶解した水可溶
性有機溶媒を添加して溶液とすることが好ましい。上記
貴金属又は銅の化合物を水に溶解することにより、オル
ガノゾルをより高濃度に調製することができる。このと
き、上記貴金属又は銅の化合物は、50mM以上となる
ように水に溶解されることが好ましい。50mM未満で
あると、高濃度のコロイド溶液を得ることができない。
より好ましくは、100mM以上である。
【0047】上記高分子量顔料分散剤の配合量は、上記
貴金属又は銅100重量部に対して50〜1000重量
部が好ましい。50重量部未満であると、上記貴金属又
は銅のコロイド粒子の分散性が不充分であり、1000
重量部を超えると、塗料や樹脂成型物に配合した際に、
バインダー樹脂に対する高分子量顔料分散剤の混入量が
多くなり、物性等に不具合が生じやすくなる。より好ま
しくは、100〜650重量部である。
【0048】本発明においては、上記貴金属又は銅の化
合物の溶液に上記高分子量顔料分散剤を添加した後、貴
金属又は銅のイオンを還元する。上記還元の方法として
は特に限定されず、例えば、化合物を添加して化学的に
還元する方法、高圧水銀灯を用いて光照射する方法等を
挙げることができる。
【0049】上記化合物としては特に限定されず、例え
ば、従来より還元剤として使用されている水素化ホウ素
ナトリウム等のアルカリ金属水素化ホウ素塩;ヒドラジ
ン化合物;クエン酸又はその塩、コハク酸又はその塩等
を使用することができる。また、本発明においては、上
記還元剤のほかに、アミンを使用することができる。
【0050】上記アミンは、通常は還元剤として使用さ
れないものであるが、本発明者らは、意外にも、上記貴
金属又は銅の化合物の溶液にアミンを添加して攪拌、混
合することによって、貴金属イオンや銅イオン等が常温
付近で貴金属、銅に還元されることを見いだした。上記
アミンを使用することにより、危険性や有害性の高い還
元剤を使用する必要がなく、加熱や特別な光照射装置を
使用することなしに、5〜100℃程度、好ましくは2
0〜80℃程度の反応温度で、貴金属又は銅の化合物を
還元することができる。従って、上記アミンを使用する
場合には、上記高分子量顔料分散剤の使用と相まって、
本発明の目的を極めて有利に達成することができる。
【0051】上記アミンとしては特に限定されず、例え
ば、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、
ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジメチルエチルア
ミン、ジエチルメチルアミン、トリエチルアミン、エチ
レンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチ
レンジアミン、1,3−ジアミノプロパン、N,N,
N′,N′−テトラメチル−1,3−ジアミノプロパ
ン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミ
ン等の脂肪族アミン;ピペリジン、N−メチルピペリジ
ン、ピペラジン、N,N′−ジメチルピペラジン、ピロ
リジン、N−メチルピロリジン、モルホリン等の脂環式
アミン;アニリン、N−メチルアニリン、N,N−ジメ
チルアニリン、トルイジン、アニシジン、フェネチジン
等の芳香族アミン; ベンジルアミン、N−メチルベンジ
ルアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、フェネチ
ルアミン、キシリレンジアミン、N,N,N′,N′−
テトラメチルキシリレンジアミン等のアラルキルアミン
等を挙げることができる。また、上記アミンとして、例
えば、メチルアミノエタノール、ジメチルアミノエタノ
ール、トリエタノールアミン、エタノールアミン、ジエ
タノールアミン、メチルジエタノールアミン、プロパノ
ールアミン、2−(3−アミノプロピルアミノ)エタノ
ール、ブタノールアミン、ヘキサノールアミン、ジメチ
ルアミノプロパノール等のアルカノールアミンも挙げる
ことができる。これらのうち、アルカノールアミンが好
ましい。
【0052】上記アミンの添加量は、上記貴金属又は銅
の化合物の溶液1molに対して1〜50molが好ま
しい。1mol未満であると、還元が充分に行われず、
50molを超えると、生成したコロイド粒子の対凝集
安定性が低下する。より好ましくは、2〜8molであ
る。
【0053】また、上記還元剤として水素化ホウ素ナト
リウムを使用する場合、上記水素化ホウ素ナトリウム
は、高価であり、取り扱いにも留意しなければならない
が、常温で還元することができるので、加熱や特別な光
照射装置を用意する必要がない。
【0054】上記水素化ホウ素ナトリウムの添加量は、
上記貴金属又は銅の化合物1molに対して1〜50m
olが好ましい。1mol未満であると、還元が充分に
行われず、50molを超えると、対凝集安定性が低下
する。より好ましくは、1.5〜10molである。
【0055】上記還元剤としてクエン酸又はその塩を使
用する場合、アルコールの存在下で加熱還流することに
よって貴金属イオンや銅イオン等を還元することができ
る。上記クエン酸又はその塩は、非常に安価であり、入
手が容易である利点がある。上記クエン酸又はその塩と
しては、クエン酸ナトリウムを使用することが好まし
い。
【0056】上記クエン酸又はその塩の添加量は、上記
貴金属又は銅の化合物1molに対して1〜50mol
が好ましい。1mol未満であると、還元が充分に行わ
れず、50molを超えると、対凝集安定性が低下す
る。より好ましくは、1.5〜10molである。
【0057】本発明の貴金属又は銅のコロイド溶液の製
造方法によれば、ヒドロゾルの場合、濃度が50mM以
上、オルガノゾルの場合、10mM以上の貴金属又は銅
のコロイド溶液を得ることができる。また、得られた貴
金属又は銅のコロイド溶液は、コロイド粒径が5〜30
nmであり、粒度分布が狭いので、濃色かつ彩度の高い
ものとなる。
【0058】本発明の貴金属又は銅のコロイド溶液の製
造方法は、上記貴金属又は銅の化合物を溶剤に溶解して
溶液とし、上記高分子量顔料分散剤を加えた後、貴金属
又は銅に還元するといった少ない工程で簡便に行うこと
ができ、しかも、彩度が高く、従来の貴金属のコロイド
溶液と比較して10倍以上高濃度の貴金属又は銅のコロ
イド溶液を製造することができる。特に、アルカノール
アミンを使用することにより、20〜80℃程度の温和
な条件で簡便に製造することができる。
【0059】本発明の貴金属又は銅のコロイド溶液は、
従来より着色材として使用されている顔料や染料と比較
して、彩度が高いものである。例えば、本発明の貴金属
又は銅のコロイド溶液のうち銀のコロイド溶液の彩度
を、従来より使用されている顔料のなかでも、比較的堅
牢で彩度が高いとされているイソインドリノンと比較す
ると、同じ光線透過率を有するものであれば、銀のコロ
イド溶液のほうが彩度の高い塗膜が得られることを確認
することができる。
【0060】本発明の塗料組成物は、上述した本発明の
貴金属又は銅のコロイド溶液を用いて着色されたもので
ある。本発明において使用される塗料としては特に限定
されず、水系のものであっても、溶剤系のものであって
もよい。上記水系の塗料としては特に限定されず、例え
ば、水溶性アクリル/メラミン樹脂塗料、水溶性アルキ
ド/メラミン樹脂塗料、アクリルエマルション塗料、ウ
レタンエマルション塗料等を挙げることができる。上記
溶剤系の塗料としては特に限定されず、例えば、アクリ
ルメラミン樹脂塗料、アルキドメラミン樹脂塗料、ウレ
タン樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料等を挙げることができ
る。
【0061】本発明の貴金属又は銅のコロイド溶液が貴
金属又は銅の化合物の水溶液を用いて製造したものであ
る場合、塗料化の際に、必要に応じて、イオンを除去す
ることが好ましい。上記水溶液中のイオンを除去するこ
とによって、塗料組成物中で貴金属又は銅のコロイドが
より凝集しにくくなり、塗料組成物としての貯蔵安定性
や塗装作業性等を低下させることがない。
【0062】本発明の塗料組成物は、上記貴金属又は銅
のコロイド溶液を着色材として用いているので、得られ
る塗膜に鮮やかな色を付与することができ、付与された
色は化学的に安定であるので退色せず、自動車用塗料、
建築外装用塗料、液晶カラーフィルター用着色材等の耐
候性、耐久性、耐熱性、美粧性が要求される分野に好適
に使用することができる。
【0063】本発明の貴金属又は銅のコロイド溶液は、
樹脂組成物と混合して着色した後、射出成型、押出成
型、バルク重合法等の方法により、樹脂成型物とするこ
とができる。また、(メタ)アクリレートモノマー等に
溶解して、モールド中で重合させて樹脂成型物とするこ
ともできる。このような樹脂成型物もまた、本発明の一
つである。
【0064】本発明の樹脂成型物において使用される樹
脂組成物としては特に限定されず、例えば、アクリル系
樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリカーボネ
ート系樹脂、ポリエステル系樹脂、メラミン系樹脂、フ
ェノール系樹脂等を挙げることができる。
【0065】本発明の樹脂成型物は、例えば、光学フィ
ルター等の光学材料等として好適に使用することができ
る。本発明の樹脂成型物は、充分に着色されており、変
色することなく、色の安定性、耐久性に優れている。
【0066】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0067】実施例1 金ヒドロゾルの調製 50mMの塩化金酸水溶液200mlをビーカーにと
り、高分子量顔料分散剤(ソルスパース27000(商
品名)、ゼネカ社製)を12.5g溶解させた。高分子
量顔料分散剤が完全に溶解してから、ジメチルアミノエ
タノールを5ml加え、鮮やかで濃厚な赤色の金コロイ
ド溶液を得た。この金コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵
しても、色の変化や沈殿の生成がなく、極めて安定であ
った。
【0068】実施例2 金ヒドロゾルの塗料への応用 実施例1で得られた金コロイド溶液を、電気透析装置
(マイクロアシライザーS3、旭化成社製)に供してイ
オン成分を除去した後、アミン中和型水溶性アクリル樹
脂(固形分20%)を400g、水溶性メラミン樹脂
(サイメル303、(商品名)三井東圧社製)を20g
加えて塗料化した。この塗料をガラス板上に125μm
のアプリケーターで塗布し、室温で15分乾燥させた
後、140℃で20分焼き付けて、鮮やかな赤色の硬化
塗膜を得た。
【0069】実施例3 銀ヒドロゾルの調製 硝酸酸性の100mM硝酸銀水溶液100mlをビーカ
ーにとり、高分子量顔料分散剤(ディスパービック18
0(商品名)、ビックケミー社製)を5g溶解させた。
高分子量顔料分散剤が完全に溶解してから、トリエタノ
ールアミンを5ml加え、鮮やかで濃厚な黄色の銀コロ
イド溶液を得た。この銀コロイド溶液は、3カ月以上貯
蔵しても、色の変化や沈殿の生成がなく、極めて安定で
あった。
【0070】実施例4 銀ヒドロゾルの調製 高分子量顔料分散剤としてディスパービック190(商
品名)(ビックケミー社製)を用いたこと以外は、実施
例3と同様にして、鮮やかで濃厚な黄色の銀コロイド溶
液を得た。この銀コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵して
も、色の変化や沈殿の生成がなく、極めて安定であっ
た。
【0071】実施例5 銀ヒドロゾルの塗料への応用 実施例3及び実施例4で得られた銀コロイド溶液を、電
気透析装置(マイクロアシライザーS3、旭化成社製)
に供してイオン成分を除去した後、それぞれにアミン中
和型水溶性アクリル樹脂(固形分20%)を400g、
水溶性メラミン樹脂(サイメル303、三井東圧社製)
を30g加えて塗料化した。これらの塗料をガラス板上
に125μmのアプリケーターで塗布し、室温で15分
乾燥させた後、140℃で20分焼き付けて、鮮やかな
黄色の硬化塗膜を得た。
【0072】実施例6 金ヒドロゾルの調製 100mMの塩化金酸水溶液100mlをビーカーにと
り、高分子量顔料分散剤(ディスパービック180、ビ
ックケミー社製)を5g溶解させた。高分子量顔料分散
剤が完全に溶解してから、ジメチルアミノエタノールを
5ml加えて、鮮やかで濃厚な赤色の金コロイド溶液を
得た。この金コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、
色の変化や沈殿の生成がなく、極めて安定であった。
【0073】実施例7 金ヒドロゾルの塗料への応用 実施例6で得られた金コロイド溶液を、電気透析装置
(マイクロアシライザーS3、旭化成社製)に供してイ
オン成分を除去した後、アミン中和型水溶性アクリル樹
脂(固形分20%)を400g、水溶性メラミン樹脂
(サイメル303、三井東圧社製)を30g加えて塗料
化した。この塗料をガラス板上に125μmのアプリケ
ーターで塗布し、室温で15分乾燥させた後、140℃
で20分焼き付けて、鮮やかな赤色の硬化塗膜を得た。
【0074】実施例8 金オルガノゾルの調製 100mMの塩化金酸水溶液10mlをビーカーにと
り、アセトン90mlで希釈した後、高分子量顔料分散
剤(ソルスパース24000(商品名)、ゼネカ社製)
を1g溶解させた。高分子量顔料分散剤が完全に溶解し
てから、ジメチルアミノエタノールを5ml加えて、鮮
やかで濃厚な赤色の金コロイド溶液を得た。この金コロ
イド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や沈殿の
生成がなく、極めて安定であった。
【0075】実施例9 銀オルガノゾルの調製 塩化金酸の代わりに、硝酸銀を用いたこと以外は、実施
例8と同様にして、鮮やかで濃厚な黄色の銀コロイド溶
液を得た。この銀コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵して
も、色の変化や沈殿の生成がなく、極めて安定であっ
た。
【0076】実施例10 銀オルガノゾルの調製 100mMの硝酸銀水溶液10mlをビーカーにとり、
アセトン90mlで希釈した後、高分子量顔料分散剤
(ディスパービック161(商品名)、ビックケミー社
製)を3g溶解させた。高分子量顔料分散剤が完全に溶
解してから、ジメチルアミノエタノールを5ml加え
て、鮮やかで濃厚な黄色の銀コロイド溶液を得た。この
銀コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や
沈殿の生成がなく、極めて安定であった。
【0077】実施例11 銀オルガノゾルの調製 酢酸エチル100gに硝酸銀1.7gを溶解させた(約
100mmol/kg)。この溶液に、高分子量顔料分
散剤(ソルスパース24000、ゼネカ社製)を1g溶
解させた後、ジエタノールアミンを5ml加えて、鮮や
かで濃厚な黄色の銀コロイド溶液を得た。この銀コロイ
ド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や沈殿の生
成がなく、極めて安定であった。
【0078】実施例12 金ヒドロゾルの調製 50mMの塩化金酸溶液200mlをビーカーにとり、
高分子量顔料分散剤(ソルスパース27000、ゼネカ
社製)を12.5g溶解させた。高分子量顔料分散剤が
完全に溶解してから、濃度2Mの水素化ホウ素ナトリウ
ム水溶液を10ml加えて、鮮やかで濃厚な赤色の金コ
ロイド溶液を得た。この金コロイド溶液は、3カ月以上
貯蔵しても、色の変化や沈殿の生成がなく、極めて安定
であった。
【0079】実施例13 金ヒドロゾルの塗料への応用 実施例12で得られた金コロイド溶液を、電気透析装置
(マイクロアシライザーS3、旭化成社製)に供してイ
オン成分を除去した後、アミン中和型水溶性アクリル樹
脂(固形分20%)を400g、水溶性メラミン樹脂
(サイメル303、三井東圧社製)を20g加えて塗料
化した。この塗料をガラス板上に125μmのアプリケ
ーターで塗布し、室温で15分乾燥させた後140℃で
20分焼き付けて、鮮やかな赤色の硬化塗膜を得た。
【0080】実施例14 銀ヒドロゾルの調製 100mM硝酸銀水溶液100mlをビーカーにとり、
高分子量顔料分散剤(ディスパービック180、ビック
ケミー社製)を5g溶解させた。高分子量顔料分散剤が
完全に溶解してから、1kW超高圧水銀灯(UIV−1
150、ウシオ電気社製)を用いて2時間光照射して、
鮮やかで濃厚な黄色の銀コロイド溶液を得た。この銀コ
ロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や沈殿
の生成がなく、極めて安定であった。
【0081】実施例15 銀ヒドロゾルの調製 高分子量顔料分散剤としてディスパービック190(ビ
ックケミー社製)を用いたこと以外は、実施例14と同
様にして、鮮やかで濃厚な黄色の銀コロイド溶液を得
た。この銀コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色
の変化や沈殿の生成がなく、極めて安定であった。
【0082】実施例16 銀ヒドロゾルの塗料への応用 実施例14及び実施例15で得られた銀コロイド溶液
を、電気透析装置(マイクロアシライザーS3、旭化成
社製)に供してイオン成分を除去した後、それぞれにア
ミン中和型水溶性アクリル樹脂(固形分20%)を40
0g、水溶性メラミン樹脂(サイメル303、三井東圧
社製)を30g加えて塗料化した。これらの塗料をガラ
ス板上に125μmのアプリケーターで塗布し、室温で
15分乾燥させた後、140℃で20分焼き付けて、鮮
やかな黄色の硬化塗膜を得た。
【0083】実施例17 金ヒドロゾルの調製 100mMの塩化金酸水溶液100mlをビーカーにと
り、高分子量顔料分散剤(ディスパービック180、ビ
ックケミー社製)を5g溶解させた。高分子量顔料分散
剤が完全に溶解してから、2Mの水素化ホウ素ナトリウ
ム水溶液を10ml加えて、鮮やかで濃厚な赤色の金コ
ロイド溶液を得た。この金コロイド溶液は、3カ月以上
貯蔵しても、色の変化や沈殿の生成がなく、極めて安定
であった。
【0084】実施例18 金ヒドロゾルの塗料への応用 実施例17で得られた金コロイド溶液を、電気透析装置
(マイクロアシライザーS3、旭化成社製)に供してイ
オン成分を除去した後、アミン中和型水溶性アクリル樹
脂(固形分20%)を400g、水溶性メラミン樹脂
(サイメル303、三井東圧社製)を30g加えて塗料
化した。この塗料をガラス板上に125μmのアプリケ
ーターで塗布し、室温で15分乾燥させた後、140℃
で20分焼き付けて、鮮やかな赤色の硬化塗膜を得た。
【0085】実施例19 金オルガノゾルの調製 100mMの塩化金酸水溶液50mlをコルベンにと
り、エタノール50mlで希釈した後、高分子量顔料分
散剤(ディスパービック180、ビックケミー社製)を
5g溶解させた。高分子量顔料分散剤が完全に溶解して
から、クエン酸ナトリウムを1.3g加え、加熱還流し
て、鮮やかで濃厚な赤色の金コロイド溶液を得た。
【0086】実施例20 銀オルガノゾルを用いた樹脂
成型品の製造 実施例11で得られた銀オルガノゾル約10gを、ビス
フェノール型エポキシ樹脂(エピコート828(商品
名)、油化シェル社製)10gと混合した。得られた混
合物を縦2cm、横3cm、高さ1cmの容器に満た
し、40℃で約8時間加熱したところ、鮮やかな黄色の
エポキシ樹脂成型品が得られた。
【0087】実施例21 銅ヒドロゾルの調製 100mMの塩化銅(II)水溶液100mlをビーカ
ーにとり、高分子量顔料分散剤(ディスパービック18
0、ビックケミー社製)を5g溶解させた。高分子量顔
料分散剤が完全に溶解してから、2Mの水素化ホウ素ナ
トリウム水溶液を10ml加えて、鮮やかで濃厚な赤色
の銅コロイド溶液を得た。得られた銅コロイド溶液は、
3カ月以上貯蔵しても、色の変化や沈殿の生成がなく、
極めて安定であった。
【0088】実施例22 金ヒドロゾルの調製 高分子顔料分散剤として、ディスパービック180の代
わりにポリマー451(商品名)(EFKAケミカル社
製)10gを用いたこと以外は、実施例6と同様にし
て、鮮やかで濃厚な赤色の金コロイド溶液を得た。この
金コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や
沈殿の生成がなく、極めて安定であった。
【0089】実施例23 金ヒドロゾルの調製 高分子顔料分散剤として、ディスパービック180の代
わりにフローレンDOPA−17(商品名)(共栄社化
学社製)17gを用いたこと以外は、実施例6と同様に
して、鮮やかで濃厚な赤色の金コロイド溶液を得た。こ
の金コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化
や沈殿の生成がなく、極めて安定であった。
【0090】実施例24 金ヒドロゾルの調製 ジメチルアミノエタノールの代わりにメチルジエタノー
ルアミン5.5mlを用いたこと以外は、実施例6と同
様にして、鮮やかで濃厚な赤色の金コロイド溶液を得
た。この金コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色
の変化や沈殿の生成がなく、極めて安定であった。
【0091】実施例25 金ヒドロゾルの調製 ジメチルアミノエタノールの代わりにジメチルエチルア
ミン5mlを用いたこと以外は、実施例6と同様にし
て、鮮やかで濃厚な赤色の金コロイド溶液を得た。この
金コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や
沈殿の生成がなく、極めて安定であった。
【0092】実施例26 金ヒドロゾルの調製 ジメチルアミノエタノールの代わりにN,N,N′,
N′−テトラメチル−1,3−ジアミノプロパンを8m
lを用いたこと以外は、実施例6と同様にして、鮮やか
で濃厚な赤色の金コロイド溶液を得た。この金コロイド
溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や沈殿の生成
がなく、極めて安定であった。
【0093】実施例27 金オルガノゾルの調製 高分子量顔料分散剤として、ソルスパース24000の
代わりにポリマー401(商品名)(EFKAケミカル
社製)2gを用いたこと以外は、実施例8と同様にし
て、鮮やかで濃厚な赤色の金コロイド溶液を得た。この
金コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や
沈殿の生成がなく、極めて安定であった。
【0094】実施例28 金オルガノゾルの調製 高分子量顔料分散剤として、ソルスパース24000の
代わりにフローレンDOPA−22(商品名)(共栄社
化学社製)2.5gを用いたこと以外は、実施例8と同
様にして、鮮やかで濃厚な赤色の金コロイド溶液を得
た。この金コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色
の変化や沈殿の生成がなく、極めて安定であった。
【0095】実施例29 金オルガノゾルの調製 ジメチルアミノエタノールの代わりにメチルジエタノー
ルアミン5.5mlを用いたこと以外は、実施例8と同
様にして、鮮やかで濃厚な赤色の金コロイド溶液を得
た。この金コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色
の変化や沈殿の生成がなく、極めて安定であった。
【0096】実施例30 金オルガノゾルの調製 ジメチルアミノエタノールの代わりにジメチルエチルア
ミン5mlを用いたこと以外は、実施例8と同様にし
て、鮮やかで濃厚な赤色の金コロイド溶液を得た。この
金コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や
沈殿の生成がなく、極めて安定であった。
【0097】実施例31 金オルガノゾルの調製 ジメチルアミノエタノールの代わりにN,N,N′,
N′−テトラメチル−1,3−ジアミノプロパン8ml
を用いたこと以外は、実施例8と同様にして、鮮やかで
濃厚な赤色の金コロイド溶液を得た。この金コロイド溶
液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や沈殿の生成が
なく、極めて安定であった。
【0098】実施例32 銀ヒドロゾルの調製 高分子量顔料分散剤として、ディスパービック180の
代わりにポリマー451(EFKAケミカル社製)10
gを用いたこと以外は、実施例3と同様にして、鮮やか
で濃厚な黄色の銀コロイド溶液を得た。この銀コロイド
溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や沈殿の生成
がなく、極めて安定であった。
【0099】実施例33 銀ヒドロゾルの調製 高分子量顔料分散剤として、ディスパービック180の
代わりにフローレンDOPA−17(共栄社化学社製)
17gを用いたこと以外は、実施例3と同様にして、鮮
やかで濃厚な黄色の銀コロイド溶液を得た。この銀コロ
イド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や沈殿の
生成がなく、極めて安定であった。
【0100】実施例34 銀ヒドロゾルの調製 トリエタノールアミンの代わりにメチルジエタノールア
ミン5.5mlを用いたこと以外は、実施例3と同様に
して、鮮やかで濃厚な黄色の銀コロイド溶液を得た。こ
の銀コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化
や沈殿の生成がなく、極めて安定であった。
【0101】実施例35 銀ヒドロゾルの調製 トリエタノールアミンの代わりにジメチルエチルアミン
5mlを用いたこと以外は、実施例3と同様にして、鮮
やかで濃厚な黄色の銀コロイド溶液を得た。この銀コロ
イド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や沈殿の
生成がなく、極めて安定であった。
【0102】実施例36 銀ヒドロゾルの調製 トリエタノールアミンの代わりにN,N,N′,N′−
テトラメチル−1,3−ジアミノプロパン8mlを用い
たこと以外は、実施例3と同様にして、鮮やかで濃厚な
黄色の銀コロイド溶液を得た。この銀コロイド溶液は、
3カ月以上貯蔵しても、色の変化や沈殿の生成がなく、
極めて安定であった。
【0103】実施例37 銀オルガノゾルの調製 高分子量顔料分散剤として、ディスパービック161の
代わりにポリマー401(EFKAケミカル社製)2g
を用いたこと以外は、実施例10と同様にして、鮮やか
で濃厚な黄色の銀コロイド溶液を得た。この銀コロイド
溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や沈殿の生成
がなく、極めて安定であった。
【0104】実施例38 銀オルガノゾルの調製 高分子量顔料分散剤として、ディスパービック161の
代わりにフローレンDOPA−22(共栄社化学社製)
2.5gを用いたこと以外は、実施例10と同様にし
て、鮮やかで濃厚な黄色の銀コロイド溶液を得た。この
銀コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や
沈殿の生成がなく、極めて安定であった。
【0105】実施例39 銀オルガノゾルの調製 ジメチルアミノエタノールの代わりにメチルジエタノー
ルアミン5.5mlを用いたこと以外は、実施例10と
同様にして、鮮やかで濃厚な黄色の銀コロイド溶液を得
た。この銀コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色
の変化や沈殿の生成がなく、極めて安定であった。
【0106】実施例40 銀オルガノゾルの調製 ジメチルアミノエタノールの代わりにジメチルエチルア
ミン5mlを用いたこと以外は、実施例10と同様にし
て、鮮やかで濃厚な黄色の銀コロイド溶液を得た。この
銀コロイド溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や
沈殿の生成がなく、極めて安定であった。
【0107】実施例41 銀オルガノゾルの調製 ジメチルアミノエタノールの代わりにN,N,N′,
N′−テトラメチル−1,3−ジアミノプロパン8ml
を用いたこと以外は、実施例10と同様にして、鮮やか
で濃厚な黄色の銀コロイド溶液を得た。この銀コロイド
溶液は、3カ月以上貯蔵しても、色の変化や沈殿の生成
がなく、極めて安定であった。
【0108】比較例1 高分子量顔料分散剤を用いなかったこと以外は、実施例
1と同様にして金コロイド溶液を調製したところ、ジメ
チルアミノエタノールを加えた際に、黒色の粒子が生成
していた。このものは、着色材としては不適であった。 比較例2 高分子量顔料分散剤を用いなかったこと以外は、実施例
6と同様にして金コロイド溶液を調製したところ、ジメ
チルアミノエタノールを加えた際に、黒色の粒子が生成
していた。このものは、着色材としては不適であった。
【0109】比較例3 高分子量顔料分散剤を用いなかったこと以外は、実施例
8と同様にして金コロイド溶液を調製したところ、ジメ
チルアミノエタノールを加えた際に、黒色の粒子が生成
していた。このものは、着色材としては不適であった。 比較例4 高分子量顔料分散剤を用いなかったこと以外は、実施例
10と同様にして金コロイド溶液を調製したところ、ジ
メチルアミノエタノールを加えた際に、黒色の粒子が生
成していた。このものは、着色材としては不適であっ
た。
【0110】比較例5 高分子量顔料分散剤を用いなかったこと以外は、実施例
3と同様にして銀コロイド溶液を調製したところ、トリ
エタノールアミンを加えた際に、黒色の粒子が急速に生
成・沈殿した。このものは、着色材としては不適であっ
た。 比較例6 高分子量顔料分散剤を用いなかったこと以外は、実施例
4と同様にして銀コロイド溶液を調製したところ、トリ
エタノールアミンを加えた際に、黒色の粒子が急速に生
成・沈殿した。このものは、着色材としては不適であっ
た。
【0111】比較例7 高分子量顔料分散剤を用いなかったこと以外は、実施例
15と同様にして銀コロイド溶液を調製したところ、光
照射した際に、黒色の粒子が徐々に生成・沈殿した。こ
のものは、着色材としては不適であった。 比較例8 高分子量顔料分散剤を用いなかったこと以外は、実施例
17と同様にして金コロイド溶液を調製したところ、水
素化ホウ素ナトリウム水溶液を加えた際に、黒色の粒子
が急速に生成・沈殿した。このものは、着色材としては
不適であった。15
【0112】
【発明の効果】本発明の貴金属又は銅のコロイド溶液
は、上述の構成よりなるので、充分な着色性を有してお
り、高分子バインダーとの相溶性も良好であり、凝集を
起こさないので、塗料や樹脂組成物の着色材としても好
適である。また、本発明の貴金属又は銅のコロイド溶液
は、高濃度で、かつ、コロイド粒子の粒度分布が小さ
く、均一であるので、光学材料、触媒、抗体の担体等の
用途にも好適に使用することができる。
【0113】また、本発明の貴金属又は銅のコロイド溶
液の製造方法は、上述のとおりであるので、濃色で彩度
が高く、プラスチック材料の着色材として好適な貴金属
又は銅のコロイド溶液を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01J 13/00 B01J 13/00 Z C08K 3/00 C08K 3/00 C08L 101/00 C08L 101/00 C09D 5/38 C09D 5/38 7/12 7/12 Z 201/02 201/02 G02B 5/22 G02B 5/22

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貴金属又は銅のコロイド粒子及び高分子
    量顔料分散剤を含むことを特徴とする貴金属又は銅のコ
    ロイド溶液。
  2. 【請求項2】 貴金属は、金、銀及び白金からなる群よ
    り選択される少なくとも1種である請求項1記載の貴金
    属又は銅のコロイド溶液。
  3. 【請求項3】 高分子量顔料分散剤は、顔料親和性基を
    主鎖及び/若しくは複数の側鎖に有し、かつ、溶媒和部
    分を構成する複数の側鎖を有する櫛形構造の高分子、主
    鎖中に顔料親和性基からなる複数の顔料親和部分を有す
    る高分子、又は、主鎖の片末端に顔料親和性基からなる
    顔料親和部分を有する直鎖状の高分子である請求項1又
    は2記載の貴金属又は銅のコロイド溶液。
  4. 【請求項4】 顔料親和性基を主鎖及び/又は複数の側
    鎖に有し、かつ、溶媒和部分を構成する複数の側鎖を有
    する櫛形構造の高分子は、顔料親和性基が1分子中に2
    〜3000個存在しており、溶媒和部分を構成する側鎖
    が1分子中に2〜1000存在しており、数平均分子量
    が2000〜1000000のものである請求項3記載
    の貴金属又は銅のコロイド溶液。
  5. 【請求項5】 主鎖中に顔料親和性基からなる複数の顔
    料親和部分を有する高分子は、顔料親和性基が1分子中
    に2〜3000個存在しており、数平均分子量が200
    0〜1000000のものである請求項3記載の貴金属
    又は銅のコロイド溶液。
  6. 【請求項6】 主鎖の片末端に顔料親和性基からなる顔
    料親和部分を有する直鎖状の高分子は、顔料親和性基が
    1分子中に2〜3000個存在しており、数平均分子量
    が1000〜1000000のものである請求項3記載
    の貴金属又は銅のコロイド溶液。
  7. 【請求項7】 貴金属又は銅の化合物を、溶媒に溶解
    し、高分子量顔料分散剤を加えた後、貴金属又は銅に還
    元することを特徴とする貴金属又は銅のコロイド溶液の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 溶媒は、水及び有機溶媒からなる群から
    選択された少なくとも1種である請求項7記載の貴金属
    又は銅のコロイド溶液の製造方法。
  9. 【請求項9】 溶媒が水であり、貴金属又は銅の化合物
    が、50mM以上の濃度となるように前記溶媒に溶解さ
    れる請求項8記載の貴金属又は銅のコロイド溶液の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 貴金属が銀であり、かつ、銀の化合物
    の溶液のpHが7以下である請求項9記載の貴金属又は
    銅のコロイド溶液の製造方法。
  11. 【請求項11】 溶媒が有機溶媒であり、貴金属又は銅
    の化合物が、10mM以上の濃度となるように前記溶媒
    に溶解される請求項8記載の貴金属又は銅のコロイド溶
    液の製造方法。
  12. 【請求項12】 溶媒が水及び水可溶性有機溶媒からな
    るものであり、貴金属又は銅の化合物を前記水に溶解し
    た後、前記水可溶性有機溶媒を添加する請求項8記載の
    貴金属又は銅のコロイド溶液の製造方法。
  13. 【請求項13】 貴金属又は銅の化合物が、50mM以
    上の濃度になるように水に溶解される請求項12記載の
    貴金属又は銅のコロイド溶液の製造方法。
  14. 【請求項14】 貴金属又は銅に還元する方法は、アミ
    ンを添加することによるものである請求項7〜13のい
    ずれかに記載の貴金属又は銅のコロイド溶液の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 アミンは、アルカノールアミンである
    請求項14記載の貴金属又は銅のコロイド溶液の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 貴金属又は銅に還元する方法は、還元
    剤を使用することによるものである請求項7〜13のい
    ずれかに記載の貴金属又は銅のコロイド溶液の製造方
    法。
  17. 【請求項17】 還元剤は、水素化ホウ素ナトリウムで
    ある請求項16記載の貴金属又は銅のコロイド溶液の製
    造方法。
  18. 【請求項18】 還元剤は、クエン酸ナトリウムであ
    り、前記クエン酸ナトリウムを加えた後に、アルコール
    存在下で加熱還流することにより、貴金属又は銅に還元
    するものである請求項16記載の貴金属又は銅のコロイ
    ド溶液の製造方法。
  19. 【請求項19】 貴金属又は銅に還元する方法は、高圧
    水銀灯を用いて光照射を行うものである請求項7〜13
    のいずれかに記載の貴金属又は銅のコロイド溶液の製造
    方法。
  20. 【請求項20】 高分子量顔料分散剤は、顔料親和性基
    を主鎖及び/若しくは複数の側鎖に有し、かつ、溶媒和
    部分を構成する複数の側鎖を有する櫛形構造の高分子、
    主鎖中に顔料親和性基からなる複数の顔料親和部分を有
    する高分子、又は、主鎖の片末端に顔料親和性基からな
    る顔料親和部分を有する直鎖状の高分子である請求項7
    〜19のいずれかに記載の貴金属又は銅のコロイド溶液
    の製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項1記載の貴金属又は銅のコロイ
    ド溶液を用いてなることを特徴とする塗料組成物。
  22. 【請求項22】 請求項1記載の貴金属又は銅のコロイ
    ド溶液を用いてなることを特徴とする樹脂成型物。
JP13891998A 1997-07-17 1998-05-20 貴金属又は銅のコロイド溶液及びその製造方法並びに塗料組成物及び樹脂成型物 Expired - Fee Related JP3594803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13891998A JP3594803B2 (ja) 1997-07-17 1998-05-20 貴金属又は銅のコロイド溶液及びその製造方法並びに塗料組成物及び樹脂成型物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20998197 1997-07-17
JP9-209981 1997-07-17
JP13891998A JP3594803B2 (ja) 1997-07-17 1998-05-20 貴金属又は銅のコロイド溶液及びその製造方法並びに塗料組成物及び樹脂成型物

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004183984A Division JP4346510B2 (ja) 1997-07-17 2004-06-22 貴金属又は銅のコロイド溶液及びその製造方法並びに塗料組成物及び樹脂成型物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1180647A true JPH1180647A (ja) 1999-03-26
JP3594803B2 JP3594803B2 (ja) 2004-12-02

Family

ID=26471856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13891998A Expired - Fee Related JP3594803B2 (ja) 1997-07-17 1998-05-20 貴金属又は銅のコロイド溶液及びその製造方法並びに塗料組成物及び樹脂成型物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3594803B2 (ja)

Cited By (72)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001079382A (ja) * 1999-09-13 2001-03-27 I Betsukusu:Kk 金属コロイドの製造方法およびその方法によって製造された金属コロイド
JP2002285207A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Nippon Paint Co Ltd 白金コロイド水溶液、その製造方法及び白金の担持方法
WO2002094953A1 (fr) * 2001-05-21 2002-11-28 Nippon Paint Co., Ltd. Solution alcoolique colloidale de metal noble ou de cuivre, procede permettant de produire cette solution et composition de revetement
WO2002094954A1 (en) * 2001-05-21 2002-11-28 Nippon Paint Co., Ltd. Process for producing high-concentration colloidal metal solution
JP2003103158A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Nippon Paint Co Ltd 高濃度金属コロイド粒子溶液、その製造方法及び金属性被膜の形成方法
WO2003087248A1 (fr) * 2002-04-15 2003-10-23 Kuboko Paint Co., Ltd. Revetement en poudre dispersee dans l'eau, procede de production correspondant, et procede d'echantillonnage de la couleur
JP2004075703A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Nippon Paint Co Ltd 金属コロイド溶液の製造方法及び金属コロイド溶液
EP1506765A1 (fr) * 2003-08-11 2005-02-16 L'oreal Composition cosmétique comprenant des particules metalliques stabilisées, eventuellement enrobées
WO2005023466A1 (ja) 2003-09-05 2005-03-17 Mitsubishi Materials Corporation 金属微粒子、それを含む組成物、および金属微粒子の製造方法
JP2005519761A (ja) * 2002-02-04 2005-07-07 ナノフェイズ テクノロジーズ コーポレイション 水性媒体中の安定なナノ粒子分散体
WO2005078031A1 (ja) * 2004-02-17 2005-08-25 Meiji University Legal Person コロイダル金属含有漆系塗料及び漆塗装材
EP1571186A1 (en) * 2004-03-01 2005-09-07 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Metallic colloidal solution and ink jet ink using it
WO2005092519A1 (ja) * 2004-03-29 2005-10-06 Nippon Paint Co., Ltd. 光輝性塗膜形成方法および光輝性塗装物
WO2006006462A1 (ja) * 2004-07-08 2006-01-19 Mitsubishi Materials Corporation 金属微粒子の製造方法、およびそれにより製造された金属微粒子、並びにそれを含有してなる組成物、光吸収材、応用品
JP2006052238A (ja) * 2004-08-09 2006-02-23 Mitsuboshi Belting Ltd 非水溶性高分子顔料分散剤で保護された銀コア−金シェル微粒子の製造方法
JP2006104254A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Ube Ind Ltd 金属微粒子−複合体顔料
WO2006062160A1 (ja) 2004-12-10 2006-06-15 Mitsubishi Materials Corporation 金属微粒子とその製造方法とその含有組成物ならびにその用途
WO2006072959A1 (en) * 2005-01-10 2006-07-13 Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Of Jerusalem Aqueous-based dispersions of metal nanoparticles
JP2006225712A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Nippon Paint Co Ltd 無電解メッキ用触媒及び無電解メッキ方法
JP2006332051A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 導電性インク、その製造方法および導電性基板
WO2007043664A1 (ja) 2005-10-14 2007-04-19 Toyo Ink Mfg. Co., Ltd. 金属微粒子分散体の製造方法、該方法で製造された金属微粒子分散体を用いた導電性インキ、および導電性被膜
WO2007094361A1 (ja) 2006-02-16 2007-08-23 Idemitsu Kosan Co., Ltd. 有機薄膜トランジスタ及び有機薄膜発光トランジスタ
WO2007126012A1 (ja) 2006-04-28 2007-11-08 Toyo Ink Mfg. Co., Ltd. 導電性被膜の製造方法
JP2008007849A (ja) * 2006-06-01 2008-01-17 Nippon Paint Co Ltd 無電解めっき用プライマー組成物及び無電解めっき方法
WO2008018123A1 (fr) 2006-08-09 2008-02-14 Dic Corporation Dispersion de nanoparticules métalliques et leur procédé de production
WO2008044695A1 (fr) 2006-10-12 2008-04-17 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Dispositif de transistor organique à couche mince et transistor organique à couche mince émetteur de lumière
JP2008088296A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Ube Ind Ltd 着色ポリアミド微粒子およびその製造方法
WO2008059816A1 (fr) 2006-11-14 2008-05-22 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Transistor en couche mince organique et transistor en couche mince organique photoémetteur
WO2008059817A1 (fr) 2006-11-14 2008-05-22 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Transistor mince film organique et transistor électrolumiscent à mince film organique
EP1939330A1 (en) 2006-12-25 2008-07-02 FUJIFILM Corporation Microstructure and method of manufacturing the same
EP1781745A4 (en) * 2004-08-24 2008-08-27 Lexmark Int Inc METAL COLLOID DISPERSIONS AND ITS ACOUSTIC METAL INKS
WO2009008390A1 (ja) 2007-07-06 2009-01-15 M.Technique Co., Ltd. 金属微粒子の製造方法及びその金属微粒子を含む金属コロイド溶液
US7510592B2 (en) 2003-12-26 2009-03-31 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Method of producing metal powder
WO2009041254A1 (ja) 2007-09-26 2009-04-02 Idemitsu Kosan Co., Ltd. 有機薄膜トランジスタ
US7535626B2 (en) 2006-06-06 2009-05-19 Konica Minolta Opto, Inc. Shape-variable optical element, optical device and image pickup apparatus
JP2009120940A (ja) * 2007-11-09 2009-06-04 Samsung Electro Mech Co Ltd 金属ナノ粒子の製造方法
US7560051B2 (en) 2005-03-18 2009-07-14 Seiko Epson Corporation Metal particle dispersion liquid, method for manufacturing metal particle dispersion liquid, method for manufacturing conductive-film-forming substrate, electronic device and electronic apparatus
JP2009526132A (ja) * 2006-02-08 2009-07-16 アクリメッド インコーポレイテッド 金属ナノ粒子処理表面用の方法および組成物
JP2009221591A (ja) * 2007-08-31 2009-10-01 Dowa Electronics Materials Co Ltd 銀粉の製造方法
JP2009235474A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Dowa Electronics Materials Co Ltd 銀粉の製造方法
WO2010021386A1 (ja) * 2008-08-22 2010-02-25 日産化学工業株式会社 アンモニウム基を有する分岐高分子化合物からなる金属微粒子分散剤
JP2010070793A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Dowa Electronics Materials Co Ltd 球状銀粉およびその製造方法
US7691175B2 (en) 2003-10-15 2010-04-06 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Granular metal powder
US7696122B2 (en) * 2006-07-05 2010-04-13 Cabot Corporation Electrocatalyst inks for fuel cell applications
JP2010126761A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Sumitomo Chemical Co Ltd 銀ナノ構造体の製造方法
JP2010196087A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Fukuda Metal Foil & Powder Co Ltd 金属超微粒子分散インキおよびその製造方法
WO2011129220A1 (ja) 2010-04-14 2011-10-20 日東紡績株式会社 試料中の分析対象物質を測定するための検査器具及びそれを用いた分析対象物質の測定方法
JP2012036188A (ja) * 2004-07-30 2012-02-23 Acrymed Inc 抗菌銀組成物
WO2012025822A1 (en) 2010-08-27 2012-03-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Lustrous electromagnetic wave transmissive coating film, electromagnetic wave transmissive coating material composition for forming this film, and method of forming electromagnetic wave transmissive coating film therewith
US8182574B2 (en) 2003-09-05 2012-05-22 Mitsubishi Materials Corporation Metal fine particles, composition containing the same, and production method for producing metal fine particles
JP2012511627A (ja) * 2008-12-12 2012-05-24 ビック−ケミー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 金属ナノ粒子の製造方法及びこれによって得られるナノ粒子及びその使用
EP2383057A3 (en) * 2010-04-06 2012-05-30 Fujifilm Corporation Flat metal particle-containing composition and heat ray-shielding material
JP2012512323A (ja) * 2008-12-16 2012-05-31 アクゾ ノーベル コーティングス インターナショナル ビー ヴィ 銀粒子の水性分散液
JP2012512322A (ja) * 2008-12-16 2012-05-31 アクゾ ノーベル コーティングス インターナショナル ビー ヴィ 金属粒子の水性分散液
JP2012131948A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Sumitomo Bakelite Co Ltd 樹脂組成物、プリプレグ、積層板、樹脂シート、プリント配線板及び半導体装置
WO2012102286A1 (ja) 2011-01-26 2012-08-02 丸善石油化学株式会社 金属ナノ粒子複合体及びその製造方法
JP2012167290A (ja) * 2012-06-15 2012-09-06 Ube Industries Ltd 着色ポリアミド微粒子およびその製造方法
JP2014040661A (ja) * 2006-07-21 2014-03-06 Valtion Teknillinen Tutkimuskeskus 導体および半導体の製造方法
US8709296B2 (en) 2004-06-25 2014-04-29 Mitsubishi Materials Corporation Metal colloidal particles, metal colloid and use of metal colloid
JP2014189680A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Toppan Forms Co Ltd 銀インク組成物及び導電体
KR20150034126A (ko) 2012-07-24 2015-04-02 디아이씨 가부시끼가이샤 금속 나노 입자 복합체, 금속 콜로이드 용액 및 그들의 제조 방법
CN104874814A (zh) * 2015-05-15 2015-09-02 皖南医学院 氢氧化金纳米球、多孔/空心金纳米材料及其制备方法
KR20160070797A (ko) 2013-12-05 2016-06-20 디아이씨 가부시끼가이샤 금속 나노입자-보호 중합체 및 금속 콜로이드 용액, 및 그의 제조 방법
JPWO2014046306A1 (ja) * 2012-09-21 2016-08-18 住友化学株式会社 導電性膜形成用の組成物
JP2016532779A (ja) * 2013-08-09 2016-10-20 ライプニッツ−インスティトゥート フィア ノイエ マテリアーリエン ゲマインニュッツィゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクタ ハフトゥンク 表面改質金属コロイド及びその製造方法
KR20170040368A (ko) 2013-04-24 2017-04-12 디아이씨 가부시끼가이샤 금속 나노 입자 보호 폴리머, 금속 콜로이드 용액 및 그들의 제조 방법
JP2018057683A (ja) * 2016-10-07 2018-04-12 株式会社ミキモト装身具 七宝製品の製造方法
WO2018116980A1 (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 東洋製罐グループホールディングス株式会社 金属微粒子、金属微粒子含有分散液及びその製造方法
JP2019026652A (ja) * 2017-07-25 2019-02-21 コニカミノルタ株式会社 インクジェットインク、画像形成方法、及び画像形成物
WO2019131435A1 (ja) * 2017-12-26 2019-07-04 コニカミノルタ株式会社 銀ナノ粒子分散液の製造方法、銀ナノ粒子分散液、インクジェットインクおよびそれを用いた画像形成方法
JP2020033635A (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 花王株式会社 水系金属微粒子分散体の製造方法
KR20210112830A (ko) 2020-03-06 2021-09-15 유한회사 대동 금속 나노입자 분산 안정제, 금속 콜로이드 용액 및 이의 제조방법

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5636208B2 (ja) 2010-04-07 2014-12-03 富士フイルム株式会社 熱線遮蔽用金属平板状粒子含有組成物

Cited By (117)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001079382A (ja) * 1999-09-13 2001-03-27 I Betsukusu:Kk 金属コロイドの製造方法およびその方法によって製造された金属コロイド
JP2002285207A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Nippon Paint Co Ltd 白金コロイド水溶液、その製造方法及び白金の担持方法
WO2002094953A1 (fr) * 2001-05-21 2002-11-28 Nippon Paint Co., Ltd. Solution alcoolique colloidale de metal noble ou de cuivre, procede permettant de produire cette solution et composition de revetement
WO2002094954A1 (en) * 2001-05-21 2002-11-28 Nippon Paint Co., Ltd. Process for producing high-concentration colloidal metal solution
JPWO2002094954A1 (ja) * 2001-05-21 2004-09-09 日本ペイント株式会社 金属コロイド高濃度溶液の製造方法
JPWO2002094953A1 (ja) * 2001-05-21 2004-10-07 日本ペイント株式会社 貴金属又は銅のコロイドのアルコール溶液及びその製造方法並びにコーティング用組成物
JP2003103158A (ja) * 2001-09-28 2003-04-08 Nippon Paint Co Ltd 高濃度金属コロイド粒子溶液、その製造方法及び金属性被膜の形成方法
JP2005519761A (ja) * 2002-02-04 2005-07-07 ナノフェイズ テクノロジーズ コーポレイション 水性媒体中の安定なナノ粒子分散体
WO2003087248A1 (fr) * 2002-04-15 2003-10-23 Kuboko Paint Co., Ltd. Revetement en poudre dispersee dans l'eau, procede de production correspondant, et procede d'echantillonnage de la couleur
JP2004075703A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Nippon Paint Co Ltd 金属コロイド溶液の製造方法及び金属コロイド溶液
JP2005120074A (ja) * 2003-08-11 2005-05-12 L'oreal Sa 安定化し、場合によっては被覆した金属粒子を含む化粧品組成物
EP1506765A1 (fr) * 2003-08-11 2005-02-16 L'oreal Composition cosmétique comprenant des particules metalliques stabilisées, eventuellement enrobées
FR2858766A1 (fr) * 2003-08-11 2005-02-18 Oreal Composition cosmetique comprenant des particules metalliques stabilisees, eventuellement enrobees
EP2189232A1 (en) 2003-09-05 2010-05-26 Mitsubishi Materials Corporation Metal microparticle, composition containing the same and process for producing metal microparticle
EP2165791A2 (en) 2003-09-05 2010-03-24 Mitsubishi Materials Corporation Metal microparticle, composition containing the same and process for producing metal microparticle
US8182574B2 (en) 2003-09-05 2012-05-22 Mitsubishi Materials Corporation Metal fine particles, composition containing the same, and production method for producing metal fine particles
WO2005023466A1 (ja) 2003-09-05 2005-03-17 Mitsubishi Materials Corporation 金属微粒子、それを含む組成物、および金属微粒子の製造方法
US7691175B2 (en) 2003-10-15 2010-04-06 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Granular metal powder
US7510592B2 (en) 2003-12-26 2009-03-31 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Method of producing metal powder
WO2005078031A1 (ja) * 2004-02-17 2005-08-25 Meiji University Legal Person コロイダル金属含有漆系塗料及び漆塗装材
US7655086B2 (en) 2004-02-17 2010-02-02 Meiji University Legal Person Colloidal metal-containing Urushi lacquer and Urushi lacquered article
EP1571186A1 (en) * 2004-03-01 2005-09-07 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Metallic colloidal solution and ink jet ink using it
US7608203B2 (en) 2004-03-01 2009-10-27 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Metallic colloidal solution and inkjet-use metallic ink
US7445731B2 (en) 2004-03-01 2008-11-04 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Metallic colloidal solution and inkjet-use metallic ink
DE112005000678B4 (de) * 2004-03-29 2010-11-04 Nippon Paint Co., Ltd. Verfahren zum Bilden eines glänzenden und/oder glitzernden Beschichtungsfilms und glänzender und/oder glitzernder beschichteter Gegenstand
GB2429665A (en) * 2004-03-29 2007-03-07 Nippon Paint Co Ltd Method of forming bright coating film and bright coated article
US7166330B2 (en) 2004-03-29 2007-01-23 Nippon Paint Co., Ltd. Method for forming a glittering coating film
WO2005092519A1 (ja) * 2004-03-29 2005-10-06 Nippon Paint Co., Ltd. 光輝性塗膜形成方法および光輝性塗装物
GB2429665B (en) * 2004-03-29 2009-07-08 Nippon Paint Co Ltd Method of forming bright coating film and bright coated article
US8709296B2 (en) 2004-06-25 2014-04-29 Mitsubishi Materials Corporation Metal colloidal particles, metal colloid and use of metal colloid
KR101125491B1 (ko) * 2004-07-08 2012-03-21 다이닛뽄도료가부시키가이샤 금속 미립자의 제조 방법, 및 그것에 의해 제조된 금속미립자, 그리고 그것을 함유하여 이루어지는 조성물,광흡수재, 응용품
WO2006006462A1 (ja) * 2004-07-08 2006-01-19 Mitsubishi Materials Corporation 金属微粒子の製造方法、およびそれにより製造された金属微粒子、並びにそれを含有してなる組成物、光吸収材、応用品
US7527668B2 (en) 2004-07-08 2009-05-05 Mitsubishi Materials Corporation Method for manufacturing metal fine particles, metal fine particles manufactured thereby, and composition, light absorbing material and applied products containing the same
EP1769867A1 (en) * 2004-07-08 2007-04-04 Mitsubishi Materials Corporation Method for producing metal fine particle, metal fine particle produced thereby, composition containing same, light absorbing material, and application thereof
EP1769867A4 (en) * 2004-07-08 2008-06-04 Mitsubishi Materials Corp METHOD FOR PRODUCING METAL PARTICLES, METAL PARTICLES PRODUCED THEREwith, SELF-CONTAINING COMPOSITION, LIGHT ABSORBING MATERIAL AND APPLICATION THEREOF
JP2012036188A (ja) * 2004-07-30 2012-02-23 Acrymed Inc 抗菌銀組成物
JP2006052238A (ja) * 2004-08-09 2006-02-23 Mitsuboshi Belting Ltd 非水溶性高分子顔料分散剤で保護された銀コア−金シェル微粒子の製造方法
JP4705347B2 (ja) * 2004-08-09 2011-06-22 三ツ星ベルト株式会社 非水溶性高分子顔料分散剤で保護された銀コア−金シェル微粒子の製造方法
EP1781745A4 (en) * 2004-08-24 2008-08-27 Lexmark Int Inc METAL COLLOID DISPERSIONS AND ITS ACOUSTIC METAL INKS
JP4639735B2 (ja) * 2004-10-01 2011-02-23 宇部興産株式会社 金属微粒子−複合体顔料
JP2006104254A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Ube Ind Ltd 金属微粒子−複合体顔料
WO2006062160A1 (ja) 2004-12-10 2006-06-15 Mitsubishi Materials Corporation 金属微粒子とその製造方法とその含有組成物ならびにその用途
US7846976B2 (en) 2004-12-10 2010-12-07 Mitsubishi Materials Corporation Metallic fine particles, process for producing the same, composition containing the same, and use thereof
US8227022B2 (en) 2005-01-10 2012-07-24 Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Of Jerusalem Method of forming aqueous-based dispersions of metal nanoparticles
WO2006072959A1 (en) * 2005-01-10 2006-07-13 Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Of Jerusalem Aqueous-based dispersions of metal nanoparticles
JP2006225712A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Nippon Paint Co Ltd 無電解メッキ用触媒及び無電解メッキ方法
JP4632301B2 (ja) * 2005-02-17 2011-02-16 日本ペイント株式会社 無電解メッキ用触媒及び無電解メッキ方法
US7560051B2 (en) 2005-03-18 2009-07-14 Seiko Epson Corporation Metal particle dispersion liquid, method for manufacturing metal particle dispersion liquid, method for manufacturing conductive-film-forming substrate, electronic device and electronic apparatus
US7767115B2 (en) 2005-03-18 2010-08-03 Seiko Epson Corporation Metal particle dispersion liquid, method for manufacturing metal particle dispersion liquid, method for manufacturing conductive-film-forming substrate, electronic device and electronic apparatus
JP4562688B2 (ja) * 2005-05-23 2010-10-13 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 導電性インク、その製造方法および導電性基板
JP2006332051A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 導電性インク、その製造方法および導電性基板
US7981327B2 (en) 2005-10-14 2011-07-19 Toyo Ink Mfg. Co. Ltd. Method for producing metal particle dispersion, conductive ink using metal particle dispersion produced by such method, and conductive coating film
WO2007043664A1 (ja) 2005-10-14 2007-04-19 Toyo Ink Mfg. Co., Ltd. 金属微粒子分散体の製造方法、該方法で製造された金属微粒子分散体を用いた導電性インキ、および導電性被膜
US8440110B2 (en) 2005-10-14 2013-05-14 Toyo Ink Mfg Co., Ltd. Method for producing metal particle dispersion, conductive ink using metal particle dispersion produced by such method, and conductive coating film
JP2009526132A (ja) * 2006-02-08 2009-07-16 アクリメッド インコーポレイテッド 金属ナノ粒子処理表面用の方法および組成物
WO2007094361A1 (ja) 2006-02-16 2007-08-23 Idemitsu Kosan Co., Ltd. 有機薄膜トランジスタ及び有機薄膜発光トランジスタ
WO2007126012A1 (ja) 2006-04-28 2007-11-08 Toyo Ink Mfg. Co., Ltd. 導電性被膜の製造方法
US8313800B2 (en) 2006-04-28 2012-11-20 Toyo Ink Mfg. Co., Ltd. Method for producing conductive coating film
JP2008007849A (ja) * 2006-06-01 2008-01-17 Nippon Paint Co Ltd 無電解めっき用プライマー組成物及び無電解めっき方法
US7535626B2 (en) 2006-06-06 2009-05-19 Konica Minolta Opto, Inc. Shape-variable optical element, optical device and image pickup apparatus
US7696122B2 (en) * 2006-07-05 2010-04-13 Cabot Corporation Electrocatalyst inks for fuel cell applications
US9011762B2 (en) 2006-07-21 2015-04-21 Valtion Teknillinen Tutkimuskeskus Method for manufacturing conductors and semiconductors
JP2014040661A (ja) * 2006-07-21 2014-03-06 Valtion Teknillinen Tutkimuskeskus 導体および半導体の製造方法
EP2050792A1 (en) * 2006-08-09 2009-04-22 DIC Corporation Metal nanoparticle dispersion and process for producing the same
WO2008018123A1 (fr) 2006-08-09 2008-02-14 Dic Corporation Dispersion de nanoparticules métalliques et leur procédé de production
EP2050792A4 (en) * 2006-08-09 2012-10-03 Dainippon Ink & Chemicals METAL NANOPARTICLE DISPERSION AND MANUFACTURING METHOD THEREFOR
KR100987973B1 (ko) * 2006-08-09 2010-10-18 디아이씨 가부시끼가이샤 금속 나노 입자 분산체와 그 제조 방법
JP2008088296A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Ube Ind Ltd 着色ポリアミド微粒子およびその製造方法
WO2008044695A1 (fr) 2006-10-12 2008-04-17 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Dispositif de transistor organique à couche mince et transistor organique à couche mince émetteur de lumière
WO2008059817A1 (fr) 2006-11-14 2008-05-22 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Transistor mince film organique et transistor électrolumiscent à mince film organique
WO2008059816A1 (fr) 2006-11-14 2008-05-22 Idemitsu Kosan Co., Ltd. Transistor en couche mince organique et transistor en couche mince organique photoémetteur
EP1939330A1 (en) 2006-12-25 2008-07-02 FUJIFILM Corporation Microstructure and method of manufacturing the same
WO2009008390A1 (ja) 2007-07-06 2009-01-15 M.Technique Co., Ltd. 金属微粒子の製造方法及びその金属微粒子を含む金属コロイド溶液
US8747699B2 (en) 2007-07-06 2014-06-10 M. Technique Co., Ltd. Method for producing metal microparticles, and metal colloidal solution containing the metal microparticles
JP2009221591A (ja) * 2007-08-31 2009-10-01 Dowa Electronics Materials Co Ltd 銀粉の製造方法
WO2009041254A1 (ja) 2007-09-26 2009-04-02 Idemitsu Kosan Co., Ltd. 有機薄膜トランジスタ
JP2009120940A (ja) * 2007-11-09 2009-06-04 Samsung Electro Mech Co Ltd 金属ナノ粒子の製造方法
JP2009235474A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Dowa Electronics Materials Co Ltd 銀粉の製造方法
EP2332640A4 (en) * 2008-08-22 2011-10-26 Nissan Chemical Ind Ltd METAL MICROPARTICLE DISPERSION PRODUCTS WITH BRANCHED POLYMER COMPOUND WITH AN AMMONIUM GROUP
US10597491B2 (en) 2008-08-22 2020-03-24 Nissan Chemical Corporation Metal fine particle dispersant containing branched polymer compound having ammonium group
JP2015166084A (ja) * 2008-08-22 2015-09-24 日産化学工業株式会社 アンモニウム基を有する分岐高分子化合物からなる金属微粒子分散剤
JP5761995B2 (ja) * 2008-08-22 2015-08-12 国立大学法人九州大学 アンモニウム基を有する分岐高分子化合物からなる金属微粒子分散剤
WO2010021386A1 (ja) * 2008-08-22 2010-02-25 日産化学工業株式会社 アンモニウム基を有する分岐高分子化合物からなる金属微粒子分散剤
US8722562B2 (en) 2008-08-22 2014-05-13 Nissan Chemical Industries, Ltd. Metal fine particle dispersant containing branched polymer compound having ammonium group
JP2010070793A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Dowa Electronics Materials Co Ltd 球状銀粉およびその製造方法
JP2010126761A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Sumitomo Chemical Co Ltd 銀ナノ構造体の製造方法
JP2012511627A (ja) * 2008-12-12 2012-05-24 ビック−ケミー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 金属ナノ粒子の製造方法及びこれによって得られるナノ粒子及びその使用
JP2012512322A (ja) * 2008-12-16 2012-05-31 アクゾ ノーベル コーティングス インターナショナル ビー ヴィ 金属粒子の水性分散液
JP2012512323A (ja) * 2008-12-16 2012-05-31 アクゾ ノーベル コーティングス インターナショナル ビー ヴィ 銀粒子の水性分散液
JP2010196087A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Fukuda Metal Foil & Powder Co Ltd 金属超微粒子分散インキおよびその製造方法
EP2383057A3 (en) * 2010-04-06 2012-05-30 Fujifilm Corporation Flat metal particle-containing composition and heat ray-shielding material
WO2011129220A1 (ja) 2010-04-14 2011-10-20 日東紡績株式会社 試料中の分析対象物質を測定するための検査器具及びそれを用いた分析対象物質の測定方法
US10670586B2 (en) 2010-04-14 2020-06-02 Nitto Boseki Co., Ltd. Test instrument for measuring analyte in sample by an aggregation assay using a metal colloid and using a reagent attached in a dry state in a reaction chamber, and method for measuring analyte using same
WO2012025822A1 (en) 2010-08-27 2012-03-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Lustrous electromagnetic wave transmissive coating film, electromagnetic wave transmissive coating material composition for forming this film, and method of forming electromagnetic wave transmissive coating film therewith
JP2012131948A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Sumitomo Bakelite Co Ltd 樹脂組成物、プリプレグ、積層板、樹脂シート、プリント配線板及び半導体装置
WO2012102286A1 (ja) 2011-01-26 2012-08-02 丸善石油化学株式会社 金属ナノ粒子複合体及びその製造方法
US9598553B2 (en) 2011-01-26 2017-03-21 Maruzen Petrochemical Co., Ltd. Metal nanoparticle composite and method for producing the same
JP2012167290A (ja) * 2012-06-15 2012-09-06 Ube Industries Ltd 着色ポリアミド微粒子およびその製造方法
US10000651B2 (en) 2012-07-24 2018-06-19 Dic Corporation Metal nanoparticle composite body, metal colloidal solution, and methods for producing these
KR20150034126A (ko) 2012-07-24 2015-04-02 디아이씨 가부시끼가이샤 금속 나노 입자 복합체, 금속 콜로이드 용액 및 그들의 제조 방법
JPWO2014046306A1 (ja) * 2012-09-21 2016-08-18 住友化学株式会社 導電性膜形成用の組成物
US9758688B2 (en) 2012-09-21 2017-09-12 Sumitomo Chemical Company, Limited Composition for forming conductive film
JP2014189680A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Toppan Forms Co Ltd 銀インク組成物及び導電体
KR20170040368A (ko) 2013-04-24 2017-04-12 디아이씨 가부시끼가이샤 금속 나노 입자 보호 폴리머, 금속 콜로이드 용액 및 그들의 제조 방법
JP2016532779A (ja) * 2013-08-09 2016-10-20 ライプニッツ−インスティトゥート フィア ノイエ マテリアーリエン ゲマインニュッツィゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクタ ハフトゥンク 表面改質金属コロイド及びその製造方法
KR20160070797A (ko) 2013-12-05 2016-06-20 디아이씨 가부시끼가이샤 금속 나노입자-보호 중합체 및 금속 콜로이드 용액, 및 그의 제조 방법
CN104874814A (zh) * 2015-05-15 2015-09-02 皖南医学院 氢氧化金纳米球、多孔/空心金纳米材料及其制备方法
JP2018057683A (ja) * 2016-10-07 2018-04-12 株式会社ミキモト装身具 七宝製品の製造方法
KR20190098186A (ko) * 2016-12-20 2019-08-21 도요세이칸 그룹 홀딩스 가부시키가이샤 금속 미립자, 금속 미립자 함유 분산액 및 그 제조 방법
JP2018100234A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 東罐マテリアル・テクノロジー株式会社 金属微粒子、金属微粒子含有分散液及びその製造方法
WO2018116980A1 (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 東洋製罐グループホールディングス株式会社 金属微粒子、金属微粒子含有分散液及びその製造方法
US11219947B2 (en) 2016-12-20 2022-01-11 Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. Fine metal particles, dispersion solution containing fine metal particles, and process for the production thereof
JP2019026652A (ja) * 2017-07-25 2019-02-21 コニカミノルタ株式会社 インクジェットインク、画像形成方法、及び画像形成物
WO2019131435A1 (ja) * 2017-12-26 2019-07-04 コニカミノルタ株式会社 銀ナノ粒子分散液の製造方法、銀ナノ粒子分散液、インクジェットインクおよびそれを用いた画像形成方法
JPWO2019131435A1 (ja) * 2017-12-26 2020-12-10 コニカミノルタ株式会社 銀ナノ粒子分散液の製造方法、銀ナノ粒子分散液、インクジェットインクおよびそれを用いた画像形成方法
JP2020033635A (ja) * 2018-08-31 2020-03-05 花王株式会社 水系金属微粒子分散体の製造方法
KR20210112830A (ko) 2020-03-06 2021-09-15 유한회사 대동 금속 나노입자 분산 안정제, 금속 콜로이드 용액 및 이의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3594803B2 (ja) 2004-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3594803B2 (ja) 貴金属又は銅のコロイド溶液及びその製造方法並びに塗料組成物及び樹脂成型物
JP3594069B2 (ja) 貴金属又は銅の固体ゾル及び製造方法並びに塗料組成物及び樹脂成型物
JPH11319538A (ja) 貴金属又は銅のコロイドの製造方法
JP4346510B2 (ja) 貴金属又は銅のコロイド溶液及びその製造方法並びに塗料組成物及び樹脂成型物
US7682443B2 (en) Organic-pigment aqueous dispersion, method of producing the same, and colored coating composition and coated article using the same
JP5662034B2 (ja) カラーフィルター用赤色顔料分散物、その製造方法及びそれを含有するカラーフィルター用顔料分散レジスト組成物
TW593571B (en) Process for producing suffocated solid particles
CN101287565A (zh) 形状各向异性金属微粒的制造方法、着色组合物、感光性转印材料、带黑色图像的基板、滤色器及液晶显示元件
JPH09176511A (ja) 顔料分散体組成物およびカラーレジストインキ
US20080182917A1 (en) Production method of encapsulated material, and encapsulated material
JP7112398B2 (ja) 水性ボールペン用インク組成物
EP3670549A1 (en) Nanoscale water-based narrow-molecular-weight distribution acrylic copolyester and preparation therefor
JPH03258868A (ja) インク組成物
JP2001181528A (ja) 着色微粒子、着色樹脂エマルジョン及びインクジェット印刷用インク
EP1953197A1 (en) Hydrophobic Metal and Metal Oxide Particles with Unique Optical Properties
WO2003081298A1 (fr) Composition de reserve a dispersion de pigments pour filtres en couleur
JP4070741B2 (ja) 貴金属又は銅の固体ゾル及び製造方法並びに塗料組成物及び樹脂組成物
JP2002121417A (ja) 着色微粒子エマルジョン
JPH11236521A (ja) 光輝性塗料組成物、光輝性塗膜形成方法及び光輝性塗装物
US20040211979A1 (en) Circuit board and method for manufacturing the circuit board
KR20160018357A (ko) 컬러필터용 적색 착색제 조성물
JPWO2002094953A1 (ja) 貴金属又は銅のコロイドのアルコール溶液及びその製造方法並びにコーティング用組成物
DE112004000611T5 (de) Polyanilinhaltige Zusammensetzung
EP2112190A1 (en) Water-insoluble colorant dispersion and production method thereof, and recording liquid, ink set, printed article, image-forming method and image-forming apparatus using the same
JP4276692B2 (ja) 光輝性塗料組成物、光輝性塗膜形成方法及び光輝性塗装物

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040324

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees