JPH1179465A - 給紙装置および給紙装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送性能に影響を与えず、レジスト動作が可
能であり、かつ、低コストな給紙装置を提供する。 【解決手段】 シートを搬送する搬送ローラと、積載さ
れたシートの束から前記搬送ローラにシートを送り出す
給送ローラと、前記搬送ローラと前記給送ローラとを駆
動する単一の駆動源と、前記駆動源の駆動を選択的に前
記給送ローラに伝達するクラッチ手段と、前記搬送ロー
ラを回転させるために駆動の伝達を受ける第１の歯車
と、前記第１の歯車と噛み合って前記駆動源の駆動を伝
達する第２の歯車とを有し、前記第１または第２の歯車
のうち少なくとも一方を移動させることによって前記搬
送ローラへの駆動の伝達を断つ断接手段手段と、を有す
ることを特徴とする給紙装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
ビームプリンター、インクジェットプリンター、ファク
シミリ、スキャナ等の画像入出力装置、その他のシート
材使用装置に於ける給紙装置に関する。

【０００２】シート材は、例えば転写材、記録紙、印刷
紙、ＯＨＰ用紙、原稿、封筒、葉書、カード、フィルム
等である。材質は紙に限らず、プラスチック、金属、布
等であってもよい。

【０００３】

【従来の技術】従来の給紙装置を図９に示す。

【０００４】６１は、カセット６２内に積載された記録
紙であり、給紙ローラ６３によって繰り出され、記録ヘ
ッド６４ａなどから成る、記録部６４へと給紙される。
６５は搬送ローラであり、対向配置されたレジストコロ
６６との挟持により、記録部６４において記録紙６１を
搬送するものである。

【０００５】６７は、前記給紙ローラ６３、及び搬送ロ
ーラ６５を駆動するモータであり、その回転は、モータ
歯車６８から、給紙連結歯車６９を介し、給紙歯車７０
へと回転伝達され、また、モータ歯車６８から、搬送連
結歯車７１を介し、搬送歯車７２へと回転伝達される。

【０００６】また、給紙歯車７０には、例えばスプリン
グなどから成る一方向クラッチ７３が、設けられてお
り、給紙歯車７０の回転は一方向のみ給紙ローラ６３へ
伝達され、他方向の回転は伝達されない。ここでは、給
紙歯車７０が時計方向（図中破線矢印方向）に回転する
とき、一方向クラッチ７３がロックし、給紙ローラ６３
は給紙歯車７０と一体となって同一方向に回転し、ま
た、給紙歯車７０が反時計方向に回転するとき、一方向
クラッチ７３がフリーになり、給紙ローラ６３は停止
し、給紙歯車７０は空回りする。

【０００７】また、同様に搬送歯車７２にも、同様の一
方向クラッチ７４が、設けられており、搬送歯車７２の
回転は一方向のみ搬送ローラ６５へ伝達され、他方向の
回転は伝達されない。ここでは、搬送歯車７２が反時計
方向（図中実線矢印方向）に回転するとき、一方向クラ
ッチ７４がロックし、搬送ローラ６５は搬送歯車７２と
一体となって同一方向に回転し、また、搬送歯車７２が
時計方向に回転するとき、一方向クラッチ７４がフリー
になり、搬送ローラ６５は停止し、搬送歯車７２は空回
りする。

【０００８】前記構成による動作は、まず、モータ歯車
６８が、時計方向に回転すると、給紙ローラ６３が回転
するとともに、搬送ローラ６５が停止する。よって、記
録紙６１が繰り出され、下流へと搬送され、搬送ローラ
６５とレジストコロ６６とのニップ部へと突入する。こ
の時、搬送ローラ６５は回転停止しているため、ニップ
部で記録紙先端の斜行が補正され、いわゆる、つきあて
レジスト動作が行われる事になる。

【０００９】その後、モータ歯車６８が、反時計方向に
回転すると、給紙ローラ６３が停止するとともに、搬送
ローラ６５が回転し、記録紙６１は、さらに下流へ搬送
され、記録ヘッド６４ａにて、画像形成される。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】前記従来例は、ローラ
の駆動源が単一のモータで、かつ突き当てレジスト動作
を実現させる構成である。ところが、搬送ローラ６５の
駆動経路にクラッチが存在するために、記録部での記録
紙搬送精度に悪影響を与えてしまう欠点があった。

【００１１】すなわち、たとえばクラッチがスプリング
を巻き回した、いわゆるバネクラッチの場合、スプリン
グ内周面での摩擦が安定せず、搬送歯車７２と搬送ロー
ラ６５との間で、スリップが生じ、搬送ローラ６５の回
転にむらが発生する。特に、キャリジ走査によって所定
幅の画像の記録を行うたびにシートを記録幅分搬送する
ことによって、記録を行なうインクジェット記録装置に
おいては、搬送ローラの回転むらは、画像のつなぎめの
ぬけやダブり書きとなり、著しく画像品位を損なうもの
であった。

【００１２】また、仮に搬送ローラ、給紙ローラ、各々
に専用モータを設ければ、クラッチは不要であるが、高
価なモータを２個使うため、製品コストが著しく高くな
ってしまう。

【００１３】また、記録部６４を画像読取り部におきか
えたスキャナに関しても同様であり、クラッチによる搬
送ローラの回転むらは、入力画像を著しく品位低下させ
るものであった。

【００１４】このように、従来技術では、記録及び読取
り性能に影響を与えず、レジスト動作が可能であり、か
つ、低コストで実現する画像入出力装置の給紙装置は皆
無であった。

【００１５】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
る。

【００１６】本発明の目的は、 （１）搬送性能に影響を与えず、レジスト動作が可能で
あり、かつ、低コストで、給紙装置を実現する事であ
る。 （２）（１）の給紙装置が画像形成装置や読取装置に適
用されたものであっても、上記給紙装置を実現する事で
ある。 （３）読取り性能に影響を与えず、レジスト動作が可能
であり、かつ、低コストで、読取り装置の給紙装置を実
現する事である。 （４）（３）の読取り装置が光学センサとローラとから
構成されていても、上記給紙装置を実現する事である。 （５）（１）の記録装置及び（３）の読取り装置の構成
に限定されることなく、給紙装置を実現する事である。

【００１７】

【課題を解決するための手段】本発明の構成は、シート
を搬送する搬送ローラと、積載されたシートの束から前
記搬送ローラにシートを送り出す給送ローラと、前記搬
送ローラと前記給送ローラとを駆動する単一の駆動源
と、前記駆動源の駆動を選択的に前記給送ローラに伝達
するクラッチ手段と、前記搬送ローラを回転させるため
に駆動の伝達を受ける第１の歯車と、前記第１の歯車と
噛み合って前記駆動源の駆動を伝達する第２の歯車とを
有し、前記第１または第２の歯車のうち少なくとも一方
を移動させることによって前記搬送ローラへの駆動の伝
達を断つ断接手段手段と、を有することを特徴とする給
紙装置である。

【００１８】

【発明の実施の形態】次に前記手段を適用した給紙装置
の実施形態について説明する。

【００１９】〔第一実施形態〕図１は、本発明による給
紙装置を適用したインクジェットプリンタの構造を示す
概略断面図。図２、図３は、前記インクジェットプリン
タの平面図。図４乃至図７は駆動部の説明図である。

【００２０】まず、構成を説明する。

【００２１】１は、フィーダ２内で中板３上に積載され
たシート束を構成する記録紙であり、給送ローラ、ある
いは給紙ローラ４によって繰り出され、記録ヘッド５ａ
などから成る、記録部５へと給紙される。給紙ローラ４
は所定の角度範囲θにおいて前記シート束と接触しない
小径部を有している。６は搬送ローラであり、対向配置
されたレジストコロ７との挟持により、記録部５におい
て記録紙１を搬送するものである。

【００２２】記録部５はいわゆるインクジェットプリン
タであり、ヘッド５ａを乗せたキャリジ５ｂがキャリッ
ジガイド５ｃに沿って移動する走査を行い。キャリッジ
５と一体に移動するヘッド５ａが画像データに応じてイ
ンクを吐出することにより画像を形成する。

【００２３】また、搬送ローラ６の上流には、ガイド対
８ａ、８ｂでくさび形状の記録紙進入経路を形成してい
る。

【００２４】また、画像が形成された記録紙１は、排紙
ローラ対９で装置外へと排出される。また、２０は記録
紙１の先端を検出するエッジセンサである。

【００２５】次に、給紙ローラ４、搬送ローラ６、の駆
動伝達部を図４乃至図７により説明する。

【００２６】１０は、前記給紙ローラ４、及び搬送ロー
ラ６を駆動する駆動源としてのモータであり、その回転
は、モータ歯車１１から、第２の歯車としての連結歯車
１２を介し、搬送ローラ６と一体に構成された第１の歯
車としての搬送歯車１３へと回転伝達される。また、連
結歯車１２から、中間歯車１４、振り子アーム１５によ
って回動可能に支持された遊星歯車１６ａ、１６ｂを介
して、歯のない欠歯部分を有する欠歯歯車で構成された
給紙歯車１７へと回転伝達される。なお、振り子アーム
１５は中間歯車１４の回転軸と同軸に揺動可能に支持さ
れている。

【００２７】これら中間歯車１４、振り子アーム１５、
遊星歯車１６ａ、１６ｂ、給紙歯車１７はクラッチ手段
を構成する。

【００２８】ここで、図２に示すごとく連結歯車１２は
軸１８を中心に回転しており、また、歯車の回転方向と
直交する方向（軸１８に沿った方向：以下、軸方向）に
移動可能に構成されており、さらに、圧縮ばね１９によ
り一方向（図２の矢印Ａ方向）に付勢されている。ま
た、モータ歯車１１は、連結歯車１２の大歯部１２ａと
常時かみ合って回転伝達している。

【００２９】一方、図２に示すごとく、キャリジ５ｂが
待機位置５Ａにいるときは、ばね１９の付勢力により、
連結歯車１２は矢印Ａ方向に移動し、小歯部１２ｂと搬
送歯車１３とはかみ合い、モータ歯車１１の回転を連結
歯車１２に伝達可能である。

【００３０】また、図３に示す如くキャリジが給紙位置
５Ｂに移動したときは、キャリッジ５ｂの当接突起５ｄ
が連結歯車１２の大歯車部１２ａと接触し、ばね１９の
付勢力に逆らって、連結歯車１２を矢印Ｂ方向に移動さ
せ、小歯部１２ｂと搬送歯車１３とのかみ合いがはな
れ、回転伝達は行われない。さらに、キャリジ５ｂが再
び待機位置５Ａへ戻ると、連結歯車１２は、ばね１９の
付勢力により、再び、搬送歯車１３とかみ合い、回転伝
達を復活させる。

【００３１】このようにキャリッジ５とばね１９が搬送
ローラの駆動伝達を断接する断接手段を構成している。

【００３２】一方、連結歯車１２ａと中間歯車１４、さ
らには、中間歯車１４と遊星歯車１６ａ、１６ｂとは、
常時かみ合い回転伝達している。また、遊星歯車１６ｂ
は、振り子アーム１５の回動により、給紙歯車１７とか
み合ったり離れたりする。

【００３３】図２に示すごとく、キャリジ５ｂが待機位
置５Ａにあり、図４に示すようにモータ１０によってモ
ータ歯車１１を反時計方向に回転させたときには、各歯
車は図４の矢印で示した方向に回転し、振り子アーム１
５は、中間歯車１４の回転力により図４中反時計方向に
回動し、図４の位置、すなわち、遊星歯車１６ｂと給紙
歯車１７とのかみ合いが開放される位置にある。このと
き搬送歯車１３が反時計方向に回転するので搬送ローラ
６は記録紙を所定方向に搬送する方向に回転する。

【００３４】また、給紙歯車１７は、歯部１７ａと欠歯
部１７ｂを有し、待機状態では、中間歯車１４の歯部
は、欠歯部１７ｂに対向した位置に有り、中間歯車１４
の回転は、給紙歯車１７に伝達されていない。

【００３５】一方、図３に示す如く、キャリジ５ｂが給
紙位置５Ｂに移動したときには、振り子アーム１５は、
キャリッジ５ｂに形成されたカム面と当接して、時計方
向に回動し、図５の位置、すなわち、遊星歯車１６ｂと
給紙歯車１７とがかみ合う位置になる。そして、遊星歯
車１６ｂによって回転させられることによって給紙歯車
１７が中間歯車１４と直接噛み合うようになると、欠歯
部１７ｂが中間歯車１４と対向するまで給紙歯車１７は
回転を続ける。すなわち、キャリッジ５ｂ、遊星歯車１
６ｂ等は、給紙歯車１７を１回転させるトリガ手段を構
成する。

【００３６】また、前記モータの駆動、キャリッジの駆
動、センサの検出等の動作は、図示しない制御手段とし
ての制御部により、所定タイミングに制御され動作する
ものである。

【００３７】次に前記構成による、動作を図８を用いて
説明する。

【００３８】まず、図４の待機状態から、時刻ｔ１にお
いて給紙動作が開始されると、キャリジ５が図２の待機
位置から、図３の給紙位置へと移動する。それにより、
キャリジ５が連結歯車１２と振り子アーム１５とに当接
する。したがって、連結歯車１２は図３中矢印Ｂ方向へ
移動し、搬送歯車１３とのかみ合いを開放する。また、
図５の如く、振り子アーム１５は軸１４ａを中心として
時計方向に回動し、遊星歯車１６ｂは給紙歯車１７とか
みあう。

【００３９】次に、時刻ｔ２においてモータ１０が反時
計方向に回転すると、はじめ、遊星歯車１６ｂと給紙歯
車１７とが、かみあい回転し、遊星歯車１６ｂから給紙
歯車１７に回転が伝達されて給紙ローラ４が回転し（図
５）、記録紙１が繰り出される。給紙歯車１７の回転に
よって図６のように欠歯部１７ｂが移動して、中間歯車
１４と給紙歯車１７ａがかみ合うようになり、駆動が伝
達される。また、この時、搬送ローラ６は停止してい
る。

【００４０】所定量記録紙１が搬送されると、時刻ｔ３
において先端がエッジセンサ２０に至り、エッジセンサ
２０による先端検知から搬送量をカウントし、所定量の
レジスト搬送が行われる。このレジスト搬送により記録
紙１の先端は、停止している搬送ローラ６とレジストコ
ロ７とのニップに突き当てられた状態で湾曲し、斜行補
正され、いわゆる、突き当てレジスト動作が行われる。

【００４１】次に、時刻ｔ４においてキャリジ５ｂが図
３の給紙位置から、図２の待機位置へと移動する。それ
により、キャリジ５ｂが連結歯車１２および振り子アー
ム１５から離間し、したがって、連結歯車１２は図２中
矢印Ａ方向へ移動し、搬送歯車１３とかみ合う。

【００４２】また、図６の如く、遊星歯車１６は給紙歯
車１７とのかみ合いを開放するが、中間歯車１４は給紙
歯車１７とかみ合っており、給紙歯車１７にも回転伝達
される（図７）。したがって、給紙ローラ４とともに搬
送ローラ６が回転し、記録紙１を記録部５へと送り出
す。

【００４３】また、その後、給紙歯車１７は欠歯部１７
ｂの位置まで回転したところで回転を停止する（図
4）。以上で、給紙動作が終了し、その後、所定の記録
方法で画像形成が行なわれる。

【００４４】以上説明したように、本発明によれば、給
紙ローラと搬送ローラとを共通の１モータで駆動するに
もかかわらず、回転方向のクラッチを介在させずに、搬
送ローラを停止させつつ給紙ローラを回転させる事がで
き、安定した突き当てレジストが実施できる。さらに、
記録動作中のモータ回転を搬送ローラに回転伝達する駆
動経路にクラッチが介在せず、常時かみあう歯車伝達稽
古を構成でき、搬送ローラの回転精度を高め、記録画像
品質を向上させる事ができる。さらには、モータの回転
も１方向でよく、正逆転制御など複雑な制御が不要で、
クラッチ不要、１モータ、などとの構成ともあわせ、大
幅なコストダウンが実現できる。

【００４５】〔第二実施形態〕前述した実施形態では、
インクジェット記録装置における、給紙装置として構成
したが、記録装置をいわゆるコンタクトセンサなどの光
学センサに変えた、読取装置における給紙装置として構
成してもよいことは当然である。

【００４６】〔第三実施形態〕前述した実施形態では、
キャリジの移動により連結歯車を移動させたが、プラン
ジャ、モータなどを用いて、連結歯車を移動させてもよ
い。

【００４７】また連結歯車の位置を固定的にして搬送歯
車を移動させてもよい。

【００４８】

【発明の効果】

（１）記録動作中は駆動部にクラッチが介在しないので
記録性能に影響を与えず、かつ、突き当てレジストで安
定したレジスト動作が可能であり、かつ、モータを増や
したりすることなく低コストで、記録装置等に適用可能
な給紙装置を実現する事ができる。 （２）（１）の記録装置がシリアルプリンタであって
も、上記給紙装置を実現する事ができる。特に、記録画
像のつなぎ目の画像劣化を無くす事ができる。 （３）記録動作中は駆動部にクラッチが介在しないので
読取り性能に影響を与えず、かつ、突き当てレジストで
安定したレジスト動作が可能であり、かつ、モータを増
やしたりすることなく低コストで、読取り装置の給紙装
置を実現する事である。 （４）（３）の読取り装置が光学センサとローラとから
構成されていても、上記給紙装置を実現する事である。 （５）（１）の記録装置及び（３）の読取り装置の構成
に限定されることなく、給紙装置を実現する事である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による給紙装置を適用したインクジェッ
トプリンタの構造を示す概略断面図。

【図２】インクジェットプリンタの平面図。

【図３】インクジェットプリンタの平面図。

【図４】インクジェットプリンタの駆動部の動作説明
図。

【図５】インクジェットプリンタの駆動部の動作説明
図。

【図６】インクジェットプリンタの駆動部の動作説明
図。

【図７】インクジェットプリンタの駆動部の動作説明
図。

【図８】インクジェットプリンタの動作を示すタイムチ
ャートある。

【図９】従来のインクジェットプリンタの構造を示す概
略断面図。

【符号の説明】

４ 給紙ローラ ５ａ 記録ヘッド ５ｂ キャリッジ ６ 搬送ローラ １０ モータ １２ 連結歯車

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 シートを搬送する搬送ローラと、 積載されたシートの束から前記搬送ローラにシートを送
   り出す給送ローラと、 前記搬送ローラと前記給送ローラとを駆動する単一の駆
   動源と、 前記駆動源の駆動を選択的に前記給送ローラに伝達する
   クラッチ手段と、 前記搬送ローラを回転させるために駆動の伝達を受ける
   第１の歯車と、 前記第１の歯車と噛み合って前記駆動源の駆動を伝達す
   る第２の歯車とを有し、 前記第１または第２の歯車のうち少なくとも一方を移動
   させることによって前記搬送ローラへの駆動の伝達を断
   つ断接手段と、 を有することを特徴とする給紙装置。
2. 【請求項２】 前記給送ローラは所定の角度範囲におい
   て前記シート束と接触しない小径部を有し、前記クラッ
   チ手段は駆動の伝達を開始すると前記給送ローラを前記
   小径部が前記シート束に対向するまで回転させて停止さ
   せる請求項１に記載の給紙装置。
3. 【請求項３】 前記クラッチ手段は前記給送ローラと同
   期回転し、歯のない欠歯部分を有する欠歯歯車と、前記
   欠歯歯車に前記駆動源の駆動を伝達する駆動歯車とを有
   し、前記駆動歯車に対して前記欠歯歯車の欠歯部が対向
   した状態から、前記欠歯歯車を回転させて前記欠歯歯車
   と前記駆動歯車とを噛み合わせるトリガ手段を有する請
   求項２に記載の給紙装置。
4. 【請求項４】 前記トリガ手段は、前記駆動歯車の駆動
   を受けて回転し、前記欠歯歯車に選択的に噛み合うこと
   によって前記欠歯歯車を前記駆動歯車と噛み合うまで回
   転させる遊星歯車を有している請求項３に記載の給紙装
   置。
5. 【請求項５】 前記搬送ローラによって搬送されるシー
   トに記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドを移動可能
   に支持するキャリッジを有し、前記キャリッジには前記
   遊星歯車を支持するアームと当接して前記遊星歯車を前
   記欠歯歯車に当接する位置に移動させるカム面が形成さ
   れている請求項４に記載の給紙装置を備えた画像形成装
   置。
6. 【請求項６】 前記キャリッジを駆動する駆動手段と、
   前記遊星歯車を前記欠歯歯車に当接する位置に移動させ
   るように前記駆動手段を制御する制御手段とを有する請
   求項５に記載の画像形成装置。
7. 【請求項７】 前記搬送ローラによって搬送されるシー
   トに記録を行う記録手段を有する請求項１に記載の給紙
   装置を備えた画像形成装置。
8. 【請求項８】 前記記録手段は記録ヘッドと、該記録ヘ
   ッドを移動可能に支持するキャリッジを有し、前記断接
   手段は前記キャリッジに設けられ、前記キャリッジの移
   動によって前記第１または第２の歯車に当接して押し動
   かす当接部を有する請求項７に記載の画像形成装置。
9. 【請求項９】 前記キャリッジを駆動する駆動手段と、
   前記第１または第２の歯車を動かすように前記駆動手段
   を制御する制御手段とを有する請求項８に記載の画像形
   成装置。