JPH1178410A - 乗用車用空気入りラジアル・タイヤ - Google Patents
乗用車用空気入りラジアル・タイヤInfo
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- JPH1178410A JPH1178410A JP10167285A JP16728598A JPH1178410A JP H1178410 A JPH1178410 A JP H1178410A JP 10167285 A JP10167285 A JP 10167285A JP 16728598 A JP16728598 A JP 16728598A JP H1178410 A JPH1178410 A JP H1178410A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/0064—Reinforcements comprising monofilaments
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
ることなく、転がり抵抗の低い乗用車用空気入りラジア
ル・タイヤを提供する。 【解決手段】 空気入りタイヤにおいて、ベルト3は、
コード方向がタイヤの周方向に対して10乃至30度程
度の角度で、層内では互いに平行に配列され、層間では
タイヤ赤道線を挟み互いに逆方向になるように積層され
た少なくとも2層の、金属コード4を多数ゴムに埋設し
て成る層で形成され、該金属コードは、断面が円形また
はほぼ円形で、直径が0.20乃至0.35mmの金属
モノフィラメント5を2乃至6本タイヤ軸方向に並べて
引き揃えた束で形成され、該ベルトを形成する2層の金
属コード層のうち、ラジアル方向外側に配置された金属
コード層のコード間隔がラジアル方向内側に配置された
金属コード層のコード間隔より大きい。
Description
するもので、特に、左右一対のビード部に設けられたビ
ード・コアーと、クラウン部から両サイド部を経て両ビ
ード部に延び、該ビード・コアーに巻回されてビード部
に係留されたラジアル・カーカスと、該ラジアル・カー
カスのクラウン部ラジアル方向外側に配置されたベルト
とを備えた乗用車用空気入りラジアル・タイヤに関する
ものである。
ル・タイヤのベルトは、コード方向がタイヤの周方向に
対して10乃至30度程度の角度で、層内では互いに平
行に配列され、層間ではタイヤ赤道線を挟み互いに逆方
向になるように積層された少なくとも2層の、金属コー
ドを多数ゴムに埋設して成る層で形成され、該金属コー
ドは、金属フィラメントを3乃至5本撚り合わせて形成
した1×3、1×4または1×5構造の撚り線コード、
あるいは、金属フィラメントを2層撚り合わせて形成し
た2+7構造の撚り線コード等、直径が0.2乃至0.
3mm程度の細い金属フィラメントの撚り合わせ構造で
あった。
エネルギーの社会的要請から、乗用車用空気入りラジア
ル・タイヤにも低燃費タイヤすなわち転がり抵抗の少な
いタイヤの開発が求められている。このような要請に応
えるために、従来、例えば特開昭63−19404に開
示されているように、タイヤのベルトを形成する金属コ
ードとして上記のような撚り線コードに代えて、直径が
0.35乃至0.70mmの円形断面の単線金属コード
を使用することが提案されている。しかしながら、上記
のような直径が0.35乃至0.70mmの円形断面の
単線金属コードを多数ゴムに埋設して成る層でベルトを
形成すると、タイヤの転がり抵抗は確かに低下するが、
いわゆるつづら折り路を長距離にわたって走行するな
ど、車両を繰り返し急旋回させるような使用条件下で
は、タイヤのベルトを形成する単線金属コードに折れが
発生し、これがトレッドの偏摩耗を招いてタイヤの寿命
が低下するという不具合が生じる。そこで、この単線金
属コード折れ発生の原因である歪みを緩和させるために
単純に単線金属コードの直径を小さくすると、ベルト剛
性が不足して操縦安定性能が低下するので直径を小さく
した分だけ単線金属コードの打ち込み数を多くする必要
があるが、その結果ベルトエンドの亀裂から発生するセ
パレーションに対抗する性能、すなわち、耐ベルトエン
ドセパレーション性能が低下するという不具合が生じ
る。
不具合を解消して、耐ベルトエンドセパレーション性能
を低下することなく、転がり抵抗の低い乗用車用空気入
りラジアル・タイヤを提供することである。
に、本発明の空気入りタイヤは、左右一対のビード部に
設けられたビード・コアーと、クラウン部から両サイド
部を経て両ビード部に延び、該ビード・コアーに巻回さ
れてビード部に係留されたラジアル・カーカスと、該ラ
ジアル・カーカスのクラウン部ラジアル方向外側に配置
されたベルトとを備えた空気入りタイヤにおいて、
(1)該ベルトは、コード方向がタイヤの周方向に対し
て10乃至30度程度の角度で、層内では互いに平行に
配列され、層間ではタイヤ赤道線を挟み互いに逆方向に
なるように積層された少なくとも2層の、金属コードを
多数ゴムに埋設して成る層で形成され、(2)該金属コ
ードは、断面が円形またはほぼ円形で、直径が0.20
乃至0.35mmの金属モノフィラメントを2乃至6本
タイヤ軸方向に並べて引き揃えた束で形成され、(3)
該ベルトを形成する2層の金属コード層のうち、ラジア
ル方向外側に配置された金属コード層のコード間隔がラ
ジアル方向内側に配置された金属コード層のコード間隔
より大きいことを特徴とする乗用車用空気入りラジアル
・タイヤである。
成であり、特に、ベルトが少なくとも2層の、金属コー
ドを多数ゴムに埋設して成る層で形成され、この金属コ
ードは直径が0.20乃至0.35mmの金属モノフィ
ラメント2乃至6本を撚り合わせることなくタイヤ軸方
向に並べて引き揃えた束で形成され、ラジアル方向外側
に配置された金属コード層のコード間隔がラジアル方向
内側に配置された金属コード層のコード間隔より大きい
ので、耐ベルトエンドセパレーション性能を低下するこ
となく、ベルトのコードの折れ発生を防止または抑制し
た、転がり抵抗の低い乗用車用空気入りラジアル・タイ
ヤが得られる。すなわち、前述のように、いわゆるつづ
ら折り路を長距離にわたって走行するなど、車両を繰り
返し急旋回させるような使用条件下では、タイヤのベル
トに大きな変形が発生し、タイヤのベルトを形成する単
線金属コードに折れが発生しやすいが、本発明の空気入
りタイヤでは、上記のように直径が0.20乃至0.3
5mm、好ましくは0.20乃至0.33mmの金属モ
ノフィラメントが使用されているので、ベルトを形成す
る金属コードに加わる歪みが緩和され、耐ベルトコード
折れ性能の低下を防止することができる。しかしなが
ら、金属コード折れ発生の原因である歪みを緩和させる
ために上記のように金属モノフィラメントの直径を小さ
くすると、ベルト剛性が不足するので直径を小さくした
分だけ単線金属コードの打ち込み数を多くする必要があ
り、その結果金属コードの間隔が小さくなり、耐ベルト
エンドセパレーション性能が低下する。このような不具
合を解消するために、本発明の空気入りタイヤでは、上
記のように、ラジアル方向外側に配置された金属コード
層のコード間隔がラジアル方向内側に配置された金属コ
ード層のコード間隔より大きくなるように設定されてい
る。すなわち、ベルトエンドセパレーションでは、まず
外側金属コード層の端部に亀裂が生じ、この亀裂が外側
金属コード層と内側金属コード層との間を外側金属コー
ド層に沿って進展するが、本発明の空気入りタイヤで
は、上記のように、外側金属コード層のコード間隔を大
きくすることにより亀裂の進展が抑制され、一方、内側
金属コード層のコード打ち込み密度を外側金属コード層
のコード打ち込み密度より大きくすることで、上記ベル
ト剛性の不足が解消されるからである。本発明の空気入
りタイヤでは、外側金属コード層のコード間隔は内側金
属コード層のコード間隔の1.05乃至3倍であること
が好ましい。本発明の空気入りタイヤは、上記のよう
に、直径が0.20乃至0.35mmの金属モノフィラ
メントが採用されているが、この値が0.20mmより
小さくなると金属コードの打ち込み数増加では補うこと
ができない程度にベルト剛性が不足し、タイヤの操縦安
定性能が極端に低下し、一方、この値が0.35mmよ
り大きくなるとタイヤの乗り心地性能が低下するからで
ある。また、本発明の空気入りタイヤでは、上記のよう
に、金属コードは直径が0.20乃至0.35mmの金
属モノフィラメント2乃至6本を撚り合わせることなく
タイヤ軸方向に並べて引き揃えた束で形成されている
が、フィラメントを撚り合わせないことによってタイヤ
の転がり抵抗が低減し、金属コードが1本のモノフィラ
メントで形成されていると耐ベルトエンドセパレーショ
ン性能が低下し、一方、7本以上になるとカレンダー加
工性が著しく低下するからである。
2のタイヤ、従来例のタイヤおよび比較例1乃至10の
タイヤについて図面を参照して説明する。タイヤ・サイ
ズは、いずれも、PSR165SR13である。
半分の断面図であって、実施例1のタイヤは、図1に示
すように左右一対のビード部に設けられたビード・コア
ー1と、クラウン部から両サイド部を経て両ビード部に
延び、ビード・コアー1に巻回されてビード部に係留さ
れたラジアル・カーカス2と、ラジアル・カーカス2の
クラウン部ラジアル方向外側に配置されたベルト3とを
備えた乗用車用空気入りラジアル・タイヤである。ベル
ト3は、コード方向がタイヤの周方向に対して20度の
角度で、層内では互いに平行に配列され、層間ではタイ
ヤ赤道線を挟み互いに逆方向になるように積層された2
層の、多数の金属コード4をゴムに互いに平行に埋設し
て成る層31、32で形成されている。この金属コード
4は、図2に示すように、断面が円形で、直径d1およ
びd2が0.32mmおよび0.28mmの金属モノフ
ィラメント5を3本、撚り合わせることなくタイヤ軸方
向に並べて引き揃えた束で形成されている。ベルト3を
形成する2層の金属コード層31、32のうち、ラジア
ル方向外側に配置された金属コード層31のコード間隔
D1が1.03mmで、ラジアル方向内側に配置された
金属コード層32のコード間隔D2が0.72mmで、
前者が後者より0.31mm大きくなっている。これを
打ち込み数(本/50mm)であらわすと、ラジアル方
向外側に配置された金属コード層31のコード打ち込み
数N1=50/(3d1+D1)は25.1本/50m
mであり、ラジアル方向内側に配置された金属コード層
32のコード打ち込み数N2=50/(3d2+D2)
は32.0本/50mmである。
配置された金属コード層31は、金属コードが直径d1
が0.28mmの金属モノフィラメント5本で形成さ
れ、コード間隔D1が1.20mmで、コード打ち込み
数N1が19.2本/50mmで、ラジアル方向内側に
配置された金属コード層32は、金属コードが直径d2
が0.28mmの金属モノフィラメント3本で形成さ
れ、コード間隔D2が0.72mmであって、コード打
ち込み数N2が32.0本/50mmであることを除い
て、上記実施例1の空気入りタイヤとほぼ同じである。
外側に配置された金属コード層31およびラジアル方向
内側に配置された金属コード層32は、金属コードが直
径d1が0.28mmの金属モノフィラメント3本を撚
り合わせた1×3構造の撚りコードで形成され、コード
間隔Dが0.86mmであって、コード打ち込み数Nが
32.0本/50mmであることを除いて、上記実施例
1の空気入りタイヤとほぼ同じである。
向外側に配置された金属コード層31は、金属コードが
直径d1が0.16mmの金属モノフィラメント3本で
形成され、コード間隔D1が0.08mmで、コード打
ち込み数N1が88.9本/50mmで、ラジアル方向
内側に配置された金属コード層32は、金属コードが直
径d2が0.18mmの金属モノフィラメント3本で形
成され、コード間隔D2が0.17mmであって、コー
ド打ち込み数N2が70.1本/50mmであることを
除いて、上記実施例1の空気入りタイヤとほぼ同じであ
る。
向外側に配置された金属コード層31は、金属コードが
直径d1が0.45mmの金属モノフィラメント3本で
形成され、コード間隔D1が2.05mmで、コード打
ち込み数N1が14.7本/50mmで、ラジアル方向
内側に配置された金属コード層32は、金属コードが直
径d2が0.40mmの金属モノフィラメント3本で形
成され、コード間隔D2が1.56mmであって、コー
ド打ち込み数N2が18.1本/50mmであることを
除いて、上記実施例1の空気入りタイヤとほぼ同じであ
る。
向外側に配置された金属コード層31は、金属コードが
直径d1が0.28mmの金属モノフィラメント1本で
形成され、コード間隔D1が0.24mmで、コード打
ち込み数N1が96.0本/50mmで、ラジアル方向
内側に配置された金属コード層32は、金属コードが直
径d2が0.32mmの金属モノフィラメント1本で形
成され、コード間隔D2が0.34mmであって、コー
ド打ち込み数N2が75.4本/50mmであることを
除いて、上記実施例1の空気入りタイヤとほぼ同じであ
る。
向外側に配置された金属コード層31は、金属コードが
直径d1が0.32mmの金属モノフィラメント7本で
形成され、コード間隔D1が2.39mmで、コード打
ち込み数N1が10.8本/50mmで、ラジアル方向
内側に配置された金属コード層32は、金属コードが直
径d2が0.28mmの金属モノフィラメント7本で形
成され、コード間隔D2が1.69mmであって、コー
ド打ち込み数N2が13.7本/50mmであることを
除いて、上記実施例1の空気入りタイヤとほぼ同じであ
る。
向外側に配置された金属コード層31は、金属コードが
直径d1が0.28mmの金属モノフィラメント3本で
形成され、コード間隔D1が0.72mmで、コード打
ち込み数N1が32.0本/50mmで、ラジアル方向
内側に配置された金属コード層32は、金属コードが直
径d2が0.28mmの金属モノフィラメント3本で形
成され、コード間隔D2が1.03mmであって、コー
ド打ち込み数N2が25.1本/50mmであることを
除いて、上記実施例1の空気入りタイヤとほぼ同じであ
る。
向外側に配置された金属コード層31は、金属コードが
直径d1が0.16mmの金属モノフィラメント3本で
形成され、コード間隔D1が0.08mmで、コード打
ち込み数N1が88.9本/50mmで、ラジアル方向
内側に配置された金属コード層32は、金属コードが直
径d2が0.18mmの金属モノフィラメント5本で形
成され、コード間隔D2が0.29mmであって、コー
ド打ち込み数N2が42.1本/50mmであることを
除いて、上記実施例1の空気入りタイヤとほぼ同じであ
る。
向外側に配置された金属コード層31は、金属コードが
直径d1が0.45mmの金属モノフィラメント5本で
形成され、コード間隔D1が3.43mmで、コード打
ち込み数N1が8.8本/50mmで、ラジアル方向内
側に配置された金属コード層32は、金属コードが直径
d2が0.40mmの金属モノフィラメント3本で形成
され、コード間隔D2が1.56mmであって、コード
打ち込み数N2が18.1本/50mmであることを除
いて、上記実施例1の空気入りタイヤとほぼ同じであ
る。
向外側に配置された金属コード層31は、金属コードが
直径d1が0.28mmの金属モノフィラメント1本で
形成され、コード間隔D1が0.24mmで、コード打
ち込み数N1が96.0本/50mmで、ラジアル方向
内側に配置された金属コード層32は、金属コードが直
径d2が0.28mmの金属モノフィラメント3本で形
成され、コード間隔D2が0.72mmであって、コー
ド打ち込み数N2が32.0本/50mmであることを
除いて、上記実施例1の空気入りタイヤとほぼ同じであ
る。
向外側に配置された金属コード層31は、金属コードが
直径d1が0.28mmの金属モノフィラメント7本で
形成され、コード間隔D1が1.69mmで、コード打
ち込み数N1が13.7本/50mmで、ラジアル方向
内側に配置された金属コード層32は、金属コードが直
径d2が0.28mmの金属モノフィラメント5本で形
成され、コード間隔D2が1.20mmであって、コー
ド打ち込み数N2が19.2本/50mmであることを
除いて、上記実施例1の空気入りタイヤとほぼ同じであ
る。
方向外側に配置された金属コード層31は、金属コード
が直径d1が0.28mmの金属モノフィラメント3本
で形成され、コード間隔D1が0.72mmで、コード
打ち込み数N1が32.0本/50mmで、ラジアル方
向内側に配置された金属コード層32は、金属コードが
直径d2が0.28mmの金属モノフィラメント5本で
形成され、コード間隔D2が1.20mmであって、コ
ード打ち込み数N2が19.2本/50mmであること
を除いて、上記実施例1の空気入りタイヤとほぼ同じで
ある。
りタイヤ、上記従来例の空気入りタイヤおよび上記比較
例1乃至10の空気入りタイヤについて、転がり抵抗、
耐ベルトエンドセパレーション性能、タイヤの乗り心地
性能およびカレンダー加工性の比較試験を実施した。試
験結果を表1、表2、および表3に示す。
269の試験方法に準拠して測定したもので、上記従来
例の空気入りタイヤの転がり抵抗を100とした指数で
表示した。
トエンドの亀裂長さの大小によって大きく支配されるの
で、亀裂長さをベルトエンドセパレーションの代用メジ
ャーとして用いる。耐ベルトエンドセパレーション性能
の比較試験は、上記の実施例1乃至2のタイヤ、従来例
のタイヤおよび比較例1乃至10のタイヤを実車に装着
し充填内圧150kPaで一般路を6万km走行後、タ
イヤを解剖して主ベルト4の端縁に発生している亀裂長
さを測定し、上記従来例の空気入りタイヤの亀裂長さを
100とした指数で表示した。数字が小さいほど亀裂長
さが小さく、したがって耐ベルトエンドセパレーション
性能が優れていることを示している。
ドラム試験による試験であって、上記の実施例1乃至2
のタイヤ、従来例のタイヤおよび比較例1乃至10のタ
イヤを、外径2mのドラム上の1カ所に幅2cm、高さ
1cmの突起物を取り付けたドラム試験機上で所定の荷
重を負荷してドラムを回転させ、タイヤがこの突起物を
乗り越したときの上下方向振動をタイヤ取り付け軸の力
として加速度計で測定し、その上下方向振動波形から第
1週期の振幅を測定して、上記の従来例の空気入りタイ
ヤの振幅を100とした指数で表示した。数字が小さい
ほど振幅が小さく、したがってタイヤの乗り心地性能が
優れていることを示している。
施例1乃至2のタイヤ、従来例のタイヤおよび比較例1
乃至10のタイヤについて、コードとゴムとの複合体を
製造する前のコード準備およびカレンダー作業の容易性
を作業者のフィーリングで評価し、上記の従来例の空気
入りタイヤのカレンダー作業の容易性と比較して表示し
た。
施例の空気入りタイヤは従来例の空気入りタイヤと比べ
て、耐ベルトエンドセパレーション性能、タイヤの乗り
心地性能およびカレンダー作業の容易性を低下すること
なく、転がり抵抗が優れたタイヤであることが分かる。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 左右一対のビード部に設けられたビード
・コアーと、クラウン部から両サイド部を経て両ビード
部に延び、該ビード・コアーに巻回されてビード部に係
留されたラジアル・カーカスと、該ラジアル・カーカス
のクラウン部ラジアル方向外側に配置されたベルトとを
備えた空気入りタイヤにおいて、(1)該ベルトは、コ
ード方向がタイヤの周方向に対して10乃至30度程度
の角度で、層内では互いに平行に配列され、層間ではタ
イヤ赤道線を挟み互いに逆方向になるように積層された
少なくとも2層の、金属コードを多数ゴムに埋設して成
る層で形成され、(2)該金属コードは、断面が円形ま
たはほぼ円形で、直径が0.20乃至0.35mmの金
属モノフィラメントを2乃至6本タイヤ軸方向に並べて
引き揃えた束で形成され、(3)該ベルトを形成する2
層の金属コード層のうち、ラジアル方向外側に配置され
た金属コード層のコード間隔がラジアル方向内側に配置
された金属コード層のコード間隔より大きいことを特徴
とする乗用車用空気入りラジアル・タイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10167285A JPH1178410A (ja) | 1997-07-09 | 1998-06-15 | 乗用車用空気入りラジアル・タイヤ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18376897 | 1997-07-09 | ||
JP9-183768 | 1997-07-09 | ||
JP10167285A JPH1178410A (ja) | 1997-07-09 | 1998-06-15 | 乗用車用空気入りラジアル・タイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1178410A true JPH1178410A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=26491368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10167285A Pending JPH1178410A (ja) | 1997-07-09 | 1998-06-15 | 乗用車用空気入りラジアル・タイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1178410A (ja) |
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-
1998
- 1998-06-15 JP JP10167285A patent/JPH1178410A/ja active Pending
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