JPH1175345A - 水中ポンプ - Google Patents
水中ポンプInfo
- Publication number
- JPH1175345A JPH1175345A JP24779097A JP24779097A JPH1175345A JP H1175345 A JPH1175345 A JP H1175345A JP 24779097 A JP24779097 A JP 24779097A JP 24779097 A JP24779097 A JP 24779097A JP H1175345 A JPH1175345 A JP H1175345A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- chamber
- rotor
- bracket
- upper bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロータフィンによるモータ部内の空気の循環
流路を形成することで、ステータ巻線及び上部軸受の冷
却効果を改善して、長寿命化、或いは小形化を図った水
中ポンプを提供する。 【解決手段】 モータ部2とポンプ部3とを一体に備
え、該モータ部2はロータ5及びステータ7を収納する
モータ室8と、その上方のモータカバー15で覆われた
モータ上部室13と、該モータ室8とモータ上部室13
とを区画し上部軸受17を保持するブラケット16とか
らなり、ロータ5のモータ上部室13側の端部に空気撹
拌用のロータフィン21を設けた水中ポンプにおいて、
ブラケット16に、モータ室8とモータ上部室13とが
連通するように、ロータフィン21と対峙する位置より
大径側に通風孔16aと、上部軸受の近傍に通気部16
b,16c,1aとを設けたことを特徴とする。
流路を形成することで、ステータ巻線及び上部軸受の冷
却効果を改善して、長寿命化、或いは小形化を図った水
中ポンプを提供する。 【解決手段】 モータ部2とポンプ部3とを一体に備
え、該モータ部2はロータ5及びステータ7を収納する
モータ室8と、その上方のモータカバー15で覆われた
モータ上部室13と、該モータ室8とモータ上部室13
とを区画し上部軸受17を保持するブラケット16とか
らなり、ロータ5のモータ上部室13側の端部に空気撹
拌用のロータフィン21を設けた水中ポンプにおいて、
ブラケット16に、モータ室8とモータ上部室13とが
連通するように、ロータフィン21と対峙する位置より
大径側に通風孔16aと、上部軸受の近傍に通気部16
b,16c,1aとを設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ部とポンプ
部とを一体に備え、例えば工事排水用に使用して最適な
水中ポンプに係り、特にステータ巻線や上部軸受を効果
的に冷却できるようにした水中モータのモータ部の構造
に関するものである。
部とを一体に備え、例えば工事排水用に使用して最適な
水中ポンプに係り、特にステータ巻線や上部軸受を効果
的に冷却できるようにした水中モータのモータ部の構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記水中モータの従来の一般的な構成を
図2に示す。同図に示すように、主軸1を駆動するモー
タ部2と該主軸1の回転によって揚水を行うポンプ部3
とが一体に備えられているとともに、ポンプ部3の圧力
水がモータ部2側へ漏洩しないように、ポンプ部3とモ
ータ部2の間はメカニカルシール4で軸封されている。
図2に示す。同図に示すように、主軸1を駆動するモー
タ部2と該主軸1の回転によって揚水を行うポンプ部3
とが一体に備えられているとともに、ポンプ部3の圧力
水がモータ部2側へ漏洩しないように、ポンプ部3とモ
ータ部2の間はメカニカルシール4で軸封されている。
【0003】前記モータ部2には、前記主軸1と一体に
回転するロータ5と、ステータ巻線6を巻回したステー
タ7とがモータ室8内に収納されて備えられ、このモー
タ室8の上部には、水中ケーブル10の引込口を有し、
過電流や欠相運転等によるモータ部の焼損を防止するプ
ロテクタ(過熱保護装置)11やコンデンサ12等の機
器を収納するモータ上部室13が配置されている。ここ
に、前記モータ室8及びモータ上部室13は、上方に開
口した略円筒状のモータフレーム14と該モータフレー
ム14の上端に連結したモータカバー15で水密的に包
囲されているとともに、ブラケット16で上下に区画さ
れている。
回転するロータ5と、ステータ巻線6を巻回したステー
タ7とがモータ室8内に収納されて備えられ、このモー
タ室8の上部には、水中ケーブル10の引込口を有し、
過電流や欠相運転等によるモータ部の焼損を防止するプ
ロテクタ(過熱保護装置)11やコンデンサ12等の機
器を収納するモータ上部室13が配置されている。ここ
に、前記モータ室8及びモータ上部室13は、上方に開
口した略円筒状のモータフレーム14と該モータフレー
ム14の上端に連結したモータカバー15で水密的に包
囲されているとともに、ブラケット16で上下に区画さ
れている。
【0004】そして、前記主軸1は、前記ブラケット1
6の下面に取付けた上部軸受17と前記モータフレーム
14の内周面に取付けた下部軸受18で回転自在に支承
され、更に、前記モータカバー15の上面には、湧水現
場への吊下げや移動を行なう把手20が設けられてい
る。
6の下面に取付けた上部軸受17と前記モータフレーム
14の内周面に取付けた下部軸受18で回転自在に支承
され、更に、前記モータカバー15の上面には、湧水現
場への吊下げや移動を行なう把手20が設けられてい
る。
【0005】前記ロータ5のモータ上部室13側のエン
ドリングには、空気撹拌用のロータフィン21がロータ
5に固着されており、これにより、ロータ5の回転に伴
って、ステータ巻線6を冷却するための風を送るように
構成されている。
ドリングには、空気撹拌用のロータフィン21がロータ
5に固着されており、これにより、ロータ5の回転に伴
って、ステータ巻線6を冷却するための風を送るように
構成されている。
【0006】一方、前記ポンプ部3には、前記主軸1の
先端に連結したボルテックス形羽根車25が備えられ、
この羽根車25は、吐出口26aと吸込口26bを有す
るポンプケーシング26によって取囲まれ、下部から工
事現場に於ける湧水等を吸い込んで側面から吐出すよう
になっている。ここに、前記吐出口26aには、吐出ホ
ース接続用ニップル27が連結されている。
先端に連結したボルテックス形羽根車25が備えられ、
この羽根車25は、吐出口26aと吸込口26bを有す
るポンプケーシング26によって取囲まれ、下部から工
事現場に於ける湧水等を吸い込んで側面から吐出すよう
になっている。ここに、前記吐出口26aには、吐出ホ
ース接続用ニップル27が連結されている。
【0007】前記羽根車25の翼とポンプケーシング2
6の底面の間には、ボルテックスポンプの特徴である広
い空隙が設けられており、比較的大きな異物でも容易に
排出することができるようになっている。また、ポンプ
ケーシング26には、ポンプを自立させると同時に、一
定サイズ以上の異物がポンプ内部に吸い込まれないよう
に、ストレーナと脚を兼用したポンプ台28が取付けら
れている。
6の底面の間には、ボルテックスポンプの特徴である広
い空隙が設けられており、比較的大きな異物でも容易に
排出することができるようになっている。また、ポンプ
ケーシング26には、ポンプを自立させると同時に、一
定サイズ以上の異物がポンプ内部に吸い込まれないよう
に、ストレーナと脚を兼用したポンプ台28が取付けら
れている。
【0008】前記メカニカルシール4は、前記モータフ
レーム14とポンプケーシング26とを接続する中間ケ
ーシング30と、前記モータフレーム14とで区画され
たメカニカルシール室31内に配置され、この軸封部に
は、メカニカルシール摺動面の潤滑と冷却を行う油が封
入されている。また、メカニカルシール4の寿命を長く
するため、メカニカルシール4と羽根車25との間にオ
イルシールが組み込まれており、砂等の異物がメカニカ
ルシール摺動面に接近するのを防いでいる。
レーム14とポンプケーシング26とを接続する中間ケ
ーシング30と、前記モータフレーム14とで区画され
たメカニカルシール室31内に配置され、この軸封部に
は、メカニカルシール摺動面の潤滑と冷却を行う油が封
入されている。また、メカニカルシール4の寿命を長く
するため、メカニカルシール4と羽根車25との間にオ
イルシールが組み込まれており、砂等の異物がメカニカ
ルシール摺動面に接近するのを防いでいる。
【0009】この水中ポンプにあっては、例えば工事現
場での湧水等の排水に使用され、一般にはポンプを湧水
等の発生場所に設置し、水位検知器なしで使用される場
合が多い。このため、ポンプは常に運転状態にあり、湧
水が一定量(羽根車位置まで)溜ると揚水を開始し、ポ
ンプの吸込み限界水位に達するとドライ運転状態に入る
操作を繰り返す運転が行われる場合が多い。
場での湧水等の排水に使用され、一般にはポンプを湧水
等の発生場所に設置し、水位検知器なしで使用される場
合が多い。このため、ポンプは常に運転状態にあり、湧
水が一定量(羽根車位置まで)溜ると揚水を開始し、ポ
ンプの吸込み限界水位に達するとドライ運転状態に入る
操作を繰り返す運転が行われる場合が多い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、モータ部2のモータ室8とモータ上部
室13とがブラケット15によって互いに上下に仕切ら
れているため、ロータフィン21によってモータ室8内
の空気を撹拌させてステータ巻線6の冷却を行なって
も、空気はモータ室8内だけで循環しているため、この
冷却効果に一定の限界があった。例えば、上部軸受17
は、モータ室8内の熱せられた空気が集まる最上部に位
置しているため、温度上昇が著しくなり、グリースが流
出して異音や振動を発することがあるといった問題があ
った。
来例にあっては、モータ部2のモータ室8とモータ上部
室13とがブラケット15によって互いに上下に仕切ら
れているため、ロータフィン21によってモータ室8内
の空気を撹拌させてステータ巻線6の冷却を行なって
も、空気はモータ室8内だけで循環しているため、この
冷却効果に一定の限界があった。例えば、上部軸受17
は、モータ室8内の熱せられた空気が集まる最上部に位
置しているため、温度上昇が著しくなり、グリースが流
出して異音や振動を発することがあるといった問題があ
った。
【0011】更に、モータ部2は、密閉状態にあって水
冷されないので、各部の温度上昇が著しくなり、例えば
プロテクタ11が作動と復帰を繰り返して、プロテクタ
接点の溶着やステータ巻線6の焼損に繋がることもあっ
た。
冷されないので、各部の温度上昇が著しくなり、例えば
プロテクタ11が作動と復帰を繰り返して、プロテクタ
接点の溶着やステータ巻線6の焼損に繋がることもあっ
た。
【0012】本発明は上記事情に鑑みて為されたもの
で、ロータフィンによるモータ部内の空気の循環流路を
形成することで、ステータ巻線及び上部軸受の冷却効果
を改善して、長寿命化、或いは小形化を図ることができ
るようにした水中ポンプを提供することを目的とする。
で、ロータフィンによるモータ部内の空気の循環流路を
形成することで、ステータ巻線及び上部軸受の冷却効果
を改善して、長寿命化、或いは小形化を図ることができ
るようにした水中ポンプを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の水中ポンプは、
モータ部とポンプ部とを一体に備え、該モータ部はロー
タ及びステータを収納するモータ室と、その上方のモー
タカバーで覆われたモータ上部室と、該モータ室とモー
タ上部室とを区画し上部軸受を保持するブラケットとか
らなり、前記ロータの前記モータ上部室側の端部に空気
撹拌用のロータフィンを設けた水中ポンプにおいて、前
記ブラケットに、前記モータ室とモータ上部室とが連通
するように、前記ロータフィンと対峙する位置より大径
側に通風孔と、前記上部軸受の近傍に通気部とを設けた
ことを特徴とする。
モータ部とポンプ部とを一体に備え、該モータ部はロー
タ及びステータを収納するモータ室と、その上方のモー
タカバーで覆われたモータ上部室と、該モータ室とモー
タ上部室とを区画し上部軸受を保持するブラケットとか
らなり、前記ロータの前記モータ上部室側の端部に空気
撹拌用のロータフィンを設けた水中ポンプにおいて、前
記ブラケットに、前記モータ室とモータ上部室とが連通
するように、前記ロータフィンと対峙する位置より大径
側に通風孔と、前記上部軸受の近傍に通気部とを設けた
ことを特徴とする。
【0014】また、前記上部軸受の内径側または外径側
に位置する一方又は両方の部位に通気孔を設け、前記モ
ータ室とモータ上部室との間に空気の流路を形成したこ
とを特徴とする。
に位置する一方又は両方の部位に通気孔を設け、前記モ
ータ室とモータ上部室との間に空気の流路を形成したこ
とを特徴とする。
【0015】また、前記上部軸受の内径側に設けられた
通気部は主軸に設けられた通気孔であることを特徴とす
る。
通気部は主軸に設けられた通気孔であることを特徴とす
る。
【0016】また、前記モータ室とモータ上部室とを区
画するブラケットのモータ室側に、前記大径側の通風孔
と上部軸受近傍の通気部との間に、前記ロータフィンと
の軸方向間隔が大きくならないように円筒状の突起部を
設けたことを特徴とする。
画するブラケットのモータ室側に、前記大径側の通風孔
と上部軸受近傍の通気部との間に、前記ロータフィンと
の軸方向間隔が大きくならないように円筒状の突起部を
設けたことを特徴とする。
【0017】これにより、ロータフィンの回転に伴っ
て、モータ室内の空気をブラケットに設けた通風孔から
モータ上部室内に、モータ上部室内の空気を上部軸受の
近傍に設けた通気部からモータ室内に、それぞれ循環さ
せて、熱発生源であるステータ巻線及び上部軸受を効率
的に冷却することができる。
て、モータ室内の空気をブラケットに設けた通風孔から
モータ上部室内に、モータ上部室内の空気を上部軸受の
近傍に設けた通気部からモータ室内に、それぞれ循環さ
せて、熱発生源であるステータ巻線及び上部軸受を効率
的に冷却することができる。
【0018】特に上部軸受の内径側又は外径側に通気部
を設けることで、上部軸受を循環風により効果的に冷却
することができる。また、ブラケットに突起部を設ける
ことで、ブラケットの大径側の通風孔からモータ上部室
に空気が流れ、上部軸受近傍の通気部からモータ室内に
空気が戻る、空気の循環経路を区画して冷却効率を高め
ることができる。
を設けることで、上部軸受を循環風により効果的に冷却
することができる。また、ブラケットに突起部を設ける
ことで、ブラケットの大径側の通風孔からモータ上部室
に空気が流れ、上部軸受近傍の通気部からモータ室内に
空気が戻る、空気の循環経路を区画して冷却効率を高め
ることができる。
【0019】ここに、前記モータカバーの外壁及び内壁
に冷却フィンを設けることが好ましく、これにより、モ
ータ上部室内の流れを空気を熱伝達面積を大きくした冷
却フィンで効率的に冷却して、この冷却した空気をモー
タ室内に流入させることができる。
に冷却フィンを設けることが好ましく、これにより、モ
ータ上部室内の流れを空気を熱伝達面積を大きくした冷
却フィンで効率的に冷却して、この冷却した空気をモー
タ室内に流入させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
を参照して説明する。なお、前記図2に示す従来例と同
一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
を参照して説明する。なお、前記図2に示す従来例と同
一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0021】この実施の形態において、モータ部2のモ
ータ室8とモータ上部室13とを区画するブラケット1
6として、やや肉厚のものが使用され、このブラケット
16のロータフィン21と対峙する位置より大径側の位
置に、モータ室8とモータ上部室13とを連通する空気
の循環経路としての通風孔16aが設けられている。
ータ室8とモータ上部室13とを区画するブラケット1
6として、やや肉厚のものが使用され、このブラケット
16のロータフィン21と対峙する位置より大径側の位
置に、モータ室8とモータ上部室13とを連通する空気
の循環経路としての通風孔16aが設けられている。
【0022】更に、前記ブラケット16の中央近傍に
は、モータ上部室13の空気をモータ室8に循環させる
ための通気孔16bが設けられている。そして、上部軸
受17の外径側に位置する部位、即ちブラケット16の
円筒部の内周面には、前記通気孔16bを介してモータ
室8とモータ上部室13とを連通する通気部としての通
気スリット16cが設けられている。更に、上部軸受1
7の内径側に位置する部位、即ち主軸1の外周面には、
前記通気孔16bを介してモータ室8とモータ上部室1
3とを連通する通気部としての通気スリット1aがそれ
ぞれ設けられている。
は、モータ上部室13の空気をモータ室8に循環させる
ための通気孔16bが設けられている。そして、上部軸
受17の外径側に位置する部位、即ちブラケット16の
円筒部の内周面には、前記通気孔16bを介してモータ
室8とモータ上部室13とを連通する通気部としての通
気スリット16cが設けられている。更に、上部軸受1
7の内径側に位置する部位、即ち主軸1の外周面には、
前記通気孔16bを介してモータ室8とモータ上部室1
3とを連通する通気部としての通気スリット1aがそれ
ぞれ設けられている。
【0023】これにより、ロータフィン21の回転に伴
って、モータ室8内の空気をブラケット16に設けた通
風孔(通気部)16aからモータ上部室13内に、モー
タ上部室13内の空気を通気孔16b、通気スリット
(通気部)1a,16cからモータ室8内に、それぞれ
循環させて、ステータ巻線6及び上部軸受17を冷却す
る内部空気の循環経路が形成される。
って、モータ室8内の空気をブラケット16に設けた通
風孔(通気部)16aからモータ上部室13内に、モー
タ上部室13内の空気を通気孔16b、通気スリット
(通気部)1a,16cからモータ室8内に、それぞれ
循環させて、ステータ巻線6及び上部軸受17を冷却す
る内部空気の循環経路が形成される。
【0024】即ち、モータ室8内は、熱源であるステー
タ巻線6があるため、温度上昇が高いが、モータ上部室
13内は、著しい熱発生源がないため温度は低い。この
ため、この実施の形態によれば、温度の低いモータ上部
室13内の空気を通気孔16b、通気スリット16c,
1aを介してモータ室8内に流入させて、上部軸受17
を冷却すると共に、積極的にモータ室8内の温度低減を
図ることができる。
タ巻線6があるため、温度上昇が高いが、モータ上部室
13内は、著しい熱発生源がないため温度は低い。この
ため、この実施の形態によれば、温度の低いモータ上部
室13内の空気を通気孔16b、通気スリット16c,
1aを介してモータ室8内に流入させて、上部軸受17
を冷却すると共に、積極的にモータ室8内の温度低減を
図ることができる。
【0025】なお、同図に示すように、ブラケット16
とロータフィン21の軸方向隙間が一定量以上大きくな
らないように該ブラケット16に突起部16dを設ける
ことにより、ロータフィン21による空気の循環系路を
区画して冷却効率を高めることができる。
とロータフィン21の軸方向隙間が一定量以上大きくな
らないように該ブラケット16に突起部16dを設ける
ことにより、ロータフィン21による空気の循環系路を
区画して冷却効率を高めることができる。
【0026】また、ロータフィン21による空気の循環
流は、ステータ巻線6の熱を奪ってその温度を上げ、こ
の循環流の温度は、モータカバー15で覆われたモータ
上部室13内に流入して、モータ上部室13内の温度の
低い空気と混合して冷却されるが、このモータカバー1
5の空気或いは水と接する外壁に冷却フィン15aを、
循環流と接する内壁に冷却フィン15bをそれぞれ設け
ることにより、熱伝達面積を大きくして温度低減効果を
更に高めることができる。
流は、ステータ巻線6の熱を奪ってその温度を上げ、こ
の循環流の温度は、モータカバー15で覆われたモータ
上部室13内に流入して、モータ上部室13内の温度の
低い空気と混合して冷却されるが、このモータカバー1
5の空気或いは水と接する外壁に冷却フィン15aを、
循環流と接する内壁に冷却フィン15bをそれぞれ設け
ることにより、熱伝達面積を大きくして温度低減効果を
更に高めることができる。
【0027】なお、この実施の形態においては、上部軸
受17の外径側に位置するブラケット16と、内径側に
位置する主軸1の双方に通気部を設けた例を示している
が、どちらか一方に設けるようにしても良い。
受17の外径側に位置するブラケット16と、内径側に
位置する主軸1の双方に通気部を設けた例を示している
が、どちらか一方に設けるようにしても良い。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、水中ポンプのステータ巻線及び上部軸受の冷却を効
果的に行なうことができ、これによって、水中ポンプの
長寿命化、或いはモータの小形化を図ることができる。
また、上部軸受の温度を低減することができるので、グ
リースの流出等による異音や振動の発生を防止して、水
中ポンプの長寿命化を図ることができる。
ば、水中ポンプのステータ巻線及び上部軸受の冷却を効
果的に行なうことができ、これによって、水中ポンプの
長寿命化、或いはモータの小形化を図ることができる。
また、上部軸受の温度を低減することができるので、グ
リースの流出等による異音や振動の発生を防止して、水
中ポンプの長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す縦断正面図。
【図2】従来例を示す縦断正面図。
1 主軸 1a 通気スリット(通気部) 2 モータ部 3 ポンプ部 4 メカニカルシール 5 ロータ 6 ステータ巻線 7 ステータ 8 モータ室 13 モータ上部室 15 モータカバー 15a,15b 冷却フィン 16 ブラケット 16a 通風孔(通気部) 16b 通気孔(通気部) 16c 通気スリット(通気部) 17 上部軸受 21 ロータフィン 25 羽根車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02K 9/10 H02K 9/10
Claims (5)
- 【請求項1】 モータ部とポンプ部とを一体に備え、該
モータ部はロータ及びステータを収納するモータ室と、
その上方のモータカバーで覆われたモータ上部室と、該
モータ室とモータ上部室とを区画し上部軸受を保持する
ブラケットとからなり、前記ロータの前記モータ上部室
側の端部に空気撹拌用のロータフィンを設けた水中ポン
プにおいて、 前記ブラケットに、前記モータ室とモータ上部室とが連
通するように、前記ロータフィンと対峙する位置より大
径側に通風孔と、前記上部軸受の近傍に通気部とを設け
たことを特徴とする水中ポンプ。 - 【請求項2】 前記上部軸受の内径側または外径側に位
置する一方又は両方の部位に通気孔を設け、前記モータ
室とモータ上部室との間に空気の流路を形成したことを
特徴とする請求項1記載の水中ポンプ。 - 【請求項3】 前記上部軸受の内径側に設けられた通気
部は主軸に設けられた通気孔であることを特徴とする請
求項2記載の水中ポンプ。 - 【請求項4】 前記モータ室とモータ上部室とを区画す
るブラケットのモータ室側に、前記大径側の通風孔と上
部軸受近傍の通気部との間に、前記ロータフィンとの軸
方向間隔が大きくならないように円筒状の突起部を設け
たことを特徴とする請求項1記載の水中ポンプ。 - 【請求項5】 前記モータカバーの外壁及び内壁に冷却
フィンを設けたことを特徴とする請求項1記載の水中ポ
ンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24779097A JPH1175345A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 水中ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24779097A JPH1175345A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 水中ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1175345A true JPH1175345A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=17168695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24779097A Pending JPH1175345A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 水中ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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- 1997-08-28 JP JP24779097A patent/JPH1175345A/ja active Pending
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