JPH1156818A - 入力装置 - Google Patents
入力装置Info
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- JPH1156818A JPH1156818A JP22663797A JP22663797A JPH1156818A JP H1156818 A JPH1156818 A JP H1156818A JP 22663797 A JP22663797 A JP 22663797A JP 22663797 A JP22663797 A JP 22663797A JP H1156818 A JPH1156818 A JP H1156818A
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バランス機能のリハビリテーションに用いら
れる検査装置および訓練装置に、被験者の姿勢や動きを
具体的に把握し、より効果的な検査、訓練を実施できる
ように、被験者の動きを取り込むための入力装置を提供
する。 【解決手段】 被験者の身体と接する外表面における圧
力分布の状態を逐次測定する圧力分布測定手段1と、各
測定時刻における圧力分布データを時系列の圧力分布デ
ータとして保持する測定値記憶手段3と、時系列の圧力
分布データから各測定時刻における圧力分布の特徴を特
徴量として抽出する特徴抽出手段4と、各測定時刻にお
ける特徴量を時系列の特徴量データとして保持する特徴
記憶手段5と、時系列の特徴量データから各測定時刻に
おける被験者の姿勢データを導出する姿勢解釈手段6
と、姿勢データを外部の上記装置に出力するための信号
に変換する出力信号生成手段7とを備える。
れる検査装置および訓練装置に、被験者の姿勢や動きを
具体的に把握し、より効果的な検査、訓練を実施できる
ように、被験者の動きを取り込むための入力装置を提供
する。 【解決手段】 被験者の身体と接する外表面における圧
力分布の状態を逐次測定する圧力分布測定手段1と、各
測定時刻における圧力分布データを時系列の圧力分布デ
ータとして保持する測定値記憶手段3と、時系列の圧力
分布データから各測定時刻における圧力分布の特徴を特
徴量として抽出する特徴抽出手段4と、各測定時刻にお
ける特徴量を時系列の特徴量データとして保持する特徴
記憶手段5と、時系列の特徴量データから各測定時刻に
おける被験者の姿勢データを導出する姿勢解釈手段6
と、姿勢データを外部の上記装置に出力するための信号
に変換する出力信号生成手段7とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力装置に関し、
特に身体のバランス機能を損傷した被験者が行うリハビ
リテーションにおける検査または訓練に用いられる装置
に、該被験者の身体の動きを取り込むための入力装置に
関する。
特に身体のバランス機能を損傷した被験者が行うリハビ
リテーションにおける検査または訓練に用いられる装置
に、該被験者の身体の動きを取り込むための入力装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】脳卒中等なんらかの原因によって身体の
バランス機能が損なわれた、あるいは低下した被験者が
行うリハビリテーションにおいては、そのバランス機能
の損傷の程度を測定するための検査,及び,バランス機
能を回復させるための訓練が行なわれる。従来の,リハ
ビリテーションにおけるバランス機能の回復訓練に用い
る装置としては、例えば重心移動訓練装置(特開平7−
275307号公報)が挙げられる。
バランス機能が損なわれた、あるいは低下した被験者が
行うリハビリテーションにおいては、そのバランス機能
の損傷の程度を測定するための検査,及び,バランス機
能を回復させるための訓練が行なわれる。従来の,リハ
ビリテーションにおけるバランス機能の回復訓練に用い
る装置としては、例えば重心移動訓練装置(特開平7−
275307号公報)が挙げられる。
【0003】図7は、従来のバランス機能の回復訓練に
用いられる装置の構成を示したものである。図におい
て、100は被験者の重心位置を測定するための荷重検
出用のロードセル、101はロードセル100を3箇所
に配置した重心動揺計、102はロードセル100から
の出力を増幅するためのアンプ、103はアンプ102
で増幅された出力から不要周波数帯域をカットするフィ
ルタ、104はフィルタ103を通過した信号をAD変
換するA/D変換器、105はA/D変換器104の出
力信号に基づいて被験者の重心位置を算出する演算手
段、106は演算手段105によって算出された重心位
置に対するイメージを生成して、表示装置に表示するた
めの重心位置イメージ表示手段、107は目標イメージ
の移動パターンを選択するための入力手段、108は入
力手段107で選択された移動パターンにより目標イメ
ージを生成して、表示装置に表示するための目標イメー
ジ表示手段、109は演算手段105が算出した被験者
の重心位置と、目標イメージ表示手段108が表示する
目標イメージの重心位置とを比較し、その距離に応じた
処理を行なう感知手段、110は重心位置イメージまた
は目標イメージを表示する表示装置である。
用いられる装置の構成を示したものである。図におい
て、100は被験者の重心位置を測定するための荷重検
出用のロードセル、101はロードセル100を3箇所
に配置した重心動揺計、102はロードセル100から
の出力を増幅するためのアンプ、103はアンプ102
で増幅された出力から不要周波数帯域をカットするフィ
ルタ、104はフィルタ103を通過した信号をAD変
換するA/D変換器、105はA/D変換器104の出
力信号に基づいて被験者の重心位置を算出する演算手
段、106は演算手段105によって算出された重心位
置に対するイメージを生成して、表示装置に表示するた
めの重心位置イメージ表示手段、107は目標イメージ
の移動パターンを選択するための入力手段、108は入
力手段107で選択された移動パターンにより目標イメ
ージを生成して、表示装置に表示するための目標イメー
ジ表示手段、109は演算手段105が算出した被験者
の重心位置と、目標イメージ表示手段108が表示する
目標イメージの重心位置とを比較し、その距離に応じた
処理を行なう感知手段、110は重心位置イメージまた
は目標イメージを表示する表示装置である。
【0004】次に、バランス機能の回復訓練における上
記装置の動作について説明する。まず、あらかじめキー
ボード等の入力装置109を用いて、手入力により被験
者に提示する目標イメージのパターンを設定する。次
に、被験者が重心動揺計101の上に乗せられると、該
被験者の荷重が3個のロードセル100によって検出さ
れ、検出信号がアンプ102で増幅される。この増幅さ
れた検出信号からフィルタ103で不要周波数帯域をカ
ットされた信号は、A/D変換器104でAD変換され
て演算手段105に送られる。演算手段105では、送
られてきた検出信号から単位時間毎の上記被験者の重心
位置を求め、重心位置イメージ表示手段106に送る。
重心位置イメージ表示手段106では、当該重心位置に
対するイメージ(重心位置イメージ)を生成し、表示装
置110に出力する。一方、目標イメージ表示手段10
8は、入力手段107を用いて設定された上記目標イメ
ージのパターンに基づいて、目標イメージを生成して表
示装置110に出力する。そして、表示装置110で
は、重心位置イメージ表示手段106から送られた上記
重心位置イメージと、目標イメージ表示手段108から
送られた目標イメージとを同時に表示する。この訓練
中、被験者は表示装置110を見ながら、自己の重心の
位置を示した重心位置イメージが目標イメージに重なる
ように体を動かす。その際、感知手段109は上記重心
位置イメージと上記目標イメージとの重心位置を比較
し、その重なり具合に応じて目標イメージの消去、被験
者への通知等の処理を行なう。
記装置の動作について説明する。まず、あらかじめキー
ボード等の入力装置109を用いて、手入力により被験
者に提示する目標イメージのパターンを設定する。次
に、被験者が重心動揺計101の上に乗せられると、該
被験者の荷重が3個のロードセル100によって検出さ
れ、検出信号がアンプ102で増幅される。この増幅さ
れた検出信号からフィルタ103で不要周波数帯域をカ
ットされた信号は、A/D変換器104でAD変換され
て演算手段105に送られる。演算手段105では、送
られてきた検出信号から単位時間毎の上記被験者の重心
位置を求め、重心位置イメージ表示手段106に送る。
重心位置イメージ表示手段106では、当該重心位置に
対するイメージ(重心位置イメージ)を生成し、表示装
置110に出力する。一方、目標イメージ表示手段10
8は、入力手段107を用いて設定された上記目標イメ
ージのパターンに基づいて、目標イメージを生成して表
示装置110に出力する。そして、表示装置110で
は、重心位置イメージ表示手段106から送られた上記
重心位置イメージと、目標イメージ表示手段108から
送られた目標イメージとを同時に表示する。この訓練
中、被験者は表示装置110を見ながら、自己の重心の
位置を示した重心位置イメージが目標イメージに重なる
ように体を動かす。その際、感知手段109は上記重心
位置イメージと上記目標イメージとの重心位置を比較
し、その重なり具合に応じて目標イメージの消去、被験
者への通知等の処理を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のバランス機能の
回復訓練に用いられる装置は、以上のように構成され、
重心動揺計を用いて被験者の動きを検出し、その検出さ
れた動きに応じて当該被験者に提示する映像を変化させ
ることにより、該映像を動きの目標にして、該被験者の
運動を自然に導き出すことができ、その結果、バランス
機能の回復を図ることができる。また、このような装置
によれば、目標イメージの変化に対する被験者の反応を
調べることによって、訓練だけでなく、バランス機能の
検査装置として利用することもできる。
回復訓練に用いられる装置は、以上のように構成され、
重心動揺計を用いて被験者の動きを検出し、その検出さ
れた動きに応じて当該被験者に提示する映像を変化させ
ることにより、該映像を動きの目標にして、該被験者の
運動を自然に導き出すことができ、その結果、バランス
機能の回復を図ることができる。また、このような装置
によれば、目標イメージの変化に対する被験者の反応を
調べることによって、訓練だけでなく、バランス機能の
検査装置として利用することもできる。
【0006】しかしながら、従来のバランス機能の回復
訓練に用いられる装置において備えられた重心動揺計
は、上述のように、該重心動揺計のロードセルにより被
験者の荷重を検出することによって、該被験者の動きを
当該被験者の重心位置のみを用いて測定するものである
ため、体のひねりや片足立ちなどの被験者の具体的な姿
勢を把握することはできない。例えば、重心位置が重心
動揺計上の中心から後方右側に移動した場合、具体的な
被験者の動きとしては、単に身体を後方右側に傾けた動
き、上半身を右後方へひねった動き、あるいは後方右側
への移動などが想定されるが、確実に把握できるのは、
重心位置が後方右側へ移動する動きをしたということだ
けである。したがって、上記重心動揺計では、被験者が
立ち位置を変更しない状態で身体の傾けのみを変更し
て、重心位置の移動によって、その傾きを測定するとい
うように、あらかじめ決められた被験者の動作しか把握
することができない。そのため、従来のバランス機能回
復訓練に用いられる装置は、単調な身体の傾け動作のみ
を対象とした訓練にしか用いることができず、当該装置
によって行なわれる検査および訓練の効果は限定された
ものとなる。また、上記重心動揺計は、その構造が堅
牢、かつ、非常に重量があることから、ベッドの上や椅
子の座面に置くことができず、床の上に設置することが
前提となり、ベッドに横たわった状態や椅子に座った状
態では使用できず、身体のバランス機能等がかなり回復
して立位が確立する時期にならないと利用できないとい
う問題点がある。
訓練に用いられる装置において備えられた重心動揺計
は、上述のように、該重心動揺計のロードセルにより被
験者の荷重を検出することによって、該被験者の動きを
当該被験者の重心位置のみを用いて測定するものである
ため、体のひねりや片足立ちなどの被験者の具体的な姿
勢を把握することはできない。例えば、重心位置が重心
動揺計上の中心から後方右側に移動した場合、具体的な
被験者の動きとしては、単に身体を後方右側に傾けた動
き、上半身を右後方へひねった動き、あるいは後方右側
への移動などが想定されるが、確実に把握できるのは、
重心位置が後方右側へ移動する動きをしたということだ
けである。したがって、上記重心動揺計では、被験者が
立ち位置を変更しない状態で身体の傾けのみを変更し
て、重心位置の移動によって、その傾きを測定するとい
うように、あらかじめ決められた被験者の動作しか把握
することができない。そのため、従来のバランス機能回
復訓練に用いられる装置は、単調な身体の傾け動作のみ
を対象とした訓練にしか用いることができず、当該装置
によって行なわれる検査および訓練の効果は限定された
ものとなる。また、上記重心動揺計は、その構造が堅
牢、かつ、非常に重量があることから、ベッドの上や椅
子の座面に置くことができず、床の上に設置することが
前提となり、ベッドに横たわった状態や椅子に座った状
態では使用できず、身体のバランス機能等がかなり回復
して立位が確立する時期にならないと利用できないとい
う問題点がある。
【0007】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたもので、身体のバランス機能回復のための検査ま
たは訓練に用いられる装置に、具体的に把握した被験者
の姿勢を取り込むこと、また、ベッドから起き上がれな
い状態の時期から該姿勢を取り込むことによって、被験
者に、より複雑な運動を行なわせて効果的な上記検査ま
たは訓練を可能とする入力装置を提供することを目的と
する。
されたもので、身体のバランス機能回復のための検査ま
たは訓練に用いられる装置に、具体的に把握した被験者
の姿勢を取り込むこと、また、ベッドから起き上がれな
い状態の時期から該姿勢を取り込むことによって、被験
者に、より複雑な運動を行なわせて効果的な上記検査ま
たは訓練を可能とする入力装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明(請求項1)にかかる入力装置は、身体のバ
ランス機能を損傷した被験者が行うリハビリテーション
において、該バランス機能の損傷の程度を測定するため
の検査または該バランス機能を回復させるための訓練に
用いられる装置に、上記被験者の身体の動きを取り込む
ための入力装置であって、上記被験者の身体と接する外
表面における圧力分布の状態を逐次測定する圧力分布測
定手段と、上記圧力分布測定手段が測定した各測定時刻
における圧力分布データを時系列の圧力分布データとし
て保持する測定値記憶手段と、上記測定値記憶手段が保
持する時系列の圧力分布データから各測定時刻における
圧力分布の特徴を特徴量として抽出する特徴抽出手段
と、上記特徴抽出手段が抽出した各測定時刻における特
徴量を時系列の特徴量データとして保持する特徴記憶手
段と、上記特徴記憶手段が保持する時系列の特徴量デー
タから各測定時刻における被験者の姿勢データを導出す
る姿勢解釈手段と、上記姿勢解釈手段が導出した被験者
の姿勢データを外部の上記装置に出力するための信号に
変換する出力信号生成手段とを備えたものである。
に、本発明(請求項1)にかかる入力装置は、身体のバ
ランス機能を損傷した被験者が行うリハビリテーション
において、該バランス機能の損傷の程度を測定するため
の検査または該バランス機能を回復させるための訓練に
用いられる装置に、上記被験者の身体の動きを取り込む
ための入力装置であって、上記被験者の身体と接する外
表面における圧力分布の状態を逐次測定する圧力分布測
定手段と、上記圧力分布測定手段が測定した各測定時刻
における圧力分布データを時系列の圧力分布データとし
て保持する測定値記憶手段と、上記測定値記憶手段が保
持する時系列の圧力分布データから各測定時刻における
圧力分布の特徴を特徴量として抽出する特徴抽出手段
と、上記特徴抽出手段が抽出した各測定時刻における特
徴量を時系列の特徴量データとして保持する特徴記憶手
段と、上記特徴記憶手段が保持する時系列の特徴量デー
タから各測定時刻における被験者の姿勢データを導出す
る姿勢解釈手段と、上記姿勢解釈手段が導出した被験者
の姿勢データを外部の上記装置に出力するための信号に
変換する出力信号生成手段とを備えたものである。
【0009】また、本発明(請求項2)にかかる入力装
置は、身体のバランス機能を損傷した被験者が行うリハ
ビリテーションにおいて、該バランス機能の損傷の程度
を測定するための検査または該バランス機能を回復させ
るための訓練に用いられる装置に、上記被験者の身体の
動きを取り込むための入力装置であって、上記被験者の
身体と接する外表面における圧力分布の状態を逐次測定
する圧力分布測定手段と、上記圧力分布測定手段が測定
した最新の圧力分布データから、ただちに圧力分布の特
徴を特徴量として抽出する特徴抽出手段と、上記特徴抽
出手段が抽出した特徴量を時系列の特徴量データとして
逐次保持する特徴一時記憶手段と、上記特徴抽出手段が
抽出した最新の圧力分布の特徴と、上記特徴一時記憶手
段が保持する時系列の特徴量データとから、ただちに被
験者の姿勢データを導出する姿勢解釈手段と、上記姿勢
解釈手段が導出した被験者の姿勢データをただちに外部
の上記装置に出力するための信号に変換する出力信号生
成手段とを備えたものである。
置は、身体のバランス機能を損傷した被験者が行うリハ
ビリテーションにおいて、該バランス機能の損傷の程度
を測定するための検査または該バランス機能を回復させ
るための訓練に用いられる装置に、上記被験者の身体の
動きを取り込むための入力装置であって、上記被験者の
身体と接する外表面における圧力分布の状態を逐次測定
する圧力分布測定手段と、上記圧力分布測定手段が測定
した最新の圧力分布データから、ただちに圧力分布の特
徴を特徴量として抽出する特徴抽出手段と、上記特徴抽
出手段が抽出した特徴量を時系列の特徴量データとして
逐次保持する特徴一時記憶手段と、上記特徴抽出手段が
抽出した最新の圧力分布の特徴と、上記特徴一時記憶手
段が保持する時系列の特徴量データとから、ただちに被
験者の姿勢データを導出する姿勢解釈手段と、上記姿勢
解釈手段が導出した被験者の姿勢データをただちに外部
の上記装置に出力するための信号に変換する出力信号生
成手段とを備えたものである。
【0010】また、本発明(請求項3)にかかる入力装
置は、請求項1または2に記載の入力装置において、上
記特徴抽出手段は、上記圧力分布において、周辺よりも
最も圧力が高い一つ以上の部分をそれぞれ分布のピーク
として、該ピークの圧力値および位置座標を圧力分布の
特徴として抽出し、上記姿勢解釈手段は、上記ピークの
圧力値および位置座標の時間的変化、および上記ピーク
が二つ以上あるとき、それぞれのピークの圧力値および
位置座標の時間的変化を比較した相対的変化に基づい
て、被験者の姿勢データを導出するものである。
置は、請求項1または2に記載の入力装置において、上
記特徴抽出手段は、上記圧力分布において、周辺よりも
最も圧力が高い一つ以上の部分をそれぞれ分布のピーク
として、該ピークの圧力値および位置座標を圧力分布の
特徴として抽出し、上記姿勢解釈手段は、上記ピークの
圧力値および位置座標の時間的変化、および上記ピーク
が二つ以上あるとき、それぞれのピークの圧力値および
位置座標の時間的変化を比較した相対的変化に基づい
て、被験者の姿勢データを導出するものである。
【0011】また、本発明(請求項4)にかかる入力装
置は、請求項1または2に記載の入力装置において、上
記圧力分布測定手段は、上記被験者の身体と接する外表
面を含む部分が、シート状の薄くて柔軟なものからなる
ものである。
置は、請求項1または2に記載の入力装置において、上
記圧力分布測定手段は、上記被験者の身体と接する外表
面を含む部分が、シート状の薄くて柔軟なものからなる
ものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。 実施の形態1.図1は、本実施の形態1による入力装置
の構成を示したブロック図である。図1において、1は
圧力分布測定手段であり、被験者の身体が外部と接する
面の圧力分布を測定し、測定値を信号として出力する。
2は測定値記憶手段であり、圧力分布測定手段1からの
信号を受け取るI/Oポート、3はI/Oポート2が受
け取った信号を受けた時刻順に、時系列の圧力分布デー
タとして保持しておく。4は特徴抽出手段であり、測定
値記憶手段3が保持する時系列の圧力分布データから、
被験者の圧力分布の特徴を特徴量として抽出する。5は
特徴記憶手段であり、特徴抽出手段4が抽出した特徴量
を時系列の特徴量データとして保持しておく。6は姿勢
解釈手段であり、特徴記憶手段5が保持する時系列の特
徴量データから被験者の姿勢データを導出する。7は出
力信号生成手段であり、姿勢解釈手段6が導出した被験
者の姿勢データを、被験者の姿勢情報を必要とする外部
の装置に出力するための信号に変換して出力する。
て図面を参照しながら詳細に説明する。 実施の形態1.図1は、本実施の形態1による入力装置
の構成を示したブロック図である。図1において、1は
圧力分布測定手段であり、被験者の身体が外部と接する
面の圧力分布を測定し、測定値を信号として出力する。
2は測定値記憶手段であり、圧力分布測定手段1からの
信号を受け取るI/Oポート、3はI/Oポート2が受
け取った信号を受けた時刻順に、時系列の圧力分布デー
タとして保持しておく。4は特徴抽出手段であり、測定
値記憶手段3が保持する時系列の圧力分布データから、
被験者の圧力分布の特徴を特徴量として抽出する。5は
特徴記憶手段であり、特徴抽出手段4が抽出した特徴量
を時系列の特徴量データとして保持しておく。6は姿勢
解釈手段であり、特徴記憶手段5が保持する時系列の特
徴量データから被験者の姿勢データを導出する。7は出
力信号生成手段であり、姿勢解釈手段6が導出した被験
者の姿勢データを、被験者の姿勢情報を必要とする外部
の装置に出力するための信号に変換して出力する。
【0013】ここで、圧力分布測定手段1は、被験者と
接する面における圧力分布を検出する柔らかいシート状
のセンサ部と、該センサ部が検出する信号を計算機等で
処理できるように変換する信号変換部とで構成されてい
る。また、上記センサ部には、例えば特開平6−281
516号公報に示されているもののように、感圧導電ゴ
ムを用いたものがある。該感圧導電ゴムを用いた圧力分
布測定手段1の構成の例を図2に示す。
接する面における圧力分布を検出する柔らかいシート状
のセンサ部と、該センサ部が検出する信号を計算機等で
処理できるように変換する信号変換部とで構成されてい
る。また、上記センサ部には、例えば特開平6−281
516号公報に示されているもののように、感圧導電ゴ
ムを用いたものがある。該感圧導電ゴムを用いた圧力分
布測定手段1の構成の例を図2に示す。
【0014】図2において、図1と同一符号は同一又は
相当部分である。21はフィルムXであり、フィルム面
のX軸方向に線状電極aを分布させている。22はフィ
ルムYであり、フィルム面のY軸方向に線状電極aを分
布させている。23は感圧導電性ゴムであり、加えられ
る圧力に応じて抵抗値が連続的に変化する。24はフィ
ルムX用マルチプレクサであり、フィルムX21の電極
をスキャンする。25はフィルムY用マルチプレクサで
あり、フィルムY22の電極をスキャンする。26はデ
ジタルロジックであり、マルチプレクサ24および25
のスキャンを制御する。27はA/D変換器であり、デ
ィジタルロジック26からの出力をA/D変換する。2
8はセンサ部であり、フィルムX21,フィルムY2
2,及び感圧導電性ゴム23から構成され、感圧導電性
ゴム23を挟んでフィルムX21,及びフィルムY22
に、それぞれ貼り付けられた線状電極によって、圧力の
検出点をマトリックス状に形成して、被験者と接する面
における圧力分布を検出する。29は信号変換部であ
り、フィルムX用マルチプレクサ24,フィルムY用マ
ルチプレクサ25,A/D変換器27,及びディジタル
ロジック26から構成され、センサ部28が検出する信
号を計算機等で処理できるように変換する。
相当部分である。21はフィルムXであり、フィルム面
のX軸方向に線状電極aを分布させている。22はフィ
ルムYであり、フィルム面のY軸方向に線状電極aを分
布させている。23は感圧導電性ゴムであり、加えられ
る圧力に応じて抵抗値が連続的に変化する。24はフィ
ルムX用マルチプレクサであり、フィルムX21の電極
をスキャンする。25はフィルムY用マルチプレクサで
あり、フィルムY22の電極をスキャンする。26はデ
ジタルロジックであり、マルチプレクサ24および25
のスキャンを制御する。27はA/D変換器であり、デ
ィジタルロジック26からの出力をA/D変換する。2
8はセンサ部であり、フィルムX21,フィルムY2
2,及び感圧導電性ゴム23から構成され、感圧導電性
ゴム23を挟んでフィルムX21,及びフィルムY22
に、それぞれ貼り付けられた線状電極によって、圧力の
検出点をマトリックス状に形成して、被験者と接する面
における圧力分布を検出する。29は信号変換部であ
り、フィルムX用マルチプレクサ24,フィルムY用マ
ルチプレクサ25,A/D変換器27,及びディジタル
ロジック26から構成され、センサ部28が検出する信
号を計算機等で処理できるように変換する。
【0015】ここで、図2において、フィルムX21,
フィルムY22,及び感圧導電性ゴム23は、個々の説
明のため、それぞれの面の垂直方向に距離をあけた模式
図として示したが、実際には、それぞれの面の間に空間
はなく、フィルムX21,及びフィルムY22は、感圧
導電性ゴム23を挟んで、これらが一体となって軟らか
い一枚のシート状のセンサ部28を構成している。
フィルムY22,及び感圧導電性ゴム23は、個々の説
明のため、それぞれの面の垂直方向に距離をあけた模式
図として示したが、実際には、それぞれの面の間に空間
はなく、フィルムX21,及びフィルムY22は、感圧
導電性ゴム23を挟んで、これらが一体となって軟らか
い一枚のシート状のセンサ部28を構成している。
【0016】次に図1に示した入力装置の動作につい
て、図2の圧力分布測定手段1の動作を参照して説明す
る。まず、センサ部28に圧力が加えられると、感圧導
電性ゴム23の加圧された部分の電気抵抗値が、上記圧
力に応じて低下する。フィルムX用マルチプレクサ2
4,及びフィルムY用マルチプレクサ25は、それぞれ
フィルムX21,及びフィルムY22の電極をスキャン
して、上記検出点における電気抵抗値の変化を検出す
る。該電気抵抗値の変化により、X−Y座標軸における
圧力の分布状態を測定することができる。測定された値
は、ディジタルロジック26からA/D変換器27に出
力され、A/D変換器27によってディジタル信号に変
換されてI/Oポート2に出力される。ここで、I/O
ポート2が受け取る信号は、フィルムX21,及びフィ
ルムY22の面全体を1回スキャンした時のデータをま
とめて、スキャンを開始、あるいは終了したときの、あ
るいはその途中の一定の時刻での圧力分布データとして
扱う。これまでの圧力分布測定手段1における動作によ
って、訓練や検査を行なっている間、逐次測定を行な
い、各測定時刻における上記圧力分布データを時系列の
圧力分布データとして測定値記憶手段3に記録する。測
定終了後、特徴抽出手段4は、上記時系列の圧力分布デ
ータから圧力分布の特徴量を、各測定時刻における上記
圧力分布データごとに抽出する。抽出された上記特徴量
は、時系列の特徴量データとして特徴記憶手段5に記録
される。姿勢解釈手段6では、該特徴量データの時間的
変化等から、各測定時刻における被験者の姿勢および動
きを推定する。姿勢解釈手段6が推定した被験者の姿勢
および動きは、出力信号生成手段7によって、各測定時
刻ごとにコード化され、時系列のコード化されたデータ
として外部装置に出力される。
て、図2の圧力分布測定手段1の動作を参照して説明す
る。まず、センサ部28に圧力が加えられると、感圧導
電性ゴム23の加圧された部分の電気抵抗値が、上記圧
力に応じて低下する。フィルムX用マルチプレクサ2
4,及びフィルムY用マルチプレクサ25は、それぞれ
フィルムX21,及びフィルムY22の電極をスキャン
して、上記検出点における電気抵抗値の変化を検出す
る。該電気抵抗値の変化により、X−Y座標軸における
圧力の分布状態を測定することができる。測定された値
は、ディジタルロジック26からA/D変換器27に出
力され、A/D変換器27によってディジタル信号に変
換されてI/Oポート2に出力される。ここで、I/O
ポート2が受け取る信号は、フィルムX21,及びフィ
ルムY22の面全体を1回スキャンした時のデータをま
とめて、スキャンを開始、あるいは終了したときの、あ
るいはその途中の一定の時刻での圧力分布データとして
扱う。これまでの圧力分布測定手段1における動作によ
って、訓練や検査を行なっている間、逐次測定を行な
い、各測定時刻における上記圧力分布データを時系列の
圧力分布データとして測定値記憶手段3に記録する。測
定終了後、特徴抽出手段4は、上記時系列の圧力分布デ
ータから圧力分布の特徴量を、各測定時刻における上記
圧力分布データごとに抽出する。抽出された上記特徴量
は、時系列の特徴量データとして特徴記憶手段5に記録
される。姿勢解釈手段6では、該特徴量データの時間的
変化等から、各測定時刻における被験者の姿勢および動
きを推定する。姿勢解釈手段6が推定した被験者の姿勢
および動きは、出力信号生成手段7によって、各測定時
刻ごとにコード化され、時系列のコード化されたデータ
として外部装置に出力される。
【0017】ここで、センサ部28は、ベッドに横たわ
っている被験者の体の下、あるいは椅子に座っている被
験者の座面や背中、さらには足踏み運動や歩行訓練をし
ている被験者の足元、に敷き、被験者が体を動かしたと
きの圧力分布の変化を測定する。被験者が椅子に座っ
て、本実施の形態1による入力装置を用いて、バランス
機能の検査を行う場合の様子を図3に示した。
っている被験者の体の下、あるいは椅子に座っている被
験者の座面や背中、さらには足踏み運動や歩行訓練をし
ている被験者の足元、に敷き、被験者が体を動かしたと
きの圧力分布の変化を測定する。被験者が椅子に座っ
て、本実施の形態1による入力装置を用いて、バランス
機能の検査を行う場合の様子を図3に示した。
【0018】図3において、図2と同一符号は同一又は
相当部分である。31はセンサ部を除く入力装置、33
は入力装置からの信号を受けて被験者に検査用の映像を
提示する検査装置である。図1に示した入力装置は、図
3に示すように、被験者の臀部と椅子の間にセンサ部2
8を敷いて椅子に座った被験者に、上体の前後左右への
傾け、あるいはひねり(図3中の矢印)といった姿勢変
化を行わせ、該姿勢変化における座面の圧力分布の変化
を測定する。このとき、センサ部28は、被験者がフィ
ルムX21と接するように用いてもよいし、この状態の
センサ部28のシートを裏返して、フィルムY22と接
するように用いても差し支えない。
相当部分である。31はセンサ部を除く入力装置、33
は入力装置からの信号を受けて被験者に検査用の映像を
提示する検査装置である。図1に示した入力装置は、図
3に示すように、被験者の臀部と椅子の間にセンサ部2
8を敷いて椅子に座った被験者に、上体の前後左右への
傾け、あるいはひねり(図3中の矢印)といった姿勢変
化を行わせ、該姿勢変化における座面の圧力分布の変化
を測定する。このとき、センサ部28は、被験者がフィ
ルムX21と接するように用いてもよいし、この状態の
センサ部28のシートを裏返して、フィルムY22と接
するように用いても差し支えない。
【0019】また、特徴抽出手段4は、測定値記憶手段
3に記録された時系列の圧力分布データから圧力分布の
特徴量を、各測定時刻における上記圧力分布データごと
に抽出したが、該特徴量について詳しく説明する。
3に記録された時系列の圧力分布データから圧力分布の
特徴量を、各測定時刻における上記圧力分布データごと
に抽出したが、該特徴量について詳しく説明する。
【0020】図4は、椅子に座った被験者の座面のある
測定時刻における圧力分布の例を示した図である。図4
において、個々の桝の中心位置が圧力の測定点を示し、
桝の色が薄いほど、その桝の中心位置における圧力が小
さく、濃いほどその圧力が大きいことを示している。
測定時刻における圧力分布の例を示した図である。図4
において、個々の桝の中心位置が圧力の測定点を示し、
桝の色が薄いほど、その桝の中心位置における圧力が小
さく、濃いほどその圧力が大きいことを示している。
【0021】特徴抽出手段4は、図4に示すような、あ
る測定時刻における圧力分布のデータから、周囲の桝と
比較して圧力値が最も高い1つの桝を分布のピークとし
て、そのピークの位置および圧力値、さらには加圧領域
の形状、面積、平均値などを求め、これらを圧力分布の
特徴量とする。なお、ピークが複数箇所存在する場合に
は、その全てについて調べる。このとき、他の加圧領域
と連続していない微小加圧領域や、明らかに被験者がい
ない領域での圧力を検出した領域などは、ノイズとして
無視する。例えば、図4において、上記圧力分布のピー
クは、左臀部のピーク41および右臀部のピーク42の
2か所存在し、それぞれ(Plx,Ply)および(P
rx,Pry)がピークの位置を示している。また、ノ
イズ44は、左臀部の加圧領域や右臀部の加圧領域43
と連続していないので無視される。
る測定時刻における圧力分布のデータから、周囲の桝と
比較して圧力値が最も高い1つの桝を分布のピークとし
て、そのピークの位置および圧力値、さらには加圧領域
の形状、面積、平均値などを求め、これらを圧力分布の
特徴量とする。なお、ピークが複数箇所存在する場合に
は、その全てについて調べる。このとき、他の加圧領域
と連続していない微小加圧領域や、明らかに被験者がい
ない領域での圧力を検出した領域などは、ノイズとして
無視する。例えば、図4において、上記圧力分布のピー
クは、左臀部のピーク41および右臀部のピーク42の
2か所存在し、それぞれ(Plx,Ply)および(P
rx,Pry)がピークの位置を示している。また、ノ
イズ44は、左臀部の加圧領域や右臀部の加圧領域43
と連続していないので無視される。
【0022】また、上記の図1の動作の説明において、
特徴記憶手段5は、上記特徴量を時系列の特徴量データ
として記録するものとしたが、より詳しくは、上記特徴
量は、上記のピークの位置および圧力値、加圧領域の形
状,面積,平均値などのそれぞれの項目ごとに時系列の
特徴量データとして記録する。
特徴記憶手段5は、上記特徴量を時系列の特徴量データ
として記録するものとしたが、より詳しくは、上記特徴
量は、上記のピークの位置および圧力値、加圧領域の形
状,面積,平均値などのそれぞれの項目ごとに時系列の
特徴量データとして記録する。
【0023】さらに、姿勢解釈手段6では、上記特徴量
データの時間的変化等から、各測定時刻における被験者
の姿勢および動きを推定するものとしたが、以下により
詳しく説明する。
データの時間的変化等から、各測定時刻における被験者
の姿勢および動きを推定するものとしたが、以下により
詳しく説明する。
【0024】図5は、実施の形態1による入力装置によ
り測定された圧力分布データの特徴と被験者の姿勢との
関係の例を示した図である。これは、座面全体の圧力分
布を測定した中で、左右の臀部に相当する領域のそれぞ
れの圧力分布のピークの圧力値および位置を特徴量デー
タとして用い、姿勢を正した初期状態からのピークの圧
力値および位置の時間的変化,及び該時間的変化を各ピ
ークごとに比較した相対的変化と、それらから推定され
る被験者の姿勢をパターン化したものである。
り測定された圧力分布データの特徴と被験者の姿勢との
関係の例を示した図である。これは、座面全体の圧力分
布を測定した中で、左右の臀部に相当する領域のそれぞ
れの圧力分布のピークの圧力値および位置を特徴量デー
タとして用い、姿勢を正した初期状態からのピークの圧
力値および位置の時間的変化,及び該時間的変化を各ピ
ークごとに比較した相対的変化と、それらから推定され
る被験者の姿勢をパターン化したものである。
【0025】図5において、Plp,Prpはそれぞれ
ある測定時刻における左右臀部の圧力分布のピークの圧
力値であり、(Plx,Ply)、(Prx,Pry)
はその時のそれぞれのピークの位置座標である。また、
Plp_0,Prp_0および(Plx_0,Ply_
0)、(Prx_0,Pry_0)はそれぞれ初期状態
における左右臀部のピークの圧力値および位置座標であ
る。
ある測定時刻における左右臀部の圧力分布のピークの圧
力値であり、(Plx,Ply)、(Prx,Pry)
はその時のそれぞれのピークの位置座標である。また、
Plp_0,Prp_0および(Plx_0,Ply_
0)、(Prx_0,Pry_0)はそれぞれ初期状態
における左右臀部のピークの圧力値および位置座標であ
る。
【0026】これらの特徴量データを用いて、被験者の
左右方向および前後方向のそれぞれの姿勢の変化を解析
する。まず、左右方向の姿勢変化については、ピークの
圧力値の変化を用いる。左臀部のピークの値が初期状態
の値と比較して大きくなっている場合(Plp>Plp
_0)には、上体の重心位置が左に移動していると考え
られるが、この時さらに右臀部のピークの値の変化の仕
方によって2通りの姿勢に区別する。すなわち、右臀部
のピークの圧力値が初期状態の値と比較して、かなり小
さくなった場合(Prp<<Prp_0)には、右臀部
はほぼ座面から浮き上がっていると考えられるので、上
体全体が左に傾いている(左傾)と判断するが、それほ
ど小さくなっていなければ(Prp<Prp_0)、あ
る程度右臀部は座面に接していると考えられるので、こ
の時は上体をまっすぐにして腰の部分だけ左側に移動さ
せている(要部の左移動)と判断する。また、右臀部の
ピークの圧力値が初期状態と比較して大きくなっている
場合(Prp>Prp_0)も、上記の左臀部の場合と
同様にして、左臀部のピークの圧力値の変化の仕方によ
って、右傾か腰部の右移動かを判断する。
左右方向および前後方向のそれぞれの姿勢の変化を解析
する。まず、左右方向の姿勢変化については、ピークの
圧力値の変化を用いる。左臀部のピークの値が初期状態
の値と比較して大きくなっている場合(Plp>Plp
_0)には、上体の重心位置が左に移動していると考え
られるが、この時さらに右臀部のピークの値の変化の仕
方によって2通りの姿勢に区別する。すなわち、右臀部
のピークの圧力値が初期状態の値と比較して、かなり小
さくなった場合(Prp<<Prp_0)には、右臀部
はほぼ座面から浮き上がっていると考えられるので、上
体全体が左に傾いている(左傾)と判断するが、それほ
ど小さくなっていなければ(Prp<Prp_0)、あ
る程度右臀部は座面に接していると考えられるので、こ
の時は上体をまっすぐにして腰の部分だけ左側に移動さ
せている(要部の左移動)と判断する。また、右臀部の
ピークの圧力値が初期状態と比較して大きくなっている
場合(Prp>Prp_0)も、上記の左臀部の場合と
同様にして、左臀部のピークの圧力値の変化の仕方によ
って、右傾か腰部の右移動かを判断する。
【0027】次に、前後方向の姿勢変化については、ピ
ークの位置座標(Y座標)の変化を用いる。左臀部のピ
ークの位置座標が初期状態と比較して前方に移動した場
合(Ply>Ply_0)において、右臀部のピークの
位置座標が左臀部と同様に前方に移動した場合には(P
ry>Pry_0)上体を前方に倒したと判断し、逆に
後方に移動した場合(Pry>Pry_0)には、単に
体を右にひねったものと判断する。上記の前傾と判断し
た場合には、さらに、左右の臀部のそれぞれのピークの
位置座標の変化量を比較して、3つの姿勢に区別する。
すなわち、左右の変化量がほぼ等しければ( Ply−
Ply_0 ≒ Pry−Pry_0)単なる前傾、左
側の変化量が大きければ( Ply−Ply_0 >>
Pry−Pry_0 )上体を右にひねりながらの前
傾、右側の変化量が大きければ( Ply−Ply_0
<< Pry−Pry_0 )上体を左にひねりなが
らの前傾と判断する。また、左臀部のピークが初期状態
と比較して、後方に移動した場合(Ply<Ply_
0)も、上記の前方に移動した場合と同様にして、右臀
部のピークの位置座標の変化の仕方、及び上記左右の変
化量の比較によって、単なる後傾か、上体を左あるいは
右にひねりながらの後傾か、それとも単なる左ひねりか
を判断する。
ークの位置座標(Y座標)の変化を用いる。左臀部のピ
ークの位置座標が初期状態と比較して前方に移動した場
合(Ply>Ply_0)において、右臀部のピークの
位置座標が左臀部と同様に前方に移動した場合には(P
ry>Pry_0)上体を前方に倒したと判断し、逆に
後方に移動した場合(Pry>Pry_0)には、単に
体を右にひねったものと判断する。上記の前傾と判断し
た場合には、さらに、左右の臀部のそれぞれのピークの
位置座標の変化量を比較して、3つの姿勢に区別する。
すなわち、左右の変化量がほぼ等しければ( Ply−
Ply_0 ≒ Pry−Pry_0)単なる前傾、左
側の変化量が大きければ( Ply−Ply_0 >>
Pry−Pry_0 )上体を右にひねりながらの前
傾、右側の変化量が大きければ( Ply−Ply_0
<< Pry−Pry_0 )上体を左にひねりなが
らの前傾と判断する。また、左臀部のピークが初期状態
と比較して、後方に移動した場合(Ply<Ply_
0)も、上記の前方に移動した場合と同様にして、右臀
部のピークの位置座標の変化の仕方、及び上記左右の変
化量の比較によって、単なる後傾か、上体を左あるいは
右にひねりながらの後傾か、それとも単なる左ひねりか
を判断する。
【0028】このようにして、左右の臀部それぞれの特
徴量データの時間的変化,及び該時間的変化を左右の臀
部について比較した相対的変化の様々な組合わせに対し
て、あらかじめ考えられ得る姿勢をパターン化してお
き、解析時に、実際の特徴量データの変化をパターンに
当てはめることにより、被験者の姿勢を推定することが
できる。
徴量データの時間的変化,及び該時間的変化を左右の臀
部について比較した相対的変化の様々な組合わせに対し
て、あらかじめ考えられ得る姿勢をパターン化してお
き、解析時に、実際の特徴量データの変化をパターンに
当てはめることにより、被験者の姿勢を推定することが
できる。
【0029】なお、上記特徴量データとして、上記ピー
クの位置座標および上記ピークの圧力値の他、加圧領域
の形状,面積,平均値などを用いることができ、また、
被験者がベッドに横たわって、あるいは足踏み運動など
をしてバランス機能の検査を行う場合には、多数のピー
クや加圧領域に対応した特徴量データを用いることも可
能である。
クの位置座標および上記ピークの圧力値の他、加圧領域
の形状,面積,平均値などを用いることができ、また、
被験者がベッドに横たわって、あるいは足踏み運動など
をしてバランス機能の検査を行う場合には、多数のピー
クや加圧領域に対応した特徴量データを用いることも可
能である。
【0030】また、上記のように被験者の姿勢を推定す
ると同時に、それぞれの特徴量データの値,及び上記時
間的変化による該特徴量データの値の変化量を用いるこ
とにより、被験者の姿勢を定量的に表すことができる。
ると同時に、それぞれの特徴量データの値,及び上記時
間的変化による該特徴量データの値の変化量を用いるこ
とにより、被験者の姿勢を定量的に表すことができる。
【0031】さらに、上記では姿勢を正した初期状態
と、ある時刻の状態とを比較した場合を説明したが、同
様にして、一定の微小時間だけ異なる時刻での圧力分布
の状態を比較して、姿勢の変化を推定し、さらに該姿勢
の変化を時系列にまとめることにより、被験者の動きを
も推定することができる。
と、ある時刻の状態とを比較した場合を説明したが、同
様にして、一定の微小時間だけ異なる時刻での圧力分布
の状態を比較して、姿勢の変化を推定し、さらに該姿勢
の変化を時系列にまとめることにより、被験者の動きを
も推定することができる。
【0032】したがって、姿勢解釈手段6では、上記特
徴量データの時間的変化,及び該時間的変化を各加圧領
域間で比較した相対的変化から、各測定時刻における被
験者の姿勢および動きを推定し、各測定時刻ごとに、そ
の推定した被験者の姿勢および動きの種類,並びに該姿
勢および動きを定量的に表した数値が出力信号生成手段
7によって、コード化され、時系列のコード化されたデ
ータとして外部装置に出力される。外部装置としては、
例えば人の姿勢、運動をアニメーションとして表示画面
に表示させる装置などがある。このような装置に、本実
施の形態1による入力装置で導出した被験者の姿勢およ
び動きに関する信号を入力すれば、バランス機能の訓練
や検査を行なった際の被験者の姿勢を、訓練や検査の実
施後に再度、視覚的に確認することができる。
徴量データの時間的変化,及び該時間的変化を各加圧領
域間で比較した相対的変化から、各測定時刻における被
験者の姿勢および動きを推定し、各測定時刻ごとに、そ
の推定した被験者の姿勢および動きの種類,並びに該姿
勢および動きを定量的に表した数値が出力信号生成手段
7によって、コード化され、時系列のコード化されたデ
ータとして外部装置に出力される。外部装置としては、
例えば人の姿勢、運動をアニメーションとして表示画面
に表示させる装置などがある。このような装置に、本実
施の形態1による入力装置で導出した被験者の姿勢およ
び動きに関する信号を入力すれば、バランス機能の訓練
や検査を行なった際の被験者の姿勢を、訓練や検査の実
施後に再度、視覚的に確認することができる。
【0033】以上のようにして、本実施の形態1による
入力装置は、被験者の身体と接する面における圧力分布
の状態を測定して、特徴抽出手段で圧力分布データから
各測定時刻における圧力分布の特徴を特徴量として抽出
し、姿勢解釈手段で該特徴量から被験者の姿勢を導出す
る構成としたことにより、バランス機能の検査、訓練中
の被験者の具体的な姿勢を、検査や訓練の終了後に把握
することかでき、被験者のバランス機能に関する詳細な
検討が可能になり、その結果、より効果的な検査や訓練
を実施することが可能になる。
入力装置は、被験者の身体と接する面における圧力分布
の状態を測定して、特徴抽出手段で圧力分布データから
各測定時刻における圧力分布の特徴を特徴量として抽出
し、姿勢解釈手段で該特徴量から被験者の姿勢を導出す
る構成としたことにより、バランス機能の検査、訓練中
の被験者の具体的な姿勢を、検査や訓練の終了後に把握
することかでき、被験者のバランス機能に関する詳細な
検討が可能になり、その結果、より効果的な検査や訓練
を実施することが可能になる。
【0034】また、上記特徴抽出手段は、上記圧力分布
において、左右の臀部に相当する領域のそれぞれの圧力
分布のピークの圧力値および位置座標を特徴量として抽
出し、上記姿勢解釈手段は、上記ピークの圧力値および
位置座標の時間的変化、および該時間的変化を各ピーク
ごとに比較した相対的変化に基づいて、被験者の姿勢デ
ータを導出するものとしたから、左右の臀部それぞれの
上記時間的変化,及び上記相対的変化の様々な組合わせ
に対して、あらかじめ考えられ得る姿勢をパターン化し
ておき、解析時に、実際の特徴量データの変化をパター
ンに当てはめることにより、被験者の姿勢を推定するこ
とができる。
において、左右の臀部に相当する領域のそれぞれの圧力
分布のピークの圧力値および位置座標を特徴量として抽
出し、上記姿勢解釈手段は、上記ピークの圧力値および
位置座標の時間的変化、および該時間的変化を各ピーク
ごとに比較した相対的変化に基づいて、被験者の姿勢デ
ータを導出するものとしたから、左右の臀部それぞれの
上記時間的変化,及び上記相対的変化の様々な組合わせ
に対して、あらかじめ考えられ得る姿勢をパターン化し
ておき、解析時に、実際の特徴量データの変化をパター
ンに当てはめることにより、被験者の姿勢を推定するこ
とができる。
【0035】また、圧力分布測定手段は、感圧導電性ゴ
ムのようなシート状の薄く柔軟なセンサ部を持つものと
したから、設置場所が限定されず、被験者の状態に合わ
せて適切な場所に設置することにより、全てのリハビリ
時期に適用して、立位の状態だけでなく、ベッド上での
仰臥位や椅子に座った座位の状態、さらには歩行器を含
めて被験者の姿勢を把握することができる。
ムのようなシート状の薄く柔軟なセンサ部を持つものと
したから、設置場所が限定されず、被験者の状態に合わ
せて適切な場所に設置することにより、全てのリハビリ
時期に適用して、立位の状態だけでなく、ベッド上での
仰臥位や椅子に座った座位の状態、さらには歩行器を含
めて被験者の姿勢を把握することができる。
【0036】なお、本実施の形態1では、圧力分布測定
手段として感圧導電性ゴムを用いた場合を説明したが、
面上の圧力分布を測定でき、かつ薄く柔軟性のあるシー
ト状のものであればどのようなものでもよく、例えば感
圧抵抗インクをマトリックス状にプリントしたもの
(「新しい足底圧解析システム」POアカデミージャー
ナル Vol.2,No.3,1994)や、ひずみゲ
ージをマトリックス状に配置したもの(日本電気三栄製
DL1200)などを用いても、感圧導電性ゴムを用い
た場合と同様、全てのリハビリ時期に適用可能であると
いう効果が得られる。
手段として感圧導電性ゴムを用いた場合を説明したが、
面上の圧力分布を測定でき、かつ薄く柔軟性のあるシー
ト状のものであればどのようなものでもよく、例えば感
圧抵抗インクをマトリックス状にプリントしたもの
(「新しい足底圧解析システム」POアカデミージャー
ナル Vol.2,No.3,1994)や、ひずみゲ
ージをマトリックス状に配置したもの(日本電気三栄製
DL1200)などを用いても、感圧導電性ゴムを用い
た場合と同様、全てのリハビリ時期に適用可能であると
いう効果が得られる。
【0037】実施の形態2.本実施の形態2による入力
装置は、バランス機能に関する検査や訓練を行なってい
る最中の被験者の姿勢を、リアルタイムに推定できるよ
うにしたものである。図6は、本実施の形態2による入
力装置の構成を示したブロック図である。図6におい
て、図1と同一符号は同一又は相当部分を示している。
64は特徴抽出手段であり、I/Oポート2が受け取っ
た信号の値からただちに被験者の圧力分布の特徴を特徴
量として抽出する。65は特徴一時記憶手段であり、特
徴抽出手段64が抽出した特徴量を時系列の特徴量デー
タとして保持しておく。66は姿勢解釈手段であり、特
徴抽出手段64が抽出した最新の圧力分布の特徴と、特
徴一時記憶手段65が保持する時系列の特徴量データか
ら、被験者の姿勢データを導出する。
装置は、バランス機能に関する検査や訓練を行なってい
る最中の被験者の姿勢を、リアルタイムに推定できるよ
うにしたものである。図6は、本実施の形態2による入
力装置の構成を示したブロック図である。図6におい
て、図1と同一符号は同一又は相当部分を示している。
64は特徴抽出手段であり、I/Oポート2が受け取っ
た信号の値からただちに被験者の圧力分布の特徴を特徴
量として抽出する。65は特徴一時記憶手段であり、特
徴抽出手段64が抽出した特徴量を時系列の特徴量デー
タとして保持しておく。66は姿勢解釈手段であり、特
徴抽出手段64が抽出した最新の圧力分布の特徴と、特
徴一時記憶手段65が保持する時系列の特徴量データか
ら、被験者の姿勢データを導出する。
【0038】ここで、圧力分布測定手段1は、感圧導電
性ゴムを用い、実施の形態1におけるものと同様に構成
されている。したがって、圧力分布測定手段1は、実施
の形態1と同様、圧力分布測定手段1におけるセンサ部
28(図2参照)を、ベッドに横たわっている被験者の
体の下、あるいは椅子に座っている被験者の座面や背
中、さらには足踏み運動や歩行訓練をしている被験者の
足元に敷き、被験者が体を動かしたときの圧力分布の変
化を測定する。
性ゴムを用い、実施の形態1におけるものと同様に構成
されている。したがって、圧力分布測定手段1は、実施
の形態1と同様、圧力分布測定手段1におけるセンサ部
28(図2参照)を、ベッドに横たわっている被験者の
体の下、あるいは椅子に座っている被験者の座面や背
中、さらには足踏み運動や歩行訓練をしている被験者の
足元に敷き、被験者が体を動かしたときの圧力分布の変
化を測定する。
【0039】次に、図6に示した入力装置の動作につい
て説明する。まず、実施の形態1と同様にして、圧力分
布測定手段1で圧力の分布状態が測定され、測定された
値がディジタル信号に変換されてI/Oポート2に出力
される。ここで、圧力分布測定手段1からI/Oポート
2が受け取る信号は、面全体を1回スキャンした時のデ
ータをまとめて、スキャンを開始、あるいは終了、ある
いはその途中の一定の時刻での圧力分布データとして扱
う。I/Oポート2に出力された該圧力分布データは、
ただちに特徴抽出手段64に送られると同時に特徴抽出
手段64で解析される。特徴抽出手段64は、受け取っ
た最新の圧力分布データから、実施例1で示した特徴抽
出手段4と同様にして、圧力分布の特徴量を抽出する。
抽出された特徴量は、ただちに姿勢解釈手段66に送ら
れると同時に、特徴一時記憶手段65に当該特徴量を測
定した時刻の情報とともに記録される。したがって、特
徴一時記憶手段65には、測定時刻の経過にともなっ
て、各測定時刻ごとに抽出された特徴量が時系列の特徴
量データとして記憶される。そして、姿勢解釈手段66
は、特徴抽出手段64から受け取る最新の特徴量と、特
徴一時記憶手段65に記憶されているそれ以前の時系列
の特徴量データとから、特徴量データの時間的変化,及
び該時間的変化を各加圧領域間で比較した相対的変化を
求め、その結果に基づき、実施例1に示した姿勢解釈手
段6と同様にして、最新の測定時刻における被験者の姿
勢および動きを推定する。姿勢解釈手段66が推定した
被験者の姿勢および動きは、その推定した被験者の姿勢
および動きの種類,並びに該姿勢および動きを定量的に
表した数値が出力信号生成手段7によって、コード化さ
れ、ただちに外部装置に出力される。
て説明する。まず、実施の形態1と同様にして、圧力分
布測定手段1で圧力の分布状態が測定され、測定された
値がディジタル信号に変換されてI/Oポート2に出力
される。ここで、圧力分布測定手段1からI/Oポート
2が受け取る信号は、面全体を1回スキャンした時のデ
ータをまとめて、スキャンを開始、あるいは終了、ある
いはその途中の一定の時刻での圧力分布データとして扱
う。I/Oポート2に出力された該圧力分布データは、
ただちに特徴抽出手段64に送られると同時に特徴抽出
手段64で解析される。特徴抽出手段64は、受け取っ
た最新の圧力分布データから、実施例1で示した特徴抽
出手段4と同様にして、圧力分布の特徴量を抽出する。
抽出された特徴量は、ただちに姿勢解釈手段66に送ら
れると同時に、特徴一時記憶手段65に当該特徴量を測
定した時刻の情報とともに記録される。したがって、特
徴一時記憶手段65には、測定時刻の経過にともなっ
て、各測定時刻ごとに抽出された特徴量が時系列の特徴
量データとして記憶される。そして、姿勢解釈手段66
は、特徴抽出手段64から受け取る最新の特徴量と、特
徴一時記憶手段65に記憶されているそれ以前の時系列
の特徴量データとから、特徴量データの時間的変化,及
び該時間的変化を各加圧領域間で比較した相対的変化を
求め、その結果に基づき、実施例1に示した姿勢解釈手
段6と同様にして、最新の測定時刻における被験者の姿
勢および動きを推定する。姿勢解釈手段66が推定した
被験者の姿勢および動きは、その推定した被験者の姿勢
および動きの種類,並びに該姿勢および動きを定量的に
表した数値が出力信号生成手段7によって、コード化さ
れ、ただちに外部装置に出力される。
【0040】このようにして、圧力分布測定手段1が逐
次測定する圧力分布の値を、ただちに特徴抽出手段6
4、および姿勢解釈手段66で処理することにより、検
査中や訓練中の被験者の姿勢および動きをリアルタイム
に把握することができる。ここで、外部装置としては、
例えば従来例に示したようなバランス機能に関する検査
あるいは訓練を行なうもので、図3に示した検査装置3
3のように、検査または訓練中の被験者の姿勢、運動に
応じて被験者に提示する映像をリアルタイムに変化させ
て表示画面に表示させる装置などがある。
次測定する圧力分布の値を、ただちに特徴抽出手段6
4、および姿勢解釈手段66で処理することにより、検
査中や訓練中の被験者の姿勢および動きをリアルタイム
に把握することができる。ここで、外部装置としては、
例えば従来例に示したようなバランス機能に関する検査
あるいは訓練を行なうもので、図3に示した検査装置3
3のように、検査または訓練中の被験者の姿勢、運動に
応じて被験者に提示する映像をリアルタイムに変化させ
て表示画面に表示させる装置などがある。
【0041】このような装置に対して、本実施の形態2
による入力装置で導出した被験者の姿勢、動きに関する
信号を入力することにより、被験者の姿勢や動きをより
具体的に反映した映像を提供することが可能になり、検
査または訓練の効果の向上が期待できる。
による入力装置で導出した被験者の姿勢、動きに関する
信号を入力することにより、被験者の姿勢や動きをより
具体的に反映した映像を提供することが可能になり、検
査または訓練の効果の向上が期待できる。
【0042】以上のようにして、本実施の形態2による
入力装置は、被験者の身体と接する面における圧力分布
の状態を測定して、特徴抽出手段で最新の圧力分布デー
タから、ただちに圧力分布の特徴を最新の特徴量として
抽出し、特徴一時記憶手段が該特徴量を逐次保持した時
系列の特徴量データと、上記最新の特徴量とから、ただ
ちに被験者の姿勢データを導出する姿勢解釈手段を備え
た構成にすることにより、バランス機能の検査、訓練中
の被験者の具体的な姿勢および動きの把握と、その結果
の外部機器への出力をリアルタイムに行なうことができ
るので、被験者の状態を即座に検査、訓練にフィードバ
ックし、その内容を逐次適切に変更することが可能とな
り、より効果的な検査、訓練を実施することができるよ
うになる。
入力装置は、被験者の身体と接する面における圧力分布
の状態を測定して、特徴抽出手段で最新の圧力分布デー
タから、ただちに圧力分布の特徴を最新の特徴量として
抽出し、特徴一時記憶手段が該特徴量を逐次保持した時
系列の特徴量データと、上記最新の特徴量とから、ただ
ちに被験者の姿勢データを導出する姿勢解釈手段を備え
た構成にすることにより、バランス機能の検査、訓練中
の被験者の具体的な姿勢および動きの把握と、その結果
の外部機器への出力をリアルタイムに行なうことができ
るので、被験者の状態を即座に検査、訓練にフィードバ
ックし、その内容を逐次適切に変更することが可能とな
り、より効果的な検査、訓練を実施することができるよ
うになる。
【0043】また、上記特徴抽出手段は、上記圧力分布
において、左右の臀部に相当する領域のそれぞれの圧力
分布のピークの圧力値および位置座標を特徴量として抽
出し、上記姿勢解釈手段は、上記ピークの圧力値および
位置座標の時間的変化、および該時間的変化を各ピーク
ごとに比較した相対的変化に基づいて、被験者の姿勢デ
ータを導出するものとしたから、左右の臀部それぞれの
上記時間的変化,及び上記相対的変化の様々な組合わせ
に対して、あらかじめ考えられ得る姿勢をパターン化し
ておき、測定時に、実際の特徴量データの変化をパター
ンに当てはめることにより、被験者の姿勢を推定するこ
とができる。
において、左右の臀部に相当する領域のそれぞれの圧力
分布のピークの圧力値および位置座標を特徴量として抽
出し、上記姿勢解釈手段は、上記ピークの圧力値および
位置座標の時間的変化、および該時間的変化を各ピーク
ごとに比較した相対的変化に基づいて、被験者の姿勢デ
ータを導出するものとしたから、左右の臀部それぞれの
上記時間的変化,及び上記相対的変化の様々な組合わせ
に対して、あらかじめ考えられ得る姿勢をパターン化し
ておき、測定時に、実際の特徴量データの変化をパター
ンに当てはめることにより、被験者の姿勢を推定するこ
とができる。
【0044】また、圧力分布測定手段は、感圧導電性ゴ
ムのようなシート状の薄く柔軟なセンサ部を持つものと
したから、設置場所が限定されず、被験者の状態に合わ
せて適切な場所に設置することにより、全てのリハビリ
時期に適用して、立位の状態だけでなく、ベッド上での
仰臥位や椅子に座った座位の状態、さらには歩行器を含
めて被験者の姿勢をリアルタイムに把握することができ
る。
ムのようなシート状の薄く柔軟なセンサ部を持つものと
したから、設置場所が限定されず、被験者の状態に合わ
せて適切な場所に設置することにより、全てのリハビリ
時期に適用して、立位の状態だけでなく、ベッド上での
仰臥位や椅子に座った座位の状態、さらには歩行器を含
めて被験者の姿勢をリアルタイムに把握することができ
る。
【0045】なお、本実施の形態2においても、実施の
形態1と同様、圧力分布測定手段として感圧導電性ゴム
を用いたが、実施の形態1において説明したように、面
上の圧力分布を測定でき、かつ薄く柔軟性のあるシート
状のものであればどのようなものでもよく、上記と同様
に、全てのリハビリ時期に適用可能であるという効果が
得られる。
形態1と同様、圧力分布測定手段として感圧導電性ゴム
を用いたが、実施の形態1において説明したように、面
上の圧力分布を測定でき、かつ薄く柔軟性のあるシート
状のものであればどのようなものでもよく、上記と同様
に、全てのリハビリ時期に適用可能であるという効果が
得られる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明(請求項1)にか
かる入力装置によれば、バランス機能のリハビリテーシ
ョンにおいて、検査または訓練に用いられる装置に、被
験者の動きを取り込むための入力装置であって、上記被
験者の身体と接する外表面における圧力分布の状態を逐
次測定する圧力分布測定手段と、上記圧力分布測定手段
が測定した各測定時刻における圧力分布データを時系列
の圧力分布データとして保持する測定値記憶手段と、上
記測定値記憶手段が保持する時系列の圧力分布データか
ら各測定時刻における圧力分布の特徴を特徴量として抽
出する特徴抽出手段と、上記特徴抽出手段が抽出した各
測定時刻における特徴量を時系列の特徴量データとして
保持する特徴記憶手段と、上記特徴記憶手段が保持する
時系列の特徴量データから各測定時刻における被験者の
姿勢データを導出する姿勢解釈手段と、上記姿勢解釈手
段が導出した被験者の姿勢データを外部の上記装置に出
力するための信号に変換する出力信号生成手段とを備え
たから、バランス機能の検査や訓練時の被験者の姿勢や
動きを具体的に把握することができるので、被験者の状
態に応じた、より効果的な検査、訓練を実施することが
可能となるという効果が得られる。
かる入力装置によれば、バランス機能のリハビリテーシ
ョンにおいて、検査または訓練に用いられる装置に、被
験者の動きを取り込むための入力装置であって、上記被
験者の身体と接する外表面における圧力分布の状態を逐
次測定する圧力分布測定手段と、上記圧力分布測定手段
が測定した各測定時刻における圧力分布データを時系列
の圧力分布データとして保持する測定値記憶手段と、上
記測定値記憶手段が保持する時系列の圧力分布データか
ら各測定時刻における圧力分布の特徴を特徴量として抽
出する特徴抽出手段と、上記特徴抽出手段が抽出した各
測定時刻における特徴量を時系列の特徴量データとして
保持する特徴記憶手段と、上記特徴記憶手段が保持する
時系列の特徴量データから各測定時刻における被験者の
姿勢データを導出する姿勢解釈手段と、上記姿勢解釈手
段が導出した被験者の姿勢データを外部の上記装置に出
力するための信号に変換する出力信号生成手段とを備え
たから、バランス機能の検査や訓練時の被験者の姿勢や
動きを具体的に把握することができるので、被験者の状
態に応じた、より効果的な検査、訓練を実施することが
可能となるという効果が得られる。
【0047】また、本発明(請求項2)にかかる入力装
置によれば、バランス機能のリハビリテーションにおい
て、検査または訓練に用いられる装置に、被験者の動き
を取り込むための入力装置であって、上記被験者の身体
と接する外表面における圧力分布の状態を逐次測定する
圧力分布測定手段と、上記圧力分布測定手段が測定した
最新の圧力分布データから、ただちに圧力分布の特徴を
特徴量として抽出する特徴抽出手段と、上記特徴抽出手
段が抽出した特徴量を時系列の特徴量データとして逐次
保持する特徴一時記憶手段と、上記特徴抽出手段が抽出
した最新の圧力分布の特徴と、上記特徴一時記憶手段が
保持する時系列の特徴量データとから、ただちに被験者
の姿勢データを導出する姿勢解釈手段と、上記姿勢解釈
手段が導出した被験者の姿勢データをただちに外部の上
記装置に出力するための信号に変換する出力信号生成手
段とを備えたから、検査や訓練中の被験者の姿勢や動き
をリアルタイムに把握することができるので、検査や訓
練の内容を即座に変更することが可能になるという効果
が得られる。
置によれば、バランス機能のリハビリテーションにおい
て、検査または訓練に用いられる装置に、被験者の動き
を取り込むための入力装置であって、上記被験者の身体
と接する外表面における圧力分布の状態を逐次測定する
圧力分布測定手段と、上記圧力分布測定手段が測定した
最新の圧力分布データから、ただちに圧力分布の特徴を
特徴量として抽出する特徴抽出手段と、上記特徴抽出手
段が抽出した特徴量を時系列の特徴量データとして逐次
保持する特徴一時記憶手段と、上記特徴抽出手段が抽出
した最新の圧力分布の特徴と、上記特徴一時記憶手段が
保持する時系列の特徴量データとから、ただちに被験者
の姿勢データを導出する姿勢解釈手段と、上記姿勢解釈
手段が導出した被験者の姿勢データをただちに外部の上
記装置に出力するための信号に変換する出力信号生成手
段とを備えたから、検査や訓練中の被験者の姿勢や動き
をリアルタイムに把握することができるので、検査や訓
練の内容を即座に変更することが可能になるという効果
が得られる。
【0048】また、本発明(請求項3)にかかる入力装
置によれば、請求項1または2に記載の入力装置におい
て、上記特徴抽出手段は、上記圧力分布において、周辺
よりも最も圧力が高い一つ以上の部分をそれぞれ分布の
ピークとして、該ピークの圧力値および位置座標を圧力
分布の特徴として抽出し、上記姿勢解釈手段は、上記ピ
ークの圧力値および位置座標の時間的変化、および上記
ピークが二つ以上あるとき、それぞれのピークの圧力値
および位置座標の時間的変化を比較した相対的変化に基
づいて、被験者の姿勢データを導出するものとしたか
ら、各ピークの特徴量データの時間的変化,及び該時間
的変化を各ピークごとに比較した相対的変化の様々な組
合わせに対して、あらかじめ考えられ得る姿勢をパター
ン化しておき、解析時または測定時に、実際の特徴量デ
ータの変化をパターンに当てはめることにより、被験者
の姿勢を推定することができる。
置によれば、請求項1または2に記載の入力装置におい
て、上記特徴抽出手段は、上記圧力分布において、周辺
よりも最も圧力が高い一つ以上の部分をそれぞれ分布の
ピークとして、該ピークの圧力値および位置座標を圧力
分布の特徴として抽出し、上記姿勢解釈手段は、上記ピ
ークの圧力値および位置座標の時間的変化、および上記
ピークが二つ以上あるとき、それぞれのピークの圧力値
および位置座標の時間的変化を比較した相対的変化に基
づいて、被験者の姿勢データを導出するものとしたか
ら、各ピークの特徴量データの時間的変化,及び該時間
的変化を各ピークごとに比較した相対的変化の様々な組
合わせに対して、あらかじめ考えられ得る姿勢をパター
ン化しておき、解析時または測定時に、実際の特徴量デ
ータの変化をパターンに当てはめることにより、被験者
の姿勢を推定することができる。
【0049】また、本発明(請求項4)にかかる入力装
置によれば、請求項1または2に記載の入力装置におい
て、上記圧力分布測定手段は、上記被験者の身体と接す
る外表面を含む部分が、シート状の薄くて柔軟なものか
らなるものとしたから、仰臥位、座位、立位、歩行時の
全ての状態における被験者の姿勢を把握するこができる
ので、障害が発生してから社会復帰するまで一貫した検
査、訓練が可能になるという効果が得られる。
置によれば、請求項1または2に記載の入力装置におい
て、上記圧力分布測定手段は、上記被験者の身体と接す
る外表面を含む部分が、シート状の薄くて柔軟なものか
らなるものとしたから、仰臥位、座位、立位、歩行時の
全ての状態における被験者の姿勢を把握するこができる
ので、障害が発生してから社会復帰するまで一貫した検
査、訓練が可能になるという効果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態1による入力装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1における圧力分布測定手
段の構成を示すブロック図である。
段の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態1による入力装置を用い
て、座位で検査を行う場合の様子を示す図である。
て、座位で検査を行う場合の様子を示す図である。
【図4】図3における座面の圧力分布の例を示す図であ
る。
る。
【図5】本発明の実施の形態1による入力装置により測
定された圧力分布データの特徴と被験者の姿勢との関係
の例を示した図である。
定された圧力分布データの特徴と被験者の姿勢との関係
の例を示した図である。
【図6】本発明の実施の形態2による入力装置の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図7】従来の従来のバランス機能回復訓練に用いられ
る装置の構成を示すブロック図である。
る装置の構成を示すブロック図である。
1 圧力分布測定手段 2 I/Oポート 3 測定値記憶手段 4 特徴抽出手段 5 特徴記憶手段 6 姿勢解釈手段 7 出力信号生成手段 21 フィルムX 22 フィルムY 23 感圧導電性ゴム 24 フィルムX用マルチプレクサ 25 フィルムY用マルチプレクサ 26 デジタルロジック 27 A/D変換器 28 センサ部 31 センサ部を除く入力装置 33 検査装置 41 左臀部のピーク 42 右臀部のピーク 43 右臀部の加圧領域 44 ノイズ 64 特徴抽出手段 65 特徴一時記憶手段 66 姿勢解釈手段 100 ロードセル 101 重心動揺計 102 アンプ 103 フィルタ 104 A/D変換器 105 演算手段 106 重心位置イメージ表示手段 107 入力手段 108 目標イメージ表示手段 109 感知手段 110 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱崎 省吾 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 身体のバランス機能を損傷した被験者が
行うリハビリテーションに際し、該バランス機能の損傷
の程度を測定するための検査、または該バランス機能を
回復させるための訓練に用いられる装置に、上記被験者
の身体の動きを取り込むための入力装置であって、 上記被験者の身体と接する外表面における圧力分布の状
態を逐次測定する圧力分布測定手段と、 上記圧力分布測定手段が測定した各測定時刻における圧
力分布データを時系列の圧力分布データとして保持する
測定値記憶手段と、 上記測定値記憶手段が保持する時系列の圧力分布データ
から各測定時刻における圧力分布の特徴を特徴量として
抽出する特徴抽出手段と、 上記特徴抽出手段が抽出した各測定時刻における特徴量
を時系列の特徴量データとして保持する特徴記憶手段
と、 上記特徴記憶手段が保持する時系列の特徴量データから
各測定時刻における被験者の姿勢データを導出する姿勢
解釈手段と、 上記姿勢解釈手段が導出した被験者の姿勢データを外部
の上記装置に出力するための信号に変換する出力信号生
成手段とを備えたことを特徴とする入力装置。 - 【請求項2】 身体のバランス機能を損傷した被験者が
行うリハビリテーションに際し、該バランス機能の損傷
の程度を測定するための検査、または該バランス機能を
回復させるための訓練に用いられる装置に、上記被験者
の身体の動きを取り込むための入力装置であって、 上記被験者の身体と接する外表面における圧力分布の状
態を逐次測定する圧力分布測定手段と、 上記圧力分布測定手段が測定した最新の圧力分布データ
から、ただちに圧力分布の特徴を特徴量として抽出する
特徴抽出手段と、 上記特徴抽出手段が抽出した特徴量を時系列の特徴量デ
ータとして逐次保持する特徴一時記憶手段と、 上記特徴抽出手段が抽出した最新の圧力分布の特徴と、
上記特徴一時記憶手段が保持する時系列の特徴量データ
とから、ただちに被験者の姿勢データを導出する姿勢解
釈手段と、 上記姿勢解釈手段が導出した被験者の姿勢データをただ
ちに外部の上記装置に出力するための信号に変換する出
力信号生成手段とを備えたことを特徴とする入力装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の入力装置にお
いて、 上記特徴抽出手段は、上記圧力分布において、一つ以上
の,周辺よりも最も圧力が高い部分をそれぞれ分布のピ
ークとして、該ピークの圧力値および位置座標を圧力分
布の特徴として抽出し、 上記姿勢解釈手段は、上記ピークの圧力値および位置座
標の時間的変化、および上記ピークが二つ以上あると
き、それぞれのピークの圧力値および位置座標の時間的
変化を比較した相対的変化に基づいて、被験者の姿勢デ
ータを導出するものであることを特徴とする入力装置。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載の入力装置にお
いて、 上記圧力分布測定手段は、上記被験者の身体と接する外
表面を含む部分が、シート状の薄くて柔軟なものからな
ることを特徴とする入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22663797A JPH1156818A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22663797A JPH1156818A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1156818A true JPH1156818A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16848310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22663797A Pending JPH1156818A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1156818A (ja) |
Cited By (16)
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---|---|---|---|---|
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JPWO2021065926A1 (ja) * | 2019-10-02 | 2021-04-08 | ||
CN112617817A (zh) * | 2020-12-17 | 2021-04-09 | 深圳数联天下智能科技有限公司 | 坐姿检测方法、装置、计算机设备及存储介质 |
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-
1997
- 1997-08-22 JP JP22663797A patent/JPH1156818A/ja active Pending
Cited By (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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