JPH1154702A - 容量素子およびその製造方法 - Google Patents
容量素子およびその製造方法Info
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- JPH1154702A JPH1154702A JP21215697A JP21215697A JPH1154702A JP H1154702 A JPH1154702 A JP H1154702A JP 21215697 A JP21215697 A JP 21215697A JP 21215697 A JP21215697 A JP 21215697A JP H1154702 A JPH1154702 A JP H1154702A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】集積回路等に内蔵される容量素子において、上
部電極と配線との密着性を向上させ、かつ配線を構成す
るチタンの容量絶縁膜への拡散を防止すること。 【解決手段】容量素子の上部電極4の上に、電極配線1
1または12を構成する材料の拡散を防止する拡散防止
層5および補助電極6を設けた。すなわち、上部電極4
および補助電極6の間に拡散防止層5が形成されている
ため、上部電極4の材料は容量絶縁膜3だけを考慮して
決めることができ、補助電極6の材料は電極配線12の
構成材料だけを考慮して決めることができ、電極配線1
2の最下層の材料は集積回路の拡散層および補助電極6
だけを考慮して決めることができる。したがって、それ
ぞれの材料選択の範囲が広くなるうえ、電極配線12の
構成材料が容量絶縁膜3に拡散してその誘電特性を劣化
させることがなくなり、高い信頼性が得られる。
部電極と配線との密着性を向上させ、かつ配線を構成す
るチタンの容量絶縁膜への拡散を防止すること。 【解決手段】容量素子の上部電極4の上に、電極配線1
1または12を構成する材料の拡散を防止する拡散防止
層5および補助電極6を設けた。すなわち、上部電極4
および補助電極6の間に拡散防止層5が形成されている
ため、上部電極4の材料は容量絶縁膜3だけを考慮して
決めることができ、補助電極6の材料は電極配線12の
構成材料だけを考慮して決めることができ、電極配線1
2の最下層の材料は集積回路の拡散層および補助電極6
だけを考慮して決めることができる。したがって、それ
ぞれの材料選択の範囲が広くなるうえ、電極配線12の
構成材料が容量絶縁膜3に拡散してその誘電特性を劣化
させることがなくなり、高い信頼性が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、高誘電率
を有する誘電体または強誘電体を容量絶縁膜とする容量
素子およびその製造方法に関する。
を有する誘電体または強誘電体を容量絶縁膜とする容量
素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロコンピュータ等の高速
化、低消費電力化が進む中で民生用電子機器が一段と高
度化し、そこに使用される半導体装置中に形成された半
導体素子の微細化が急速に進められてきている。それに
伴って電子機器から発生する電磁波雑音である不要輻射
が大きな問題になり、この不要輻射低減対策として高誘
電率を有する誘電体(以下単に高誘電体という)を容量
絶縁膜とする大容量の容量素子を半導体集積回路装置等
に内蔵する技術が注目をあびている。またダイナミック
RAMの高集積化に伴い、容量絶縁膜として従来用いら
れてきた珪素酸化物または珪素窒化物に代わって高誘電
体を用いる技術が広く研究されている。さらに低動作電
圧かつ高速書込み・高速読出しが可能な不揮発性RAM
の実用化を実現するために、自発分極特性を有する強誘
電体膜に関する研究開発が盛んに行われている。
化、低消費電力化が進む中で民生用電子機器が一段と高
度化し、そこに使用される半導体装置中に形成された半
導体素子の微細化が急速に進められてきている。それに
伴って電子機器から発生する電磁波雑音である不要輻射
が大きな問題になり、この不要輻射低減対策として高誘
電率を有する誘電体(以下単に高誘電体という)を容量
絶縁膜とする大容量の容量素子を半導体集積回路装置等
に内蔵する技術が注目をあびている。またダイナミック
RAMの高集積化に伴い、容量絶縁膜として従来用いら
れてきた珪素酸化物または珪素窒化物に代わって高誘電
体を用いる技術が広く研究されている。さらに低動作電
圧かつ高速書込み・高速読出しが可能な不揮発性RAM
の実用化を実現するために、自発分極特性を有する強誘
電体膜に関する研究開発が盛んに行われている。
【0003】これらの半導体装置を実現するための最重
要課題は、容量素子の特性を劣化させることなく集積化
を実現するための構造およびその製造方法を開発するこ
とにある。
要課題は、容量素子の特性を劣化させることなく集積化
を実現するための構造およびその製造方法を開発するこ
とにある。
【0004】以下、従来の容量素子およびその製造方法
について、図面を参照しながら説明する。図10は従来
の容量素子の要部断面図である。21は例えば集積回路
が作り込まれたシリコン基板等、その主面が絶縁性の基
板である。22は白金膜等で形成された下部電極、23
は強誘電体薄膜で形成された容量絶縁膜、24は白金膜
等で形成された上部電極であり、下部電極22と上部電
極24とで挟まれた容量絶縁膜23の部分が容量素子を
形成している。25は容量絶縁膜23に設けた開口部、
26は容量素子を覆った層間絶縁膜、27は層間絶縁膜
26に設けられ下部電極22に達する第1のコンタクト
孔、28は層間絶縁膜26に設けられ上部電極24に達
する第2のコンタクト孔、29は下部電極22に接続さ
れた第1の電極配線、30は上部電極24に接続された
第2の電極配線である。
について、図面を参照しながら説明する。図10は従来
の容量素子の要部断面図である。21は例えば集積回路
が作り込まれたシリコン基板等、その主面が絶縁性の基
板である。22は白金膜等で形成された下部電極、23
は強誘電体薄膜で形成された容量絶縁膜、24は白金膜
等で形成された上部電極であり、下部電極22と上部電
極24とで挟まれた容量絶縁膜23の部分が容量素子を
形成している。25は容量絶縁膜23に設けた開口部、
26は容量素子を覆った層間絶縁膜、27は層間絶縁膜
26に設けられ下部電極22に達する第1のコンタクト
孔、28は層間絶縁膜26に設けられ上部電極24に達
する第2のコンタクト孔、29は下部電極22に接続さ
れた第1の電極配線、30は上部電極24に接続された
第2の電極配線である。
【0005】最近では、これらの電極配線29、30
は、下層がチタン膜、上層がアルミを主成分とするアル
ミ合金膜または下層がチタン膜、中間層が窒化チタン
膜、上層がアルミを主成分とするアルミ合金膜で構成さ
れる。特にこのような容量素子を集積回路に内蔵させる
場合、第1、第2の電極配線は集積回路の拡散領域にも
接続されるため、その領域では拡散領域とアルミ合金膜
とのコンタクト抵抗を低減させるために最下層にチタン
膜が必要であり、このようなチタン膜が用いられるのが
普通である。
は、下層がチタン膜、上層がアルミを主成分とするアル
ミ合金膜または下層がチタン膜、中間層が窒化チタン
膜、上層がアルミを主成分とするアルミ合金膜で構成さ
れる。特にこのような容量素子を集積回路に内蔵させる
場合、第1、第2の電極配線は集積回路の拡散領域にも
接続されるため、その領域では拡散領域とアルミ合金膜
とのコンタクト抵抗を低減させるために最下層にチタン
膜が必要であり、このようなチタン膜が用いられるのが
普通である。
【0006】図11(a)〜図11(e)は、従来の容
量素子の製造方法を説明する工程断面図である。
量素子の製造方法を説明する工程断面図である。
【0007】まず、図11(a)に示すように、少なく
とも主面が絶縁性である基板21の上に第1の白金膜2
2a、強誘電体膜23a、第2の白金膜24aを形成す
る。次に図11(b)に示すように、第2の白金膜24
aを選択的にエッチングして上部電極24を形成する。
次に図11(c)に示すように、誘電体膜23aを選択
的にエッチングして容量絶縁膜23および容量絶縁膜2
3の開口部25を形成する。さらに第1の白金膜を選択
的にエッチングして下部電極22を形成する。次に全面
に層間絶縁膜26を形成した後、図11(d)に示すよ
うに、層間絶縁膜26に下部電極22に達する第1のコ
ンタクト孔27および上部電極24に達する第2のコン
タクト孔28を形成する。次に、チタン膜およびアルミ
合金膜を形成した後、選択的にエッチングし、図11
(e)に示すように下部電極22に接続された第1の電
極配線29および上部電極24に接続された第2の電極
配線30を形成する。なお、図7(e)では簡単のため
に第1の電極配線29、第2の電極配線30を1層で示
したが、実際には上記に説明したようにチタン膜とアル
ミ合金膜の2層膜、チタン膜と窒化チタン膜とアルミ合
金膜の3層膜等で構成される。
とも主面が絶縁性である基板21の上に第1の白金膜2
2a、強誘電体膜23a、第2の白金膜24aを形成す
る。次に図11(b)に示すように、第2の白金膜24
aを選択的にエッチングして上部電極24を形成する。
次に図11(c)に示すように、誘電体膜23aを選択
的にエッチングして容量絶縁膜23および容量絶縁膜2
3の開口部25を形成する。さらに第1の白金膜を選択
的にエッチングして下部電極22を形成する。次に全面
に層間絶縁膜26を形成した後、図11(d)に示すよ
うに、層間絶縁膜26に下部電極22に達する第1のコ
ンタクト孔27および上部電極24に達する第2のコン
タクト孔28を形成する。次に、チタン膜およびアルミ
合金膜を形成した後、選択的にエッチングし、図11
(e)に示すように下部電極22に接続された第1の電
極配線29および上部電極24に接続された第2の電極
配線30を形成する。なお、図7(e)では簡単のため
に第1の電極配線29、第2の電極配線30を1層で示
したが、実際には上記に説明したようにチタン膜とアル
ミ合金膜の2層膜、チタン膜と窒化チタン膜とアルミ合
金膜の3層膜等で構成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この様な従来の容量素
子においては、電極配線と上部電極との密着性を向上さ
せること、および電極配線形成後の熱処理時に電極配線
を構成する材料と容量絶縁膜との反応が極力生じない様
にすることが要求される。一般に、容量絶縁膜としては
金属酸化物強誘電体が用いられるため、下部電極、上部
電極としては熱処理時に金属酸化物との反応がなく、高
温に耐える材料として白金膜が用いられる。また、電極
配線としては、アルミニウム層と白金膜層との密着性を
向上させるためチタン層が両者の間に形成される。
子においては、電極配線と上部電極との密着性を向上さ
せること、および電極配線形成後の熱処理時に電極配線
を構成する材料と容量絶縁膜との反応が極力生じない様
にすることが要求される。一般に、容量絶縁膜としては
金属酸化物強誘電体が用いられるため、下部電極、上部
電極としては熱処理時に金属酸化物との反応がなく、高
温に耐える材料として白金膜が用いられる。また、電極
配線としては、アルミニウム層と白金膜層との密着性を
向上させるためチタン層が両者の間に形成される。
【0009】しかしながら、白金膜は通常スパッタで形
成されるため、柱状の結晶構造を有する。また容量素子
の性能を向上させるためにその製造工程において電極配
線形成後の熱処理等が必要不可欠となっている。従っ
て、この電極配線の熱処理時に、電極配線の最下層に使
用されたチタンが柱状結晶の白金膜の結晶粒界を通って
容量絶縁膜中に拡散し、容量絶縁膜を構成する強誘電体
膜と反応してその性能を低下させると言う課題を有して
いた。
成されるため、柱状の結晶構造を有する。また容量素子
の性能を向上させるためにその製造工程において電極配
線形成後の熱処理等が必要不可欠となっている。従っ
て、この電極配線の熱処理時に、電極配線の最下層に使
用されたチタンが柱状結晶の白金膜の結晶粒界を通って
容量絶縁膜中に拡散し、容量絶縁膜を構成する強誘電体
膜と反応してその性能を低下させると言う課題を有して
いた。
【0010】本発明は、上記従来の容量素子のこの様な
課題を考慮し、上部電極と電極配線との密着性の向上を
図るとともに、電極配線を構成するチタンの容量絶縁膜
への拡散の防止又は抑制を可能としたことにより、容量
素子の特性、信頼性を従来に比べてより一層向上させる
ことが出来る容量素子およびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
課題を考慮し、上部電極と電極配線との密着性の向上を
図るとともに、電極配線を構成するチタンの容量絶縁膜
への拡散の防止又は抑制を可能としたことにより、容量
素子の特性、信頼性を従来に比べてより一層向上させる
ことが出来る容量素子およびその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の容量素子は、例えば、容量絶縁膜を金属酸化
物強誘電体で構成し、容量絶縁膜の上に上部電極と上部
電極より面積の小さい拡散防止・抑制層と拡散防止・抑
制層を十分に覆って形成された補助電極とを形成したも
のであり、電極配線を構成する材料が容量絶縁膜中へ拡
散することを防止又は抑制し、かつ電極配線と上部電極
および下部電極との密着性を向上させることができるも
のである。なお、拡散防止・抑制層を構成する材料は、
電極配線を構成する材料の拡散を防止できるものであれ
ば、金属、金属酸化膜、金属窒化膜等が使用できる。
に本発明の容量素子は、例えば、容量絶縁膜を金属酸化
物強誘電体で構成し、容量絶縁膜の上に上部電極と上部
電極より面積の小さい拡散防止・抑制層と拡散防止・抑
制層を十分に覆って形成された補助電極とを形成したも
のであり、電極配線を構成する材料が容量絶縁膜中へ拡
散することを防止又は抑制し、かつ電極配線と上部電極
および下部電極との密着性を向上させることができるも
のである。なお、拡散防止・抑制層を構成する材料は、
電極配線を構成する材料の拡散を防止できるものであれ
ば、金属、金属酸化膜、金属窒化膜等が使用できる。
【0012】このような構成では拡散防止・抑制層に絶
縁膜を使用した場合でも拡散防止・抑制層の周縁部外で
上部電極と補助電極とが接触するように構成でき、その
部分で電気的にコンタクトをとることができる。
縁膜を使用した場合でも拡散防止・抑制層の周縁部外で
上部電極と補助電極とが接触するように構成でき、その
部分で電気的にコンタクトをとることができる。
【0013】また、本発明の容量素子の製造方法では、
例えば、容量素子の上部が補助電極で覆われており、拡
散防止・抑制層が露出していないので、容量素子を覆う
層間絶縁膜に容易にコンタクト孔を形成することができ
る。すなわち、層間絶縁膜と拡散防止・抑制膜のエッチ
ング速度に差がない場合でも、コンタクト孔のエッチン
グは補助電極で停止させることができる。
例えば、容量素子の上部が補助電極で覆われており、拡
散防止・抑制層が露出していないので、容量素子を覆う
層間絶縁膜に容易にコンタクト孔を形成することができ
る。すなわち、層間絶縁膜と拡散防止・抑制膜のエッチ
ング速度に差がない場合でも、コンタクト孔のエッチン
グは補助電極で停止させることができる。
【0014】そこで、請求項1に記載の本発明は、例え
ば、主面が絶縁性の基板上に形成された下部電極と容量
絶縁膜と上部電極とからなる容量素子において上部電極
の上に電極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制す
る拡散防止・抑制層と補助電極が形成されたものであ
り、上部電極の上に上部電極より小さい面積で形成され
た拡散防止・抑制層とその拡散防止・抑制層を覆いかつ
上部電極とほぼ同一面積で形成された補助電極を備えた
構成としたものであり、拡散防止・抑制層が上部電極と
補助電極によって包み込まれているために容量絶縁膜と
反応しやすい導電膜を拡散防止・抑制層に使用すること
ができ、また拡散防止・抑制層に絶縁膜を使用した場合
には拡散防止・抑制層の周縁部外で上部電極と補助電極
との電気的接触を保持することができる。したがって、
電極配線に使用する材料の容量絶縁膜への拡散を防止又
は抑制する拡散防止・抑制層の材料の選択範囲が広くな
り、それだけ容量素子の性能および信頼性を向上させる
ことができる。
ば、主面が絶縁性の基板上に形成された下部電極と容量
絶縁膜と上部電極とからなる容量素子において上部電極
の上に電極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制す
る拡散防止・抑制層と補助電極が形成されたものであ
り、上部電極の上に上部電極より小さい面積で形成され
た拡散防止・抑制層とその拡散防止・抑制層を覆いかつ
上部電極とほぼ同一面積で形成された補助電極を備えた
構成としたものであり、拡散防止・抑制層が上部電極と
補助電極によって包み込まれているために容量絶縁膜と
反応しやすい導電膜を拡散防止・抑制層に使用すること
ができ、また拡散防止・抑制層に絶縁膜を使用した場合
には拡散防止・抑制層の周縁部外で上部電極と補助電極
との電気的接触を保持することができる。したがって、
電極配線に使用する材料の容量絶縁膜への拡散を防止又
は抑制する拡散防止・抑制層の材料の選択範囲が広くな
り、それだけ容量素子の性能および信頼性を向上させる
ことができる。
【0015】請求項2に記載の本発明は、例えば、主面
が絶縁性の基板上に形成された下部電極と容量絶縁膜と
上部電極とからなる容量素子において上部電極の上に電
極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制する導電性
の拡散防止・抑制層と補助電極が形成されたものであ
り、上部電極と拡散防止・抑制層と補助電極とがほぼ同
一面積で形成され、拡散防止・抑制層が上部電極と補助
電極とで挟まれた構成を有しており、電極配線を構成す
る材料が容量絶縁膜へ拡散するのを防止又は抑制する。
したがって、電極配線に使用する材料の容量絶縁膜への
拡散を防止又は抑制する拡散防止・抑制層の材料の選択
範囲が広くなり、それだけ容量素子の性能および信頼性
を向上させることができる。
が絶縁性の基板上に形成された下部電極と容量絶縁膜と
上部電極とからなる容量素子において上部電極の上に電
極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制する導電性
の拡散防止・抑制層と補助電極が形成されたものであ
り、上部電極と拡散防止・抑制層と補助電極とがほぼ同
一面積で形成され、拡散防止・抑制層が上部電極と補助
電極とで挟まれた構成を有しており、電極配線を構成す
る材料が容量絶縁膜へ拡散するのを防止又は抑制する。
したがって、電極配線に使用する材料の容量絶縁膜への
拡散を防止又は抑制する拡散防止・抑制層の材料の選択
範囲が広くなり、それだけ容量素子の性能および信頼性
を向上させることができる。
【0016】請求項3に記載の本発明は、例えば、主面
が絶縁性の基板上に形成された下部電極と容量絶縁膜と
上部電極とからなる容量素子において上部電極の上に電
極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制する拡散防
止・抑制層と補助電極が形成され、かつ拡散防止・抑制
層が周縁部を酸化膜または窒化膜に変換した導電膜で形
成された構成を有しており、拡散防止・抑制層が上部電
極と補助電極と周縁部の酸化膜または窒化膜で包まれて
いるために、拡散防止・抑制層の材料の選択範囲が広く
なり、それだけ容量素子の性能および信頼性を向上させ
ることができる。
が絶縁性の基板上に形成された下部電極と容量絶縁膜と
上部電極とからなる容量素子において上部電極の上に電
極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制する拡散防
止・抑制層と補助電極が形成され、かつ拡散防止・抑制
層が周縁部を酸化膜または窒化膜に変換した導電膜で形
成された構成を有しており、拡散防止・抑制層が上部電
極と補助電極と周縁部の酸化膜または窒化膜で包まれて
いるために、拡散防止・抑制層の材料の選択範囲が広く
なり、それだけ容量素子の性能および信頼性を向上させ
ることができる。
【0017】請求項4に記載の本発明は、例えば、請求
項1、2または3に記載の容量素子において電極配線が
チタン層を含む多層膜で構成され、かつ拡散防止・抑制
層がチタンの拡散を防止又は抑制する膜で構成されたも
のである。チタン膜は電極配線の最下層に使用されて、
補助電極およびシリコン基板の拡散層とアルミニウム膜
との密着性を向上させるために極めて効果がある。一方
チタンは容量絶縁膜が酸化物強誘電体で構成されている
場合、酸化物強誘電体中に拡散すると容量絶縁膜の性能
と信頼性を低下させることが知られているが、本発明の
構造によりチタンを完全にストップすることができる。
項1、2または3に記載の容量素子において電極配線が
チタン層を含む多層膜で構成され、かつ拡散防止・抑制
層がチタンの拡散を防止又は抑制する膜で構成されたも
のである。チタン膜は電極配線の最下層に使用されて、
補助電極およびシリコン基板の拡散層とアルミニウム膜
との密着性を向上させるために極めて効果がある。一方
チタンは容量絶縁膜が酸化物強誘電体で構成されている
場合、酸化物強誘電体中に拡散すると容量絶縁膜の性能
と信頼性を低下させることが知られているが、本発明の
構造によりチタンを完全にストップすることができる。
【0018】請求項5に記載の本発明は、例えば、請求
項1または2に記載の発明において拡散防止・抑制層を
構成する導電膜を酸化イリジウム膜または窒化チタン膜
など金属以外の導電膜を用いたものであり、拡散防止・
抑制層として金属以外の導電膜を使用しているためにそ
れ自体が容量絶縁膜に拡散することはなく、簡単な構造
で容量素子の性能および信頼性を向上させることができ
る。
項1または2に記載の発明において拡散防止・抑制層を
構成する導電膜を酸化イリジウム膜または窒化チタン膜
など金属以外の導電膜を用いたものであり、拡散防止・
抑制層として金属以外の導電膜を使用しているためにそ
れ自体が容量絶縁膜に拡散することはなく、簡単な構造
で容量素子の性能および信頼性を向上させることができ
る。
【0019】請求項6に記載の本発明は、例えば、請求
項3に記載の容量素子において拡散防止・抑制層として
窒化チタン膜を使用し、かつその窒化チタン膜の周縁部
を酸化チタン膜に変換した構成を有しており、補助電極
と上部電極との電気的接続は中央部の導電性窒化チタン
膜で行い、窒化チタン膜は上部電極、補助電極および周
縁部の酸化チタン膜で完全に包まれることになる。した
がってさらに効果的に容量素子の性能および信頼性を向
上させることができる。
項3に記載の容量素子において拡散防止・抑制層として
窒化チタン膜を使用し、かつその窒化チタン膜の周縁部
を酸化チタン膜に変換した構成を有しており、補助電極
と上部電極との電気的接続は中央部の導電性窒化チタン
膜で行い、窒化チタン膜は上部電極、補助電極および周
縁部の酸化チタン膜で完全に包まれることになる。した
がってさらに効果的に容量素子の性能および信頼性を向
上させることができる。
【0020】請求項7に記載の本発明は、例えば、請求
項1、2または3に記載の容量素子において、上部電
極、下部電極および補助電極が、白金、イリジウム、パ
ラジウムまたはロジウムの単層膜、それらの積層膜また
は合金膜である構成を有しており、各電極と容量絶縁膜
との反応を防止できる。
項1、2または3に記載の容量素子において、上部電
極、下部電極および補助電極が、白金、イリジウム、パ
ラジウムまたはロジウムの単層膜、それらの積層膜また
は合金膜である構成を有しており、各電極と容量絶縁膜
との反応を防止できる。
【0021】請求項8に記載の本発明は、例えば、請求
項1に記載の容量素子において、拡散防止・抑制層に酸
化シリコン膜、酸化チタン膜を用い、拡散防止・抑制層
の面積が上部電極および補助電極より小さく拡散防止・
抑制層の周縁部外で上部電極と補助電極とが電気的に接
続される構成を有するものであり、電極配線を構成する
材料の拡散を完全にストップすることができる。酸化シ
リコン膜はCVD法で形成した膜であっても緻密であ
り、チタンなどの金属の拡散を防止又は抑制する能力に
優れている。また酸化チタン膜はそれ自身容量絶縁膜に
影響を及ぼすチタンを含んでいるが、チタンと酸素の結
合力がきわめて強いためチタンが遊離することがなく、
また酸化シリコン膜よりさらに緻密である。また酸化チ
タン膜は酸化シリコン膜と白金膜との間の密着層として
用いて効果がある。
項1に記載の容量素子において、拡散防止・抑制層に酸
化シリコン膜、酸化チタン膜を用い、拡散防止・抑制層
の面積が上部電極および補助電極より小さく拡散防止・
抑制層の周縁部外で上部電極と補助電極とが電気的に接
続される構成を有するものであり、電極配線を構成する
材料の拡散を完全にストップすることができる。酸化シ
リコン膜はCVD法で形成した膜であっても緻密であ
り、チタンなどの金属の拡散を防止又は抑制する能力に
優れている。また酸化チタン膜はそれ自身容量絶縁膜に
影響を及ぼすチタンを含んでいるが、チタンと酸素の結
合力がきわめて強いためチタンが遊離することがなく、
また酸化シリコン膜よりさらに緻密である。また酸化チ
タン膜は酸化シリコン膜と白金膜との間の密着層として
用いて効果がある。
【0022】請求項9に記載の本発明は、例えば、請求
項1、2または3に記載の容量素子において、容量絶縁
膜としてストロンチウム、ビスマス、タンタルおよびニ
オビウムを主成分とする酸化物強誘電体を用いたもので
あり、請求項1、2または3に記載の構造と相まって、
高性能、高信頼性の容量素子を実現できるものである。
項1、2または3に記載の容量素子において、容量絶縁
膜としてストロンチウム、ビスマス、タンタルおよびニ
オビウムを主成分とする酸化物強誘電体を用いたもので
あり、請求項1、2または3に記載の構造と相まって、
高性能、高信頼性の容量素子を実現できるものである。
【0023】請求項10に記載の本発明は、例えば、請
求項1に記載の容量素子の製造方法に関するもので、少
なくとも主面が絶縁性の基板の上に第1の金属膜、誘電
体膜、第2の金属膜および電極配線を構成する材料の拡
散を防止又は抑制する拡散防止・抑制膜を積層して形成
する工程と、拡散防止・抑制膜をパターニングして拡散
防止・抑制層を形成する工程と、全面に第3の金属膜を
形成する工程と、拡散防止・抑制層を包み込んで第3の
金属膜および第2の金属膜をパターニングして第2の金
属膜からなる上部電極および第3の金属膜からなる補助
電極を形成する工程と、誘電体膜および第1の金属膜を
上部電極より大きく残してパターニングし、容量絶縁膜
と下部電極とを形成する工程と、容量絶縁膜の一部に下
部電極に達する開口部を形成する工程と、全面に層間絶
縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜に下部電極に達する
第1のコンタクト孔、補助電極に達する第2のコンタク
ト孔を形成する工程と、第1のコンタクト孔を介して下
部電極に接続された第1の電極配線と第2のコンタクト
孔を介して補助電極に接続された第2の電極配線とを形
成する工程とを有し、拡散防止・抑制層が上部電極と補
助電極に包み込まれた構造の電極構成を容易に形成でき
ることから、高性能、高信頼性の容量素子を製造するこ
とができる。
求項1に記載の容量素子の製造方法に関するもので、少
なくとも主面が絶縁性の基板の上に第1の金属膜、誘電
体膜、第2の金属膜および電極配線を構成する材料の拡
散を防止又は抑制する拡散防止・抑制膜を積層して形成
する工程と、拡散防止・抑制膜をパターニングして拡散
防止・抑制層を形成する工程と、全面に第3の金属膜を
形成する工程と、拡散防止・抑制層を包み込んで第3の
金属膜および第2の金属膜をパターニングして第2の金
属膜からなる上部電極および第3の金属膜からなる補助
電極を形成する工程と、誘電体膜および第1の金属膜を
上部電極より大きく残してパターニングし、容量絶縁膜
と下部電極とを形成する工程と、容量絶縁膜の一部に下
部電極に達する開口部を形成する工程と、全面に層間絶
縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜に下部電極に達する
第1のコンタクト孔、補助電極に達する第2のコンタク
ト孔を形成する工程と、第1のコンタクト孔を介して下
部電極に接続された第1の電極配線と第2のコンタクト
孔を介して補助電極に接続された第2の電極配線とを形
成する工程とを有し、拡散防止・抑制層が上部電極と補
助電極に包み込まれた構造の電極構成を容易に形成でき
ることから、高性能、高信頼性の容量素子を製造するこ
とができる。
【0024】請求項11に記載の本発明は、例えば、請
求項2に記載の容量素子の製造方法に関するもので、基
板上に第1の金属膜、誘電体膜、第2の金属膜および電
極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制する導電膜
および第3の金属膜を積層して形成する工程と、第3の
金属膜、導電膜および第2の金属膜を同一マスクを用い
てパターニングして補助電極と拡散防止・抑制層と上部
電極とを形成する工程と、誘電体膜と第1の金属膜を補
助電極より大きい面積でパターニングして容量絶縁膜と
下部電極とを形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成
する工程と、層間絶縁膜に下部電極に達する第1のコン
タクト孔、補助電極に達する第2のコンタクト孔を形成
する工程と、第1のコンタクト孔を介して下部電極に接
続された第1の電極配線と第2のコンタクト孔を介して
補助電極に接続された第2の電極配線とを形成する工程
とを有し、導電性の拡散防止・抑制層が上部電極と補助
電極に挟まれた構造の電極構成を容易に形成でき、高性
能、高信頼性の容量素子を製造することができる。
求項2に記載の容量素子の製造方法に関するもので、基
板上に第1の金属膜、誘電体膜、第2の金属膜および電
極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制する導電膜
および第3の金属膜を積層して形成する工程と、第3の
金属膜、導電膜および第2の金属膜を同一マスクを用い
てパターニングして補助電極と拡散防止・抑制層と上部
電極とを形成する工程と、誘電体膜と第1の金属膜を補
助電極より大きい面積でパターニングして容量絶縁膜と
下部電極とを形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成
する工程と、層間絶縁膜に下部電極に達する第1のコン
タクト孔、補助電極に達する第2のコンタクト孔を形成
する工程と、第1のコンタクト孔を介して下部電極に接
続された第1の電極配線と第2のコンタクト孔を介して
補助電極に接続された第2の電極配線とを形成する工程
とを有し、導電性の拡散防止・抑制層が上部電極と補助
電極に挟まれた構造の電極構成を容易に形成でき、高性
能、高信頼性の容量素子を製造することができる。
【0025】請求項12に記載の本発明は、例えば、基
板上に第1の金属膜、誘電体膜、第2の金属膜、導電膜
および第3の金属膜を積層して形成する工程と、第3の
金属膜、電極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制
する導電膜および第2の金属膜を同一マスクを用いてパ
ターニングして上部電極と拡散防止・抑制層と補助電極
とを形成する工程と、酸素を含有する雰囲気中で熱処理
し拡散防止・抑制層を構成する導電膜の周縁部を酸化す
る工程と、誘電体膜および第1の金属膜を上部電極より
大きく残してパターニングし、容量絶縁膜と下部電極と
を形成する工程と、容量絶縁膜の一部に下部電極に達す
る開口部を形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成す
る工程と、層間絶縁膜に下部電極に達する第1のコンタ
クト孔、補助電極に達する第2のコンタクト孔を形成す
る工程と、第1のコンタクト孔を介して下部電極に接続
された第1の電極配線と第2のコンタクト孔を介して補
助電極に接続された第2の電極配線とを形成する工程と
を有し、拡散防止・抑制層を導電膜で構成し、その周縁
部を酸化膜に変換する工程を採用することにより金属膜
を拡散防止・抑制層に使用しても完全に補助電極と上部
電極で包み込んだ構成とすることができる。
板上に第1の金属膜、誘電体膜、第2の金属膜、導電膜
および第3の金属膜を積層して形成する工程と、第3の
金属膜、電極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制
する導電膜および第2の金属膜を同一マスクを用いてパ
ターニングして上部電極と拡散防止・抑制層と補助電極
とを形成する工程と、酸素を含有する雰囲気中で熱処理
し拡散防止・抑制層を構成する導電膜の周縁部を酸化す
る工程と、誘電体膜および第1の金属膜を上部電極より
大きく残してパターニングし、容量絶縁膜と下部電極と
を形成する工程と、容量絶縁膜の一部に下部電極に達す
る開口部を形成する工程と、全面に層間絶縁膜を形成す
る工程と、層間絶縁膜に下部電極に達する第1のコンタ
クト孔、補助電極に達する第2のコンタクト孔を形成す
る工程と、第1のコンタクト孔を介して下部電極に接続
された第1の電極配線と第2のコンタクト孔を介して補
助電極に接続された第2の電極配線とを形成する工程と
を有し、拡散防止・抑制層を導電膜で構成し、その周縁
部を酸化膜に変換する工程を採用することにより金属膜
を拡散防止・抑制層に使用しても完全に補助電極と上部
電極で包み込んだ構成とすることができる。
【0026】又、請求項13に記載の本発明は、少なく
とも主面が絶縁性の基板と、前記基板上に形成された下
部電極と、前記下部電極の表面に形成された容量絶縁膜
と、前記容量絶縁膜の上に形成された上部電極と、前記
上部電極の上に形成された拡散防止・抑制層と、前記拡
散防止・抑制層の上に形成された補助電極と、前記絶縁
性の基板を覆って形成された層間絶縁膜と、前記層間絶
縁膜を貫通し前記補助電極に達するコンタクト孔と、前
記コンタクト孔を介して前記補助電極に接続された電極
配線とを備えた容量素子である。
とも主面が絶縁性の基板と、前記基板上に形成された下
部電極と、前記下部電極の表面に形成された容量絶縁膜
と、前記容量絶縁膜の上に形成された上部電極と、前記
上部電極の上に形成された拡散防止・抑制層と、前記拡
散防止・抑制層の上に形成された補助電極と、前記絶縁
性の基板を覆って形成された層間絶縁膜と、前記層間絶
縁膜を貫通し前記補助電極に達するコンタクト孔と、前
記コンタクト孔を介して前記補助電極に接続された電極
配線とを備えた容量素子である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図9を用いて説明する。
て、図1〜図9を用いて説明する。
【0028】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1における容量素子の要部断面図である。
形態1における容量素子の要部断面図である。
【0029】図1に示すように、本実施の形態の容量素
子においては、例えば集積回路が形成されたシリコン基
板等の、少なくとも表面が絶縁性の基板1上に下部電極
2、酸化物強誘電体等の誘電体膜からなる容量絶縁膜
3、上部電極4、拡散防止層5、及び拡散防止層5を包
み込んで形成された補助電極6が形成されている。下部
電極2および容量絶縁膜3は補助電極6より大きくパタ
ーニングされており、容量絶縁膜3の一部に下部電極2
を露出させた開口部7が形成されている。本発明の拡散
防止・抑制層は、拡散防止層5に対応する。
子においては、例えば集積回路が形成されたシリコン基
板等の、少なくとも表面が絶縁性の基板1上に下部電極
2、酸化物強誘電体等の誘電体膜からなる容量絶縁膜
3、上部電極4、拡散防止層5、及び拡散防止層5を包
み込んで形成された補助電極6が形成されている。下部
電極2および容量絶縁膜3は補助電極6より大きくパタ
ーニングされており、容量絶縁膜3の一部に下部電極2
を露出させた開口部7が形成されている。本発明の拡散
防止・抑制層は、拡散防止層5に対応する。
【0030】このように構成された容量素子を覆って層
間絶縁膜8が形成されており、この層間絶縁膜8には下
部電極2に達する第1のコンタクト孔9および補助電極
6に達する第2のコンタクト孔10が形成されている。
第1のコンタクト孔9を含んでチタン層11a、窒化チ
タン層11bおよびアルミニウム層11cからなる第1
の電極配線11が、第2のコンタクト孔10を含んでチ
タン層12a、窒化チタン層12bおよびアルミニウム
層12cからなる第2の電極配線12が形成されてい
る。
間絶縁膜8が形成されており、この層間絶縁膜8には下
部電極2に達する第1のコンタクト孔9および補助電極
6に達する第2のコンタクト孔10が形成されている。
第1のコンタクト孔9を含んでチタン層11a、窒化チ
タン層11bおよびアルミニウム層11cからなる第1
の電極配線11が、第2のコンタクト孔10を含んでチ
タン層12a、窒化チタン層12bおよびアルミニウム
層12cからなる第2の電極配線12が形成されてい
る。
【0031】下部電極2、上部電極4および補助電極6
としては白金膜が使用されるが、その他にイリジウム、
パラジウムまたはロジウムの単層膜、それらの積層膜ま
たは合金膜が用いられる。
としては白金膜が使用されるが、その他にイリジウム、
パラジウムまたはロジウムの単層膜、それらの積層膜ま
たは合金膜が用いられる。
【0032】また容量絶縁膜3を構成する酸化物強誘電
体としては、例えばビスマス層状ペロブスカイト構造の
強誘電体が用いられる。一般に強誘電体としてはチタン
酸バリウムに代表される金属酸化物強誘電体があるが、
ビスマス層状ペロブスカイト構造の強誘電体は強誘電体
としての安定性においてチタン酸バリウム等より優れて
いる。
体としては、例えばビスマス層状ペロブスカイト構造の
強誘電体が用いられる。一般に強誘電体としてはチタン
酸バリウムに代表される金属酸化物強誘電体があるが、
ビスマス層状ペロブスカイト構造の強誘電体は強誘電体
としての安定性においてチタン酸バリウム等より優れて
いる。
【0033】また拡散防止層5としては、酸化シリコン
膜や酸化チタン膜等の絶縁膜が用いられる。これらの材
料はチタンの拡散を防止又は抑制する機能が高く、第2
の電極配線12の最下層に用いたチタン層12a中のチ
タンが容量絶縁膜3中へ拡散することを防止又は抑制す
る。なお、本実施の形態における拡散防止層5は絶縁膜
であるため、拡散防止層5の周縁部で上部電極4と補助
電極6間のコンタクトをとっている。
膜や酸化チタン膜等の絶縁膜が用いられる。これらの材
料はチタンの拡散を防止又は抑制する機能が高く、第2
の電極配線12の最下層に用いたチタン層12a中のチ
タンが容量絶縁膜3中へ拡散することを防止又は抑制す
る。なお、本実施の形態における拡散防止層5は絶縁膜
であるため、拡散防止層5の周縁部で上部電極4と補助
電極6間のコンタクトをとっている。
【0034】実施の形態1における容量素子では、従来
の上部電極を白金膜で構成し、その白金膜に直接チタン
膜、アルミニウム膜からなる電極配線を形成した従来の
容量素子に比べて絶縁耐圧が約2倍、データ保持時間が
約1桁向上した。
の上部電極を白金膜で構成し、その白金膜に直接チタン
膜、アルミニウム膜からなる電極配線を形成した従来の
容量素子に比べて絶縁耐圧が約2倍、データ保持時間が
約1桁向上した。
【0035】尚、本実施の形態の容量素子の製造方法に
ついては、実施の形態4で述べる。
ついては、実施の形態4で述べる。
【0036】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2による容量素子の要部断面図である。
態2による容量素子の要部断面図である。
【0037】図1に示す実施の形態1と同一箇所には同
一符号を付して詳細説明を省略する。
一符号を付して詳細説明を省略する。
【0038】実施の形態2が図1に示す実施の形態1と
異なるのは、上部電極14、導電性の拡散防止層15お
よび補助電極16が同一形状に形成されている点であ
る。導電性の拡散防止層15としては酸化イリジウムや
窒化チタンなど上部電極14を通り抜けない酸化物導電
膜を使用することが望ましい。構造が簡単でありなが
ら、電極配線11、12に使用する金属が容量絶縁膜3
へ拡散することを容易に防止又は抑制することができ
る。
異なるのは、上部電極14、導電性の拡散防止層15お
よび補助電極16が同一形状に形成されている点であ
る。導電性の拡散防止層15としては酸化イリジウムや
窒化チタンなど上部電極14を通り抜けない酸化物導電
膜を使用することが望ましい。構造が簡単でありなが
ら、電極配線11、12に使用する金属が容量絶縁膜3
へ拡散することを容易に防止又は抑制することができ
る。
【0039】下部電極2、上部電極14および補助電極
16としては白金膜が使用されるが、その他にイリジウ
ム、パラジウムまたはロジウムの単層膜、それらの積層
膜または合金膜が用いられる。
16としては白金膜が使用されるが、その他にイリジウ
ム、パラジウムまたはロジウムの単層膜、それらの積層
膜または合金膜が用いられる。
【0040】また容量絶縁膜3を構成する酸化物強誘電
体としては、例えばビスマス層状ペロブスカイト構造の
強誘電体が用いられる。一般に強誘電体としてはチタン
酸バリウムに代表される金属酸化物強誘電体があるが、
ビスマス層状ペロブスカイト構造の強誘電体は強誘電体
としての安定性においてチタン酸バリウム等より優れて
いる。
体としては、例えばビスマス層状ペロブスカイト構造の
強誘電体が用いられる。一般に強誘電体としてはチタン
酸バリウムに代表される金属酸化物強誘電体があるが、
ビスマス層状ペロブスカイト構造の強誘電体は強誘電体
としての安定性においてチタン酸バリウム等より優れて
いる。
【0041】尚、本実施の形態の容量素子の製造方法に
ついては、実施の形態5で述べる。
ついては、実施の形態5で述べる。
【0042】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3による容量素子の要部断面図である。
態3による容量素子の要部断面図である。
【0043】図1に示す実施の形態1と同一箇所には同
一符号を付して詳細説明を省略する。
一符号を付して詳細説明を省略する。
【0044】実施の形態3が図1に示す実施の形態1と
異なるのは、上部電極17、拡散防止層18および補助
電極19が同一形状に形成されており、かつ拡散防止層
18が導電性領域18aと酸化膜または窒化膜からなる
周縁部領域18bとから形成されている点である。この
場合は、導電性領域18aが上部電極17、補助電極1
9および周縁部領域18bで包まれた形状となってお
り、拡散防止層18に使用する材料の選択範囲が実施の
形態2に比べていっそう広くなるという特徴がある。拡
散防止層18としては、窒化チタン膜などの窒化膜で、
酸素を含有する雰囲気中での熱処理により安定な酸化膜
に変換されるものが望ましい。また、金属であってもチ
タンの拡散を防止又は抑制する能力があり、かつ酸素を
含有する雰囲気中での熱処理により安定な酸化膜に変換
されるものであれば拡散防止層18として使用すること
ができる。
異なるのは、上部電極17、拡散防止層18および補助
電極19が同一形状に形成されており、かつ拡散防止層
18が導電性領域18aと酸化膜または窒化膜からなる
周縁部領域18bとから形成されている点である。この
場合は、導電性領域18aが上部電極17、補助電極1
9および周縁部領域18bで包まれた形状となってお
り、拡散防止層18に使用する材料の選択範囲が実施の
形態2に比べていっそう広くなるという特徴がある。拡
散防止層18としては、窒化チタン膜などの窒化膜で、
酸素を含有する雰囲気中での熱処理により安定な酸化膜
に変換されるものが望ましい。また、金属であってもチ
タンの拡散を防止又は抑制する能力があり、かつ酸素を
含有する雰囲気中での熱処理により安定な酸化膜に変換
されるものであれば拡散防止層18として使用すること
ができる。
【0045】下部電極2、上部電極17および補助電極
19としては白金膜が使用されるが、その他にイリジウ
ム、パラジウムまたはロジウムの単層膜、それらの積層
膜または合金膜が用いられる。
19としては白金膜が使用されるが、その他にイリジウ
ム、パラジウムまたはロジウムの単層膜、それらの積層
膜または合金膜が用いられる。
【0046】また容量絶縁膜3を構成する酸化物強誘電
体としては、例えばビスマス層状ペロブスカイト構造の
強誘電体が用いられる。一般に強誘電体としてはチタン
酸バリウムに代表される金属酸化物強誘電体があるが、
ビスマス層状ペロブスカイト構造の強誘電体は強誘電体
としての安定性においてチタン酸バリウム等より優れて
いる。
体としては、例えばビスマス層状ペロブスカイト構造の
強誘電体が用いられる。一般に強誘電体としてはチタン
酸バリウムに代表される金属酸化物強誘電体があるが、
ビスマス層状ペロブスカイト構造の強誘電体は強誘電体
としての安定性においてチタン酸バリウム等より優れて
いる。
【0047】尚、本実施の形態の容量素子の製造方法に
ついては、実施の形態6で述べる。
ついては、実施の形態6で述べる。
【0048】(実施の形態4)図4(a)〜図4(e)
は本発明の実施の形態4による容量素子の製造方法の前
半工程を示す工程断面図、図5(a)〜図5(c)は本
発明の実施の形態4による容量素子の製造方法の後半工
程を示す工程断面図である。
は本発明の実施の形態4による容量素子の製造方法の前
半工程を示す工程断面図、図5(a)〜図5(c)は本
発明の実施の形態4による容量素子の製造方法の後半工
程を示す工程断面図である。
【0049】尚、本実施の形態の容量素子は、上記実施
の形態1で述べた構成と同じものである。
の形態1で述べた構成と同じものである。
【0050】まず図4(a)に示すように、主面が絶縁
性の基板1の上に第1の金属膜2a、誘電体膜3a、第
2の金属膜4aおよび電極配線を構成する材料の拡散を
防止又は抑制する拡散防止膜5aを積層して形成する。
次に図4(b)に示すように拡散防止膜5aをパターニ
ングして拡散防止層5を形成する。次に図4(c)に示
すように、全面に第3の金属膜6aを形成する。次に第
3の金属膜6aおよび第2の金属膜4aをパターニング
して図4(d)に示すように上部電極4および補助電極
6を形成する。このとき、補助電極6および上部電極4
は拡散防止層5を完全に包み込むようにパターニングす
ることが必要である。次に補助電極6より大きい面積で
誘電体膜3aおよび第1の金属膜2aをパターニング
し、図4(e)に示すように容量絶縁膜3および下部電
極2を形成する。なお、容量絶縁膜3には下部電極2を
露出させて開口部7を形成する。
性の基板1の上に第1の金属膜2a、誘電体膜3a、第
2の金属膜4aおよび電極配線を構成する材料の拡散を
防止又は抑制する拡散防止膜5aを積層して形成する。
次に図4(b)に示すように拡散防止膜5aをパターニ
ングして拡散防止層5を形成する。次に図4(c)に示
すように、全面に第3の金属膜6aを形成する。次に第
3の金属膜6aおよび第2の金属膜4aをパターニング
して図4(d)に示すように上部電極4および補助電極
6を形成する。このとき、補助電極6および上部電極4
は拡散防止層5を完全に包み込むようにパターニングす
ることが必要である。次に補助電極6より大きい面積で
誘電体膜3aおよび第1の金属膜2aをパターニング
し、図4(e)に示すように容量絶縁膜3および下部電
極2を形成する。なお、容量絶縁膜3には下部電極2を
露出させて開口部7を形成する。
【0051】次に図5(a)に示すように、基板1の全
面に層間絶縁膜8を形成する。次に図5(b)に示すよ
うに、層間絶縁膜8に下部電極2に達する第1のコンタ
クト孔9および補助電極6に達する第2のコンタクト孔
10を形成する。次に全面にチタン膜、窒化チタン膜お
よびアルミニウム膜を積層して形成した後パターニング
し、図5(c)に示すように第1の電極配線11および
第2の電極配線12を形成する。第1の電極配線11は
基板1側から順にチタン層11a,窒化チタン層11b
およびアルミニウム層11cで構成され、第2の電極配
線12は基板1側から順にチタン層12a,窒化チタン
層12bおよびアルミニウム層12cで構成される。
面に層間絶縁膜8を形成する。次に図5(b)に示すよ
うに、層間絶縁膜8に下部電極2に達する第1のコンタ
クト孔9および補助電極6に達する第2のコンタクト孔
10を形成する。次に全面にチタン膜、窒化チタン膜お
よびアルミニウム膜を積層して形成した後パターニング
し、図5(c)に示すように第1の電極配線11および
第2の電極配線12を形成する。第1の電極配線11は
基板1側から順にチタン層11a,窒化チタン層11b
およびアルミニウム層11cで構成され、第2の電極配
線12は基板1側から順にチタン層12a,窒化チタン
層12bおよびアルミニウム層12cで構成される。
【0052】このように、拡散防止層5をまず形成した
後に第3の補助電極6となる第3の金属膜6aを形成す
ることにより、容易に拡散防止層5を上部電極4および
補助電極6で包み込むことができる。
後に第3の補助電極6となる第3の金属膜6aを形成す
ることにより、容易に拡散防止層5を上部電極4および
補助電極6で包み込むことができる。
【0053】(実施の形態5)図6(a)〜(d)は本
発明の実施の形態5による容量素子の製造方法の前半工
程を示す工程断面図、図7(a)〜(c)は本発明の実
施の形態5による容量素子の製造方法の後半工程を示す
工程断面図である。
発明の実施の形態5による容量素子の製造方法の前半工
程を示す工程断面図、図7(a)〜(c)は本発明の実
施の形態5による容量素子の製造方法の後半工程を示す
工程断面図である。
【0054】尚、本実施の形態の容量素子は、上記実施
の形態2で述べた構成と同じものである。
の形態2で述べた構成と同じものである。
【0055】まず、図6(a)に示すように、基板1の
上に第1の金属膜2a、誘電体膜3a、第2の金属膜1
4a、電極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制す
る導電膜15aおよび第3の金属膜16aを積層して形
成する。次に第3の金属膜16a、導電膜15aおよび
第2の金属膜14aをパターニングして補助電極16、
拡散防止層15および上部電極14を同一パターンに形
成する。次に図6(c)に示すように、誘電体膜3aお
よび第1の金属膜2aを補助電極16より大きくパター
ニングして容量絶縁膜3および下部電極2を形成する。
次に図6(d)に示すように、容量絶縁膜3に下部電極
2に達する開口部7を形成する。
上に第1の金属膜2a、誘電体膜3a、第2の金属膜1
4a、電極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制す
る導電膜15aおよび第3の金属膜16aを積層して形
成する。次に第3の金属膜16a、導電膜15aおよび
第2の金属膜14aをパターニングして補助電極16、
拡散防止層15および上部電極14を同一パターンに形
成する。次に図6(c)に示すように、誘電体膜3aお
よび第1の金属膜2aを補助電極16より大きくパター
ニングして容量絶縁膜3および下部電極2を形成する。
次に図6(d)に示すように、容量絶縁膜3に下部電極
2に達する開口部7を形成する。
【0056】次に、図7(a)に示すように、基板1の
全面に層間絶縁膜8を形成する。次に図7(b)に示す
ように、層間絶縁膜8に下部電極2に達する第1のコン
タクト孔9および補助電極16に達する第2のコンタク
ト孔10を形成する。次に図7(c)に示すように、第
1のコンタクト孔9を含んでチタン層11a、窒化チタ
ン層11bおよびアルミニウム層11cからなる第1の
電極配線11を、第2のコンタクト孔10を含んでチタ
ン層12a、窒化チタン層12bおよびアルミニウム層
12cからなる第2の電極配線12を形成する。
全面に層間絶縁膜8を形成する。次に図7(b)に示す
ように、層間絶縁膜8に下部電極2に達する第1のコン
タクト孔9および補助電極16に達する第2のコンタク
ト孔10を形成する。次に図7(c)に示すように、第
1のコンタクト孔9を含んでチタン層11a、窒化チタ
ン層11bおよびアルミニウム層11cからなる第1の
電極配線11を、第2のコンタクト孔10を含んでチタ
ン層12a、窒化チタン層12bおよびアルミニウム層
12cからなる第2の電極配線12を形成する。
【0057】実施の形態4における容量素子の製造方法
においては、拡散防止層15としてチタンに対する拡散
防止機能と導電性を有する窒化チタン膜や酸化イリジウ
ム膜等を用いており、図6(b)に示すように、補助電
極16、拡散防止層15および上部電極14を同一マス
クを用いてエッチングできることが特徴である。
においては、拡散防止層15としてチタンに対する拡散
防止機能と導電性を有する窒化チタン膜や酸化イリジウ
ム膜等を用いており、図6(b)に示すように、補助電
極16、拡散防止層15および上部電極14を同一マス
クを用いてエッチングできることが特徴である。
【0058】(実施の形態6)図8(a)〜(d)は本
発明の実施の形態4による容量素子の製造方法の前半工
程を示す工程断面図、図9(a)〜(c)は本発明の実
施の形態6による容量素子の製造方法の後半工程を示す
工程断面図である。
発明の実施の形態4による容量素子の製造方法の前半工
程を示す工程断面図、図9(a)〜(c)は本発明の実
施の形態6による容量素子の製造方法の後半工程を示す
工程断面図である。
【0059】尚、本実施の形態の容量素子は、上記実施
の形態3で述べた構成と同じものである。
の形態3で述べた構成と同じものである。
【0060】まず、図8(a)に示すように、基板1の
上に第1の金属膜2a、誘電体膜3a、第2の金属膜1
7a、電極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制す
る窒化チタン膜の導電膜18c、第3の金属膜19aを
積層して形成する。次に第3の金属膜19a、導電膜1
8c、第2の金属膜17aをパターニングして図8
(b)に示すように補助電極19、導電膜18cからな
る拡散防止層18および上部電極17を同一パターンに
形成する。次に酸素を含有する雰囲気中で熱処理し、拡
散防止層18の周縁部を酸化することによって、図8
(c)に示すように中央が導電性領域18aで周縁部が
二酸化チタンに変換された絶縁性領域18bからなる拡
散防止層18が形成される。導電膜18aとして窒化チ
タン膜を使用した場合、酸素を含有する雰囲気中での熱
処理によって周縁部が化学的に安定な二酸化チタン膜に
変換されるため、容量絶縁膜形成工程、下部電極形成工
程において容量絶縁膜の成分と反応することがない。次
に図8(d)に示すように、誘電体膜3aおよび第1の
金属膜2aを補助電極19より大きくパターニングして
容量絶縁膜3および下部電極2を形成した後、容量絶縁
膜3に下部電極2に達する開口部7を形成する。
上に第1の金属膜2a、誘電体膜3a、第2の金属膜1
7a、電極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制す
る窒化チタン膜の導電膜18c、第3の金属膜19aを
積層して形成する。次に第3の金属膜19a、導電膜1
8c、第2の金属膜17aをパターニングして図8
(b)に示すように補助電極19、導電膜18cからな
る拡散防止層18および上部電極17を同一パターンに
形成する。次に酸素を含有する雰囲気中で熱処理し、拡
散防止層18の周縁部を酸化することによって、図8
(c)に示すように中央が導電性領域18aで周縁部が
二酸化チタンに変換された絶縁性領域18bからなる拡
散防止層18が形成される。導電膜18aとして窒化チ
タン膜を使用した場合、酸素を含有する雰囲気中での熱
処理によって周縁部が化学的に安定な二酸化チタン膜に
変換されるため、容量絶縁膜形成工程、下部電極形成工
程において容量絶縁膜の成分と反応することがない。次
に図8(d)に示すように、誘電体膜3aおよび第1の
金属膜2aを補助電極19より大きくパターニングして
容量絶縁膜3および下部電極2を形成した後、容量絶縁
膜3に下部電極2に達する開口部7を形成する。
【0061】次に、図9(a)に示すように、基板1の
全面に層間絶縁膜8を形成する。次に図9(b)に示す
ように、層間絶縁膜8に下部電極2に達する第1のコン
タクト孔9および補助電極16に達する第2のコンタク
ト孔10を形成する。次に図9(c)に示すように、第
1のコンタクト孔9を含んでチタン層11a、窒化チタ
ン層11bおよびアルミニウム層11cからなる第1の
電極配線11を、第2のコンタクト孔10を含んでチタ
ン層12a、窒化チタン層12bおよびアルミニウム層
12cからなる第2の電極配線12を形成する。
全面に層間絶縁膜8を形成する。次に図9(b)に示す
ように、層間絶縁膜8に下部電極2に達する第1のコン
タクト孔9および補助電極16に達する第2のコンタク
ト孔10を形成する。次に図9(c)に示すように、第
1のコンタクト孔9を含んでチタン層11a、窒化チタ
ン層11bおよびアルミニウム層11cからなる第1の
電極配線11を、第2のコンタクト孔10を含んでチタ
ン層12a、窒化チタン層12bおよびアルミニウム層
12cからなる第2の電極配線12を形成する。
【0062】実施の形態6においては、図8(b)に示
すエッチング工程の後に拡散防止層18の周縁部を酸化
しているが、容量絶縁膜3および下部電極2をエッチン
グした後に容量絶縁膜3のアニールを兼ねて酸素を含有
する雰囲気中で処理してもよい。
すエッチング工程の後に拡散防止層18の周縁部を酸化
しているが、容量絶縁膜3および下部電極2をエッチン
グした後に容量絶縁膜3のアニールを兼ねて酸素を含有
する雰囲気中で処理してもよい。
【0063】実施の形態6においては、導電膜18とし
て窒化チタンを用いた例について説明したが、窒化チタ
ン以外にもチタンを防止又は抑制する能力がありかつ酸
化することによって安定な酸化膜に変換するものであれ
ば同様に本工程が適用できる。
て窒化チタンを用いた例について説明したが、窒化チタ
ン以外にもチタンを防止又は抑制する能力がありかつ酸
化することによって安定な酸化膜に変換するものであれ
ば同様に本工程が適用できる。
【0064】以上述べた様に、一般に、本発明のような
構造の容量素子は半導体集積回路に組み込まれて使用さ
れるが、最近の超LSIでは配線と拡散層とのコンタク
ト抵抗を下げるために配線の最下層にチタンが用いられ
る。この場合、容量素子の上部電極が柱状結晶である白
金膜層だけで構成されていると、その結晶粒界を通って
チタンが容量絶縁膜まで到達し、容量絶縁膜の誘電特性
を劣化させることになる。白金膜層に限らず、イリジウ
ム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム等も金属膜とし
て使用した場合にも上記の問題が発生する。
構造の容量素子は半導体集積回路に組み込まれて使用さ
れるが、最近の超LSIでは配線と拡散層とのコンタク
ト抵抗を下げるために配線の最下層にチタンが用いられ
る。この場合、容量素子の上部電極が柱状結晶である白
金膜層だけで構成されていると、その結晶粒界を通って
チタンが容量絶縁膜まで到達し、容量絶縁膜の誘電特性
を劣化させることになる。白金膜層に限らず、イリジウ
ム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム等も金属膜とし
て使用した場合にも上記の問題が発生する。
【0065】本発明は上記の問題点を解決したもので、
電極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制する拡散
防止・抑制層および補助電極を容量素子の上部電極の上
に形成した構成を有しており、上部電極には容量絶縁膜
と反応しない金属を、電極配線には集積回路の拡散層と
密着性がよくコンタクト抵抗が低くなる材料をそれぞれ
選択することができる。すなわち、本発明の容量素子で
は上部電極および電極配線をそれぞれ構成する材料の選
択範囲が従来の容量素子に比べて広くなり、それだけ容
量素子の特性および信頼性を向上させることができる。
電極配線を構成する材料の拡散を防止又は抑制する拡散
防止・抑制層および補助電極を容量素子の上部電極の上
に形成した構成を有しており、上部電極には容量絶縁膜
と反応しない金属を、電極配線には集積回路の拡散層と
密着性がよくコンタクト抵抗が低くなる材料をそれぞれ
選択することができる。すなわち、本発明の容量素子で
は上部電極および電極配線をそれぞれ構成する材料の選
択範囲が従来の容量素子に比べて広くなり、それだけ容
量素子の特性および信頼性を向上させることができる。
【0066】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、容量素子の特性、信頼性を従来に比べてより一
層向上させることが出来ると言う長所を有する。
発明は、容量素子の特性、信頼性を従来に比べてより一
層向上させることが出来ると言う長所を有する。
【図1】本発明の実施の形態1による容量素子の要部断
面図
面図
【図2】本発明の実施の形態2による容量素子の要部断
面図
面図
【図3】本発明の実施の形態3による容量素子の要部断
面図
面図
【図4】(a)〜(e):本発明の実施の形態4による
容量素子の製造方法の前半工程を示す工程断面図
容量素子の製造方法の前半工程を示す工程断面図
【図5】(a)〜(c):本発明の実施の形態4による
容量素子の製造方法の後半工程を示す工程断面図
容量素子の製造方法の後半工程を示す工程断面図
【図6】(a)〜(e):本発明の実施の形態5による
容量素子の製造方法の前半工程を示す工程断面図
容量素子の製造方法の前半工程を示す工程断面図
【図7】(a)〜(c):本発明の実施の形態5による
容量素子の製造方法の後半工程を示す工程断面図
容量素子の製造方法の後半工程を示す工程断面図
【図8】(a)〜(d):本発明の実施の形態6による
容量素子の製造方法の前半工程を示す工程断面図
容量素子の製造方法の前半工程を示す工程断面図
【図9】(a)〜(c):本発明の実施の形態6による
容量素子の製造方法の後半工程を示す工程断面図
容量素子の製造方法の後半工程を示す工程断面図
【図10】従来の容量素子の要部断面図
【図11】従来の容量素子の製造工程を示す工程断面図
1 基板 2 下部電極 3 容量絶縁膜 4 上部電極 5 拡散防止層 6 補助電極 7 容量絶縁膜の開口部 8 層間絶縁膜 9 第1のコンタクト孔 10 第2のコンタクト孔 11 第1の電極配線 12 第2の電極配線
Claims (14)
- 【請求項1】 少なくとも主面が絶縁性の基板と、 前記基板上に形成された下部電極と、 前記下部電極の主面を覆って形成された容量絶縁膜と、 前記容量絶縁膜の上に形成された、前記容量絶縁膜より
面積の小さい上部電極と、 前記上部電極の上に形成された、前記上部電極より面積
の小さい拡散防止・抑制層と、 前記拡散防止・抑制層を覆い、かつ上部電極とほぼ同一
面積で形成された補助電極と、 前記絶縁性の基板を覆って形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜と前記容量絶縁膜とを貫通し前記下部電
極に達する第1のコンタクト孔と、 前記層間絶縁膜を貫通し前記補助電極に達する第2のコ
ンタクト孔と、 前記第1のコンタクト孔を介して前記下部電極に接続さ
れた第1の電極配線と、 前記第2のコンタクト孔を介して前記補助電極に接続さ
れた第2の電極配線とを備えた容量素子。 - 【請求項2】 少なくとも主面が絶縁性の基板と、 前記基板上に形成された下部電極と、 前記下部電極の主面を覆って形成された容量絶縁膜と、 前記容量絶縁膜の上に形成された上部電極と、 前記上部電極の上に形成された拡散防止・抑制層と、 前記拡散防止・抑制層の上に形成された補助電極と、 前記絶縁性の基板を覆って形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜と前記容量絶縁膜とを貫通し前記下部電
極に達する第1のコンタクト孔と、 前記層間絶縁膜を貫通し前記補助電極に達する第2のコ
ンタクト孔と、 前記第1のコンタクト孔を介して前記下部電極に接続さ
れた第1の電極配線と、 前記第2のコンタクト孔を介して前記補助電極に接続さ
れた第2の電極配線とを備えた容量素子。 - 【請求項3】 少なくとも主面が絶縁性の基板と、 前記基板上に形成された下部電極と、 前記下部電極の主面を覆って形成された容量絶縁膜と、 前記容量絶縁膜の上に形成された、前記容量絶縁膜より
面積の小さい上部電極と、 前記上部電極の上に形成された、周縁部が窒化膜または
酸化膜に変換された導電膜からなる拡散防止・抑制層
と、 前記拡散防止・抑制層の上に形成された補助電極と、 前記絶縁性の基板を覆って形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜と前記容量絶縁膜とを貫通し前記下部電
極に達する第1のコンタクト孔と、 前記層間絶縁膜を貫通し前記補助電極に達する第2のコ
ンタクト孔と、 前記第1のコンタクト孔を介して前記下部電極に接続さ
れた第1の電極配線と、 前記第2のコンタクト孔を介して前記補助電極に接続さ
れた第2の電極配線とを備えた容量素子。 - 【請求項4】 前記第1および第2の電極配線が、チタ
ン層を含む多層膜で構成されており、かつ前記拡散防止
・抑制層がチタンの拡散を防止又は抑制する膜であるこ
とを特徴とする請求項1、2または3に記載の容量素
子。 - 【請求項5】 前記拡散防止・抑制層が、酸化イリジウ
ム膜または窒化チタン膜であることを特徴とする請求項
1または2に記載の容量素子。 - 【請求項6】 前記拡散防止・抑制層を構成する導電膜
が窒化チタン膜であってその周縁部が酸化チタン膜に変
換されたものであることを特徴とする請求項3に記載の
容量素子。 - 【請求項7】 前記上部電極、前記下部電極および前記
補助電極の内、少なくとも一つが、白金、イリジウム、
パラジウム、若しくはロジウムの単層膜、又はそれらの
積層膜、又はそれらの合金膜であることを特徴とする請
求項1、2または3に記載の容量素子。 - 【請求項8】 前記拡散防止・抑制層が、酸化シリコン
膜または酸化チタン膜であることを特徴とする請求項1
または2に記載の容量素子。 - 【請求項9】 前記容量絶縁膜が、ストロンチウム、ビ
スマス、タンタルおよびニオビウムを主成分とする酸化
物強誘電体であることを特徴とする請求項1、2または
3に記載の容量素子。 - 【請求項10】 少なくとも主面が絶縁性の基板の上に
第1の金属膜、誘電体膜、第2の金属膜および拡散防止
・抑制膜を積層して形成する工程と、 前記拡散防止・抑制膜をパターニングし拡散防止・抑制
層を形成する工程と、 前記拡散防止・抑制層を覆って第3の金属膜を形成する
工程と、 前記第3の金属膜および前記第2の金属膜を前記拡散防
止・抑制層より大きく残してパターニングし、第2の金
属膜からなる上部電極、拡散防止・抑制層、第3の金属
膜からなる補助電極を形成する工程と、 前記誘電体膜および前記第1の金属膜を前記上部電極よ
り大きく残してパターニングしそれぞれ容量絶縁膜及び
下部電極を形成する工程と、 前記容量絶縁膜の露出領域で下部電極に達する開口部を
形成する工程と、 前記基板の主面に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜を貫通して前記下部電極に達する第1の
コンタクト孔および前記層間絶縁膜を貫通して前記上部
電極に達する第2のコンタクト孔を形成する工程と、 前記第1のコンタクト孔を介して前記下部電極に接続さ
れる第1の電極配線および前記第2のコンタクト孔を介
して前記上部電極に接続される第2の電極配線を形成す
る工程と、を有する容量素子の製造方法。 - 【請求項11】 少なくとも主面が絶縁性の基板の上に
第1の金属膜、誘電体膜、第2の金属膜、拡散防止・抑
制膜および第3の金属膜を積層して形成する工程と、 前記第3の金属膜、前記拡散防止・抑制膜および前記第
2の金属膜をパターニングし補助電極、拡散防止・抑制
層および上部電極を形成する工程と、 前記誘電体膜および前記第1の金属膜を前記補助電極よ
り大きく残してパターニングしそれぞれ容量絶縁膜およ
び下部電極を形成する工程と、 前記容量絶縁膜の露出領域で下部電極に達する開口部を
形成する工程と、 前記基板の主面に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜を貫通して前記下部電極に達する第1の
コンタクト孔および前記層間絶縁膜を貫通して前記上部
電極に達する第2のコンタクト孔を形成する工程と、 前記第1のコンタクト孔を介して前記下部電極に接続さ
れる第1の電極配線および前記第2のコンタクト孔を介
して前記上部電極に接続される第2の電極配線を形成す
る工程と、を有する容量素子の製造方法。 - 【請求項12】 少なくとも主面が絶縁性の基板の上に
第1の金属膜、誘電体膜、第2の金属膜、導電膜および
第3の金属膜を積層して形成する工程と、 前記第3の金属膜、前記導電膜および前記第2の金属膜
をパターニングし第3の金属膜からなる補助電極、導電
膜からなる拡散防止・抑制層および第2の金属膜からな
る上部電極を形成する工程と、 酸素を含有する雰囲気中で熱処理し導電膜の周縁部を酸
化する工程と、 前記誘電体膜および前記第1の金属膜を前記補助電極よ
り大きく残してパターニングしそれぞれ容量絶縁膜およ
び下部電極を形成する工程と、 前記容量絶縁膜の露出領域で下部電極に達する開口部を
形成する工程と、 前記基板の主面に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜を貫通して前記下部電極に達する第1の
コンタクト孔および前記層間絶縁膜を貫通して前記上部
電極に達する第2のコンタクト孔を形成する工程と、 前記第1のコンタクト孔を介して前記下部電極に接続さ
れる第1の電極配線および前記第2のコンタクト孔を介
して前記上部電極に接続される第2の電極配線を形成す
る工程と、を有する容量素子の製造方法。 - 【請求項13】 少なくとも主面が絶縁性の基板と、 前記基板上に形成された下部電極と、 前記下部電極の表面に形成された容量絶縁膜と、 前記容量絶縁膜の上に形成された上部電極と、 前記上部電極の上に形成された拡散防止・抑制層と、 前記拡散防止・抑制層の上に形成された補助電極と、 前記絶縁性の基板を覆って形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜を貫通し前記補助電極に達するコンタク
ト孔と、 前記コンタクト孔を介して前記補助電極に接続された電
極配線と、を備えたことを特徴とする容量素子。 - 【請求項14】 前記拡散防止・抑制層は、前記電極配
線から前記容量絶縁層への前記電極配線を構成する材料
の拡散を防止又は抑制するための層であることを特徴と
する請求項13記載の容量素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21215697A JPH1154702A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 容量素子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21215697A JPH1154702A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 容量素子およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1154702A true JPH1154702A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16617831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21215697A Pending JPH1154702A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 容量素子およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1154702A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140110239A1 (en) * | 2012-04-16 | 2014-04-24 | Lg Display Co., Ltd. | Touch screen panel for display device and method of manufacturing the same |
-
1997
- 1997-08-06 JP JP21215697A patent/JPH1154702A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140110239A1 (en) * | 2012-04-16 | 2014-04-24 | Lg Display Co., Ltd. | Touch screen panel for display device and method of manufacturing the same |
US9397659B2 (en) * | 2012-04-16 | 2016-07-19 | Lg Display Co., Ltd. | Touch screen panel for display device and method of manufacturing the same |
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