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JPH11510823A - チロシンキナーゼ阻害剤としての置換キノリルメチレン−オキシインドール類似体 - Google Patents

チロシンキナーゼ阻害剤としての置換キノリルメチレン−オキシインドール類似体

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JPH11510823A
JPH11510823A JP10500166A JP50016698A JPH11510823A JP H11510823 A JPH11510823 A JP H11510823A JP 10500166 A JP10500166 A JP 10500166A JP 50016698 A JP50016698 A JP 50016698A JP H11510823 A JPH11510823 A JP H11510823A
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JP
Japan
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formula
oxindole
compound
group
nhr
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JP10500166A
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バテイステイーニ,カルロ
エルモーリ,アントネラ
ビオツリヨ,セルジオ
ブツゼツテイ,フランコ
バリナーリ,ダリオ
Original Assignee
フアルマシア・エ・アツプジヨン・エツセ・ピー・アー
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Publication date
Application filed by フアルマシア・エ・アツプジヨン・エツセ・ピー・アー filed Critical フアルマシア・エ・アツプジヨン・エツセ・ピー・アー
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Abstract

(57)【要約】 一般式(I)[式中、RがHまたは−(CH2n−COR7基であり、nが1〜4の整数でありそしてR7がヒドロキシ、アミノ、C1〜C6アルコキシまたは−NR56であり、R5およびR6の一方が水素またはC1〜C6アルキルでありそして他方がC1〜C6アルキルであるか、あるいはR5およびR6がそれらが結合しているN原子と一緒になって5〜7員飽和複素単環を形成し、あるいはR7が1〜3個のアミノ酸を含有するN末端結合ペプチジル残基(ここで、末端カルボキシル基はそのままで、アミドとして、アルカリ金属塩としてまたはC1〜C4アルキルエステルとして存在し得る)であり、R1、R2、R3およびR4のうちの一つまたは二つが同じでも異なっていてもよくそしてa)−X−(CH2m−NH2、−X−(CH2m−NR56または−X−(CH2m−NHR8基;b)−NH−C(=NH)−NR56、−NH−C(=NH)−NHR8、−N=CH−NH2、−N=CH−NR56または−N=CH−NHR8基;c)−X−(CH2n−COR7基;d)−CORaまたは−COR9基;e)−Y−CO−Y′−R10基;およびf)−NHR8または−NHR11基から選択される]を有するキノリルメチレン−オキシインドール誘導体並びにそれらの医薬上許容され得る塩は、チロシンキナーゼ阻害剤である。

Description

【発明の詳細な説明】チロシンキナーゼ阻害剤としての置換キノリルメチレン−オキシインドール類似 本発明は、新規な置換キノリルメチレン−オキシインドール誘導体、それらの 製造方法、それらを含有する医薬組成物、並びに治療剤特にチロシンキナーゼ阻 害剤としてのそれらの使用に関する。 国際出願公開W091/13055およびW095/01349は、インビト ロでの高いチロシンキナーゼ阻害活性を有するキノリルメチレン−オキシインド ール誘導体を開示する。しかしながら、他の公知のチロシンキナーゼ阻害剤と同 様に、かかるキノリルメチレン−オキシインドール誘導体は、高い親油性、低い 水性溶解性および従って低い生物学的利用能により特徴づけられる。 しかしながら、同じ分子において高いチロシンキナーゼ阻害活性と適切な水溶 解性を兼備させるための課題は、単に親水性基をインビトロで活性を有するチロ シンキナーゼ阻害剤の構造中に導入することによっては達成され得ない。その理 由は、この方策はたいていの場合阻害活性の有意的損失の結果となるか らである。実際、当該技術分野において知られているように、すべての薬物の治 療的効力は、それらの生物学的利用能に影響を及ぼし得る種々のパラメーターに より強く影響される。それ故、本発明の目的は、向上した生物学的利用能を有す る新規なキノリルメチレン−オキシインドール化合物を提供することである。 従って、本発明は、次の一般式(I) 〔式中、 RはHまたは−(CH2n−COR7基であり、nは1〜4の整数であり、そし てR7はヒドロキシ、アミノ、C1〜C6アルコキシまたは−NR56であり、R5 およびR6の一方は水素またはC1〜C6アルキルでありそして他方はC1〜C6ア ルキルであるか、あるいはR5およびR6はそれらが結合しているN原子と一緒に なって5〜7員飽和複素単環を形成し、あるいはR7は1〜3個のアミノ酸を含 有するN末端結合ペブチジル残 基(ここで、末端カルボキシル基はそのままで、アミドとして、アルカリ金属塩 として、またはC1〜C4アルキルエステルとして存在し得る。)であり; R1、R2、R3およびR4のうちの一つまたは二つは: a)−X−(CH2m−NH2、−X−(CH2m−NR56または−X−(C H2m−NHR8基〔式中、Xは−O−、−S−または−NH−であり、mは2 〜4の整数であり、R5およびR6は上記に定義された通りであり、そしてR8は C2〜C6アルカノイルであるかまたは1〜3個のアミノ酸を含有するC末端結合 ペプチジル残基(ここで、末端アミノ基は遊離であるかまたは保護されているか または−NR56基を与えるようにアルキル化形態にあり、R5およびR6は上記 に定義された通りである。)である。〕、 b)−NH−C(=NH)−NR56、−NH−C(=NH)−NHR8、−N =CH−NH2、−N=CH−NR56または−N=CH−NHR8基〔ここで、 R5、R6およびR8は上記に定義された通りである。〕、 c)−X−(CH2n−COR7基〔ここで、XおよびR7は上記に定義された通 りであり、そしてnは1〜4の整数であ る。〕、 d)−CORaまたは−COR9基〔式中、Raは1〜3個のアミノ酸を含有する N末端結合ペプチジル残基(ここで、末端カルボキシル基はそのままで、アミド として、アルカリ金属塩として、またはC1〜C4アルキルエステルとして存在し 得る。)であり、そしてR9は−(CH2p−NH2、−(CH2p−NR56ま たは−(CH2p−NHR8基(ここで、pは1または2であり、そしてR5、R6 およびR8は上記に定義された通りである。)である。〕、 e)−Y−CO−Y′−R10基〔式中、YおよびY′は同一でも異なっていても よく、その各々は−NH−または−O−であり、そしてR10はフェニルまたは置 換されていないかもしくはフェニルにより置換されたC1〜C6アルキルである。 〕、および f)−NHR8または−NHR11基〔式中、R8は上記に定義された通りであり、 そしてR11はアミノ保護基である。〕 から独立的に選択された置換基であり;そして R1、R2、R3およびR4の他のものは独立的に水素、ハロゲン、アミノ、ヒドロ キシ、C1〜C6アルキル、C1〜C6アル コキシ、フェニル−(C1〜C6)アルコキシ、カルボキシ、C1〜C6アルコキシ カルボニル、C2〜C6アルカノイルオキシ、シアノおよび−NR56(ここで、 R5およびR6は上記に定義された通りである。)から選ばれる。〕 を有する新規な置換キノリルメチレン−オキシインドール誘導体並びに式(I) の塩形成性化合物の医薬上許容され得る塩を提供する。 本発明は、その範囲内に、式(I)の化合物の可能な異性体、立体異性体(特 に、Z−異性体およびE−異性体)およびそれらの混合物並びに代謝産物および 代謝前駆体即ち生体前駆体(又は、プロドラッグとして知られている。)のすべ てを含む。 オキシインドリデン置換基並びにR1およびR2置換基は、独立的に、キノリン 環のベンゼン部分およびピリジン部分のいずれか上に存在し得る。オキシインド リデン置換基は、好ましくは、キノリン環の4位または5位に結合している。 −(CH2m−または−(CH2n−基は、分枝状または直線状アルキレン鎖 であり得、それぞれ、典型的には−CH(CH3)−、−CH2CH2−および( CH32CH−CH<、特に−CH(CH3)−で有り得、または典型的には− CH2−、 −CH(CH3)−、−CH2−CH2−および(CH32CH−CH=、特に− CH2−および−CH(CH3)−であり得る。 アルキル基、およびアルカノイル基中のアルキル部分は、分枝状または直線状 アルキル鎖であり得る。 C1〜C6アルキル基は、好ましくは、C1〜C4アルキル基、例えばメチル、エ チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチルまたはtert−ブチ ルであり、特にメチルまたはエチルである。 C1〜C6アルコキシ基は、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ ロポキシ、ブトキシまたはtert−ブトキシであり、好ましくはメトキシ、エ トキシまたはプロポキシである。 フェニル−(C1〜C6)アルコキシ基は、例えば、ベンジルオキシ、フェネチ ルオキシまたはフェニルプロピルオキシであり、好ましくはベンジルオキシであ る。 R5およびR6がそれらが結合している窒素原子と一緒になって5〜7員飽和複 素単環を形成するとき、該環は、随意に、窒素、酸素および硫黄から選ばれた更 なるヘテロ原子を含有し得る。典型的には、該環は、ピロリジン、ピペリジンま たはモル ホリン環である。 上記に与えられた通りのRa、R7およびR8の意味に従ってペプチジル残基を 形成するアミノ酸の例は、アラニン、グリシン、ヒスチジン、トレオニン、グル タミン酸、アスパラギン酸およびチロシンであり、好ましくはグリシン、アラニ ン、トレオニンおよびグルタミン酸である。 従って、R8ペプチジル残基は、例えば、−CO−CH(CH3)−NH2、− CO−CH(CH3)−NHCO−CH(CH3)NH2、−CO−CH(NH2) −CHOH−CH3、−CO−CH(NH2)−CH2−CH2−COOH、−CO −CH2−NH2、−CO−CH2−NH−CO−CH2−NH2、−CO−CH( CHOH−CH3)−NH−CO−CH(NH2)−CHOH−CH3および−C O−CH(CH2−CH2−COOH)−NH−CO−CH(NH2)−CH2CH2 −COOH[式中、末端アミノ基は、上記に記載されたように、遊離であり得 または保護された形態もしくはアルキル化形態であり得る。] などの基から選択され得る。 同様に、RaまたはR7ペプチジル残基は、例えば、−NH−CH(CH3)− COOH、−NH−CH2−COOH、−NH −CH(COOH)−CHOH−CH3、−NH−CH(CH3)−CONH−C H(CH3)−COOH、−NH−CH(COOH)−CH2−CH2−COOH 、−NH−CH(COOH)−CH2−COOHおよび−NH−CH(COOH )−CH2−Phから独立的に選択された基である。 R8が上記に定義された通りの末端アミノ基が保護された形態にあるC末端結 合ペプチジル残基であるとき、該アミノ基は、ペプチドの化学から公知であるよ うな慣用のやり方で保護され得る。典型的には、ベンジルオキシカルボニル、p −メトキシベンジルオキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル(BOC )、ビフェニルイソプロポキシカルボニル(BBOC)、9−フルオレニルメト キシカルボニル(Fmoc)、トリフェニルメチル(トリチル)、O−ニトロベ ンゼンスルフェニル(Nps)、トリメチルシリルエトキシカルボニル、ジ−p −ニトロフェニルエトキシカルボニルおよびトリクロロエトキシカルボニル(T roc)から選ばれたアミノ保護基による。好ましくは、該アミノ保護基は、t −ブトキシカルボニル(BOC)および9−フルオレニルメトキシカルボニル( Fmoc)から選ばれる。 アミノ保護基としてのR11は、上記に挙げられた保護基の一つであり得る。 アミノ酸の末端カルボキシル基の金属塩は、典型的には、ナトリウムまたはカ リウム塩である。 R10がフェニルにより置換されたC1〜C6アルキルであるとき、それは好まし くはフェニル−(C1〜C4)アルキル基、特にベンジルまたはフェネチルである 。 ハロゲン原子は、例えば、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素であり、好ましく はフッ素、塩素または臭素原子である。 C2〜C6アルカノイル基、またはアルカノイルオキシ基中のアルカノイル部分 は、好ましくは、C2〜C4アルカノイル基、特にアセチル、プロピオニルまたは ブチリルである。 本発明の化合物の医薬上許容され得る塩は、無機酸、例えば硝酸、塩酸、臭化 水素酸、硫酸、過塩素酸およびリン酸、または有機酸、例えば酢酸、トリフルオ ロ酢酸、プロビオン酸、グリコール酸、乳酸、シュウ酸、マロン酸、リンゴ酸、 マレイン酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸およびサリチ ル酸などの酸との酸付加塩、並びに無機塩基、例えばアルカリ金属、特にナトリ ウムもしくはカリウム塩基、または アルカリ土類金属、特にカルシウムもしくはマグネシウム塩基、または有機塩基 、例えばアルキルアミン、好ましくはトリエチルアミンなどの塩基との塩を含む 。 上記に述べたように、本発明はまた、その範囲内に、式(I)の化合物の医薬 上許容され得る生体前駆体(又は、プロドラッグとして知られている。)、即ち 、上記の式(I)とは異なる式を有するが、ヒトに投与されると生体内で直接的 にまたは間接的に式(I)の化合物に転化される化合物を含む。 本発明の好ましい化合物は、式中、 RがHまたは−(CH2n−COR7基であり、nが1であり、そしてR7がヒド ロキシ、アミノ、C1〜C4アルコキシであるか、またはR7が1〜2個のアミノ 酸を含有するN末端結合ペプチジル残基であってその末端カルボキシル基がアル カリ金属塩としてもしくはC1〜C4アルキルエステルとして存在し; R1、R2、R3およびR4のうちの一つが独立的に: a′)−X−(CH2m−NH2、−X−(CH2)m−NR56または−X−( CH2m−NHR8〔ここで、Xは−NH−であり、mは2であり、R5およびR6 の一方はC1〜C4アルキルでありそして他方は水素またはC1〜C4アルキルで ある か、あるいはR5およびR6はそれらが結合している窒素原子と一緒になってモル ホリン環を形成し、そしてR8は1個または2個のアミノ酸を含有するC末端結 合ペプチジル残基であってその末端アミノ基はそのままの形態で存在する。〕、 b′)−NH−C(=NH)−NR56、−N=CH−NR56〔ここで、R5 およびR6の一方はC1〜C4アルキルであり、そして他方は水素またはC1〜C4 アルキルである。〕、 C′)−X−(CH2n−COR7〔ここで、Xは−O−であり、nは1または 2であり、R7はヒドロキシ、C1〜C6アルコキシ、アミノ、または1個もしく は2個のアミノ酸を含有するN末端結合ペプチジル残基である。〕、 d′)−CORa基〔ここで、Raは上記に定義された通りである。〕、および f′)−NHR8または−NHR11〔ここで、R8はC2〜C4アルカノイルである か、または1個もしくは2個のアミノ酸を含有するC末端結合ペプチジル残基で あり、そしてR11はアミノ保護基である。〕 から選択された置換基であり;そして R1、R2、R3およびR4の他のものが独立的に水素、ハロゲ ン、アミノ、ヒドロキシ、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、フェニル− (C1〜C4)アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル、C2〜C4アルカノイ ルオキシ、シアノおよびC1〜C4アルキルアミノまたはジ−C1〜C4アルキルア ミノから選ばれる; ことを特徴とする式(I)の化合物並びに式(I)の塩形成性化合物の医薬上許 容され得る塩である。 式(I)の好ましい特定の化合物の例は、次の化合物である。 即ち、 5−[2−(ジメチルアミノ)エチルアミノ]−3−(4−キノリルメチレン) −2−オキシインドール、 5−[2−(モルホリノ)エチルアミノ]−3−(4−キノリルメチレン)−2 −オキシインドール、 5−[2−(グリシルアミノ)エチルアミノ]−3−(4−キノリルメチレン) −2−オキシインドール、 5−(3,3−ジメチルグアニジノ)−3−(4−キノリルメチレン)−2−オ キシインドール、 5−(ジメチルアミノメチレンアミノ)−3−(4−キノリルメチレン)−2− オキシインドール、 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イルオキ シ]プロピオン酸エチルエステル、 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イルオキ シ]プロピオン酸、 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イルオキ シ]プロピオンアミド、 N−{2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イ ルオキシ]プロピオニル}アラニンメチルエステル、 N−{2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イ ルオキシ]プロピオニル}アラニン、 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イルオキ シ]酢酸エチルエステル、 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イルオキ シ]酢酸、 N−{2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イ ルオキシ]アセチル}アラニンメチルエステル、 N−{2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イ ルオキシ]アセチル}アラニン、 N−[3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキシインドー ル5−イルカルボニル]グリシンアミド、 5−(2−ピペリジルアセチル)−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチ レン)−2−オキシインドール、 N−[3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキシインドー ル5−イルカルボニル]アラニンアミド、 5−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イ ルメチレン)−2−オキシインドール、 5−(グリシルアミノ)−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)− 2−オキシインドール、 5−(アラニルアミノ)−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)− 2−オキシインドール、 5−(トレオニルアミノ)−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン) −2−オキシインドール、 5−(グルタミルアミノ)−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン) −2−オキシインドール、 2−[3−(8−ベンジルオキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキシイン ドール1−イル]酢酸エチルエステル、 2−[3−(8−ベンジルオキシキノル−5−イルメチレン) −2−オキシインドール1−イル]酢酸、 N−{2−[3−(8−ベンジルオキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキ シインドール1−イル]アセチル}アラニンメチルエステル、および N−{2−[3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキシイ ンドール1−イル]アセチル}アラニンメチルエステル、 並びにかかる群の塩形成性化合物の医薬上許容され得る塩。 式(I)の化合物およびそれらの塩は、 A)式(II) 〔ここで、R1およびR2は上記に定義された通りである。〕 のアルデヒドを式(III) 〔ここで、R、R3およびR4は上記に定義された通りである。〕 の化合物と反応させ、あるいは B)式(IV) 〔ここで、R′1、R′2、R′3およびR′4のうちの一つまたは二つはOH、− NH2または−SHであり、そして他のものはR、R1、R2、R3およびR4とし て上記に定義された通りである。〕 の化合物を Z−(CH2m−NH2、 Z−(CH2m−NR56、 Z−(CH2m−NHR8、および Z−(CH2n−COR7 〔ここで、Zはハロゲン原子であり、そしてm、n、R5、R6、R7およびR8は 上記に定義された通りである。〕 から選択された式(V)のアルキル化剤と反応させ、かくして R1、R2、R3およびR4のうちの一つまたは二つが上記においてa)またはc) 下で定義された通りである式(I)の化合物を得、あるいは C)式(VI) 〔ここで、R″1、R″2、R″3およびR″4のうちの一つまたは二つは−OHま たは−NH2であり、そして他のものはR1、R2、R3およびR4として上記に定 義された通りである。〕 の化合物を HOOC−Y′−R10 (VII) から選択された式(VII)のアシル化剤またはその反応性カルボキシル誘導体 〔ここで、Y′およびR10は上記に定義された通りである。〕 と反応させ、かくしてR1、R2、R3およびR4のうちの一つまたは二つが上記に おいてe)下で定義された通りである式(I)の化合物を得、 D)式(VIII) 〔ここで、RはHであり、そしてR1、R2、R3およびR4は上記に定義された通 りである。〕 の化合物を式(IX) Z−(CH2n−COR7 (IX) 〔ここで、Z、nおよびR7は上記に定義された通りである。〕 のアルキル化剤と反応させ、かくしてRが−(CH2n−COR7基である式( I)の化合物を得、 E)式(X) 〔ここで、R 1、R 2、R 3およびR 4のうちの一つまたは二つはアミノま たはカルボキシであり、そして他のものはR1、 R2、R3およびR4として上記に定義された通りである。〕 の化合物を式R8HおよびRaH(ここで、R8およびRaは上記に定義された通り のペプチジル残基である。)のペプチド化合物と反応させ、かくしてR1、R2、 R3およびR4のうちの一つまたは二つが上記においてそれぞれf)およびd)下 で定義された通りである式(I)の化合物を得、 そして所望するなら式(I)の化合物を式(I)の別の化合物に転化し、および /または、所望するなら式(I)の化合物をその医薬上許容され得る塩に転化し 、および/または、所望するなら式(I)の化合物の塩を式(I)の遊離化合物 に転化し、および/または、所望するなら式(I)の化合物の異性体の混合物を 単一異性体に分離する ことからなる方法により得ることができる。 式(II)の化合物と式(III)の化合物との反応は、下記に記載されてい るような公知の方法に従って、好ましくは塩基性触媒、例えばピリジン、ピペリ ジン、ジメチルアミンまたは適当なアルカリ金属の水酸化物もしくはアルコキシ ドの存在下で行われ得る類似方法である。例えば、式(II)の化合物と式(I II)の化合物との反応は、例えば「オーガニック・ リアクションズ(Organic Reactions),15,204(19 67)」においてジー・ジョンズにより記載されているクネベナゲル反応の条件 下で行われ得る。適当な触媒は、ピリジン、ピペリジンまたはジエチルアミンの ような有機塩基である。縮合は、不活性有機溶媒中で、例えばピリジン、エタノ ール、メタノール、ベンゼンまたはジオキサン中で、約0〜約100℃の範囲の 温度にて遂行され得る。好ましくは、反応は、ピペリジン触媒の存在下で温エタ ノール溶液中で行われる。 式(V)の化合物において、ハロゲン原子Zは、例えば、ヨウ素、臭素または 塩素であり、好ましくは臭素である。 式(IV)の化合物のアルキル化は、公知の方法に従って、例えば水素化ナト リウムでの塩化、そして次いでキシレンのような高沸性芳香族溶媒中での式(V )の臭化物との反応により行われ得る。式(VII)のカルボン酸の反応性誘導 体は、例えば、アシルハライドまたは無水物(典型的には、混合無水物)であり 、あるいはベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリピロリジノホスホニウム ヘキサフルオロホスフェート(PyBOP)のようなカップリング試薬でもって その場で生成される カルボン酸の活性化形態である。式(VII)の化合物での式(VI)の化合物 のアシル化反応は、好ましくは、ピリジンのような塩基性物質の存在下で約0〜 約50℃の範囲の温度にて行われる。式(IX)の化合物での式(VIII)の 化合物のアルキル化は、公知の方法に従って、例えば方法B)において上記に記 載されたように行われ得る。しかし、一般に、比較的温和な条件が適用される。 かくして、アミドのNHは、DMFまたはアセトンのような双極性非プロトン性 溶媒中で炭酸カリウムのような無機塩基の存在下で室温ないし還流温度の範囲の 温度にてα−ハロ酸誘導体、好ましくはα−ブロモ酸誘導体でアルキル化され得 る。 方法E)による式(X)の化合物と式R8HまたはRaHの化合物との反応は、 方法C)下で上記に記載されたのと同じ反応条件により行われ得る。 式(I)の化合物は、公知の方法に従って式(I)の別の化合物に転化され得 る。例えば、R1、R2、R3およびR4のちの一つまたは二つがカルボキシであり そして他のものが上記に定義された通りである式(I)の化合物は、有機溶媒、 例えばジクロロメタン中でピリジンまたはN−メチルモルホリンのよ うな塩基性物質の存在下で活性化カルボキシル誘導体と適当なアミノ酸またはペ プチドとのアシル化反応により、R1、R2、R3およびR4のうちの一つまたは二 つが−CORa基(ここで、Raは上記においてd)下で定義された通りである。) である式(I)の対応する化合物に転化され得る。 R1、R2、R3およびR4のうちの一つまたは二つがアミノでありそして他のも のが上記に定義された通りである式(I)の化合物は、例えば公知の方法による ジ−tert−ブトキシカルボニル−チオ尿素との反応により、R1、R2、R3 およびR4のうちの一つまたは二つがb)下で記載されたような−NH−C(= NH)−NH2である式(I)の別の化合物に転化され得る。かくして得られた グアニジノ置換化合物もまた、それぞれ周知のアルキル化またはアシル化法によ り、R1、R2、R3およびR4のうちの一つまたは二つが基−NH−C(=NH) −NR56または−NH−C(=NH)−NHR8(ここで、R5およびR6のう ちの一つまたは二つはC1〜C6アルキルであり、そしてR8は上記においてa) 下で定義された通りである。)である式(I)の別の化合物に転化され得る。同 様に、R1、R2、R3およびR4のうちの一つまたは二つがア ミノでありそして他のものが上記に定義された通りである式(I)の化合物は、 公知の方法により、R1、R2、R3およびR4のうちの一つまたは二つがb)下で 記載された−N=CHNR56基である式(I)の別の化合物に転化され得る。 例えば、アミノ置換化合物は、適当な極性溶媒、例えば低級アルカノール、典型 的にはメタノールまたはエタノール中で、ピペリジンのような塩基性薬剤の存在 下で適当なジ(C1〜C6アルキル)N−CHOアルデヒドと反応させて、R5お よびR6がC1〜C6アルキルである−N=CHNR56化合物を得ることができ る。 RまたはR1、R2、R3およびR4のうちの一つもしくは二つが−X−(CH2 n−COR7(ここで、R7はアルコキシであり、そしてXおよびnは上記に定 義された通りである。)の式(I)の化合物は、有機化学において周知の方法に 従って、それぞれNH3またはNHR56でのアミノリシスにより、R7がアミノ または上記に定義された通りの−NR56である式(I)の対応する化合物に転 化され得る。 RまたはR1、R2、R3およびR4のうちの一つもしくは二つが−X−(CH2 n−COR7(ここで、R7はOHであり、 そしてXおよびnは上記に定義された通りである。)の式(I)の化合物は、方 法c)においてと同じ方法を用いて、R7が上記に定義された通りのN−末端結 合ペプチド残基である式(I)の化合物に転化され得る。 式(I)の化合物の随意的塩化並びに塩の遊離化合物への転化および異性体の 混合物の単一異性体への分離は、慣用の方法により行われ得る。例えば、幾何異 性体、例えばシス−およびトランス−異性体の混合物の分離は、適当な溶媒から の分別結晶によりまたはカラムクロマトグラフィーもしくは高圧液体クロマトグ ラフィーのいずれかのクロマトグラフィーにより行われ得る。式(II)および (III)の中間体は、公知の化合物から公知の方法により、例えばWO91/ 13055およびWO95/01349に記載されているように得られ得る。式 (II)および(III)の中間体は、式(I)の化合物に関して記載されてい るのと同じ置換基化学修飾に付され得る、ということを当業者は認識しよう。し かしながら、これらの置換基修飾は、置換基の特質並びに関与する化学基との変 換反応の適合性に依存して、当該方法内の種々のレベルにおいて好都合的に適正 に遂行され得る。式(IV)〜(X)の中間体化合物 は、公知の化合物であるかまたは公知の化合物から得られ得る。例えば、式(I V)、(VI)、(VIII)および(X)の化合物のほとんどは、WO91/ 13055およびWO95/01349から公知であるかまたは同様に得られ得 る。 式(III)の化合物もまた、入手できない場合、対応するインドール誘導体 から公知の方法による類似方法により得られ得る。好ましい方法は「テトラヘド ロン・レターズ(Tetrahedron Letters),28,4027 (1987)」においてマーファット等により記載されているような酸化−還元 法であり、しかしてこの方法は、溶媒として第3級アルコール、好ましくはte rt−ブタノールを用いるピリジニウムブロマイドペルブロマイドの使用および それに続く酢酸中での亜鉛での還元工程または木炭上のパラジウムの存在下での 水素添加からなる。 本発明の新規な化合物においておよびそれらの製造のために用いられる中間体 生成物において、上記に記載された反応が遂行される前に保護される必要がある 基が存在するとき、それらは、有機化学において周知の方法に従って、反応が起 こる前に保護されそして次いで反応の終わりに脱保護され得る。薬理学 本発明の化合物は、特異的チロシンキナーゼ阻害活性を有する。チロシンキナ ーゼ阻害剤は、制御されない細胞再生産の制御において、即ち細胞再生産疾患に おいて大いなる重要性を有し得る、と信じられる。従って、本発明による化合物 は、ヒトを含めて哺乳類における病理的増殖疾患の処置において有用であり得る 。かかる疾患の典型的な例は、白血病を含む腫瘍および乾癬である。本発明の化 合物はまた、アテローム斑の発現を阻止する際において、および血管形成(angi ogenesis)の制御において、並びに抗転移剤(anti-metastatic agent)として 有用であり得る。 悪性転換の分子ベースでの最近の研究により、腫瘍遺伝子(その異常発現が腫 瘍形成を起こす。)と称される遺伝子ファミリーが同定された。例えば、RNA 腫瘍ウイルスはかかる腫瘍遺伝子配列を有し、そしてその発現が感染細胞の新生 物変換を決定する。それらの腫瘍遺伝子によりコードされる蛋白質の幾つか(例 えば、pp60v-src、p70gag-yes、p130gag-fpsおよびp70gag-fgr等 )は蛋白質チロシンキナーゼ活性を示し、即ちそれらは蛋白質基質中のチロシン 残 基へのアデノシン三リン酸(ATP)からのγ−ホスフェートの転移を触媒する 。正常細胞において、幾つかの増殖因子レセプター、例えばPDGF、EGF、 α−TGFおよびインシュリンについてのレセプターは、チロシンキナーゼ活性 を示す。増殖因子(GF)の結合はレセプターチロシンキナーゼを活性化して、 自己リン酸化を受けそしてチロシンにおける密接に隣接した分子をリン酸化する 。それ故、これらのチロシンキナーゼレセプターのリン酸化はシグナルトランス ダクションにおいて重要な役割を演じ、そして正常細胞におけるチロシンキナー ゼ活性の主要機能は細胞増殖を調節することである、と考えられる。過剰生成さ れるかおよび/または変性した基質特異性を示す腫瘍形成性チロシンキナーゼに よる該活性の乱れが、増殖制御の喪失および/または悪性転換を起こし得る。従 って、チロシンキナーゼの特異性阻害剤は発癌、細胞増殖および分化の機序を調 査する際有用であり得、そして癌の予防および化学療法において並びに他の病理 的増殖症状において有効であり得る。 従って本発明による化合物は、ヒトを含めて哺乳類における病理的増殖疾患の 処置において有用であり得る。 かくして、ヒトまたは動物、例えば哺乳類は、治療的有効量 の本発明の化合物の一つの投与からなる方法により処置され得る。このようにし て、ヒトまたは動物の症状は改善され得る。ヒトまたは動物が患っている病状即 ち疾患の改善が達成され得る。かかる疾患の典型的な例は、骨髄芽球性白血病の ような白血病、リンパ腫、肉腫、神経芽腫、ウィルムス腫瘍、膀胱、胸、肺また は甲状腺の悪性新生物、乳癌のような上皮器官の新形成を含めて良性および悪性 の腫瘍である。更に、それらは、乾癬のような表皮の過増殖の処置において有用 であり得る。本発明の化合物はまた、アテローム斑および再狭窄の発現を阻止す る際において、血管形成の制御において、抗転移剤として、並びに糖尿病性合併 症を処置する際において有用であり得る。それらはまた、蛋白質チロシンキナー ゼ、特にZap70、p56lckおよびp59fynが免疫系の増殖の制御に 強く関与するので、免疫系病の制御における効用(例えば、免疫抑制剤として) を有する。更に、本発明の化合物は、アルツハイマー病の発現においてチロシン リン酸化(例えば、タウ蛋白質)により演じられる枢軸的役割に因るアルツハイ マー病の処置における効用を有する。 本発明の化合物のチロシン特異性蛋白質キナーゼ活性は、例 えば、下記に記載されている試験管内および生体内試験においてそれらが活性で ある事実により示される。試験管内検定 p45 v−ablキナーゼの精製 我々の試験において用いられる酵素は、エイベルソンチロシンキナーゼ(エイ ベルソンマウス白血病ウイルスから単離される。)の触媒ドメインを成すp45 v−ablチロシンキナーゼである。p45 v−ablキナーゼは、「ジェ イ・バイオル・ケム(J.Biol.Chem.),260,64(1985) 」においてワング等により並びに「ジェイ・バイオル・ケム(J.Biol.C hem.),260,3652(1985)」および「バイオケム・ジェイ(B iochem.J.),257,321(1989)」においてファーガソン等 により記載されているように生成されそして単離される。p45 v−ablキナーゼ検定 (Val5)−アンギオテンシンIIのリン酸化は、pH8.0のトリス−H Cl(25mM)、MgCl2(10mM)およびジチオトレイトール(0.1 mM)を含有する緩衝剤(キナーゼ緩衝剤)50μl中で40ngの精製abl −キナーゼ および(γ−32P)ATPと共にインキュベートすることにより遂行される。反 応混合物は30℃にて所与の時間インキュベートされ、そして反応は50μlの 5%トリクロロ酢酸を添加することにより停止される。氷上で短時間インキュベ ートした後、管は遠心分離にかけられる。上澄み液がホスホセルロース紙方形物 (ワットマンP−81)上に斑点づけされ、そして酢酸中で広範に洗浄される。 乾燥させたホスホセルロース方形物に結合した放射能を、液体シンチレーション カウンターにて測定する。IC50値が、三重反復された各実験ポイントの決定か ら算出される。各阻害剤は、固定濃度のペプチド(2mM)およびATP(50 μM)の存在下で0〜400μgの範囲の濃度にて試験される。 生体内検定K562細胞増殖阻害検定 ヒト骨髄性白血病細胞系であるK562細胞を、化合物の増大的濃度の存在下 で24ウェル組織培養平板(ファルコン(Falcon)3047)に接種した (10000/ウェル)。72時間後、細胞を採取しそして細胞計数器(コール ター・カウンター(Coulter Counter)−ZM)を用い て計数した。阻害パーセントを、末処理の対照細胞に関して評価した。 上記に記載されたような試験管内p45 v−ablキナーゼ検定および生体 内ヒト骨髄性白血病K562細胞増殖阻害検定の両方において得られた本発明の 代表的化合物についての阻害活性データが、次の第1表に記載されている。 第1表に示された活性データから認識され得るように、本発明による化合物は 、価値ある生物学的性質を有する。 各場合において、水溶解性は10mg/mlより大きく、従って10mmol より高い濃度の水溶液を調製することが可能である。これは低い水溶解性により 特徴づけられる以前の類似体と比較した場合顕著な差である。 本発明の化合物は、それらの高活性および低毒性にかんがみて、医薬において 安全に用いられ得る。 本発明の化合物は、種々の投薬形態にて、例えばタブレット、カプセル、砂糖 でおよびフィルムで被覆されたタブレット、液状の溶液もしくは懸濁液の形態に て経口的に,座薬の形態にて直腸に,非経口的に、例えば筋肉内にもしくは静脈 内の注射もしくは注入により,または局所的に投与され得る。投薬量は、患者の 年令、体重、状態に並びに投与経路に左右される。例えば、成人のヒトへの経口 投与のために化合物2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キ ノル−8−イルオキシ]プロピオン酸エチルエステルについて採用される投薬量 は、1日1〜5回にて1回の投与当たり約5mgから約150〜200mgの範 囲であり得る。無論、これらの投薬量投薬計画は、最適の治療応答をもたらすよ う調整され得る。 本発明の化合物を含有する医薬組成物は、通常、慣用の方法に従って製造され 、そして医薬上適当な形態にて投与される。例えば、固体の経口用形態は、活性 化合物と一緒に、希釈剤、例えばラクトース、デキストロース、サッカロース、 セルロース、トウモロコシデンプン(コーンスターチ)またはジャガイ モデンプン;滑剤、例えばシリカ、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネ シウムまたはステアリン酸カルシウム、および/またはポリエチレングリコール ;結合剤、例えばデンプン、アラビアガム、ゼラチン、メチルセルロース、カル ボキシメチルセルロースまたはポリビニルピロリドン;崩壊剤、例えばデンプン 、アルギン酸、アルギン酸塩またはナトリウムデンプングリコレート、飽和剤; 染料;甘味料;レシチン、ポリソルベート、ラウリルスルフェートのような湿潤 剤;並びに一般に製薬処方物において用いられる非毒性で薬理学的に不活性な物 質を含有し得る。かかる医薬製剤は、混合、顆粒化、タブレット化、糖衣または フィルム被覆の方法により公知のやり方で製造され得る。経口投与のための液状 分散体は、例えばシロップ、乳濁液および懸濁液であり得る。 シロップは、担体として、例えばサッカロース、またはグリセリンおよび/も しくはマンニトールおよび/もしくはソルビトール含有のサッカロースを含有し 得る。懸濁液および乳濁液は、担体として、例えば天然ガム、寒天、アルギン酸 ナトリウム、ペクチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースまたは ボリビニルアルコールを含有し得る。 筋肉注射用の懸濁液または溶液は、活性化合物と一緒に、製薬上許容され得る 担体、例えば無菌の水、オリーブ油、エチルオレエート、グリコール、例えばプ ロピレングリコール、および所望するなら適当な量の塩酸リドカインを含有し得 る。 静脈内の注射または注入のための溶液は、担体として、例えば無菌の水を含有 し得、あるいは好ましくはそれらは無菌の水性の等張食塩溶液の形態にあり得る 。 座薬は、活性化合物と一緒に、製薬上許容され得る担体、例えばカカオ脂、ポ リエチレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル界面活性 剤またはレシチンを含有し得る。 局所投与用組成物、例えばクリーム、ローションまたはペーストは、活性成分 を慣用の油質のまたは乳化性の賦形剤と混合することにより製造され得る。 本発明の更なる対象は、癌を患っている、ヒトを含めて哺乳類の癌を処置する または症状を改善する複合方法であって、 1)本発明の化合物、即ち式(I)の化合物またはその医薬上許容され得る塩、 および 2)追加的抗腫瘍剤 を治療的に有用な効果を奏するのに十分な量にてかつ時間的に共に十分に密接し て投与することからなる上記方法である。 本発明はまた、抗癌治療において同時に、別々にまたは順次的に用いるための 複合製剤として、本発明の化合物、即ち式(I)の化合物またはその医薬上許容 され得る塩および追加的抗腫瘍剤を含有する製品を提供する。 用語“抗腫瘍剤”は、臨床的慣行に従って単一抗腫瘍薬および“カクテル”、 即ちかかる薬の混合物の両者を含むよう意図されている。 本発明の化合物と共に処方され得る抗腫瘍剤、あるいは複合処置方法にて投与 され得る抗腫瘍剤の例は、ドキソルビシン、ダウノマイシン、エビルビシン、イ ダルビシン、エトボシド、フルオロウラシル、メルファラン、シクロホスファミ ド、ブレオマイシン、ビンブラスチンおよびマイトマイシン、またはそれらのう ちの2種もしくはそれ以上の混合物を含む。本発明の化合物は、それ故、癌を改 善すべき処置において用いられ得る。それらは、抗腫瘍剤、例えば上記に挙げら れているようなドキソルビシン、ダウノマイシン、エピルビシンまたはイダルビ シンのようなアントラサイクリングリコシドで処置され得る癌を 患っている患者に、該抗腫瘍剤と共に投与され得る。 本発明の化合物およびアントラサイクリングリコシドのような抗腫瘍剤は、骨 髄芽球性白血病のような白血病、リンパ腫、肉腫、神経芽腫、ウィルムス腫瘍、 または膀胱、胸、肺もしくは甲状腺の悪性新生物を有する患者の症状を改善する ために投与され得る。従って、本発明は、チロシンキナーゼ阻害剤が必要である 患者を処置する方法であって、該患者に治療的有効量の上記に定義された通りの 式(I)の化合物またはその医薬上許容され得る塩を投与することからなる上記 方法を提供する。 次の例は本発明を例示するが、しかし本発明を制限しない。実施例1 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル キノル−8−イルオキ シ]プロピオン酸エチルエステル 無水エタノール(10ml)中の8−ヒドロキシキノリン−5−カルボアルデ ヒド(346mg,2mmol)、2−オキシインドール(266mg,2mm ol)およびピペリジン(43mg,0.5mmol)の溶液を、窒素下で60 〜70℃にて3時間加熱した。次いでこの反応混合物を冷却し、そして真空下で 蒸発乾固した。残渣を溶離剤としてジクロロメタン/ エタノール4%を用いるシリカゲル上でのカラムクロマトグラフィーに付して、 純粋な3−(8−ヒドロキシ−5−キノリルメチレン)−2−オキシインドール が60%収率(365mg)にて得られた。THF(5ml)中の3−(8−ヒ ドロキシ−5−キノリルメチレン)−2−オキシインドール(300mg,0. 99mmol)の溶液に、1Mテトラブチルアンモニウムフルオリド(5ml) および2−ブロモプロピオン酸エチルエステル(0.9ml,6.9mmol) の溶液を室温にて添加した。この反応混合物を室温にて更に1時間撹拌し、そし て次いでジクロロメタンで希釈した。有機層を5%NaHCO3溶液および水で 洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして次いで真空下で蒸発させた。この油 状残渣を溶離剤としてエチルアセテートを用いてシリカゲル上でクロマトグラフ ィーにかけて、純粋な標題化合物が86%収率(330mg)にて得られた。 C232024(MW388.43) FD−MS m/z:388(100[M]+)、100(6[CH3CH2OC OCHCH2]+) NMR δppm(DMSO−d3):1.16(t,J=7.0Hz,3H) 、1.67(d,J=6.7Hz,3H)、 4.17(m,2H)、5.31(q,J=6.7Hz,1H)、6.67(d dd,J=1.9/7.6/7.6Hz,1H)、6.85(d,J=7.6H z,1H)、6.94(d,J=7.6Hz,1H)、7.1〜7.2(m,2 H)、7.59(dd,J=4.1/8.5Hz,1H)、7.84(d,J= 8.2Hz,1H)、7.97(s,1H)、8.31(dd,1.7/8.5 Hz,1H)、8.95(dd,J=1.7/4.1Hz,1H)、10.62 (s,1H)。 類似的に行うことにより、次の化合物が製造され得る。即ち、 5−[2−(ジメチルアミノ)エチルアミノ]−3−(4−キノリルメチレン) −2−オキシインドール、 5−[2−(モルホリノ)エチルアミノ]−3−(4−キノリルメチレン)−2 −オキシインドール、および 5−[2−(グリシルアミノ)エチルアミノ]−3−(4−キノリルメチレン) −2−オキシインドール。実施例2 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イルオキ シ]プロピオン酸ナトリウム塩 ジオキサン(15ml)中の2−[5−(2−オキシインド ール3−イリデンメチル)キノル−8−イルオキシ]プロピオン酸エチルエステ ル(150mg,0.39mmol)の懸濁液に、2N水酸化ナトリウム(1. 0ml,2mmol)を滴下的に添加し、そしてこの反応混合物を室温にて更に 1時間撹拌した。結晶質沈殿物を濾過しそして乾燥して、純粋な標題化合物が7 3.8%収率(110mg)にて得られた。 FD−MS m/z:360(100[M]+)、342(17[M−H20] +) NMR δppm(DMSO−d3):1.65(d,J=6.7Hz,3H) 、5.15(q,J=6.7Hz,1H)、6.69(t,J=7.6Hz,1 H)、6.85(d,J=7.6Hz,1H)、6.97(d,J=7.6Hz ,1H)、7.1〜7.2(m,2H)、7.60(dd,J=4.1/8.8 Hz,1H)、7.86(d,J=7.9Hz,1H)、7.97(s,1H) 、8.32(dd,J=1.8/8.8Hz,1H)、8.95(dd,J=1 .8/4.1Hz,1H)、10.64(s,1H)。実施例3 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル キノル−8−イルオキ シ]プロピオンアミド THF(5ml)中の2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル )キノル−8−イルオキシ]プロピオン酸エチルエステル(120mg,0.3 1mmol)の溶液に、水酸化アンモニウム28%(10ml)および塩化アン モニウム(1.0g)を撹拌下で室温にて添加した。この混合物を更に48時間 撹拌し、次いでジクロロメタンで希釈し、そして1N塩酸で酸性にした。有機層 を水で2回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして減圧下で濃縮した。残渣 をエチルアセテートから結晶化して、純粋な標題化合物が44.9%収率(50 mg)にて得られた。 EI−MS m/z:359(16[M]+)、315(100[M−NH2C O]+)、288(59[M−NH2COCHCH2]+)、271(30[M− NH2COCHCH2−OH]+)。 NMR δppm(DMSO−d3):1.61(d,J=6.7Hz,3H) 、1.62(d,J=6.7Hz,3HE)、 4.95(q,J=6.7Hz,1HZ,1HE)、6.70(ddd,J=1. 1/7.7/7.7Hz,1HE)、6.85(d,J=7.6Hz,1HE)、 6.98(d,J=7.6Hz,1HE)、7.17(ddd,J=1.1/7 .6/7.6Hz,1HE)、7.22(d,J=8.2Hz,1HZ)、7.2 8(d,J=8.2Hz,1HE)、7.09および7.77(2本のs,2HE ,2HZ)、7.55〜7.70(m,1HE,1HZ)、7.87(m,1HE, 1HZ)、7.97(s,1HE)、8.34(s,1HZ)、8.34(dd, J=1.8/8.7HZ,1HE)、8.51(d,J=8.2Hz,1HZ)、 8.70(dd,J=1.6/8.7Hz,1HZ)、8.9〜9.0(m,1 HE,1HZ)、10.53(s,1HZ)、10.65(s,1HE)。実施例4 N−{2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イ ルオキシ]プロピオニル}アラニンメチルエステル THF(10ml)中の2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチ ル)キノル−8−イルオキシ]プロピオン酸 (100mg,0.28mmol)、L−アラニンメチルエステル塩酸塩(40 mg,0.29mmol)およびトリエチルアミン(0.4ml)の溶液に、N ,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド(60mg,0.29mmol)を撹 拌下で室温にて添加した。撹拌を15時間続行し、次いでこの混合物を濾過し、 そして濾液を真空下で蒸発させた。残渣を溶離剤としてエチルアセテート/メタ ノール(9:1)を用いてシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけて、純粋な 標題化合物が44.1%収率(55mg)にて得られた。 C252335 計算値:C67.41,H5.20,N9.43 測定値:C67.35,H5.22,N9.35 MS m/z:445。 類似的に行うことにより、次の化合物が製造され得る。即ち、 N−[3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキシインドー ル5−イルカルボニル]グリシンアミド、 N−[3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキシインドー ル5−イルカルボニル]アラニンアミド、および 5−(2−ピペリジルアセチル)−3−(8−ヒドロキシキノ ル−5−イルメチレン)−2−オキシインドール。実施例5 N−{2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イ ルオキシ]プロピオニル}アラニンナトリウム塩 THF(10ml)中のN−{2−[5−(2−オキシインドール3−イリデ ンメチル)キノル−8−イルオキシ]プロピオニル}アラニンメチルエステル( 50mg,0.11mmol)の溶液に、2N水酸化ナトリウム(0.1ml) を0〜5℃にて滴下的に添加した。室温にて4時間の撹拌後、THF(100m l)を添加し、有機層を飽和塩化ナトリウム溶液で3回洗浄し、硫酸マグネシウ ム上で乾燥しそして真空下で濃縮した。残渣を5%重炭酸ナトリウム(10ml )中に採取し、そして溶離剤として水/メタノール(7:3)を用いてロバー( LoBar)RP18カラム上でクロマトグラフィーにかけて、純粋な標題化合 物が84%収率(42mg)にて得られた。 FAB−MS m/z:498(70[M+2Na−H]+)、476(100 [M+Na]+) NMR δppm(DMSO−d3):1.19(d,J= 6.7Hz,3HE+3HZ)、1.5〜1.6(m,3HE+3HZ)、3.63 (q,J=6.7Hz,1HE+1HZ)、4.9〜5.1(m,1HE+1HZ) 、6.70(ddd,J=7.6/7.6/0.9Hz,1HE)、6.80( d,7.6Hz,1HZ)、6.84(d,J=7.6Hz,1HE)、6.9〜 7.05(m,1HE+1HZ)、7.1〜7.25(m,1HE+2HZ)、7. 28(d,J=8.2Hz,1HE)、7.55〜7.65(m,1HE+1HZ )、7.85(M,1HE+1HZ)、7.97(s,1HE)、8.05(d, J=5.9Hz,1HE+1HZ)、8.32(dd,J=1.7Hz,1HE) 、8.33(s,1HZ)、8.51(d,J=8.5Hz,1HZ)、8.69 (dd,J=8.5/1.5Hz,1HZ)、8.9〜9.0(m,1HE+1HZ )、10.55(bs,1HZ)、10.65(bs,1HE)。実施例6 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イルオキ シ]酢酸エチルエステル DMF(5ml)中の8−ヒドロキシキノリン−5−カルボアルデヒド(17 0mg,0.98mmol)の溶液に、無水 炭酸カリウム(150mg)および2−ブロモ酢酸エチルエステル(0.12m l,180mg,1.08mmol)を室温にて添加し、そして撹拌を1時間続 行した。次いでこの反応混合物をジクロロメタンで希釈し、有機層を水で数回洗 浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥しそして次いで真空下で蒸発させた。残渣を溶離 剤としてエチルアセテート/シクロヘキサン(9:1)を用いてシリカゲル上で クロマトグラフィーにかけて、190mg(74.8%収率)の純粋な2−(5 −ホルミルキノル−8−イルオキシ)酢酸エチルエステルが得られた。 エタノール(15ml)中の上記で得られた化合物(190mg,0.73m mol)の溶液に、2−オキシインドール(120mg,0.9mmol)およ びピペリジン(0.085ml)を添加し、そしてこの混合物を80℃にて3時 間撹拌した。冷却後、ジクロロメタンを添加し、有機層を水で3回洗浄し、硫酸 ナトリウム上で乾燥しそして減圧下で濃縮すると結晶が得られ、しかしてこれら の結晶を濾過し、氷冷ジクロロメタンで洗浄しそして乾燥した。54.9%に相 当する150mgの収量。 C221824 計算値:C70.58,H4.85,N7.48 測定値:C70.33,H4.65,N7.40 MS m/z:374。実施例7 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イルオキ シ]酢酸ナトリウム塩 ジオキサン(20ml)中の2−[5−(2−オキシインドール3−イリデン メチル)キノル−8−イルオキシ]酢酸エチルエステル(150mg,0.40 mmol)の溶液に、2N水酸化ナトリウム(2ml)を添加し、そしてこの混 合物を室温にて1時間撹拌した。生じた結晶を濾過により分離し、ジオキサンで 洗浄し、そして乾燥した。このようにして純粋な標題化合物が、81.5%収率 (120mg)にて得られた。 C201324Na 計算値:C65.22,H3.56,N7.60,Na6.24 測定値:C65.15,H3.45,N7.35,Na6.13 MS m/z:368。実施例8 N−{2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イ ルオキシ]アセチル}アラニンメチルエステル DMF(10ml)中の2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチ ル)キノル−8−イルオキシ]酢酸ナトリウム塩(120mg,0.33mmo l)、L−アラニンメチルエステル塩酸塩(100mg,0.72mmol)お よびトリエチルアミン(0.07ml)の溶液に、N,N′−ジシクロヘキシル カルボジイミド(100mg,0.48mmol)を室温にて添加し、そして撹 拌を一晩続行した。この反応混合物を濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮した。 この油状残渣をジクロロメタン中に採取し、有機層を水で3回洗浄し、硫酸ナト リウム上で乾燥しそして減圧下で濃縮した。この残渣を溶離剤としてエチルアセ テート/メタノール(95:5)を用いてシリカゲル上でクロマトグラフィーに かけて、純粋な標題化合物が70%収率(100mg)にて得られた。 C242135 計算値:C66.81,H4.91,N9.74 測定値:C66.55,H4.56,N9.65 MS m/z:431。実施例9 N−{2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イ ルオキシ]アセチル}アラニンナトリウム塩 ピリジン(5ml)中のN−{2−[5−(2−オキシインドール3−イリデ ンメチル)キノル−8−イルオキシ]アセチル}アラニンメチルエステル(50 mg,0.12mmol)の溶液に、ヨウ化リチウム(65mg)を120℃に て添加し、そして撹拌をこの温度にて更に6時間続行した。冷却後、溶媒を減圧 下で除去し、残渣を5%重炭酸ナトリウム(25ml)でもって採取しそして溶 離剤として水/メタノール(7:3)を用いてロバー(LoBar)RP8カラ ム上でクロマトグラフィーにかけた。凍結乾燥後、45mgの標題化合物が得ら れた(88%収率)。 FAB−MS m/z:462(100[M+Na]+)、440(40[MH ]+) NMR δppm(DMSO−d3):1.20(d,J=6.7Hz,3HE+ 3HZ)、3.73(q,J=6.7Hz,1HE+1HZ)、4.76(m,2 HE+2HZ)、6.69(ddd,J=7.6/7.6/0.9Hz,1HE) 、6.81(d,7.6Hz,1HZ)、6.85(d,J=7.6Hz,1HE )、6.9〜7.05(m,1HE+1HZ)、7.1〜7.3(m,1HE+2 HZ)、7.31(d,J=8.2Hz, 1HE)、7.6〜7.7(m,1HE+1HZ)、7.86(m,1HE+1HZ )、7.98(s,1HE)、8.03(m,1HE+1HZ)、8.32(dd ,J=1.5/8.6Hz,1HE)、8.34(s,1HZ)、8.53(d, J=8.2Hz,1HZ)、8.70(dd,J=1.8Hz,1HZ)、8.9 〜9.0(m,1HE+1HZ)、10.55(bs,1HZ)、10.65(b s,1HE)。実施例10 2−[3−(8−ベンジルオキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキシイン ドール1−イル]酢酸エチルエステル アセトン(15ml)中の8−ヒドロキシキノリン−5−カルボアルデヒド( 346mg,2mmol)の溶液に、無水炭酸カリウム(300mg,2.2m mol)およびベンジルブロマイド(0.25ml,360mg,2.1mmo l)を50℃にて添加し、そして撹拌をこの温度にて更に4時間続行した。溶媒 を減圧下で除去し、残渣をジクロロメタンでもって採取し、有機層を水で数回洗 浄し、乾燥し(硫酸ナトリウム)そして真空下で蒸発させた。この残渣を溶離剤 としてエチルアセテート/シクロヘキサン(2:3)を用いてシリカゲル上で クロマトグラフィーにかけて、290mg(55%収率)の8−ベンジルオキシ キノリン−5−カルボアルデヒドが得られた。上記で得られた化合物(290m g,1.1mmol)をエタノール(10ml)中に溶解し、次いで2−オキシ インドール(170mg,1.28mmol)およびピペリジン(0.15ml )を添加し、そしてこの混合物を約60℃に4時間維持した。冷却後、沈殿物を 濾過し、冷エタノールで洗浄しそして乾燥して、300mg(72%収率)の粗 3−(8−ベンジルオキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキシインドール が得られた。 アセトン(10ml)中の3−(8−ベンジルオキシキノル−5−イルメチレ ン)−2−オキシインドール(140mg,0.37mmol)の溶液に、2− ブロモ酢酸エチルエステル(151mg,0.9mmol)および無水炭酸カリ ウム(150mg)を添加し、そしてこの反応混合物を50℃にて8時間撹拌し た。次いでこの混合物を真空下で濃縮し、残渣をジクロロメタンでもって採取し 、有機層を水で数回洗浄し、乾燥しそして蒸発させた。この残渣をエチルアセテ ートから結晶化して、150mg(87%収率)の標題化合物が得られた。 C292424 計算値:C74.98,H5.21,N6.03 測定値:C74.65,H5.15,N5.95 MS m/z:464。実施例11 2−[3−(8−ベンジルオキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキシイン ドール1−イル]酢酸ナトリウム塩 THF(10ml)中の2−[3−(8−ベンジルオキシキノル−5−イルメ チレン)−2−オキシインドール1−イル]酢酸エチルエステル(100mg, 0.22mmol)の溶液に、2N水酸化ナトリウム(0.5ml)を添加し、 そしてこの混合物を室温にて4時間撹拌した。次いでこの混合物を濾過し、残渣 をTHFで洗浄しそして乾燥した。このようにして、90mg(91%収率)の 標題化合物が得られた。 C271924Na 計算値:C70.74,H4.18,N6.11,Na5.02 測定値:C70.65,H4.05,N6.01,Na4.95 MS m/z:458。実施例12 N−{2−[3−(8−ベンジルオキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキ シインドール1−イル]アセチル}アラニンメチルエステル ジクロロメタン(10ml)中の2−[3−(8−ベンジルオキシキノル−5 −イルメチレン)−2−オキシインドール1−イル]酢酸ナトリウム塩(50m g,0.11mmol)、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリスピロリジ ノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(50mg,0.10mmol)お よびトリエチルアミン(11mg,0.11mmol)の溶液に、L−アラニン メチルエステル塩酸塩(20mg,0.14mmol)を添加し、そしてこの混 合物を室温にて2時間撹拌した。次いでジクロロメタンを添加し、有機層を水で 3回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥しそして真空下で濃縮した。残渣を溶離剤 としてエチルアセテート/シクロヘキサン(8:2)を用いてシリカゲル上でク ロマトグラフィーにかけて、45mg(78.5%収率)の標題化合物が得られ た。 C312735 計算値:C71.39,H5.22,N8.06 測定値:C71.25,H4.95,N7.96 MS m/z:521。実施例13 N−{2−[3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキシイ ンドール1−イル]アセチル}アラニンメチルエステル トリフルオロ酢酸(5ml)中のN−{2−[3−(8−ベンジルオキシキノ ル−5−イルメチレン)−2−オキシインドール1−イル]アセチル}アラニン メチルエステル(45mg,0.09mmol)の溶液に、トリフルオロメタン スルホン酸(0.1ml)を添加し、そしてこの混合物を0〜5℃にて0.5時 間撹拌した。次いでジクロロメタンを添加し、この混合物を5%NaHCO3で 中和しそして有機層を真空下で濃縮し、30mgの標題化合物(77%収率)が 得られた。 FD−MS m/z:431(100[M]+)、346(16[M−CH(C H3)COOCH32H]+) NMR δppm(DMSO−d3):1.29(d,J=7.2Hz,3H) 、3.62(s,3H)、4.31(q,J=7.2Hz,1H)、4.43、 4.50(2本のd,J=16.7Hz,2H)、6.80(ddd,J=7. 5/7.5 /0.7Hz,1H)、6.88(d,J=7.8Hz,1H)、7.12(d ,J=7.5Hz,1H)、7.25(ddd,J=7.5/7.8/1.0H z,1H)、7.33(d,J=8.2Hz,1H)、7.76(dd,J=4 .4/8.5Hz,1H)、9.00(dd,J=1.4/4.4Hz,1H) 、11.0(bs,1H)。実施例14 5−アラニルアミノ−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)−2− オキシインドール 200mlのt−ブタノール中の5−ニトロインドール(4g,24.6mm ol)の撹拌されている溶液に、ピリジニウムブロマイドペルブロマイド(30 g,93mmol)を0.5時間の時間をかけて少しずつ添加した。この反応混 合物を室温にて一晩撹拌し、次いでt−ブタノールを除去し、そして生じた残渣 をエチルアセテート/水(500/500ml)中に溶解した。有機層を分離し 、そして水性層を300mlのエチルアセテートで抽出した。有機抽出物を水で 洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥しそして真空下で濃縮して8.5gの極性 の低い化合物が得られ、しかしてこの化合物をエチルアセテート から結晶化して7.5gのジブロモ誘導体が得られた。80mlの酢酸中室温に て3時間の10当量の亜鉛粉末でのこの化合物の還元により、5−アミノ−2− オキシインドールが良好な収率(3g,82%)にて得られた。 EI−MS m/z:148(100,[M]+)、120(56(M−CO] +)、119(94,(M−CO−H]+)、105(22,[M−NHCO] +)。 80mlの水/ジオキサン(3:1)中の5−アミノ−2−オキシインドール (2g,13.5mmol)の溶液に、pH10が得られるまで1N水酸化ナト リウムを添加し、そして次いでジ−t−ブチルピロカーボネート(3.5g,1 6.2mmol)を添加した。pHを10に維持しながら、この反応混合物を3 時間撹拌した。3×100mlのエチルアセテートでの抽出後、これらの抽出物 を硫酸ナトリウム上で乾燥しそして次いで蒸発させて、2.4gの5−t−ブト キシカルボニルアミノ−2−オキシインドール(71%収率)が得られた。 FD−MS m/z:248(100,[M]+)、191(18[M−C4H 9]+)、147(5,[M−Me3COCO]+) NMR δppm(DMSO−d3):1.49(s,9H)、3.87(s, 3H)、6.72(d,J=8.4Hz,1H)、6.86(dd,J=2.2 /8.8Hz,1H)、7.12(dd,J=1.8/8.4Hz,1H)、7 .40(d,J=8.8Hz,1H)、7.54(d,J=2.2Hz,1H) 、7.78(d,J=1.8Hz,1H)、7.92(s,1H)、8.87( bs,1H)、9.38(s,1H)、10.25(s,1H)、11.8(b s,1H)。 無水アルコール中の5−t−ブトキシカルボニルアミノ−2−オキシインドー ル(630mg,2.5mmol)および8−ヒドロキシキノリン−5−カルボ アルデヒド(450mg,2.6mmol)の溶液に、ピペリジン(0.26g ,2.6mmol)を添加した。反応を80℃にて3時間行った。溶媒を蒸発さ せそして残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン/エチルアセテ ート 2:3の溶離剤)により精製し、かくして800mgの5−(t−ブトキ シカルボニルアミノ)−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)−2 −オキシインドールが得られた。 上記で得られた化合物(800mg)を10mlのジクロロ メタン中に可溶化し、次いで40mlのトリフルオロ酢酸を添加し、そしてこの 混合物を室温にて1時間撹拌した。溶媒を蒸発させそして残渣をジエチルエーテ ルから結晶化して、683mgの5−アミノ−3−(8−ヒドロキシキノル−5 −イルメチレン)−2−オキシインドール(90%収率)が得られた。 80mlのTHF中の5−アミノ−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメ チレン)−2−オキシインドール(497mg,1.64mmol)およびt− ブトキシカルボニル−L−アラニン(360mg,1.9mmol)の溶液に、 950mg(1.82mmol)のベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリピ ロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェートおよび0.2ml(1.87 mmol)のN−メチルモルホリンを添加した。反応体を室温にて4時間維持し た。溶媒の蒸発後、残渣をシクロヘキサン/エチルアセテート(3:7)を用い るフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。蒸発させた溶離剤をジクロロ メタン中に可溶化し、10mlのトリフルオロ酢酸を添加し、そしてこの混合物 を室温にて1時間撹拌した。通常の仕上げ後、純粋な標題化合物が80%収率( 491mg)にて得られた。 C211843 計算値:C67.37,H4.85,N14.97 測定値:C67.25,H4.55,N14.85 MS m/z:374。 類似的に行うことにより、次の化合物が製造され得る。即ち、 5−グリシルアミノ−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)−2− オキシインドール、 5−トレオニルアミノ−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)−2 −オキシインドール、 5−グルタミルアミノ−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)−2 −オキシインドール、 5−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イ ルメチレン)−2−オキシインドール。実施例15 5−(3,3−ジメチルグアニジノ)−3−(4−キノリルメチレン)−2−オ キシインドール トリエチルアミン(202mg,2mmol)を含有するDMF(100ml )中の5−アミノ−3−(4−キノリルメチレン)−2−オキシインドール(4 31mg,1.5mmol)の溶液に、1−t−ブトキシカルボニル−3,3− ジメチルチ オ尿素(409mg,2mmol)およびHgCl2(543mg,2mmol )を添加した。この混合物を室温にて1時間撹拌し、そして次いでセライトのパ ッド上で濾過した。この残渣をエチルアセテートで洗浄し、有機層を水で数回洗 浄し、乾燥しそして蒸発乾固した。この残渣を溶離剤としてエチルアセテート/ シクロヘキサン(2:1)を用いてシリカゲル上でクロマトグラフィーにかけた 。上記で得られたBOC誘導体をトリフルオロ酢酸(10ml)中に採取し、そ して次いで室温にて1時間撹拌した。エチルアセテートを添加し、有機層を1N 水酸化ナトリウムおよびブラインで洗浄し、乾燥しそして蒸発させた。この残渣 を溶離剤として水を用いてロバー(LoBar)RP18カラム上でクロマトグ ラフィーにかけて、凍結乾燥後純粋な標題化合物が得られた。収率50%(26 8mg)。 C21195O 計算値:C70.57,H5.36,N19.59 測定値:C70.55,H5.25,N19.49 MS m/z:357。実施例16 5−(ジメチルアミノメチレンアミノ)−3−(4−キノリルメチレン)−2− オキシインドール THF(20ml)中の5−アミノ−3−(4−キノリルメチレン)−2−オ キシインドール(287mg,1mmol)およびトリエチルアミン(121m g,1.2mmol)の溶液に、クロロジメチルホルムイミニウムクロライド( 154mg,1.2mmol)を0℃にて少しずつ添加し、そして撹拌を室温に て1時間続行した。次いでこの反応混合物をジクロロメタンで希釈し、有機層を ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥しそして真空下で濃縮した。残渣を シリカゲル上でクロマトグラフィー(エチルアセテート/メタノール 1:1の 溶離剤)にかけて、純粋な標題化合物が60%収率(205mg)にて得られた 。 C21184O 計算値:C73.67,H5.30,N16.36 測定値:C73.65,H5.31,N16.25 MS m/z:342。実施例17 各々0.150gの重さがあり、かつ25mgの活性物質を含有するタブレッ トが、次のように製造され得る。 組成(10,000個のタブレットについて): 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル) キノル−8−イルオキシ]プロピオン酸エチルエステル 250g ラクトース 800g コーンスターチ 415g タルク粉 30g ステアリン酸マグネシウム 5g 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イルオ キシ]プロピオン酸エチルエステル、ラクトースおよび半分のコーンスターチを 混合する。次いで、この混合物を0.5mmの網目サイズの篩に通す。この粉末 を粒状化するために、コーンスターチ(10g)を温水(90ml)中に懸濁し そして生じたペーストを用いる。該粒状化物を乾燥し、1.4mmの網目サイズ の篩上で粉砕し、次いで残りの量のスターチ、タルクおよびステアリン酸マグネ シウムを添加し、注意深く混合し、そしてタブレットに加工する。実施例18 各々0.200gの投与量にされており、かつ20mgの活性物質を含有する カプセルが製造され得る。 500個のカプセルについての組成: 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル) キノル−8−イルオキシ]プロピオンアミド 10g ラクトース 80g コーンスターチ 5g ステアリン酸マグネシウム 5g この処方物を、2つの部分の硬質ゼラチンカプセルに封入ししかも各カプセル について0.200gの投与量にする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/535 606 A61K 31/535 606 C07D 401/14 209 C07D 401/14 209 (72)発明者 ビオツリヨ,セルジオ イタリー国、イ−20095・クサーノ・ミラ ニーノ、ビア・デル・ジエンツイアーネ、 10 (72)発明者 ブツゼツテイ,フランコ イタリー国、イ−20052・モンツア、ビ ア・デラ・ガララーナ、4 (72)発明者 バリナーリ,ダリオ イタリー国、イ−20097・サン・ドナー ト・ミラネーゼ、ビア・チ・ヤノツツイ、 8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 次の一般式(I) 〔式中、 RはHまたは−(CH2n−COR7基であり、nは1〜4の整数であり、そし てR7はヒドロキシ、アミノ、C1〜C6アルコキシまたは−NR56であり、R5 およびR6の一方は水素またはC1〜C6アルキルでありそして他方はC1〜C6ア ルキルであるか、あるいはR5およびR6はそれらが結合しているN原子と一緒に なって5〜7員飽和複素単環を形成し、あるいはR7は1〜3個のアミノ酸を含 有するN末端結合ペプチジル残基(ここで、末端カルボキシル基はそのままで、 アミドとして、アルカリ金属塩として、またはC1〜C4アルキルエステルとして 存在し得る。)であり; R1、R2、R3およびR4のうちの一つまたは二つは同じでも 異なっていてもよくそして; a)−X−(CH2m−NH2、−X−(CH2m−NR56または−X−(C H2m−NHR8基〔式中、Xは−O−、−S−または−NH−であり、mは2 〜4の整数であり、R5およびR6は上記に定義された通りであり、そしてR8は C2〜C6アルカノイルであるかまたは1〜3個のアミノ酸を含有するC末端結合 ペプチジル残基(ここで、末端アミノ基は遊離であるかまたは保護されているか または−NR56基を与えるようにアルキル化形態にあり、R5およびR6は上記 に定義された通である。)である。〕、 b)−NH−C(=NH)−NR56、−NH−C(=NH)−NHR8、−N =CH−NH2、−N=CH−NR56または−N=CH−NHR8基〔ここで、 R5、R6およびR8は上記に定義された通りである。〕、 c)−X−(CH2n−COR7基〔ここで、XおよびR7は上記に定義された通 りであり、そしてnは1〜4の整数である。〕、 d)−CORaまたは−COR9基〔式中、Raは1〜3個のアミノ酸を含有する N末端結合ペプチジル残基(ここで、末端カ ルボキシル基はそのままで、アミドとして、アルカリ金属塩として、またはC1 〜C4アルキルエステルとして存在し得る。)であり、そしてR9は−(CH2p −NH2、−(CH2p−NR56または−(CH2p−NHR8基(ここで、p は1または2であり、そしてR5、R6およびR8は上記に定義された通りである 。)である。〕、 e)−Y−CO−Y′−R10基〔式中、YおよびY′は同一でも異なっていても よく、その各々は−NH−または−O−であり、そしてR10はフェニルまたは置 換されていないかもしくはフェニルにより置換されたC1〜C6アルキルである。 〕、および f)−NHR8または−NHR11基〔式中、R8は上記に定義された通りであり、 そしてR11はアミノ保護基である。〕 から独立的に選択され;そして R1、R2、R3およびR4の他のものは同じでも異なっていてもよく、そして水素 、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、C1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、フ ェニル−(C1〜C6)アルコキシ、カルボキシ、C1〜C6アルコキシカルボニル 、C2〜C6アルカノイルオキシ、シアノおよび−NR56(こ こで、R5およびR6は上記に定義された通りである。)から選ばれる。〕 を有するキノリルメチレン−オキシインドール誘導体またはその医薬上許容され 得る塩。 2. RがHまたは−(CH2n−COR7基であり、nが1であり、そしてR7 がヒドロキシ、アミノ、C1〜C4アルコキシであるか、またはR7が1〜2個の アミノ酸を含有するN末端結合ペプチジル残基であってその末端カルボキシル基 がアルカリ金属塩としてもしくはC1〜C4アルキルエステルとして存在し; R1、R2、R3およびR4のうちの一つが a′)−X−(CH2m−NH2、−X−(CH2m−NR56または−X−( CH2m−NHR8〔ここで、Xは−NH−であり、mは2であり、R5およびR6 の一方はC1〜C4アルキルでありそして他方は水素またはC1〜C4アルキルで あるか、あるいはR5およびR6はそれらが結合している窒素原子と一緒になって モルホリン環を形成し、そしてR8は1個または2個のアミノ酸を含有するC末 端結合ペプチジル残基であってその末端アミノ基はそのままで存在する。〕、 b′)−NH−C(=NH)−NR56、−N=CH−NR56〔ここで、R5 およびR6の一方はC1〜C4アルキルであり、そして他方は水素またはC1〜C4 アルキルである。〕、 c′)−X−(CH2n−COR7〔ここで、Xは−O−であり、nは1または 2であり、R7はヒドロキシ、C1〜C6アルコキシ、アミノであるか、または1 個もしくは2個のアミノ酸を含有するN末端結合ペプチジル残基である。〕、 d′)−CORa基〔ここで、Raは請求の範囲第1項に定義された通りである。 〕、および f′)−NHR8または−NHR11〔ここで、R8はC2〜C4アルカノイルである かまたは1個もしくは2個のアミノ酸を含有するC末端結合ペプチジル残基であ り、そしてR11はアミノ保護基である。〕 から選択された置換基であり;そして R1、R2、R3およびR4の他のものが同じでも異なっていてもよくそして水素、 ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、フェ ニル−(C1〜C4)アルコキシ、C1〜C4アルコキシカルボニル、C2〜C4アル カノイルオキシ、シアノ、C1〜C4アルキルアミノおよびジ−C1〜 C4アルキルアミノから選ばれる、 請求の範囲第1項に記載の化合物。 3. 5−[2−(ジメチルアミノ)エチルアミノ]−3−(4−キノリルメチ レン)−2−オキシインドール、 5−[2−(モルホリノ)エチルアミノ]−3−(4−キノリルメチレン)−2 −オキシインドール、 5−[2−(グリシルアミノ)エチルアミノ]−3−(4−キノリルメチレン) −2−オキシインドール、 5−(3,3−ジメチルグアニジノ)−3−(4−キノリルメチレン)−2−オ キシインドール、 5−(ジメチルアミノメチレンアミノ)−3−(4−キノリルメチレン)−2− オキシインドール、 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イルオキ シ]プロピオン酸エチルエステル、 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イルオキ シ]プロピオン酸、 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イルオキ シ]プロピオンアミド、 N−{2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル) キノル−8−イルオキシ]プロピオニル}アラニンメチルエステル、 N−{2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イ ルオキシ]プロピオニル}アラニン、 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イルオキ シ]酢酸エチルエステル、 2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イルオキ シ]酢酸、 N−{2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イ ルオキシ]アセチル}アラニンメチルエステル、 N−{2−[5−(2−オキシインドール3−イリデンメチル)キノル−8−イ ルオキシ]アセチル}アラニン、 N−[3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキシインドー ル5−イルカルボニル]グリシンアミド、 5−(2−ピペリジルアセチル)−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチ レン)−2−オキシインドール、 N−[3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキシインドー ル5−イルカルボニル]アラニンアミド、 5−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−3−(8−ヒドロキ シキノル−5−イルメチレン)−2−オキシインドール、 5−(グリシルアミノ)−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)− 2−オキシインドール、 5−(アラニルアミノ)−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)− 2−オキシインドール、 5−(トレオニルアミノ)−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン) −2−オキシインドール、 5−(グルタミルアミノ)−3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン) −2−オキシインドール、 2−[3−(8−ベンジルオキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキシイン ドール1−イル]酢酸エチルエステル、 2−[3−(8−ベンジルオキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキシイン ドール1−イル]酢酸、 N−{2−[3−(8−ベンジルオキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキ シインドール1−イル]アセチル}アラニンメチルエステル、および N−{2−[3−(8−ヒドロキシキノル−5−イルメチレン)−2−オキシイ ンドール1−イル]アセチル}アラニンメチルエステル、 並びにそれらの医薬上許容され得る塩から選択された化合物。 4. 請求の範囲第1項に記載の化合物を製造する方法であって、 A)式(II) 〔ここで、R1およびR2は請求の範囲第1項に定義された通りである。〕 のアルデヒドを式(III) 〔ここで、R、R3およびR4は請求の範囲第1項に定義された通りである。〕 の化合物と反応させ、あるいは B)式(IV) 〔ここで、R′1、R′2、R′3およびR′4のうちの一つまたは二つはOH、− NH2または−SHであり、そして他のものはR、R1、R2、R3およびR4とし て請求の範囲第1項に定義された通りである。〕 の化合物を Z−(CH2)m−NH2、 Z−(CH2)m−NR56、 Z−(CH2)m−NHR8、および Z−(CH2)n−COR7 〔ここで、Zはハロゲン原子であり、そしてm、n、R5、R6、R7およびR8は 請求の範囲第1項に定義された通りである。〕 から選択された式(V)のアルキル化剤と反応させ、かくしてR1、R2、R3お よびR4のうちの一つまたは二つが請求の範囲第1項においてa)またはc)下 で定義された通りである式(I)の化合物を得、あるいは C)式(VI) 〔ここで、R″1、R″2、R″3およびR″4のうちの一つまたは二つは−OHま たは−NH2であり、そして他のものはR1、R2、R3およびR4として請求の範 囲第1項に定義された通りである。〕 の化合物を HOOC−Y′−R10 (VII) から選択された式(VII)のアシル化剤またはその反応性カルボキシル誘導体 〔ここで、Y′およびR10は請求の範囲第1項に定義された通りである。〕 と反応させ、かくしてR1、R2、R3およびR4のうちの一つまたは二つが請求の 範囲第1項においてe)下で定義された通りである式(I)の化合物を得、 D)式(VIII) 〔ここで、RはHであり、そしてR1、R2、R3およびR4は請求の範囲第1項に 定義された通りである。〕 の化合物を式(IX) Z−(CH2n−COR7 (IX) 〔ここで、Z、nおよびR7は請求の範囲第1項に定義された通りである。〕 のアルキル化剤と反応させ、かくしてRが−(CH2n−COR7基である式( I)の化合物を得、 E)式(X) 〔ここで、R 1、R 2、R 3およびR 4のうちの一つまたは二つはアミノま たはカルボキシであり、そして他のものはR1、 R2、R3およびR4として請求の範囲第1項に定義された通りである。〕 の化合物を式R8HおよびRaH(ここで、R8およびRaは請求の範囲第1項に定 義された通りのペプチジル残基である。)のペプチド化合物と反応させ、かくし てR1、R2、R3およびR4のうちの一つまたは二つが請求の範囲第1項において それぞれf)およびd)下で定義された通りである式(I)の化合物を得、 そして所望するなら式(I)の化合物を式(I)の別の化合物に転化し、および /または、所望するなら式(I)の化合物をその医薬上許容され得る塩に転化し 、および/または、所望するなら式(I)の化合物の塩を式(I)の遊離化合物 に転化し、および/または、所望するなら式(I)の化合物の異性体の混合物を 単一異性体に分離する ことからなる上記方法。 5. 適当な担体および/または希釈剤と活性成分としての請求の範囲第1項に 記載の化合物とを含有する医薬組成物。 6. チロシンキナーゼ阻害剤として用いるための、請求の範囲第1項に記載の 化合物。 7. 抗増殖剤として用いるための、請求の範囲第6項に記載の化合物。 8. 抗転移剤もしくは抗癌剤としてまたは血管形成の制御において用いるため の、請求の範囲第6項に記載の化合物。 9. アテローム斑の発現阻止において、アルツハイマー病の処置においてまた は免疫調節剤として用いるための、請求の範囲第6項に記載の化合物。 10. 抗癌治療において、同時に、別々にまたは順次的に用いるための複合製 剤として、請求の範囲第1項に記載の化合物および追加的抗腫瘍剤を含有する製 品。 11. チロシンキナーゼ阻害剤が必要である患者を処置する方法であって、該 患者に治療的有効量の請求の範囲第1項に記載の式(I)の化合物またはその医 薬上許容され得る塩を投与することからなる上記方法。
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