JPH11508078A - 分散型データ記憶装置を有する情報処理システム - Google Patents
分散型データ記憶装置を有する情報処理システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
本発明による情報処理システム(1)においては、データの各記憶資源(D1ないしD3、FD6、TL4、STOe)が、分散形管理装置(DSM1ないしDSM6)の制御下にあり、サーバ(S1ないしS3)に接続され、あるいは接続されない。この分散形管理装置は、集中形管理装置(NSM)から、外部記憶資源の全部または一部及びローカル記憶装置を有する仮想メモリ空間をダイナミックに割当てるコマンドプログラムを受取る。情報処理システムに適用可能である。
Description
【発明の詳細な説明】
分散形データ記憶装置を有する情報処理システム
本発明は、分散形データ記憶装置を有する情報処理システムに関する。
本発明は、ネットワークアーキテクチャ型データ処理情報処理システムに適用
され、特に、企業または組織に普及している“INTRANET”と呼ばれるタ
イプのネットワークアーキテクチャに適用される。
一般に、企業または会社の強さのキーファクタの一つは、保持する情報に直接
的に依存する。この“情報”という用語は、最も広範な意味を含むものでなけれ
ばならない。従って、会社内部の情報(製品の販売価格、製造品のレンジ等々)
または会社の外部からの情報(技術や広告についての競争相手に関するさまざま
なデータ等々)が問題となる。
従来の技術においては、これらの情報の処理は、必然的に、高性能且つ複雑に
なりつつある情報処理システムに依存している。ハードウェア、特に大容量記憶
装置(ハードディスク、磁気テープまたはカートリッジ装置、光ディスク)の価
格の急落
によって、ローカルあるいは遠隔のサイトにおいて、次第に多くのデータを記憶
することが可能になってきている。
また、データ処理システムは、次第にネットワークに統合されつつある。それ
らネットワークの中では、特に、家庭用のシンプルなマイクロコンピュータを含
む世界中に散在している数百万台のコンピュータ間の対話を可能にする“インタ
ーネット”ネットワークに注目しなければならない。
同じように、企業は、それぞれに固有の一つまたは複数のサイトのさまざまな
情報処理資源を互いにつなぐ“イントラネット”と呼ばれる特有のローカルネッ
トワークを利用している。
このことから、企業にとっては、増大する入力情報の流れを掌握し、特にそれ
らの情報を、できるだけ効果的にまたできるだけ低コストでアクセス可能にする
とともに、情報の移動や管理を行える“場所”に記憶させることが緊急に必要と
なっている。
それらのデータはまた、最も広範な言葉の意味において、保護されなければな
らない。一般に、使用可能性、無傷性、秘密性の略語“D.I.C.”で知られ
るコンセプトが利用されている。
実際に、システムの故障に対してであれ、悪意のある行為に対してであれ、デ
ータの無傷性を確保することが必要である。また、秘密にすべきデータもあるの
で、少なくとも、許可されたユーザにだけ限定されたアクセスに対する“予約”
手段を備えることが必要である。更に、データはできるだけ使用可能でなければ
ならない。これは、特に、ハードウェアの故障やソフトウェアのエラーに対処す
るために、記憶装置の中に保護手段またはある程度の冗長度をもたせることを意
味する。
更に、記憶システムの選択がいったん行われると、そのシステムの永続性が保
証されることも必要である。特に、システムの大幅な手直しを必要とせずに、将
来のテクノロジーについて考慮することができなければならない。
本発明の目的は、上述の必要性を満たすことができるシステムを提供すること
である。
そのために、本発明は、情報処理システムの中に分配された記憶資源の一般化
された仮想アドレス指定を用いて、データの分散形記憶を行なうことを含む。
従って、本発明は、複数の分散形データ記憶手段と、これらのデータを格納す
るための少なくとも一つのサーバを備える情
報処理システムであって、分散形データ記憶手段の全部または一部の累積容量に
少なくとも等しい容量を有する仮想メモリ空間を、データ記憶サーバの各々に割
当てる手段を備えていることを特徴とする情報処理システムを対象とする。
本発明の好ましい変形実施形態によれば、システムは、主に、集中形管理手段
と、情報処理システムの少なくとも一つの記憶資源に結び付けられた分散形管理
手段と、これらの分散形管理手段を互いに接続し且つ集中形管理手段に接続する
高速通信バスとを備えている。
添付の図面を参照して、以下に詳細に説明することによって、本発明の他の特
性及び利点がより明らかになるであろう。
−第1図は、従来の技術によるネットワークタイプのデータ処理アーキテクチ
ャの一例を概略的に示す図である。
−第2図は、このようなネットワークの二つのサーバ間のデータ交換を示すタ
イムチャートである。
−第3a図及び第3b図は、本発明によって動作する基本的アーキテクチャを
概略的に示す図である。
−第4図は、本発明によるネットワークタイプの情報処理システム全体のアー
クテクチャの実施例を概略的に示す図である。
−第5図は、第4図によるシステムの中で使用されるバスの形態を概略的に示
す図である。
−第6図は、第4図の情報処理システムの特定データを処理する二つの装置間
のデータ交換を示す図である。
−第7図は、第6図の二つの装置間のデータ交換を示すタイムチャートである
。
−第8図は、第4図のアーキテクチャによるシステムの変形例を示す図である
。
第1図は、従来の技術によるネットワークタイプの情報処理システムのアーキ
テクチャの一例を示している。図面を簡略化するために、ここには“LAN”(
“Local Area Network”)タイプのローカルネットワークに
接続された二つの装置しか示されていない。このネットワークは、バス(例えば
“ETHERNET−イーサネット”方式)またはリングタイプ(例えば“TO
KEN RING−トークンリング”方式)といったあらゆるタイプまたはあら
ゆる構成のものとすることができる。第1図においては、それそれSA及びSBの
二つのサーバが対象になると仮定される。サーバはSAは、ワークステーション
またはシンプルなマイクロコンピュータに置き
換えることもできる。これらのサーバSA及びSBは、パスの性質によって異なる
従来のインターフェースIA及びIBを介して、LANタイプのパスに物理的に接
続される。これらインターフェースは、特に、バッファメモリ手段と、特に、宛
先のアドレスを認識することができる符号化及び複合手段を備えている。各サー
バは、入/出力チャネル、それそれI/OAまたはI/OBを用いて対応するサー
バに接続されたハードディスクDAまたはDBによって表わされている大容量メモ
リ手段に結び付けられると仮定される。以下の説明においては、このネットワー
クを略語LANで示す。
二種類の主要なデータ交換方法が存在する。
ローカルでは、読取りまたは書込みにおいて、その固有ディスクDAのメモリ
アドレスにアクセスするデータ処理装置、例えばサーバSAは、ディスクの読取
り/書込みヘッドに直接作用する基本命令を使用する。これらの基本命令は、“
I/Oチャネル”という名称で知られる“入/出力”タイプである。また、使用
されるプロトコルは“メモリアドレス指定”タイプのものである。アクセスはほ
とんど瞬間的なものである。アクセスは、ディスク装置の特性(平均アクセス速
度、スループット)
及び使用されるモードによって左右される。使用されるモードは例えば、従来タ
イプ及び“Small Computer System Interface
”の略称“SCSI”という名称の下に(ANSIやISOと同じように)標準
化されたタイプである。第1図には、このデータ交換モードによる、ディスクDA
からのファイルFAの読取りが示されている。このファイルFAに関連するデー
タは、割付表の中に記録された一定のアドレスで、ディスクBAのトラック及び
セクタにおいて直接読取られる。
反対に、データを読取る場合には、例えば、外部記憶装置に記憶されたファイ
ルFB、この場合にはサーバSBに結びついたディスクDBを読取る時には、LA
Nネットワークと、サーバSA及びSBと、インターフェースIA及びIBを経由す
る必要がある。サーバSAは、もはやハードディスクDBのヘッドを直接制御する
ことができない。データの交換は、メッセージを用い、使用されるローカルネッ
トワークのタイプに固有の特定プロトコルを利用するデータパケットによる通信
モードに従って行われる。
第2図のタイムチャートは、LANネットワークによるこの
ようなデータ交換を概略的に示している。基本的なデータパケットの交換に必要
な全時間は、少なくとも時間間隔Tに等しくなる。この間隔Tは、基本的な時間
間隔T1ないしT5に分割される。任意の瞬間t=0とt=t1の間の時間間隔T1
は、サーバSBにおける処理時間に対応する。瞬間t=t1とt=t2の間の時間
間隔T2は、使用される特定の通信プロトコルと、ネットワークを支配する瞬間
的伝送条件(ロード、接続された装置数、等々)に起因する時間のロスに対応す
る。瞬間t=t2からt=t3の間の時間間隔T3は、伝送時間を表わす。この時
間は、主に、接続された二つのステーション間の距離(この例においてはサーバ
SA及びSBの隔たり)、回線のスループット、更にそれらより度合いは小さいが
、回線の物理的性質(信号の伝播速度)によって異なる。更に、瞬間t=t3と
t=t4の間の時間間隔T4は、通信プロトコルの(到着への)貢献度を表わして
いる。更に、瞬間t=t4とt=t5の間の時間間隔T5は、到着時の処理時間を
表わしている。
この交換モードが、先行のモードよりはるかに遅いことは容易に理解できる。
有効なデータ(例えば、ファイルFBに関連するデータ)の他に、追加データ、
特にプロトコルに固有のデ
ータ及び(オリジン及びターゲット)アドレスデータが伝送されなければならな
い。エラーを処理するためには、冗長データ(パリティ、エラーの検出及び/又
は補正コード)を伝送することが必要となる。更に、場合によって、バスやリン
クでの考えられる競合や衝突を考慮する必要がある。これらの問題を解消するた
めに、“Carrier Sense Multiple Access/Co
llision Detection”または“搬送波探知多重アクセス/衝突
検出”の“CSMA/CD”のような特別な方法が提案されている。これらの方
法は、規格IEEE 802.3の勧告の対象となっている。これらの現象はま
た、伝送の平均時間を増やす。
本発明の主要な特徴によれば、情報処理システムのさまざまな記憶資源におけ
る情報データの分散形記憶が利用される。そのために、各サーバには、その固有
のディスク(設けられている場合)及び外部ディスク及び/又は他のデータ記憶
資源を含む大容量の仮想メモリ空間が割当てられる。従って、サーバは、上述し
た“I/Oチャネル”タイプの命令によって、付与された仮想メモリ空間全体を
直接的にアドレス指定することができる。換言すれば、サーバは、仮想読取り/
書込みヘッドを制御
する。
第3a図及び第3b図は、本発明による基本的アーキテクチャを概略的に表わ
している。
第3a図では、一方ではLANローカルネットワークに接続することかできる
(第1図)サーバSXが、先の例と同じように、データのローカル記憶装置、例
えばDXディスクに結び付けられる。本発明の重要な特徴によれば、サーバは、
本発明によるシステムの分散形管理手段を構成する物理的または論理的装置DS
MXを通してディスクと通信する。
第一の場合、装置DSMXが物理的タイプの時には、入/出力チャネルI/〇X
によってディスクDXに、また以下に詳述する特有バスBのシステムによって、
外部ディスク、例えばディスクDY及びDZに物理的に接続される記録プログラム
型データの処理回路を有する。このバスBは、上記のディスクDY及びDZにも同
じように“I/Oチャネル”タイプの命令を伝送することができる。ここでは“
インテリジェントエージェント”と呼ばれるタイプの物理装置DSMXの中に記
録された特定のプログラムが、この特定のジョブを可能にする。限定的でない例
として、装置DSMXは、“UNIX”(登録商標)オ
ペレーションシステムの下で作動する中間ワークステーションによって構成する
ことができる。
第二の場合、装置DSMXが論理タイプの時には、上記のプログラムは、サー
バSXのランダムアクセスメモリ(RAM)の中に直接記録される。さまざまな
ディスクDXないしDZに物理的に接続されるのはこのサーバSXであり、サーバ
は、固有の役割と分散形管理手段(DSMX)の役割を果たす。従って、管理手
段はワークステーションSXに組込まれた鈍粋に論理的なユニットとなる。
池の変形実施形態においては、論理ユニットは、ディスクを使用する場合には
、例えばコントローラの中で記憶資源に結びつけられた電子回路の中に直接組込
むことができる。
第3b図によってより詳細に示されているように、サーバSXは、大容量また
は超大容量の唯一の仮想ディスクD’XYZとして、ディスクの集合DXないしDZ
を“見る”。この場合、その容量は、少なくとも、ディスクDXないしDZの累積
容量に等しくなる。必然的に、仮想ディスクの総容量は、サーバSXの演算及び
論理装置によってアドレス指定可能な最大ディスク空間に適合するように決めら
れなければならない。結果的に、
サーバSXは、あたかも上記の仮想ディスクD’XYZローカルディスクであるかの
ように、仮想ディスクD’XYZのトラックまたはセクタSmを直接的にアドレス指
定する。このサーバは、上記の“I/〇チャネル”のジョブモードに従って、ロ
ーカルディスクに対するのと同じように、書込み及び読取りの基本的命令及び仮
想ヘッドの移動命令を送る。
以下に詳述するように、本発明の好ましい実施形態においては、複数のタイプ
の“インテリジェントエージェント”が利用される。上記のアドレス指定が必要
になることから、これらの特定エージェントを“記憶エージェント”と呼ぶこと
ができる。物理装置DSMXのRAMの中に、あるいはDSMXがサーバSXの中
に組込まれた論理ユニットである場合には、物理装置に代わってサーバSXのR
AMの中にロードされたプログラムの一部となる。
これらの基本的プログラムの役割は以下のように二つある。
a/例えばDXのようなローカルタイプであれ、例えはDY及び/又はDZよう
に遠隔タイプであれ、アドレス指定された仮想トラックによる、特定の記憶装置
への経路を設定すること。
b/実際の物理装置DY及びDZの機能に応じて、アドレス
指定モード及びプロトコルの翻訳を適合させること。
実際、本発明の右利な側面によれば、サーバSXは、異質の記憶装置(異なる
テクノロジー及び/又はメーカー、異なるジョブモード、等々)をアドレス指定
することができる。例として、ディスクDXは、長さ32ビットの“ASCII
”(American Standard Code for Informa
tion Interchange−情報交換用米国標準コード)に符号化され
たワードを記憶するディスクとすることができ、サーバSXは、“UNIX”オ
ペレーションシステムの下で作動し、ディスクDY及びDZは、長さ36ビットの
“EBCDIC”(“Extended Binary Coded Deci
mal Interchange Code”)に符号化されたワードを記憶す
る“メインフレーム”と呼ばれる大出力コンピュータに結びついたディスクであ
る。
物理装置またはその論理的等価ユニットは、サーバSXの中に組込まれる場合
には、物理的に情報を記憶するのがローカルディスクDXであれ、外部ディスク
DYまたはDZであれ、ディスクD’XYZのアドレス指定オペレーションを完全に
透過性にする。より詳細には、この場合には、このタスクを遂行するの
は、記録された専用のインテリジェントエージェントあるいは記憶用インテリジ
ェントエージェントである。サーバSXは、あたかもそれが固有のローカルディ
スクDXであるかのように、サーバが“知っている”唯一またはいくつかのプロ
トコル、例えば、ローカルディスクDXに結びついたプロトコルに従って、仮想
入/出力チャネルI/O’Xを介して仮想ディスクD’XYZをアドレス指定する。
第4図は、本発明に固有の配置(図では灰色の部分で示されている)を含むネ
ットワークアーキテクチャ型情報処理システム1の一例を概略的に示している。
LANローカルネットワークは、“イントラネット”タイプであると仮定され
る。このタイプのネットワークは、ローカルに、“インターネット”ネットワー
クに固有のテクノロジーを組込んでいる。このネットワークは、略語“TCP/
IP”で知られる基本的通信プロトコルを利用するサーバを備えている。このネ
ットワークは更に、“インターネット”ネットワークでも同じように使用される
“HTTP”、“NFS”等々といった他の通信プロトコルを含んでいる。これ
らのプロトコルはすべて規格化されている。
更に、LANローカルネットワークは、例えば、以下に列挙するサーバのいず
れか一つを介して“インターネット”ネットワークITと通信すると仮定される
。
説明した例においては、このLANローカルネットワークには、一方ではワー
クステーションST1ないしST3が、もう一方では記憶用サーバS1ないしS3が
接続される。これらの記憶用サーバS1ないしS3を、簡略化するために、以下“
サーバ”と呼ぶことにする。
本発明の主要な特徴一つによれば、各サーバS1ないしS3に付与された記憶資
源は、物理的または論理的な分散形管理装置DSM1ないしDSM3を介して、サ
ーバに結びついている。ここに説明した例においては、従来のディスク用の二つ
の装置D1ないしD3が用いられる。
情報処理システム1は、磁気テープまたは磁気カートリッジのライブラリTL4
、一般に“ディスクファーム”と呼ばれるディスクの集合FD6、あるいはまた
参照記号STOeで示されている遠隔記憶資源のような他の記憶装置を備えるこ
とができる。これらの記憶資源はまた、それぞれに割当てられた管理装置DSM4
、DSM6、DSM5によって管理される。遠隔記
憶資源STOeは、有利には、“ATM”(Asychronous Tran
sfer Mode−非同期転送モード)モードにおいて回線IATMを介して、
装置DSM5と通信する。
本発明の他の側面によれば、さまざまな分散形管理装置DSM1ないしDSM6
は、超高速バスBを介して互いに接続される。それらの装置はまた、同じくこの
バスBを介して、集中形管理装置NSMに接続される。
例えば、“UNIX”オペレーションシステムの下で動作するワークステーシ
ョンで構成される装置NSMは、データベースCDBを格納する、例えば一枚の
ディスクのようなメモリ手段を備えている。これらのデータは、システム、特に
あらゆる記憶資源及びそれらの特性(容量、ジョブモード、プロトコル等々)の
記述を含んでいる。装置NSMはまた、情報処理システム1の各サーバS1ない
しS3へのこれらの記憶資源の割当てを記述するデータを備えている。各記憶資
源、より詳細には、磁気テープのライブラリTL4、“ディスクファーム”FD6
、及び/あるいは遠隔記憶資源STOeは、複数のサーバS1ないしS3の間で共
有することができることは明らかである。こうした共有は、一回だけ設定される
ものではないという意味及
び/又は処理中のアプリケーシションによって左右されるものであるという意味
において、動的に行われる。磁気テープまたはカートリッジのライブラリは特に
、システム1のディスク、一つまたは複数のサーバS1ないしS3に直接的にある
いは間接的に結びついたディスク上に記録されたデータの全部または一部の定期
的な保護オペレーションに使用することができる。
記録されたデータベースCDBの上記のデータに基づいて、集中形管理装置N
SMは、知られている方法で、上記の専用プログラムまたは“インテリジェント
エージェント”を作成する。このため、本発明の有利な側面によれば、一方では
“インターネット”ネットワークと結びついて使用される“JAVA−Appl
ets”タイプのプログラミングテクノロジーが利用される。オブジェクト指向
言語及び“実行時”タイプの環境、すなわち、そのプログラムがターゲット装置
における受信の際に自動実行されることができる環境が使用される。実際に、こ
れらプログラムの実行は、受信環境(“UNIX”オペレーションシステム、“
Windows NT”“Windows 95”[商標]等々)によって左右
されない。それは“Machine Virtuelle JAVA−JAVA
仮想装置”
と言われる。従って、“JAVA”アプリケーションは、ソフトウェア“Mac
hine Virtuelle JAVA”がインストールされたあらゆる装置
で実行することができる。すなわち、プログラムの実行は、使用されるプラット
フォームとは無関係である。更に、通信は、“クライアント−サーバ”モードで
行われる。
本発明は、これらの有利な特徴を利用している。“インテリジェントエージェ
ント”は、“JAVA”言語でプログラミングされ、高スループットバスBを介
して、物理的であれ、論理的であれ(すなわち論理的ユニットの場合には、サー
バと同一視される)、各分敗各管理装置DSM1ないしDSM6に、動的にまた選
択的に伝送される。受信においては、プログラムが装置DSM1ないしDSM6の
中で自動的に実行される。この実行は、実際には、これらの装置(または、装置
DSM1ないしDSM6が論理ユニットである場合にはサーバ)のRAMへの命令
のダウンロード及び格納である。
これらの命令は、特に、所与の瞬間に、所与の分散形管理装置(例えばDSMX
)に結びついたサーバ(例えばSX)に、仮想メモリ空間(例えば第3b図:D
’XYZ)を割当てる。
サーバ、例えばS1が、割当てれられた仮想メモリ空間の中でデータの読取り
及び/又は書込みのための要求を送信すると、分散形管理装置が、ダウンロード
命令のコマンドの下に、ローカルディスクD1、もしくは例えばD3ような外部デ
ィスクをアドレス指定する。いずれの場合にも、アドレス指定は、メッセージを
用いて、通信プロトコルの形態においてではなく、“I/Oチャネル”モードで
実行される。ローカルディスクD1については、アドレス指定プロトコルは、サ
ーバS1によって使用されるプロトコルである。外部ディスクD1については、ア
ドレス指定は、ディスクD3に結びついた分散形管理装置DSM3及びバスBを介
して、この同じプロトコルによって実行される。この分散形管理装置DSM3は
、使用されているハードウェアの異質性を補償するために、説明した方法でアド
レス指定プロトコルを翻訳する必要がある場合もある。最終的なアドレス指定オ
ペレーション、すなわち、物理ディスクD3の読取り−書込みヘッドのコマンド
は、分散形管理装置DSM3の中にダウンロードされ記憶される命令のコマンド
の下で実行される。これらの命令は、先の例と同じく、集中形管理装置NSMに
よって伝送される“記憶用インテリジェントエージェン
ト”のDSM3における自動実行から生成されるものである。
同じように、仮想ディスク空間における、サーバによる書込み及び/又は読取
り要求は、チェーンの端で池の媒体、例えば磁気テープまたはカートリッジ上の
データの読取りまたは記録に物理的に翻訳される。これは、装置DSM4及び磁
気テープライブラリTL4に到達する、例えばサーバS2によって出された要求の
場合である。その結果生じるアドレス指定タイプの本質的変更は、サーバS3に
ついて透過性をもち続ける。必要な適応及びプロトコルの翻訳を実行するのは、
DSM4にダウンロードされ記憶された命令である。この場合、DSM4はサーバ
に接続されていないので、論理的ではなく物理的な装置のみを対象とすることが
できることは明らかである。
システムが、本発明方法の必要条件を満たすことができるようになるためには
、バスBが、上記の“I/Oチャネル”タイプのプロトコルを受け入れる必要が
ある。換言すれば、バスにおける交換は、通信タイプのプロトコルに従っては、
実行されない。
このために、本発明の一つの側面によれば、選択されるバスはANSI規格
X3.230(1994)の対象である、い
わゆる“ファイバチャネル”規格を満たすバスである。このタイプのバスはまた
、“ファイババックボーン”とも呼ばれる。それは、高速でデータを搬送するこ
とができるバスである。このようなバスに課される主な目的は、非常に短い待ち
時間で、ある場所から他の場所へデータを伝送することにある。単鈍なエラーの
訂正だけが、ソフトウェアでなく、ハードウェアによって行われる。データは二
方向に同時に伝送される。混雑が原因で伝送が失敗しても、ソフトウェアの介入
を必要とせずに、伝送をただちに再聞することができる。更に、このタイプのバ
スは、先に述べた“SCSI”のようなハイレベルのプロトコルと互換性がある
。従って、このタイプのバスは、“I/Oチャネル”タイプの要求を搬送するこ
とができる。
バスには、三種類の形態が存在する。“ポイントツーポイント”タイプ、“S
witched Fabric”と呼ばれるタイプ、そして“トークン型”リン
グに類似した“アービトレーションリング”タイプの三種類である。
本発明の範囲においては、できれば、最大の接続容量を有する第二の形態を選
択することが好ましい。第5図は、このような形態を概略的に示している。この
形態によれば、各装置、す
なわち本発明による分散形管理装置DSM1、…、DSMnないしDSMX及び集
中形管理装置NSMの各々は、一つの交換器に接続されており、該交換器を介す
る他の接続のためのインターロックを有さないデータチャンネルを有する。この
配置は、他の何からの装置との専用の接続に相当する。装置の数が増え、多数の
交換器を占有すると、今度は、これらの交換器が互いに接続される。回路の冗長
性を作り、総合通過周波数帯を大きくするためには、交換器間に多重接続チャン
ネルを確立することが好ましい。
規格は、リンクを形成するためにさまざまな物理媒体(撚り合わせケーブル、
ビデオまたはミニチュア型同軸ケーブル、マルチモードまたはモノモードの光フ
ァイバ)を使用することを許容しているが、本発明の範囲内では、モノモードフ
ァイバが選択される。このタイプの媒体は、超高速(100MB/s)であると
同時に、長距離リンク(10kmまで)を可能にする。
従って、この選択は、100MB/sまでの速度について、典型的には10m
から10kmまでのリンクを確立することを可能とし、この速度で数百の並列接
続を受け入れることを可能にする。更に、バスBは、“TCP/IP”プロトコ
ルのよう
な通信タイプであれ、または“I/Oチャネル”(例えば“SCSI”)タイプ
のハイレベル型であれ、数多くのプロトコルの互換性を有する。バスBは、“I
/Oチャネル”タイプの多数のポートに相当する。
これにより、通常1/10程度に、二つのサーバ間のデータ交換に必要な時間
を著しく短縮することができる。第6図は、“メインフレーム”タイプのコンピ
ュータMF及び“UNIX”オペレーションシステムの下に作動するワークステ
ーションSTXの二つのサーバ間のデータ交換を概略的に示している。本発明の
主な特徴によれば、ローカルハードディスクDMF及びDSTXは、それぞれ、分散
形管理装置DSMMF及びDSMSTXを介してサーバに接続している。二つのディ
スクは、二つのサーバ間で完全に共有されると仮定する。従って、各サーバは、
総ディスク空間を二つのディスクの総和に等しい容量の一つの仮想ディスクDV
として、認識する。
サーバの一方が要求を送信する、例えばサーバMFが、仮想ディスクDVにお
けるデータの書込みまたは読取り要求を送信するものと仮定する。この要求は、
実行のために装置DSMMFに伝送される。関連する物理ディスク空間が、ローカ
ルディ
スク空間DMFの中にない場合には、要求は、バスBを通して装置DSMSTXに伝
送されることになる。この装置DSMSTXは、厳密な例においては、プロトコル
の翻訳(先の例に示したように、データの記録モードは、それぞれ“EBCDI
C”と“ASCII”の二つのディスクにおいて異なり、ワード幅も異なること
から)と、伝送された仮想アドレスからのディスクDSXTの物理アドレス指定と
いう二つのオペレーションを行なうことになる。
第7図のタイムチャートは、上記の交換に必要な時間を詳細に示している。総
合時間間隔T’は、もはや三つのフェーズしかもたない。それぞれ、t=0及び
t=t’1の瞬間の間及びt=t’2及びt=t’3の瞬間の間の二つの両端の処
理フェーズT’1及びT’3と、更に、バスBを介した伝送フェーズである、t=
t’1及びt=t’2の瞬間の間のT’2である。
時間間隔T’1及びT’3と、第2図の時間間隔T’1及びT’5(従来の技術)
とを比較しなければならない。先験的には、同じデータ処理/アプリケーション
及びハードウェアについては、これら時間間隔は等しい。それらはまた、情報処
理のローカル的条件にのみ依存し、伝送プロトコルにも伝送時間にも左
右されるものではない。
反対に、従来の技術とは逆に、時間間隔T’2及びT’1(第2図)といった通
信プロトコルと関連した時間のロスはもはや存在しない。これは、ハイレベルプ
ロトコル(例えば“SCSI”)との互換性をもつバスBの特性に起因する。更
に、超高速バスと“Switched Fabric”と呼ばれる形態が使用さ
れるので、伝送時間は最小限度まで短縮される。従って、時間間隔T’2は、対
応する時間間隔T3(第2図)よりはるかに小さくなる。
こうして、 一回の交換に必要な総時間間隔T’は、ほぼローカルの処理時間
間隔にまで短縮され、実質的に、装置間の伝送から独立したものとなる。換言す
れば、ローカル記憶資源とサーバとの間の交換、または外部記憶資源とこの同じ
サーバとの交換は、同一の速度でないとしても、少なくとも非常に接近した速度
で行われる。従って、データの記憶資源の配置場所にかかわらず、システムの性
能は低下しない。更に換言すれば、情報処理システム1のサーバS1ないしS3の
いずれも(第4図)、先験的に、性能を低下させる恐れなく、記憶資源D1ない
しD3、TL4、FD6またはSTOeの全てにアクセスすることが
できる。
結果的に、伝送時間(第6図:T’2)が、許容可能な限度内に留まっている
限りにおいて、情報のデータは、同一のサイトにおいてまたは遠隔サイトにおい
て(第4図:STOe)、情報処理システムのさまざまな記憶資源の中で、最適
化に分配することができる。
上記の最適化された分配は、数多くの基準を考慮して行うことができる。例え
ば、さまざまな記憶資源の性能(速度)及び/又は容量、データのタイプ、全体
または部分的な、一つまたは複数の記憶資源の一時的故障、容量オーバー、記憶
コスト等々といった基準である。
すでに示したように、分散形記憶管理は、データベースCDBを考慮して、集
中形管理装置によって行われる。このデータベースCDBは、さまざまな分散形
管理装置DSM1ないしDSM6の中で、記憶インテリジェントエージェントをダ
イナミックに作成し、ダウンロードする。このタイプのエージェントは、特に、
ローカル的条件(接続されたハードウェアのタイプ、ローカルメモリの容量、使
用されるプロトコル等々)と、任意のサーバに割当てられた総仮想ディスク空間
と、一つまたは複
数の物理記憶資源を管理する分散形管理装置または集中形管理装置のアドレスを
計算に入れる命令を搬送する。これらの特性は、時間に応じて変化する。更に、
エージェントのコマンドの下で行われたオペレーションはダイナミックである。
実質的に、従来のデータ伝送ローカルネットワークの管理と類似の方法で、管
理が行われる。集中形管理装置NSMは、分散形管理装置DSM1ないしDSM6
の“ネットワーク”と呼ぶことができることから、“UNIX”におけるサーバ
のようなデータの処理装置によって具体的に表わされ、更に、バスBと共存する
従来のLANローカルネットワークの管理装置と同一視することができる。
記憶インテリジェントエージェントに加えて、本発明の範囲内で、他のタイプ
のエージェントを有効に利用することができる。
第一のタイプの追加エージェントは、専用の入/出力オペレーションの管理エ
ージェントによって構成される。これらのエージェントは、上記の入出力オペレ
ーションについて特有の結果を得るために、特定の記憶ノードの中に、すなわち
、実質的にこれらノードに結びついた分散形管理装置の中にダウンロー
ドされる。これは例えば、データベースへのアクセス時間の最適化を可能にする
。
第二のタイプの追加エージェントは、一定数のパラメータ、例えば日付、時刻
、データのタイプ等々に応じて、自動的バッタアップを組織するエージェントに
よって構成される。これらのエージェントは、所定のデータの記憶手段に向けて
、複製によるデータの移動を組織する。
第三のタイプの追加エージェントは、システムの中に存在する記憶資源間のデ
ータの階層的記憶及び保存を管理するエージェントによって構成される。これら
のエージェントは、特に、アタセス時間、アクセス頻度、ローカリゼーション及
びコストのような制約条件を考慮して、一つの資源から他の資源へデータを移動
することができる。より詳細には、特有のエージェントは、“メディアのサーバ
エージェント”と呼ぶことができる磁気テープまたはカートリッジのライブラリ
TL4に結びついた分散形管理装置に割当てられる。このエージェントは、物理
記憶オブジェクトの仮想ビジョンをもたらし、外部サーバからの入/出力要求に
合わせることができる。これら外部サーバは、あたかも、例えばディスクのよう
なローカル的記憶資源を処理
しているかのように、従来の読取り−書込み要求を送信しながら、これらの記憶
オブジェクトにアクセスする。この手段によって、アプリケーションのサーバは
、アプリケーションを変更することなく、現在実用に供されているものであれ、
開発中のものであれ、大容量記憶用の何らかのテクノロジーを有効に利用するこ
とができる。
第四のタイプのエージェントは、例えば、データのプロファイル、特有のアプ
リケーション及び発生するコストに応じて、冗長記録手段を管理するエージェン
トによって構成される。安全性、特にデータの無傷性と使用可能性の理由により
、データは、多少とも増強された冗長性とともに記録され、更に複製される。ま
た、情報の有効なデータに対して、パリティキー、エラー検出コード(“Err
or−Detection Code”の略で“EDC”)またはエラー補正コ
ード(“Error−Correcting Code”の略で“ECC”)と
いった冗長データが付け加えられる。このような構成から、“ミラー”または“
RAID5”と呼ばれるディスク、すなわちパリティキーの計算をともなうディ
スクのようなさまざまな記録技術が導かれる。この第四のタイプのエージェント
は、ある技
術または他の技術の使用が最適化されるように管理する。
第五タイプのエージェントは、データの記憶用の遠隔サイトSTOeとの接続
を管理するエージェントで構成される。すでに示したように、リンクは“ATM
”モードで行われる。従って、“ファイバチャネル”から“ATM”へのプロト
コルの翻訳を行なうことが必要である。このタイプのエージェントは、他のエー
ジェント(記憶エージェント等々)に加えて、分散形管理装置DSM5の中にダ
ウンロードされる。
第六のタイプのエージェントは、“インターネット”ネットワークとの交換を
管理し、この手段によって、情報処理システム1の一つまたは複数の記憶資源に
向かって、ダウンロードされたデータを経路設定するために、分散形管理装置の
いずれかの中でダウンロードすることができる。
第七のタイプのエージェントは、データの記憶資源の集合の正確なジョブを監
視及び管理するエージェントによって構成される。
他のタイプのエージェントは、必要に応じて、集中形管理装置NSMによって
構成され、バスBを介して分散形管理装置の中に選択的に遠隔ダウンロードする
ことができる。このような
エージェントは特に、第一のプロトコルを第二のプロトコルに翻訳することが必
要となるたびに必要となる。
同様に、データ処理の安全性に関し、秘密性が考慮されなければならない。こ
の点はまた、専用のエージェントを利用しながら扱うことができる。これらのエ
ージェントは、例えば、要求が、データの内容、ユーザープロファイルまたはア
クセスされた資源に応じて、正当である及び/又は予約されているかどうかをチ
ェックすることができる。
第4図に示されているアーキテクチャには、二つのバスが共存している。リン
グ型のローカルバス(記載例においては)LANと、本発明に特有のバスである
高速バスBである。このアーキテクチャによって、記憶サーバS1ないしS3と、
他の装置、例えばワークステーションST1ないしST3との間の通信は、LAN
ローカルネットワークのタイプと互換性をもつ通信プロトコルを利用しながら、
ファイルの転送の形態で従来の方法で行われる。
しかしながら、“ファイバチャンネル”スタンダードに適合したバスBは、通
信タイプのプロトコルを含む複数のプロトコルを搬送することができるので、L
ANネットワーク(第4図)
を排し、あらゆる伝送が唯一のバスBを通過するようにさせることが可能となる
。
第8図は、唯一つのタイプのバス、バスBのみを備えている情報処理システム
1’のアーキテクチャを慨略的に示している。あらゆる装置は、本発明に固有の
ものであろうとなかろうと、このバスBに接続される。例としての、この第8図
には、分散形管理装置DSM1を介してローカルディスクD1に結び付けられたサ
ーバS1と、分散形管理装置DSM7を介してバスBに接続され、“インターネッ
ト”ネットワークITとの通信を管理する第二のサーバS7と、磁気テープまたは
カートリッジのライブラリTL4に結びつけられた分散形管理装置DSM4と、集
中形管理装置NSMと、ディスクCDBとして表わされたそのデータベースと、
更に、後にバスBに直接接続される三つのワークステーションST1ないしST3
が示されている。ワークステーションST1ないしST3は、従来の方法で、すな
わち、通信プロトコルを使用して、互いに通信する。実際に、すでに示したよう
に、二つのタイプのプロトコルは、バスB上に共存することができる。この意味
において、サーバ、例えば、サーバS1は、バスBに直接接続され、例えば“T
C/IP”
といった通信プロトコルの下で他の装置(例えばST1ないしST3)と通信する
ことができる。
上記から、本発明はその目的を達成することができることが容易に理解される
。
特に、本発明は、各サーバに対して、総合的記憶空間の仮想空間を提供するこ
とができる。先験的に、本発明によって、いかなるサーバも、その性質に関わら
ずシステムのどの記憶資源にもアクセスすることが可能になる。更に、本発明は
、性能を大きく低下させることなく、遠隔の資源にアクセスすることを可能にす
る。
しかしながら、本発明は特に、第3図から第8図に関連して詳しく説明した実
施例のみに限定されるものではない。本発明は数多くのタイプのハードウェアに
適合する。まず第一に、これは、マイクロコンピュータ、ワークステーション、
ミニコンピュータ、または“メインフレーム”と呼ばれるタイプの大型コンピュ
ータを備えることができるデータ処理中央装置についてあてはまる。オペレーシ
ョンシステムもまた多種多様とすることができ、例えば汎用型または所有権と呼
ばれるオペレーションシステムを備えることができる。バスBに加えて、バス(
例
えば“イーサネット”タイプ)あるいはリング型(例えば“トークンリング”タ
イプ)といった多種多様なローカルネットワークを使用することもできる。更に
、また特に、記憶用周辺装置のタイプも限定されない。すなわち、ローカルサイ
トまたは遠隔サイトにおいて、磁気ディスク、光ディスク、磁気テープ及び/又
はカートリッジを利用することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 複数の分散形データ記憶手段(D1−D3、FD6、TL4、STOe)及び データを記憶するための少なくとも一つのサーバ(S1−S3)を備えた情報処理 システム(1)であって、前記分散形データの前記記憶手段(D1−D3、FD6 、TL4、STOe)の全部または一部の累積容量に少なくとも等しい範囲を有す る仮想メモリ空間(D’XYZ)を、前記データ記憶サーバ(S1−S3)の各々に 割当てる手段を備えていることを特徴とする情報処理システム。 2. 前記割当て手段が、分散形管理手段と呼ばれる内部記憶プログラム型の一 連の最初のデータ処理手段によって構成され、各記憶手段は、前記データ記憶手 段(D1−D3、FD6、TL4、STOe)の一部を管理することを特徴とする請 求項1に記載のシステム。 3. 更に、少なくとも前記データ記憶手段(D1−D3、FD6、TL4、STOe )の構成を記述するデータのデータベース(CDB)に接続する集中形管理手 段と呼ばれる第二のデータ処理手段(NSM)を備え、該第二のデータ処理手段 は、前 記分散形管理手段(DSM1−DSM6)が記憶サーバ(S1−S3)に接続された 時に、前記ダウンロードされたプログラムの制御の下に、前記仮想メモリ空間( D’XYZ)を該記憶サーバ(S1−S3)に割当てるように、前記データから前記 プログラムを作成し、前記分散形管理手段(DSM1−DSM6)にダウンロード する手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。 4. 前記データ記憶手段(D1−D3、FD6、TL4、STOe)の少なくとも 一部は、メモリ空間が、前記データ記憶サーバ(S1−S3)によって送信される 書込み−読取りタイプの入/出力命令を有するプロトコルによってアドレス指定 可能であるようなローカルデータ記憶手段を形成するために、前記分散形管理手 段(DSM1−DSM6)のいずれか一つを介して、データの記憶サーバ(S1− S3)に接続されており、更に、前記ローカルデータ記憶手段が、前記仮想メモ リ空間(D’XYZ)の第一の区分を形成し、前記データ記憶サーバにおける外部 記憶手段が、この仮想メモリ空間(D’XYZ)の少なくとも第二の区分を形成す ることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のシステム。 5. 多数の入/出力ポートを備えており、書込み−読取りタイプの入/出力命 令を含む多数のプロトコルの伝送を許可するタイプの高速バス(B)を有し、前 記分散形管理手段(DSM1−DSM6)及び前記集中形管理手段(NSM)が、 バス(B)によって互いに接続され、前記データ記憶サーバ(S1−S3)によっ て送信された前記入/出力命令が、前記データ記憶サーバ(S1−S3)に割当て られた前記仮想メモリ空間(D’XYZ)の集合を直接的にアドレス指定可能にす るように、前記命令が、これらのどちらの区分に関するかに応じて、ダウンロー ドされた前記プログラムのコマンドの下に、仮想メモリ空間(D’XYZ)の前記 第一区分を形成するローカル記憶手段に向かって、あるいは、バス(B)を介し て、仮想メモリ空間(D’XYZ)の追加区分の一つを形成する外部記憶手段に接 続された分散形管理手段(DSM1−DSM6)に向かって、前記分散形管理手段 (DSM1−DSM6)によって経路付けされることを特徴とする請求項1から4 のいずれか一項に記載のシステム。 6. 前記バス(B)を構成する伝送媒体が、モノモード光ファイバであり、前 記ポートが、他のすべての管理手段に接続さ れた管理手段の各々を起点とする直接的な伝送通信路をつくりだすことができる ように、多数の交換器を備えていることを特徴とする請求項5に記載のシステム 。 7. 前記記憶手段が、磁気ディスク装置(D1−D3、FD6)、磁気テープま たは磁気カートリッジ装置(TL4)、あるいは光ディスクを備えていることを 特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム。 8. 前記データ記憶手段の少なくとも一つ(STOe)が、遠隔サイトに配置 され、このサイトと前記情報処理システム(1)との間の伝送が、非同期モード において高速回線(IATM)によって行われ、更に前記回線(IATM)が、前記分 散形管理手段(DSM5)の一つに接続され、これらの手段自体が前記バス(B )に接続されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のシ ステム。 9. 前記集中形管理手段(NSM)によって作成されるプログラムが、前記分 散形管理手段(DSM1−DSM6)に選択的にダウンロードされ、前記バス(B )によって伝送されるように構成され、該プログラムが、ダウンロードの際に自 動実行できるようにする所定の言語で書込まれ、更に、前記集中形管 理手段(NSM)が、時間とともに変化するパラメータと前記情報処理システム (1)によって行われる処理に応じて、前記ダウンロードをダイナミックに管理 すること特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のシステム。 10. 前記ダウンロードされたプログラムが、各記憶サーバ(S1−S3)に割 当てられた仮想メモリ空間(D’XYZ)の管理プログラムを含むことを特徴とす る請求項9に記載のシステム。 11. 前記データ記憶手段(D1−D3、FD6、TL4、STOe)が異種性で あり、さまざまなモード及び/又はプロトコルに従って作動し、前記ダウンロー ドされたプログラムは、各記憶サーバ(S1−S3)が、固有のプロトコルを利用 しながら割当てられた前記仮想メモリ空間(D’XYZ)にアクセスするように、 モード及び/又はプロトコルの翻訳プログラムを含むことを特徴とする請求項9 に記載のシステム。 12. 前記ダウンロードされたプログラムが、前記分散形データ記憶手段(D1 −D3、FD6、TL4、STOe)の中で、所定の階層に従った、データの自動 保存プログラムを含むことを特徴とする請求項9に記載のシステム。 13. 前記ダウンロードされたプログラムが、所定の冗長構成に従った、デー タの記憶によって該データをバックアップするプログラムを含むことを特徴とす る請求項9に記載のシステム。 14. 前記データ記憶手段の少なくとも一つ(STOe)が、遠隔サイトに配 置され、該サイトと前記情報処理システムとの間の伝送が、非同期モードにおい て、高速回線(IATM)によって行われ、前記ダウンロードされたプログラムが 、データの伝送プロトコルの翻訳プログラムを含み、これらのプログラムが、非 同期モードにおいて、前記バス(B)と前記回線(IATM)との間のインターフ ェースを形成する分散形管理手段(DSM5)にダウンロードされることを特徴 とする請求項9に記載のシステム。 15. 前記分散形管理手段(DSM1−DSM6)の少なくとも一部が、データ 記憶サーバ(S1−S3)または、論理装置を形成するように該分散形管理手段が 接続される前記分散形データ記憶手段(D1−D3、FD6、TL4、STOe)の 一部をなすことを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載のシステム 。 16. 追加データ処理装置(ST1−ST3)と、ローカルネットワーク(LA N)と、外部データ伝送ネットワーク(IT)への前記情報処理システム(1) の接続手段とを備え、前記追加装置(ST1−ST3)と前記接続手段と前記デー タ記憶サーバ(S1−S3)とが、前記ローカルネットワーク(LAN)に接続さ れることを特徴とする請求項1から15のいずれか一項に記載のシステム。 17. 前記バス(B)と前記ローカルネットワーク(LAN)が、単一のデー タ伝送ネットワーク(B)に組み込まれ、前記追加装置(ST1−ST3)が、前 記バス(B)に接続され、前記バス(B)を介して通信プロトコルに従って互い に通信することを特徴とする請求項16に記載のシステム。
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