JPH1135069A - 内容物吐出包装体 - Google Patents
内容物吐出包装体Info
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- JPH1135069A JPH1135069A JP9187102A JP18710297A JPH1135069A JP H1135069 A JPH1135069 A JP H1135069A JP 9187102 A JP9187102 A JP 9187102A JP 18710297 A JP18710297 A JP 18710297A JP H1135069 A JPH1135069 A JP H1135069A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 予め収納体にポンプ体を装着してから箱体に
装着せず容器の組立、収納体の交換作業を円滑に行うこ
とができる内容物吐出包装体を提供すること。 【解決手段】 内容物を収納する収納袋４及び注出栓５
からなる収納体１、内容物を外部に吐出させるポンプ体
２、並びに収納体１を保護する保護箱10及び注出栓５を
係止するための係止具11からなり、かつ天面は平面状で
下面は解放されている箱体３から構成される内容物吐出
包装体であって、注出栓５は収納体１を箱体３に支持す
るための真円形以外の形状を有する支持用フランジ部７
を有しており、係止具11は支持用フランジ部７より大き
く、同形状の挿入口11ｄを有しており、箱体３の下面の
解放面より収納体１を挿入し、注出栓５を挿入口11ｄよ
り上方へ支持用フランジ部７を突出させ、係止具11を回
転させることにより、箱体３に収納体１を固定させてな
る内容物吐出包装体である。
装着せず容器の組立、収納体の交換作業を円滑に行うこ
とができる内容物吐出包装体を提供すること。 【解決手段】 内容物を収納する収納袋４及び注出栓５
からなる収納体１、内容物を外部に吐出させるポンプ体
２、並びに収納体１を保護する保護箱10及び注出栓５を
係止するための係止具11からなり、かつ天面は平面状で
下面は解放されている箱体３から構成される内容物吐出
包装体であって、注出栓５は収納体１を箱体３に支持す
るための真円形以外の形状を有する支持用フランジ部７
を有しており、係止具11は支持用フランジ部７より大き
く、同形状の挿入口11ｄを有しており、箱体３の下面の
解放面より収納体１を挿入し、注出栓５を挿入口11ｄよ
り上方へ支持用フランジ部７を突出させ、係止具11を回
転させることにより、箱体３に収納体１を固定させてな
る内容物吐出包装体である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、可撓性のある袋体
内に収納した内容物をポンプ体を用いて吐出できるよう
にした内容物吐出包装体に関するものである。
内に収納した内容物をポンプ体を用いて吐出できるよう
にした内容物吐出包装体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】化粧品、石鹸、医薬品などを分与器を設
けた容器体に充填して指先でポンプ操作することにより
内容物を分取する液体吐出容器は家庭においても広く使
用されており周知である。このような容器は一般に使い
捨てられるが、省資源の点で好ましくなく、且つ廃棄物
が環境汚染の原因になるばかりか、容器製造価格の大き
な割合を占める分与器も捨ててしまうのは不経済であ
る。近年、そうした環境保護の高まりから、容器の使用
樹脂量の削減や廃棄物の削減が大きな課題となってお
り、又内容物を充填する前の容器の運搬や保管、内容物
を全て使い切った後の容器の処理を簡便にする等の観点
から、内容物を収納する可撓性のある袋状の収納体と、
ポンプ体と、ポンプ機構を押圧操作する際の反力を得る
ための箱体とに分けることにより、内容物を使い切った
時に収納体のみの交換で、繰り返し使用可能とした内容
物吐出容器が提供されている。係る内容物吐出容器の関
しては、特開平７−２２３６８９号公報、実開平５−３
４１６７号公報、実開平５−４４８５４号公報、実開平
６−４７１４８号公報、実開平５−３４１８４号公報等
で知られている。しかしながら、これまでの内容物吐出
容器は収納体の取り替えは大変簡便で取り扱いやすかっ
たが、ポンプ機構を押圧操作する際に加わる力に対して
の強度を持たせるためには、箱体の形態上材質を厚くし
なければならず、大変高価なものになっていた。
けた容器体に充填して指先でポンプ操作することにより
内容物を分取する液体吐出容器は家庭においても広く使
用されており周知である。このような容器は一般に使い
捨てられるが、省資源の点で好ましくなく、且つ廃棄物
が環境汚染の原因になるばかりか、容器製造価格の大き
な割合を占める分与器も捨ててしまうのは不経済であ
る。近年、そうした環境保護の高まりから、容器の使用
樹脂量の削減や廃棄物の削減が大きな課題となってお
り、又内容物を充填する前の容器の運搬や保管、内容物
を全て使い切った後の容器の処理を簡便にする等の観点
から、内容物を収納する可撓性のある袋状の収納体と、
ポンプ体と、ポンプ機構を押圧操作する際の反力を得る
ための箱体とに分けることにより、内容物を使い切った
時に収納体のみの交換で、繰り返し使用可能とした内容
物吐出容器が提供されている。係る内容物吐出容器の関
しては、特開平７−２２３６８９号公報、実開平５−３
４１６７号公報、実開平５−４４８５４号公報、実開平
６−４７１４８号公報、実開平５−３４１８４号公報等
で知られている。しかしながら、これまでの内容物吐出
容器は収納体の取り替えは大変簡便で取り扱いやすかっ
たが、ポンプ機構を押圧操作する際に加わる力に対して
の強度を持たせるためには、箱体の形態上材質を厚くし
なければならず、大変高価なものになっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、予め収納体
にポンプ体を装着してから箱体に装着せず容器の組立、
収納体の交換作業を円滑に行うことができる内容物吐出
包装体を提供することである。
にポンプ体を装着してから箱体に装着せず容器の組立、
収納体の交換作業を円滑に行うことができる内容物吐出
包装体を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、内容物を収納
する収納袋４及び注出栓５からなる収納体１、内容物を
外部に吐出させるポンプ体２、並びに収納体１を保護す
る保護箱10及び注出栓５を係止するための係止具11から
なり、かつ天面は平面状で下面は解放されている箱体３
から構成される内容物吐出包装体であって、注出栓５は
収納体１を箱体３に支持するための真円形以外の形状を
有する支持用フランジ部７を有しており、係止具11は支
持用フランジ部７より大きく、同形状の挿入口11ｄを有
しており、箱体３の下面の解放面より収納体１を挿入
し、注出栓５を挿入口11ｄより上方へ支持用フランジ部
７を突出させ、係止具11を回転させることにより、箱体
３に収納体１を固定させてなることを特徴とする内容物
吐出包装体であり、好ましくは支持用フランジ部７が、
係止具11の肉厚より大きな間隔を有する平行な２重構造
であり、支持用フランジ部７の上下間で係止具11を挟
み、固定させてなるか、或いは支持用フランジ部７に係
止具11と接触する面に凸部７ａを設け、また係止具11に
は該凸部に対応する凹部11ａを設け、係止具11を回転し
て収納体１を固定する際に、凸部７ａ及び凹部11ａとが
はまり合い、固定させるさせてなる上記記載の内容物吐
出包装体であり、更にまた係止具11は下方に延びる二本
以上のガイド棒11ｂ及び該ガイド棒の先端には爪11ｃが
設けられており、該ガイド棒11ｂは、保護箱10の天面10
ａに設けられた回転ガイドとなるレール溝10ｂ内に挿入
され、該レール溝に設けられた突起10ｃにより爪11ｃが
定位置で止まり、係止具11が定位置で固定されてなる上
記記載の内容物吐出包装体である。
する収納袋４及び注出栓５からなる収納体１、内容物を
外部に吐出させるポンプ体２、並びに収納体１を保護す
る保護箱10及び注出栓５を係止するための係止具11から
なり、かつ天面は平面状で下面は解放されている箱体３
から構成される内容物吐出包装体であって、注出栓５は
収納体１を箱体３に支持するための真円形以外の形状を
有する支持用フランジ部７を有しており、係止具11は支
持用フランジ部７より大きく、同形状の挿入口11ｄを有
しており、箱体３の下面の解放面より収納体１を挿入
し、注出栓５を挿入口11ｄより上方へ支持用フランジ部
７を突出させ、係止具11を回転させることにより、箱体
３に収納体１を固定させてなることを特徴とする内容物
吐出包装体であり、好ましくは支持用フランジ部７が、
係止具11の肉厚より大きな間隔を有する平行な２重構造
であり、支持用フランジ部７の上下間で係止具11を挟
み、固定させてなるか、或いは支持用フランジ部７に係
止具11と接触する面に凸部７ａを設け、また係止具11に
は該凸部に対応する凹部11ａを設け、係止具11を回転し
て収納体１を固定する際に、凸部７ａ及び凹部11ａとが
はまり合い、固定させるさせてなる上記記載の内容物吐
出包装体であり、更にまた係止具11は下方に延びる二本
以上のガイド棒11ｂ及び該ガイド棒の先端には爪11ｃが
設けられており、該ガイド棒11ｂは、保護箱10の天面10
ａに設けられた回転ガイドとなるレール溝10ｂ内に挿入
され、該レール溝に設けられた突起10ｃにより爪11ｃが
定位置で止まり、係止具11が定位置で固定されてなる上
記記載の内容物吐出包装体である。
【０００５】本発明に係わる内容物吐出包装体は、内容
物を外部に吐出させるポンプ体と、内容物を収納する収
納袋に、内容物の充填及び注出するための注出栓、蓋体
及びポンプ体を装着するためのねじ嵌合式装着部、箱体
に収納体を固定するための支持用フランジ部及び収納袋
との溶着部からなる注出栓を設けてなる収納体と、前記
収納体を保護及び支持する保護箱に、収納体を定位置で
固定するための回転可能な係止具が保護箱天面に設けら
れた箱体とを具備してなり、収納体を箱体に底部から挿
入して、箱体上部の係止具に開けられた支持用フランジ
部より大きく同形状の穴から収納体の注出栓のうち支持
用フランジ部を突出させ、箱体の係止具を回転させるこ
とにより、簡易に収納体を箱体内の定位置に固定するこ
とが可能であることを特徴としている。
物を外部に吐出させるポンプ体と、内容物を収納する収
納袋に、内容物の充填及び注出するための注出栓、蓋体
及びポンプ体を装着するためのねじ嵌合式装着部、箱体
に収納体を固定するための支持用フランジ部及び収納袋
との溶着部からなる注出栓を設けてなる収納体と、前記
収納体を保護及び支持する保護箱に、収納体を定位置で
固定するための回転可能な係止具が保護箱天面に設けら
れた箱体とを具備してなり、収納体を箱体に底部から挿
入して、箱体上部の係止具に開けられた支持用フランジ
部より大きく同形状の穴から収納体の注出栓のうち支持
用フランジ部を突出させ、箱体の係止具を回転させるこ
とにより、簡易に収納体を箱体内の定位置に固定するこ
とが可能であることを特徴としている。
【０００６】収納体を箱体の底部解放面から挿入して、
箱体天面及び係止具に開けられた挿入口から収納体の注
出栓のうち支持用フランジ部を突出させ、箱体の係止具
を回転させることにより収納体を箱体内の定位置に固定
される。収納体のねじ嵌合式装着部に蓋としてはめられ
ているキャップを取り外し、ポンプ体をねじ嵌合するこ
とにより固定されポンプ操作をして内容物が分取され
る。また、ねじ嵌合を緩めることによりポンプ体を分離
し、箱体の係止部を回転させ収納体を箱体の底部解放面
より抜き出すことにより箱体から分離できるようになっ
ている。
箱体天面及び係止具に開けられた挿入口から収納体の注
出栓のうち支持用フランジ部を突出させ、箱体の係止具
を回転させることにより収納体を箱体内の定位置に固定
される。収納体のねじ嵌合式装着部に蓋としてはめられ
ているキャップを取り外し、ポンプ体をねじ嵌合するこ
とにより固定されポンプ操作をして内容物が分取され
る。また、ねじ嵌合を緩めることによりポンプ体を分離
し、箱体の係止部を回転させ収納体を箱体の底部解放面
より抜き出すことにより箱体から分離できるようになっ
ている。
【０００７】
【実施例】以下、図によって実施例を説明する。図は本
発明に係る内容物吐出包装体の一実施例を示したもの
で、収納体１、ポンプ体２及び箱体３からなる。収納体
１は、内容物を収納する収納袋４に、ねじ嵌合式装着部
６、支持用フランジ部７、収納袋４に溶着される溶着部
８及び注出口９からなっている注出栓５を設けており、
ポンプ体２は、ねじ嵌合式装着部を内側に有する蓋体13
を収納体１のねじ嵌合式装着部６に装着することによ
り、収納体１内の内容物を外部に吐出可能とし、箱体３
は、収納体１を保護及び支持する保護箱10と、収納体１
を係止するための係止具11とからなり、保護箱10は、側
面全てが壁で囲まれておってもよいし、４本の柱状のも
のからなっているものでもよい。また下面は解放されて
おり、天面には箱体３の中心軸で回転可能な係止具11を
係止するためのレール溝10ｂ、挿入口10ｄ等が設けられ
ている。
発明に係る内容物吐出包装体の一実施例を示したもの
で、収納体１、ポンプ体２及び箱体３からなる。収納体
１は、内容物を収納する収納袋４に、ねじ嵌合式装着部
６、支持用フランジ部７、収納袋４に溶着される溶着部
８及び注出口９からなっている注出栓５を設けており、
ポンプ体２は、ねじ嵌合式装着部を内側に有する蓋体13
を収納体１のねじ嵌合式装着部６に装着することによ
り、収納体１内の内容物を外部に吐出可能とし、箱体３
は、収納体１を保護及び支持する保護箱10と、収納体１
を係止するための係止具11とからなり、保護箱10は、側
面全てが壁で囲まれておってもよいし、４本の柱状のも
のからなっているものでもよい。また下面は解放されて
おり、天面には箱体３の中心軸で回転可能な係止具11を
係止するためのレール溝10ｂ、挿入口10ｄ等が設けられ
ている。
【０００８】収納体１は、透明、半透明または色付きの
アルミとプラスチックとのラミネートフィルムまたはポ
リエチレンフィルムなどからなる可撓性を有する収納袋
４を主体として構成され、またこの収納袋４は、上縁の
開口した口元部と、下縁部のＷ字形状に形成したＷ底部
とからなるスタンディングパウチ形態であり、好ましく
はそのＷ底部から前記口元部までの左右両サイドをシー
ルしてなるサイドシール部において、前記Ｗ底部からほ
ぼ垂直にかつ平行に設けたサイドシール垂直部と、その
サイドシール垂直部から内側に折り曲げて傾斜させて設
けたサイドシール傾斜部とを備え、前記サイドシール垂
直部とサイドシール傾斜部との境界の角部に、内容物を
充填した際にその角部のみが内側に食い込んで指が引っ
掛かり易くかつ潰れ難い指掛け用の凹部が形成されるた
めの絞り部を設けており、この収納袋４の上端中央部に
注出栓５が液密に取り付けられて、収納袋４内に内容物
が収納される構成となっている。
アルミとプラスチックとのラミネートフィルムまたはポ
リエチレンフィルムなどからなる可撓性を有する収納袋
４を主体として構成され、またこの収納袋４は、上縁の
開口した口元部と、下縁部のＷ字形状に形成したＷ底部
とからなるスタンディングパウチ形態であり、好ましく
はそのＷ底部から前記口元部までの左右両サイドをシー
ルしてなるサイドシール部において、前記Ｗ底部からほ
ぼ垂直にかつ平行に設けたサイドシール垂直部と、その
サイドシール垂直部から内側に折り曲げて傾斜させて設
けたサイドシール傾斜部とを備え、前記サイドシール垂
直部とサイドシール傾斜部との境界の角部に、内容物を
充填した際にその角部のみが内側に食い込んで指が引っ
掛かり易くかつ潰れ難い指掛け用の凹部が形成されるた
めの絞り部を設けており、この収納袋４の上端中央部に
注出栓５が液密に取り付けられて、収納袋４内に内容物
が収納される構成となっている。
【０００９】注出栓５は、収納袋４内に収納された内容
物を取り出す注出口９を有し、かつその上端外周面には
ねじ嵌合式装着部６が形成され、さらに、注出栓５の下
端外周面には、収納袋４とを液密に溶着される溶着部８
が形成されている。また、ねじ嵌合式装着部６と溶着部
８との中間外周面には、箱体３に係止させるための支持
用フランジ７が一体的に設けられている。この支持用フ
ランジ部７は注出栓５の外周面に水平に設けられてお
り、平面視した輪郭が真円形以外の形状に形成されてい
る。また、支持用フランジ部７の下部２カ所には、後述
する箱体３の係止具11の天面２カ所に設けられた凹部11
ａに丁度はまり込むように、凸部７ａが形成されてお
り、後述する凹部11ａに係合して支持用フランジ部７の
水平方向の回転及び上下方向の移動が阻止されるように
構成されている。
物を取り出す注出口９を有し、かつその上端外周面には
ねじ嵌合式装着部６が形成され、さらに、注出栓５の下
端外周面には、収納袋４とを液密に溶着される溶着部８
が形成されている。また、ねじ嵌合式装着部６と溶着部
８との中間外周面には、箱体３に係止させるための支持
用フランジ７が一体的に設けられている。この支持用フ
ランジ部７は注出栓５の外周面に水平に設けられてお
り、平面視した輪郭が真円形以外の形状に形成されてい
る。また、支持用フランジ部７の下部２カ所には、後述
する箱体３の係止具11の天面２カ所に設けられた凹部11
ａに丁度はまり込むように、凸部７ａが形成されてお
り、後述する凹部11ａに係合して支持用フランジ部７の
水平方向の回転及び上下方向の移動が阻止されるように
構成されている。
【００１０】箱体３は、下面が解放されており、天面に
は箱体３の中心軸で回転可能な係止具11が設けられてい
る。この係止具11の天面には、支持用フランジ部７の形
状より大きく、同形状の挿入口12が形成されており、ま
た、同じく天面には、支持用フランジ部７に形成された
凸部７ａと係合するための前記凹部11ａが形成されてい
る。更に係止具11の下面には、箱体３の中心軸に沿って
回転する為のガイド棒11ｂが形成されており、また更に
該ガイド棒11ｂ先端には爪11ｃ設けられている。そして
係止具11は保護箱10の天面10ａに設けられた係止具11を
９０度回転させる為のレール溝10ｂに嵌合されている。
また、このレール溝10ｂには、収納体１を固定する時の
係止具11の位置と、収納体１を着脱する時の係止具11の
位置のそれぞれの位置で回転を固定するための突起10ｃ
が形成されている。
は箱体３の中心軸で回転可能な係止具11が設けられてい
る。この係止具11の天面には、支持用フランジ部７の形
状より大きく、同形状の挿入口12が形成されており、ま
た、同じく天面には、支持用フランジ部７に形成された
凸部７ａと係合するための前記凹部11ａが形成されてい
る。更に係止具11の下面には、箱体３の中心軸に沿って
回転する為のガイド棒11ｂが形成されており、また更に
該ガイド棒11ｂ先端には爪11ｃ設けられている。そして
係止具11は保護箱10の天面10ａに設けられた係止具11を
９０度回転させる為のレール溝10ｂに嵌合されている。
また、このレール溝10ｂには、収納体１を固定する時の
係止具11の位置と、収納体１を着脱する時の係止具11の
位置のそれぞれの位置で回転を固定するための突起10ｃ
が形成されている。
【００１１】ポンプ体２は、注出栓５のねじ嵌合式装着
部６の雄ねじに螺合する雌ねじ部を有する蓋体13と、こ
の蓋体13の天面から下方に向けて垂設されたシリンダ14
ａと、このシリンダ14ａの下端に垂設されかつ先端が収
納袋４の内底付近まで達するチューブ14ｂと、蓋体13の
上方に設けられたシリンダ14ａに連通する作動管14ｃ
と、この作動管14ｃの上端に設けられた押し釦14ｄの前
端部に設けられた吐出ノズル14ｅとから構成されてい
る。このポンプ体２は、注出栓５に装着された状態で、
押し釦14ｄを押し下げ操作することで、収納体１内の内
容物をチューブ14ｂの下端吸い込み口から当該チューブ
14ｂ、シリンダ14ａ内を通して吸い上げ、作動管14ｃ内
の流路に設けられた吐出弁（図示せず）を押し開いて吐
出ノズル14ｅの先端の吐出口（図示せず）から吐出させ
るように構成されている。
部６の雄ねじに螺合する雌ねじ部を有する蓋体13と、こ
の蓋体13の天面から下方に向けて垂設されたシリンダ14
ａと、このシリンダ14ａの下端に垂設されかつ先端が収
納袋４の内底付近まで達するチューブ14ｂと、蓋体13の
上方に設けられたシリンダ14ａに連通する作動管14ｃ
と、この作動管14ｃの上端に設けられた押し釦14ｄの前
端部に設けられた吐出ノズル14ｅとから構成されてい
る。このポンプ体２は、注出栓５に装着された状態で、
押し釦14ｄを押し下げ操作することで、収納体１内の内
容物をチューブ14ｂの下端吸い込み口から当該チューブ
14ｂ、シリンダ14ａ内を通して吸い上げ、作動管14ｃ内
の流路に設けられた吐出弁（図示せず）を押し開いて吐
出ノズル14ｅの先端の吐出口（図示せず）から吐出させ
るように構成されている。
【００１２】係る構成を備えた内容物吐出包装体におい
ては、収納体１を箱体３内に収納する場合には、保護箱
10下面の解放面より収納体１を挿入し、注出栓５を挿入
口11ｄより上方へ支持用フランジ部７を突出させ、係止
具11を９０度回転させ突起11ｃにより固定するととも
に、支持用フランジ部に形成された凸部７ａと、係止具
11の天面に形成された凹部11ａとが係合させると、注出
栓５が確実に固定され、収納袋４が保護箱10内で正立状
態に収納される。そして、係止具11の上方に突出した注
出栓５の注出口９からポンプ体２のチューブ14ｂを挿入
して、蓋体13をねじ嵌合式装着部６に装着することによ
り、収納体１、ポンプ体２、箱体３の組立が完了し、直
ちに内容物を吐出操作可能となる。収納体１内の内容物
を使い切った場合には、ポンプ体２を蓋体13のねじ嵌合
を外して取り出し、係止具11を前記と逆方向に９０度回
転させれば、収納体１を箱体３の下面より取り出せる。
そして、空の収納体１は処分し、内容物が充填された新
たな収納体１を前記同様に箱体３に収納し、ポンプ体２
を再び新たな収納体に装着させるだけでよい。
ては、収納体１を箱体３内に収納する場合には、保護箱
10下面の解放面より収納体１を挿入し、注出栓５を挿入
口11ｄより上方へ支持用フランジ部７を突出させ、係止
具11を９０度回転させ突起11ｃにより固定するととも
に、支持用フランジ部に形成された凸部７ａと、係止具
11の天面に形成された凹部11ａとが係合させると、注出
栓５が確実に固定され、収納袋４が保護箱10内で正立状
態に収納される。そして、係止具11の上方に突出した注
出栓５の注出口９からポンプ体２のチューブ14ｂを挿入
して、蓋体13をねじ嵌合式装着部６に装着することによ
り、収納体１、ポンプ体２、箱体３の組立が完了し、直
ちに内容物を吐出操作可能となる。収納体１内の内容物
を使い切った場合には、ポンプ体２を蓋体13のねじ嵌合
を外して取り出し、係止具11を前記と逆方向に９０度回
転させれば、収納体１を箱体３の下面より取り出せる。
そして、空の収納体１は処分し、内容物が充填された新
たな収納体１を前記同様に箱体３に収納し、ポンプ体２
を再び新たな収納体に装着させるだけでよい。
【００１３】
【発明の効果】本発明に係る内容物吐出包装体によれ
ば、以下の効果を奏することが可能である。箱体の係止
具に収納体の注出栓を係止させたときに、ねじ嵌合式装
着部が外部に露出するような仕組みにしたので、ポンプ
体の装着が、収納体を箱体内に収納した後でも可能であ
る。従って、予め収納体にポンプ体を装着してから箱体
に装着せずにすむため、容器の組立、収納体の交換作業
を円滑に行うことができる。しかも、収納体を箱体下面
の解放面から挿入する仕組みにしたので、箱体の側面全
面を壁で囲うこともできるため、ポンプ機構を押圧操作
する際に加わる力に対する強度が上がる。従って従来の
ように、箱体の構造が複雑であったり、また、簡潔なも
のにすると強度上箱体の肉厚を厚くしなければならなか
ったり、大変高価なものになってしまっていたものを、
簡潔な構造で肉厚も従来より薄くできるため、箱体をよ
り安価に製造することが可能である。
ば、以下の効果を奏することが可能である。箱体の係止
具に収納体の注出栓を係止させたときに、ねじ嵌合式装
着部が外部に露出するような仕組みにしたので、ポンプ
体の装着が、収納体を箱体内に収納した後でも可能であ
る。従って、予め収納体にポンプ体を装着してから箱体
に装着せずにすむため、容器の組立、収納体の交換作業
を円滑に行うことができる。しかも、収納体を箱体下面
の解放面から挿入する仕組みにしたので、箱体の側面全
面を壁で囲うこともできるため、ポンプ機構を押圧操作
する際に加わる力に対する強度が上がる。従って従来の
ように、箱体の構造が複雑であったり、また、簡潔なも
のにすると強度上箱体の肉厚を厚くしなければならなか
ったり、大変高価なものになってしまっていたものを、
簡潔な構造で肉厚も従来より薄くできるため、箱体をよ
り安価に製造することが可能である。
【００１４】また上記の効果に加えて、支持用フランジ
部が係止具を挟み込む仕組みにした場合、収納体と箱体
とをしっかり固定でき、ポンプ機構の押圧操作を安定し
て行うことができる。更に、係止具天面と支持用フラン
ジ部下面にそれぞれ凹部、凸部を、箱体に収納体を固定
する位置でお互いが係合するように形成した場合、着脱
時の作業以外に外れたりズレたりする心配がなく、内容
物を使い切るまで安定して内容物を取り出すことが可能
である。更にまた、係止具の下面に下方向に延びる２本
以上の爪付きガイド棒が形成されており、このガイド棒
が箱部天面に設けられた回転ガイドとなるレール内に挿
入されて、ガイド棒に設けられた爪で係止具と保護箱が
離れないようになっている。また、保護箱天面の係止具
と接する部分に設けられたレール溝内には、収納体を固
定する係止具の位置及び収納体を取り外す係止具の位置
のそれぞれの定位置で係止具が固定されるように、突起
が設けられているので、ポンプ機構の押圧操作を係止具
が回ってしまうこともなく、安定して係止固定すること
ができる。
部が係止具を挟み込む仕組みにした場合、収納体と箱体
とをしっかり固定でき、ポンプ機構の押圧操作を安定し
て行うことができる。更に、係止具天面と支持用フラン
ジ部下面にそれぞれ凹部、凸部を、箱体に収納体を固定
する位置でお互いが係合するように形成した場合、着脱
時の作業以外に外れたりズレたりする心配がなく、内容
物を使い切るまで安定して内容物を取り出すことが可能
である。更にまた、係止具の下面に下方向に延びる２本
以上の爪付きガイド棒が形成されており、このガイド棒
が箱部天面に設けられた回転ガイドとなるレール内に挿
入されて、ガイド棒に設けられた爪で係止具と保護箱が
離れないようになっている。また、保護箱天面の係止具
と接する部分に設けられたレール溝内には、収納体を固
定する係止具の位置及び収納体を取り外す係止具の位置
のそれぞれの定位置で係止具が固定されるように、突起
が設けられているので、ポンプ機構の押圧操作を係止具
が回ってしまうこともなく、安定して係止固定すること
ができる。
【図１】 本発明に使用する収納体を示す斜視図。
【図２】 本発明に使用する箱体を示す斜視図。
【図３】 本発明に使用するポンプ体を示す斜視図。
【図４】 本発明に係る内容物吐出包装体の収納体、箱
体及びポンプ体との装着状態を示す要部側面断面図。
体及びポンプ体との装着状態を示す要部側面断面図。
【図５】 本発明に使用する箱体の構成部品を示す斜視
図。
図。
１ 収納体 ４ 収納袋 ５ 注出栓 ６ ねじ嵌合式装着部 ７ 支持用フランジ部 ７ａ 凸部 ８ 溶着部 ９ 注出口 ２ ポンプ体 13 蓋体 14ａ シリンダ 14ｂ チューブ 14ｃ 作動管 14ｄ 押し釦 14ｅ 吐出ノズル ３ 箱体 10 保護箱 10ａ 天面 10ｂ レール溝 10ｃ 突起 10ｄ 挿入口 11 係止具 11ａ 凹部 11ｂ ガイド棒 11ｃ 爪 11ｄ 挿入口
Claims (4)
- 【請求項１】 内容物を収納する収納袋４及び注出栓５
からなる収納体１、内容物を外部に吐出させるポンプ体
２、並びに収納体１を保護する保護箱10及び注出栓５を
係止するための係止具11からなり、かつ天面は平面状で
下面は解放されている箱体３から構成される内容物吐出
包装体であって、注出栓５は収納体１を箱体３に支持す
るための真円形以外の形状を有する支持用フランジ部７
を有しており、係止具11は支持用フランジ部７より大き
く、同形状の挿入口11ｄを有しており、箱体３の下面の
解放面より収納体１を挿入し、注出栓５を挿入口11ｄよ
り上方へ支持用フランジ部７を突出させ、係止具11を回
転させることにより、箱体３に収納体１を固定させてな
ることを特徴とする内容物吐出包装体。 - 【請求項２】 支持用フランジ部７が、係止具11の肉厚
より大きな間隔を有する平行な２重構造であり、支持用
フランジ部７の上下間で係止具11を挟み、固定させてな
る請求項１記載の内容物吐出包装体。 - 【請求項３】 支持用フランジ部７に係止具11と接触す
る面に凸部７ａを設け、また係止具11には該凸部に対応
する凹部11ａを設け、係止具11を回転して収納体１を固
定する際に、凸部７ａ及び凹部11ａとがはまり合い、固
定させるさせてなる請求項１記載の内容物吐出包装体。 - 【請求項４】 係止具11は下方に延びる二本以上のガイ
ド棒11ｂ及び該ガイド棒の先端には爪11ｃが設けられて
おり、該ガイド棒11ｂは、保護箱10の天面10ａに設けら
れた回転ガイドとなるレール溝10ｂ内に挿入され、該レ
ール溝に設けられた突起10ｃにより爪11ｃが定位置で止
まり、係止具11が定位置で固定されてなる請求項１、２
又は３記載の内容物吐出包装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9187102A JPH1135069A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 内容物吐出包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9187102A JPH1135069A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 内容物吐出包装体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1135069A true JPH1135069A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16200149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9187102A Pending JPH1135069A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 内容物吐出包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1135069A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020055601A (ja) * | 2018-10-02 | 2020-04-09 | 藤森工業株式会社 | 注出用スパウトおよび包装容器 |
| JP2022012075A (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-17 | 株式会社吉野工業所 | 噴出容器 |
-
1997
- 1997-07-14 JP JP9187102A patent/JPH1135069A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020055601A (ja) * | 2018-10-02 | 2020-04-09 | 藤森工業株式会社 | 注出用スパウトおよび包装容器 |
| JP2022012075A (ja) * | 2020-06-30 | 2022-01-17 | 株式会社吉野工業所 | 噴出容器 |
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