JPH11355204A - Cdma移動通信システム及びcdma移動通信システムにおける送信電力制御方法 - Google Patents
Cdma移動通信システム及びcdma移動通信システムにおける送信電力制御方法Info
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- JPH11355204A JPH11355204A JP10155794A JP15579498A JPH11355204A JP H11355204 A JPH11355204 A JP H11355204A JP 10155794 A JP10155794 A JP 10155794A JP 15579498 A JP15579498 A JP 15579498A JP H11355204 A JPH11355204 A JP H11355204A
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- H04W52/24—TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
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- H04W52/20—TPC being performed according to specific parameters using error rate
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- H04W52/40—TPC being performed in particular situations during macro-diversity or soft handoff
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動端末における送信電力が不要に高くなる
ように制御されることのないCDMA移動通信システム
及びその送信電力制御方法を提供する。 【解決手段】 受信Eb/Io検出部53にて検出され
た信号の受信品質が所定値以上であり、かつ、FER計
測部62にて設定された第1の基準レベル以上における
フレームエラー率が予め決められた基準値未満である場
合、目標Eb/Io設定部64において、目標となる受
信品質が大きくなるように設定され、受信Eb/Io検
出部53にて検出信号の受信品質が所定値未満であり、
かつ、第1の基準レベルよりも小さな第2の基準レベル
以下のフレームエラー率が予め決められた基準値以上で
ある場合、目標Eb/Io設定部64において、目標と
なる瞬時の受信品質が小さくなるように設定される。
ように制御されることのないCDMA移動通信システム
及びその送信電力制御方法を提供する。 【解決手段】 受信Eb/Io検出部53にて検出され
た信号の受信品質が所定値以上であり、かつ、FER計
測部62にて設定された第1の基準レベル以上における
フレームエラー率が予め決められた基準値未満である場
合、目標Eb/Io設定部64において、目標となる受
信品質が大きくなるように設定され、受信Eb/Io検
出部53にて検出信号の受信品質が所定値未満であり、
かつ、第1の基準レベルよりも小さな第2の基準レベル
以下のフレームエラー率が予め決められた基準値以上で
ある場合、目標Eb/Io設定部64において、目標と
なる瞬時の受信品質が小さくなるように設定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA移動通信
システム及びその送信電力制御方法に関する。
システム及びその送信電力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】〈CDMA移動通信システムにおける干
渉の背景〉CDMA移動通信方式は、1つの周波数帯域
を数学的に直交する複数のコードによって拡散された信
号で共有するシステムである。
渉の背景〉CDMA移動通信方式は、1つの周波数帯域
を数学的に直交する複数のコードによって拡散された信
号で共有するシステムである。
【0003】しかしながら、このCDMAシステムで用
いられる複数のコードは数学的に完全に直交しているわ
けではなく、わずかに相互相関特性を持っており、この
相互相関特性が、互いに干渉劣化を引き起こす原因とな
っている。
いられる複数のコードは数学的に完全に直交しているわ
けではなく、わずかに相互相関特性を持っており、この
相互相関特性が、互いに干渉劣化を引き起こす原因とな
っている。
【0004】例えば、ある端末Aが基地局の近くに存在
し、端末Aと送信電力が等しい他の端末Bが基地局に対
して端末Aよりも遠い場所に存在する場合、それぞれの
端末からの送信電力が等しいため、基地局において受信
される信号においては、端末Aから送信された信号が及
ぼす干渉成分が端末Bから送信された信号よりも非常に
大きくなり、それにより、基地局において端末Bから送
信された信号が受信できなくなる虞れがある。
し、端末Aと送信電力が等しい他の端末Bが基地局に対
して端末Aよりも遠い場所に存在する場合、それぞれの
端末からの送信電力が等しいため、基地局において受信
される信号においては、端末Aから送信された信号が及
ぼす干渉成分が端末Bから送信された信号よりも非常に
大きくなり、それにより、基地局において端末Bから送
信された信号が受信できなくなる虞れがある。
【0005】そこで、基地局において、端末のそれぞれ
から送信された信号の受信レベルを測定し、該測定結果
に基づいて、端末それぞれの送信電力を制御する方法が
用いられている。
から送信された信号の受信レベルを測定し、該測定結果
に基づいて、端末それぞれの送信電力を制御する方法が
用いられている。
【0006】〈DHOに関する背景〉「1997年電子
情報通信学会総合大会講演論文集、通信1、B−5−1
96」で述べられているように、移動通信システムのネ
ットワークは、移動端末と無線回線を介して接続され、
移動端末との間で通信動作を行う複数の無線基地局装置
(以下、BTSと称する)と、BTSの切り替えを行う
基地局制御装置(以下、BSCと称する)と、BSCと
接続され、BTSの交換制御を行う移動交換局(以下、
MSCと称する)とから構成されている。
情報通信学会総合大会講演論文集、通信1、B−5−1
96」で述べられているように、移動通信システムのネ
ットワークは、移動端末と無線回線を介して接続され、
移動端末との間で通信動作を行う複数の無線基地局装置
(以下、BTSと称する)と、BTSの切り替えを行う
基地局制御装置(以下、BSCと称する)と、BSCと
接続され、BTSの交換制御を行う移動交換局(以下、
MSCと称する)とから構成されている。
【0007】図4は、従来のCDMA移動通信システム
の一構成例を示す図である。
の一構成例を示す図である。
【0008】図4に示すCDMA移動通信システムにお
いては、無線通信チャンネルが、互いに数学的に直交す
るコードで分離された同じ周波数帯域を用いる通信チャ
ンネルから構成されている。従って、BTS120aの
サービスエリア140a内に存在する移動端末110が
BTS120bのサービスエリア140bの方向に移動
する場合、サービスエリア140aとサービスエリア1
40bとが重なる領域であるエリア150においては、
移動端末110がBTS120a,120bの2つのB
TSからそれぞれ1つずつの無線通信チャンネルを捕捉
し、無線基地局装置の切り替えを行うダイバーシティハ
ンドオーバー(以下、DHOと称する)が用いられてい
る。
いては、無線通信チャンネルが、互いに数学的に直交す
るコードで分離された同じ周波数帯域を用いる通信チャ
ンネルから構成されている。従って、BTS120aの
サービスエリア140a内に存在する移動端末110が
BTS120bのサービスエリア140bの方向に移動
する場合、サービスエリア140aとサービスエリア1
40bとが重なる領域であるエリア150においては、
移動端末110がBTS120a,120bの2つのB
TSからそれぞれ1つずつの無線通信チャンネルを捕捉
し、無線基地局装置の切り替えを行うダイバーシティハ
ンドオーバー(以下、DHOと称する)が用いられてい
る。
【0009】ここで、従来のTDMAシステムにおいて
は、移動端末が移動して通信相手のBTSを変更する際
に通信瞬断が発生する虞れがあったが、上述したような
DHOが用いられたCDMA移動通信システムにおいて
は、2つのサービスエリアが重なる領域において、移動
端末が2つのBTSからそれぞれ1つずつの無線通信チ
ャンネルを捕捉しているため、移動端末が移動して通信
相手のBTSを変更する際に通信瞬断が生じることはな
くなる。
は、移動端末が移動して通信相手のBTSを変更する際
に通信瞬断が発生する虞れがあったが、上述したような
DHOが用いられたCDMA移動通信システムにおいて
は、2つのサービスエリアが重なる領域において、移動
端末が2つのBTSからそれぞれ1つずつの無線通信チ
ャンネルを捕捉しているため、移動端末が移動して通信
相手のBTSを変更する際に通信瞬断が生じることはな
くなる。
【0010】DHO状態においては、移動端末110か
らBTS120a,120bに対して信号が送信され、
BTS120a,120bのそれぞれにおいて受信され
た信号は、BSC130内に設けられた合成器(不図
示)にて1つの信号に合成される。その様子は、「19
97年電子情報通信学会総合大会講演論文集、通信1、
B−5−196」に述べられている。
らBTS120a,120bに対して信号が送信され、
BTS120a,120bのそれぞれにおいて受信され
た信号は、BSC130内に設けられた合成器(不図
示)にて1つの信号に合成される。その様子は、「19
97年電子情報通信学会総合大会講演論文集、通信1、
B−5−196」に述べられている。
【0011】〈アウターループの基本形(BSC経由)
に関する背景〉また、従来のCDMA移動通信システム
における送信電力制御方法の一例が、「1997年電子
情報通信学会総合大会講演論文集、通信1、B−5−8
1」に記載されている。この論文に記述されている高速
クローズループ制御方法は、下りチャネルに関するもの
であるが、上りチャネルに対しても同様の制御方法が適
用される。
に関する背景〉また、従来のCDMA移動通信システム
における送信電力制御方法の一例が、「1997年電子
情報通信学会総合大会講演論文集、通信1、B−5−8
1」に記載されている。この論文に記述されている高速
クローズループ制御方法は、下りチャネルに関するもの
であるが、上りチャネルに対しても同様の制御方法が適
用される。
【0012】ここで、上りチャネルにおける高速クロー
ズループ制御方法について説明する。
ズループ制御方法について説明する。
【0013】BTSにおいては、受信信号の受信波電力
対干渉波電力比(以下、Eb/Ioと称する)が測定さ
れて目標となる目標Eb/Ioと比較され、該比較結果
に基づいて、移動端末における送信電力を制御するため
のTPCビットパターンが決定する。例えば、測定され
たEb/Ioが目標Eb/Ioよりも小さな場合は、移
動端末における送信電力を上げる要求が、TPCビット
を用いてBTSから移動端末に対して通知され、また、
測定されたEb/Ioが目標Eb/Ioよりも大きいな
場合は、移動端末における送信電力を下げる要求が、T
PCビットを用いてBTSから移動端末に対して通知さ
れる。
対干渉波電力比(以下、Eb/Ioと称する)が測定さ
れて目標となる目標Eb/Ioと比較され、該比較結果
に基づいて、移動端末における送信電力を制御するため
のTPCビットパターンが決定する。例えば、測定され
たEb/Ioが目標Eb/Ioよりも小さな場合は、移
動端末における送信電力を上げる要求が、TPCビット
を用いてBTSから移動端末に対して通知され、また、
測定されたEb/Ioが目標Eb/Ioよりも大きいな
場合は、移動端末における送信電力を下げる要求が、T
PCビットを用いてBTSから移動端末に対して通知さ
れる。
【0014】高速クローズループ制御で使用される目標
Eb/Ioにおいては、所要の通話品質を満たすために
必要なEb/Ioの最小値が設定されているが、伝搬特
性の変動等の理由から、BTSにて測定された受信信号
のEb/Ioが目標Eb/Ioに達している場合におい
ても通話品質が所要の通話品質を満たさない場合があ
る。また、BTSにて測定された受信信号のEb/Io
が目標Eb/Ioに達していない場合においても通話品
質が所要の通話品質を満たす場合もある。
Eb/Ioにおいては、所要の通話品質を満たすために
必要なEb/Ioの最小値が設定されているが、伝搬特
性の変動等の理由から、BTSにて測定された受信信号
のEb/Ioが目標Eb/Ioに達している場合におい
ても通話品質が所要の通話品質を満たさない場合があ
る。また、BTSにて測定された受信信号のEb/Io
が目標Eb/Ioに達していない場合においても通話品
質が所要の通話品質を満たす場合もある。
【0015】このため、BTSにおいては、合成器で行
うダイバーシティ合成後の通話品質に基づいて定期的に
目標Eb/Ioの調整が行われている。例えば、通話品
質が所要の通話品質よりも劣化している場合には目標E
b/Ioを大きくし、通話品質が所要の通話品質よりも
良好な場合には目標Eb/Ioを小さくし、それによ
り、通話品質が所要の通話品質となるように調整され
る。
うダイバーシティ合成後の通話品質に基づいて定期的に
目標Eb/Ioの調整が行われている。例えば、通話品
質が所要の通話品質よりも劣化している場合には目標E
b/Ioを大きくし、通話品質が所要の通話品質よりも
良好な場合には目標Eb/Ioを小さくし、それによ
り、通話品質が所要の通話品質となるように調整され
る。
【0016】上述した目標Eb/Ioの修正制御は、最
終受信信号の品質を確保するためのものであるから、D
HO状態の場合には、BSC内に設けられた合成器の出
力の品質に基づいて行われる。このような制御において
は、BSCとBTSとの間に目標Eb/Ioを制御する
ための信号の授受が必要であり、BSCとBTSとの間
の信号線の帯域を余分に必要とする。
終受信信号の品質を確保するためのものであるから、D
HO状態の場合には、BSC内に設けられた合成器の出
力の品質に基づいて行われる。このような制御において
は、BSCとBTSとの間に目標Eb/Ioを制御する
ための信号の授受が必要であり、BSCとBTSとの間
の信号線の帯域を余分に必要とする。
【0017】以下に、上述したCDMA移動通信システ
ムにおける目標Eb/Ioの制御について説明する。
ムにおける目標Eb/Ioの制御について説明する。
【0018】図5は、図4に示したCDMA移動通信シ
ステムにおけるBTS120a,120b及びBSC1
30の構成を示す図である。
ステムにおけるBTS120a,120b及びBSC1
30の構成を示す図である。
【0019】なお、1つの移動端末110が複数のBT
S120a,120bと通信している場合(DHO状
態)、BTS120aにおける目標Eb/IoとBTS
120bにおける目標Eb/Ioとは同一であるとす
る。
S120a,120bと通信している場合(DHO状
態)、BTS120aにおける目標Eb/IoとBTS
120bにおける目標Eb/Ioとは同一であるとす
る。
【0020】まず、BTS120a,120bにおい
て、移動端末110から送信された信号の瞬時受信Eb
/Ioが測定され、該測定結果が目標Eb/Ioと比較
される。
て、移動端末110から送信された信号の瞬時受信Eb
/Ioが測定され、該測定結果が目標Eb/Ioと比較
される。
【0021】次に、測定された瞬時受信Eb/Ioと目
標Eb/Ioとの比較結果に基づいて、移動端末110
における送信電力を大きくするか小さくするかの制御信
号が生成され、生成された制御信号が移動端末110に
対して送信される。
標Eb/Ioとの比較結果に基づいて、移動端末110
における送信電力を大きくするか小さくするかの制御信
号が生成され、生成された制御信号が移動端末110に
対して送信される。
【0022】また、BTS120a,120bのそれぞ
れにおいては、送受信部121a,121bにおいて、
移動端末110から送信された信号が復調及び判定さ
れ、それにより、ユーザデータが再生され、再生された
ユーザデータがBSC130に対して転送される。
れにおいては、送受信部121a,121bにおいて、
移動端末110から送信された信号が復調及び判定さ
れ、それにより、ユーザデータが再生され、再生された
ユーザデータがBSC130に対して転送される。
【0023】BSC130に再生されたユーザデータが
転送されると、BSC130内に設けられた合成器13
1において、BTS121a,121bから送信された
ユーザデータが合成される。
転送されると、BSC130内に設けられた合成器13
1において、BTS121a,121bから送信された
ユーザデータが合成される。
【0024】合成器131において合成されたユーザデ
ータは、ATMスイッチ134を介して他の通信網構成
機器(不図示)に転送されるとともに、品質監視部13
2に入力され、品質監視部132において、合成器13
1から出力されたユーザデータの品質が、予め決められ
た一定時間監視される。
ータは、ATMスイッチ134を介して他の通信網構成
機器(不図示)に転送されるとともに、品質監視部13
2に入力され、品質監視部132において、合成器13
1から出力されたユーザデータの品質が、予め決められ
た一定時間監視される。
【0025】合成器131から出力されたユーザデータ
の品質が監視された結果、合成器131から出力された
ユーザデータの品質が、予め決められた所定の品質を満
たさない場合は、その結果が制御信号発生部133に通
知され、制御信号発生部133において、各BTS12
0a,120bにおける目標Eb/Ioが低いと判断さ
れ、目標Eb/Ioを高くするための制御信号がユーザ
ーデータに多重されてBTS120a,120bに対し
て送信される。
の品質が監視された結果、合成器131から出力された
ユーザデータの品質が、予め決められた所定の品質を満
たさない場合は、その結果が制御信号発生部133に通
知され、制御信号発生部133において、各BTS12
0a,120bにおける目標Eb/Ioが低いと判断さ
れ、目標Eb/Ioを高くするための制御信号がユーザ
ーデータに多重されてBTS120a,120bに対し
て送信される。
【0026】目標Eb/Ioを高くするための制御信号
がBTS120a,120bに送信されると、BTS1
20a,120b内に設けられた分離器124a,12
4bにおいて、BSC130から送信された信号がユー
ザデータと制御信号とに分離され、制御信号が目標Eb
/Io制御部123a,123bに送られる。
がBTS120a,120bに送信されると、BTS1
20a,120b内に設けられた分離器124a,12
4bにおいて、BSC130から送信された信号がユー
ザデータと制御信号とに分離され、制御信号が目標Eb
/Io制御部123a,123bに送られる。
【0027】その後、目標Eb/Io制御部123a,
123bにおいて、BSC130から送信された制御信
号に基づいて、新しい目標Eb/Ioが決定され、それ
により、送受信部121a,121bにおける目標Eb
/Ioが変更される。
123bにおいて、BSC130から送信された制御信
号に基づいて、新しい目標Eb/Ioが決定され、それ
により、送受信部121a,121bにおける目標Eb
/Ioが変更される。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のCDMA移動通信システムにおいては、
基地局制御装置において移動端末から送信された信号の
通話品質が監視され、その監視結果に基づいて移動端末
から送信された信号の無線基地局装置における目標Eb
/Ibが設定されるため、無線基地局装置から遠い位置
に存在する移動端末における送信電力が大きくなるよう
に制御され、該移動端末から送信された信号が他の移動
端末に対して干渉を与えてしまうととともに、目標Eb
/Ibの変更において無線基地局装置と基地局制御装置
との間に余分な伝送路容量が必要となってしまうという
問題点がある。
たような従来のCDMA移動通信システムにおいては、
基地局制御装置において移動端末から送信された信号の
通話品質が監視され、その監視結果に基づいて移動端末
から送信された信号の無線基地局装置における目標Eb
/Ibが設定されるため、無線基地局装置から遠い位置
に存在する移動端末における送信電力が大きくなるよう
に制御され、該移動端末から送信された信号が他の移動
端末に対して干渉を与えてしまうととともに、目標Eb
/Ibの変更において無線基地局装置と基地局制御装置
との間に余分な伝送路容量が必要となってしまうという
問題点がある。
【0029】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、移動端末に
おける送信電力が不要に高くなるように制御されること
のないCDMA移動通信システム及びその送信電力制御
方法を提供することを目的とする。
する問題点に鑑みてなされたものであって、移動端末に
おける送信電力が不要に高くなるように制御されること
のないCDMA移動通信システム及びその送信電力制御
方法を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、移動端末と無線回線を介して接続され、該
移動端末との間で通信動作を行う複数の無線基地局装置
と、前記移動端末と前記無線基地局装置との通信動作の
切り替えを行う基地局制御装置とを少なくとも有し、前
記移動端末における送信電力が前記無線基地局装置によ
り制御されるCDMA移動通信システムにおいて、前記
無線基地局装置は、前記移動端末から送信された信号の
受信品質を検出する検出手段と、該検出手段にて検出さ
れた受信品質を予め決められた所定値と比較する第1の
比較手段と、該第1の比較手段における比較結果におい
て前記検出手段にて検出された受信品質が所定値以上で
あった場合、前記移動端末から送信された信号の受信品
質の予め決められた第1の基準レベル以上におけるフレ
ームエラー率を計測する計測手段と、該計測手段にて計
測されたフレームエラー率を予め決められた基準値と比
較する第2の比較手段と、該第2の比較手段における比
較結果に基づいて、目標となる受信品質を設定する設定
手段と、前記検出手段にて検出された受信品質と前記設
定手段にて設定された目標となる受信品質とを比較する
第3の比較手段と、該第3の比較手段における比較結果
に基づいて、前記移動端末における送信電力を制御する
ための制御信号を生成して出力する制御信号生成手段と
を有することを特徴とする。
に本発明は、移動端末と無線回線を介して接続され、該
移動端末との間で通信動作を行う複数の無線基地局装置
と、前記移動端末と前記無線基地局装置との通信動作の
切り替えを行う基地局制御装置とを少なくとも有し、前
記移動端末における送信電力が前記無線基地局装置によ
り制御されるCDMA移動通信システムにおいて、前記
無線基地局装置は、前記移動端末から送信された信号の
受信品質を検出する検出手段と、該検出手段にて検出さ
れた受信品質を予め決められた所定値と比較する第1の
比較手段と、該第1の比較手段における比較結果におい
て前記検出手段にて検出された受信品質が所定値以上で
あった場合、前記移動端末から送信された信号の受信品
質の予め決められた第1の基準レベル以上におけるフレ
ームエラー率を計測する計測手段と、該計測手段にて計
測されたフレームエラー率を予め決められた基準値と比
較する第2の比較手段と、該第2の比較手段における比
較結果に基づいて、目標となる受信品質を設定する設定
手段と、前記検出手段にて検出された受信品質と前記設
定手段にて設定された目標となる受信品質とを比較する
第3の比較手段と、該第3の比較手段における比較結果
に基づいて、前記移動端末における送信電力を制御する
ための制御信号を生成して出力する制御信号生成手段と
を有することを特徴とする。
【0031】また、前記計測手段は、前記第1の比較手
段における比較結果において前記検出手段にて検出され
た受信品質が所定値未満であった場合、前記移動端末か
ら送信された信号の受信品質の前記第1の基準レベルよ
りも小さな第2の基準レベル以下のフレームエラー率を
計測することを特徴とする。
段における比較結果において前記検出手段にて検出され
た受信品質が所定値未満であった場合、前記移動端末か
ら送信された信号の受信品質の前記第1の基準レベルよ
りも小さな第2の基準レベル以下のフレームエラー率を
計測することを特徴とする。
【0032】また、前記設定手段は、前記第1の比較手
段における比較結果において前記検出手段にて検出され
た受信品質が所定値以上であり、かつ、前記第2の比較
手段における比較結果において前記計測手段にて計測さ
れたフレームエラー率が前記基準値未満であった場合、
前記目標となる受信品質が大きくなるように制御するこ
とを特徴とする。
段における比較結果において前記検出手段にて検出され
た受信品質が所定値以上であり、かつ、前記第2の比較
手段における比較結果において前記計測手段にて計測さ
れたフレームエラー率が前記基準値未満であった場合、
前記目標となる受信品質が大きくなるように制御するこ
とを特徴とする。
【0033】また、前記設定手段は、前記第1の比較手
段における比較結果において前記検出手段にて検出され
た受信品質が所定値未満であり、かつ、前記第2の比較
手段における比較結果において前記計測手段にて計測さ
れたフレームエラー率が前記基準値以上であった場合、
前記目標となる受信品質が小さくなるように制御するこ
とを特徴とする。
段における比較結果において前記検出手段にて検出され
た受信品質が所定値未満であり、かつ、前記第2の比較
手段における比較結果において前記計測手段にて計測さ
れたフレームエラー率が前記基準値以上であった場合、
前記目標となる受信品質が小さくなるように制御するこ
とを特徴とする。
【0034】また、前記設定手段にて設定された目標と
なる受信品質を格納する記憶手段を有し、前記第3の比
較手段は、前記検出手段にて検出された受信品質と前記
記憶手段に格納された目標となる受信品質とを比較する
ことを特徴とする。
なる受信品質を格納する記憶手段を有し、前記第3の比
較手段は、前記検出手段にて検出された受信品質と前記
記憶手段に格納された目標となる受信品質とを比較する
ことを特徴とする。
【0035】また、移動端末と無線回線を介して接続さ
れ、該移動端末との間で通信動作を行う複数の無線基地
局装置と、前記移動端末と前記無線基地局装置との通信
動作の切り替えを行う基地局制御装置とを少なくとも有
し、前記移動端末における送信電力が前記無線基地局装
置により制御されるCDMA移動通信システムにおい
て、前記無線基地局装置は、前記移動端末から送信され
た信号の受信波電力の干渉波電力に対する比率を検出す
る検出手段と、該検出手段にて検出された受信波電力の
干渉波電力に対する比率を予め決められた所定値と比較
する第1の比較手段と、該第1の比較手段における比較
結果において前記検出手段にて検出された受信波電力の
干渉波電力に対する比率が所定値以上であった場合、前
記移動端末から送信された信号の受信波電力の干渉波電
力に対する比率の予め決められた第1の基準レベル以上
におけるフレームエラー率を計測する計測手段と、該計
測手段にて計測されたフレームエラー率を予め決められ
た基準値と比較する第2の比較手段と、該第2の比較手
段における比較結果に基づいて、目標となる受信波電力
の干渉波電力に対する比率を設定する設定手段と、前記
検出手段にて検出された受信波電力の干渉波電力に対す
る比率と前記設定手段にて設定された目標となる受信波
電力の干渉波電力に対する比率とを比較する第3の比較
手段と、該第3の比較手段における比較結果に基づい
て、前記移動端末における送信電力を制御するための制
御信号を生成して出力する制御信号生成手段とを有する
ことを特徴とする。
れ、該移動端末との間で通信動作を行う複数の無線基地
局装置と、前記移動端末と前記無線基地局装置との通信
動作の切り替えを行う基地局制御装置とを少なくとも有
し、前記移動端末における送信電力が前記無線基地局装
置により制御されるCDMA移動通信システムにおい
て、前記無線基地局装置は、前記移動端末から送信され
た信号の受信波電力の干渉波電力に対する比率を検出す
る検出手段と、該検出手段にて検出された受信波電力の
干渉波電力に対する比率を予め決められた所定値と比較
する第1の比較手段と、該第1の比較手段における比較
結果において前記検出手段にて検出された受信波電力の
干渉波電力に対する比率が所定値以上であった場合、前
記移動端末から送信された信号の受信波電力の干渉波電
力に対する比率の予め決められた第1の基準レベル以上
におけるフレームエラー率を計測する計測手段と、該計
測手段にて計測されたフレームエラー率を予め決められ
た基準値と比較する第2の比較手段と、該第2の比較手
段における比較結果に基づいて、目標となる受信波電力
の干渉波電力に対する比率を設定する設定手段と、前記
検出手段にて検出された受信波電力の干渉波電力に対す
る比率と前記設定手段にて設定された目標となる受信波
電力の干渉波電力に対する比率とを比較する第3の比較
手段と、該第3の比較手段における比較結果に基づい
て、前記移動端末における送信電力を制御するための制
御信号を生成して出力する制御信号生成手段とを有する
ことを特徴とする。
【0036】また、前記計測手段は、前記第1の比較手
段における比較結果において前記検出手段にて検出され
た受信波電力の干渉波電力に対する比率が所定値未満で
あった場合、前記移動端末から送信された信号の受信波
電力の干渉波電力に対する比率の第1の基準レベルより
も小さな第2の基準レベル以下のフレームエラー率を計
測することを特徴とする。
段における比較結果において前記検出手段にて検出され
た受信波電力の干渉波電力に対する比率が所定値未満で
あった場合、前記移動端末から送信された信号の受信波
電力の干渉波電力に対する比率の第1の基準レベルより
も小さな第2の基準レベル以下のフレームエラー率を計
測することを特徴とする。
【0037】また、前記設定手段は、前記第1の比較手
段における比較結果において前記検出手段にて検出され
た受信波電力の干渉波電力に対する比率が所定値以上で
あり、かつ、前記第2の比較手段における比較結果にお
いて前記計測手段にて計測されたフレームエラー率が前
記基準値未満であった場合、現在の目標となる受信波電
力の干渉波電力に対する比率よりも大きな比率を目標と
なる受信波電力の干渉波電力に対する比率として設定す
ることを特徴とする。
段における比較結果において前記検出手段にて検出され
た受信波電力の干渉波電力に対する比率が所定値以上で
あり、かつ、前記第2の比較手段における比較結果にお
いて前記計測手段にて計測されたフレームエラー率が前
記基準値未満であった場合、現在の目標となる受信波電
力の干渉波電力に対する比率よりも大きな比率を目標と
なる受信波電力の干渉波電力に対する比率として設定す
ることを特徴とする。
【0038】また、前記設定手段は、前記第1の比較手
段における比較結果において前記検出手段にて検出され
た受信波電力の干渉波電力に対する比率が所定値未満で
あり、かつ、前記第2の比較手段における比較結果にお
いて前記計測手段にて計測されたフレームエラー率が前
記基準値以上であった場合、現在の目標となる受信波電
力の干渉波電力に対する比率よりも小さな比率を目標と
なる受信波電力の干渉波電力に対する比率として設定す
ることを特徴とする。
段における比較結果において前記検出手段にて検出され
た受信波電力の干渉波電力に対する比率が所定値未満で
あり、かつ、前記第2の比較手段における比較結果にお
いて前記計測手段にて計測されたフレームエラー率が前
記基準値以上であった場合、現在の目標となる受信波電
力の干渉波電力に対する比率よりも小さな比率を目標と
なる受信波電力の干渉波電力に対する比率として設定す
ることを特徴とする。
【0039】また、前記制御信号生成手段は、前記第3
の比較手段における比較結果において、前記検出手段に
て検出された受信波電力の干渉波電力に対する比率が前
記設定手段にて設定された目標となる受信波電力の干渉
波電力に対する比率よりも小さな場合、前記移動端末に
おける送信電力を上げるように制御する制御信号を生成
し、前記検出手段にて検出された受信波電力の干渉波電
力に対する比率が前記設定手段にて設定された目標とな
る受信波電力の干渉波電力に対する比率よりも大きな場
合、前記移動端末における送信電力を下げるように制御
する制御信号を生成することを特徴とする。
の比較手段における比較結果において、前記検出手段に
て検出された受信波電力の干渉波電力に対する比率が前
記設定手段にて設定された目標となる受信波電力の干渉
波電力に対する比率よりも小さな場合、前記移動端末に
おける送信電力を上げるように制御する制御信号を生成
し、前記検出手段にて検出された受信波電力の干渉波電
力に対する比率が前記設定手段にて設定された目標とな
る受信波電力の干渉波電力に対する比率よりも大きな場
合、前記移動端末における送信電力を下げるように制御
する制御信号を生成することを特徴とする。
【0040】また、前記設定手段にて設定された目標と
なる受信波電力の干渉波電力に対する比率を格納する記
憶手段を有し、前記第3の比較手段は、前記検出手段に
て検出された受信波電力の干渉波電力に対する比率と前
記記憶手段に格納された目標となる受信波電力の干渉波
電力に対する比率とを比較することを特徴とする。
なる受信波電力の干渉波電力に対する比率を格納する記
憶手段を有し、前記第3の比較手段は、前記検出手段に
て検出された受信波電力の干渉波電力に対する比率と前
記記憶手段に格納された目標となる受信波電力の干渉波
電力に対する比率とを比較することを特徴とする。
【0041】また、前記制御信号は、TPCビットパタ
ーンを用いて出力されることを特徴とする。
ーンを用いて出力されることを特徴とする。
【0042】また、移動端末と無線回線を介して接続さ
れ、該移動端末との間で通信動作を行う複数の無線基地
局装置と、前記移動端末と前記無線基地局装置との通信
動作の切り替えを行う基地局制御装置とを少なくとも有
してなるCDMA移動通信システムにて前記移動端末に
おける送信電力を前記無線基地局装置により制御するC
DMA移動通信システムにおける送信電力制御方法にお
いて、前記移動端末から送信された信号の受信品質を検
出し、検出された受信品質を予め決められた所定値と比
較し、該比較結果において、検出された受信品質が所定
値以上であった場合、前記移動端末から送信された信号
の受信品質の予め決められた第1の基準レベル以上にお
けるフレームエラー率を計測し、計測されたフレームエ
ラー率を予め決められた基準値と比較し、該比較結果に
基づいて、目標となる受信品質を設定し、検出された受
信品質と設定された目標となる瞬時の受信品質とを比較
し、該比較結果に基づいて、前記移動端末における送信
電力を制御するための制御信号を生成して出力すること
を特徴とする。
れ、該移動端末との間で通信動作を行う複数の無線基地
局装置と、前記移動端末と前記無線基地局装置との通信
動作の切り替えを行う基地局制御装置とを少なくとも有
してなるCDMA移動通信システムにて前記移動端末に
おける送信電力を前記無線基地局装置により制御するC
DMA移動通信システムにおける送信電力制御方法にお
いて、前記移動端末から送信された信号の受信品質を検
出し、検出された受信品質を予め決められた所定値と比
較し、該比較結果において、検出された受信品質が所定
値以上であった場合、前記移動端末から送信された信号
の受信品質の予め決められた第1の基準レベル以上にお
けるフレームエラー率を計測し、計測されたフレームエ
ラー率を予め決められた基準値と比較し、該比較結果に
基づいて、目標となる受信品質を設定し、検出された受
信品質と設定された目標となる瞬時の受信品質とを比較
し、該比較結果に基づいて、前記移動端末における送信
電力を制御するための制御信号を生成して出力すること
を特徴とする。
【0043】また、検出された受信品質が所定値未満で
あった場合、前記移動端末から送信された信号の受信品
質の前記第1の基準レベルよりも小さな第2の基準レベ
ル以下のフレームエラー率を計測することを特徴とす
る。
あった場合、前記移動端末から送信された信号の受信品
質の前記第1の基準レベルよりも小さな第2の基準レベ
ル以下のフレームエラー率を計測することを特徴とす
る。
【0044】また、検出された受信品質が所定値以上で
あり、かつ、計測されたフレームエラー率が前記基準値
未満であった場合、前記目標となる受信品質が大きくな
るように制御することを特徴とする。
あり、かつ、計測されたフレームエラー率が前記基準値
未満であった場合、前記目標となる受信品質が大きくな
るように制御することを特徴とする。
【0045】また、検出された受信品質が所定値未満で
あり、かつ、計測されたフレームエラー率が前記基準値
以上であった場合、前記目標となる受信品質が小さくな
るように制御することを特徴とする。
あり、かつ、計測されたフレームエラー率が前記基準値
以上であった場合、前記目標となる受信品質が小さくな
るように制御することを特徴とする。
【0046】また、移動端末と無線回線を介して接続さ
れ、該移動端末との間で通信動作を行う複数の無線基地
局装置と、前記移動端末と前記無線基地局装置との通信
動作の切り替えを行う基地局制御装置とを少なくとも有
してなるCDMA移動通信システムにて前記移動端末に
おける送信電力を前記無線基地局装置により制御するC
DMA移動通信システムにおける送信電力制御方法にお
いて、前記移動端末から送信された信号の受信波電力の
干渉波電力に対する比率を検出し、検出された受信波電
力の干渉波電力に対する比率を予め決められた所定値と
比較し、該比較結果において検出された受信波電力の干
渉波電力に対する比率が所定値以上であった場合、前記
移動端末から送信された信号の受信波電力の干渉波電力
に対する比率の予め決められた第1の基準レベル以上に
おけるフレームエラー率を計測し、計測されたフレーム
エラー率を予め決められた基準値と比較し、該比較結果
に基づいて、目標となる受信波電力の干渉波電力に対す
る比率を設定し、検出された受信波電力の干渉波電力に
対する比率と設定された目標となる受信波電力の干渉波
電力に対する比率とを比較し、該比較結果に基づいて、
前記移動端末における送信電力を制御するための制御信
号を生成して出力することを特徴とする。
れ、該移動端末との間で通信動作を行う複数の無線基地
局装置と、前記移動端末と前記無線基地局装置との通信
動作の切り替えを行う基地局制御装置とを少なくとも有
してなるCDMA移動通信システムにて前記移動端末に
おける送信電力を前記無線基地局装置により制御するC
DMA移動通信システムにおける送信電力制御方法にお
いて、前記移動端末から送信された信号の受信波電力の
干渉波電力に対する比率を検出し、検出された受信波電
力の干渉波電力に対する比率を予め決められた所定値と
比較し、該比較結果において検出された受信波電力の干
渉波電力に対する比率が所定値以上であった場合、前記
移動端末から送信された信号の受信波電力の干渉波電力
に対する比率の予め決められた第1の基準レベル以上に
おけるフレームエラー率を計測し、計測されたフレーム
エラー率を予め決められた基準値と比較し、該比較結果
に基づいて、目標となる受信波電力の干渉波電力に対す
る比率を設定し、検出された受信波電力の干渉波電力に
対する比率と設定された目標となる受信波電力の干渉波
電力に対する比率とを比較し、該比較結果に基づいて、
前記移動端末における送信電力を制御するための制御信
号を生成して出力することを特徴とする。
【0047】また、検出された受信波電力の干渉波電力
に対する比率が所定値未満であった場合、前記移動端末
から送信された信号の受信波電力の干渉波電力に対する
比率の第1の基準レベルよりも小さな第2の基準レベル
以下のフレームエラー率を計測することを特徴とする。
に対する比率が所定値未満であった場合、前記移動端末
から送信された信号の受信波電力の干渉波電力に対する
比率の第1の基準レベルよりも小さな第2の基準レベル
以下のフレームエラー率を計測することを特徴とする。
【0048】また、検出された受信波電力の干渉波電力
に対する比率が所定値以上であり、かつ、計測されたフ
レームエラー率が前記基準値未満であった場合、現在の
目標となる受信波電力の干渉波電力に対する比率よりも
大きな比率を目標となる受信波電力の干渉波電力に対す
る比率として設定することを特徴とする。
に対する比率が所定値以上であり、かつ、計測されたフ
レームエラー率が前記基準値未満であった場合、現在の
目標となる受信波電力の干渉波電力に対する比率よりも
大きな比率を目標となる受信波電力の干渉波電力に対す
る比率として設定することを特徴とする。
【0049】また、検出された受信波電力の干渉波電力
に対する比率が所定値未満であり、かつ、計測されたフ
レームエラー率が前記基準値以上であった場合、現在の
目標となる受信波電力の干渉波電力に対する比率よりも
小さな比率を目標となる受信波電力の干渉波電力に対す
る比率として設定することを特徴とする。
に対する比率が所定値未満であり、かつ、計測されたフ
レームエラー率が前記基準値以上であった場合、現在の
目標となる受信波電力の干渉波電力に対する比率よりも
小さな比率を目標となる受信波電力の干渉波電力に対す
る比率として設定することを特徴とする。
【0050】また、検出された受信波電力の干渉波電力
に対する比率が、設定された目標となる受信波電力の干
渉波電力に対する比率よりも小さな場合、前記移動端末
における送信電力を上げるように制御する制御信号を生
成し、検出された受信波電力の干渉波電力に対する比率
が、設定された目標となる受信波電力の干渉波電力に対
する比率よりも大きな場合、前記移動端末における送信
電力を下げるように制御する制御信号を生成することを
特徴とする。
に対する比率が、設定された目標となる受信波電力の干
渉波電力に対する比率よりも小さな場合、前記移動端末
における送信電力を上げるように制御する制御信号を生
成し、検出された受信波電力の干渉波電力に対する比率
が、設定された目標となる受信波電力の干渉波電力に対
する比率よりも大きな場合、前記移動端末における送信
電力を下げるように制御する制御信号を生成することを
特徴とする。
【0051】また、前記制御信号は、TPCビットパタ
ーンを用いて出力することを特徴とする。
ーンを用いて出力することを特徴とする。
【0052】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、第1の比較手段における比較結果において検
出手段にて検出された受信品質が所定値以上であった場
合、計測手段において、移動端末から送信された信号の
受信品質の予め決められた第1の基準レベル以上におけ
るフレームエラー率が計測され、第2の比較手段におい
て計測手段にて計測されたフレームエラー率が予め決め
られた基準値と比較され、計測手段にて計測されたフレ
ームエラー率が予め決められた基準値未満であった場
合、目標となる受信品質が大きくなるように設定される
ので、DHO状態の移動端末においては、送信電力が不
要に高くなるように制御されることがなくなり、無線基
地局装置から遠い位置に存在する移動端末から送信され
た信号が他の移動端末に対して干渉を与えてしまうこと
はなく、また、無線基地局装置と基地局制御装置との間
には余分な伝送路容量が不要となる。
おいては、第1の比較手段における比較結果において検
出手段にて検出された受信品質が所定値以上であった場
合、計測手段において、移動端末から送信された信号の
受信品質の予め決められた第1の基準レベル以上におけ
るフレームエラー率が計測され、第2の比較手段におい
て計測手段にて計測されたフレームエラー率が予め決め
られた基準値と比較され、計測手段にて計測されたフレ
ームエラー率が予め決められた基準値未満であった場
合、目標となる受信品質が大きくなるように設定される
ので、DHO状態の移動端末においては、送信電力が不
要に高くなるように制御されることがなくなり、無線基
地局装置から遠い位置に存在する移動端末から送信され
た信号が他の移動端末に対して干渉を与えてしまうこと
はなく、また、無線基地局装置と基地局制御装置との間
には余分な伝送路容量が不要となる。
【0053】また、第1の比較手段における比較結果に
おいて検出手段にて検出された受信品質が所定値未満で
あった場合、計測手段において、移動端末から送信され
た信号の受信品質の第1の基準レベルよりも小さな第2
の基準レベル以下のフレームエラー率が計測され、第2
の比較手段において計測手段にて計測されたフレームエ
ラー率が予め決められた基準値と比較され、計測手段に
て計測されたフレームエラー率が予め決められた基準値
以上であった場合、目標となる受信品質が小さくなるよ
うに設定されるので、目標となる受信品質が必要最低限
のレベルに設定され、それにより、上記同様に、DHO
状態の移動端末においては、送信電力が不要に高くなる
ように制御されることがなくなり、無線基地局装置から
遠い位置に存在する移動端末から送信された信号が他の
移動端末に対して干渉を与えてしまうことはない。
おいて検出手段にて検出された受信品質が所定値未満で
あった場合、計測手段において、移動端末から送信され
た信号の受信品質の第1の基準レベルよりも小さな第2
の基準レベル以下のフレームエラー率が計測され、第2
の比較手段において計測手段にて計測されたフレームエ
ラー率が予め決められた基準値と比較され、計測手段に
て計測されたフレームエラー率が予め決められた基準値
以上であった場合、目標となる受信品質が小さくなるよ
うに設定されるので、目標となる受信品質が必要最低限
のレベルに設定され、それにより、上記同様に、DHO
状態の移動端末においては、送信電力が不要に高くなる
ように制御されることがなくなり、無線基地局装置から
遠い位置に存在する移動端末から送信された信号が他の
移動端末に対して干渉を与えてしまうことはない。
【0054】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
いて図面を参照して説明する。
【0055】図1は、本発明のCDMA移動通信システ
ムの実施の一形態を示すブロック図である。
ムの実施の一形態を示すブロック図である。
【0056】本形態は図1に示すように、移動端末10
と無線回線を介して接続され、移動端末10との間で通
信動作を行う複数の無線基地局装置であるBTS20
a,20bと、移動端末10とBTS20a,20bと
の通信動作の切り替えを行う基地局制御装置であるBS
C30と、BSC30と接続され、BTS20a,20
bの交換制御を行う移動交換局であるMSC40とから
構成されている。なお、BTS20a,20bにはそれ
ぞれ、信号の送信及び受信を行うアンテナ部21a,2
1bと、アンテナ部21a,21bを介して受信された
受信信号及びアンテナ部21a,21bを介して送信さ
れる送信信号を増幅するとともに受信信号と送信信号と
を多重分離する送受信増幅部22a,22bと、送受信
増幅部22a,22bにて増幅された受信信号を準同期
検波し、デジタル信号に変換するとともに、アンテナ部
21a,21bを介して送信される信号をアナログ信号
に変換し、直交変調により送信RF信号に変換する無線
部24a,24bと、無線部24a,24bにてデジタ
ル信号に変換された受信信号の復調、同期、誤り訂正複
号化及びデータの多重分離やアンテナ部21a,21b
を介して送信される送信信号の誤り訂正符号化、フレー
ム化及びデータ変調等のベースバンド信号処理を行うと
ともに、受信信号の瞬時品質となるEb/Ioを検出
し、検出されたEb/Ioを目標となる目標Eb/Ib
と比較して該比較結果に基づいて、移動端末10におけ
る送信電力を制御するためのTPCビットパターンを出
力するベースバンド信号処理部25a,25bと、ベー
スバンド信号処理部25a,25bにて検出された受信
信号のEb/Ioのレベルに基づいて受信信号の品質を
監視し、受信信号の品質に基づいて新たな目標Eb/I
oを設定する制御部26a,26bと、BSC30との
インタフェースを行うハイウェイインタフェース27
a,27bとが設けられており、また、BSC30に
は、BTS20a,20bとの間のインタフェースを行
うハイウェイインタフェース31a,31bと、BTS
20a,20bから送信された信号を合成してMSC4
0に対して出力する合成器33と、ハイウェイインタフ
ェース31a,31bと合成器33との接続を切り替え
るATMスイッチ32とが設けられている。
と無線回線を介して接続され、移動端末10との間で通
信動作を行う複数の無線基地局装置であるBTS20
a,20bと、移動端末10とBTS20a,20bと
の通信動作の切り替えを行う基地局制御装置であるBS
C30と、BSC30と接続され、BTS20a,20
bの交換制御を行う移動交換局であるMSC40とから
構成されている。なお、BTS20a,20bにはそれ
ぞれ、信号の送信及び受信を行うアンテナ部21a,2
1bと、アンテナ部21a,21bを介して受信された
受信信号及びアンテナ部21a,21bを介して送信さ
れる送信信号を増幅するとともに受信信号と送信信号と
を多重分離する送受信増幅部22a,22bと、送受信
増幅部22a,22bにて増幅された受信信号を準同期
検波し、デジタル信号に変換するとともに、アンテナ部
21a,21bを介して送信される信号をアナログ信号
に変換し、直交変調により送信RF信号に変換する無線
部24a,24bと、無線部24a,24bにてデジタ
ル信号に変換された受信信号の復調、同期、誤り訂正複
号化及びデータの多重分離やアンテナ部21a,21b
を介して送信される送信信号の誤り訂正符号化、フレー
ム化及びデータ変調等のベースバンド信号処理を行うと
ともに、受信信号の瞬時品質となるEb/Ioを検出
し、検出されたEb/Ioを目標となる目標Eb/Ib
と比較して該比較結果に基づいて、移動端末10におけ
る送信電力を制御するためのTPCビットパターンを出
力するベースバンド信号処理部25a,25bと、ベー
スバンド信号処理部25a,25bにて検出された受信
信号のEb/Ioのレベルに基づいて受信信号の品質を
監視し、受信信号の品質に基づいて新たな目標Eb/I
oを設定する制御部26a,26bと、BSC30との
インタフェースを行うハイウェイインタフェース27
a,27bとが設けられており、また、BSC30に
は、BTS20a,20bとの間のインタフェースを行
うハイウェイインタフェース31a,31bと、BTS
20a,20bから送信された信号を合成してMSC4
0に対して出力する合成器33と、ハイウェイインタフ
ェース31a,31bと合成器33との接続を切り替え
るATMスイッチ32とが設けられている。
【0057】図2は、図1に示したベースバンド信号処
理部25a及び制御部26aの構成の一部を示すブロッ
ク図である。なお、ベースバンド信号処理部25b及び
制御部26bの構成は、ベースバンド信号処理部25a
及び制御部26aの構成と同一である。
理部25a及び制御部26aの構成の一部を示すブロッ
ク図である。なお、ベースバンド信号処理部25b及び
制御部26bの構成は、ベースバンド信号処理部25a
及び制御部26aの構成と同一である。
【0058】本形態におけるベースバンド信号処理部2
5aは図2に示すように、無線部24aにてデジタル信
号に変換された上り信号が入力され、入力された信号の
復調及び判定を行い、それによりユーザデータを再生す
る受信部51と、受信部51にて再生されたユーザデー
タの誤りをブロック単位で検出する誤り検出部52と、
無線部24aにてデジタル信号に変換された上り信号が
入力され、入力された上り信号から受信Eb/Ioを検
出する受信Eb/Io検出部53と、制御部26にて設
定された目標Eb/Ioを記憶する記憶部54と、受信
Eb/Io検出部53にて検出された受信Eb/Ioと
記憶部54に記憶された目標Eb/Ioとを比較する第
3の比較手段である受信Eb/Io比較部55と、受信
Eb/Io比較部55bにおける比較結果に基づいて、
移動端末10からBTS20aに対する送信電力を制御
するためのTPCビットパターンを生成し、出力する制
御信号生成部56とから構成されている。
5aは図2に示すように、無線部24aにてデジタル信
号に変換された上り信号が入力され、入力された信号の
復調及び判定を行い、それによりユーザデータを再生す
る受信部51と、受信部51にて再生されたユーザデー
タの誤りをブロック単位で検出する誤り検出部52と、
無線部24aにてデジタル信号に変換された上り信号が
入力され、入力された上り信号から受信Eb/Ioを検
出する受信Eb/Io検出部53と、制御部26にて設
定された目標Eb/Ioを記憶する記憶部54と、受信
Eb/Io検出部53にて検出された受信Eb/Ioと
記憶部54に記憶された目標Eb/Ioとを比較する第
3の比較手段である受信Eb/Io比較部55と、受信
Eb/Io比較部55bにおける比較結果に基づいて、
移動端末10からBTS20aに対する送信電力を制御
するためのTPCビットパターンを生成し、出力する制
御信号生成部56とから構成されている。
【0059】また、本形態における制御部26aは図2
に示すように、受信Eb/Io検出部53にて検出され
た受信Eb/Ioを予め決められた所定値と比較する第
1の比較手段である受信Eb/Io比較部61と、誤り
検出部52にて検出された誤りと受信Eb/Io比較部
61における比較結果とが入力され、受信Eb/Io比
較部61における比較結果において、受信Eb/Io検
出部53にて検出された受信Eb/Ioが所定値以上で
あった場合、予め決められた受信Eb/Ioの第1の基
準レベル以上におけるユーザデータの全体のブロック数
に対する誤りブロックの数の割合で示されるフレームエ
ラー率(以下、FERを称する)を計測し、受信Eb/
Io検出部53にて検出された受信Eb/Ioが所定値
未満であった場合、第1の基準レベルよりも小さな第2
の基準レベル以下におけるFERを計測するFER計測
部62と、FER計測部62にて計測されたFERを予
め決められたFER基準値と比較する第2の比較手段で
ある比較部63と、比較部63における比較結果に基づ
いて新たな目標Eb/Ioを設定する目標Eb/Io設
定部64とから構成されている。
に示すように、受信Eb/Io検出部53にて検出され
た受信Eb/Ioを予め決められた所定値と比較する第
1の比較手段である受信Eb/Io比較部61と、誤り
検出部52にて検出された誤りと受信Eb/Io比較部
61における比較結果とが入力され、受信Eb/Io比
較部61における比較結果において、受信Eb/Io検
出部53にて検出された受信Eb/Ioが所定値以上で
あった場合、予め決められた受信Eb/Ioの第1の基
準レベル以上におけるユーザデータの全体のブロック数
に対する誤りブロックの数の割合で示されるフレームエ
ラー率(以下、FERを称する)を計測し、受信Eb/
Io検出部53にて検出された受信Eb/Ioが所定値
未満であった場合、第1の基準レベルよりも小さな第2
の基準レベル以下におけるFERを計測するFER計測
部62と、FER計測部62にて計測されたFERを予
め決められたFER基準値と比較する第2の比較手段で
ある比較部63と、比較部63における比較結果に基づ
いて新たな目標Eb/Ioを設定する目標Eb/Io設
定部64とから構成されている。
【0060】以下に、上記のように構成されたCDMA
移動通信システムにおける送信電力制御方法について説
明する。
移動通信システムにおける送信電力制御方法について説
明する。
【0061】図3は、図1及び図2に示したCDMA移
動通信システムにおける送信電力制御方法を説明するた
めの図である。
動通信システムにおける送信電力制御方法を説明するた
めの図である。
【0062】なお、本形態においては、図1に示したダ
イバーシティハンドオフ状態で移動端末10がBTS2
0aからBTS20bの方向に移動する場合を考える。
この時、移動端末10はBTS20a,20bの両方と
通信を行っている。
イバーシティハンドオフ状態で移動端末10がBTS2
0aからBTS20bの方向に移動する場合を考える。
この時、移動端末10はBTS20a,20bの両方と
通信を行っている。
【0063】BTS20a,20bのアンテナ部21
a,21bにおいて移動端末10から送信された信号が
受信されると、まず、BTS20a,20b内の送受信
増幅部22a,22bにおいて、アンテナ部21a,2
1bにて受信された受信信号が増幅され、その後、無線
部24a,24bにおいて、送受信増幅部22a,22
bにて増幅された受信信号がデジタル信号に変換され
る。
a,21bにおいて移動端末10から送信された信号が
受信されると、まず、BTS20a,20b内の送受信
増幅部22a,22bにおいて、アンテナ部21a,2
1bにて受信された受信信号が増幅され、その後、無線
部24a,24bにおいて、送受信増幅部22a,22
bにて増幅された受信信号がデジタル信号に変換され
る。
【0064】次に、無線部24a,24bにてデジタル
信号に変換された受信信号が、ベースバンド信号処理部
25a,25b内に設けられた受信部51に入力され、
受信部51において、入力された受信信号の復調及び判
定が行われ、それによりユーザデータが再生される。
信号に変換された受信信号が、ベースバンド信号処理部
25a,25b内に設けられた受信部51に入力され、
受信部51において、入力された受信信号の復調及び判
定が行われ、それによりユーザデータが再生される。
【0065】同時に、無線部24a,24bにてデジタ
ル信号に変換された受信信号が、ベースバンド信号処理
部25a,25b内に設けられた受信Eb/Ib検出部
53に入力され、受信Eb/Io検出部53において、
無線部24a,24bにてデジタル信号に変換された受
信信号の受信Eb/Ioが検出される(ステップS
1)。
ル信号に変換された受信信号が、ベースバンド信号処理
部25a,25b内に設けられた受信Eb/Ib検出部
53に入力され、受信Eb/Io検出部53において、
無線部24a,24bにてデジタル信号に変換された受
信信号の受信Eb/Ioが検出される(ステップS
1)。
【0066】また、受信部51にて再生されたユーザデ
ータは誤り検出部52に入力され、誤り検出部52にお
いて、再生されたユーザデータ内の誤りがブロック単位
で検出される(ステップS2)。これは、送信側におい
て送信されるユーザデータから導出されたCRC符号を
送信信号と同時に伝送し、再生されたユーザデータから
再度導かれたCRC符号と再生されたCRC符号とを比
較することで実行することができる。この原理は、非常
によく知られた技術である。
ータは誤り検出部52に入力され、誤り検出部52にお
いて、再生されたユーザデータ内の誤りがブロック単位
で検出される(ステップS2)。これは、送信側におい
て送信されるユーザデータから導出されたCRC符号を
送信信号と同時に伝送し、再生されたユーザデータから
再度導かれたCRC符号と再生されたCRC符号とを比
較することで実行することができる。この原理は、非常
によく知られた技術である。
【0067】次に、誤り検出部52にて検出された誤り
情報が制御部26a,26b内のFER計測部62に転
送される。この制御部26a,26bは、通常、基地局
制御のソフトウェア上に実現される。
情報が制御部26a,26b内のFER計測部62に転
送される。この制御部26a,26bは、通常、基地局
制御のソフトウェア上に実現される。
【0068】また、受信Eb/Io検出部53にて検出
された受信Eb/Ioは制御部26a,26b内の受信
Eb/Io比較部61に転送される。
された受信Eb/Ioは制御部26a,26b内の受信
Eb/Io比較部61に転送される。
【0069】すると、制御部26a,26b内の受信E
b/Io比較部61において、受信Eb/Io検出部5
3にて検出された受信Eb/Ioが、予め決められた所
定値と比較され(ステップS3)、比較結果がFER計
測部62に送られる。
b/Io比較部61において、受信Eb/Io検出部5
3にて検出された受信Eb/Ioが、予め決められた所
定値と比較され(ステップS3)、比較結果がFER計
測部62に送られる。
【0070】ステップS3における比較結果において、
受信Eb/Io検出部53にて検出された受信Eb/I
oが所定値以上であった場合、FER計測部62におい
て、予め決められた受信Eb/Ioの第1の基準レベル
以上におけるFERが計測される(ステップS4)。
受信Eb/Io検出部53にて検出された受信Eb/I
oが所定値以上であった場合、FER計測部62におい
て、予め決められた受信Eb/Ioの第1の基準レベル
以上におけるFERが計測される(ステップS4)。
【0071】また、ステップS3における比較結果にお
いて、受信Eb/Io検出部53にて検出された受信E
b/Ioが所定値未満であった場合、FER計測部62
において、第1の基準レベルよりも小さな第2の基準レ
ベル以下におけるFERが計測される(ステップS
5)。
いて、受信Eb/Io検出部53にて検出された受信E
b/Ioが所定値未満であった場合、FER計測部62
において、第1の基準レベルよりも小さな第2の基準レ
ベル以下におけるFERが計測される(ステップS
5)。
【0072】ステップS4における処理が行われた後、
比較部63において、FER計測部62にて計測された
FERが予め決められたFER基準値と比較され(ステ
ップS6)、FER計測部62にて計測されたFERが
FER基準値未満であった場合、目標Eb/Io設定部
64において、目標Eb/Ioが大きくなるように設定
され(ステップS7)、ベースバンド信号処理部25
a,25b内の記憶部54に格納される。
比較部63において、FER計測部62にて計測された
FERが予め決められたFER基準値と比較され(ステ
ップS6)、FER計測部62にて計測されたFERが
FER基準値未満であった場合、目標Eb/Io設定部
64において、目標Eb/Ioが大きくなるように設定
され(ステップS7)、ベースバンド信号処理部25
a,25b内の記憶部54に格納される。
【0073】また、ステップS5における処理が行われ
た後、比較部63において、FER計測部62にて計測
されたFERが予め決められたFER基準値と比較され
(ステップS8)、FER計測部62にて計測されたF
ERがFER基準値以上であった場合、目標Eb/Io
設定部64において、目標Eb/Ioが小さくなるよう
に設定され(ステップS9)、ベースバンド信号処理部
25a,25b内の記憶部54に格納される。
た後、比較部63において、FER計測部62にて計測
されたFERが予め決められたFER基準値と比較され
(ステップS8)、FER計測部62にて計測されたF
ERがFER基準値以上であった場合、目標Eb/Io
設定部64において、目標Eb/Ioが小さくなるよう
に設定され(ステップS9)、ベースバンド信号処理部
25a,25b内の記憶部54に格納される。
【0074】ステップS6における比較結果においてF
ER計測部62にて計測されたFERがFER基準値以
上であった場合や、ステップS8における比較結果にお
いてFER計測部62にて計測されたFERがFER基
準値未満であった場合や、ステップS7あるいはステッ
プS9における処理終了後、受信Eb/Io比較部55
において、受信Eb/Io検出部53にて検出された受
信Eb/Ioと記憶部54に格納された目標Eb/Io
とが比較される(ステップS10)。
ER計測部62にて計測されたFERがFER基準値以
上であった場合や、ステップS8における比較結果にお
いてFER計測部62にて計測されたFERがFER基
準値未満であった場合や、ステップS7あるいはステッ
プS9における処理終了後、受信Eb/Io比較部55
において、受信Eb/Io検出部53にて検出された受
信Eb/Ioと記憶部54に格納された目標Eb/Io
とが比較される(ステップS10)。
【0075】次に、制御信号生成部56において、受信
Eb/Io比較部55における比較結果に基づいて、移
動端末10における送信電力を制御するためのTPCビ
ットパターンが生成される(ステップS11)。ここ
で、TPCビットパターンにおいては、受信Eb/Io
検出部53にて検出された受信Eb/Ioが、記憶部5
4に格納された目標Eb/Ioよりも小さな場合は、移
動端末10における送信電力を上げるように制御するも
のであり、受信Eb/Io検出部53にて検出された受
信Eb/Ioが、記憶部54に格納された目標Eb/I
oよりも大きな場合は、移動端末10における送信電力
を下げるように制御するものである。
Eb/Io比較部55における比較結果に基づいて、移
動端末10における送信電力を制御するためのTPCビ
ットパターンが生成される(ステップS11)。ここ
で、TPCビットパターンにおいては、受信Eb/Io
検出部53にて検出された受信Eb/Ioが、記憶部5
4に格納された目標Eb/Ioよりも小さな場合は、移
動端末10における送信電力を上げるように制御するも
のであり、受信Eb/Io検出部53にて検出された受
信Eb/Ioが、記憶部54に格納された目標Eb/I
oよりも大きな場合は、移動端末10における送信電力
を下げるように制御するものである。
【0076】その後、ステップS11にて生成されたT
PCビットパターンが下りのユーザ信号に多重され、送
受信増幅部22a,22b及びアンテナ部21a,21
bを介して移動端末10に対して送信される(ステップ
S12)。
PCビットパターンが下りのユーザ信号に多重され、送
受信増幅部22a,22b及びアンテナ部21a,21
bを介して移動端末10に対して送信される(ステップ
S12)。
【0077】BTS20a,20bから送信されたTP
Cビットパターンが移動端末10にて受信されると、移
動端末10において、BTS20a,20bから送信さ
れたTPCビットパターンに基づいてBTS20a,2
0bに対する送信電力が制御される(ステップS1
3)。
Cビットパターンが移動端末10にて受信されると、移
動端末10において、BTS20a,20bから送信さ
れたTPCビットパターンに基づいてBTS20a,2
0bに対する送信電力が制御される(ステップS1
3)。
【0078】なお、本形態においては、BTS20a,
20bにおける受信品質を、再生されたユーザデータの
全体のブロック数に対する誤りブロックの数の割合で示
されるフレームエラー率によって検出したが、本発明は
これに限らず、再生されたユーザデータのBTS20
a,20bにおける受信品質を、ある一定時間にわたっ
て観測するものであればよい。
20bにおける受信品質を、再生されたユーザデータの
全体のブロック数に対する誤りブロックの数の割合で示
されるフレームエラー率によって検出したが、本発明は
これに限らず、再生されたユーザデータのBTS20
a,20bにおける受信品質を、ある一定時間にわたっ
て観測するものであればよい。
【0079】また、BTS20a,20bにおける瞬時
の受信品質を、受信信号のEb/Ioとしたが、BTS
20a,20bにおける瞬時の受信品質を得ることがで
きるものであればこれに限らない。
の受信品質を、受信信号のEb/Ioとしたが、BTS
20a,20bにおける瞬時の受信品質を得ることがで
きるものであればこれに限らない。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
移動端末から送信された信号の受信品質が所定値以上で
あり、かつ、移動端末から送信された信号の受信品質の
予め決められた第1の基準レベル以上におけるフレーム
エラー率が予め決められた基準値未満である場合のみ、
目標となる受信品質が大きくなるように設定されるの
で、DHO状態の移動端末においては、送信電力が不要
に高くなるように制御されることがなくなり、それによ
り、無線基地局装置から遠い位置に存在する移動端末か
ら送信された信号が他の移動端末に対して干渉を与えて
しまうことを防ぐことができ、また、無線基地局装置と
基地局制御装置との間には余分な伝送路容量が不要とな
る。
移動端末から送信された信号の受信品質が所定値以上で
あり、かつ、移動端末から送信された信号の受信品質の
予め決められた第1の基準レベル以上におけるフレーム
エラー率が予め決められた基準値未満である場合のみ、
目標となる受信品質が大きくなるように設定されるの
で、DHO状態の移動端末においては、送信電力が不要
に高くなるように制御されることがなくなり、それによ
り、無線基地局装置から遠い位置に存在する移動端末か
ら送信された信号が他の移動端末に対して干渉を与えて
しまうことを防ぐことができ、また、無線基地局装置と
基地局制御装置との間には余分な伝送路容量が不要とな
る。
【0081】また、移動端末から送信された信号の受信
品質が所定値未満であり、かつ、移動端末から送信され
た信号の受信品質の第1の基準レベルよりも小さな第2
の基準レベル以下のフレームエラー率が予め決められた
基準値以上である場合のみ、目標となる瞬時の受信品質
が小さくなるように設定されるので、目標となる瞬時の
受信品質が必要最低限のレベルに設定され、それによ
り、上記同様の効果を奏する。
品質が所定値未満であり、かつ、移動端末から送信され
た信号の受信品質の第1の基準レベルよりも小さな第2
の基準レベル以下のフレームエラー率が予め決められた
基準値以上である場合のみ、目標となる瞬時の受信品質
が小さくなるように設定されるので、目標となる瞬時の
受信品質が必要最低限のレベルに設定され、それによ
り、上記同様の効果を奏する。
【図1】本発明のCDMA移動通信システムの実施の一
形態を示すブロック図である。
形態を示すブロック図である。
【図2】図1に示したベースバンド信号処理部及び制御
部の構成の一部を示すブロック図である。
部の構成の一部を示すブロック図である。
【図3】図1及び図2に示したCDMA移動通信システ
ムにおける送信電力制御方法を説明するための図であ
る。
ムにおける送信電力制御方法を説明するための図であ
る。
【図4】従来のCDMA移動通信システムの一構成例を
示す図である。
示す図である。
【図5】図4に示したCDMA移動通信システムにおけ
るBTS及びBSCの構成を示す図である。
るBTS及びBSCの構成を示す図である。
10 移動端末 20a,20b BTS 21a,21b アンテナ部 22a,22b 送受信増幅部 24a,24b 無線部 25a,25b ベースバンド信号処理部 26a,26b 制御部 27a,27b,31a,31b ハイウェイインタ
フェース 30 BSC 32 ATMスイッチ 33 合成器 40 MSC 51 受信部 52 誤り検出部 53 受信Eb/Io検出部 54 記憶部 55,61 受信Eb/Io比較部 56 制御信号生成部 62 FER計測部 63 比較部 64 目標Eb/Io設定部
フェース 30 BSC 32 ATMスイッチ 33 合成器 40 MSC 51 受信部 52 誤り検出部 53 受信Eb/Io検出部 54 記憶部 55,61 受信Eb/Io比較部 56 制御信号生成部 62 FER計測部 63 比較部 64 目標Eb/Io設定部
Claims (22)
- 【請求項1】 移動端末と無線回線を介して接続され、
該移動端末との間で通信動作を行う複数の無線基地局装
置と、前記移動端末と前記無線基地局装置との通信動作
の切り替えを行う基地局制御装置とを少なくとも有し、
前記移動端末における送信電力が前記無線基地局装置に
より制御されるCDMA移動通信システムにおいて、 前記無線基地局装置は、 前記移動端末から送信された信号の受信品質を検出する
検出手段と、 該検出手段にて検出された受信品質を予め決められた所
定値と比較する第1の比較手段と、 該第1の比較手段における比較結果において前記検出手
段にて検出された受信品質が所定値以上であった場合、
前記移動端末から送信された信号の受信品質の予め決め
られた第1の基準レベル以上におけるフレームエラー率
を計測する計測手段と、 該計測手段にて計測されたフレームエラー率を予め決め
られた基準値と比較する第2の比較手段と、 該第2の比較手段における比較結果に基づいて、目標と
なる受信品質を設定する設定手段と、 前記検出手段にて検出された受信品質と前記設定手段に
て設定された目標となる受信品質とを比較する第3の比
較手段と、 該第3の比較手段における比較結果に基づいて、前記移
動端末における送信電力を制御するための制御信号を生
成して出力する制御信号生成手段とを有することを特徴
とするCDMA移動通信システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載のCDMA移動通信シス
テムにおいて、 前記計測手段は、前記第1の比較手段における比較結果
において前記検出手段にて検出された受信品質が所定値
未満であった場合、前記移動端末から送信された信号の
受信品質の前記第1の基準レベルよりも小さな第2の基
準レベル以下のフレームエラー率を計測することを特徴
とするCDMA移動通信システム。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のCDM
A移動通信システムにおいて、 前記設定手段は、前記第1の比較手段における比較結果
において前記検出手段にて検出された受信品質が所定値
以上であり、かつ、前記第2の比較手段における比較結
果において前記計測手段にて計測されたフレームエラー
率が前記基準値未満であった場合、前記目標となる受信
品質が大きくなるように制御することを特徴とするCD
MA移動通信システム。 - 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載のCDM
A移動通信システムにおいて、 前記設定手段は、前記第1の比較手段における比較結果
において前記検出手段にて検出された受信品質が所定値
未満であり、かつ、前記第2の比較手段における比較結
果において前記計測手段にて計測されたフレームエラー
率が前記基準値以上であった場合、前記目標となる受信
品質が小さくなるように制御することを特徴とするCD
MA移動通信システム。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
CDMA移動通信システムにおいて、 前記設定手段にて設定された目標となる受信品質を格納
する記憶手段を有し、 前記第3の比較手段は、前記検出手段にて検出された受
信品質と前記記憶手段に格納された目標となる受信品質
とを比較することを特徴とするCDMA移動通信システ
ム。 - 【請求項6】 移動端末と無線回線を介して接続され、
該移動端末との間で通信動作を行う複数の無線基地局装
置と、前記移動端末と前記無線基地局装置との通信動作
の切り替えを行う基地局制御装置とを少なくとも有し、
前記移動端末における送信電力が前記無線基地局装置に
より制御されるCDMA移動通信システムにおいて、 前記無線基地局装置は、 前記移動端末から送信された信号の受信波電力の干渉波
電力に対する比率を検出する検出手段と、 該検出手段にて検出された受信波電力の干渉波電力に対
する比率を予め決められた所定値と比較する第1の比較
手段と、 該第1の比較手段における比較結果において前記検出手
段にて検出された受信波電力の干渉波電力に対する比率
が所定値以上であった場合、前記移動端末から送信され
た信号の受信波電力の干渉波電力に対する比率の予め決
められた第1の基準レベル以上におけるフレームエラー
率を計測する計測手段と、 該計測手段にて計測されたフレームエラー率を予め決め
られた基準値と比較する第2の比較手段と、 該第2の比較手段における比較結果に基づいて、目標と
なる受信波電力の干渉波電力に対する比率を設定する設
定手段と、 前記検出手段にて検出された受信波電力の干渉波電力に
対する比率と前記設定手段にて設定された目標となる受
信波電力の干渉波電力に対する比率とを比較する第3の
比較手段と、 該第3の比較手段における比較結果に基づいて、前記移
動端末における送信電力を制御するための制御信号を生
成して出力する制御信号生成手段とを有することを特徴
とするCDMA移動通信システム。 - 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載のCDM
A移動通信システムにおいて、 前記計測手段は、前記第1の比較手段における比較結果
において前記検出手段にて検出された受信波電力の干渉
波電力に対する比率が所定値未満であった場合、前記移
動端末から送信された信号の受信波電力の干渉波電力に
対する比率の第1の基準レベルよりも小さな第2の基準
レベル以下のフレームエラー率を計測することを特徴と
するCDMA移動通信システム。 - 【請求項8】 請求項7に記載のCDMA移動通信シス
テムにおいて、 前記設定手段は、前記第1の比較手段における比較結果
において前記検出手段にて検出された受信波電力の干渉
波電力に対する比率が所定値以上であり、かつ、前記第
2の比較手段における比較結果において前記計測手段に
て計測されたフレームエラー率が前記基準値未満であっ
た場合、現在の目標となる受信波電力の干渉波電力に対
する比率よりも大きな比率を目標となる受信波電力の干
渉波電力に対する比率として設定することを特徴とする
CDMA移動通信システム。 - 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載のCDM
A移動通信システムにおいて、 前記設定手段は、前記第1の比較手段における比較結果
において前記検出手段にて検出された受信波電力の干渉
波電力に対する比率が所定値未満であり、かつ、前記第
2の比較手段における比較結果において前記計測手段に
て計測されたフレームエラー率が前記基準値以上であっ
た場合、現在の目標となる受信波電力の干渉波電力に対
する比率よりも小さな比率を目標となる受信波電力の干
渉波電力に対する比率として設定することを特徴とする
CDMA移動通信システム。 - 【請求項10】 請求項6乃至9のいずれか1項に記載
のCDMA移動通信システムにおいて、 前記制御信号生成手段は、前記第3の比較手段における
比較結果において、前記検出手段にて検出された受信波
電力の干渉波電力に対する比率が前記設定手段にて設定
された目標となる受信波電力の干渉波電力に対する比率
よりも小さな場合、前記移動端末における送信電力を上
げるように制御する制御信号を生成し、前記検出手段に
て検出された受信波電力の干渉波電力に対する比率が前
記設定手段にて設定された目標となる受信波電力の干渉
波電力に対する比率よりも大きな場合、前記移動端末に
おける送信電力を下げるように制御する制御信号を生成
することを特徴とするCDMA移動通信システム。 - 【請求項11】 請求項6乃至10のいずれか1項に記
載のCDMA移動通信システムにおいて、 前記設定手段にて設定された目標となる受信波電力の干
渉波電力に対する比率を格納する記憶手段を有し、 前記第3の比較手段は、前記検出手段にて検出された受
信波電力の干渉波電力に対する比率と前記記憶手段に格
納された目標となる受信波電力の干渉波電力に対する比
率とを比較することを特徴とするCDMA移動通信シス
テム。 - 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか1項に記
載のCDMA移動通信システムにおいて、 前記制御信号は、TPCビットパターンを用いて出力さ
れることを特徴とするCDMA移動通信システム。 - 【請求項13】 移動端末と無線回線を介して接続さ
れ、該移動端末との間で通信動作を行う複数の無線基地
局装置と、前記移動端末と前記無線基地局装置との通信
動作の切り替えを行う基地局制御装置とを少なくとも有
してなるCDMA移動通信システムにて前記移動端末に
おける送信電力を前記無線基地局装置により制御するC
DMA移動通信システムにおける送信電力制御方法にお
いて、 前記移動端末から送信された信号の受信品質を検出し、 検出された受信品質を予め決められた所定値と比較し、 該比較結果において、検出された受信品質が所定値以上
であった場合、前記移動端末から送信された信号の受信
品質の予め決められた第1の基準レベル以上におけるフ
レームエラー率を計測し、 計測されたフレームエラー率を予め決められた基準値と
比較し、 該比較結果に基づいて、目標となる受信品質を設定し、 検出された受信品質と設定された目標となる瞬時の受信
品質とを比較し、 該比較結果に基づいて、前記移動端末における送信電力
を制御するための制御信号を生成して出力することを特
徴とするCDMA移動通信システムにおける送信電力制
御方法。 - 【請求項14】 請求項13に記載のCDMA移動通信
システムにおける送信電力制御方法において、 検出された受信品質が所定値未満であった場合、前記移
動端末から送信された信号の受信品質の前記第1の基準
レベルよりも小さな第2の基準レベル以下のフレームエ
ラー率を計測することを特徴とするCDMA移動通信シ
ステムにおける送信電力制御方法。 - 【請求項15】 請求項13または請求項14に記載の
CDMA移動通信システムにおける送信電力制御方法に
おいて、 検出された受信品質が所定値以上であり、かつ、計測さ
れたフレームエラー率が前記基準値未満であった場合、
前記目標となる受信品質が大きくなるように制御するこ
とを特徴とするCDMA移動通信システムにおける送信
電力制御方法。 - 【請求項16】 請求項14または請求項15に記載の
CDMA移動通信システムにおける送信電力制御方法に
おいて、 検出された受信品質が所定値未満であり、かつ、計測さ
れたフレームエラー率が前記基準値以上であった場合、
前記目標となる受信品質が小さくなるように制御するこ
とを特徴とするCDMA移動通信システムにおける送信
電力制御方法。 - 【請求項17】 移動端末と無線回線を介して接続さ
れ、該移動端末との間で通信動作を行う複数の無線基地
局装置と、前記移動端末と前記無線基地局装置との通信
動作の切り替えを行う基地局制御装置とを少なくとも有
してなるCDMA移動通信システムにて前記移動端末に
おける送信電力を前記無線基地局装置により制御するC
DMA移動通信システムにおける送信電力制御方法にお
いて、 前記移動端末から送信された信号の受信波電力の干渉波
電力に対する比率を検出し、 検出された受信波電力の干渉波電力に対する比率を予め
決められた所定値と比較し、 該比較結果において検出された受信波電力の干渉波電力
に対する比率が所定値以上であった場合、前記移動端末
から送信された信号の受信波電力の干渉波電力に対する
比率の予め決められた第1の基準レベル以上におけるフ
レームエラー率を計測し、 計測されたフレームエラー率を予め決められた基準値と
比較し、 該比較結果に基づいて、目標となる受信波電力の干渉波
電力に対する比率を設定し、 検出された受信波電力の干渉波電力に対する比率と設定
された目標となる受信波電力の干渉波電力に対する比率
とを比較し、 該比較結果に基づいて、前記移動端末における送信電力
を制御するための制御信号を生成して出力することを特
徴とするCDMA移動通信システムにおける送信電力制
御方法。 - 【請求項18】 請求項17に記載のCDMA移動通信
システムにおける送信電力制御方法において、 検出された受信波電力の干渉波電力に対する比率が所定
値未満であった場合、前記移動端末から送信された信号
の受信波電力の干渉波電力に対する比率の第1の基準レ
ベルよりも小さな第2の基準レベル以下のフレームエラ
ー率を計測することを特徴とするCDMA移動通信シス
テムにおける送信電力制御方法。 - 【請求項19】 請求項17または請求項18に記載の
CDMA移動通信システムにおける送信電力制御方法に
おいて、 検出された受信波電力の干渉波電力に対する比率が所定
値以上であり、かつ、計測されたフレームエラー率が前
記基準値未満であった場合、現在の目標となる受信波電
力の干渉波電力に対する比率よりも大きな比率を目標と
なる受信波電力の干渉波電力に対する比率として設定す
ることを特徴とするCDMA移動通信システムにおける
送信電力制御方法。 - 【請求項20】 請求項18または請求項19に記載の
CDMA移動通信システムにおける送信電力制御方法に
おいて、 検出された受信波電力の干渉波電力に対する比率が所定
値未満であり、かつ、計測されたフレームエラー率が前
記基準値以上であった場合、現在の目標となる受信波電
力の干渉波電力に対する比率よりも小さな比率を目標と
なる受信波電力の干渉波電力に対する比率として設定す
ることを特徴とするCDMA移動通信システムにおける
送信電力制御方法。 - 【請求項21】 請求項17乃至20のいずれか1項に
記載のCDMA移動通信システムにおける送信電力制御
方法において、 検出された受信波電力の干渉波電力に対する比率が、設
定された目標となる受信波電力の干渉波電力に対する比
率よりも小さな場合、前記移動端末における送信電力を
上げるように制御する制御信号を生成し、検出された受
信波電力の干渉波電力に対する比率が、設定された目標
となる受信波電力の干渉波電力に対する比率よりも大き
な場合、前記移動端末における送信電力を下げるように
制御する制御信号を生成することを特徴とするCDMA
移動通信システムにおける送信電力制御方法。 - 【請求項22】 請求項13乃至21のいずれか1項に
記載のCDMA移動通信システムにおける送信電力制御
方法において、 前記制御信号は、TPCビットパターンを用いて出力す
ることを特徴とするCDMA移動通信システムにおける
送信電力制御方法。
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