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JPH11340790A - ミキシング装置 - Google Patents

ミキシング装置

Info

Publication number
JPH11340790A
JPH11340790A JP14153998A JP14153998A JPH11340790A JP H11340790 A JPH11340790 A JP H11340790A JP 14153998 A JP14153998 A JP 14153998A JP 14153998 A JP14153998 A JP 14153998A JP H11340790 A JPH11340790 A JP H11340790A
Authority
JP
Japan
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output
adder
quantizer
coefficient
input
Prior art date
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Pending
Application number
JP14153998A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Iwata
和也 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP14153998A priority Critical patent/JPH11340790A/ja
Publication of JPH11340790A publication Critical patent/JPH11340790A/ja
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1ビット信号をマルチビットの信号に変換せ
ずに音量制御を行うことができるミキシング装置を提供
する。 【解決手段】 音量制御(振幅値を増減)の増幅または減
衰係数値に反比例して量子化値の大きさを変化させる2
値(1ビット)の量子化器104と、量子化器104の出
力と入力との差を算出する第1の加算器105と、第1
の加算器105の出力をフィルタリングするフィルタ1
06と、入力信号とフィルタ106の出力との差を算出
する第2の加算器103と、前記増幅または減衰係数値
に比例して量子化器104の量子化値の大きさを正規化
する正規化器107を備え、量子化器104は第2の加
算器103の出力を入力とするようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミキシング装置、特
に1ビット(2値)のディジタル信号に変換された音楽信
号の信号処理に係わり、音量を増減するアッテネーショ
ン、複数の信号の加減算、周波数特性を制御するイコラ
イザー及び残響を付加するエコーを行うミキシング装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばプリアンプやミキシング装置のマ
スタボリュームにディジタル減衰器を利用すると、常に
安定した音量調整特性が得られ、また、抵抗体減衰器を
用いた場合のように経時的な音質変化や劣化が生じない
という利点が存在することが知られている。このような
ディジタル減衰器としては、例えば特開平8−3308
69号公報に記載されているようなディジタルアッテネ
ータがあった。
【0003】以下、従来のディジタルアッテネータにつ
いて図面を参照しながら説明する。
【0004】図12はディジタル減衰器を利用した従来
の音量調整回路の構成を示すブロック図である。図12
において、1201はディジタル減衰器、1202はD
/A変換器、1203はアナログローパスフィルタ(以
下アナログLPFという)である。
【0005】必要に応じて適宜の倍率でオーバーサンプ
リングされたnビット長の入力ディジタルオーディオデ
ータDATAINをディジタル減衰器1201に入力す
る。このディジタル減衰器1201には、図示していな
いコントローラからユーザの音量減少、増大操作に従い
大小変化する減衰量データが与えられ、入力ディジタル
オーディオデータDATAINに減衰量データを乗じ、
結果を(n+m)ビット長のディジタルデータDATA
INとして出力する。なお、この減衰量データは1〜0
の範囲の値をとり、音量最大時、減衰量データは0dB
=1となり、音量最小時、減衰量データは−∞dB=零
となる。このような音量調整後のディジタルオーディオ
データをkビット長のD/A変換器1202でD/A変
換する場合、ディジタル減衰器1201の上位kビット
をディジタルオーディオデータDATAOUTとしてD
/A変換器1202に出力する。D/A変換器1202
はディジタルオーディオデータDATAOUTをD/A
変換し、出力をアナログLPF1203に通して、スム
ージングや折り返し雑音の除去などを行わせ、出力させ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構成では、次のような問題点がある。
【0007】(1)入力ディジタルオーディオデータD
ATAINの値が同じであってもディジタル減衰器12
01での減衰量が大きくなると、ディジタル減衰器12
01の出力は下位ビット側にシフトする。音量が小さい
ときも高分解能でD/A変換するためにはD/A変換器
1202をk=(n+m)ビット長とすればよいが、内
部回路構成が複雑化し、調整も困難で高価な入手困難な
ものとなってしまう。このため、D/A変換器1202
には通常、(n+m)よりも遙かに短いビット長のもの
を用いている(図12はk=n=20、m=10の場合
を示す)。通常のリスニング状態では音量を絞って再生
することが多いので、ディジタル減衰器1201での減
衰量が大きくなったとき、LPF1203から出力され
る再生信号のダイナミックレンジは狭くなり、量子化誤
差の大きなオーディオ信号が出力されてしまう。
【0008】(2)音量調整は、入力データに減衰量デ
ータを乗算するだけであるため、ΔΣ変調型のA/D変
換器で変換されたビット長の小さい(例えば1ビット)デ
ィジタル信号の音量調整はそのままでは不可能であり、
音量調整するには一度マルチビットのディジタル信号に
変換した後アッテネートを行い再び1ビットのディジタ
ル信号に変換する必要があるため、変換の度に性能劣化
が生じる。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、処理により発生する量子化誤差成分の低減がで
きること、1ビットのディジタルデータであっても音量
調整できること、複数の1ビットのディジタルデータの
加減算ができること、1ビットのディジタルデータに対
して周波数特性の制御ができること、更に1ビットのデ
ィジタルデータに対して残響を付加することができるこ
と等の諸条件に対応すべく、音量制御係数値に反比例し
た量子化値を持つ1ビットの量子化器で入力信号を再量
子化し、再量子化した信号の量子化値を元の量子化値の
大きさに正規化することで、1ビット信号をマルチビッ
トの信号に変換せずに音量制御を可能とするミキシング
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のミキシング装置
は、音量制御の増幅または減衰係数値に反比例して量子
化値の大きさを変化させる2値(1ビット)の量子化器
と、量子化器の出力と入力との差を算出する第1の加算
器と、第1の加算器の出力をフィルタリングするフィル
タと、入力信号とフィルタの出力との差を算出する第2
の加算器と、増幅または減衰係数値に比例して量子化器
の量子化値の大きさを正規化する正規化器を備え、量子
化器は第2の加算器の出力を入力とするようにしたもの
である。
【0011】この発明によれば、1ビット信号をマルチ
ビットの信号に変換せずに音量制御を行なうことができ
るので、減衰量が大きい場合であっても、オーディオ信
号出力の量子化誤差が大きくなることはなく、また、ビ
ット変換による性能劣化が生じるおそれもない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0013】(実施の形態1)図1は本発明のミキシン
グ装置の実施の形態1における構成を示すブロック図で
あり、図2,図3,図4,図5及び図6は図1に示した
実施の形態1におけるミキシング装置の動作説明図であ
る。
【0014】図1において、101は入力端子、102
は入力端子、103は加算器、104は量子化器、10
5は加算器、106はフィルタ、107は正規化器、1
08は出力端子である。
【0015】図2において、201は入力端子、202
は入力端子、203は加算器、204は量子化器、20
5は加算器、206は遅延器、207は正規化器、20
8は出力端子である。
【0016】図3において、(a)はディジタル信号に変
換する前の元のアナログ信号波形、(b)は(a)の信号波
形の振幅を1/2に減衰させた時の信号波形、(c)は
(a)を1ビットのディジタル信号に変換した時の信号波
形で入力端子201に入力される信号波形、(d)は(c)
の振幅を1/2に減衰させた時の信号波形、(e)は量子
化器204の出力波形、(f)は正規化器207の出力波
形である。
【0017】図4において、(a)はディジタル信号に変
換する前の元のアナログ信号波形、(b)は(a)を1ビッ
トのディジタル信号に変換した時の信号波形、(c)は量
子化器204の出力波形、(d)は正規化器207の出力
波形、(e)は(a)の信号波形の振幅を1/2に減衰さ
せた時の信号波形である。
【0018】図5において、501は入力端子、502
は入力端子、503は加算器、504は量子化器、50
5は加算器、506は遅延器、507は正規化器、50
8は出力端子である。
【0019】図6において、(a)はディジタル信号に変
換する前の元のアナログ信号波形、(b)は(a)を1ビッ
トのディジタル信号に変換した時の信号波形、(c)は量
子化器504の出力波形、(d)は正規化器507の出力
波形、(e)は(a)の信号波形の振幅を2倍に増幅させた
時の信号波形である。
【0020】このように構成された実施の形態1のミキ
シング装置について、以下その動作を説明する。
【0021】まず、図1において、入力端子101を介
して、1ビットのディジタル信号が入力され、また、入
力端子102を介して、図示していないコントローラか
らユーザの音量減少、増大操作に従い大小変化する音量
制御の増幅または減衰係数値が入力される。この減衰係
数値は例えば、1〜0の範囲の値を取り、音量最大時、
減衰量データは0dB=1となり、音量最小時、減衰量
データは−∞dB=零となる。このように入力された信
号に応じて以下のように動作する。
【0022】量子化器104は1ビットの量子化器であ
り、その量子化値の大きさは、入力信号(1ビット)の量
子化値の大きさに音量制御の増幅または減衰係数値の逆
数を乗じた値に設定される。加算器105は量子化器1
04の入力と出力の差を算出する。そして、この出力は
フィルタ106を介して入力に帰還され、加算器103
にて入力信号との差を算出される。そして、加算器10
3の出力は量子化器104に入力される。このように全
体としてΔΣ変調器が構成され、入力信号は量子化器1
04で再量子化される。次に、正規化器107は量子化
器104の出力である再量子化されたデータの量子化値
の大きさに音量制御の増幅または減衰係数値を乗じるこ
とで、量子化値の大きさを正規化し(入力端子101か
らの入力信号の量子化値の大きさに正規化される)、出
力端子108を介して出力する。
【0023】続いて、図2,図3,図4,図5及び図6
を用いて、更に具体的な動作を説明する。図2に示す入
力端子201,202、加算器203,205、量子化
器204、正規化器207、出力端子208及び図5に
示す入力端子501,502、加算器503,505、
量子化器504、正規化器507、出力端子508は、
それぞれ図1に示す入力端子101,102、加算器1
03,105、量子化器104、正規化器107、出力
端子108と対応し、同じ動作を行う。そして、図2及
び図5に示すブロック図は、フィルタ106を遅延器2
06及び506(遅延時間は1サンプル周期)とすること
で1次のΔΣ変調器を構成している。
【0024】まず、図2,図3及び図4を用いて、入力
端子202から入力される減衰レベルが1/2(−6d
B)の場合を説明する。入力信号(1ビット)の量子化値
を(0,+1)とすれば、量子化器204の量子化値は入
力信号の量子化値(0,+1)に減衰係数値(1/2)の逆
数(2)を乗じたものであるから、(0,+2)となる。こ
のような構成で量子化値(0,+1)の1ビットの入力信
号は量子化値(0,+2)の1ビットの信号に再量子化さ
れる。次に、正規化器207は再量子化された信号の量
子化値(0,+2)に減衰係数値1/2を乗じることで、
量子化器204の量子化値を(0,+1)に正規化してい
る。
【0025】次に上記のような動作で、入力信号の音量
が1/2になることを説明する。図3(a)は1ビットの
入力信号に変換される前のアナログ信号波形である。図
3(b)は図3(a)の信号を1/2に減衰した時の信号波
形である。図3(c)は図3(a)をディジタル信号に変換
した1ビットのディジタル信号波形であり、入力端子2
01から入力される信号である。アナログ信号の振幅変
化はパルスの粗密で表現されている。このディジタル信
号をローパスフィルタで平滑すれば元のアナログ信号に
変換できる。図3(d)は図3(c)の振幅値を1/2に減
衰させた時の信号波形である。図3(c)と図3(d)はパ
ルスの粗密は同一で、振幅値が2対1の関係にある。そ
のため、図3(d)の信号をローパスフィルタで平滑する
と図3(b)の波形に等しくなる。つまり、1ビットディ
ジタル信号の振幅値を減衰レベルに応じて減衰させれば
音量を制御できる。しかし、この処理はディジタル信号
をアナログ信号として取り扱うことになり、ディジタル
信号の波形を劣化させずに処理するためには広帯域、高
S/N等の非常に高性能なアナログ回路を必要とし実用
的でない。
【0026】一方、図3(c)と図3(d)を面積で考える
と2対1となる。したがって、入力されたディジタル信
号の面積を減衰係数値に比例して変化させれば音量を制
御できることになる。すなわち、パルスの粗密状態を変
化させて、面積比が減衰レベルに比例するように入力信
号を再量子化することで音量制御が可能となる。この場
合、振幅値は一定であるため、得られる信号は1ビット
のディジタル信号である。
【0027】減衰係数値が1/2の場合、量子化器20
4の量子化値を(0,+2)とすれば、図3(c)の信号は
図3(e)の信号に変換される。図3(c)と図3(e)の2
波形の面積は同一である。このように変換された信号を
図3(f)に示すように正規化器207で量子化値が
(0,+1)になるように正規化を行うと、音量は1/2
となる。これは図3(e)と図3(f)の信号波形の面積比
が図3(c)と図3(d)の信号波形の面積比(2対1)と同
一になるためである。
【0028】以上の動作原理を図4を用いて更に説明す
る。図4(a)はディジタル信号に変換する前のアナログ
信号波形である。ここでは動作の理解を容易にするため
に信号を直流として取り扱う。図4(b)は、図4(a)を
1ビットの量子化器で量子化したときのディジタル信号
波形であり、入力端子201から入力される信号であ
る。ここでは理解し易くするため、変換した直流はフル
スケールの信号とする。その結果、変換されたディジタ
ル信号も+1の一定値となる。図4(c)は量子化器20
4の出力波形、図4(d)は正規化器207の出力波形、
図4(e)は図4(a)の振幅を1/2した信号波形であ
る。まず、入力端子202から入力される減衰係数が1
/2であるため量子化器204の量子化値は減衰係数の
逆数である(0,+2)となる。
【0029】これを加算器203、205、量子化器2
04及び遅延器206からなる1次のΔΣ変調器で量子
化すると図4(c)に示す量子化値が+2と0のパルスが
交互に現れる波形となる。したがって、図4(c)に示す
波形の平均値を考えると+1となり、図4(b)に示すも
のと同一になることがわかる。また、正規化器207
は、量子化器204の量子化値の大きさに減衰係数値
(1/2)を乗じた値に正規化するため、図4(d)に示す
ように量子化値が(0,+1)の波形となる。この信号を
平均化すると振幅値1/2の直流となり、図4(e)に示
す波形と同一となる。上記の構成により入力信号を減衰
できることがわかる。
【0030】次に、図5及び図6を用いて信号を増幅す
る(増幅係数値+2)処理動作について説明する。図6
(a)はディジタル信号に変換する前のアナログ信号波形
である。ここでは動作原理の理解を容易にするために信
号を直流とし、その振幅値をフルスケールの1/2とし
てて取り扱う。図6(b)は、図6(a)を1ビットの量子
化器で量子化したときのディジタル信号波形であり、入
力端子501から入力される信号である。アナログ信号
の振幅値はフルスケールの1/2であるため、変換され
たディジタル信号は+1と0のパルスが交互に現れる波
形となる(平均値は1/2)。図6(c)は量子化器504
の出力波形、図6(d)は正規化器507の出力波形、図
6(e)は図6(a)の振幅を2倍した信号波形である。ま
ず、入力端子502から入力される増幅係数が+2であ
るため量子化器504の量子化値は増幅係数の逆数であ
る(0,+1/2)となる。
【0031】これを加算器503,505、量子化器5
04及び遅延器506からなる1次のΔΣ変調器で量子
化すると図6(c)に示す波形となり、量子化値が+1/
2の波形となる。したがって、図6(c)に示す波形の平
均値を考えると+1/2となり、図6(b)に示すものと
同一になることがわかる。また、正規化器507は、量
子化器504の量子化値の大きさに増幅係数値を乗じた
値に正規化するため、図6(d)に示すように量子化値が
(0,+1)の波形となる。この信号を平均化すると振幅
値+1の直流となり、図6(e)に示す波形と同一とな
る。上記の構成により入力信号を増幅できることがわか
る。
【0032】以上のように本実施の形態によれば、入力
された1ビットディジタル信号を音量制御の増幅または
減衰係数値の逆数値を量子化値の大きさとする量子化器
で再量子化し、再び入力信号と同一の量子化値の大きさ
になるように正規化することで1ビットのディジタル信
号の音量を制御可能とすることができ、また、再量子化
する際に発生する量子化ノイズはΔΣ変調器で低減でき
る構成を有しているため、簡単な構成で音量制御が高精
度に実現できる。
【0033】なお、上記実施の形態1においては減衰係
数値を1/2として説明したが、減衰レベルが0.3の
ような整数分の1で表記できない場合は、その逆数が整
数になるように近似すればよく、また、増幅の場合係数
値の逆数は1以下になり、量子化器104の量子化値の
大きさが1以下となるが、これは演算の便宜上整数値に
なるように相対的に量子化値の大きさをスケーリングす
ればよく、さらに、増減衰量の変化ステップはこのミキ
シング装置を使用する機器の性能や減衰する信号の精度
に応じて決定されることは言うまでもない。
【0034】さらにまた、上記実施の形態1においては
1次のΔΣ変調器を例にとって説明したが、入力信号の
精度や減衰レベルに応じてΔΣ変調器の次数を変化させ
ても同等以上の性能が得られることは言うまでもない。
【0035】(実施の形態2)図7は本発明のミキシン
グ装置の実施の形態2における構成を示すブロック図で
ある。
【0036】図7において、701,702,703は
入力端子、704,705,706は音量制御器、70
7は加算器、708は量子化器、709は加算器、71
0はフィルタ、711は出力端子である。
【0037】このように構成された実施の形態2のミキ
シング装置について、以下その動作を説明する。
【0038】入力端子701,702,703から入力
される複数の入力信号は、図示していないコントローラ
からユーザの音量減少、増大操作に従い大小変化する音
量制御(振幅値を増減)の増幅または減衰係数値に基づ
き、各々音量制御器704,705,706で音量の増
減衰が施される。ここでは、音量制御器704,70
5,706は前記実施の形態1に例示した構成をとる。
このようにして音量調整された信号は加算器707で加
算される。ここで、入力信号の量子化値は(0,+1)で
あるため、加算した入力信号は(0〜+n)の量子化値を
とる。
【0039】一方、量子化器708の量子化値は、入力
信号(1ビット)の量子化値(0,+1)と同一である。そ
して、加算器709は量子化器708の入力と出力の差
を算出し、この出力はフィルタ710を介して入力に帰
還され、加算器707にて入力信号との差を算出され、
量子化器708に入力されるΔΣ変調器を構成してい
る。その結果、加算した入力信号は量子化器708で再
量子化され、量子化値(0,+1)のディジタル信号とし
て出力端子711を介して出力される。すなわち、加算
器707で加算された入力信号(n+1値:0〜+n)は
ΔΣ変調器により量子化値(0,+1)の1ビットのディ
ジタル信号に変換される。
【0040】以上のように本実施の形態によれば、複数
の入力信号を各々前記実施の形態1に示したミキシング
装置と同一の構成を持つ音量制御器で音量制御を行った
後、入力信号と同一の量子化値の大きさを持つ量子化器
で構成したΔΣ変調器で再量子化を行うことで複数信号
の加算が可能となり、また、再量子化する際に発生する
量子化ノイズはΔΣ変調器で低減できる構成を有してい
るため、簡単な構成で信号の加減算が高精度に実現でき
る。
【0041】なお、上記実施の形態2では複数の入力信
号の加算に関して説明したが、減算の場合にも適用で
き、この場合は、減算する信号を反転してから加算すれ
ばよいことは言うまでもない。
【0042】(実施の形態3)図8は本発明のミキシン
グ装置の実施の形態3における構成を示すブロック図で
ある。
【0043】図8において、801,802,803及
び804は入力端子、805,806及び807は音量
制御器、808は加算器、809は量子化器、810は
加算器、811はフィルタ、812は正規化器、813
は出力端子である。
【0044】このように構成された実施の形態3のミキ
シング装置について、以下その動作を説明する。
【0045】入力端子801,802,803から入力
される複数の入力信号は、図示していないコントローラ
からユーザの音量減少、増大操作に従い大小変化する音
量制御の増幅または減衰係数値に基づき、各々音量制御
器805,806,807で音量の増減衰が施される。
ここでは、音量制御器805,806、807は前記実
施の形態1に示した構成をとる。このようにして音量調
整された信号は加算器808で加算される。
【0046】一方、量子化器809の量子化値は、入力
信号(1ビット)の量子化値(0,+1)に入力端子804
から入力された値(例えばmとする)を乗じた量子化値
(0,+m)である。そして、加算器810は量子化器8
09の入力と出力の差を算出し、この出力はフィルタ8
11を介して入力に帰還され、加算器808にて入力信
号との差を算出され、量子化器809に入力されるΔΣ
変調器を構成している。その結果、加算した入力信号は
量子化器809で量子化値(0,+m)のディジタル信号
に再量子化される。正規化器812は量子化器809の
出力データの量子化値に入力端子804から入力された
値の逆数(1/m)を乗じることで、量子化値の大きさを
正規化し(入力端子801等からの入力信号の量子化値
(0,+1)に正規化される)、出力端子813を介して
出力する。
【0047】上記の構成において入力信号を各々音量制
御して重みづけを行った後加算し、ΔΣ変調器で入力信
号の量子化値に再量子化を行っている。ここで、入力信
号数をnとすれば、入力信号の量子化値は(0,+1)で
あるため、音量制御後の加算結果は、(0〜+n)の量子
化値をとる。そして、各信号が同相で加算されたり、音
量制御による重み付けの仕方により、加算結果が連続し
て最大値+n付近の値となる場合、加算結果を入力信号
の量子化値(0,+1)で再量子化を行うとオーバーフロ
ーが発生することがある。そこで、量子化器809の量
子化値を(0,+n)とすれば、加算結果の最大値をフル
スケールとして再量子化を行うためオーバーフローする
ことなく加算結果を量子化値(0,+n)の1ビット信号
に変換できる。しかし、加算結果が+nの最大値となる
のが数サンプル期間だけのような場合、フルスケール+
nで再量子化すると十分なダイナミックレンジを確保で
きない量子化ノイズ多い信号となる。そこで、量子化器
809の量子化値を入力端子804から入力する+m
(m=+1〜+n)の値により図示していないコントロー
ラによりユーザーが制御することで、ダイナミックレン
ジの劣化無しに加算結果を1ビットのディジタル信号に
再量子化できる。
【0048】以上のように本実施の形態によれば、複数
の入力信号を各々前記実施の形態1に例示したミキシン
グ装置と同一の構成を持つ音量制御器で音量制御を行っ
た後、加算し、多くとも入力信号の個数を入力信号の量
子化値に乗じた量子化値を持つ量子化器で構成したΔΣ
変調器で再量子化を行うことにより複数信号の加算を可
能とし、また、再量子化する際に発生する量子化ノイズ
はΔΣ変調器で低減できる構成を有しているので、簡単
な構成で信号の加減算が高精度に実現できる。
【0049】なお、上記実施の形態3では複数の入力信
号の加算に関して説明したが、減算の場合にも適用で
き、この場合は、減算する信号を反転してから加算すれ
ばよいことは言うまでもない。
【0050】(実施の形態4)図9は本発明のミキシン
グ装置の実施の形態4における構成を示すブロック図で
ある。
【0051】図9において、901は入力端子、90
2,903,907及び908は1サンプル時間の遅延
器、904,905,906,909及び910は係数
器、911は1ビットの量子化器、912及び914は
加算器、913はフィルタ、915は出力端子である。
【0052】このように構成された実施の形態4のミキ
シング装置について、以下その動作を説明する。
【0053】入力端子901を介して、1ビットのディ
ジタル信号が入力される。入力信号は従属接続された遅
延器902,903で各々1サンプルずつ遅延される。
次に、入力信号は係数器904で係数a0を、遅延器9
02で1サンプル遅延された入力信号は係数器905で
係数a1を、更に遅延器903で1サンプル遅延された
入力信号は係数器906で係数値a2を乗じられる。ま
た、出力信号は従属接続された遅延器907,908で
各々1サンプルずつ遅延される。そして、遅延器907
で1サンプル遅延された出力信号は係数器909で係数
値b1を、更に遅延器908で1サンプル遅延された出
力信号は係数器910で係数値b2を乗じられる。ここ
で、係数器904,905,906,909及び910
は前記実施の形態1に例示した構成を有し、増減衰の係
数値の代わりに例えば係数値a0等を入力したものであ
る。
【0054】一方、量子化器911の量子化値は、入力
信号(1ビット)の量子化値(0,+1)と同一である。そ
して、加算器912は量子化器911の入力と出力の差
を算出し、この出力はフィルタ913を介して入力に帰
還されて加算器914にて入力信号との差を算出され、
量子化器911に入力されるΔΣ変調器を構成してい
る。その結果、加算した入力信号は量子化器911で再
量子化され、量子化値(0,+1)のディジタル信号とし
て出力端子915を介して出力される。すなわち、加算
器914で加算された入力信号(6値:0〜+5)はΔΣ
変調器により量子化値(0,+1)の1ビットのディジタ
ル信号に変換される。
【0055】以上のように本実施の形態においては、上
記の構成でバイクワッドフィルタを構成し、入力された
1ビットのディジタル信号に対して、図示していないコ
ントローラによりユーザーが入力した所望の周波数特性
に応じて、係数器904,905,906,909及び
910の係数値が決定され、1ビット信号のままフィル
タリング処理を行い、出力することが可能となる。ま
た、再量子化する際に発生する量子化ノイズはΔΣ変調
器で低減できる構成を有しているため、簡単な構成で信
号の周波数特性の制御が高精度に実現できる。
【0056】なお、上記実施の形態4では1段のバイク
ワッドフィルタについて説明したが、所望特性に応じて
複数のフィルタを組み合わせて行う処理も可能であるこ
とは言うまでもない。
【0057】(実施の形態5)図10は本発明のミキシ
ング装置の実施の形態5における構成を示すブロック図
である。
【0058】図10において、1001は入力端子、1
002,1006及び1008は加算器、1003はm
サンプル時間の遅延器、1004及び1005は係数
器、1007は1ビットの量子化器、1009はフィル
タ、1010は出力端子である。
【0059】このように構成された実施の形態5のミキ
シング装置について、以下その動作を説明する。
【0060】入力端子1001を介して1ビットのディ
ジタル信号が入力される。入力信号は係数器1004で
係数値cを乗ぜられる。また、出力端子1010から出
力される出力信号は係数器1005により係数値cを乗
ぜられる。そして入力信号と係数器1005の出力の差
が加算器1002で算出される。その差を遅延器100
3が所定時間(ここではmサンプル周期)遅延する。遅延
器1003の出力と係数器1004の出力を加算器10
06が加算し、加算結果は、加算器1006,100
8、1ビット量子化器1007及びフィルタで構成され
るΔΣ変調器により1ビットのディジタル信号に再量子
化される。以上の構成で、全体で伝達関数(c+z−m)
/(1+cz−m)で表現されるオールパスフィルタを実
現している。このオールパスフィルタにより入力信号を
処理すると、出力を時間軸領域で表現すると(数1)次
式のようになる。
【0061】
【数1】y(t)={cδ(t)+(1−C2)δ(t
−mT)−c(1−c2)δ(t−2mT)+c2(1
−c2)δ(t−3mT)+…}x(t) ここで、入力をx(t)、出力をy(t)とし、δ
(t)はデルタ関数、Tは1サンプル周期とする。上式
より、出力には遅延時間mTを基本とする残響成分が入
力信号に付加されているのがわかる。
【0062】以上のように本実施の形態においては、オ
ールパスフィルタを構成し、入力された1ビットのディ
ジタル信号に対して、図示していないコントローラによ
りユーザーが入力した所望の遅延時間に応じて、遅延器
1203の遅延時間(m)を決定され、1ビット信号のま
まフィルタリング処理を行い、出力することを可能とし
ている。また、再量子化する際に発生する量子化ノイズ
はΔΣ変調器で低減できる構成を有しているため、簡単
な構成で信号の残響付加を高精度で実現することができ
る。
【0063】なお、上記実施の形態5では1段のオール
パスフィルタについて説明したが、所望特性に応じて遅
延時間や係数値の異なる複数のフィルタを組み合わせて
行う処理も可能であることは言うまでもない。
【0064】(実施の形態6)図11は本発明のミキシ
ング装置の実施の形態6における構成を示すブロック図
である。
【0065】図11において、1101,1102,1
103及び1104は入力端子、1105,1106,
1108及び1107は係数器、1109,1111,
1115及び1117は加算器、1110及び1115
は量子化器、1112及び1118はフィルタ、111
3及び1119は正規化器、1114及び1120は出
力端子である。
【0066】このように構成された実施の形態6のミキ
シング装置について、以下その動作を説明する。
【0067】入力端子1101及び1102を介して、
異なるチャンネルの1ビットのディジタル信号が入力さ
れる。また、入力端子1103及び1104からは各々
の入力信号をそれぞれチャンネルにどれだけの割合振り
分けるかを決定する係数値α及びβがそれぞれ入力され
る。入力端子1101からの入力信号Lは係数器110
5でαを、係数器1106で(1−α)を乗じられる。ま
た、入力端子1102からの入力信号Rは、係数器11
07でβを、係数器1108で(1−β)を乗じられる。
但し、0≦α,β≦1である。ここで、係数器110
5,1106,1107及び1108は前記実施の形態
1のミキシング装置と同一の構成を持ち、入力された1
ビットディジタル信号に係数を乗算して1ビットのディ
ジタル信号を出力する。
【0068】一方、量子化器1110の量子化値は、入
力信号(1ビット)の量子化値(0,+1)に入出力チャン
ネル数(本実施の形態では2)を乗じた値(0,+2)であ
る。そして、加算器1111は量子化器1110の入力
と出力の差を算出し、この出力はフィルタ1112を介
して入力に帰還され、加算器1109にて入力信号との
差を算出され、量子化器1110に入力されるΔΣ変調
器を構成している。
【0069】同様に、量子化器1116の量子化値は、
入力信号(1ビット)の量子化値(0,+1)に入出力チャ
ンネル数(本実施の形態では2)を乗じた値(0,+2)で
ある。そして、加算器1117は量子化器1115の入
力と出力の差を算出し、この出力はフィルタ1118を
介して入力に帰還され、加算器1115にて入力信号と
の差を算出され、量子化器1116に入力されるΔΣ変
調器を構成している。
【0070】そして、係数器1105と係数器1107
の出力は加算器1109で加算され量子化器1110で
再量子化され正規化器1113で元の量子化値(0,+
1)に正規化され、出力端子1114を介して出力Lか
ら出力される。
【0071】同様に、係数器1107と係数器1106
の出力は加算器1115で加算され量子化器1116で
再量子化され、正規化器1119で元の量子化値(0,
+1)に正規化され、出力端子1120を介して出力R
から出力される。
【0072】以上のように本実施の形態によれば、入力
された1ビットのディジタル信号に対して、図示してい
ないコントローラによりユーザーが入力した所望のミキ
シング係数に応じて、係数器1105,1106,11
07及び1108の係数値が決定され、1ビットのまま
係数乗算及び信号加算を行い出力し、各チャンネルの入
力信号に係数乗算して他のチャンネルに加算すること
で、信号の振り分けを1ビットデータのままで実現する
ことができる。また、再量子化する際に発生する量子化
ノイズはΔΣ変調器で低減できる構成を有しているた
め、簡単な構成で複数チャンネル間での信号の振り分け
が高精度に実現できる。
【0073】なお、上記実施の形態6では2チャネル間
での信号の振り分けについて説明したが更に入出力チャ
ネルと信号の振り分けを決める係数値を増やして機能を
拡張できることは言うまでもない。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力され
た1ビットディジタル信号を音量制御の増大または減衰
係数値の逆数の値を量子化値の大きさとする量子化器で
再量子化し、再び入力信号と同一の量子化値の大きさに
なるように正規化することで1ビットのディジタル信号
で表現されている信号の音量をマルチビットに変換する
ことなく制御することが可能となり、また、再量子化す
る際に発生する量子化ノイズはΔΣ変調器で低減できる
構成を有しているため、簡単な構成で音量制御が高精度
で実現できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のミキシング装置の実施の形態1におけ
る構成を示すブロック図
【図2】本発明のミキシング装置の実施の形態1におけ
る動作を説明する説明図
【図3】本発明のミキシング装置の実施の形態1におけ
る動作を説明する説明図
【図4】本発明のミキシング装置の実施の形態1におけ
る動作を説明する説明図
【図5】本発明のミキシング装置の実施の形態1におけ
る動作を説明する説明図
【図6】本発明のミキシング装置の実施の形態1におけ
る動作を説明する説明図
【図7】本発明のミキシング装置の実施の形態2におけ
る構成を示すブロック図
【図8】本発明のミキシング装置の実施の形態3におけ
る構成を示すブロック図
【図9】本発明のミキシング装置の実施の形態4におけ
る構成を示すブロック図
【図10】本発明のミキシング装置の実施の形態5にお
ける構成を示すブロック図
【図11】本発明のミキシング装置の実施の形態6にお
ける構成を示すブロック図
【図12】従来の音量調整回路の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101,102 入力端子 103,105 加算器 104 量子化器 106 フィルタ 107 正規化器 108 出力端子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音量制御(振幅値を増減)の増幅または減
    衰係数値に反比例して量子化値の大きさを変化させる2
    値(1ビット)の量子化器と、前記量子化器の出力と入力
    との差を算出する第1の加算器と、前記第1の加算器の
    出力をフィルタリングするフィルタと、入力信号と前記
    フィルタの出力との差を算出する第2の加算器と、前記
    増幅または減衰係数値に比例して前記量子化器の量子化
    値の大きさを正規化する正規化器とを備え、前記量子化
    器は前記第2の加算器の出力を入力とすることを特徴と
    するミキシング装置。
  2. 【請求項2】 複数の入力信号を各々音量制御する音量
    制御器と、前記各音量制御器の出力を加算する第1の加
    算器と、前記入力信号の量子化値と同一の量子化値を持
    つ2値(1ビット)の第1の量子化器と、前記第1の量子
    化器の出力と入力の差を算出する第2の加算器と、前記
    第2の加算器の出力をフィルタリングする第1のフィル
    タと、前記第1の加算器の出力と前記第1のフィルタの
    出力の差を算出する第3の加算器を備え、前記第1の量
    子化器は前記第3の加算器の出力を入力とし、さらに、
    前記音量制御器は、音量制御の増幅または減衰係数値に
    反比例して量子化値の大きさを変化させる2値(1ビッ
    ト)の第2の量子化器と、前記第2の量子化器の出力と
    入力との差を算出する第4の加算器と、前記第4の加算
    器の出力をフィルタリングする第2のフィルタと、入力
    信号と前記第2のフィルタの出力との差を算出する第5
    の加算器と、前記増幅または減衰係数値に比例して前記
    第2の量子化器の量子化値の大きさを正規化する正規化
    器を有し、前記第2の量子化器は前記第5の加算器の出
    力を入力とすることを特徴とするミキシング装置。
  3. 【請求項3】 複数の入力信号を各々音量制御する音量
    制御器と、前記各音量制御器の出力を加算する第1の加
    算器と、前記複数の入力信号の信号数に比例して量子化
    値の大きさを変化させる2値(1ビット)の第1の量子化
    器と、前記第1の量子化器の出力と入力の差を算出する
    第2の加算器と、前記第2の加算器の出力をフィルタリ
    ングする第1のフィルタと、前記第1の加算器の出力と
    前記第1のフィルタの出力の差を算出する第3の加算器
    と、前記入力信号の信号数に反比例して前記量子化器の
    量子化値の大きさを正規化する第1の正規化器を備え、
    前記第1の量子化器は前記第3の加算器の出力を入力と
    し、さらに、前記音量制御器は音量制御の増幅または減
    衰係数値に反比例して量子化値の大きさを変化させる2
    値(1ビット)の第2の量子化器と、前記第2の量子化器
    の出力と入力との差を算出する第4の加算器と、前記第
    4の加算器の出力をフィルタリングする第2のフィルタ
    と、入力信号と前記第2のフィルタの出力との差を算出
    する第5の加算器と、前記増幅または減衰係数値に比例
    して前記第2の量子化器の量子化値の大きさを正規化す
    る第2の正規化器を有し、前記第2の量子化器は前記第
    5の加算器の出力を入力とすることを特徴とするミキシ
    ング装置。
  4. 【請求項4】 入力信号を順次サンプリング周期遅延さ
    せる従属接続した第1,第2の遅延器と、前記入力信号
    に係数を乗算する第1の係数器と、前記第1の遅延器の
    出力に係数を乗算する第2の係数器と、前記第2の遅延
    器の出力に係数を乗算する第3の係数器と、前記入力信
    号の量子化値と同一の量子化値を有する2値(1ビット)
    の第1の量子化器と、前記第1の量子化器の出力と入力
    の差を算出する第1の加算器と、前記第1の加算器の出
    力をフィルタリングする第1のフィルタと、前記第1の
    量子化器の出力を順次サンプリング周期遅延させる従属
    接続した第3,第4の遅延器と、前記第3の遅延器の出
    力に係数を乗算する第4の係数器と、前記第4の遅延器
    の出力に係数を乗算する第5の係数器と、前記第1,第
    2,第3,第4及び第5の係数器の出力を加算する第2
    の加算器と、前記第2の加算器の出力と前記第1のフィ
    ルタの出力の差を算出する第3の加算器を有し、前記第
    1の量子化器は前記第3の加算器の出力を入力として構
    成したバイクワッド型のフィルタを備え、さらに、前記
    第1,第2,第3,第4及び第5の係数器は同一構成で
    あり、それぞれ、係数値に反比例して量子化値の大きさ
    を変化させる2値(1ビット)の第2の量子化器と、前記
    第2の量子化器の出力と入力との差を算出する第4の加
    算器と、前記第4の加算器の出力をフィルタリングする
    第2のフィルタと、各係数器の入力信号と前記第2のフ
    ィルタの出力との差を算出する第5の加算器と、前記係
    数値に比例して前記第2の量子化器の量子化値の大きさ
    を正規化する正規化器を有し、前記第2の量子化器は前
    記第5の加算器の出力を入力とすることを特徴とするミ
    キシング装置。
  5. 【請求項5】 入力信号に係数を乗算する第1の係数器
    と、所定の時間信号を遅延する遅延器と、前記第1の係
    数器の出力と前記遅延器の出力を加算する第1の加算器
    と、前記入力信号の量子化値と同一の量子化値を有する
    2値(1ビット)の第1の量子化器と、前記第1の量子化
    器の出力と入力の差を算出する第2の加算器と、前記第
    2の加算器の出力をフィルタリングする第1のフィルタ
    と、前記第1の加算器の出力と前記第1のフィルタの出
    力との差を算出する第3の加算器と、前記第1の量子化
    器の出力に係数を乗算する第2の係数器と、前記入力信
    号と前記第2の係数器の出力との差を算出する第4の加
    算器を有し、前記遅延器は、前記第4の加算器の出力を
    入力とすると共に、前記第1の量子化器は前記第3の加
    算器の出力を入力として構成したオールパスフィルター
    を備え、さらに、前記第1及び第2の係数器は同一構成
    を有し、係数値に反比例して量子化値の大きさを変化さ
    せる2値(1ビット)の第2の量子化器と、前記第2の量
    子化器の出力と入力との差を算出する第5の加算器と、
    前記第5の加算器の出力をフィルタリングする第2のフ
    ィルタと、前記第1または第2の係数器の入力信号と前
    記第2のフィルタの出力との差を算出する第6の加算器
    と、前記係数値に比例して前記第2の量子化器の量子化
    値の大きさを正規化する正規化器を備え、前記第2の量
    子化器は前記第6の加算器の出力を入力とすることを特
    徴とするミキシング装置。
  6. 【請求項6】 第1のチャンネルの入力信号に第1の係
    数を乗算する第1の係数器と、前記第1のチャンネルの
    入力信号に第2の係数を乗算する第2の係数器と、第2
    のチャンネルの入力信号に第3の係数を乗算する第3の
    係数器と、前記第2のチャンネルの入力信号に第4の係
    数を乗算する第4の係数器と、前記第1の係数器の出力
    と前記第4の係数器の出力を加算する第1の加算器と、
    前記チャンネルの総数に比例して量子化値の大きさを変
    化させる2値(1ビット)の第1の量子化器と、前記第1
    の量子化器の出力と入力の差を算出する第2の加算器
    と、前記第2の加算器の出力をフィルタリングする第1
    のフィルタと、前記第1の加算器の出力と前記第1のフ
    ィルタの出力との差を算出する第3の加算器と、前記チ
    ャンネル数に反比例して前記第1の量子化器の量子化値
    の大きさを正規化する第1の正規化器と、前記第3の係
    数器の出力と前記第2の係数器の出力を加算する第4の
    加算器と、前記チャンネルの総数に比例して量子化値の
    大きさを変化させる2値(1ビット)の第2の量子化器
    と、前記第2の量子化器の出力と入力の差を算出する第
    5の加算器と、前記第5の加算器の出力をフィルタリン
    グする第2のフィルタと、前記第4の加算器の出力と前
    記第2のフィルタの出力との差を算出する第6の加算器
    と、前記チャンネル数に反比例して前記第2の量子化器
    の量子化値の大きさを正規化する第2の正規化器を有
    し、前記第1の量子化器は前記第3の加算器の出力を入
    力とすると共に、前記第2の量子化器は前記第6の加算
    器の出力を入力とし、前記第1の係数値と前記第2の係
    数値の和及び前記第3の係数値と前記第4の係数値の和
    は一定で且つ互いに等しくなるように設定され、さら
    に、前記第1,第2,第3及び第4の係数器は同一構成
    であり、それぞれ、係数値に反比例して量子化値の大き
    さを変化させる2値(1ビット)の第3の量子化器と、前
    記第3の量子化器の出力と入力との差を算出する第7の
    加算器と、前記第7の加算器の出力をフィルタリングす
    る第3のフィルタと、前記第1,第2,第3または第4
    の係数器の入力信号と前記第3のフィルタの出力との差
    を算出する第8の加算器と、前記係数値に比例して前記
    第3の量子化器の量子化値の大きさを正規化する第3の
    正規化器を備え、前記第3の量子化器は前記第8の加算
    器の出力を入力とすることを特徴とするミキシング装
    置。
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