JPH11344052A - 一方向クラッチ - Google Patents
一方向クラッチInfo
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- JPH11344052A JPH11344052A JP11066137A JP6613799A JPH11344052A JP H11344052 A JPH11344052 A JP H11344052A JP 11066137 A JP11066137 A JP 11066137A JP 6613799 A JP6613799 A JP 6613799A JP H11344052 A JPH11344052 A JP H11344052A
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- Japan
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- inner ring
- way clutch
- wedge
- cam surface
- ring
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
- F16D41/064—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls
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-
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- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
Abstract
内側環体を比較的簡単に製作できるようにし、コスト低
減を図ること。 【解決手段】内側環体1として、冷間成形により外形を
整えて、表面を浸硫窒化処理または軟窒化処理により硬
化したものとしている。これにより、内側環体1の表面
がまず冷間成形に伴い硬度が高められ、続く硬化処理に
よってもさらに高められる。これにより、内側環体1の
耐摩耗性、耐焼付性が向上する。しかも、硬化処理とし
て浸硫窒化処理または軟窒化処理とするので、この処理
過程において内側環体1が歪むのを抑制できる。
Description
関する。この一方向クラッチは、種々な機能装置の送り
機構の他、自動車などのエンジンのクランクシャフトか
らベルトを介して駆動される補機に装備するプーリなど
に内蔵される。前述の補機としては、例えば自動車のエ
アコンディショナ用コンプレッサ、ウォーターポンプ、
オルターネータ、冷却ファンなどが挙げられる。
方から他方へ回転動力を伝達するロック状態と、動力伝
達を遮断するフリー状態とを切り換えるものである。
間の径方向対向空間の円周数カ所にくさび状空間が設け
られ、このくさび状空間にくさび部材としてのころが配
置される。このくさび状空間は、外側環体の内周面の円
周数カ所に設けられる径方向外向きに凹む凹曲面からな
るカム面と、内側環体の円筒形の外周面とで形成され
る。
けている形態の場合、回転遠心力が増大する高速回転域
においてころのロック時のくさび作用が弱まる傾向とな
ることを、本願発明者が見いだした。というのは、回転
動作中におけるころのロック位置またはフリー位置への
転動動作は、回転遠心力の作用により外側環体のカム面
に押し付けられた状態で案内されるが、回転遠心力が増
大するような状況では、この回転遠心力が、カム面にお
いて径寸法の大きい側つまりフリー位置へころを動かそ
うとするように作用するからである。そのため、ころの
遅れ角(ロック位置とフリー位置と回転中心とでなす角
度)が必要以上に大きくなりやすく、ロック動作が遅れ
る傾向となる。
環体の外周面にカム面を設けるようにした一方向クラッ
チを提案している。このような一方向クラッチでは、転
動体を案内する外側環体の内周面が円筒形であって、そ
の周方向各部の内径寸法が一定であるので、転動体に作
用する回転遠心力が転動体を周方向に動かす力として作
用しない。つまり、転動体のくさび作用が回転遠心力で
弱められることがなくなる。
側環体は、旋削処理により外形形状を整え、高周波焼入
れなどの硬化処理により表面の硬度を高め、研磨処理に
より特にカム面領域の面精度を高めるようにしている。
従来では、硬化処理として高周波焼入れを行っているた
めに、その処理後に内側環体の表面に歪みが発生するの
で、研磨処理を施さなければ、面精度が出ない。しかし
ながら、このような加工を施していては、加工に手間が
かかり過ぎて、コストが嵩むことが指摘される。
おいて、カム面が設けられる内側環体を比較的簡単に製
作できるようにし、コスト低減を図ることを目的とす
る。
一方向クラッチは、同心状に配設される内外2つの環体
を同期回転させるロック状態と相対回転させるフリー状
態とに切り換えるもので、前記内側環体が、その外周面
の円周数カ所に、外側環体の円筒形内周面との間にくさ
び状空間を形成するカム面が設けられていて、この内側
環体が、冷間成形加工により外形形状を整えられた状態
で、表面が浸硫窒化処理または軟窒化処理により硬化さ
れたものである。
は、同心状に配設される内外2つの環体と、内側環体の
外周面の円周数カ所に設けられて外側環体の内周面との
間でくさび状空間を形成するカム面と、前記各くさび状
空間に1つずつ配置されてロック位置とフリー位置との
間で変位して状態を切り換えるくさび部材としての転動
体と、前記2つの環体の間に介装されかつ前記カム面に
対応する円周数カ所に前記転動体が周方向転動可能に1
つずつ収納されるポケットを有する保持器と、転動体を
くさび状空間の狭い側へ弾発付勢する弾発付勢手段とを
備え、前記内側環体が、冷間成形加工により外形形状を
整えられた状態で、表面が浸硫窒化処理または軟窒化処
理により硬化されたものである。
は、同心状に配設される内外2つの環体を同期回転させ
るロック状態と相対回転させるフリー状態とに切り換え
るもので、前記内側環体が、その外周面の円周数カ所
に、外側環体の円筒形内周面との間にくさび状空間を形
成するカム面が設けられていて、この内側環体が、冷間
成形加工により外形形状を整えられた状態で、表面が浸
炭焼入れおよび塩浴徐冷処理により硬化されたものであ
る以上、本発明では、内側環体の表面がまず冷間成形に
伴い硬度が高められ、続く硬化処理によってもさらに高
められる。このため、内側環体の特にカム面に摩耗や剥
離などが発生しにくくなる。しかも、硬化処理として浸
硫窒化処理、軟窒化処理あるいは特殊硬化処理(浸炭焼
入れおよび塩浴徐冷処理)とするので、これらの処理過
程において内側環体表面に歪みが発生しにくくなる。
軟窒化処理を行う場合だと、一般的な硬化処理に比べて
きわめて低温での熱処理が可能となり、内側環体表面の
歪みが避けられ、かつ、表面硬度がHv1000以上に
なる為、耐摩耗性に優れる。また、硬化処理として特殊
硬化処理(浸炭焼入れおよび塩浴徐冷処理)を行う場合
だと、焼入れ後の冷却過程での内側環体表面の歪みが抑
制される。
図6に示す実施形態に基づいて説明する。
かり、図1は、一方向クラッチの上半分を断面にした側
面図、図2は、図1の(2)−(2)線断面の矢視図、
図3は、保持器のポケット部分の平面展開図、図4は、
内輪を示す斜視図、図5は、内輪の表面を拡大した断面
図である。
いる。この一方向クラッチAは、内側環体としての内輪
1、外側環体としての外輪2、保持器3、転動体として
のころ4、コイルバネ5を備えている。動作としては、
内輪1と外輪2との回転速度差に応じて、ころ4が転動
して内・外輪1,2を相対回転させる状態と同期回転さ
せる状態とに切り換わり、内・外輪1,2間で回転動力
を遮断したり伝達したりする。
ー状のカム面6が設けられており、それにより外周面が
多角形(例えば8角形)に形成されている。
介して同心状に嵌合されるものであり、内外周面ともに
円筒形に形成されている。この外輪2の内周面と内輪1
のカム面6とでくさび状空間が形成される。
て内輪1の外周面に圧入嵌合されるもので、内輪1のカ
ム面6に対応する位置に径方向内外に貫通するポケット
3aが設けられている。この保持器3は、内輪1に対し
て周方向ならびに軸方向への動きが封じられた状態で固
定されている。つまり、内輪1の周方向一端面の180
度対向する2カ所には、軸端に向けて開放されるととも
に径方向内外に開放するスリット状の凹部1aが、ま
た、保持器3の軸方向一端側の内周には、前記凹部1a
に軸方向から圧入嵌合される一対の凸部3bがそれぞれ
設けられており、これらの嵌合によって保持器3が内輪
1に固定されている。
ずつ周方向転動可能に収納された状態で、内輪1のカム
面6と外輪2との間に形成されるくさび状空間に配置さ
れている。
aに1つずつ圧縮状態で収納されており、その伸張復元
力でころ4を内輪1のカム面6と外輪2とで形成するく
さび状空間の狭い側(ロック側)へ弾発付勢する。この
コイルバネ5は、バネ線材を長方形に巻回した角巻きバ
ネとされており、保持器3のポケット3aの内面に一体
形成される突起3cに対して外嵌装着されることによっ
て、保持器3に対して非分離に取り付けられるようにな
っている。
まり、上記内輪1の製作方法に関する。内輪1の母材を
例えばJIS規格SCM材やJIS規格SCr材などと
し、それを冷間成形の一例として冷間鍛造により加工す
ることにより外形形状を整え、表面を浸硫窒化処理、軟
窒化処理または特殊硬化処理(浸炭焼入れおよび塩浴徐
冷処理)により硬化するようにしている。以下におい
て、これらの各硬化処理について説明する。
て、図5に示すような浸硫窒化層7を形成する方法を説
明する。
ャンバ内にセットし、真空状態として、所要の反応ガス
を供給する。この反応ガスとしては、浸炭性ガスと、窒
化性ガスと、浸硫性ガスとを混合したもの、つまりCO
2+(NH3+N2)+H2Sを用いる。
例えば550℃とし、0.5時間〜5時間例えば120
分保持する。この後、所要時間をかけて油冷または空冷
により冷却する。
が対象品である内輪1の表面に不可避的に存在している
酸化膜などの不純物因子を除去して、内輪母材の純粋な
表面を露出する。引き続き、Nが内輪母材内部に速やか
に深く浸透、拡散して、上述した浸硫窒化層7が形成さ
れることになる。なお、浸硫窒化層7の深さは、処理温
度及び保持時間を適宜設定することにより制御できる。
る。この浸硫窒化層7は、図5に示すように、内輪母材
70(1)の表面側から内部へ向かう順に、FeSを主
成分とする比較的軟質な浸硫層71、Fe2-3Nを主成
分とする超硬質で緻密な窒化化合物層72、内輪母材7
0(1)にN原子が拡散されてなる比較的硬質な窒化拡
散層73を含む階層構造になる。
度は、上述しているように、従来の各種の熱硬化処理に
比べて低いので、内輪1の表面に歪みが発生しにくくな
る。ちなみに、上記浸硫窒化層7の表面粗さは、それを
形成する前の対象品の表面粗さ(中心線平均粗さRa=
0.7μm〜1.0μm、十点平均粗さRz=3.0μ
m〜6.0μm)とほとんど同じに維持される。このよ
うに、浸硫窒化層7を形成する過程で熱歪みによる寸法
変化を抑制できるので、この処理の後で内輪1の表面特
にカム面6に対して研磨を施す必要がなくなる。
に伴い硬度が高められ、続く硬化処理によってもさらに
高められる。このため、内輪1の特にカム面6の耐摩耗
性や耐焼付性が向上する結果となる。しかも、硬化処理
として浸硫窒化処理、軟窒化処理または塩浴焼入とする
ので、この処理過程において内輪1の歪みが避けられ
る。
て浸硫窒化処理を行っていれば、内輪1の表面に不可避
的に存在している酸化膜を除去して、浸硫窒化層7を形
成するようになるから、一般的な硬化処理に比べてきわ
めて低温での熱処理が可能となり、内輪1の歪みが避け
られる。このため、従来のように研磨により歪みを除去
する手間を省けるなど、製造コストを低減できるように
なる。
図6に示すような窒化層10を形成する場合について説
明する。
M415を素材として冷間鍛造にて、外形が整えられた
内輪1を用意する。また、窒化ガスとしては、例えばN
H3単体からなるガスまたはNH3 と炭素源とからなる
混合ガス(例えばRXガス)が挙げられる。一般熱処理
では、800℃以上であり、材料の変態と熱影響による
寸法変化が生じるが、このガスでは、480℃〜600
℃の材料変態点以下で処理するため、寸法変化は生じな
い。これにより、対象品である内輪1の表面に窒化層1
0が形成される。
により冷却する。対象品は、冷却終了まで、窒素ガス中
に保持されているから、表面に酸化物が生成されない。
図6に示すように、金属母材100(1)の表面から内
側に向かってCrN、Fe2 N、Fe3 N、Fe4 N等
の窒化物を含有する超硬質な化合物層101と、それに
続く内部にN原子の拡散層102とから構成されてい
る。
する前の対象品の表面粗さ(中心線平均粗さRa=0.
7μm〜1.0μm、十点平均粗さRz=3.0μm〜
6.0μm)とほとんど同じに維持される。ちなみに、
上記窒化層10の断面を電子顕微鏡(機種:オリンパス
PMG3、倍率400倍)で観察すると、平均粒子径が
1μm以下で、緻密にかつ平滑に形成されていた。ま
た、窒化層10の表面側の硬さは、ビッカース硬さ〔H
v〕で800〜1000(試験荷重50gf)と、従来
の熱硬化処理品と同等あるいはそれ以上になる。このよ
うに、窒化層10を形成する過程で熱歪みによる寸法変
化の発生を抑制できるので、従来必要であった研磨処理
を省略できるようになる。
て、内輪1の表面を硬化する場合について説明する。
やJIS規格SCr材などを素材として冷間鍛造にて外
形が整えられた内輪1を用意する。この対象品に対し
て、800〜900℃で浸炭焼入れすることにより、対
象品母材の金属組織をオーステナイトからマルテンサイ
トに変態させる。この浸炭焼入れした対象品を、自然冷
却するのではなく、塩浴徐冷する。つまり、硝酸塩など
の塩類を融点以上の温度で加熱溶解した溶液中に、前記
浸炭焼入れされた対象品を入れて550℃以下で徐々に
冷却する。これにより、対象品の表面の歪みを抑制でき
るようになるので、従来必要であった研磨処理を省略で
きるようになる。
れるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
坦とした例を挙げているが、凹曲面や凸曲面などとした
ものも本発明に含まれる。
して冷間鍛造としているが、冷間引き抜き加工でも可能
である。この冷間引き抜き加工を施すにあたって、パイ
プ材などの内輪部材を用いるが、この内輪部材の表面が
微視的に見て図7(a)で示すように凹凸になってい
る。しかしながら、冷間引き抜き加工を施すと、内輪部
材の表面が図7(b)で示すように凹凸の凸部が潰され
ることになり、表面に凹部のみが残存することになって
油溜りによる耐摩耗摩性が高められることになる。そし
て、このような冷間引き抜きで外形を整えた内輪部材に
対して窒化処理を施せば、部材表面の硬度が他の硬化処
理による硬度と比較して飛躍的にアップし、その結果、
耐摩耗性が大きく向上する。
環体を、冷間成形してから、浸硫窒化処理、軟窒化処理
あるいは特殊硬化処理(浸炭焼入れおよび塩浴徐冷処
理)を施して製作するようにし、内側環体の特にカム面
の耐摩耗性を向上させるようにしながら、内側環体の表
面歪みを抑えるようにしている。これにより、従来にお
いて必要であった研磨などの後処理を省略できるように
なるので、製造コストを低減できるようになる。
の内輪の製造コストを安価に抑制しながら、内輪の耐摩
耗性を高めることができて、一方向クラッチの長寿命化
に貢献できるようになる。
上半分を断面にした側面図
図
面を拡大した断面図
る場合とその他の加工法による場合の部材表面を比較し
て示す図
Claims (3)
- 【請求項1】 同心状に配設される内外2つの環体を同
期回転させるロック状態と相対回転させるフリー状態と
に切り換える一方向クラッチであって、 前記内側環体が、その外周面の円周数カ所に、外側環体
の円筒形内周面との間にくさび状空間を形成するカム面
が設けられていて、 この内側環体が、冷間成形加工により外形形状を整えら
れた状態で、表面が浸硫窒化処理または軟窒化処理によ
り硬化されたものである、ことを特徴とする一方向クラ
ッチ。 - 【請求項2】 同心状に配設される内外2つの環体と、 内側環体の外周面の円周数カ所に設けられて外側環体の
内周面との間でくさび状空間を形成するカム面と、 前記各くさび状空間に1つずつ配置されてロック位置と
フリー位置との間で変位して状態を切り換えるくさび部
材としての転動体と、 前記2つの環体の間に介装されかつ前記カム面に対応す
る円周数カ所に前記転動体が周方向転動可能に1つずつ
収納されるポケットを有する保持器と、 転動体をくさび状空間の狭い側へ弾発付勢する弾発付勢
手段とを備え、 前記内側環体が、冷間成形加工により外形形状を整えら
れた状態で、表面が浸硫窒化処理または軟窒化処理によ
り硬化されたものである、ことを特徴とする一方向クラ
ッチ。 - 【請求項3】 同心状に配設される内外2つの環体を同
期回転させるロック状態と相対回転させるフリー状態と
に切り換える一方向クラッチであって、 前記内側環体が、その外周面の円周数カ所に、外側環体
の円筒形内周面との間にくさび状空間を形成するカム面
が設けられていて、 この内側環体が、冷間成形加工により外形形状を整えら
れた状態で、表面が浸炭焼入れおよび塩浴徐冷処理によ
り硬化されたものである、ことを特徴とする一方向クラ
ッチ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11066137A JPH11344052A (ja) | 1998-04-02 | 1999-03-12 | 一方向クラッチ |
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EP99106432A EP0947721B1 (en) | 1998-04-02 | 1999-03-29 | One-way clutch |
DE69914398T DE69914398T2 (de) | 1998-04-02 | 1999-03-29 | Einwegkupplung |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-89815 | 1998-04-02 | ||
JP8981598 | 1998-04-02 | ||
JP11066137A JPH11344052A (ja) | 1998-04-02 | 1999-03-12 | 一方向クラッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11344052A true JPH11344052A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=26407307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11066137A Pending JPH11344052A (ja) | 1998-04-02 | 1999-03-12 | 一方向クラッチ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6095693A (ja) |
EP (1) | EP0947721B1 (ja) |
JP (1) | JPH11344052A (ja) |
DE (1) | DE69914398T2 (ja) |
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