JPH11322493A - ルツボ組立体またはホットゾーン部材の装着装置および交換装置並びにルツボ組立体交換装置の駆動制御方法 - Google Patents
ルツボ組立体またはホットゾーン部材の装着装置および交換装置並びにルツボ組立体交換装置の駆動制御方法Info
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- JPH11322493A JPH11322493A JP15385798A JP15385798A JPH11322493A JP H11322493 A JPH11322493 A JP H11322493A JP 15385798 A JP15385798 A JP 15385798A JP 15385798 A JP15385798 A JP 15385798A JP H11322493 A JPH11322493 A JP H11322493A
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Abstract
撤去を容易且つ円滑に行えるようにすること。 【解決手段】 上下移動機構12によって昇降されるベ
ース部材13に、多関節アーム14を介して水平方向に
移動できるようにホルダ部材15が取り付けられる。こ
のホルダ部材15にはルツボ組立体1の下底部を担持す
る3つのブロック部材33が回動機構37によって連動
して回動可能となるよう構成されている。前記ホルダ部
材15は、上下移動機構12と多関節アーム14とで、
3次元方向に移動することができ、またホルダ部材15
に装着されたブロック部材33は回動機構37によって
ルツボ組立体1を担持または解放するように作用する。
したがって、ルツボ組立体を例えば搬送台車から引上装
置へ、また引上装置から撤去して搬送台車に対して容易
且つ円滑に移送することができる。
Description
ーボンルツボおよび石英ガラスルツボを順に組み立て、
かつ石英ガラスルツボ内にポリシリコンを充填したルツ
ボ組立体を、例えばシリコンインゴットの引上装置に装
着する装着装置、または引上装置に用いられるホットゾ
ーン部材を引上装置のチャンバに装着する装着装置、お
よびこの装着装置を用いたルツボ組立体の交換装置に関
する。
へ搬送するには、引上装置の下底部に装着されたシャフ
トを上昇させて、作業者が引上装置のチャンバ上に身を
乗り出してシャフトの上端部にルツボ受皿を載せると共
に、このルツボ受皿上にカーボンルツボおよび石英ガラ
スルツボを順に組み立てた後、石英ガラスルツボ内にポ
リ(多結晶)シリコンを充填してルツボ組立体とし、前
記シャフトを下降させてルツボ組立体をチャンバ内に装
着する方法がとられている。
置への装着方法においては、作業者が引上装置のチャン
バ上へ身を乗り出して作業するために危険性を伴い、ま
たシリコン単結晶インゴットの大口径化に伴ってルツボ
類が大型化、大重量化しているために、装着作業が重労
働になるという問題を抱えている。また、装着作業時に
作業者に付着している塵埃等がルツボ内に入り、シリコ
ン単結晶インゴットの歩留まりや品質に悪影響を与える
という不具合もあった。
ツボ組立体を順に組み上げる作業を避けて、例えば搬送
台車上においてルツボ組立体を組み上げるようにし、手
押し搬送が可能なリフタを用いて搬送台車から引上装置
の設置場所にルツボ組立体を装着するようにしたルツボ
組立体の装着装置が提案されている。(例えば特開平7
−206580号公報)このリフタにおいては、水平方
向に配置された昇降アームにスティック装着アームが垂
下するように取り付けられ、このスティック装着アーム
にスティックを挿入してルツボ受皿を下方から担持させ
るように成されている。そして、ルツボ組立体を吊持さ
せた状態でリフタを引上装置の設置場所までに移動し、
リフタを位置決めした状態で昇降アームを降下し、ステ
ィック装着アームに挿入された前記スティックを引き抜
くことで、ルツボ組立体を引上装置の設置場所に設置す
ることができるように構成されている。
ツボ組立体の装着装置、すなわちリフタの構成によると
ルツボ組立体を吊持させた状態で、リフタを手動で移動
させる必要があり、リフタの移動に際して床面に僅かな
段差があっても、リフタとルツボ組立体との総重量が嵩
むため、搬送が容易ではなく、また危険性を伴うことと
なり、作業現場の床面の平坦性に厳しい条件が強いられ
ることとなる。また、近来ルツボの径も大型化し、ポリ
シリコンの充填量も増大されつつあり、これに伴いさら
にその総重量が増大して益々前記した問題が生起される
状況にある。
ィック装着アームにスティックを挿入することで、ルツ
ボ受皿をその下底面から担持する構成となされ、ルツボ
組立体を引上装置の設置場所に位置させた状態でスティ
ックをスティック装着アームからルツボの外周方向に向
かって引き抜くという人為的な作業を余儀なくされる。
しかしながら引上装置のチャンバの径や高さが引上装置
の機種により異なるため、前記スティックの引き抜き作
業が困難な場合も発生し、前記リフタの構造上の改善も
求められている。また、シリコン単結晶インゴットの歩
留まりや品質を配慮すると、ルツボ組立体を引上装置に
装着するに際し、または引上装置から撤去するに際して
も、できる限り人為的な作業を軽減させることが好まし
い。またきわめて高温な環境における人為的な作業を避
けるためにも前記した配慮は重要である。
づいてなされたものであり、ルツボ組立体または引上装
置のチャンバに装着されるホットゾーン部材を自在に引
上装置に装着することができる装着装置を提供すること
を目的とするものである。また前記装着装置を用いて、
人為的な作業をなしに、または軽減させつつルツボ組立
体またはホットゾーン部材を交換することができる交換
装置を提供することを目的とするものである。さらに前
記交換装置を用いて、引上装置に対するルツボ組立体の
搬送または撤去を自動的に制御するルツボ組立体交換装
置の制御方法を提供することを目的とするものである。
ためになされた本発明にかかるルツボ組立体の装着装置
は、アクチェータの動力によってベース部材を昇降駆動
させる上下移動機構と、前記ベース部材に対して多関節
アームを介して水平方向に移動できるように取り付けら
れたホルダ部材と、前記ホルダ部材に対してそれぞれ垂
直方向に垂下されると共に、ルツボ組立体を上方から囲
むように配置され、且つそれぞれの下端部にルツボ受皿
の下底部を支持するブロック部材を備えた複数の垂直ア
ームと、前記各垂直アームの下端部に具備された各ブロ
ック部材を、ルツボ組立体の中心軸方向、またはルツボ
組立体の外周の接線方向に回転駆動させるブロック部材
回動機構とにより構成される。
は前記ベース部材に対して第1支持軸によって水平方向
に回動可能に取り付けられた水平回動アームと、前記水
平回動アームの自由端側に前記ホルダ部材をさらに水平
方向に回動可能に取り付けた第2支持軸とによって構成
される。また、前記ブロック部材回動機構は、好ましく
は各垂直アームに回動可能に配置されたシャフトが具備
されると共に、各シャフトの下端部に前記ブロック部材
が取り付けられ、且つ各シャフトが連動して回動できる
ように構成される。
回動アームの一方向への回動角度を規制する第1ストッ
パと、水平回動アームに対するホルダ部材のさらに一方
向への回動角度を規制する第2ストッパと、前記多関節
アームを構成する水平回動アームの他方向への回動角度
を規制する第3ストッパと、水平回動アームに対するホ
ルダ部材のさらに他方向への回動角度を規制する第4ス
トッパとが具備され、前記第1および第2ストッパとに
より、ルツボ組立体の装着位置を確定し、また前記第3
および第4ストッパとにより、前記ホルダ部材に対する
ルツボ組立体の吊持位置を確定するように構成すること
が望ましい。
着装置によると、ベース部材に対して多関節アームを介
して移動できるように取り付けられたホルダ部材は、多
関節アームの機能により、ルツボ組立体を載置した例え
ば搬送台車と、引上装置との間を水平方向に移動するこ
とができる。一方、前記ベース部材は上下移動機構の作
用により昇降駆動され、またホルダ部材に配置された各
ブロック部材は、その回動機構によってルツボ組立体の
受皿を担持または解放するように作用するので、これら
の各作用の組み合わせにより、ルツボ組立体を搬送台車
から引上装置へ装着し、また引上装置から撤去して搬送
台車に容易に移すことができる。
装着装置は、アクチェータの動力によってベース部材を
昇降駆動させる上下移動機構と、前記ベース部材に対し
て多関節アームを介して水平方向に移動できるように取
り付けられたホルダ部材と、前記ホルダ部材に対してそ
れぞれ垂直方向に垂下されると共に、ルツボ組立体を上
方から囲むように配置された複数の垂直アームと、前記
各垂直アームに一端が取り付けられ、他端に引上装置に
用いられるホットゾーン部材を結合する吊下げ部材とが
具備され、前記ホルダ部材が多関節アームを介して引上
装置の直上に位置できるように構成される。
は、水平方向に取り付けられたシャフトと、このシャフ
トに軸方向に摺動可能となるように配置されたリング部
材とがさらに具備され、前記各リング部材に前記吊下げ
部材の一端が取り付けられるように構成することが好ま
しい。
の装着装置によると、引上装置に用いられるホットゾー
ン部材を吊下げ部材、例えばワイヤケーブルによって結
合し、前記ベース部材を昇降駆動させると共に、多関節
アームにより水平移動させることができるので、ホット
ゾーン部材を例えば搬送台車から引上装置へ装着し、ま
た引上装置から撤去して搬送台車に移すことが容易とな
る。そして、このホットゾーン部材の装着装置の構成
は、前記したルツボ組立体の装着装置の主要構成をその
まま利用することができるため、例えば各引上装置毎に
専用の装着装置が配置された設備においては、有効に利
用することが可能となる。
置は、予め定められた位置に設置された引上装置の近傍
に移動して前記引上装置に対してルツボ組立体を装着ま
たは撤去することができるルツボ組立体交換装置であっ
て、前記引上装置の近傍に誘導される搬送車と、前記搬
送車上に配置され、アクチェータの動力によってベース
部材を垂直駆動させる上下移動機構と、前記ベース部材
に対して多関節アームを介して水平方向に移動できるよ
うに取り付けられたホルダ部材と、前記ホルダ部材に対
してそれぞれ垂直方向に垂下されると共に、ルツボ組立
体を上方から囲むように配置され、且つそれぞれの下端
部にルツボ受皿の下底部を支持するブロック部材を備え
た複数の垂直アームと、前記各垂直アームの下端部に具
備された各ブロック部材を、ルツボ組立体の中心軸方
向、またはルツボ組立体の外周の接線方向に回転駆動さ
せるブロック部材回動機構とにより構成される。
してホルダ部材を水平方向に駆動するためのアクチェー
タと、前記ブロック部材回動機構に作用して前記ブロッ
ク部材をルツボ組立体の中心軸方向、またはルツボ組立
体の外周の接線方向に回転駆動させるアクチェータとを
さらに具備することが望ましい。また前記搬送車には、
好ましくは各ブロック部材によって支持され、上下移動
機構の下降動作により搬送車上にルツボ組立体を一時的
に載置できる固定ブロックが配置される。
装置によると、引上装置の近傍に誘導される搬送車上に
配置され、ルツボ組立体を担持するホルダ部材は、上下
移動機構と、多関節アームとによって上下方向および水
平方向に移動できるように構成される。そして、搬送車
上にルツボ組立体を一時的に載置できる構成を採用する
ことにより、ルツボ組立体を搬送車上で安定して搬送さ
せることもできる。この構成によると、できる限り人為
的な作業を軽減させることが可能となり、シリコン単結
晶インゴットの歩留まりや品質を向上されることに寄与
できる。さらに搬送車を誘導させるシステムに利用する
ことで、高温現場での人為的な作業を殆ど無くすことも
可能となり、ルツボ組立体の搬送および撤去の稼働率も
向上させることが可能となる。
装置の駆動制御方法は、交換装置を構成する搬送車に、
複数の引上装置の設置箇所に対応した搬送車の停止位置
を示すマーク、前記各引上装置に対してルツボ組立体を
供給するためのルツボ組立体保管場所ステージに対応し
た搬送車の停止位置を示すマーク、および前記各引上装
置から撤去したルツボ組立体を載置するルツボ組立体廃
棄場所ステージに対応した搬送車の停止位置を示すマー
クをそれぞれ読み取るセンサが配置され、前記搬送車の
誘導停止位置を前記各マークの配置位置を基準として制
御される。
には、搬送車が誘導され少なくとも引上装置の設置箇所
に対応した搬送車の停止位置を示すマークを読み取るセ
ンサが配置され、前記搬送車がマークの配置位置で停止
した状態において、マークとセンサとの相対的ずれ量を
前記多関節アームの水平方向の駆動により吸収するよう
に制御される。
装置の駆動制御方法によると、複数の引上装置の設置箇
所に対して、例えば1台のルツボ組立体交換装置を誘導
走行させることが可能となり、設備全体のコストを低減
することが可能となり、また生産性を向上させることも
可能となる。
体の装着装置について、図1乃至図4に示す実施の形態
に基づいて説明する。先ず、図1はルツボ組立体の装着
装置を右上方より見た状態で示し、また図2はルツボ組
立体を保持してなる装着装置を左上方より見た状態で示
している。ルツボ組立体1は、図2に示すように一般に
カーボン受皿2上にカーボンルツボ3を搭載し、カーボ
ンルツボ3内に石英ガラスルツボ4を挿入することで組
み立てられ、かつ石英ガラスルツボ4内にポリシリコン
5を充填して構成される。このルツボ組立体1の装着装
置は、図1および図2に示すように垂直に立つ柱体11
に、上下移動機構12によって昇降可能に取り付けられ
たベース部材13が具備され、このベース部材13に、
多関節アーム14を介して前記ルツボ組立体1を保持す
るホルダ部材15が取り付けられている。
11に設置された平行な2本のリニアガイド16によ
り、ベース部材13が柱体11に沿って昇降可能となる
ように構成されており、アクチェータとしてのモータ1
7による回転動力がカップリング18を介してベース部
材13に連結されたボールねじ19を回転させることに
より上下移動動作を実現させている。上下移動機構12
は、ホルダ部材15の一部に取り付けられたスイッチレ
バ−20を操作することにより、前記モータ17が正転
および逆転駆動され、リニアガイド16の垂直方向の3
カ所に設置されたセンサー21により、3カ所の定位置
に停止できるように構成されている。前記ベース部材1
3に対して水平方向に移動可能となるようにホルダ部材
15を保持する多関節アーム14は、ベース部材13に
対して第1支持軸23によって水平方向に回動可能に取
り付けられた水平回動アーム24と、この水平回動アー
ム24の自由端側に前記ホルダ部材15をさらに水平回
動可能に取り付けた第2支持軸25によって構成されて
いる。この構成により、ルツボ組立体1を保持するホル
ダ部材15を水平面内で移動させることができる。
立体1を保持するホルダ部材15の構成を示している。
このホルダ部材15には、ルツボ組立体1をその外周か
ら均等に囲う状態で垂下された3本の垂直アーム31が
配置されており、これら各垂直アーム31内には、それ
ぞれシャフト32が回動可能となるように配置されい
る。これらシャフト32の下端部は露出され、この下端
部にはそれぞれ角柱状のブロック部材33が傾斜状態に
取り付けられている。すなわち図2に示すように、ルツ
ボ組立体1を担持した場合において、各ブロック部材3
3がルツボ組立体1の中心方向に向かって低くなるよう
に各シャフト32に取り付いている。
1との接触部には、ルツボ組立体1の金属汚染を防止す
るために高純度SiC製の角棒34が埋め込まれてい
る。この好ましい材質はシリコン含浸SiCもしくはこ
の表面にCVD・SiCコートしたものである。ホルダ
部材15の上部には操作レバー35が配置されており、
この操作レバー35を90度の範囲で回転させることに
より、ホルダ部材15の内部に配置された各ワイヤ36
の連動により、3本のブロック部材が同時に回動される
ブロック部材回動機構37を構成している。すなわち、
前記操作レバー35の操作により、各ブロック部材33
を、ルツボ組立体1の中心軸方向、またはルツボ組立体
の外周の接線方向に回転駆動できるように構成されてい
る。
状態を示し、図4(a)は平面図で、また図4(b)は
正面図で示している。本装置は、引上装置41に配置さ
れた架台42上において、ホルダ部材15で保持したル
ツボ組立体1の中心が、引上装置41に配置されたシャ
フト43の中心に一致できるような位置へ設置されると
共に、多関節アーム14を旋回した時にホルダ部材15
で保持したルツボ組立体1の中心が、引上装置41の外
部に位置決めされたルツボ組立体搬送台車44に配置さ
れたシャフト45の中心と一致する位置に設置されてい
る。そして、前記ルツボ組立体1には、引上装置41に
配置されたシャフト43、およびルツボ組立体搬送台車
44に配置されたシャフト45に嵌合されるために、各
シャフトの外形にほぼ一致するざぐり穴1aがルツボ組
立体1の下底部に形成されている。
着する場合には、ホルダ部材15が位置決めされる必要
がある。このために図2に示すように多関節アーム14
を構成する水平回動アーム24の一方向への回動角度を
規制する第1ストッパS1と、水平回動アーム24に対
するホルダ部材15のさらに一方向への回動角度を規制
する第2ストッパS2が配置されている。すなわち、前
記ストッパS1が水平回動アーム24に、またストッパ
S2がホルダ部材15に当接した状態で、ホルダ部材1
5に担持されたルツボ組立体1が引上装置41の直上に
位置できるように構成されている。
ら、位置決めされたルツボ組立体搬送台車44に移動さ
せる場合にも、ホルダ部材が位置決めされることが望ま
しい。このために図1に示すように多関節アーム14を
構成する水平回動アーム24の他方向への回動角度を規
制する第3ストッパS3と、水平回動アーム24に対す
るホルダ部材15のさらに他方向への回動角度を規制す
る第4ストッパS4が配置されている。すなわち、前記
ストッパS3が水平回動アーム24に、またストッパS
4がホルダ部材15に当接した状態で、ホルダ部材15
に担持されたルツボ組立体1が、位置決めされたルツボ
組立体搬送台車44の直上に位置できるように構成され
ている。
向の3カ所に設置された各センサー21の位置は、図4
(b)に示したように、ホルダ部材15が他の機器と干
渉なく水平移動できる第1の高さと、引上装置41のシ
ャフト43上にルツボ組立体1を載せて前記ブロック部
材33からルツボ組立体1が離脱できる第2の高さと、
ルツボ組立体搬送台車44にルツボ組立体1を載せてブ
ロック部材33からルツボ組立体1が離脱できる第3の
高さに定めてある。
ついて、主に図4に基づいて説明する。ルツボ組立体1
は極めてパーティクルの少ない環境(クリーンルーム)
において、ルツボ組立体搬送台車44上で組み立てられ
る。ルツボ組立体1を積載したルツボ組立体搬送台車4
4は、引上装置設置場所に配置された本装置によって、
ルツボ組立体1を移載できる定位置ヘ移動させられる。
そして、上下移動機構12により他の機器との干渉なく
ホルダ部材15が水平移動できる第1の高さに設定す
る。これは前記した3つのセンサーのうち、上部に配置
されセンサー21の働きにより当該高さに設定すること
ができる。続いてホルダ部材15をルツボ組立体搬送台
車44に積載されたルツボ組立体1の直上へ移動させ
る。これは、ホルダ部材15を搬送台車44側に水平移
動できる点まで移動させることで、前記した第3ストッ
パーS3および第4ストッパーS4の作用により、ホル
ダ部材15の位置が搬送台車44に載置されたルツボ組
立体1の直上にほぼ一致するようになされる。
ック部材33がルツボ組立体1の外周の接線方向に向く
よう設定し、前記上下移動機構12により、ホルダ部材
15を下降せしめ、ブロック部材33がルツボ組立体1
の下部を支えることのできる高さに設定する。これも前
記した3つのセンサー21のうち下部に配置されたセン
サーの働きにより当該高さに設定することができる。こ
こで、前記レバー35を回転させてブロック部材33が
ルツボ組立体1の中心方向を向くようにする。この状態
でホルダ部材15を上昇させることで、ルツボ組立体1
をブロック部材33が受けて、ルツボ組立体搬送台車4
4より離脱させることができる。続いてホルダ部材15
を他の機器と干渉なく水平移動動できる前記第1の高さ
まで上昇させた後、ホルダ部材15を引上装置41の直
上に水平移動させる。これも、ホルダ部材15を引上装
置41に水平移動できる点まで移動させることで、前記
した第1ストッパーS1および第2ストッパーS2の作
用により、ホルダ部材15の位置が引上装置41の直上
にほぼ一致するようになされる。
で、ルツボ組立体1の下部に設けられたざくり穴1aに
シャフト43が嵌合し、ブロック部材33からルツボ組
立体1が離れる第2の高さに設定される。これも前記し
た3つのセンサー21のうち中部に配置されたセンサー
の働きにより当該高さに設定することができる。この状
態で、再びレバー35を操作してブロック部材33をル
ツボ組立体1の外周の接線方向へ向けると共に、ホルダ
部材15を上昇させて引上作業に影響のない第1の高さ
へ移動させることで、ルツボ組立体1の装着作業が完了
する。なお、ルツボ組立体1を引上装置41から撤去す
る場合には、前記した装着作業と逆の手順を実行するこ
とで可能となる。
立体の装着装置を設置し、ルツボ組立体の装着並びに撤
去を行うようにした実施の形態について説明したが、こ
の装着装置は、ルツボ組立体の引上装置に対する装着並
びに撤去作業に用いられるだけでなく、補助具を併用す
ることで、引上装置を構成する保温筒などのいわゆるホ
ットゾーン部材の装着装置または撤去装置として利用す
ることもできる。図5は、その実施の形態を示したもの
であり、図1乃至図4に示した装着装置と同一部分は同
一符号で示しており、したがって、その詳細な説明は適
宜省略する。
下された3本のシャフト32における各下端部に配置さ
れたブロック保持体33aには、それぞれ水平方向にシ
ャフト51が取り付けられるように構成されている。こ
の各水平シャフト51には、それぞれ軸方向に摺動可能
となるようにリング部材52が配置されている。そして
各リング部材52には吊下げ部材としてのワイヤケーブ
ル53の一端が結合され、またこれら各ワイヤケーブル
53の他端には引上装置41を構成するホットゾーン部
材としての保温筒55の一部に係合されるフック54が
取り付けられている。
の例えば底部周縁に前記フック54を係合し、上下移動
機構12を駆動させることにより、引上装置41内に保
温筒55を装着または引き出すことができる。そして、
多関節アーム14の水平移動機能を利用することによ
り、搬送台車から引上装置41への保温筒55の装着、
および引上装置41から搬送台車側への保温筒55の撤
去作業を実行することができる。なお、吊下げ部材とし
てのワイヤケーブル53の一端を結合した前記リング部
材52は、保温筒55またはその他のホットゾーン部材
の径に応じて水平シャフト51を摺動し、ホルダ部材1
5によって無理なくバランスを保ちつつ吊持されるよう
に作用する。
換装置、並びにルツボ組立体交換装置の駆動制御方法を
説明するものである。このうち図6および図7は、ルツ
ボ組立体交換装置の実施の形態を示しており、その主要
部分の構成は図1乃至図4で示したルツボ組立体の装着
装置とほぼ同一である。したがって前記したルツボ組立
体の装着装置の構成に相当する部分は同一符号で示して
おり、その詳細な説明は適宜省略する。図6および図7
に示すようにルツボ組立体の交換装置は、車輪62が具
備された搬送車61上に、図1乃至図4で示したルツボ
組立体の装着装置と同様の機能が搭載されている。そし
て搬送車61は、予め定められた位置に設置された引上
装置の近傍に誘導されて移動できるように構成されてい
る。
昇降可能となるように構成されたベース部材13には、
アクチェータとしてのサーボモータ63が具備されてお
り、このサーボモータ63の駆動力により、多関節アー
ム14を構成する水平アーム24を水平方向に回動でき
るようになされている。また、水平アーム24の自由端
側にはジョイント部材64が配置されており、このジョ
イント部材64を介してホルダ部材15が水平アーム2
4に対して取り付けられている。前記ジョイント部材6
4には水平アーム24の自由端側とジョイント部材64
との間、およびジョイント部材64とホルダ部材15と
の間の回転角度が等角度となるように連動させる歯付き
ベルト65が取り付けられており、ジョイント部材64
に配置されたサーボモータ66の駆動力によって、水平
アーム24とホルダ部材15との角度が制御できるよう
に構成されている。したがって、前記2つのモータ63
および66の駆動により、ホルダ部材15は2次元方向
(水平方向)に駆動され、これにベース部材13の昇降
動作が加わってホルダ部材15は3次元方向に駆動でき
るように構成されている。
チェータとしてのモータ67が配置されており、このモ
ータ67はホルダ部材15に一体に取り付けられた垂直
アーム31内のシャフト32を回転駆動するように構成
されている。3つの垂直アーム31のそれぞれに内装さ
れた各シャフト32は、互いにかけ渡されたワイヤ36
によってブロック部材回動機構37を構成しており、こ
れにより、3本のブロック部材33が同期してルツボ組
立体の中心軸方向、またはルツボ組立体の外周の接線方
向に回転駆動されるように構成されている。
形成されており、この水平ステージ68には、ホルダ部
材15によって担持されたルツボ組立体1を下降させる
ことによって搬送車上にルツボ組立体を一時的に載置で
きる3つの固定ブロック69が放射状に配置されてい
る。さらに、図7に示すように搬送車61の下底部に
は、位置検出センサ70が配置されており、この検出セ
ンサ70により搬送車61が誘導走行できるように構成
されている。
たルツボ組立体交換装置を用いた駆動制御方法の例を説
明するものである。そのうち図8は、ルツボ組立体交換
装置の搬送レイアウトの例を示すものである。図8に示
すように、複数台(図8においては10台)の引上装置
41が併設されており、また使用前ルツボ組立体保管場
所71と使用後ルツボ組立体廃棄場所74とが設定され
ている。ルツボ組立体交換装置を構成する搬送車61
は、後述するシステム制御装置83の指示により、走行
軌跡77上を走行することができる。この場合、走行軌
跡77の床内面に、例えば信号線(図示せず)を配置
し、信号線に沿って搬送車61が誘導走行できるよう
に、またはその他の手段によって誘導走行できるように
なされている。
対応した搬送車61の停止位置を示すマーク78、各引
上装置に対してルツボ組立体を供給するためのルツボ組
立体保管場所71のステージ72に対応した搬送車61
の停止位置を示すマーク73、および前記各引上装置か
ら撤去したルツボ組立体を載置するルツボ組立体廃棄場
所ステージ75に対応した搬送車61の停止位置を示す
マーク76が、それぞれ床面に配置されている。
例を図9に示しており、図9(a)はルツボ組立体1を
ステージ72上に載置した状態を、また図9(b)はル
ツボ組立体1が載置されていない状態を示している。こ
のステージ72上には、ルツボ組立体1を安定に載置す
ることができる3つの固定ブロック81が放射状に配列
されている。また図には示されていないが、ルツボ組立
体の有無を検出するセンサーも配置されている。さらに
ステージ72の脇には、後述するシステム制御装置83
ヘセット完了と搬送先引上装置41を入力するための制
御装置84が配置されている。一方、ルツボ組立体廃棄
場所ステージ75も図9に示した保管場所ステージ72
と同様に構成されており、後述するシステム制御装置8
3に対してルツボ組立体1の受け取り可能を通知する制
御装置85が配置されている。
装置の駆動制御を実行する制御装置の構成を示してい
る。図8に示した各引上装置41には、ルツボ組立の取
り出し要求と装着要求をシステム制御装置83へ伝達す
るための操作ボタン(図示せず)があり、取り出し要求
と装着要求ができる状態の監視は、引上装置41の制御
装置86で行なわれるように構成されている。またシス
テム制御装置83は、ルツボ組立体保管場所ステージ7
2に配置された前記制御装置84、およびルツボ組立体
廃棄場所ステージ75に配置された前記制御装置85と
の間でも交信が行われるように構成されている。さらに
システム制御装置83は、搬送車61に配置され、後述
するように各引上装置に搬送車61が停止したときの多
関節アーム14の停止位置を記憶する制御装置87との
間でも交信が行われるように構成されている。
して装着する場合の搬送手順について説明する。図8に
おける引上装置41において、ルツボ組立体1を装着で
きる状態になった時、装着要求ボタン(図示せず)を操
作すると、当該引上装置41の機械的な装着可能状態の
確認は前記センサーによりチェックされる。一方、搬送
されるルツボ組立体1は、保管場所71のステージ72
上にセットされ、システム制御装置83にセット完了と
搬送先引上装置の登録を行う。システム制御装置83
は、引上装置41からの装着要求と保管場所71のセッ
ト完了信号があった場合、要求のあった引上装置と保管
場所ステージ72にセットされたルツボ組立体1の搬送
先引上装置が一致したとき、搬送車61に搬送指示を行
う。これにより搬送車61は、保管場所ステージ72よ
りルツボ組立体1を受け取り、引上装置まで搬送して装
着を行う。
撤去して搬送する手順については次のとおりである。引
上装置41においてルツボ組立体1を取り出しできる状
態になった時、取り出し要求ボタン(図示せず)を操作
すると、この取り出し要求がシステム制御装置83へ通
知される。取り出し要求ボタンを操作した時に、引上装
置41の機械的な取り出し可能状態の確認は、前記セン
サによりチェックされる。一方、ルツボ組立体1を受け
取る廃棄場所74のステージ75では、システム制御装
置83に受け取り可能の通知を行う。システム制御装置
83は、引上装置41からの取り出し要求と廃棄場所7
4の受け取り可能信号があった場合、搬送車61に搬送
指示を行う。これにより搬送車61は、引上装置41か
らルツボ組立体1を取り出して廃棄場所ステージ75ま
で搬送する。
1の動作は次のようになされる。なお、搬送車61が保
管場所71のステージ72から、ルツボ組立体1を取り
出す場合の動作と、各引上装置41からツボ組立体1を
撤去する場合の動作はほぼ同一である。また、搬送車6
1が各引上装置41に対してルツボ組立体1を装着する
場合の動作と、廃棄場所74のステージ75に対してル
ツボ組立体1を載置する場合の動作はほぼ同一である。
したがって、以下においては引上装置41に対してルツ
ボ組立体1を装着する場合の動作、および引上装置41
からツボ組立体1を撤去する場合の動作について説明す
る。
1を装着する場合においては、搬送車61は前記走行軌
跡77に沿って走行する。この場合、搬送車61は搬送
中にルツボ組立体1が落下しないように、搬送車61に
配置された前記固定ブロック69上に載置した状態で移
動する。そして、搬送車61に搭載された位置検出セン
サ70は、引上装置41に配置されたマーク78を検出
して停止する。そして停止位置において、マーク78に
基づいて基準停止位置からのずれ量を検出する。このず
れ量は、ルツボ組立体1を引上装置41に装着する場合
において、多関節アーム14の停止位置を補正するもの
である。搬送車61に搭載された制御装置87は、実際
に搬送車61が停止した時の基準停止位置からのずれ量
を演算して多関節アーム14の停止位置の補正を行う。
これにより精度良くルツボ組立体1を引上装置41に対
して装着することができる。
に対してルツボ組立体1を装着する状態を示している。
この搬送車61が引上装置41の前方に停止した状態に
おいて、ルツボ組立体1は搬送車61の固定ブロック6
9上に載置されている。この時、多関節アーム14は3
個のルツボ組立体保持ブック33が、ルツボ組立体1に
接触する位置を原点位置として停止している。以下、次
に示す順にしたがって引上装置41に対するルツボ組立
体1の装着動作が実行される。
出して搬送車61の停止位置のずれ量を測定する。事前
に記憶してあるルツボ組立体1の装着すべき位置とずれ
量をもとに多関節アーム14の停止位置を演算する。 ルツボ組立体1を保持した状態で多関節アーム14を
上昇させる。 モータ63および66を駆動させることで、水平アー
ム24およびホルダ部材15を含む多関節アーム14を
旋回させて、演算結果による停止位置までルツボ組立体
1を移動させる。(図11に示す状態) 多関節アーム14を下降させて、ルツボ組立体1を引
上装置41へ装着させる。(すなわち、ルツボ組立体1
がブロック部材33より離れる。) モータ67を駆動してブロック部材33をルツボ組立
体1の接線方向へ旋回させる。 多関節アーム14が上昇し、アーム14は原点位置ま
で戻される。
去する場合の動作は以下のようなされる。すなわち、搬
送車61が引上装置41の前方に停止した場合には、搬
送車61上の固定ブロック69上からは既にツボ組立体
1は撤去されており、図7に示すように多関節アーム1
4は原点位置に停止している。そして、次に示す順にし
たがって引上装置41からのルツボ組立体1の撤去が実
行される。
出して搬送車61の停止位置のずれ量を測定する、事前
に記憶してあるルツボ組立体1が装着されている位置と
ずれ量をもとに多関節アーム14の停止位置を演算す
る。 多関節アーム14を上昇させる。 モータ63および66を駆動させることで、水平アー
ム24およびホルダ部材15を含む多関節アーム14を
旋回させて、演算結果による停止位置まで多関節アーム
14を移動させる。 モータ67を駆動して各ブロック部材33をルツボ組
立体1の接線方向へ旋回させる。 多関節アーム14を下降させて、ルツボ組立体1を保
持する高さよりやや低めに移動させる。 モータ67を駆動してブロック部材33をルツボ組立
体1の中心方向へ旋回させる。 多関節アーム14を上昇せしめ、その途中よりルツボ
組立体1をブロック部材33により担持し、そのままホ
ルダ部材15によりルツボ組立体1を吊持させる。 多関節アーム14を原点位置まで動かし、ルツボ組立
体1を搬送車61に配置された固定ブロック33上に設
置させる。
立体1を搭載した後、搬送車61は走行軌跡77上を走
行し、組立体廃棄場所74にルツボ組立体1を搬送す
る。そして、廃棄場所ステージ75にルツボ組立体1が
移送される。この場合の動作は、ツツボ組立体を引上装
置へ装着させる場合と同様である。
かるルツボ組立体の装着装置によると、上下移動機構に
よって昇降されるベース部材に多関節アームを介して水
平方向に移動できるようにホルダ部材が取り付けられ、
ホルダ部材にはルツボ受皿の下底部を支持するブロック
部材を回動機構によって回動可能となるように装着した
ので、ホルダ部材は3次元方向に移動することができ、
またホルダ部材に装着されたブロック部材は回動機構に
よってルツボ組立体の受皿を担持または解放するように
作用する。したがって、ルツボ組立体を例えば搬送台車
から引上装置へ、また引上装置から撤去して搬送台車に
対して容易且つ円滑に移送することができる。
装着装置によると、ルツボ組立体装着装置の機能をその
まま利用して引上装置を構成する例えば保温筒の装着ま
たは撤去作業を容易且つ円滑になすことができる。さら
に、本発明にかかるルツボ組立体交換装置によると、搬
送車上に前記したルツボ組立体装着装置の機能が搭載さ
れ、好ましくはルツボ組立体を一時的に載置できる固定
ブロックを配置した構成とされるので、ルツボ組立体を
安定に搬送することができ、また引上装置に対するルツ
ボ組立体の装着および撤去を自動的に実行されることが
可能となる。
交換装置の駆動制御方法によると、前記ルツボ組立体交
換装置を用い、複数台の引上装置の設置箇所に誘導走行
させるようになされるため、例えば1台のルツボ組立体
交換装置によって各引上装置に対するルツボ組立体の装
着および撤去を交互に成すことができる。したがって、
人為的な作業を軽減させることが可能であり、シリコン
単結晶インゴットの歩留まりや品質を向上させることが
でき、且つ生産性を向上させることも可能となる。
方より見た状態を示す斜視図である。
左上方より見た状態を示す斜視図である。
するホルダ部材の構成を示した斜視図である。
態を示す図である。
示した斜視図である。
組立体を搭載した状態で示した斜視図である。
搭載しない状態で示した斜視図である。
御方法を説明するためのルツボ組立体交換装置の搬送レ
イアウトの例を示す平面図である。
斜視図である。
制御を実行する制御装置の例を示してたブロック図であ
る。
を装着する状態を示した斜視図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 アクチェータの動力によってベース部材
を昇降駆動させる上下移動機構と、 前記ベース部材に対して多関節アームを介して水平方向
に移動できるように取り付けられたホルダ部材と、 前記ホルダ部材に対してそれぞれ垂直方向に垂下される
と共に、ルツボ組立体を上方から囲むように配置され、
且つそれぞれの下端部にルツボ受皿の下底部を支持する
ブロック部材を備えた複数の垂直アームと、 前記各垂直アームの下端部に具備された各ブロック部材
を、ルツボ組立体の中心軸方向、またはルツボ組立体の
外周の接線方向に回転駆動させるブロック部材回動機構
とを具備したことを特徴とするルツボ組立体の装着装
置。 - 【請求項2】 前記多関節アームは、前記ベース部材に
対して第1支持軸によって水平方向に回動可能に取り付
けられた水平回動アームと、前記水平回動アームの自由
端側に前記ホルダ部材をさらに水平方向に回動可能に取
り付けた第2支持軸とによって構成されていることを特
徴とする請求項1記載のルツボ組立体の装着装置。 - 【請求項3】 前記ブロック部材回動機構は、各垂直ア
ームに回動可能に配置されたシャフトが具備されると共
に、各シャフトの下端部に前記ブロック部材が取り付け
られ、且つ各シャフトが連動して回動できるように構成
されていることを特徴とする請求項1記載のルツボ組立
体の装着装置。 - 【請求項4】 前記多関節アームを構成する水平回動ア
ームの一方向への回動角度を規制する第1ストッパと、
水平回動アームに対するホルダ部材のさらに一方向への
回動角度を規制する第2ストッパと、前記多関節アーム
を構成する水平回動アームの他方向への回動角度を規制
する第3ストッパと、水平回動アームに対するホルダ部
材のさらに他方向への回動角度を規制する第4ストッパ
とが具備され、前記第1および第2ストッパとにより、
ルツボ組立体の装着位置を確定し、また前記第3および
第4ストッパとにより、前記ホルダ部材に対するルツボ
組立体の吊持位置を確定するように構成したことを特徴
とする請求項2記載のルツボ組立体の装着装置。 - 【請求項5】 アクチェータの動力によってベース部材
を昇降駆動させる上下移動機構と、 前記ベース部材に対して多関節アームを介して水平方向
に移動できるように取り付けられたホルダ部材と、 前記ホルダ部材に対してそれぞれ垂直方向に垂下される
と共に、ルツボ組立体を上方から囲むように配置された
複数の垂直アームと、 前記各垂直アームに一端が取り付けられ、他端に引上装
置に用いられるホットゾーン部材を結合する吊下げ部材
とが具備され、前記ホルダ部材が多関節アームを介して
引上装置の直上に位置できるように構成したことを特徴
とするホットゾーン部材の装着装置。 - 【請求項6】 前記各垂直アームのそれぞれには、水平
方向に取り付けられたシャフトと、このシャフトに軸方
向に摺動可能となるように配置されたリング部材とがさ
らに具備され、前記各リング部材に前記吊下げ部材の一
端が取り付けられたことを特徴とする請求項5記載のホ
ットゾーン部材の装着装置。 - 【請求項7】 予め定められた位置に設置された引上装
置の近傍に移動して前記引上装置に対してルツボ組立体
を装着または撤去することができるルツボ組立体交換装
置であって、 前記引上装置の近傍に誘導される搬送車と、 前記搬送車上に配置され、アクチェータの動力によって
ベース部材を垂直駆動させる上下移動機構と、 前記ベース部材に対して多関節アームを介して水平方向
に移動できるように取り付けられたホルダ部材と、 前記ホルダ部材に対してそれぞれ垂直方向に垂下される
と共に、ルツボ組立体を上方から囲むように配置され、
且つそれぞれの下端部にルツボ受皿の下底部を支持する
ブロック部材を備えた複数の垂直アームと、 前記各垂直アームの下端部に具備された各ブロック部材
を、ルツボ組立体の中心軸方向、またはルツボ組立体の
外周の接線方向に回転駆動させるブロック部材回動機構
とを具備したことを特徴とするルツボ組立体交換装置。 - 【請求項8】 前記ベース部材に対してホルダ部材を水
平方向に駆動するためのアクチェータと、前記ブロック
部材回動機構に作用して前記ブロック部材をルツボ組立
体の中心軸方向、またはルツボ組立体の外周の接線方向
に回転駆動させるアクチェータとをさらに具備したこと
を特徴とする請求項7記載のルツボ組立体交換装置。 - 【請求項9】 前記搬送車には、各ブロック部材によっ
て支持され、上下移動機構の下降動作により搬送車上に
ルツボ組立体を一時的に載置できる固定ブロックが配置
されていることを特徴とする請求項7または請求項8記
載のルツボ組立体交換装置。 - 【請求項10】 前記交換装置を構成する搬送車には、
複数の引上装置の設置箇所に対応した搬送車の停止位置
を示すマーク、前記各引上装置に対してルツボ組立体を
供給するためのルツボ組立体保管場所ステージに対応し
た搬送車の停止位置を示すマーク、および前記各引上装
置から撤去したルツボ組立体を載置するルツボ組立体廃
棄場所ステージに対応した搬送車の停止位置を示すマー
クをそれぞれ読み取るセンサが配置され、 前記搬送車の誘導停止位置を前記各マークの配置位置を
基準として制御することを特徴とする請求項7乃至請求
項9のいずれかに記載のルツボ組立体交換装置の駆動制
御方法。 - 【請求項11】 前記交換装置を構成する搬送車には、
搬送車が誘導され少なくとも引上装置の設置箇所に対応
した搬送車の停止位置を示すマークを読み取るセンサが
配置され、 前記搬送車がマークの配置位置で停止した状態におい
て、マークとセンサとの相対的ずれ量を前記多関節アー
ムの水平方向の駆動により吸収するように制御すること
を特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載の
ルツボ組立体交換装置の駆動制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15385798A JP3594172B2 (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | ルツボ組立体またはホットゾーン部材の装着装置および交換装置並びにルツボ組立体交換装置の駆動制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15385798A JP3594172B2 (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | ルツボ組立体またはホットゾーン部材の装着装置および交換装置並びにルツボ組立体交換装置の駆動制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11322493A true JPH11322493A (ja) | 1999-11-24 |
JP3594172B2 JP3594172B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=15571628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15385798A Expired - Lifetime JP3594172B2 (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | ルツボ組立体またはホットゾーン部材の装着装置および交換装置並びにルツボ組立体交換装置の駆動制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3594172B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2015098400A (ja) * | 2009-07-22 | 2015-05-28 | 株式会社Sumco | 包装済石英ガラスルツボ用クレーン装置およびこの装置を用いる包装済石英ガラスルツボの梱包方法 |
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-
1998
- 1998-05-19 JP JP15385798A patent/JP3594172B2/ja not_active Expired - Lifetime
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