Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPH11321201A - 自転車用車輪 - Google Patents

自転車用車輪

Info

Publication number
JPH11321201A
JPH11321201A JP6422299A JP6422299A JPH11321201A JP H11321201 A JPH11321201 A JP H11321201A JP 6422299 A JP6422299 A JP 6422299A JP 6422299 A JP6422299 A JP 6422299A JP H11321201 A JPH11321201 A JP H11321201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spokes
bicycle wheel
hub
rim
spoke
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6422299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3495634B2 (ja
Inventor
Hiroo Nakade
裕夫 中出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP06422299A priority Critical patent/JP3495634B2/ja
Publication of JPH11321201A publication Critical patent/JPH11321201A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3495634B2 publication Critical patent/JP3495634B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、本発明は、自転車用車輪のスポー
クが受ける空気抵抗の軽減を図りながらもスポークの連
結強度の向上及び自転車用車輪としての強度や剛性を高
めることを課題とする。 【解決手段】 リム2とハブ8とこれらを連結する直線
状のスポーク5a,5bとを備えた自転車用車輪におい
て、スポーク5a,5bがハブ8とリム2との間に所定
角度θをおいて間隔を狭めた所定間隔内に複数本ずつ連
続して連結されるとともに、この複数本ずつのスポーク
5a,5bがほぼ平行状態に配されている。したがっ
て、荷重を複数本ずつの一群のスポーク5A,5Bが同
時に受ける、又、空気抵抗も最小限度に抑制することと
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自転車用車輪の
技術分野に属し、詳しくは、この自転車用車輪のスポー
クが受ける空気抵抗を最小限度に抑制しながらも強度や
剛性を高めることが可能な自転車用車輪に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自転車用車輪は、円形状のリムと
このリムの中心に位置するハブとこれらリムとハブを連
結するスポークを備えて構成されるものの他、上記スポ
ークに代えて、リムとハブの間に円盤状の部材を連結状
態に備えるものがある(いわゆる「ディスクタイプ」と
も呼ばれる)。しかし、このディスクタイプの自転車用
車輪は、重量が重く、側面からの横風に対して揺れやす
いと言う問題あるために、上記スポークを備える自転車
用車輪が一般的に使用されている。
【0003】そして、この種スポークを備える自転車用
車輪としては、例えば、特開昭56−154301号公
報、特開昭61−261101号公報や第301866
7号の登録実用新案公報等に開示されるように、上記ス
ポークとして、直線状のものが、ハブの左右両側とリム
とを所定角度をおいて半径方向に複数連結するものが広
く知られている。その他、スポークの連結状態として
は、中6本あけて8本目同士を交差させる8本組み、中
4本あけて6本目同士を交差させるタンジェント組み、
放射状に組むラジアル組などがある。また、リムのスポ
ーク穴の数は、32か36が主流で、上記リムの内周部
や或いは側面部とを所定角度をおいて形成されているも
のが多い。なお、上記ラジアル組は、スポークを短くす
ることができる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
スポークが備えられた自転車用車輪は、このスポークが
受ける空気抵抗という観点からは、スポークの数が少な
いことが好ましい。反面、スポークの数を少なくする
と、自転車用車輪の強度や剛性に欠けるという問題があ
る。
【0005】このため、一般の乗用タイプの自転車や上
記従来の特開昭56−154301号公報や特開昭61
−261101号公報の自転車用車輪では、上記直線状
のスポークをこれらのほぼ中央部で交差状に配すること
により、上記強度や剛性を高めるよう工夫がなされてい
る。しかしながら、このように、直線状のスポークが交
差状に配されると、この交差部分での空気抵抗が大き
く、運転者や近年自転車に装備される原動機等に大きな
負荷を与えることとなる。したがって、タイムトライア
ルレース、ロードレース、トライアスロン等のスポーツ
タイプの自転車用車輪としては不向きであり、特に、こ
れらの前輪としては不向きであるる。
【0006】他方、上記登録実用新案公報第30186
67号の自転車用車輪では、上記スポークがハブとリム
との間に所定角度をおいて一本の直線状のスポークが配
されたものが開示されている。しかしながら、このよう
に、直線状のスポークが所定角度をおいて一本配された
ものでは、全体のスポークの数を少なくして、このスポ
ークが受ける空気抵抗を小さくできるが、自転車用車輪
としての強度や剛性が十分ではない。例えば、競輪選手
の脚力で大きな負荷を与えると、上記スポークが折れて
しまう危険がある。また、この強度の点のみならず、ス
ポークが撓んでしまって逆に空気抵抗に対するロスも大
きい。
【0007】そこで、本発明は、自転車用車輪のスポー
クが受ける空気抵抗の軽減を図りながらもスポークの連
結強度の向上及び自転車用車輪としての強度や剛性を高
めることが可能な自転車用車輪を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
自転車用車輪は、上記課題を解決するために、円形状の
リムと、このリムの中心に位置するハブと、このハブの
左右両側と上記リムとを連結する直線状のスポークとを
備えた自転車用車輪である。そして、上記スポークがハ
ブとリムとの間に所定角度をおいて間隔を狭めた所定間
隔内に複数本ずつ連続して連結されるとともに、この複
数本ずつのスポークがほぼ平行状態に配されていること
を特徴とする。
【0009】この請求項1記載の発明の自転車用車輪に
よれば、上記スポークがハブとリムとの間に所定角度を
おいて間隔を狭めた所定間隔内に複数本ずつ連続して連
結されることから、この自転車用車輪にかかる荷重を上
記複数本ずつのスポークが同時に受けるために、スポー
クを所定角度をおいて設けながらも、自転車用車輪とし
ての強度や剛性が向上することとなり、撓むようなこと
もなくなる。
【0010】また、上記複数本ずつのスポークがほぼ平
行状態に配されていることから、この自転車用車輪の回
転による空気抵抗は、ほぼ平行状態に配される最初のス
ポークに対しては大きいが、このほぼ平行状態の後のス
ポークには小さいために、上記複数本ずつのスポークが
受ける空気抵抗も最小限度に抑制することとなる。
【0011】本発明の請求項2記載の自転車用車輪は、
前記請求項1記載の発明を前提として、前記所定間隔内
に複数本ずつ連結されるスポークは、前記ハブの左右両
側に左右一対ずつ所定角度をおいて設けられ、この左右
一対の上記複数本ずつのスポークが前記リムに所定角度
をおいて連続して連結されていることを特徴とする。
【0012】この請求項2記載の発明の自転車用車輪に
よれば、左右一対の上記複数本ずつのスポークが前記リ
ムに所定角度をおいて連続して連結されていることか
ら、左右一対ずつの複数本のスポークが中央部では交差
状に配されないために、この自転車用車輪を回転させた
場合の空気抵抗は、従来の左右のスポークがほぼ中央部
で交差する方向で配されている自転車用車輪と比較して
少なくなる。
【0013】本発明の請求項3記載の自転車用車輪は、
前記請求項1記載の発明を前提として、前記所定間隔内
に複数本ずつ連結されるスポークは、前記ハブの左右両
側に左右一対ずつ所定角度をおいて設けられ、この左右
一対の複数本ずつのスポークの本数が左側と右側とで本
数が異なることを特徴とする。
【0014】この請求項3記載の発明の自転車用車輪に
よれば、上記ほぼ平行状態に配されるスポークを複数本
ずつ設けるが、自転車用車輪の全体としてのスポークを
少なくしながらも自転車用車輪としての強度や剛性を高
めることができる。
【0015】本発明の請求項4記載の自転車用車輪は、
前記請求項1記載の発明を前提として、前記ハブの外周
に、スポークの端部を連結する複数のスポーク穴が形成
され、このスポーク穴は、上記ハブのこの外周円上の接
線上に位置して、前記複数本ずつのスポークの数に対応
した本数が形成されていることを特徴とする。
【0016】この請求項4記載の発明の自転車用車輪に
よれば、上記ハブのスポーク穴が上記ハブのこの外周円
上の接線上に位置して、前記複数本ずつのスポークの数
に対応した本数が形成されていることから、各々の箇所
の平行なスポークの端部をほぼ平行状態を維持したまま
正確に連結することができる。
【0017】本発明の請求項5記載の自転車用車輪は、
前記請求項1記載の発明を前提として、前記複数本ずつ
のほぼ平行状態に配されているスポークの本数が2本乃
至4本であることを特徴とする。ここで、上記2本乃至
4本である場合のスポークとスポーク間隔は、各スポー
クの直径や幅の約2倍から4倍であることが理想的であ
る。なお、この複数本ずつのスポークは、自転車用車輪
に所定角度をおいて複数箇所に配されるが、この所定角
度としては、通常は、60度、72度、90度である
が、これらの所定角度に限定されるものではない。
【0018】この請求項5記載の発明の自転車用車輪に
よれば、前記複数本のほぼ平行状態に配されているスポ
ークの数が2本以上のもので良く、2本乃至4本でも良
い。そして、この請求項5の自転車用車輪は、自転車用
車輪の所定角度をおいて連結されるスポークの連結箇所
を少なくしながらも連結強度を高めることができるとと
もに、各自転車用車輪に対応させた微妙な剛性の維持と
調節が可能となる。なお、5本以上を設けることも可能
であるが、5本以上を設けると、この自転車用車輪の重
量が重くなり好ましくない。
【0019】本発明の請求項6記載の自転車用車輪は、
前記請求項1記載の発明を前提として、前記複数本ずつ
のほぼ平行状態に配されているスポークに空気抵抗を軽
減するためのテープが巻き回されていることを特徴とす
る。この空気抵抗を軽減するためのテープは、上記平行
状態に配されているスポークの長手方向の全長に亘って
配されるものでも、上記スポークのリム側とハブ側の両
端側或いはこれらのいずれか一方側に配されるものでも
良い。
【0020】この請求項6記載の発明の自転車用車輪に
よれば、前記複数本のほぼ平行状態に配されているスポ
ークにテープが巻き回されていることから、横風の強弱
に応じて上記テープを巻き回す範囲を調整することがで
きるとともに、車種に応じて、空気抵抗の微妙な調整も
可能となる。そして、空気抵抗を軽減することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照しながら説明する。 (第1の実施の形態)本実施の形態の自転車用車輪は、
図1及び図2に示すように、本発明をタイムトライアル
レース、ロードレース、トライアスロン等のスポーツタ
イプの自転車用車輪に適用した26インチのものであ
る。この自転車用車輪1は、円形状のリム2と、このリ
ム2の中心に位置するハブ8と、このハブ8の左右両側
とリム2とを複数本連結する直線状のスポーク5A,5
Bとを備える。このスポーク5A,5Bは、上記ハブの
左右フランジ部9A,9Bの左右に所定角度をおいて一
対ずつ連結されるため、上記符号5A,5Bは、ハブの
左右フランジ部9A,9Bの各々のスポークを示す。
【0022】まず、上記リム2は、アルミ合金製であ
り、断面C字状の外周部2aと断面凸状の内周部2bと
を有するもので、この内周部2aの幅中央に、上記スポ
ーク5を連結するスポーク穴3aが形成されている。こ
のスポーク穴3aは、上記円形状のリム2の約60度の
間隔をおいて六箇所に4つずつ連続的に形成されてい
る。すなわち、上記スポーク5A,5Bは、ニップル4
を介してリム2のスポーク穴3aに連結されるが、この
スポーク穴3aは、図3に示すように、上記4つずつ連
続的に形成されるもので、上記内周部2bでは、間隔を
狭めた所定間隔内において等間隔に形成され、他方、上
記外周部2aでは、一群のスポーク穴3である長穴とさ
れている(図1参照)。これは、ハブ8の左右両側から
左右一対ずつのスポーク5A,5Bをリム2のほぼ同一
箇所にほぼ平行状態に連続的に連結するためである。そ
して、上記長穴である一群のスポーク穴3とすることに
より、スポークの取り付けもや調整も容易となる。
【0023】次に、上記ハブ8は、アルミ合金製であ
り、内部中空のハブ本体と、このハブ8本体の左右両側
に設けられる各々円形状のフランジ部9A,9Bとを備
えている。そして、このフランジ部9A,9Bの最外周
の半径は、約30mmであり、このフランジ部9A,9
Bに形成されるスポーク穴10a,10bは、各フラン
ジ部9A,9Bの外周円O上において、且つ、この外周
円O上の接線上Sに位置して形成されている。ここで、
符号Oは、一般的なスポーク穴が形成される場合の円を
仮想的に示すもので、一点鎖線で示す符号5bは、反対
側(右側)のスポーク穴を示す。このように、本実施の
形態のスポーク穴10a,10bは、ほぼ実物大の図4
に示すように、このフランジ部9A,9Bの外周円の接
線上Sに位置して各々2個ずつ形成され、上記外周円O
上に形成されるものではない。したがって、後述する2
本のほぼ平行なスポーク5a,5bは、ほぼ同じ長さの
ものがその平行状態を維持したまま上記フランジ部9
A,9Bのスポーク穴10a,10bに連結されるよう
になっている。
【0024】また、このような2個一対のスポーク穴1
0a,10bは、上記左右のフランジ部9A,9Bの各
々スポーク穴10a,10bは、約30度の所定角度θ
1,θ2をおいて位置をずらして形成されている。すな
わち、上記一方側のスポーク穴10aとスポーク穴10
aとの所定角度θ1は、約60度であり、上記一方側の
スポーク穴10aと他方側のスポーク穴10bとの所定
角度θ2は、約30度とされている。しかも、上記2個
一対のスポーク穴10a,10bは、一方側(左側)の
スポーク穴10aのみならず他方側(右側)のスポーク
穴10bもすべて同じ間隔Xとなるように形成されてい
る。すなわち、上記一方側のスポーク穴10aとスポー
ク穴10aの間隔は同じ間隔Xであり、他方側のスポー
ク穴10bとスポーク穴10bの間隔は同じ間隔Xであ
り、更に、上記一方側のスポーク穴10aと約30度位
置がずれる他方側のスポーク穴10bの間隔も同じ間隔
Xであり、この結果、左右両側のスポーク穴10aとス
ポーク穴10bの間隔はみな同じ間隔Xとなるようなに
形成されている。
【0025】そして特に、上記ハブ8の左右のフランジ
部9A,9Bとリム2の内周部2bとの間には、上記直
線状のスポーク5a,5bが連結されている。このスポ
ーク5a,5bは、ステンレス製であり、その長さが約
25mmのもので、図5に示すように、エアロ効果を狙
った中央部が扁平な扁平スポーク5a,5bであり、一
方側には、ハブ8のスポーク穴10a,10bに連結す
る頭部6が形成され、他方には、リム2のスポーク穴3
に連結するネジ部7が形成されている。したがって、こ
のスポーク5a,5bの一方側の頭部6がハブ8のスポ
ーク穴10a,10bに挿入固定され、他方側がリム2
のスポーク穴3に挿入され、ニップル4を介して上記ネ
ジ部7が締め付けられて張設されるようになっている。
上記ニップル4は、アルミニウム等の合金製の板状部材
(図示せず)を介して固定されている。なお、本実施の
形態の各スポーク5a,5bの1本1本は、独立したス
ポーク5a,5bであるために、従来のものがそのまま
使用できるとともに、微妙な設定も勿論可能である。
【0026】この扁平スポーク5a,5bは、図1及び
図7に示すように、上記ハブ8とリム2との間に各々約
60度の所定角度θをおいて六箇所に配されるととも
に、この六箇所において複数本ずつほぼ平行状態に配さ
れ、上記一群のスポーク5A,5Bが構成されている。
すなわち、本実施の形態のスポーク5A,5Bは、上記
ハブ8の両側では約30度異なり、各片側では60度異
なるが、他方、リム2側では、上記ほぼ平行状態の2本
のままほぼ同じ箇所となるようにスポーク穴3aを介し
て張設されている。ここで、図7中、実線で示すスポー
ク5Aは、ハブ8の一方側(左側)を示し、一点鎖線で
示すスポーク5Bは、他方側(右側)を示す。
【0027】ここで、上記2個ずつのほぼ平行状態のス
ポーク5aとスポーク5bの間隔は、上記扁平スポーク
5a,5bの幅Hの2〜4倍程度に設定されている(図
15参照)。なお、図15に示す例では、上記扁平スポ
ーク5a,5bの幅Hの3倍の幅3Hに設定されてい
る。すなわち、本実施の形態では、上記スポーク5の幅
Hは約3mmであり、この2〜4倍の6〜12mmの間
隔でほぼ平行状態に連結されている。また、本実施の形
態のスポーク5a,5bは、ほぼ平行状態の2本を間隔
を狭めた範囲に配されているが、上記ほぼ平行状態であ
れば、後述するように、2本以上であっても良く、その
組み付け状態は種々の連結パターンが可能である。具体
的には、2本、3本、4本であっても良い。この2本乃
至4本の場合の各スポークの間隔も上記扁平スポーク5
の幅Hの2〜4倍程度とする。ただし、5本以上を設け
ることも可能であるが、5本以上を設けると、この自転
車用車輪1の重量が重くなり好ましくない。したがっ
て、上記ほぼ平行状態のスポーク5の数は、2本から4
本であるものとする。
【0028】また、本実施の形態のスポーク5a,5b
は、上記扁平形状のものを使用したが、丸く全長が同じ
太さのプレーンスポークや、丸いが中央部を細くした段
付きスポークを使用することも可能である。これらの直
径は、通常、約1.8から2.1mmであるが、これら
の場合の上記ほぼ平行状態スポーク5a,5bの間隔と
しては、これら直径の2〜5倍程度である。なお、上記
スポーク5A,5Bの他方側は、乗用タイプに見られる
ようにリム2の側面部2cに連結されるものでも良い。
【0029】さらに、上記ほぼ平行状態の一対の一群の
スポーク5A,5Bは、上記ハブ8の左右両側から各々
約60度の所定角度θをおいてリム2のほぼ同一箇所に
連結されている。すなわち、上記リム2の内周部中央に
連続的に形成されるスポーク穴3aに、図3に示すよう
に、4本のスポーク5a,5b,5a,5b(2本ずつ
の一群のスポーク5A,5B)の一端部が各々連続的に
連結されている。
【0030】本実施の形態の自転車用車輪1は、このよ
うに、前記ほぼ平行状態のスポーク5A,5Bがハブ8
の左右両側に各々約60度の所定角度θをおいた連結箇
所が六箇所で、この六箇所に上記複数本のほぼ平行状態
に連続的に配されている。このほぼ平行状態の連続的な
スポーク5A,5Bの数の各々が2本の場合であるか
ら、本実施の形態の自転車用車輪1のスポークの本数
は、片側12本で、両側では合計24本である。
【0031】したがって、本実施の形態は、図6に示す
ように、自転車用車輪1の回転による空気抵抗は、ほぼ
平行状態に配される最初のスポーク5aに対しては大き
いが、このほぼ平行状態の後のスポーク5b,5cには
小さいために、上記複数本ずつのスポーク5A,5Bが
受ける空気抵抗も最小限度に抑制することとなる。すな
わち、上記ほぼ平行状態の後ろ側となるスポーク5b,
5cは、上記回転方向のスポーク5aに隠れるようにな
り、風による抵抗を受けにくい(風の抵抗を矢印で示
す)。換言すると、従来の所定間隔をおいて1本ずつ連
結される自転車用車輪と比較しても空気抵抗にほとんど
差がないようになる。このため、所定角度θをおいて複
数本連続して設けながらも、空気抵抗を最小限度に抑制
することができる。なお、この図6は、本実施の形態の
自転車用車輪1を前輪に適用した例である。
【0032】また、本実施の形態では、自転車用車輪1
にかかる荷重を上記複数本ずつのスポークが同時に受け
るために、自転車用車輪1としての強度や剛性が向上す
ることとなる。特に、従来例の1本ずつのように、スポ
ークが撓んで空気抵抗のロスが生じてしまう問題もな
い。しかも、上記一群のスポーク5A(又は5B)と一
群のスポーク5A(又は5B)との間の間隔は、片側6
0度の所定角度θとして大きく開けられているために、
側面からの横風に対して揺れやすいと言う問題もない。
なお、各一群のスポーク5A,5Bの1本1本は、独立
したスポーク5A,5Bであるために、各スポーク5
A,5Bの張設状態を微妙に設定することも可能であ
る。
【0033】次に、本実施の形態のスポーク5A,5B
の他の連結パターンを説明する。本実施の形態の自転車
用車輪は、図8乃至図14に示すように、上記スポーク
5A,5Bの連結パターンを種々変更することができ
る。ここで、図8乃至図14中、実線で示すスポーク5
Aは、ハブ8の一方側(左側)を示し、一点鎖線で示す
スポーク5Bは、他方側(右側)を示す。なお、図8乃
至図12は、前輪に適用した例であり、図13及び図1
4は、後輪に適用した例である。
【0034】まず、図8の連結パターンは、所定角度θ
が約60度であり、上記スポーク5A,5Bがハブ8の
左右両側に左右一対ずつ設けられ、この各一対の複数本
ずつのスポーク5A,5Bの一方側(左側)では、2本
ずつのスポーク(スポーク5a,5b)5Aであり、他
方側(右側)では3本ずつのスポーク(スポーク5a,
5b,5c)5Bである。この場合、上記左右をこれと
逆の3本ずつと2本ずつとすることも可能である。これ
らの場合の自転車用車輪1のスポーク5A,5Bの数
は、合計30本である。このように組み付けると、片側
では奇数本の組み付け状態となるが、左右両側合わせた
合計は偶数本となり、全体としては調和のある組み付け
が可能である。
【0035】次に、図9の連結パターンは、約90度の
所定角度θをおいて、4本ずつのスポークがほぼ平行状
態に配されているものである(スポーク5a,5b,5
c,5d)。そして、このように4本ずつ一群のスポー
ク5A,5Bが配されているために、この図9では、約
90度の所定角度θという大きな間隔をおきながらも、
自転車用車輪1の連結強度や剛性が高められるようにな
る。
【0036】このように、本実施の形態の自転車用車輪
1は、約60度の所定角度θをおいた連結箇所が六箇所
ではなく、約72度の所定角度θをおいた連結箇所が五
箇所としたり、又、約90度の所定角度θをおいた連結
箇所が4箇所としたりすることも可能である。図10に
示す連結パターンは、約72度の所定角度θをおいた連
結箇所が五箇所としたもので、複数本ずつの一群のスポ
ーク5A,5Bの左右両側が3本ずつ(5a,5b,5
c)としたものである。この場合も図8と同じように、
一群のスポーク5A,5Bの一方側を3本ずつとし、他
方側を2本ずつとするようなパターンでも良い。
【0037】他方、具体的に図示しないが、上記六箇所
以上の七箇所や八箇所とすることも可能である。このよ
うに、六箇所以上とした場合は、上記左右一対ずつ設け
られるスポーク5A,5Bの数が各々2本ずつの計4本
とする等により、自転車用車輪の全体の数を少なくしな
がらも、スポーク5A,5Bの連結強度の向上を高める
ことが可能である。
【0038】また、図11及び図12に示すように、自
転車用車輪1の片側の所定角度θを60度として、左右
一対ずつ複数本設けられるスポーク5A,5Bの数が各
々約30度ずつ位置をずらしたものでも良い。すなわ
ち、図11は、左右各々の側のスポーク5A,5Bが約
30度ずつの所定角度θで、2本ずつ配されたもので、
合計24本であり、又、図12は、左右各々の側のスポ
ーク5A,5Bが約30度ずつの所定角度θで、3本ず
つ配されたもので、合計36本である。
【0039】さらに、自転車用車輪1の後輪としては、
図13及び図14に示すように、左右一対ずつ2本ずつ
設けられる一群スポーク5A,5Bが交差状に配された
ものでも良い。すなわち、図13は、左右両側のスポー
ク5A,5Bが各々交差状に配されたもので、合計24
本であり、又、図14は、一方側(左側のみ)のスポー
ク5Aは交差状に配されるが、他方側のスポーク5Bは
交差状に配されていないもので、同じく合計24本であ
る。そして、上記構成のリム2とハブ8を使用して、リ
ム2側では連続的に形成されるスポーク穴3aに、他
方、ハブ8側では交差状に連結されている。
【0040】したがって、この図13及び図14の例で
は、交差状に配されているが、2本(5a,5b)ずつ
設けられる一群スポーク5A,5Bは、各々ほぼ平行状
態であるために、上記のように、空気抵抗も最小限度に
抑制することとなる。また、これらの自転車用車輪1の
各スポーク5a,5bは、従来例のように、ほぼ中央部
で交差するものではなくハブ8側でのみ交差状とされる
ので、上記従来例のような大きな空気抵抗は生じること
はない。なお、前輪に比較して後輪は、空気抵抗よりも
自転車用車輪1としての強度や剛性がより求めれるため
に、このように交差状に配される連結パターンの必要性
がある。
【0041】次に、本実施の形態の応用例としては、図
15に示すように、断面がほぼ三角形状のスポーク5
a,5b,5cを使用して、上記ほぼ平行状態に連続し
て複数本配することが可能である。この断面がほぼ三角
形状のスポーク5a,5b,5cの各々の断面は、流線
形状を呈している。したがって、この応用例によれば、
自転車用車輪1の回転による空気抵抗は、最初のスポー
ク5aに対しては大きいが、このほぼ平行状態の後のス
ポーク5b,5cは、上記回転方向の先のスポーク5a
に完全に隠れるようになるために、風の抵抗は、更に小
さくなり、上記複数本の一群のスポーク5A,5Bが受
ける空気抵抗も最小限度に抑制することができる。
【0042】また、本実施の形態の応用例としては、図
16に示すように、ほぼ平行状態に配されている2本の
スポーク5a,5bを使用して、この2本の5aと5b
の間に空気抵抗を軽減するためのテープTを巻き回した
利用が可能である。この空気抵抗を軽減するためのテー
プTは、上記平行状態に配されているスポーク5a,5
bの長手方向の全長に亘って配されるものでも、上記ス
ポーク5a,5bのリム2とハブ8側の両端側或いはこ
れらのいずれか一方側に配されるものでも良い。ここ
で、上記2本のほぼ平行状態のスポーク5aとスポーク
5bの間隔3Hは、上記扁平スポーク5a,5bの幅H
の3倍に設定されている。このように上記テープTを巻
き回すことに、平行なスポークにカーボン等が取り付け
られて所定幅を形成するもの(一般に「カーボン製」と
呼ばれる)に近いものとして構成することが可能であ
る。なお、図16は、複数本ずつのスポーク5a,5b
が2本の例であるが、上記3本でも4本の場合でも良
い。
【0043】したがって、この応用例によれば、前記複
数本のほぼ平行状態に配されているスポーク5a,5b
にテープTが巻き回されていることから、2本のほぼ平
行状態のスポーク5aとスポーク5bの間隔がなくな
り、横風の強弱に応じて上記テープを巻き回す範囲を調
整することができるとともに、空気抵抗を軽減すること
ができる。換言すると、上記複数本の一群のスポーク5
A,5Bが受ける空気抵抗は、1本分で済むようにな
る。また、上記テープTをスポーク5a,5bの長手方
向の全長に亘って配したり、リム2側やハブ8側にのみ
配することにより、車種に応じて、空気抵抗の微妙な調
整も可能となる。そして、横風が強い場合は、上記テー
プTは使用しない。
【0044】(第2の実施の形態)本実施の形態の自転
車用車輪は、図17に示すように、2本のほぼ平行なス
ポーク5a,5bが平行状態を維持したままフランジ部
9A,9Bのスポーク穴10a,10bに連結されるよ
うになっている。上記2本のほぼ平行なスポーク5a,
5bは長さが若干異なる(約5〜10mm)。また、複
数本ずつの一群のスポーク5A,5Bの左右が各々2本
ずつ(5a,5b)とし、上記ハブ8の左右両側から各
々約72度の所定角度θをおいて上記リム2に連結され
ている。ここで、上記各スポークの長さは約540mm
であり、上記ほぼ平行状態の間隔は12.3mmであ
る。
【0045】しかし、本実施の形態の自転車用車輪11
は、ほぼ同一箇所の2本ずつの一群のスポーク5A,5
Bの各々のスポーク5aと5bの間隔が所定間隔θ4を
おいて形成されている。すなわち、上記複数本ずつの一
群のスポーク5A,5Bの各々のスポーク5a,5b,
5a,5bがほぼ同じ箇所で集中して連結されるもので
はなく、左右の一群のスポーク5Aのスポーク5aと一
群の5Bのスポーク5bとが所定間隔θ4をおいてリム
2の内周部中央に形成されるスポーク穴3aに連結され
ている。
【0046】本実施の形態の自転車用車輪11は、この
ように、前記ほぼ平行状態のスポーク5A,5Bがハブ
8の左右両側に各々約72度の所定角度θをおいた連結
箇所が五箇所で、この五箇所に上記複数本のほぼ平行状
態に配されている。このほぼ平行状態の連続的なスポー
ク5A,5Bの数の各々が2本の場合であるが、上記ほ
ぼ平行状態であれば、上記2本から4本の範囲内でも可
能である。ここで、上記左右の一群のスポーク5Aのス
ポーク5aと一群の5Bのスポーク5bの所定間隔θ4
は、本実施の形態の片側五箇所のスポークの場合におい
て、約9度として設定されている。
【0047】したがって、本実施の形態においても、自
転車用車輪1の回転による空気抵抗は、ほぼ平行状態に
配される最初のスポーク5aに対しては大きいが、この
ほぼ平行状態の後のスポーク5b(また、3本の場合は
スポーク5cも含む。)には小さいために、上記複数本
ずつのスポーク5A,5Bが受ける空気抵抗も最小限度
に抑制することとなる。
【0048】そして、本実施の形態では、上記左右の一
群のスポーク5Aのスポーク5aと一群の5Bのスポー
ク5bの所定間隔θ4をおいて上記リム2との連結状態
が良好になる。具体的には、第1の実施の形態の連続し
た連結状態よりも、連結の横ブレがし難くなると共に、
センター出し(中心出し)の調節が正確にスムーズに行
われ、自転車用車輪1としての強度や剛性が更に向上す
ることとなる。換言すると、所定間隔θ4をおくこと
で、本実施の形態は片側五箇所でありながら片側六箇所
に近い強度や剛性が得られることとなる。また、ニップ
ル4の取り付けも良好となる。ここで、上記所定間隔θ
4は、本実施の形態の片側五箇所、六箇所等で若干異な
る。すなわち、本実施の形態の所定間隔θ4は約9度で
あり、この角度よりも大きくなればなる程、上記ブレ防
止やセンター出し(中心出し)の調節が正確にスムーズ
に行われる。しかし、上記所定間隔θ4が大きすぎる
と、上記ほぼ平行状態のスポーク5a,5bが長さの相
違が大きくなってしまう。したがって、上記所定間隔θ
4としては、上記約9度前後から上記所定角度θの2分
の1よりも小さな角度(所定角度θが72度であれば3
6度、所定角度θが60度であれば30度等)が好まし
い。なお、図17の連結パターンは、上記左右の複数ず
つの一群のスポーク5A,5Bが交差するようになって
いるが、これは上記フランジ9A,9Bの各スポーク穴
10a,10bの位置が所定角度位置をずらして形成さ
れていることによる。すなわち、左右の片側ずつはあく
までほぼ平行状態で交差するものではない。
【0049】次に、本実施の形態のスポーク5A,5B
の他の連結パターンを説明する。本実施の形態の自転車
用車輪は、図18乃至図20に示すように、上記スポー
ク5A,5Bの連結パターンを種々変更することができ
る。ここで、図18乃至図20中、前輪に適用した例で
ある。まず、図18の連結パターンは、所定角度θが約
60度であり、上記スポーク5A,5Bがハブ8の左右
両側に左右一対ずつ設けられ、この各一対の複数本ずつ
のスポーク5A,5Bの一方側(左側)では、2本ずつ
のスポーク(スポーク5a,5b)5Aであり、他方側
(右側)も2本ずつのスポーク(スポーク5a,5b)
5Bである。この場合の自転車用車輪1のスポーク5
A,5Bの数は、合計24本である。この応用例の片側
6箇所であり、短距離用のスポーツタイプに好適であ
る。
【0050】次に、図19の連結パターンは、片側約9
0度の所定角度θをおいて、2本ずつのスポークがほぼ
平行状態に配されているものである(片側の一群のスポ
ーク5a,5b)。この場合の自転車用車輪1のスポー
ク5A,5Bの数は、合計16本である。また、図20
に示す連結パターンは、片側約120度の所定角度θを
おいた連結箇所が三箇所としたもので、これら三箇所で
平行な2本ずつの一群のスポーク5A,5Bとしたもの
である。この場合の自転車用車輪1のスポーク5A,5
Bの数は、合計12本である。上記各連結パターンは左
右の一群のスポーク5A,5Bの本数が異なるものでも
良い。例えば、一方の片側の一群のスポーク5Aの本数
が2本(5a,5b)であり、他方の片側の一群のスポ
ーク5Bの本数が3本(5a,5b,5c)のような場
合である。これらの応用例の片側3箇所と4箇所は、長
距離用のスポーツタイプに好適である。
【0051】また、本実施の形態の応用例としては、上
述の図15に示すように、断面がほぼ三角形状のスポー
ク5a,5b,5cを使用して、上記ほぼ平行状態に連
続して複数本配することが可能であり、図16に示すよ
うに、ほぼ平行状態に配されている2本のスポーク5
a,5bを使用して、この2本の5aと5bの間に空気
抵抗を軽減するためのテープTを巻き回した利用が可能
である。
【0052】以上、本実施の形態では、スポーツタイプ
の自転車について説明したが、本発明は、乗用タイプの
自転車用車輪にも使用することが可能である。また、本
実施の形態では、自転車用車輪が26インチのもので説
明したが、本発明は、27インチや、その他の大きさの
自転車用車輪にも勿論適用可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明の自転車用車輪は、上記スポーク
がハブとリムとの間に所定角度をおいて間隔を狭めた所
定間隔内に複数本ずつ連結されることから、この自転車
用車輪にかかる荷重を上記複数本ずつスポークが同時受
けるために、スポークを所定角度をおいて設けながらも
その連結強度が向上することとなり、特に、従来の所定
間隔をおいて1本ずつ連結される自転車用車輪と比較し
て、格段の連結強度の向上が図られ、撓むようなことも
防止できる。
【0054】本発明の自転車用車輪は、複数本ずつのス
ポークがほぼ平行状態に配されていることから、この自
転車用車輪の回転による空気抵抗は、ほぼ平行状態に配
される最初のスポークに対しては大きいが、このほぼ平
行状態の後のスポークには小さいために、上記複数本の
スポークが受ける空気抵抗も最小限度に抑制することと
なり、特に、従来の所定間隔をおいて1本ずつ連結され
る自転車用車輪と比較しても空気抵抗にほとんど差がな
いようになる。したがって、タイムトライアルレース、
ロードレース、トライアスロン等のスポーツタイプの自
転車用車輪として好適である。
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の自転車用車輪を示
す斜視図である。
【図2】上記実施の形態のハブとリムの間にスポークを
連結した状態を示す図である。
【図3】上記実施の形態のリムを示す拡大斜視図であ
る。
【図4】上記実施の形態のハブを示す正面図である。
【図5】上記実施の形態のスポークを示す側面図であ
る。
【図6】上記実施の形態のスポークの空気抵抗を説明す
る断面図である。
【図7】上記実施の形態のスポークの連結例を示す側面
図である。
【図8】上記実施の形態のスポークの他の連結例を示す
側面図である。
【図9】上記実施の形態のスポークの他の連結例を示す
側面図である。
【図10】上記実施の形態のスポークの他の連結例を示
す側面図である。
【図11】上記実施の形態のスポークの他の連結例を示
す側面図である。
【図12】上記実施の形態のスポークの他の連結例を示
す側面図である。
【図13】上記実施の形態のスポークの他の連結例を示
す側面図である。
【図14】上記実施の形態のスポークの他の連結例を示
す側面図である。
【図15】上記実施の形態のスポークの他の例を示す断
面図である。
【図16】上記実施の形態のスポークにテープが巻き回
された状態を示す断面図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態の自転車用車輪を
示す斜視図である。
【図18】上記実施の形態のスポークの連結例を示す側
面図である。
【図19】上記実施の形態のスポークの他の連結例を示
す側面図である。
【図20】上記実施の形態のスポークの他の連結例を示
す側面図である。
【符号の説明】
1,11 自転車用車輪、2 リム、3 リムの一群の
スポーク穴、3a リムの連続状態のスポーク穴、5
a,5b,5c,5d ほぼ平行状態のスポーク、5A
一方側の一群のスポーク、5B 他方側の一群のスポ
ーク、8 ハブ、9A,9B ハブのフランジ部、10
a,10b スポーク穴、θ,θ1,θ2 所定角度、
θ4 左右の一群のスポーク5Aのスポーク5aと一群
の5Bのスポーク5bの所定間隔 H スポークの幅、O フランジ部の円周上、S 円周
上の接線、T テープ、X ハブのスポーク穴とスポー
ク穴との間隔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形状のリムと、このリムの中心に位置
    するハブと、このハブの左右両側と上記リムとを連結す
    る直線状のスポークとを備えた自転車用車輪において、 上記スポークがハブとリムとの間に所定角度をおいて間
    隔を狭めた所定間隔内に複数本ずつ連続して連結される
    とともに、この複数本ずつのスポークがほぼ平行状態に
    配されていることを特徴とする自転車用車輪。
  2. 【請求項2】 前記所定間隔内に複数本ずつ連結される
    スポークは、前記ハブの左右両側に左右一対ずつ所定角
    度をおいて設けられ、この左右一対の上記複数本ずつの
    スポークが前記リムに所定角度をおいて連続して連結さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の自転車用車
    輪。
  3. 【請求項3】 前記所定間隔内に複数本ずつ連結される
    スポークは、前記ハブの左右両側に左右一対ずつ所定角
    度をおいて設けられ、この左右一対の複数本ずつのスポ
    ークの本数が左側と右側とで本数が異なることを特徴と
    する請求項1記載の自転車用車輪。
  4. 【請求項4】 前記ハブの外周に、スポークの端部を連
    結する複数のスポーク穴が形成され、このスポーク穴
    は、上記ハブのこの外周円上の接線上に位置して、前記
    複数本ずつのスポークの数に対応した本数が形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の自転車用車輪。
  5. 【請求項5】 前記複数本ずつのほぼ平行状態に配され
    ているスポークの本数が2本乃至4本であることを特徴
    とする請求項1記載の自転車用車輪。
  6. 【請求項6】 前記複数本ずつのほぼ平行状態に配され
    ているスポークに空気抵抗を軽減するためのテープが巻
    き回されていることを特徴とする請求項1記載の自転車
    用車輪。
JP06422299A 1998-03-11 1999-03-11 スポーツタイプの自転車用車輪 Expired - Fee Related JP3495634B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06422299A JP3495634B2 (ja) 1998-03-11 1999-03-11 スポーツタイプの自転車用車輪

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-59437 1998-03-11
JP5943798 1998-03-11
JP06422299A JP3495634B2 (ja) 1998-03-11 1999-03-11 スポーツタイプの自転車用車輪

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11321201A true JPH11321201A (ja) 1999-11-24
JP3495634B2 JP3495634B2 (ja) 2004-02-09

Family

ID=26400486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06422299A Expired - Fee Related JP3495634B2 (ja) 1998-03-11 1999-03-11 スポーツタイプの自転車用車輪

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3495634B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1201458A1 (en) * 2000-10-24 2002-05-02 Campagnolo S.R.L. Spoked wheel for bicycles
US6491350B2 (en) 2000-10-24 2002-12-10 Campagnolo Srl Spoked bicycle wheel
JP2004352220A (ja) * 2003-03-18 2004-12-16 Campagnolo Spa 自転車用スポーク付き車輪
JP2006021765A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Campagnolo Spa 自転車の車輪用ハブ本体およびそのハブ本体を備えるハブ

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1201458A1 (en) * 2000-10-24 2002-05-02 Campagnolo S.R.L. Spoked wheel for bicycles
JP2002144801A (ja) * 2000-10-24 2002-05-22 Campagnolo Spa 自転車用スポーク式車輪
US6491350B2 (en) 2000-10-24 2002-12-10 Campagnolo Srl Spoked bicycle wheel
EP1332892A3 (en) * 2000-10-24 2003-10-29 Campagnolo Srl Spoked wheel for bicycle
CN100408355C (zh) * 2000-10-24 2008-08-06 坎培诺洛有限公司 装有辐条的自行车的车轮
JP2004352220A (ja) * 2003-03-18 2004-12-16 Campagnolo Spa 自転車用スポーク付き車輪
US7393063B2 (en) 2003-03-18 2008-07-01 Campagnolo S.R.L. Spoked wheel for a bicycle
US7665807B2 (en) 2003-03-18 2010-02-23 Campagnolo S.R.L. Bicycle wheel having spokes arranged in groups
JP4711635B2 (ja) * 2003-03-18 2011-06-29 カンパニョーロ・ソシエタ・ア・レスポンサビリタ・リミタータ 自転車用スポーク付き車輪
JP2006021765A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Campagnolo Spa 自転車の車輪用ハブ本体およびそのハブ本体を備えるハブ
US7967392B2 (en) 2004-07-09 2011-06-28 Campagnolo S.R.L. Hub body for a bicycle wheel and hub comprising such a hub body

Also Published As

Publication number Publication date
JP3495634B2 (ja) 2004-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3111074B2 (ja) スポーク自転車リアホィールのためのリム
US6409282B1 (en) Bicycle hub
JP3312895B2 (ja) 自転車用の車輪アセンブリ、リムアセンブリ及びスポ―ク並びに補強部材
US7967392B2 (en) Hub body for a bicycle wheel and hub comprising such a hub body
US6231128B1 (en) Bicycle wheel
JP3545738B2 (ja) スポーク・リムアッセンブリ,自転車用リム,補強部材及び自転車用スポーク
JP3711346B2 (ja) 自転車用リム
US20060255654A1 (en) Hub body of a spoked bicycle wheel
US9321307B2 (en) Bicycle rim
JP3314044B2 (ja) スポーク・リムアセンブリ、自転車リム及び自転車スポーク
JP3305298B2 (ja) 自転車用リム、及び自転車用ホイール組立体
JP3305299B2 (ja) 自転車用リム、及び自転車用ホイール組立体
US5947565A (en) Tensioned spoked bicycle wheel assembly and hub therefor
US6244667B1 (en) Tensioned spoked bicycle wheel assembly and hub therefor
US6024414A (en) Tensioned spoked bicycle wheel assembly and hub therefor
JP2006510546A (ja) 自転車用車輪
JPH11321201A (ja) 自転車用車輪
US6443532B1 (en) Spoked wheel assembly for a bicycle
TWM429600U (en) Bicycle rim and linked spoke attachment arrangement
JP2004352223A (ja) 自転車用スポーク付き車輪
JPH0710881Y2 (ja) 鋳造された車輪
JPH06219101A (ja) 自転車用車輪
JPH0451041Y2 (ja)
JPS5871201A (ja) 車輪ハブ
JPH01262202A (ja) 二輪車用タイヤ組立体

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees