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JPH11326769A - 結像素子 - Google Patents

結像素子

Info

Publication number
JPH11326769A
JPH11326769A JP10130030A JP13003098A JPH11326769A JP H11326769 A JPH11326769 A JP H11326769A JP 10130030 A JP10130030 A JP 10130030A JP 13003098 A JP13003098 A JP 13003098A JP H11326769 A JPH11326769 A JP H11326769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
array
light
roof prism
lens array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10130030A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Inoue
浩之 井上
Kazuhiro Fujita
和弘 藤田
Ikuo Maeda
育夫 前田
Akira Sakurai
彰 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP10130030A priority Critical patent/JPH11326769A/ja
Publication of JPH11326769A publication Critical patent/JPH11326769A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトガラスと等倍リニアセンサ基板と
の平行配置を可能にし、装置の高さを低くすることを可
能にする結像素子を得る。 【解決手段】 第一のレンズアレイ2と第二のレンズア
レイ3とのレンズの光軸を平行にし、ルーフプリズムア
レイ4を各稜線を含む平面が第一のレンズアレイの各レ
ンズの光軸を含む平面と略45°をなすように設け、ル
ーフプリズムアレイ4と第二のレンズアレイ3との間
に、反射平面5を設ける。この反射平面5は、第一のレ
ンズアレイ2から入射してルーフプリズムアレイ4で反
射した光を第二のレンズアレイ3から出射させる方向へ
と反射させる。このような構成により、この結像素子1
を読取光学系に用いると、コンタクトガラス6と等倍リ
ニアセンサ基板8とを平行に配置できるので、装置の高
さを低くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やファクシ
ミリ等に用いられる読取光学系、或いは、光プリントヘ
ッドや自己走査型光プリントヘッドに用いられる書込光
学系を構成する結像素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、読取光学系や書込光学系として用
いられている等倍結像光学系を構成する結像素子には、
二つのレンズアレイと、ルーフプリズムアレイとが一体
成形されたルーフプリズムレンズアレイがある。レンズ
アレイは、複数個のレンズが一列に並べられて形成され
たものであり、ルーフプリズムアレイは、直交する二平
面を有する屋根型のルーフプリズムが稜線に直交する方
向に複数個並列に形成されたものである。
【0003】従来のルーフプリズムレンズアレイの第一
の例としては、特公平5−53245号公報に記載の導
光レンズアレイがある。本例の導光レンズアレイは、三
角柱など角柱形状に近似される形状である。この導光レ
ンズアレイが有する方形面のうちの一面には、ルーフプ
リズムアレイが形成されており、この面を挾む二面に
は、それぞれレンズアレイが形成されている。レンズア
レイを備える二面のうちの一面は入射側であり、他の一
面は出射側である。
【0004】入射側の面とルーフプリズムアレイが形成
されている面との間の角と、出射側の面とルーフプリズ
ムアレイが形成されている面との間の角とは、等しい角
度の鋭角である。したがって、入射側の面と出射側の面
とは平行でないので、入射側のレンズの光軸と出射側の
レンズの光軸とは平行にならず、交差する。
【0005】さらに、本例の導光レンズアレイには、入
射側の面の各レンズの間から、入射側の面に直交する切
欠き溝が形成されている。この切欠き溝は、隣りのレン
ズからの光を遮るためのものである。
【0006】このような構造により、入射側のレンズア
レイから入射した光は、ルーフプリズムアレイで反射さ
れて、出射側のレンズアレイから出射する。
【0007】また、従来のルーフプリズムレンズアレイ
の第二の例としては、特開平7−35998号公報に記
載のものがある。本例では、出射光の光量分布を均一化
するために、レンズアレイの各レンズに対応するルーフ
プリズムを複数形成している。このような構造により、
原稿のある点からあらゆる方向へと反射した光を広範囲
に渡って拾うことができ、隣り合うレンズが互いに重な
りあう範囲の反射光を出射している。したがって、光量
の分布が均一化される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の第一の例では、
入射側の光軸と出射側の光軸とが交差する。このため、
例えばこの導光レンズアレイが読取光学系に用いられる
場合、原稿が載置されるコンタクトガラスに入射側の光
軸が直交し、出射側の光軸に受光素子を有する等倍リニ
アセンサ基板が直交するように配設されるので、コンタ
クトガラスと等倍リニアセンサ基板とが平行に配設され
ない。特に、入射側の光軸と出射側の光軸とが直交する
場合には、コンタクトガラスに対して等倍リニアセンサ
基板が直交配置される。等倍リニアセンサ基板は、受光
素子以外の電子部品及び電子回路パターンのためのスペ
ースも要するので小さくするには限りがあり、短手方向
をコンタクトガラスに対して直交させても、下端が導光
レンズアレイよりも大きく突出してしまい、このため、
装置が大型化してしまうという不都合がある。
【0009】反射部材の追加により出射光の出射方向を
変えることも可能ではあるが、反射部材の追加及び反射
部材を高精度で配置するための組付け費用により、大幅
にコストアップしてしまう。
【0010】従来の第二の例では、一つのレンズに対し
て複数のルーフプリズムを設けることによって光量分布
は均一化されても、各ルーフプリズムの谷部付近で、入
射光が一回反射しただけで出射したりすることで発生す
るクロストーク光など、隣接するレンズからの迷光を防
ぐことができず、画質やコントラスト解像力の低下を招
いてしまうという不都合がある。
【0011】アパーチャを設ければ迷光を防止する効果
が得られるが、迷光を完全に防止するためには、レンズ
開口面積を極端に狭くしなければならないので、光利用
効率が非常に悪くなってしまう。
【0012】本発明は、コンタクトガラスと等倍リニア
センサ基板との平行配置を可能にし、装置の高さを低く
することを可能にする結像素子を得ることを目的とす
る。
【0013】また本発明は、光利用効率を向上させると
ともに、迷光を防止することを目的とする。
【0014】またさらに、谷部近傍にあたった光束は、
境界面で一度反射されただけで出射したりしてクロスト
ーク光になりやすいが、そのような谷部で発生するクロ
ストーク光の防止を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の結
像素子は、複数個の等価なレンズが一列に配列された第
一のレンズアレイと、前記第一のレンズアレイの各レン
ズに対応し且つ前記第一のレンズアレイの各レンズの光
軸に平行な光軸を有する複数個の等価なレンズが一列に
配列された第二のレンズアレイと、複数のルーフプリズ
ムが稜線に直交する方向に配列されていて、前記各ルー
フプリズムの各稜線を含む平面が、前記第一のレンズア
レイの各レンズの光軸を含む平面と略45°をなすルー
フプリズムアレイと、前記第一のレンズアレイから入射
して前記ルーフプリズムアレイで反射した光を前記第二
のレンズアレイから出射させる方向へと反射させる反射
平面とを備える。
【0016】したがって、ルーフプリズムアレイと第二
のレンズアレイとの間の光路に反射平面を設けたことに
より、入射側のレンズの光軸と出射側のレンズの光軸と
を平行にでき、このため、読取光学系に用いられる場
合、コンタクトガラスと等倍リニアセンサ基板とを平行
に配置できるので、装置の高さを低くできる。また、反
射平面は、第一及び第二のレンズアレイやルーフプリズ
ムアレイとともに一体成形できるため、別体で反射平面
を設ける場合に比べて、コストが抑えられる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の結
像素子であって、前記第一及び第二のレンズアレイの各
レンズに対応してアパーチャアレイが配置されている。
【0018】したがって、アパーチャアレイの形状を最
適化することにより、クロストーク光を防止できる。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1記載の結
像素子であって、前記第一及び第二のレンズアレイの各
レンズの光軸間に遮光構造が設けられている。
【0020】したがって、遮光構造の形状を最適化する
ことにより、クロストーク光を防止できる。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項1記載の結
像素子であって、前記第一及び第二のレンズアレイのう
ち一方のレンズアレイの各レンズに対応してアパーチャ
アレイが配置され、他方のレンズアレイの各レンズの光
軸間に遮光構造が設けられている。
【0022】したがって、アパーチャアレイ及び遮光構
造の形状を最適化することにより、クロストーク光を防
止できる。
【0023】請求項5記載の発明は、請求項4記載の結
像素子であって、前記アパーチャアレイと前記遮光構造
とが一体成形されている。
【0024】したがって、部品点数が減少し、低コスト
化を実現できる。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項1,2,
3,4又は5記載の結像素子であって、前記ルーフプリ
ズムの谷部は、受けた光を第二のレンズアレイに入射し
ない方向へ導く一つ以上の平面又は曲面で形成されてい
る。
【0026】したがって、谷部に向かってきたクロスト
ーク光になる光束は、平面又は曲面で反射されて第二の
レンズアレイに入射しない方向へ導かれるため、結像せ
ず、クロストーク光を防止できる。
【0027】請求項7記載の発明は、請求項1,2,
3,4又は5記載の結像素子であって、前記ルーフプリ
ズムの谷部近傍は、光を散乱させる粗し面又は光吸収部
材で形成されている。
【0028】したがって、谷部に向かってきたクロスト
ーク光になる光束は、散乱又は吸収されるため、クロス
トーク光を防止できる。
【0029】請求項8記載の発明は、請求項2,3,4
又は5記載の結像素子であって、前記ルーフプリズムア
レイは、前記第一及び第二のレンズアレイの各レンズに
対して二つ以上のルーフプリズムを有し、前記各レンズ
に対応して配置された前記アパーチャアレイ又は前記各
レンズの光軸間に設けられた前記遮光構造の隔壁の幅
は、前記アパーチャアレイ又は前記遮光構造の隔壁を前
記光軸方向に投影した位置に位置する前記ルーフプリズ
ムの幅よりも広い。
【0030】したがって、従来の構造であればクロスト
ーク光になってしまう谷部に向かってきた光束をも有効
結像光束として利用できる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の結像素子の第一の実施の
形態について、図1〜図4に基づいて説明する。図1
は、本実施の形態の結像素子の外形を示す斜視図であ
り、図2はその正面図である。図3は、結像素子の配置
を概略的に示す左側面図である。図4は、図3で矢示す
るA方向、すなわち光路の始点と光路の終点とが重なる
方向から見た光路を示す模式図である。図4において
は、結像素子は簡略化し、A方向からの投影図として示
している。
【0032】本実施の形態の結像素子1は、第一のレン
ズアレイ2と、第二のレンズアレイ3と、ルーフプリズ
ムアレイ4と、反射平面5とが一体成形されたものであ
る。
【0033】第一及び第二のレンズアレイ2,3には、
それぞれ複数個の等価なレンズ2a,3aが一列に配列
されており、各レンズ2aの各光軸及び各レンズ3aの
各光軸は互いに平行である。
【0034】図3に示すように、結像素子1は、第一及
び第二のレンズアレイ2,3の各レンズ2a,3aの光
軸がコンタクトガラス6に直交するように配設される。
ここで、第一のレンズアレイ2はコンタクトガラス6側
に突出しており、コンタクトガラス6からの距離は、第
一のレンズアレイ2までの距離よりも、第二のレンズア
レイ3までの距離の方が長い。そして、コンタクトガラ
ス6と第二のレンズアレイ3との間に、受光素子7を備
える等倍リニアセンサ基板8が位置している。ここで、
コンタクトガラス6から第一のレンズアレイ2の各レン
ズ2aまでの距離と、第二のレンズアレイ3から受光素
子7までの距離とは、等しい。
【0035】ルーフプリズムアレイ4は、複数のルーフ
プリズム4aがその稜線に直交する方向に配列されたも
のであり、各ルーフプリズム4aの各稜線を含む平面
は、各レンズ2aの各光軸を含む平面と略45°をな
す。また、本実施の形態のルーフプリズム4aは、レン
ズ2a,3aと等ピッチで設けられている。反射平面5
は、ルーフプリズムアレイ4に略直交し、各レンズ3a
の各光軸を含む平面と略45°をなす。
【0036】このような構成において、結像素子1は、
コンタクトガラス6に対して原稿(図示せず)の反対側
に位置する。光源(図示せず)で照らされた原稿からの
光は、通常、第一のレンズアレイ1から入射し、ルーフ
プリズムアレイ4で二回反射して光軸が90°曲げら
れ、さらに反射平面5で反射して光軸が90°曲げられ
て、第二のレンズアレイ3から出射し、等倍リニアセン
サ基板8に設けられている受光素子7で受光される。
【0037】このように本実施の形態では、入射時の光
軸に対して出射時の光軸は平行で且つオフセットされて
いる。これにより、等倍リニアセンサ基板8をコンタク
トガラス6に対して平行に配設することができるため、
装置の高さを低くすることができる。
【0038】なお、本実施の形態の実施にあたっては、
図5及び図6に示すように、第一及び第二のレンズアレ
イ2,3に、各レンズ2a,3aに対応する開口9a,
10aが形成されたアパーチャアレイ9,10を設けて
もよい。ここで、図6は図5に示すA方向から見た光路
を示す模式図であるが、アパーチャアレイ9,10は光
路を判り易くするため、本来のA方向からの見え方でな
く、模式的に正面方向からの見え方で示した。また、図
7に示すように、各レンズ2a,3aの配列光軸間に遮
光構造11を設けてもよい。この遮光構造11は、遮光
性の部材であってもよく、溝であってもよい。さらに、
図8及び図9に示すように、第一及び第二のレンズアレ
イ2,3の一方にアパーチャアレイ9又は10を、他方
に遮光構造11を設けてもよい。(図8,図9では、第
一のレンズアレイ2に遮光構造11を、第二のレンズア
レイ3にアパーチャアレイ10を設けた状態を示してい
るが、逆でもよい。) アパーチャアレイ9はクロストーク光になる光束を排除
し、遮光構造11はクロストーク光になる光束の光路を
断つ。アパーチャアレイ9,10や遮光構造11の形状
を最適化することによって、クロストーク光を防止し、
光量分布の均一性を向上させることが可能となる。
【0039】次に、本発明の結像素子の第二の実施の形
態について、図10及び図11に基づいて説明する。な
お、前実施の形態で説明した部分と同一部分は同一符号
を用い、詳細な説明も省略する(以下の実施の形態でも
同様とする)。
【0040】本実施の形態では、ルーフプリズムアレイ
4の谷部を、二つの平面12,13で形成している。各
平面12,13は、全てのルーフプリズム4aの稜線を
含む平面に対してそれぞれ角度θ,θ’だけ傾斜してい
る。
【0041】このような構成において、谷部に向かって
きた光束は、平面12又は平面13で反射されて、出射
側の第二のレンズアレイ3には向かわず、結像しないた
め、クロストーク光にならない。また、正常な光束は、
谷部を使用せず、第二のレンズアレイ3へ向い、結像さ
れる。したがって、本実施の形態によれば、光利用効率
及び光量分布均一性を落とさずに、クロストーク光を防
止できる。
【0042】なお、本実施の形態では、谷部を二つの平
面で形成しているが、実施にあたっては、一つ以上の平
面又は曲面で谷部を形成していてもよい。
【0043】次に、本発明の結像素子の第三の実施の形
態について、図12に基づいて説明する。本実施の形態
では、谷部近傍を光を散乱させる粗し面14か、光を吸
収する光吸収部材15により形成する。
【0044】このような構成において、谷部に向かって
きた光束は、粗し面14で拡散されるか光吸収部材15
で吸収される。また、正常な光束は、谷部を使用せず、
第二のレンズアレイ3へ向い、結像される。したがっ
て、本実施の形態によれば、光利用効率及び光量分布均
一性を落とさずに、クロストーク光を防止できる。
【0045】次に、本発明の結像素子の第四の実施の形
態について、図13及び図14に基づいて説明する。本
実施の形態では、これまでの谷部に、小さいルーフプリ
ズム4bを形成している。
【0046】このような構成において、これまで谷部で
あった箇所へ向かってきた光束を有効結像光束として利
用できる。
【0047】ここで、図14に示すように、小さいルー
フプリズム4bの幅がアパーチャアレイ9の幅よりも広
い場合、隔壁の直近に入射した光束L1が小さいルーフ
プリズム4bで反射されてクロストーク光になってしま
うが、小さいルーフプリズム4bの幅がアパーチャアレ
イ9の隔壁の幅よりも狭い場合、隔壁の直近に入射した
光束L2は小さいルーフプリズム4bを使用しないの
で、クロストーク光を防ぐことができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、第一のレンズ
アレイから入射してルーフプリズムアレイで反射した光
を第二のレンズアレイから出射させる方向へと反射させ
る反射平面を設けたので、入射側のレンズの光軸と出射
側のレンズの光軸とを平行にでき、このため、読取光学
系に用いられる場合、コンタクトガラスと等倍リニアセ
ンサ基板とを平行に配置できるので、装置の高さを低く
できる。また、反射平面は、第一及び第二のレンズアレ
イやルーフプリズムアレイとともに一体成形できるた
め、結像素子と別体で反射平面を設ける場合に比べて、
部品数が増えることがなく、高精度で配置するための組
付け費用もかからず、コストを抑えることができる。
【0049】請求項2記載の発明では、第一及び第二の
レンズアレイの各レンズに対応してアパーチャアレイが
配置されているので、アパーチャアレイの形状を最適化
することにより、クロストーク光を防止できる。
【0050】請求項3記載の発明では、第一及び第二の
レンズアレイの各レンズの光軸間に遮光構造が設けられ
ているので、遮光構造の形状を最適化することにより、
クロストーク光を防止できる。
【0051】請求項4記載の発明では、第一及び第二の
レンズアレイのうち一方のレンズアレイの各レンズに対
応してアパーチャアレイが配置され、他方のレンズアレ
イの各レンズの光軸間に遮光構造が設けられているの
で、アパーチャアレイ及び遮光構造の形状を最適化する
ことにより、クロストーク光を防止できる。
【0052】請求項5記載の発明では、請求項4のアパ
ーチャアレイと遮光構造とが一体成形されているので、
部品点数が減少し、低コスト化を実現できる。
【0053】請求項6記載の発明では、ルーフプリズム
の谷部は、受けた光を第二のレンズアレイに入射しない
方向へ導く一つ以上の平面又は曲面で形成されているの
で、谷部に向かってきたクロストーク光になる光束は、
平面又は曲面で反射されて第二のレンズアレイに入射し
ない方向へ導かれるため、結像せず、クロストーク光を
防止できる。
【0054】請求項7記載の発明では、ルーフプリズム
の谷部近傍は、光を散乱させる粗し面又は光吸収部材で
形成されているので、谷部に向かってきたクロストーク
光になる光束は、散乱又は吸収されるため、クロストー
ク光を防止できる。
【0055】請求項8記載の発明では、ルーフプリズム
アレイは、各レンズに対して二つ以上のルーフプリズム
を有し、アパーチャアレイ又は遮光構造の隔壁の幅は、
隔壁を光軸方向に投影した位置に位置するルーフプリズ
ムの幅よりも広いので、従来の構造であればクロストー
ク光になってしまう谷部に向かってきた光束をも有効結
像光束として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の結像素子の第一の実施の形態を示す斜
視図である。
【図2】正面図である。
【図3】結像素子の配置を概略的に示す左側面図であ
る。
【図4】光路の始点と光路の終点とが重なる方向から見
た光路を示す模式図である。
【図5】第一の変形例を示す左側面図である。
【図6】光路の始点と光路の終点とが重なる方向から見
た光路を示す模式図である。
【図7】第二の変形例における光路の始点と光路の終点
とが重なる方向から見た光路を示す模式図である。
【図8】第三の変形例を示す左側面図である。
【図9】正面図である。
【図10】本発明の結像素子の第二の形態を示す左側面
図である。
【図11】光路の始点と光路の終点とが重なる方向から
見た光路を示す模式図である。
【図12】本発明の実施の第三の形態における光路の始
点と光路の終点とが重なる方向から見た光路を示す模式
図である。
【図13】本発明の実施の第四の形態における光路の始
点と光路の終点とが重なる方向から見た光路を示す模式
図である。
【図14】隔壁とルーフプリズムとの関係を示す模式図
である。
【符号の説明】 1 結像素子 2 第一のレンズアレイ 2a レンズ 3 第二のレンズアレイ 3a レンズ 4 ルーフプリズムアレイ 4a,4b ルーフプリズム 5 反射平面 9,10 アパーチャアレイ 11 遮光構造 12,13 平面 14 粗し面 15 光吸収部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 彰 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の等価なレンズが一列に配列され
    た第一のレンズアレイと、 前記第一のレンズアレイの各レンズに対応し且つ前記第
    一のレンズアレイの各レンズの光軸に平行な光軸を有す
    る複数個の等価なレンズが一列に配列された第二のレン
    ズアレイと、 複数のルーフプリズムが稜線に直交する方向に配列され
    ていて、前記各ルーフプリズムの各稜線を含む平面が、
    前記第一のレンズアレイの各レンズの光軸を含む平面と
    略45°をなすルーフプリズムアレイと、 前記第一のレンズアレイから入射して前記ルーフプリズ
    ムアレイで反射した光を前記第二のレンズアレイから出
    射させる方向へと反射させる反射平面と、を備える結像
    素子。
  2. 【請求項2】 前記第一及び第二のレンズアレイの各レ
    ンズに対応してアパーチャアレイが配置されている請求
    項1記載の結像素子。
  3. 【請求項3】 前記第一及び第二のレンズアレイの各レ
    ンズの光軸間に遮光構造が設けられている請求項1記載
    の結像素子。
  4. 【請求項4】 前記第一及び第二のレンズアレイのうち
    一方のレンズアレイの各レンズに対応してアパーチャア
    レイが配置され、他方のレンズアレイの各レンズの光軸
    間に遮光構造が設けられている請求項1記載の結像素
    子。
  5. 【請求項5】 前記アパーチャアレイと前記遮光構造と
    が一体成形されている請求項4記載の結像素子。
  6. 【請求項6】 前記ルーフプリズムの谷部は、受けた光
    を第二のレンズアレイに入射しない方向へ導く一つ以上
    の平面又は曲面で形成されている請求項1,2,3,4
    又は5記載の結像素子。
  7. 【請求項7】 前記ルーフプリズムの谷部近傍は、光を
    散乱させる粗し面又は光吸収部材で形成されている請求
    項1,2,3,4又は5記載の結像素子。
  8. 【請求項8】 前記ルーフプリズムアレイは、前記第一
    及び第二のレンズアレイの各レンズに対して二つ以上の
    ルーフプリズムを有し、前記各レンズに対応して配置さ
    れた前記アパーチャアレイ又は前記各レンズの光軸間に
    設けられた前記遮光構造の隔壁の幅は、前記アパーチャ
    アレイ又は前記遮光構造の隔壁を前記光軸方向に投影し
    た位置に位置する前記ルーフプリズムの幅よりも広い請
    求項2,3,4又は5記載の結像素子。
JP10130030A 1998-05-13 1998-05-13 結像素子 Pending JPH11326769A (ja)

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JP10130030A JPH11326769A (ja) 1998-05-13 1998-05-13 結像素子

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JP10130030A JPH11326769A (ja) 1998-05-13 1998-05-13 結像素子

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002350604A (ja) * 2001-03-21 2002-12-04 Ricoh Co Ltd 結像素子アレイおよび光書込ユニットおよび画像形成装置
JP2006145881A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Olympus Corp 反射型投影スクリーン
JP2012151791A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Seiko Epson Corp 結像光学素子、結像光学アレイおよび画像読取装置
JP2014178346A (ja) * 2013-03-13 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 結像光学系、プリンタヘッド、及び画像形成装置
CN110108642A (zh) * 2019-06-04 2019-08-09 青岛众瑞智能仪器有限公司 一种全反射怀特池
JP2019200391A (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 東芝テック株式会社 レンズミラーアレイおよび画像形成装置

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