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JPH11325028A - 埋め込み用ブッシュ - Google Patents

埋め込み用ブッシュ

Info

Publication number
JPH11325028A
JPH11325028A JP17048498A JP17048498A JPH11325028A JP H11325028 A JPH11325028 A JP H11325028A JP 17048498 A JP17048498 A JP 17048498A JP 17048498 A JP17048498 A JP 17048498A JP H11325028 A JPH11325028 A JP H11325028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grooves
bush
embedding
main body
end faces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17048498A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuo Sugaya
勝男 菅谷
Yasutaka Okuda
康孝 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sigma Inc
Original Assignee
Sigma Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sigma Inc filed Critical Sigma Inc
Priority to JP17048498A priority Critical patent/JPH11325028A/ja
Publication of JPH11325028A publication Critical patent/JPH11325028A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】鍛造加工による単一工程で短時間に大量に生産
でき、高強度で、きわめて低コストの製品を提供する。 【解決手段】樹脂成形品と他の部品とをボルト等で取
付、固定する為に設けられた挿通孔に内設されるブッシ
ュ1であって、円筒状の本体外周面に、両端面付近より
軸方向に、互いの端面まで到達しない任意形状の溝3を
設けたことを特徴とするブッンュ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形品埋め込
み用ブッシュの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、樹脂成形品と例えば金
属製の他の部品とをボルト等により取付け、固定する際
に、ボルト等の着座面、又はボルト等との螺合部分の補
強用として用いられる埋め込み用ブッシュには、大きく
分けて、板材をカールして作られ、通常、巻きブッシュ
と呼ばれるものと、筒状に切削加工されているものとが
ある。両者とも外周面には、樹脂成形品と本体の抜け止
め及び回り止めの目的で、均一に並んだ小さな凹部やロ
ーレット目、外周面一周に及ぶ環状溝等が形成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には、以下のような欠点があった。前記巻きブッ
シュにおいては厚肉の板材をカールすることが困難なた
め肉厚が薄く、しかも、円周上に互いの端面に達する切
れ目があるため、外力に対して非常に弱く、強固な固定
を必要とする部品についての使用に適さない。また、後
者の切削品に関しては、除去加工の一種である切削加工
の特性上、材料歩留まりが非常に悪く、又加工時間が長
く、分間加工数が数個程度にとどまり、大量生産に適さ
ないし、さらに転造によるローレット加工を施すにあた
っては、別工程として設備と時間が必要となる。そこ
で、本発明は以上のような欠点を解決し、従来のブッシ
ュの形状では、鍛造金型の動作を阻害する凹凸形状を有
しているため不可能であった、鍛造加工による前記抜け
止め及び回り止めを備えたブッシュを提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、円筒
状の本体からなり、外周面に、任意の形状の溝を有し、
溝は、本体の両端面付近から軸方向に向かって延び、個
々の溝は互いに干渉することなく、他端まで到達しない
長さに設けられている。
【0005】
【発明の実施の形態】実施例1 図1において、本発明は、円筒状の本体1の、外周面2
に、任意の形状の溝3を複数設けている。溝3は、本体
の両端面4、4’付近から軸方向Aに沿って延び、それ
ぞれの溝3は互いに干渉することなく、ほぼ一定の間隔
毎に設けられ、片方の端面4付近から延びた溝3は、両
端面4、4’のほぼ中央部Bまで到達しない長さを保っ
ており、また、一端面付近から延びた溝ではなく、両端
面4、4’付近から形成され、対向する溝が最も接近す
る部分Cには、少なくとも溝の底よりも高い堰を有して
いる。
【0006】実施例2 図2において、本発明は、円筒状の本体21の、外周面
22に、任意の形状の溝23を複数設けている。溝23
は、本体の両端面24、24’付近から軸方向Aに沿っ
て延び、それぞれの溝23は互いに干渉することなく、
ほぼ一定の間隔毎に設けられ、片方の端面24付近から
延びた溝23は、他方の端面24’付近まで到達しない
長さを保っており、また、一端面付近から延びた溝では
なく、両端面24、24’付近から交互に形成されるも
のである。
【0007】実施例3 図3において、円筒状の本体31の、外周面32に図2
に示す実施例2と同様に溝33を複数設けるとともに、
内周に少なくとも1条以上のめねじ37を設けている。
但し、外周面32に形成する溝の配置は図1に示す実施
例1と同様でも良い。
【0008】使用例1 図4において、本発明は上記手段を講じたので、これを
使用するときは、樹脂成形品45の取付け挿通孔46
に、鋳込み成形又は圧入等の方法で内設され、めねじ4
7を備えた他の部品48への取付、固定の際、ボルト4
9を挿通させ取付、固定する。
【0009】使用例2 図5においてこれを使用するときは、樹脂成形品55の
取付け挿通孔56に、図4に示す使用例1と同様に内設
され、貫通穴50を備えた他の部品58の取付、固定の
際、ボルト59を螺合させ取付、固定する。
【0010】
【発明の効果】前記のような形状にしたことで、本発明
を製作するにあたっては、金型が移動する方向を製品の
円筒軸方向に限定することができるため、鍛造加工での
単一工程による製造が可能となった。つまり、ダイスと
パンチと呼ばれる一対の金型を多段備えた、一般にコー
ルドヘッダーと呼ばれる機械により、図6の工程例に示
す通り材料切断から完成形状まで1台の機械で製作可能
となる。これにより、加工時間を大幅に短縮でき、分間
加工数が数百個と他の加工法と比較して10倍以上にな
る。又、鍛造加工時の加工硬化作用により、実用上必要
な硬度と強度を得られるため熱処理工程を不要とした。
よって、従来品に比べて高強度で非常に安価なブッシュ
を大量に提供することができる。以上のような効果があ
げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に基づく実施例1である。
【図2】本発明の請求項2に基づく実施例2である。
【図3】本発明の請求項3に基づく実施例3である。
【図4】実施例1又は2の使用例を示す断面図である。
【図5】実施例3の使用例を示す断面図である。
【図6】実施例2の加工工程例を示す工程図である。
【図7】従来例1を示す斜視図である。
【図8】従来例2を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・ブッシュ本体 2・・・・外周面 3・・・・溝 4・・・・端面 45・・・樹脂成形品 46・・・取付け挿通孔 47・・・めねじ 48・・・他の部品 49・・・ボルト 50・・・貫通穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、樹脂成形品と他の部品とをボ
    ルト等で取付、固定する為に設けられた挿通孔に内設さ
    れる埋め込み用ブッシュであって;前記埋め込み用ブッ
    シュは、円筒状の本体外周面において、両端面付近より
    軸方向に、互いの端面まで到達しない溝を設けたことを
    特徴とする埋め込み用ブッシュ。
  2. 【請求項2】前記埋め込み用ブッシュは、互いの端面付
    近より形成された溝が円筒軸に対しそれぞれ異なる位相
    に形成されたことを特徴とする、請求項第1項記載の埋
    め込み用ブッシュ。
  3. 【請求項3】前記埋め込み用ブッシュは、内周の一部分
    に一条以上の雌ねじを形成したことを特徴とする、請求
    項1、又は2記載の埋め込み用ブッシュ。
JP17048498A 1998-05-13 1998-05-13 埋め込み用ブッシュ Pending JPH11325028A (ja)

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JP17048498A JPH11325028A (ja) 1998-05-13 1998-05-13 埋め込み用ブッシュ

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JP17048498A JPH11325028A (ja) 1998-05-13 1998-05-13 埋め込み用ブッシュ

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JPH11325028A true JPH11325028A (ja) 1999-11-26

Family

ID=15905817

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17048498A Pending JPH11325028A (ja) 1998-05-13 1998-05-13 埋め込み用ブッシュ

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JP (1) JPH11325028A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005088139A1 (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Advanex Inc. インサートカラー
JP2014005895A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Tomishin Co Ltd インサート金具
JP2015057556A (ja) * 2013-09-16 2015-03-26 シグマ株式会社 埋込み用ブッシュ
CZ309398B6 (cs) * 2022-02-22 2022-11-16 SIMAF CZ s.r.o. Sestava pro připojení plastového dílu k základnímu dílu

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JP2014005895A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Tomishin Co Ltd インサート金具
JP2015057556A (ja) * 2013-09-16 2015-03-26 シグマ株式会社 埋込み用ブッシュ
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