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JPH11318806A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

Info

Publication number
JPH11318806A
JPH11318806A JP10138604A JP13860498A JPH11318806A JP H11318806 A JPH11318806 A JP H11318806A JP 10138604 A JP10138604 A JP 10138604A JP 13860498 A JP13860498 A JP 13860498A JP H11318806 A JPH11318806 A JP H11318806A
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JP
Japan
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emitting element
light emitting
light
endoscope
specific wavelength
Prior art date
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Pending
Application number
JP10138604A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Omoto
昌和 尾本
Akihiro Miyashita
章裕 宮下
Takatoshi Yoshida
尊俊 吉田
Yoshitaka Miyoshi
義孝 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10138604A priority Critical patent/JPH11318806A/ja
Publication of JPH11318806A publication Critical patent/JPH11318806A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/06Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with illuminating arrangements
    • A61B1/0638Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with illuminating arrangements providing two or more wavelengths
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/04Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances
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    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61B1/06Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with illuminating arrangements
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定波長または特定波長領域の光による内視
鏡観察を、安価かつ容易に実現する。 【解決手段】 内視鏡2は、組織や細胞の蛍光を励起す
る特定波長または特定波長領域の光を出射する発光素子
11と、発光素子11からの光を体腔内に対して広い範
囲に照射するための発光素子用レンズ12と、体腔内の
被検査体からの蛍光を入射する対物レンズ13と、対物
レンズ13により入射した蛍光を内視鏡2の接眼部14
に伝送するイメージガイドファイバ15とから構成され
ている。ここで、発光素子11は信号ケーブル16を介
してビデオプロセッサ5に接続され、カメラユニット3
は内視鏡2の接眼部14に着脱自在に接続されている。
ここで特定波長または特定波長領域の光を出射する発光
素子11は、1種類だけではなく、複数種類先端に設け
られていてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡装置、更に詳
しくは内視鏡先端に設けられた発光素子部分に特徴のあ
る内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡装置において、内視鏡を用
いて可視領域全域の発光スペクトルを有するランプで体
腔内を照明して観察する通常観察の他に、励起光により
体腔内の組織や細胞の蛍光を観察することによって診断
・治療する蛍光観察ができる蛍光観察内視鏡装置が提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
内視鏡を用いる蛍光観察では、通常観察ときに用いる照
明用光源装置の他に、細胞の蛍光を励起する特定波長の
光を出射するレーザやランプといった蛍光励起専用特殊
光源を用意しなければならなず、蛍光観察内視鏡システ
ムが光源装置を2つ以上必要とするため、そのシステム
が大規模となり、大幅なコストアップとなるいった問題
がある。
【0004】また、励起したい蛍光は、蛍光を見やすく
する薬剤の種類、細胞自身が発している自家蛍光の種
類、蛍光を励起させる目的(診断するための、または、
治療するための目的)によって、その波長が異なるた
め、ターゲットとしている蛍光が変われば、その蛍光を
励起できる波長を出射できる蛍光励起専用特殊光源を用
意する必要があり、これでは、ユーザがターゲットとす
る蛍光毎に蛍光励起専用特殊光源装置を用意する必要が
あるため、実際には一つの蛍光観察内視鏡システムで観
察できる蛍光の種類を増やすことができないといった問
題もある。
【0005】一方、例えば特開平4−357929号公
報では異なる波長領域の光を照射する複数の光源を光源
装置内に設けているが、これでは光源の数の分だけ光源
装置が高価になるため、ユーザにかかるコストが増大す
るといった問題がある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、特定波長または特定波長領域の光による内視鏡
観察を、安価かつ容易に実現することのできる内視鏡装
置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡装置は、
特定波長または特定波長領域の光を出射する、1種類ま
たは複数種類の発光素子を内視鏡の先端に設けて構成さ
れる。
【0008】本発明の内視鏡装置では、内視鏡の先端に
特定波長または特定波長領域の光を出射する、1種類ま
たは複数種類の発光素子を設けることで、特定波長また
は特定波長領域の光による内視鏡観察を、安価かつ容易
に実現することを可能とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
【0010】図1及び図2は本発明の第1の実施の形態
に係わり、図1は内視鏡装置の構成を示す構成図、図2
は図1の内視鏡の先端の構成を示す構成図である。
【0011】(構成)図1に示すように、本実施の形態
の内視鏡装置1は、体腔内を観察する光学式の内視鏡2
と、この内視鏡2により得られた体腔内の被検査体像を
撮像するカメラユニット3と、カメラユニット3を撮像
駆動し信号処理してモニタ4に被検査体の画像を表示さ
せるビデオプロセッサ5とを備えて構成される。
【0012】前記内視鏡2は、組織や細胞の蛍光を励起
する特定波長または特定波長領域の光を出射する発光素
子11と、発光素子11からの光を体腔内に対して広い
範囲に照射するための発光素子用レンズ12と、体腔内
の被検査体からの蛍光を入射する対物レンズ13と、対
物レンズ13により入射した蛍光を内視鏡2の接眼部1
4に伝送するイメージガイドファイバ15とから構成さ
れている。ここで、発光素子11は信号ケーブル16を
介してビデオプロセッサ5に接続され、カメラユニット
3は内視鏡2の接眼部14に着脱自在に接続されてい
る。
【0013】カメラユニット3は、イメージガイドファ
イバ15からの蛍光を受けるイメージインテンシファイ
ア(以下、I.I.と略記する)用レンズ17と、I.
I.用レンズ17を介した光を増幅するI.I.18
と、I.I.18で増幅した光を撮像する固体撮像素
子、例えばCCD19とから構成される。
【0014】また、ビデオプロセッサ5は、カメラユニ
ット3のCCD19を駆動するCCDドライバ21と、
CCD19からの撮像信号を信号処理する信号処理回路
22と、内視鏡2の発光素子11を駆動及び調光する発
光駆動調光回路23とから構成される。
【0015】なお、内視鏡2に設けられている特定波長
または特定波長領域の光を出射する発光素子11は、1
種類だけではなく、複数種類先端に設けられていてもよ
い。
【0016】図2(a)は内視鏡2の端面側から見た図
であり、図2(b)は内視鏡2の先端を横方向から見た
図2(a)のA−A線断面であって、図2(a)、図2
(b)より、内視鏡2の先端は、上記発光素子11、発
光素子用レンズ12、信号ケーブル16、対物レンズ1
3及びイメージガイドファイバ15の他に、鉗子等の処
置具を挿通する鉗子チャンネル25と、送気・送水を行
う送気・送水チャンネル26とを備えて構成されてい
る。
【0017】ここで、内視鏡2の発光素子11が組織や
細胞の蛍光を励起する特定波長または特定波長領域の光
を出射するので、内視鏡装置1は蛍光観察内視鏡装置を
構成することになる。
【0018】(作用)発光駆動調光回路23は、発光素
子11を駆動し調光する。そして、発光素子11が発光
素子用レンズ12を経由して体腔内の組織や細胞を照射
し、蛍光を励起する。すると、その励起された蛍光が対
物レンズ13を通って、イメージガイドファイバ15が
蛍光を接眼部14に伝送する。イメージガイドファイバ
15により伝送された蛍光は、カメラユニット3のI.
I.用レンズ17で集光され、I.I.18に入射され
る。I.I.18は励起された細胞や組織の蛍光を増幅
し、CCD19に出力する。
【0019】CCD19は、ビデオプロセッサ5の中に
あるCCDドライバ21によって駆動されており、CC
D19の出力は、ビデオプロセッサ5の信号処理回路2
2に入力される。信号処理回路22では、CCD19の
出力を信号処理し、映像信号に変換後、モニタ4に出力
する。
【0020】(効果)このように本実施の形態では、特
定波長の発光素子11を内視鏡2の先端に設けたことに
よって、従来のように特定波長のランプやレーザといっ
た、特定波長または特定波長領域の光を出射する特殊光
源を用意しなくても、体腔内の組織や細胞の蛍光を観察
する蛍光観察を行うことができる。よって、大規模だっ
た蛍光観察内視鏡装置が小規模になり、かつ、ユーザに
与えるコストが下がるという効果を持つ。
【0021】また、内視鏡の先端に種類の異なる蛍光励
起用の発光素子を複数設けることが可能で、ターゲット
とする蛍光が変わる度にその蛍光の励起光である蛍光励
起専用特殊光源装置を用意しなくてもよいので、一つの
蛍光観察内視鏡装置が観察できる蛍光の種類を増すこと
が可能となる。
【0022】図3及び図4は本発明の第2の実施の形態
に係わり、図3は内視鏡装置の構成を示す構成図、図4
は図3の電子内視鏡の先端の構成を示す構成図である。
【0023】第2の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0024】(構成)図3に示すように、本実施の形態
は第1の実施の形態に比べて内視鏡の構成が異なると共
に、カメラユニット10がない。
【0025】すなわち、本実施の形態の内視鏡2aは電
子内視鏡であって、図3に示すように、CCD19が内
視鏡先端に設けられ、イメージガイドファイバ15の代
わりにCCD19の駆動信号やCCD19の出力信号を
伝送するCCDケーブル31が設けられている。
【0026】ここで、電子内視鏡2aにおいて、発光素
子11が組織や細胞の蛍光を励起する特定波長または特
定波長領域の光を出射するものであれば、内視鏡装置1
は蛍光観察内視鏡装置となり、発光素子11が組織の深
層の情報を得ることできる赤外光または赤外光領域の光
を出射するものであれば、内視鏡装置1は赤外光観察内
視鏡装置となる。
【0027】図4(a)は電子内視鏡2aの端面側から
見た図であり、図4(b)は電子内視鏡2aの先端を横
方向から見た図4(a)のB−B線断面であって、図4
(a)、図4(b)より、電子内視鏡2aの先端は、上
記発光素子11、発光素子用レンズ12、信号ケーブル
16、対物レンズ13、CCD19及びCCDケーブル
31の他に、鉗子チャンネル25及び送気・送水チャン
ネル26とを備えて構成されている。
【0028】その他の構成は第1の実施の形態と同じで
ある。
【0029】(作用)発光素子11が発光素子用レンズ
12を経由して体腔内の組織や細胞を照射する。する
と、励起された蛍光、または、反射光は対物レンズ13
を通って電子内視鏡2aの先端にあるCCD19に撮像
される。CCD19で撮像された画像は、ビデオプロセ
ッサ5で信号処理され、映像信号としてモニタ4に出力
される。
【0030】その他の作用は第1の実施の形態と同じで
ある。
【0031】(効果)このように本実施の形態では、第
1の実施の形態の効果に加え、特定波長または特定波長
領域の光を出射する特殊光源を用意しなくても、組織の
深層の情報を得る赤外光観察を行うことができので、大
規模だった赤外光観察用内視鏡装置が小規模になり、か
つ、ユーザに与えるコストが下がるという効果を持つ。
【0032】図5は本発明の第3の実施の形態に係る内
視鏡の先端の構成を示す構成図である。
【0033】第3の実施の形態は、第2の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0034】(構成)本実施の形態の電子内視鏡2bの
先端は、図5に示すように、発光素子11と、この発光
素子11の前方に発光素子11の出射光の波長を限定す
る光学フィルタ41と、発光素子用レンズ12と、信号
ケーブル16と、CCD19と、対物レンズ13と、C
CDケーブル31とを備えてから構成されている。
【0035】ここで、光学フィルタ41は、発光素子1
1の発光スペクトルのうち、ピーク波長、または特定波
長の半値幅を小さくするようなフィルタであり、複数種
類の組み合わせで構成してもよい。
【0036】その他の構成は第2の実施の形態と同じで
ある。
【0037】(作用)上記の構成により、信号ケーブル
16によって駆動信号が伝送され、発光素子11に入力
される。発光素子11は発光し、その光は光学フィルタ
41を通過して、そして発光素子用レンズ12によって
広範囲に照射される。この時、発光素子11の光は、光
学フィルタ41によってピーク波長、または特定波長の
半値幅が小さくされた光であり、ピーク波長、または特
定波長の以外の発光スペクトル強度が減少している。よ
って、その光学フィルタ41を透過した光は、細胞の蛍
光を励起できる波長や、組織のより深層まで透過できる
光となる。
【0038】その他の作用は第2の実施の形態と同じで
ある。
【0039】(効果)このように本実施の形態では、第
2の実施の形態の効果に加え、光学フィルタ41によっ
て、発光素子11の出射光は、励起光の波長に鋭いピー
クを持っている光になるので、蛍光を強く励起でき、ユ
ーザに対して蛍光が見えやすくなるという効果をもつ。
【0040】また、発光素子11の出射光は組織のより
深層まで透過できる光になっているので、より詳細な赤
外光観察を行うことができるという効果を持つ。
【0041】図6ないし図8は本発明の第4の実施の形
態に係わり、図6は内視鏡装置の構成を示す構成図、図
7は図6の内視鏡の先端の構成を示す構成図、図8は図
6の内視鏡の先端の変形例の構成を示す構成図である。
【0042】第4の実施の形態は、第2の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0043】(構成)図6に示すように、本実施の形態
の電子内視鏡2cは、発光素子11と、通常観察用の照
明光として用いる白色光を供給する白色発光素子51
と、発光素子用レンズ12と、信号ケーブル16と、発
光素子11と白色発光素子51の点灯を切り替える発光
素子点灯切替回路52と、発光素子点灯切替回路52に
発光素子点灯切り替え信号を送るスコープスイッチ53
と、CCD19と、CCDケーブル31とを備えて構成
される。なお、発光素子点灯切替回路52は、ビデオプ
ロセッサ5内に設けられていてもよい。
【0044】図7(a)、図7(a)のC−C線断面で
ある図7(b)及び図7(a)のD−D線断面である図
7(c)に示すように、電子内視鏡2cの先端は、発光
素子11と、CCD19と、鉗子チャンネル25と、送
気・送水チャンネル26と、白色発光素子51とを備え
て構成される。
【0045】なお、通常観察用の照明光の光源としては
白色発光素子51でなくても、図8(a)、図8(a)
のE−E線断面である図8(b)及び図8(a)のF−
F線断面である図8(c)に示すように、赤色発光素子
51r、緑色発光素子51g、青色発光素子51bを組
み合わせた照明光光源でもよい。
【0046】その他の構成は第2の実施の形態と同じで
ある。
【0047】(作用)上記の構成により、スコープスイ
ッチ53が押されると、発光素子点灯切り替え信号が内
視鏡2cに設けられている発光素子点灯切替回路52に
入力され、発光素子11のみの点灯、照明光としての白
色発光素子51のみの点灯、または、発光素子11と白
色発光素子51の同時点灯といった、各発光素子の点灯
制御がなされる。
【0048】なお、この発光素子の点灯制御は、スコー
プスイッチ51からばかりでなく、ビデオプロセッサ5
や、図示しないビデオプロセッサ5に接続されるキーボ
ードから行ってもよい。
【0049】その他の作用は第2の実施の形態と同じで
ある。
【0050】(効果)このように本実施の形態では、第
2の実施の形態の効果に加え、発光素子の点灯切り替え
がスムーズに、かつ、簡単に行えるので、通常観察から
蛍光観察への移行、通常観察から赤外光観察への移行、
また、それらの逆の移行がスムーズになるという効果を
持つ。
【0051】[付記1] (付記項1−1) 発光素子を内視鏡の先端に設けた内
視鏡装置において、前記発光素子は、特定波長または特
定波長領域の光を出射する、1種類または複数種類の発
光素子であることを特徴とする内視鏡装置。
【0052】(付記項1−2) 前記発光素子は、少な
くとも赤外線領域の波長を出射することを特徴とする付
記項1に記載の内視鏡装置。
【0053】(付記項1−3)前記発光素子は、少なく
とも体腔内の組織や細胞の蛍光を励起する特定波長を出
射することを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0054】(付記項1−4) 前記発光素子の前方
に、透過波長領域を制限する光学フィルタを設けたこと
を特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0055】(付記項1−5) 前記内視鏡の先端に、
照明用としての第2の発光素子を設けたことを特徴とす
る付記項1に記載の内視鏡装置。
【0056】(付記項1−6) 点灯させる前記発光素
子の選択、または組み合わせる前記発光素子の選択を行
う点灯選択手段を備えたことを特徴とする付記項1に記
載の内視鏡装置。
【0057】ところで、先端部内に発光素子を有する電
子内視鏡においては、発光素子の発光時の熱が固体撮像
素子に伝わり、固体撮像素子の特性を低下させるといっ
た問題がある。そこで、次に発光素子からの発熱の固体
撮像素子への影響を効率的に防止することのできる実施
の形態について説明する。
【0058】図9は発光素子からの発熱の固体撮像素子
への影響を効率的に防止することのできる第1の実施の
形態に係る内視鏡の先端の構成を示す構成図である。
【0059】(構成)図9に示すように、本実施の形態
の内視鏡101は、可視光あるいは特定波長または特定
波長領域の光を発光する発光素子102と、発光素子1
02の光を広範囲に配光するための発光素子用レンズ1
03と、発光素子102の光の被照明対称からの反射光
を集光するCCD用レンズ104と、CCD用レンズ1
04を介した反射光を撮像するCCD105と、発光素
子102に駆動信号を伝送する信号ケーブル106と、
発光素子102の発熱をCCD105に伝導するのを防
ぐ断熱部材107と、CCD105に駆動信号を与えC
CD出力信号を伝送するCCDケーブル108とを備え
て構成されている。
【0060】なお、断熱部材107は、CCD105と
発光素子102の間のみに配置されてもよいし、発光素
子102を囲うように配置されてもよい。
【0061】(作用)発光素子102が発光することに
よって、発光素子102から熱が発生する。発光素子2
の熱は、CCD105と発光素子102の間に介在する
断熱部材107によって、発光素子102からの熱がC
CD105に伝導することを妨げている。
【0062】(効果)従って、発光素子102の発熱が
CCD105に伝導するのを断熱部材107が妨げてい
るので、CCD105の特性の低下を防止することがで
きるという効果を持つ。
【0063】図10は発光素子からの発熱の固体撮像素
子への影響を効率的に防止することのできる第2の実施
の形態に係る内視鏡の先端の構成を示す構成図である。
【0064】(構成)図10に示すように、本実施の形
態の内視鏡101aは、可視光あるいは特定波長または
特定波長領域の光を発光する発光素子102と、発光素
子102の光を広範囲に配光するための発光素子用レン
ズ103と、発光素子102の光の被照明対称からの反
射光を集光するCCD用レンズ104と、CCD用レン
ズ104を介した反射光を撮像するCCD105と、発
光素子102に駆動信号を伝送する信号ケーブル106
と、発光素子102の周囲に設けられ発光素子102の
発熱を放熱する放熱部材111と、CCD105に駆動
信号を与えCCD出力信号を伝送するCCDケーブル1
08とを備えて構成されている。なお、放熱部材111
は発光素子102と内視鏡101の最外側面の間のみ、
あるいは、発光素子102と内視鏡101の最外側の間
とCCD105と発光素子102の間の両方に配置され
てもよい。
【0065】(作用)発光素子102が発光することに
よって、発光素子102から熱が発生する。そこで、放
熱部材111が発光素子102からの熱を周囲に放熱す
るので、放熱部材111は発光素子102の周辺温度の
上昇を妨げている。
【0066】(効果)発光素子の発熱によって発光素子
周辺温度が上昇すると、発光素子に流す許容順電流値が
小さくなってしまう。発光素子の発熱を考慮すると、発
光素子に流す順電流値を低く設定せざるを得ない。発光
素子の光量は、順電流値に比例して増加するという発光
素子の特性から、発熱を考慮すると、発光素子の光量が
少なくなるという問題点がある。
【0067】本実施の形態では、放熱部材111が発光
素子102からの熱を放熱することによって発光素子周
囲温度の上昇を妨げることができる。よって、発光素子
102の周囲温度に対する発光素子102に流すことの
できる許容電流値を低く設定する必要がないので、発光
素子102の光量が少なくなることを防ぐことができ
る。また、放熱部材111が発光素子102からの熱を
放熱するので、発光素子102の発熱によって許容電流
値をオーバーしたことによる、発光素子102の破壊、
寿命の短縮化を回避することができる。
【0068】図11は発光素子からの発熱の固体撮像素
子への影響を効率的に防止することのできる第3の実施
の形態に係る内視鏡の先端の構成を示す構成図である。
【0069】(構成)図11に示すように、本実施の形
態の内視鏡101bは、可視光あるいは特定波長または
特定波長領域の光を発光する発光素子102と、発光素
子102の光を広範囲に配光するための発光素子用レン
ズ103と、発光素子102の光の被照明対称からの反
射光を集光するCCD用レンズ104と、CCD用レン
ズ104を介した反射光を撮像するCCD105と、発
光素子102に駆動信号を伝送する信号ケーブル106
と、発光素子102と内視鏡101の先端の最外側面と
の間に設けられ発光素子102の発熱を放熱する放熱部
材111と、CCD105に駆動信号を与えCCD出力
信号を伝送するCCDケーブル108と、発光素子10
2とCCDケーブル108の間に設けられ発光素子10
2の発熱をCCD105に伝導するのを防ぐ断熱部材1
07とを備えて構成されている。
【0070】(作用)発光素子102が発光することに
よって熱が発生する。すると、発光素子102とCCD
105の間に断熱部材107があるので、発光素子10
2の発熱がCCD105に伝導することが妨げられる。
また、CCD105の発熱が発光素子102の周囲に伝
導することを妨げている。さらに、発光素子102と内
視鏡101の最外側面との間に放熱部材111が配置さ
れているので、発光素子102からの発熱が放熱部材1
11によって内視鏡101の外側に放熱される。
【0071】(効果)よって、発光素子102の熱が断
熱部材に107よって断熱されるので、発光素子102
の熱がCCD105に伝わることによって発生してい
た、CCD特性の低下を妨げることができる。また、C
CD105の発熱が、断熱部材107によって断熱され
発光素子102に伝導しないので、発光素子102に流
す許容電流値をオーバーすることによる、発光素子10
2の寿命の短縮や破壊を免れることができる。さらに、
発光素子102の熱が放熱部材111によって放熱され
るので、発光素子周辺温度の上昇を妨げることができ
る。よって、許容順電流値の低下と発光素子102の光
量低下を回避できる。
【0072】図12及び図13は発光素子からの発熱の
固体撮像素子への影響を効率的に防止することのできる
第4の実施の形態に係わり、図12は電子内視鏡装置の
構成を示す構成図、図13は図12の電子内視鏡の先端
の構成を示す構成図である。
【0073】(構成)本実施の形態の電子内視鏡装置
は、図12に示すように、体腔内を観察する電子内視鏡
201と、電子内視鏡201からの撮像信号を信号処理
しモニタ202に内視鏡画像を表示させるビデオプロセ
ッサ203とから構成される。
【0074】電子内視鏡201は、体腔内に光を照射す
る発光素子210と、発光素子210による光で内視鏡
像を撮像するCCD211と、発光素子210を第1の
駆動電流で駆動す第1電流制限回路212と、発光素子
210を第2の駆動電流で駆動す第2電流制限回路21
3と、発光素子210の周囲温度を検知する温度センサ
214とを備えて構成される。
【0075】また、ビデオプロセッサ203は、温度セ
ンサ214からの検知信号により温度を検出する温度検
出回路220と、温度検出回路220が検出した温度と
所定値とを比較する比較器221と、比較器221に基
づき各種制御を行うマイクロコンピュータ(以下、マイ
コン)222と、マイコン222の制御により第1電流
制限回路212及び第2電流制限回路213の切り替え
を行う切り替え回路223と、発光素子210を駆動す
る発光素子駆動回路224と、CCD211を駆動する
CCDドライバ225と、CCD211の出力信号を信
号処理して映像信号としてモニタ202に出力する信号
処理回路226とから構成される。
【0076】図13に示すように、電子内視鏡201の
先端は、発光素子210と、発光素子駆動回路224に
より発光素子210を駆動する駆動信号を伝送する信号
ケーブル231と、発光素子210からの光を体腔内に
対して広い範囲に照射するための発光素子用レンズ23
2と、体腔内の被検査体からの光を入射しCCD211
の結像面に結像させる対物レンズ233と、CCD21
1と、温度センサ214とから構成され、CCD211
はCCDケーブル234を介して駆動信号及び撮像信号
がビデオプロセッサ203と送受できるようになってい
る。
【0077】(作用)電子内視鏡201に設けられてい
るCCD211には、ビデオプロセッサ203内に設け
られているCCDドライバ225によって駆動信号が入
力される。その結果、CCD211は駆動され、CCD
211の出力信号は、信号処理回路226に入力され
る。信号処理回路226は、CCD211の出力信号を
信号処理し、映像信号としてモニタ202に出力する。
【0078】また、これと同時に発光素子210には、
発光素子駆動回路224から信号ケーブル231を介し
て駆動信号が入力され、発光素子210は発光する。温
度センサ214は、発光素子210の周辺温度をセンシ
ングし、その検知信号を温度検出回路220に入力す
る。温度検出回路220は温度センサ214からの検知
信号を受け、温度を検出する。
【0079】温度検出回路220は、温度識別信号を比
較器221に送り、比較器221は所定値との比較によ
り第1電流制限回路212または第2電流制限回路21
3のどちらを選択すべきかどうかを比較する。マイコン
222は、比較器221からの信号によって切り替え回
路223に対して第1電流制限回路212または第2電
流制限回路213のどちらに切り替えるかどうかの信号
を送る。マイコン222から電流制限回路を切り替える
信号が出た時には切り替え回路223が作動し、第1電
流制限回路212または第2電流制限回路213に接続
され、発光素子210に駆動信号を送る。
【0080】発光素子210をはじめに発光させた時、
発光素子駆動回路224は第1電流制限回路212に接
続されている。しかし、発光素子210の周辺温度が上
昇すると、温度センサ214がそれを感知する。発光素
子210の周辺温度が上昇すると、温度センサ214か
ら温度上昇の信号が伝わり、温度検出回路220でそれ
が検出される。
【0081】そして、比較器221は、第1電流制限回
路212から第2電流制限回路213への切り替え温度
になったかどうかを温度検出回路220の出力信号と照
合し、比較する。比較器221の比較結果は、マイコン
222に送られ、電流制限回路を切り替えなければなら
ないという信号がマイコン222に伝わると、マイコン
222は切り替え回路223に第2電流制限回路213
に接続せよという命令を出す。
【0082】すると、切り替え回路223が作動し、第
1電流制限回路212に接続されていたのを第2電流制
限回路213に接続する。第2電流制限回路213は、
第1電流制限回路212の電流制限値よりも小さく設定
されているので、第2電流制限回路に接続されることに
よって、発光素子210は第1電流制限回路212に接
続されていた時よりも少ない電流しか流れないようにな
る。
【0083】(効果)以上の作用によって、発光素子2
10の発光による発熱を温度センサ214が検知し、温
度検出回路220、第1電流制限回路212または第2
電流制限回路213、マイコン222及び切り替え回路
223によって電流制限回路を切り替えるので、発光素
子周辺温度の上昇に対応して発光素子に流す順電流の値
が変化する。よって、発光素子の周辺温度が上昇し、そ
れによって発光素子に流れる電流が、その時の周辺温度
の許容順電流値をオーバーすることによって生じていた
発光素子の破壊や寿命の短縮を妨げることができるとい
う効果を持つ。
【0084】[付記2] (付記項2−1) 発光素子を内視鏡の先端に設けた内
視鏡装置において、前記発光素子周辺に断熱手段を設け
たことを特徴とする内視鏡装置。
【0085】(付記項2−2) 発光素子を内視鏡の先
端に設けた内視鏡装置において、前記発光素子周辺に放
熱手段を設けたことを特徴とする内視鏡装置。
【0086】(付記項2−3) 発光素子を内視鏡の先
端に設けた内視鏡装置において、前記発光素子周辺に断
熱手段及び放熱手段を設けたことを特徴とする内視鏡装
置。
【0087】(付記項2−4) 発光素子を内視鏡の先
端に設けた内視鏡装置において、前記発光素子の周辺の
温度を検出する温度検出手段と、前記発光素子を駆動す
る駆動信号を発生する駆動信号発生手段と、前記駆動信
号発生手段から発生される駆動信号を制限する駆動信号
制限手段と、前記駆動信号制限手段を制御する制御手段
とを備えたことを特徴とする内視鏡装置。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明の内視鏡装置
よれば、内視鏡の先端に特定波長または特定波長領域の
光を出射する、1種類または複数種類の発光素子を設け
ているので、特定波長または特定波長領域の光による内
視鏡観察を、安価かつ容易に実現することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡装置の
構成を示す構成図
【図2】図1の内視鏡の先端の構成を示す構成図
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡装置の
構成を示す構成図
【図4】図3の電子内視鏡の先端の構成を示す構成図
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡の先端
の構成を示す構成図
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る内視鏡装置の
構成を示す構成図
【図7】図6の内視鏡の先端の構成を示す構成図
【図8】図6の内視鏡の先端の変形例の構成を示す構成
【図9】発光素子からの発熱の固体撮像素子への影響を
効率的に防止することのできる第1の実施の形態に係る
内視鏡の先端の構成を示す構成図
【図10】発光素子からの発熱の固体撮像素子への影響
を効率的に防止することのできる第2の実施の形態に係
る内視鏡の先端の構成を示す構成図
【図11】発光素子からの発熱の固体撮像素子への影響
を効率的に防止することのできる第3の実施の形態に係
る内視鏡の先端の構成を示す構成図
【図12】発光素子からの発熱の固体撮像素子への影響
を効率的に防止することのできる第3の実施の形態に係
る電子内視鏡装置の構成を示す構成図
【図13】図12の電子内視鏡の先端の構成を示す構成
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…内視鏡 3…カメラユニット 4…モニタ 5…ビデオプロセッサ 11…発光素子 12…発光素子用レンズ 13…対物レンズ 14…接眼部 15…イメージガイドファイバ 16…信号ケーブル 17…I.I.(イメージインテンシファイア)用レン
ズ 18…I.I.(イメージインテンシファイア) 19…CCD 21…CCDドライバ 22…信号処理回路 23…発光駆動調光回路
フロントページの続き (72)発明者 三好 義孝 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子を内視鏡の先端に設けた内視鏡
    装置において、 前記発光素子は、特定波長または特定波長領域の光を出
    射する、1種類または複数種類の発光素子であることを
    特徴とする内視鏡装置。
JP10138604A 1998-05-20 1998-05-20 内視鏡装置 Pending JPH11318806A (ja)

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