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JPH11287115A - 車両用オイルクーラ - Google Patents

車両用オイルクーラ

Info

Publication number
JPH11287115A
JPH11287115A JP10104168A JP10416898A JPH11287115A JP H11287115 A JPH11287115 A JP H11287115A JP 10104168 A JP10104168 A JP 10104168A JP 10416898 A JP10416898 A JP 10416898A JP H11287115 A JPH11287115 A JP H11287115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
cooling water
oil
flange
upright
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10104168A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Ichihara
孝之 市原
Tsugio Suzuki
次男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mahle Filter Systems Japan Corp
Original Assignee
Tennex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tennex Corp filed Critical Tennex Corp
Priority to JP10104168A priority Critical patent/JPH11287115A/ja
Publication of JPH11287115A publication Critical patent/JPH11287115A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D9/0031Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other
    • F28D9/0043Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by paired plates touching each other the plates having openings therein for circulation of at least one heat-exchange medium from one conduit to another
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
    • F28D2021/0019Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for
    • F28D2021/008Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for for vehicles
    • F28D2021/0089Oil coolers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2250/00Arrangements for modifying the flow of the heat exchange media, e.g. flow guiding means; Particular flow patterns
    • F28F2250/10Particular pattern of flow of the heat exchange media
    • F28F2250/104Particular pattern of flow of the heat exchange media with parallel flow

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウム製多板式のオイルクーラとし
て、つば部外周の腐食を防ぐと共にオイルと冷却水との
熱交換を向上させる。 【解決手段】 アルミニウムのクラッド材からなり周辺
につば部11bを有する下向き皿状の第1プレート11
と周辺につば部12bを有する上向き皿状の第2プレー
ト12との間に多孔波状のフィンプレート13を介在さ
せた単位プレート部材を多段に積層し、最上段の第1プ
レート11上にアルミニウム製肉厚なフランジ15を取
付けて冷却エレメントEとなし、この冷却エレメントE
にアルミ鋳物製のカバー体Cを被着するオイルクーラと
して、各第1,第2プレート11,12の両側のつば部
11b,12bの水平片11h,12hを外方に伸ばし
て直立片11v,12v をカバー体の側壁に近接させる
とともに上段の第2プレート12の直立片12vと下段
の第1プレート11の直立片11vを互いに近接させ
て、各単位プレート部材の間に閉じられた冷却水の通路
を形成し、冷却水の側部外に出る流れを抑制して外周部
の腐食を防ぎ、かつオイルとの熱交換を促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は冷却エレメントの
熱交換性能を高めると共に腐食を抑制できるようにした
車両用のオイルクーラに関する。
【0002】
【従来の技術】バス,トラック及び産業車両等に搭載さ
れるディーゼルエンジンでは、エンジンブロックの側面
にオイルクーラを配設し、ラジエータからポンプにより
循環させられる冷却水とオイルパンからエンジンの摺動
部分や軸受け部分に送られるオイルを熱交換させ、オイ
ルの温度を所定に保つようにしている。
【0003】そのオイルクーラの一例を示せば図4,図
5のとおりであり、帽子状のカバー体Cと多板式の冷却
エレメントEからなり、カバー体Cは肉厚が5ないし1
0mm程度のアルミニウム鋳物製で、平面長方形又は楕
円形をなし、開放端部周辺にフランジ部Cfを備え、一
端部壁には冷却水の取入れ口Caが設けられ、上壁には
オイルの入口Cbが冷却水の取入口Caの反対側にあ
り、出口Cdが同じ側にあるように設けられている。
【0004】一方、多板式の冷却エレメントEはこれま
ではステンレス鋼板製であったが、最近では車両の軽量
化とコスト低減のためにアルミニウム製とすることが進
められており、平面形状をカバー体Cと同じくする下向
き皿状の第1プレート1と上向き皿状の第2プレート2
及び両者の間に配設される有孔波状のフィンプレート3
からなるが、第1,第2のプレート1,2は厚さが0.5
ないし0.7mm程度のアルミニウム心板(例えばAl−
Mn系合金、JIS.3003)の一面(オイルに接す
る面)に厚さが0.1ないし0.2mm程度のろう材層(例え
ばAl−Si系合金、JIS.4045,4343)が
被着されると共に他面(冷却水に接する面)には腐食防
止と他部材との接合を考慮して厚さが0.1ないし0.2mm
程度の犠性腐食材層(例えばAl−Zn系合金、JI
S.7072)とその上に上記ろう材層が被着されてア
ルミニウムのクラッド材をなしており、又フィンプレー
ト3は上記アルミニウム板の両面にろう材質が被着され
たクラッド材をなしている。
【0005】第1プレート1は長手方向の両側部にカバ
ー体Cのオイル入口Cb又は出口Cdに整列する上向き
パイプ部1aを備えると共に周辺に上向きかぎ状つば部
1bを持ち、最上段以外のものは上面にプレス加工した
多数の間隔維持用の突子1cを有し、又第2プレート2
は最下段のものを除いて長手方向の両端部に下向きパイ
プ部2aを備えると共に周辺に下向きかぎ状のつば部2
bを持ち、かつ下面には多数の間隔維持用の突子2cを
有している。フィンプレート3は各折りひだ片の側面に
多孔の通孔を有すると共に長手方向の両端部にカバー体
のオイルの入,出口Cb,Cdに整列する円形の窓孔を
備えている。
【0006】第1プレート1と第2プレート2は内側に
フィンプレート3を介在させて向い合せて熱交換用の単
位プレート部材となし、上段の単位プレート部材の第2
プレート2の下向きパイプ部2aに下段の単位プレート
部材の第1プレート1の上向きパイプ部1aを嵌挿し、
その外側にアルミニウム(例えばAl−Mn系合金、J
IS.3003)製の間隔リング4を嵌め合せ、かつ周
辺のつば部1b,2bを背中合せに当接させながら複数
段積層し、最上段の第1プレート1の上向きパイプ部1
aにはアルミニウム(例えばAl−Mn系合金、JI
S.3003)製菱形状の肉厚なカバー体結合用のフラ
ンジ5の中央通孔5aを嵌合し、最下段の第2プレート
2の下面両端部には同じアルミニウム製の補強用のプレ
ート6(厚さ3ないし5mm)を添設し、それら全体が
炉中でろう付けされて冷却エレメントEをなしている。
【0007】上記のような冷却エレメントEがカバー体
C内に収容され、両端部のフランジ5の上にシール用の
ガスケット8を介在させると共にその中央通孔5aをオ
イルの入口Cb又は出口Cdに合せつつカバー体Cの上
壁内面に当接され、各フランジ5の一対のねじ孔に鉄製
のボルト7がねじ込まれてカバー体Cに組付けられ、そ
してカバー体Cの開放端部に冷却水ガイド用のステンレ
ス鋼板製の仕切板9がビス止めされてオイルクーラOc
をなし、このオイルクーラOcはカバー体周辺のフラン
ジ部Cfが複数箇所においてガスケット8介在のもとに
ボルト7によりエンジンブロックBの壁面に取付けられ
る。
【0008】その使用時には、オイルパンから吸い上げ
られたオイルが点線矢印のようにカバー体Cの入口Cb
からエレメントEの各単位プレート部材中に流入する一
方、ラジエータ側の冷却水が実線矢印のように反対側の
取入れ口Caから導入され、各単位プレート部材間の間
隙及び周囲部を流れてオイルとの熱交換が行われ、冷却
されたオイルは出口Cdからエンジンの摺動部や軸受部
に送られ、冷却水は仕切板9の反対側に設けられた流出
口9aからウォータジャケットBaに出てシリンダー周
面に流れていく。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トラックや
産業車両等の大型車両に搭載されるエンジンでは、運転
時に400l/分ないし、500l/分の大流量の冷却
水がオイルクーラOc内に流入するが、上記従来のオイ
ルクーラでは図5のように各単位プレート部材の接合つ
ば部1b,2bとカバー体Cの側壁の間に各単位プレー
ト部材同士の間隔より大きな間隙があり、そのため、カ
バー体C体内に流入した冷却水は単位プレート部材の間
を流れるよりは図5において積層プレート部材両側の接
合つば部1b,2bの側面部を多量に勢よく流れること
になり、つば部1b,2bの外周部に腐食を招き易く、
又その側面部はオイルとの熱交換に直接役立つ部分でな
く、冷却水がオイルの冷却に充分に利用されていない。
【0010】そこで、この発明は冷却エレメントの積層
プレート部材の側面部に向う冷却水の流れを抑制して、
接合つば部の外周部の腐食の発生を防ぎ、かつ冷却水を
オイルとの熱交換に有効に利用できるようにすることを
課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題のも
とに、アルミニウムのクラッド材からなり、両端部に上
向きパイプ部を備え周辺部には水平片と直立片からなる
上向きかぎ状のつば部を有する下向き皿状の第1プレー
トと、両端部に上記上向きパイプに嵌合する下向きパイ
プ部を備え周辺部には水平片と直立片からなる下向きか
ぎ状のつば部を有する上向き皿状の第2プレートとの間
に多孔波状のフィンプレートを介在させて単位プレート
部材を形成し、この単位プレート部材をアルミニウムの
間隔リング介在のもとに複数段積層し、最上段の第1プ
レート上の両端部にはアルミニウム製ブロック状のフラ
ンジを取付けて冷却エレメントとなし、この冷却エレメ
ントにアルミニウム鋳物からなる帽子状のカバー体を被
着する車両用のオイルクーラとして、上記冷却エレメン
トの各第1,第2プレートの長手方向両側に沿うつば部
の水平片をほぼ全長にわたり外方に伸ばして外端の各直
立片をカバー体の側壁内面に近接させると共に上段の第
2プレートの直立片と第1プレートの下段の直立片を互
いに近接させて、各単位プレート部材の間に閉じた冷却
水の通路を形成したことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係るオイルクー
ラの一例の一部切断側面を示し、図2はそのX−Xに沿
った横断面を示し、図3は後述の単位プレート部材を示
すものであり、カバー体Cは前記のものと同じく腐食に
耐えるように肉厚が5ないし10mm程度のアルミニウ
ム鋳物製で、平面長方形又は楕円形の帽子状をなし、下
側の開放端周辺にフランジ部Cfを備え、一端部壁には
冷却水の取入れ口Caが設けられ、上壁にはこれと反対
側にオイルの入口Cbが設けられると共に同じ側に出口
Caが設けられている。
【0013】上記カバー体C内に収容される冷却エレメ
ントEはその平面形状をカバー体と同じくする多板式の
もので、下向き皿状の第1プレート11と上向き皿状の
第2プレート12及び両者の間に配設される多孔波状の
フィンプレート13からなり、第1,第2プレート1
1,12は厚さが0.5ないし0.7mm程度のアルミニウム
心板(例えばAl−Mn系合金、JIS.3003)の
一面(オイルに接する面)に厚さが0.1ないし0.2mm程
度のろう材層(例えばAl−Si系合金、JIS.40
45,4343)が被着されると共に他面(冷却水に接
する面)には腐食防止と他部材との接合を考慮して厚さ
が0.1ないし0.2mm程度の犠性腐食材層(例えばAl−
Zn系合金、JIS.7072)とその上に上記ろう材
層が被着されて、肉厚が0.8ないし1mm程度のアルミニ
ウムのクラッド材をなしており、フィンプレート13は
上記アルミニウム心板の両面にろう材層が被着されて、
肉厚が0.7ないし0.9mm程度のアルミニウムのクラッド
材をなしている。
【0014】下向き皿状の第1プレート11は長手方向
の両端部中央にカバー体Cのオイル入口Cb又は出口C
dに整列する上向きパイプ部11aを備え、周辺部には
水平片11hと外端の直立片11vからなる上向きかぎ
状のつば部11bを有するが、図2,図3にみられるよ
うに長手方向に沿った両側辺のつば部11bは長手方向
両端部の上向きパイプ11部11aの中心間の範囲にお
いて、その水平部11hはプレート11をカバー体Cに
収容したとき直立片11vがカバー体Cの側壁内面に近
接する程度に端部のものより外方に伸びており、又直立
片11hは第1,第2のプレート11,12を向い合
せ、かつ積層したとき、上下のものの間隔のほぼ半分高
さになるように上向きに突出している。そして、最上段
のものを除いて上面には多数のプレス加工による間隔維
持用の突子11cが設けられている。
【0015】又、上向き皿状の第2プレート12は長手
方向の両端部中央に第1プレート11の上向きパイプ部
11aに嵌合する下向きパイプ部12aを備え、周辺部
には水平片12hと外端の直立片12vからなる下向き
かぎ状のつば部12bを有するが、第1プレート11と
同じく長手方向に沿った両側辺のつば部12bは長手方
向両端部の下向きパイプ部12aの中心間の範囲におい
て、その水平部12hはプレート12をカバー体Cに収
容したとき直立片12vがカバー体Cの側壁内面に近接
程度に端部のものより外方に伸びており、又、直立片1
1hは第1,第2プレート11,12を向い合せ、かつ
積層したとき、上下のものの間隔のほぼ半分高さになる
ように下向きに突出している。又、最下段のものを除い
て下面には多数の間隔維持用の突子12cが設けられて
いる。
【0016】フィンプレート13は図3に一点鎖線で示
したように各折りひだ部の側面に多数の通孔を有すると
共に長手方向の両端部には第1,第2プレートのパイプ
部11a,12a及びオイル入口,出口Cb,Cdに整
列する窓孔13aを備えている。
【0017】又、図1,図2における15はカバー体結
合用のフランジで、アルミニウム(例えばAl−Mn系
合金、JIS.3003)製で肉厚が約10mmの菱形
ブロック状をなし、カバー体のオイルの入口Cb又は出
口Cdに整列する中央通孔15aを備えると共に図2の
ように両側部には亜鉛メッキした鉄製のボルト17が頭
部を下にして貫通状態に嵌め込まれており、下面には両
面に上記ろう材をクラッドしたシール板19が取付けら
れている。しかし、このシール板19は図示のようにフ
ランジ15がプレート11からはみ出さないように設け
らるときには用いない場合もある。
【0018】そこで、第1プレート11と第2プレート
12は内側にフィンプレート13を介在させながら向い
合せて図3のような熱交換用の単位プレート部材とな
し、上段の単位プレート部材の第2プレート12の下向
きパイプ部に下段の単位プレート部材の第1プレート1
1の上向きパイプ部11aを嵌挿し、かつその外側にフ
ランジ15と同じアルミニウム製の間隔リング14を嵌
め合せ、かつ周辺のつば部11b,12bを背中合せに
当接させながら複数段積層し、最下段の第2プレート1
2の下面両端部には同じアルミニウム製の補強板16を
添設し、最上段の第1プレート11上の両端部には各上
向きパイプ部11aに中央通孔15aを嵌め合せてボル
ト17付のフランジ15をそれぞれ配設し、それら全体
を炉中でろう付けして冷却エレメントEを形成する。
【0019】上記のような冷却エレメントEは各フラン
ジ15上にシール用の非金属ガスケット18を施した上
でカバー体C内に収容され、その中央通孔15aをオイ
ルの入口Cb又は出口Cdに合せると共に各ボルト17
をカバー体Cのボルト挿通孔にそれぞれ挿通して、カバ
ー体Cの上壁内面に当接され、各ボルト17の突出部に
それぞれナット20がねじ込まれてカバー体Cに一体に
組付けられ(このような結合手段をとることにより、ア
ルミニウム製のフランジに上からねじ込む従来のもに比
べ、ねじをつぶすことなく、強く締付けることができ
る)、又、カバー体Cの開放端部には冷却水ガイド用の
ステンレス鋼板製の仕切板19がビス止めされてオイル
クーラOcをなし、このオイルクーラOcはカバー体周
辺のフランジ部Cfが複数箇所においてガスケット18
介在のもとにボルト17によりエンジンブロックBの壁
面に取付けられる。
【0020】その際には、図2のように冷却エレントE
の各単位プレート部材両側辺のつば部11b,12bの
直立片11h,12hはカバー体Cの側壁内面に近接
し、かつ上段の単位プレート部材の第2プレートの下向
き直立片12vと下段の単位プレート部材の第1プレー
ト11の上向き直立片11v同士が近接し、各単位プレ
ート部材間の間隙即ち冷却水の通路の側部は各第1,第
2プレートのつば部11b,12bの直立片11v,1
2vによって閉じられた状態になっている。
【0021】そして、使用時にはオイルパンから吸い上
げられたオイルが図1の点線矢印のようにカバー体Cの
入口Cbから冷却エレメントEの各単位プレート部材中
に流入する一方、ラジエータ側の冷却水が反対側の取入
れ口Caから実線矢印のようにカバー体C内に流入し、
冷却エレメントEの周囲部及び各単位プレート部材間の
間隙を流れることになるが、その際、各単位プレート部
材間においては、図2のように間隙の両側部はカバー体
Cの側壁に近接した各つば部11b,12bの直立片1
1v,12vによって閉じられた水路状態になっている
ので、冷却水のつば部11b,12bの外側への流れは
抑制され、多量の冷却水が間隙中を流れることになり、
オイルとの熱交換が有効に行われ、又各つば部11b,
12bの外周部の腐食の発生が防がれる。そして、冷却
されたオイルは出口Cdからエンジンの摺動部や軸受け
部に送られ、冷却水は仕切板19に設けられた流出口1
9aからウォータジャケット13aに流れていく。
【0022】なお、図示の例では第1,第2プレート1
1,12のつば部11b,12bの水平片11h,12
h及び直立片を伸ばしかつ高くする範囲を両端部のパイ
プ部11a,12aの中心間としたものを示したが、こ
れに限らず、各プレート11,12のほぼ全長にわたる
範囲であればよい。また、仕切板19は冷却水の流れを
ガイドする便宜的なもので、無くして差支えない。
【0023】
【発明の効果】この発明はアルミニウム製多板式の車両
用のオイルクーラとして上述のように構成されているの
で、使用時にはカバー体内に流入する冷却水の冷却エレ
メントの側部外に向う流れを抑制して、これまでより多
量の冷却水が各単位プレート間の間隙を流れるようにす
ることができ、オイルとの熱交換作業を促進させると共
に各プレートつば部の外周部における腐食の発生を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るオイルクーラの一例の一部切断
側面図。
【図2】図1のX−Xに沿った横断面図。
【図3】単位プレート部材の斜視図。
【図4】従来のオイルクーラの一部切断側面図。
【図5】図4のY−Y線に沿った横断面図。
【符号の説明】
C カバー体 E 冷却エレメント Oc オイルクーラ 11 第1プレート 11a 上向きパイプ部 11b つば部 11h 水平片 11v 直立片 12 第2プレート 12a 下向きパイプ部 12b つば部 12h 水平片 12v 直立片 13 フィルプレート 14 間隔リング 15 フランジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウムのクラッド材からなり、両
    端部に上向きパイプ部を備え周辺部には水平片と直立片
    からなる上向きかぎ状のつば部を有する下向き皿状の第
    1プレートと、両端部に上記上向きパイプに嵌合する下
    向きパイプ部を備え周辺部には水平片と直立片からなる
    下向きかぎ状のつば部を有する上向き皿状の第2プレー
    トとの間に多孔波状のフィンプレートを介在させて単位
    プレート部材を形成し、この単位プレート部材をアルミ
    ニウムの間隔リング介在のもとに複数段積層し、最上段
    の第1プレート上の両端部にはアルミニウム製ブロック
    状のフランジを取付けて冷却エレメントとなし、この冷
    却エレメントにアルミニウム鋳物からなる帽子状のカバ
    ー体を被着するオイルクーラにおいて、上記冷却エレメ
    ントの各第1,第2プレートの長手方向両側に沿うつば
    部の水平片をほぼ全長にわたり外方に伸ばして外端の各
    直立片をカバー体の側壁内面に近接させると共に上段の
    第2プレートの直立片と下段の第1プレートの直立片を
    互いに近接させて、各単位プレート部材の間に閉じた冷
    却水の通路を形成したことを特徴とする車両用のオイル
    クーラ。
JP10104168A 1998-03-31 1998-03-31 車両用オイルクーラ Pending JPH11287115A (ja)

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