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JPH11269042A - 頭皮頭髪用化粧料 - Google Patents

頭皮頭髪用化粧料

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Publication number
JPH11269042A
JPH11269042A JP9235798A JP9235798A JPH11269042A JP H11269042 A JPH11269042 A JP H11269042A JP 9235798 A JP9235798 A JP 9235798A JP 9235798 A JP9235798 A JP 9235798A JP H11269042 A JPH11269042 A JP H11269042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
effect
extract
cosmetic
scalp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9235798A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Uemura
雅明 植村
Toshisuke Takeda
俊祐 武田
Yoshiharu Tsuji
善春 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP9235798A priority Critical patent/JPH11269042A/ja
Publication of JPH11269042A publication Critical patent/JPH11269042A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた養毛効果や脱毛防止効果、頭皮のふ
け,かゆみの防止効果を有し、かつ安全性にも優れる頭
皮頭髪用化粧料を提供すること。 【解決手段】 1)少なくとも1種の抗菌剤(好ましく
は、塩化ベンザルコニウム,イソプロピルメチルフェノ
ール,レゾルシン,ジンクピリチオン,感光素101
号,感光素201号,サリチル酸,サリチル酸ナトリウ
ム,オクトピロックス及びヒノキチオールからなる群か
ら選択される)並びに2)オレイルジメチルアミンオキ
シド及び/又はイソステアリルジメチルアミンオキシド
を含有する頭皮頭髪用化粧料を提供することにより、上
記課題が解決され得ることを見出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭皮頭髪用化粧料
(以下,頭髪用化粧料という)に関する技術分野の発明
である。より詳細には、優れた養毛効果や脱毛防止効
果,頭皮のふけ,かゆみの防止効果を有し,かつ安全性
にも優れる頭髪用化粧料に関し、本発明頭髪用化粧料
は、特に医薬品,医薬部外品又は化粧品の分野において
用いられる。
【0002】
【従来の技術】頭髪用化粧料には、様々な種類があり、
様々な頭皮頭髪状態に対応した製品が存在している。例
えば、頭皮における血液循環を良好にして、頭皮におけ
るふけやかゆみを防止し、脱毛を防止し得る製品が開発
されている。頭皮における様々なトラブルは、高齢化社
会を迎えた今日では、社会的ストレスの増大も伴って増
加しつつあり、この頭皮におけるトラブルに対応した頭
髪用化粧料の需要は急増している。一般に、頭部の禿や
脱毛の原因としては、毛包上部の皮脂腺等の器官におけ
る男性ホルモンの活性化、毛乳頭や毛包への血流量の低
下による栄養物質の供給不足、上皮組織の角化異常等に
よるふけの過剰発生、過剰な皮脂分泌、過酸化脂質の生
成、ストレス等が挙げられる。ふけ等が過剰になると、
頭皮細菌等で分解され、分解物が頭皮を刺激し、かゆみ
や炎症等を伴う脱毛を引き起こし得る。また、丈夫で美
しい毛髪を育てるうえで、毛乳頭や毛包への十分な栄養
補給が大切である。毛乳頭や毛包への血流量の低下は、
栄養不足や老廃物の排泄の機能の低下を招き、細毛やや
せ毛の原因となる。
【0003】従来の頭髪用化粧料は、一般に、上述した
ような禿や脱毛等の原因と考えられる要素を取り除いた
り、軽減する作用を持つ物質を配合したものである。例
えば、頭皮における血流循環を良好にするために、セン
ブリエキス,ビタミンE及びその誘導体、アセチルコリ
ン誘導体、セファランチン等の血行促進剤が配合され、
過剰な皮脂分泌等により起こる頭皮の炎症を抑制するた
めに紫根エキス等の消炎剤が配合され、男性ホルモンを
抑制するためにエストラジオール等の女性ホルモン剤が
配合され、ふけやかゆみを防止するためにサリチル酸等
の抗菌剤が配合され、また、毛包等への栄養補給のため
にセリン,メチオニン等のアミノ酸類、ビタミン類等が
配合され、禿や脱毛、毛髪の細りの予防及び治療に用い
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の成分を少量のみ頭髪用化粧料中に配合しても十分な効
果を得ることは難しく、逆に、大量に配合すると使用部
分及びその周辺に不快な刺激感や発赤を伴う傾向が強ま
り、自ずとその配合量には限界があった。
【0005】そこで本発明が解決すべき課題は、優れた
養毛効果や脱毛防止効果、頭皮のふけ,かゆみの防止効
果を有し、かつ安全性にも優れる頭髪用化粧料を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題の
解決に向けて鋭意検討を行った。その結果、抗菌剤と、
特定のアミンオキシドとを組み合わせて配合することに
より、優れた養毛効果や脱毛防止効果、頭皮のふけ,か
ゆみの防止効果を有し、かつ安全性にも優れる頭髪用化
粧料が提供されることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち本発明は、1)少なくとも1種の
抗菌剤、並びに、 2)オレイルジメチルアミンオキシド及び/又はイソス
テアリルジメチルアミンオキシドを含有する頭髪用化粧
料を提供する。
【0008】また、この抗菌剤が、塩化ベンザルコニウ
ム,イソプロピルメチルフェノール,レゾルシン,ジン
クピリチオン,感光素101号,感光素201号,サリ
チル酸,サリチル酸ナトリウム,オクトピロックス及び
ヒノキチオールからなる群から選択される抗菌剤である
場合が特に所期の効果を良好に発揮し得る。また、この
抗菌剤を、頭髪用化粧料全体に対して0.001〜5.
0重量%含有する場合が特に所期の効果を良好に発揮し
得る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明頭髪用化粧料は、抗菌剤とオレイル
ジメチルアミンオキシド及び/又はイソステアリルジメ
チルアミンオキシドとを組み合わせて配合することによ
り、所期の効果を発揮する頭髪用化粧料である。
【0010】本発明頭髪用化粧料中に配合可能な抗菌剤
は、それを皮膚上に塗布することにより、人体のその部
分に存在する菌を死滅又は減少させ、その部分を清潔に
保つことが可能であり、かつ外用剤の配合成分として安
全性上問題がない限りにおいて、特に限定されるもので
はなく、その作用機序も問われるべきものではない。
【0011】具体的には、塩化ベンザルコニウム,イソ
プロピルメチルフェノール,レゾルシン,ジンクピリチ
オン,感光素101号,感光素201号,サリチル酸,
サリチル酸塩類,オクトピロックス,ヒノキチオール,
トリクロサン,塩化ベンゼトニウム,クロルヘキシジ
ン,フェノール,トリクロロカルバニリド等の従来から
頭髪用化粧料に抗菌剤として配合されているものを適宜
選択することができる。これらの抗菌剤のうちでも特
に、塩化ベンザルコニウム,イソプロピルメチルフェノ
ール,レゾルシン,ジンクピリチオン,感光素101
号,感光素201号,サリチル酸,サリチル酸ナトリウ
ム,オクトピロックス又はヒノキチオールから1種又は
2種以上を選択して本発明頭髪用化粧料中に配合するこ
とが好ましい。
【0012】本発明頭髪用化粧料においては、抗菌剤
は、頭髪用化粧料全体に対して0.001〜5.0重量
%の範囲で配合されるのが好ましい。抗菌剤の配合量が
頭髪用化粧料全体に対して0.001重量%未満である
と、所望する抗菌効果を十分に発揮することが困難であ
り好ましくない。また、頭髪用化粧料全体に対して5.
0重量%を超えると、製剤上不都合を生じる傾向が強ま
るだけでなく、さらに頭皮に不快な刺激感を与える等、
安全性の側面からも問題が生じる恐れがあり好ましくな
い。
【0013】上記の抗菌剤と共に本発明毛髪化粧料中に
配合される、オレイルジメチルアミンオキシド及び/又
はイソステアリルジメチルアミンオキシドは、次式で表
される:
【化1】 これらのジメチルアミンオキシドは通常公知のアミンオ
キシドの製造方法に従って製造することができる。
【0014】本発明頭髪用化粧料中におけるオレイルジ
メチルアミンオキシド及び/又はイソステアリルジメチ
ルアミンオキシドの配合量は、頭髪用化粧料全体に対し
て0.0001重量%〜20.0重量%が好ましく、同
0.05重量%〜5.0重量%が特に好ましい。
【0015】この配合量が頭髪用化粧料全体に対して
0.0001重量%未満では、十分な消炎効果を発揮す
ることができず好ましくなく、同20.0重量%を超え
ると、製剤上不都合を生ずる傾向が強くなり,また皮膚
刺激性が生ずる等の点から好ましくない。
【0016】このようにして、抗菌剤と上記ジメチルア
ミンオキシドとを組み合わせて配合することにより、優
れた養毛効果や脱毛防止効果、頭皮のふけ,かゆみの防
止効果を有し、かつ安全性にも優れる本発明頭髪用化粧
料が提供される。
【0017】なお、本発明頭髪用化粧料中には、通常頭
髪用化粧料中に配合される薬効成分を、その薬効成分が
有する一般的な効果を発揮させる目的のために、本発明
の所期の効果を損なわない限りにおいて配合することも
可能である。
【0018】例えば、センブリエキス,ビタミンE若し
くはその誘導体,アセチルコリン誘導体,セファランチ
ン,塩化カルプロニウム等の血行促進剤;トウガラシチ
ンキ,カンタリスエキス,ノニル酸バニルアミド等の局
所刺激剤;ピリドキシン若しくはその誘導体,イオウ,
ビタミンB6 等の抗脂漏剤;感光素301号,プラセン
タエキス,ビオチン等の代謝賦活剤;紫根エキス,グリ
チルレチン酸若しくはその誘導体,メントール等の消炎
剤;エストラジオール,エストロン等の女性モルモン;
セリン,メチオニン,トリプトファン等のアミノ酸類,
ビタミンA,B2,B12, D,パントテン酸若しくはその
誘導体等のビタミン類等を本発明頭髪用化粧料中に配合
することもできる。
【0019】また、通常頭髪用化粧料中に配合される植
物抽出物、例えばアルテア抽出物,ヨクイニン抽出物,
ペパーミント抽出物,ヨウテイ抽出物,トウガラシ抽出
物,アロエ抽出物,クコ抽出物,ヨモギ抽出物,イネ抽
出物,マンケイシ抽出物,マンネンロウ抽出物,コッサ
イホ抽出物,エニシダ抽出物,リンドウ抽出物,タンジ
ン抽出物,ヘチマ抽出物,キキョウ抽出物,マツ抽出
物,クジン抽出物,トウキ抽出物,ベニバナ抽出物,メ
ギ抽出物,ビンロウジ抽出物,ユーカリ抽出物,カゴソ
ウ抽出物,モクソウ抽出物,ゴシツ抽出物,サイコ抽出
物,チャ抽出物,カンゾウ抽出物,ホップ抽出物,キク
抽出物,セネガ抽出物,ゴマ抽出物,センキュウ抽出
物,カシュウ抽出物,カッコン抽出物,マイカイカ抽出
物,サフラン抽出物,ローズマリー抽出物,ジオウ抽出
物,ゼニアオイ抽出物等を本発明頭髪用化粧料中に配合
することができる。
【0020】また、乳酸若しくはそのアルキルエステル
等,クエン酸等の有機酸類;トラネキサム酸等のプロテ
アーゼ阻害剤;オリーブ油,スクワラン,流動パラフィ
ン,イソプロピルミリステート,高級脂肪酸,高級アル
コール等の油分;グリセリン,プロピレングリコール等
の多価アルコール;その他ポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油等の界面活性剤,保湿剤,増粘剤,酸化防止剤,紫
外線吸収剤,清涼剤,香料,色素,エタノール,水等を
本発明の所期の効果を損なわない範囲で適宜配合するこ
とができる。
【0021】本発明頭髪用化粧料の形態は、液状,乳
液,軟膏,クリーム,ゲル,エアゾール等、外皮に適用
可能な性状のものであれば問われるものではなく、必要
に応じて適宜基剤成分等を配合して、所望する製品形態
の本発明頭髪用化粧料を調製することができる。また、
本発明頭髪用化粧料は、医薬品,医薬部外品又は化粧料
等の多様な分野において適用可能である。
【0022】本発明頭髪用化粧料は、例えば脱毛やふ
け,かゆみ等の治療や予防に用いることが可能であり、
例えば男性性脱毛症の治療や予防、女性に多いびまん性
脱毛症の治療や予防、円形脱毛症の治療等に広く用いる
ことができる。ただし、ここに示した目的は例示であ
り、これらの目的に本発明頭髪用化粧料の適用可能な疾
患が限定されるものではない。
【0023】本発明頭髪用化粧料は、概ね皮膚に直接塗
布又は散布する等の経皮投与により投与される(なお、
本発明頭髪用化粧料においては,上記必須成分の組み合
わせ配合により、成分の経皮吸収が促進される)。そし
て、本発明頭髪用化粧料の投与量は、年齢,脱毛の程度
等の個人差やその製剤形態に応じて適宜決定されるべき
ものであるが、一般の大人に対する投与量は、体重1Kg
当り0.001〜100mg/日、好ましくは0.1〜1
0mg/日であり、これを1日2〜4回に分けて投与する
ことができる。
【0024】
【実施例】以下、実施例等により本発明をより具体的に
説明するが、これらの実施例等により本発明の技術的範
囲が限定されるべきものではない。まず、各実施例等の
開示に先立ち、これらの実施例等の養毛効果等を検討す
るための試験について説明する。
【0025】1.養毛効果試験 本発明頭髪用化粧料の養毛効果を検討するために、トリ
コグラム試験を行った。被験者は、男性で比較例及び実
施例各群10名とした。試験塗布期間は4ヵ月間とし、
この試料を1日2回、1回につき2〜4mLを頭皮に塗布
した。塗布直前及び塗布3ヵ月後に、それぞれ被験者1
名につき頭頂部から毛髪を無作為に50本抜去し、抜去
毛の毛根を顕微鏡下で観察し、毛根の状態から毛根休止
期率(%)を計算した。試料塗布前後における休止期率
の増減の割合を以下の基準で判定した。
【0026】<判定基準> 顕著な効果:毛根休止期率が30%以上減少 効果あり :毛根休止期率が20%以上減少 弱い効果 :毛根休止期率が10%以上減少 効果なし :毛根休止期率が10%未満減少 養毛効果の評価としては、効果あり以上の被験者が50
%を超えた場合を有効とし、その他は無効とした。
【0027】2.脱毛防止効果試験 試料使用前後の洗髪脱毛本数の変化で脱毛防止効果を判
定した。被験者は男性で、男性で比較例及び実施例各群
10名とした。試験期間は6ヵ月間とし、前半2ヵ月間
は試料を塗布しない期間,後半4ヵ月は試料を塗布する
期間とした。試料を塗布する期間には、試料を1日2
回、1回につき2〜4mLの試料を頭皮に塗布した。試験
期間中には、1日おきに洗髪して抜毛を回収し、1週間
分をまとめてその毛の本数を数えた。
【0028】各期間の抜毛本数の表示は、試料を塗布し
ない2カ月間,計8回の抜毛本数のデータと、試料を塗
布する期間の後半2ヵ月間,計8回の抜毛本数のデータ
をそれぞれの期間ごとにまとめ、平均値±標準偏差の形
で1回当りの抜毛本数として表示した。
【0029】効果の判定は、それぞれの期間の平均値の
差から次のように判定した。 <判定基準> ++:抜毛本数が70本以上減っており,著しい効果を
認めた +:抜毛本数が40本以上減っており,かなりの効果を
認めた ±:抜毛本数が10本以上減っており,やや効果が認め
られた −:抜毛本数の減少が10本未満であり,無効であった 脱毛防止効果の評価としては、+以上の被験者が50%
を超えた場合を有効とし、その他は無効とした。
【0030】3.ふけ,かゆみの防止効果試験 ふけ,かゆみの防止効果については、試験期間終了後に
各被験者の頭皮のふけ,かゆみについて調査し、ふけの
程度とかゆみの程度によって比較した。被験者は、特に
ふけとかゆみを訴える男性とし、比較例及び実施例各群
10名とした。試料を塗布する期間は3ヵ月間とし、この
間薬剤無添加の同一シャンプーで1日1回洗髪し、試料
を1日2回、1回につき2〜4mLを頭皮に塗布した。試
験終了後に、各被験者の頭皮のふけ,かゆみの程度をそ
れぞれ以下のスコアで表した。
【0031】<ふけのスコア> 3:ふけが著しく多い 2:ふけが多い 1:ややふけが多い 0:ふけがほとんどない
【0032】<かゆみのスコア> 3:強いかゆみがある 2:かゆみがある 1:ややかゆみがある 0:かゆみがない
【0033】〔実施例1〜12,比較例1〜12〕第1
表(実施例1〜12,比較例1〜12)に示した配合成
分のローションを後述する製法に従って調製し、上記各
試験を行った。
【0034】
【表1】
【0035】<製法>95%エタノールに、オレイルジ
メチルアミンオキシド及びイソステアリルジメチルアミ
ンオキシドをはじめとする各薬剤(塩化ベンザルコニウ
ム,イソプロピルメチルフェノール,レゾルシン,ジン
クピリチオン,感光素101号,感光素201号,サリ
チル酸,サリチル酸ナトリウム,オクトピロックス及び
ヒノキチオール)、グリセリン、硬化ヒマシ油エチレン
オキシド(60モル)付加物、コハク酸及び香料を溶解
させた(エタノール相)。次いで精製水に色素を添加し
た後,溶解して、これを前記エタノール相に添加した
後,攪拌することにより、透明液状のローションを得
た。上記各試験の結果を、第2表(養毛効果試験),第
3表(脱毛防止効果試験)及び第4表(ふけ,かゆみの
防止効果試験)に示した。
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】これらの結果より明らかなように、塩化ベ
ンザルコニウム,イソプロピルメチルフェノール,レゾ
ルシン,ジンクピリチオン,感光素101号,感光素2
01号,サリチル酸,サリチル酸ナトリウム,オクトピ
ロックス及びヒノキチオールから選択される1種又は2
種以上の抗菌剤と上記ジメチルアミンオキシドとを配合
した実施例のローションには、養毛効果、脱毛防止効果
及びふけ,かゆみの防止効果が顕著に認められたが、こ
れらの抗菌剤及びジメチルアミンオキシドのいずれか一
方のみ配合した比較例のローションは、たとえこれらの
成分を相当量配合しても、これらの効果は上記実施例の
結果と比べると著しく劣っていた。
【0040】すなわち、上記抗菌剤と上記ジメチルアミ
ンオキシドとを組み合わせて配合した本発明頭髪用化粧
料においては、相乗的な養毛効果、脱毛防止効果及びふ
け,かゆみの防止効果が顕著に認められることが明らか
になった。このことは、少量の有効成分であっても本発
明頭髪用化粧料においては所望する効果を得ることが可
能であり、これらの成分を多量に配合することによって
惹起される、塗布部及びその周辺部の不快な刺激感や発
赤を防ぐことが可能になったことを示すものである。
【0041】以下、さらに他の本発明頭髪用化粧料の処
方例を示す。 〔実施例13〕 ローション (配合成分) 配合量(重量%) 95%エタノール 65.0 オレイルジメチルアミンオキシド 2.0 イソプロピルメチルフェノール 0.1 プロピレングリコール 3.0 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 0.5 リンゴ酸 適 量 香料及び色素 適 量 精製水 残 部
【0042】<製法>95%エタノールに、オレイルジ
メチルアミンオキシド、イソプロピルメチルフェノー
ル、プロピレングリコール、硬化ヒマシ油エチレンオキ
シド(40モル)付加物、リンゴ酸及び香料を溶解させ
た(エタノール相)。次いで精製水に色素を溶解させた
後、これを前記エタノール相に添加し、攪拌溶解するこ
とによって、透明液状のローションを得た。
【0043】この本発明頭髪用化粧料に上記試験を行っ
たところ、養毛効果、脱毛防止効果及びふけ,かゆみの
防止効果が顕著に認められた。
【0044】 〔実施例14〕 ローション (配合成分) 配合量(重量%) 95%エタノール 60.0 イソステアリルジメチルアミンオキシド 5.0 オルトピロックス 0.5 ヒノキチオール 0.5 サリチル酸 0.2 ジプロピレングリコール 4.0 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(50モル)付加物 0.5 リンゴ酸 適 量 香料及び色素 適 量 精製水 残 部
【0045】<製法>95%エタノールに、イソステア
リルジメチルアミンオキシド、オルトピロックス、ヒノ
キチオール、サリチル酸、ジプロピレングリコール、硬
化ヒマシ油エチレンオキシド(50モル)付加物、リン
ゴ酸及び香料を溶解させた(エタノール相)。次いで精
製水に色素を溶解させた後、これを前記エタノール相に
添加し、攪拌溶解することにより、透明液状のローショ
ンを得た。
【0046】この本発明頭髪用化粧料に上記試験を行っ
たところ、養毛効果、脱毛防止効果及びふけ,かゆみの
防止効果が顕著に認められた。
【0047】 〔実施例15〕 ローション (配合成分) 配合量(重量%) 95%エタノール 50.0 オレイルジメチルアミンオキシド 1.0 イソステアリルジメチルアミンオキシド 0.1 塩化ベンザルコニウム 0.3 感光素101号 0.2 サリチル酸ナトリウム 1.0 1,3−ブチレングリコール 2.0 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(60モル)付加物 0.7 リンゴ酸 適 量 香料及び色素 適 量 精製水 残 部
【0048】<製法>95%エタノールに、オレイルジ
メチルアミンオキシド、イソステアリルジメチルアミン
オキシド、塩化ベンザルコニウム、感光素101号、サ
リチル酸ナトリウム、1,3−ブチレングリコール、硬
化ヒマシ油エチレンオキシド(60モル)付加物、リン
ゴ酸及び香料を溶解させた(エタノール相)。次いで精
製水に色素を溶解させた後、これを前記エタノール相に
添加し、攪拌溶解することにより、透明液状のローショ
ンを得た。
【0049】この本発明頭髪用化粧料に上記試験を行っ
たところ、養毛効果、脱毛防止効果及びふけ,かゆみの
防止効果が顕著に認められた。
【0050】 〔実施例16〕 乳液 (配合成分) 配合量(重量%) (1)セタノール 1.5 (2)ステアリン酸 1.2 (3)パルミチン酸 0.6 (4)液状ラノリン 1.0 (5)スクワラン 2.0 (6)モノステアリン酸グリセリル 1.6 (7)POEソルビタンモノステアレート 0.5 (8)イソステアリルジメチルアミンオキシド 2.0 (9)オレイルジメチルアミンオキシド 1.0 (10)ジンクピリチオン 0.01 (11)レゾルシン 0.3 (12)ポリエチレングリコール 5.0 (13)トリエタノールアミン 1.0 (14)精製水 残 部
【0051】<製法>(1)〜(11)の各成分を混合し
た混合物を調製した。これとは別に(12)〜(14)の成
分を混合した混合物を調製した。これらの混合物をそれ
ぞれ別々に70℃に加熱して溶解後、両者を混合して、
これを乳化機により混合乳化した後、熱交換冷却を行っ
て、乳液を得た。
【0052】この本発明頭髪用化粧料に上記試験を行っ
たところ、養毛効果、脱毛防止効果及びふけ,かゆみの
防止効果が顕著に認められた。
【0053】
【発明の効果】本発明により、優れた養毛効果や脱毛防
止効果,頭皮のふけ, かゆみの防止効果を有し、かつ安
全性にも優れる頭髪用化粧料が提供される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1)少なくとも1種の抗菌剤、並びに、 2)オレイルジメチルアミンオキシド及び/又はイソス
    テアリルジメチルアミンオキシドを含有する頭皮頭髪用
    化粧料。
  2. 【請求項2】 抗菌剤が、塩化ベンザルコニウム,イソ
    プロピルメチルフェノール,レゾルシン,ジンクピリチ
    オン,感光素101号,感光素201号,サリチル酸,
    サリチル酸ナトリウム,オクトピロックス及びヒノキチ
    オールからなる群から選択される抗菌剤である、請求項
    1記載の頭皮頭髪用化粧料。
  3. 【請求項3】 抗菌剤を、頭皮頭髪用化粧料全体に対し
    て0.001〜5.0重量%含有する請求項1又は請求
    項2記載の頭皮頭髪用化粧料。
JP9235798A 1998-03-20 1998-03-20 頭皮頭髪用化粧料 Withdrawn JPH11269042A (ja)

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