JPH11227367A - Idカード - Google Patents
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- JPH11227367A JPH11227367A JP10052698A JP5269898A JPH11227367A JP H11227367 A JPH11227367 A JP H11227367A JP 10052698 A JP10052698 A JP 10052698A JP 5269898 A JP5269898 A JP 5269898A JP H11227367 A JPH11227367 A JP H11227367A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のIDカードは、カード基材上に顔写真
等の画像情報や氏名,会員番号等の文字情報を表示した
り、バーコード等のコードを目視できる状態で表示して
あるため、変造または偽造する者にも、IDカードの変
造品や偽造品を作成しやすく、セキュリティー上問題が
あり、しかも、変造,偽造のIDカードを使用された場
合にも、機械的に簡単にチェックできなかった。 【解決手段】 本発明のIDカードは、カード基材上
に、昇華転写手段により文字情報または画像情報表示領
域を有する昇華染料層を設け、該文字,画像表示領域の
少なくとも一部の昇華染料層上または昇華染料層下に、
不可視な赤外線吸収インキを用いた機械読み取り可能な
コードによりデータ記録領域を形成したので、変造,偽
造する者にも、データ記録領域が存在していることが認
識できず、変造品,偽造品を機械読み取り機により簡単
にチェックすることができる。
等の画像情報や氏名,会員番号等の文字情報を表示した
り、バーコード等のコードを目視できる状態で表示して
あるため、変造または偽造する者にも、IDカードの変
造品や偽造品を作成しやすく、セキュリティー上問題が
あり、しかも、変造,偽造のIDカードを使用された場
合にも、機械的に簡単にチェックできなかった。 【解決手段】 本発明のIDカードは、カード基材上
に、昇華転写手段により文字情報または画像情報表示領
域を有する昇華染料層を設け、該文字,画像表示領域の
少なくとも一部の昇華染料層上または昇華染料層下に、
不可視な赤外線吸収インキを用いた機械読み取り可能な
コードによりデータ記録領域を形成したので、変造,偽
造する者にも、データ記録領域が存在していることが認
識できず、変造品,偽造品を機械読み取り機により簡単
にチェックすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IDカードの保有
者の顔写真,氏名,会員番号等の固有情報を表示したI
Dカードであって、特に、そのIDカードの偽造や変造
による使用を防止することができる技術に関するもので
ある。
者の顔写真,氏名,会員番号等の固有情報を表示したI
Dカードであって、特に、そのIDカードの偽造や変造
による使用を防止することができる技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、その人の身分等を証明する媒
体として、IDカードが用いられているが、通常これら
のIDカード上に、IDカード所有者の会員番号,氏
名,生年月日等の文字情報や、IDカード所有者の顔写
真の画像情報が表示されている。IDカード所有者の顔
写真をIDカード内に表示する方法としては、IDカー
ド基材に凹部を形成し、その凹部に顔写真の印画紙を埋
設した後、IDカード基材をオーバーシート層で覆って
積層し、さらに熱プレス機で熱プレスすることで顔写真
入りのIDカードを作成し、その後、会員番号,氏名,
生年月日等の文字情報をIDカード外部からエンボス加
工することで作成している。
体として、IDカードが用いられているが、通常これら
のIDカード上に、IDカード所有者の会員番号,氏
名,生年月日等の文字情報や、IDカード所有者の顔写
真の画像情報が表示されている。IDカード所有者の顔
写真をIDカード内に表示する方法としては、IDカー
ド基材に凹部を形成し、その凹部に顔写真の印画紙を埋
設した後、IDカード基材をオーバーシート層で覆って
積層し、さらに熱プレス機で熱プレスすることで顔写真
入りのIDカードを作成し、その後、会員番号,氏名,
生年月日等の文字情報をIDカード外部からエンボス加
工することで作成している。
【0003】また、別の従来方法として、昇華転写方式
による印刷で作成する方法がある。図7,図8には、従
来の昇華転写方式により製造されたIDカードの一例の
構成を示している。図7は、IDカードの平面図を示
し、図8は、その断面図を示している。従来のIDカー
ド1は、積層されたセンターコア2a,2bの表裏両面
側に、オーバーシート層3a,3bとが積層されてカー
ド基材7を構成している。このカード基材7のオーバー
シート層3aの上面に、IDカード1の所有者の顔写真
11を表示した画像情報表示領域4及びIDカード1の
所有者の会員番号9,氏名10などを表示した文字情報
表示領域5を有する昇華染料層8が形成されている。前
記した顔写真11の画像情報表示領域4及び会員番号
9,氏名10などの文字情報表示領域5における顔写真
画像情報の表示及び文字情報の表示は、昇華転写方式に
よる印刷により行われる。ここで、昇華転写方式とは、
昇華性の染料を用いて熱により染料を蒸発させ、被転写
体に蒸発した染料を付着または染色させる方法をいう。
例えば、IDカード所有者の会員番号9,氏名10など
の文字情報は、イエロー,マゼンタ,シアンを適宜かけ
合わせて昇華転写リボンを用いて、あるいはブラックの
溶融リボンを用いて文字表示し、顔写真11などの画像
情報は、イエロー,マゼンタ,シアンのプロセスインキ
によりカラー画像で表現している。さらに、前記昇華転
写方式では、染料を用いているため、他の合成樹脂、例
えば可塑剤を含むカードケース等への移行性があるた
め、オーバーシート層3aの上側には、昇華転写により
記録された領域上を覆うようにして転写やコーティング
等で保護層6を設けている。
による印刷で作成する方法がある。図7,図8には、従
来の昇華転写方式により製造されたIDカードの一例の
構成を示している。図7は、IDカードの平面図を示
し、図8は、その断面図を示している。従来のIDカー
ド1は、積層されたセンターコア2a,2bの表裏両面
側に、オーバーシート層3a,3bとが積層されてカー
ド基材7を構成している。このカード基材7のオーバー
シート層3aの上面に、IDカード1の所有者の顔写真
11を表示した画像情報表示領域4及びIDカード1の
所有者の会員番号9,氏名10などを表示した文字情報
表示領域5を有する昇華染料層8が形成されている。前
記した顔写真11の画像情報表示領域4及び会員番号
9,氏名10などの文字情報表示領域5における顔写真
画像情報の表示及び文字情報の表示は、昇華転写方式に
よる印刷により行われる。ここで、昇華転写方式とは、
昇華性の染料を用いて熱により染料を蒸発させ、被転写
体に蒸発した染料を付着または染色させる方法をいう。
例えば、IDカード所有者の会員番号9,氏名10など
の文字情報は、イエロー,マゼンタ,シアンを適宜かけ
合わせて昇華転写リボンを用いて、あるいはブラックの
溶融リボンを用いて文字表示し、顔写真11などの画像
情報は、イエロー,マゼンタ,シアンのプロセスインキ
によりカラー画像で表現している。さらに、前記昇華転
写方式では、染料を用いているため、他の合成樹脂、例
えば可塑剤を含むカードケース等への移行性があるた
め、オーバーシート層3aの上側には、昇華転写により
記録された領域上を覆うようにして転写やコーティング
等で保護層6を設けている。
【0004】しかしながら、これらIDカード上に表示
された文字情報や画像情報は、肉眼により目視されるた
め、不正行為をしようとする者が、IDカード上の情報
を改ざんして不正使用したり、また別のIDカードを使
い、IDカード上に表示された文字情報や画像情報と同
じ情報を表示するなどして偽造IDカードを作成し、本
人になりすまして偽造IDカードを不正に使用する恐れ
がある。また別の例として、IDカード上にバーコー
ド,2次元バーコードなどの機械読み取り可能なコード
を、ブラックの転写リボンを用いて目視可能に記録表示
しておき、本人確認をする際に、IDカードを光学読み
取り機に挿入して、これらのコードを光学的に読み取
り、この読み取ったデータとあらかじめコンピュータに
記録しておいた本人データとを情報照合することで、本
人確認を行う方法も知られている。しかしながら、これ
らIDカードは、IDカード上に表示されたバーコー
ド,2次元バーコードなどの光学的に機械読み取り可能
なコードがブラックのインキにより表示されているの
で、肉眼によりバーコード等の存在が目視されてしまう
ため、このコードのパターンをデータ解析することでI
Dカード所有者の秘密の番号を他人に読み取られ、読み
取られた番号を使用して不正行為が行われる危険もあ
り、セキュリティーの上で十分ではない。また、IDカ
ード上にバーコードを目視可能に表示すると、IDカー
ド表面のデザインスペースがそのバーコード表示領域分
だけ取られてしまい、カードデザインを行う際にもスペ
ース上の制約を受けることになる。
された文字情報や画像情報は、肉眼により目視されるた
め、不正行為をしようとする者が、IDカード上の情報
を改ざんして不正使用したり、また別のIDカードを使
い、IDカード上に表示された文字情報や画像情報と同
じ情報を表示するなどして偽造IDカードを作成し、本
人になりすまして偽造IDカードを不正に使用する恐れ
がある。また別の例として、IDカード上にバーコー
ド,2次元バーコードなどの機械読み取り可能なコード
を、ブラックの転写リボンを用いて目視可能に記録表示
しておき、本人確認をする際に、IDカードを光学読み
取り機に挿入して、これらのコードを光学的に読み取
り、この読み取ったデータとあらかじめコンピュータに
記録しておいた本人データとを情報照合することで、本
人確認を行う方法も知られている。しかしながら、これ
らIDカードは、IDカード上に表示されたバーコー
ド,2次元バーコードなどの光学的に機械読み取り可能
なコードがブラックのインキにより表示されているの
で、肉眼によりバーコード等の存在が目視されてしまう
ため、このコードのパターンをデータ解析することでI
Dカード所有者の秘密の番号を他人に読み取られ、読み
取られた番号を使用して不正行為が行われる危険もあ
り、セキュリティーの上で十分ではない。また、IDカ
ード上にバーコードを目視可能に表示すると、IDカー
ド表面のデザインスペースがそのバーコード表示領域分
だけ取られてしまい、カードデザインを行う際にもスペ
ース上の制約を受けることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来の問題点に鑑みてなされたもので、IDカードを不正
に改ざんまたは偽造されにくく、また、もしIDカード
が不正に改ざんまたは偽造された場合でも、そのIDカ
ードの使用に際して、不正使用者に気づかれないように
光学的読み取り機により、IDカード上に設けた不可視
な機械読み取り可能なコードを検知することで、そのI
Dカードの真偽判定やチェックを簡単に素早く行うこと
のできるセキュリティー性の高いIDカード媒体を提供
するものである。
来の問題点に鑑みてなされたもので、IDカードを不正
に改ざんまたは偽造されにくく、また、もしIDカード
が不正に改ざんまたは偽造された場合でも、そのIDカ
ードの使用に際して、不正使用者に気づかれないように
光学的読み取り機により、IDカード上に設けた不可視
な機械読み取り可能なコードを検知することで、そのI
Dカードの真偽判定やチェックを簡単に素早く行うこと
のできるセキュリティー性の高いIDカード媒体を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のIDカードは、カード基材上に設けた画
像情報表示領域の少なくとも一部領域上に、不可視な赤
外線吸収インキを用いた機械読み取り可能なコードによ
りデータ記録領域を形成したことを特徴とするIDカー
ドである。
めに、本発明のIDカードは、カード基材上に設けた画
像情報表示領域の少なくとも一部領域上に、不可視な赤
外線吸収インキを用いた機械読み取り可能なコードによ
りデータ記録領域を形成したことを特徴とするIDカー
ドである。
【0007】また、カード基材上に、昇華転写手段によ
り文字情報表示領域または画像情報表示領域を有する昇
華染料層を設け、該文字情報表示領域または該画像情報
表示領域の少なくとも一部領域の昇華染料層上に、不可
視な赤外線吸収インキを用いた機械読み取り可能なコー
ドによりデータ記録領域を形成したことを特徴とするI
Dカードである。
り文字情報表示領域または画像情報表示領域を有する昇
華染料層を設け、該文字情報表示領域または該画像情報
表示領域の少なくとも一部領域の昇華染料層上に、不可
視な赤外線吸収インキを用いた機械読み取り可能なコー
ドによりデータ記録領域を形成したことを特徴とするI
Dカードである。
【0008】また、カード基材上に、不可視な赤外線吸
収インキを用いた機械読み取り可能なコードによりデー
タ記録領域を形成し、該データ記録領域の少なくとも一
部領域上に、昇華転写手段により形成した文字情報表示
領域または画像情報表示領域を重なり合うようにして設
けたことを特徴とするIDカードである。また、前記の
画像情報表示領域に表示した画像情報が、そのIDカー
ドの所有者の顔写真情報であるIDカードである。ま
た、前記の機械読み取り可能なコードが、バーコード又
は2次元バーコードであるIDカードである。
収インキを用いた機械読み取り可能なコードによりデー
タ記録領域を形成し、該データ記録領域の少なくとも一
部領域上に、昇華転写手段により形成した文字情報表示
領域または画像情報表示領域を重なり合うようにして設
けたことを特徴とするIDカードである。また、前記の
画像情報表示領域に表示した画像情報が、そのIDカー
ドの所有者の顔写真情報であるIDカードである。ま
た、前記の機械読み取り可能なコードが、バーコード又
は2次元バーコードであるIDカードである。
【0009】
【作用】本発明のIDカードにおいては、IDカードの
所有者を特定する固有の情報として、IDカード表面に
表示したIDカード所有者の会員番号や氏名等の文字情
報表示領域、または顔写真等の画像情報表示領域の位置
と、重なり合う位置に、不可視な赤外線吸収インキを用
いて機械読み取り可能なコードによりデータ記録領域を
形成したので、IDカードを不正に変造または偽造しよ
うとする人間にも、IDカードに機械読み取り可能なコ
ードによりデータ記録領域が形成されていることが気づ
かれにくい。また、そのことを知らずに、IDカードを
変造または偽造して不正に使用したとしても、赤外線読
み取り装置により不可視な赤外線吸収インキを用いて形
成されたバーコード,2次元バーコードを読み取ろうと
する際に、コードデータを正常に読み取ることができな
いので、そのIDカードが変造または偽造されたもので
あることが簡単にわかるため、IDカードが変造,偽造
されても、その事実を機械的に確実に発見することがで
きる。また、バーコード又は2次元バーコードをIDカ
ード毎に異なる可変情報として表示できるものである。
所有者を特定する固有の情報として、IDカード表面に
表示したIDカード所有者の会員番号や氏名等の文字情
報表示領域、または顔写真等の画像情報表示領域の位置
と、重なり合う位置に、不可視な赤外線吸収インキを用
いて機械読み取り可能なコードによりデータ記録領域を
形成したので、IDカードを不正に変造または偽造しよ
うとする人間にも、IDカードに機械読み取り可能なコ
ードによりデータ記録領域が形成されていることが気づ
かれにくい。また、そのことを知らずに、IDカードを
変造または偽造して不正に使用したとしても、赤外線読
み取り装置により不可視な赤外線吸収インキを用いて形
成されたバーコード,2次元バーコードを読み取ろうと
する際に、コードデータを正常に読み取ることができな
いので、そのIDカードが変造または偽造されたもので
あることが簡単にわかるため、IDカードが変造,偽造
されても、その事実を機械的に確実に発見することがで
きる。また、バーコード又は2次元バーコードをIDカ
ード毎に異なる可変情報として表示できるものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明のIDカードの実施例につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。ここにおい
て、図1は本発明によるIDカードの実施例1を説明す
る平面図、図2は本発明によるIDカードに赤外光を照
射した場合の実施例1を説明する平面図、図3は実施例
1に係るIDカードの断面説明図、図4は実施例2に係
るIDカードの断面説明図、図5は本発明によるIDカ
ードに赤外光を照射した場合の実施例3を説明する平面
図、図6は実施例3に係るIDカードの断面説明図、図
7は従来のIDカードを説明する平面図、図8は従来の
IDカードを説明する断面説明図である。
て、図面を参照しながら詳細に説明する。ここにおい
て、図1は本発明によるIDカードの実施例1を説明す
る平面図、図2は本発明によるIDカードに赤外光を照
射した場合の実施例1を説明する平面図、図3は実施例
1に係るIDカードの断面説明図、図4は実施例2に係
るIDカードの断面説明図、図5は本発明によるIDカ
ードに赤外光を照射した場合の実施例3を説明する平面
図、図6は実施例3に係るIDカードの断面説明図、図
7は従来のIDカードを説明する平面図、図8は従来の
IDカードを説明する断面説明図である。
【0011】まず、本発明によるIDカードの実施例1
について以下に説明する。図3に示すように、本発明の
IDカード1は、従来のIDカードと同様に、積層され
たセンターコア2a,2bと、そのセンターコア2a,
2bの両表面側に、オーバーシート層3a,3bとがさ
らに積層されてカード基材7を形成している。センター
コア2a,2bは、約0.5mm程度の厚さの塩化ビニ
ル等の白色シートなどから形成されている。また、オー
バーシート層3a,3bは、約0.1mm程度の透明ま
たは半透明のシートから形成されている。カード基材7
のオーバーシート層3aの上部には、前記した昇華転写
手段により文字情報表示領域5及び画像情報表示領域4
を有する昇華染料層8が設けられている。文字情報表示
領域5には、図1に示すように、会員番号9,氏名10
の文字情報が表示してある。ここで言う文字情報には、
ひらがな,漢字,アルファベットの他、数字等も含まれ
る。また、文字情報としてこの他に必要に応じて生年月
日,住所等、そのIDカードを所有する本人の固有の情
報を文字や数字で表示してもよい。また、IDカードで
証明したい対象は、人間に限らず、動物,植物,物品,
不動産等があり、各々の対象物に関してそれを特定する
固有の情報をIDカード上に文字で表示しておいても良
い。また、画像情報表示領域4には、昇華転写手段によ
りIDカード所有者本人の顔写真11が表示してある。
また、前記した文字情報に対応して、各々のIDカード
の使用の用途に応じ、IDカードで証明したい対象が、
動物,植物,物品,不動産等であれば、それらの写真を
画像表示するようにしても良い。また、必要に応じて、
カード基材7の表裏両方のオーバーシート層3a,3b
の表面に昇華転写手段により文字情報表示領域5及び画
像情報表示領域4を有する昇華染料層8を設けてもよ
い。
について以下に説明する。図3に示すように、本発明の
IDカード1は、従来のIDカードと同様に、積層され
たセンターコア2a,2bと、そのセンターコア2a,
2bの両表面側に、オーバーシート層3a,3bとがさ
らに積層されてカード基材7を形成している。センター
コア2a,2bは、約0.5mm程度の厚さの塩化ビニ
ル等の白色シートなどから形成されている。また、オー
バーシート層3a,3bは、約0.1mm程度の透明ま
たは半透明のシートから形成されている。カード基材7
のオーバーシート層3aの上部には、前記した昇華転写
手段により文字情報表示領域5及び画像情報表示領域4
を有する昇華染料層8が設けられている。文字情報表示
領域5には、図1に示すように、会員番号9,氏名10
の文字情報が表示してある。ここで言う文字情報には、
ひらがな,漢字,アルファベットの他、数字等も含まれ
る。また、文字情報としてこの他に必要に応じて生年月
日,住所等、そのIDカードを所有する本人の固有の情
報を文字や数字で表示してもよい。また、IDカードで
証明したい対象は、人間に限らず、動物,植物,物品,
不動産等があり、各々の対象物に関してそれを特定する
固有の情報をIDカード上に文字で表示しておいても良
い。また、画像情報表示領域4には、昇華転写手段によ
りIDカード所有者本人の顔写真11が表示してある。
また、前記した文字情報に対応して、各々のIDカード
の使用の用途に応じ、IDカードで証明したい対象が、
動物,植物,物品,不動産等であれば、それらの写真を
画像表示するようにしても良い。また、必要に応じて、
カード基材7の表裏両方のオーバーシート層3a,3b
の表面に昇華転写手段により文字情報表示領域5及び画
像情報表示領域4を有する昇華染料層8を設けてもよ
い。
【0012】次に、昇華転写手段により画像情報表示領
域4の顔写真11を表示している昇華染料層8の上部
に、不可視な赤外線吸収インキを用いて、バーコード,
2次元バーコードなどの機械読み取り可能なコード12
を転写方式により印刷することでデータ記録領域13を
形成している。上記の転写手段としては、転写用リボン
基材にイエロー,マゼンタ,シアンの順に昇華染料層を
設け、続いて溶融性を有する不可視な赤外線吸収インキ
層及びオーバープリント層を設けた転写用リボンを用い
て、順次表示する。図2の例では、IDカードの上方か
ら赤外線を照射することで、顔写真11の表示領域の顔
の中央部分に不可視な赤外線吸収インキを用いて印刷し
たバーコードが、赤外線を吸収してバーコードのデータ
を検知している状態を示している。上記のバーコードの
表示は、不可視な赤外線吸収インキを用いて印刷してあ
るので、赤外線を照射しない状態では図1のように、肉
眼ではバーコードの表示を認識することができない。ま
た、図2の例では、画像情報表示領域4上にデータ記録
領域13を形成しているが、データ記録領域13の一部
が画像情報表示領域4に係るように形成してもよい。ま
た、カード基材7の上部に設けた文字情報表示領域5及
び画像情報表示領域4及びデータ記録領域13を保護す
るために、これらの領域上には、転写やコーティング等
で透明な保護層6を設けることが好ましい。
域4の顔写真11を表示している昇華染料層8の上部
に、不可視な赤外線吸収インキを用いて、バーコード,
2次元バーコードなどの機械読み取り可能なコード12
を転写方式により印刷することでデータ記録領域13を
形成している。上記の転写手段としては、転写用リボン
基材にイエロー,マゼンタ,シアンの順に昇華染料層を
設け、続いて溶融性を有する不可視な赤外線吸収インキ
層及びオーバープリント層を設けた転写用リボンを用い
て、順次表示する。図2の例では、IDカードの上方か
ら赤外線を照射することで、顔写真11の表示領域の顔
の中央部分に不可視な赤外線吸収インキを用いて印刷し
たバーコードが、赤外線を吸収してバーコードのデータ
を検知している状態を示している。上記のバーコードの
表示は、不可視な赤外線吸収インキを用いて印刷してあ
るので、赤外線を照射しない状態では図1のように、肉
眼ではバーコードの表示を認識することができない。ま
た、図2の例では、画像情報表示領域4上にデータ記録
領域13を形成しているが、データ記録領域13の一部
が画像情報表示領域4に係るように形成してもよい。ま
た、カード基材7の上部に設けた文字情報表示領域5及
び画像情報表示領域4及びデータ記録領域13を保護す
るために、これらの領域上には、転写やコーティング等
で透明な保護層6を設けることが好ましい。
【0013】本発明のIDカードは、通常の状態では図
1のように、肉眼では画像情報表示領域4の顔写真11
の上部に設けたバーコードの表示を認識することができ
ないので、もし不正者が他人のカードを盗み、顔写真1
1の部分を削り取り、さらに削り取った画像情報表示領
域4に不正者本人の顔写真を昇華転写手段により表示し
たとしても、顔写真11の部分を削り取る際に、顔写真
11上に不可視な赤外線吸収インキによりバーコード等
の機械読み取り可能なコード12が形成されていること
を知らずに、機械読み取り可能なコード12も一緒に削
り取ってしまうことになる。従って、不正使用者がID
カードを使用した際に、機械読み取り機により機械読み
取り可能なコード12を読み取り、正しいコードがID
カードに付されているか否かをチェックすることによ
り、そのIDカードが本物であるか偽造されたIDカー
ドであるかが、機械的に簡単に判断することが可能とな
る。また、機械読み取り可能なコード12は、前記した
バーコード,2次元バーコードに限らず、あらかじめ定
めた各種のマークを不可視な赤外線吸収インキを用いて
機械読み取り可能なコード情報としてもよい。
1のように、肉眼では画像情報表示領域4の顔写真11
の上部に設けたバーコードの表示を認識することができ
ないので、もし不正者が他人のカードを盗み、顔写真1
1の部分を削り取り、さらに削り取った画像情報表示領
域4に不正者本人の顔写真を昇華転写手段により表示し
たとしても、顔写真11の部分を削り取る際に、顔写真
11上に不可視な赤外線吸収インキによりバーコード等
の機械読み取り可能なコード12が形成されていること
を知らずに、機械読み取り可能なコード12も一緒に削
り取ってしまうことになる。従って、不正使用者がID
カードを使用した際に、機械読み取り機により機械読み
取り可能なコード12を読み取り、正しいコードがID
カードに付されているか否かをチェックすることによ
り、そのIDカードが本物であるか偽造されたIDカー
ドであるかが、機械的に簡単に判断することが可能とな
る。また、機械読み取り可能なコード12は、前記した
バーコード,2次元バーコードに限らず、あらかじめ定
めた各種のマークを不可視な赤外線吸収インキを用いて
機械読み取り可能なコード情報としてもよい。
【0014】また、本発明のバーコード,2次元バーコ
ードなどの、機械読み取り可能なコード12の印刷に使
用する不可視な赤外線吸収インキとは、カード表面にこ
のインキを用いてコードパターンを印刷しても、肉眼で
は認識することができない透明なインキであり、赤外線
は吸収するが、可視光線は吸収しない材料からなるイン
キである。これらのインキとしては、例えば、特開平9
ー77507号公報に記載されているように、赤外線に
のみ吸収性を持ち、可視光領域では吸収を行わない素材
であるYbPO4 (リン酸イッテルビウム)を用いて、
YbPO4 粒子を加熱処理し、ついで加熱処理されたY
bPO4 粒子を有機溶剤と混合スラリー化したものを粉
砕機を用いて湿式粉砕することから得られるインキ化特
性に優れた粒子を用いたインキを使用することで、肉眼
では視認不可能であり、かつ赤外線吸収特性、耐候性、
耐光性、インキ化特性、印刷適性、プリント適性にすぐ
れた効果が達成できる。YbPO4 粒子は、約975n
mをピークとする赤外領域の照射光に対する吸収が強
く、かつ400〜700nmの可視領域には吸収を有さ
ない。従って、このYbPO4 粒子を用いたインキによ
ってバーコード等を形成すると、吸収を行うバーの部分
(印刷部)と、反射を行うスペースの部分(非印刷部)
の間に、照射赤外光の吸収/反射の反射光の濃淡が形成
され、バーコードのシグナルを読み取ることができる
が、肉眼ではバーコードの形成を視認することができな
い。このYbPO4 粒子を顔料としたインキを用いて、
バーコードなどのコードを熱転写プリント,オフセット
印刷,インクジェットプリントなどにより行う。
ードなどの、機械読み取り可能なコード12の印刷に使
用する不可視な赤外線吸収インキとは、カード表面にこ
のインキを用いてコードパターンを印刷しても、肉眼で
は認識することができない透明なインキであり、赤外線
は吸収するが、可視光線は吸収しない材料からなるイン
キである。これらのインキとしては、例えば、特開平9
ー77507号公報に記載されているように、赤外線に
のみ吸収性を持ち、可視光領域では吸収を行わない素材
であるYbPO4 (リン酸イッテルビウム)を用いて、
YbPO4 粒子を加熱処理し、ついで加熱処理されたY
bPO4 粒子を有機溶剤と混合スラリー化したものを粉
砕機を用いて湿式粉砕することから得られるインキ化特
性に優れた粒子を用いたインキを使用することで、肉眼
では視認不可能であり、かつ赤外線吸収特性、耐候性、
耐光性、インキ化特性、印刷適性、プリント適性にすぐ
れた効果が達成できる。YbPO4 粒子は、約975n
mをピークとする赤外領域の照射光に対する吸収が強
く、かつ400〜700nmの可視領域には吸収を有さ
ない。従って、このYbPO4 粒子を用いたインキによ
ってバーコード等を形成すると、吸収を行うバーの部分
(印刷部)と、反射を行うスペースの部分(非印刷部)
の間に、照射赤外光の吸収/反射の反射光の濃淡が形成
され、バーコードのシグナルを読み取ることができる
が、肉眼ではバーコードの形成を視認することができな
い。このYbPO4 粒子を顔料としたインキを用いて、
バーコードなどのコードを熱転写プリント,オフセット
印刷,インクジェットプリントなどにより行う。
【0015】前記した実施例1の場合においては、ID
カードのカード基材に設けた昇華転写手段による文字情
報表示領域5及び画像情報表示領域4を有する昇華染料
層8の上に、不可視な赤外線吸収インキによりバーコー
ド等の機械読み取り可能なコード12を形成している
が、従来のIDカードのように、カード基材に凹部を形
成し、その凹部に顔写真の印画紙を埋設した後にオーバ
ーシート層を積層するタイプのIDカードの場合でも、
画像情報表示である顔写真の印画紙上に、不可視な赤外
線吸収インキによりバーコード等の機械読み取り可能な
コード12を形成することで実施例1と同様の効果を達
成できる。また、画像情報表示領域4及び文字情報表示
領域5の印刷としては、シルクスクリーン方式やオフセ
ット方式,グラビア方式,熱溶融転写方式,インクジェ
ット方式等によることもでき、前記方式による画像情報
表示領域4上へ不可視な赤外線吸収インキによりバーコ
ード等の機械読み取り可能なコード12を転写方式によ
り形成してもよい。
カードのカード基材に設けた昇華転写手段による文字情
報表示領域5及び画像情報表示領域4を有する昇華染料
層8の上に、不可視な赤外線吸収インキによりバーコー
ド等の機械読み取り可能なコード12を形成している
が、従来のIDカードのように、カード基材に凹部を形
成し、その凹部に顔写真の印画紙を埋設した後にオーバ
ーシート層を積層するタイプのIDカードの場合でも、
画像情報表示である顔写真の印画紙上に、不可視な赤外
線吸収インキによりバーコード等の機械読み取り可能な
コード12を形成することで実施例1と同様の効果を達
成できる。また、画像情報表示領域4及び文字情報表示
領域5の印刷としては、シルクスクリーン方式やオフセ
ット方式,グラビア方式,熱溶融転写方式,インクジェ
ット方式等によることもでき、前記方式による画像情報
表示領域4上へ不可視な赤外線吸収インキによりバーコ
ード等の機械読み取り可能なコード12を転写方式によ
り形成してもよい。
【0016】次に、実施例2に係る本発明のIDカード
は、図4に示すように、カード基材7のオーバーシート
層3aの上部に、不可視な赤外線吸収インキを用いた機
械読み取り可能なコード12を有するデータ記録領域1
3を形成し、そのデータ記録領域13の領域上に、昇華
転写手段により形成した画像情報表示領域4を重なり合
うようにして設けている。上記の転写手段としては、転
写用リボン基材に、まず溶融性を有する不可視な赤外線
吸収インキ層を設け、続いてイエロー,マゼンタ,シア
ンの順に昇華染料層を設け、最後にオーバープリント層
を設けた転写用リボンを用いて、順次表示する。この場
合でも、IDカードの上方から赤外線を照射した場合、
顔写真表示領域の昇華染料層を赤外線が透過して、昇華
染料層の下部に設けた不可視な赤外線吸収インキを検知
することができるので、データ記録領域13にある機械
読み取り可能なコード12を読み取り機によりデータ読
み取り可能である。
は、図4に示すように、カード基材7のオーバーシート
層3aの上部に、不可視な赤外線吸収インキを用いた機
械読み取り可能なコード12を有するデータ記録領域1
3を形成し、そのデータ記録領域13の領域上に、昇華
転写手段により形成した画像情報表示領域4を重なり合
うようにして設けている。上記の転写手段としては、転
写用リボン基材に、まず溶融性を有する不可視な赤外線
吸収インキ層を設け、続いてイエロー,マゼンタ,シア
ンの順に昇華染料層を設け、最後にオーバープリント層
を設けた転写用リボンを用いて、順次表示する。この場
合でも、IDカードの上方から赤外線を照射した場合、
顔写真表示領域の昇華染料層を赤外線が透過して、昇華
染料層の下部に設けた不可視な赤外線吸収インキを検知
することができるので、データ記録領域13にある機械
読み取り可能なコード12を読み取り機によりデータ読
み取り可能である。
【0017】次に、実施例3に係る本発明のIDカード
は、図5と図6に示すように、カード基材7のオーバー
シート層3aの上部に、不可視な赤外線吸収インキを用
いた機械読み取り可能なコード12を有するデータ記録
領域13を形成し、そのデータ記録領域13の領域上
に、昇華転写手段により形成した画像情報表示領域4と
文字情報表示領域5との両方が、データ記録領域13の
一部分と各々重なり合うようにして設けている。この場
合は、不正者が他人のカードを盗み、顔写真11の画像
情報表示領域4及び文字情報表示領域5の記載情報の両
方、または、そのどちらかの情報だけを改ざんしようと
して、表示領域を削り取れば、同時に、機械読み取り可
能なコード12の一部も削り取られてコードデータが破
壊されてしまう。従って、不正者がその改ざんした他人
のIDカードを不正に使用しようとしても、機械読み取
り機にかけた際に、機械読み取り可能なコード12が正
常に読み取りできない状態となるため、改ざん,偽造さ
れたカードであることが機械的に簡単にチェックするこ
とができる。また、機械読み取り可能なコード12は、
1つのコードに限定されるものではなく、必要に応じて
複数のコードをカード基材上に点在させておいてもよ
い。これにより、益々、改ざんができにくくなる効果が
ある。
は、図5と図6に示すように、カード基材7のオーバー
シート層3aの上部に、不可視な赤外線吸収インキを用
いた機械読み取り可能なコード12を有するデータ記録
領域13を形成し、そのデータ記録領域13の領域上
に、昇華転写手段により形成した画像情報表示領域4と
文字情報表示領域5との両方が、データ記録領域13の
一部分と各々重なり合うようにして設けている。この場
合は、不正者が他人のカードを盗み、顔写真11の画像
情報表示領域4及び文字情報表示領域5の記載情報の両
方、または、そのどちらかの情報だけを改ざんしようと
して、表示領域を削り取れば、同時に、機械読み取り可
能なコード12の一部も削り取られてコードデータが破
壊されてしまう。従って、不正者がその改ざんした他人
のIDカードを不正に使用しようとしても、機械読み取
り機にかけた際に、機械読み取り可能なコード12が正
常に読み取りできない状態となるため、改ざん,偽造さ
れたカードであることが機械的に簡単にチェックするこ
とができる。また、機械読み取り可能なコード12は、
1つのコードに限定されるものではなく、必要に応じて
複数のコードをカード基材上に点在させておいてもよ
い。これにより、益々、改ざんができにくくなる効果が
ある。
【0018】以上、本発明のIDカードの実施例につい
て説明したが、本発明によるIDカードは、上述した実
施例に限定されるものではなく、カード基材7の表裏両
面に昇華転写手段により画像情報表示領域4と文字情報
表示領域5との両方を表示し、その画像情報表示領域4
と文字情報表示領域5の各々の表示領域上に、不可視な
赤外線吸収インキを用いて機械読み取り可能なコード1
2を有するデータ記録領域13を形成してもよい。ま
た、カード基材7に磁気記録層を設け、磁気記録層に記
録したデータと、赤外線吸収インキによる機械読み取り
可能なコード12の記録データとで照合するようにし
て、カードの真偽判定をするようにしてもよい。
て説明したが、本発明によるIDカードは、上述した実
施例に限定されるものではなく、カード基材7の表裏両
面に昇華転写手段により画像情報表示領域4と文字情報
表示領域5との両方を表示し、その画像情報表示領域4
と文字情報表示領域5の各々の表示領域上に、不可視な
赤外線吸収インキを用いて機械読み取り可能なコード1
2を有するデータ記録領域13を形成してもよい。ま
た、カード基材7に磁気記録層を設け、磁気記録層に記
録したデータと、赤外線吸収インキによる機械読み取り
可能なコード12の記録データとで照合するようにし
て、カードの真偽判定をするようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
IDカードは、不可視な赤外線吸収インキを用いて機械
読み取り可能なコードを、文字情報表示領域または顔写
真等の画像情報表示領域の位置と重なり合う位置に記録
したので、肉眼では文字情報表示領域または画像情報表
示領域の顔写真の上部または下部に設けた、バーコード
等の機械読み取り可能なコードの存在を外観から認識す
ることができない。従って、もし不正者が他人のカード
を盗み、顔写真の部分を削り取り、さらに削り取った画
像情報表示領域に不正者本人の顔写真を昇華転写手段に
より表示したとしても、顔写真の部分を削り取る際に、
顔写真上に形成されている不可視な赤外線吸収インキに
よるバーコード等の機械読み取り可能なコードも一緒に
削り取ってしまうことになる。従って、IDカードの使
用時に、バーコード情報読み取り機による機械読み取り
可能なコードのデータの読み取り、データ照合チェック
により、偽造されたIDカードであることが機械的に簡
単に判断可能となる。また、IDカード上に表示された
バーコード,2次元バーコードなどの機械読み取り可能
なコードが、肉眼により目視されないため、第三者がコ
ードパターン読み取ることもできず、従ってコードパタ
ーンからデータを解析することもできないので、IDカ
ード所有者の秘密の番号を盗み読んで、読み取られた番
号を使用して不正行為が行われることも事前に防止する
ことができる。従って、本発明のIDカードは、変造ま
たは偽造等の不正行為を防止できるセキュリティー性の
高いIDカードである。また、IDカード表面に、不可
視な赤外線吸収インキを用いて機械読み取り可能なコー
ドを施しているので、IDカードの各種の絵柄,文字,
デザインに対しても妨げになることがないというデザイ
ン的な効果もある。
IDカードは、不可視な赤外線吸収インキを用いて機械
読み取り可能なコードを、文字情報表示領域または顔写
真等の画像情報表示領域の位置と重なり合う位置に記録
したので、肉眼では文字情報表示領域または画像情報表
示領域の顔写真の上部または下部に設けた、バーコード
等の機械読み取り可能なコードの存在を外観から認識す
ることができない。従って、もし不正者が他人のカード
を盗み、顔写真の部分を削り取り、さらに削り取った画
像情報表示領域に不正者本人の顔写真を昇華転写手段に
より表示したとしても、顔写真の部分を削り取る際に、
顔写真上に形成されている不可視な赤外線吸収インキに
よるバーコード等の機械読み取り可能なコードも一緒に
削り取ってしまうことになる。従って、IDカードの使
用時に、バーコード情報読み取り機による機械読み取り
可能なコードのデータの読み取り、データ照合チェック
により、偽造されたIDカードであることが機械的に簡
単に判断可能となる。また、IDカード上に表示された
バーコード,2次元バーコードなどの機械読み取り可能
なコードが、肉眼により目視されないため、第三者がコ
ードパターン読み取ることもできず、従ってコードパタ
ーンからデータを解析することもできないので、IDカ
ード所有者の秘密の番号を盗み読んで、読み取られた番
号を使用して不正行為が行われることも事前に防止する
ことができる。従って、本発明のIDカードは、変造ま
たは偽造等の不正行為を防止できるセキュリティー性の
高いIDカードである。また、IDカード表面に、不可
視な赤外線吸収インキを用いて機械読み取り可能なコー
ドを施しているので、IDカードの各種の絵柄,文字,
デザインに対しても妨げになることがないというデザイ
ン的な効果もある。
【0020】
【図1】本発明によるIDカードの実施例1を説明する
平面図である。
平面図である。
【図2】本発明によるIDカードに赤外光を照射した場
合の実施例1を説明する平面図である。
合の実施例1を説明する平面図である。
【図3】本発明によるIDカードの実施例1を説明する
断面説明図である。
断面説明図である。
【図4】本発明によるIDカードの実施例2を説明する
断面説明図である。
断面説明図である。
【図5】本発明によるIDカードに赤外光を照射した場
合の実施例3を説明する平面図である。
合の実施例3を説明する平面図である。
【図6】本発明によるIDカードの実施例3を説明する
断面説明図である。
断面説明図である。
【図7】従来のIDカードを説明する平面図である。
【図8】従来のIDカードを説明する断面説明図であ
る。
る。
1 IDカード 2a センターコア 2b センターコア 3a オーバーシート層 3b オーバーシート層 4 画像情報表示領域 5 文字情報表示領域 6 保護層 7 カード基材 8 昇華染料層 9 会員番号 10 氏名 11 顔写真 12 機械読み取り可能なコード 13 データ記録領域
Claims (5)
- 【請求項1】 カード基材上に設けた画像情報表示領域
の少なくとも一部領域上に、不可視な赤外線吸収インキ
を用いた機械読み取り可能なコードによりデータ記録領
域を形成したことを特徴とするIDカード。 - 【請求項2】 カード基材上に、昇華転写手段により文
字情報表示領域または画像情報表示領域を有する昇華染
料層を設け、該文字情報表示領域または該画像情報表示
領域の少なくとも一部領域の昇華染料層上に、不可視な
赤外線吸収インキを用いた機械読み取り可能なコードに
よりデータ記録領域を形成したことを特徴とするIDカ
ード。 - 【請求項3】 カード基材上に、不可視な赤外線吸収イ
ンキを用いた機械読み取り可能なコードによりデータ記
録領域を形成し、該データ記録領域の少なくとも一部領
域上に、昇華転写手段により形成した文字情報表示領域
または画像情報表示領域を重なり合うようにして設けた
ことを特徴とするIDカード。 - 【請求項4】 前記の画像情報表示領域に表示した画像
情報が、そのIDカードの所有者の顔写真情報であるこ
とを特徴とする請求項1,2,3記載のIDカード。 - 【請求項5】 前記機械読み取り可能なコードが、バー
コード又は2次元バーコードであることを特徴とする請
求項1,2,3記載のIDカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10052698A JPH11227367A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | Idカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10052698A JPH11227367A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | Idカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11227367A true JPH11227367A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12922118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10052698A Withdrawn JPH11227367A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | Idカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11227367A (ja) |
Cited By (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002062440A1 (fr) * | 2001-02-02 | 2002-08-15 | Sega Corporation | Dispositif de jeu de cartes, lecteur de donnees de carte, procede de commande de jeu de cartes, support d"enregistrement et cartes |
US6581839B1 (en) | 1999-09-07 | 2003-06-24 | American Express Travel Related Services Company, Inc. | Transaction card |
US7535582B1 (en) | 2000-10-20 | 2009-05-19 | Silverbrook Research Pty Ltd | Digital photographic duplication system with image quality restoration |
JP2010182348A (ja) * | 2009-02-03 | 2010-08-19 | Toppan Printing Co Ltd | 情報記録媒体 |
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US9024719B1 (en) | 2001-07-10 | 2015-05-05 | Xatra Fund Mx, Llc | RF transaction system and method for storing user personal data |
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WO2017146029A1 (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シートと被転写体との組合せ、及び印画物の形成方法、並びに熱転写シート |
JP2017527452A (ja) * | 2014-05-19 | 2017-09-21 | アベリー・デニソン・リテイル・インフォメーション・サービシズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーAvery Dennison Retail Information Services, Llc | スキャン可能なマークを有する合成イメージ熱転写物 |
JP6443597B2 (ja) * | 2016-09-23 | 2018-12-26 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート、印画物の製造方法、及びゲーム機 |
JP2019117549A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | 大日本印刷株式会社 | 真贋判定装置、読取装置、真贋判定システム、およびプログラム |
JP2020075434A (ja) * | 2018-11-09 | 2020-05-21 | 小林クリエイト株式会社 | 偽造防止帳票 |
US10839388B2 (en) | 2001-07-10 | 2020-11-17 | Liberty Peak Ventures, Llc | Funding a radio frequency device transaction |
JP2021138053A (ja) * | 2020-03-05 | 2021-09-16 | 小林クリエイト株式会社 | 光学読取帳票および光学読取帳票の情報管理方法 |
-
1998
- 1998-02-19 JP JP10052698A patent/JPH11227367A/ja not_active Withdrawn
Cited By (86)
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