JPH11211973A - 焦点調節装置およびカメラ - Google Patents
焦点調節装置およびカメラInfo
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- JPH11211973A JPH11211973A JP1713398A JP1713398A JPH11211973A JP H11211973 A JPH11211973 A JP H11211973A JP 1713398 A JP1713398 A JP 1713398A JP 1713398 A JP1713398 A JP 1713398A JP H11211973 A JPH11211973 A JP H11211973A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 焦点調節光学系の可動部の駆動に伴う摩耗等
が焦点調節処理に影響する。 【解決手段】 結像光学系を通して入射する光束を焦点
検出センサSNSに導く焦点検出位置とこの焦点検出位
置から待避する待避位置との間で移動する焦点検出用光
学素子SMを有し、焦点検出センサの検出結果に基づい
て結像光学系の焦点調節処理を行う焦点調節装置におい
て、焦点検出用光学素子の焦点検出位置と待避位置との
間の移動回数に応じて焦点調節処理に対する補正を行
う。
が焦点調節処理に影響する。 【解決手段】 結像光学系を通して入射する光束を焦点
検出センサSNSに導く焦点検出位置とこの焦点検出位
置から待避する待避位置との間で移動する焦点検出用光
学素子SMを有し、焦点検出センサの検出結果に基づい
て結像光学系の焦点調節処理を行う焦点調節装置におい
て、焦点検出用光学素子の焦点検出位置と待避位置との
間の移動回数に応じて焦点調節処理に対する補正を行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラなどに用い
る焦点検出装置に関する。
る焦点検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一眼レフレックスカメラの自動焦点装置
の多くは、撮影画面内1から7つ程度の領域に対して、
「焦点検出(センサ信号入力、焦点検出演算)」、「レ
ンズ駆動」のサイクルを繰り返し行うことによって、被
写体にピントを合わせるものである。
の多くは、撮影画面内1から7つ程度の領域に対して、
「焦点検出(センサ信号入力、焦点検出演算)」、「レ
ンズ駆動」のサイクルを繰り返し行うことによって、被
写体にピントを合わせるものである。
【0003】また最近では、撮影画面内の広い範囲に多
数の焦点検出領域を備え、焦点調節を構図の決定と共に
行えたり、構図上被写体を収めたい位置にある焦点検出
領域を撮影者が選択して構図を決めたまま動く被写体を
追いつつ焦点調節を行えたりする装置が提案されてい
る。
数の焦点検出領域を備え、焦点調節を構図の決定と共に
行えたり、構図上被写体を収めたい位置にある焦点検出
領域を撮影者が選択して構図を決めたまま動く被写体を
追いつつ焦点調節を行えたりする装置が提案されてい
る。
【0004】この種の焦点調節装置において、複数の焦
点検出領域を備えた場合、当然その各々の領域に対応し
た複数の光電変換素子列、いわゆるセンサが必要とな
る。通常これらのセンサ列は同一の半導体素子として形
成されているが、焦点検出領域の数に応じてセンサ列の
数も増加し、焦点検出センサ上の広い範囲に焦点検出光
学系の結ぶ画像が投影される必要がある。
点検出領域を備えた場合、当然その各々の領域に対応し
た複数の光電変換素子列、いわゆるセンサが必要とな
る。通常これらのセンサ列は同一の半導体素子として形
成されているが、焦点検出領域の数に応じてセンサ列の
数も増加し、焦点検出センサ上の広い範囲に焦点検出光
学系の結ぶ画像が投影される必要がある。
【0005】特開平5−150155号公報には、上記
の広範囲に多数の焦点検出領域を備えた焦点検出装置に
おいて、焦点検出光学系を通して多数の焦点検出点を備
える焦点検出用のエリアセンサ上に画像を結ぼうとする
時に、周辺部での歪みや光量不足を補正する処理につい
て提案されている。
の広範囲に多数の焦点検出領域を備えた焦点検出装置に
おいて、焦点検出光学系を通して多数の焦点検出点を備
える焦点検出用のエリアセンサ上に画像を結ぼうとする
時に、周辺部での歪みや光量不足を補正する処理につい
て提案されている。
【0006】上記のような焦点検出センサに投影する画
像の倍率は、従来のセンサに対する倍率よりも小さなも
のになっている。これは、広範囲の画像をセンサ上に投
影するため、画像を縮小しないとセンサが大型になり、
ひいては焦点調節装置自体が大きくなってしまうためで
ある。
像の倍率は、従来のセンサに対する倍率よりも小さなも
のになっている。これは、広範囲の画像をセンサ上に投
影するため、画像を縮小しないとセンサが大型になり、
ひいては焦点調節装置自体が大きくなってしまうためで
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、焦点検
出センサに投影する画像の縮小率が高くなると、焦点検
出光学系の機構上の誤差が焦点検出センサ上で拡大され
ることになるため、従来問題とされなかったクイックリ
ターンミラーやサブミラーの停止機構における駆動回数
の増加に伴う摩耗の影響が無視できなくなる。
出センサに投影する画像の縮小率が高くなると、焦点検
出光学系の機構上の誤差が焦点検出センサ上で拡大され
ることになるため、従来問題とされなかったクイックリ
ターンミラーやサブミラーの停止機構における駆動回数
の増加に伴う摩耗の影響が無視できなくなる。
【0008】これらの誤差を小さくするには、停止機構
を構成する部材の耐摩耗性を向上するなどが考えられる
が、同機構に求められる他の性能(高速駆動・軽量化な
ど)を低下させたり、コストが上昇したりするなどの問
題がある。
を構成する部材の耐摩耗性を向上するなどが考えられる
が、同機構に求められる他の性能(高速駆動・軽量化な
ど)を低下させたり、コストが上昇したりするなどの問
題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本願第1の発明では、結像光学系を通して入射す
る光束を焦点検出センサに導く焦点検出位置とこの焦点
検出位置から待避する待避位置との間で移動する焦点検
出用光学素子を有し、焦点検出センサの検出結果に基づ
いて結像光学系の焦点調節処理を行う焦点調節装置にお
いて、焦点検出用光学素子の焦点検出位置と待避位置と
の間の移動回数に応じて焦点調節処理に対する補正を行
わせるようにしている。
めに、本願第1の発明では、結像光学系を通して入射す
る光束を焦点検出センサに導く焦点検出位置とこの焦点
検出位置から待避する待避位置との間で移動する焦点検
出用光学素子を有し、焦点検出センサの検出結果に基づ
いて結像光学系の焦点調節処理を行う焦点調節装置にお
いて、焦点検出用光学素子の焦点検出位置と待避位置と
の間の移動回数に応じて焦点調節処理に対する補正を行
わせるようにしている。
【0010】また、本願第2の発明では、焦点調節可能
状態と撮影可能状態とに切り換わる焦点調節光学系を有
し、焦点調節処理終了後、撮影に先だって焦点調節光学
系を焦点調節可能状態から撮影可能状態に切り換え、撮
影後に焦点調節可能状態に復帰させるカメラにおいて、
焦点調節光学系の焦点調節可能状態と撮影可能状態との
間の切り換え回数に応じて焦点調節処理に対する補正を
行わせるようにしている。
状態と撮影可能状態とに切り換わる焦点調節光学系を有
し、焦点調節処理終了後、撮影に先だって焦点調節光学
系を焦点調節可能状態から撮影可能状態に切り換え、撮
影後に焦点調節可能状態に復帰させるカメラにおいて、
焦点調節光学系の焦点調節可能状態と撮影可能状態との
間の切り換え回数に応じて焦点調節処理に対する補正を
行わせるようにしている。
【0011】これらにより、焦点検出用光学素子又は焦
点調節光学系のうちの可動部が停止部材に当接(衝突)
することにより焦点検出位置又は焦点調節光学系を焦点
調節可能状態とする位置に位置決めされるような場合
に、両者の当接摩耗による焦点調節処理への影響を低減
することが可能となる。
点調節光学系のうちの可動部が停止部材に当接(衝突)
することにより焦点検出位置又は焦点調節光学系を焦点
調節可能状態とする位置に位置決めされるような場合
に、両者の当接摩耗による焦点調節処理への影響を低減
することが可能となる。
【0012】なお、上記各発明においては、焦点調節処
理の補正データを記憶手段に記憶させるようにしてもよ
い。
理の補正データを記憶手段に記憶させるようにしてもよ
い。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発
明の第1実施形態である自動焦点調節装置を備えた一眼
レフレックスカメラの焦点調節光学系を示している。
明の第1実施形態である自動焦点調節装置を備えた一眼
レフレックスカメラの焦点調節光学系を示している。
【0014】この図において、SMはサブミラー(請求
の範囲にいう焦点検出用光学素子)であり、従来のフィ
ールドレンズの役割に代わる働きをするため、楕円曲面
形状を有する。DPは絞りであり、中心部には開口部が
設けられている。楕円サブミラーSMは開口部DPを通
過した光を不図示の対物レンズの射出瞳付近に結像させ
る作用を有している。
の範囲にいう焦点検出用光学素子)であり、従来のフィ
ールドレンズの役割に代わる働きをするため、楕円曲面
形状を有する。DPは絞りであり、中心部には開口部が
設けられている。楕円サブミラーSMは開口部DPを通
過した光を不図示の対物レンズの射出瞳付近に結像させ
る作用を有している。
【0015】AFLは2対計4つのレンズAFL−1
a,AFL−1b,AFL−2a,AFL−2bからな
る二次結像レンズであり、絞りDPの開口に対応して、
絞りDPの後方に配置されている。
a,AFL−1b,AFL−2a,AFL−2bからな
る二次結像レンズであり、絞りDPの開口に対応して、
絞りDPの後方に配置されている。
【0016】SNSは2対計4つのセンサ面SNS−1
a,SNS−1b,SNS−2a,SNS−2bからな
るエリアセンサであり、CCD等から構成される。この
エリアセンサSNSは、各二次結像レンズAFLに対応
して、その像を受光するように配置されている。
a,SNS−1b,SNS−2a,SNS−2bからな
るエリアセンサであり、CCD等から構成される。この
エリアセンサSNSは、各二次結像レンズAFLに対応
して、その像を受光するように配置されている。
【0017】この図1に示す焦点調節光学系では、撮影
レンズの焦点がフィルム面より前方にある場合、各セン
サ列対上に形成される被写体像は互いに近づいた状態に
なり、焦点が後方にある場合には、被写体像は互いに離
れた状態になる。この被写体像の相対位置変位量は撮影
レンズの焦点外れ量と特定の関数関係にあるため、各セ
ンサ列対でそのセンサ出力に対してそれぞれ適当な演算
を施せば、撮影レンズの焦点外れ量、いわゆるデフォー
カス量を検出する事ができる。
レンズの焦点がフィルム面より前方にある場合、各セン
サ列対上に形成される被写体像は互いに近づいた状態に
なり、焦点が後方にある場合には、被写体像は互いに離
れた状態になる。この被写体像の相対位置変位量は撮影
レンズの焦点外れ量と特定の関数関係にあるため、各セ
ンサ列対でそのセンサ出力に対してそれぞれ適当な演算
を施せば、撮影レンズの焦点外れ量、いわゆるデフォー
カス量を検出する事ができる。
【0018】以上説明した構成を採ることにより、不図
示の対物レンズにより撮影または観察される範囲の中心
付近では、光量分布が上下または左右の一方向にのみ変
化するような物体に対しても焦点検出することが可能と
なり、中心周辺の開口部にある物体に対して焦点検出す
ることができる。
示の対物レンズにより撮影または観察される範囲の中心
付近では、光量分布が上下または左右の一方向にのみ変
化するような物体に対しても焦点検出することが可能と
なり、中心周辺の開口部にある物体に対して焦点検出す
ることができる。
【0019】図2には、図1の焦点調節光学系を持つ一
眼レフレックスカメラの光学系配置を示している。
眼レフレックスカメラの光学系配置を示している。
【0020】この図中、LNSは撮影レンズユニット、
QRMはクイックリターンミラー、FSCRNは焦点
板、PPはペンタプリズム、EPLは接眼レンズ、FP
LNはフィルム面、RM1,RM2は反射ミラーであ
る。また、前述したように、SMはサブミラー、DPは
絞り、AFLは二次結像レンズ、SNSはエリアセンサ
である。なお、これらにより請求の範囲にいう焦点調節
光学系が構成されている。さらに、STPはサブミラー
SMとクイックリターンミラーQRMの停止位置を決定
している拘束部材(請求の範囲にいう停止部材)であ
る。
QRMはクイックリターンミラー、FSCRNは焦点
板、PPはペンタプリズム、EPLは接眼レンズ、FP
LNはフィルム面、RM1,RM2は反射ミラーであ
る。また、前述したように、SMはサブミラー、DPは
絞り、AFLは二次結像レンズ、SNSはエリアセンサ
である。なお、これらにより請求の範囲にいう焦点調節
光学系が構成されている。さらに、STPはサブミラー
SMとクイックリターンミラーQRMの停止位置を決定
している拘束部材(請求の範囲にいう停止部材)であ
る。
【0021】クイックリターンミラーQRMが焦点調節
時には拘束部材STPにより位置決めされることによ
り、クイックリターンミラーQRMに一体的に取り付け
られたサブミラーSMも位置決めされ、焦点検出に際し
ての光学系可動部の位置決めを行える。
時には拘束部材STPにより位置決めされることによ
り、クイックリターンミラーQRMに一体的に取り付け
られたサブミラーSMも位置決めされ、焦点検出に際し
ての光学系可動部の位置決めを行える。
【0022】なお、赤外カットフィルタ、センサ上のカ
バーガラス及び受光面など、光学的な性能を満足させる
詳細な部品構成についての説明は、ここでは省略する。
バーガラス及び受光面など、光学的な性能を満足させる
詳細な部品構成についての説明は、ここでは省略する。
【0023】図3には、上記自動焦点調節装置を備えた
カメラの具体的な構成の一例を示しめている。
カメラの具体的な構成の一例を示しめている。
【0024】図3において、PRSはカメラの制御回路
で、例えばCPU(中央処理装置)、ROM、RAM、
EEPROM、A/D変換器を内蔵する1チップのマイ
クロコンピュータからなる。この制御回路PRSは、R
OMに格納されたカメラのシーケンス・プログラムに従
って、自動露出制御動作、自動焦点調節動作、フィルム
の巻上げ・巻戻し動作等のカメラの一連の動作を司って
いる。このため、制御回路PRSは、通信用信号SO,
SI,SCLK、通信選択信号CLCM,CSDR,C
DDRを用いて、カメラ本体内の周辺回路およびレンズ
内制御装置と通信を行って各々の回路やレンズの動作を
制御する。
で、例えばCPU(中央処理装置)、ROM、RAM、
EEPROM、A/D変換器を内蔵する1チップのマイ
クロコンピュータからなる。この制御回路PRSは、R
OMに格納されたカメラのシーケンス・プログラムに従
って、自動露出制御動作、自動焦点調節動作、フィルム
の巻上げ・巻戻し動作等のカメラの一連の動作を司って
いる。このため、制御回路PRSは、通信用信号SO,
SI,SCLK、通信選択信号CLCM,CSDR,C
DDRを用いて、カメラ本体内の周辺回路およびレンズ
内制御装置と通信を行って各々の回路やレンズの動作を
制御する。
【0025】なお、SOは制御回路PRSから出力され
るデータ信号、SIは制御回路PRSに入力されるデー
タ信号、SCLKは信号SO,SIの同期クロックであ
る。LCMはレンズ通信バッファ回路であり、カメラが
動作中のときにはレンズ用電源端子VLに電力を供給す
るとともに、制御回路PRSからの選択信号CLCMが
高電位レベル(以下、“H”と略記する)のときには、
カメラとレンズ間の通信バッファとなる。
るデータ信号、SIは制御回路PRSに入力されるデー
タ信号、SCLKは信号SO,SIの同期クロックであ
る。LCMはレンズ通信バッファ回路であり、カメラが
動作中のときにはレンズ用電源端子VLに電力を供給す
るとともに、制御回路PRSからの選択信号CLCMが
高電位レベル(以下、“H”と略記する)のときには、
カメラとレンズ間の通信バッファとなる。
【0026】制御回路PRSが通信選択信号CLCMを
“H”にして同期クロックSCLKに同期して所定のデ
ータを信号SOとして送出すると、レンズ通信回路LC
Mはカメラ・レンズ間通信接点を介して、信号SCL
K,SOの各々のバッファ信号LCK,DCLをレンズ
へ出力する。それと同時にレンズからの信号DLCのバ
ッファ信号をSIに出力し、制御回路PRSはSCLK
に同期してSIからレンズのデータを入力する。
“H”にして同期クロックSCLKに同期して所定のデ
ータを信号SOとして送出すると、レンズ通信回路LC
Mはカメラ・レンズ間通信接点を介して、信号SCL
K,SOの各々のバッファ信号LCK,DCLをレンズ
へ出力する。それと同時にレンズからの信号DLCのバ
ッファ信号をSIに出力し、制御回路PRSはSCLK
に同期してSIからレンズのデータを入力する。
【0027】DDRは各種スイッチSWSの検知および
表示用回路であり、信号CDDRが“H”のとき選択さ
れて、信号SO,SI,SCLKを用いて制御回路PR
Sにより制御される。即ち、制御回路PRSから送られ
てくるデータに基づいてカメラの表示回路DSPの表示
を切り替えたり、カメラの各種操作部材のオン・オフ状
態を通信によって制御回路PRSに報知したりする。
表示用回路であり、信号CDDRが“H”のとき選択さ
れて、信号SO,SI,SCLKを用いて制御回路PR
Sにより制御される。即ち、制御回路PRSから送られ
てくるデータに基づいてカメラの表示回路DSPの表示
を切り替えたり、カメラの各種操作部材のオン・オフ状
態を通信によって制御回路PRSに報知したりする。
【0028】SW1,SW2は図5のレリーズボタンR
LSSWに連動したスイッチである。スイッチSW1は
レリーズボタンRLSSWの第1段階の押下によりオン
し、スイッチSW2はレリーズボタンRLSSWの第2
段階の押下でオンする。制御回路PRSはスイッチSW
1のオンで測光、自動焦点調節を行い、スイッチSW2
のオンをトリガとして露出制御とその後のフィルムの巻
上げを行う。
LSSWに連動したスイッチである。スイッチSW1は
レリーズボタンRLSSWの第1段階の押下によりオン
し、スイッチSW2はレリーズボタンRLSSWの第2
段階の押下でオンする。制御回路PRSはスイッチSW
1のオンで測光、自動焦点調節を行い、スイッチSW2
のオンをトリガとして露出制御とその後のフィルムの巻
上げを行う。
【0029】なお、スイッチSW2はマイクロコンピュ
ータである制御回路PRSの「割り込み入力端子」に接
続されている。このため、スイッチSW1のオン時のプ
ログラム実行中でもスイッチSW2のオンによって割り
込みがかかり、制御回路PRSは直ちに所定の割り込み
プログラムへ制御を移行させる。
ータである制御回路PRSの「割り込み入力端子」に接
続されている。このため、スイッチSW1のオン時のプ
ログラム実行中でもスイッチSW2のオンによって割り
込みがかかり、制御回路PRSは直ちに所定の割り込み
プログラムへ制御を移行させる。
【0030】MTR1はフィルム給送用、MTR2はミ
ラーアップ・ダウンおよびシャッタばねチャージ用のモ
ータであり、各々の駆動回路MDR1,MDR2により
正転、逆転の制御が行われる。制御回路PRSから各駆
動回路MDR1,MDR2に入力されている信号M1
F,M1R,M2F,M2Rはモータ制御用の信号であ
る。 モータMTR2の動作により、クイックリターン
ミラーQRMおよびサブミラーSMがアップして撮影位
置(請求の範囲にいう待避位置)に移動したりダウンし
て焦点検出位置に移動したりする。
ラーアップ・ダウンおよびシャッタばねチャージ用のモ
ータであり、各々の駆動回路MDR1,MDR2により
正転、逆転の制御が行われる。制御回路PRSから各駆
動回路MDR1,MDR2に入力されている信号M1
F,M1R,M2F,M2Rはモータ制御用の信号であ
る。 モータMTR2の動作により、クイックリターン
ミラーQRMおよびサブミラーSMがアップして撮影位
置(請求の範囲にいう待避位置)に移動したりダウンし
て焦点検出位置に移動したりする。
【0031】なお、両ミラーQRM,SMの位置を検出
するためのミラー位相検知スイッチMPS1,MPS2
の信号が制御回路PRSに入力されており、制御回路P
RSはこれら信号に基づいてミラーの駆動(すなわち、
モータMTR2の動作)を制御する。
するためのミラー位相検知スイッチMPS1,MPS2
の信号が制御回路PRSに入力されており、制御回路P
RSはこれら信号に基づいてミラーの駆動(すなわち、
モータMTR2の動作)を制御する。
【0032】MG1,MG2は各々シャッタ先幕・後幕
走行開始用マグネットで、制御回路PRSから信号SM
G1,SMG2が増幅トランジスタTR1,TR2に入
力されたときに通電され、シャッタ制御を行う。
走行開始用マグネットで、制御回路PRSから信号SM
G1,SMG2が増幅トランジスタTR1,TR2に入
力されたときに通電され、シャッタ制御を行う。
【0033】レンズ内制御回路LPRSに信号LCKに
同期して入力される信号DCLは、カメラからレンズユ
ニットLNSに対する命令のデータである。命令に対す
るレンズの動作は予め決められている。レンズ内制御回
路LPRSは所定の手続きに従って入力された命令を解
析し、焦点調節や絞り制御の動作や、出力DLCからレ
ンズの各部動作状況(焦点調節光学系の駆動状況や、絞
りの駆動状態等)や各種パラメータ(開放Fナンバ、焦
点距離、デフォーカス量対焦点調節光学系の移動量の係
数等)の出力を行う。
同期して入力される信号DCLは、カメラからレンズユ
ニットLNSに対する命令のデータである。命令に対す
るレンズの動作は予め決められている。レンズ内制御回
路LPRSは所定の手続きに従って入力された命令を解
析し、焦点調節や絞り制御の動作や、出力DLCからレ
ンズの各部動作状況(焦点調節光学系の駆動状況や、絞
りの駆動状態等)や各種パラメータ(開放Fナンバ、焦
点距離、デフォーカス量対焦点調節光学系の移動量の係
数等)の出力を行う。
【0034】本実施形態では、ズームレンズの例を示し
ており、カメラから焦点調節の命令が送られた場合に
は、同時に送られてくる駆動量・方向に従って焦点調節
用モータLTMRを信号LMF,LMRによって駆動し
て、光学系を光軸方向に移動させて焦点調節を行う。
ており、カメラから焦点調節の命令が送られた場合に
は、同時に送られてくる駆動量・方向に従って焦点調節
用モータLTMRを信号LMF,LMRによって駆動し
て、光学系を光軸方向に移動させて焦点調節を行う。
【0035】光学系の移動量は、光学系に連動して回動
するパルス板のパターンをフォトカプラにて検出し、移
動量に応じた数のパルスを出力するエンコーダ回路EN
CFのパルス信号SENCFでモニタする。そして、レ
ンズ内制御回路LPRS内のカウンタでパルス信号SE
NCFを計数し、所定の移動が完了した時点でレンズ内
制御回路LPRS自身が信号LMF,LMRを低電位レ
ベル(以下、“L”と略記する)にしてモータLMTR
を制御する。
するパルス板のパターンをフォトカプラにて検出し、移
動量に応じた数のパルスを出力するエンコーダ回路EN
CFのパルス信号SENCFでモニタする。そして、レ
ンズ内制御回路LPRS内のカウンタでパルス信号SE
NCFを計数し、所定の移動が完了した時点でレンズ内
制御回路LPRS自身が信号LMF,LMRを低電位レ
ベル(以下、“L”と略記する)にしてモータLMTR
を制御する。
【0036】このため、一旦カメラから焦点調節の命令
が送られた後は、カメラの制御回路PRSはレンズの駆
動が終了するまで、レンズ駆動に関して全く関与する必
要がない。また、カメラから要求があった場合には、上
記カウンタの内容をカメラに送出することも可能な構成
になっている。
が送られた後は、カメラの制御回路PRSはレンズの駆
動が終了するまで、レンズ駆動に関して全く関与する必
要がない。また、カメラから要求があった場合には、上
記カウンタの内容をカメラに送出することも可能な構成
になっている。
【0037】カメラから絞り制御の命令が送られた場合
には、同時に送られてくる絞り段数に従って絞り駆動用
としてステッピングモータDMTRを駆動する。なお、
ステッピングモータDMTRはオープン制御が可能なた
め、動作をモニタするためのエンコーダを必要としな
い。
には、同時に送られてくる絞り段数に従って絞り駆動用
としてステッピングモータDMTRを駆動する。なお、
ステッピングモータDMTRはオープン制御が可能なた
め、動作をモニタするためのエンコーダを必要としな
い。
【0038】ENCZはズーム光学系に付随したエンコ
ーダ回路であり、レンズ内制御回路LPRSはエンコー
ダ回路ENCZからの信号SENCZを入力してズーム
位置を検出する。レンズ内制御回路LPRS内には各ズ
ーム位置におけるレンズ・パラメータが格納されてお
り、カメラ側の制御回路PRSから要求があった場合に
は、現在のズーム位置に対応したパラメータをカメラに
送出する。
ーダ回路であり、レンズ内制御回路LPRSはエンコー
ダ回路ENCZからの信号SENCZを入力してズーム
位置を検出する。レンズ内制御回路LPRS内には各ズ
ーム位置におけるレンズ・パラメータが格納されてお
り、カメラ側の制御回路PRSから要求があった場合に
は、現在のズーム位置に対応したパラメータをカメラに
送出する。
【0039】SPCは撮影レンズを介して被写体からの
光を受光する露出制御用のセンサであり、その出力SS
PCは制御回路PRSのアナログ入力端子に入力され、
A/D変換後所定のプログラムに従って自動露出制御に
用いられる。
光を受光する露出制御用のセンサであり、その出力SS
PCは制御回路PRSのアナログ入力端子に入力され、
A/D変換後所定のプログラムに従って自動露出制御に
用いられる。
【0040】SDRは、焦点検出用エリアセンサSNS
の駆動回路であり、信号CSDRが“H”のとき選択さ
れて、信号SO,SI,SCLKを用いて制御回路PR
Sにより制御される。
の駆動回路であり、信号CSDRが“H”のとき選択さ
れて、信号SO,SI,SCLKを用いて制御回路PR
Sにより制御される。
【0041】制御回路PRSは、各エリアセンサ対上に
形成された被写体像の像情報を受け取って、その後所定
の焦点検出演算を行い、撮影レンズのデフォーカス量を
得る。 次に、上記構成によるカメラの自動焦点調節動
作について、図4〜のフローチャートにしたがって説明
する。
形成された被写体像の像情報を受け取って、その後所定
の焦点検出演算を行い、撮影レンズのデフォーカス量を
得る。 次に、上記構成によるカメラの自動焦点調節動
作について、図4〜のフローチャートにしたがって説明
する。
【0042】まず、図4には、カメラ全体のシーケンス
を示している。図3に示した回路に給電が開始される
と、制御回路PRSは図4のステップ(000)から実
行を開始していく。
を示している。図3に示した回路に給電が開始される
と、制御回路PRSは図4のステップ(000)から実
行を開始していく。
【0043】ステップ(001)において、スイッチS
W1の状態検知を行い、オフならばステップ(002)
へ移行し、初期化が必要なフラグと変数を初期化する。
そして、スイッチSW1が再びオンされるのをステップ
(001)にて検知する。
W1の状態検知を行い、オフならばステップ(002)
へ移行し、初期化が必要なフラグと変数を初期化する。
そして、スイッチSW1が再びオンされるのをステップ
(001)にて検知する。
【0044】ステップ(001)でスイッチSW1がオ
ンであれば、ステップ(003)へ移行し、カメラの動
作を開始する。ステップ(003)では、測光や各種ス
イッチ類の状態検知、表示等の「AE制御」サブルーチ
ンを実行する。「AE制御」サブルーチンが終了する
と、ステップ(004)へ移行する。
ンであれば、ステップ(003)へ移行し、カメラの動
作を開始する。ステップ(003)では、測光や各種ス
イッチ類の状態検知、表示等の「AE制御」サブルーチ
ンを実行する。「AE制御」サブルーチンが終了する
と、ステップ(004)へ移行する。
【0045】ステップ(004)では、「AF制御」サ
ブルーチンを実行する。ここではセンサの蓄積、焦点検
出演算、レンズ駆動の自動焦点調節動作を行う。
ブルーチンを実行する。ここではセンサの蓄積、焦点検
出演算、レンズ駆動の自動焦点調節動作を行う。
【0046】「AF制御」サブルーチンが終了すると、
ステップ(005)でスイッチSW2の状態検知を行
う。ここでスイッチSW2がオフであれば、再びステッ
プ(001)へ戻り、スイッチSW1がオフするまでス
テップ(003)、(004)、(005)を繰り返し
実行していく。スイッチSW2がオンであれば、ステッ
プ(006)で「レリーズ制御」サブルーチンを実行す
る。
ステップ(005)でスイッチSW2の状態検知を行
う。ここでスイッチSW2がオフであれば、再びステッ
プ(001)へ戻り、スイッチSW1がオフするまでス
テップ(003)、(004)、(005)を繰り返し
実行していく。スイッチSW2がオンであれば、ステッ
プ(006)で「レリーズ制御」サブルーチンを実行す
る。
【0047】図11には、上記「レリーズ処理」サブル
ーチンを示している。スイッチSW2の押下により本サ
ブルーチンがコールされると、ステップ(510)から
処理を行う。
ーチンを示している。スイッチSW2の押下により本サ
ブルーチンがコールされると、ステップ(510)から
処理を行う。
【0048】ステップ(511)では、カメラのモード
やオートフォーカスの結果、ストロボなどのアクセサリ
の状態から、シャッターを走行させて撮影を実行しても
よい条件か否かを判断する。実行不可能(NO)である
場合には、ステップ(516)の処理を行いリターンす
る。実行可能(YES)である場合には、ステップ(5
12)でミラーアップ処理を行う。これにより、クイッ
クリターンQRMおよびサブミラーSM(又はこれらを
含む焦点調節光学系)は、焦点検出位置(又は焦点調節
可能状態)から撮影位置(又は撮影可能状態)へと変位
を開始する。
やオートフォーカスの結果、ストロボなどのアクセサリ
の状態から、シャッターを走行させて撮影を実行しても
よい条件か否かを判断する。実行不可能(NO)である
場合には、ステップ(516)の処理を行いリターンす
る。実行可能(YES)である場合には、ステップ(5
12)でミラーアップ処理を行う。これにより、クイッ
クリターンQRMおよびサブミラーSM(又はこれらを
含む焦点調節光学系)は、焦点検出位置(又は焦点調節
可能状態)から撮影位置(又は撮影可能状態)へと変位
を開始する。
【0049】ミラーアップ処理が完了すると、ステップ
(513)で先幕後幕走行処理を行い、シャッタを走ら
せる。
(513)で先幕後幕走行処理を行い、シャッタを走ら
せる。
【0050】続いてステップ(514)では、ミラーダ
ウン処理を行い、クイックリターンQRMおよびサブミ
ラーSMは撮影位置から焦点検出位置に戻る。これによ
り、焦点調節光学系の駆動1回とするので、ステップ
(515)で駆動回数MNMを1つ増加させ、ステップ
(516)で「レリーズ処理サブルーチン」からリター
ンする。
ウン処理を行い、クイックリターンQRMおよびサブミ
ラーSMは撮影位置から焦点検出位置に戻る。これによ
り、焦点調節光学系の駆動1回とするので、ステップ
(515)で駆動回数MNMを1つ増加させ、ステップ
(516)で「レリーズ処理サブルーチン」からリター
ンする。
【0051】ここで、レリーズ処理制御における焦点調
節光学系およびシャッタの実際の動作について図12、
図13および図14を用いて説明する。
節光学系およびシャッタの実際の動作について図12、
図13および図14を用いて説明する。
【0052】図12に示すレリーズボタンRLSSWが
押動操作されて、スイッチSW2がオンしたことを制御
回路PRS(CPU)が判別すると、制御回路PRSは
モータMTR2を逆転させる。これにより、ミラー駆動
ギヤ126およびシャッタチャージギヤ142が回転
し、図13に示すように可動ミラー(クイックリターン
QRMおよびサブミラーSM)134がアップする。そ
して、制御回路PRSは、シャッタチャージレバー14
6がチャージ解除動作したときにモータMTR2を停止
させる。
押動操作されて、スイッチSW2がオンしたことを制御
回路PRS(CPU)が判別すると、制御回路PRSは
モータMTR2を逆転させる。これにより、ミラー駆動
ギヤ126およびシャッタチャージギヤ142が回転
し、図13に示すように可動ミラー(クイックリターン
QRMおよびサブミラーSM)134がアップする。そ
して、制御回路PRSは、シャッタチャージレバー14
6がチャージ解除動作したときにモータMTR2を停止
させる。
【0053】この状態にて、シャッタ動作が行われ、シ
ャッタ後羽根群の走行完了に伴ないモータMTR2は更
に逆転される。これにより、再びミラー駆動ギヤ126
およびシャッタチャージギヤ142が回転して、図14
に示すように可動ミラー134がダウンする。そして、
制御回路PRSは、シャッタチャージレバー146がチ
ャージ動作したときにモータMTR2を停止させる。
ャッタ後羽根群の走行完了に伴ないモータMTR2は更
に逆転される。これにより、再びミラー駆動ギヤ126
およびシャッタチャージギヤ142が回転して、図14
に示すように可動ミラー134がダウンする。そして、
制御回路PRSは、シャッタチャージレバー146がチ
ャージ動作したときにモータMTR2を停止させる。
【0054】以上の動作をもって、ミラー駆動の1回と
見做し、制御回路PRSは、図11のステップ(51
5)で、EEPROMに格納されているミラー駆動回数
MNMの値を1増加させる。
見做し、制御回路PRSは、図11のステップ(51
5)で、EEPROMに格納されているミラー駆動回数
MNMの値を1増加させる。
【0055】なお、シャッタ後羽根群の走行完了後、制
御回路PRSはモータMTR1を逆転させ、フィルム巻
上げ動作を行う。そして、フィルム巻戻し動作が完了し
た状態で次の駒の撮影のための待機状態となり、ステッ
プ(001)に戻って処理を継続し、以後レリーズボタ
ンRLSSWが押動操作される(スイッチSW2がオン
になる)ごとに上述の動作が繰り返されて撮影が行われ
る。
御回路PRSはモータMTR1を逆転させ、フィルム巻
上げ動作を行う。そして、フィルム巻戻し動作が完了し
た状態で次の駒の撮影のための待機状態となり、ステッ
プ(001)に戻って処理を継続し、以後レリーズボタ
ンRLSSWが押動操作される(スイッチSW2がオン
になる)ごとに上述の動作が繰り返されて撮影が行われ
る。
【0056】図5には、ステップ(004)において実
行される「AF制御」サブルーチンのフローチャートを
示している。「AF制御」サブルーチンがコールされる
と、ステップ(010)を経て、ステップ(011)以
降のAF制御が実行される。 まず、ステップ(01
1)にて「焦点検出」サブルーチンを実行する。ここで
は焦点検出動作のための各センサへの像信号の蓄積、読
み出しおよび焦点検出演算を行う。なお、「焦点検出」
サブルーチンについては後述する。
行される「AF制御」サブルーチンのフローチャートを
示している。「AF制御」サブルーチンがコールされる
と、ステップ(010)を経て、ステップ(011)以
降のAF制御が実行される。 まず、ステップ(01
1)にて「焦点検出」サブルーチンを実行する。ここで
は焦点検出動作のための各センサへの像信号の蓄積、読
み出しおよび焦点検出演算を行う。なお、「焦点検出」
サブルーチンについては後述する。
【0057】次のステップ(012)では、複数の焦点
検出領域のうち現在選択されている領域の中からどの領
域を選んでその領域のデフォーカス量を用いるかを選択
する「領域選択」サブルーチンを実行する。本実施形態
では、通常は全ての領域が選択される自動選択モードに
なっているが、図3の各種スイッチSWS内の選択領域
設定スイッチを押すことにより、選択領域の指定が可能
となっている。また、不図示の視線入力装置により、撮
影者の視線を検知し、選択領域の指定を行うことも可能
である。
検出領域のうち現在選択されている領域の中からどの領
域を選んでその領域のデフォーカス量を用いるかを選択
する「領域選択」サブルーチンを実行する。本実施形態
では、通常は全ての領域が選択される自動選択モードに
なっているが、図3の各種スイッチSWS内の選択領域
設定スイッチを押すことにより、選択領域の指定が可能
となっている。また、不図示の視線入力装置により、撮
影者の視線を検知し、選択領域の指定を行うことも可能
である。
【0058】ステップ(013)では、「レンズ駆動」
サブルーチンを実行する。ここでは、ステップ(01
1)で検出されたデフォーカス量の中で、ステップ(0
12)で選択された領域のデフォーカス量に基づいてレ
ンズ駆動を行う。なお、「レンズ駆動」サブルーチンに
ついては後述する。
サブルーチンを実行する。ここでは、ステップ(01
1)で検出されたデフォーカス量の中で、ステップ(0
12)で選択された領域のデフォーカス量に基づいてレ
ンズ駆動を行う。なお、「レンズ駆動」サブルーチンに
ついては後述する。
【0059】レンズ駆動完了後はステップ(014)よ
り「AF制御」サブルーチンをリターンする。
り「AF制御」サブルーチンをリターンする。
【0060】図6には、ステップ(011)において実
行される「焦点検出」サブルーチンのフローチャートを
示している。このサブルーチンがコールされると、ステ
ップ(110)を経て、ステップ(111)以降の焦点
検出動作を実行していく。
行される「焦点検出」サブルーチンのフローチャートを
示している。このサブルーチンがコールされると、ステ
ップ(110)を経て、ステップ(111)以降の焦点
検出動作を実行していく。
【0061】まず、ステップ(111)にて、電源がオ
ンして1回目のAF制御であるか否かを判別し、1回目
である場合にはステップ(112)へ移行し、選択セン
サを初期化する。
ンして1回目のAF制御であるか否かを判別し、1回目
である場合にはステップ(112)へ移行し、選択セン
サを初期化する。
【0062】次いでステップ(113)で「蓄積開始」
サブルーチンを実行する。このサブルーチンはセンサの
蓄積動作を開始させるルーチンである。具体的には、セ
ンサ駆動回路SDRへ蓄積開始命令を送出して、エリア
センサSNSの蓄積動作を開始させ、これとともに上記
センサ駆動回路SDRからのセンサ蓄積終了信号/TI
NTEによって制御回路PRSが「蓄積完了」を認識で
きるよう入出力を設定する。
サブルーチンを実行する。このサブルーチンはセンサの
蓄積動作を開始させるルーチンである。具体的には、セ
ンサ駆動回路SDRへ蓄積開始命令を送出して、エリア
センサSNSの蓄積動作を開始させ、これとともに上記
センサ駆動回路SDRからのセンサ蓄積終了信号/TI
NTEによって制御回路PRSが「蓄積完了」を認識で
きるよう入出力を設定する。
【0063】蓄積終了信号が”H”になると、制御回路
PRSはセンサ駆動回路SDRと通信を行い、蓄積完了
画素情報を得る。蓄積完了画素情報の通信を行うこと
で、/TINTEは”L”になる。エリアセンサでは一
部の画素において蓄積完了となっても、依然蓄積を継続
中の画素があるため、蓄積完了画素情報によりどの画素
が蓄積を完了し、どの画素がまだ蓄積中かを把握し、蓄
積完了した画素から像信号を読み込む。
PRSはセンサ駆動回路SDRと通信を行い、蓄積完了
画素情報を得る。蓄積完了画素情報の通信を行うこと
で、/TINTEは”L”になる。エリアセンサでは一
部の画素において蓄積完了となっても、依然蓄積を継続
中の画素があるため、蓄積完了画素情報によりどの画素
が蓄積を完了し、どの画素がまだ蓄積中かを把握し、蓄
積完了した画素から像信号を読み込む。
【0064】そして、全画素の読み込みを完了するま
で、「蓄積完了認識」←/→「像信号読み込み」を繰り
返す。
で、「蓄積完了認識」←/→「像信号読み込み」を繰り
返す。
【0065】以上のような動作によりエリアセンサSN
Sが全て蓄積完了になり全ての画素についての像信号を
読み出すまで処理が行われる。
Sが全て蓄積完了になり全ての画素についての像信号を
読み出すまで処理が行われる。
【0066】ステップ(151)にてセンサSNSの像
信号を入力後、ステップ(152)にて割り込みルーチ
ンをリターンする。像信号の入力は、制御回路PRSの
アナログ入力端子に入力される出力VIDEOをシリア
ルA/D変換し、このデジタルデータに後述する演算を
行って最適な蓄積制御が行われた状態の像信号データに
変換した後、所定RAM領域へ順次格納していくことで
行われる。
信号を入力後、ステップ(152)にて割り込みルーチ
ンをリターンする。像信号の入力は、制御回路PRSの
アナログ入力端子に入力される出力VIDEOをシリア
ルA/D変換し、このデジタルデータに後述する演算を
行って最適な蓄積制御が行われた状態の像信号データに
変換した後、所定RAM領域へ順次格納していくことで
行われる。
【0067】図6のステップ(126)では、全てのセ
ンサに対して対応した焦点検出演算が終了したか否かを
判定し、終了していない場合はステップ(114)へ、
全て終了している場合はステップ(127)へ移行す
る。
ンサに対して対応した焦点検出演算が終了したか否かを
判定し、終了していない場合はステップ(114)へ、
全て終了している場合はステップ(127)へ移行す
る。
【0068】ここまでをまとめると、ステップ(11
3)で蓄積動作を開始させた後は、各センサの像信号が
読み込まれるのを待ちながらステップ(114)〜(1
26)を繰り返し実行して、像信号の読み込まれたセン
サから順次焦点検出演算を行う。
3)で蓄積動作を開始させた後は、各センサの像信号が
読み込まれるのを待ちながらステップ(114)〜(1
26)を繰り返し実行して、像信号の読み込まれたセン
サから順次焦点検出演算を行う。
【0069】全てのセンサの焦点検出演算が終了する
と、ステップ(127)にて、「焦点検出」サブルーチ
ンをリターンする。
と、ステップ(127)にて、「焦点検出」サブルーチ
ンをリターンする。
【0070】ここで、前述した「像信号入力」サブルー
チンのステップ(151)で、像信号変換演算を実行す
る。ここで行う像信号変換の目的は、蓄積制御用入力で
ある信号BTIMEでの比較レベル(以下、AGCLV
Lとい記す)が全エリア共通で設定されることによるラ
イン間の出力ばらつきを補正するものである。ばらつき
の原因は、センサ自身の感度差であったり、比較レベル
AGCLVLを各エリアセンサの制御回路に入力する際
のばらつきなどである。本実施形態では、均一輝度面に
対する出力が最も高いセンサに対して比較レベルAGC
LVLを調整、設定するものとする。
チンのステップ(151)で、像信号変換演算を実行す
る。ここで行う像信号変換の目的は、蓄積制御用入力で
ある信号BTIMEでの比較レベル(以下、AGCLV
Lとい記す)が全エリア共通で設定されることによるラ
イン間の出力ばらつきを補正するものである。ばらつき
の原因は、センサ自身の感度差であったり、比較レベル
AGCLVLを各エリアセンサの制御回路に入力する際
のばらつきなどである。本実施形態では、均一輝度面に
対する出力が最も高いセンサに対して比較レベルAGC
LVLを調整、設定するものとする。
【0071】ここで、図8(a)に示すように、ばらつ
きのある出力が均一輝度面に対するものとして得られた
とする。各出力の曲がりは、センサまでの各光学系によ
るムラで、いわゆるシェーディングムラと呼ばれるもの
である。これらの補正を行う場合、補正の像信号変換
は、下式で得られる補正係数SHn(I)をライン毎の
画素毎に求めておき、読み出した各出力(A/D変換
値)Imn(I)とSHn(I)との演算結果IMn
(I)をRAM上の所定場所に格納することで行われ
る。
きのある出力が均一輝度面に対するものとして得られた
とする。各出力の曲がりは、センサまでの各光学系によ
るムラで、いわゆるシェーディングムラと呼ばれるもの
である。これらの補正を行う場合、補正の像信号変換
は、下式で得られる補正係数SHn(I)をライン毎の
画素毎に求めておき、読み出した各出力(A/D変換
値)Imn(I)とSHn(I)との演算結果IMn
(I)をRAM上の所定場所に格納することで行われ
る。
【0072】 SHn(I)={MAX−Imn(I)}/Imn ……(3) IMn(I)=Imn(I)+Imn(I)×SHn(I) ……(2) なお、上記の式(3)にて求められる補正係数は制御回
路PRS内のRAM(請求の範囲にいう記憶手段)に予
め格納されている。また、この補正係数は、上記式
(3)から明らかなように、デフォ−カス量検出手段の
光学系による焦点検出センサの出力ムラのための補正係
数を兼ねている。
路PRS内のRAM(請求の範囲にいう記憶手段)に予
め格納されている。また、この補正係数は、上記式
(3)から明らかなように、デフォ−カス量検出手段の
光学系による焦点検出センサの出力ムラのための補正係
数を兼ねている。
【0073】この例は、上記シェーディングムラの補正
と各ライン間の出力ムラを一挙に解消するものである。
つまり、上記式(3)にて求める補正係数をライン毎の
最大値MAXnに対するものではなく、全ライン内の最
大値MAXに対するものとすることで、上記2つのムラ
を一度に補正することが可能となる。この様子を図9
(a),(b)に示す。なお、これらシェーディングム
ラの補正と各ライン間の出力ムラの補正を行なわない
と、以降で行うプレディクション演算が精度よく処理さ
れない。
と各ライン間の出力ムラを一挙に解消するものである。
つまり、上記式(3)にて求める補正係数をライン毎の
最大値MAXnに対するものではなく、全ライン内の最
大値MAXに対するものとすることで、上記2つのムラ
を一度に補正することが可能となる。この様子を図9
(a),(b)に示す。なお、これらシェーディングム
ラの補正と各ライン間の出力ムラの補正を行なわない
と、以降で行うプレディクション演算が精度よく処理さ
れない。
【0074】図6のステップ(115)では、センサS
NSの像信号入力処理が既に完了しているか否かを判定
し、完了していればステップ(116)に移行してセン
サSNSの像信号に基づく焦点検出演算を実行する。
NSの像信号入力処理が既に完了しているか否かを判定
し、完了していればステップ(116)に移行してセン
サSNSの像信号に基づく焦点検出演算を実行する。
【0075】センサSNSの像信号入力処理が完了した
後、上記の像信号に対する補正演算(暗電流補正)を
し、デフォーカス量検出のための演算として、下式Bを
用いてセンサ上のずれ量(プレディクション値)を求め
るための相関演算を行う。このとき、請求の範囲にいう
焦点調節処理に対する補正(以下、ミラー駆動回数補正
という)を行い、焦点調節光学系の特性に応じた精度の
高い焦点検出を可能にする。
後、上記の像信号に対する補正演算(暗電流補正)を
し、デフォーカス量検出のための演算として、下式Bを
用いてセンサ上のずれ量(プレディクション値)を求め
るための相関演算を行う。このとき、請求の範囲にいう
焦点調節処理に対する補正(以下、ミラー駆動回数補正
という)を行い、焦点調節光学系の特性に応じた精度の
高い焦点検出を可能にする。
【0076】 Pr’=Pr+μ・MNM・D(x,y) ……………………(式B) ここで、Pr’はミラー駆動回数補正を加えられたプレ
ディクション値である。μは補正係数である。また、M
NMはミラー駆動回数である。x,yは焦点検出を行う
焦点検出領域を代表する座標である。D(x,y)は
x,yをパラメータとして持つ駆動回数補正値を導く関
数である。Dは視野領域座標x,yに対応した表で定数
をROMまたはEEPROMの中に持っている。これを
関数で表す場合は、式を定義して計算し、表から得られ
る定数に代えて用いればよい。
ディクション値である。μは補正係数である。また、M
NMはミラー駆動回数である。x,yは焦点検出を行う
焦点検出領域を代表する座標である。D(x,y)は
x,yをパラメータとして持つ駆動回数補正値を導く関
数である。Dは視野領域座標x,yに対応した表で定数
をROMまたはEEPROMの中に持っている。これを
関数で表す場合は、式を定義して計算し、表から得られ
る定数に代えて用いればよい。
【0077】また、μ・MNM・D(x,y)の項は、
プレディクション値Prに対するその他の補正を先に実
施する必要がある場合に、加えることはできない。した
がって、RAMに用意した補正値記憶領域TDPRに、 TDPR=μ・MNM・D(x,y)………………………(式D) というように補正量を記憶させ、補正後のプレディクシ
ョン値Pr’’に、 Pr’=Pr’’+TDPR ………………………(式E) というように補正をかけるようにしている。
プレディクション値Prに対するその他の補正を先に実
施する必要がある場合に、加えることはできない。した
がって、RAMに用意した補正値記憶領域TDPRに、 TDPR=μ・MNM・D(x,y)………………………(式D) というように補正量を記憶させ、補正後のプレディクシ
ョン値Pr’’に、 Pr’=Pr’’+TDPR ………………………(式E) というように補正をかけるようにしている。
【0078】以上のようにして求まった補正プレディク
ション値Pr’を二次結像レンズAFLの特性パラメー
タK値,G値を使い、撮影レンズのデフォーカス量に変
換する。
ション値Pr’を二次結像レンズAFLの特性パラメー
タK値,G値を使い、撮影レンズのデフォーカス量に変
換する。
【0079】補正プレディクション値をPr’とする
と、デフォーカス量Dfは、 Df=KPr’/(1−KPr’/G) ………………………(式C) となる。
と、デフォーカス量Dfは、 Df=KPr’/(1−KPr’/G) ………………………(式C) となる。
【0080】図10には、「レンズ駆動」サブルーチン
のフローチャートを示す。このサブルーチンが実行され
ると、ステップ(311)において、制御回路PRSは
レンズユニットLNSと通信して2つのデータSとPT
Hを入手する。
のフローチャートを示す。このサブルーチンが実行され
ると、ステップ(311)において、制御回路PRSは
レンズユニットLNSと通信して2つのデータSとPT
Hを入手する。
【0081】ステップ(312)では、次に述べるミラ
ー駆動回数補正処理を行う。ここで、上記で求めた焦点
調節すべきデフォーカス量DfおよびデータS,PTH
により焦点調節光学系の移動量をエンコーダの出力パル
ス数に換算した値、いわゆるレンズ駆動量FPは次式A
で与えられることになる。
ー駆動回数補正処理を行う。ここで、上記で求めた焦点
調節すべきデフォーカス量DfおよびデータS,PTH
により焦点調節光学系の移動量をエンコーダの出力パル
ス数に換算した値、いわゆるレンズ駆動量FPは次式A
で与えられることになる。
【0082】 FP=Df・S/PTH …………………………………(式A) 次のステップ(314)では、ステップ(313)で求
めたレンズ駆動量FPをレンズユニットLNSに送出し
て焦点調節光学系の駆動を命令する。
めたレンズ駆動量FPをレンズユニットLNSに送出し
て焦点調節光学系の駆動を命令する。
【0083】次のステップ(315)で、レンズユニッ
トLNSと通信して、ステップ(314)で命令したレ
ンズ駆動量FPの駆動が終了したか否かを検知し、駆動
が終了するとステップ(316)へ移行して「レンズ駆
動」サブルーチンをリターンする。
トLNSと通信して、ステップ(314)で命令したレ
ンズ駆動量FPの駆動が終了したか否かを検知し、駆動
が終了するとステップ(316)へ移行して「レンズ駆
動」サブルーチンをリターンする。
【0084】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、広い被写体領域に対応したエリアセンサSNSに対
して、焦点調節光学系の一部を構成するサブミラーSM
の駆動回数に応じた補正をかけるにあたり、センサ出力
より得られたデフォーカス量に対して駆動回数に応じた
所定の演算を行なうことで、ミラー駆動による光学系機
構の微小変位を調整したのと同等の効果が得られる。つ
まり、サブミラーSMの駆動回数に依存する光学系機構
の微小変位が焦点調節に及ぼす影響を低減させることが
可能となる。
ば、広い被写体領域に対応したエリアセンサSNSに対
して、焦点調節光学系の一部を構成するサブミラーSM
の駆動回数に応じた補正をかけるにあたり、センサ出力
より得られたデフォーカス量に対して駆動回数に応じた
所定の演算を行なうことで、ミラー駆動による光学系機
構の微小変位を調整したのと同等の効果が得られる。つ
まり、サブミラーSMの駆動回数に依存する光学系機構
の微小変位が焦点調節に及ぼす影響を低減させることが
可能となる。
【0085】なお、本実施形態では、センサの焦点検出
演算においてプレディクション値Prにミラー駆動補正
処理を行っている。プレディクション値は焦点検出ライ
ンに対して求められるので、同一焦点検出領域の中に複
数の焦点検出ラインが含まれるような構成の焦点調節装
置では、焦点検出ライン毎に補正をかけることが可能で
ある。
演算においてプレディクション値Prにミラー駆動補正
処理を行っている。プレディクション値は焦点検出ライ
ンに対して求められるので、同一焦点検出領域の中に複
数の焦点検出ラインが含まれるような構成の焦点調節装
置では、焦点検出ライン毎に補正をかけることが可能で
ある。
【0086】(第2実施形態)図15には、本発明の第
2実施形態である自動焦点調節装置において実行される
「AF制御」サブルーチンのフローチャートを示してい
る。なお、装置の概略構成,カメラ内配置および回路は
第1実施形態と全く同じである。また、カメラ全体のシ
ーケンスも同様である。
2実施形態である自動焦点調節装置において実行される
「AF制御」サブルーチンのフローチャートを示してい
る。なお、装置の概略構成,カメラ内配置および回路は
第1実施形態と全く同じである。また、カメラ全体のシ
ーケンスも同様である。
【0087】「AF制御」サブルーチンがコールされる
と、ステップ(410)を経て、ステップ(411)以
降のAF制御を実行していく。
と、ステップ(410)を経て、ステップ(411)以
降のAF制御を実行していく。
【0088】まず、ステップ(411)にて、任意選択
モードにより特定の焦点検出領域が選択されているのか
否か(自動選択モードにより全焦点検出領域が選択され
ているのか)を判定する。
モードにより特定の焦点検出領域が選択されているのか
否か(自動選択モードにより全焦点検出領域が選択され
ているのか)を判定する。
【0089】任意選択モードでないならば、以下ステッ
プ(412)〜(415)までを第1実施形態と同様に
実行していく。上記ステップ(411)にて任意選択モ
ードであると判定した場合は、ステップ(416)へと
移行する。なお、任意選択モードでは、第1実施形態に
て述べたように、図3の各種スイッチSWS内の選択領
域設定スイッチにより焦点検出領域の選択を行うか撮影
者の視線により選択を行う。
プ(412)〜(415)までを第1実施形態と同様に
実行していく。上記ステップ(411)にて任意選択モ
ードであると判定した場合は、ステップ(416)へと
移行する。なお、任意選択モードでは、第1実施形態に
て述べたように、図3の各種スイッチSWS内の選択領
域設定スイッチにより焦点検出領域の選択を行うか撮影
者の視線により選択を行う。
【0090】ステップ(416)では、前述した信号B
TIMEでの比較レベルAGCLVLを指定された領域
のセンサSNSに最適となるように変換する。つまり、
通常自動選択を想定して均一輝度面に対する出力が最も
高いセンサ列に対して調整、設定されている比較レベル
AGCLVLを任意選択領域に合わせたレベルに変換す
る。
TIMEでの比較レベルAGCLVLを指定された領域
のセンサSNSに最適となるように変換する。つまり、
通常自動選択を想定して均一輝度面に対する出力が最も
高いセンサ列に対して調整、設定されている比較レベル
AGCLVLを任意選択領域に合わせたレベルに変換す
る。
【0091】図8(a)を用いて具体的に説明する。こ
の場合、エリア(LINE)3が最も高い出力を示して
いるので、エリア3の領域が選択されているならば、変
換の必要はない。仮に、エリア1の領域が選択されてい
るとすると、この場合は通常の制御レベルよりは余計に
蓄積させ、「MAX1=MAX3」となるようにすれば
よい。従って、比較レベルAGCLVLに対して以下の
ような変換を行って比較レベルAGCLVLを上げれば
よい。
の場合、エリア(LINE)3が最も高い出力を示して
いるので、エリア3の領域が選択されているならば、変
換の必要はない。仮に、エリア1の領域が選択されてい
るとすると、この場合は通常の制御レベルよりは余計に
蓄積させ、「MAX1=MAX3」となるようにすれば
よい。従って、比較レベルAGCLVLに対して以下の
ような変換を行って比較レベルAGCLVLを上げれば
よい。
【0092】 AGCLVL=AGCLVL×(MAX3/MAX1)…………(4) 上記式(4)は他のエリア、すなわちエリア2〜4に対
しても同様に成立する。一般にエリアnに対する変換式
は、全エリア中の最大値がMAXならば、 AGCLVLn=AGCLVL×(MAX/MAXn)…………(5) と表現できる。ステップ(416)では、各ラインに対
する変換係数であるMAX/MAXnを調整時に記憶さ
せた領域から取り込んで式(5)の変換を行う。続くス
テップ(417)では、「焦点検出2」サブルーチンを
実行する。ここでは焦点検出動作のための選択センサ列
の像信号の蓄積,読み出しから焦点検出演算を行う。な
お、「焦点検出2」サブルーチンについては後述する。
しても同様に成立する。一般にエリアnに対する変換式
は、全エリア中の最大値がMAXならば、 AGCLVLn=AGCLVL×(MAX/MAXn)…………(5) と表現できる。ステップ(416)では、各ラインに対
する変換係数であるMAX/MAXnを調整時に記憶さ
せた領域から取り込んで式(5)の変換を行う。続くス
テップ(417)では、「焦点検出2」サブルーチンを
実行する。ここでは焦点検出動作のための選択センサ列
の像信号の蓄積,読み出しから焦点検出演算を行う。な
お、「焦点検出2」サブルーチンについては後述する。
【0093】次のステップ(418)にて、次の焦点検
出動作に備え比較レベルを初期設定に戻しておく。
出動作に備え比較レベルを初期設定に戻しておく。
【0094】選択領域に対する焦点検出演算が終了する
と、その結果に基づいて第1実施形態と同様に、ステッ
プ(414)にて「レンズ駆動」サブルーチンを実行
し、この「AF制御」サブルーチンをステップ(41
5)にてリターンする。
と、その結果に基づいて第1実施形態と同様に、ステッ
プ(414)にて「レンズ駆動」サブルーチンを実行
し、この「AF制御」サブルーチンをステップ(41
5)にてリターンする。
【0095】図16には、ステップ(417)において
実行される「焦点検出2」サブルーチンのフローチャー
トを示している。この「焦点検出2」サブルーチンがコ
ールされると、ステップ(210)を経て、ステップ
(211)以降の焦点検出動作を実行していく。
実行される「焦点検出2」サブルーチンのフローチャー
トを示している。この「焦点検出2」サブルーチンがコ
ールされると、ステップ(210)を経て、ステップ
(211)以降の焦点検出動作を実行していく。
【0096】まず、ステップ(211)にて、電源がオ
ンして1回目のAF制御であるか否かを判別し、1回目
である場合にはステップ(212)にて選択センサを初
期化する。
ンして1回目のAF制御であるか否かを判別し、1回目
である場合にはステップ(212)にて選択センサを初
期化する。
【0097】次いでステップ(213)で「蓄積開始」
サブルーチンを実行する。但し、ここでの「蓄積開始」
サブルーチンは、センサ駆動回路SDRからのセンサ蓄
積終了信号を信号/TINTEとし、この信号/TIN
TEによってのみ制御回路PRSが「蓄積完了」を認識
できるように設定するサブルーチンとする。
サブルーチンを実行する。但し、ここでの「蓄積開始」
サブルーチンは、センサ駆動回路SDRからのセンサ蓄
積終了信号を信号/TINTEとし、この信号/TIN
TEによってのみ制御回路PRSが「蓄積完了」を認識
できるように設定するサブルーチンとする。
【0098】ステップ(213)で選択センサの蓄積動
作が開始されると、ステップ(214)に移行する。こ
のステップ(214)では、センサSNSの蓄積が完了
しているかどうか判別し、完了していない場合にはステ
ップ(214)に留まる。1つのエリアには、1つから
複数のセンサのラインが存在する。ステップ(214)
にてセンサ列SNSの蓄積が完了していれば、ステップ
(215)に移行して、センサ列SNSの像信号を入力
する。なお、ここでの像信号の変換は、従来と同様に各
ライン内のシェーディングムラを補正するための変換の
みで正しいものとなる。
作が開始されると、ステップ(214)に移行する。こ
のステップ(214)では、センサSNSの蓄積が完了
しているかどうか判別し、完了していない場合にはステ
ップ(214)に留まる。1つのエリアには、1つから
複数のセンサのラインが存在する。ステップ(214)
にてセンサ列SNSの蓄積が完了していれば、ステップ
(215)に移行して、センサ列SNSの像信号を入力
する。なお、ここでの像信号の変換は、従来と同様に各
ライン内のシェーディングムラを補正するための変換の
みで正しいものとなる。
【0099】続いてステップ(216)にて、センサS
NSの像信号に基づく焦点検出演算を実行する。ここで
の焦点検出演算においては、第1実施形態と同様に、補
正後プレディクション値Pr’の値を式Bの補正を行っ
て求めるものでもよいが、本実施形態では、ここでは補
正しない。
NSの像信号に基づく焦点検出演算を実行する。ここで
の焦点検出演算においては、第1実施形態と同様に、補
正後プレディクション値Pr’の値を式Bの補正を行っ
て求めるものでもよいが、本実施形態では、ここでは補
正しない。
【0100】図17には、「レンズ駆動」サブルーチン
のフローチャートを示す。このサブルーチンが実行され
ると、ステップ(611)においてレンズユニットLN
Sと通信して2つのデータSとPTHを入手する。
のフローチャートを示す。このサブルーチンが実行され
ると、ステップ(611)においてレンズユニットLN
Sと通信して2つのデータSとPTHを入手する。
【0101】次にステップ(612)にて、上記焦点検
出演算で求められたプレディクション値Prを元に下式
C’を用いてレンズ駆動を行って焦点調節すべきデフォ
ーカス値Dfを求める。本実施形態では、ここでミラー
駆動回数補正の処理を行う。 Df=KPr/(1−KPr/G) ………………………(式C’) そして、このデフォーカス量Dfに対して、下式Fによ
りミラー駆動回数補正を行う。
出演算で求められたプレディクション値Prを元に下式
C’を用いてレンズ駆動を行って焦点調節すべきデフォ
ーカス値Dfを求める。本実施形態では、ここでミラー
駆動回数補正の処理を行う。 Df=KPr/(1−KPr/G) ………………………(式C’) そして、このデフォーカス量Dfに対して、下式Fによ
りミラー駆動回数補正を行う。
【0102】 Df’=Df+ν・MNM・d(x,y) …………………………(式F) Df’はミラー駆動回数補正を加えられたデフォーカス
量である。νは補正係数である。MNMはミラー駆動回
数である。x,yは焦点検知を行う視野領域を代表する
座標である。d(x,y)はx,yをパラメータとして
持つ駆動回数補正値を導く関数である。dは視野領域座
標x,yに対応した表で、定数をROMまたはEEPR
OMの中に持っている。これを関数で表す場合は式を定
義して計算し、表から得られる定数に代えて用いればよ
い。
量である。νは補正係数である。MNMはミラー駆動回
数である。x,yは焦点検知を行う視野領域を代表する
座標である。d(x,y)はx,yをパラメータとして
持つ駆動回数補正値を導く関数である。dは視野領域座
標x,yに対応した表で、定数をROMまたはEEPR
OMの中に持っている。これを関数で表す場合は式を定
義して計算し、表から得られる定数に代えて用いればよ
い。
【0103】ステップ(613)では、上記で求めた補
正後の焦点調節すべきデフォーカス量Df’およびデー
タS、PTHにより焦点調節光学系の移動量をエンコー
ダの出力パルス数に換算した値、いわゆるレンズ駆動量
FPを次式A’を用いて算出する。
正後の焦点調節すべきデフォーカス量Df’およびデー
タS、PTHにより焦点調節光学系の移動量をエンコー
ダの出力パルス数に換算した値、いわゆるレンズ駆動量
FPを次式A’を用いて算出する。
【0104】 FP=Df’・S/PTH …………………………………(式A’) 次のステップ(614)では、ステップ(613)で求
めたレンズ駆動量FPをレンズユニットLNSに送出し
て焦点調節光学系の駆動を命令する。
めたレンズ駆動量FPをレンズユニットLNSに送出し
て焦点調節光学系の駆動を命令する。
【0105】次のステップ(615)では、レンズユニ
ットLNSと通信してステップ(614)で命令したレ
ンズ駆動量FPの駆動が終了したか否かを検知し、駆動
が終了するとステップ(616)へ移行して「レンズ駆
動」サブルーチンをリターンする。
ットLNSと通信してステップ(614)で命令したレ
ンズ駆動量FPの駆動が終了したか否かを検知し、駆動
が終了するとステップ(616)へ移行して「レンズ駆
動」サブルーチンをリターンする。
【0106】以上のようにして、サブミラーSMの駆動
回数に依存する光学系機構の微小変位が焦点調節に及ぼ
す影響を低減させることが可能となる。
回数に依存する光学系機構の微小変位が焦点調節に及ぼ
す影響を低減させることが可能となる。
【0107】選択された焦点検出領域の焦点検出演算が
終了すると、図16のステップ(217)にてこの「焦
点検出2」サブルーチンをリターンする。
終了すると、図16のステップ(217)にてこの「焦
点検出2」サブルーチンをリターンする。
【0108】本実施形態においては、撮影者の意図によ
り複数の焦点検出領域の中から任意の領域が選択された
場合に、選択された領域における焦点調節処理の補正を
最適に制御することが可能となる。また、プレディクシ
ョン値については補正をかけない状態で記憶するので、
焦点調節を行う際にプレディクション値はミラーSMの
ずれを補正しない生の情報で与えられる。このため、補
正後のデフォーカス値は補正処理の効果を加味した結果
の情報として、焦点調節動作の内容に反映させることが
できるものである。
り複数の焦点検出領域の中から任意の領域が選択された
場合に、選択された領域における焦点調節処理の補正を
最適に制御することが可能となる。また、プレディクシ
ョン値については補正をかけない状態で記憶するので、
焦点調節を行う際にプレディクション値はミラーSMの
ずれを補正しない生の情報で与えられる。このため、補
正後のデフォーカス値は補正処理の効果を加味した結果
の情報として、焦点調節動作の内容に反映させることが
できるものである。
【0109】以上説明した第1および第2実施形態のよ
うな構成にすることにより、必ずしも同一の特性を備え
るとは限らない複数のエリア列に対しても、エリア毎に
ミラー駆動回数補正を行うことができる。したがって、
焦点調節光学系を構成する機構の質量を小さくすること
ができ、高速動作化や軽量化、さらには精度の持続とい
う有利な点を有する焦点調節装置を実現することができ
る。
うな構成にすることにより、必ずしも同一の特性を備え
るとは限らない複数のエリア列に対しても、エリア毎に
ミラー駆動回数補正を行うことができる。したがって、
焦点調節光学系を構成する機構の質量を小さくすること
ができ、高速動作化や軽量化、さらには精度の持続とい
う有利な点を有する焦点調節装置を実現することができ
る。
【0110】(第3実施形態)上記第1および第2実施
形態においては、補正式および関連する閾値・係数を具
体的に記述してきたが、これらの部分を不揮発性の書き
換え可能な記憶媒体に格納しておくように構成すること
で、柔軟に変更可能としてもよい。
形態においては、補正式および関連する閾値・係数を具
体的に記述してきたが、これらの部分を不揮発性の書き
換え可能な記憶媒体に格納しておくように構成すること
で、柔軟に変更可能としてもよい。
【0111】例えば、補正式をEEPROMに格納して
おくことにより、ある程度のミラー駆動回数を重ねてか
ら後に実際の補正の効果を確認し、補正式・補正値・閾
値を変更することが可能となる。
おくことにより、ある程度のミラー駆動回数を重ねてか
ら後に実際の補正の効果を確認し、補正式・補正値・閾
値を変更することが可能となる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
焦点検出用光学素子又は焦点調節光学系のうちの可動部
が停止部材に当接(衝突)することにより焦点検出位置
又は焦点調節光学系を焦点調節可能状態とする位置に位
置決めされるような場合に、両者の当接摩耗による焦点
調節処理への影響を低減することができる。したがっ
て、焦点検出用光学素子又可動部の駆動回数にかかわら
ず安定した焦点調節を行うことができる。
焦点検出用光学素子又は焦点調節光学系のうちの可動部
が停止部材に当接(衝突)することにより焦点検出位置
又は焦点調節光学系を焦点調節可能状態とする位置に位
置決めされるような場合に、両者の当接摩耗による焦点
調節処理への影響を低減することができる。したがっ
て、焦点検出用光学素子又可動部の駆動回数にかかわら
ず安定した焦点調節を行うことができる。
【図1】本発明の第1実施形態である自動焦点調節装置
を備えたオートフォーカスカメラにの焦点調節光学系の
斜視図である。
を備えたオートフォーカスカメラにの焦点調節光学系の
斜視図である。
【図2】上記カメラの焦点調節光学系の配置図である。
【図3】上記カメラの電子制御系ブロック図である。
【図4】上記カメラ全体のシーケンスフローチャートで
ある。
ある。
【図5】上記カメラのAF制御サブルーチンのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図6】上記カメラの焦点検出サブルーチンのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図7】上記カメラの蓄積完了処理のフローチャートで
ある。
ある。
【図8】上記カメラにおけるシェーディング補正の効果
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図9】上記カメラにおけるシェーディング補正の効果
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図10】上記カメラにおけるレンズ駆動サブルーチン
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図11】上記カメラにおけるレリーズ処理サブルーチ
ンのフローチャートである。
ンのフローチャートである。
【図12】上記カメラの平面図である。
【図13】上記カメラのミラー駆動機構(撮影可能状
態)の側面図である。
態)の側面図である。
【図14】上記カメラのミラー駆動機構(焦点調節可能
状態)の側面図である。
状態)の側面図である。
【図15】本発明の第2実施形態であるオートフォーカ
スカメラのAF制御サブルーチンのフローチャートであ
る。
スカメラのAF制御サブルーチンのフローチャートであ
る。
【図16】上記第2実施形態のカメラにおける焦点検出
サブルーチンのフローチャートである。
サブルーチンのフローチャートである。
【図17】上記第2実施形態のカメラにおけるレンズ駆
動サブルーチンのフローチャートである。
動サブルーチンのフローチャートである。
SM サブミラー DP 絞り AFL 二次結像レンズ SNS エリアセンサ LNS 撮影レンズユニット QRM クイックリターンミラー FSCRN 焦点板 PP ペンタプリズム EPL 接眼レンズ FPLN フィルム面 RM1,RM2 反射ミラー STP 拘束部材 PRS 制御回路 MTR1,MTR2 モータ RLSSW レリーズスイッチ
Claims (8)
- 【請求項1】 結像光学系を通して入射する光束を焦点
検出センサに導く焦点検出位置とこの焦点検出位置から
待避する待避位置との間で移動する焦点検出用光学素子
を有し、前記焦点検出センサの検出結果に基づいて前記
結像光学系の焦点調節処理を行う焦点調節装置におい
て、 前記焦点検出用光学素子の前記焦点検出位置と前記待避
位置との間の移動回数に応じて焦点調節処理に対する補
正を行うことを特徴とする焦点調節装置。 - 【請求項2】 前記焦点検出用光学素子は、前記待避位
置から移動して停止部材に当接することにより前記焦点
検出位置に位置決めされることを特徴とする請求項1に
記載の焦点調節装置。 - 【請求項3】 前記移動回数に応じた焦点調節処理の補
正データを記憶する記憶手段を有することを特徴とする
請求項1又は2に記載の焦点調節装置。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の焦点
調節装置を備えたことを特徴とするカメラ。 - 【請求項5】 焦点調節可能状態と撮影可能状態とに切
り換わる焦点調節光学系を有し、焦点調節処理終了後、
撮影に先だって前記焦点調節光学系を前記焦点調節可能
状態から前記撮影可能状態に切り換え、撮影後に前記焦
点調節可能状態に復帰させるカメラにおいて、 前記焦点調節光学系の前記焦点調節可能状態と前記撮影
可能状態との間の切り換え回数に応じて焦点調節処理に
対する補正を行うことを特徴とするカメラ。 - 【請求項6】 前記焦点調節光学系のうち可動部の移動
により前記焦点調節可能状態と前記撮影可能状態とに切
り換わることを特徴とする請求項5に記載のカメラ。 - 【請求項7】 前記可動部は、前記焦点調節光学系を前
記撮影可能状態とする位置から移動して停止部材に当接
することにより前記焦点調節光学系を前記焦点調節可能
状態とする位置に位置決めされることを特徴とする請求
項6に記載の焦点調節装置。 - 【請求項8】 前記焦点調節処理の補正データを記憶す
る記憶手段を有することを特徴とする請求項5から7の
いずれかに記載のカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1713398A JPH11211973A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 焦点調節装置およびカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1713398A JPH11211973A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 焦点調節装置およびカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11211973A true JPH11211973A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11935540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1713398A Pending JPH11211973A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 焦点調節装置およびカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11211973A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001208962A (ja) * | 2000-01-27 | 2001-08-03 | Nikon Corp | 焦点検出装置 |
JP2002098884A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-04-05 | Canon Inc | カメラ |
-
1998
- 1998-01-29 JP JP1713398A patent/JPH11211973A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001208962A (ja) * | 2000-01-27 | 2001-08-03 | Nikon Corp | 焦点検出装置 |
JP2002098884A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-04-05 | Canon Inc | カメラ |
JP4536893B2 (ja) * | 2000-09-21 | 2010-09-01 | キヤノン株式会社 | カメラ |
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