JPH1121032A - 油圧エレベーターの制御装置 - Google Patents
油圧エレベーターの制御装置Info
- Publication number
- JPH1121032A JPH1121032A JP9176780A JP17678097A JPH1121032A JP H1121032 A JPH1121032 A JP H1121032A JP 9176780 A JP9176780 A JP 9176780A JP 17678097 A JP17678097 A JP 17678097A JP H1121032 A JPH1121032 A JP H1121032A
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- JP
- Japan
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- displacement sensor
- valve
- hydraulic
- elevator
- control device
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】変位センサの出力が温度ドリフトする。温度ド
リフトが発生すると、弁変位の検出値に誤差が発生し、
エレベーターの速度異常が発生する。或いは、着床時の
速度が変化し、着床レベル誤差が発生する問題があっ
た。 【解決手段】エレベーター停止時の変位センサの出力を
メモリに記憶し、エレベーター運転時にこの値を差し引
くことによって、弁変位センサの温度ドリフトを補正す
る制御手段を設ける。
リフトが発生すると、弁変位の検出値に誤差が発生し、
エレベーターの速度異常が発生する。或いは、着床時の
速度が変化し、着床レベル誤差が発生する問題があっ
た。 【解決手段】エレベーター停止時の変位センサの出力を
メモリに記憶し、エレベーター運転時にこの値を差し引
くことによって、弁変位センサの温度ドリフトを補正す
る制御手段を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧シリンダへ供給
或いは排出する油の流量を制御し、油圧シリンダ頂部に
直接、或いは間接的に支持した乗りかごの速度を制御す
る方式の油圧エレベーターの制御装置に関するものであ
る。
或いは排出する油の流量を制御し、油圧シリンダ頂部に
直接、或いは間接的に支持した乗りかごの速度を制御す
る方式の油圧エレベーターの制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】油圧エレベーターを制御して油圧シリン
ダの速度を制御し、これによって乗りかごの速度を制御
する油圧エレベーターにおいて、速度指令に対応して電
磁パイロット弁からの流体圧で流量制御弁を駆動し、乗
りかごの位置および速度を検出して実際の乗りかご速度
を制御する方法が知られている。この種の油圧エレベー
ターとしては、特開昭63−47279 号公報がある。
ダの速度を制御し、これによって乗りかごの速度を制御
する油圧エレベーターにおいて、速度指令に対応して電
磁パイロット弁からの流体圧で流量制御弁を駆動し、乗
りかごの位置および速度を検出して実際の乗りかご速度
を制御する方法が知られている。この種の油圧エレベー
ターとしては、特開昭63−47279 号公報がある。
【0003】また、流量計を用い、流量帰還して速度制
御を行うものとして特公昭62−25881 号公報がある。
御を行うものとして特公昭62−25881 号公報がある。
【0004】さらに、流量制御弁の弁変位を検出し、速
度指令或いは弁変位指令にフィードバックして弁を制御
する技術として特開平3−152071号公報がある。
度指令或いは弁変位指令にフィードバックして弁を制御
する技術として特開平3−152071号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】油圧エレベーターで
は、運転頻度や周囲環境によって、作動油温度が変化す
る。上記第3の従来技術は、変位センサにより主弁の変
位を検出し、ここで得られた主弁変位を帰還するもので
ある。この作動油の温度変化により、流量制御弁に取り
付けた変位センサ自身の温度も変化し、変位センサの出
力が温度ドリフトする。温度ドリフトが発生すると、弁
変位の検出値に誤差が発生し、エレベーターの速度異常
が発生する。或いは、着床時の速度が変化し、着床レベ
ル誤差が発生する問題があった。
は、運転頻度や周囲環境によって、作動油温度が変化す
る。上記第3の従来技術は、変位センサにより主弁の変
位を検出し、ここで得られた主弁変位を帰還するもので
ある。この作動油の温度変化により、流量制御弁に取り
付けた変位センサ自身の温度も変化し、変位センサの出
力が温度ドリフトする。温度ドリフトが発生すると、弁
変位の検出値に誤差が発生し、エレベーターの速度異常
が発生する。或いは、着床時の速度が変化し、着床レベ
ル誤差が発生する問題があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、弁変位センサの温度ドリフト
の補正方法を提供することを目的とする。
るためになされたもので、弁変位センサの温度ドリフト
の補正方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、エレベーター停止時の変位センサの出力をメモリに
記憶し、エレベーター運転時にこの値を差し引くことに
よって、弁変位センサの温度ドリフトを補正する制御手
段を備えることにより達成される。
は、エレベーター停止時の変位センサの出力をメモリに
記憶し、エレベーター運転時にこの値を差し引くことに
よって、弁変位センサの温度ドリフトを補正する制御手
段を備えることにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例による油圧
エレベーターの制御装置の実施例を図面により詳細に説
明する。
エレベーターの制御装置の実施例を図面により詳細に説
明する。
【0009】図1は本発明の一実施例の構成を示す図、
図2は制御装置内の弁変位センサの温度ドリフトの補正
装置の構成を示す図である。図1において、1は乗りか
ご、2は油圧シリンダ、3はプランジャ、4はロープ、
5は油圧ポンプ、6は三相誘導電動機、7は油タンク、
8は逆止弁、9は上昇用流量制御弁、10は下降用流量
制御弁、11は圧力検出器、12は制御装置、21は弁
変位指令発生回路、22は上昇用制御弁の変位を検出す
る上昇弁変位センサ、23は下降用制御弁の変位を検出
する下降弁変位センサである。
図2は制御装置内の弁変位センサの温度ドリフトの補正
装置の構成を示す図である。図1において、1は乗りか
ご、2は油圧シリンダ、3はプランジャ、4はロープ、
5は油圧ポンプ、6は三相誘導電動機、7は油タンク、
8は逆止弁、9は上昇用流量制御弁、10は下降用流量
制御弁、11は圧力検出器、12は制御装置、21は弁
変位指令発生回路、22は上昇用制御弁の変位を検出す
る上昇弁変位センサ、23は下降用制御弁の変位を検出
する下降弁変位センサである。
【0010】図1に示す本発明の一実施例において、乗
りかご1は、油圧シリンダ2内の作動油を給排すること
により駆動されるプランジャ3の上部に設けられたプー
リーに巻掛けられたロープ4を介して駆動される。ま
た、15は安全装置であり、油圧ポンプ5と逆止弁8と
の間の作動油の圧力が、異常に高くなった場合に、その
圧力を減少させるために、作動油を油タンク7に逃すリ
リーフ弁により構成される。
りかご1は、油圧シリンダ2内の作動油を給排すること
により駆動されるプランジャ3の上部に設けられたプー
リーに巻掛けられたロープ4を介して駆動される。ま
た、15は安全装置であり、油圧ポンプ5と逆止弁8と
の間の作動油の圧力が、異常に高くなった場合に、その
圧力を減少させるために、作動油を油タンク7に逃すリ
リーフ弁により構成される。
【0011】次に、前述のように構成される本発明の一
実施例の動作を説明する。
実施例の動作を説明する。
【0012】今、乗りかご1が停止状態にあり、上昇運
転を行うものとする。
転を行うものとする。
【0013】乗りかご1を上昇加速させる場合は、制御
装置12からの信号で電動機6を駆動し、これにより油
圧ポンプ5を駆動する。従って、油は油圧ポンプ5に吸
入され、昇圧される。高圧になった油は上昇用流量制御
弁9を通って油タンク7に戻される。その後、制御装置
12で上昇用流量制御弁9を通る油量を制御する。この
ため油圧ポンプ5の吐出する油の流量Q1と上昇用流量
制御弁9で制御された油の流量Q3の差の流量Q2は逆
止弁8を通って油圧シリンダへ供給される。これにより
油圧シリンダ2は乗りかご1を押上げる。上昇用流量制
御弁9を通る流量Q3が減少すると乗りかご1は加速さ
れ、上昇用流量制御弁9が閉じると油圧ポンプの吐出流
量Q1は油圧シリンダ2へ供給され乗りかご1は全速度
で上昇する。
装置12からの信号で電動機6を駆動し、これにより油
圧ポンプ5を駆動する。従って、油は油圧ポンプ5に吸
入され、昇圧される。高圧になった油は上昇用流量制御
弁9を通って油タンク7に戻される。その後、制御装置
12で上昇用流量制御弁9を通る油量を制御する。この
ため油圧ポンプ5の吐出する油の流量Q1と上昇用流量
制御弁9で制御された油の流量Q3の差の流量Q2は逆
止弁8を通って油圧シリンダへ供給される。これにより
油圧シリンダ2は乗りかご1を押上げる。上昇用流量制
御弁9を通る流量Q3が減少すると乗りかご1は加速さ
れ、上昇用流量制御弁9が閉じると油圧ポンプの吐出流
量Q1は油圧シリンダ2へ供給され乗りかご1は全速度
で上昇する。
【0014】乗りかご1を減速する場合は、加速の場合
とは逆に、上昇用流量制御弁9を通る油量Q3を増大さ
せる。これにより、油圧シリンダ2へ供給される油量Q
2が減少し、乗りかご1は減速する。上昇用流量制御弁
9での制御圧が負荷圧力より低くなると逆止弁8が閉じ
て、油圧シリンダ1への流量は零となり、乗りかご1は
停止する。
とは逆に、上昇用流量制御弁9を通る油量Q3を増大さ
せる。これにより、油圧シリンダ2へ供給される油量Q
2が減少し、乗りかご1は減速する。上昇用流量制御弁
9での制御圧が負荷圧力より低くなると逆止弁8が閉じ
て、油圧シリンダ1への流量は零となり、乗りかご1は
停止する。
【0015】乗りかご1を下降運転する場合も同様で、
制御装置12で下降用流量制御弁10を通って油タンク
7に戻される油量Q4を制御する。
制御装置12で下降用流量制御弁10を通って油タンク
7に戻される油量Q4を制御する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、弁
変位センサの温度ドリフトを補正することができる。
変位センサの温度ドリフトを補正することができる。
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】制御装置内の弁変位センサの温度ドリフトの補
正装置の構成を示す図である。
正装置の構成を示す図である。
【図3】弁変位異常検出手段を示す特性図である。
1…乗りかご、2…油圧シリンダ、3…プランジャ、4
…ロープ、5…油圧ポンプ、6…三相誘導電動機、7…
油タンク、8…逆止弁、9…上昇用流量制御弁、10…
下降用流量制御弁、11…圧力検出器、12…制御装
置、13,14…押し釦、21…上昇用弁変位センサ、
22…下降用弁変位センサ。
…ロープ、5…油圧ポンプ、6…三相誘導電動機、7…
油タンク、8…逆止弁、9…上昇用流量制御弁、10…
下降用流量制御弁、11…圧力検出器、12…制御装
置、13,14…押し釦、21…上昇用弁変位センサ、
22…下降用弁変位センサ。
Claims (1)
- 【請求項1】乗りかごをプランジャを介して昇降させる
油圧シリンダと、乗りかごの昇降に際し、油タンクから
前記油圧シリンダに作動油を供給する油圧ポンプと、前
記油圧シリンダと前記油圧ポンプとの間の油の流量を制
御する流量制御弁と、前記流量制御弁の弁変位を検出す
る変位センサと、前記油圧ポンプを運転する電動機と、
前記流量制御弁と電動機を制御する制御装置とを備えた
油圧エレベーターにおいて、エレベーター停止時の変位
センサの出力をメモリに記憶し、エレベーター運転時に
この値を差し引くことによって、弁変位センサのオフセ
ットを補正することを特徴とする油圧エレベーターの制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9176780A JPH1121032A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 油圧エレベーターの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9176780A JPH1121032A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 油圧エレベーターの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1121032A true JPH1121032A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16019718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9176780A Pending JPH1121032A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 油圧エレベーターの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1121032A (ja) |
-
1997
- 1997-07-02 JP JP9176780A patent/JPH1121032A/ja active Pending
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