JPH11188094A - 噴射式注射器用薬液容器収納ホルダー - Google Patents
噴射式注射器用薬液容器収納ホルダーInfo
- Publication number
- JPH11188094A JPH11188094A JP9357939A JP35793997A JPH11188094A JP H11188094 A JPH11188094 A JP H11188094A JP 9357939 A JP9357939 A JP 9357939A JP 35793997 A JP35793997 A JP 35793997A JP H11188094 A JPH11188094 A JP H11188094A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- syringe
- container
- chamber
- drug solution
- vial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/30—Syringes for injection by jet action, without needle, e.g. for use with replaceable ampoules or carpules
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61J—CONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
- A61J1/00—Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes
- A61J1/14—Details; Accessories therefor
- A61J1/20—Arrangements for transferring or mixing fluids, e.g. from vial to syringe
- A61J1/2096—Combination of a vial and a syringe for transferring or mixing their contents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61J—CONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
- A61J1/00—Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes
- A61J1/14—Details; Accessories therefor
- A61J1/1412—Containers with closing means, e.g. caps
- A61J1/1418—Threaded type
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61J—CONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
- A61J1/00—Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes
- A61J1/14—Details; Accessories therefor
- A61J1/20—Arrangements for transferring or mixing fluids, e.g. from vial to syringe
- A61J1/2003—Accessories used in combination with means for transfer or mixing of fluids, e.g. for activating fluid flow, separating fluids, filtering fluid or venting
- A61J1/2006—Piercing means
- A61J1/2013—Piercing means having two piercing ends
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61J—CONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
- A61J1/00—Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes
- A61J1/14—Details; Accessories therefor
- A61J1/20—Arrangements for transferring or mixing fluids, e.g. from vial to syringe
- A61J1/2003—Accessories used in combination with means for transfer or mixing of fluids, e.g. for activating fluid flow, separating fluids, filtering fluid or venting
- A61J1/2068—Venting means
- A61J1/2075—Venting means for external venting
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Anesthesiology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Hematology (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
器の一体管理が可能な噴射式注射器用薬液容器収納ホル
ダー(容器ホルダー)を得る。 【解決手段】 容器ホルダー2は薬液容器(薬液バイア
ル)30の全体を収められる容器収容室8と注射器先端
部5が嵌まり込む注射器嵌合室9とが隔壁10を挟んで
配置されている。隔壁10の容器収容室8に面す側に
は、容器収容室8に収められた薬液バイアル30の蓋部
材を貫通する薬液採取用の中空針13が突設されている
と共に、注射器嵌合室9に嵌まり込んだ注射器先端部5
に形成されたジェット噴射口6と前記中空針13とを連
通する小開口16が形成されている。注射器嵌合室9に
は、嵌まり込んだ注射器先端部5と係合する係合手段と
してのネジ山9aが設けられている。
Description
射式注射器用の薬液容器を収容する薬液容器収納ホルダ
ーに関する。
部の突端に設けられたジェット噴射口から薬液をジェッ
ト噴射することにより、注射針を使わずに薬液を皮膚か
ら体内に注入できる注射器である。この針無注射器は、
殆ど無痛で薬液を簡単に注射することができるので、医
療施設だけでなく、例えば糖尿病患者が日常的にインス
リンを自分で注射(自己注射)するのにも使われてい
る。したがって、糖尿病患者にあっては、旅行、出張等
の長時間の外出に際しては注射器と共に、注射する薬液
を入れてある薬液バイアル(薬液容器)の携帯が不可欠
である。
の注射器であることから、注射する薬液を入れてある薬
液バイアル(薬液容器)から注射器内に薬液を吸引する
際に、図5に示す中空針部材42を備えた特別のアダプ
タ41が使われる。図6に示すように、このアダプタ4
1を中空針部材42がガラス製の薬液バイアル43のゴ
ム栓44を貫通するようにして薬液バイアル43の口へ
取り付けておいて、図7に示すように、針無注射器45
の注射器先端部46をアダプタ41の嵌合凹所47に嵌
め込んで針無注射器45とアダプタ41とを連結する。
を、矢印RAで示す方向へ引き下げる。そうすると、薬
液バイアル43の中の薬液が、中空針部材42の通路4
9を通りアダプタ41の嵌合凹所47の側に出て来て、
さらに注射器先端部46のジェット噴射口50から針無
注射器45の内に入る。注射器内に必要量の薬液が吸引
されたら、針無注射器45をアダプタ41から外し、針
無注射器45の注射器先端部46を注射個所に当てて、
薬液をジェット噴射させる。注射が終われば、衛生上の
観点から、針無注射器45の注射器先端部46と、アダ
プタ41の嵌合凹所47のそれぞれに専用キャップ(図
示省略)を被せて分離状態で保管する。
患者にあっては、旅行、出張等の長時間の外出に際して
は外出先でインスリンを打たなければならないことか
ら、(アダプタ41付きの)薬液バイアル43と共に、
針無注射器45の両者の携帯が不可欠であり、一方が欠
けても用をなさない。
無注射器45と薬液バイアル43とをカバン、ハンドバ
ック等に入れて持ち運んでいたのが実情である。
ン、ハンドバック等に入れての携帯では、次のような問
題がある。すなわち、ガラス製の薬液バイアル43は衝
撃に弱く、頸部のみで支持された剥き出しのままなの
で、携帯、ならびに、保管中に物に当たれば簡単に割れ
て薬液が全て駄目になってしまう恐れがある。
質であり熱に弱いことから、在宅時には冷蔵庫内に保管
し、夏の暑さから守り、寒冷地ではインスリンの凍結を
防ぐようにしており、針無注射器45と(アダプタ41
付きの)薬液バイアル43が別々に分離状態で保管され
ていることから、外出時に針無注射器45と薬液バイア
ル43のどちらかを忘れることがある。
場合には、針有注射器と共に、それ用の薬液バイアルを
収納できるようにした収納バック、ならびに、保冷機能
を備えた収納ケースが存在し、これらの収納バック、な
いし、収納ケースを用いれば、薬液バイアルの破損を防
止し、インスリンを暑さから守り、凍結を防ぎ、長期の
外出が可能となるものの、大型であり、針無注射器用の
薬液バイアルの収納容器としては不向きである。また、
いずれにしても注射器と薬液バイアルとを別々の収納部
分に収容する形態であることから、どちらかを忘れる恐
れがある。
を破損から守ると共に、薬液を暑さから守り、凍結をも
防ぐ保冷機能を備えた噴射式注射器用の薬液容器の収納
ホルダー(ケース)が渇望されている。
薬液を入れてある薬液容器の破損を確実に防止し、針無
注射器と一体管理可能な噴射式注射器用の薬液容器収納
ホルダーを提供することを第1の目的としている。
も達成すると共に、長時間に亘り薬液容器を冷蔵保存で
き、薬液を暑さから守り、凍結をも防ぐことができる薬
液容器収納ホルダーを提供することにある。
するために請求項1に記載の噴射式注射器用薬液容器収
納ホルダーでは、薬液容器の全体を収められる容器収容
室と噴射式注射器先端部が嵌まり込む注射器嵌合室とが
隔壁を挟んで配置されている。前記隔壁の容器収容室に
面す側には、容器収容室に収められた薬液容器の蓋部材
を貫通する薬液採取用の中空針部材が突設されていると
共に、注射器嵌合室に嵌まり込んだ噴射式注射器先端部
に形成されたジェット噴射口と前記中空針部材とを連通
する小開口が形成されている。前記注射器嵌合室には、
嵌まり込んだ注射器先端部と係合する係合手段が設けら
れている。
2に記載の噴射式注射器用薬液容器収納ホルダーでは、
請求項1に記載の噴射式注射器用薬液容器収納ホルダー
の容器収容室に保冷手段が設けられている。
容器収納ホルダー(以下容器ホルダーと称する)におい
ては薬液容器を該ホルダーに装填保持する。すなわち、
容器ホルダーにおける容器収容室の薬液容器出入り用の
開口を塞ぐ蓋を取り外して、薬液容器の口を塞いでいる
栓材を中空針部材の先端に向けたまま、薬液容器を開口
から容器収容室に入れてから、再び蓋を取り付ければ、
それで薬液容器が容器ホルダーに装填保持される。薬液
容器の装填状態では、中空針部材が容器収容室に装填さ
れた薬液容器の栓材を貫通して薬液に直に接触するとと
もに、薬液容器の全体が容器収容室に納まり、薬液容器
が物に直接に当たる心配がないので、携帯、ならびに、
冷蔵庫に保管中の薬液容器の破損を防止できる。
嵌まり込んだ注射器先端部に、注射器嵌合室に設けられ
た係合手段を係合させることで、容器収納ホルダーが針
無注射器と一体状態に置くことができる。容器ホルダー
が針無注射器に係合され、両者が連結された状態では、
針無注射器先端部に形成されたジェット噴射口が注射器
嵌合室の隔壁に設けられた中空針部材に連通している小
開口に当接して薬液漏れのない状態で保たれる。その結
果、薬液容器が容器収容室に装填されている限り、実際
に皮下注射を行う極く僅かな時間の他は、針無注射器と
薬液容器が必ず一緒に在ることになり、携帯してゆく際
には、針無注射器と薬液容器の両方が常に一緒に持ち運
ばれる。
液を吸引する時は、常法通り、針無注射器のピストンを
引き下げる操作を行うだけである。ピストンの引き下げ
操作で注射器内が負圧になるのに伴って、薬液容器の薬
液は中空針部材の通路を通り、注射器嵌合室の隔壁に設
けられた受当て面に開いている小開口を経てジェット噴
射口から注射器内に吸引される。
と容器ホルダーの連結を解除して針無注射器を容器ホル
ダーから分離し、針無注射器の注射器先端部を注射個所
に当てて、薬液をジェット噴射させる。
ーを再び連結し針無注射器と容器ホルダーを一緒にした
ままで保管することが可能となり、携帯時にいずれか一
方を忘れることがない。さらに、容器ホルダーの容器収
容室には保冷手段が設けられているので、薬液を暑さか
ら守り、また、凍結から防ぐことができるので、特に、
夏季の長時間の外出が可能となりQOL(Quality of L
ife )が向上する。
を参照しながら説明する。図1は、実施例の噴射式注射
器用薬液容器収納ホルダー(容器ホルダー)の構成を、
噴射式注射器の先端部まわりの構成と共に示す断面図で
ある。針無注射器1は、図1に示すように、吸引された
薬液が入る注射液室(シリンダ室)3の先端側がオリフ
ィス4になっていて、注射器先端部5の突端に直径15
0μm程度のジェット噴射口6が開いている。一方、注
射液室3の内には、往復摺動できるようにしてピストン
7が配設されており、薬液を吸引する時はピストン7が
引下げられ、逆に薬液を噴射する時は圧縮バネの圧力ま
たはガス圧力によってピストン7が急激に押し上げられ
る通常の針無注射器と同様の薬液噴射構造となってい
る。
を丁度納められる内部形状を有する容器収容室8と、注
射器先端部5が嵌まり込める内部形状の注射器嵌合室9
とが、隔壁10を間にして隣合わせに配設されている。
容器収容室8と注射器嵌合室9にはそれぞれ薬液容器出
入り用の開口11、或いは、注射器先端部出入り用の開
口12が隔壁とは反対の側に形成されている。容器収容
室側の開口11には取り外し可能な蓋22が装着されて
いる。この蓋22は、その内周面に設けられたネジ山2
2aと開口11の外周面に設けられたネジ山11aとか
らなるネジ結合構造によって取り外し可能に装着されて
いる。
(中空針部材)13が隔壁10から開口11の方に先端
13aを向けて垂直に突設されているとともに、中空針
13より少し短めの空気導入用中空針14が、やはり隔
壁10から開口11に先端14aを向け垂直に突設され
ている。中空針14からの空気導入は、薬液バイアル内
の圧力を大気圧力と平衡させるためである。勿論、両中
空針13,14は、先端13a,14aから末端13
b,14bまで長手方向に沿って貫通する細孔を有する
ものであることは言うまでもない。
先端部5の突端をぴったり受け止める受当て面15が隔
壁10の突き当たりに設けられている。隔壁10の突き
当たり部分はゴム部材10aで形成されていて、ゴム部
材10aの弾性により注射器先端部5の突端と受当て面
15が、隙間の無い状態でぴったり密接するようになっ
ている。また、針無注射器1のジェット噴射口6と合う
受当て面15の位置に中空針13の細孔と連通している
小開口16が開いている。なお、実施例の場合、中空針
13の末端13bはゴム部材10aの裏面10bの位置
で止まっており、中空針13の末端13bと小開口16
の間はゴム部材10aに設けられた細孔17で繋がって
いる。したがって、注射器先端部5が受当て面15に密
接している状態では、噴射口6は、小開口16から細孔
17を経由し中空針13の細孔を経て、中空針13の先
端13aへ通じていることになる。
り外気に通じる側室18が設けられているとともに、中
空針14の末端14bが側室18に開いて連通してい
る。側室18には、球状弁体20と圧縮バネ21と側室
入口側の傾斜面18aとで開閉弁機構が内設されてい
る。通常は球状弁体20が圧縮バネ21に押されて傾斜
面18aに当接し細孔通路19を塞いでいるが、側室1
8の内圧が外気側より一定以上負圧になると、球状弁体
20が内側に押されて傾斜面18aから離れて細孔通路
19が開き、外気が細孔通路19を通して側室18に流
入する構成となっている。また、実施例においては、容
器ホルダー2の注射器嵌合室9の開口側内周面には、注
射器先端部5が注射器嵌合室9に嵌まり込んで注射器先
端部5の突端が受当て面15に押し当てられた状態で、
容器ホルダー2を注射器先端部にネジ係合させる係合手
段としてのネジ山9aが設けられている。
室9にネジ込めば、注射器先端部5が、注射器嵌合室9
の奥に前進してゆき注射器先端部5の突端が受当て面1
5に押し当てられた状態で針無注射器1に容器ホルダー
2が連結し、逆にネジを緩めれば、注射器先端部5が注
射器嵌合室9から後退して来て針無注射器1と容器ホル
ダー2が分離される構成となっている。
ーボネイト樹脂などの断熱性の高い透明性のあるプラス
チック製のものが、装填中の薬液バイアルの残液量が外
側から一目で分かるので好ましい。また、中空針13,
14はステンレス鋼製の針などが例示される。さらに、
受当て面15が設けられるゴム部材10aとしては、耐
薬品性に優れるラテックス(天然ゴム)が好ましい。
の容器ホルダー2の使用状態について具体的に説明す
る。先ず、薬液バイアルの装填の仕方から説明する。図
3(a)に示すように、容器収容室8の蓋22を取り外
しておいて、図3(b)に示すように、薬液バイアル3
0の口を塞いでいるゴム栓(蓋部材)31を中空針1
3,14の先端13a,14aに向けた状態で、薬液バ
イアル30を容器収容室8の中に中空針13,14がゴ
ム栓31の中程まで刺し込まれるよう押し込む。そし
て、図3(c)に示すように、蓋22をネジ込みながら
薬液バイアル30をさらに押し込んでゆく。蓋22がネ
ジ込めなくなると、図4に示すように、蓋22が取り付
けられると同時に薬液バイアル30が容器収容室8にぴ
ったりとガタ付かない状態で装填保持される。
13,14の先端13a,14aが薬液LBに直に接触
するとともに、薬液バイアル30の全体が容器収容室8
に納まり、薬液バイアル30が直接物に当たる心配はな
い。薬液バイアル30を容器収容室8に装填した後(あ
るいは薬液バイアル30の装填前)、図4に示すよう
に、針無注射器1を注射器先端部5の突端が受当て面1
5に押し当てられるまで注射器嵌合室9にネジ込む。
LBの吸引の仕方を説明する。図4に示す状態におい
て、ピストン7を所定の吸引量の位置まで引下ると、こ
のピストン7の引下げで注射液室3が負圧となり、薬液
バイアル30の中の薬液LBが、中空針13→細孔17
→小開口16→ジェット噴射口6の経路で注射液室3へ
と導入される。なお、薬液バイアル30から薬液LBが
注射液室3に吸引されると、その分、側室18が負圧と
なり、球状弁体20が傾斜面18aから離れて、細孔通
路19→側室18→中空針14の経路で薬液バイアル3
0の中に外気(空気)が瞬間的に導入される結果、薬液
バイアル30の内圧と大気圧とが平衡状態となる。薬液
バイアル30の内圧と大気圧とが平衡状態となると、側
室18の負圧も解消されるので、球状弁体20が傾斜面
18aに再び当接し、細孔通路19が閉じられて外気の
導入も自然に止まる。
る。上のようにして、必要量の薬液LBを吸引した針無
注射器1を握んで反対に回転させてネジを緩め、針無注
射器1を容器ホルダー2から分離する。そして、針無注
射器1の注射器先端部5を注射個所に当てておき、図示
しないリリースボタンを押すと、ピストン7が圧縮バネ
の圧力、または、ガスの圧力で押されて急激に押し上げ
られて薬液LBがジェット噴射口6から噴射されて患者
の体に注入される。
めば、針無注射器1を握んで、図4に示すように、針無
注射器1を注射器先端部5の突端が受当て面15に押し
当てられるまで注射器嵌合室9に再びネジ込み、針無注
射器1と容器ホルダー2を連結状態に戻す。後はそのま
まの状態で保管する。注射器先端部5の突端は受当て面
15に強く押し当てられているので、密閉状態が保た
れ、薬液バイアル30から薬液LBが漏れる心配はな
い。また、注射を行う都度、針無注射器1の注射器先端
部5はアルコールのついた脱脂綿等で消毒されるので、
受当て面15も常に清潔な状態に保たれる。つまり、容
器ホルダー2は、薬液バイアルの保持機能の他に、針無
注射器1の注射器先端部5を保護するキャップ機能を兼
ねていることになる。
2が適切な状態で一体保管されることになり、携帯され
る場合も常に針無注射器1と容器ホルダー2の一方を忘
れることなく、両方が必ずセットで持ち運ばれることに
なり、糖尿病患者のようにインスリンを日常的に打つ場
合に特に好適であると言える。なお、薬液バイアル30
が空になると、容器ホルダー2ごと廃棄するようにする
と、衛生的であり、取扱いも楽である。しかし、容器ホ
ルダー2は繰り返し使用されてもよい。
射器1と分離して薬液バイアル30の装填された容器ホ
ルダー2を冷蔵庫に保管、あるいは、長期の外出で針無
注射器1と結合されていない予備の容器ホルダーを携帯
する場合には、図2に示す栓35で容器ホルダー2の注
射器嵌合室9を閉鎖する。栓35は先端が注射器先端部
5とほぼ同一形状に形成され、外周面に注射器嵌合室9
の開口側内周面に設けられたネジ山9aに螺合するネジ
山35aが設けられている。
ジ込めば、栓の突端が受当て面15に押し当たり、密閉
状態が保たれるので、携帯、ならびに、保管時に薬液バ
イアルから薬液が漏れる心配はない。なお、受当て面1
5の開口12側の図1中点線で示す位置に、弛緩状態に
あるときは閉じており、注射器嵌合室9に針無注射器1
がネジ込まれて注射器先端部5の突端で伸長されると小
開口16に連通する小孔を形成する膜36を設けておけ
ば栓35がなくとも薬液バイアルから薬液が漏れること
はない。しかしながら、この場合でも衛生面上注射器嵌
合室9の開口12は閉塞しておくのが好ましい。この場
合、図2において栓としては一点鎖線より上部を切り取
った形状の栓、または、注射器嵌合室9開口外周縁、な
いし、内周縁に弾性係合するキャップであってもよい。
すもので、図1、図4と同一構成品には同一符号を付
し、その説明を省略する。図において、37は容器収容
室8の内周面、蓋22の内面に配置されたゲル状の保冷
剤である。上述の構成の容器ホルダー2′の使用法につ
いて説明する。外出時に冷蔵庫で冷蔵しておいた保冷剤
37を容器ホルダー2′の容器収容室8の内周面、蓋2
2の内面に入れ、薬液バイアル30を保冷剤が収納され
た容器収容室8に装填する。なお、薬液バイアルの装
填、針無注射器の注射液室3への薬液の吸引、皮下注射
の実行等は、図1の容器ホルダー2を使用する場合と同
じである。
されているので、長時間にわたりインスリンを冷蔵状態
に保ち、暑さによる変質等を防止でき、また、図1の容
器ホルダー2と同様に針無注射器と一体で携帯できる。
また、保冷剤はゲル状なので、衝撃吸収材として機能
し、ガラス製のバイアル瓶をショックから守られ、より
安全に携帯できる。
が入っていて、使っている途中の場合は、針無注射器容
器に連結されたホルダー2′ごと冷蔵庫に入れ冷蔵し、
外出時に取り出せばよい。
はなく、下記のように変形実施することができる。 (1)実施例の容器ホルダーにおいて、容器収容室8の
内周面や蓋22の裏面にクッション材を貼設し、薬液バ
イアルの側面や底面がクッション材と直に接するように
して、バイアルがより破損し難い構成にしたものを、変
形例として挙げることができる。 (2)実施例の場合、薬液容器がバイアルタイプであっ
たが、この発明は、薬液容器がカートリッジタイプであ
っても適用可能である。
嵌合室に注射器先端部との係合手段としてネジ山を設
け、針無注射器の先端部にネジ係合するようにしたが、
ピンと案内溝の嵌め合いによる所謂ワンタッチ式の嵌合
結合型の連結構造のものを、変形例として挙げることが
できる。 (4)実施例では、保冷手段を保冷剤としたが、保冷剤
の代わりに電子冷却素子を使い、電気的に冷蔵状態に保
つことができるようにしてもよい。この場合、携帯性と
コスト面では不利にはなるが、保冷剤よりもより長時間
安心して携帯することができる。 (5)薬液バイアル内の薬液残量が外から判るように容
器ホルダーに窓を形成してもよい。
注射器用薬液容器収納ホルダー(容器ホルダー)によれ
ば、薬液容器は常に全体が容器ホルダーの容器収容室に
納まり、薬液容器が物に当たる心配がなくなるので、薬
液容器の破損を確実に防止することができる。また、容
器ホルダーは針無注射器に連結係合可能であるので、針
無注射器は、実際に皮下注射を実行する極く僅かな時間
の他は、針無注射器と薬液容器とが連結状態にあって必
ず一緒に在るので、針無注射器および薬液容器を常に一
体管理することが可能となる。
合した状態では、針無注射器のキャップ機能を兼ね備え
るので、専用キャップを用いた場合と比べて、キャップ
の取り外しなどが不要であり、操作性が良好である。さ
らに、薬液容器は常に冷蔵状態にあり、薬液は暑さから
守られ、また、凍結から防がれるので長時間携帯できる
のでQOLが向上する。
(容器ホルダー)の構成を針無注射器先端の構成と共に
示す断面図である。
を示す断面図である。
順序を示す断面図である。
保持状態を示す断面図である。
ある。
結状態を示す正面図である。
正面図である。
である。
採取用の中空針 15…受当て面 16…小開口 22…蓋 30…薬液バイア
ル LB…薬液 37…保冷剤
Claims (2)
- 【請求項1】 隔壁を挟んで薬液容器の全体を収められ
る容器収容室と噴射式注射器先端部が嵌まり込む注射器
嵌合室とが配置されており、前記容器収容室に面する隔
壁には容器収容室に収められた薬液容器の蓋部材を貫通
する薬液採取用の中空針部材が突設されていると共に、
隔壁には前記注射器嵌合室に嵌まり込んだ噴射式注射器
先端部に形成されたジェット噴射口と前記中空針部材と
を連通する小開口が形成されており、前記注射器嵌合室
には、嵌まり込んだ注射器先端部と係合する係合手段が
設けられていることを特徴とする噴射式注射器用薬液容
器収納ホルダー。 - 【請求項2】 請求項1に記載の噴射式注射器用薬液容
器収納ホルダーであって、前記容器収容室に保冷手段が
設けられていることを特徴とする噴射式注射器用薬液容
器収納ホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9357939A JPH11188094A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 噴射式注射器用薬液容器収納ホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9357939A JPH11188094A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 噴射式注射器用薬液容器収納ホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11188094A true JPH11188094A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=18456721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9357939A Pending JPH11188094A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 噴射式注射器用薬液容器収納ホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11188094A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004520884A (ja) * | 2000-11-30 | 2004-07-15 | バイオバルブ テクノロジーズ インコーポレイテッド | 注射システム |
JP2013540564A (ja) * | 2010-10-25 | 2013-11-07 | ユニバーシティ・オブ・カンザス | 薬剤容器の汚染防止用薬剤接触器材 |
WO2019015771A1 (en) * | 2017-07-20 | 2019-01-24 | Janssen Biotech, Inc. | MEDICATION MIXING DEVICE |
WO2019015775A1 (en) * | 2017-07-20 | 2019-01-24 | Janssen Biotech, Inc. | MEDICATION MIXING DEVICE |
WO2024226796A1 (en) * | 2023-04-26 | 2024-10-31 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Devices, systems, and methods for combining and/or delivering injectable materials |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP9357939A patent/JPH11188094A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004520884A (ja) * | 2000-11-30 | 2004-07-15 | バイオバルブ テクノロジーズ インコーポレイテッド | 注射システム |
JP2013540564A (ja) * | 2010-10-25 | 2013-11-07 | ユニバーシティ・オブ・カンザス | 薬剤容器の汚染防止用薬剤接触器材 |
US9757307B2 (en) | 2010-10-25 | 2017-09-12 | University Of Kansas | Medication access device for prevention of medication reservoir contamination |
WO2019015771A1 (en) * | 2017-07-20 | 2019-01-24 | Janssen Biotech, Inc. | MEDICATION MIXING DEVICE |
WO2019015775A1 (en) * | 2017-07-20 | 2019-01-24 | Janssen Biotech, Inc. | MEDICATION MIXING DEVICE |
CN111107826A (zh) * | 2017-07-20 | 2020-05-05 | 詹森生物科技公司 | 药物混合装置 |
WO2024226796A1 (en) * | 2023-04-26 | 2024-10-31 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Devices, systems, and methods for combining and/or delivering injectable materials |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2216069T3 (es) | Dispositivo y metodo para invenciones sin aguja y a gas presurizado. | |
CA1333553C (en) | Disposable needleless injection system | |
US4662878A (en) | Medicine vial adaptor for needleless injector | |
US6346094B2 (en) | Pen needle magazine | |
ES2896727T3 (es) | Inyector | |
US7780637B2 (en) | Medical device container | |
US7815610B2 (en) | Injection apparatus | |
US4128098A (en) | Valved spike transfer device | |
ES2230201T3 (es) | Jeringa hipodermica con aguja selectivamente retractil. | |
US4664656A (en) | Injection syringe | |
US2551414A (en) | Syringe | |
US20130053751A1 (en) | Needle with an antiseptic swab | |
JPH07511A (ja) | 針の隔離装置を備えた注射器組立体 | |
ES2230628T3 (es) | Dispositivo de inyeccion. | |
US20060116644A1 (en) | Syringe device having venting system | |
US2971509A (en) | Disposable hypodermic syringe | |
US2453591A (en) | Hypodermic syringe | |
JPH11188094A (ja) | 噴射式注射器用薬液容器収納ホルダー | |
JPH11188095A (ja) | 噴射式注射器セット | |
KR101407745B1 (ko) | 안전필터 기능을 갖춘 주사기 | |
JPH09299484A (ja) | シリンジ・スプレーポンプ | |
JP3957381B2 (ja) | 噴射式注射器用薬液容器収納ホルダー | |
US2735428A (en) | A cahsotgo f | |
JP4192029B2 (ja) | 噴射式注射器セット | |
EP1961437B1 (en) | Instrument for injections with retractable needle following use |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040803 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060919 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061003 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061106 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061219 |