JPH1117690A - Wrr方式におけるベストエフォートサービスのトラ ヒック制御方式 - Google Patents
Wrr方式におけるベストエフォートサービスのトラ ヒック制御方式Info
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- JPH1117690A JPH1117690A JP16822497A JP16822497A JPH1117690A JP H1117690 A JPH1117690 A JP H1117690A JP 16822497 A JP16822497 A JP 16822497A JP 16822497 A JP16822497 A JP 16822497A JP H1117690 A JPH1117690 A JP H1117690A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数のサービスクラスを同時に扱うATM交
換機が、サービス毎にトラヒック制御用のキューを具備
し、いずれのキューからセルを読み出すかを決定する論
理にWRR方式を採用しているトラヒック制御におい
て、前記サービスクラスに帯域予約をしないベストエフ
ォートサービスを割り当てたときに、帯域の利用効率を
高める。 【解決手段】 WRRの状態遷移において、Reque
st−2処理を追加することで、重みが0のクラスのセ
ルを非輻輳時のときだけ通過させ、輻輳時には重みが0
でないクラスのセルだけを通過させる。
換機が、サービス毎にトラヒック制御用のキューを具備
し、いずれのキューからセルを読み出すかを決定する論
理にWRR方式を採用しているトラヒック制御におい
て、前記サービスクラスに帯域予約をしないベストエフ
ォートサービスを割り当てたときに、帯域の利用効率を
高める。 【解決手段】 WRRの状態遷移において、Reque
st−2処理を追加することで、重みが0のクラスのセ
ルを非輻輳時のときだけ通過させ、輻輳時には重みが0
でないクラスのセルだけを通過させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM交換機のトラ
ヒック制御に関し、特に、複数のサービスクラスのセル
を同時に扱うWRR方式を用いたトラヒック制御に関す
る。
ヒック制御に関し、特に、複数のサービスクラスのセル
を同時に扱うWRR方式を用いたトラヒック制御に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ATM交換機は、多様なサービスを提供
するために、複数のサービスクラスを設けて、そのクラ
ス間で優先度をつけてATMセルのトラヒックを制御す
る。一般的なサービスの種類として、CBR(Cons
tant Bit Rate)に代表されるピークレー
ト(Peak Rate)で帯域予約を行うストリーム
サービス(Stream Service)、VBR
(Variable Bit Rate)に代表される
平均レートで帯域予約を行うバーストサービス(Bur
st Service)、UBR(Unspecifi
ed Bit Rate)に代表される帯域予約を行わ
ないベストエフォートサービス(BestEffort
Service)などがある。帯域予約とはそのサー
ビスのセルがATM交換機を通過する際にあらかじめそ
のセルが通過できる帯域を保証する手続きをいう。ベス
トエフォートサービスは帯域を予約しないので、ストリ
ームサービスやバーストサービスなどの帯域を予約して
いるサービスのセルが輻輳しているときには、ATM交
換機を通過させずにATM交換機内に蓄積されるかもし
くは廃棄されるが、帯域予約しているサービスのセルが
輻輳していなければ、余った帯域を使ってATM交換機
を通過することができるサービスである。
するために、複数のサービスクラスを設けて、そのクラ
ス間で優先度をつけてATMセルのトラヒックを制御す
る。一般的なサービスの種類として、CBR(Cons
tant Bit Rate)に代表されるピークレー
ト(Peak Rate)で帯域予約を行うストリーム
サービス(Stream Service)、VBR
(Variable Bit Rate)に代表される
平均レートで帯域予約を行うバーストサービス(Bur
st Service)、UBR(Unspecifi
ed Bit Rate)に代表される帯域予約を行わ
ないベストエフォートサービス(BestEffort
Service)などがある。帯域予約とはそのサー
ビスのセルがATM交換機を通過する際にあらかじめそ
のセルが通過できる帯域を保証する手続きをいう。ベス
トエフォートサービスは帯域を予約しないので、ストリ
ームサービスやバーストサービスなどの帯域を予約して
いるサービスのセルが輻輳しているときには、ATM交
換機を通過させずにATM交換機内に蓄積されるかもし
くは廃棄されるが、帯域予約しているサービスのセルが
輻輳していなければ、余った帯域を使ってATM交換機
を通過することができるサービスである。
【0003】特開平4−100342号公報の従来の技
術に示されているとおり、ATM交換機は音声・データ
・映像などの各メディアのサービスを同時に扱い、それ
ぞれのサービスの特徴を互いに維持しなければならない
ので、サービスクラス間のセルのトラヒックを制御す
る。特開平8−191306号公報の図1のように、サ
ービスクラス間のトラヒック制御部はクラス毎にセルを
蓄積するためのキューを具備し、セルが入力されてきた
ら一旦、そのセルのサービスクラスに対応するキューに
セルを蓄積し、その後、いずれのキューからセルを読み
出すかの論理を設けることでトラヒックを制御してサー
ビスの優先度をつける。
術に示されているとおり、ATM交換機は音声・データ
・映像などの各メディアのサービスを同時に扱い、それ
ぞれのサービスの特徴を互いに維持しなければならない
ので、サービスクラス間のセルのトラヒックを制御す
る。特開平8−191306号公報の図1のように、サ
ービスクラス間のトラヒック制御部はクラス毎にセルを
蓄積するためのキューを具備し、セルが入力されてきた
ら一旦、そのセルのサービスクラスに対応するキューに
セルを蓄積し、その後、いずれのキューからセルを読み
出すかの論理を設けることでトラヒックを制御してサー
ビスの優先度をつける。
【0004】そのトラヒック制御のひとつにWRR(W
eighted Round Robin)方式があ
る。WRR方式は、セルトラヒックが輻輳している場合
に、各クラスに設定された重みの比に従ってトラヒック
を制御する方式で、全帯域に対する各クラスの最低帯域
を保証する特徴を持っている。
eighted Round Robin)方式があ
る。WRR方式は、セルトラヒックが輻輳している場合
に、各クラスに設定された重みの比に従ってトラヒック
を制御する方式で、全帯域に対する各クラスの最低帯域
を保証する特徴を持っている。
【0005】図1はセルを蓄積するキューが3本のWR
Rの構成例である。各キュー1〜3において重みカウン
タ7〜9のカウンタ値Ciとセルの蓄積数Qiの積が0
でなければ、回転優先選択制御回路10に読み出し要求
が出され、回転優先選択制御回路10は要求のなかから
最優先のキューのセルを読み出す制御を行う。
Rの構成例である。各キュー1〜3において重みカウン
タ7〜9のカウンタ値Ciとセルの蓄積数Qiの積が0
でなければ、回転優先選択制御回路10に読み出し要求
が出され、回転優先選択制御回路10は要求のなかから
最優先のキューのセルを読み出す制御を行う。
【0006】セルトラヒックが輻輳していて全てのキュ
ー1〜3に充分なセルが蓄積されているならば、各キュ
ー1〜3から読み出されるセルの比率は重み設定値4〜
6の値Wiによって決まる。図1の場合はW1:W2:
W3になり、輻輳しているときにも重みに応じた全帯域
に対する最低限の帯域が保証される。キュー1が全帯域
に対して保証されている帯域の比はW1/(W1+W2
+W3)になる。
ー1〜3に充分なセルが蓄積されているならば、各キュ
ー1〜3から読み出されるセルの比率は重み設定値4〜
6の値Wiによって決まる。図1の場合はW1:W2:
W3になり、輻輳しているときにも重みに応じた全帯域
に対する最低限の帯域が保証される。キュー1が全帯域
に対して保証されている帯域の比はW1/(W1+W2
+W3)になる。
【0007】しかし、重み設定値Wiに0を設定すると
重みカウンタCiは常に0であるため、回転優先選択制
御回路10に対して読み出し要求を出さない。従って、
重みカウンタCiに0を設定したキューに蓄積されたセ
ルは読み出されない。
重みカウンタCiは常に0であるため、回転優先選択制
御回路10に対して読み出し要求を出さない。従って、
重みカウンタCiに0を設定したキューに蓄積されたセ
ルは読み出されない。
【0008】また一般的にWRR方式によるトラヒック
制御を搭載するATM交換機において、ストリームサー
ビスをキュー1に、バーストサービスをキュー2に、ベ
ストエフォートサービスをキュー3に、それぞれのサー
ビスをキューに対応させて、それぞれの重み設定値Wi
にサービスに見合った適当な値を設定することでサービ
スクラス間の優先度を決めることができる。
制御を搭載するATM交換機において、ストリームサー
ビスをキュー1に、バーストサービスをキュー2に、ベ
ストエフォートサービスをキュー3に、それぞれのサー
ビスをキューに対応させて、それぞれの重み設定値Wi
にサービスに見合った適当な値を設定することでサービ
スクラス間の優先度を決めることができる。
【0009】図3は従来のWRR方式のトラヒック制御
の状態遷移図である。
の状態遷移図である。
【0010】状態「Request−1」ではそれぞれ
のキュー1〜3において重みカウンタ7〜9のそのカウ
ンタ値Ciが0でなく、かつ該当するキュー1〜3に蓄
積されているセルの蓄積数Qiが0でなければ、回転優
先選択制御回路10に読み出し要求を出す。状態「Re
load」において重みカウンタCiに設定される値は
重み設定値Wiで、重み設定値Wiに0が設定されてい
るキューは重みカウンタCiが常に0である。従って、
状態「Request−1」において重み設定値Wiに
0が設定されているキューは常に重みカウンタCiとセ
ル蓄積数Qiの積Riが0になるので、状態「Sele
ct」において回転優先選択制御回路10のセル読み出
しの選択の対象にならないので読み出されることはな
い。
のキュー1〜3において重みカウンタ7〜9のそのカウ
ンタ値Ciが0でなく、かつ該当するキュー1〜3に蓄
積されているセルの蓄積数Qiが0でなければ、回転優
先選択制御回路10に読み出し要求を出す。状態「Re
load」において重みカウンタCiに設定される値は
重み設定値Wiで、重み設定値Wiに0が設定されてい
るキューは重みカウンタCiが常に0である。従って、
状態「Request−1」において重み設定値Wiに
0が設定されているキューは常に重みカウンタCiとセ
ル蓄積数Qiの積Riが0になるので、状態「Sele
ct」において回転優先選択制御回路10のセル読み出
しの選択の対象にならないので読み出されることはな
い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ベストエフォートサー
ビスをWRR方式のひとつのクラスのキューに割り当て
た場合、帯域を予約しないサービスであるため重み設定
値は0を設定する。しかし、WRR方式のトラヒック制
御において重み設定値を0に設定すると、従来の技術で
記したように、キューに一旦蓄積されたセルは一切読み
出されないのでセルは交換機を通過しなくなってしま
う。
ビスをWRR方式のひとつのクラスのキューに割り当て
た場合、帯域を予約しないサービスであるため重み設定
値は0を設定する。しかし、WRR方式のトラヒック制
御において重み設定値を0に設定すると、従来の技術で
記したように、キューに一旦蓄積されたセルは一切読み
出されないのでセルは交換機を通過しなくなってしま
う。
【0012】前記課題を解決するために、本来、帯域予
約をしないベストエフォートサービスではあるが、最小
の重みを設定する方法が考えられる。しかし、帯域保証
しないサービスに対しても最小ではあるが帯域を保証し
割り当てることになる。従って、セルのトラヒックが輻
輳しているときに帯域予約をするサービスが全帯域を有
効に使えないという問題がある。
約をしないベストエフォートサービスではあるが、最小
の重みを設定する方法が考えられる。しかし、帯域保証
しないサービスに対しても最小ではあるが帯域を保証し
割り当てることになる。従って、セルのトラヒックが輻
輳しているときに帯域予約をするサービスが全帯域を有
効に使えないという問題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】ベストエフォートサービ
スを割り当てたキューはWRRの重み設定値を0に設定
する。従来のWRR方式のトラヒック制御では、重み設
定値を0に設定したキューのセルは全く出力されない。
そこで、WRRの重み設定値が0に設定されているキュ
ーでも、重み設定値が0ではない他のキューにセルが蓄
積されていなければ、重み設定値を0に設定しているキ
ューも回転優先選択制御の選択対象とすることで、重み
設定値が0に設定されているキュー、すなわちベストエ
フォートサービスのクラスのセルを出力するトラヒック
制御を行う。
スを割り当てたキューはWRRの重み設定値を0に設定
する。従来のWRR方式のトラヒック制御では、重み設
定値を0に設定したキューのセルは全く出力されない。
そこで、WRRの重み設定値が0に設定されているキュ
ーでも、重み設定値が0ではない他のキューにセルが蓄
積されていなければ、重み設定値を0に設定しているキ
ューも回転優先選択制御の選択対象とすることで、重み
設定値が0に設定されているキュー、すなわちベストエ
フォートサービスのクラスのセルを出力するトラヒック
制御を行う。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図を用いて説明
する。
する。
【0015】図1はセルを蓄積するキューが3本のWR
Rの構成例である。図1において、1〜3はキューi、
4〜6は重み設定値Wi、7〜9は重みカウンタCi、
10は回転優先選択制御回路RR(Round Rob
in)、11は入力セルである。
Rの構成例である。図1において、1〜3はキューi、
4〜6は重み設定値Wi、7〜9は重みカウンタCi、
10は回転優先選択制御回路RR(Round Rob
in)、11は入力セルである。
【0016】キュー1〜3はATM交換機が扱うサービ
スクラスに対応づけられる。
スクラスに対応づけられる。
【0017】図1でセルが入力されてから読み出される
までの流れを簡単に説明する。入力セル11はキュー1
〜3の後段でトラヒック制御を行うために、一旦、その
セルのサービスクラスに対応したキュー1〜3のいずれ
かに蓄積される。キューに蓄積されたセルは重みカウン
タ7〜9が出す読み出し要求と回転優先選択制御回路1
1によってトラヒック制御された優先順位に従って読み
出される。
までの流れを簡単に説明する。入力セル11はキュー1
〜3の後段でトラヒック制御を行うために、一旦、その
セルのサービスクラスに対応したキュー1〜3のいずれ
かに蓄積される。キューに蓄積されたセルは重みカウン
タ7〜9が出す読み出し要求と回転優先選択制御回路1
1によってトラヒック制御された優先順位に従って読み
出される。
【0018】図2は本発明を適用したWRR方式のトラ
ヒック制御の状態遷移図である。
ヒック制御の状態遷移図である。
【0019】次に図1と図2を用いてWRRのトラヒッ
ク制御動作を説明する。状態「Timing−1」は重
みカウンタが読み出し要求を出すタイミングを待ってい
る状態である。読み出し要求タイミングならば状態「C
heck」に遷移する。状態「Check」は重みカウ
ンタ7〜9へ重み設定値Wiを設定すべきか検証する。
重みカウンタ値Ciとキューiのセルの蓄積数Qiの積
の総和Fを検証する。再設定条件をキュー数がnの一般
化した式で表すと式1になる。
ク制御動作を説明する。状態「Timing−1」は重
みカウンタが読み出し要求を出すタイミングを待ってい
る状態である。読み出し要求タイミングならば状態「C
heck」に遷移する。状態「Check」は重みカウ
ンタ7〜9へ重み設定値Wiを設定すべきか検証する。
重みカウンタ値Ciとキューiのセルの蓄積数Qiの積
の総和Fを検証する。再設定条件をキュー数がnの一般
化した式で表すと式1になる。
【0020】
【0021】総和Fが0ならば状態「Reload」に
遷移し、0でなければ状態「Request−1」に遷
移する。状態「Reload」はそれぞれの重み設定値
4〜6から重みカウンタ7〜8へWiを再設定する。重
み設定値Wiはサービスクラスの優先度を決める値が設
定されている。状態「Request−1」ではそれぞ
れのキュー1〜3において重みカウンタ7〜9のそのカ
ウンタ値Ciが0でなく、かつ該当するキュー1〜3に
蓄積されているセルの蓄積数Qiが0でなければ、回転
優先選択制御回路10に読み出し要求を出す。キュー1
〜3それぞれに状態「Request−1」で読み出し
要求がある場合Ri≠0には状態「Select」へ遷
移し、ない場合Ri=0には状態「Request−
2」へ遷移する。状態「Request−2」は状態
「Request−1」で読み出し要求の総和Rが0
で、かつ、それぞれのキューiに蓄積されたセル数Qi
が0でなければ読み出し要求を出す。状態「Reque
st−2」は本発明が従来の技術の課題を解決する手段
である。状態「Request−2」からは状態「Se
lect」へ遷移する。状態「Select」では回転
優先選択制御回路10が状態「Request−1」も
しくは状態「Request−2」でそれぞれの重みカ
ウンタ7〜9から出されている読み出し要求の中から一
番優先度の高い一つjを選択する。回転優先選択制御回
路10は選択が決定した後に選択したキューjを最低優
先とするように優先度の順位を環状に遷移させ、状態
「Timing−2」に遷移する。状態「Timing
−2」はセルを読み出すタイミングを待ち合わせる状態
である。セルを読み出すタイミングになると状態「Re
adout」に遷移する。状態「Readout」は実
際に選択されたキューjからセルを読み出し、状態「C
ount」へ遷移する。状態「Count」は読み出さ
れたキューの重みカウンタ値Cjは1を減算し、状態
「Timing−1」に戻る。
遷移し、0でなければ状態「Request−1」に遷
移する。状態「Reload」はそれぞれの重み設定値
4〜6から重みカウンタ7〜8へWiを再設定する。重
み設定値Wiはサービスクラスの優先度を決める値が設
定されている。状態「Request−1」ではそれぞ
れのキュー1〜3において重みカウンタ7〜9のそのカ
ウンタ値Ciが0でなく、かつ該当するキュー1〜3に
蓄積されているセルの蓄積数Qiが0でなければ、回転
優先選択制御回路10に読み出し要求を出す。キュー1
〜3それぞれに状態「Request−1」で読み出し
要求がある場合Ri≠0には状態「Select」へ遷
移し、ない場合Ri=0には状態「Request−
2」へ遷移する。状態「Request−2」は状態
「Request−1」で読み出し要求の総和Rが0
で、かつ、それぞれのキューiに蓄積されたセル数Qi
が0でなければ読み出し要求を出す。状態「Reque
st−2」は本発明が従来の技術の課題を解決する手段
である。状態「Request−2」からは状態「Se
lect」へ遷移する。状態「Select」では回転
優先選択制御回路10が状態「Request−1」も
しくは状態「Request−2」でそれぞれの重みカ
ウンタ7〜9から出されている読み出し要求の中から一
番優先度の高い一つjを選択する。回転優先選択制御回
路10は選択が決定した後に選択したキューjを最低優
先とするように優先度の順位を環状に遷移させ、状態
「Timing−2」に遷移する。状態「Timing
−2」はセルを読み出すタイミングを待ち合わせる状態
である。セルを読み出すタイミングになると状態「Re
adout」に遷移する。状態「Readout」は実
際に選択されたキューjからセルを読み出し、状態「C
ount」へ遷移する。状態「Count」は読み出さ
れたキューの重みカウンタ値Cjは1を減算し、状態
「Timing−1」に戻る。
【0022】次に重み設定値Wiにあらかじめ設定して
おく値について説明する。帯域予約をするサービスは0
ではない優先度に見合った値を設定する。帯域予約をし
ないベストエフォートサービスに対応する重み設定値W
iには0を設定する。
おく値について説明する。帯域予約をするサービスは0
ではない優先度に見合った値を設定する。帯域予約をし
ないベストエフォートサービスに対応する重み設定値W
iには0を設定する。
【0023】次にセルのトラヒックが輻輳状態の制御を
説明する。輻輳しているときはキューには常にセルが蓄
積されていて、セルの蓄積数Qiは0ではない。重み設
定値Wiに0ではない値が設定してある帯域を予約する
サービスクラスの重みカウンタ値Ciは、図2の状態
「Request−1」においてCiが常に0ではな
い。従って、状態「Request−1」で重みカウン
タから読み出し要求が出されて、状態「Select」
で帯域予約するサービスのいずれかのキューが選択さ
れ、状態「Readout」でセルが読み出される。一
方、帯域予約をしないベストエフォートサービスは重み
設定値Wiが0であるため、状態「Request−
1」において重みカウンタCiが0になっていて読み出
し要求が出されない。状態「Request−2」にお
いても、状態「Request−1」において帯域予約
するサービスが常に読み出し要求を出しているため、ベ
ストエフォートサービスは読み出し要求を出さない。よ
って輻輳しているときには常に帯域予約するサービスに
対応するセルが選択されて読み出される。
説明する。輻輳しているときはキューには常にセルが蓄
積されていて、セルの蓄積数Qiは0ではない。重み設
定値Wiに0ではない値が設定してある帯域を予約する
サービスクラスの重みカウンタ値Ciは、図2の状態
「Request−1」においてCiが常に0ではな
い。従って、状態「Request−1」で重みカウン
タから読み出し要求が出されて、状態「Select」
で帯域予約するサービスのいずれかのキューが選択さ
れ、状態「Readout」でセルが読み出される。一
方、帯域予約をしないベストエフォートサービスは重み
設定値Wiが0であるため、状態「Request−
1」において重みカウンタCiが0になっていて読み出
し要求が出されない。状態「Request−2」にお
いても、状態「Request−1」において帯域予約
するサービスが常に読み出し要求を出しているため、ベ
ストエフォートサービスは読み出し要求を出さない。よ
って輻輳しているときには常に帯域予約するサービスに
対応するセルが選択されて読み出される。
【0024】次にセルトラヒックが輻輳していない状態
の制御を説明する。輻輳していないときはキューのセル
の蓄積数Qiが0になる場合がある。図2の状態「Re
quest−1」において帯域予約する全てのサービス
に対応しているキューの蓄積セル数Qiが0ならば状態
「Request−1」から読み出し要求が出されな
い。このとき、状態「Request−2」においてベ
ストエフォートサービスのセルがキューに蓄積されてい
れば、読み出し要求が出され、セルが読み出される。
の制御を説明する。輻輳していないときはキューのセル
の蓄積数Qiが0になる場合がある。図2の状態「Re
quest−1」において帯域予約する全てのサービス
に対応しているキューの蓄積セル数Qiが0ならば状態
「Request−1」から読み出し要求が出されな
い。このとき、状態「Request−2」においてベ
ストエフォートサービスのセルがキューに蓄積されてい
れば、読み出し要求が出され、セルが読み出される。
【0025】図1においてストリームサービスをキュー
1に、バーストサービスをキュー2に、ベストエフォー
トサービスをキュー3に割り当てた実施例について説明
する。
1に、バーストサービスをキュー2に、ベストエフォー
トサービスをキュー3に割り当てた実施例について説明
する。
【0026】全帯域に対する各サービスに保証されてい
る帯域Biは式2〜4で示される。
る帯域Biは式2〜4で示される。
【0027】 B1=W1/(W1+W2+W3) … (式2) B2=W2/(W1+W2+W3) … (式3) B3=W3/(W1+W2+W3) … (式4) それぞれのキューの重み設定値をW1:W2:W3=
3:2:0とした場合の各サービスに保証される帯域は
式5〜7になる。ベストエフォートサービスの重み設定
値W3には0を設定する。
3:2:0とした場合の各サービスに保証される帯域は
式5〜7になる。ベストエフォートサービスの重み設定
値W3には0を設定する。
【0028】 B1=3/(3+2+0)=3/5=60% … (式5) B2=2/(3+2+0)=2/5=40% … (式6) B3=0/(3+2+0)=0/5= 0% … (式7) セルが輻輳した場合にはストリームサービスに60%、
バーストサービスに40%、ベストエフォートサービス
には帯域が保証されない。
バーストサービスに40%、ベストエフォートサービス
には帯域が保証されない。
【0029】従来のWRR方式ではベストエフォートサ
ービスの重み設定値には1以上の値を設定しなければ輻
輳していないときでもセルが読み出されることはない。
従来のWRR方式においてベストエフォートサービスの
重み設定値に1を設定した場合の各サービスに保証され
ている帯域は式8〜10になる。小数点以下は四捨五入
する。
ービスの重み設定値には1以上の値を設定しなければ輻
輳していないときでもセルが読み出されることはない。
従来のWRR方式においてベストエフォートサービスの
重み設定値に1を設定した場合の各サービスに保証され
ている帯域は式8〜10になる。小数点以下は四捨五入
する。
【0030】 B1=3/(3+2+1)=3/6=50% … (式8) B2=2/(3+2+1)=2/6=33% … (式9) B3=1/(3+2+1)=1/6=17% … (式10) 従来のWRR方式においては、ベストエフォートサービ
スは帯域を保証しないサービスであるが、輻輳時には式
10に示すように17%もの帯域が保証されセルが読み
出されてしまう。本発明によって有効に使えるストリー
ムサービスとバーストサービスの帯域はそれぞれ、式5
−式8=10%、式6−式9=7%になる。
スは帯域を保証しないサービスであるが、輻輳時には式
10に示すように17%もの帯域が保証されセルが読み
出されてしまう。本発明によって有効に使えるストリー
ムサービスとバーストサービスの帯域はそれぞれ、式5
−式8=10%、式6−式9=7%になる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、帯域予約をするクラス
が全帯域以上に輻輳している場合には、WRRの重み設
定値を0に設定したサービスクラスのセルを流さないの
で、帯域予約をするクラスのセルは帯域予約をしないベ
ストエフォートサービスのセルトラヒックに影響される
ことなく、全帯域を有効に使うことができる。また、W
RRの重み設定値を0に設定しているベストエフォート
サービスも、帯域予約しているクラスが全帯域を使って
いない場合は、余った帯域を使ってセルを通過させるこ
とができるため、帯域の利用効率を高める効果がある。
が全帯域以上に輻輳している場合には、WRRの重み設
定値を0に設定したサービスクラスのセルを流さないの
で、帯域予約をするクラスのセルは帯域予約をしないベ
ストエフォートサービスのセルトラヒックに影響される
ことなく、全帯域を有効に使うことができる。また、W
RRの重み設定値を0に設定しているベストエフォート
サービスも、帯域予約しているクラスが全帯域を使って
いない場合は、余った帯域を使ってセルを通過させるこ
とができるため、帯域の利用効率を高める効果がある。
【図1】本発明のキュー数が3のWRR方式を用いたト
ラヒック制御の構成例である。
ラヒック制御の構成例である。
【図2】本発明におけるキュー数がnの一般化したWR
R方式のトラヒック制御の状態遷移図である。
R方式のトラヒック制御の状態遷移図である。
【図3】キュー数がnの一般化した従来のWRR方式の
トラヒック制御の状態遷移図である。
トラヒック制御の状態遷移図である。
1〜3 セル蓄積キュー 4〜6 重みカウンタ 7〜9 重み設定値 10 回路優先選択制御 11 入力セル
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のサービスクラスを同時に扱うAT
M交換機が、サービス毎にトラヒック制御用のキューを
具備し、一旦、サービスクラスに対応させたキューにセ
ルを蓄積したのち、いずれのキューからセルを読み出す
かを決定する論理にWRR方式を採用しているトラヒッ
ク制御において、 前記サービスクラスのなかでベストエフォートサービス
に対応するWRRの重みを“0”に設定する手順と、 前記WRRの論理がキューを選択するタイミングで、重
みを“0”に設定していない全てのキューにセルが蓄積
されていなければ、重み“0”を設定したキューを読み
出しの選択対象とする制御を特徴とする、WRR方式に
おけるベストエフォートサービスのトラヒック制御方
式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16822497A JPH1117690A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | Wrr方式におけるベストエフォートサービスのトラ ヒック制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16822497A JPH1117690A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | Wrr方式におけるベストエフォートサービスのトラ ヒック制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1117690A true JPH1117690A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15864091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16822497A Pending JPH1117690A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | Wrr方式におけるベストエフォートサービスのトラ ヒック制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1117690A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6542467B2 (en) | 1998-03-05 | 2003-04-01 | Nec Corporation | Bandwidth allocation system of virtual path in communication network of asynchronous transfer mode |
AU777582B2 (en) * | 1999-12-22 | 2004-10-21 | Alcatel Usa Sourcing, L.P. | A weighted round robin engine used in scheduling the distribution of ATM cells |
KR100896616B1 (ko) * | 2002-06-27 | 2009-05-08 | 주식회사 케이티 | 큐를 이용한 트래픽 혼잡 제어 장치 및 방법 |
JP4567160B2 (ja) * | 1999-08-09 | 2010-10-20 | アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド | 帯域割り当て方法 |
-
1997
- 1997-06-25 JP JP16822497A patent/JPH1117690A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6542467B2 (en) | 1998-03-05 | 2003-04-01 | Nec Corporation | Bandwidth allocation system of virtual path in communication network of asynchronous transfer mode |
JP4567160B2 (ja) * | 1999-08-09 | 2010-10-20 | アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド | 帯域割り当て方法 |
AU777582B2 (en) * | 1999-12-22 | 2004-10-21 | Alcatel Usa Sourcing, L.P. | A weighted round robin engine used in scheduling the distribution of ATM cells |
KR100896616B1 (ko) * | 2002-06-27 | 2009-05-08 | 주식회사 케이티 | 큐를 이용한 트래픽 혼잡 제어 장치 및 방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990615 |