JPH11175062A - 情報出力装置、情報編集装置、及び記録媒体 - Google Patents
情報出力装置、情報編集装置、及び記録媒体Info
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- JPH11175062A JPH11175062A JP9343312A JP34331297A JPH11175062A JP H11175062 A JPH11175062 A JP H11175062A JP 9343312 A JP9343312 A JP 9343312A JP 34331297 A JP34331297 A JP 34331297A JP H11175062 A JPH11175062 A JP H11175062A
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Abstract
易な処理によってメドレー再生等のための楽曲演奏情報
の編集処理が行えるようにする。 【解決手段】 SMFにおいて編集ポイントとして設定
された位置に対して編集ポイント指示イベントとして定
義したメタイベントを挿入する。この際、SMFにおけ
るイベント情報の配列としては、編集ポイントを基点と
して形成されるデータ区間を再生した場合には適正な演
奏結果が得られるような形態とされている。編集装置側
では、編集ポイント指示イベントに基づいて編集ポイン
トを識別し、この編集ポイントにより区切られるデータ
区間を利用してデータの連結等を行うようにして、楽曲
演奏情報に対する編集処理実行すればよく、例えば、編
集のために、SMFについて異なる形式のデータに展開
するような処理を実行する必要はなくなる。
Description
ドMIDI(Musical Instrument Digital Interface)フ
ァイルなどの楽曲演奏情報を生成して出力する情報出力
装置と、入力された楽曲演奏情報を利用して所要の編集
処理を行う情報編集装置、及び楽曲演奏情報が格納され
る記録媒体に関するものである。
Iが広く普及しているが、このMIDI情報を利用して
作成した楽曲演奏データのフォーマットとして、異なる
機種のシーケンサ(ここでは、MIDI情報による演奏
データの記録、再生、編集等を行う装置のことである)
やシーケンスソフトに対応して汎用性を与えることを目
的として規定された、いわゆるスタンダードMIDIフ
ァイル(以降、単にSMF(Standard Midi File)とい
う)も普及してきている。
オケシステムなどにおける楽曲演奏データとして採用さ
れている。例えば通信カラオケでは、SMFとしての楽
曲演奏データが、端末としてのカラオケ再生装置に対し
て電話回線等を介してサーバから配信される。カラオケ
再生装置側では、例えば配信された楽曲データを格納し
ておく記憶装置を備えていると共に、少なくとも楽曲演
奏データとしてSMFを再生可能なシーケンサ及び音源
を備えている。そして、ユーザが所定操作に従って楽曲
をリクエストした場合には、カラオケ再生装置はリクエ
スト曲に対応する楽曲演奏データを記憶装置から読み出
してシーケンサにより再生することでMIDIイベント
を発生し、このMIDIイベントにより音源を駆動する
ようにされる。これにより、カラオケとしての楽曲が音
声として再生されることになる。
ユーザとしては、例えば自分の好み応じた楽曲のパート
をある程度の自由度が与えられた範囲内で編集してメド
レーなどのカラオケを作成し、このカラオケにのせて歌
ってみたいといった要望があることは当然考えられる。
ッセージを発生する際の時刻情報として、例えば直前の
イベントデータに対する相対時間差情報が与えられてい
る。また、SMFの再生により出力されるMIDIメッ
セージは、その制御を必要とするときにリアルタイムで
発生されることから、ある時点でのMIDI機器(音
源)の発音制御はそれより過去のMIDIメッセージに
依存することになる。これについては、SMFに基づい
てMIDIメッセージを発生して音源を駆動した場合に
も同様のことがいえる。このため、上述したような編集
をSMFにより行おうとした場合には、次に説明するよ
うな不都合が生じる。
楽曲Aの1コーラス目に続けて、楽曲Bの2コーラス目
を連結してメドレーを作成するという編集を行う場合に
ついて考えてみる。つまり図の斜線に示す部分に対応す
るSMFデータを結合して再生を行う場合である。ま
た、図10に楽曲Bの1コーラス目と2コーラス目の区
切り部分を実際に発音される楽音として譜面により示
す。この図によると、1コーラス目の最後の楽音はグラ
ンドピアノの音色とされており、続く2コーラス目の最
初の楽音はアコースティックギターとされている。この
場合には、SMFデータ上で楽曲A及び楽曲Bのそれぞ
れの1コーラス目と2コーラス目の音声の切れ目に対応
する位置を編集ポイント(図9,図10参照)として設
定することになる。
大16のチャンネルで構成するのであるが、SMFのフ
ォーマットでは各チャンネルの演奏データを1つのトラ
ックにまとめることが行われる。図11は、このような
SMFのフォーマットに従った楽曲Bの構造例を示して
いる。なお、図11では説明の簡単のために、図10に
示した2小節により楽曲Bが形成されているものとして
説明する。つまり、楽曲Bの1コーラス目はグランドピ
アノの音色でもって一拍目から音名Cによる発音(付点
二分音符としての音長)のみが行われ、2コーラス目は
アコースティックギターの音色でもって一拍目から音名
Cによる発音(付点二分音符としての音長)のみが行わ
れるものとされる。
としては、1つの楽曲のファイルとしての先頭に対して
ヘッダチャンクが設けられる。ヘッダチャンクは、その
ファイルについての基本的な情報を格納する領域とさ
れ、その先頭4バイトにはチャンクタイプとして、「4
Dh,54h,68h,64h」(hは16進数による
表記であることを示す)が格納される。これは、アスキ
ー文字によりチャンクタイプ「MThd」を示すものと
される。これに続いて4バイトによりデータ長が示され
る。ここでのデータ長はヘッダチャンクにおける以降の
データサイズを示すものとなる。現状のSMFのフォー
マットでは、ヘッダチャンクとしてのデータ長は固定と
されており、図のように「00h,00h,00h,0
6h」となる。データ長の後ろには、フォーマット、ト
ラック数、及び単位時間がそれぞれ2バイトにより表現
される。現在SMFとしては、フォーマット0,1,2
の3種類のフォーマットが規定されており、上記フォー
マットの領域は、そのファイルがフォーマット0,1,
2の何れであるのかを示す。図11では、「00h,0
0h」が示されており、これによりファイルはフォーマ
ット0であることを示すことになる。トラック数の領域
は、ヘッダチャンクに続くトラックチャンクの数を示す
ものとされる。フォーマット0の場合には、シングルト
ラックであることがフォーマットで規定されていること
から、図11においては、「00h,01h」が示され
ている。単位時間の領域では、トラックチャンクのデー
タセクションで使用されるデルタタイム(イベントごと
に対応する時間情報)の意義が指定される。SMFの時
間単位の種類(意義)としては、符割を基準としたもの
と、絶対時間のタイムコードによるものとの2種類が存
在するものとされている。図11においては、前者の時
間単位が採用されており、この場合には四分音符あたり
の分解能が示されることになる。ここでは、「01h,
E0h」により四分音符あたり480の分解能であるこ
とが示される。なお、時間単位として絶対時間のタイム
コードによるものについては、ここでは説明を省略す
る。
チャンクが設けられる。トラックチャンクは、先頭4バ
イトのチャンクタイプに続いて、4バイトのデータ長の
領域が設けられ、この後ろにデータセクションが設けら
れることで形成される。トラックチャンクのチャンクタ
イプとしては、「4Dh,54h,72h,6Bh」と
されて、アスキー文字チャンクタイプ「MTrk」であ
ることが示される。トラックチャンクにおけるデータセ
クションは、そのデータ内容に応じて可変長となり、そ
のサイズはデータ長の領域により示されることになる。
この場合には、データ長として「00h,00h,00
h,1F」が格納され、データセクションは29バイト
であることが示される。
情報は、MTrkイベントといわれる。SMFでは、M
TrKイベントに格納されるイベントとしてMIDIイ
ベント、SysEx(システムエクスクルーシブ)イベ
ント、及びメタイベントの3種類が定義されている。M
IDIイベントは、MIDIチャンネルメッセージを格
納したイベントであり、演奏データとしての実体をなす
ものとされる。SMFのMIDIイベントの内容として
はMIDIフォーマットに従ったMIDIメッセージと
してのシーケンスとされていればよい。SysExイベ
ントは、主としてMIDI規格におけるシステムエクス
クルーシブメッセージを格納するためのイベントとされ
る。そして、メタイベントは、演奏データ自体には含ま
れない、例えば演奏全体に関連する情報やシーケンサ
ー、シーケンスソフトが利用する所要の情報が格納され
る。そして、上記各イベントに対して時間情報を示すデ
ルタタイムの情報を付加したものがMTrkイベントと
される。即ち、MTrkイベントは、 [ デルタタイム][MIDIイベント] [ デルタタイム][SysExイベント] [ デルタタイム][メタイベント] の何れかの形式を採ることになる。
トからの相対時間(時間差情報)をいわゆる可変長数値
で表現した時間情報とされる。このデルタタイムとして
の値はヘッダチャンクの単位時間によって指定された値
に依存する。例えば、上述のように四分音符あたりの分
解能が480であったとして、デルタタイムが240で
あれば、この値は八分音符の間隔に相当することにな
る。また、直前のMTrkイベントと同じタイミングの
MTrkイベントがある場合には、このMTrkイベン
トに付加されるデルタタイムは0となる。なお、SMF
にて規定される可変長数値表現規則についての詳しい説
明はここでは省略するが、必要最小限のバイト列によっ
て数値を表現するようにしたもので、SMFフォーマッ
トにおいては、最小で1バイト、最大で4バイトにより
デルタタイムを表現するようにしている。
7つのMTrkイベント(1〜7)のシーケンスにより
形成されている。MTrkイベント1としては、プログ
ラムチェンジメッセージのMIDIイベントが格納され
る。ここでは、プログラムチェンジメッセージとして
「C0h,00h」が格納されている。この内容による
プログラムチェンジメッセージでは、先頭のステータス
バイト「C0h」のうち上位4ビット「Ch」によりプ
ログラムチェンジメッセージのステータスであることが
示され、下位4ビット「0h」により、メッセージを送
信すべきチャンネルが示される。そして、ステータスバ
イトに続くデータバイト「00h」によりプログラムナ
ンバが示される。このような内容を有するMTrkイベ
ント1により、例えばGM(General Midi)の規格に対応
して設定された音源としては、ステータスバイトの下位
4ビット「0h」により指定されるチャンネルに対して
グランドピアノの音色が設定されるものである。
ベント1と同時タイミング(デルタタイム=「00
h」)によるノートオンメッセージのMIDIイベント
が格納されており、これにより上記グランドピアノの音
色に対するノートオン指定が行われる。なお、ノートオ
ンメッセージのMIDIイベントとしては、先頭のステ
ータスバイト「90h」(上位4ビット「9h」:ノー
トオンのステータス/下位4ビット「0h」:メッセー
ジ送信チャンネル)により、上記グランドピアノの音色
に対するノートオンメッセージであることが示され、続
く1バイト目のデータバイトにより発音すべきノートナ
ンバ「3Ch」が示され、2バイト目のデータバイトに
よりベロシティ「40h」が示される。ここでは、ノー
トオフメッセージとして、ノートオンステータスのベロ
シティ「00h」を使用するものとしている。
「83h,60h」が付加されたプログラムチェンジメ
ッセージ「C0h、18h」のMIDIイベントが格納
されている。これにより、先にグランドピアノの音色が
設定されていたチャンネルに対して、次にノートオンす
べき音色としてアコースティックギターに切り替わるよ
うに指定が行われたことになる。
「87h,40h」が付加されたノートオフメッセージ
「90h,3Ch,00h」のMIDIイベントが格納
され、これにより、先にノートオンされたグランドピア
ノの音色のノートオフ指定が行われることになる。
「83h,60h」が付加されたノートオンメッセージ
「90h,3Ch,40h」のMIDIイベントが格納
され、これにより、先にMTrkイベント3により指定
されたアコースティックギターの音色に対するノートオ
ン指定が行われる。
「8Bh,20h」が付加されたノートオフメッセージ
「90h,3Ch,00h」のMIDIイベントが格納
され、これにより、上記MTrkイベント5によりノー
トオンされたアコースティックギターの音色に対するノ
ートオフ指定が行われることになる。
「A1h,60h」が付加されたエンドオブトラック
(エンドオブファイル)としてのメタイベントが格納さ
れている。このメタイベントによりトラックの終了(フ
ォーマット0であればファイルの終了)が示されること
になる。エンドオブトラックとしてのメタイベントは
「FFh,2Fh,00h」としてSMFフォーマット
において規定されている。
を有する楽曲BのSMFにおいて、図10に対応する編
集ポイントとして、MTrkイベント4とMTrkイベ
ント5の間の位置を設定したとする。これは、楽曲Bの
1コーラスにおけるグランドピアノによるノートオン及
びノートオフの指定が完了したとされる音声の切れ目に
対応するデータ位置となる。ここで、上記図11に示す
編集ポイントを基点として、図9により説明したように
して楽曲Aの後ろに楽曲Bを連結したとする。この場
合、楽曲Aの1コーラス目の最後とされるデータに続け
て、図11の編集ポイント以降に示すMTrkイベント
が連結されることになる。つまり、楽曲Aの1コーラス
目の最後に対応するあるMTrkイベントに対して、図
11のMTrkイベント5以降のデータセクションが連
結されることになる。編集後においては、2コーラス目
から開始される楽曲Bとしてはアコースティックギター
により発音されることが要求されるのであるが、図11
に示す位置を編集ポイントとして設定した場合には、ア
コースティックギターの音色に切り換えるためのプログ
ラムチェンジメッセージを格納したMTrkイベントは
切り捨てられていることになり、編集後のデータセクシ
ョンには存在しないことになる。
り演奏を行った場合、楽曲Bのパートとして発音すべき
音色は、その前に連結されている楽曲Aにおいて設定さ
れているプログラムナンバに依存することになる。この
ため、楽曲Bのパートとして最初に発音すべき楽器の音
色が適正に設定されない可能性がある。このように、編
集前と編集後とのデータにおいて、何らかのイベント情
報が欠落することで本来要求される演奏結果(ここでは
演奏以外の制御結果も含む)が得られなくなる可能性
は、プログラムチェンジメッセージ以外のMIDIイベ
ントや、更には他の種類のイベント情報についてもあり
得るものである。これまでの説明から分かるように、S
MFに対して音声の切れ目に対応する位置のみを考慮し
て適当に編集ポイントを設定し、この編集ポイントを基
点として何らかの編集処理を行ったとしても、編集後の
SMFとしては、本来要求される演奏結果が得られなく
なる可能性が高い。
生)に関して、編集などのデータ処理を行おうとした場
合には、MIDIフォーマットやSMFのデータ構造を
理解したユーザがエディタソフト等を利用して行うか、
専用のシーケンサやシーケンスソフトを利用して行うこ
とが一般的であった。ここで、例えば上記のようなSM
Fの編集機能を有するシーケンサやシーケンスソフトを
利用して編集を行う際には、通常、編集によるデータの
区切り位置と再生音声として区切り位置との一致が得ら
れやすいようにするために、SMFとは異なる独自の形
式のデータ構造に一旦解釈し直して展開するなどの処理
が行われることになる。ただし、このようなデータ処理
は決して軽い処理ではなく、特に、実時間に対応させて
演奏(再生)を実行させながらの編集を行うようなこと
が要求される場合には、ハードウェア及びソフトウェア
に対してかなりの負担がかかることになる。
る問題を、前述した通信カラオケシステムにおけるユー
ザの好みに応じたメドレー編集に照らし合わせて考えて
みた場合、ユーザ自身の手軽な操作によってSMFを編
集してメドレーを作成するような機能を与えようとした
場合には、再生装置側のハードウェア及びソフトウェア
の規模が相当に大きなものとなり、それだけ再生装置と
してのコストも高くなってしまう。
課題を考慮して、特にSMF等の楽曲演奏情報としての
データ構造を変換するような処理を行うことなく、簡易
な処理によって編集処理が行えるようにすることを目的
とする。
義された所定種類のイベント情報のシーケンスにより形
成される楽曲演奏情報を生成して外部に出力するための
情報出力装置において、イベント情報として、楽曲演奏
情報における編集のための区切り位置として設定された
編集ポイントを識別するための編集ポイント識別イベン
ト情報を設定し、この編集ポイント識別イベント情報を
楽曲演奏情報における所要の位置に挿入すると共に、編
集ポイントを基点として形成される区間の楽曲演奏情報
ごとに適正な演奏結果が得られるように所要のイベント
情報を配列させるようにして楽曲演奏情報を生成するこ
とのできる楽曲演奏情報生成手段を備えることとした。
れた所定種類のイベント情報のシーケンスにより形成さ
れる楽曲演奏情報について編集処理を行うための編集装
置として次のように構成することとした。先ず、上記イ
ベント情報としては、楽曲演奏情報における編集のため
の区切り位置として設定された編集ポイントを識別する
ための編集ポイント識別イベント情報が楽曲演奏情報に
おける所要の位置に挿入されている共に、編集ポイント
を基点として形成される区間の楽曲演奏情報ごとに適正
な演奏結果が得られるように所要のイベント情報が配列
されている楽曲演奏情報に対応するものとする。そし
て、これを前提として、上記楽曲演奏情報に挿入される
編集ポイント識別イベント情報に基づいて楽曲演奏情報
における編集ポイントを識別し、この識別された編集ポ
イントを基点として楽曲演奏情報についての所要の編集
処理を実行することのできる編集処理手段を備えること
とした。
れた所定種類のイベント情報のシーケンスにより形成さ
れる楽曲演奏情報が記録される記録媒体として、イベン
ト情報として、楽曲演奏情報における編集のための区切
り位置として設定された編集ポイントを識別するための
編集ポイント識別イベント情報が設定されており、この
編集ポイント識別イベント情報が楽曲演奏情報における
所要の位置に挿入されていると共に、編集ポイントを基
点として形成される区間の楽曲演奏情報ごとに適正な演
奏結果が得られるように所要のイベント情報が配列され
ている楽曲演奏情報が記録されているものとした。
奏情報を生成する際に、楽曲演奏情報における編集ポイ
ントを識別するための編集ポイント識別イベント情報を
設定して挿入させることが可能となる。この編集ポイン
ト識別イベント情報は、楽曲演奏情報のフォーマットに
より規定されたイベント情報の1つとして定義されるた
め、本来の楽曲演奏情報のフォーマットに従ったものと
なる。そして、楽曲演奏情報の構造としては、編集ポイ
ント以降の楽曲演奏情報に基づいて演奏を開始した場合
に、本来要求される演奏結果が得られるように所要のイ
ベント情報を配列するようにしているため、例えば編集
後の楽曲演奏情報によっても適正な演奏結果が得られる
ようにされた楽曲演奏情報を提供できることになる。
楽曲演奏情報に挿入された編集ポイント識別イベント情
報に基づいて識別した編集ポイントを基点として編集処
理を実行するようにされる。つまり、元の楽曲演奏情報
の形式をそのまま利用した編集処理を行うことが可能と
なるので、特に編集のためにデータ形式を変換して展開
するような処理を実行する必要はなくなる。
楽曲演奏情報における編集ポイントを識別するための編
集ポイント識別イベント情報が挿入された楽曲演奏情報
が記録されていることになる。つまり、編集ポイント識
別イベント情報に基づいて識別した編集ポイントを基点
として編集処理が可能な楽曲演奏情報を記憶させておく
ことが可能となる。
て説明する。本実施の形態としては、楽曲演奏情報とし
てSMFを適用しているものとする。なお、以降の説明
は次の順序で行うこととする。 1.SMFのデータ構造 1−a.編集ポイント指示イベント 1−b.編集ポイント管理イベント 1−c.編集ポイント指示イベントを挿入したSMFの
構造 2.通信カラオケシステムの構成 3.編集処理
編集可能位置、即ち編集ポイントを示すためのイベント
情報を設定するものとして、このイベント情報を上記編
集ポイントにとされるSMFシーケンス上の位置に対し
て挿入することとする。そこで、先ずこの編集ポイント
に挿入されるイベント情報(以降編集ポイント指示イベ
ント)について説明する。
トの1つとして定義されるものとする。前述のようにメ
タイベントはSMFフォーマットにより規定されている
イベント情報であり、これにより、SMFフォーマット
に準拠しながら編集ポイントを示す情報を挿入すること
ができることになる。
ト指示イベントの構造を示している。編集ポイント指示
イベントはメタイベントであることから、編集ポイント
指示イベントの構造としてはSMFフォーマットにより
規定されたメタイベントの構造に準拠することになる。
メタイベントにおいては、先頭のステータスバイトとし
てメタイベントであることを示す「FFh」が使用され
る。続く第2バイトにメタイベントの種類を示すイベン
トタイプの情報が格納される。この編集ポイント指示イ
ベントとしてのメタイベントの場合にはイベントタイプ
として「7Fh」が格納され、これにより、編集ポイン
ト指示イベントがシーケンサ固有のメタイベントである
ことが示される。続く第3バイトでは、メタイベントと
してのデータ長が示される。ここでは、「03h」が設
定されていることで、以降メタイベントとして3バイト
のデータ長が設けられることを示している。
バイトのデータ内容として、第4バイトに対してマニュ
ファクチャラーズIDが示される。マニュファクチャラ
ーズIDとは、当該メタイベントがある特定のベンダー
(メーカー)の独自解釈によるものであることを示すも
のであり、そのベンダーに固有となるように与えられた
IDナンバが格納される。これにより、マニュファクチ
ャラーズIDに該当するとされるメーカのシーケンサや
シーケンスソフトでは、このメタイベントを解釈するこ
とが可能とされ、マニュファクチャラーズIDに該当し
ないとされるメーカのシーケンサやシーケンスソフトで
は、このメタイベントを無視するようにされる。図1で
は、マニュファクチャラーズIDとして「4Ch」が格
納されている。
とされる。ここでは、「00h」が格納されることで、
このメタイベントが編集ポイント指示イベントを示すイ
ベント情報であることが示される。第6バイトにはデー
タとして編集ポイントのシリアルナンバ(0〜127
(10進法))が格納される。このシリアルナンバは、
1つのSMFのシーケンスにおいて挿入される編集ポイ
ント指示イベントに対して、その先頭から順に付される
ナンバとされる。
ポイント指示イベントよりも以前の位置に対して図2に
示すような編集ポイント管理イベントを付加するように
される。この編集ポイント管理イベントもメタイベント
の1つとして定義されるものであり、次に説明するよう
にして、SMFに挿入される編集ポイント指示イベント
の位置を示す情報が格納されるものである。この編集ポ
イント管理イベントは、できるだけファイルの先頭付近
に挿入されることが好ましく、例えば、ヘッダチャンク
の直後などに挿入することが考えられる。
いても、先頭バイトから第5バイトまでの定義は、図1
に示した編集ポイント指示イベントと同様となることか
らここでの説明は省略する。なお、第3バイトのデータ
長に示す「NN」の表記は、実際にSMFに挿入される
編集ポイント指示イベント数に応じて可変となることを
示すものである。また、第5バイトのデータタイプとし
ては、編集ポイント指示イベントであることを示す「0
0h」が格納されているが、ここでは編集ポイント管理
イベントが、編集ポイント指示イベントに関連するメタ
イベントであることを意味することになる。
位6バイト)により編集ポイントの総数、即ち、このS
MFに挿入される編集ポイント指示イベントの総数が示
される。ここで、ビット7=1として設定しているの
は、メタイベントとして編集ポイント指示イベントとの
区別を行うための識別コードとして機能させるためであ
る。従って、あるSMFに対して編集ポイント管理イベ
ント及び編集ポイント指示イベントをが挿入されている
ものとして、このSMFについてメタイベントの定義内
容を参照しながら編集ポイント指示イベントを検索した
場合、SMFシーケンスにおいて最初に検出される編集
ポイント指示イベントとしてのメタイベントがこの編集
ポイント管理イベントとされることになる。また、編集
ポイント管理イベントと編集ポイント指示イベントとの
区別の確認は上記第6バイトのビット7により行うこと
ができる。
なる。ここでは、第7バイトにおける編集ポイントのシ
リアルナンバと、続く第8〜第10バイトにより示され
る編集ポイントの相対アドレスがひとまとまりのデータ
として扱われる。つまり、第7バイトにおけるシリアル
ナンバにより示される編集ポイントのSMF上での位置
が、続く第8〜第10バイトの3バイトによるアドレス
値により指定されることになる。上記編集ポイントの相
対アドレスは、例えば当該編集ポイント管理イベントに
おける所定位置を基準とした相対アドレスであり、可変
長数値表現により示されるものである。従って、編集ポ
イントの相対アドレスは、1バイト〜4バイトのサイズ
の範囲内において可変となる。
ンクリメントされていく編集ポイントのシリアルナンバ
を格納した1バイトのデータと、このシリアルナンバの
編集ポイントの位置を相対アドレスにより示す1バイト
〜4バイトのデータのシーケンスが繰り返されることに
なる。
1に示した編集ポイント指示イベントが挿入されてさえ
いれば、この編集ポイント指示イベントに基づいてSM
Fにおける編集ポイントの位置を特定することが可能で
あるため、上記図2に示した編集ポイント管理イベント
は必須ではない。ただし、編集ポイント管理イベントが
前述のようにファイルの先頭付近に挿入されていれば、
この編集ポイント管理イベントの内容を読み出すこと
で、以降に挿入された編集ポイント指示イベントの数及
びその位置を識別することがより迅速に行えることにな
る。
したSMFの構造 続いて、上記編集ポイント指示イベントが挿入されたS
MFのデータ構造例について図3を参照して説明する。
この図3に示すSMFは、先に図9及び図10により説
明した楽曲BのSMFとして、編集ポイント指示イベン
トを挿入して形成されるデータ構造を示しているものと
される。なお、図3において、先に従来例として図11
に示した楽曲BのSMFと同一定義内容及び同一表記内
容とされる部分については説明を省略する。
ョンにおいては、図10の楽譜に示した1コーラス目の
演奏を行うためのイベント情報が、先頭のMTrkイベ
ント1〜3としてシーケンス上で連続的に配列される。
つまり、MTrkイベント1に格納されるプログラムチ
ェンジとしてのMIDIイベントによりグランドピアノ
の音色を指定し、続くMTrkイベント2のMIDIイ
ベントによりグランドピアノの音色に対してのノートオ
ンメッセージを指定し、MTrkイベント3によりグラ
ンドピアノの音色に対してのノートオフメッセージを指
定するようにしている。また、図10の楽譜に示した2
コーラスの演奏を行うためのイベント情報は、MTrk
イベント5〜7としてシーケンス上で連続的に配列する
ようにしている。つまり、MTrkイベント5でのプロ
グラムチェンジとしてのMIDIイベントによりアコー
スティックギターの音色を指定し、続くMTrkイベン
ト6のMIDIイベントによりアコースティックギター
の音色に対するノートオンメッセージを指定し、MTr
kイベント7によりアコースティックギターの音色に対
するノートオフメッセージを指定している。
コーラスとしての演奏情報)とMTrkイベント5〜7
(2コーラスとしての演奏情報)の間の位置に対して、
MTrkイベント4として、編集ポイント指示イベント
を挿入するようにしている。つまり、MTrkイベント
3とMTrkイベント5の間を編集ポイントとして設定
することになる。この場合、MTrkイベント4として
の編集ポイント指示イベントに対しては、デルタタイム
として「83h、60h」が付加されている。また、編
集ポイント指示イベントの内容として、第6バイトの編
集ポイントシリアルナンバは「00h」とされている。
これは、図11に示す楽曲BのSMFのシーケンスにお
いて挿入される編集ポイント指示イベントとしては、M
Trkイベント4が最前であることを示している。
ント管理イベントは挿入されていないが、例えばこの図
に示すファイルに編集ポイント管理イベントを挿入する
のであれば、前述したようにヘッダチャンクの直後など
の比較的データの先頭に近い位置に編集ポイント管理イ
ベントを挿入すればよいことになる。
F上で、ある楽音に対する複数の制御情報(イベント情
報)が編集ポイントをまたいで配列されないようにして
いる。つまり、上記図3の場合であれば1コーラス目と
しての演奏情報をMTrkイベント1〜3としてまと
め、2コーラス目としての演奏情報をMTrkイベント
5〜7としてまとめて配列させるようにしている。そし
て、この音声の切れ目に対応するSMF上の位置を編集
ポイントとして設定し、このポイントに編集ポイント指
示イベントを挿入するようにされる(図3ではMTrk
イベント4として挿入される)。なお、実際には、MI
DIイベントだけでなく、SysExイベント、及び編
集ポイント指示イベント以外の他の種類のメタイベント
等も、適切な演奏結果として反映されるようにして編集
ポイントの前後において、適宜配列されるものである。
ば再生装置側でSMFの編集を行おうとした場合には、
SMF上から編集ポイント指示イベントを検索すること
により編集ポイントを識別(編集ポイント管理イベント
が存在する場合には、そのデータ内容を参照することに
よって以降の編集ポイント指示イベントの位置を識別す
ることも可能である)し、識別された編集ポイントを基
点として必要なSMFのデータ区間を抜き出し、所要の
編集処理を行えばよいことになる。この際、編集ポイン
トの前後のデータとしては、図11にて例示したよう
に、MIDIイベントをはじめとする所要のイベント情
報が配列されていることから、編集処理のために抜き出
したSMFのデータ区間においては、本来要求される演
奏結果を実現するためのイベント情報は全て備えられて
いることになる。つまり、編集後に形成された新規のS
MFとしては、適正な再生結果(演奏状態)が得られる
ことになる。
用して、図10にて説明した編集処理を行おうとした場
合には、楽曲Aの1コーラスのパートに続く楽曲Bの2
コーラスのパートとして、図3に示す編集ポイント以降
のデータが連結されることになる。図3に示す編集ポイ
ント以降のデータとしては、例えば図11の場合のよう
に、アコースティックギターとしての音色により発音さ
せるために必要とされるイベント情報の一部が欠落する
ことなく、これらがMTrkイベント5〜7として全て
用意されている。このため、編集後のSMFを再生した
場合には、楽曲Aのパートに続く楽曲Bの演奏開始時に
は、適正にアコースティックギターによる所要のノート
の発音が行われることになる。
信装置)及び再生装置を備えて構成されるシステムとし
て、通信カラオケシステムの構成について、図4を参照
して説明する。この図に示す通信カラオケシステムとし
ては、再生装置0及び送信装置9が備えられて構成され
る。ここでは、先に送信装置9から説明する。送信装置
9は、実際には、カラオケを営業する店舗や家庭などに
設置された多数の再生装置0と、例えば電話回線等の所
定の通信網8を介して相互通信可能に構成されている。
91,CPU92,SMF格納部93、SMF処理部9
4,及びワーキングメモリ95がデータバス96を介し
て接続されるようにして構成される。CPU90は、例
えばマイクロコンピュータ等を備えて構成され、当該送
信装置9における各機能回路部に対する制御を実行す
る。インターフェイス91は、通信網8を介して所定の
伝送プロトコルに基づいて再生装置0と相互通信を行う
ために設けられる。
奏情報(MIDIメッセージ)について記録編集を行う
ことにより、カラオケ楽曲データとしてのSMFを作成
する処理を実行する。SMF処理部93は、例えば図1
0に示したような未だ編集ポイントが設定されていない
SMFについて処理を施すことによって、図3に示した
ような編集ポイントが設定されたSMFを作成するため
に設けられる。ワーキングメモリ94は、例えば上記S
MF処理部93により編集ポイントが設定されたSMF
を作成する処理を実行する際の作業領域として利用され
る。
れる所定種類の記録媒体が備えられて構成され、主とし
て、この送信装置9から再生装置0に対して送信すべき
SMFが多数格納される。例えば、再生装置0から通信
網8を介して、ある楽曲のカラオケデータの配信を要求
する要求信号が送信されてきたとすると、CPU11は
この要求情報を受信入力して、SMF格納部95から上
記要求信号に応じた楽曲のSMFデータを検索し、この
SMFデータをインターフェイス91から通信網8を介
して、再生装置0に対して送信するように処理を行うよ
うにされる。
MF作成プロセスとしては、例えば図5に示すようなも
のとなる。先ず、プロセスAとして、例えばある楽曲と
してのSMFを作成する作業がおこなわれる。この作業
は、例えばシーケンサやMIDI入力機器としての演奏
楽器等を利用して、実際に演奏者が演奏を行いながらS
MF作成部92に対してMIDI情報を記録していくと
共に、SMF作成部92においてこれに伴う所要の編集
作業等を実行させることにより行われるものである。
92においてSMFデータが作成された段階では、SM
Fに対して図3により示したような編集ポイントの設定
が行われていないものとされ、例えば図10に示したよ
うな一般的なSMFのデータとされている。そこで、続
くプロセスBでは、SMF作成部92において作成され
たSMFデータについて、編集ポイントの設定を行うた
めのデータ処理を実行することになる。このデータ処理
は、例えば、ベンダーがその楽曲のSMFデータに対し
予め設定した編集ポイント(例えばコーラスの区切り
や、歌のさびの部分など)に対応させて、編集ポイント
指示イベントを挿入すると共に、必要があれば、この編
集ポイント指示イベントで区切られるデータ区間の演奏
結果が適正なものとなるように、MIDIイベント等を
はじめとする所要のイベント情報について並び替えを行
う処理が実行される。この際、当然のこととして、変換
前のSMFにおけるイベント情報に付されているデルタ
タイムを変更する必要があれば、その処理も実行される
ことになる。そして、続くプロセスCとして、上記のよ
うにして編集ポイントが設定されたSMFを送信用カラ
オケデータとして、SMF格納部95に格納するように
される。
は、SMFの作成及び編集ポイントの設定処理に必要と
される機能回路部(SMF作成部92,SMF処理部及
びワーキングメモリ94等)が、例えば外部に設けられ
ていても構わない。つまり、編集ポイント設定機能を備
えた外部のシーケンサ等により編集ポイントが設定され
たSMFを作成し、このSMFを外部から入力してSM
F格納部95に格納するようにしても構わない。
に示す再生装置0は、主としてシステムコントロール部
1、データストレージ部2、音声処理部3、音声出力部
4、インターフェイス7及びこれらの各機能回路部間の
データ伝送のためのメインデータバス5を備えて構成さ
れる。インターフェイス7は、送信装置9と相互通信す
るために設けられている。
tral Processing Unit) 11、プログラムメモリ12、
ワーキングメモリ13を備えて構成され、主として後述
する楽曲メモリ21に格納されたSMFについて読み出
しを行うことで、楽曲再生のためのMIDIメッセージ
を発生するための機能回路部位とされる。また、後述す
るメドレー再生時には、メドレー再生のためのSMFを
作成するための編集処理を行うようにもされている。こ
の編集処理は、SMFに対して設定されている編集ポイ
ントに基づいて行われるものとされる。
タ等を備えて構成され、当該再生装置0の動作全般に関
して所要の制御処理を実行する。この制御処理として
は、上記したMIDIメッセージの発生処理や編集処理
が含まれる。また、インターフェイス7を介して、必要
な楽曲の伝送を送信装置9に要求するための要求信号を
発生させるための処理等も実行する。プログラムメモリ
12は、CPU11が実行すべき制御処理を実現するた
めのプログラム等が格納されるROMとされる。ワーキ
ングメモリ13はRAM等により構成され、CPU11
が所要の制御処理を実行する際の各種処理データや演算
結果などを一時格納する作業領域とされる。特に本実施
の形態においては、後述するメドレー再生のための編集
時等においてもワーキングメモリ13が利用される。
備えて形成される。楽曲メモリ21には、例えば通信網
8を介してベンダー(送信装置9)から供給された楽曲
単位によるSMFのデータが多数格納されている。ここ
で、楽曲メモリ21においてSMFを記憶するための記
録媒体の種類としては特に限定されるものではなく、実
用に充分とされるだけの曲数に対応するだけのSMFが
格納可能な容量を有するものであればよい。ここでは、
例えば大容量のメモリ素子や、ハードディスク等をはじ
めとする各種ディスク状記録媒体等を楽曲メモリ21と
して採用することが考えられる。また、楽曲メモリ21
としての記録媒体がドライバから挿脱可能なものであれ
ば、記録媒体として本実施の形態のSMFを保存したラ
イブラリを作成することも可能である。更に、楽曲メモ
リ21にSMFを格納させる手段としても、上記のよう
にして通信網8を介して送信装置9から供給されたもの
に限定されず、例えば、図示しないデータインターフェ
イス等を介して、外部記憶装置に記録されているSMF
データを入力して取り込むようにすることも考えられ
る。
に基づいた各種再生動作、あるいは後述するメドレー再
生等を実行させるための所要のキー群が備えられている
ものとされる。この操作部6に対して行われた操作によ
り発生された操作情報は、CPU11に対して伝送され
る。CPU11では、入力された操作情報に応答して所
要の制御処理を実行することになる。
より、ある楽曲(SMF)を通常再生するための操作情
報が入力されたとすると、CPU11は、楽曲メモリ2
1に格納されているSMFのうちから、ユーザの操作に
より選択されたとされるSMFについて読み出しを行
う。そして、このSMFの記述内容に従ったMIDIメ
ッセージを発生させて、逐次、メインデータバス5を介
して音声処理部3に伝送する。
て発生されたMIDIメッセージに従って、実際に楽音
の発音制御を行う回路部位とされ、ワーキングメモリ3
1,波形メモリ32,DSP(Dijital Signal Processo
r)33、及び音声処理部3内においてデータを伝送する
ためのローカルデータバス34により構成される。波形
メモリ32には、各種音色の基本的な波形データが格納
されているものとされ、各音色は、例えば少なくともG
M(General Midi)の規定に従って、各プログラムナンバ
に対して所定の音色が割与えられているものとされる。
DSP33は、システムコントロール部1から伝送され
てくるMIDIメッセージに従って、波形メモリ32か
ら選択した音色の波形データに対して所要の信号処理を
施すことで、楽曲としての音声データを生成する。この
音声データは音声出力部4に対して供給される。ワーキ
ングメモリ31は、例えばDSP33が音色波形データ
に対して信号処理を行う際の作業領域として利用され
る。
給された音声データをD/Aコンバータ41によりアナ
ログ音声信号に変換して、アンプ42を介して出力す
る。これにより、SMFに基づいて再生された楽曲の音
声が出力されることになる。
ント(及び編集ポイント管理イベント)の挿入されたS
MFを利用することによりメドレー再生のための編集処
理を行うことが可能とされている。この場合には、ユー
ザの操作部6に対する所要の操作によってメドレー再生
に利用すべき楽曲(SMF)のパートとその連結順が指
定され、再生装置0側では指定された楽曲(SMF)の
各パートを指定された連結順に従って再生することによ
りメドレー再生を行うものとする。
り、次の手順〜に示す指定操作を操作部6に対して
行うものとされる。 手順 メドレー再生に利用すべき1つの楽曲(SM
F)の指定を行う。 手順 上記手順により指定された楽曲内において、
メドレー再生に利用すべきパートの指定を行う。本実施
の形態では、編集ポイント指示イベントごとに区切られ
るSMFのデータ区間を「パート」といい、このパート
に対してファイルの先頭からパート番号が付されるもの
とする。このパート番号は、編集ポイント指示イベント
に記録された編集ポイントシリアルナンバを「a」とす
ると「a+1」により示される値となる。つまり、編集
ポイント指示イベントが含まれないファイルの先頭のパ
ートについてはパート番号0として規定し、これに続く
パート(このパートに対応する編集ポイントシリアルナ
ンバは「00h」である)についてはパート番号1が付
される。以降は、各パートごとにパート番号2,3,4
・・・nというように付されるものとする。 手順 上記手順→手順の操作を、メドレー再生順
に従って繰り返し行う。なお、当該手順の操作が終了
したときには、メドレー再生のための指定操作が終了し
たことを示す操作を行うものとする。 手順 メドレー再生を開始させるための操作を行う。
ッピングの形態例を示す。楽曲メモリ21は、ヘッダ領
域とデータ領域とに大別される。先にデータ領域から説
明すると、データ領域に対しては、SMFとしての多数
の楽曲データ1〜N(これらナンバ1〜Nはデータ格納
順に従った楽曲番号として規定される)が格納されてい
る。ヘッダ領域には、再生楽曲指定領域、再生パート指
定領域、再生手順指定領域、及び先頭アドレス指示領域
とにより形成される。先頭アドレス指示領域には、デー
タ領域に格納されている楽曲データ1〜Nの各先頭アド
レス値が順次格納される領域である。再生楽曲指定領
域、再生パート指定領域、再生手順指定領域には、前述
した手順〜によるメドレー再生のための指定操作に
従って、以降説明するようにして適宜所要のデータが格
納される。
定操作に対応するCPU11の処理動作を示すフローチ
ャートである。この処理においては、先ずステップS1
01においてアドレスポインタSap,Papを初期化
する。アドレスポインタSapは、再生楽曲指定領域に
対するアドレスポインタであり、アドレスポインタPa
pは再生パート指定領域に対するアドレスポインタであ
る(図6参照)。ここでの初期化とは、例えば各アドレ
スポインタの値を各指定領域の先頭とされるアドレスに
対応させることを意味する。
の操作による楽曲指定のための操作情報を入力してステ
ップS103に進む。ステップS103では、ステップ
S102にて入力した楽曲データの楽曲番号を保持する
ための処理を実行する。この処理としては、現在のアド
レスポインタSapにより指定される再生楽曲指定領域
のアドレスに対して、上記楽曲データの楽曲番号を書き
込むようにされる。例えば、先のステップS102に対
応する手順の操作が、ユーザにより最初に行われたも
の(再生順として第1番目の楽曲指定を行った場合)で
あるとすれば、ステップS103の処理により、図6の
再生楽曲指定領域の最上行に示すように、上記手順に
より指定した楽曲データの楽曲番号が再生順番1の楽曲
番号S1として格納されることになる。ステップS10
3の処理が終了すると、CPU11はステップS104
によりアドレスポインタSapをインクリメントしてス
テップS105に進むようにされる。
り発生されたパート指定情報を入力してステップS10
6に進み、上記パート指定情報により示される楽曲のパ
ートの番号(パート番号)を保持する処理を実行する。
この処理としては、現在のアドレスポインタPapによ
り指定される再生パート指定領域のアドレスに対して、
上記パート番号を書き込むことになる。例えば、手順
の操作が、再生順として第1番目の楽曲のあるパートを
指定するものであった場合には、図6の再生パート指定
領域の最上行に示すように、上記手順により指定した
パートの番号が、楽曲番号S1のパート番号P1として
格納されることになる。ステップS106の処理の後
は、ステップS107において上記アドレスポインタP
apをインクリメントしてステップS108に進む。
作が終了したことを示す操作が行われたか否かが判別さ
れ、ここで否定結果が得られた場合には、ステップS1
02に戻る。つまり、手順の操作が終了したことを示
す操作が行われるまで、ステップS102〜S108の
処理を繰り返すようにされる。これにより、メドレー再
生順に対応して、再生楽曲指定領域及び再生パート指定
領域に対して順次書き込みが行われていくことになる。
そして、ステップS108により手順の操作が終了し
たことを示す操作が行われたと判別された場合には、こ
の図に示す処理が終了されることになるが、この段階で
は、再生楽曲指定領域及び再生パート指定領域において
は、図6に示すような情報の格納結果が得られることに
なる。
U11は図8に示すメドレー再生手順設定処理に移行す
る。この処理においては、先ずステップS201におい
てアドレスポインタSap,Pap,及びアドレスポイ
ンタMapを初期化する。アドレスポインタMapは、
再生手順指定領域におけるアドレスを指定するポインタ
である。続くステップS202においては、メドレー再
生順に従って楽曲番号nを取得するための処理が実行さ
れる。つまり、CPU11は現在のアドレスポインタS
apにより示される再生楽曲指定領域のアドレスに格納
されている楽曲番号n(ここでnは、S1〜Snのうち
の何れかの値となる)を読み出して、例えばワーキング
メモリ13に対して書き込みを行って保持する。ここ
で、ステップS202の処理が、当該メドレー再生手順
設定処理に移行して最初に実行されたものであるとする
と、再生順番1の楽曲番号S1の値が楽曲番号nとして
ワーキングメモリ13に保持されることになる。
プS202により取得した楽曲番号nの楽曲データの、
データ領域上における先頭アドレスを取得するための準
備段階として、楽曲番号nに対応する先頭アドレス指示
領域のアドレスポインタTapを算出する処理が実行さ
れる。ここでは、 アドレスポインタTap=T+V×n により示される演算によってアドレスポインタTapを
求めるようにされる。ここで、Tは予め規定された先頭
アドレス指示領域の先頭アドレスとされ、Vは先頭アド
レス指示領域において1つの楽曲の先頭アドレス値が格
納される領域により占有されるアドレス数とされる。つ
まり、先頭アドレスTからのオフセット値(V×n)に
よりアドレスポインタTapを求めるようにされる。
テップS203により得られたアドレスポインタTap
により示される先頭アドレス指示領域のアドレスから楽
曲データの先頭アドレスを読み出し、ワーキングメモリ
13に保持させる。これにより、楽曲番号nが付された
楽曲データのデータ領域上の先頭アドレスが取得される
ことになる。
み、上記ステップS204にて取得した楽曲番号nの楽
曲データの先頭アドレスにアクセスして、ここからその
楽曲データの編集ポイント管理イベントを検索する。そ
して、検索した編集ポイント管理イベントの読み出しを
行ってワーキングメモリ13に保持させ、ステップS2
06に進む。
域において、現在のアドレスポインタPapにより示さ
れるアドレスに格納されているパート番号を読み出し、
このパート番号の情報を、パート番号m(mは、P1〜
Pnのうちの何れかの値となる)として設定してワーキ
ングメモリ13に保持させる処理を実行してステップS
207に進む。
アルナンバ(m−1)が格納されている編集ポイント指
示イベントの位置を取得するための処理が実行される。
これは、パート番号mのパートの開始アドレスを獲得す
る処理とされる。
パートの開始位置に挿入されている編集ポイント指示イ
ベントの編集ポイントシリアルナンバの値を「a」とす
ると、a+1として設定されていることから、編集ポイ
ントシリアルナンバ(m−1)が格納されている編集ポ
イント指示イベントの開始アドレスが、パート番号mの
パートの開始アドレスとなる。このステップS207の
処理としては、先にワーキングメモリ13に保持した編
集ポイント管理イベントを参照して、ここにデータとし
て記録されている、編集ポイントシリアルナンバ(m−
1)で示される編集ポイント指示イベントの相対アドレ
スを読み出してワーキングメモリ13に保持させること
になる。
テップS207で得た相対アドレスに対して、実際にデ
ータ領域に記録されている楽曲番号nの楽曲データ内に
おける編集ポイント管理イベントの記録位置のアドレス
を加算して得られる加算アドレス値を得る。この加算ア
ドレス値は、データ領域上での楽曲データn内における
パート番号mのパートの開始アドレスと一致する。そし
て、この加算アドレス値(パートの開始アドレス)を、
現在のアドレスポインタMapにより示される再生手順
指定領域上でのアドレスに対して書き込むようにされ
る。ただし、ファイルの先頭から最初の編集ポイント指
示イベントが位置するまでの最初のパート(パート番号
m=0)が指定されている場合には、開始アドレスとし
て、例えばデータセクションの先頭位置が記録されてい
るデータ領域上でのアドレスを検出し、このアドレスを
開始アドレスとして設定するようにされる。上記ステッ
プS208での処理が終了すると、CPU11はステッ
プS209においてアドレスポインタMapをインクリ
メントしてステップS210に進む。
トシリアルナンバmが格納されている編集ポイント指示
イベントの位置を取得するための処理が実行される。こ
れは、パート番号mのパートの終了アドレスに対して1
ステップインクリメントされたアドレス値を獲得する処
理となる。このステップS210においても、先にワー
キングメモリ13に保持した編集ポイント管理イベント
を参照する。そして、ここにデータとして記録されてい
る、編集ポイントシリアルナンバmで示される編集ポイ
ント指示イベントの相対アドレスを読み出してワーキン
グメモリ13に保持させるようにされる。そして、続く
ステップS211において、上記ステップS210で得
た相対アドレスに対して、実際にデータ領域に記録され
ている楽曲番号nの楽曲データ内における編集ポイント
管理イベントの記録位置のアドレスを加算して得られる
加算アドレス値を得る。ここでの加算アドレス値は、デ
ータ領域上での楽曲データn内におけるパート番号mの
パートの終了アドレスに対して1ステップインクリメン
トされたアドレス値であり、実際にはパート番号(m+
1)のパートの開始アドレスとなる。ただし、ここで
は、この加算アドレス値をパート番号mの終了アドレス
として、現在のアドレスポインタMapにより示される
再生手順指定領域上でのアドレスに対して書き込むよう
にされる。上記ステップS211までの処理により、メ
ドレー再生に利用する1つのパートの開始アドレスと終
了アドレスが再生手順指定領域に対して格納されること
になる。
の処理が、再生順番1の楽曲番号S1において指定され
たパート(パート番号P1)に関するものであるとする
と、図6の再生手順指定領域における最上列とこれに続
く第2列目に対して、楽曲番号S1のパート番号P1の
開始アドレスと終了アドレスがそれぞれ格納されること
になる。
214により、アドレスポインタMap、アドレスポイ
ンタSap、及びアドレスポインタPapをそれぞれイ
ンクリメントした後、ステップS215に進む。ステッ
プS215では、メドレー再生手順設定処理が終了した
か、即ち、ステップS202〜S214までの処理が、
再生順番1〜Nまでのパートについて全て実行されたか
否かについて判別を行っている。ここで、メドレー再生
手順設定処理が終了していないと判別された場合には、
ステップS202の処理に戻るようにされる。こうし
て、最終的にステップS215において肯定結果が得ら
れた段階では、図6の再生手順指定領域に示すように、
再生順に従って、指定されたパートの開始アドレス−終
了アドレスの情報が格納された状態が得られることにな
る。この再生手順指定領域のデータ内容が、ユーザの指
定により生成された新規のメドレー楽曲としてのSMF
を生成するための制御データに相当することになる。
の処理の際に、楽曲メモリ21内の再生楽曲指定領域、
再生パート指定領域、及び再生手順指定領域を利用する
ものとしているが、例えば、これら再生楽曲指定領域、
再生パート指定領域、及び再生手順指定領域としてのデ
ータ領域を、ワーキングメモリ13に対して設定し、ワ
ーキングメモリ13上の再生楽曲指定領域、再生パート
指定領域、及び再生手順指定領域に対して処理経過に従
ったデータの書き込み及び読み出しを行うようにしても
よい。
て上記図7及び図8に示す処理が行われた後、例えば手
順の操作として、メドレー再生を開始するための操作
が行われた場合には、CPU11は、再生手順領域に格
納された各パートの開始アドレス及び終了アドレスを先
頭から順次読み出して、このアドレスに従ってSMFと
しての楽曲の再生を実行するようにされる。例えばCP
U11は、最初に再生手順指定領域の先頭位置に格納さ
れた楽曲番号S1のパート番号P1の開始アドレスに基
づき、この開始アドレスに再生用アドレスポインタを設
定して、SMFの再生を開始する。これにより、楽曲デ
ータ(S1)のパート番号P1のパートから再生が行わ
れることになる。そして、データ再生位置が楽曲番号S
1のパート番号P1の終了アドレスと一致したときに、
再生用アドレスポインタを、次の楽曲番号S2のパート
番号P2の開始アドレスに置換して、再生処理を継続す
るようにされる。このようにして、最後の楽曲番号Sn
のパート番号Pnの終了アドレスの位置までSMFの再
生動作を実行することで、結果的に、ユーザが手順〜
手順の操作により指定した通りのメドレー再生が実現
されることになる。このように、本実施の形態において
は再生装置0においてSMFを独自のフォーマットに展
開するような処理を実行することなく、簡略なデータの
参照処理と、これに付随するアドレス計算処理等によっ
て、メドレー再生としての編集処理が実現されるもので
ある。
生楽曲指定領域、再生パート指定領域、及び再生手順指
定領域は、1つのメドレー楽曲に対応する領域のみを示
したが、例えば、複数の異なるメドレー楽曲としてのデ
ータが格納されるようにしてもよい。この場合、メドレ
ー編集処理により形成されたメドレー楽曲としてのデー
タを書き換えずに順次格納するようにすれば、以降は、
ユーザが先に作成した複数のメドレー楽曲のうちから所
望のメドレー楽曲を指定するだけで、直ちに再生を開始
させることができる。更に上記記述では、オプションと
して挿入される編集ポイント管理イベントの内容を参照
することで、以降の編集ポイント(編集ポイント指示イ
ベントの挿入位置)を特定するようにしているが、例え
ば編集ポイント管理イベントが挿入されていない場合で
あれば、1楽曲データの先頭アドレスから各イベントの
データ内容を参照していき、逐次編集ポイント指示イベ
ントを検出していくようにすることで、目的の編集ポイ
ントの特定が可能となるものである。更には、例えば編
集ポイント管理イベントのデータ内容設定によっては、
編集ポイント指示イベントを挿入しなくとも、編集ポイ
ント管理イベントの内容を参照することによって、1楽
曲データ内における編集ポイントを指定するようにする
ことも考えられる。
たメドレー再生に限定されるものではなく、例えば、あ
る1つの楽曲データについて不要とされる部分をカット
したりするなどの、編集ポイントを基点とすることによ
り実現しうる編集処理であれば、どのような形態のもの
であっても構わない。更に、上記実施の形態において
は、SMFについて説明したが、本発明は他のフォーマ
ットに基づく楽曲演奏情報についても適用が可能とされ
る。
Fなどの楽曲演奏情報としては、そのフォーマットで規
定されたイベント情報として、編集ポイントを示すため
の編集ポイント識別イベント情報を挿入するようにして
いる。これに応じて、例えば再生装置側においては、上
記編集ポイント識別イベント情報により識別した編集ポ
イントを基点として楽曲演奏情報についての編集処理を
行うようにすればよいことになる。つまり、特に楽曲演
奏情報を全く異なるデータ形式に展開するような重い処
理を実行することなく、楽曲演奏情報の形式をそのまま
利用して編集処理を実行することが可能となる。この
際、楽曲演奏情報としては、編集ポイントを基点として
形成されるデータ区間を再生した場合には、適正な演奏
結果が得られるようなデータ配列となるようにして形成
されていることから、編集後のデータにより演奏される
楽曲としても、常に適正な演奏結果となることが保証さ
れるものである。
の装置構成としては、例えば、楽曲演奏情報を独自のデ
ータ形式に展開するための大規模なハードウェアを備え
る必要はなくなり、また、ソフトウェアへの負担も非常
に軽く済ませることが可能となる。例えば、SMFなど
の楽曲演奏情報を利用した通信カラオケシステムにおい
て、ユーザの好みに応じたメドレー楽曲を提供しようと
した場合には、本発明では、ホスト側としては、単に編
集ポイント識別イベント情報を挿入して作成した楽曲演
奏情報を送信するようにすればよい。そして再生装置側
では、例えば、ユーザの操作に従って指定された楽曲演
奏情報のパート(パートは編集ポイントを基点として形
成される)を特定し、このパートを指定順に従って再生
するという簡易な編集処理が実行可能な構成を採ってい
ればよいことになる。この場合、通信カラオケシステム
としては、設備投資に要するコスト等を大幅に削減する
ことが可能となるため、特に有用となるものである。
る編集ポイント指示イベントのデータ構造を示す説明図
である。
ポイント管理イベントのデータ構造を示す説明図であ
る。
の形態としてのSMFの構造を示す説明図である。
例を示す説明図である。
図である。
である。
集処理動作を示すフローチャートである。
集処理動作を示すフローチャートである。
り表現した説明図である。
る。
部、3 音声処理部、4音声出力部、5 メインデータ
バス、6 操作部、11 CPU、12 プログラムメ
モリ、13 ワーキングメモリ、21 楽曲メモリ、3
1 ワーキングメモリ、32 波形メモリ、33 DS
P、34 ローカルデータバス、41コンバータ、42
アンプ
Claims (10)
- 【請求項1】 特定のフォーマットに従って定義された
所定種類のイベント情報のシーケンスにより形成される
楽曲演奏情報を生成して外部に出力するための情報出力
装置において、 上記イベント情報として、上記楽曲演奏情報における編
集のための区切り位置として設定された編集ポイントを
識別するための編集ポイント識別イベント情報を設定
し、この編集ポイント識別イベント情報を上記楽曲演奏
情報における所要の位置に挿入すると共に、上記編集ポ
イントを基点として形成される楽曲演奏情報区間ごとに
適正な演奏結果が得られるように所要のイベント情報を
配列させるようにして楽曲演奏情報を生成することので
きる楽曲演奏情報生成手段を備えていることを特徴とす
る情報出力装置。 - 【請求項2】 上記楽曲演奏情報生成手段は、 上記編集ポイント識別イベント情報として、その挿入位
置が楽曲演奏情報における編集ポイントに対応すること
を示す編集ポイント指示イベント情報を設定し、この編
集ポイント指示イベント情報を上記楽曲演奏情報におい
て設定された編集ポイントに対応する位置に挿入するよ
うにしたことを特徴とする請求項1に記載の情報出力装
置。 - 【請求項3】 上記楽曲演奏情報生成手段は、 上記編集ポイント識別イベント情報として、楽曲演奏情
報に挿入された上記編集ポイント指示イベント情報ごと
の位置を示すことのできる編集ポイント管理イベント情
報を設定し、この編集ポイント管理イベント情報を上記
楽曲演奏情報における所定位置に対して挿入するように
したことを特徴とする請求項2に記載の情報出力装置。 - 【請求項4】 特定のフォーマットに従って定義された
所定種類のイベント情報のシーケンスにより形成される
楽曲演奏情報について編集処理を行うための編集装置と
して、 上記イベント情報として楽曲演奏情報における編集のた
めの区切り位置として設定された編集ポイントを識別す
るための編集ポイント識別イベント情報が、楽曲演奏情
報における所要の位置に挿入されている共に、上記編集
ポイントを基点として形成される楽曲演奏情報区間ごと
に適正な演奏結果が得られるように所要のイベント情報
が配列されている楽曲演奏情報に対応するものとされた
うえで、 上記楽曲演奏情報に挿入される編集ポイント識別イベン
ト情報に基づいて、楽曲演奏情報における編集ポイント
を識別し、この識別された編集ポイントを基点として楽
曲演奏情報についての所要の編集処理を実行することの
できる編集処理手段を備えていることを特徴とする情報
編集装置。 - 【請求項5】 上記編集ポイント識別イベント情報とし
て、少なくとも、その挿入位置が楽曲演奏情報における
編集ポイントに対応することを示す編集ポイント指示イ
ベント情報が設定されており、この編集ポイント指示イ
ベント情報が上記楽曲演奏情報において設定された編集
ポイントに対応させて挿入されているものとしたうえ
で、 上記編集処理手段は、上記編集ポイント指示イベント情
報に基づいて楽曲演奏情報における編集ポイントを識別
するように構成されていることを特徴とする請求項4に
記載の情報編集装置。 - 【請求項6】 上記編集ポイント識別イベント情報とし
て、楽曲演奏情報に挿入された上記編集ポイント指示イ
ベント情報ごとの位置を示すことのできる編集ポイント
管理イベント情報が設定されており、この編集ポイント
管理イベント情報が上記楽曲演奏情報における所定位置
に対して挿入されているものとしたうえで、 上記編集処理手段は、上記編集ポイント管理イベント情
報の内容を参照して識別した編集ポイント指示イベント
情報の挿入位置に基づいて、楽曲演奏情報における編集
ポイントを識別するように構成されていることを特徴と
する請求項5に記載の情報編集装置。 - 【請求項7】 上記編集処理手段は、 上記編集処理として、上記識別された編集ポイントを基
点として上記楽曲演奏情報から所要の編集区間を抽出
し、この抽出された編集区間を所要の配列順序に従って
連結するという処理を実行可能に構成されていることを
特徴とする請求項4に記載の情報編集装置。 - 【請求項8】特定のフォーマットに従って定義された所
定種類のイベント情報のシーケンスにより形成される楽
曲演奏情報が記録される記録媒体において、 上記イベント情報として、上記楽曲演奏情報における編
集のための区切り位置として設定された編集ポイントを
識別するための編集ポイント識別イベント情報が設定さ
れており、この編集ポイント識別イベント情報が上記楽
曲演奏情報における所要の位置に挿入されていると共
に、上記編集ポイントを基点として形成される区間の楽
曲演奏情報ごとに適正な演奏結果が得られるように所要
のイベント情報が配列されている楽曲演奏情報が記録さ
れていることを特徴とする記録媒体。 - 【請求項9】 上記編集ポイント識別イベント情報とし
て、少なくとも、その挿入位置が楽曲演奏情報における
編集ポイントに対応することを示す編集ポイント指示イ
ベント情報が設定されており、この編集ポイント指示イ
ベント情報が、上記楽曲演奏情報において設定された編
集ポイントに対応させて挿入されるようにして記録され
ていることを特徴とする請求項8に記載の記録媒体。 - 【請求項10】 上記編集ポイント識別イベント情報と
して、楽曲演奏情報に挿入された上記編集ポイント指示
イベント情報ごとの位置を示すことのできる編集ポイン
ト管理イベント情報が設定されており、この編集ポイン
ト管理イベント情報が上記楽曲演奏情報における所定位
置に対して挿入されるようにして記録されていることを
特徴とする請求項9に記載の記録媒体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9343312A JPH11175062A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 情報出力装置、情報編集装置、及び記録媒体 |
US09/204,296 US5990406A (en) | 1997-12-12 | 1998-12-03 | Editing apparatus and editing method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9343312A JPH11175062A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 情報出力装置、情報編集装置、及び記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11175062A true JPH11175062A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18360552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9343312A Abandoned JPH11175062A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 情報出力装置、情報編集装置、及び記録媒体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5990406A (ja) |
JP (1) | JPH11175062A (ja) |
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US10657936B2 (en) | 2018-03-30 | 2020-05-19 | Casio Computer Co., Ltd. | Electronic musical instrument, electronic musical instrument control method, and storage medium |
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1997
- 1997-12-12 JP JP9343312A patent/JPH11175062A/ja not_active Abandoned
-
1998
- 1998-12-03 US US09/204,296 patent/US5990406A/en not_active Expired - Fee Related
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---|---|
US5990406A (en) | 1999-11-23 |
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