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JPH11131894A - 展示ケースにおける透明扉装置 - Google Patents

展示ケースにおける透明扉装置

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Publication number
JPH11131894A
JPH11131894A JP9292622A JP29262297A JPH11131894A JP H11131894 A JPH11131894 A JP H11131894A JP 9292622 A JP9292622 A JP 9292622A JP 29262297 A JP29262297 A JP 29262297A JP H11131894 A JPH11131894 A JP H11131894A
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JP
Japan
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transparent
doors
support
door
transparent doors
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Application number
JP9292622A
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English (en)
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JP3337627B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Yamamoto
康博 山本
Yoshizumi Okada
佳純 岡田
Yoshiaki Tsuda
芳明 津田
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Publication date
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Priority to JP29262297A priority Critical patent/JP3337627B2/ja
Publication of JPH11131894A publication Critical patent/JPH11131894A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】展示ケースのケース本体の横長の開口部の任意
の箇所を大きく開けるようにする。 【解決手段】 開口部の前方の上位置に2組の上部レー
ル2(3)を配置し、各レール2(3)に垂直転動コロ
17を介して支持枠15を横移動自在に支持する。支持
枠15に設けた摺動支軸16,16に沿って前後移動可
能な前後摺動ブロック14に吊支体13を介して透明扉
A1〜B2を各々支持させる。支持枠15に左右移動可
能な摺動プレート20に穿設された前後方向に変移量S
1(S2)の遷移案内溝を介して各吊支体13が透明扉
の厚さ方向に移動可能とする。摺動プレート20をチェ
ン及び正逆回転可能な駆動モータを介して横方向に強制
移動させて、第1組の透明扉A1(A2)を小さい距離
S1だけ前移動させ、第2組の透明扉B1(B2)を大
きい距離S2だけ前移動させてから、透明扉を上部レー
ル2,3に沿わせて移動させると、第1組の透明扉に対
して第2組の透明扉を広幅面にて重ねることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、博物館等に設置す
る作り付け展示ケース等のケース本体の前面をガラス製
等の透明扉にて開閉するようにした展示ケースにおける
透明扉装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、博物館等に設置する展示ケー
スのケース本体の前面を、複数枚のガラス板製等の透明
扉にて面一状に並設して密閉状となし、そのうちの一枚
の透明扉をその広幅面と直交する方向にずらせて、他の
並設した透明扉の配置間隔を開けて、ケース本体の前面
を開放する構成として、特開平2−307408号公報
に開示されたものがある。
【0003】この構成では、ケース本体の前面開口部
に、1列状の上下の固定レールを配置してこれに複数枚
のガラス板を面一に配置する一方、その固定レールの端
部に隣接して、上下の主可動レールとこれに平行な上下
の副可動レールとからなる2連レール体を配置し、この
2連レール体をその主可動レール及び副可動レールが択
一的に前記固定レールと一直線状になるように前後移動
駆動するレール駆動機構を備え、前記上下の主可動レー
ルには固定レール側のガラス板と面一状に並ぶガラス板
を保持させた構成である。
【0004】この構成によれば、2連レール体における
上下の主可動レール箇所に位置するガラス板を、副可動
レールが固定レールと一直線状になるように退避させた
状態で、固定レール側に位置するガラス板を副可動レー
ルの箇所に横移動させると、固定レール内の複数のガラ
ス板の相互間に開口部が形成できるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成では、2連レール体から遠い箇所の固定レールに位置
するガラス板の箇所に開口を形成するには、それより近
い位置のガラス板を順送りに前記副可動レール方向に向
かって横移動させなければならず、手間が掛かりすぎる
という問題があった。
【0006】本発明では、前記従来の問題を解決し、展
示ケース本体の前面の任意の位置に配置されたガラス板
等の透明扉を容易に、且つ大きく開くことができる展示
ケースにおける透明扉装置を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の展示ケースにおける透明扉
装置は、ケース本体の前面に同一の基準平面に配置され
た複数組のガラス板等の透明扉のうち、少なくとも1組
の透明扉を、その厚さ方向に平行状に移動させて後、他
方の組の透明扉の広幅面と重なるように平行移動可能に
構成してなる展示ケースにおいて、前記各組の透明扉の
上端部の吊支体を前後移動可能に支持する支持手段を、
各組毎に対応する上部レールに沿って移動可能に支持さ
せる一方、前記各支持手段には、前記吊支体を扉の厚み
方向に対して前後水平移動可能な案内手段を設け、ケー
ス本体における透明扉の閉止位置には、前記支持手段を
閉止位置にセットするための位置規制手段と、前記案内
手段を介して吊支体を透明扉の厚み方向に対して前後水
平移動させる駆動手段を備えたものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明の展示ケース
における透明扉装置は、ケース本体の前面に同一の基準
平面に配置された複数組のガラス板等の透明扉をその各
組毎に透明扉の厚さ方向に平行状に移動させて後、他方
の組の透明扉の広幅面と重なるように平行移動可能に構
成してなる展示ケースにおいて、前記各組の透明扉の上
端部の吊支体を前後移動可能に支持する支持手段を、各
組毎に対応する上部レールに沿って移動可能に支持させ
る一方、前記各支持手段には、前記吊支体を扉の厚み方
向に対して前後水平移動可能で、且つその前後移動可能
距離をレールの組毎に異ならせるようにした案内手段を
設け、ケース本体における透明扉の閉止位置には、前記
支持手段を閉止位置にセットするための位置規制手段
と、前記案内手段を介して吊支体を透明扉の厚み方向に
対して前後水平移動させる駆動手段を備えたものであ
る。
【0009】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の展示ケースにおける透明扉装
置において、前記透明扉の上端部を吊支体にて吊支し、
前記支持手段には、上部レールの長手方向に沿って左右
移動するとき前記吊支体を所定距離だけ前後移動するよ
うに案内する案内体を設け、前記駆動手段は、前記案内
体を左右方向に強制移動させるように構成したものであ
る。
【0010】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の展示ケースにおける
透明扉装置において、前記支持手段には、閉止位置決め
のための嵌合部を形成する一方、位置規制手段は、前記
嵌合部に対して透明扉の厚み方向に進退動する位置決め
係合体を備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態について説明する。図1は、本発明の展示ケースにお
ける透明扉装置の斜視図、図2(a)〜図2(c)は図
1のII−II線矢視断面図で示す作用説明図、図3は概略
正面図、図4及び図5は第1実施形態における透明扉の
上部の前後移動のための機構の側断面図である。
【0012】次に、第1組のガラス板等の透明扉A1,
A2と、第2組のガラス板等の透明扉B1,B2とが、
展示ケースのケース本体1の前面開口部において面一に
配置することができる(図2(a)参照)と共に、任意
の透明扉の箇所を開口可能(図2(c)参照)とした透
明扉装置について説明する。作り付け展示ケース等のケ
ース本体1の前面側(間口の開口部側)の上部には、前
記第1組の透明扉A1,A2の上部をそれぞれ吊支して
ケース本体1の間口部に沿って左右移動可能に支持する
第1上部レール2と、第2組の透明扉B1,B2の上部
をそれぞれ吊支してケース本体1の間口に沿って左右移
動可能に支持する第2上部レール3とが、互いに平行状
に固定配置されている。
【0013】また、図5に示すように、第2上部レール
3はケース本体1の前寄り部位に配置され、第1上部レ
ール2は前記第2上部レール3よりもケース本体1の奥
側に配置されるものとする。図2(a)に示すように、
前記各組のレール2,3に沿って、それぞれ左右両側に
移動可能な第1組の透明扉A1,A2と第2組の透明扉
B1,B2とは、ケース本体1の間口を面一に閉じた状
態においては、左右方向に互いに交互に配置されてい
る。
【0014】各透明扉を前記面一状にて密閉した状態か
ら開放するときには、各透明扉をケース本体1の前面に
おける基準面K(前記面一に配置される同一の垂直状の
平面であって、後述するケース本体1内側のシールパッ
キン9に各透明扉が密接する面)に対して前方向に所定
量だけ前進させる。実施例では、第1組の透明扉A1,
A2の前進量S1は小さく(実施例では10mm)、前
記基準面Kに対する第2組の透明扉B1,B2の前進量
S2は大きく(実施例では45mm)なるように設定さ
れる。
【0015】第1組の透明扉A1,A2の下端部は、図
9に示す2連のレールC1,C2のうち内側のレールC
1に摺動可能に支持された第1下部支持手段5に支持さ
れ、第2組の透明扉B1,B2の下端部は、図10に示
す2連のレールD1,D2のうち外側のレールD2に摺
動可能に支持された第2下部支持手段6に支持される。
そして、第1下部支持手段5の前後移動量は前記前進量
S1と同じく小さく設定され、第2下部支持手段6前後
移動量は前記前進量S2と同じく大きく設定されてい
る。
【0016】図4は第1組の透明扉A1,A2の上端部
を各々支持する上部支持手段4の機構の側断面図を示
し、図5は第2組の透明扉B1,B2の上端部を各々支
持する上部支持手段4の機構の側断面図を示す。第一組
と第2組とでは後述する案内手段としての摺動プレート
20に穿設した遷移案内溝20a(20b)のみ異な
り、他の構成はほぼ共通するので、透明扉A1を代表と
して上部支持手段4の構成を以下に説明する。
【0017】透明扉A1の上端縁は、間口方向(左右方
向)に長く、断面H字状の上縁部材10及びパッキン1
1を介して固定され、該上縁部材10に横ピン12を介
してボルト状の吊支体13を立設する。吊支体13の上
部は、前後摺動支持ブロック14に螺着等にて固定され
ている。そして、この前後摺動支持ブロック14は、下
面が開口した支持枠15の左右ほぼ中央部にて前後に長
い左右一対の摺動支軸16,16にすべり軸受もしくは
サーキュレータを介して前後摺動可能に支持されて、透
明扉A1をその厚さ方向に沿って水平に前後方向(間口
の開口部に対して接離する方向)に移動可能とするよう
に構成されている。
【0018】前記支持枠15の上端部には、複数の垂直
転動コロ17及び複数の水平転動コロ18が装着され、
これらの垂直転動コロ17が、断面下向きコ字型の第1
上部レール2の下板上を転動することにより、透明扉A
1はケース本体1の間口の開口部と平行状に左右移動可
能に支持され、水平転動コロ18は第1上部レール2の
前後内面に転動して、透明扉A1上部の前後方向の振れ
を防止している。
【0019】なお、図3に示す実施例においては、1つ
の透明扉A1(A2)の上部を2つの支持枠15,15
を介して支持するよう構成されているが、該透明扉の間
口方向の寸法の大きさに応じて1個〜4個の支持枠15
にて支持することが可能である。前記吊支体13ひいて
は前後摺動支持ブロック14を前後方向に移動案内する
ための案内手段(案内体)としての摺動プレート20
は、前後摺動支持ブロック14下方にて、前記各支持枠
15の前後壁の内面間に配置される。摺動プレート20
に装着された案内コロ21は支持枠15の前後壁の内面
に固着された横長の上下一対ガイドレール19,19に
挟まれて脱落不能且つ左右移動自在に摺接されることに
より、摺動プレート20を円滑に横移動可能とし且つ蛇
行を防止するものである。
【0020】前記吊支体13と摺動プレート20とは、
後述する遷移案内溝を介して、摺動プレート20の左右
方向への所定距離の移動にて、吊支体13が前後方向に
所定距離だけ強制移動されるように関連付けされるもの
である。即ち、この摺動プレート20には、図6の実線
に示すように、左右両端で前後方向に前記小さい距離S
1だけ変移させてなるように遷移案内溝20aが穿設さ
れており、この遷移案内溝20aには前記吊支体13の
上下方向中途部が貫通するように構成されている。
【0021】図5は第2組の透明扉B1,B2に対する
上部支持手段4であって、第2上部レール3に対する支
持枠15の吊支位置が、前記第1上部レール2に対する
支持枠15の吊支位置と若干異なると共に、前記摺動プ
レート20に穿設された遷移案内溝20bの変移量が図
6の二点鎖線で示すように大きい距離S2に設定されて
いる。その他の構成は第1組の透明扉に対するものと略
同じであるので、同じ部品には同じ符号を付して詳細な
説明は省略する。
【0022】次に、図4〜図8を参照しながら、各扉透
明扉A1,A2,B1,B2の閉止位置(前記全ての透
明扉にてケース本体1の開口部を面一状にてシールパッ
キン9に密接するように閉じる位置)にて、前記上部支
持手段としての支持枠15を位置決めして停止させる位
置規制手段24と、この閉止位置にて、各透明扉をその
厚み方向、即ち各透明扉を前記基準面Kから前記距離S
1およびS2だけケース本体1の前面方向に開放するた
め、前記案内手段(案内体)としての摺動プレート20
を間口の左右方向に強制的に移動させる駆動手段25に
ついて説明する。
【0023】なお、複数個の支持枠15を使用する場
合、隣接する支持枠15における摺動プレート20同士
を横長の連結部材26にて連結することで、1つの摺動
プレート20を強制移動させて、全ての支持枠15にお
ける摺動プレート20を一斉に強制駆動できて構成が簡
素化できるものである。まず、図6及び図8に示すよう
に、各透明扉に対する一つの支持枠15の上面には、ケ
ース本体の奥方向に向かって拡がるように開口する嵌合
溝27aが形成された嵌合体27を固着する。
【0024】他方、位置規制手段24は、図6〜図8に
示すように、各透明扉の閉止位置における前記1つの支
持枠15の後方(上部レール2、3より奥側)に固定し
た固定枠28に前後移動可能に設けた移動ブロック29
の先端に取付けられて前記嵌合溝27aに嵌まり得る位
置決め係合体30と、前記移動ブロック29の駆動アク
チュエータとしての正逆回転可能な駆動モータ31とか
らなる。さらに詳細に説明すると、固定枠28の下面に
固定した支持ブロック32には、移動ブロック29の上
端に設けた左右一対の摺動軸33が前後摺動可能に吊懸
けられ、移動ブロック29の下面のラック34に噛み合
うピニオン35を固定枠28の下面に設けた駆動モータ
31にて駆動させるものである。
【0025】この場合、摺動軸33と移動ブロック29
との間に摺動抵抗を軽減するためのすべり軸受もしくは
サーキュレータを介挿することが好ましい。これらの構
成により、ローラベアリング等からなる円盤状の位置決
め係合体30が透明扉の厚み方向に前進して前記嵌合体
溝27aに嵌まると(図8の二点鎖線参照)、支持枠1
5の左右移動を阻止すると共に、閉止位置に位置決めす
ることができる。位置決め係合体30が後退して嵌合体
27から離れると(図8の実線状態参照)、支持枠15
ひいては各透明扉を上部レール2,3に沿わせて移動可
能となるのである。
【0026】駆動手段25は、前記固定枠28の下面に
左右に配置した駆動縦軸37及び従動縦軸38にそれぞ
れ取付けられたチェンスプロケット39,40に巻掛け
たチェン41と、固定枠28の下面に固定された正逆回
転可能な駆動モータ42にて駆動するウオーム43に噛
み合い前記駆動縦軸37に取付けられたウオームホイー
ル44とからなり、チェン41に固定された押圧片45
が摺動プレート20の後側に突設した被押圧片46を右
また左に押して、前記摺動プレート20の左右への強制
移動を実現させるものである。
【0027】即ち、図6の実線状態においては、チェン
41が反時計回りに回動して押圧片45が被押圧片46
を介して摺動プレート20を右に押して、遷移案内溝2
0aの左端が吊支体13に被嵌すると、もって吊支体1
3ひいては透明扉A1(A2)を前記基準面K方向に距
離S1だけ押しやって、シールパッキン9に透明扉A1
(A2)の裏面を押し付けて密閉できる。逆に、チェン
41を時計方向に回動させるときには、押圧片45が被
押圧片46を介して摺動プレート20を左に押して遷移
案内溝20aの右端が吊支体13に被嵌するときには、
吊支体13ひいては透明扉A1(A2)を前記基準面K
(シールパッキン9)から離れる方向に距離S1だけ押
しやって開放するものである。
【0028】第2組の透明扉B1,B2に対する場合に
は、前記と同じ量だけ摺動プレート20を左右に移動さ
せる間に、前記遷移案内溝20bの右端と左端での前後
方向の変移量が距離S2となる。なお、図6に示すよう
に、チェン41の巻回の後側に配置されたホームポジシ
ョンセンサ80にてその前面側に位置する押圧片45を
感知すると、チェン41の回動を停止させるホーム位置
となる。そして、当該押圧片45のチェン41への取付
け位置と反対側に固着された補助片81が第1センサ8
2にて感知されるときには、摺動プレート20が右方向
に移動して遷移案内溝20aの左端に吊支体13が位置
する(透明扉がシールパッキン9に密接する位置)を検
出し、第2センサ83が補助片81を感知するときに
は、摺動プレート20が左方向に移動して遷移案内溝2
0aの右端に吊支体13が位置して、透明扉の開放状を
検出することができる。
【0029】次に、透明扉A1,A2,B1,B2の下
端部の支持及び移動の構成について説明する。図9は第
1組の透明扉A1,A2の下端部を各々支持する第1下
部支持手段5の機構の側断面図を示し、図10は第2組
の透明扉B1,B2の下端部を各々支持する第2下部支
持手段6の機構の側断面図を示す。第1組と第2組とで
は、後述する前後2連の下部レールC1,C2(D1,
D2)に対する各透明扉の下端部の支持位置及び案内手
段としての左右摺動プレート51に穿設した遷移案内溝
51a(51b)の変移量S1,S2の相違はあるが、
他の構成はほぼ共通するので、透明扉A1を代表として
第1下部支持手段5の構成を以下に説明する。
【0030】図示実施例においては、S1=10mm,
S2=45mm,2連の下部レールC1,C2(D1,
D2)の配置間隔は35mmとする。図3に示すよう
に、1つの透明扉A1(A2)の下部を2つの下部支持
枠53,53を介して支持するよう構成されているが、
該透明扉の間口方向の寸法の大きさに応じて1個〜4個
の下部支持枠53にて支持することが可能である。
【0031】また、前記各下部レールC1,C2(D
1,D2)の長さを、各透明扉A1,A2,B1,B2
の間口方向の寸法とほぼ等しくした場合には、1つの下
部レールに1枚の透明扉が収納され、各透明扉の間口方
向寸法の整数倍の長さの下部レールの場合には、1つの
下部レールに前記複数の透明扉が面一状に収納できるこ
とになる。
【0032】図9に示すように、固定枠52の上に固定
された上方開放の断面上向きコ字型の下部支持枠53内
には、透明扉を前後方向に移動案内するための案内手段
(案内体)としての左右摺動プレート51が前記各下部
支持枠53の前後壁の内面間に配置される。左右摺動プ
レート51に装着された4つの案内コロ54は下部支持
枠53の前後壁の内面に固着された横長の上下一対ガイ
ドレール55,55に挟まれて脱落不能且つ左右移動自
在に摺接されることにより、左右摺動プレート51を円
滑に横移動可能とし且つ蛇行を防止するものである。
【0033】第1組の透明扉A1,A2に対する左右摺
動プレート51には、図11の実線に示すように、左右
両端で前後方向に前記小さい距離S1だけ変移させてな
るように遷移案内溝51aが穿設されており、この遷移
案内溝51aには後述する縦支軸56の上下方向中途部
が貫通するように構成されている。この縦支軸56の上
端に取付く前後摺動ブロック57は、前記下部支持枠5
3の左右ほぼ中央部にて前後に長い左右一対の摺動支軸
58,58にすべり軸受もしくはサーキュレータを介し
て前後摺動可能に支持されている。そして、前記前後摺
動ブロック57の上面の載置板59には、前後2連の上
向き開放状の下部レールC1,C2を固着する。各透明
扉A1(A2)の下端縁にパッキン60を介して下縁部
材61を沿設し、この下部縁部材61から下向きに突出
するボルト62の下端に水平案内コロ63を装着する。
そして、透明扉A1(A2)の場合には、前記水平案内
コロ63を前記2連の下部レールのうち奥側(内側)の
下部レールC1に摺動自在に嵌挿させている。
【0034】次に、この透明扉A1(A2)をその厚さ
方向に沿って水平に前後方向(間口の開口部に対して接
離する方向)に強制的に移動させる駆動手段64につい
て説明する。駆動手段64は、前記固定枠52の下面に
左右に配置した縦駆動軸65及び縦従動軸66にそれぞ
れ取付けられたチェンスプロケット67,68に巻掛け
たチェン69と、固定枠52の下面に固定された正逆回
転可能な駆動モータ70にて駆動するウオーム71に噛
み合い前記縦駆動軸65に取付けられたウオームホイー
ル72とからなり、左右摺動プレート51から下向きに
突設した連設片73が前記固定枠52及び下部支持枠5
3の下板に横長方向に穿設された挿通溝孔74を介して
前記チェン69の後側に連結され、駆動モータ70の正
回転、逆回転に応じて前記左右摺動プレート51の左右
への強制移動を実現させるものである。(図9〜図12
参照)。
【0035】従って、図11において、チェン69が反
時計方向に回動移動して連設片73を介して左右摺動プ
レート51を右方に移動させて、遷移案内溝51aの左
端が縦支軸56に被嵌すると、透明扉A1(A2)を前
記基準面K方向に距離S1だけ押しやって、下部シール
パッキン75に透明扉A1(A2)の裏面を押し付けて
密閉できる(図9の実線状態参照)。逆に、チェン69
を時計方向に回動させるときには、左右摺動プレート5
1を左に押して遷移案内溝51aの右端が縦支軸56に
被嵌するときには、透明扉A1(A2)を前記基準面K
(下部シールパッキン75)から離れる方向に距離S1
だけ押しやって開放するものである。
【0036】第2組の透明扉B1,B2に対する場合に
は、前記と同じ量だけ左右摺動プレート51を左右に移
動させる間に、前記遷移案内溝51bの右端と左端での
前後方向の変移量が距離S2となる(図11の二点鎖線
参照)。なお、実施例では1つ透明扉A1(A2,B
1,B2)に対して2つの下部支持枠52,52が配置
され、該両下部支持枠52,52における左右摺動プレ
ート51,51同士を連結杆76にて連結する。そし
て、一方の下部支持枠52側にのみ前記駆動手段64を
配置し、該駆動手段64の作動により、1つの左右摺動
プレート51を強制移動させて、全ての下部支持枠52
における左右摺動プレート51を一斉に強制駆動できて
構成が簡素化できるものである。
【0037】図10は、第2組の透明扉B1,B2の下
端部の支持手段等の断面図であり、各透明扉B1(B
2)の下端は、第2下部支持手段6における図10に示
す2連のレールD1,D2のうち外側のレールD2に摺
動可能に支持されている。また、左右摺動プレート51
に穿設された遷移案内溝51bの変移量S2が大きいく
設定されている点で第1組の透明扉のものと相違するだ
けであるので、同じ部品に対しては同じ符号を付して詳
細な説明は省略する。
【0038】なお、前記縦駆動軸65及び縦従動軸66
を支持する支持枠等に配置した左右一対のセンサ96,
97にてチェン69に固定した補助片98を感知するこ
とにより、左右摺動プレート51の左右移動端を検出す
ることができる。また、図9及び図10に示すように、
各透明扉A1〜B2を面一状に配置した状態(実線状
態)から開放状態にするため(透明扉A1〜B2を所定
距離だけ前進させるためには、前記シールパッキン75
と、これに対向する位置(ケース本体1の前側であっ
て、鑑賞者側)に配置された手すり板77の後縁との間
に隙間を設ける必要があるが、各透明扉A1〜B2を面
一状に配置した状態では前記隙間が大きいため、鑑賞者
が不用意に物品を隙間内に落とす等の不都合が発生す
る。しかして、前記隙間を塞ぐための閉止手段90を備
えている。閉止手段90は、フラップ板91の基端側を
前記手すり板77の下面後部に横軸92を介して上下回
動可能に連結し、リンク機構93及び該リンク機構93
を駆動するためのネジ杆94とその回転駆動モータ95
とにより構成されている。
【0039】この構成により、図2(a)に示すよう
に、4枚の透明扉A1,A2,B1,B2面一にあるよ
うにケース本体1の前面開口部を閉止した状態から、開
放部分を形成するには、まず、前記閉止手段90のフラ
ップ板91の先端を下向きに下げ回動させてシールパッ
キン9との間に所定の隙間が開くようにする。次いで、
全ての透明扉における上下の駆動手段25,64を作動
させる。即ち、上部の駆動手段25における駆動モータ
31を作動させて位置決め係合体30を嵌合溝27aか
ら後退させ、嵌合体27との係合を解除する。さらに、
上部側の駆動モータ42を作動させて、チェン41と被
押圧片46とを介して摺動プレート20を図6の位置か
ら左方向に強制移動させ、遷移案内溝20a(20b)
の右端側に吊支体13を位置させると、当該吊支体1
3、前後摺動支持ブロック14を介して各透明扉の上端
部が前記距離S1及びS2だけ前方に移動する(図4及
び図5の二点鎖線状態を参照)。
【0040】他方、下部の駆動手段64における駆動モ
ータ70を作動させ、チェン69と連設片73とを介し
て左右摺動プレート51を図11の位置から左方向に強
制移動させると、その各遷移案内溝51a(51b)の
右端側に縦支軸56が位置するので、前後摺動ブロック
57を介して2連の下部レールC1,C2,D1,D2
も、前記所定の距離S1及びS2だけ前方に移動する
(図4及び図5の二点鎖線状態を参照)。
【0041】この状態では、図2(b)に示すごとく、
第1組の透明扉A1,A2における下部レールC1と第
2組の透明扉B1,B2における下部レールD1とが一
列状に並んで各透明扉の下端の水平案内コロ63が挿通
可能となり、同じく第1組における下部レールC2と第
2組における下部レールD2とが一列状に並んで各透明
扉の下端の水平案内コロ63が挿通可能となる。そし
て、下部レールD2には第2組の透明扉B1,B2の下
端が位置するので、図2(c)に示すように、1つの透
明扉B1を前記第1組の透明扉A1の前側に位置するよ
うに、下部レールD2から下部レールC2に向かって手
動にて移動させた後、透明扉B1のあった箇所に透明扉
B2を順次移動させる。さらに、端に位置する透明扉A
2は、一列状の下部レールC1、下部レールD1を通過
させ横移動させると、4枚の透明扉は前後2列状に重な
り、ケース本体1の前面開口部のうち、図2(c)に示
すように右半分が開口されるのであり、その逆も可能で
ある。なお、図2(b)において、透明扉B1を左方向
に移動させ、透明扉B2を右方向に移動させると、ケー
ス本体1の前面開口部のうち中央部位が大きく開口でき
るのである。
【0042】前記各透明扉を閉止するには前記の作業と
逆の順序で実行すれば良い。前記図示実施例では、2組
の透明扉について説明したが、3組の透明扉の場合に
は、上部レールを3本設ける一方、各摺動プレート20
における遷移案内溝の変移量が互いに異なる3つの種類
のものを準備すれば良いのである。さらに、各透明扉の
上部を上部レールに沿わせて移動させる手段をチェンと
駆動モータなどにより強制的に駆動させても良い。
【0043】また、前記図示実施例では、第1組の透明
扉A1,A2をシールパッキン9,75から少しだけ離
れるように前移動させたが、この第1組の透明扉A1,
A2をシールパッキン9,75に当接させたままの固定
とし、従って、前後駆動手段や上部レール2を備えず、
第2組の透明扉B1,B2のみ前後移動と間口方向に沿
っての移動を可能となるように構成しても良いのであ
る。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の発明の展示ケース等における透明扉装置は、ケース本
体の前面に同一の基準平面に配置された複数組のガラス
板等の透明扉のうち、少なくとも1組の透明扉を、その
厚さ方向に平行状に移動させて後、他方の組の透明扉の
広幅面と重なるように平行移動可能に構成してなる展示
ケースにおいて、前記各組の透明扉の上端部の吊支体を
前後移動可能に支持する支持手段を、各組毎に対応する
上部レールに沿って移動可能に支持させる一方、前記各
支持手段には、前記吊支体を扉の厚み方向に対して前後
水平移動可能な案内手段を設け、ケース本体における透
明扉の閉止位置には、前記支持手段を閉止位置にセット
するための位置規制手段と、前記案内手段を介して吊支
体を透明扉の厚み方向に対して前後水平移動させる駆動
手段を備えたものである。
【0045】この発明では、1つレールに沿って移動す
る1組の透明扉は、その透明扉の厚み方向に前後移動し
なくても良いが、他のレールに沿って移動する他の組の
透明扉は、当該透明扉の上端部の吊支体を支持する支持
手段に備えた案内手段にて、前後水平移動可能に案内す
ることができ、この案内手段を、ケース本体側の閉止位
置に設けた駆動手段により、透明扉をその厚み方向に前
後水平移動させる。また、前記閉止位置では、位置規制
手段を備えることにより、各透明扉を面一にすべき箇所
で確実に停止させることができる。
【0046】そして、駆動手段により、透明扉の閉止位
置おいて、当該透明扉の厚み方向に水平前後移動させる
だけで、前記1つの組の透明扉と他の組の透明扉とを同
一垂直面となるようにして展示ケースの本体の間口開口
部を塞いだり、前記1つの組の透明扉と他の組の透明扉
とを別々の移動経路に位置させて、両組の透明扉を前後
方向(透明扉の厚み方向)に重ねた状態にして各レール
に沿って移動させて、開口部を大きく開くことができる
という効果を奏する。
【0047】また、請求項2に記載の発明の展示ケース
における透明扉装置は、ケース本体の前面に同一の基準
平面に配置された複数組のガラス板等の透明扉をその各
組毎に透明扉の厚さ方向に平行状に移動させて後、他方
の組の透明扉の広幅面と重なるように平行移動可能に構
成してなる展示ケースにおいて、前記各組の透明扉の上
端部の吊支体を前後移動可能に支持する支持手段を、各
組毎に対応する上部レールに沿って移動可能に支持させ
る一方、前記各支持手段には、前記吊支体を扉の厚み方
向に対して前後水平移動可能で、且つその前後移動可能
距離をレールの組毎に異ならせるようにした案内手段を
設け、ケース本体における透明扉の閉止位置には、前記
支持手段を閉止位置にセットするための位置規制手段
と、前記案内手段を介して吊支体を透明扉の厚み方向に
対して前後水平移動させる駆動手段を備えたものであ
る。
【0048】本発明では、複数組の透明扉毎に対応する
レールに沿って各々移動するように透明扉を支持させる
支持手段には、この透明扉をその厚みの方向に対して前
後水平移動可能とする案内手段を備えており、しかも、
各案内手段は、その前後移動可能距離を透明扉の組毎に
異ならせるように構成されているから、駆動手段によっ
て、透明扉の閉止位置おいて、当該透明扉の厚さ方向に
前後移動させて全ての透明扉を同一垂直面状となるよう
にすれば、展示ケースの本体の間口開口部を全体にわた
って均一に塞ぐことができる。逆に、開口部を開くとき
には、1つの組の透明扉のその厚み方向への移動距離
と、他の組の透明扉のその厚み方向への移動距離とを異
ならせると、それぞれの組の透明扉は互いに干渉するこ
となく対応するレールに沿わせて間口方向に移動させる
ことができるから任意の位置で大きく開口させることが
できる。そして、この案内手段における前記透明扉の厚
み方向に移動できる距離を変更するのみで、駆動手段は
変更する必要がないので、構造が至極簡単になるという
効果を奏する。
【0049】そして、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の展示ケースにおける透明扉装
置において、前記透明扉の上端部を吊支体にて吊支し、
前記支持手段には、上部レールの長手方向に沿って左右
移動するとき前記吊支体を所定距離だけ前後移動するよ
うに案内する案内体を設け、前記駆動手段は、前記案内
体を左右方向に強制移動させるように構成したものであ
る。
【0050】この構成によれば、各支持手段に備えた案
内体は駆動手段の操作にてレールの長手方向に沿って所
定距離移動するだけで、各透明扉の上端部の吊支体を透
明扉の厚さ方向に強制移動させるのであるから、各透明
扉の厚さ方向の前後移動距離の大小に拘らず案内体の横
方向への移動を一定にでき、駆動手段の構成も一定のも
のとなり、機構が簡単となるという効果を奏する。
【0051】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の展示ケースにおける
透明扉装置において、前記支持手段には、閉止位置決め
のための嵌合部を形成する一方、位置規制手段は、前記
嵌合部に対して透明扉の厚み方向に進退動する位置決め
係合体を備えたものである。この構成の位置規制手段に
よれば、支持手段側の嵌合部に対して位置決め係合体が
透明扉の厚み方向に進退動するだけであるので、その移
動範囲が少なくて済み、機構をコンパクトにできるとい
う効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケース本体及び透明扉装置の概略斜視図であ
る。
【図2】(a)〜(c)は各々図1のII−II線矢視で示
す作用説明図であり、(a)は4枚の透明扉を面一状に
閉止した断面図、(b)は第2組の透明扉B1,B2を
大きく前方に開放させた状態の断面図、(c)は、第1
組の透明扉A1,A2の前方に第2組の透明扉B1,B
2を配置させてケース本体の前部を大きく開口下状板の
断面図である。
【図3】透明扉の一部切欠き上下部の概略正面図であ
る。
【図4】第1組の透明扉A1,A2の上部支持手段等を
示す側断面図である。
【図5】第2組の透明扉B1,B2の上部支持手段等を
示す側断面図である。
【図6】閉止位置における支持手段、位置規制手段及び
駆動手段の平面図である。
【図7】図6のVII −VII 線矢視図である。
【図8】図6の VIII −VIII線矢視側断面図である。
【図9】第1組の透明扉A1,A2の下部支持手段の側
断面図である。
【図10】第2組の透明扉B1,B2の下部支持手段等
を示す側断面図である。
【図11】図12のXI−XI線矢視平面図である。
【図12】図11のXII −XII 線矢視図である。
【符号の説明】
A1,A2,B1,B2 透明扉 C1,C2,D1,D2 下部レール 1 ケース本体 2 第1上部レール 3 第2上部レール 4 上部支持手段 5 第1下部支持手段 6 第2下部支持手段 13 吊支体 14 前後摺動ブロック 15 支持枠 16 摺動支軸 17 垂直転動コロ 20 摺動プレート 20a,20b 遷移案内溝 24 位置規制手段 25 駆動手段 27 嵌合体 29 移動ブロック 30 位置決め係合体 31 駆動モータ 41 チェン 42 駆動モータ 45 押圧片 46 被押圧片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体の前面に同一の基準平面に配
    置された複数組のガラス板等の透明扉のうち、少なくと
    も1組の透明扉を、その厚さ方向に平行状に移動させて
    後、他方の組の透明扉の広幅面と重なるように平行移動
    可能に構成してなる展示ケースにおいて、 前記各組の透明扉の上端部の吊支体を前後移動可能に支
    持する支持手段を、各組毎に対応する上部レールに沿っ
    て移動可能に支持させる一方、 前記各支持手段には、前記吊支体を扉の厚み方向に対し
    て前後水平移動可能な案内手段を設け、 ケース本体における透明扉の閉止位置には、前記支持手
    段を閉止位置にセットするための位置規制手段と、前記
    案内手段を介して吊支体を透明扉の厚み方向に対して前
    後水平移動させる駆動手段を備えたことを特徴とする展
    示ケースにおける透明扉装置。
  2. 【請求項2】 ケース本体の前面に同一の基準平面に配
    置された複数組のガラス板等の透明扉をその各組毎に透
    明扉の厚さ方向に平行状に移動させて後、他方の組の透
    明扉の広幅面と重なるように平行移動可能に構成してな
    る展示ケースにおいて、 前記各組の透明扉の上端部の吊支体を前後移動可能に支
    持する支持手段を、各組毎に対応する上部レールに沿っ
    て移動可能に支持させる一方、 前記各支持手段には、前記吊支体を扉の厚み方向に対し
    て前後水平移動可能で、且つその前後移動可能距離をレ
    ールの組毎に異ならせるようにした案内手段を設け、 ケース本体における透明扉の閉止位置には、前記支持手
    段を閉止位置にセットするための位置規制手段と、前記
    案内手段を介して吊支体を透明扉の厚み方向に対して前
    後水平移動させる駆動手段を備えたことを特徴とする展
    示ケースにおける透明扉装置。
  3. 【請求項3】 前記透明扉の上端部を吊支体にて吊支
    し、前記支持手段には、上部レールの長手方向に沿って
    左右移動するとき前記吊支体を所定距離だけ前後移動す
    るように案内する案内体を設け、前記駆動手段は、前記
    案内体を左右方向に強制移動させるように構成したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の展示ケー
    スにおける透明扉装置。
  4. 【請求項4】 前記支持手段には、閉止位置決めのため
    の嵌合部を形成する一方、位置規制手段は、前記嵌合部
    に対して透明扉の厚み方向に進退動する位置決め係合体
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の展示ケースにおける透明扉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100394324B1 (ko) * 2001-04-04 2003-08-21 주식회사 홈네스터 창호 개폐 장치
KR100520843B1 (ko) * 2002-05-20 2005-10-11 주식회사 리바트 전동식 수납가구
KR200447167Y1 (ko) 2007-10-25 2009-12-29 주식회사 보루네오가구 가구용 슬라이딩 도어의 이동부재

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KR100394324B1 (ko) * 2001-04-04 2003-08-21 주식회사 홈네스터 창호 개폐 장치
KR100520843B1 (ko) * 2002-05-20 2005-10-11 주식회사 리바트 전동식 수납가구
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