JPH11131682A - 建築用板 - Google Patents
建築用板Info
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- JPH11131682A JPH11131682A JP16414598A JP16414598A JPH11131682A JP H11131682 A JPH11131682 A JP H11131682A JP 16414598 A JP16414598 A JP 16414598A JP 16414598 A JP16414598 A JP 16414598A JP H11131682 A JPH11131682 A JP H11131682A
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- layer
- aluminium
- resin film
- film
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 風呂場、台所などの水回り付近の壁内、床下
などを構築する高気密・高断熱工法における防湿気密シ
ートの施工手間を解消し、工業的生産に適し優れた防湿
性能を有する建築用板を提供する。 【解決手段】 木質基板1の少なくとも片面に、アルミ
ニウム層3と合成樹脂フィルム2の積層体Sが配されて
なる建築用板。
などを構築する高気密・高断熱工法における防湿気密シ
ートの施工手間を解消し、工業的生産に適し優れた防湿
性能を有する建築用板を提供する。 【解決手段】 木質基板1の少なくとも片面に、アルミ
ニウム層3と合成樹脂フィルム2の積層体Sが配されて
なる建築用板。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造用パネルを始め、
壁材、床材、建具用または家具用に使用可能な建築用板
に関する。
壁材、床材、建具用または家具用に使用可能な建築用板
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木質系板材を使用した建築用板は
様々な用途に使用されるものの、水分の吸収放出に伴い
板材に収縮膨張を起し、得られた建築用板を用いた壁、
床、建具などにおいて、反りや曲がりなどの狂いを生じ
させる要因となる。
様々な用途に使用されるものの、水分の吸収放出に伴い
板材に収縮膨張を起し、得られた建築用板を用いた壁、
床、建具などにおいて、反りや曲がりなどの狂いを生じ
させる要因となる。
【0003】また、住宅内において風呂場、台所などの
水回り付近の壁内、床下において、空気の流れが生じず
局所的に湿度が高いまま滞留する場所では、断熱材や木
質系板材などの建築用材に腐食が生じ易い。また、乾燥
した状態が長く続く場所では、木質系部材に収縮が生じ
接合部に隙間が発生し、予定しない部分から空気の移動
(すきま風)が盛んに行われることにより、冷暖房の効
率が低下するなどの問題が生じていた。
水回り付近の壁内、床下において、空気の流れが生じず
局所的に湿度が高いまま滞留する場所では、断熱材や木
質系板材などの建築用材に腐食が生じ易い。また、乾燥
した状態が長く続く場所では、木質系部材に収縮が生じ
接合部に隙間が発生し、予定しない部分から空気の移動
(すきま風)が盛んに行われることにより、冷暖房の効
率が低下するなどの問題が生じていた。
【0004】このような問題を解決するために、防湿材
の表裏に紙を積層した防湿シートなどの防湿材を木質系
板材の表面に貼着することにより、水分が浸透するのを
防止する建築用板が提案された。
の表裏に紙を積層した防湿シートなどの防湿材を木質系
板材の表面に貼着することにより、水分が浸透するのを
防止する建築用板が提案された。
【0005】しかしながら、これら防湿材は液体の水の
状態での浸透を抑制することはできるものの、気体中に
分散した水蒸気の浸透を防止することはできず、長期間
の間に徐々に水蒸気が浸透し、或いは建築用板内の水分
が放出され、その結果として建築用板の収縮膨張および
腐食等の問題が依然発生していた。
状態での浸透を抑制することはできるものの、気体中に
分散した水蒸気の浸透を防止することはできず、長期間
の間に徐々に水蒸気が浸透し、或いは建築用板内の水分
が放出され、その結果として建築用板の収縮膨張および
腐食等の問題が依然発生していた。
【0006】このような、問題を解決する方法として、
計画的に住宅内の空気の対流を生じさせることを前提と
した高気密・高断熱工法が提供されるようになり、室内
の空気および水分が勝手に壁裏、床下等に移動しないよ
うに、部屋を構成するパネルの外側全てに防湿気密性能
を有するシートを張り、気密性能を付与した状態で24
時間換気を行う工法が実施されるようになった。
計画的に住宅内の空気の対流を生じさせることを前提と
した高気密・高断熱工法が提供されるようになり、室内
の空気および水分が勝手に壁裏、床下等に移動しないよ
うに、部屋を構成するパネルの外側全てに防湿気密性能
を有するシートを張り、気密性能を付与した状態で24
時間換気を行う工法が実施されるようになった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これら高気密・高断熱
工法における防湿気密シートの施工は部屋を構成する箱
体の外側全てに行うものであり、施工途中に防湿気密シ
ートに一か所でも傷又は穴を開けてしまうと気密性能が
低下して目的を達することができず、その施工には多大
な手間と時間を要するものであった。
工法における防湿気密シートの施工は部屋を構成する箱
体の外側全てに行うものであり、施工途中に防湿気密シ
ートに一か所でも傷又は穴を開けてしまうと気密性能が
低下して目的を達することができず、その施工には多大
な手間と時間を要するものであった。
【0008】その施工手間を解決するために、木質基板
の表面に防湿シートを貼着した建築用板による代用が検
討されたが、防湿気密シートとして一般に認められてい
る100μm厚以上のポリエチレンフィルムや200μ
m厚以上の塩化ビニルフィルムが持つ防湿性能、即ち水
蒸気透過率7g/m2 ・24hr 以下と同等の防湿性能を持た
せるためには、防湿気密シートと同等の厚さのポリエチ
レン層を積層させる必要があり、形成した層自体が強度
的に弱く、建築用板としての運搬、施工時に容易に傷が
つきやすい等の問題を有していた。
の表面に防湿シートを貼着した建築用板による代用が検
討されたが、防湿気密シートとして一般に認められてい
る100μm厚以上のポリエチレンフィルムや200μ
m厚以上の塩化ビニルフィルムが持つ防湿性能、即ち水
蒸気透過率7g/m2 ・24hr 以下と同等の防湿性能を持た
せるためには、防湿気密シートと同等の厚さのポリエチ
レン層を積層させる必要があり、形成した層自体が強度
的に弱く、建築用板としての運搬、施工時に容易に傷が
つきやすい等の問題を有していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者はこのような問
題点を解決するため、工業的生産に適し優れた防湿性能
を有する建築用板を提供することを目的として鋭意研究
を重ねた結果、本発明に到達したものである。
題点を解決するため、工業的生産に適し優れた防湿性能
を有する建築用板を提供することを目的として鋭意研究
を重ねた結果、本発明に到達したものである。
【0010】すなわち本発明は、木質基板の少なくとも
片面に、アルミニウム層と合成樹脂フィルムの積層体が
配されてなる建築用板である。
片面に、アルミニウム層と合成樹脂フィルムの積層体が
配されてなる建築用板である。
【0011】本発明の建築用板によれば、アルミニウム
層と合成樹脂フィルムからなる積層体が木質基板に貼着
されることにより、高気密・高断熱工法に用いられる防
湿気密シートと同等以上の防湿性能を有し、同時に優れ
た断熱性能および曲げ強度の向上が可能となる。
層と合成樹脂フィルムからなる積層体が木質基板に貼着
されることにより、高気密・高断熱工法に用いられる防
湿気密シートと同等以上の防湿性能を有し、同時に優れ
た断熱性能および曲げ強度の向上が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の建築用板の一例を
示すものであり、木質基板1の片面にアルミニウム層3
と合成樹脂フィルム2からなる積層体Sの、アルミニウ
ム層3が木質基板1と接するように貼着された状態の建
築用板を示す。
示すものであり、木質基板1の片面にアルミニウム層3
と合成樹脂フィルム2からなる積層体Sの、アルミニウ
ム層3が木質基板1と接するように貼着された状態の建
築用板を示す。
【0013】本発明の建築用板を構成する木質基板1と
しては、たとえば、合板、木削片板、木質繊維板、単板
積層板を単独で又は任意組み合わせ複合したものを用い
ることができる。また、木質基板表面には用途に応じ任
意化粧層を形成することができる。
しては、たとえば、合板、木削片板、木質繊維板、単板
積層板を単独で又は任意組み合わせ複合したものを用い
ることができる。また、木質基板表面には用途に応じ任
意化粧層を形成することができる。
【0014】この化粧層は、天然木材を切削して得られ
る天然突板、人工突板、および不繊布、紙、合成樹脂シ
ートを裏打ちした突板シート、または、化粧紙、樹脂含
浸紙、不繊布、紙、合成樹脂シート等の化粧シートを、
接着剤を用い接着することにより形成するか、あるいは
木質基板表面に直接塗装または印刷を施すことにより形
成される。
る天然突板、人工突板、および不繊布、紙、合成樹脂シ
ートを裏打ちした突板シート、または、化粧紙、樹脂含
浸紙、不繊布、紙、合成樹脂シート等の化粧シートを、
接着剤を用い接着することにより形成するか、あるいは
木質基板表面に直接塗装または印刷を施すことにより形
成される。
【0015】また、化粧層の表面に、上塗り層を設ける
こともできる。このような化粧層を設けることにより、
表面側からの水分の浸透も防止されることとなり、湿度
変化に伴う反り、結露、腐食等の問題を解決することが
できるものである。
こともできる。このような化粧層を設けることにより、
表面側からの水分の浸透も防止されることとなり、湿度
変化に伴う反り、結露、腐食等の問題を解決することが
できるものである。
【0016】木質基板1に貼着する合成樹脂フィルム3
としては、ポリエステル、ポリスチレン、ポリカーボネ
ート、硬質塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン
テレフタレート等の合成樹脂フィルムを使用することが
できる。
としては、ポリエステル、ポリスチレン、ポリカーボネ
ート、硬質塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン
テレフタレート等の合成樹脂フィルムを使用することが
できる。
【0017】合成樹脂フィルムの厚さは10μmから4
0μmの範囲のものを使用することができる。合成樹脂
フィルムの厚さが10μmより薄いとアルミニウム層を
積層しても十分な防湿性能を得ることができない、ま
た、40μmより厚いものを用いても、アルミニウム層
を蒸着した状態の防湿性能は同等の性能しか得られず、
単にコストが上昇するだけで好ましくない。
0μmの範囲のものを使用することができる。合成樹脂
フィルムの厚さが10μmより薄いとアルミニウム層を
積層しても十分な防湿性能を得ることができない、ま
た、40μmより厚いものを用いても、アルミニウム層
を蒸着した状態の防湿性能は同等の性能しか得られず、
単にコストが上昇するだけで好ましくない。
【0018】本願発明ではこれら合成樹脂フィルム2と
アルミニウム層3との積層体Sを木質基板1の少なくと
も片面に配する。アルミニウム層3としては、アルミ箔
の貼着またはアルミニウムの蒸着により形成することが
できる。アルミ箔を使用する場合は5μmから40μm
の厚さのものを使用することができる。アルミ箔を用い
ることにより、たとえばアルミ箔と合成樹脂フィルムの
積層体Sが基板裏面に貼着してあり、建築用板の表面に
荷重がかかった際に、建築用板の裏面側を伸ばそうとす
る力が働くが、積層体Sによる木質基板の裏面の伸びを
拘束する機能により、建築用板の曲げ強度を向上させる
ことができる。
アルミニウム層3との積層体Sを木質基板1の少なくと
も片面に配する。アルミニウム層3としては、アルミ箔
の貼着またはアルミニウムの蒸着により形成することが
できる。アルミ箔を使用する場合は5μmから40μm
の厚さのものを使用することができる。アルミ箔を用い
ることにより、たとえばアルミ箔と合成樹脂フィルムの
積層体Sが基板裏面に貼着してあり、建築用板の表面に
荷重がかかった際に、建築用板の裏面側を伸ばそうとす
る力が働くが、積層体Sによる木質基板の裏面の伸びを
拘束する機能により、建築用板の曲げ強度を向上させる
ことができる。
【0019】アルミニウム層3としてアルミ箔を用いる
場合にはアルミニウム層3と合成樹脂フィルム2とを接
着剤によるかまたは熱融着により貼着する。接着剤とし
ては尿素樹脂系、フェノール樹脂系、メラミン樹脂系、
酢酸ビニル樹脂系、ビニールウレタン樹脂系の接着剤を
用い貼着することができる。
場合にはアルミニウム層3と合成樹脂フィルム2とを接
着剤によるかまたは熱融着により貼着する。接着剤とし
ては尿素樹脂系、フェノール樹脂系、メラミン樹脂系、
酢酸ビニル樹脂系、ビニールウレタン樹脂系の接着剤を
用い貼着することができる。
【0020】また、アルミニウム層3を、アルミニウム
の蒸着により形成する場合には、アルミニウム層3と合
成樹脂フィルム2の複合的防湿性能を発揮するため、4
00Åの蒸着量でアルミ箔10μmと同等の防湿性能を
示すことができる。アルミニウムの蒸着は、たとえば、
10-4mmHg程度の高度の真空下でアルミニウムを融点
以上の温度に加熱することにより、アルミニウムは蒸気
となり飛散する。この蒸気中に冷却状態の合成樹脂フィ
ルムをさらすことにより、アルミニウムの蒸気は合成樹
脂フィルムの表面に付着して分子状の微粒子で凝固す
る。このような方法により合成樹脂フィルム4の表面に
非常に薄いアルミニウムコーティングを行うことができ
る。
の蒸着により形成する場合には、アルミニウム層3と合
成樹脂フィルム2の複合的防湿性能を発揮するため、4
00Åの蒸着量でアルミ箔10μmと同等の防湿性能を
示すことができる。アルミニウムの蒸着は、たとえば、
10-4mmHg程度の高度の真空下でアルミニウムを融点
以上の温度に加熱することにより、アルミニウムは蒸気
となり飛散する。この蒸気中に冷却状態の合成樹脂フィ
ルムをさらすことにより、アルミニウムの蒸気は合成樹
脂フィルムの表面に付着して分子状の微粒子で凝固す
る。このような方法により合成樹脂フィルム4の表面に
非常に薄いアルミニウムコーティングを行うことができ
る。
【0021】本発明における合成樹脂フィルム4に形成
するアルミニウム層としてアルミニウムの蒸着を用いる
場合にはアルミニウム蒸着層の厚さは、400Åから8
00Åの厚さに形成することが好ましい。400Åより
薄い層では高気密・高断熱工法において要求される防湿
性能を十分に発揮することができない。また800Åよ
り厚くアルミニウム蒸着層を形成してもそれ以上防湿性
能は向上しない。
するアルミニウム層としてアルミニウムの蒸着を用いる
場合にはアルミニウム蒸着層の厚さは、400Åから8
00Åの厚さに形成することが好ましい。400Åより
薄い層では高気密・高断熱工法において要求される防湿
性能を十分に発揮することができない。また800Åよ
り厚くアルミニウム蒸着層を形成してもそれ以上防湿性
能は向上しない。
【0022】なお、前記合成樹脂フィルム4の中でも特
にポリエチレンテレフタレートは、その単独での水蒸気
透過率は12μm厚さのシートで40g/m2・24hr以上
と水蒸気を通しやすいものであるが、アルミニウムを蒸
着することにより水蒸気透過率を大幅に減少させること
ができる。すなわち、単独のシート状態ではポリエチレ
ンテレフタレートよりも水蒸気透過率が低い樹脂シート
と比較して、同一厚さのアルミニウム蒸着層を形成した
状態では、ポリエチレンテレフタレートのシートの方が
その水蒸気透過率は低くなり、このため他の樹脂よりも
薄いシートで十分な防湿性能を発揮することができるの
で、特に好ましい実施形態となる。
にポリエチレンテレフタレートは、その単独での水蒸気
透過率は12μm厚さのシートで40g/m2・24hr以上
と水蒸気を通しやすいものであるが、アルミニウムを蒸
着することにより水蒸気透過率を大幅に減少させること
ができる。すなわち、単独のシート状態ではポリエチレ
ンテレフタレートよりも水蒸気透過率が低い樹脂シート
と比較して、同一厚さのアルミニウム蒸着層を形成した
状態では、ポリエチレンテレフタレートのシートの方が
その水蒸気透過率は低くなり、このため他の樹脂よりも
薄いシートで十分な防湿性能を発揮することができるの
で、特に好ましい実施形態となる。
【0023】さらに、本願発明の建築用板は、アルミニ
ウム層3と合成樹脂フィルム2の積層体Sを木質基板1
に貼着することにより得られるが、両者の貼着は接着剤
を介して行われる。この際に用いる接着剤としては尿素
樹脂系、フェノール樹脂系、メラミン樹脂系、酢酸ビニ
ル樹脂系、ビニールウレタン樹脂系の接着剤を用い貼着
することができる。
ウム層3と合成樹脂フィルム2の積層体Sを木質基板1
に貼着することにより得られるが、両者の貼着は接着剤
を介して行われる。この際に用いる接着剤としては尿素
樹脂系、フェノール樹脂系、メラミン樹脂系、酢酸ビニ
ル樹脂系、ビニールウレタン樹脂系の接着剤を用い貼着
することができる。
【0024】また、図2に示すように、木質基板1と合
成樹脂フィルム2とが接するように貼着しアルミニウム
層3が最外層となるようにすることもできる。このよう
な構成とすることにより、アルミニウム層3による熱の
輻射能力が優れ、断熱性能に優れた建築用板とすること
ができる。
成樹脂フィルム2とが接するように貼着しアルミニウム
層3が最外層となるようにすることもできる。このよう
な構成とすることにより、アルミニウム層3による熱の
輻射能力が優れ、断熱性能に優れた建築用板とすること
ができる。
【0025】さらに図3は図2の建築用板のアルミニウ
ム層3の外側に保護用の保護フィルム4を配したもので
ある。このような構成とすることにより、アルミニウム
層3の表裏面が合成樹脂フィルム2および保護フィルム
4により完全に密封されるため、長期間にわたってもア
ルミニウム層3の酸化が防止され、アルミニウム層3の
劣化による剥離を防止することが可能となる。
ム層3の外側に保護用の保護フィルム4を配したもので
ある。このような構成とすることにより、アルミニウム
層3の表裏面が合成樹脂フィルム2および保護フィルム
4により完全に密封されるため、長期間にわたってもア
ルミニウム層3の酸化が防止され、アルミニウム層3の
劣化による剥離を防止することが可能となる。
【0026】保護用の保護フィルム4としては、合成樹
脂フィルム3と同様に、ポリエステル、ポリスチレン、
ポリカーボネート、硬質塩化ビニル、ポリプロピレン、
ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂製のフィルム
を使用することができる。
脂フィルム3と同様に、ポリエステル、ポリスチレン、
ポリカーボネート、硬質塩化ビニル、ポリプロピレン、
ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂製のフィルム
を使用することができる。
【0027】さらに図4は、木質基板1と積層体Sとの
間に紙層5が配され、木質基板1の片面に紙層5、アル
ミニウム層3、合成樹脂フィルム2の順で積層されたも
のである。紙層5としては、クラフト紙、薄葉紙、再生
紙等を使用することができる。この紙層5が配されるこ
とにより、紙層5の投錨効果および紙層5内に接着剤が
浸透しやすいため、積層体Sを木質基板1に貼着する際
の接着強度を十分に確保することができる。
間に紙層5が配され、木質基板1の片面に紙層5、アル
ミニウム層3、合成樹脂フィルム2の順で積層されたも
のである。紙層5としては、クラフト紙、薄葉紙、再生
紙等を使用することができる。この紙層5が配されるこ
とにより、紙層5の投錨効果および紙層5内に接着剤が
浸透しやすいため、積層体Sを木質基板1に貼着する際
の接着強度を十分に確保することができる。
【0028】また、図3および図4に示される建築用板
において、積層体Sが貼着された側の最表面がJIS
A 1453に規定される建築用材料および建築構成部
分の磨耗試験方法による磨耗深さが0.25mm以下で
あることが好ましい。
において、積層体Sが貼着された側の最表面がJIS
A 1453に規定される建築用材料および建築構成部
分の磨耗試験方法による磨耗深さが0.25mm以下で
あることが好ましい。
【0029】なお、積層体Sと紙層5とは、ポリエチレ
ン、塩化ビニル、ポリプロピレン等の合成樹脂シートを
介在させて熱融着により貼着するか、あるいは接着剤を
用いて貼着される(図示せず)。熱融着による貼着の例
としては、紙層5の上にポリエチレンシートを積層し、
さらに積層体Sを載置した後、全体を加熱圧着してポリ
エチレンシートを融着させ貼着することができる。
ン、塩化ビニル、ポリプロピレン等の合成樹脂シートを
介在させて熱融着により貼着するか、あるいは接着剤を
用いて貼着される(図示せず)。熱融着による貼着の例
としては、紙層5の上にポリエチレンシートを積層し、
さらに積層体Sを載置した後、全体を加熱圧着してポリ
エチレンシートを融着させ貼着することができる。
【0030】なお、加熱圧着の際の加熱温度は、合成樹
脂フィルム2の溶融温度より低い温度で行う必要があ
る。加熱圧着により合成樹脂フィルム2までが溶融して
しまっては、アルミニウム層3との積層により向上させ
た防湿性能が低下してしまうためである。このため、熱
融着により積層体Sと紙層5とを貼着させるために用い
る合成樹脂シートは、合成樹脂フィルム2の溶融温度よ
り低いものを選択することが好ましい。
脂フィルム2の溶融温度より低い温度で行う必要があ
る。加熱圧着により合成樹脂フィルム2までが溶融して
しまっては、アルミニウム層3との積層により向上させ
た防湿性能が低下してしまうためである。このため、熱
融着により積層体Sと紙層5とを貼着させるために用い
る合成樹脂シートは、合成樹脂フィルム2の溶融温度よ
り低いものを選択することが好ましい。
【0031】このように、熱融着により貼着することに
より、紙層5内の途中までポリエチレン樹脂が浸透硬化
した状態で貼着される。また、接着剤を用いて貼着する
場合、尿素樹脂系、フェノール樹脂系、メラミン樹脂
系、酢酸ビニル樹脂系、ビニールウレタン樹脂系の接着
剤を用い貼着することができる。いずれの方法により貼
着したものも、紙層5の積層体Sとの貼着面側には、貼
着に用いた接着剤または合成樹脂シートが溶融した樹脂
が、紙層5の内部まで浸透した浸透部分を有するもので
ある。
より、紙層5内の途中までポリエチレン樹脂が浸透硬化
した状態で貼着される。また、接着剤を用いて貼着する
場合、尿素樹脂系、フェノール樹脂系、メラミン樹脂
系、酢酸ビニル樹脂系、ビニールウレタン樹脂系の接着
剤を用い貼着することができる。いずれの方法により貼
着したものも、紙層5の積層体Sとの貼着面側には、貼
着に用いた接着剤または合成樹脂シートが溶融した樹脂
が、紙層5の内部まで浸透した浸透部分を有するもので
ある。
【0032】また、図5に示すように、積層体Sを構成
する合成樹脂フィルム2の表面に、さらに外側紙層6を
貼着することができる。外側紙層6を配することによ
り、本発明の建築用板を接着剤を併用して下地基材に固
定する際に、接着剤が外側紙層6内に浸透し、優れた接
着強度を確保することができる。なお、外側紙層6の貼
着は、前記積層体Sと紙層5とを貼着するのと同様に、
合成樹脂シートの熱融着または接着剤により貼着するこ
とができる。さらに、本発明の建築用板を運搬、施工す
る際に合成樹脂フィルムおよびアルミニウム層に傷がつ
くのを防止することができる。
する合成樹脂フィルム2の表面に、さらに外側紙層6を
貼着することができる。外側紙層6を配することによ
り、本発明の建築用板を接着剤を併用して下地基材に固
定する際に、接着剤が外側紙層6内に浸透し、優れた接
着強度を確保することができる。なお、外側紙層6の貼
着は、前記積層体Sと紙層5とを貼着するのと同様に、
合成樹脂シートの熱融着または接着剤により貼着するこ
とができる。さらに、本発明の建築用板を運搬、施工す
る際に合成樹脂フィルムおよびアルミニウム層に傷がつ
くのを防止することができる。
【0033】さらに、図6および図7に示すように木質
基板1の片面だけでなく、両面に積層体Sを貼着するこ
ともできる。このように、木質基板1の両側に合成樹脂
フィルム2,2’、アルミニウム層3,3’および保護
フィルム4,4’を貼着する(図6)または、木質基板
1の両側に紙層5,5’、アルミニウム層3,3’およ
び合成樹脂フィルム2,2’を貼着する(図7)ことに
より、建築用板の表裏両方向からの、空気の移動および
水分の移動を完全に遮断することが可能となる。また、
木質基板1の両面に加え四周木口面にも貼着することに
より、いずれの方向からの水分の移動を完全に遮断する
ことができる。
基板1の片面だけでなく、両面に積層体Sを貼着するこ
ともできる。このように、木質基板1の両側に合成樹脂
フィルム2,2’、アルミニウム層3,3’および保護
フィルム4,4’を貼着する(図6)または、木質基板
1の両側に紙層5,5’、アルミニウム層3,3’およ
び合成樹脂フィルム2,2’を貼着する(図7)ことに
より、建築用板の表裏両方向からの、空気の移動および
水分の移動を完全に遮断することが可能となる。また、
木質基板1の両面に加え四周木口面にも貼着することに
より、いずれの方向からの水分の移動を完全に遮断する
ことができる。
【0034】また、図8は本発明の別の実施例を示すも
のであり、積層体Sを貼着した側とは逆の面に防水シー
トAを貼着したものである。防水シートAとしては、ポ
リエチレン、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリウレタ
ン等の合成樹脂シート、アルミニウム、銅等の金属シー
ト、アスファルトフェルト、ルーフィング等の瀝青質シ
ート、ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、
ポリスチレンフォーム、発泡ゴム等の発泡シート、ゴム
シートを防水層A1として用い、その表裏に積層する紙
層A2,A3としては、クラフト紙、薄葉紙、再生紙な
どが用いられる。
のであり、積層体Sを貼着した側とは逆の面に防水シー
トAを貼着したものである。防水シートAとしては、ポ
リエチレン、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリウレタ
ン等の合成樹脂シート、アルミニウム、銅等の金属シー
ト、アスファルトフェルト、ルーフィング等の瀝青質シ
ート、ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、
ポリスチレンフォーム、発泡ゴム等の発泡シート、ゴム
シートを防水層A1として用い、その表裏に積層する紙
層A2,A3としては、クラフト紙、薄葉紙、再生紙な
どが用いられる。
【0035】また、これら3層は、防水層A1の表裏に
紙層A2,A3とを積層し熱融着あるいは接着剤を用い
て貼着される。この際に用いる接着剤としては、尿素樹
脂系、フェノール樹脂系、メラミン樹脂系、酢酸ビニル
樹脂系、ビニールウレタン樹脂系等が用いられる。いず
れの方法により得た防水シートも、防水層の表裏に貼着
した紙層の内側に防水層との接着に用いた接着剤または
防水層自体が溶融した樹脂が浸透した部分を有するもの
である。
紙層A2,A3とを積層し熱融着あるいは接着剤を用い
て貼着される。この際に用いる接着剤としては、尿素樹
脂系、フェノール樹脂系、メラミン樹脂系、酢酸ビニル
樹脂系、ビニールウレタン樹脂系等が用いられる。いず
れの方法により得た防水シートも、防水層の表裏に貼着
した紙層の内側に防水層との接着に用いた接着剤または
防水層自体が溶融した樹脂が浸透した部分を有するもの
である。
【0036】このように防水シートAを貼着することに
より、防水シートAを貼着した側において液体の水の透
過は防止するが、気体の水蒸気は透過させることとな
り、建築用板の使用目的として一方の面が接触する部分
または部屋内の湿度の変化に対し、本願発明の建築用板
が水蒸気を吸収または放出することにより、湿度の急激
な変化を抑制する機能を発揮することができる。
より、防水シートAを貼着した側において液体の水の透
過は防止するが、気体の水蒸気は透過させることとな
り、建築用板の使用目的として一方の面が接触する部分
または部屋内の湿度の変化に対し、本願発明の建築用板
が水蒸気を吸収または放出することにより、湿度の急激
な変化を抑制する機能を発揮することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の建築用板によれば、アルミニウ
ム層3と合成樹脂フィルム2の積層体Sを貼着した面に
おいては、高気密・高断熱工法における、防湿気密シー
トを貼着したのと同等の防湿気密性能を有するため、高
気密・高断熱工法の構造パネルとして使用する場合にお
いては、パネル間あるいは構造材との固定部においての
み、防湿気密のシート,合成樹脂フォームの充填あるい
は防湿気密用パッキンなどの防湿・気密処理をすること
で、気密性能を確保することができ、施工期間が著しく
短することができる。
ム層3と合成樹脂フィルム2の積層体Sを貼着した面に
おいては、高気密・高断熱工法における、防湿気密シー
トを貼着したのと同等の防湿気密性能を有するため、高
気密・高断熱工法の構造パネルとして使用する場合にお
いては、パネル間あるいは構造材との固定部においての
み、防湿気密のシート,合成樹脂フォームの充填あるい
は防湿気密用パッキンなどの防湿・気密処理をすること
で、気密性能を確保することができ、施工期間が著しく
短することができる。
【0038】さらに、アルミニウム層により熱輻射が行
われるため、断熱効果も十分に発揮するものである。ま
た、構造パネル以外の用途に用いても、気体の水蒸気の
影響を全く受けることがなく、基本的に収縮膨張も発生
しないため、特に湿度の高い場所に用いるのに適してい
る。
われるため、断熱効果も十分に発揮するものである。ま
た、構造パネル以外の用途に用いても、気体の水蒸気の
影響を全く受けることがなく、基本的に収縮膨張も発生
しないため、特に湿度の高い場所に用いるのに適してい
る。
【図1】 本発明の一態様による建築用板を示す断面図
である。
である。
【図2】 本発明の別の態様による建築用板を示す断面
図である。
図である。
【図3】 保護フィルム4を貼着した場合の断面図であ
る。
る。
【図4】 紙層5を介在させた建築用板を示す断面図で
ある。
ある。
【図5】 外側紙層6を貼着したる建築用板を示す断面
図である。
図である。
【図6】 木質基板の両面に貼着した建築用板を示す断
面図である。
面図である。
【図7】 木質基板の両面に貼着した別の建築用板を示
す断面図である。
す断面図である。
【図8】 防水シートAを貼着した建築用板の断面図で
ある。
ある。
1 木質基板 2、2’ 合成樹脂フィルム 3、3’ アルミニウム層 4、4’ 保護フィルム 5、5’ 紙層 6、6’ 外側紙層 A 防水シート A1 防水層 A2 紙層 A3 紙層 S 積層体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04C 2/26 E04C 2/26 V U
Claims (6)
- 【請求項1】 木質基板の少なくとも片面に、アルミニ
ウム層と合成樹脂フィルムの積層体が配されてなる建築
用板。 - 【請求項2】 木質基板と積層体との間に紙層が配され
てなることを特徴とする請求項1記載の建築用板。 - 【請求項3】 紙層と積層体との間に合成樹脂シートが
介在され、該合成樹脂シートの熱融着により両者が貼着
されると共に、合成樹脂シートの一部が紙層内に浸透し
た状態であることを特徴とする請求項1記載の建築用
板。 - 【請求項4】 アルミニウム層と合成樹脂フィルムの積
層体の、合成樹脂フィルムが木質基板と接するように配
されたことを特徴とする請求項1記載の建築用板。 - 【請求項5】 アルミニウム層と合成樹脂フィルムの積
層体の、合成樹脂フィルムが木質基板と接するように配
されたことを特徴とする請求項1記載の建築用板。 - 【請求項6】 アルミニウム層と合成樹脂フィルムの積
層体の、合成樹脂フィルムが木質基板と接するように配
され、さらにその表面に保護フィルムが配されたことを
特徴とする請求項1記載の建築用板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16414598A JPH11131682A (ja) | 1997-08-27 | 1998-05-28 | 建築用板 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26911997 | 1997-08-27 | ||
JP9-269119 | 1997-08-27 | ||
JP16414598A JPH11131682A (ja) | 1997-08-27 | 1998-05-28 | 建築用板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11131682A true JPH11131682A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=26489354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16414598A Pending JPH11131682A (ja) | 1997-08-27 | 1998-05-28 | 建築用板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11131682A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003145672A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-05-20 | Dainippon Ink & Chem Inc | 化粧板 |
JP2008006738A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Sumitomo Forestry Crest Co Ltd | 化粧紙、化粧板及び化粧板の製造方法 |
DE102004037398B4 (de) * | 2004-07-30 | 2011-06-22 | Fritz Egger Gmbh & Co. | Holzwerkstoffplatte mit einem Schichtstoff und Verfahren zur Herstellung eines Bauteils mit einer Holzwerkstoffplatte |
JP2012081761A (ja) * | 2011-11-28 | 2012-04-26 | Sumitomo Forestry Crest Co Ltd | 化粧紙、化粧板及び化粧板の製造方法 |
WO2019159876A1 (ja) * | 2018-02-14 | 2019-08-22 | 大日本印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧板 |
-
1998
- 1998-05-28 JP JP16414598A patent/JPH11131682A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003145672A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-05-20 | Dainippon Ink & Chem Inc | 化粧板 |
DE102004037398B4 (de) * | 2004-07-30 | 2011-06-22 | Fritz Egger Gmbh & Co. | Holzwerkstoffplatte mit einem Schichtstoff und Verfahren zur Herstellung eines Bauteils mit einer Holzwerkstoffplatte |
JP2008006738A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Sumitomo Forestry Crest Co Ltd | 化粧紙、化粧板及び化粧板の製造方法 |
JP2012081761A (ja) * | 2011-11-28 | 2012-04-26 | Sumitomo Forestry Crest Co Ltd | 化粧紙、化粧板及び化粧板の製造方法 |
WO2019159876A1 (ja) * | 2018-02-14 | 2019-08-22 | 大日本印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧板 |
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