JPH11127831A - 洗浄装置およびその制御方法 - Google Patents
洗浄装置およびその制御方法Info
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- JPH11127831A JPH11127831A JP29559297A JP29559297A JPH11127831A JP H11127831 A JPH11127831 A JP H11127831A JP 29559297 A JP29559297 A JP 29559297A JP 29559297 A JP29559297 A JP 29559297A JP H11127831 A JPH11127831 A JP H11127831A
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- JP
- Japan
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- cleaning
- vegetables
- water
- rinsing
- tank
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- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 手軽に清潔で新鮮な生野菜を得ることができ
る洗浄装置を提供する。 【解決手段】 適当な量の野菜を収納可能な洗浄槽2の
底4に超音波源となる振動子5を設け、さらに、給水系
統10、排水系統20および給水に除菌液を注入する注
入系30を設け、これらの系統が自動的に動作するよう
にする。本発明の洗浄装置1においては、野菜が除菌液
で超音波洗浄され、さらに、濯ぎも超音波洗浄で行われ
る。従って、野菜の隅から隅まで洗浄し、汚れを除去す
ると共に殺菌し、さらに、除菌液を濯ぎとることが可能
となる。このため、鮮度が良く、清潔な野菜を得ること
ができる。
る洗浄装置を提供する。 【解決手段】 適当な量の野菜を収納可能な洗浄槽2の
底4に超音波源となる振動子5を設け、さらに、給水系
統10、排水系統20および給水に除菌液を注入する注
入系30を設け、これらの系統が自動的に動作するよう
にする。本発明の洗浄装置1においては、野菜が除菌液
で超音波洗浄され、さらに、濯ぎも超音波洗浄で行われ
る。従って、野菜の隅から隅まで洗浄し、汚れを除去す
ると共に殺菌し、さらに、除菌液を濯ぎとることが可能
となる。このため、鮮度が良く、清潔な野菜を得ること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を利用して
洗浄を行う洗浄装置およびその制御方法に関するもので
ある。
洗浄を行う洗浄装置およびその制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】生で食される野菜、例えば、キャベツや
レタスなどは、水道水で洗浄した後に食卓に提供されて
いるが、近年、O−157などの細菌、あるいは、農薬
などによる汚染が問題になっている。
レタスなどは、水道水で洗浄した後に食卓に提供されて
いるが、近年、O−157などの細菌、あるいは、農薬
などによる汚染が問題になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】野菜に付着した細菌
は、熱湯をかけるなどの方法により死滅させることも可
能である。しかしながら、O−157などは70℃以上
の温度で1分間保持する必要があり、このような温度を
加えることによりビタミンが分解したり、食感が失われ
るなど野菜の新鮮さが失われてしまい、生野菜そのもの
の良さを味わうことができない。水道水を流しながら丁
寧に洗浄することにより、細菌あるいは農薬などによる
汚染を除去し安全に生野菜を食べることができる。しか
しながら、キャベツやレタスなどの葉を一枚一枚丁寧に
洗浄するには手間と時間がかかり、大幅なコストアップ
になる。このため、食堂やレストランなどにおいて、実
際に野菜を洗うために費やされる手間や時間およびコス
トが問題になっている。高濃度の塩素水などで殺菌する
ことも可能であるが、殺菌した後の濯ぎに手間がかか
り、塩素の臭いを除去するのがかえって大変である。ま
た、塩素水に浸しても、野菜の表面に気泡が残っていた
り、葉が重なった部分まで殺菌することは困難であり、
効率良く洗浄および殺菌を行うことができない。
は、熱湯をかけるなどの方法により死滅させることも可
能である。しかしながら、O−157などは70℃以上
の温度で1分間保持する必要があり、このような温度を
加えることによりビタミンが分解したり、食感が失われ
るなど野菜の新鮮さが失われてしまい、生野菜そのもの
の良さを味わうことができない。水道水を流しながら丁
寧に洗浄することにより、細菌あるいは農薬などによる
汚染を除去し安全に生野菜を食べることができる。しか
しながら、キャベツやレタスなどの葉を一枚一枚丁寧に
洗浄するには手間と時間がかかり、大幅なコストアップ
になる。このため、食堂やレストランなどにおいて、実
際に野菜を洗うために費やされる手間や時間およびコス
トが問題になっている。高濃度の塩素水などで殺菌する
ことも可能であるが、殺菌した後の濯ぎに手間がかか
り、塩素の臭いを除去するのがかえって大変である。ま
た、塩素水に浸しても、野菜の表面に気泡が残っていた
り、葉が重なった部分まで殺菌することは困難であり、
効率良く洗浄および殺菌を行うことができない。
【0004】そこで、本発明においては、野菜などの食
材を短時間で簡単に、そして、丁寧に洗浄することがで
き、細菌や農薬などの汚染を除去することができる洗浄
装置およびその制御方法を提供することを目的としてい
る。
材を短時間で簡単に、そして、丁寧に洗浄することがで
き、細菌や農薬などの汚染を除去することができる洗浄
装置およびその制御方法を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、日常品や工業用品の洗浄に利用されている超音波
洗浄方法を用いて野菜を洗浄できるようにしており、生
で食する野菜の洗浄に適するように給水系統および排水
系統を設けて洗浄水あるいは濯ぎ水を頻繁に交換できる
ようにしている。さらに、給水系統には、除菌液(殺菌
液)を注入可能な注入系統を設け、超音波の効果によっ
て除菌液を含む洗浄水を隅々まで行き渡らし、汚れを浮
きだし除去すると共に、殺菌が行えるようにしている。
すなわち、本発明の洗浄装置は、超音波発生源が設置さ
れた洗浄槽と、この洗浄槽へ給水可能な給水系統と、洗
浄槽から排水可能な排水系統と、前記給水系統に除菌液
を注入可能な注入系統とを有することを特徴としてい
る。本発明の洗浄装置では、1つの洗浄槽に給水および
排水系統を設けて、除菌液を含んだ洗浄水による洗浄と
濯ぎを行えるようにすることにより、洗浄装置を小型化
することができる。さらに、濯ぎを行うときにも洗浄時
と同じ超音波発振源を利用できるので、濯ぎを行うとき
も超音波洗浄を行うことが可能であり、除菌液を含んだ
洗浄水を効率的に除去することが可能である。
ては、日常品や工業用品の洗浄に利用されている超音波
洗浄方法を用いて野菜を洗浄できるようにしており、生
で食する野菜の洗浄に適するように給水系統および排水
系統を設けて洗浄水あるいは濯ぎ水を頻繁に交換できる
ようにしている。さらに、給水系統には、除菌液(殺菌
液)を注入可能な注入系統を設け、超音波の効果によっ
て除菌液を含む洗浄水を隅々まで行き渡らし、汚れを浮
きだし除去すると共に、殺菌が行えるようにしている。
すなわち、本発明の洗浄装置は、超音波発生源が設置さ
れた洗浄槽と、この洗浄槽へ給水可能な給水系統と、洗
浄槽から排水可能な排水系統と、前記給水系統に除菌液
を注入可能な注入系統とを有することを特徴としてい
る。本発明の洗浄装置では、1つの洗浄槽に給水および
排水系統を設けて、除菌液を含んだ洗浄水による洗浄と
濯ぎを行えるようにすることにより、洗浄装置を小型化
することができる。さらに、濯ぎを行うときにも洗浄時
と同じ超音波発振源を利用できるので、濯ぎを行うとき
も超音波洗浄を行うことが可能であり、除菌液を含んだ
洗浄水を効率的に除去することが可能である。
【0006】さらに、洗浄槽内には野菜などの非洗浄物
を入られる、メッシュが比較的小さな網篭を着脱可能に
することにより、野菜の搬入および水切りなどの洗浄作
業を容易に行うことができる。また、給水系統、排水系
統および注入系統を各々オンオフ制御可能な制御系統を
設けることにより、洗浄から濯ぎまで一括して自動的に
行わせることも可能である。
を入られる、メッシュが比較的小さな網篭を着脱可能に
することにより、野菜の搬入および水切りなどの洗浄作
業を容易に行うことができる。また、給水系統、排水系
統および注入系統を各々オンオフ制御可能な制御系統を
設けることにより、洗浄から濯ぎまで一括して自動的に
行わせることも可能である。
【0007】本発明の洗浄装置では洗浄および濯ぎを超
音波洗浄で行うために、超音波発生源が設置された洗浄
槽内に除菌液を含んだ洗浄水を給水する工程と、超音波
を発生して洗浄を行う工程と、洗浄水を排水する工程
と、濯ぎ用の水を給水する工程と、超音波を発生して濯
ぎを行う工程とが順番に行われるように制御することが
望ましい。
音波洗浄で行うために、超音波発生源が設置された洗浄
槽内に除菌液を含んだ洗浄水を給水する工程と、超音波
を発生して洗浄を行う工程と、洗浄水を排水する工程
と、濯ぎ用の水を給水する工程と、超音波を発生して濯
ぎを行う工程とが順番に行われるように制御することが
望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1に本発明に係る洗浄装置の概
略構成を示してある。本例の洗浄装置1は、全体が直方
体状のハウジング9の内部に収納されており、その中央
に筒状の洗浄槽2が設置され、その内部にメッシュでバ
スケット状になった内筒3を着脱できるようになってい
る。本例の洗浄槽2はステンレススチール製で、適当な
量の野菜を一度に洗浄できるような大きさ、例えば、直
径および深さが30cm程度のサイズになっており、そ
の底面4の裏側4aには超音波発生源となる複数の振動
子5がほぼ同心円状に貼りつけられている。これらの振
動子5には、ハウジング9の下方に設置された動力源6
から高周波の電力が供給され、洗浄槽2の内部に超音波
振動を励起し、超音波洗浄ができるようになっている。
施の形態を説明する。図1に本発明に係る洗浄装置の概
略構成を示してある。本例の洗浄装置1は、全体が直方
体状のハウジング9の内部に収納されており、その中央
に筒状の洗浄槽2が設置され、その内部にメッシュでバ
スケット状になった内筒3を着脱できるようになってい
る。本例の洗浄槽2はステンレススチール製で、適当な
量の野菜を一度に洗浄できるような大きさ、例えば、直
径および深さが30cm程度のサイズになっており、そ
の底面4の裏側4aには超音波発生源となる複数の振動
子5がほぼ同心円状に貼りつけられている。これらの振
動子5には、ハウジング9の下方に設置された動力源6
から高周波の電力が供給され、洗浄槽2の内部に超音波
振動を励起し、超音波洗浄ができるようになっている。
【0009】本例の洗浄装置1は、水道などからの水を
洗浄槽2に供給可能な給水系統10と、洗浄槽2の水を
排水口などに排水可能な排水系統20を備えている。給
水系統10は、給水管19に沿って水道などの水源と接
続可能なコネクタ11と、オンオフ制御可能な自動弁1
2と、除菌液を給水に混入可能なインジェクタ部13
と、洗浄槽2に給水を放出する吐出口14とが順番に配
置されている。吐出口14は、洗浄槽2の上方から給水
できるようになっており、旋回可能なノズル14aが採
用されており、内筒3を洗浄槽2に着脱する際に邪魔に
ならないようになっている。インジェクタ部13には、
タンク31に貯えられた除菌液(殺菌液)を給水系統1
0に注入する注入系統30が接続されている。注入系統
30は、注入配管39に沿ってタンク31、オンオフ制
御可能な自動弁32が配置されており、除菌液はインジ
ェクタ部13に配置されたノズル(不図示)により形成
された負圧を利用して給水配管19に注入できるように
なっている。従って、本例の給水系統10は、自動弁1
2がオープンすると、吐出口14から洗浄槽2に給水が
行われ、その際に注入系統30の自動弁32をオンオフ
制御することによって、洗浄用に除菌液を含んだ洗浄水
と、濯ぎ用に除菌液を含まない濯ぎ水とを供給できるよ
うになっている。除菌液の注入系統30は、注入ポンプ
を用いた系統で構成することももちろん可能である。
洗浄槽2に供給可能な給水系統10と、洗浄槽2の水を
排水口などに排水可能な排水系統20を備えている。給
水系統10は、給水管19に沿って水道などの水源と接
続可能なコネクタ11と、オンオフ制御可能な自動弁1
2と、除菌液を給水に混入可能なインジェクタ部13
と、洗浄槽2に給水を放出する吐出口14とが順番に配
置されている。吐出口14は、洗浄槽2の上方から給水
できるようになっており、旋回可能なノズル14aが採
用されており、内筒3を洗浄槽2に着脱する際に邪魔に
ならないようになっている。インジェクタ部13には、
タンク31に貯えられた除菌液(殺菌液)を給水系統1
0に注入する注入系統30が接続されている。注入系統
30は、注入配管39に沿ってタンク31、オンオフ制
御可能な自動弁32が配置されており、除菌液はインジ
ェクタ部13に配置されたノズル(不図示)により形成
された負圧を利用して給水配管19に注入できるように
なっている。従って、本例の給水系統10は、自動弁1
2がオープンすると、吐出口14から洗浄槽2に給水が
行われ、その際に注入系統30の自動弁32をオンオフ
制御することによって、洗浄用に除菌液を含んだ洗浄水
と、濯ぎ用に除菌液を含まない濯ぎ水とを供給できるよ
うになっている。除菌液の注入系統30は、注入ポンプ
を用いた系統で構成することももちろん可能である。
【0010】排水系統20は、洗浄槽2の底4のほぼ中
央から排水できるようになっており、排水配管29が洗
浄槽2とフレキシブルな配管28によって接続されてい
る。排水配管29は、排水ホースなどを接続可能なコネ
クタ27に接続され、その排水配管29の途中にオンオ
フ制御可能な自動弁21が設けられている。また、排水
配管29には、洗浄槽2のオーバーフロー配管25も接
続されており、オーバーフローさせながら洗浄すること
ができるようになっている。
央から排水できるようになっており、排水配管29が洗
浄槽2とフレキシブルな配管28によって接続されてい
る。排水配管29は、排水ホースなどを接続可能なコネ
クタ27に接続され、その排水配管29の途中にオンオ
フ制御可能な自動弁21が設けられている。また、排水
配管29には、洗浄槽2のオーバーフロー配管25も接
続されており、オーバーフローさせながら洗浄すること
ができるようになっている。
【0011】洗浄槽2には、さらに、上下2か所にレベ
ルスイッチ8aおよび8bが設置されており、洗浄可能
なレベルに給水が達した状態と、排水が進んで洗浄槽2
が空に近くなった状態を検出できるようになっている。
これらのレベルスイッチ8aおよび8bの信号は制御装
置35に入力され、洗浄、濯ぎおよび排水を行うときの
レベル監視用としてアラームを出したり、後述するシー
ケンス制御のインタローックに利用できるようになって
いる。本例の制御装置35は、超音波振動の駆動源6を
オンオフ制御し、また、タイマーなどを用いて洗浄時間
を制御することができる他に、給水系統10の自動弁1
2、注入系統30の自動弁32および排水系統の自動弁
21をオンオフ制御することによって一連の洗浄動作を
シーケンス制御できるようになっている。
ルスイッチ8aおよび8bが設置されており、洗浄可能
なレベルに給水が達した状態と、排水が進んで洗浄槽2
が空に近くなった状態を検出できるようになっている。
これらのレベルスイッチ8aおよび8bの信号は制御装
置35に入力され、洗浄、濯ぎおよび排水を行うときの
レベル監視用としてアラームを出したり、後述するシー
ケンス制御のインタローックに利用できるようになって
いる。本例の制御装置35は、超音波振動の駆動源6を
オンオフ制御し、また、タイマーなどを用いて洗浄時間
を制御することができる他に、給水系統10の自動弁1
2、注入系統30の自動弁32および排水系統の自動弁
21をオンオフ制御することによって一連の洗浄動作を
シーケンス制御できるようになっている。
【0012】図2に示したフローチャートに基づき、本
例の洗浄装置1の動作を説明する。まず、野菜を必要で
あれば適当な大きさに切断した後にメッシュ状の内筒3
に投入し洗浄槽2に設置する。そして、洗浄装置1の制
御装置35を操作して洗浄を開始する。洗浄を開始する
と、まず、ステップ51で排水系統20の自動弁21が
閉じ、給水系統10および注入系統30の自動弁12お
よび32がオープンし、適当な濃度の除菌液が含まれた
洗浄液が洗浄槽2に給水される。上方のレベルスイッチ
8aが働いて、洗浄槽2の水位(レベル)が適当になる
と、自動弁12および32がオフ(閉じ)し給水を停止
する。次にステップ52で駆動源6から高周波が振動子
5に供給され、超音波洗浄が開始される。所定の時間、
超音波洗浄が行われると洗浄を停止し、ステップ53で
排水系統20の自動弁21をオープンして排水を行う。
例の洗浄装置1の動作を説明する。まず、野菜を必要で
あれば適当な大きさに切断した後にメッシュ状の内筒3
に投入し洗浄槽2に設置する。そして、洗浄装置1の制
御装置35を操作して洗浄を開始する。洗浄を開始する
と、まず、ステップ51で排水系統20の自動弁21が
閉じ、給水系統10および注入系統30の自動弁12お
よび32がオープンし、適当な濃度の除菌液が含まれた
洗浄液が洗浄槽2に給水される。上方のレベルスイッチ
8aが働いて、洗浄槽2の水位(レベル)が適当になる
と、自動弁12および32がオフ(閉じ)し給水を停止
する。次にステップ52で駆動源6から高周波が振動子
5に供給され、超音波洗浄が開始される。所定の時間、
超音波洗浄が行われると洗浄を停止し、ステップ53で
排水系統20の自動弁21をオープンして排水を行う。
【0013】下方のレベルスイッチ8bが働いて所定の
時間が経過したのち、洗浄槽2の排水がほぼ完全に行わ
れたと判断されると、ステップ54で排水系統20の自
動弁21が閉じ、給水系統10の自動弁12が開いて洗
浄槽2に濯ぎ水が供給される。この際、注水系統30の
自動弁32は閉じたままであり、ステップ54では、除
菌液が混入していない水道水がそのまま濯ぎ水として供
給される。上方のレベルスイッチ8aが働いて、洗浄槽
2の内部の水位が適当なレベルになると、ステップ55
で駆動源6から高周波電力が振動子5に再び供給され、
超音波洗浄による濯ぎが行われる。この際、給水系統1
0の自動弁12は全開、または所定の開度だけオープン
したままであり、オーバーフロー配管25から水を流し
ながら濯ぎを行う。そして、所定の時間、超音波洗浄を
行って濯ぎが終了すると、内筒3を洗浄槽2から持ち上
げて水切りをし洗浄を終了する。このようにして洗浄さ
れた野菜は、サラダなどの生食用として、あるいは、あ
るいは調理用の素材として使用される。
時間が経過したのち、洗浄槽2の排水がほぼ完全に行わ
れたと判断されると、ステップ54で排水系統20の自
動弁21が閉じ、給水系統10の自動弁12が開いて洗
浄槽2に濯ぎ水が供給される。この際、注水系統30の
自動弁32は閉じたままであり、ステップ54では、除
菌液が混入していない水道水がそのまま濯ぎ水として供
給される。上方のレベルスイッチ8aが働いて、洗浄槽
2の内部の水位が適当なレベルになると、ステップ55
で駆動源6から高周波電力が振動子5に再び供給され、
超音波洗浄による濯ぎが行われる。この際、給水系統1
0の自動弁12は全開、または所定の開度だけオープン
したままであり、オーバーフロー配管25から水を流し
ながら濯ぎを行う。そして、所定の時間、超音波洗浄を
行って濯ぎが終了すると、内筒3を洗浄槽2から持ち上
げて水切りをし洗浄を終了する。このようにして洗浄さ
れた野菜は、サラダなどの生食用として、あるいは、あ
るいは調理用の素材として使用される。
【0014】本例の洗浄装置1を用いて野菜の洗浄を行
うと、除菌液を含んだ洗浄液により超音波洗浄を行うこ
とによって野菜の隅々から汚れを効率的に除去でき、ま
た、野菜の隅々まで除菌液を侵入させることにより殺菌
することができる。さらに、濯ぎにも超音波洗浄を用い
ることにより、野菜の隅々から残留した洗浄液や汚れを
効率的にすすぎ取ることができる。また、給排水系統が
設けられているので、頻繁に洗浄水および濯ぎ水を手軽
に交換することが可能であり、清潔で鮮度の良い野菜を
得ることができる。
うと、除菌液を含んだ洗浄液により超音波洗浄を行うこ
とによって野菜の隅々から汚れを効率的に除去でき、ま
た、野菜の隅々まで除菌液を侵入させることにより殺菌
することができる。さらに、濯ぎにも超音波洗浄を用い
ることにより、野菜の隅々から残留した洗浄液や汚れを
効率的にすすぎ取ることができる。また、給排水系統が
設けられているので、頻繁に洗浄水および濯ぎ水を手軽
に交換することが可能であり、清潔で鮮度の良い野菜を
得ることができる。
【0015】近年、野菜あるいは果物などの食材は、O
−157などの細菌による汚染や、農薬などの汚染など
が取り立たされており、これらの汚染は野菜を単に水に
晒しただけでは効率良く除去することができない。これ
に対し、本例の洗浄装置1においては、超音波洗浄を用
いて野菜を洗浄し、さらに、超音波洗浄を用いて濯ぎを
行うことにより、上記のような汚染を効率良く除去する
ことが可能であり、細菌や農薬による汚染がなく、生食
用として安心して食られる野菜を提供することができ
る。また、本例の洗浄装置1は、オーバーフロー25を
用いて水を流しながら超音波洗浄を行うことができ、浮
き出た汚れなどを効率良く除去し、さらに清潔な野菜が
得られるようになっている。本例の洗浄装置1は、野菜
以外の食材あるいはその他の洗浄にももちいることがで
きるが、サラダや付け合わせとして生で多く食される野
菜の洗浄に特に適しており、新鮮で清潔な野菜を手軽に
提供することが可能である。また、熱などを加えなくて
も細菌を除去できるので、野菜の鮮度を保ったまま食卓
に出すことができる。
−157などの細菌による汚染や、農薬などの汚染など
が取り立たされており、これらの汚染は野菜を単に水に
晒しただけでは効率良く除去することができない。これ
に対し、本例の洗浄装置1においては、超音波洗浄を用
いて野菜を洗浄し、さらに、超音波洗浄を用いて濯ぎを
行うことにより、上記のような汚染を効率良く除去する
ことが可能であり、細菌や農薬による汚染がなく、生食
用として安心して食られる野菜を提供することができ
る。また、本例の洗浄装置1は、オーバーフロー25を
用いて水を流しながら超音波洗浄を行うことができ、浮
き出た汚れなどを効率良く除去し、さらに清潔な野菜が
得られるようになっている。本例の洗浄装置1は、野菜
以外の食材あるいはその他の洗浄にももちいることがで
きるが、サラダや付け合わせとして生で多く食される野
菜の洗浄に特に適しており、新鮮で清潔な野菜を手軽に
提供することが可能である。また、熱などを加えなくて
も細菌を除去できるので、野菜の鮮度を保ったまま食卓
に出すことができる。
【0016】さらに、本例の洗浄装置1は、給水系統1
0、排水系統20に加え、除菌液の注入系統30を備
え、1つの洗浄槽2で、洗浄液による洗浄と、水道水を
そのまま用いた濯ぎとを行うことができるようになって
いる。このため、超音波洗浄によって洗浄および濯ぎが
行える洗浄装置1をコンパクトに纏め、低コストで提供
することができ、厨房の面積が狭い小規模な食堂やレス
トランにも簡単に設置できるようになっている。また、
本例の洗浄装置1は、洗浄および濯ぎといった超音波を
用いた洗浄工程が自動的に行われるようになっており、
人手を割かずに短時間および低コストで野菜を綺麗に洗
浄することができる。
0、排水系統20に加え、除菌液の注入系統30を備
え、1つの洗浄槽2で、洗浄液による洗浄と、水道水を
そのまま用いた濯ぎとを行うことができるようになって
いる。このため、超音波洗浄によって洗浄および濯ぎが
行える洗浄装置1をコンパクトに纏め、低コストで提供
することができ、厨房の面積が狭い小規模な食堂やレス
トランにも簡単に設置できるようになっている。また、
本例の洗浄装置1は、洗浄および濯ぎといった超音波を
用いた洗浄工程が自動的に行われるようになっており、
人手を割かずに短時間および低コストで野菜を綺麗に洗
浄することができる。
【0017】さらに、本例の洗浄装置1は、高出力で大
型のランジバン振動子などを洗浄槽2の底にボルト止め
する代わりに、洗浄槽2の底に振動子5として複数の圧
電体素子(例えば、PZT(商標))を適当な間隔で接
着剤などで貼りつけて十分なパワーが得られるようにし
ている。このため、大型の超音波洗浄槽2を安価に提供
することが可能となり、また、洗浄槽2の底4から下の
スペースを削減することができる。従って、切断した野
菜などを適当な量、一度に洗える容量の洗浄装置1を小
型化でき、低価格で供給することができる。
型のランジバン振動子などを洗浄槽2の底にボルト止め
する代わりに、洗浄槽2の底に振動子5として複数の圧
電体素子(例えば、PZT(商標))を適当な間隔で接
着剤などで貼りつけて十分なパワーが得られるようにし
ている。このため、大型の超音波洗浄槽2を安価に提供
することが可能となり、また、洗浄槽2の底4から下の
スペースを削減することができる。従って、切断した野
菜などを適当な量、一度に洗える容量の洗浄装置1を小
型化でき、低価格で供給することができる。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の洗浄装
置は、適当な量の野菜を収納できるサイズの洗浄槽に超
音波発生源が装着され、さらに、給水系統、排水系統お
よび除菌液の注入系統が設けられている。このため、本
発明の洗浄装置を用いることにより、除菌液が含まれた
洗浄液で野菜を超音波洗浄することができ、さらに、濯
ぎも超音波洗浄で行うことができる。従って、本発明の
洗浄装置により、生の野菜から細菌や農薬などによる汚
染を非常に効率良く除去することが可能となり、サラダ
などに適した清潔で鮮度の高い野菜を手軽に得ることが
できる。
置は、適当な量の野菜を収納できるサイズの洗浄槽に超
音波発生源が装着され、さらに、給水系統、排水系統お
よび除菌液の注入系統が設けられている。このため、本
発明の洗浄装置を用いることにより、除菌液が含まれた
洗浄液で野菜を超音波洗浄することができ、さらに、濯
ぎも超音波洗浄で行うことができる。従って、本発明の
洗浄装置により、生の野菜から細菌や農薬などによる汚
染を非常に効率良く除去することが可能となり、サラダ
などに適した清潔で鮮度の高い野菜を手軽に得ることが
できる。
【図1】本発明の実施の形態に示す洗浄装置の概略構成
を示す図である。
を示す図である。
【図2】図1に示す洗浄装置を用いた洗浄工程を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
1・・洗浄装置 2・・洗浄槽 3・・内筒 4・・洗浄槽の底 5・・振動子 6・・振動子の駆動源 8a、8b・・レベルスイッチ 10・・給水系統 12、21、32・・自動弁 13・・インジェクタ 14・・吐出口 20・・排水系統 25・・オーバーフロー 30・・注水系統 31・・タンク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (4)
- 【請求項1】 超音波発生源が設置された洗浄槽と、こ
の洗浄槽へ給水可能な給水系統と、洗浄槽から排水可能
な排水系統と、前記給水系統に除菌液を注入可能な注入
系統とを有することを特徴とする洗浄装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記洗浄槽内に非洗
浄物を入れる網篭を着脱可能であることを特徴とする洗
浄装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記給水系統、排水
系統および注入系統を各々オンオフ制御可能な制御系統
を備えていることを特徴とする洗浄装置。 - 【請求項4】 超音波発生源が設置された洗浄槽内に除
菌液を含んだ洗浄水を給水する工程と、 超音波を発生して洗浄を行う工程と、 洗浄水を排水する工程と、 濯ぎ用の水を給水する工程と、 超音波を発生して濯ぎを行う工程とを有することを特徴
とする洗浄装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29559297A JPH11127831A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 洗浄装置およびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29559297A JPH11127831A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 洗浄装置およびその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11127831A true JPH11127831A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=17822631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29559297A Pending JPH11127831A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 洗浄装置およびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11127831A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2005333842A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Shinshokuken | 食材洗浄殺菌装置及び食材洗浄殺菌法 |
CN103230896A (zh) * | 2013-04-19 | 2013-08-07 | 邓杰帆 | 一种食品清洗排毒设备 |
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KR20160068273A (ko) * | 2014-12-05 | 2016-06-15 | 대풍년영농조합법인 | 작물 세척기 |
CN110547488A (zh) * | 2019-10-18 | 2019-12-10 | 徐州市红日生态园有限公司 | 适用于清洗胡萝卜的设备 |
-
1997
- 1997-10-28 JP JP29559297A patent/JPH11127831A/ja active Pending
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A02 | Decision of refusal |
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