JPH11125754A - 極細光ファイバコードの識別表示 - Google Patents
極細光ファイバコードの識別表示Info
- Publication number
- JPH11125754A JPH11125754A JP9305029A JP30502997A JPH11125754A JP H11125754 A JPH11125754 A JP H11125754A JP 9305029 A JP9305029 A JP 9305029A JP 30502997 A JP30502997 A JP 30502997A JP H11125754 A JPH11125754 A JP H11125754A
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- colors
- resin
- blocks
- tensile
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】単心コードの構造の特殊性を利用して多数の単
心コードを容易、確実に識別できるように、単心コード
の構造を工夫することをその課題とする。 【解決手段】光ファイバ心線1を取り巻く抗張力繊維群
2を着色によって円周方向に複数のブロック2a、2
b、2c、2dに区分し、これを透明UV樹脂で被覆3
して構成した極細光ファイバコードの識別表示。
心コードを容易、確実に識別できるように、単心コード
の構造を工夫することをその課題とする。 【解決手段】光ファイバ心線1を取り巻く抗張力繊維群
2を着色によって円周方向に複数のブロック2a、2
b、2c、2dに区分し、これを透明UV樹脂で被覆3
して構成した極細光ファイバコードの識別表示。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は極細光ファイバコード
の識別表示に関するものであり、極めて細い光ファイバ
コードに簡単、容易に識別記号を表示することができ、
この表示を目視によって簡単、容易に識別することがで
きるものであり、単心コード、局内ケーブル用心線、配
線ケーブル用心線に利用し得るものである。
の識別表示に関するものであり、極めて細い光ファイバ
コードに簡単、容易に識別記号を表示することができ、
この表示を目視によって簡単、容易に識別することがで
きるものであり、単心コード、局内ケーブル用心線、配
線ケーブル用心線に利用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバコード10は従来公知のもの
であり、単心コードは光ファイバ心線1に無数の細い抗
張力繊維群2を縦添えして抗張力繊維群2を構成し、こ
の抗張力繊維群2をUV樹脂製外被11によって被覆し
たものであり、光ファイバコード10を可及的に細径に
しつつその引っ張り強度を向上させるとともに、外被内
での光ファイバ心線1の自由度を大きくして、光ファイ
バコード10の曲がりに伴う光ファイバ心線1の歪を低
減することができるものである。多数の光ファイバコー
ドを束ねてケーブル化した場合は、個々の単心コードを
目視で識別できるように個々の単心コードに識別表示を
することが必要である。そのために従来は単心コードの
表面に文字、各種記号等を印字し、あるいは被覆を色分
けするなどしてこの識別表示を行っていたが、単心コー
ドの線径が極めて細くなると印字による表示は困難であ
り、またその表示の目視による識別も困難になる。ま
た、被覆の単一色による色分け識別表示は色分けの数に
限界があるために、識別できる単心コードの数が少な
い。
であり、単心コードは光ファイバ心線1に無数の細い抗
張力繊維群2を縦添えして抗張力繊維群2を構成し、こ
の抗張力繊維群2をUV樹脂製外被11によって被覆し
たものであり、光ファイバコード10を可及的に細径に
しつつその引っ張り強度を向上させるとともに、外被内
での光ファイバ心線1の自由度を大きくして、光ファイ
バコード10の曲がりに伴う光ファイバ心線1の歪を低
減することができるものである。多数の光ファイバコー
ドを束ねてケーブル化した場合は、個々の単心コードを
目視で識別できるように個々の単心コードに識別表示を
することが必要である。そのために従来は単心コードの
表面に文字、各種記号等を印字し、あるいは被覆を色分
けするなどしてこの識別表示を行っていたが、単心コー
ドの線径が極めて細くなると印字による表示は困難であ
り、またその表示の目視による識別も困難になる。ま
た、被覆の単一色による色分け識別表示は色分けの数に
限界があるために、識別できる単心コードの数が少な
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は単心コード
の構造の特殊性を利用して多数の単心コードを容易、確
実に識別できるように、単心コードの構造を工夫するこ
とをその課題とするものである。
の構造の特殊性を利用して多数の単心コードを容易、確
実に識別できるように、単心コードの構造を工夫するこ
とをその課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のために講
じた手段は、光ファイバ心線に抗張力繊維群を縦添え
し、これをUV樹脂で被覆した極細光ファイバコードを
前提にして、次の要素(イ)及び(ロ)によって構成さ
れるものである。 (イ)光ファイバ心線を取り巻く抗張力繊維群を着色に
よって円周方向に複数のブロックに区分したこと、 (ロ)UV樹脂製外被を透明にしたこと。
じた手段は、光ファイバ心線に抗張力繊維群を縦添え
し、これをUV樹脂で被覆した極細光ファイバコードを
前提にして、次の要素(イ)及び(ロ)によって構成さ
れるものである。 (イ)光ファイバ心線を取り巻く抗張力繊維群を着色に
よって円周方向に複数のブロックに区分したこと、 (ロ)UV樹脂製外被を透明にしたこと。
【0005】
【作 用】抗張力繊維群の着色による区分は均等区分、
不均等区分のいずれでもよいが、光ファイバコードは極
めて細いので、実際には均等区分が望ましい。例えば、
抗張力繊維を8色に色分けして着色し、その複数を用い
て抗張力繊維群を構成する。この着色の組合せによって
一つの光ファイバコードについての識別表示がなされ
る。UV樹脂被覆が透明であるから、当該被覆を通して
抗張力繊維群の上記着色の組み合わせを目視で読み取る
ことができる。なお、ここでいう抗張力繊維とは弾性率
500Kg/mm2以上のものを云う。8色のうちの4
色を用いるとその組み合わせ(8C4)は70通りになる
ので、これによって70本の光ファイバコードに識別記
号を表示することができ、3色を用いるとその組み合わ
せ(8C3)は56通り、2色を用いるとその組み合わせ
(8C2)は28通り、1色を用いるとその組み合わせ(
8C1)は8通りである。この着色の組み合わせ数の総和
は162通りになるので、着色の組合せ数を4〜1とす
ることによって162本の光ファイバコードに識別記号
を表示できる。なお、上記の抗張力繊維群の各ブロック
の繊維の本数は特に問題はないので、1本ないしは数本
の繊維によって構成されるものも、当該ブロックに当た
る。
不均等区分のいずれでもよいが、光ファイバコードは極
めて細いので、実際には均等区分が望ましい。例えば、
抗張力繊維を8色に色分けして着色し、その複数を用い
て抗張力繊維群を構成する。この着色の組合せによって
一つの光ファイバコードについての識別表示がなされ
る。UV樹脂被覆が透明であるから、当該被覆を通して
抗張力繊維群の上記着色の組み合わせを目視で読み取る
ことができる。なお、ここでいう抗張力繊維とは弾性率
500Kg/mm2以上のものを云う。8色のうちの4
色を用いるとその組み合わせ(8C4)は70通りになる
ので、これによって70本の光ファイバコードに識別記
号を表示することができ、3色を用いるとその組み合わ
せ(8C3)は56通り、2色を用いるとその組み合わせ
(8C2)は28通り、1色を用いるとその組み合わせ(
8C1)は8通りである。この着色の組み合わせ数の総和
は162通りになるので、着色の組合せ数を4〜1とす
ることによって162本の光ファイバコードに識別記号
を表示できる。なお、上記の抗張力繊維群の各ブロック
の繊維の本数は特に問題はないので、1本ないしは数本
の繊維によって構成されるものも、当該ブロックに当た
る。
【0006】
【実 施 例】光ファイバをUV樹脂で被覆した光ファ
イバ心線1に抗張力繊維群(着色ガラス繊維)2を縦添
えし、これを透明UV樹脂で被覆(外被)3して光ファ
イバコード4を構成してあり、この透明UV樹脂で被覆
3の厚さは0.15mmであり、光ファイバコード4の
外径dは0.9mmである。この実施例は抗張力繊維群
2を4つのブロック(2a、2b、2c、2d)に区分
したものであり、赤、黄、黄緑、緑、青、青紫、紫、赤
紫の8色の中の4色を組み合わせ(例えば、赤、黄、黄
緑、緑)、これによってそれぞれの光ファイバコード4
の識別記号としたものである。8色のうちの4色を組み
合わせることによって70組の色の組み合わせが可能で
ある。抗張力繊維群2を3ブロックに区分し、あるいは
2ブロックに区分して、各ブロックを異なる色とするこ
とによって、さらに多くの色の組み合わせが可能であ
る。
イバ心線1に抗張力繊維群(着色ガラス繊維)2を縦添
えし、これを透明UV樹脂で被覆(外被)3して光ファ
イバコード4を構成してあり、この透明UV樹脂で被覆
3の厚さは0.15mmであり、光ファイバコード4の
外径dは0.9mmである。この実施例は抗張力繊維群
2を4つのブロック(2a、2b、2c、2d)に区分
したものであり、赤、黄、黄緑、緑、青、青紫、紫、赤
紫の8色の中の4色を組み合わせ(例えば、赤、黄、黄
緑、緑)、これによってそれぞれの光ファイバコード4
の識別記号としたものである。8色のうちの4色を組み
合わせることによって70組の色の組み合わせが可能で
ある。抗張力繊維群2を3ブロックに区分し、あるいは
2ブロックに区分して、各ブロックを異なる色とするこ
とによって、さらに多くの色の組み合わせが可能であ
る。
【0007】
【効 果】着色した抗張力繊維の成形は比較的簡単であ
る。複数種類の色の異なる抗張力繊維を組み合わせる点
を除けば、抗張力繊維群を光ファイバ心線に縦添えし、
これを透明UV樹脂で被覆する点は従来の光ファイバコ
ードの成形と異なるところはない。したがって、識別表
示のための特別な工程の付加はなく、識別表示のための
コスト増加は殆どゼロである。したがって、印字等によ
って識別表示する従来技術に比して、光ファイバコード
の製造コストを大きく低減することができる。また、抗
張力繊維群を区分した各ブロックは明瞭に区別され、そ
の色分けは明瞭であるから容易、確実に各光ファイバコ
ードを識別することができ、また識別表示が劣化、不鮮
明になる恐れは殆ど無い。さらに、容易、確実な識別法
によって極めて多数本の光ファイバコードの識別を容易
に行うことができる。
る。複数種類の色の異なる抗張力繊維を組み合わせる点
を除けば、抗張力繊維群を光ファイバ心線に縦添えし、
これを透明UV樹脂で被覆する点は従来の光ファイバコ
ードの成形と異なるところはない。したがって、識別表
示のための特別な工程の付加はなく、識別表示のための
コスト増加は殆どゼロである。したがって、印字等によ
って識別表示する従来技術に比して、光ファイバコード
の製造コストを大きく低減することができる。また、抗
張力繊維群を区分した各ブロックは明瞭に区別され、そ
の色分けは明瞭であるから容易、確実に各光ファイバコ
ードを識別することができ、また識別表示が劣化、不鮮
明になる恐れは殆ど無い。さらに、容易、確実な識別法
によって極めて多数本の光ファイバコードの識別を容易
に行うことができる。
【図1】本発明の実施例の断面図である。
【図2】従来例の断面図である。
1・・・光ファイバ心線 2・・・抗張力繊維群 2a、2b、2c、2d・・・抗張力繊維群の区分ブロ
ック 3・・・透明UV樹脂被覆(外被) 4、10・・・光ファイバコード 11・・・UV樹脂外被 d・・・光ファイバコード4の外径
ック 3・・・透明UV樹脂被覆(外被) 4、10・・・光ファイバコード 11・・・UV樹脂外被 d・・・光ファイバコード4の外径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 圭二 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 榎本 圭高 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】光ファイバ心線に抗張力繊維群を縦添え
し、これをUV樹脂で被覆した極細光ファイバコードに
ついて、 光ファイバ心線を取り巻く抗張力繊維群を着色によって
円周方向に複数のブロックに区分し、 上記UV樹脂被覆を透明にした極細光ファイバコードの
識別表示。 - 【請求項2】光ファイバ心線に抗張力繊維群を縦添え
し、UV樹脂で被覆した極細光ファイバコードについ
て、 異なる色に着色した複数の抗張力繊維ブロックを光ファ
イバ心線に縦添えして上記抗張力繊維群を形成し、これ
を透明UV樹脂で被覆した極細光ファイバコードの識別
表示方法。 - 【請求項3】抗張力繊維群がそれぞれ異なる色に着色さ
れ、透明UV樹脂で被覆した多数の極細光ファイバコー
ドからなる光ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9305029A JPH11125754A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 極細光ファイバコードの識別表示 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9305029A JPH11125754A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 極細光ファイバコードの識別表示 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11125754A true JPH11125754A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17940245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9305029A Pending JPH11125754A (ja) | 1997-10-21 | 1997-10-21 | 極細光ファイバコードの識別表示 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11125754A (ja) |
-
1997
- 1997-10-21 JP JP9305029A patent/JPH11125754A/ja active Pending
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