JPH11101583A - リーフ状プレート式熱交換器とその製造方法 - Google Patents
リーフ状プレート式熱交換器とその製造方法Info
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- JPH11101583A JPH11101583A JP28288897A JP28288897A JPH11101583A JP H11101583 A JPH11101583 A JP H11101583A JP 28288897 A JP28288897 A JP 28288897A JP 28288897 A JP28288897 A JP 28288897A JP H11101583 A JPH11101583 A JP H11101583A
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- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D9/00—Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D9/0062—Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one heat-exchange medium being formed by spaced plates with inserted elements
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F2275/00—Fastening; Joining
- F28F2275/02—Fastening; Joining by using bonding materials; by embedding elements in particular materials
- F28F2275/025—Fastening; Joining by using bonding materials; by embedding elements in particular materials by using adhesives
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】漏洩の恐れが無く、熱伝導性と耐熱、耐食性に
優れ、圧力損失を大幅に低減できるプレート式熱交換器
を提供する。 【解決手段】熱交換プレート1の伝熱面2に厚さ10〜
100μmの熱溶融する薄い熱溶融性樹脂好ましくはフ
ッ素樹脂フィルムを直接熱融着し、このフィルムを融着
した2枚のプレートを向き合わせ、該樹脂フィルムの密
閉ラインにコの字型断面部材を融着して柔軟な袋状構造
とする。密閉ラインを柔軟な袋状に接合したことで、ユ
ニットA又はガスケット接続面からの洩れが生じない。
また、ピンホールが無いフィルムをラミネートすること
で、腐食性流体にもアルミニューム板、メッキ鋼板や、
より薄いステンレス鋼板が使用でき、総括伝熱係数が高
くなる。更に、リーフ状ユニットのコの字型断面部材に
入口と出口を設けることによって構造が簡単になる。
優れ、圧力損失を大幅に低減できるプレート式熱交換器
を提供する。 【解決手段】熱交換プレート1の伝熱面2に厚さ10〜
100μmの熱溶融する薄い熱溶融性樹脂好ましくはフ
ッ素樹脂フィルムを直接熱融着し、このフィルムを融着
した2枚のプレートを向き合わせ、該樹脂フィルムの密
閉ラインにコの字型断面部材を融着して柔軟な袋状構造
とする。密閉ラインを柔軟な袋状に接合したことで、ユ
ニットA又はガスケット接続面からの洩れが生じない。
また、ピンホールが無いフィルムをラミネートすること
で、腐食性流体にもアルミニューム板、メッキ鋼板や、
より薄いステンレス鋼板が使用でき、総括伝熱係数が高
くなる。更に、リーフ状ユニットのコの字型断面部材に
入口と出口を設けることによって構造が簡単になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はプレート式熱交換
器に関し、特に複数枚の熱交換プレートを互いに所定間
隔をあけて並列させ、その密閉ラインを柔軟な袋状に構
成したリーフ状プレート式熱交換器に係る。好ましく
は、プレートの少なくとも伝熱面の一面がフッ素樹脂フ
ィルムでライニングされて構成したプレートに好適なリ
ーフ状プレート式熱交換器に係る。更に好ましくは、プ
レートの伝熱面を薄いフッ素樹脂フィルムでライニング
してからプレートの密閉ラインを袋状に構成することに
よって、耐熱、耐食性と伝熱効率が良く、しかもピンホ
ールが無く、ガスケットからの洩れの恐れが無いリーフ
状プレート式熱交換器に係るものである。また他の好ま
しいものは、流体が各プレート間を一方向に流れるよう
になしたリーフ状プレート式熱交換器に係るものであ
る。
器に関し、特に複数枚の熱交換プレートを互いに所定間
隔をあけて並列させ、その密閉ラインを柔軟な袋状に構
成したリーフ状プレート式熱交換器に係る。好ましく
は、プレートの少なくとも伝熱面の一面がフッ素樹脂フ
ィルムでライニングされて構成したプレートに好適なリ
ーフ状プレート式熱交換器に係る。更に好ましくは、プ
レートの伝熱面を薄いフッ素樹脂フィルムでライニング
してからプレートの密閉ラインを袋状に構成することに
よって、耐熱、耐食性と伝熱効率が良く、しかもピンホ
ールが無く、ガスケットからの洩れの恐れが無いリーフ
状プレート式熱交換器に係るものである。また他の好ま
しいものは、流体が各プレート間を一方向に流れるよう
になしたリーフ状プレート式熱交換器に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のプレート式熱交換器は、図1に示
すように通常、伝熱面2を囲む四隅に液通路孔4、5、
6、7を設けた平板状のプレート1を、所定間隔おきに
ガスケット3を介して並列させて構成した熱交換器プレ
ート群を、図2に示す固定フレーム8と可動フレーム9
との間に挟み、ステーボルトとナットで締め付けること
によって、当接するガスケット3を圧縮し結合したもの
である。然しながら、それぞれプレート1が当接し、ガ
スケット3を圧縮している部分からの洩れが生じるため
に、その対策として従来種々の発明考案がなされてい
る。
すように通常、伝熱面2を囲む四隅に液通路孔4、5、
6、7を設けた平板状のプレート1を、所定間隔おきに
ガスケット3を介して並列させて構成した熱交換器プレ
ート群を、図2に示す固定フレーム8と可動フレーム9
との間に挟み、ステーボルトとナットで締め付けること
によって、当接するガスケット3を圧縮し結合したもの
である。然しながら、それぞれプレート1が当接し、ガ
スケット3を圧縮している部分からの洩れが生じるため
に、その対策として従来種々の発明考案がなされてい
る。
【0003】該プレート式熱交換器の中を流れる液体
は、図2に示すように実線矢印で示す流路Cと、破線矢
印で示す流路Dとの流れの方向が完全に対向流となる1
回流式であっても、直角に折れ曲がる流路のため、その
圧力損失が大きい欠点がある。図中4は高温流体の液通
路孔入口、5はその出口、6は低温流体の液通路孔入
口、7はその出口である。1回流式を効率を上げるため
に、多回流式としたときは、流体が液通路孔でシャープ
に折り返す折流によって更に過大な圧力損失を生じてい
た。
は、図2に示すように実線矢印で示す流路Cと、破線矢
印で示す流路Dとの流れの方向が完全に対向流となる1
回流式であっても、直角に折れ曲がる流路のため、その
圧力損失が大きい欠点がある。図中4は高温流体の液通
路孔入口、5はその出口、6は低温流体の液通路孔入
口、7はその出口である。1回流式を効率を上げるため
に、多回流式としたときは、流体が液通路孔でシャープ
に折り返す折流によって更に過大な圧力損失を生じてい
た。
【0004】洩れについては、プレートに接着剤でガス
ケットを貼り付けたり、2枚を1組のユニットとし、こ
のユニットの周縁をシーム溶接して一体化することが提
案されているが、これを固定フレームと可動フレームの
間で締め付ける時、プレートの歪みやガスケットの形
状、厚さ、密度等のバラツキが、プレートを多数積層さ
れることによって累積顕在化されて洩れにつながる欠点
がある。
ケットを貼り付けたり、2枚を1組のユニットとし、こ
のユニットの周縁をシーム溶接して一体化することが提
案されているが、これを固定フレームと可動フレームの
間で締め付ける時、プレートの歪みやガスケットの形
状、厚さ、密度等のバラツキが、プレートを多数積層さ
れることによって累積顕在化されて洩れにつながる欠点
がある。
【0005】また、圧力損失については、広い接触面を
もったプレートを連続する一対の螺旋状の流路とした特
開昭60−33490号公報が提案されているが、あま
り実用的では無い欠点があった。そして圧力損失の改良
についてはこの他に提案も見られず、プレート式熱交換
器の本質的な欠点として諦められていた。
もったプレートを連続する一対の螺旋状の流路とした特
開昭60−33490号公報が提案されているが、あま
り実用的では無い欠点があった。そして圧力損失の改良
についてはこの他に提案も見られず、プレート式熱交換
器の本質的な欠点として諦められていた。
【0006】而して、プレート式熱交換器はプレートに
沿って流体を流すものであるが、流体によってはプレー
トの表面は著しい影響を受けている。一例として、広く
使用されているステンレス鋼が海水に弱いことは専門家
が周知するところである。また、腐食性液やガスでは殆
どのプレートは腐食され、汚染水ではプレートの表面に
汚物が堆積し、海水によるときは貝類、海草類が付着し
て際限なく繁殖し、流体の流動抵抗、境膜熱抵抗が増大
することによって熱交換率を著しく低下させている。腐
食液に対して特開昭61−101797号公報では、少
なくともプレートの表面にホーローをコーティングする
ことが提案されている。異物の付着を防止するために、
実開平2−127987号公報では、全域又は部分的に
アモルファス金属をコーティングすることが提案され、
また実開平7−22269号公報では、プレート表面に
四フッ化エチレン樹脂を主成分としたコーティング層を
メッキ、塗装あるいは焼成処理などによって形成するこ
とが提案されている。また近時、ポリフェニレンスルフ
ァイド(PPS)系の塗料で被膜の厚さが、80〜50
0μmのライニングをすることが提案されている。
沿って流体を流すものであるが、流体によってはプレー
トの表面は著しい影響を受けている。一例として、広く
使用されているステンレス鋼が海水に弱いことは専門家
が周知するところである。また、腐食性液やガスでは殆
どのプレートは腐食され、汚染水ではプレートの表面に
汚物が堆積し、海水によるときは貝類、海草類が付着し
て際限なく繁殖し、流体の流動抵抗、境膜熱抵抗が増大
することによって熱交換率を著しく低下させている。腐
食液に対して特開昭61−101797号公報では、少
なくともプレートの表面にホーローをコーティングする
ことが提案されている。異物の付着を防止するために、
実開平2−127987号公報では、全域又は部分的に
アモルファス金属をコーティングすることが提案され、
また実開平7−22269号公報では、プレート表面に
四フッ化エチレン樹脂を主成分としたコーティング層を
メッキ、塗装あるいは焼成処理などによって形成するこ
とが提案されている。また近時、ポリフェニレンスルフ
ァイド(PPS)系の塗料で被膜の厚さが、80〜50
0μmのライニングをすることが提案されている。
【0007】前記プレート表面をホーローや四フッ化エ
チレン樹脂でコーティングするときには、常にピンホー
ルが生じる恐れがあるので厚く重ね塗りをする必要があ
るとされ、これがコストを上げ、伝熱効率を著しく下げ
る原因となっていた。従って、従来この腐食性液或いは
海水等が接触するプレートの表面には、洩れないで、コ
ストの安い耐熱、耐食性樹脂による表面処理が施された
プレート式熱交換器の開発が求められていた。
チレン樹脂でコーティングするときには、常にピンホー
ルが生じる恐れがあるので厚く重ね塗りをする必要があ
るとされ、これがコストを上げ、伝熱効率を著しく下げ
る原因となっていた。従って、従来この腐食性液或いは
海水等が接触するプレートの表面には、洩れないで、コ
ストの安い耐熱、耐食性樹脂による表面処理が施された
プレート式熱交換器の開発が求められていた。
【0008】また圧力損失が極めて小さなプレート式熱
交換器の開発が求められていた。
交換器の開発が求められていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、流
体の液通路及び伝熱面を形成しているプレートの表面
に、薄くてピンホールが無い合成樹脂層、特に好ましく
はフッ素樹脂フィルムのライニング被膜を形成させて、
安定して長期の使用に耐えるプレート式熱交換器を廉価
に提供することである。そして更に、圧力損失が極めて
小さなプレート式熱交換器を提供することである。
体の液通路及び伝熱面を形成しているプレートの表面
に、薄くてピンホールが無い合成樹脂層、特に好ましく
はフッ素樹脂フィルムのライニング被膜を形成させて、
安定して長期の使用に耐えるプレート式熱交換器を廉価
に提供することである。そして更に、圧力損失が極めて
小さなプレート式熱交換器を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明ではプレートに合成樹脂層を積層、特に好
ましくはフッ素樹脂フィルムを熱圧着でラミネートす
る。該フッ素樹脂フィルムのフッ素樹脂としては、熱溶
融することができるものが望ましく、例えばテトラフル
オロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共
重合体(以下PFAという)、エチレン−テトラフルオ
ロエチレン共重合体(以下ETFEという)等が例示で
きる。そして該フッ素樹脂フィルムは少なくともプレー
トの伝熱面で熱接着し、ユニットとして互いに向き合う
2枚のフッ素樹脂フィルムの前記伝熱面を囲む密閉ライ
ンが、柔軟なコの字型断面部材で袋状に一体化されるよ
うになっている。 更に上記柔軟なコの字型断面部材に
入口と出口を設けることによって、流体がプレート面を
一方向にのみ流れるようになし、圧力損失を低減するこ
とに成功したものである。
に、この発明ではプレートに合成樹脂層を積層、特に好
ましくはフッ素樹脂フィルムを熱圧着でラミネートす
る。該フッ素樹脂フィルムのフッ素樹脂としては、熱溶
融することができるものが望ましく、例えばテトラフル
オロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共
重合体(以下PFAという)、エチレン−テトラフルオ
ロエチレン共重合体(以下ETFEという)等が例示で
きる。そして該フッ素樹脂フィルムは少なくともプレー
トの伝熱面で熱接着し、ユニットとして互いに向き合う
2枚のフッ素樹脂フィルムの前記伝熱面を囲む密閉ライ
ンが、柔軟なコの字型断面部材で袋状に一体化されるよ
うになっている。 更に上記柔軟なコの字型断面部材に
入口と出口を設けることによって、流体がプレート面を
一方向にのみ流れるようになし、圧力損失を低減するこ
とに成功したものである。
【0011】
【発明の作用及び構成】このプレート式熱交換器では、
フッ素樹脂フィルムがラミネートされた一対のプレート
によって、少なくとも伝熱面が完全にフッ素樹脂フィル
ムの袋状空間となるユニットを構成しており、ガスケッ
トからの洩れを防止している。そして従来のような四隅
に設けた液通路孔がなく、2枚のプレートと接合してユ
ニットを構成しているコの字型断面部材に入口と出口を
設けて、一方向のみ流体が流れるようになっている。即
ちユニットはリーフ状で、リーフ(葉)の軸部(入口)
から入って葉部(プレート)で拡散し、そして葉先(出
口)に向かって流体が収斂して流れるようになってい
る。そして、このユニットの入口と出口はそれぞれチュ
ーブで延長配管して高温流体側入口と出口、あるいは低
温流体側入口と出口に接続し、纏められるようになって
いる。尚、このときのチューブは硬質ばかりでなく、フ
レキシブルなものも好都合に使用される。
フッ素樹脂フィルムがラミネートされた一対のプレート
によって、少なくとも伝熱面が完全にフッ素樹脂フィル
ムの袋状空間となるユニットを構成しており、ガスケッ
トからの洩れを防止している。そして従来のような四隅
に設けた液通路孔がなく、2枚のプレートと接合してユ
ニットを構成しているコの字型断面部材に入口と出口を
設けて、一方向のみ流体が流れるようになっている。即
ちユニットはリーフ状で、リーフ(葉)の軸部(入口)
から入って葉部(プレート)で拡散し、そして葉先(出
口)に向かって流体が収斂して流れるようになってい
る。そして、このユニットの入口と出口はそれぞれチュ
ーブで延長配管して高温流体側入口と出口、あるいは低
温流体側入口と出口に接続し、纏められるようになって
いる。尚、このときのチューブは硬質ばかりでなく、フ
レキシブルなものも好都合に使用される。
【0012】
【実施例】以下、この発明を添付説明図に示した好適な
一実施例について説明する。同一構成要素については同
一符号を付してその説明を省略する。
一実施例について説明する。同一構成要素については同
一符号を付してその説明を省略する。
【実施例1】この実施例の特徴は、ユニットを構成する
2枚のプレートの互いに向き合う伝熱面にライニングさ
れたフッ素樹脂フィルムの密閉ラインがコの字型断面部
材とヒートシールで一体に接合されて袋状になっている
ことである。図3はこの発明のリーフ状プレート式熱交
換器のプレートの概略を示すものである。プレート1は
厚さ0.8mmのステンレス鋼で、この一面を凹凸最大
高さ(Rmax)で10〜30μmにサンドブラストし
てから、30℃の硝酸10%塩酸40%の混酸で化学的
エッチングで表面処理して下地とし、ステンレス鋼板を
330℃に加熱した後、ローラーでフッ素樹脂フィルム
10を直接融着している。この実施例のフッ素樹脂フィ
ルム10は熱によって溶融し、直接プレート1の表面に
全面密着している。フッ素樹脂フィルム10は、厚さ2
0μmのフッ素樹脂(PFA)フィルムである。但し、
PFAの融点は310℃である。フッ素樹脂(PFA)
フィルムを熱融着したステンレス鋼板を切断し、所定の
形状にプレス成型してプレート1とする。このとき必要
に応じてコの字型断面部材11、ガスケットの溝、ある
いはフランジを設けても良い。更に伝熱面2に伝熱効率
を上げる波型パターンを形成させる(尚、溝、フラン
ジ、波型パターン等は図示しない)。
2枚のプレートの互いに向き合う伝熱面にライニングさ
れたフッ素樹脂フィルムの密閉ラインがコの字型断面部
材とヒートシールで一体に接合されて袋状になっている
ことである。図3はこの発明のリーフ状プレート式熱交
換器のプレートの概略を示すものである。プレート1は
厚さ0.8mmのステンレス鋼で、この一面を凹凸最大
高さ(Rmax)で10〜30μmにサンドブラストし
てから、30℃の硝酸10%塩酸40%の混酸で化学的
エッチングで表面処理して下地とし、ステンレス鋼板を
330℃に加熱した後、ローラーでフッ素樹脂フィルム
10を直接融着している。この実施例のフッ素樹脂フィ
ルム10は熱によって溶融し、直接プレート1の表面に
全面密着している。フッ素樹脂フィルム10は、厚さ2
0μmのフッ素樹脂(PFA)フィルムである。但し、
PFAの融点は310℃である。フッ素樹脂(PFA)
フィルムを熱融着したステンレス鋼板を切断し、所定の
形状にプレス成型してプレート1とする。このとき必要
に応じてコの字型断面部材11、ガスケットの溝、ある
いはフランジを設けても良い。更に伝熱面2に伝熱効率
を上げる波型パターンを形成させる(尚、溝、フラン
ジ、波型パターン等は図示しない)。
【0013】そして図3に示すように、フッ素樹脂(P
FA)フィルム10と同じ材質で作られたコの字型断面
部材11を、その胴部12が伝熱面側になるように設置
する。
FA)フィルム10と同じ材質で作られたコの字型断面
部材11を、その胴部12が伝熱面側になるように設置
する。
【0014】コの字型断面部材11には図4(イ)に示
すように、プレート1のフッ素樹脂フィルム10と一部
熱融着する上下平行部13と、図4(ロ)に示す筒状の
入口15と出口15’とが連続して設けられている。そ
してこの上下平行部13の一部接合部14をプレート1
のフッ素樹脂(PFA)フィルム10に熱融着させて一
体化する。図4(ハ)はユニットAにガスケット3を装
着した例を示したものである。この発明の入口15と出
口15’とは、図3に示すように中心から少し外れてい
ることが望ましい。この発明の入口15と出口15’の
要部には、突起16を設け、ユニットAを締め付けたと
きに筒が締め付け方向に押し潰され、閉塞しないように
するとよい。
すように、プレート1のフッ素樹脂フィルム10と一部
熱融着する上下平行部13と、図4(ロ)に示す筒状の
入口15と出口15’とが連続して設けられている。そ
してこの上下平行部13の一部接合部14をプレート1
のフッ素樹脂(PFA)フィルム10に熱融着させて一
体化する。図4(ハ)はユニットAにガスケット3を装
着した例を示したものである。この発明の入口15と出
口15’とは、図3に示すように中心から少し外れてい
ることが望ましい。この発明の入口15と出口15’の
要部には、突起16を設け、ユニットAを締め付けたと
きに筒が締め付け方向に押し潰され、閉塞しないように
するとよい。
【0015】プレート1のフッ素樹脂(PFA)フィル
ム10は、図3及び図4に示すように、その密閉ライン
にコの字型断面部材11の上下平行部13の一部14が
熱融着されて柔軟な袋状体を構成する。コの字型断面部
材11の構造としては、フッ素樹脂フィルムよりも全体
の肉厚が大で、その胴部12は柔軟で蛇腹のように屈伸
伸縮できることが好ましい。この柔軟な胴部12によっ
て、プレート1の形状の歪み、ねじれ、ずれ、熱膨張か
らの歪みその他の不都合が吸収される。
ム10は、図3及び図4に示すように、その密閉ライン
にコの字型断面部材11の上下平行部13の一部14が
熱融着されて柔軟な袋状体を構成する。コの字型断面部
材11の構造としては、フッ素樹脂フィルムよりも全体
の肉厚が大で、その胴部12は柔軟で蛇腹のように屈伸
伸縮できることが好ましい。この柔軟な胴部12によっ
て、プレート1の形状の歪み、ねじれ、ずれ、熱膨張か
らの歪みその他の不都合が吸収される。
【0016】図3で筒状の入口15と出口15’は、コ
の字型断面部材11の胴部12が変形、突き出してきた
態様で形成されていることが好ましい。そして上下平行
部13は、入口15と出口15’に連続し、これを接合
したときには洩れが生じないようになっている。この筒
状の入口15と出口15’は、別途に射出成型、ブロー
成型などで作成され、予め押し出し成型などで紐状に長
く作成され所定の長さに切断されているコの字型断面部
材11に溶着などで接合することでも作成できる。この
方法によるとコの字型断面部材11の長さを自由に変え
ることができ同時にプレートの長さ、大きさその他を変
え伝熱係数を自由に設定することができる。
の字型断面部材11の胴部12が変形、突き出してきた
態様で形成されていることが好ましい。そして上下平行
部13は、入口15と出口15’に連続し、これを接合
したときには洩れが生じないようになっている。この筒
状の入口15と出口15’は、別途に射出成型、ブロー
成型などで作成され、予め押し出し成型などで紐状に長
く作成され所定の長さに切断されているコの字型断面部
材11に溶着などで接合することでも作成できる。この
方法によるとコの字型断面部材11の長さを自由に変え
ることができ同時にプレートの長さ、大きさその他を変
え伝熱係数を自由に設定することができる。
【0017】筒状の入口15及びコの字型断面部材11
には射出成型、押し出し成型等の製作過程で繊維などの
補強材が充填挿入されることが好ましい。
には射出成型、押し出し成型等の製作過程で繊維などの
補強材が充填挿入されることが好ましい。
【0018】上記で作成したユニットA、Aは、ガスケ
ットを配し、図5に示すように固定フレーム8と可動フ
レーム9の間に設置圧締めされてリーフ状プレート式熱
交換器を構成する。図5で破線11は密閉ラインに接合
されたコの字型断面部材である。この例では作成された
ユニットAを高温側と低温側とを交互に並列し、それぞ
れの入口15、15…と、出口15’、15’…とをチ
ューブ17で延長してから、熱交換器の入口4、6と出
口5’、7’として纏めて接続し、高温流側体と低温側
流体とが完全な対向流となったリーフ状プレート式熱交
換器とする。
ットを配し、図5に示すように固定フレーム8と可動フ
レーム9の間に設置圧締めされてリーフ状プレート式熱
交換器を構成する。図5で破線11は密閉ラインに接合
されたコの字型断面部材である。この例では作成された
ユニットAを高温側と低温側とを交互に並列し、それぞ
れの入口15、15…と、出口15’、15’…とをチ
ューブ17で延長してから、熱交換器の入口4、6と出
口5’、7’として纏めて接続し、高温流側体と低温側
流体とが完全な対向流となったリーフ状プレート式熱交
換器とする。
【0019】
【実施例2】この実施例は図6(イ)に示すように実施
例1で作成したユニットAの間に、別途コの字型断面部
材11’を設けたことを特徴とするものである。即ちユ
ニットA、Aのプレート1、1の背面を利用し、これに
コの字型断面部材11’を設けることによってユニット
A’を構成させる。そしてユニットAで流路Cとすると
き、このコの字型断面部材11’にも入口と出口が設け
られてユニットA’が構成され流路Dとなる。これによ
ってこの発明のリーフ状プレート式熱交換器の伝熱効率
が倍加する。而して、該プレート1の背面は、通過する
流体によってはプレート1の金属、例えばステンレス鋼
板を露出させたままでもよく、また必要に応じて別途フ
ッ素樹脂フィルムをラミネートしてもよい。ここで使用
されるフッ素樹脂はユニットAで使用したフッ素樹脂
(PFA):融点310℃でもよいが、より低温(融点
270℃)で加工ができるフッ素樹脂(ETFE)フィ
ルムを使用することが好ましい。そして使用される別途
コの字型断面部材11’もフッ素樹脂(ETFE)がよ
い。フッ素樹脂フィルム以外の合成樹脂、例えばポリエ
ステル、ポリアミド、ポリプロピレンその他の熱熔融性
合成樹脂のフィルム、或いは塗料が使用できる。更に合
成樹脂とゴムとの性質を併せ持つ熱可塑性エラストマ
ー、例えばアミド系熱可塑性エラストマー、オレフィン
系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラスト
マーその他が使用できる。エポキシ、PPS等の塗料を
ライニングしてもよい。このとき適用されるコの字型断
面部材11’は前記フッ素樹脂だけでなく、ポリエステ
ル、ポリアミド等の合成樹脂材、ガスケット3で使用さ
れるようなシリコンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、
ハイパイロン等ゴム系のもの、それから熱可塑性エラス
トマー系も好適に使用できる。そして、実施例1と同様
に組み立ててリーフ状プレート式熱交換器とする。
例1で作成したユニットAの間に、別途コの字型断面部
材11’を設けたことを特徴とするものである。即ちユ
ニットA、Aのプレート1、1の背面を利用し、これに
コの字型断面部材11’を設けることによってユニット
A’を構成させる。そしてユニットAで流路Cとすると
き、このコの字型断面部材11’にも入口と出口が設け
られてユニットA’が構成され流路Dとなる。これによ
ってこの発明のリーフ状プレート式熱交換器の伝熱効率
が倍加する。而して、該プレート1の背面は、通過する
流体によってはプレート1の金属、例えばステンレス鋼
板を露出させたままでもよく、また必要に応じて別途フ
ッ素樹脂フィルムをラミネートしてもよい。ここで使用
されるフッ素樹脂はユニットAで使用したフッ素樹脂
(PFA):融点310℃でもよいが、より低温(融点
270℃)で加工ができるフッ素樹脂(ETFE)フィ
ルムを使用することが好ましい。そして使用される別途
コの字型断面部材11’もフッ素樹脂(ETFE)がよ
い。フッ素樹脂フィルム以外の合成樹脂、例えばポリエ
ステル、ポリアミド、ポリプロピレンその他の熱熔融性
合成樹脂のフィルム、或いは塗料が使用できる。更に合
成樹脂とゴムとの性質を併せ持つ熱可塑性エラストマ
ー、例えばアミド系熱可塑性エラストマー、オレフィン
系熱可塑性エラストマー、スチレン系熱可塑性エラスト
マーその他が使用できる。エポキシ、PPS等の塗料を
ライニングしてもよい。このとき適用されるコの字型断
面部材11’は前記フッ素樹脂だけでなく、ポリエステ
ル、ポリアミド等の合成樹脂材、ガスケット3で使用さ
れるようなシリコンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、
ハイパイロン等ゴム系のもの、それから熱可塑性エラス
トマー系も好適に使用できる。そして、実施例1と同様
に組み立ててリーフ状プレート式熱交換器とする。
【0020】
【実施例3】この実施例は図6(ロ)に示すように、実
施例2でA、Aの間に設けたコの字型断面部材11’の
代わりに該コの字型断面部材11’と相似のガスケット
3’を同位置に挟んで組み立てることを特徴とするもの
である。このガスケット3’にも入口と出口が設けられ
ユニットA’を構成する。そしてユニットAを流路Cと
するときユニットA’は流路Dとすることができる。こ
の例は伝熱効率が倍加するばかりでなく組み立てがボー
ルト・ナットの締結でも行うことができるので製作が容
易なリーフ状プレート式熱交換器となる。
施例2でA、Aの間に設けたコの字型断面部材11’の
代わりに該コの字型断面部材11’と相似のガスケット
3’を同位置に挟んで組み立てることを特徴とするもの
である。このガスケット3’にも入口と出口が設けられ
ユニットA’を構成する。そしてユニットAを流路Cと
するときユニットA’は流路Dとすることができる。こ
の例は伝熱効率が倍加するばかりでなく組み立てがボー
ルト・ナットの締結でも行うことができるので製作が容
易なリーフ状プレート式熱交換器となる。
【0021】
【実施例4】この実施例は図6(ハ)に示すように、先
ずプレート1の1枚ずつにコの字型断面部材11の並行
部13の上下いずれか片方を接合しておくことを特徴と
するものである。そしてコの字型断面部材を接合してい
るプレート1を並列又は積層させて、順次残りの並行部
13を隣のプレート1に接合する。これによってユニッ
トAが連続した状態のプレート群が構成される。またユ
ニットAとユニットA’が交互に設けられたリーフ状プ
レート式熱交換器となる。
ずプレート1の1枚ずつにコの字型断面部材11の並行
部13の上下いずれか片方を接合しておくことを特徴と
するものである。そしてコの字型断面部材を接合してい
るプレート1を並列又は積層させて、順次残りの並行部
13を隣のプレート1に接合する。これによってユニッ
トAが連続した状態のプレート群が構成される。またユ
ニットAとユニットA’が交互に設けられたリーフ状プ
レート式熱交換器となる。
【0022】
【実施例5】この実施例は図7に示すように、ユニット
Aが長手方向に樋状に形成されたことを特徴とする。こ
の樋状ユニット18は長手方向に剛性が付与されてい
る。
Aが長手方向に樋状に形成されたことを特徴とする。こ
の樋状ユニット18は長手方向に剛性が付与されてい
る。
【0023】
【実施例6】この実施例はユニットAを強化ユニットB
としたことを特徴とする。図8に示すように、ユニット
Aの側面に金網19を設けて個別にユニットAを強化保
護する。そして強化ユニットBを単独で使用してもユニ
ット内外の圧力差で厚さが0.8mmしかないプレート
1でも内圧で破壊されないようになされている。この例
では、金網19はSUS304で、基準線径が3.15
mm、目開き基準寸法が12.5mmの平織で織られた
強靭なもので、その周縁がフレーム20で囲われ、そし
てボールト・ナット21で縫われて一体となし剛性が付
与された構成になっている。図8で15は流体の入口で
ある。これによってユニットAは籠の中に保護されると
同時に、ユニットAの外側を流れる流体が該金網19に
よて撹拌され、伝熱効率を上げることができる。
としたことを特徴とする。図8に示すように、ユニット
Aの側面に金網19を設けて個別にユニットAを強化保
護する。そして強化ユニットBを単独で使用してもユニ
ット内外の圧力差で厚さが0.8mmしかないプレート
1でも内圧で破壊されないようになされている。この例
では、金網19はSUS304で、基準線径が3.15
mm、目開き基準寸法が12.5mmの平織で織られた
強靭なもので、その周縁がフレーム20で囲われ、そし
てボールト・ナット21で縫われて一体となし剛性が付
与された構成になっている。図8で15は流体の入口で
ある。これによってユニットAは籠の中に保護されると
同時に、ユニットAの外側を流れる流体が該金網19に
よて撹拌され、伝熱効率を上げることができる。
【0024】
【実施例7】この実施例は図9に示すように、強化ユニ
ットBが複数並列に配設され、その隙間に間隔を保持す
る部材22を挟んで枠23をボールト・ナット21で固
定し一つのブロック24とすることを特徴とする。図中
15は流体Cの出入口、そして強化ユニットB、Bの隙
間には流体Dが流れるようになっている。
ットBが複数並列に配設され、その隙間に間隔を保持す
る部材22を挟んで枠23をボールト・ナット21で固
定し一つのブロック24とすることを特徴とする。図中
15は流体Cの出入口、そして強化ユニットB、Bの隙
間には流体Dが流れるようになっている。
【0025】
【実施例8】この実施例は図10に示すように、高温流
体側入口4と高温流体側出口5を設けた密閉ケース25
の中に、前記強化ユニットB又はブロック24を所定の
間隔をおいて並列させて配設したことを特徴とする。そ
してこの強化ユニットBの入口15と出口15’とを、
チューブ17で低温流体側入口6と低温流体側出口7に
纏めた構造である。この低温流体側出入口と高温流体側
出入口とは逆であってもよい。
体側入口4と高温流体側出口5を設けた密閉ケース25
の中に、前記強化ユニットB又はブロック24を所定の
間隔をおいて並列させて配設したことを特徴とする。そ
してこの強化ユニットBの入口15と出口15’とを、
チューブ17で低温流体側入口6と低温流体側出口7に
纏めた構造である。この低温流体側出入口と高温流体側
出入口とは逆であってもよい。
【0026】
【実施例9】この実施例は図11に示すように開放ケー
ス26が、左右、あるいは上下の少なくとも片方が開放
されていることを特徴とする、この中に強化ユニットB
又は、ブロック24が所定の間隔をおいて並列させて設
置されている。
ス26が、左右、あるいは上下の少なくとも片方が開放
されていることを特徴とする、この中に強化ユニットB
又は、ブロック24が所定の間隔をおいて並列させて設
置されている。
【0027】尚上記では便宜上、袋状にする部材として
コの字型断面部材について述べたが、当然これに限定す
るものではなく同じ目的と同様の作用効果があれば他の
断面形状、例えばMやZの様な形状のものでも良い。ま
たこの際コの字型断面部材は接着剤で接着しても良い。
また、上記でフッ素樹脂フィルムをプレートに直接熱熔
融して接着する方法について述べたが、この発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば接着剤による接着で
も良い。表面処理をしたプレートに耐熱性のプライマー
を塗布し、プレートを加熱した後、プライマーの上に直
接フッ素樹脂フィルムを熱接着する。またホットメルト
材を片面に塗布したフッ素樹脂フィルムを加熱したプレ
ートに加圧して熱接着することもできる。更にはまた、
接着剤でも接着することができる。また、フッ素樹脂フ
ィルムだけでなく、ポリアミド、ポリプロプレンその他
熱熔融性の合成樹脂がその代わりに適用できることはい
うまでもない。フッ素樹脂を代表例とするこれ等熱熔融
性の合成樹脂の厚さ、種類、枚数等も上記の例に限定さ
れるものではない。プレートにはフッ素樹脂フィルム、
ポリアミド、ポリプロピレンその他熱熔融性の合成樹脂
フィルム或いは塗料が片面又は両面に処理できる。必要
に応じてエポキシ、PPS等の塗料を塗装しても良い。
またステンレス鋼板、チタニウム板等金属を伝熱面で露
出させても良い。コの字型断面部材は、プレートにラミ
ネートされた合成樹脂と同じ素材で作成されていること
が好ましい。しかし、その他熱可塑性エラストマー、ゴ
ム等でも良い。入口と出口の部材も同様である。プレー
トでユニットを構成するのにコの字型断面部材を用い、
そして入口と出口を設けたものや前記入口と出口をチュ
ーブ等で延長して自由に集束配管されるプレート式熱交
換器も当然この発明に包含される。また上記では、主と
して2枚のプレートを1ユニットとしたプレート式熱交
換器について説明したが、これに限定されることなく、
プレートを並列並行に並べて熱交換するプレート式熱交
換器はすべて包含される。樋状に構成されたユニット
は、断面の形状と問わず全て包含される。尚、図4
(ハ)、図6(ロ)の例ではガスケット3の装着位置を
コの字型断面部材11の上下並行部13から外れた位置
に記載したが、図6(イ)に記載したガスケット31の
ように該上下並行部13の上に重複して設けられること
が好ましい。
コの字型断面部材について述べたが、当然これに限定す
るものではなく同じ目的と同様の作用効果があれば他の
断面形状、例えばMやZの様な形状のものでも良い。ま
たこの際コの字型断面部材は接着剤で接着しても良い。
また、上記でフッ素樹脂フィルムをプレートに直接熱熔
融して接着する方法について述べたが、この発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば接着剤による接着で
も良い。表面処理をしたプレートに耐熱性のプライマー
を塗布し、プレートを加熱した後、プライマーの上に直
接フッ素樹脂フィルムを熱接着する。またホットメルト
材を片面に塗布したフッ素樹脂フィルムを加熱したプレ
ートに加圧して熱接着することもできる。更にはまた、
接着剤でも接着することができる。また、フッ素樹脂フ
ィルムだけでなく、ポリアミド、ポリプロプレンその他
熱熔融性の合成樹脂がその代わりに適用できることはい
うまでもない。フッ素樹脂を代表例とするこれ等熱熔融
性の合成樹脂の厚さ、種類、枚数等も上記の例に限定さ
れるものではない。プレートにはフッ素樹脂フィルム、
ポリアミド、ポリプロピレンその他熱熔融性の合成樹脂
フィルム或いは塗料が片面又は両面に処理できる。必要
に応じてエポキシ、PPS等の塗料を塗装しても良い。
またステンレス鋼板、チタニウム板等金属を伝熱面で露
出させても良い。コの字型断面部材は、プレートにラミ
ネートされた合成樹脂と同じ素材で作成されていること
が好ましい。しかし、その他熱可塑性エラストマー、ゴ
ム等でも良い。入口と出口の部材も同様である。プレー
トでユニットを構成するのにコの字型断面部材を用い、
そして入口と出口を設けたものや前記入口と出口をチュ
ーブ等で延長して自由に集束配管されるプレート式熱交
換器も当然この発明に包含される。また上記では、主と
して2枚のプレートを1ユニットとしたプレート式熱交
換器について説明したが、これに限定されることなく、
プレートを並列並行に並べて熱交換するプレート式熱交
換器はすべて包含される。樋状に構成されたユニット
は、断面の形状と問わず全て包含される。尚、図4
(ハ)、図6(ロ)の例ではガスケット3の装着位置を
コの字型断面部材11の上下並行部13から外れた位置
に記載したが、図6(イ)に記載したガスケット31の
ように該上下並行部13の上に重複して設けられること
が好ましい。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、薄いがピンホールの恐れの全く無い熱熔融性樹脂フ
ィルム特にフッ素樹脂フィルムを使用できること、並び
にその他コの字型断面部材に入口と出口とを設けること
によって、以下に列挙する種々の効果が得られる。 (1)ライニングされたフッ素樹脂フィルムが袋状に構
成されているから密閉ラインの接続部からの漏洩の恐れ
が無い。 (2)フッ素樹脂フィルムが袋状に構成されているか
ら、ユニットを構成するプレートに熱膨張による歪み、
ずれ、ねじれ、そのほかの不都合が生じても破壊され
ず、その誤差を吸収し洩れを生じない。 (3)フッ素樹脂フィルムにピンホールの恐れが無いの
でプレートに熱伝導率の良いアルミニューム、メッキ鋼
板等が使用でき装置が小型化低廉化学きる。 (4)コの字型断面部材において、ユニットの隙間の方
向に流体の入口と出口を設けることによって、ほぼ直線
的に流体が流れ圧力損失が大幅に低下する。 (5)ユニットの入口と出口からチューブで高温流体
側、低温流体側それぞれの出入口に自由に配管接続でき
るので、ユニット毎に流路の方向と流体の配分ができ、
また流路の遮断等ができるので伝熱係数の設定及び変更
が容易となる。 (6)コの字型断面部材が柔軟であるから、2枚のプレ
ートの間隔を自由に設定又は変更できることで伝熱係数
の設定及び変更が容易となる。 (7)流路に直角流、曲流、折れ流等が無いので洗浄が
容易となる。 (8)プレート外面を金網で保護すると同時にプレート
外面を流れる流体を撹乱し、伝熱効率を上げる。 (9)ユニットを樋状にすることで長くなっても強度が
有り、1つの管のように扱うことができるから、多管式
熱交換器に近い設計も可能となる。
ば、薄いがピンホールの恐れの全く無い熱熔融性樹脂フ
ィルム特にフッ素樹脂フィルムを使用できること、並び
にその他コの字型断面部材に入口と出口とを設けること
によって、以下に列挙する種々の効果が得られる。 (1)ライニングされたフッ素樹脂フィルムが袋状に構
成されているから密閉ラインの接続部からの漏洩の恐れ
が無い。 (2)フッ素樹脂フィルムが袋状に構成されているか
ら、ユニットを構成するプレートに熱膨張による歪み、
ずれ、ねじれ、そのほかの不都合が生じても破壊され
ず、その誤差を吸収し洩れを生じない。 (3)フッ素樹脂フィルムにピンホールの恐れが無いの
でプレートに熱伝導率の良いアルミニューム、メッキ鋼
板等が使用でき装置が小型化低廉化学きる。 (4)コの字型断面部材において、ユニットの隙間の方
向に流体の入口と出口を設けることによって、ほぼ直線
的に流体が流れ圧力損失が大幅に低下する。 (5)ユニットの入口と出口からチューブで高温流体
側、低温流体側それぞれの出入口に自由に配管接続でき
るので、ユニット毎に流路の方向と流体の配分ができ、
また流路の遮断等ができるので伝熱係数の設定及び変更
が容易となる。 (6)コの字型断面部材が柔軟であるから、2枚のプレ
ートの間隔を自由に設定又は変更できることで伝熱係数
の設定及び変更が容易となる。 (7)流路に直角流、曲流、折れ流等が無いので洗浄が
容易となる。 (8)プレート外面を金網で保護すると同時にプレート
外面を流れる流体を撹乱し、伝熱効率を上げる。 (9)ユニットを樋状にすることで長くなっても強度が
有り、1つの管のように扱うことができるから、多管式
熱交換器に近い設計も可能となる。
【図1】図1は従来のプレート式熱交換器のプレートと
流体の流れを示す正面図である。
流体の流れを示す正面図である。
【図2】図2は図1の流れを説明する側面図である。
【図3】図3はこの発明の1実施例におけるリーフ状プ
レートの一部を破断した斜視図である。
レートの一部を破断した斜視図である。
【図4】図4はユニットにコの字型断面部材を接合した
要部拡大断面図で。(イ)は上下平行部の態様を示した
ものである。(ロ)は筒状入口又は出口の態様を示した
ものである。(ハ)はコの字型断面部材にガスケットを
装着した態様を示したものである。
要部拡大断面図で。(イ)は上下平行部の態様を示した
ものである。(ロ)は筒状入口又は出口の態様を示した
ものである。(ハ)はコの字型断面部材にガスケットを
装着した態様を示したものである。
【図5】図5はプレートを並列積層した実施例の斜視図
である。
である。
【図6】図6はプレート群を構成する実施例の要部拡大
断面図である。(イ)はユニットAの間に他のコの字型
断面部材を接合して組み立てたもの。(ロ)はユニット
Aの間にガスケットを挟んで組み立てたもの。(ハ)は
片面にコの字型断面部材を接合したプレートを並べて、
隣のプレートに順次その残りの片面を接合してプレート
群としたもの。
断面図である。(イ)はユニットAの間に他のコの字型
断面部材を接合して組み立てたもの。(ロ)はユニット
Aの間にガスケットを挟んで組み立てたもの。(ハ)は
片面にコの字型断面部材を接合したプレートを並べて、
隣のプレートに順次その残りの片面を接合してプレート
群としたもの。
【図7】図7はリーフ状プレート板を樋状に構成した実
施例を示す斜視図である。
施例を示す斜視図である。
【図8】図8は強化ユニットを側面から見た説明図であ
る。
る。
【図9】図9は強化ユニットのブロックを側面から見た
説明図である。
説明図である。
【図10】図10は他の実施例で、プレートを密閉ケー
スに入れ、ケースの一部を破断して示す平面図である。
スに入れ、ケースの一部を破断して示す平面図である。
【図11】図11は更に他の実施例で、プレートを一部
開放したケースに入れ、ケースの一部を破断して示す斜
視図である。
開放したケースに入れ、ケースの一部を破断して示す斜
視図である。
A.ユニット B.強化ユニット C.流路 D.流路 1.プレート 2.伝熱面 3.ガスケット 4.液通路孔 5.液通路孔 6.液通路孔 7.液通路孔 8.固定フレーム 9.可動フレーム 10.フッ素樹脂フィルム 11.コの字型断面部材 12.胴部 13.並行部 14.接合部 15.入口 15'.出口 16.突起 17.チューブ 18.樋状ユニット 19.金網 20.フレーム 21.ボルト・ナット 22.部材 23.枠 24.ブロック 25.密閉ケース 26.開放ケース 31.ガスケット
Claims (19)
- 【請求項1】複数枚のプレートを所定の間隔をおいて並
列させて成るプレート式熱交換器であって、好ましくは
対称形又は相似形に作られた少なくとも2枚のプレート
を組み合わせて1ユニットとなし、前記組み合わせた2
枚のプレートを向き合わせ、その内側の伝熱面を囲む密
閉ラインに流体の入口と出口とを設けたコの字型断面部
材を接合して柔軟な袋状に接合させてなることを特徴と
するプレート式熱交換器。 - 【請求項2】前記組み合わせた2枚のプレートを向き合
わせ、その内側に合成樹脂層を形成したものであって、
該合成樹脂層は少なくともプレートの伝熱面でプレート
と接合し、前記伝熱面を囲む密閉ラインにコの字型断面
部材と接合して柔軟な袋状になした請求項1に記載のプ
レート式熱交換器。 - 【請求項3】上記合成樹脂層が、フッ素樹脂フィルムを
ラミネートによってライニングしたものである請求項2
に記載のプレート式熱交換器。 - 【請求項4】前記コの字型断面部材が胴部を伝熱面側に
接合されている請求項1又は2に記載のプレート式熱交
換器。 - 【請求項5】前記複数のユニットを所定の間隔をおいて
並列させ、そして並列させたプレートのそれぞれの間
を、前記コの字型断面部材で接合し、同時にこれに流体
の入口と出口を設けた請求項1〜4のいずれかに記載の
リーフ状プレート式熱交換器。 - 【請求項6】前記複数のユニットを所定の間隔をおいて
並列させ、そして並列させたプレートのそれぞれの間に
流体の入口と出口を設けたガスケットを挟んで組み立て
た請求項1〜4のいずれかに記載のリーフ状プレート式
熱交換器。 - 【請求項7】前記コの字型断面部材又は更に入口と出口
を繊維等の補強材で補強した材料で製作した請求項1〜
請求項4のいずれかに記載のリーフ状プレート式熱交換
器。 - 【請求項8】前記コの字型断面部材の筒状入口と出口の
要部に突起を設けた請求項1〜4に記載のリーフ状プレ
ート式熱交換器。 - 【請求項9】前記コの字型断面部材の外側に所定のガス
ケットを配設した請求項1〜6のいずれかに記載のリー
フ状プレート式熱交換器。 - 【請求項10】前記複数の並列されたユニットの入口と
出口は、それぞれチューブ等で配管され集められて、プ
レート式熱交換器の高温流体側の入口と出口、又は(及
び)低温流体側の入口と出口に接続するようになした請
求項1〜8のいずれかに記載のリーフ状プレート式熱交
換器。 - 【請求項11】前記単体ユニットの側面に補強金網を設
けて強化ユニットとした請求項1、2、3、5、6、
7、8又は9のいずれかに記載のプレート式熱交換器。 - 【請求項12】前記強化ユニットを間隔をあけて並設
し、強化ユニットのブロックを構成した請求項10に記
載のリーフ状プレート式熱交換器。 - 【請求項13】ユニットの横断面形状を円弧状或いは折
り曲げ状等、樋状に構成した請求項1〜11のいずれか
に記載のリーフ状プレート式熱交換器。 - 【請求項14】流体の入口と出口を設けた密閉ケースの
中に、少なくとも1組のユニット又は強化ユニットを所
定の間隔をあけて配設した請求項1〜12のいずれかに
記載のリーフ状プレート式熱交換器。 - 【請求項15】少なくとも片方が開放された筒状ケース
の中に、少なくとも1組のユニット又は強化ユニットを
所定の間隔をあけて配設した請求項1〜14のいずれか
に記載のリーフ状プレート式熱交換器。 - 【請求項16】前記、コの字型断面部材に予め入口と出
口を設けておき、これを互いに向かい合わせた2枚のプ
レートの所定の位置に接合してユニットを構成すること
を特徴とする請求項1又は2に記載のリーフ状プレート
式熱交換器の製造方法。 - 【請求項17】プレートの金属を露出したまま、或いは
プレートの片面又は両面に、フッ素樹脂フィルム及び
(又は)熱溶融性の合成樹脂、或いは熱可塑性エラスト
マーのフィルムをラミネートし、或いはポリフェニレン
スルファイド系塗装、エポキシ系の塗装等を施し、この
上に前記コの字型断面部材を接合することを特徴とする
請求項2又は請求項15に記載のリーフ状プレート式熱
交換器の製造方法。 - 【請求項18】前記複数のユニットの間にコの字型断面
部材と相似のガスケットを介在させてから、これをボー
ルト・ナットで締結し、組み立てることを特徴とする請
求項6及び請求項16に記載のリーフ状プレート式熱交
換器の製造方法。 - 【請求項19】プレートの金属を露出したまま、或いは
プレートの片面又は両面にフッ素樹脂フィルム及び又熱
熔融性の合成樹脂フィルムをラミネートし、或いはポリ
フェニレンスルファイド系塗装、エポキシ系塗装等を施
し、この上に前記コの字型断面部材の上下並行部のどち
らか片方を接合し、このものを連続して並設、又は積層
し、しかる後、残りの片方を隣のプレートに接合してプ
レート群とする請求項1〜5及び請求項16〜17のい
ずれかに記載のリーフ状プレート式熱交換器の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28288897A JPH11101583A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | リーフ状プレート式熱交換器とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28288897A JPH11101583A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | リーフ状プレート式熱交換器とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11101583A true JPH11101583A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17658403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28288897A Pending JPH11101583A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | リーフ状プレート式熱交換器とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11101583A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010018847A (ja) * | 2008-07-10 | 2010-01-28 | Kobe Steel Ltd | 耐食性に優れたアルミニウム合金材およびプレート式熱交換器 |
JP2011506907A (ja) * | 2007-12-21 | 2011-03-03 | アルファ ラヴァル コーポレイト アクチボラゲット | 熱交換器 |
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