JPH109842A - レーザビームを利用した直線計の精度向上方法。 - Google Patents
レーザビームを利用した直線計の精度向上方法。Info
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Abstract
ことを課題とする。 【解決手段】 波長λ1とλ2のレーザを交互に出射す
る光源装置1と、そのレーザビームを受光するCCDカ
メラを用いた位置センサ2と、該位置センサ2の検出値
を演算処理して直線位置を求めるパーソナル・コンピュ
ータ5を備えた直線計であって、前記光源装置1から出
射するレーザビームを光路変更光学装置10によって回
転させ、位置センサ2により、計測角毎の各受光ビーム
の座標を検出し、信号処理回路4によりその座標からλ
1レーザビームの検出点サークルC1とλ2レーザビー
ムの検出点サークルC2の中心位置01,02を求め、
この中心位置01,02に基づき前記パーソナル・コン
ピュータによって真の直線位置と直線位置のある方向と
を演算する。
Description
度や垂直度の測定、あるいは大型構造物を構成する場合
に物体を直線状に配置したり、その平面度を調べる時な
どの用いられるレーザビームを利用した直線計の精度向
上方法に関するものである。
半導体位置センサを利用した面内変位(レーザビームの
伝搬方向に対して直角方向の変位)や真直度の測定は、
どこでも手軽に数十m以上の直線基準を測定できること
から広く実用化されている。
したレーザビームが位置検出器に入射するまでの距離)
100mで分解能数nmという測定例も報告されてい
る。
ーザビームがゆらぐため、光路長の増加に伴って測定精
度が悪くなる欠点を持っている。
ある媒質(一般に空気)の屈折率変化が主たる原因であ
るが、その他の原因としては、レーザ装置の熱変形によ
って生じるレーザビームの出射方向の変化と、振動及び
位置センサを建築物に取付けた場合、その揺れが原因と
して考えられる。
空気ゆらぎ(空気の屈折率変化)によるレーザビームの
ゆらぎについては、従来2色法という方法が知られてい
る。この2色法は、光源として基本波λ1と第2高調波
λ2の2色レーザビームを交互に発射し、直線位置セン
サPSDとして4分割位置センサを用い、各波長によっ
て図1に示すように、ゆらぎ度がP1とP2と異なるこ
とを検出し、パーソナル・コンピュータを用い次の式に
よって、理想的な直線位置Pを推定するというものであ
る。
られるが、測定環境によって幾分異なるので、最初の2
0点のデータを用いた回帰分析の方法によって計算され
る。
るレーザビームのゆらぎ度を検出して直線位置Pの測定
精度の向上を図ることができるが、上記の他の原因によ
るゆらぎを解消するには充分ではない。
する課題は、上記の他の原因によるレーザビームのゆら
ぎの問題をも解消し、且つ真の直線位置がある方向を知
ることができる一手法を提案し、高精度の直線計を提供
することを課題とするものである。
第2高調波λ2の2波長レーザを交互に出射する光源装
置と、レーザビームを受光する位置センサとを備え、該
位置センサの検出値をコンピュータによって演算処理し
て直線位置を求める直線計において、位置センサとして
デジタイザー又はCCDカメラを用い、且つ前記光源装
置から出射するレーザビームを回転させるようにし、コ
ンピュータは、各計測角毎に前記位置センサによって検
出したレーザビーム受光位置の座標値からλ1の検出点
サークルの中心位置01とλ2の検出点サークルの中心
位置02を求め、これら両中心位置01,02から真の
直線位置がある方向と直線位置を演算するようにしたも
のである。
の波長のレーザビームを交互に発射させると共に回転さ
せ、デジタイザー又はCCDカメラから成る位置センサ
2にレーザビームを投射し、各回転位置における座標を
検出し、その検出値から各検出点サークルC1(λ1レ
ーザビームによるもの)と検出点サークルC2(λ2レ
ーザビームによるもの)のそれぞれの幾何学的中心位置
01,02を演算(統計処理)によって求め、この中心
位置01,02から、更に前述の式(P1を01,P2
を02と読み替える)によって演算し、真の直線位置P
及び真の直線位置Pがある方向を求めるものである。
クルC1,C2を真円で表現したが、実際には少しゆが
んだものとなることは勿論である。
らぎのみならず、他の原因によるゆらぎによるλ1,λ
2レーザビームのゆらぎ度を検出し、このゆらぎ度から
統計的演算により真の直線位置がある方向と直線位置を
高精度で検出することができる。
ク図で、1光源装置、2はCCDカメラを用いた位置セ
ンサ、3は駆動装置、4は信号処理回路、5はパーソナ
ル・コンピュータである。
m(λ1)とこの波長を基本波とする2次高調波532
nm(λ2)のレーザを交互に出射するもので、出射レ
ーザは波長選択素子6、レンズ7、光ファイバ8、レン
ズ9及び出射レーザビーム回転用の光路変更光学装置1
0を介して位置センサ2に向けて出射される。
置10は、λ1,λ2のレーザビームを回転させるもの
で、実施例では適当な厚さのガラス板を適当な角度に設
け、1分間に255ステップで1回転させるステッピン
グモータ11によってこのガラス板を軸中心に回転させ
るようにしたものであるが他の構造であってもよい。
ッドを備えた公知のガルバノメータ・スキャナーを用
い、それを駆動装置3によって駆動して出射レーザビー
ムを回転させる構成を採ってもよい。
した255点の各λ1レーザとλ2レーザの検出点の座
標から、前記検出点サークルC1,C2のそれぞれの中
心位置01,02を統計的処理により演算し、パーソナ
ルコンピュータ4はその値から真の直線位置0の方向を
求めると共に、2色法による計算式によりλ1とλ2の
中心位置01,02から真の位置までの距離を求める。
真の直線位置を算出するものであったが、本発明では多
点の検出値に基づいて真の直線位置をさ算出するもので
あるから測定精度は一層高精度のものとなる。
補正し得なかった他の原因による誤差をも除去すること
ができ、高精度の直線計を提供することが出来る。
る2色直線計の原理を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 基本波λ1と第2高調波λ2の2波長レ
ーザを交互に出射する光源装置と、レーザビームを受光
する位置センサとを備え、該位置センサの検出値をコン
ピュータによって演算処理して直線位置を求める直線計
において、位置センサとしてデジタイザー又はCCDカ
メラを用い且つ前記光源装置から出射するレーザビーム
を回転させるようにし、、コンピュータは、各計測角毎
に前記位置センサによって検出したレーザビーム受光位
置の座標値からλ1の検出点サークルの中心位置01
と、λ2の検出点サークルの中心位置02を求め、これ
ら両中心位置01,02から真の直線位置がある方向と
直線位置を演算するようにしたことを特徴とするレーザ
ビームを利用した直線計の精度向上方法。 - 【請求項2】 光源装置のレーザビーム出射口前に光路
変更用光学装置を配置したことを特徴とする請求項1記
載のレーザビームを利用した直線計の精度向上方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19514996A JP3619851B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | レーザビームを利用した直線計の精度向上方法。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19514996A JP3619851B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | レーザビームを利用した直線計の精度向上方法。 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH109842A true JPH109842A (ja) | 1998-01-16 |
JP3619851B2 JP3619851B2 (ja) | 2005-02-16 |
Family
ID=16336256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19514996A Expired - Lifetime JP3619851B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | レーザビームを利用した直線計の精度向上方法。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3619851B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1083402A1 (de) * | 1999-09-10 | 2001-03-14 | Prüftechnik Dieter Busch Ag | Vorrichtung zur Bestimmung der Achslage von Hohlzylindern |
JP2009098046A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Hexagon Metrology Kk | 3次元形状測定器 |
WO2013005480A1 (ja) * | 2011-07-01 | 2013-01-10 | 富士機械製造株式会社 | レーザー高さ測定装置および部品実装機 |
CN104792352A (zh) * | 2015-04-25 | 2015-07-22 | 无锡隆盛科技股份有限公司 | 油门位置传感器初始位置校准装置 |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP19514996A patent/JP3619851B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1083402A1 (de) * | 1999-09-10 | 2001-03-14 | Prüftechnik Dieter Busch Ag | Vorrichtung zur Bestimmung der Achslage von Hohlzylindern |
US6342946B1 (en) | 1999-09-10 | 2002-01-29 | Prüftechnik Dieter Busch AG | Device for determining the axial position of hollow cylinders |
JP2009098046A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Hexagon Metrology Kk | 3次元形状測定器 |
WO2013005480A1 (ja) * | 2011-07-01 | 2013-01-10 | 富士機械製造株式会社 | レーザー高さ測定装置および部品実装機 |
CN104792352A (zh) * | 2015-04-25 | 2015-07-22 | 无锡隆盛科技股份有限公司 | 油门位置传感器初始位置校准装置 |
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Publication number | Publication date |
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JP3619851B2 (ja) | 2005-02-16 |
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