JPH109350A - チェーンテンショナ - Google Patents
チェーンテンショナInfo
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- JPH109350A JPH109350A JP16755196A JP16755196A JPH109350A JP H109350 A JPH109350 A JP H109350A JP 16755196 A JP16755196 A JP 16755196A JP 16755196 A JP16755196 A JP 16755196A JP H109350 A JPH109350 A JP H109350A
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- JP
- Japan
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- plunger
- oil
- cylinder chamber
- supply passage
- chain
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/0812—Fluid pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
- F16H2007/0859—Check valves
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 油に混入する異物がチェックバルブ内やシリ
ンダ室とプランジャの摺動面間に侵入するのを防止する
ことができるようにしたチェーンテンショナを提供す
る。 【解決手段】 ハウジング1のシリンダ室2にプランジ
ャ3を摺動自在に組込み、そのプランジャ3をスプリン
グ9で押圧して外方向への突出性を付与する。シリンダ
室2の閉塞端部に連通させた給油通路11の油出口部に
チェックバルブ12と、そのチェックバルブ12の油入
口側に焼結体から成るフィルタ18を組込み、上記フィ
ルタ18によって給油通路11に供給される油中の異物
を除去し、その異物がチェックバルブ12内やシリンダ
室2内に侵入するのを防止し、異物の侵入によるトラブ
ルの発生を未然に防止する。
ンダ室とプランジャの摺動面間に侵入するのを防止する
ことができるようにしたチェーンテンショナを提供す
る。 【解決手段】 ハウジング1のシリンダ室2にプランジ
ャ3を摺動自在に組込み、そのプランジャ3をスプリン
グ9で押圧して外方向への突出性を付与する。シリンダ
室2の閉塞端部に連通させた給油通路11の油出口部に
チェックバルブ12と、そのチェックバルブ12の油入
口側に焼結体から成るフィルタ18を組込み、上記フィ
ルタ18によって給油通路11に供給される油中の異物
を除去し、その異物がチェックバルブ12内やシリンダ
室2内に侵入するのを防止し、異物の侵入によるトラブ
ルの発生を未然に防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カム軸駆動用チ
ェーン等のチェーンの張力を一定に保持するチェーンテ
ンショナに関するものである。
ェーン等のチェーンの張力を一定に保持するチェーンテ
ンショナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カム軸駆動用チェーンの張力を一定に保
持するチェーンテンショナとして、図4に示したものが
従来から知られている。このチェーンテンショナはハウ
ジング30に形成されたシリンダ室31内にプランジャ
32と、スプリング33とを組込み、上記スプリング3
3で突出性が付与されたプランジャ32によりチェーン
Aを押圧するようにしている。
持するチェーンテンショナとして、図4に示したものが
従来から知られている。このチェーンテンショナはハウ
ジング30に形成されたシリンダ室31内にプランジャ
32と、スプリング33とを組込み、上記スプリング3
3で突出性が付与されたプランジャ32によりチェーン
Aを押圧するようにしている。
【0003】また、プランジャ32の背部の形成された
圧力室34に給油通路35を連通し、その給油通路35
にチェックバルブ36を設け、上記プランジャ32が外
方向に移動して圧力室34の圧力が低下したとき、チェ
ックバルブ36を開放させ、給油ポンプの駆動により給
油通路35から圧力室34に油を流動させるようにして
いる。
圧力室34に給油通路35を連通し、その給油通路35
にチェックバルブ36を設け、上記プランジャ32が外
方向に移動して圧力室34の圧力が低下したとき、チェ
ックバルブ36を開放させ、給油ポンプの駆動により給
油通路35から圧力室34に油を流動させるようにして
いる。
【0004】上記チェーンテンショナにおいては、チェ
ーンAが緊張してプランジャ32に押し込み力が作用し
たとき、その押し込み力を圧力室34に封入された油に
よって緩衝し、チェーンAに弛みが生じると、スプリン
グ33の弾力によりプランジャ32を急速に外方向に移
動させてチェーンAを緊張させるため、チェーンAの張
力変動に対するプランジャ32の追従性が良好であり、
チェーンAの張力を常に一定に保持することができると
いう特徴を有する。
ーンAが緊張してプランジャ32に押し込み力が作用し
たとき、その押し込み力を圧力室34に封入された油に
よって緩衝し、チェーンAに弛みが生じると、スプリン
グ33の弾力によりプランジャ32を急速に外方向に移
動させてチェーンAを緊張させるため、チェーンAの張
力変動に対するプランジャ32の追従性が良好であり、
チェーンAの張力を常に一定に保持することができると
いう特徴を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、チェックバ
ルブ36を用いた上記のようなチェーンテンショナにお
いては、作動油として、普通エンジン潤滑油が用いられ
る。このエンジン潤滑油には金属粉等の異物が混入して
いるため、その異物がチェックバルブ36やシリンダ室
31に流入することは避けることができず、チェックバ
ルブ36への異物の侵入によって密閉不良が生じ、チェ
ーンテンショナを精度よく動作させることができなくな
るおそれがある。
ルブ36を用いた上記のようなチェーンテンショナにお
いては、作動油として、普通エンジン潤滑油が用いられ
る。このエンジン潤滑油には金属粉等の異物が混入して
いるため、その異物がチェックバルブ36やシリンダ室
31に流入することは避けることができず、チェックバ
ルブ36への異物の侵入によって密閉不良が生じ、チェ
ーンテンショナを精度よく動作させることができなくな
るおそれがある。
【0006】また、シリンダ室31内への異物の侵入に
よってシリンダ室31とプランジャ32の摺動面に異常
摩耗や固着が生じるという問題が発生する。
よってシリンダ室31とプランジャ32の摺動面に異常
摩耗や固着が生じるという問題が発生する。
【0007】この発明の課題は、作動油中の混入異物の
侵入によるトラブルの発生を防止することができるよう
にしたチェーンテンショナを提供することである。
侵入によるトラブルの発生を防止することができるよう
にしたチェーンテンショナを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、ハウジングに形成されたシ
リンダ室にプランジャと、そのプランジャを外方向に押
圧するスプリングとを組込み、上記ハウジングにはシリ
ンダ室の閉塞端部に連通する給油通路を設け、その給油
通路の油出口部に、シリンダ室内の圧力が給油通路内の
圧力より高くなったとき、給油通路を閉じるチェックバ
ルブを設けたチェーンテンショナにおいて、前記給油通
路におけるチェックバルブの油入口側に焼結体から成る
フィルタを設けた構成を採用している。
めに、この発明においては、ハウジングに形成されたシ
リンダ室にプランジャと、そのプランジャを外方向に押
圧するスプリングとを組込み、上記ハウジングにはシリ
ンダ室の閉塞端部に連通する給油通路を設け、その給油
通路の油出口部に、シリンダ室内の圧力が給油通路内の
圧力より高くなったとき、給油通路を閉じるチェックバ
ルブを設けたチェーンテンショナにおいて、前記給油通
路におけるチェックバルブの油入口側に焼結体から成る
フィルタを設けた構成を採用している。
【0009】
【作用】上記のように、給油通路にフィルタを設けたこ
とにより、作動油に混入する異物はフィルタによって捕
捉されるため、異物がチェックバルブやシリンダ室内に
侵入するのを防止することができる。
とにより、作動油に混入する異物はフィルタによって捕
捉されるため、異物がチェックバルブやシリンダ室内に
侵入するのを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1乃至図3に基づいて説明する。図示のように、エンジ
ンブロック等の固定部に取付けられるハウジング1には
先端面で開口するシリンダ室2が形成されている。シリ
ンダ室2内に摺動自在に組込まれたプランジャ3には後
端面で開口する軸挿入孔4が形成され、その軸挿入孔4
の開口端部の内周に雌ねじ5が設けられている。
1乃至図3に基づいて説明する。図示のように、エンジ
ンブロック等の固定部に取付けられるハウジング1には
先端面で開口するシリンダ室2が形成されている。シリ
ンダ室2内に摺動自在に組込まれたプランジャ3には後
端面で開口する軸挿入孔4が形成され、その軸挿入孔4
の開口端部の内周に雌ねじ5が設けられている。
【0011】雌ねじ5にねじ係合したねじ軸6は先端面
で開口するスプリング収納孔7と、後端面からスプリン
グ収納孔7に至る流通孔8とを有し、上記スプリング収
納孔7内にスプリング9と、スプリングシート10とが
組込まれ、スプリングシート10の先端に設けられた球
面がプランジャ3に形成された軸挿入孔4の閉塞端面に
点接触している。
で開口するスプリング収納孔7と、後端面からスプリン
グ収納孔7に至る流通孔8とを有し、上記スプリング収
納孔7内にスプリング9と、スプリングシート10とが
組込まれ、スプリングシート10の先端に設けられた球
面がプランジャ3に形成された軸挿入孔4の閉塞端面に
点接触している。
【0012】前記シリンダ室2の閉塞端壁には、そのシ
リンダ室2に連通する給油通路11が形成されている。
給油通路11にはエンジン潤滑油が供給され、その給油
通路11の油出口部にチェックバルブ12が設けられて
いる。
リンダ室2に連通する給油通路11が形成されている。
給油通路11にはエンジン潤滑油が供給され、その給油
通路11の油出口部にチェックバルブ12が設けられて
いる。
【0013】チェックバルブ12は、給油通路11の油
出口の取付けられたフランジ付きのバルブシート13
と、そのバルブシート13に形成された油通路14を開
閉するチェックボール15と、そのチェックボール15
の移動量を制限するリテーナ16とから成り、上記バル
ブシート13に前記ねじ軸6の後端を受けるテーパ面1
7が設けられている。
出口の取付けられたフランジ付きのバルブシート13
と、そのバルブシート13に形成された油通路14を開
閉するチェックボール15と、そのチェックボール15
の移動量を制限するリテーナ16とから成り、上記バル
ブシート13に前記ねじ軸6の後端を受けるテーパ面1
7が設けられている。
【0014】上記チェックバルブ12は、シリンダ室2
内の圧力が給油通路11内の圧力より低くなったとき給
油通路11を開放し、シリンダ室2内の圧力が給油通路
11内の圧力より高くなると給油通路11を閉じて油の
供給を遮断する。
内の圧力が給油通路11内の圧力より低くなったとき給
油通路11を開放し、シリンダ室2内の圧力が給油通路
11内の圧力より高くなると給油通路11を閉じて油の
供給を遮断する。
【0015】給油通路11には、チェックバルブ12の
油入口側にフィルタ18が組込まれ、そのフィルタ18
は焼結体から形成されている。
油入口側にフィルタ18が組込まれ、そのフィルタ18
は焼結体から形成されている。
【0016】図2は、プランジャ3に形成された雌ねじ
5とねじ軸6のねじ係合部の詳細を示す。雌ねじ5と、
ねじ軸6の外周に形成された雄ねじ19のねじ山は、プ
ランジャ3の押し込み力を受ける圧力側フランク20の
フランク角が遊び側フランク21のフランク角より大き
い鋸歯状とされ、そのフランク角とリード角の関係か
ら、プランジャ3は突出方向に弛み条件とされ、押し込
み方向にロック条件とされている。
5とねじ軸6のねじ係合部の詳細を示す。雌ねじ5と、
ねじ軸6の外周に形成された雄ねじ19のねじ山は、プ
ランジャ3の押し込み力を受ける圧力側フランク20の
フランク角が遊び側フランク21のフランク角より大き
い鋸歯状とされ、そのフランク角とリード角の関係か
ら、プランジャ3は突出方向に弛み条件とされ、押し込
み方向にロック条件とされている。
【0017】ここで、弛み条件とは、スプリング9の押
圧力によってプランジャ3が外方向にスムーズに移動す
ることをいい、一方、ロック条件とは、プランジャ3が
急激に押し込まれても後退せず、チェーン押圧部材を介
し、チェーンの振動がプランジャ3に作用したとき、プ
ランジャ3はスプリング9の押圧力とプランジャ3の押
し込み力とが釣り合う位置までねじ軸6を回転させつつ
ゆっくりと後退動することをいう。
圧力によってプランジャ3が外方向にスムーズに移動す
ることをいい、一方、ロック条件とは、プランジャ3が
急激に押し込まれても後退せず、チェーン押圧部材を介
し、チェーンの振動がプランジャ3に作用したとき、プ
ランジャ3はスプリング9の押圧力とプランジャ3の押
し込み力とが釣り合う位置までねじ軸6を回転させつつ
ゆっくりと後退動することをいう。
【0018】上記の構成から成るチェーンテンショナを
用いてカム軸駆動用チェーンの張力を調整する場合は、
エンジンブロックにハウジング1を取付け、スプリング
9によって突出性が付与されたプランジャ3によりチェ
ーン押圧部材22を押圧してチェーンAを緊張させる。
用いてカム軸駆動用チェーンの張力を調整する場合は、
エンジンブロックにハウジング1を取付け、スプリング
9によって突出性が付与されたプランジャ3によりチェ
ーン押圧部材22を押圧してチェーンAを緊張させる。
【0019】一般に、カム軸駆動用チェーンにおいて
は、エンジンを始動すると、チェーンAが弛み、エンジ
ンを停止すると、カムの停止位置の関係からチェーンA
が緊張する。ここで、チェーンAが弛むと、プランジャ
3はねじ山の遊び側フランク21のフランク角とリード
角の関係から突出方向に弛み条件とされているため、ス
プリング9の弾力によりプランジャ3は外方向に急速に
移動し、その移動に伴ってねじ軸6が回転する。プラン
ジャ3が外方向に移動すると、シリンダ室2内のスプリ
ング収納孔7および軸挿入孔4内の圧力が低下するた
め、チェックバルブ12が給油通路11を開放する。
は、エンジンを始動すると、チェーンAが弛み、エンジ
ンを停止すると、カムの停止位置の関係からチェーンA
が緊張する。ここで、チェーンAが弛むと、プランジャ
3はねじ山の遊び側フランク21のフランク角とリード
角の関係から突出方向に弛み条件とされているため、ス
プリング9の弾力によりプランジャ3は外方向に急速に
移動し、その移動に伴ってねじ軸6が回転する。プラン
ジャ3が外方向に移動すると、シリンダ室2内のスプリ
ング収納孔7および軸挿入孔4内の圧力が低下するた
め、チェックバルブ12が給油通路11を開放する。
【0020】このため、給油通路11内に供給された油
の圧力によってねじ軸6はプランジャ3と共に外方向に
移動してバルブシート13から離れる。
の圧力によってねじ軸6はプランジャ3と共に外方向に
移動してバルブシート13から離れる。
【0021】このとき、プランジャ3はチェーンAに対
する当接によって停止状態にあるため、ねじ軸6はスプ
リング9の押圧力によりスムーズに回転しつつ後退動し
てバルブシート13に当接し、外方向に急速に移動する
プランジャ3とスムーズに後退動するねじ軸6によって
チェーンAの弛みは直ちに吸収される。
する当接によって停止状態にあるため、ねじ軸6はスプ
リング9の押圧力によりスムーズに回転しつつ後退動し
てバルブシート13に当接し、外方向に急速に移動する
プランジャ3とスムーズに後退動するねじ軸6によって
チェーンAの弛みは直ちに吸収される。
【0022】ここで、給油通路11の油がチェックバル
ブ12からシリンダ室2や軸挿入孔4内に流入すると
き、給油通路11にはフィルタ18が設けられているた
め、油に混入する金属粉等の異物はフィルタ18で捕捉
される。このため、異物がチェックバルブ12内に侵入
してチェックバルブ12が密閉不良を生じ、あるいはシ
リンダ室2とプランジャ3の摺動面間に侵入して、摺動
面を摩耗させる等のトラブルの発生を未然に防止するこ
とができる。
ブ12からシリンダ室2や軸挿入孔4内に流入すると
き、給油通路11にはフィルタ18が設けられているた
め、油に混入する金属粉等の異物はフィルタ18で捕捉
される。このため、異物がチェックバルブ12内に侵入
してチェックバルブ12が密閉不良を生じ、あるいはシ
リンダ室2とプランジャ3の摺動面間に侵入して、摺動
面を摩耗させる等のトラブルの発生を未然に防止するこ
とができる。
【0023】エンジンの停止によってチェーンAが緊張
すると、プランジャ3に押し込み力が作用する。このと
き、雌ねじ5と雄ねじ19のねじ山は圧力側フランク2
0のフランク角とリード角の関係から、プランジャ3を
押し込み方向にロック条件に設定しているため、プラン
ジャ3は後退しない。
すると、プランジャ3に押し込み力が作用する。このと
き、雌ねじ5と雄ねじ19のねじ山は圧力側フランク2
0のフランク角とリード角の関係から、プランジャ3を
押し込み方向にロック条件に設定しているため、プラン
ジャ3は後退しない。
【0024】このため、エンジンの停止後、エンジンを
再始動させてチェーンAに弛みが生じても、プランジャ
3は外方向に大きく移動せず、シリンダ室2やスプリン
グ収納孔7内の油圧の低下は小さく、その油に外部の空
気が侵入し、あるいは油中から空気が析出してダンピン
グ機能が低下するのを防止することができる。
再始動させてチェーンAに弛みが生じても、プランジャ
3は外方向に大きく移動せず、シリンダ室2やスプリン
グ収納孔7内の油圧の低下は小さく、その油に外部の空
気が侵入し、あるいは油中から空気が析出してダンピン
グ機能が低下するのを防止することができる。
【0025】なお、実施の形態では、プランジャ3の軸
挿入孔4に雌ねじ5を設け、その雌ねじ5にねじ軸6を
ねじ係合したチェーンテンショナを示したが、チェーン
テンショナはこれに限定されない。
挿入孔4に雌ねじ5を設け、その雌ねじ5にねじ軸6を
ねじ係合したチェーンテンショナを示したが、チェーン
テンショナはこれに限定されない。
【0026】例えば、上記ねじ軸6を省略したチェーン
テンショナであってもよい。
テンショナであってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のようにこの発明においては、給油
通路内にフィルタを設け、そのフィルタによって給油通
路に供給される油中の異物を除去するようにしたので、
チェックバルブが異物の侵入によって密閉不良になり、
あるいはシリンダ室とプランジャの摺動面間に侵入して
その摺動面を異常摩耗させる等のトラブルの発生を未然
に防止することができる。
通路内にフィルタを設け、そのフィルタによって給油通
路に供給される油中の異物を除去するようにしたので、
チェックバルブが異物の侵入によって密閉不良になり、
あるいはシリンダ室とプランジャの摺動面間に侵入して
その摺動面を異常摩耗させる等のトラブルの発生を未然
に防止することができる。
【0028】また、給油通路内にフィルタを設けたこと
により、チェーンテンショナと一体化され、エンジンへ
の組付けが容易である。
により、チェーンテンショナと一体化され、エンジンへ
の組付けが容易である。
【0029】さらに、フィルタを焼結体によって形成し
たことにより、フィルタ自体のコストが安く、しかもエ
ンジン油圧が上昇してもその圧力はフィルタによって軽
減され、エンジン油圧の上昇に伴うチェーン張力の上昇
を軽減することができる。
たことにより、フィルタ自体のコストが安く、しかもエ
ンジン油圧が上昇してもその圧力はフィルタによって軽
減され、エンジン油圧の上昇に伴うチェーン張力の上昇
を軽減することができる。
【図1】この発明に係るチェーンテンショナの断面図
【図2】同上のプランジャとねじ軸のねじ係合部におけ
る拡大断面図
る拡大断面図
【図3】同上のチェックバルブの取付部を拡大して示す
断面図
断面図
【図4】従来のチェックバルブを示す断面図
1 ハウジング 2 シリンダ室 3 プランジャ 9 スプリング 11 給油通路 12 チェックバルブ 18 フィルタ
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングに形成されたシリンダ室にプ
ランジャと、そのプランジャを外方向に押圧するスプリ
ングとを組込み、上記ハウジングにはシリンダ室の閉塞
端部に連通する給油通路を設け、その給油通路の油出口
部に、シリンダ室内の圧力が給油通路内の圧力より高く
なったとき、給油通路を閉じるチェックバルブを設けた
チェーンテンショナにおいて、前記給油通路におけるチ
ェックバルブの油入口側に焼結体から成るフィルタを設
けたことを特徴とするチェーンテンショナ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16755196A JPH109350A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | チェーンテンショナ |
DE19707498A DE19707498B4 (de) | 1996-02-27 | 1997-02-25 | Kettenspanner sowie Kettentrieb |
US08/806,624 US5713809A (en) | 1996-02-27 | 1997-02-26 | Chain tensioner and chain system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16755196A JPH109350A (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | チェーンテンショナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH109350A true JPH109350A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15851824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16755196A Pending JPH109350A (ja) | 1996-02-27 | 1996-06-27 | チェーンテンショナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH109350A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002276385A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-09-25 | Honda Motor Co Ltd | 油圧テンショナ付き往復動内燃機関 |
EP1662175A2 (en) | 2004-11-29 | 2006-05-31 | Ntn Corporation | Chain tensioner |
JP2006189072A (ja) * | 2005-01-04 | 2006-07-20 | Ntn Corp | チェーンテンショナの異物流入防止構造 |
JP2014101955A (ja) * | 2012-11-21 | 2014-06-05 | Ntn Corp | 補機用油圧式オートテンショナ |
JP2014109352A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Ntn Corp | 補機用油圧式オートテンショナ |
KR101417427B1 (ko) * | 2012-11-23 | 2014-07-08 | 기아자동차주식회사 | 타이밍체인의 장력 조절장치 |
US9810297B2 (en) | 2012-10-16 | 2017-11-07 | Ntn Corporation | Hydraulic auto-tensioner for engine accessory |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP16755196A patent/JPH109350A/ja active Pending
Cited By (8)
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