JPH1093503A - 送信出力節減装置 - Google Patents
送信出力節減装置Info
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- JPH1093503A JPH1093503A JP8246606A JP24660696A JPH1093503A JP H1093503 A JPH1093503 A JP H1093503A JP 8246606 A JP8246606 A JP 8246606A JP 24660696 A JP24660696 A JP 24660696A JP H1093503 A JPH1093503 A JP H1093503A
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- JP
- Japan
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- antenna
- electric field
- transmission output
- field strength
- transmission
- Prior art date
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 無線通信システムにおいて、良好な通信状態
が確保されているときに作動する、必要以上の送信電力
を節減して、電波障害等を防止させるためのパワーセー
ブ機能を安定的に作動させる。 【解決手段】 利得の異なる複数のアンテナ１ａ、１ｂ
を設けて、検出した受信電界強度の大きさが、ある基準
となる受信電界強度と比べて、大きいときには利得の低
いアンテナ１ａを使用し、小さいときには利得の高いア
ンテナ１ｂを使用することにより、パワーアンプ９のゲ
インを調整することなく、パワーセーブを行う。
が確保されているときに作動する、必要以上の送信電力
を節減して、電波障害等を防止させるためのパワーセー
ブ機能を安定的に作動させる。 【解決手段】 利得の異なる複数のアンテナ１ａ、１ｂ
を設けて、検出した受信電界強度の大きさが、ある基準
となる受信電界強度と比べて、大きいときには利得の低
いアンテナ１ａを使用し、小さいときには利得の高いア
ンテナ１ｂを使用することにより、パワーアンプ９のゲ
インを調整することなく、パワーセーブを行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルラーシステム
およびＰＨＳ（Personal Handy-phone System)等の無線
通信システムにおいて、例えば無線基地局と移動端末装
置間での送信出力や、移動端末装置相互間での送信出力
の節減を図る送信出力節減装置に関するものである。
およびＰＨＳ（Personal Handy-phone System)等の無線
通信システムにおいて、例えば無線基地局と移動端末装
置間での送信出力や、移動端末装置相互間での送信出力
の節減を図る送信出力節減装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】屋内の親機と子機との間で無線通信を可
能とした初期のコードレス電話のコンセプトは、屋外に
おいても無線通信によって手軽に通話を行うことを可能
とするというコンセプトへと広がり、基地局と携帯用の
移動端末装置とを基本構成とした無線通信のネットワー
クが、近年急速に構築されつつある。
能とした初期のコードレス電話のコンセプトは、屋外に
おいても無線通信によって手軽に通話を行うことを可能
とするというコンセプトへと広がり、基地局と携帯用の
移動端末装置とを基本構成とした無線通信のネットワー
クが、近年急速に構築されつつある。
【０００３】上記のような移動端末装置においては、消
費電力の低減という目的と同時に、自らの出射する電波
によって発生する電波障害を抑制するために、通信状態
が安定的に確保可能な範囲で、できるだけ送信出力が小
さくなるように制御するパワーセーブ機能を搭載してい
ることが多く、例えば、従来の移動端末装置では、図２
に示すように、送受信切替スイッチ２０によって、アン
テナ２１より得られる受信信号ａ′から、ＩＦ(Interme
diate Frequency:中間周波数）アンプ２２とＲＳＳＩ(R
eceived Signal Strength Indicator:受信強度表示）レ
ベル検出部２３とによって、ＲＳＳＩレベルｄ′の大き
さを求めている。このＲＳＳＩレベルは、受信電界強度
に応じた電圧レベルを有しており、ＲＦ(Radio Frequen
cy：無線周波数）制御部２４は、ＲＳＳＩレベルｄ′の
値に基づいて出力調整回路２５を制御して、パワーアン
プ２６のゲインを調節することにより、パワーセーブ機
能を作動させていた。
費電力の低減という目的と同時に、自らの出射する電波
によって発生する電波障害を抑制するために、通信状態
が安定的に確保可能な範囲で、できるだけ送信出力が小
さくなるように制御するパワーセーブ機能を搭載してい
ることが多く、例えば、従来の移動端末装置では、図２
に示すように、送受信切替スイッチ２０によって、アン
テナ２１より得られる受信信号ａ′から、ＩＦ(Interme
diate Frequency:中間周波数）アンプ２２とＲＳＳＩ(R
eceived Signal Strength Indicator:受信強度表示）レ
ベル検出部２３とによって、ＲＳＳＩレベルｄ′の大き
さを求めている。このＲＳＳＩレベルは、受信電界強度
に応じた電圧レベルを有しており、ＲＦ(Radio Frequen
cy：無線周波数）制御部２４は、ＲＳＳＩレベルｄ′の
値に基づいて出力調整回路２５を制御して、パワーアン
プ２６のゲインを調節することにより、パワーセーブ機
能を作動させていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような携帯用の
移動端末装置を用いる通信システムでは、建物等で反射
されたり回折されたりした電波によって干渉が生じる
が、移動や通信環境の変化等によって干渉の状態が時々
刻々変動するため、基地局あるいは携帯用移動端末にお
ける受信電界強度のレベル、すなわち、ＲＳＳＩレベル
も絶えず変動し続けることになる。しかしながら、上記
従来例のようにパワーアンプ２６のゲインを調整するこ
とによって出力を変化させる場合には、安定的に制御す
ることが困難であるため、ＲＳＳＩレベルの変動とも相
まってパワーセーブ時の出力が非常に不安定になってし
まうという問題を生じる。
移動端末装置を用いる通信システムでは、建物等で反射
されたり回折されたりした電波によって干渉が生じる
が、移動や通信環境の変化等によって干渉の状態が時々
刻々変動するため、基地局あるいは携帯用移動端末にお
ける受信電界強度のレベル、すなわち、ＲＳＳＩレベル
も絶えず変動し続けることになる。しかしながら、上記
従来例のようにパワーアンプ２６のゲインを調整するこ
とによって出力を変化させる場合には、安定的に制御す
ることが困難であるため、ＲＳＳＩレベルの変動とも相
まってパワーセーブ時の出力が非常に不安定になってし
まうという問題を生じる。
【０００５】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、少なくとも一方が移動端
末装置である場合の無線通信システムに対し、電波の通
信状態に応じて、パワーセーブを行うときの出力を安定
的に維持可能な送信出力節減装置を提供することにあ
る。
なされたもので、その目的は、少なくとも一方が移動端
末装置である場合の無線通信システムに対し、電波の通
信状態に応じて、パワーセーブを行うときの出力を安定
的に維持可能な送信出力節減装置を提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係る送
信出力節減装置は、上記の課題を解決するために、互い
に異なる利得を有する複数のアンテナと、アンテナ切替
手段とを備えており、送信出力の切り替えが、アンテナ
切替手段によるアンテナの切り替えによって行われるこ
とを特徴としている。上記の構成では、送信出力の切り
替えを、感度の異なるアンテナに切り替えることにより
行うため、調整の困難な増幅器のゲインを調整する必要
がなく、パワーセーブ実行後の送信出力を安定させるこ
とができる。例えば、上記送信出力節減装置を移動体通
信の移動端末に適用して、パワーセーブ時における送信
出力の切り替えを行えば、移動端末からの送信出力を安
定化できるから、安定した通信状態を維持することが可
能となる。
信出力節減装置は、上記の課題を解決するために、互い
に異なる利得を有する複数のアンテナと、アンテナ切替
手段とを備えており、送信出力の切り替えが、アンテナ
切替手段によるアンテナの切り替えによって行われるこ
とを特徴としている。上記の構成では、送信出力の切り
替えを、感度の異なるアンテナに切り替えることにより
行うため、調整の困難な増幅器のゲインを調整する必要
がなく、パワーセーブ実行後の送信出力を安定させるこ
とができる。例えば、上記送信出力節減装置を移動体通
信の移動端末に適用して、パワーセーブ時における送信
出力の切り替えを行えば、移動端末からの送信出力を安
定化できるから、安定した通信状態を維持することが可
能となる。
【０００７】請求項２の発明に係る送信出力節減装置
は、上記の課題を解決するために、請求項１の構成に加
えて、検出可能な受信電界強度の範囲を上記アンテナの
数に区分する複数の閾値が記憶されるとともに、受信電
界強度の弱い範囲ほど、利得の高いアンテナが使用され
るように設定されており、受信電界強度の変動に応じ
て、検出された受信電界強度に対して設定されたアンテ
ナが接続されるようにアンテナ切替手段を制御する制御
手段が設けられていることを特徴としている。上記の構
成により、受信電界強度が強く、相手局が近くにあるよ
うな場合には、こちらの送信出力を低下させても通信が
可能であるから、感度の低いアンテナに切り替えて通信
を行い、受信電界強度が弱く、相手局が遠くにある或い
は通信状況が良好でない等のように、こちらの送信出力
を増大させて通信する必要がある場合には、感度の高い
アンテナに接続して通信を行うので、増幅器側のゲイン
を調整することなく、必要以上の送信出力で送信が行わ
れないように、送信出力を切り替えることができるか
ら、通信装置自身が出射する電波によって通信装置本体
に生じる電波障害を安定的に抑制することが可能とな
る。
は、上記の課題を解決するために、請求項１の構成に加
えて、検出可能な受信電界強度の範囲を上記アンテナの
数に区分する複数の閾値が記憶されるとともに、受信電
界強度の弱い範囲ほど、利得の高いアンテナが使用され
るように設定されており、受信電界強度の変動に応じ
て、検出された受信電界強度に対して設定されたアンテ
ナが接続されるようにアンテナ切替手段を制御する制御
手段が設けられていることを特徴としている。上記の構
成により、受信電界強度が強く、相手局が近くにあるよ
うな場合には、こちらの送信出力を低下させても通信が
可能であるから、感度の低いアンテナに切り替えて通信
を行い、受信電界強度が弱く、相手局が遠くにある或い
は通信状況が良好でない等のように、こちらの送信出力
を増大させて通信する必要がある場合には、感度の高い
アンテナに接続して通信を行うので、増幅器側のゲイン
を調整することなく、必要以上の送信出力で送信が行わ
れないように、送信出力を切り替えることができるか
ら、通信装置自身が出射する電波によって通信装置本体
に生じる電波障害を安定的に抑制することが可能とな
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
１に基づいて説明すれば、以下のとおりである。本実施
の形態では、無線通信システムにおける移動端末装置の
送信出力低減、いわゆるパワーセーブ時の動作に係る構
成について説明するが、以下の構成や効果は、基地局側
にも適用することができる。
１に基づいて説明すれば、以下のとおりである。本実施
の形態では、無線通信システムにおける移動端末装置の
送信出力低減、いわゆるパワーセーブ時の動作に係る構
成について説明するが、以下の構成や効果は、基地局側
にも適用することができる。
【０００９】図１に示すように、上記移動端末装置に
は、互いに利得の異なるアンテナ１ａ、１ｂと、アンテ
ナ１ａ、１ｂを切り替えるアンテナ切替スイッチ２と、
送信信号と受信信号とを切り替える送受信切替スイッチ
３とが設けられている。また、受信した電波を増幅する
とともに、該電波のレベルを表すＲＳＳＩ信号を出力す
るＩＦアンプ４と、信号の変復調を行うモデム５と、変
調前の送信信号および復調後の受信信号を図示しない音
声変換部とやり取りするとともに、上記アンテナ切替ス
イッチ２と送受信切替スイッチ３の切替タイミングを制
御するＲＦ制御部６と、上記ＲＳＳＩ信号に基づいて、
ＲＳＳＩ信号のレベルを検出するＲＳＳＩレベル検出部
７が設けられている。
は、互いに利得の異なるアンテナ１ａ、１ｂと、アンテ
ナ１ａ、１ｂを切り替えるアンテナ切替スイッチ２と、
送信信号と受信信号とを切り替える送受信切替スイッチ
３とが設けられている。また、受信した電波を増幅する
とともに、該電波のレベルを表すＲＳＳＩ信号を出力す
るＩＦアンプ４と、信号の変復調を行うモデム５と、変
調前の送信信号および復調後の受信信号を図示しない音
声変換部とやり取りするとともに、上記アンテナ切替ス
イッチ２と送受信切替スイッチ３の切替タイミングを制
御するＲＦ制御部６と、上記ＲＳＳＩ信号に基づいて、
ＲＳＳＩ信号のレベルを検出するＲＳＳＩレベル検出部
７が設けられている。
【００１０】さらに、モデム５からの変調された送信信
号の直交変調を行う直交変調器８と、接続されたアンテ
ナから送信するための増幅を行うパワーアンプ９とが設
けられている。ただし、上記において、アンテナ１ａは
アンテナ１ｂより低い利得を有しているものとする。ま
た、図示しないがＲＦ制御部６には、ＡＤＰＣＭコーデ
ック部、マイク、レシーバー等を有する音声変換部が接
続されており、上記ＲＦ制御部６では、音声変換に伴う
簡易秘話処理やスクランブル処理、時分割送受信に係る
タイミング制御等も行っている。
号の直交変調を行う直交変調器８と、接続されたアンテ
ナから送信するための増幅を行うパワーアンプ９とが設
けられている。ただし、上記において、アンテナ１ａは
アンテナ１ｂより低い利得を有しているものとする。ま
た、図示しないがＲＦ制御部６には、ＡＤＰＣＭコーデ
ック部、マイク、レシーバー等を有する音声変換部が接
続されており、上記ＲＦ制御部６では、音声変換に伴う
簡易秘話処理やスクランブル処理、時分割送受信に係る
タイミング制御等も行っている。
【００１１】上記構成に基づいて、移動端末装置のパワ
ーセーブ時の動作を説明する。図１において、まず受信
時には、アンテナ切替スイッチ２によって選択されたい
ずれかのアンテナによって受信された受信電波ａが、送
受信切替スイッチ３によってＩＦアンプ４に送られて、
ＩＦ信号ｂが出力されるとともに、得られた受信電波ａ
の電界強度に応じたＲＳＳＩ信号ｃが出力される。すな
わち、上記ＲＳＳＩ信号ｃによって、受信電界強度の大
きさを知ることができることになる。ＩＦ信号ｂは、モ
デム５の復調部５ａによって復調された後、ＲＦ制御部
６に送られ、図示しない音声変換部のＡＤＰＣＭコーデ
ックおよびレシーバーを介して音声に変換される。
ーセーブ時の動作を説明する。図１において、まず受信
時には、アンテナ切替スイッチ２によって選択されたい
ずれかのアンテナによって受信された受信電波ａが、送
受信切替スイッチ３によってＩＦアンプ４に送られて、
ＩＦ信号ｂが出力されるとともに、得られた受信電波ａ
の電界強度に応じたＲＳＳＩ信号ｃが出力される。すな
わち、上記ＲＳＳＩ信号ｃによって、受信電界強度の大
きさを知ることができることになる。ＩＦ信号ｂは、モ
デム５の復調部５ａによって復調された後、ＲＦ制御部
６に送られ、図示しない音声変換部のＡＤＰＣＭコーデ
ックおよびレシーバーを介して音声に変換される。
【００１２】一方、送信時には、図示しない音声変換部
のマイクおよびＡＤＰＣＭコーデックによって音声から
変換された送信信号はＲＦ制御部６を介して、モデム５
の変調部５ｂに入力され、直交変調器８において直交変
調された後、パワーアンプ９において、送信可能な出力
まで増幅される。なお、送信時にはＲＦ制御部６が、送
受信切替スイッチ３を送信側に切り替えているので、ア
ンテナ切替スイッチ２に接続されているアンテナを介し
て送信信号が電波として発射される。上記において、Ｒ
ＳＳＩ信号ｃはＲＳＳＩレベル検出部７に入力されて、
受信電界強度に比例したＲＳＳＩレベルｄとなり、ＲＦ
制御部６に入力される。
のマイクおよびＡＤＰＣＭコーデックによって音声から
変換された送信信号はＲＦ制御部６を介して、モデム５
の変調部５ｂに入力され、直交変調器８において直交変
調された後、パワーアンプ９において、送信可能な出力
まで増幅される。なお、送信時にはＲＦ制御部６が、送
受信切替スイッチ３を送信側に切り替えているので、ア
ンテナ切替スイッチ２に接続されているアンテナを介し
て送信信号が電波として発射される。上記において、Ｒ
ＳＳＩ信号ｃはＲＳＳＩレベル検出部７に入力されて、
受信電界強度に比例したＲＳＳＩレベルｄとなり、ＲＦ
制御部６に入力される。
【００１３】ＲＦ制御部６では、上記ＲＳＳＩレベルｄ
と比較する閾値を有しているが、この閾値は、利得の低
い方のアンテナ１ａによって通話を行っているときに、
ノイズや音切れなどが発生する直前の受信電界強度（以
下、基準受信電界強度と称する）のときのＲＳＳＩレベ
ルに設定されており、アンテナ１ａおよび１ｂのいずれ
を選択するかは、検出されたＲＳＳＩレベルｄと閾値と
の大小の比較結果によって決定される。すなわち、受信
時において、該閾値よりＲＳＳＩレベルｄが大きけれ
ば、基準受信電界強度よりも現在の受信電界強度が強い
ので、利得の低いアンテナ１ａに接続しても受信が行え
ることを意味する。また、このことは、相手局もしくは
基地局との距離が近いか、障害物が少ないことを意味す
るので、送信出力が低くても通信が行えることを意味
し、通信が可能な範囲で送信出力を下げることが好まし
いが、上記のように利得の低いアンテナ１ａに接続すれ
ば、送信出力は必然的に低下するから、パワーアンプ９
のゲインを調整する必要はない。
と比較する閾値を有しているが、この閾値は、利得の低
い方のアンテナ１ａによって通話を行っているときに、
ノイズや音切れなどが発生する直前の受信電界強度（以
下、基準受信電界強度と称する）のときのＲＳＳＩレベ
ルに設定されており、アンテナ１ａおよび１ｂのいずれ
を選択するかは、検出されたＲＳＳＩレベルｄと閾値と
の大小の比較結果によって決定される。すなわち、受信
時において、該閾値よりＲＳＳＩレベルｄが大きけれ
ば、基準受信電界強度よりも現在の受信電界強度が強い
ので、利得の低いアンテナ１ａに接続しても受信が行え
ることを意味する。また、このことは、相手局もしくは
基地局との距離が近いか、障害物が少ないことを意味す
るので、送信出力が低くても通信が行えることを意味
し、通信が可能な範囲で送信出力を下げることが好まし
いが、上記のように利得の低いアンテナ１ａに接続すれ
ば、送信出力は必然的に低下するから、パワーアンプ９
のゲインを調整する必要はない。
【００１４】逆に、該閾値よりＲＳＳＩレベルｄが小さ
ければ、基準受信電界強度よりも現在の受信電界強度が
弱いので、利得の高いアンテナ１ｂに接続する必要があ
る。またこの場合には、相手局もしくは基地局との距離
が遠いか、障害物が多いことを意味するので、送信出力
を上げる必要があるが、利得の高いアンテナ１ｂに接続
すれば、送信効率が上がり送信出力が向上するから、や
はりパワーアンプ９のゲインを調整する必要はない。も
ちろん、上記基準となる受信電界強度の設定や、移動端
末装置自体の受信感度と送信出力との関係を最適な状態
となるように調整しておく必要がある。
ければ、基準受信電界強度よりも現在の受信電界強度が
弱いので、利得の高いアンテナ１ｂに接続する必要があ
る。またこの場合には、相手局もしくは基地局との距離
が遠いか、障害物が多いことを意味するので、送信出力
を上げる必要があるが、利得の高いアンテナ１ｂに接続
すれば、送信効率が上がり送信出力が向上するから、や
はりパワーアンプ９のゲインを調整する必要はない。も
ちろん、上記基準となる受信電界強度の設定や、移動端
末装置自体の受信感度と送信出力との関係を最適な状態
となるように調整しておく必要がある。
【００１５】上記のように、感度の異なる複数のアンテ
ナを設け、受信電界強度に応じて接続するアンテナを切
り替えるという簡単な制御を行って、送信出力を変更す
ることにより、安定的な制御が難しいパワーアンプのゲ
イン制御を行う必要がないので、パワーアンプからの送
信出力を安定させることができる。この結果、パワーセ
ーブ時の出力を安定的に維持させることが可能となる。
ナを設け、受信電界強度に応じて接続するアンテナを切
り替えるという簡単な制御を行って、送信出力を変更す
ることにより、安定的な制御が難しいパワーアンプのゲ
イン制御を行う必要がないので、パワーアンプからの送
信出力を安定させることができる。この結果、パワーセ
ーブ時の出力を安定的に維持させることが可能となる。
【００１６】
【発明の効果】請求項１の発明に係る送信出力節減装置
は、以上のように、互いに異なる利得を有する複数のア
ンテナと、アンテナ切替手段とを備えており、送信出力
の切り替えが、アンテナ切替手段によるアンテナの切り
替えによって行われる構成である。それゆえ、送信出力
の切り替えを、調整の困難な増幅器のゲイン調整によっ
て行う必要がないため、パワーセーブ時等の送信出力切
り替え後の送信出力を安定させることができるので、例
えば移動体通信に適用すれば、パワーセーブ後において
も、安定した通信状態を維持することが可能となるとい
う効果を奏する。
は、以上のように、互いに異なる利得を有する複数のア
ンテナと、アンテナ切替手段とを備えており、送信出力
の切り替えが、アンテナ切替手段によるアンテナの切り
替えによって行われる構成である。それゆえ、送信出力
の切り替えを、調整の困難な増幅器のゲイン調整によっ
て行う必要がないため、パワーセーブ時等の送信出力切
り替え後の送信出力を安定させることができるので、例
えば移動体通信に適用すれば、パワーセーブ後において
も、安定した通信状態を維持することが可能となるとい
う効果を奏する。
【００１７】請求項２の発明に係る送信出力節減装置
は、以上のように、請求項１の構成に加えて、検出可能
な受信電界強度の範囲を上記アンテナの数に区分して記
憶するとともに、受信電界強度の弱い範囲ほど、利得の
高いアンテナが使用されるように設定されており、受信
電界強度の変動に応じて、検出された受信電界強度に対
して設定されたアンテナが接続されるようにアンテナ切
替手段を制御する制御手段が設けられている構成であ
る。それゆえ、請求項１の構成による効果に加えて、ア
ンテナの切替を受信電界強度のレベルによって行うた
め、受信状況に応じた適切な送信出力に変更され、必要
以上の送信出力で送信が行われないので通信装置自身が
出射する電波によって通信装置本体に生じる電波障害を
安定的に抑制することが可能となるという効果を奏す
る。
は、以上のように、請求項１の構成に加えて、検出可能
な受信電界強度の範囲を上記アンテナの数に区分して記
憶するとともに、受信電界強度の弱い範囲ほど、利得の
高いアンテナが使用されるように設定されており、受信
電界強度の変動に応じて、検出された受信電界強度に対
して設定されたアンテナが接続されるようにアンテナ切
替手段を制御する制御手段が設けられている構成であ
る。それゆえ、請求項１の構成による効果に加えて、ア
ンテナの切替を受信電界強度のレベルによって行うた
め、受信状況に応じた適切な送信出力に変更され、必要
以上の送信出力で送信が行われないので通信装置自身が
出射する電波によって通信装置本体に生じる電波障害を
安定的に抑制することが可能となるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る移動端末装置の一構成例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】従来の送信電力節減装置に係る移動端末装置を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
１ａ アンテナ １ｂ アンテナ ２ アンテナ切替スイッチ（アンテナ切り替え手段） ３ 送受信切替スイッチ ４ ＩＦアンプ ５ モデム ５ａ 復調部 ５ｂ 変調部 ６ ＲＦ制御部（制御手段） ７ ＲＳＳＩレベル検出部 ８ 直交変調器 ９ パワーアンプ
Claims (2)
- 【請求項１】互いに異なる利得を有する複数のアンテナ
と、アンテナ切替手段とを備えており、送信出力の切り
替えが、アンテナ切替手段によるアンテナの切り替えに
よって行われることを特徴とする送信出力節減装置。 - 【請求項２】検出可能な受信電界強度の範囲を上記アン
テナの数に区分する複数の閾値が記憶されるとともに、
受信電界強度の弱い範囲ほど、利得の高いアンテナが使
用されるように設定されており、受信電界強度の変動に
応じて、検出された受信電界強度に対して設定されたア
ンテナが接続されるようにアンテナ切替手段を制御する
制御手段が設けられていることを特徴とする請求項１に
記載の送信出力節減装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8246606A JPH1093503A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 送信出力節減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8246606A JPH1093503A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 送信出力節減装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1093503A true JPH1093503A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17150917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8246606A Pending JPH1093503A (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 送信出力節減装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1093503A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7149480B2 (en) * | 2000-11-16 | 2006-12-12 | Pioneer Corporation | Receiver device |
| JPWO2008139607A1 (ja) * | 2007-05-14 | 2010-07-29 | 三菱電機株式会社 | 障害物検出装置、無線受信装置、無線送信装置及び無線通信システム |
| WO2019005385A1 (en) * | 2017-06-28 | 2019-01-03 | Qualcomm Incorporated | SYSTEMS AND METHODS FOR REDUCING TRANSMIT AND RECEPTION POWER VIA A T / R SWITCH |
| JP2020115601A (ja) * | 2019-01-17 | 2020-07-30 | 沖電気工業株式会社 | 無線通信装置及び無線通信システム |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP8246606A patent/JPH1093503A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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