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JPH1084460A - 画像読取再生装置 - Google Patents

画像読取再生装置

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Publication number
JPH1084460A
JPH1084460A JP8237449A JP23744996A JPH1084460A JP H1084460 A JPH1084460 A JP H1084460A JP 8237449 A JP8237449 A JP 8237449A JP 23744996 A JP23744996 A JP 23744996A JP H1084460 A JPH1084460 A JP H1084460A
Authority
JP
Japan
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image
recording
reading
image data
photosensitive material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8237449A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Inoue
敏之 井上
Yoshinori Morimoto
美範 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP8237449A priority Critical patent/JPH1084460A/ja
Priority to US08/925,711 priority patent/US5920680A/en
Publication of JPH1084460A publication Critical patent/JPH1084460A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】原稿画像を光電的に読み取って、画像処理を行
い、画像記録を行う画像読取再生装置において、読取装
置、処理装置および記録装置等の各部位において、他の
部位に起因する作動の中断等の時間的な損失が少なく、
効率よく、高速で仕上りプリントを出力できる画像読取
再生装置を提供する。 【解決手段】読取部による画像読取の開始から、得られ
た画像データを記録装置のメモリに記憶するまでの、原
稿画像1コマの読み取り時間をTr[秒];記録装置に
おける記録材料の副走査速度をVp[mm/秒] ; 記録装
置における各コマの画像記録間に不可避的に生じるオー
バーヘッド時間をα[秒]; とした際に、下記式
[1]を満たすことにより、前記課題を解決する。 Tr≧(82.5[mm]/Vp)+α …… [1]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像を光電的
に読み取って画像処理し、得られた画像データに応じて
変調した記録光で感光材料等の記録材料を露光して画像
記録を行う、画像読取再生装置の技術分野に属し、特
に、フィルムに撮影された画像を光電的に読み取り、光
ビーム走査露光によって感光材料(印画紙)に焼き付け
を行う、デジタルフォトプリンタに好適に利用される画
像読取再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CCDセンサ等のイメージセンサを用い
る読取装置(スキャナ)によって原稿を光電的に読み取
って原稿の画像データを得、この画像データを処理装置
で画像処理して、画像記録のための画像データとし、記
録装置(プリンタ)にこの画像データを供給して再生画
像を得る画像読取再生装置が、各種のプリンタ、写真焼
付装置、印刷製版装置等に用いられている。
【0003】例えば、ネガフィルムやリバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の印画紙等の感光材料への焼き付けは、通常、
フィルムの画像を感光材料に投影して感光材料を面露光
する、いわゆる直接露光によって行われている。これに
対し、近年では、デジタル画像記録を利用する焼付装
置、すなわち、スキャナによってフィルムの投影光を読
み取ってフィルムに撮影された画像のデジタルデータを
得、この画像データを処理装置に送って、色/濃度補
正、輪郭強調、階調補正等の各種の画像処理を施して記
録用の画像データ(露光条件)とし、この画像データを
プリンタに送って、画像データに応じて変調した光ビー
ムによって感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録
し、露光済感光材料を現像処理して仕上りプリントとす
るデジタルフォトプリンタが実用化されている。
【0004】このようなデジタルフォトプリンタでは、
フィルムに撮影された画像をスキャナによって1コマず
つ連続的に読み取って、順次処理装置に送って画像処理
を行い、画像データとして順次プリンタに転送する。プ
リンタは、複数コマ分の画像を記録するメモリを有して
おり、処理装置から送られた画像データは、一度このメ
モリに記憶され、画像記録の進行に伴って、処理装置か
ら送られた順に順次読み出され、画像記録が行われる。
【0005】従って、デジタルフォトプリンタのように
連続的な読み取りおよび画像記録を行う装置において
は、効率よく、高速で画像記録を行う、すなわち仕上り
プリントを効率よく出力するためには、読み取った画像
データを続けて画像処理して、続けて記録を行うことが
でき、さらに、読取装置においては、読み取り終了後、
即座に次ぎのコマの画像読み取りを行えることが好まし
い。言い換えれば、プリンタにおける画像記録に起因し
て、連続的な読み取りや画像処理を停止することがな
く、また、プリンタが処理装置からの画像データの転送
を待つような状態になることがなく、常時、各部位が作
動して仕上りプリントを出力できることが好ましい。
【0006】他方で、スキャナ、処理装置、およびプリ
ンタを個々に見た場合には、それぞれの単位時間当たり
の処理能力は高い方が好ましい。さらに、原稿のサイズ
や出力画像の倍率、プリントサイズ等によって、読取時
間や記録時間は変動する。そのため、画像読取再生装
置、特に、連続的な読み取りおよび画像記録を行う装置
においては、スキャナ、処理装置およびプリンタ等の各
部位の能力を最大限に生かして、効率のよい画像記録す
なわち仕上りプリントの出力が可能であることが要求さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、原稿
の画像を光電的に読み取って、画像処理を行い、画像記
録をおこなって仕上りプリントを出力する画像読取再生
装置において、読取装置、処理装置および記録装置等の
各部位において、他の部位に起因する作動の中断等の時
間的な損失が少なく、効率よく、高速で仕上りプリント
を出力することができる画像読取再生装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、原稿が担持する画像を光電的に読み取り
画像データとして出力する読取装置と、前記読取装置か
ら出力された画像データに所定の画像処理を施して記録
用の画像データとする処理装置と、前記処理装置から出
力された画像データをメモリに記録して順次読み出し、
副走査した記録材料に前記画像データに応じた画像記録
を行う記録装置とを有する画像読取再生装置であって、
前記読取部による画像読取の開始から、得られた画像デ
ータを前記記録装置のメモリに記憶するまでの、原稿画
像1コマの読み取り時間をTr[秒]; 前記記録装置
における記録材料の副走査速度をVp[mm/秒] ; 前記
記録装置における各コマの画像記録間に不可避的に生じ
るオーバーヘッド時間をα[秒]; とした際に、下記
式[1]を満たすことを特徴とする画像読取再生装置を
提供する。 Tr≧(82.5[mm]/Vp)+α …… [1]
【0009】また、前記記録装置が、記録材料の副走査
を停止した際に、必要に応じて副走査方向と逆方向に記
録材料を搬送する巻き戻し機能を有するのが好ましい。
【0010】また、前記Tr、Vpおよびαの関係が、
さらに下記式[2]を満たすのが好ましい。 Tr≦(305[mm]/Vp)+α …… [2]
【0011】さらに、前記Trが5秒以下であるのが好
ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像読取再生装置
について、添付の図面に示される好適実施例を元に詳細
に説明する。
【0013】図1に、本発明の画像読取再生装置を利用
するデジタルフォトプリンタの一例のブロック図を示
す。図1に示されるデジタルフォトプリンタ10は、フ
ィルム(ストリップス)Fやリバーサルフィルムを枠体
に保持してなるスライドに撮影された画像を光電的に読
み取る読取装置であるスキャナ12と、スキャナ12で
読み取られたフィルムの画像データに所定の画像処理を
施す処理装置14と、処理装置14で処理された画像デ
ータに応じて変調した光ビームで感光材料Aを走査露光
して、現像処理を施して仕上りプリントPとして出力す
る記録装置であるプリンタ16とを有する。
【0014】なお、本発明の画像読取再生装置は、図示
例のデジタルフォトプリンタに限定はされず、透過原稿
や反射原稿の画像を担持する光(透過光もしくは反射
光)を得て、この光をイメージセンサで光電的に読み取
って、イメージセンサからの出力信号(すなわち画像デ
ータ)に所定の画像処理を施して記録用の画像データと
し、感光材料、電子写真記録材料(電子写真感光体)、
感熱記録材料等の記録材料を副走査しつつ、前記記録用
の画像データによって画像記録を行い、原稿の画像を再
生した仕上りプリントを得る、公知の各種の画像読取再
生装置に利用可能である。
【0015】図2に、スキャナ12と処理装置14の概
略図を示す。フィルムFに撮影された画像を光電的に読
み取るスキャナ12は、光源18と、可変絞り20と、
フィルムFに撮影された画像をR(赤)、G(緑)およ
びB(青)の三原色に分解するためのR、GおよびBの
3枚の色フィルタを有し、回転して任意の色フィルタを
光路に作用できる色フィルタ板22と、フィルムFに入
射する読取光をフィルムFの面方向で均一にするための
拡散ボックス24と、結像レンズ26と、フィルムFに
撮影された画像を1枚(1コマ)読み取るエリアセンサ
であるCCDセンサ28と、アンプ30と、A/D(ア
ナログ/デジタル)変換器32と、信号をlog変換し
て濃度信号とするLUT(ルックアップテーブル)34
とを有して構成される。
【0016】スキャナ12においては、光源18から射
出され、絞り28によって光量調整され、色フィルタ板
22を通過して色調整され、拡散ボックス24で拡散さ
れた読取光がフィルムFに入射して、透過することによ
り、フィルムFに撮影された画像を担持する投影光を得
る。この投影光は、結像レンズ26によってCCDセン
サ28の受光面に結像され、CCDセンサ28によって
光電的に読み取られる。CCDセンサ28からの出力信
号は、アンプ30で増幅され、A/D変換器32によっ
てデジタル信号化され、LUT34で濃度信号とされ、
フィルムFに撮影された画像の(デジタル)画像データ
として処理装置14に送られる。スキャナ12では、こ
のような画像読取を、色フィルタ板28のR、Gおよび
Bの色フィルタを順次挿入して3回行うことにより、フ
ィルムFに撮影された画像をR、GおよびBの3原色に
分解して読み取る。
【0017】ここで、図示例のスキャナ12において
は、出力のための画像データを得るための画像読取(本
スキャン)に先立ち、低解像度で画像を粗に読み取るプ
レスキャンを行い、プレスキャン終了後、連続して本ス
キャンを行う。すなわち、スキャナ12は、CCDセン
サ28によって連続的に6回の画像読取を行うことによ
り、1コマの画像を読み取る。
【0018】処理装置14は、プレスキャンで得られた
画像データから各種の画像処理条件を設定(セットアッ
プ)し、この画像処理条件に応じて本スキャンの画像デ
ータを画像処理して、プリンタ16による画像記録ため
の出力画像データとする。また、処理装置14は、デジ
タルフォトプリンタ10全体の制御を行うと共に、デジ
タルフォトプリンタ10の操作系を構成するものであ
り、キーボード36およびマウス38、プレスキャン画
像や操作指示等を表示するディスプレイ40が配置され
る。
【0019】処理装置14は、プレスキャンメモリ42
と、本スキャンメモリ44と、画像処理装置46とを有
する。プレスキャンメモリ42および本スキャンメモリ
44は、画像データを記憶するフレームメモリであっ
て、プレスキャンの画像データは、順次、プレスキャン
メモリ42に送られ、また、本スキャンの画像データ
は、順次、本スキャンメモリ44に送られ、それぞれ記
憶される。
【0020】画像処理装置46は、CPU、メモリ、各
種の画像処理回路等を組み合わせて構成されるものであ
る。画像処理装置46は、プレスキャンメモリ42に
R、GおよびBのプレスキャン画像データが記憶される
と、プレスキャン画像データから画像処理条件を設定
し、次いで、本スキャンメモリ44に記憶された本スキ
ャン画像データを読み出し、設定した画像処理条件に応
じて、色/濃度バランスの調整、階調調整、ダイナミッ
クレンジの圧縮や伸張等の画像処理を施して、プリンタ
16による画像記録のための画像データとしてプリンタ
16の画像メモリ48に出力する。
【0021】なお、デジタルフォトプリンタ10におい
ては、基本的に、フィルムFに撮影された画像の読み取
りから、プリンタ16の画像メモリ48の画像データを
出力し、仕上りプリントPを出力するまでを、デジタル
フォトプリンタ10が自動的に行う。従って、オペレー
タによる検定や調整等は不要である(以下、これを全自
動モードとする)。しかしながら、必要に応じて(モー
ドを選択することによって)、処理装置14において、
ディスプレイ40にプレスキャン画像を表示し、オペレ
ータがこの画像を見て、マウス38やキーボード36等
を用いて、読み取りに供されるフィルムF(コマ)の位
置調整やトリミング(読取倍率の調整)等を行い、ま
た、検定を行って、色/濃度調整、階調調整、ダイナミ
ックレンジの調整等を行った後に、処理装置14から画
像メモリ48への画像データの出力を行ってもよい。
【0022】本発明にかかるデジタルフォトプリンタ1
0は、この全自動モードの際の1コマの画像読取におい
て、読み取り開始からプリンタ16の画像メモリ48に
画像データを記憶するまでの、1コマの読取時間Tr
[秒]、および後述するプリンタ16における感光材料
Aの副走査速度Vp[mm/秒]が、下記式[1]を満たす
ように設定され、これにより、効率よく、高速で仕上り
プリントPを出力することを実現している。 Tr≧(82.5[mm]/Vp)+α …… [1] この点に関しては、後に詳述する。
【0023】読取時間Trには特に限定はなく、CCD
センサ28の蓄積時間や画像処理速度、さらには、後述
するプリンタ16における副走査速度Vp等に応じて適
宜設定あるいは決定されるが、好ましくは、読取時間T
rは5秒以下である。読取時間Trを5秒以下にするこ
とにより、より迅速な仕上りプリントPの出力を行うこ
とができ、好ましい結果を得る。
【0024】図3に、プリンタ16の概略図が示され
る。プリンタ16は、処理部14から出力され、画像メ
モリ48に記憶された画像データ(すなわち露光条件)
に応じて変調した光ビームによって感光材料(印画紙)
Aを走査露光して潜像を記録し、現像処理および乾燥を
行い、切断して仕上りプリントPとし、さらに仕分けを
行う装置である。このプリンタ16は、基本的に、画像
記録部50と、現像部52と、乾燥部54と、排出部5
6と、制御基板や電源部等が収納される電装部58とを
有して構成される。
【0025】画像記録部50は、焼付搬送装置60と光
ビーム走査装置62とから構成される。図4に焼付搬送
装置60の概略図を、図5に光ビーム走査装置62(お
よび副走査搬送系104)の概略図を、それぞれ示す。
【0026】焼付搬送装置60は、ロール状に巻回され
た感光材料Aを引き出して所定の経路を搬送しつつ、画
像位置情報の記録、画像露光(焼き付け)、バックプリ
ント等を行う装置で、感光材料供給部64、コマ情報形
成部66、露光部68、バックプリント部70、リザー
バ72、感光材料排出部74、および感光材料Aをこれ
らの部位を経た所定経路で搬送する搬送手段とを有する
ものである。
【0027】感光材料供給部64は、ロール状に巻回さ
れた感光材料Aを遮光性の筐体に収納してなる(感光材
料)マガジン76を装填し、マガジン76から感光材料
Aを引き出して供給する部分であって、マガジン76の
装填部78と、感光材料Aの搬送方向の下流(以下、下
流とする)方向に向かって引出しローラ対80と、セン
サ82と、ガイド84等とを有して構成される。感光材
料Aは、引出しローラ対80によって、マガジン76か
ら引き出され、下流の第1ループ形成部86に搬送され
る。また、センサ82は、マガジン交換時等における感
光材料Aの巻き戻しや感光材料Aのローディング(初期
通紙)の際に、感光材料Aの先端やその有無を検出する
ものである。
【0028】感光材料供給部64の下流には、第1ルー
プ形成部86が配置される。第1ループ形成部86は、
感光材料Aのループ(弛み)を形成することによって、
下流のコマ情報形成部66のパンチ88の作動時におけ
る感光材料Aの搬送の停止を吸収する部分で、駆動ロー
ラ90、および案内ローラ92ならびに94等を有す
る。前述の引出しローラ対80は、この第1ループ形成
部86内の感光材料Aの量(長さ)に応じて、マガジン
76の感光材料Aを引き出す。
【0029】第1ループ形成部86の下流には、コマ情
報形成部66が配置される。図示例のプリンタ16も含
め、通常の写真の焼付現像においては、処理の途中で感
光材料Aが切断されることはなく、帯状のままで連続的
に露光や現像処理が行われ、最後に排出部56で切断さ
れて1枚の仕上りプリントPとされる。そのため、感光
材料A上における画像記録位置、感光材料Aの切断位
置、バックプリント位置等を決定あるいは検出するた
め、プリント一枚(1コマ)毎の境目を示す位置情報い
わゆるコマ情報を形成する必要がある。また、排出部5
6における仕分けのため、例えばフィルム一本分等の単
位枚数毎の位置を示す、いわゆるソート情報を形成する
必要がある。コマ情報形成部66は、このコマ情報およ
び/またはソート情報を形成する部位であって、1コマ
およびソートの搬送方向先端に対応する位置を穿孔し
て、コマ情報等を形成する。
【0030】図示例では、コマ情報形成部66は、コマ
情報等を穿孔するパンチ88と、パンチ88の上下流の
ガイド96aおよび96bと、感光材料Aの先端を検出
するセンサ98と、搬送ローラ対100とを有する。搬
送ローラ対100は、後述する第2ループ形成部102
内の感光材料Aの量等に応じて、1コマに対応する分の
感光材料Aの搬送を断続的に繰り返し、搬送停止後、パ
ンチ88が作動してコマ情報等が形成される。
【0031】コマ情報形成部66の下流には、第2ルー
プ形成部102と、副走査搬送系104と、第3ループ
形成部106とを有する露光部68が配置される。図示
例の装置においては、この露光部68と、図中露光部6
8の左側に配置される光ビーム走査装置62とによっ
て、前記画像データに応じて変調した光ビームLで感光
材料Aを2次元的に走査露光し、潜像を記録する。
【0032】図5に、光ビーム走査装置62と副走査搬
送系104の概略図を示す。光ビーム走査装置62は、
R露光、G露光およびB露光に対応する光ビームを射出
する光源、AOM(音響光学変調器)等の変調手段、ポ
リゴンミラー等の光偏向器、fθレンズ等を有して構成
される、周知の光ビーム走査装置である。一方、露光部
68の副走査搬送系104は、感光材料Aを所定の露光
位置に保持しつつ、主走査方向(図5中矢印a方向)と
略直交する副走査方向(同矢印b方向)に搬送する露光
ドラム108と、副走査方向に露光位置(走査線)を挟
んで露光ドラム108に押圧される2本のニップローラ
110および112と、コマ情報を検出して画像記録位
置を検出するセンサ114と、ガイド116とを有する
ものであり(図4参照)、感光材料Aは、露光ドラム1
08とニップローラ110および112とによって、副
走査搬送される。
【0033】光ビーム走査装置62は、基本的に、記録
制御装置118によって制御されている。記録制御装置
118は、処理装置14から供給される記録画像の画像
データを記憶する前述の画像メモリ48と、画像データ
処理部120とを有する。
【0034】画像メモリ48は、プリンタ16における
標準サイズの画像の画像データを6コマ分を記憶できる
フレームメモリで、基本的に、6つの領域a〜fに分割
されている。前述のように、処理装置14から供給され
た画像データは、この画像メモリ48に供給されて領域
a〜fに順次記憶され、画像記録の進行に応じて、処理
装置14から供給された順に画像メモリ48から読み出
され、画像記録に供される。画像データ処理部120
は、通常の画像記録時には、処理装置14から供給され
画像メモリ48の領域a〜fに記憶された画像データ
を、供給された順に順次読み出し、キャリブレーション
による補正テーブルでの処理等の所定の画像データの処
理を行い、得られた画像データ(すなわち記録画像)に
応じて、後述する各AOM122を駆動して、感光材料
Aを露光する光ビームLを変調する。
【0035】このような記録制御装置118に制御され
る光ビーム走査装置62は、感光材料Aを、3原色の光
ビームを用いて走査露光するための3レーザ光異角入射
光学系(3光源非合波光学系)を構成し、レーザ光源1
24(124R,124G,124B)と、各レーザ光
源124から射出された光ビームLの進行方向に沿っ
て、コリメータレンズ126Rと、集光レンズ127
(127R,127G,127B)と、音響光学変調器
(AOM)122(122R,122G,122B)
と、反射ミラー128(128R,128G,128
B)と、シリンドリカルレンズ130(130R,13
0G,130B)と、ポリゴンミラー132と、fθレ
ンズ134と、シリンドリカルミラー136と、反射ミ
ラー138とを有する。
【0036】図示例の3光源非合波光学系は、感光材料
Aの赤(R)露光、緑(G)露光および青(B)露光の
それぞれに対応する、所定波長の光ビームを射出する3
つのレーザ光源を用い、各レーザ光源から射出された光
ビームLを、互いに若干異なる角度(例えば約4°)で
ポリゴンミラー132の反射面132aの一点に入射
し、主走査方向に偏向されて感光材料A上の同一の主走
査線上に異なる角度で結像し、時間的に間隔をあけて同
一主走査線上を走査する光学系である。例えば、レーザ
光源124RはR露光用の波長680nmの光ビームL
rを射出する半導体レーザ(LD)であり、レーザ光源
124GはG露光用の波長532nmの光ビームLgを
射出するSHG素子を用いる波長変換レーザであり、レ
ーザ光源124BはB露光用の波長473nmの光ビー
ムを射出するSHG素子を用いる波長変換レーザであ
る。
【0037】コリメータレンズ126Rは、レーザ光源
124Rから射出された光ビームLrをそれぞれ整形し
て平行光とするもので、集光レンズ127は、各光ビー
ムLをAOM122に集光するものである。AOM12
2は、前述のように、記録制御装置118の画像データ
処理部120によって駆動され、各光ビームLを画像デ
ータに応じて変調する。反射ミラー128は、各光ビー
ムLの光路を折り返して、これらをいずれもポリゴンミ
ラー132の反射面132aの同一線上の近接した位置
にもしくは同一点上に入射させるためのものである。
【0038】シリンドリカルレンズ130とfθレンズ
134とシリンドリカルミラー136とは面倒れ補正光
学系を構成し、ポリゴンミラー132の面倒れを補正す
る。また、fθレンズ134は、各光ビームLを主走査
線のいずれの位置においても正しく結像させるためのも
のである。シリンドリカルミラー136は、面倒れ補正
光学系を構成する他、各光ビームLを折り曲げて、反射
ミラー138に入射させ、反射ミラー138は各光ビー
ムLを再び折り曲げて、副走査搬送系66によって副走
査搬送される感光材料A上の副走査方向と略直交する主
走査線に向ける。
【0039】第2ループ形成部102内の感光材料Aが
所定量以上であり、かつ記録制御装置118の画像メモ
リ48に1コマ以上の画像データが記憶されていれば、
副走査搬送系66によって、感光材料Aが所定の副走査
(搬送)速度Vp[mm/秒]で副走査搬送される。副走
査搬送系66によって感光材料Aが搬送されてコマ情報
がセンサ114によって検出されると、光ビーム走査装
置62が動作を開始して、さらに、記録開始位置が露光
位置まで搬送されると、各AOM122によって画像デ
ータに応じて変調された各光ビームLによる感光材料A
の走査露光が開始される。前述のように、光ビームLは
主走査方向(矢印a方向)に偏向され、感光材料Aは主
走査方向と直交する副走査方向(矢印b方向)に搬送さ
れているので、結果的に感光材料Aは光ビームLによっ
て2次元的に走査され、全面的に露光される。
【0040】ここで、本発明の画像読取再生装置にかか
るデジタルフォトプリンタ10においては、前述のオペ
レータが検定や調整を行わない全自動モードにおいて、
スキャナ12で読み取りを開始してプリンタ16の画像
メモリ48に記憶するまでの1コマの読取時間Tr
[秒]、副走査搬送系106による副走査速度Vp[mm
/秒]、および各コマの画像記録の間に不可避的に生じ
るオーバーヘッド時間α[秒]の関係が、下記式[1]
を満たす。 Tr≧(82.5[mm]/Vp)+α …… [1]
【0041】前述のように、効率よく高速で仕上りプリ
ントPを出力するためには、読み取った画像データを続
けて画像処理して、続けて記録を行うことができ、さら
に、読取装置においては、読み取り終了後、即座に次コ
マの画像読取を行えることが必要である。具体的には、
プリンタ16による記録が追い付かず、画像メモリ48
の記憶容量が無くなってスキャナ12による読み取りを
中断したり、スキャナ12による読み取りが追い付か
ず、プリンタ16が画像データの転送を待つ等の状態に
なることがなく、常時、各部位が効率よく作動して仕上
りプリントPを出力できることが好ましい。
【0042】本発明は、読取時間Tr、副走査速度Vp
およびオーバーヘッド時間αが上記式[1]を満たすこ
とにより、効率のよい仕上りプリントPの出力を可能に
している。上記式[1]において、82.5mmとは、い
わゆるEサイズの仕上りプリントの短手方向の長さであ
って、デジタルフォトプリンタで連続的に記録を行う可
能性がある副走査方向の最小長さである。すなわち、本
発明においては、オーバーヘッド時間αを含む1コマ当
たりの最短の記録時間が、1コマの読み取り時間よりも
小さくなるように設定することにより、画像メモリ48
の記憶領域が無くなることを極力低減して、連続的な読
み取りを可能とし、効率のよい仕上りプリントPの出力
を実現している。
【0043】また、オーバーヘッド時間αとは、コマ情
報等が形成される各コマ間の間隔や、後述する感光材料
Aの巻き戻しや副走査搬送の立ち上がり時間等に起因し
て、各コマの画像記録の間の非記録時に不可避的に生じ
る時間である。このαは、感光材料P上における各コマ
間の間隔や、副走査搬送系104の立ち上がり時間等に
応じて適宜決定されるが、通常、0.2秒〜0.5秒、
好ましくは、0.3秒以下である。
【0044】読取時間Trおよび副走査速度Vpは、オ
ーバーヘッド時間αや主に出力する仕上りプリントのサ
イズ、CCDセンサの蓄積時間、画像処理部における処
理速度等に応じて、上記式[1]を満たすように適宜設
定すればよい。ただし、一般的に、光ビーム走査露光の
ような走査露光では、所定の画質を確保するためには、
副走査速度の高速化には装置性能に応じた限界があり、
それ以上の高速記録を行うことはできない。逆に、読取
時間は、読取光の光量や処理装置14の能力向上等によ
って、比較的容易に調整が可能である。そのため、高画
質な仕上りプリントPを高速で出力できるデジタルフォ
トプリンタ10(画像読取再生装置)を実現するために
は、読取時間Trを副走査速度Vpに応じて設定するの
が好ましい。また、より効率のよい作業を行うために、
読取時間Trが、主に出力する仕上りプリントのサイズ
(通常は、いわゆるLサイズ)の1コマ当たりの通常の
記録時間よりも、若干長くなるように設定するのが好ま
しい。
【0045】さらに、本発明においては、上記式[1]
に加え、読取時間Tr、副走査速度Vpおよびオーバー
ヘッド時間αが下記式[2]を満たすのが好ましい。 Tr≦(305[mm]/Vp)+α …… [2] 上記式[2]において、305mmとは、いわゆる4つ切
サイズの長手方向の長さであって、デジタルフォトプリ
ンタ10で連続的に記録を行う可能性がある副走査方向
の最大長さである。このように、読取時間Trを、1コ
マあたりの最大の記録時間よりも短く設定することによ
り、効率のよい仕上りプリントPの出力を行うことがで
きる。
【0046】図示例のデジタルフォトプリンタ10にお
いては、好ましい態様として、副走査搬送系104が、
感光材料Aの搬送を停止した際に、感光材料Pを副走査
方向と逆方向に搬送する巻き戻し機構を有する。
【0047】図示例のデジタルフォトプリンタ10にお
いては、記録のための条件が満たされている状態であれ
ば、副走査搬送系104による感光材料Aの搬送は停止
せず、連続的に搬送を行って、センサ114によるコマ
情報の検出に応じて連続的に画像記録を行う。しかしな
がら、記録条件が満たされなくなった場合、具体的に
は、第2ループ形成部102内の感光材料Aが所定量未
満になった場合、および画像メモリ48に記憶される画
像データが1コマ未満である場合には、現在記録中のコ
マの記録が終了した時点で副走査搬送系104による感
光材料Aの搬送を停止して、記録条件が満たされるのを
待つ。
【0048】ここで、デジタルフォトプリンタ10にお
いては、感光材料Aのムダを無くすために、各コマ間の
間隔を極力短くしている。そのため、1コマの記録終了
時点で副走査搬送を停止して、記録条件が満たされた後
に記録(副走査搬送)を再開すると、次ぎのコマの記録
開始時に、副走査搬送が所定速度になっておらず、すな
わち副走査搬送系104が立ち上がらず、副走査速度が
遅い状態で記録が開始されてしまうので、仕上りプリン
トPが不適性なものとなってしまう。そのため、図示例
のデジタルフォトプリンタ10においては、副走査搬送
を停止した際には、感光材料Aを副走査搬送系104の
立ち上がりに必要な所定量だけ巻き戻して、再度搬送を
開始した際の記録開始時に副走査搬送が所定速度となる
ようにしている。すなわち、このような巻き戻し機構を
備えることにより、各コマ間を極力狭くすることを可能
にして、感光材料Aのムダを無くしている。
【0049】露光の際の副走査搬送の誤差は、そのまま
画像のスジムラ等の画質低下につながる。そのため、高
画質な画像が記録されたプリントを得るためには、副走
査搬送系104による感光材料Aの搬送を高精度に行う
必要がある。また、コマ情報の形成、光ビーム走査装置
62による画像記録、後述するバックプリントは、それ
ぞれタイミングも感光材料Aの搬送速度が異なり、しか
も、パンチ88によるコマ情報の形成時には感光材料A
の搬送を停止する必要がある。そのため、図示例におい
ては、副走査搬送系104の上流側に第2ループ形成部
102を、下流側に第3ループ形成部106を、それぞ
れ有し、副走査搬送系104の上下流の搬送手段(搬送
ローラ対100および140)と副走査搬送系104と
の間に、感光材料Aのループを形成する。両ループ形成
部を有することにより、副走査搬送系104による副走
査搬送に、上下流に配置される搬送手段が与える悪影
響、いわゆるバックテンションや引っ張り等を無くし
て、高精度な感光材料Aの副走査搬送が可能となる。ま
た、第2ループ形成部102は、コマ情報形成部66に
おける穿孔の際の感光材料搬送の停止も吸収する。
【0050】露光部68の下流には、バックプリント部
70が配置される。バックプリント部70は、センサ1
42、インクリボンカセットを用いた熱転写記録を行う
印字装置144、およびガイド146を有する。センサ
142は、先に形成したコマ情報を検出するものであ
り、印字装置144は、このコマ情報の検出結果に応じ
て、感光材料Aの裏面(非露光面)に、フィルムの撮影
日や感光材料Aへの記録日等のプリントの各種のデータ
を記録する、いわゆるバックプリントを行う。ガイド1
46は、感光材料Aの案内と共に、バックプリントの際
のプラテン(支え)となっている。
【0051】バックプリント部70の下流には、屈曲搬
送部146が配置され、その下流には、センサ148お
よび第1カッタ150が配置される。第1カッタ150
は通常の作動状態では使用されず、例えば、露光操作を
終了した後に、後述するリザーバに収納される露光済の
感光材料Aをすべて排出するため等に使用するものであ
る。
【0052】第1カッタ150の下流には、リザーバ7
2が配置される。露光された感光材料Aは、このリザー
バ72に一旦収容され、現像処理の進行に応じて、ある
いは、露光後の時間経過に応じて、リザーバ72から排
出されて、次ぎの工程に搬送される。このリザーバ72
を有することにより、現像処理と露光の時間差(通常、
現像処理のほうが時間がかかる)を吸収した効率のよい
動作を可能とし、また、露光後に時間を措かず現像処理
を行うことによって発生する潜像退行の発生を防止する
ことができる。リザーバ72の下流には、ローラ152
とガイド154とからなる搬送手段156が配置され、
感光材料Aはこの搬送手段156によって、リザーバ7
2から排出部74に搬送される。
【0053】排出部74は、第2カッタ158と、その
下流の第4ループ形成部160とから構成される。第2
カッタ158は、トラブル等の際に感光材料Aを緊急切
断するためのカッタで、例えば、現像装置14等でトラ
ブルが発生した際に、この第2カッタ158で感光材料
Aを切断することにより、リザーバ72に収納される露
光済の感光材料Aに悪影響が及ぶのを防止する。第4ル
ープ形成部160は、現像部52によって感光材料Aが
不要に引っ張られ、損傷するのを防止するためのループ
を形成する部分で、下流に向かって、案内ロール16
2、搬送手段164、センサ166を有し、搬送手段1
64による搬送速度すなわち現像部52における処理速
度と搬送手段156による搬送に応じてループが形成さ
れる。
【0054】図示例のプリンタ16において、感光材料
Aは排出部74から現像部52に搬入される。現像部5
2は、使用する感光材料Aの種類に応じた湿式の現像処
理装置であって、例えば感光材料Aが銀塩写真感光材料
であれば、図1に示されるように、発色現像槽168、
漂白定着槽170、水洗槽172a、172b、172
cおよび172dを有するものであり、露光済の感光材
料Aは、各処理槽に順次浸漬され、所定の処理を施され
て現像され、潜像が顕像化される。現像が終了した感光
材料Aは、次いで乾燥部54において、公知の方法で乾
燥され、排出部56に搬送される。
【0055】排出部56は、切断部174とソータ17
6とからなる。切断部174は、コマ情報を検出して、
それに応じて感光材料Aを切断し、1枚の仕上りプリン
トとし、一方、ソータ176は、多数の棚を有する通常
のソータであって、切断部174によるソート情報の検
出結果に応じて回転あるいスライドして、仕上りプリン
トを収納する棚を切り換えることにより、ソート情報に
応じた所定枚数の仕上りプリントを仕分して収納する。
【0056】以上、本発明の画像読取再生装置について
詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされ
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改
良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0057】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
画像読取再生装置によれば、読取装置、処理装置および
記録装置等の各部位において、他の部位に起因する作業
や動作の中断等の時間的な損失が少なく、効率よく、高
速で仕上りプリントを出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取再生装置画にかかるデジタル
フォトプリンタのブロック図である。
【図2】図1に示されるデジタルフォトプリンタのスキ
ャナおよび画像処理装置の概念図である。
【図3】図1に示されるデジタルフォトプリンタのプリ
ンタの概念図である。
【図4】図3に示されるプリンタの焼付搬送系の概念図
である。
【図5】図3に示されるプリンタの光ビーム走査装置の
概略斜視図である。
【符号の説明】
10 デジタルフォトプリンタ 12 スキャナ 14 画像処理装置 16 プリンタ 18 光源 20 可変絞り 22 色フィルタ板 24 拡散ボックス 26 結像レンズ 28 CCDセンサ 30 アンプ 32 A/D変換器 34 ルックアップテーブル(LUT) 36 キーボード 38 マウス 40 ディスプレイ 42 プレスキャンメモリ 44 本スキャンメモリ 46 画像処理装置 48 画像メモリ 50 画像記録部 52 現像部 54 乾燥部 56,74 排出部 58 電装部 60 焼付搬送装置 62 光ビーム走査装置 64 感光材料供給部 66 画像位置情報形成部 68 露光部 70 バックプリント部 72 リザーバ 76 (感光材料)マガジン 78 装填部 80 引出しローラ対 82,98,114,142,148,166 センサ 84,96a,96b,116,146,154 ガイ
ド 86 第1ループ形成部 88 パンチ 90 駆動ローラ 92,94,162 案内ローラ 100,140 搬送ローラ対 102 第2ループ形成部 104 副走査搬送系 106 第3ループ形成部 108 露光ドラム 110,112 ニップローラ 118 記録制御装置 120 画像データ処理部 122R,122G,122B 音響光学変調器(AO
M) 124R,124G,124B レーザ光源 126R,126G,126B コリメータレンズ 128R,128G,128B,138 反射ミラー 130R,130G,130B コリメータレンズ 132 ポリゴンミラー 134 fθレンズ 136 シリンドリカルミラー 138 ミラー 144 印字装置 146 屈曲搬送部 150 第1カッタ 152 ローラ 156,164 搬送手段 158 第2カッタ 160 第4ループ形成部 168 発色現像槽 170 漂白定着槽 172a,172b,172c,172d 水洗槽 174 切断部 176 ソータ
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】スキャナ12においては、光源18から射
出され、可変絞り20によって光量調整され、色フィル
タ板22を通過して色調整され、拡散ボックス24で拡
散された読取光がフィルムFに入射して、透過すること
により、フィルムFに撮影された画像を担持する投影光
を得る。この投影光は、結像レンズ26によってCCD
センサ28の受光面に結像され、CCDセンサ28によ
って光電的に読み取られる。CCDセンサ28からの出
力信号は、アンプ30で増幅され、A/D変換器32に
よってデジタル信号化され、LUT34で濃度信号とさ
れ、フィルムFに撮影された画像の(デジタル)画像デ
ータとして処理装置14に送られる。スキャナ12で
は、このような画像読取を、色フィルタ板22のR、G
およびBの色フィルタを順次挿入して3回行うことによ
り、フィルムFに撮影された画像をR、GおよびBの3
原色に分解して読み取る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】シリンドリカルレンズ130とfθレンズ
134とシリンドリカルミラー136とは面倒れ補正光
学系を構成し、ポリゴンミラー132の面倒れを補正す
る。また、fθレンズ134は、各光ビームLを主走査
線のいずれの位置においても正しく結像させるためのも
のである。シリンドリカルミラー136は、面倒れ補正
光学系を構成する他、各光ビームLを折り曲げて、反射
ミラー138に入射させ、反射ミラー138は各光ビー
ムLを再び折り曲げて、副走査搬送系104によって副
走査搬送される感光材料A上の副走査方向と略直交する
主走査線に向ける。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】第2ループ形成部102内の感光材料Aが
所定量以上であり、かつ記録制御装置118の画像メモ
リ48に1コマ以上の画像データが記憶されていれば、
副走査搬送系104によって、感光材料Aが所定の副走
査(搬送)速度Vp[mm/秒]で副走査搬送される。副
走査搬送系104によって感光材料Aが搬送されてコマ
情報がセンサ114によって検出されると、光ビーム走
査装置62が動作を開始して、さらに、記録開始位置が
露光位置まで搬送されると、各AOM122によって画
像データに応じて変調された各光ビームLによる感光材
料Aの走査露光が開始される。前述のように、光ビーム
Lは主走査方向(矢印a方向)に偏向され、感光材料A
は主走査方向と直交する副走査方向(矢印b方向)に搬
送されているので、結果的に感光材料Aは光ビームLに
よって2次元的に走査され、全面的に露光される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】ここで、本発明の画像読取再生装置にかか
るデジタルフォトプリンタ10においては、前述のオペ
レータが検定や調整を行わない全自動モードにおいて、
スキャナ12で読み取りを開始してプリンタ16の画像
メモリ48に記憶するまでの1コマの読取時間Tr
[秒]、副走査搬送系104による副走査速度Vp[mm
/秒]、および各コマの画像記録の間に不可避的に生じ
るオーバーヘッド時間α[秒]の関係が、下記式[1]
を満たす。 Tr≧(82.5[mm]/Vp)+α …… [1]
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】また、オーバーヘッド時間αとは、コマ情
報等が形成される各コマ間の間隔や、後述する感光材料
Aの巻き戻しや副走査搬送の立ち上がり時間等に起因し
て、各コマの画像記録の間の非記録時に不可避的に生じ
る時間である。このαは、感光材料上における各コマ
間の間隔や、副走査搬送系104の立ち上がり時間等に
応じて適宜決定されるが、通常、0.2秒〜0.5秒、
好ましくは、0.3秒以下である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 10 デジタルフォトプリンタ 12 スキャナ 14 画像処理装置 16 プリンタ 18 光源 20 可変絞り 22 色フィルタ板 24 拡散ボックス 26 結像レンズ 28 CCDセンサ 30 アンプ 32 A/D変換器 34 ルックアップテーブル(LUT) 36 キーボード 38 マウス 40 ディスプレイ 42 プレスキャンメモリ 44 本スキャンメモリ 46 画像処理装置 48 画像メモリ 50 画像記録部 52 現像部 54 乾燥部 56,74 排出部 58 電装部 60 焼付搬送装置 62 光ビーム走査装置 64 感光材料供給部 66 画像位置情報形成部 68 露光部 70 バックプリント部 72 リザーバ 76 (感光材料)マガジン 78 装填部 80 引出しローラ対 82,98,114,142,148,166 センサ 84,96a,96b,116,146,154 ガイ
ド 86 第1ループ形成部 88 パンチ 90 駆動ローラ 92,94,162 案内ローラ 100,140 搬送ローラ対 102 第2ループ形成部 104 副走査搬送系 106 第3ループ形成部 108 露光ドラム 110,112 ニップローラ 118 記録制御装置 120 画像データ処理部 122R,122G,122B 音響光学変調器(AO
M) 124R,124G,124B レーザ光源 126R コリメータレンズ127R,127G,127B 集光レンズ 128R,128G,128B,138 反射ミラー 130R,130G,130B シリンドリカルレンズ 132 ポリゴンミラー 134 fθレンズ 136 シリンドリカルミラー 138 ミラー 144 印字装置 146 屈曲搬送部 150 第1カッタ 152 ローラ 156,164 搬送手段 158 第2カッタ 160 第4ループ形成部 168 発色現像槽 170 漂白定着槽 172a,172b,172c,172d 水洗槽 174 切断部 176 ソータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿が担持する画像を光電的に読み取り画
    像データとして出力する読取装置と、前記読取装置から
    出力された画像データに所定の画像処理を施して記録用
    の画像データとする処理装置と、前記処理装置から出力
    された画像データをメモリに記録して順次読み出し、副
    走査した記録材料に前記画像データに応じた画像記録を
    行う記録装置とを有する画像読取再生装置であって、 前記読取部による画像読取の開始から、得られた画像デ
    ータを前記記録装置のメモリに記憶するまでの、原稿画
    像1コマの読み取り時間をTr[秒]; 前記記録装置
    における記録材料の副走査速度をVp[mm/秒] ; 前記
    記録装置における各コマの画像記録間に不可避的に生じ
    るオーバーヘッド時間をα[秒]; とした際に、下記
    式[1]を満たすことを特徴とする画像読取再生装置。 Tr≧(82.5[mm]/Vp)+α …… [1]
  2. 【請求項2】前記記録装置が、記録材料の副走査を停止
    した際に、必要に応じて副走査方向と逆方向に記録材料
    を搬送する巻き戻し機能を有する請求項1に記載の画像
    読取再生装置。
  3. 【請求項3】前記Tr、Vpおよびαの関係が、さらに
    下記式[2]を満たす請求項1または2に記載の画像読
    取再生装置。 Tr≦(305[mm]/Vp)+α …… [2]
  4. 【請求項4】前記Trが5秒以下である請求項1〜3の
    いずれかに記載の画像読取再生装置。
JP8237449A 1996-09-09 1996-09-09 画像読取再生装置 Pending JPH1084460A (ja)

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