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JPH1052140A - 作業車 - Google Patents

作業車

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Publication number
JPH1052140A
JPH1052140A JP8211604A JP21160496A JPH1052140A JP H1052140 A JPH1052140 A JP H1052140A JP 8211604 A JP8211604 A JP 8211604A JP 21160496 A JP21160496 A JP 21160496A JP H1052140 A JPH1052140 A JP H1052140A
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JP
Japan
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front wheels
body frame
main body
pair
working
Prior art date
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Granted
Application number
JP8211604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3319950B2 (ja
Inventor
Fumihiko Aiyama
文彦 相山
Mitsuo Shimada
光雄 島田
Junichi Akaike
隼一 赤池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kioritz Corp
Original Assignee
Kioritz Corp
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Publication date
Application filed by Kioritz Corp filed Critical Kioritz Corp
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Publication of JPH1052140A publication Critical patent/JPH1052140A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜地において等高線上を走行しながら作業
を行う場合に、車体が下方に向かうことを自動的に防止
でき、もって、作業を効率良く容易に、かつ安全に行う
ことができるようにされた作業車を提供する。 【解決手段】 後輪20が配設された本体フレーム2に
対して左右一対の前輪60,60が上下揺動自在に配設
され、かつ、前記本体フレーム2に対する前記前輪6
0,60の上下揺動角度に応じて前記前輪60,60の
回転軸線Oの向きが傾斜地を登る方向に変化するように
されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行しながら草刈
り作業や散布作業等を行う作業車に係り、特に、傾斜地
で等高線上を走行しながら作業を行うのに好適な傾斜地
用作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】走行しながら草刈り作業や散布作業等を
行う作業車は、通常、傾斜していない平地での作業に適
合するように設計されているので、傾斜地において等高
線上を走行しながら作業を行う場合には、本体フレーム
とそれに配設された前輪、後輪、原動機、作業部等の車
両全体が斜面に沿って傾斜した状態で作業を行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように車両全体が
斜面に沿って傾斜すると、作業車の自重と草刈り作業等
における作業抵抗(草刈り抵抗等)により、作業車が斜
面下方へ落ちる方向に向かう嫌いがある。そのため、作
業車を等高線上を走行させるには、作業車は常に作業車
を下方に向かわせないように操作して作業を行わなけれ
ばならず、多大な労力を費やすことになり、作業効率が
悪いという問題や、転倒の危険性もあった。本発明は、
このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とす
るところは、傾斜地において等高線上を走行しながら作
業を行う場合に、車体が下方に向かうことを自動的に防
止でき、もって、作業を効率良く容易に、かつ安全に行
うことができるようにされた作業車を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る作業車は、基本的には、後輪が配設さ
れた本体フレームに対して左右一対の前輪が一体に上下
揺動自在に配設され、かつ、前記本体フレームに対する
前記一対の前輪の上下揺動角度に応じて前記一対の前輪
の回転軸線の前後方向の向きが変化するようにされてな
るものである。本発明の好ましい態様では、前記作業部
に前記左右一対の前輪が取り付けられるとともに、前記
本体フレームに前記本体フレームの前後方向に沿って伸
びる前後方向軸が設けられ、前記作業部と前記一対の前
輪とが前記前後方向軸を揺動中心軸として上下揺動自在
に配設される。
【0005】より好ましい態様では、前記作業部に前記
一対の前輪がその回転軸線と平行な面内で回動可能に支
持され、前記一対の前輪もしくは前記本体フレームの一
方には前記一対の前輪の揺動中心軸に対して後方へ傾斜
した斜板部が設けられるとともに、他方には前記斜板部
に摺動もしくは転動可能に当接する押し当て部材が取り
付けられ、前記本体フレームに対する前記前輪の上下揺
動角度に応じて前記斜板部に対する前記押し当て部材の
当接位置が変化せしめられ、それによって、前記前輪の
回転軸線の前後方向の向きが変化するようにされる。更
に、前記押し当て部材が、左右に離間して配置された一
対の樽形ローラとされ、また、前記作業部が、草刈作業
部とされる。
【0006】このような構成とされた本発明に係る作業
車の好ましい態様においては、傾斜地で等高線上を走行
しながら作業(例えば草刈り作業)を行う場合には、本
体フレームの後方中央に配設された後輪は鉛直線に沿う
ように立てられるが、前記本体フレームに対して揺動可
能に配設された左右一対の前輪は、傾斜面(草刈り作業
面)に対して略垂直に、従って鉛直線に対しては傾斜し
た姿勢とされ、前記前輪が配設された作業部(草刈り
刃、カバー等)は前記傾斜面と略平行に配置される。こ
の場合、前記本体フレームに対する前記一対の前輪の上
下揺動角度に応じて、言い換えれば、傾斜地の傾斜角度
に応じて、例えば前記前輪もしくは作業部側に設けられ
た前記斜板部に対する前記本体フレームに取り付けられ
た前記押し当て部材の当接位置が変化せしめられ、前記
一対の前輪の回転軸線の前後方向の向き(トー)が変化
し、前輪の進行方向が傾斜地を登る方向に、切り換え操
作を必要とせずに自動的に変化せしめられる。
【0007】このように傾斜地において等高線上を走行
しながら作業を行う場合に、前輪の回転軸線の向きが変
化することで、前輪の進行方向が傾斜地を登る方向に変
化せしめられることにより、車体が下方に向かうことを
自動的に防止でき、そのため、作業を効率良く容易に、
かつ安全に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1、図2、図3は、本発明
に係る作業車の一実施形態を示す左側面図、平面図、正
面図である。図示の作業車1は草刈り作業を行うための
もので、本体フレーム2の略中央に、原動機としての4
サイクル内燃エンジンからなるパワープラント3が搭載
されるとともに、その後部中央下側に、スパイク等が施
された単輪の駆動後輪20が配設されている。前記本体
フレーム2の後部上側には、左右のハンドル7,8が斜
め上後方に向けて取り付けられ、このハンドル7,8の
グリップ7a,8a近傍には、前記パワープラント3を
制御するスロットル操作レバー11、クラッチ操作レバ
ー12等が配設されている。
【0009】前記パワープラント3には、作業用動力取
り出し軸(PTO軸)5及び走行用動力取り出し軸6が
設けられており、前記パワープラント3の動力は、前記
作業用動力取り出し軸5からベルト−プーリ式巻掛伝動
機構22及び動力伝達方向変換機構24を介して草刈り
刃50にその回転駆動力として伝達されるとともに、前
記走行用動力取り出し軸6からドライブシャフト13、
二段変速機14、ベルト−プーリ式巻掛伝動機構16を
介して、前記後輪20にその回転駆動力として伝達され
るようになっている。
【0010】前記作業用動力取り出し軸5と前記草刈り
刃50との間に介装されている前記動力伝達方向変換機
構24は、図4及び図5を参照すればよくわかるよう
に、前記本体フレーム2の前後方向に沿って配置された
前後方向動力伝達軸30、及びこれに直交配置された縦
方向動力伝達軸40とを備えており、前記前後方向動力
伝達軸30は、その後端部が前記本体フレーム2に固定
された固定ケース25内にボールベアリング31を介し
て回動自在に支持され、その前端部が回動ケース26に
ボールベアリング34を介して回動自在に支持されてお
り、また、前記固定ケース25の前端部及び前記可動ケ
ース26の後端部との間にも、それぞれボールベアリン
グ32,33が介装されている。
【0011】前記縦方向動力伝達軸40は、前記回動ケ
ース26の下部に固定された縦ケース27内にボールベ
アリング41,42を介して回動自在に支持されてい
る。そして、前記前後方向動力伝達軸30の後部側に
は、前記ベルト−プーリ式巻掛伝動機構22の出力軸2
2aに設けられた第一出力傘歯車27に噛合する第一入
力傘歯車29が設けられ、その前部側には、前記縦方向
動力伝達軸40の上端部に設けられた第二入力傘歯車3
9が噛合する第二出力傘歯車37が設けられており、前
記縦方向動力伝達軸40の下端部に設けられた前記草刈
り刃50は、前記前後方向動力伝達軸30と平行な面内
で回転するようになっている。
【0012】前記前後方向動力伝達軸30の前半分が収
納されている前記回動ケース26は、その前端部が、前
記本体フレーム2にボルト45で垂下固着された支持板
44に前記前後方向動力伝達軸30と同軸に固設された
支軸46にベアリング47を介して回動自在に支持され
ており、また、前記回動ケース26には、前記縦ケース
27の他に、前記草刈り刃50を覆う概略円形の伏せた
皿状の草刈りカバー36も固定されている。従って、こ
れら回動ケース26、縦ケース27、草刈り刃50等か
らなる作業部35は、前記前後方向動力伝達軸30を揺
動中心軸として、前記本体フレーム2に対して上下揺動
自在に配設されている。
【0013】前記作業部35の前記草刈りカバー36の
前部側センターライン上には、図5及び図6を参照すれ
ばよくわかるように、ピボット55が突設されており、
このピボット55に、側面視概略「く」字形断面を有す
る斜板ユニット52が、前記草刈りカバー36の上面と
平行な面内、言い換えれば前記前後方向動力伝達軸30
と平行な面内で回動可能に支持されている。前記斜板ユ
ニット52の前部側には、図7を参照すればよくわかる
ように、前記草刈カバー36の前端部から前方へ突出す
る前輪支持用コ字状フレーム56が、取付金具53,5
3により取付固定され、このコ字状フレーム56に設け
られた支軸57,57に、左右一対の前輪60,60が
転動自在に支持されている。言い換えれば、前記作業部
35に前記前輪60,60が前記斜板ユニット52を介
して、その回転軸線0と平行な面内で前後方向へ回動可
能に支持されている。
【0014】前記斜板ユニット52の後方側の縦面とさ
れる斜板部52aは、前記草刈りカバー36及び前記前
後方向動力伝達軸30に対して後方側に傾斜しており、
この斜板部52aの後面側左右両端部に、前記本体フレ
ーム2に前後方向に向けて平行に保持固定された二本の
支持ロッド61,62の先端部から左右にそれぞれ突出
して軸支された押し当て部材とされる樽形ローラ63,
64が当接せしめられている。なお、図2に示す如く、
前記本体フレーム2の後部側左右両側には、必要に応じ
て補助輪72,72が配設される。
【0015】このような構成とされた本実施形態の作業
車1においては、図3を参照すればよくわかるように、
平地Eに対して傾斜した傾斜地P,Qで等高線上を走行
しながら草刈り作業を行う場合には、本体フレーム2に
配設された後輪20は、ハンドル7,8を操作して鉛直
線に沿うように立てられるが、前記本体フレーム2に対
して前後方向動力伝達軸30を揺動中心軸として作業部
35と一体に上下揺動自在とされた左右一対の前輪6
0,60は、傾斜面P,Qに対して略垂直に、従って鉛
直線に対しては傾斜した姿勢とされ、前記前輪60,6
0が配設された作業部35は前記傾斜面P,Qと略平行
に配置される。
【0016】この場合、前記本体フレーム2に対する前
記前輪60,60の上下揺動角度に応じて、言い換えれ
ば、傾斜地の傾斜角度に応じて、図6及び8を参照すれ
ばよくわかるように、前記前輪60,60を備えた作業
部35側に取り付けられた前記斜板ユニット52の斜板
部52aに対する、前記本体フレーム2側に取り付けら
れた前記樽形ローラ63,64の当接位置が変化せしめ
られ、前記前輪60の回転軸線Oの向き(トー)が仮想
線O' (図6)で示すように、前記前輪60,60が前
進時に受ける抵抗により、傾斜地を登る方向に、切り換
え操作を必要とせずに自動的に変化せしめられる。この
ように、傾斜地において等高線上を走行しながら作業を
行う場合に、前輪60,60の回転軸線Oの向きが、傾
斜地を登る方向に変化せしめられることにより、車体が
下方に向かうことを自動的に防止でき、そのため、作業
を効率良く容易に、かつ安全に行うことができる。
【0017】以上、本発明の一実施形態について詳述し
たが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しな
い範囲で、設計において、種々の変更ができるものであ
る。例えば、前記実施形態においては、前後方向動力伝
達軸30を、作業部及び前輪の揺動中心軸として用いて
いるが、必ずしもこのようにする必要はなく、揺動中心
軸を別途に設けてもよいこと勿論である。
【0018】また、前輪が作業部と一体に揺動するよう
にされているが、前輪のみを単独で揺動させるようにし
てもよい。更に、前記実施形態においては、作業機を草
刈機として説明したが、該草刈機に限定されるものでは
なく、散布作業機等他の作業機にも適用できるものであ
る。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の作業車によれば、本体フレームに対する前輪の上下
揺動角度に応じて、言い換えれば、傾斜地の傾斜角度に
応じて、前記前輪の回転軸線の向きが、傾斜地を登る方
向に、切り換え操作を必要とせずに自動的に変化せしめ
られるので、車体が下方に向かうことを自動的に防止で
き、そのため、作業を効率良く容易に、かつ安全に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業車の一実施形態を示す概略左
側面図。
【図2】図1に示される作業車の概略平面図。
【図3】図1に示される作業車の概略正面図。
【図4】図1に示される作業車の前半分の拡大図。
【図5】図1に示される作業車の主要部を拡大して示す
部分切欠拡大図。
【図6】図1に示される作業車の前部を示す拡大平面
図。
【図7】図1に示される作業車の前輪の取付態様の説明
に供される分解斜視図。
【図8】図1に示される作業車の動作説明に供される概
略後面図。
【符号の説明】
1 草刈り作業車 2 本体フレーム 20 後輪 30 前後方向軸 35 作業部 52a 斜板部 60 前輪 63,64 樽形ローラ(押し当て部材) O 前輪の回転軸線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪(20)が配設された本体フレーム
    (2)に対して左右一対の前輪(60,60)が一体に
    上下揺動自在に配設された作業車(1)において、前記
    本体フレーム(2)に対する前記一対の前輪(60,6
    0)の上下揺動角度に応じて前記前輪(60,60)の
    回転軸線(O)の前後方向の向きが変化することを特徴
    とする作業車。
  2. 【請求項2】 作業部(35)に前記左右一対の前輪
    (60,60)が取り付けられるとともに、前記本体フ
    レーム(2)に前記本体フレーム(2)の前後方向に沿
    って伸びる前後方向軸(30)が設けられ、前記作業部
    (35)と前記一対の前輪(60,60)とが前記前後
    方向軸(30)を揺動中心軸として上下揺動自在に配設
    されていることを特徴とする請求項1に記載の作業車。
  3. 【請求項3】 前記作業部(35)に前記一対の前輪
    (60,60)がその回転軸線(O)と平行な面内で回
    動可能に支持され、前記一対の前輪(60,60)もし
    くは前記本体フレーム(2)の一方には前記一対の前輪
    (60,60)の揺動中心軸(30)に対して後方へ傾
    斜した斜板部(52a)が設けられるとともに、他方に
    は前記斜板部(52a)に摺動もしくは転動可能に当接
    する押し当て部材(63,64)が取り付けられ、前記
    本体フレーム(2)に対する前記前輪(60,60)の
    上下揺動角度に応じて前記斜板部(52a)に対する前
    記押し当て部材(63,64)の当接位置が変化せしめ
    られ、それによって、前記前輪(60,60)の回転軸
    線(O)の前後方向の向きが変化することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の作業車。
  4. 【請求項4】 前記押し当て部材が、左右に離間して配
    置された一対の樽形ローラ(63,64)であることを
    特徴とする請求項3に記載の作業車。
  5. 【請求項5】 前記作業部(35)が、草刈作業部であ
    ることを特徴とする請求項2及至4のいずれか一項に記
    載の作業車。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002028547A (ja) * 2000-07-18 2002-01-29 Marunaka Seisakusho:Kk 噴霧方法およびこの方法を実施するための自走式噴霧機
JP2009082113A (ja) * 2007-10-03 2009-04-23 Atex Co Ltd 草刈機の走行装置
CN108024501A (zh) * 2016-08-25 2018-05-11 美国iRobot公司 机器人剪草机的刀片护罩

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