JPH10341367A - 静止画像生成方法及び静止画像取り込みシステム - Google Patents
静止画像生成方法及び静止画像取り込みシステムInfo
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- JPH10341367A JPH10341367A JP9149029A JP14902997A JPH10341367A JP H10341367 A JPH10341367 A JP H10341367A JP 9149029 A JP9149029 A JP 9149029A JP 14902997 A JP14902997 A JP 14902997A JP H10341367 A JPH10341367 A JP H10341367A
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- H04N23/683—Vibration or motion blur correction performed by a processor, e.g. controlling the readout of an image memory
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- H04N23/81—Camera processing pipelines; Components thereof for suppressing or minimising disturbance in the image signal generation
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- H04N7/01—Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
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- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N2101/00—Still video cameras
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量且つ簡単な機構で、高解像度、高S/N
比を有する高品位な静止画像を取り込むことのできる静
止画像生成方法および静止画像取り込みシステムを提供
することを目的とする。 【解決手段】 通常の撮影条件で不可避的に発生する
「ぶれ」を伴う複数フィールドの画像を撮影し、各フィ
ールド画像上で、被写体の輪郭を抽出し、抽出した輪郭
から特徴図形を抽出する。さらに、抽出した特徴図形か
らフィールド画像間の相対的なぶれを算出し、算出した
ぶれを相殺するように各フィールド画像を合成する。そ
して、合成後の画像上の画素の分布を均一にするように
補間を行う。
比を有する高品位な静止画像を取り込むことのできる静
止画像生成方法および静止画像取り込みシステムを提供
することを目的とする。 【解決手段】 通常の撮影条件で不可避的に発生する
「ぶれ」を伴う複数フィールドの画像を撮影し、各フィ
ールド画像上で、被写体の輪郭を抽出し、抽出した輪郭
から特徴図形を抽出する。さらに、抽出した特徴図形か
らフィールド画像間の相対的なぶれを算出し、算出した
ぶれを相殺するように各フィールド画像を合成する。そ
して、合成後の画像上の画素の分布を均一にするように
補間を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静止画像生成方法
および静止画像取り込みシステムに関する。より詳しく
は、本発明は、CCDなどのセンサを用いて静止画を取
り込むに際して、通常の取り込み条件で発生することが
普通である手ぶれなどの不可避な振動を利用して、わず
かにずれた複数フレームの画像を取り込み、所定の方法
で合成することによって、高解像度で低ノイズの単一フ
レームの静止画像を取り込むことを特徴とする静止画像
生成方法および静止画像取り込みシステムに関する。
および静止画像取り込みシステムに関する。より詳しく
は、本発明は、CCDなどのセンサを用いて静止画を取
り込むに際して、通常の取り込み条件で発生することが
普通である手ぶれなどの不可避な振動を利用して、わず
かにずれた複数フレームの画像を取り込み、所定の方法
で合成することによって、高解像度で低ノイズの単一フ
レームの静止画像を取り込むことを特徴とする静止画像
生成方法および静止画像取り込みシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナル・コンピュータやPDA(携
帯型情報端末)などの情報処理システムやそれらを接続
するデジタル通信ネットワークの急速な発達に伴って、
高品位の画像情報の取り込む技術に対する要求が大きく
なっている。現在、静止画像をデジタルデータとして取
り込むことのできるシステムとして、デジタル・カメラ
が普及しつつある。そこで、以下では静止画像を取り込
む技術として、デジタル・カメラを例に挙げて説明す
る。
帯型情報端末)などの情報処理システムやそれらを接続
するデジタル通信ネットワークの急速な発達に伴って、
高品位の画像情報の取り込む技術に対する要求が大きく
なっている。現在、静止画像をデジタルデータとして取
り込むことのできるシステムとして、デジタル・カメラ
が普及しつつある。そこで、以下では静止画像を取り込
む技術として、デジタル・カメラを例に挙げて説明す
る。
【0003】図6は、従来のデジタル・カメラの構成を
表す概略ブロック図である。取り込む画像は、光学系に
よってイメージ・センサ上に結像される。光学系として
は、通常は、レンズや絞りが使用される。また、イメー
ジ・センサとしては、CCDやCMOSが使用される。
イメージ・センサは、入力された光学的情報を電気信号
に変換し、時系列信号として出力する。センサから出力
された電気信号は、サンプリングとゲイン・コントロー
ルが施された後にA/D変換部でデジタル・データに変
換される。そして、信号処理回路において輝度信号とカ
ラー信号とに分離される信号処理等が行われ、その結果
が静止画メモリに格納される。このように格納された静
止画情報は、必要に応じて、出力部を介して外部に出力
される。現在は、デジタル・カメラの殆どは、イメージ
・センサとしてCCDエリア・センサを使用している。
CCDエリア・センサは、2次元マトリックス状に配列
したフォトダイオードと、CCDアナログ・シフト・レ
ジスタとから構成されている。フォトダイオードが光を
受けると、その光量に応じた電子を発生し、蓄積する。
アナログ・シフト・レジスタは、この電子を転送し、時
系列信号として外部に出力する。
表す概略ブロック図である。取り込む画像は、光学系に
よってイメージ・センサ上に結像される。光学系として
は、通常は、レンズや絞りが使用される。また、イメー
ジ・センサとしては、CCDやCMOSが使用される。
イメージ・センサは、入力された光学的情報を電気信号
に変換し、時系列信号として出力する。センサから出力
された電気信号は、サンプリングとゲイン・コントロー
ルが施された後にA/D変換部でデジタル・データに変
換される。そして、信号処理回路において輝度信号とカ
ラー信号とに分離される信号処理等が行われ、その結果
が静止画メモリに格納される。このように格納された静
止画情報は、必要に応じて、出力部を介して外部に出力
される。現在は、デジタル・カメラの殆どは、イメージ
・センサとしてCCDエリア・センサを使用している。
CCDエリア・センサは、2次元マトリックス状に配列
したフォトダイオードと、CCDアナログ・シフト・レ
ジスタとから構成されている。フォトダイオードが光を
受けると、その光量に応じた電子を発生し、蓄積する。
アナログ・シフト・レジスタは、この電子を転送し、時
系列信号として外部に出力する。
【0004】デジタル・カメラは静止画像を取り込むこ
とを目的としており、従来のデジタル・カメラで出力さ
れる静止画像情報は、単一フレーム分の画像情報であっ
た。すなわち、センサの露出時間をTとすれば、時刻t
=0からt=Tの間にセンサの各フォトダイオードが受
けた光の量に対応した電気信号が時系列に1度だけセン
サから出力され、前述した信号処理を受けて静止画像情
報としてデジタル・カメラから出力されていた。
とを目的としており、従来のデジタル・カメラで出力さ
れる静止画像情報は、単一フレーム分の画像情報であっ
た。すなわち、センサの露出時間をTとすれば、時刻t
=0からt=Tの間にセンサの各フォトダイオードが受
けた光の量に対応した電気信号が時系列に1度だけセン
サから出力され、前述した信号処理を受けて静止画像情
報としてデジタル・カメラから出力されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、デジタル・カ
メラは、軽量小型化の要請に応ずるために光学系のフォ
ーマットとして小径の1/4インチ系を採用することが
主流となっている。この場合、イメージ・センサ上での
結像の大きさは、対角長で4.5mm程度に過ぎない。
一方、解像度の要請から、CCDセンサとしては500
×800画素程度のものが採用されている。すなわち、
CCDセンサ上には縦500個、横800個程度の数の
フォト・ダイオードが配列されている。このために、ひ
とつのフォトダイオードの大きさは、4.5μm×4.
5μm程度と極めて小さい。従って、フォトダイオード
が発生できる電子の数は、通常の明るさである照度10
ルクスで露光時間を1/60秒とした場合に、わずか6
000個程度に過ぎない。電子生成過程は、確率過程で
あるために、n個の電子の生成に伴って、n1/2 のラン
ダム・ノイズが伴うことが知られている。すなわち、電
子生成に伴うS/N比は、n/n1/2 =n1/2 であり、
電子数が少ないほど低下する。
メラは、軽量小型化の要請に応ずるために光学系のフォ
ーマットとして小径の1/4インチ系を採用することが
主流となっている。この場合、イメージ・センサ上での
結像の大きさは、対角長で4.5mm程度に過ぎない。
一方、解像度の要請から、CCDセンサとしては500
×800画素程度のものが採用されている。すなわち、
CCDセンサ上には縦500個、横800個程度の数の
フォト・ダイオードが配列されている。このために、ひ
とつのフォトダイオードの大きさは、4.5μm×4.
5μm程度と極めて小さい。従って、フォトダイオード
が発生できる電子の数は、通常の明るさである照度10
ルクスで露光時間を1/60秒とした場合に、わずか6
000個程度に過ぎない。電子生成過程は、確率過程で
あるために、n個の電子の生成に伴って、n1/2 のラン
ダム・ノイズが伴うことが知られている。すなわち、電
子生成に伴うS/N比は、n/n1/2 =n1/2 であり、
電子数が少ないほど低下する。
【0006】デジタル・カメラの普及に伴って、その高
解像度化が要求されているが、銀塩写真に匹敵する高解
像度の静止画像を撮影するためには、更に画素数を増や
さなければならない。しかし、画素数を増やすためにフ
ォトダイオードを小さくすると、生成電子数が減少し、
S/N比はさらに低下することとなる。一方、フォトダ
イオードを小さくせずに画素数を増やすには、光学系を
拡大する必要があり、軽量化の要請に反することとな
る。
解像度化が要求されているが、銀塩写真に匹敵する高解
像度の静止画像を撮影するためには、更に画素数を増や
さなければならない。しかし、画素数を増やすためにフ
ォトダイオードを小さくすると、生成電子数が減少し、
S/N比はさらに低下することとなる。一方、フォトダ
イオードを小さくせずに画素数を増やすには、光学系を
拡大する必要があり、軽量化の要請に反することとな
る。
【0007】このように、従来のデジタル・カメラで
は、軽量化の要請に応えるためには、解像度とランダム
・ノイズによるS/N比とがトレード・オフの関係にあ
り、高解像度且つ低ノイズの高品位な静止画像を取り込
むことができなかった。
は、軽量化の要請に応えるためには、解像度とランダム
・ノイズによるS/N比とがトレード・オフの関係にあ
り、高解像度且つ低ノイズの高品位な静止画像を取り込
むことができなかった。
【0008】一方、CCDの画素数を増加させずに、解
像度を向上させる方法として、いわゆるスイングCCD
を用いる方法がある。これは、圧電素子などの振動機構
を利用して、CCD全体をその画素ピッチより小さい振
幅で振動させて画素を意図的にずらして撮像することに
より、解像度を向上させるものである。
像度を向上させる方法として、いわゆるスイングCCD
を用いる方法がある。これは、圧電素子などの振動機構
を利用して、CCD全体をその画素ピッチより小さい振
幅で振動させて画素を意図的にずらして撮像することに
より、解像度を向上させるものである。
【0009】しかし、スイングCCDは、CCDの振動
と、画像の取り込みタイミングを正確に同期させること
が重要である。従って、その機構が複雑で、組立や調整
も容易でなく、さらに、画素ピッチの数分の1という極
めて微小な振動を精度よく再現することが容易でないた
めに、システムの長期的な安定性を確保することも容易
ではなかった。
と、画像の取り込みタイミングを正確に同期させること
が重要である。従って、その機構が複雑で、組立や調整
も容易でなく、さらに、画素ピッチの数分の1という極
めて微小な振動を精度よく再現することが容易でないた
めに、システムの長期的な安定性を確保することも容易
ではなかった。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
である。すなわち、本発明は、軽量且つ簡単な機構で、
高解像度、高S/N比を有する高品位な静止画像を取り
込むことのできる画像処理方法および静止画像取り込み
システムを提供することを目的とするものである。
である。すなわち、本発明は、軽量且つ簡単な機構で、
高解像度、高S/N比を有する高品位な静止画像を取り
込むことのできる画像処理方法および静止画像取り込み
システムを提供することを目的とするものである。
【0011】本発明のよる第1の静止画像生成方法は、
画像を複数の画素として取り込む撮像素子によって被写
体の静止画像を生成する方法であって、前記被写体と前
記撮像素子との相対的変位を許容した状態で前記被写体
を撮影して、複数の画素により構成される複数枚のフレ
ーム画像を、これら複数枚のフレーム画像のうちの少な
くとも所定数N(Nは2以上の自然数)枚のもののそれ
ぞれにおける同一の画素に前記被写体のそれぞれ異なる
点が記録されたものとして生成し、前記複数枚のフレー
ム画像における前記被写体間の相対的なずれ量を算出
し、前記相対的なずれ量に基づいて前記各被写体が重な
るように前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね合わ
せることにより、前記フレーム画像のN倍の情報量を含
む画像として前記被写体が表された一枚の合成静止画像
を生成することを特徴とするものとして構成される。
画像を複数の画素として取り込む撮像素子によって被写
体の静止画像を生成する方法であって、前記被写体と前
記撮像素子との相対的変位を許容した状態で前記被写体
を撮影して、複数の画素により構成される複数枚のフレ
ーム画像を、これら複数枚のフレーム画像のうちの少な
くとも所定数N(Nは2以上の自然数)枚のもののそれ
ぞれにおける同一の画素に前記被写体のそれぞれ異なる
点が記録されたものとして生成し、前記複数枚のフレー
ム画像における前記被写体間の相対的なずれ量を算出
し、前記相対的なずれ量に基づいて前記各被写体が重な
るように前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね合わ
せることにより、前記フレーム画像のN倍の情報量を含
む画像として前記被写体が表された一枚の合成静止画像
を生成することを特徴とするものとして構成される。
【0012】また、本発明のよる第2の静止画像生成方
法は、画像を複数の画素として取り込む撮像素子によっ
て被写体の静止画像を生成する方法であって、前記被写
体と前記撮像素子との相対的変位を許容した状態で前記
被写体を撮影して、複数の画素により構成される複数枚
のフレーム画像を、これら複数枚のフレーム画像のうち
の少なくとも所定数m2 (mは2以上の自然数)枚以上
のもののそれぞれにおける同一の画素に前記被写体のそ
れぞれ異なる点が記録されたものとして生成し、前記複
数枚のフレーム画像における前記被写体間の相対的なず
れ量を算出し、前記相対的なずれ量に基づいて前記各被
写体が重なるように前記複数枚のフレーム画像をずらし
て重ね合わせることにより、前記被写体が表された一枚
の合成静止画像を生成することを特徴とするものとして
構成される。
法は、画像を複数の画素として取り込む撮像素子によっ
て被写体の静止画像を生成する方法であって、前記被写
体と前記撮像素子との相対的変位を許容した状態で前記
被写体を撮影して、複数の画素により構成される複数枚
のフレーム画像を、これら複数枚のフレーム画像のうち
の少なくとも所定数m2 (mは2以上の自然数)枚以上
のもののそれぞれにおける同一の画素に前記被写体のそ
れぞれ異なる点が記録されたものとして生成し、前記複
数枚のフレーム画像における前記被写体間の相対的なず
れ量を算出し、前記相対的なずれ量に基づいて前記各被
写体が重なるように前記複数枚のフレーム画像をずらし
て重ね合わせることにより、前記被写体が表された一枚
の合成静止画像を生成することを特徴とするものとして
構成される。
【0013】また、本発明による第3の静止画像生成方
法は、画像を複数の画素として取り込む撮像素子によっ
て被写体の静止画像を生成する方法であって、前記被写
体と前記撮像素子との相対的変位を許容した状態で前記
被写体を撮影して、複数の画素により構成される複数枚
のフレーム画像を、これら複数枚のフレーム画像のうち
の少なくとも2枚以上のもののそれぞれにおける同一の
画素に前記被写体のそれぞれ異なる点が実質的に同一の
露光時間で記録されたものとして生成し、前記複数枚の
フレーム画像における前記被写体間の相対的なずれ量を
算出し、前記相対的なずれ量に基づいて前記各被写体が
重なるように前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね
合わせることにより、前記被写体が表された一枚の合成
静止画像を生成することを特徴とするものとして構成さ
れる。
法は、画像を複数の画素として取り込む撮像素子によっ
て被写体の静止画像を生成する方法であって、前記被写
体と前記撮像素子との相対的変位を許容した状態で前記
被写体を撮影して、複数の画素により構成される複数枚
のフレーム画像を、これら複数枚のフレーム画像のうち
の少なくとも2枚以上のもののそれぞれにおける同一の
画素に前記被写体のそれぞれ異なる点が実質的に同一の
露光時間で記録されたものとして生成し、前記複数枚の
フレーム画像における前記被写体間の相対的なずれ量を
算出し、前記相対的なずれ量に基づいて前記各被写体が
重なるように前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね
合わせることにより、前記被写体が表された一枚の合成
静止画像を生成することを特徴とするものとして構成さ
れる。
【0014】または、本発明による第4の静止画像生成
方法は、画像を複数の画素として取り込む撮像素子によ
って被写体の静止画像生成する方法であって、前記被写
体と前記撮像素子との相対的変位を許容した状態で前記
被写体を撮影して、複数の画素により構成される複数枚
のフレーム画像を、これら複数枚のフレーム画像のうち
の少なくとも2枚以上のもののそれぞれにおける同一の
画素に前記被写体のそれぞれ異なる点が記録されたもの
として生成し、前記複数枚のフレーム画像における前記
被写体間の相対的なずれ量を算出し、前記相対的なずれ
量に基づいて前記各被写体が重なるように前記複数枚の
フレーム画像をずらして重ね合わせることにより、前記
フレーム画像よりも実質的に画素数が多い高解像度を有
する画像として前記被写体が表された一枚の合成静止画
像を生成することを特徴とするものとして構成される。
方法は、画像を複数の画素として取り込む撮像素子によ
って被写体の静止画像生成する方法であって、前記被写
体と前記撮像素子との相対的変位を許容した状態で前記
被写体を撮影して、複数の画素により構成される複数枚
のフレーム画像を、これら複数枚のフレーム画像のうち
の少なくとも2枚以上のもののそれぞれにおける同一の
画素に前記被写体のそれぞれ異なる点が記録されたもの
として生成し、前記複数枚のフレーム画像における前記
被写体間の相対的なずれ量を算出し、前記相対的なずれ
量に基づいて前記各被写体が重なるように前記複数枚の
フレーム画像をずらして重ね合わせることにより、前記
フレーム画像よりも実質的に画素数が多い高解像度を有
する画像として前記被写体が表された一枚の合成静止画
像を生成することを特徴とするものとして構成される。
【0015】または、本発明による第5の静止画像生成
方法は、画像を複数の画素として取り込む撮像素子によ
って被写体の静止画像を生成する方法であって、前記被
写体と前記撮像素子との相対的変位を許容した状態で前
記被写体を撮像して、複数の画素により構成される複数
枚のフレーム画像を、これら複数枚のフレーム画像のう
ちの少なくとも2枚以上のもののそれぞれにおける同一
の画素に前記被写体のそれぞれ異なる点が記録されたも
のとして生成し、前記被写体と前記撮像素子との相対的
変位に応じて前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね
合わせることにより、前記フレーム画像よりも実質的に
画素当りの信号量が多い高S/N比を有する画像として
前記被写体が表された一枚の合成静止画像を生成するこ
とを特徴とするものとして構成される。
方法は、画像を複数の画素として取り込む撮像素子によ
って被写体の静止画像を生成する方法であって、前記被
写体と前記撮像素子との相対的変位を許容した状態で前
記被写体を撮像して、複数の画素により構成される複数
枚のフレーム画像を、これら複数枚のフレーム画像のう
ちの少なくとも2枚以上のもののそれぞれにおける同一
の画素に前記被写体のそれぞれ異なる点が記録されたも
のとして生成し、前記被写体と前記撮像素子との相対的
変位に応じて前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね
合わせることにより、前記フレーム画像よりも実質的に
画素当りの信号量が多い高S/N比を有する画像として
前記被写体が表された一枚の合成静止画像を生成するこ
とを特徴とするものとして構成される。
【0016】または、本発明による第6の静止画像生成
方法は、画像を複数の画素として取り込む撮像素子によ
って被写体の静止画像を生成する方法であって、前記被
写体を撮影して複数の画素により構成されるフレーム画
像を複数枚生成し、前記撮影のときに生じた「ぶれ」に
よる前記被写体と前記撮像素子との相対的変位に応じて
前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね合わせること
により、前記被写体が表された一枚の合成静止画像を生
成することを特徴とするものとして構成される。
方法は、画像を複数の画素として取り込む撮像素子によ
って被写体の静止画像を生成する方法であって、前記被
写体を撮影して複数の画素により構成されるフレーム画
像を複数枚生成し、前記撮影のときに生じた「ぶれ」に
よる前記被写体と前記撮像素子との相対的変位に応じて
前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね合わせること
により、前記被写体が表された一枚の合成静止画像を生
成することを特徴とするものとして構成される。
【0017】または、本発明による第7の静止画像生成
方法は、さらに、前記複数枚のフレーム画像における前
記被写体間の相対的なずれ量を算出し、前記相対的なず
れ量に基づいて前記各被写体が重なるように前記複数枚
のフレーム画像をずらして重ね合わせることを特徴とす
るものとして構成される。
方法は、さらに、前記複数枚のフレーム画像における前
記被写体間の相対的なずれ量を算出し、前記相対的なず
れ量に基づいて前記各被写体が重なるように前記複数枚
のフレーム画像をずらして重ね合わせることを特徴とす
るものとして構成される。
【0018】または、本発明による第8の静止画像生成
方法は、前記複数枚のフレーム画像のそれぞれについて
前記被写体の輪郭を抽出し、前記輪郭のうちでその位置
を前記フレーム画像上で特定可能な特徴図形を前記複数
枚のフレーム画像のそれぞれについて抽出し、前記フレ
ーム画像のそれぞれについて前記特徴図形の位置を求め
ることにより、前記複数枚のフレーム画像における前記
被写体の間の相対的なずれ量を算出することを特徴とす
るものとして構成される。
方法は、前記複数枚のフレーム画像のそれぞれについて
前記被写体の輪郭を抽出し、前記輪郭のうちでその位置
を前記フレーム画像上で特定可能な特徴図形を前記複数
枚のフレーム画像のそれぞれについて抽出し、前記フレ
ーム画像のそれぞれについて前記特徴図形の位置を求め
ることにより、前記複数枚のフレーム画像における前記
被写体の間の相対的なずれ量を算出することを特徴とす
るものとして構成される。
【0019】または、本発明による第9の静止画像生成
方法は、前記特徴図形を前記複数枚のフレーム画像のそ
れぞれについて所定数M(Mは2以上の自然数)ずつ抽
出し、前記所定数Mの特徴図形ごとに前記複数枚のフレ
ーム画像のそれぞれにおける前記特徴図形の位置を求
め、前記複数枚のフレーム画像における前記被写体の間
の相対的なずれ量を前記所定数Mの平均値として算出す
ることを特徴とするものとして構成される。
方法は、前記特徴図形を前記複数枚のフレーム画像のそ
れぞれについて所定数M(Mは2以上の自然数)ずつ抽
出し、前記所定数Mの特徴図形ごとに前記複数枚のフレ
ーム画像のそれぞれにおける前記特徴図形の位置を求
め、前記複数枚のフレーム画像における前記被写体の間
の相対的なずれ量を前記所定数Mの平均値として算出す
ることを特徴とするものとして構成される。
【0020】または、本発明による第10の静止画像生
成方法は、さらに、前記複数枚のフレーム画像のそれぞ
れを分離処理して、輝度信号により構成される複数枚の
輝度信号フレーム画像と色信号により構成される複数枚
の色信号フレーム信号とを生成し、前記複数の輝度信号
フレーム画像及び前記複数の色信号フレーム信号のいず
れか一方における前記被写体の間の相対的なずれ量を算
出することを特徴とするものとして構成される。
成方法は、さらに、前記複数枚のフレーム画像のそれぞ
れを分離処理して、輝度信号により構成される複数枚の
輝度信号フレーム画像と色信号により構成される複数枚
の色信号フレーム信号とを生成し、前記複数の輝度信号
フレーム画像及び前記複数の色信号フレーム信号のいず
れか一方における前記被写体の間の相対的なずれ量を算
出することを特徴とするものとして構成される。
【0021】または、本発明による第11の静止画像生
成方法は、さらに、前記相対的なずれ量に基づいて前記
各被写体が重なるように前記複数枚の輝度信号フレーム
画像をずらして重ね合わせることにより、一枚の輝度信
号合成静止画像を生成し、前記相対的なずれ量に基づい
て前記各被写体が重なるように前記複数枚の色信号フレ
ーム画像をずらして重ね合わせることにより、一枚の色
信号合成静止画像を生成することを特徴とするものとし
て構成される。
成方法は、さらに、前記相対的なずれ量に基づいて前記
各被写体が重なるように前記複数枚の輝度信号フレーム
画像をずらして重ね合わせることにより、一枚の輝度信
号合成静止画像を生成し、前記相対的なずれ量に基づい
て前記各被写体が重なるように前記複数枚の色信号フレ
ーム画像をずらして重ね合わせることにより、一枚の色
信号合成静止画像を生成することを特徴とするものとし
て構成される。
【0022】または、本発明による第12の静止画像生
成方法は、さらに、前記合成静止画像上に分布している
画素の間隔が略一定となるように補間処理を施すことを
特徴とするものとして構成される。
成方法は、さらに、前記合成静止画像上に分布している
画素の間隔が略一定となるように補間処理を施すことを
特徴とするものとして構成される。
【0023】または、本発明による第13の静止画像生
成方法は、前記補間処理は、前記合成静止画像上の画素
の分布状態をフーリエ級数展開することにより行うこと
を特徴とするものとして構成される。
成方法は、前記補間処理は、前記合成静止画像上の画素
の分布状態をフーリエ級数展開することにより行うこと
を特徴とするものとして構成される。
【0024】または、本発明による第14の静止画像生
成方法は、前記フーリエ級数の項数を前記フレーム画像
の画像数と所定数N(ただしNは、複数枚のフレーム画
像のうち、それぞれにおける同一の画素に前記被写体の
それぞれ異なる点が記録されたものの枚数)との積と
し、前記フーリエ級数をf(x,y)としたときに、f
(x/N1/2 、y/N1/2 )を前記合成静止画像上の画
素の分布状態とすることにより、前記フレーム画像のN
1/2 倍の解像度を得ることを特徴とするものとして構成
される。
成方法は、前記フーリエ級数の項数を前記フレーム画像
の画像数と所定数N(ただしNは、複数枚のフレーム画
像のうち、それぞれにおける同一の画素に前記被写体の
それぞれ異なる点が記録されたものの枚数)との積と
し、前記フーリエ級数をf(x,y)としたときに、f
(x/N1/2 、y/N1/2 )を前記合成静止画像上の画
素の分布状態とすることにより、前記フレーム画像のN
1/2 倍の解像度を得ることを特徴とするものとして構成
される。
【0025】または、本発明による第15の静止画像生
成方法は、前記フーリエ級数の項数を前記フレーム画像
の画素数と等しい数とし、前記フーリエ級数をf(x,
y)としたとき、f(x,y)を前記合成静止画像上の
画素の分布状態とすることにより、前記フレーム画像の
それぞれよりも高S/N比を得ることを特徴とするもの
として構成される。
成方法は、前記フーリエ級数の項数を前記フレーム画像
の画素数と等しい数とし、前記フーリエ級数をf(x,
y)としたとき、f(x,y)を前記合成静止画像上の
画素の分布状態とすることにより、前記フレーム画像の
それぞれよりも高S/N比を得ることを特徴とするもの
として構成される。
【0026】または、本発明による第1の静止画像取り
込みシステムは、被写体を撮影して画像を複数の画素と
して取り込む撮像素子と、前記撮像素子により撮影され
複数の画素により構成されるフレーム画像であって、そ
れぞれにおける同一の画素に前記被写体のそれぞれ異な
る点が記録された所定数N(Nは2以上の自然数)枚の
複数枚のフレーム画像について、前記複数枚のフレーム
画像における前記被写体間の相対的なずれ量を算出し、
前記相対的なずれ量に基づいて前記各被写体が重なるよ
うに前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね合わせ、
前記フレーム画像のN倍の情報量を含む画像として前記
被写体が表された一枚の合成静止画像を生成する信号処
理系と、を備えたことを特徴とするものとして構成され
る。
込みシステムは、被写体を撮影して画像を複数の画素と
して取り込む撮像素子と、前記撮像素子により撮影され
複数の画素により構成されるフレーム画像であって、そ
れぞれにおける同一の画素に前記被写体のそれぞれ異な
る点が記録された所定数N(Nは2以上の自然数)枚の
複数枚のフレーム画像について、前記複数枚のフレーム
画像における前記被写体間の相対的なずれ量を算出し、
前記相対的なずれ量に基づいて前記各被写体が重なるよ
うに前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね合わせ、
前記フレーム画像のN倍の情報量を含む画像として前記
被写体が表された一枚の合成静止画像を生成する信号処
理系と、を備えたことを特徴とするものとして構成され
る。
【0027】または、本発明による第2の静止画像取り
込みシステムは、被写体を撮影して画像を複数の画素と
して取り込む撮像素子と、前記撮像素子により撮影され
複数の画素により構成されるフレーム画像であって、そ
れぞれにおける同一の画素に前記被写体のそれぞれ異な
る点が記録された所定数m2 (mは2以上の自然数)枚
の複数枚のフレーム画像について、前記複数枚のフレー
ム画像における前記被写体間の相対的なずれ量を算出
し、前記相対的なずれ量に基づいて前記各被写体が重な
るように前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね合わ
せ、前記被写体が表された一枚の合成静止画像を生成す
る信号処理系と、を備えたことを特徴とするものとして
構成される。
込みシステムは、被写体を撮影して画像を複数の画素と
して取り込む撮像素子と、前記撮像素子により撮影され
複数の画素により構成されるフレーム画像であって、そ
れぞれにおける同一の画素に前記被写体のそれぞれ異な
る点が記録された所定数m2 (mは2以上の自然数)枚
の複数枚のフレーム画像について、前記複数枚のフレー
ム画像における前記被写体間の相対的なずれ量を算出
し、前記相対的なずれ量に基づいて前記各被写体が重な
るように前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね合わ
せ、前記被写体が表された一枚の合成静止画像を生成す
る信号処理系と、を備えたことを特徴とするものとして
構成される。
【0028】または、本発明による第3の静止画像取り
込みシステムは、被写体を撮影して画像を複数の画素と
して取り込む撮像素子と、前記撮像素子により撮影され
複数の画素により構成されるフレーム画像であって、そ
れぞれにおける同一の画素に前記被写体のそれぞれ異な
る点が実質的に同一の露光時間で記録された複数枚のフ
レーム画像について、前記複数枚のフレーム画像におけ
る前記被写体間の相対的なずれ量を算出し、前記相対的
なずれ量に基づいて前記各被写体が重なるように前記複
数枚のフレーム画像をずらして重ね合わせ、前記被写体
が表された一枚の合成静止画像を生成する信号処理系
と、を備えたことを特徴とするものとして構成される。
込みシステムは、被写体を撮影して画像を複数の画素と
して取り込む撮像素子と、前記撮像素子により撮影され
複数の画素により構成されるフレーム画像であって、そ
れぞれにおける同一の画素に前記被写体のそれぞれ異な
る点が実質的に同一の露光時間で記録された複数枚のフ
レーム画像について、前記複数枚のフレーム画像におけ
る前記被写体間の相対的なずれ量を算出し、前記相対的
なずれ量に基づいて前記各被写体が重なるように前記複
数枚のフレーム画像をずらして重ね合わせ、前記被写体
が表された一枚の合成静止画像を生成する信号処理系
と、を備えたことを特徴とするものとして構成される。
【0029】または、本発明による第4の静止画像取り
込みシステムは、被写体を撮影して画像を複数の画素と
して取り込む撮像素子と、前記撮像素子により撮影され
複数の画素により構成されるフレーム画像であって、そ
れぞれにおける同一の画素に前記被写体のそれぞれ異な
る点が記録された複数枚のフレーム画像について、前記
複数枚のフレーム画像における前記被写体間の相対的な
ずれ量を算出し、前記相対的なずれ量に基づいて前記各
被写体が重なるように前記複数枚のフレーム画像をずら
して重ね合わせ、前記フレーム画像よりも実質的に画素
数が多い高解像度を有する画像として前記被写体が表さ
れた一枚の合成静止画像を生成する信号処理系と、を備
えたことを特徴とするものとして構成される。
込みシステムは、被写体を撮影して画像を複数の画素と
して取り込む撮像素子と、前記撮像素子により撮影され
複数の画素により構成されるフレーム画像であって、そ
れぞれにおける同一の画素に前記被写体のそれぞれ異な
る点が記録された複数枚のフレーム画像について、前記
複数枚のフレーム画像における前記被写体間の相対的な
ずれ量を算出し、前記相対的なずれ量に基づいて前記各
被写体が重なるように前記複数枚のフレーム画像をずら
して重ね合わせ、前記フレーム画像よりも実質的に画素
数が多い高解像度を有する画像として前記被写体が表さ
れた一枚の合成静止画像を生成する信号処理系と、を備
えたことを特徴とするものとして構成される。
【0030】または、本発明による第5の静止画像取り
込みシステムは、被写体を撮像して画像を複数の画素と
して取り込む撮像素子と、前記撮像素子により撮影され
複数の画素により構成されるフレーム画像であって、そ
れぞれにおける同一の画素に前記被写体のそれぞれ異な
る点が記録された複数枚のフレーム画像を、前記複数枚
のフレーム画像における前記被写体間の相対的なずれ量
に基づいて前記各被写体が重なるようにずらして重ね合
わせ、前記フレーム画像よりも実質的に画素当りの信号
量が多い高S/N比を有する画像として前記被写体が表
された一枚の合成静止画像を生成する信号処理系と、を
備えたことを特徴とするものとして構成される。
込みシステムは、被写体を撮像して画像を複数の画素と
して取り込む撮像素子と、前記撮像素子により撮影され
複数の画素により構成されるフレーム画像であって、そ
れぞれにおける同一の画素に前記被写体のそれぞれ異な
る点が記録された複数枚のフレーム画像を、前記複数枚
のフレーム画像における前記被写体間の相対的なずれ量
に基づいて前記各被写体が重なるようにずらして重ね合
わせ、前記フレーム画像よりも実質的に画素当りの信号
量が多い高S/N比を有する画像として前記被写体が表
された一枚の合成静止画像を生成する信号処理系と、を
備えたことを特徴とするものとして構成される。
【0031】または、本発明による第6の静止画像取り
込みシステムは、被写体を撮影して画像を複数の画素と
して取り込む撮像素子と、前記撮像素子により撮影され
た複数の画素により構成される複数枚のフレーム画像
を、前記撮影のときに生じた「ぶれ」による前記被写体
と前記撮像素子との相対的変位に応じてずらして重ね合
わせ、前記被写体が表された一枚の合成静止画像を生成
する信号処理系と、を備えたことを特徴とするものとし
て構成される。
込みシステムは、被写体を撮影して画像を複数の画素と
して取り込む撮像素子と、前記撮像素子により撮影され
た複数の画素により構成される複数枚のフレーム画像
を、前記撮影のときに生じた「ぶれ」による前記被写体
と前記撮像素子との相対的変位に応じてずらして重ね合
わせ、前記被写体が表された一枚の合成静止画像を生成
する信号処理系と、を備えたことを特徴とするものとし
て構成される。
【0032】または、本発明による第7の静止画像取り
込みシステムは、前記信号処理系は、さらに前記合成静
止画像上に分布している画素の間隔が略一定になるよう
に補間処理を施すことを特徴とするものとして構成され
る。
込みシステムは、前記信号処理系は、さらに前記合成静
止画像上に分布している画素の間隔が略一定になるよう
に補間処理を施すことを特徴とするものとして構成され
る。
【0033】または、本発明による第8の静止画像取り
込みシステムは、前記撮像素子は、CCDイメージセン
サまたはCMOSセンサにより構成されることを特徴と
するものとして構成される。
込みシステムは、前記撮像素子は、CCDイメージセン
サまたはCMOSセンサにより構成されることを特徴と
するものとして構成される。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明によれば、撮影の際の「ぶ
れ」によってわずかずつずれたフレーム画像を合成する
ことにより、分解能が高く、ノイズの少ない高品位な静
止画像を取り込むことができる。このような「ぶれ」
は、従来、画像を劣化させる有害かつ不必要な要素とさ
れ、その除去に注力されていた。しかし、本発明者は、
静止画を撮影する際に不可避的に発生するこのような
「ぶれ」について詳細に解析した結果、従来とは発想を
転換して、本発明をなすに至った。
れ」によってわずかずつずれたフレーム画像を合成する
ことにより、分解能が高く、ノイズの少ない高品位な静
止画像を取り込むことができる。このような「ぶれ」
は、従来、画像を劣化させる有害かつ不必要な要素とさ
れ、その除去に注力されていた。しかし、本発明者は、
静止画を撮影する際に不可避的に発生するこのような
「ぶれ」について詳細に解析した結果、従来とは発想を
転換して、本発明をなすに至った。
【0035】本発明は、従来とは逆に、この「ぶれ」を
積極的に利用して、静止画像の解像度やS/N比を向上
させることをひとつの特徴としている。このような、
「ぶれ」は、画素のピッチに整合している訳ではない。
従って、連続して撮影した各フレーム上のそれぞれの画
素には、被写体の異なる点が記録されている。そして、
被写体が重なるように各フレームを重ね合わせると、そ
れぞれのフレームよりも画素数が増えた静止画像を得る
ことができる。
積極的に利用して、静止画像の解像度やS/N比を向上
させることをひとつの特徴としている。このような、
「ぶれ」は、画素のピッチに整合している訳ではない。
従って、連続して撮影した各フレーム上のそれぞれの画
素には、被写体の異なる点が記録されている。そして、
被写体が重なるように各フレームを重ね合わせると、そ
れぞれのフレームよりも画素数が増えた静止画像を得る
ことができる。
【0036】以下に図面を参照しながら本発明の実施の
形態について説明する。図1(a)は、本発明による静
止画像取り込みシステムの一例としてのデジタル・カメ
ラの外観を表す概略斜視図である。また、同図(b)
は、その要部構成を例示する概略断面図である。本発明
によるデジタル・カメラ10は、図1(a)に示したよ
うに、本体ボディ12に、レンズ開口部14、ファイン
ダ16、グリップ部18、シャッタ20および外部出力
端子22を有する。レンズ開口部14には、レンズ24
が設けられている。ファインダ16は、単純な光学的な
ものでよい。または、図示しないカメラの背面に液晶デ
ィスプレイなどの表示装置を設けて、ファインダと出力
画像のモニタとを兼用するようにしてもよい。
形態について説明する。図1(a)は、本発明による静
止画像取り込みシステムの一例としてのデジタル・カメ
ラの外観を表す概略斜視図である。また、同図(b)
は、その要部構成を例示する概略断面図である。本発明
によるデジタル・カメラ10は、図1(a)に示したよ
うに、本体ボディ12に、レンズ開口部14、ファイン
ダ16、グリップ部18、シャッタ20および外部出力
端子22を有する。レンズ開口部14には、レンズ24
が設けられている。ファインダ16は、単純な光学的な
ものでよい。または、図示しないカメラの背面に液晶デ
ィスプレイなどの表示装置を設けて、ファインダと出力
画像のモニタとを兼用するようにしてもよい。
【0037】同図(b)に示したように、その内部に
は、レンズ24の背面に絞り28が設けられ、光量を調
節する。レンズ24および絞り28により収束された被
写体の像は、撮像素子であるイメージ・センサ30上に
結像する。イメージ・センサ30としては、CCDイメ
ージ・センサやCMOSセンサ等の固体撮像素子が用い
られることが多い。基板32の上には、イメージ・セン
サ30を制御する駆動回路や、イメージ・センサ30か
らの出力信号を処理する信号処理系の回路が形成されて
いる。これらの電子回路部や、絞り28などの動力部に
は、バッテリー34から駆動電力が供給される。
は、レンズ24の背面に絞り28が設けられ、光量を調
節する。レンズ24および絞り28により収束された被
写体の像は、撮像素子であるイメージ・センサ30上に
結像する。イメージ・センサ30としては、CCDイメ
ージ・センサやCMOSセンサ等の固体撮像素子が用い
られることが多い。基板32の上には、イメージ・セン
サ30を制御する駆動回路や、イメージ・センサ30か
らの出力信号を処理する信号処理系の回路が形成されて
いる。これらの電子回路部や、絞り28などの動力部に
は、バッテリー34から駆動電力が供給される。
【0038】図2は、本発明によるデジタル・カメラの
構成を表す概略ブロック図である。本発明によるデジタ
ル・カメラも従来のカメラと同様に静止画像を取り込む
ことを目的としている。しかし、本発明によるデジタル
・カメラでは、ひとつの静止画像を取り込むに際してイ
メージ・センサ30は、あたかも動画カメラのように、
連続した複数フレームの画像を順次取り込み、出力す
る。イメージ・センサ30から順次出力された各フレー
ムの画像データは、従来のデジタル・カメラの場合と同
様に、サンプリング及びゲイン・コントロール部40、
A/D変換部42、信号処理部44を経てメモリ46に
格納される。但し、従来のカメラでは、このメモリ46
に格納される画像データは、1フレーム分のデータであ
ったのに対して、本発明によるカメラの場合は、複数フ
レーム分のデータが格納される。そこで、従来の場合と
明瞭に区別するために、本明細書においては、この複数
フレームのデータを一括して「連続静止画(動画)情
報」と称し、これらのデータが格納されるメモリ46を
「連続静止画(動画)メモリ」と称する。
構成を表す概略ブロック図である。本発明によるデジタ
ル・カメラも従来のカメラと同様に静止画像を取り込む
ことを目的としている。しかし、本発明によるデジタル
・カメラでは、ひとつの静止画像を取り込むに際してイ
メージ・センサ30は、あたかも動画カメラのように、
連続した複数フレームの画像を順次取り込み、出力す
る。イメージ・センサ30から順次出力された各フレー
ムの画像データは、従来のデジタル・カメラの場合と同
様に、サンプリング及びゲイン・コントロール部40、
A/D変換部42、信号処理部44を経てメモリ46に
格納される。但し、従来のカメラでは、このメモリ46
に格納される画像データは、1フレーム分のデータであ
ったのに対して、本発明によるカメラの場合は、複数フ
レーム分のデータが格納される。そこで、従来の場合と
明瞭に区別するために、本明細書においては、この複数
フレームのデータを一括して「連続静止画(動画)情
報」と称し、これらのデータが格納されるメモリ46を
「連続静止画(動画)メモリ」と称する。
【0039】一例として、各フレーム毎の露光時間、す
なわち蓄積時間を1/60秒とし、フレーム数N=10
0として画像の取り込みを実施した場合について説明す
る。この場合には、イメージ・センサ30は、時刻tが
0≦t≦1/60秒、1/60秒≦t≦2/60秒、・
・・、99/60秒≦t≦100/60秒の間にそれぞ
れ撮影した各フレームの光学的情報を電気信号に変換し
て次々に出力する。この100フレームの撮影に要する
時間は、100/60秒、すなわち約1.7秒である。
各フレームの露光時間、すなわち蓄積時間は、フレーム
毎に異なる時間としても良い。しかし、各フレームの蓄
積時間をほぼ同一にして輝度レベルを同程度に維持した
方が、後に行うフレームの合成に際して便利である。
なわち蓄積時間を1/60秒とし、フレーム数N=10
0として画像の取り込みを実施した場合について説明す
る。この場合には、イメージ・センサ30は、時刻tが
0≦t≦1/60秒、1/60秒≦t≦2/60秒、・
・・、99/60秒≦t≦100/60秒の間にそれぞ
れ撮影した各フレームの光学的情報を電気信号に変換し
て次々に出力する。この100フレームの撮影に要する
時間は、100/60秒、すなわち約1.7秒である。
各フレームの露光時間、すなわち蓄積時間は、フレーム
毎に異なる時間としても良い。しかし、各フレームの蓄
積時間をほぼ同一にして輝度レベルを同程度に維持した
方が、後に行うフレームの合成に際して便利である。
【0040】撮影の間は、カメラは手に持たれている
か、または、三脚等の支持体に固定されているが、前述
したように、いずれの場合でも、連続して撮影された連
続静止画情報は若干の「ぶれ」を含んでいる。このよう
な「ぶれ」は、従来、画像を劣化させる有害かつ不必要
な要素とされ、その除去に注力されていた。しかし、本
発明は、従来とは逆に、この「ぶれ」を利用して、静止
画像の解像度やS/N比を向上させることをひとつの特
徴としている。
か、または、三脚等の支持体に固定されているが、前述
したように、いずれの場合でも、連続して撮影された連
続静止画情報は若干の「ぶれ」を含んでいる。このよう
な「ぶれ」は、従来、画像を劣化させる有害かつ不必要
な要素とされ、その除去に注力されていた。しかし、本
発明は、従来とは逆に、この「ぶれ」を利用して、静止
画像の解像度やS/N比を向上させることをひとつの特
徴としている。
【0041】すなわち、図2に示したように、本発明に
よるデジタル・カメラでは、連続静止画メモリ46に格
納された複数フレームの画像データは、連続静止画合成
静止画変換部48において合成され、ひとつの静止画像
とされる。このように、連続静止画合成静止画変換部4
8で、「ぶれ」を有する各フレームの画像データを所定
の方法により合成することによって、高品位の静止画像
が得られる。合成された静止画像データは、静止画メモ
リ50に格納され、必要に応じて、出力部22を介して
外部に出力される。
よるデジタル・カメラでは、連続静止画メモリ46に格
納された複数フレームの画像データは、連続静止画合成
静止画変換部48において合成され、ひとつの静止画像
とされる。このように、連続静止画合成静止画変換部4
8で、「ぶれ」を有する各フレームの画像データを所定
の方法により合成することによって、高品位の静止画像
が得られる。合成された静止画像データは、静止画メモ
リ50に格納され、必要に応じて、出力部22を介して
外部に出力される。
【0042】図3は、本発明による連続静止画合成静止
画変換部48の処理アルゴリズムの一例を表す概略ブロ
ック図である。連続静止画情報、すなわち、Nコマのフ
レームの情報は、それぞれ、輝度情報と色情報とに分離
処理されて連続静止画メモリに格納されている。輝度情
報として格納されているのはY信号であり、色情報とし
て格納されているのはR信号(赤)、G信号(緑)及び
B信号(青)である。ここで、CCDセンサのフォトダ
イオードの数を横がNx 個で縦がNy 個とする。する
と、Nフレームからなる連続静止画情報を構成している
Y信号、R信号、G信号及びB信号は、それぞれ対応す
るフォトダイオードの座標nx 、ny とフレーム番号n
t との関数として次のように表すことができる。 輝度信号: Y(nx 、ny 、nt ) R信号 : R(nx 、ny 、nt ) G信号 : G(nx 、ny 、nt ) B信号 : B(nx 、ny 、nt ) ここで、1≦nx ≦Nx 、1≦ny ≦Ny 、1≦nt ≦
Nである。
画変換部48の処理アルゴリズムの一例を表す概略ブロ
ック図である。連続静止画情報、すなわち、Nコマのフ
レームの情報は、それぞれ、輝度情報と色情報とに分離
処理されて連続静止画メモリに格納されている。輝度情
報として格納されているのはY信号であり、色情報とし
て格納されているのはR信号(赤)、G信号(緑)及び
B信号(青)である。ここで、CCDセンサのフォトダ
イオードの数を横がNx 個で縦がNy 個とする。する
と、Nフレームからなる連続静止画情報を構成している
Y信号、R信号、G信号及びB信号は、それぞれ対応す
るフォトダイオードの座標nx 、ny とフレーム番号n
t との関数として次のように表すことができる。 輝度信号: Y(nx 、ny 、nt ) R信号 : R(nx 、ny 、nt ) G信号 : G(nx 、ny 、nt ) B信号 : B(nx 、ny 、nt ) ここで、1≦nx ≦Nx 、1≦ny ≦Ny 、1≦nt ≦
Nである。
【0043】本発明においては、図3に例示したよう
に、例えば、Y信号に基づいて各フレーム毎に輪郭抽出
を行う。すなわち、輝度信号をもとにして各フレームに
写されている図形の輪郭を認識する。ここで、Y信号に
基づいて輪郭抽出を行うのは、一般的に輝度信号が画像
の輪郭を最も明瞭に示すことが多いからである。また、
いわゆる単板式CCDカラー・カメラの場合には、CC
Dの各フォトダイオードがR、G、Bに振り分けられて
いるために、色毎の画素数は総画素数の1/3であり、
色毎に輪郭を抽出すると、分解能が低下するという問題
があるからである。しかし、本発明は、Y信号のみによ
り輪郭抽出を行うように限定されるものではない。
に、例えば、Y信号に基づいて各フレーム毎に輪郭抽出
を行う。すなわち、輝度信号をもとにして各フレームに
写されている図形の輪郭を認識する。ここで、Y信号に
基づいて輪郭抽出を行うのは、一般的に輝度信号が画像
の輪郭を最も明瞭に示すことが多いからである。また、
いわゆる単板式CCDカラー・カメラの場合には、CC
Dの各フォトダイオードがR、G、Bに振り分けられて
いるために、色毎の画素数は総画素数の1/3であり、
色毎に輪郭を抽出すると、分解能が低下するという問題
があるからである。しかし、本発明は、Y信号のみによ
り輪郭抽出を行うように限定されるものではない。
【0044】例えば、被写体が、赤(R)と緑(G)の
みからなり、しかも、RとGの輝度が非常に近いような
場合は、Y信号よりもR信号とG信号とに基づいて輪郭
抽出を行う方が有利である。また、いわゆる3板式のC
CDカメラの場合などは、色毎に輪郭を抽出しても分解
能が低下することはない。従って、いずれの信号に基づ
いて輪郭抽出を行うかは、被写体の色彩の分布状態やカ
メラの種類などに応じて適宜選択することができる。こ
のことは、後述する特徴図形抽出ステップとずれ量算出
ステップについても同様である。
みからなり、しかも、RとGの輝度が非常に近いような
場合は、Y信号よりもR信号とG信号とに基づいて輪郭
抽出を行う方が有利である。また、いわゆる3板式のC
CDカメラの場合などは、色毎に輪郭を抽出しても分解
能が低下することはない。従って、いずれの信号に基づ
いて輪郭抽出を行うかは、被写体の色彩の分布状態やカ
メラの種類などに応じて適宜選択することができる。こ
のことは、後述する特徴図形抽出ステップとずれ量算出
ステップについても同様である。
【0045】次に、図3に示したように、抽出された輪
郭から特徴図形を抽出する。特徴図形とは、輪郭がシャ
ープで、その座標を明確に特定することができるような
図形のことであり、例えば、線の交点、線の曲がり角あ
るいは輝点などが挙げられる。
郭から特徴図形を抽出する。特徴図形とは、輪郭がシャ
ープで、その座標を明確に特定することができるような
図形のことであり、例えば、線の交点、線の曲がり角あ
るいは輝点などが挙げられる。
【0046】特徴図形を抽出したら、フレーム毎にその
相対的なずれ量を求める。すなわち、同一の被写体を連
続して撮影した場合でも、撮影時に「ぶれ」があれば、
フレームの中での被写体の位置は、フレーム毎に異な
る。
相対的なずれ量を求める。すなわち、同一の被写体を連
続して撮影した場合でも、撮影時に「ぶれ」があれば、
フレームの中での被写体の位置は、フレーム毎に異な
る。
【0047】例えば、フレーム間で共通するK個の特徴
図形が抽出された場合を考える。これらの特徴図形の座
標は、次のように表すことができる。
図形が抽出された場合を考える。これらの特徴図形の座
標は、次のように表すことができる。
【0048】(X(k、nt )、Y(k、nt )) ここで、kは、1≦k≦Kの範囲の整数であり、特徴図
形の番号を表す。また、nt はフレーム番号である。こ
こで、簡単のために、撮影時の「ぶれ」は平行移動のみ
であり、回転や被写体自体の歪みは含まないものと仮定
する。すると、1番目のフレームに対するnt 番目のフ
レームのずれ量は、平面座標上のX成分とY成分のみに
より表すことができる。ここで、K個抽出した特徴図形
のうちのk番目の特徴図形から算出されるnt 番目のフ
レームの相対的ずれ量Δ(k、nt)のX、Y成分は、
それぞれ次のように表すことができる。
形の番号を表す。また、nt はフレーム番号である。こ
こで、簡単のために、撮影時の「ぶれ」は平行移動のみ
であり、回転や被写体自体の歪みは含まないものと仮定
する。すると、1番目のフレームに対するnt 番目のフ
レームのずれ量は、平面座標上のX成分とY成分のみに
より表すことができる。ここで、K個抽出した特徴図形
のうちのk番目の特徴図形から算出されるnt 番目のフ
レームの相対的ずれ量Δ(k、nt)のX、Y成分は、
それぞれ次のように表すことができる。
【0049】Δ(k、nt )のX成分:(X(k、
nt )−X(k、1)) Δ(k、nt )のY成分:(Y(k、nt )−Y(k、
1)) フレームの相対的ずれ量の算出値の信頼性を高めるため
には、フレーム毎に特徴図形のすべてについてずれ量を
算出し、平均化することが望ましい。すなわち、nt 番
目のフレームの相対ずれ量Δ(nt )を、K個すべての
特徴図形から算出されるずれ量の平均値として次式によ
り表すことができる。
nt )−X(k、1)) Δ(k、nt )のY成分:(Y(k、nt )−Y(k、
1)) フレームの相対的ずれ量の算出値の信頼性を高めるため
には、フレーム毎に特徴図形のすべてについてずれ量を
算出し、平均化することが望ましい。すなわち、nt 番
目のフレームの相対ずれ量Δ(nt )を、K個すべての
特徴図形から算出されるずれ量の平均値として次式によ
り表すことができる。
【0050】Δ(nt )=ΣΔ(k、nt )/K ここで総和記号Σによる加算は、kについて1からKま
での範囲で行う。このようにして得られたずれ量Δ(n
t )は、K個の特徴図形から算出された平均値であるの
で、CCDの画素ピッチからずれた値となることが多
い。すなわち、個々の特徴図形のずれ量は、CCDの各
画素により空間的に量子化されて、画素ピッチの整数倍
となることが多い。しかし、上述した式に従って平均化
することにより、画素ピッチの整数倍から外れたより正
確なずれ量を求めることができる。しかも、画素ピッチ
から外れたずれ量を求めることができれば、各フレーム
を画素をずらして合成することが可能となり、解像度を
向上することができる。
での範囲で行う。このようにして得られたずれ量Δ(n
t )は、K個の特徴図形から算出された平均値であるの
で、CCDの画素ピッチからずれた値となることが多
い。すなわち、個々の特徴図形のずれ量は、CCDの各
画素により空間的に量子化されて、画素ピッチの整数倍
となることが多い。しかし、上述した式に従って平均化
することにより、画素ピッチの整数倍から外れたより正
確なずれ量を求めることができる。しかも、画素ピッチ
から外れたずれ量を求めることができれば、各フレーム
を画素をずらして合成することが可能となり、解像度を
向上することができる。
【0051】次に、図3に示したように、算出された相
対的ずれ量に基づいて、N個のフレームを結合する。す
なわち、各フレームをそれぞれの相対的ずれ量Δ
(nt )ずつ戻して重ねることにより、1枚の静止画像
を合成する。各フレームの結合は、輝度情報と、色情報
についてそれぞれ行う。ここで、それぞれのフレームは
異なる時刻に撮影された被写体情報であるが、本発明は
静止画を取り込むことを目的としているので、時刻の差
は無視する。
対的ずれ量に基づいて、N個のフレームを結合する。す
なわち、各フレームをそれぞれの相対的ずれ量Δ
(nt )ずつ戻して重ねることにより、1枚の静止画像
を合成する。各フレームの結合は、輝度情報と、色情報
についてそれぞれ行う。ここで、それぞれのフレームは
異なる時刻に撮影された被写体情報であるが、本発明は
静止画を取り込むことを目的としているので、時刻の差
は無視する。
【0052】さらに以下では、説明を簡略化するために
N個のフレームのずれ量がすべて異なる場合を想定す
る。すなわち、結合した時にN個のフレームの輝度信号
Yは、いずれも重ならず、多値関数とはならない場合を
想定する。
N個のフレームのずれ量がすべて異なる場合を想定す
る。すなわち、結合した時にN個のフレームの輝度信号
Yは、いずれも重ならず、多値関数とはならない場合を
想定する。
【0053】このように結合して得られた合成静止画像
上での輝度信号Y(x、y)の分布は、次式により表さ
れる。 Y(x,y)=Y(nx ,ny ,nt ) (x=Xp nx −Δx(nt ),y=Yp ny −Δy
(nt )のとき)ここで、Xp およびYp は、CCDの
フォトダイオードのピッチに対応する画像上のX方向お
よびY方向の画素のピッチである。また、nx およびn
y は、フレーム上での画素のx方向、y方向の番号であ
る。また、Δx(nt )およびΔy(nt)は、それぞ
れnt 番目のフレームの相対的ずれ量Δ(nt )のx成
分およびy成分である。
上での輝度信号Y(x、y)の分布は、次式により表さ
れる。 Y(x,y)=Y(nx ,ny ,nt ) (x=Xp nx −Δx(nt ),y=Yp ny −Δy
(nt )のとき)ここで、Xp およびYp は、CCDの
フォトダイオードのピッチに対応する画像上のX方向お
よびY方向の画素のピッチである。また、nx およびn
y は、フレーム上での画素のx方向、y方向の番号であ
る。また、Δx(nt )およびΔy(nt)は、それぞ
れnt 番目のフレームの相対的ずれ量Δ(nt )のx成
分およびy成分である。
【0054】上式から分かるように、結合後の合成静止
画像上での輝度信号は、1番目のフレームの各画素を基
準とすると、各フレーム毎にx方向にΔx(nt )、y
方向にΔy(nt )ずつずれた位置に輝度情報を有す
る。つまり画素が実質的に増加したことに等しい。この
ような結合は、色情報であるR、GおよびB信号につい
てもそれぞれ行う。
画像上での輝度信号は、1番目のフレームの各画素を基
準とすると、各フレーム毎にx方向にΔx(nt )、y
方向にΔy(nt )ずつずれた位置に輝度情報を有す
る。つまり画素が実質的に増加したことに等しい。この
ような結合は、色情報であるR、GおよびB信号につい
てもそれぞれ行う。
【0055】図4(a)は、結合して得られた画像上の
信号の分布状態を例示する図である。同図(a)では、
簡単のためにフレーム数N=3の場合について示した。
また、各信号点には便宜的にフレームの番号を付した。
撮影時の「手ぶれ」や物理的な振動などにより生ずる各
フレームのずれ量は、一般的に均一でない。従って、同
図(a)に示したように、結合後の信号の分布状態は空
間的に不均一となる場合が多い。このような状態でも、
画素数は増加して静止画像の解像度は向上している。従
って、画素の分布に関する情報とともに輝度信号データ
および色信号データを供給するような場合には、高品位
な静止画像として利用することができる。
信号の分布状態を例示する図である。同図(a)では、
簡単のためにフレーム数N=3の場合について示した。
また、各信号点には便宜的にフレームの番号を付した。
撮影時の「手ぶれ」や物理的な振動などにより生ずる各
フレームのずれ量は、一般的に均一でない。従って、同
図(a)に示したように、結合後の信号の分布状態は空
間的に不均一となる場合が多い。このような状態でも、
画素数は増加して静止画像の解像度は向上している。従
って、画素の分布に関する情報とともに輝度信号データ
および色信号データを供給するような場合には、高品位
な静止画像として利用することができる。
【0056】一方、図4(b)は、デジタル・カメラが
外部に出力する静止画像データとして、一般的に望まし
い信号の分布を例示する図である。同図(b)には、同
図(a)を構成する各フレームの解像度が2倍にされた
場合を示した。実用的な静止画像情報としては、同図
(b)に示したように信号が2次元的に均一に分布して
いることが望ましい。そこで、図4(a)のように不均
一に分布している信号の間隙を補間して、同図(b)に
示したような均一な信号の分布を合成する。このために
は、合成されるフレーム数としてはm2 (mは2以上の
自然数)個であればよく、本発明では一般にm2 個以上
のフレームを合成後同様の処理を行えば、解像度がm倍
の静止画像を得ることが可能である。
外部に出力する静止画像データとして、一般的に望まし
い信号の分布を例示する図である。同図(b)には、同
図(a)を構成する各フレームの解像度が2倍にされた
場合を示した。実用的な静止画像情報としては、同図
(b)に示したように信号が2次元的に均一に分布して
いることが望ましい。そこで、図4(a)のように不均
一に分布している信号の間隙を補間して、同図(b)に
示したような均一な信号の分布を合成する。このために
は、合成されるフレーム数としてはm2 (mは2以上の
自然数)個であればよく、本発明では一般にm2 個以上
のフレームを合成後同様の処理を行えば、解像度がm倍
の静止画像を得ることが可能である。
【0057】なお、このような信号分布の合成は、補間
処理と称されることが多く、その方法としては、フーリ
エ級数展開による方法や多項式近似または線形近似によ
る方法などが挙げられる。ここでは、フーリエ級数展開
による補間の方法について説明する。
処理と称されることが多く、その方法としては、フーリ
エ級数展開による方法や多項式近似または線形近似によ
る方法などが挙げられる。ここでは、フーリエ級数展開
による補間の方法について説明する。
【0058】まず、ディラックのδ関数を用いて以下の
ような積分可能な関数Y’(x、y)を定義する。 Y’(x、y)=Y(x、y)δ(Xp nx −Δx(n
t )−x)・δ(Yp ny −Δy(nt )−y) ここで、Y’(x、y)はY(x、y)が定義されてい
る任意の点の近傍での積分平均がY(x、y)と等しい
値を有し、その他の点の近傍では積分値が零となる関数
である。
ような積分可能な関数Y’(x、y)を定義する。 Y’(x、y)=Y(x、y)δ(Xp nx −Δx(n
t )−x)・δ(Yp ny −Δy(nt )−y) ここで、Y’(x、y)はY(x、y)が定義されてい
る任意の点の近傍での積分平均がY(x、y)と等しい
値を有し、その他の点の近傍では積分値が零となる関数
である。
【0059】次に、関数Y(x、y)を2次元のフーリ
エ級数(半区間)に展開する。補間後の関数をY”
(x、y)とすると、
エ級数(半区間)に展開する。補間後の関数をY”
(x、y)とすると、
【0060】
【数1】 このフーリエ級数には、元の連続静止画の1フレーム分
の情報量のN倍の情報量が含まれている。
の情報量のN倍の情報量が含まれている。
【0061】ここで、静止画の解像度を改善する場合に
は、フーリエ級数の項数をN*Nx*Ny (ここで、1
≦m≦Nx *N1/2 、1≦n≦Ny *N1/2 とする。)
とする。そして、静止画の輝度分布Y(nx 、ny )
(ここで、1≦nx ≦Xn *N1/2 、1≦ny ≦Yn *
N1/2 とする。)を次式により算出すれば、級数の項数
は情報量と同じになり、元のフレーム画像のN1/2 倍の
解像度の静止画が得られる。 Y(nx 、ny )=Y”(nx /N1/2 、ny /
N1/2 ) 図5は、このような補間処理を模式的に表す概念図であ
る。すなわち、同図(a)には、補間処理前の信号分布
が表されている。ここでは、簡単のために22=4フレ
ームの画像を結合した画像の信号分布を例示した。この
ような信号分布を有する画像について、上述のような補
間処理を施すと、図5(b)に示したように、信号分布
が均一になり、各フレームの画像と比較して静止画の解
像度は倍増する。
は、フーリエ級数の項数をN*Nx*Ny (ここで、1
≦m≦Nx *N1/2 、1≦n≦Ny *N1/2 とする。)
とする。そして、静止画の輝度分布Y(nx 、ny )
(ここで、1≦nx ≦Xn *N1/2 、1≦ny ≦Yn *
N1/2 とする。)を次式により算出すれば、級数の項数
は情報量と同じになり、元のフレーム画像のN1/2 倍の
解像度の静止画が得られる。 Y(nx 、ny )=Y”(nx /N1/2 、ny /
N1/2 ) 図5は、このような補間処理を模式的に表す概念図であ
る。すなわち、同図(a)には、補間処理前の信号分布
が表されている。ここでは、簡単のために22=4フレ
ームの画像を結合した画像の信号分布を例示した。この
ような信号分布を有する画像について、上述のような補
間処理を施すと、図5(b)に示したように、信号分布
が均一になり、各フレームの画像と比較して静止画の解
像度は倍増する。
【0062】一方、静止画のノイズを低減する場合に
は、級数の項数をXn *Yn (ここで、1≦nx ≦
Xn 、1≦ny ≦Yn とする。)とする。そして、静止
画の輝度分布Y(nx 、ny )(ここで、1≦nx ≦X
n 、1≦ny ≦Yn とする。)を次式により算出すれ
ば、級数の項数は元の連続静止画の1フレーム分の情報
量と同じとなり、解像度は改善されないが、低次のフー
リエ級数が滑らかな関数を与えることによって元の連続
静止画のランダム・ノイズが1/N1/2 に低減された静
止画を得ることができる。 Y(nx 、ny )=Y”(nx 、ny ) 図5(c)は、この補間処理により得られる静止画の信
号分布を例示した概念図である。すなわち、同図(a)
に示したような信号分布を補間処理して同図(c)に示
したような分布の静止画が得られる。同図に示したよう
に、得られる静止画の解像度は、各フレームの解像度と
変わらないが、各点での信号量が増加してS/N比が改
善される。
は、級数の項数をXn *Yn (ここで、1≦nx ≦
Xn 、1≦ny ≦Yn とする。)とする。そして、静止
画の輝度分布Y(nx 、ny )(ここで、1≦nx ≦X
n 、1≦ny ≦Yn とする。)を次式により算出すれ
ば、級数の項数は元の連続静止画の1フレーム分の情報
量と同じとなり、解像度は改善されないが、低次のフー
リエ級数が滑らかな関数を与えることによって元の連続
静止画のランダム・ノイズが1/N1/2 に低減された静
止画を得ることができる。 Y(nx 、ny )=Y”(nx 、ny ) 図5(c)は、この補間処理により得られる静止画の信
号分布を例示した概念図である。すなわち、同図(a)
に示したような信号分布を補間処理して同図(c)に示
したような分布の静止画が得られる。同図に示したよう
に、得られる静止画の解像度は、各フレームの解像度と
変わらないが、各点での信号量が増加してS/N比が改
善される。
【0063】一方、上述した2つの場合の中間的な処理
を施せば、解像度とランダム・ノイズの両方を、元の連
続静止画の各フレームより改善した静止画が得られる。
すなわち、被写体や撮影条件、あるいはカメラの光学系
やイメージ・センサなどの特性に応じて、適宜解像度と
ノイズとのバランスを調節することも可能である。ま
た、連続静止画メモリにデータを格納している限り、何
回でも補間処理を施すことができる。従って、処理され
た静止画の画質に基づくフィードバックにより、補間処
理条件を修正することも可能である。
を施せば、解像度とランダム・ノイズの両方を、元の連
続静止画の各フレームより改善した静止画が得られる。
すなわち、被写体や撮影条件、あるいはカメラの光学系
やイメージ・センサなどの特性に応じて、適宜解像度と
ノイズとのバランスを調節することも可能である。ま
た、連続静止画メモリにデータを格納している限り、何
回でも補間処理を施すことができる。従って、処理され
た静止画の画質に基づくフィードバックにより、補間処
理条件を修正することも可能である。
【0064】以上、説明したフーリエ級数展開による補
間は、各フレームのずれ量が均一でない場合に、線形近
似法よりも精度の高い補間ができるという利点を有す
る。
間は、各フレームのずれ量が均一でない場合に、線形近
似法よりも精度の高い補間ができるという利点を有す
る。
【0065】このようにして合成された静止画は、その
周辺部では、ぶれのために情報量が少ない。また、フー
リエ級数による補間の場合は、その性質上周辺部は精度
が良くない。そこで、そのような周辺部をカットして、
最終的な静止画を得る。
周辺部では、ぶれのために情報量が少ない。また、フー
リエ級数による補間の場合は、その性質上周辺部は精度
が良くない。そこで、そのような周辺部をカットして、
最終的な静止画を得る。
【0066】これまでの説明では、カラー・カメラの場
合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。本発明は、モノクロ・カメラについても同様に実
施することができ、この場合は、Y信号のみが処理の対
象となる。さらに、本発明は、デジタル・カメラに限定
されるものではなく、CCDやCMOSなどのイメージ
・センサを用いて被写体の静止画像を電気信号として取
り込むシステムであれば同様に実施することができる。
合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されるものでは
ない。本発明は、モノクロ・カメラについても同様に実
施することができ、この場合は、Y信号のみが処理の対
象となる。さらに、本発明は、デジタル・カメラに限定
されるものではなく、CCDやCMOSなどのイメージ
・センサを用いて被写体の静止画像を電気信号として取
り込むシステムであれば同様に実施することができる。
【0067】また、カラー信号としては、R、G、B方
式に限定されず、その他にも、例えば、補色系のYe
(イエロー)、Cy(シアン)、Mg(マゼンタ)信号
や、それらにG(グリーン)信号を付加した信号系など
についても本発明を同様に実施することができる。
式に限定されず、その他にも、例えば、補色系のYe
(イエロー)、Cy(シアン)、Mg(マゼンタ)信号
や、それらにG(グリーン)信号を付加した信号系など
についても本発明を同様に実施することができる。
【0068】また、上述したデジタル・カメラは、連続
静止画メモリを備えるが、このメモリを備えず、信号処
理部の出力を連続静止画合成静止画変換部に直接出力し
ても良い。さらに、合成静止画メモリについても、デジ
タル・カメラが備えずに、変換された静止画を直ちに外
部に出力するようにしても良い。
静止画メモリを備えるが、このメモリを備えず、信号処
理部の出力を連続静止画合成静止画変換部に直接出力し
ても良い。さらに、合成静止画メモリについても、デジ
タル・カメラが備えずに、変換された静止画を直ちに外
部に出力するようにしても良い。
【0069】一方、信号処理部および連続静止画合成静
止画変換部(信号処理系)は、デジタル・データを処理
する場合を例に説明したが、A/D変換部を介さずにア
ナログ処理することとしても良い。
止画変換部(信号処理系)は、デジタル・データを処理
する場合を例に説明したが、A/D変換部を介さずにア
ナログ処理することとしても良い。
【0070】また、前述した例では、連続静止画を構成
している各フレームから輪郭抽出、特徴図形抽出を行
い、ずれ量を算出しているが、このような各フレームの
ずれ量は、他の方法によって求めることもできる。例え
ば、カメラに角速度・速度センサを設けて撮影時にセン
サからの出力をモニタすることによって、各フレームの
ずれ量を求めることもできる。または、ずれ量を算出す
るための専用のイメージ・センサをカメラに設けても良
い。さらに、静止画を合成するために用いる画像は、時
間的に連続して撮影された複数のフレーム画像でなく、
電子シャッター動作により得られるような、時間的に連
続していない複数のフレーム画像でも良い。
している各フレームから輪郭抽出、特徴図形抽出を行
い、ずれ量を算出しているが、このような各フレームの
ずれ量は、他の方法によって求めることもできる。例え
ば、カメラに角速度・速度センサを設けて撮影時にセン
サからの出力をモニタすることによって、各フレームの
ずれ量を求めることもできる。または、ずれ量を算出す
るための専用のイメージ・センサをカメラに設けても良
い。さらに、静止画を合成するために用いる画像は、時
間的に連続して撮影された複数のフレーム画像でなく、
電子シャッター動作により得られるような、時間的に連
続していない複数のフレーム画像でも良い。
【0071】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に説明する効果を奏する。
施され、以下に説明する効果を奏する。
【0072】まず、本発明によれば、カメラの光学系を
小型で軽量に維持したまま、解像度とランダム・ノイズ
とを改善した高品位な静止画を取り込むことが可能とな
る。
小型で軽量に維持したまま、解像度とランダム・ノイズ
とを改善した高品位な静止画を取り込むことが可能とな
る。
【0073】また、本発明によれば、このような高品位
の静止画を得るために、複雑な機構を有するいわゆるス
イングCCDや、画素数が多い高価なCCDを必要とせ
ず、コストが低減するとともに機構も簡素で故障が少な
く、信頼性の点でも優れる。また、本発明によれば、被
写体や撮影条件、あるいはカメラの光学系やイメージ・
センサなどの特性に応じて、適宜解像度とノイズのバラ
ンスを調節することが可能である。さらに、連続静止画
メモリにデータを格納している限り、何回でも補間処理
を施すことができる。従って、処理された静止画の画質
に基づくフィードバックにより、補間処理条件を修正す
ることも可能である。
の静止画を得るために、複雑な機構を有するいわゆるス
イングCCDや、画素数が多い高価なCCDを必要とせ
ず、コストが低減するとともに機構も簡素で故障が少な
く、信頼性の点でも優れる。また、本発明によれば、被
写体や撮影条件、あるいはカメラの光学系やイメージ・
センサなどの特性に応じて、適宜解像度とノイズのバラ
ンスを調節することが可能である。さらに、連続静止画
メモリにデータを格納している限り、何回でも補間処理
を施すことができる。従って、処理された静止画の画質
に基づくフィードバックにより、補間処理条件を修正す
ることも可能である。
【0074】さらに、本発明によれば、従来、静止画の
撮影に際して有害で不必要なものであった「ぶれ」を積
極的に利用することにより、簡素なハードウエアで高品
位の静止画を取り込むことができる。このための「ぶ
れ」は、画素ピッチのオーダーで十分であり、意識して
カメラを動かす必要はない。例えば、デジタル・カメラ
のシャッタを押す動作に伴う振動で十分である。しか
し、本発明は、これよりもはるかに大きい通常の「手ぶ
れ」に対しても同様に対処することができる。従って、
本発明によれば、撮影時の「手ぶれ」を全く気にせずに
高品位の静止画を取り込むことができる。この結果、デ
ジタル・カメラは、従来よりもはるかに使い易くなり、
且つ低コストで高画質化する。
撮影に際して有害で不必要なものであった「ぶれ」を積
極的に利用することにより、簡素なハードウエアで高品
位の静止画を取り込むことができる。このための「ぶ
れ」は、画素ピッチのオーダーで十分であり、意識して
カメラを動かす必要はない。例えば、デジタル・カメラ
のシャッタを押す動作に伴う振動で十分である。しか
し、本発明は、これよりもはるかに大きい通常の「手ぶ
れ」に対しても同様に対処することができる。従って、
本発明によれば、撮影時の「手ぶれ」を全く気にせずに
高品位の静止画を取り込むことができる。この結果、デ
ジタル・カメラは、従来よりもはるかに使い易くなり、
且つ低コストで高画質化する。
【0075】このように、本発明によれば、高品位の静
止画を容易に得ることができるようになり、産業上のメ
リットは多大である。
止画を容易に得ることができるようになり、産業上のメ
リットは多大である。
【図1】(a)は、本発明によるデジタル・カメラの外
観を例示する概略斜視図である。(b)は、その内部構
造を例示する概略断面図である。
観を例示する概略斜視図である。(b)は、その内部構
造を例示する概略断面図である。
【図2】本発明によるデジタル・カメラの構成を表す概
略ブロック図である。
略ブロック図である。
【図3】本発明による連続静止画合成静止画変換部の処
理アルゴリズムを表す概略ブロック図である。
理アルゴリズムを表す概略ブロック図である。
【図4】(a)は、各フレームを結合して得られた画像
上の信号の2次元的な分布状態を例示する図である。
(b)は、デジタル・カメラから外部に出力する際の静
止画像データとして望ましい信号の分布を例示する図で
ある。
上の信号の2次元的な分布状態を例示する図である。
(b)は、デジタル・カメラから外部に出力する際の静
止画像データとして望ましい信号の分布を例示する図で
ある。
【図5】補間処理を模式的に表す概念図である。すなわ
ち、同図(a)は、補間処理前の信号分布を表す概念図
である。図5(b)は、補間処理後に信号分布が均一に
なり、各フレームの画像と比較して静止画の解像度が倍
増する様子を表す概念図である。図5(c)は、補間処
理後にS/N比が改善した様子を表す概念図である。
ち、同図(a)は、補間処理前の信号分布を表す概念図
である。図5(b)は、補間処理後に信号分布が均一に
なり、各フレームの画像と比較して静止画の解像度が倍
増する様子を表す概念図である。図5(c)は、補間処
理後にS/N比が改善した様子を表す概念図である。
【図6】従来のデジタル・カメラの構成を表す概略ブロ
ック図である。
ック図である。
10 デジタル・カメラ(静止画像取り込みシステム) 12 本体ボディ 14 レンズ開口部 16 ファインダ 18 グリップ部 20 シャッタ 22 外部出力端子 24 レンズ 30 CCD 32 基板 34 バッテリー
Claims (23)
- 【請求項1】画像を複数の画素として取り込む撮像素子
によって被写体の静止画像を生成する方法であって、 前記被写体と前記撮像素子との相対的変位を許容した状
態で前記被写体を撮影して、複数の画素により構成され
る複数枚のフレーム画像を、これら複数枚のフレーム画
像のうちの少なくとも所定数N(Nは2以上の自然数)
枚のもののそれぞれにおける同一の画素に前記被写体の
それぞれ異なる点が記録されたものとして生成し、 前記複数枚のフレーム画像における前記被写体間の相対
的なずれ量を算出し、 前記相対的なずれ量に基づいて前記各被写体が重なるよ
うに前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね合わせる
ことにより、前記フレーム画像のN倍の情報量を含む画
像として前記被写体が表された一枚の合成静止画像を生
成することを特徴とする静止画像生成方法。 - 【請求項2】画像を複数の画素として取り込む撮像素子
によって被写体の静止画像を生成する方法であって、 前記被写体と前記撮像素子との相対的変位を許容した状
態で前記被写体を撮影して、複数の画素により構成され
る複数枚のフレーム画像を、これら複数枚のフレーム画
像のうちの少なくとも所定数m2 (mは2以上の自然
数)枚以上のもののそれぞれにおける同一の画素に前記
被写体のそれぞれ異なる点が記録されたものとして生成
し、 前記複数枚のフレーム画像における前記被写体間の相対
的なずれ量を算出し、 前記相対的なずれ量に基づいて前記各被写体が重なるよ
うに前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね合わせる
ことにより、前記被写体が表された一枚の合成静止画像
を生成することを特徴とする静止画像生成方法。 - 【請求項3】画像を複数の画素として取り込む撮像素子
によって被写体の静止画像を生成する方法であって、 前記被写体と前記撮像素子との相対的変位を許容した状
態で前記被写体を撮影して、複数の画素により構成され
る複数枚のフレーム画像を、これら複数枚のフレーム画
像のうちの少なくとも2枚以上のもののそれぞれにおけ
る同一の画素に前記被写体のそれぞれ異なる点が実質的
に同一の露光時間で記録されたものとして生成し、 前記複数枚のフレーム画像における前記被写体間の相対
的なずれ量を算出し、 前記相対的なずれ量に基づいて前記各被写体が重なるよ
うに前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね合わせる
ことにより、前記被写体が表された一枚の合成静止画像
を生成することを特徴とする静止画像生成方法。 - 【請求項4】画像を複数の画素として取り込む撮像素子
によって被写体の静止画像生成する方法であって、 前記被写体と前記撮像素子との相対的変位を許容した状
態で前記被写体を撮影して、複数の画素により構成され
る複数枚のフレーム画像を、これら複数枚のフレーム画
像のうちの少なくとも2枚以上のもののそれぞれにおけ
る同一の画素に前記被写体のそれぞれ異なる点が記録さ
れたものとして生成し、 前記複数枚のフレーム画像における前記被写体間の相対
的なずれ量を算出し、前記相対的なずれ量に基づいて前
記各被写体が重なるように前記複数枚のフレーム画像を
ずらして重ね合わせることにより、前記フレーム画像よ
りも実質的に画素数が多い高解像度を有する画像として
前記被写体が表された一枚の合成静止画像を生成するこ
とを特徴とする静止画像生成方法。 - 【請求項5】画像を複数の画素として取り込む撮像素子
によって被写体の静止画像を生成する方法であって、 前記被写体と前記撮像素子との相対的変位を許容した状
態で前記被写体を撮像して、複数の画素により構成され
る複数枚のフレーム画像を、これら複数枚のフレーム画
像のうちの少なくとも2枚以上のもののそれぞれにおけ
る同一の画素に前記被写体のそれぞれ異なる点が記録さ
れたものとして生成し、 前記被写体と前記撮像素子との相対的変位に応じて前記
複数枚のフレーム画像をずらして重ね合わせることによ
り、前記フレーム画像よりも実質的に画素当りの信号量
が多い高S/N比を有する画像として前記被写体が表さ
れた一枚の合成静止画像を生成することを特徴とする静
止画像生成方法。 - 【請求項6】画像を複数の画素として取り込む撮像素子
によって被写体の静止画像を生成する方法であって、 前記被写体を撮影して複数の画素により構成されるフレ
ーム画像を複数枚生成し、 前記撮影のときに生じた「ぶれ」による前記被写体と前
記撮像素子との相対的変位に応じて前記複数枚のフレー
ム画像をずらして重ね合わせることにより、前記被写体
が表された一枚の合成静止画像を生成することを特徴と
する静止画像生成方法。 - 【請求項7】前記複数枚のフレーム画像における前記被
写体間の相対的なずれ量を算出し、 前記相対的なずれ量に基づいて前記各被写体が重なるよ
うに前記複数枚のフレーム画像をずらして重ね合わせる
ことを特徴とする請求項5、6のいずれか1つに記載の
静止画像生成方法。 - 【請求項8】前記複数枚のフレーム画像のそれぞれにつ
いて前記被写体の輪郭を抽出し、 前記輪郭のうちでその位置を前記フレーム画像上で特定
可能な特徴図形を前記複数枚のフレーム画像のそれぞれ
について抽出し、 前記フレーム画像のそれぞれについて前記特徴図形の位
置を求めることにより、前記複数枚のフレーム画像にお
ける前記被写体の間の相対的なずれ量を算出することを
特徴とする請求項1,2,3,4,7のいずれか1つに
記載の静止画像生成方法。 - 【請求項9】前記特徴図形を前記複数枚のフレーム画像
のそれぞれについて所定数M(Mは2以上の自然数)ず
つ抽出し、 前記所定数Mの特徴図形ごとに前記複数枚のフレーム画
像のそれぞれにおける前記特徴図形の位置を求め、前記
複数枚のフレーム画像における前記被写体の間の相対的
なずれ量を前記所定数Mの平均値として算出することを
特徴とする請求項8に記載の静止画像生成方法。 - 【請求項10】前記複数枚のフレーム画像のそれぞれを
分離処理して、輝度信号により構成される複数枚の輝度
信号フレーム画像と色信号により構成される複数枚の色
信号フレーム信号とを生成し、 前記複数の輝度信号フレーム画像及び前記複数の色信号
フレーム信号のいずれか一方における前記被写体の間の
相対的なずれ量を算出することを特徴とする請求項8,
9のいずれか1つに記載の静止画像生成方法。 - 【請求項11】前記相対的なずれ量に基づいて前記各被
写体が重なるように前記複数枚の輝度信号フレーム画像
をずらして重ね合わせることにより、一枚の輝度信号合
成静止画像を生成し、 前記相対的なずれ量に基づいて前記各被写体が重なるよ
うに前記複数枚の色信号フレーム画像をずらして重ね合
わせることにより、一枚の色信号合成静止画像を生成す
ることを特徴とする請求項10に記載の静止画像生成方
法。 - 【請求項12】前記合成静止画像上に分布している画素
の間隔が略一定となるように補間処理を施すことを特徴
とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の静止画像
生成方法。 - 【請求項13】前記補間処理は、前記合成静止画像上の
画素の分布状態をフーリエ級数展開することにより行う
ことを特徴とする請求項12に記載の静止画像生成方
法。 - 【請求項14】前記フーリエ級数の項数を前記フレーム
画像の画像数と所定数N(ただしNは、複数枚のフレー
ム画像のうち、それぞれにおける同一の画素に前記被写
体のそれぞれ異なる点が記録されたものの枚数)との積
とし、前記フーリエ級数をf(x,y)としたときに、
f(x/N1/2 、y/N1/2 )を前記合成静止画像上の
画素の分布状態とすることにより、前記フレーム画像の
N1/2 倍の解像度を得ることを特徴とする請求項13に
記載の静止画像生成方法。 - 【請求項15】前記フーリエ級数の項数を前記フレーム
画像の画素数と等しい数とし、前記フーリエ級数をf
(x,y)としたとき、f(x,y)を前記合成静止画
像上の画素の分布状態とすることにより、前記フレーム
画像のそれぞれよりも高S/N比を得ることを特徴とす
る請求項13に記載の静止画像生成方法。 - 【請求項16】被写体を撮影して画像を複数の画素とし
て取り込む撮像素子と、 前記撮像素子により撮影され複数の画素により構成され
るフレーム画像であって、それぞれにおける同一の画素
に前記被写体のそれぞれ異なる点が記録された所定数N
(Nは2以上の自然数)枚の複数枚のフレーム画像につ
いて、前記複数枚のフレーム画像における前記被写体間
の相対的なずれ量を算出し、前記相対的なずれ量に基づ
いて前記各被写体が重なるように前記複数枚のフレーム
画像をずらして重ね合わせ、前記フレーム画像のN倍の
情報量を含む画像として前記被写体が表された一枚の合
成静止画像を生成する信号処理系と、 を備えたことを特徴とする静止画像取り込みシステム。 - 【請求項17】被写体を撮影して画像を複数の画素とし
て取り込む撮像素子と、 前記撮像素子により撮影され複数の画素により構成され
るフレーム画像であって、それぞれにおける同一の画素
に前記被写体のそれぞれ異なる点が記録された所定数m
2 (mは2以上の自然数)枚の複数枚のフレーム画像に
ついて、前記複数枚のフレーム画像における前記被写体
間の相対的なずれ量を算出し、前記相対的なずれ量に基
づいて前記各被写体が重なるように前記複数枚のフレー
ム画像をずらして重ね合わせ、前記被写体が表された一
枚の合成静止画像を生成する信号処理系と、 を備えたことを特徴とする静止画像取り込みシステム。 - 【請求項18】被写体を撮影して画像を複数の画素とし
て取り込む撮像素子と、 前記撮像素子により撮影され複数の画素により構成され
るフレーム画像であって、それぞれにおける同一の画素
に前記被写体のそれぞれ異なる点が実質的に同一の露光
時間で記録された複数枚のフレーム画像について、前記
複数枚のフレーム画像における前記被写体間の相対的な
ずれ量を算出し、前記相対的なずれ量に基づいて前記各
被写体が重なるように前記複数枚のフレーム画像をずら
して重ね合わせ、前記被写体が表された一枚の合成静止
画像を生成する信号処理系と、 を備えたことを特徴とする静止画像取り込みシステム。 - 【請求項19】被写体を撮影して画像を複数の画素とし
て取り込む撮像素子と、 前記撮像素子により撮影され複数の画素により構成され
るフレーム画像であって、それぞれにおける同一の画素
に前記被写体のそれぞれ異なる点が記録された複数枚の
フレーム画像について、前記複数枚のフレーム画像にお
ける前記被写体間の相対的なずれ量を算出し、前記相対
的なずれ量に基づいて前記各被写体が重なるように前記
複数枚のフレーム画像をずらして重ね合わせ、前記フレ
ーム画像よりも実質的に画素数が多い高解像度を有する
画像として前記被写体が表された一枚の合成静止画像を
生成する信号処理系と、 を備えたことを特徴とする静止画像取り込みシステム。 - 【請求項20】被写体を撮影して画像を複数の画素とし
て取り込む撮像素子と、 前記撮像素子により撮影され複数の画素により構成され
るフレーム画像であって、それぞれにおける同一の画素
に前記被写体のそれぞれ異なる点が記録された複数枚の
フレーム画像を、前記複数枚のフレーム画像における前
記被写体間の相対的なずれ量に基づいて前記各被写体が
重なるようにずらして重ね合わせ、前記フレーム画像よ
りも実質的に画素当りの信号量が多い高S/N比を有す
る画像として前記被写体が表された一枚の合成静止画像
を生成する信号処理系と、 を備えたことを特徴とする静止画像取り込みシステム。 - 【請求項21】被写体を撮影して画像を複数の画素とし
て取り込む撮像素子と、 前記撮像素子により撮影された複数の画素により構成さ
れる複数枚のフレーム画像を、前記撮影のときに生じた
「ぶれ」による前記被写体と前記撮像素子との相対的変
位に応じてずらして重ね合わせ、前記被写体が表された
一枚の合成静止画像を生成する信号処理系と、 を備えたことを特徴とする静止画像取り込みシステム。 - 【請求項22】前記信号処理系は、さらに前記合成静止
画像上に分布している画素の間隔が略一定になるように
補間処理を施すことを特徴とする請求項16〜21のい
ずれか1つに記載の静止画像取り込みシステム。 - 【請求項23】前記撮像素子は、CCDイメージセンサ
またはCMOSセンサにより構成されることを特徴とす
る請求項16〜22のいずれか1つに記載の静止画像取
り込みシステム。
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JP9149029A JPH10341367A (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | 静止画像生成方法及び静止画像取り込みシステム |
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JP9149029A JPH10341367A (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | 静止画像生成方法及び静止画像取り込みシステム |
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---|---|
JPH10341367A true JPH10341367A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15466122
Family Applications (1)
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JP9149029A Pending JPH10341367A (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | 静止画像生成方法及び静止画像取り込みシステム |
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