JPH10333523A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH10333523A JPH10333523A JP9139781A JP13978197A JPH10333523A JP H10333523 A JPH10333523 A JP H10333523A JP 9139781 A JP9139781 A JP 9139781A JP 13978197 A JP13978197 A JP 13978197A JP H10333523 A JPH10333523 A JP H10333523A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- image forming
- transfer
- roller
- cleaning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 転写手段とクリーニング手段のバイアスを兼
用しても転写材にトナー汚れが発生せずにクリーニング
手段と転写手段との位置設定がなされる画像形成装置を
提供すること。 【解決手段】 転写手段が第1のローラ部材であり、ク
リーニング手段が第2のローラ部材であって、画像形成
領域を含んで第1及び第2のローラ部材にトナーと逆極
性のトナー移動バイアスを印加し、非画像形成域におい
ては第1及び第2のローラ部材にトナーと同極性のトナ
ー排出バイアスを印加すると共に、転写手段へと給送さ
れる転写材間隔が、像形成体の回転方向で像形成体への
転写手段の当接位置からクリーニング手段の当接位置迄
の像形成体の円弧の長さの2倍より大きいことを特徴と
する画像形成装置。
用しても転写材にトナー汚れが発生せずにクリーニング
手段と転写手段との位置設定がなされる画像形成装置を
提供すること。 【解決手段】 転写手段が第1のローラ部材であり、ク
リーニング手段が第2のローラ部材であって、画像形成
領域を含んで第1及び第2のローラ部材にトナーと逆極
性のトナー移動バイアスを印加し、非画像形成域におい
ては第1及び第2のローラ部材にトナーと同極性のトナ
ー排出バイアスを印加すると共に、転写手段へと給送さ
れる転写材間隔が、像形成体の回転方向で像形成体への
転写手段の当接位置からクリーニング手段の当接位置迄
の像形成体の円弧の長さの2倍より大きいことを特徴と
する画像形成装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等の画像形成装置で、像形成体の周辺に帯電
手段、像露光手段、現像手段等を配置して画像形成を行
う電子写真方式の画像形成装置に関する。
タ、FAX等の画像形成装置で、像形成体の周辺に帯電
手段、像露光手段、現像手段等を配置して画像形成を行
う電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置の一
方式として、像形成体の周辺に帯電手段、像露光手段及
び現像手段を配置し、帯電手段による像形成体への帯電
と像露光手段による像露光手段とにより像形成体上に潜
像を形成し、該潜像を現像手段による接触反転現像によ
り画像形成を行った後、該画像を転写手段により転写材
に転写する画像形成装置が用いられる。
方式として、像形成体の周辺に帯電手段、像露光手段及
び現像手段を配置し、帯電手段による像形成体への帯電
と像露光手段による像露光手段とにより像形成体上に潜
像を形成し、該潜像を現像手段による接触反転現像によ
り画像形成を行った後、該画像を転写手段により転写材
に転写する画像形成装置が用いられる。
【0003】一方トナーの有効利用のため、画像形成の
後、像形成体上に残った転写残トナーをクリーニング手
段によりクリーニングし、該クリーニングトナーをスク
リュウパイプ等を用いて現像手段に搬送し、現像工程で
再使用するトナーリサイクル方法が一般的に用いられて
いる。しかしながら、このスクリュウパイプを用いてク
リーニングトナーを搬送するトナーリサイクル方法は機
構が複雑となるため、クリーニング手段としてローラ状
の部材を用い、バイアスを印加して像担持体上の画像部
の転写残トナーを一旦像形成体より該ローラ状のクリー
ニング手段に回収(移動)し、非画像部においてさらに
逆極性のバイアスを印加しクリーニング手段上のトナー
を再度像形成体に排出(付着)させ現像手段へと運び、
現像手段により像形成体上のトナーを現像手段内部に回
収し再利用する方法が特開平8−166750号公報、
同8−152832号公報、同8−6454号公報、同
6−51672号公報等により提案されている。
後、像形成体上に残った転写残トナーをクリーニング手
段によりクリーニングし、該クリーニングトナーをスク
リュウパイプ等を用いて現像手段に搬送し、現像工程で
再使用するトナーリサイクル方法が一般的に用いられて
いる。しかしながら、このスクリュウパイプを用いてク
リーニングトナーを搬送するトナーリサイクル方法は機
構が複雑となるため、クリーニング手段としてローラ状
の部材を用い、バイアスを印加して像担持体上の画像部
の転写残トナーを一旦像形成体より該ローラ状のクリー
ニング手段に回収(移動)し、非画像部においてさらに
逆極性のバイアスを印加しクリーニング手段上のトナー
を再度像形成体に排出(付着)させ現像手段へと運び、
現像手段により像形成体上のトナーを現像手段内部に回
収し再利用する方法が特開平8−166750号公報、
同8−152832号公報、同8−6454号公報、同
6−51672号公報等により提案されている。
【0004】他方、転写手段としてローラ状の部材にバ
イアスを印加して像形成体上のトナー像を転写するもの
が用いられている。
イアスを印加して像形成体上のトナー像を転写するもの
が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記提案によるクリー
ニング手段を用いると、回収や排出のためのバイアスが
必要となるが、上記提案によるローラ状のクリーニング
手段と上記ローラ状の転写手段とを用いて画像形成を行
う場合にクリーニング手段によるトナーの回収時のバイ
アスと転写手段による転写材へのトナーの転写時とのバ
イアスが同極性で同じ値であり兼用可能であることに気
づいた。
ニング手段を用いると、回収や排出のためのバイアスが
必要となるが、上記提案によるローラ状のクリーニング
手段と上記ローラ状の転写手段とを用いて画像形成を行
う場合にクリーニング手段によるトナーの回収時のバイ
アスと転写手段による転写材へのトナーの転写時とのバ
イアスが同極性で同じ値であり兼用可能であることに気
づいた。
【0006】ところが、バイアスを兼用する場合に、ク
リーニング手段によるトナー回収、排出のタイミングと
転写手段による転写タイミングとが異なり転写材にトナ
ー汚れが発生し、クリーニング手段と転写手段との2つ
のローラの位置設定が問題となることが判明した。ま
た、両者にバイアスを印加するため電源が複雑となると
いう問題もある。
リーニング手段によるトナー回収、排出のタイミングと
転写手段による転写タイミングとが異なり転写材にトナ
ー汚れが発生し、クリーニング手段と転写手段との2つ
のローラの位置設定が問題となることが判明した。ま
た、両者にバイアスを印加するため電源が複雑となると
いう問題もある。
【0007】本発明は上記の問題点を改良し、転写手段
とクリーニング手段のバイアスを兼用しても転写材にト
ナー汚れが発生せずにクリーニング手段と転写手段との
位置設定がなされる画像形成装置を提供することを目的
とする。
とクリーニング手段のバイアスを兼用しても転写材にト
ナー汚れが発生せずにクリーニング手段と転写手段との
位置設定がなされる画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、像形成体の
外周面に帯電手段、像露光手段及び現像手段を配設し、
前記像形成体に対し帯電、像露光及び反転接触現像を行
い前記像形成体上にトナー像を形成し、前記トナー像を
転写手段により転写材上に転写した後、前記像形成体と
当接し当接部において前記像形成体と同方向に回転する
ローラ状のクリーニング手段により前記像形成体上の転
写残トナーをクリーニングする画像形成装置において、
前記転写手段が前記像形成体と当接し当接部において前
記像形成体と同方向に回転する第1のローラ部材であ
り、前記クリーニング手段が前記像形成体と当接し当接
部において前記像形成体と同方向に回転する第2のロー
ラ部材であって、画像形成領域を含んで前記第1及び第
2のローラ部材にトナーと逆極性のトナー移動バイアス
を印加し、非画像形成域においては前記第1及び第2の
ローラ部材にトナーと同極性のトナー排出バイアスを印
加すると共に、前記転写手段へと給送される転写材間隔
が、前記像形成体の回転方向で前記像形成体への前記転
写手段の当接位置から前記クリーニング手段の当接位置
迄の前記像形成体の長さの2倍より大きいことを特徴と
する画像形成装置によって達成される。
外周面に帯電手段、像露光手段及び現像手段を配設し、
前記像形成体に対し帯電、像露光及び反転接触現像を行
い前記像形成体上にトナー像を形成し、前記トナー像を
転写手段により転写材上に転写した後、前記像形成体と
当接し当接部において前記像形成体と同方向に回転する
ローラ状のクリーニング手段により前記像形成体上の転
写残トナーをクリーニングする画像形成装置において、
前記転写手段が前記像形成体と当接し当接部において前
記像形成体と同方向に回転する第1のローラ部材であ
り、前記クリーニング手段が前記像形成体と当接し当接
部において前記像形成体と同方向に回転する第2のロー
ラ部材であって、画像形成領域を含んで前記第1及び第
2のローラ部材にトナーと逆極性のトナー移動バイアス
を印加し、非画像形成域においては前記第1及び第2の
ローラ部材にトナーと同極性のトナー排出バイアスを印
加すると共に、前記転写手段へと給送される転写材間隔
が、前記像形成体の回転方向で前記像形成体への前記転
写手段の当接位置から前記クリーニング手段の当接位置
迄の前記像形成体の長さの2倍より大きいことを特徴と
する画像形成装置によって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本願の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。
する。なお、本願の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。
【0010】本発明の画像形成装置の一実施形態の画像
形成プロセスおよび各機構の構成、機能について、図1
ないし図6を用いて説明する。図1は、本発明の画像形
成装置の一実施形態を示すレーザプリンタの断面構成図
であり、図2は、図1の要部拡大図であり、図3は、転
写手段及びクリーニング手段へのバイアス印加の作動タ
イミングチャートであり、図4は、転写残トナーの現像
手段への回収方法を示す図であり、図5は、クリーニン
グ手段の構造の第1の例を示す側断面図であり、図6
は、クリーニング手段の構造の第2、第3の例を示す断
面図であり、図6(A)は、クリーニング手段の構造の
第2の例を示す断面図であり、図6(B)は、クリーニ
ング手段の構造の第3の例を示す断面図である。
形成プロセスおよび各機構の構成、機能について、図1
ないし図6を用いて説明する。図1は、本発明の画像形
成装置の一実施形態を示すレーザプリンタの断面構成図
であり、図2は、図1の要部拡大図であり、図3は、転
写手段及びクリーニング手段へのバイアス印加の作動タ
イミングチャートであり、図4は、転写残トナーの現像
手段への回収方法を示す図であり、図5は、クリーニン
グ手段の構造の第1の例を示す側断面図であり、図6
は、クリーニング手段の構造の第2、第3の例を示す断
面図であり、図6(A)は、クリーニング手段の構造の
第2の例を示す断面図であり、図6(B)は、クリーニ
ング手段の構造の第3の例を示す断面図である。
【0011】図1ないし図4によれば、像形成体として
の感光体ドラム10は、例えば周速(線速度)150m
m/secで図1に矢印で示す方向に駆動回転され、コ
ロナ帯電装置としてのスコロトロン帯電器11により周
面に対しトナーと同極性(本実施形態においてはマイナ
ス極性)のコロナ放電により一様に帯電された後、像露
光手段としての露光光学系12により画像信号に基づい
た像露光が行われる。
の感光体ドラム10は、例えば周速(線速度)150m
m/secで図1に矢印で示す方向に駆動回転され、コ
ロナ帯電装置としてのスコロトロン帯電器11により周
面に対しトナーと同極性(本実施形態においてはマイナ
ス極性)のコロナ放電により一様に帯電された後、像露
光手段としての露光光学系12により画像信号に基づい
た像露光が行われる。
【0012】露光光学系12は不図示のレーザ光源から
発光されるレーザ光を回転多面鏡12bにより回転走査
し、fθレンズ12c、反射ミラー12d等を経て感光
体ドラム10上に潜像が形成される。
発光されるレーザ光を回転多面鏡12bにより回転走査
し、fθレンズ12c、反射ミラー12d等を経て感光
体ドラム10上に潜像が形成される。
【0013】トナー或いはトナーとキャリアとで構成さ
れる一成分現像剤または二成分現像剤により現像する現
像手段である現像器13が設けられていて、感光体ドラ
ム10に形成された潜像の現像が現像剤を担持する現像
スリーブ13aによって行われる。現像は現像スリーブ
13aと感光体ドラム10との間にトナーと同極性(本
実施形態においてはマイナス極性)の直流の現像バイア
スが印加された接触の反転現像にて行われる。上記現像
剤に用いられるトナーとしては後述する転写残トナーの
回収効率の良い球形トナーが好ましく用いられる。
れる一成分現像剤または二成分現像剤により現像する現
像手段である現像器13が設けられていて、感光体ドラ
ム10に形成された潜像の現像が現像剤を担持する現像
スリーブ13aによって行われる。現像は現像スリーブ
13aと感光体ドラム10との間にトナーと同極性(本
実施形態においてはマイナス極性)の直流の現像バイア
スが印加された接触の反転現像にて行われる。上記現像
剤に用いられるトナーとしては後述する転写残トナーの
回収効率の良い球形トナーが好ましく用いられる。
【0014】転写材である転写紙Pが転写材収納手段で
ある給紙カセット15より、送り出しローラ15aによ
り送り出され、給送ローラ15bにより給送されてタイ
ミングローラ15cへ搬送される。
ある給紙カセット15より、送り出しローラ15aによ
り送り出され、給送ローラ15bにより給送されてタイ
ミングローラ15cへ搬送される。
【0015】記録紙Pは、タイミングローラ15cの駆
動によって、感光体ドラム10上に形成されたトナー画
像と同期がとられて、感光体ドラム10に当接して設け
られ、当接部において感光体ドラム10と同方向に回転
する転写手段としての第1のローラ部材(転写ローラ)
14aの感光体ドラム10との間に形成されるニップ部
(転写域)14bへと給送され、後述するクリーニング
手段のバイアスと共通の極性で共通の切替えタイミング
による共通のバイアスE1により図2の実線にて示すト
ナーと逆極性(本実施形態においてはプラス極性)の3
00〜1500Vのトナー移動バイアス(クリーニング
手段の場合にはトナー回収バイアスともいう)V1が印
加される転写ローラ14aにより感光体ドラム10の周
面上のマイナス極性のトナー像が一括して記録紙P上に
転写される。
動によって、感光体ドラム10上に形成されたトナー画
像と同期がとられて、感光体ドラム10に当接して設け
られ、当接部において感光体ドラム10と同方向に回転
する転写手段としての第1のローラ部材(転写ローラ)
14aの感光体ドラム10との間に形成されるニップ部
(転写域)14bへと給送され、後述するクリーニング
手段のバイアスと共通の極性で共通の切替えタイミング
による共通のバイアスE1により図2の実線にて示すト
ナーと逆極性(本実施形態においてはプラス極性)の3
00〜1500Vのトナー移動バイアス(クリーニング
手段の場合にはトナー回収バイアスともいう)V1が印
加される転写ローラ14aにより感光体ドラム10の周
面上のマイナス極性のトナー像が一括して記録紙P上に
転写される。
【0016】転写手段としては、直接像形成体と対峙す
るコロナ転写器を用いられると転写材が無い場合のトナ
ー或いは転写材が有ってもその外側のトナーに対しコロ
ナ放電によりトナー極性を反転してしまい(本実施形態
においてはプラス極性としてしまい)、後述するトナー
と逆極性(本実施形態においてはプラス極性)のトナー
移動バイアスV1が印加されるクリーニング手段での像
形成体上の転写残トナーの回収を困難にさせる。上記の
転写ローラや転写ベルトでは、転写材外のトナーが極性
反転されることなくマイナス極性のままで転写手段側へ
転写され、クリーニング手段での負荷が軽減されるので
転写ローラや転写ベルトが好ましく用いられる。
るコロナ転写器を用いられると転写材が無い場合のトナ
ー或いは転写材が有ってもその外側のトナーに対しコロ
ナ放電によりトナー極性を反転してしまい(本実施形態
においてはプラス極性としてしまい)、後述するトナー
と逆極性(本実施形態においてはプラス極性)のトナー
移動バイアスV1が印加されるクリーニング手段での像
形成体上の転写残トナーの回収を困難にさせる。上記の
転写ローラや転写ベルトでは、転写材外のトナーが極性
反転されることなくマイナス極性のままで転写手段側へ
転写され、クリーニング手段での負荷が軽減されるので
転写ローラや転写ベルトが好ましく用いられる。
【0017】転写後の記録紙Pは感光体ドラム10より
曲率分離され、搬送ベルト16により、少なくとも一方
のローラの内部にヒータを有する加熱用定着ローラ17
aと圧着ローラ17bとを有する定着装置17へと搬送
され、加熱用定着ローラ17aと、圧着ローラ17bと
の間で熱と圧力とを加えられることにより記録紙P上の
付着トナーが定着され、排紙ローラ18により装置外部
へ排出される。
曲率分離され、搬送ベルト16により、少なくとも一方
のローラの内部にヒータを有する加熱用定着ローラ17
aと圧着ローラ17bとを有する定着装置17へと搬送
され、加熱用定着ローラ17aと、圧着ローラ17bと
の間で熱と圧力とを加えられることにより記録紙P上の
付着トナーが定着され、排紙ローラ18により装置外部
へ排出される。
【0018】上記転写ローラ14aでのトナー移動バイ
アスV1の印加の後端は画像形成領域(転写残トナー領
域)がクリーニング手段としてのクリーニングローラ1
10を通過してから切れることが必要であり、更に感光
体ドラム10の回転方向で感光体ドラム10への転写ロ
ーラ14aの当接位置からクリーニングローラ110の
当接位置迄の感光体ドラム10の円弧の長さL2の感光
体ドラム10の通過時間t1を通過した後切れることが
必要である。また、後述するクリーニングローラ110
による転写残トナーの回収の後、画像形成領域に入る前
で上記感光体ドラム10の通過時間t1よりも速めにク
リーニングローラ110へのトナー回収バイアスV1が
印加される必要がある。従って、画像形成領域と対応し
て転写域14bに給送される記録紙Pの間隔L1は前記
感光体ドラム10の円弧の長さL2の2倍より大きいこ
とが必要とされる。
アスV1の印加の後端は画像形成領域(転写残トナー領
域)がクリーニング手段としてのクリーニングローラ1
10を通過してから切れることが必要であり、更に感光
体ドラム10の回転方向で感光体ドラム10への転写ロ
ーラ14aの当接位置からクリーニングローラ110の
当接位置迄の感光体ドラム10の円弧の長さL2の感光
体ドラム10の通過時間t1を通過した後切れることが
必要である。また、後述するクリーニングローラ110
による転写残トナーの回収の後、画像形成領域に入る前
で上記感光体ドラム10の通過時間t1よりも速めにク
リーニングローラ110へのトナー回収バイアスV1が
印加される必要がある。従って、画像形成領域と対応し
て転写域14bに給送される記録紙Pの間隔L1は前記
感光体ドラム10の円弧の長さL2の2倍より大きいこ
とが必要とされる。
【0019】トナー像が形成させる領域である画像形成
領域の転写後の感光体ドラム10の周面上の転写残トナ
ー領域に残ったトナーは除電手段としての光除電器19
により光除電され、感光体ドラム10の電位レベルが略
ゼロとされた後、クリーニング装置100にいたり、感
光体ドラム10に当接しバイアスE1により図2の実線
にて示すトナーと逆極性(本実施形態においてはプラス
極性)の300〜1500Vのトナー回収バイアス(ト
ナー移動バイアス)V1が印加され、感光体ドラム10
と当接し当接部において感光体ドラム10と同方向に回
転するクリーニング手段としての第2のローラ部材(ク
リーニングローラ)110によってクリーニングローラ
110の外周面上に回収される。前述した如く転写残ト
ナー領域での転写残トナーが完全に回収されるように、
トナー回収バイアス印加領域を画像形成領域よりも両側
端をt1よりもやや長く形成する。
領域の転写後の感光体ドラム10の周面上の転写残トナ
ー領域に残ったトナーは除電手段としての光除電器19
により光除電され、感光体ドラム10の電位レベルが略
ゼロとされた後、クリーニング装置100にいたり、感
光体ドラム10に当接しバイアスE1により図2の実線
にて示すトナーと逆極性(本実施形態においてはプラス
極性)の300〜1500Vのトナー回収バイアス(ト
ナー移動バイアス)V1が印加され、感光体ドラム10
と当接し当接部において感光体ドラム10と同方向に回
転するクリーニング手段としての第2のローラ部材(ク
リーニングローラ)110によってクリーニングローラ
110の外周面上に回収される。前述した如く転写残ト
ナー領域での転写残トナーが完全に回収されるように、
トナー回収バイアス印加領域を画像形成領域よりも両側
端をt1よりもやや長く形成する。
【0020】光除電器19の光除電により感光体ドラム
10の電位レベルが略ゼロとされ感光体ドラム10への
転写残トナーの静電的な吸着力が弱められ、転写残トナ
ーが移動し易く、転写残トナーのトナーと逆極性(プラ
ス極性)のトナー回収バイアスV1が印加されるクリー
ニングローラ110への転写が容易となり回収効率が向
上される。
10の電位レベルが略ゼロとされ感光体ドラム10への
転写残トナーの静電的な吸着力が弱められ、転写残トナ
ーが移動し易く、転写残トナーのトナーと逆極性(プラ
ス極性)のトナー回収バイアスV1が印加されるクリー
ニングローラ110への転写が容易となり回収効率が向
上される。
【0021】また、クリーニングローラ110の回転速
度と感光体ドラム10の回転速度とに速度差を設けクリ
ーニングローラ110を感光体ドラム10よりずらせて
強制駆動回転させ感光体ドラム10上の転写残トナーの
付着力を機械的に弱めトナーの移動を容易にさせる。感
光体ドラム10に対するクリーニングローラ110の速
度差としては1〜10%が好ましく、1%未満であると
付着力を弱める効果が充分でなく、10%を越えると速
度差が大きすぎ、トナーの飛散や像形成体へのトナーフ
ィルミングが起こり易く好ましくない。クリーニングロ
ーラ110の回転速度が感光体ドラム10の回転速度よ
り1〜10%速めの方が、感光体ドラム10にクリーニ
ングローラ110が食い込んでトナーが取るようにさ
れ、感光体ドラム10上のトナーがこぼれず、好まし
い。
度と感光体ドラム10の回転速度とに速度差を設けクリ
ーニングローラ110を感光体ドラム10よりずらせて
強制駆動回転させ感光体ドラム10上の転写残トナーの
付着力を機械的に弱めトナーの移動を容易にさせる。感
光体ドラム10に対するクリーニングローラ110の速
度差としては1〜10%が好ましく、1%未満であると
付着力を弱める効果が充分でなく、10%を越えると速
度差が大きすぎ、トナーの飛散や像形成体へのトナーフ
ィルミングが起こり易く好ましくない。クリーニングロ
ーラ110の回転速度が感光体ドラム10の回転速度よ
り1〜10%速めの方が、感光体ドラム10にクリーニ
ングローラ110が食い込んでトナーが取るようにさ
れ、感光体ドラム10上のトナーがこぼれず、好まし
い。
【0022】クリーニングローラ110に付着された回
収トナーがクリーニング装置100のクリーニングケー
シング112に取付けられたトナー均し用部材としての
弾性を有するトナー均し用板111によりトナー層を均
一とされる。このトナー均し用部材はトナー極性を変え
ない摩擦帯電性のものが選択される。トナー均し用板1
11によりトナー層が均一とされることにより、クリー
ニングローラ110へのトナー回収が効率的に行われ
る。局所的にトナーがクリーニングローラ110へ付着
すると、トナーの電荷のためにバイアスが十分に印加さ
れず、また像形成体との摩擦力も低下する。このために
トナー層を均一とすることが望ましい。また、後述する
クリーニングローラ110より感光体ドラム10へのト
ナー排出をも容易とさせる。トナー均し用板111とし
ては樹脂フィルム、マイラー等が用いられる。
収トナーがクリーニング装置100のクリーニングケー
シング112に取付けられたトナー均し用部材としての
弾性を有するトナー均し用板111によりトナー層を均
一とされる。このトナー均し用部材はトナー極性を変え
ない摩擦帯電性のものが選択される。トナー均し用板1
11によりトナー層が均一とされることにより、クリー
ニングローラ110へのトナー回収が効率的に行われ
る。局所的にトナーがクリーニングローラ110へ付着
すると、トナーの電荷のためにバイアスが十分に印加さ
れず、また像形成体との摩擦力も低下する。このために
トナー層を均一とすることが望ましい。また、後述する
クリーニングローラ110より感光体ドラム10へのト
ナー排出をも容易とさせる。トナー均し用板111とし
ては樹脂フィルム、マイラー等が用いられる。
【0023】次に、転写残トナー領域通過後の画像形成
領域間の非画像形成領域において、前後に前記感光体ド
ラム10の通過時間t1を設けてバイアスE1を、図2
の点線にて示すトナーと同極性(本実施形態においては
マイナス極性)の−300〜−1500Vが印加される
トナー排出バイアスV2に切替え感光体ドラム10上に
クリーニングローラ110上の回収トナーを排出(付
着)させる。この際、トナー排出バイアス印加領域はト
ナー回収バイアス印加領域間であり、前述の如く感光体
ドラム10の通過時間t1の2倍を設けて画像形成領域
間(非画像形成領域)よりも短く設定されるが、クリー
ニングローラ110の2〜10回転分の長さをトナー排
出バイアス印加領域の長さよりも短く設定し(記録紙P
の間隔はクリーニングローラ110或いは転写ローラ1
4aの2〜10回転分の長さと感光体ドラム10の通過
時間t1の2倍の移動量の長さとの和よりも大きく設定
し)、クリーニングローラ110上の回収トナーが全て
感光体ドラム10上に排出(付着)されるようにする。
この際、感光体ドラム10には光除電器19による光除
電が行われる。光除電により感光体ドラム10の電位レ
ベルは略ゼロとされ排出トナーの感光体ドラム10への
付着を容易とする。
領域間の非画像形成領域において、前後に前記感光体ド
ラム10の通過時間t1を設けてバイアスE1を、図2
の点線にて示すトナーと同極性(本実施形態においては
マイナス極性)の−300〜−1500Vが印加される
トナー排出バイアスV2に切替え感光体ドラム10上に
クリーニングローラ110上の回収トナーを排出(付
着)させる。この際、トナー排出バイアス印加領域はト
ナー回収バイアス印加領域間であり、前述の如く感光体
ドラム10の通過時間t1の2倍を設けて画像形成領域
間(非画像形成領域)よりも短く設定されるが、クリー
ニングローラ110の2〜10回転分の長さをトナー排
出バイアス印加領域の長さよりも短く設定し(記録紙P
の間隔はクリーニングローラ110或いは転写ローラ1
4aの2〜10回転分の長さと感光体ドラム10の通過
時間t1の2倍の移動量の長さとの和よりも大きく設定
し)、クリーニングローラ110上の回収トナーが全て
感光体ドラム10上に排出(付着)されるようにする。
この際、感光体ドラム10には光除電器19による光除
電が行われる。光除電により感光体ドラム10の電位レ
ベルは略ゼロとされ排出トナーの感光体ドラム10への
付着を容易とする。
【0024】クリーニングローラ110によるトナー排
出時、転写ローラ14aもバイアスE1が切替えられ図
2の点線にて示すトナーと同極性(本実施形態において
はマイナス極性)のトナー排出バイアスV2が印加され
る転写ローラ14a上のマイナス極性のトナーはマイナ
ス極性のトナー排出バイアスV2により反発され感光体
ドラム10上に移動することにより、転写ローラ14a
がクリーニングされる。
出時、転写ローラ14aもバイアスE1が切替えられ図
2の点線にて示すトナーと同極性(本実施形態において
はマイナス極性)のトナー排出バイアスV2が印加され
る転写ローラ14a上のマイナス極性のトナーはマイナ
ス極性のトナー排出バイアスV2により反発され感光体
ドラム10上に移動することにより、転写ローラ14a
がクリーニングされる。
【0025】113はクリーニング装置100よりのト
ナーこぼれ防止のため、感光体ドラム10側の先端部が
感光体ドラム10に近接してクリーニングケーシング1
12に設けられたフィルム部材である。フィルム部材1
13としてはウレタンゴムやブラシ等が用いられる。
ナーこぼれ防止のため、感光体ドラム10側の先端部が
感光体ドラム10に近接してクリーニングケーシング1
12に設けられたフィルム部材である。フィルム部材1
13としてはウレタンゴムやブラシ等が用いられる。
【0026】上記により、転写手段とクリーニング手段
のバイアスを兼用しても転写材にトナー汚れが発生せず
にクリーニング手段と転写手段との2つのローラ部材の
適切な位置設定がなされる。また、共通の電源により電
源の簡素化も図られる。
のバイアスを兼用しても転写材にトナー汚れが発生せず
にクリーニング手段と転写手段との2つのローラ部材の
適切な位置設定がなされる。また、共通の電源により電
源の簡素化も図られる。
【0027】図4の(a)に示すように、電位レベルを
略ゼロとされた感光体ドラム10上にトナー層が形成さ
れる。付着トナーはトナー排出バイアスV2によりマイ
ナス極性をもって感光体ドラム10に付着しており、ト
ナー層の電位レベルは略−50V程度である。
略ゼロとされた感光体ドラム10上にトナー層が形成さ
れる。付着トナーはトナー排出バイアスV2によりマイ
ナス極性をもって感光体ドラム10に付着しており、ト
ナー層の電位レベルは略−50V程度である。
【0028】続いて、排出トナーが付着された感光体ド
ラム10に帯電手段としてのスコロトロン帯電器11に
よりトナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極
性)の直流電圧により感光体ドラム10の表面電位が−
750Vに再帯電が行われると、図4の(b)に示すよ
うに、内訳は感光体ドラム10の表面の電位レベルが例
えば−650V程度に帯電され、付着しているトナー層
の電位レベルは再帯電により少し上昇し−100V程度
となる。
ラム10に帯電手段としてのスコロトロン帯電器11に
よりトナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極
性)の直流電圧により感光体ドラム10の表面電位が−
750Vに再帯電が行われると、図4の(b)に示すよ
うに、内訳は感光体ドラム10の表面の電位レベルが例
えば−650V程度に帯電され、付着しているトナー層
の電位レベルは再帯電により少し上昇し−100V程度
となる。
【0029】この状態で再帯電され感光体ドラム10に
付着された排出トナーが現像器13に至り、図4の
(c)に示すように、感光体電位より低いトナーと同極
性(本実施形態においてはマイナス極性)の−100〜
−650Vのクリーニング用現像バイアスが印加された
現像器13の現像スリーブ13aの現像剤に擦過され
て、感光体ドラム10上より現像器13へとクリーニン
グ(回収)される。この際、トナーが全て回収されなく
ても、次の画像形成域には使用しないので画像上の問題
は生じない。また、このクリーニング用現像バイアスは
画像形成時の反転現像に用いる現像バイアスと同じ或い
は低めの値に設定することによりトナーを現像スリーブ
13aに引き付ける。
付着された排出トナーが現像器13に至り、図4の
(c)に示すように、感光体電位より低いトナーと同極
性(本実施形態においてはマイナス極性)の−100〜
−650Vのクリーニング用現像バイアスが印加された
現像器13の現像スリーブ13aの現像剤に擦過され
て、感光体ドラム10上より現像器13へとクリーニン
グ(回収)される。この際、トナーが全て回収されなく
ても、次の画像形成域には使用しないので画像上の問題
は生じない。また、このクリーニング用現像バイアスは
画像形成時の反転現像に用いる現像バイアスと同じ或い
は低めの値に設定することによりトナーを現像スリーブ
13aに引き付ける。
【0030】クリーニング装置100、スコロトロン帯
電器11及び現像器13により残留トナーを除去された
感光体ドラム10は再びスコロトロン帯電器11によっ
て一様帯電を受け、次の画像形成サイクルにはいる。
電器11及び現像器13により残留トナーを除去された
感光体ドラム10は再びスコロトロン帯電器11によっ
て一様帯電を受け、次の画像形成サイクルにはいる。
【0031】上記の説明におけるクリーニングローラ1
10によるトナー回収及びトナー排出において、除電手
段としての光除電器19による光除電が無いと感光体電
位が凹凸を有しているため、特に画像形成領域のエッジ
部でのトナー付着力が低減されない。そのため光除電を
行い感光体電位を平滑化し、均一で高い回収或いは排出
を可能とさせる。この方が現像手段でのトナー回収も容
易とさせる。また、トナーは静電的な電気力により感光
体ドラム10に吸着されており、再帯電時に帯電手段を
汚すことがないので帯電手段として帯電ローラを用いる
ことも可能となる。
10によるトナー回収及びトナー排出において、除電手
段としての光除電器19による光除電が無いと感光体電
位が凹凸を有しているため、特に画像形成領域のエッジ
部でのトナー付着力が低減されない。そのため光除電を
行い感光体電位を平滑化し、均一で高い回収或いは排出
を可能とさせる。この方が現像手段でのトナー回収も容
易とさせる。また、トナーは静電的な電気力により感光
体ドラム10に吸着されており、再帯電時に帯電手段を
汚すことがないので帯電手段として帯電ローラを用いる
ことも可能となる。
【0032】また、クリーニング手段による排出トナー
を感光体ドラム10より現像器13へ回収し易いよう
に、現像方法としては二成分磁気ブラシ現像、一成分磁
気ブラシ現像或いは一成分非磁性現像が用いられる。ま
た、現像剤に用いられるトナーは高画質が可能な球形の
重合トナー(球形トナー)が好ましく、球形であるため
感光体ドラム10への機械的付着力が小さく、また粒子
の静電的な付着力も小さく、粉砕トナー(不定形トナ
ー)と比較して高い回収効率と高い排出効率とを有す
る。従来、一般的なゴムブレードでのクリーニングの
際、ブレードより擦り抜けが生じ易いとされる球形トナ
ーを用いることが可能となる。
を感光体ドラム10より現像器13へ回収し易いよう
に、現像方法としては二成分磁気ブラシ現像、一成分磁
気ブラシ現像或いは一成分非磁性現像が用いられる。ま
た、現像剤に用いられるトナーは高画質が可能な球形の
重合トナー(球形トナー)が好ましく、球形であるため
感光体ドラム10への機械的付着力が小さく、また粒子
の静電的な付着力も小さく、粉砕トナー(不定形トナ
ー)と比較して高い回収効率と高い排出効率とを有す
る。従来、一般的なゴムブレードでのクリーニングの
際、ブレードより擦り抜けが生じ易いとされる球形トナ
ーを用いることが可能となる。
【0033】上記の実施形態において、クリーニング手
段としてのクリーニングローラ110では像形成体との
適度な接触圧力の機械的特性と過不足のない電荷量を転
写残トナーに与える電気的特性とが重要となる。
段としてのクリーニングローラ110では像形成体との
適度な接触圧力の機械的特性と過不足のない電荷量を転
写残トナーに与える電気的特性とが重要となる。
【0034】機械的特性として、クリーニングローラ1
10の像形成体との接触圧力と回収効率との関係では、
一般に接触圧力が大きくなると、回収効率が増加して回
収ばらつきも小さくなる。しかし、接触圧力が過剰にな
ると画像形成領域内部や端部での部分的なクリーニング
不良が生じる。この現象は、感光体ドラム10の表面に
トナー層が押し付けられて転写残トナーが凝集し、機械
的付着力が増加することによる。特に、クリーニングロ
ーラ110の圧力が高すぎる場合や、トナー層が厚い場
合や、トナー流動性が悪い場合等に発生し易い。このた
め、クリーニング手段であるクリーニングローラ110
としては、転写残トナーに凝集を与えないソフトな弾性
を有する特性が必要となり、図5に示す電気と機械特性
とを機能分離させた構成のローラが好ましい。110a
は金属シャフトであり、110bは導電性スポンジ、1
10cはスポンジゴム、110dは導電層、110eは
導電層110dの外周面を覆う抵抗層とによりクリーニ
ングローラ110が構成される。
10の像形成体との接触圧力と回収効率との関係では、
一般に接触圧力が大きくなると、回収効率が増加して回
収ばらつきも小さくなる。しかし、接触圧力が過剰にな
ると画像形成領域内部や端部での部分的なクリーニング
不良が生じる。この現象は、感光体ドラム10の表面に
トナー層が押し付けられて転写残トナーが凝集し、機械
的付着力が増加することによる。特に、クリーニングロ
ーラ110の圧力が高すぎる場合や、トナー層が厚い場
合や、トナー流動性が悪い場合等に発生し易い。このた
め、クリーニング手段であるクリーニングローラ110
としては、転写残トナーに凝集を与えないソフトな弾性
を有する特性が必要となり、図5に示す電気と機械特性
とを機能分離させた構成のローラが好ましい。110a
は金属シャフトであり、110bは導電性スポンジ、1
10cはスポンジゴム、110dは導電層、110eは
導電層110dの外周面を覆う抵抗層とによりクリーニ
ングローラ110が構成される。
【0035】また、クリーニング抜けが、強い機械的付
着力によることから、前述したようにクリーニングロー
ラ110と感光体ドラム10との間に速度差を設け、ト
ナーを感光体ドラム10の移動方向にずらして感光体ド
ラム10と転写残トナー間の機械的付着力を弱め、クリ
ーニング抜けを低減させる。例えば感光体ドラム10の
速度が150mm/secの場合、数%程度の速度差を
設けると、クリーニング抜けが大幅に低減でき、感光体
ドラム10の速度が80〜350mm/secの場合、
前述したように1〜10%の速度差が好ましい。
着力によることから、前述したようにクリーニングロー
ラ110と感光体ドラム10との間に速度差を設け、ト
ナーを感光体ドラム10の移動方向にずらして感光体ド
ラム10と転写残トナー間の機械的付着力を弱め、クリ
ーニング抜けを低減させる。例えば感光体ドラム10の
速度が150mm/secの場合、数%程度の速度差を
設けると、クリーニング抜けが大幅に低減でき、感光体
ドラム10の速度が80〜350mm/secの場合、
前述したように1〜10%の速度差が好ましい。
【0036】電気的特性としてクリーニングローラ11
0のローラ抵抗の選定が重要である。ローラ抵抗が低く
すぎると、感光体ドラム10とクリーニングローラ11
0との接触部で異常放電が発生し、電流の集中により感
光体ドラム10の破壊が発生する場合がある。ローラ抵
抗が小さいと、高温高湿環境下では顕著に回収効率が低
下する。これは、低抵抗ローラではローラからトナーに
逆電荷が注入され易く、トナー帯電量が低下して静電力
が弱くなるためである。逆に、高抵抗ローラでは、トナ
ーに加わる電界が低下して回収効率が低下する。クリー
ニングローラ110の最適体積抵抗値範囲は108〜1
012Ω・cmである。
0のローラ抵抗の選定が重要である。ローラ抵抗が低く
すぎると、感光体ドラム10とクリーニングローラ11
0との接触部で異常放電が発生し、電流の集中により感
光体ドラム10の破壊が発生する場合がある。ローラ抵
抗が小さいと、高温高湿環境下では顕著に回収効率が低
下する。これは、低抵抗ローラではローラからトナーに
逆電荷が注入され易く、トナー帯電量が低下して静電力
が弱くなるためである。逆に、高抵抗ローラでは、トナ
ーに加わる電界が低下して回収効率が低下する。クリー
ニングローラ110の最適体積抵抗値範囲は108〜1
012Ω・cmである。
【0037】クリーニングローラ110或いは転写材と
しての記録紙Pの抵抗値は雰囲気により2桁程度変化
し、それに伴い回収特性が変化する。このため、環境変
動に対して定電圧制御では、回収を安定に行うことがで
きない。一方、定電流制御では環境変動に強く安定した
回収が行われる。或いは、良好な回収が可能なクリーニ
ングローラ110の適性電流値から、演算処理として例
えばROMテーブルに記憶された印加電圧の選択によっ
て定電圧制御を行う方法をとることも可能である。
しての記録紙Pの抵抗値は雰囲気により2桁程度変化
し、それに伴い回収特性が変化する。このため、環境変
動に対して定電圧制御では、回収を安定に行うことがで
きない。一方、定電流制御では環境変動に強く安定した
回収が行われる。或いは、良好な回収が可能なクリーニ
ングローラ110の適性電流値から、演算処理として例
えばROMテーブルに記憶された印加電圧の選択によっ
て定電圧制御を行う方法をとることも可能である。
【0038】クリーニング手段の他の構成としては、図
6(A)に示すように、金属シャフト120aの外周
に、厚さ5mm、表面粗さRz=8μm以下で、硬度3
0〜60度(Asker C:アスカCゴム硬度測定器
による)、体積抵抗値104〜1010Ω・cmの導電性
のウレタンゴム120bを設け、ウレタンゴム120b
の外周面上に、厚さ約20μm、表面粗さRz=5μm
以下の半導電性のフッ素樹脂コート層120cを設けた
クリーニングローラ120を用いることも可能である。
6(A)に示すように、金属シャフト120aの外周
に、厚さ5mm、表面粗さRz=8μm以下で、硬度3
0〜60度(Asker C:アスカCゴム硬度測定器
による)、体積抵抗値104〜1010Ω・cmの導電性
のウレタンゴム120bを設け、ウレタンゴム120b
の外周面上に、厚さ約20μm、表面粗さRz=5μm
以下の半導電性のフッ素樹脂コート層120cを設けた
クリーニングローラ120を用いることも可能である。
【0039】また、図6(B)に示すように、金属シャ
フト130aの外周に、セル径100〜200μmのE
PDM(ethylene propylene di
ene rubber)発泡体に導電粉を分散して、硬
度25〜40度(AskerC:アスカCゴム硬度測定
器による)、体積抵抗値108〜1012Ω・cmで外径
17mmのゴム層130bによる1層構成のクリーニン
グローラ130を用いることも可能である。
フト130aの外周に、セル径100〜200μmのE
PDM(ethylene propylene di
ene rubber)発泡体に導電粉を分散して、硬
度25〜40度(AskerC:アスカCゴム硬度測定
器による)、体積抵抗値108〜1012Ω・cmで外径
17mmのゴム層130bによる1層構成のクリーニン
グローラ130を用いることも可能である。
【0040】上記の実施形態において、クリーニング手
段としてのクリーニングローラの像形成体への総圧は
0.5〜2kgで保持されることが好ましい。また、ジ
ャム時のクリーニングローラへのトナー付着を防止する
ために、プリント前に非側画像形成領域でトナーと同極
性(本実施形態においてはマイナス極性)の約−300
〜−1500Vの直流電圧のトナー排出バイアスをクリ
ーニングローラに印加して、静電的にクリーニングロー
ラより像形成体に付着トナーを排出する。この時同時に
転写ローラもクリーニングできる。また、前述したバイ
アス制御により各種転写材、各環境に対して安定な回収
特性を得るようにさせる。クリーニングローラの良好な
回収、排出作動をなさせるため、環境変動、像形成体の
汚染、像形成体へのソフトな接触、像形成体の電気的・
機械的損傷、ヒステリシスロス、クリーニングローラの
クリーニング等を考慮して常に安定を得ることが重要と
なり、像形成体の汚染或いはヒステリシスロスの点から
クリーニングローラの退避機構を設けることが好まし
い。
段としてのクリーニングローラの像形成体への総圧は
0.5〜2kgで保持されることが好ましい。また、ジ
ャム時のクリーニングローラへのトナー付着を防止する
ために、プリント前に非側画像形成領域でトナーと同極
性(本実施形態においてはマイナス極性)の約−300
〜−1500Vの直流電圧のトナー排出バイアスをクリ
ーニングローラに印加して、静電的にクリーニングロー
ラより像形成体に付着トナーを排出する。この時同時に
転写ローラもクリーニングできる。また、前述したバイ
アス制御により各種転写材、各環境に対して安定な回収
特性を得るようにさせる。クリーニングローラの良好な
回収、排出作動をなさせるため、環境変動、像形成体の
汚染、像形成体へのソフトな接触、像形成体の電気的・
機械的損傷、ヒステリシスロス、クリーニングローラの
クリーニング等を考慮して常に安定を得ることが重要と
なり、像形成体の汚染或いはヒステリシスロスの点から
クリーニングローラの退避機構を設けることが好まし
い。
【0041】
【発明の効果】請求項1ないし2によれば、転写手段と
クリーニング手段のバイアスを兼用しても転写材にトナ
ー汚れが発生せずにクリーニング手段と転写手段との2
つのローラ部材の適切な位置設定がなされる。また、電
源の簡素化が図られる。
クリーニング手段のバイアスを兼用しても転写材にトナ
ー汚れが発生せずにクリーニング手段と転写手段との2
つのローラ部材の適切な位置設定がなされる。また、電
源の簡素化が図られる。
【図1】本発明の画像形成装置の一実施形態を示すレー
ザプリンタの断面構成図である。
ザプリンタの断面構成図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】転写手段及びクリーニング手段へのバイアス印
加の作動タイミングチャートである。
加の作動タイミングチャートである。
【図4】転写残トナーの現像手段への回収方法を示す図
である。
である。
【図5】クリーニング手段の構造の第1の例を示す側断
面図である。
面図である。
【図6】クリーニング手段の構造の第2、第3の例を示
す断面図である。
す断面図である。
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光光学系 13 現像器 19 光除電器 100 クリーニング装置 110,120,130 クリーニングローラ E1 バイアス V1 トナー移動バイアス(トナー回収バイアス) V2 トナー排出バイアス
Claims (2)
- 【請求項1】 像形成体の外周面に帯電手段、像露光手
段及び現像手段を配設し、前記像形成体に対し帯電、像
露光及び反転接触現像を行い前記像形成体上にトナー像
を形成し、前記トナー像を転写手段により転写材上に転
写した後、前記像形成体と当接し当接部において前記像
形成体と同方向に回転するローラ状のクリーニング手段
により前記像形成体上の転写残トナーをクリーニングす
る画像形成装置において、 前記転写手段が前記像形成体と当接し当接部において前
記像形成体と同方向に回転する第1のローラ部材であ
り、前記クリーニング手段が前記像形成体と当接し当接
部において前記像形成体と同方向に回転する第2のロー
ラ部材であって、 画像形成領域を含んで前記第1及び第2のローラ部材に
トナーと逆極性のトナー移動バイアスを印加し、 非画像形成域においては前記第1及び第2のローラ部材
にトナーと同極性のトナー排出バイアスを印加すると共
に、 前記転写手段へと給送される転写材間隔が、前記像形成
体の回転方向で前記像形成体への前記転写手段の当接位
置から前記クリーニング手段の当接位置迄の前記像形成
体の長さの2倍より大きいことを特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項2】 前記トナー排出バイアスが前記第2のロ
ーラ部材の1回転以上印加されることを特徴とする請求
項1に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9139781A JPH10333523A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9139781A JPH10333523A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10333523A true JPH10333523A (ja) | 1998-12-18 |
Family
ID=15253281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9139781A Pending JPH10333523A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10333523A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002365999A (ja) * | 2001-06-13 | 2002-12-20 | Katsuragawa Electric Co Ltd | 画像形成装置 |
WO2008001463A1 (fr) * | 2006-06-30 | 2008-01-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Cartouche de traitement et appareil de formation d'image |
JP2012123105A (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2019028266A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
1997
- 1997-05-29 JP JP9139781A patent/JPH10333523A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002365999A (ja) * | 2001-06-13 | 2002-12-20 | Katsuragawa Electric Co Ltd | 画像形成装置 |
WO2008001463A1 (fr) * | 2006-06-30 | 2008-01-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Cartouche de traitement et appareil de formation d'image |
EP2040130A1 (en) * | 2006-06-30 | 2009-03-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge and image forming apparatus |
JPWO2008001463A1 (ja) * | 2006-06-30 | 2009-11-26 | キヤノン株式会社 | プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP4764481B2 (ja) * | 2006-06-30 | 2011-09-07 | キヤノン株式会社 | プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
EP2040130A4 (en) * | 2006-06-30 | 2012-11-28 | Canon Kk | PROCESS CASSETTE AND IMAGE GENERATING DEVICE |
JP2012123105A (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2019028266A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3943797B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US8107849B2 (en) | Image forming apparatus | |
JPH05210300A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JPH0915976A (ja) | 現像装置 | |
JP4208513B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2002351232A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3840022B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10319808A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10333514A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH112946A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10333523A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2002139893A (ja) | 非接触帯電装置におけるギャップ管理方法及び像担持体ユニットと画像形成装置 | |
JP2000131973A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000206755A (ja) | カラ―画像形成装置 | |
JP2001109350A (ja) | 画像形成装置のクリーニング装置 | |
US20030161660A1 (en) | Image forming apparatus | |
JP2798081B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3400246B2 (ja) | 画像形成方法及びその装置 | |
JPH11305624A (ja) | 電子写真記録装置 | |
JP2003066722A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3334839B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11161126A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004117572A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH1184823A (ja) | 接触式帯電装置 | |
JP2003177615A (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 |