JPH10332299A - 射撃練習用標的弾 - Google Patents
射撃練習用標的弾Info
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- JPH10332299A JPH10332299A JP14434597A JP14434597A JPH10332299A JP H10332299 A JPH10332299 A JP H10332299A JP 14434597 A JP14434597 A JP 14434597A JP 14434597 A JP14434597 A JP 14434597A JP H10332299 A JPH10332299 A JP H10332299A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 目標の各種弾道、レーダ断面積および飛翔速
度などをシミュレーションでき、かつ命中の確認が容易に行うこ
とができる射撃練習用標的弾を提供する。 【解決手段】 射撃練習用標的弾1の信管部Sには、レー
ダ断面積が可変な、電波反射体2が設置されている。容
器D2には、衝撃センサ3、3、・・、電気回路部4、送信部5、お
よび電源部6が、配設されている。衝撃センサ3、3、・・は、感
知した衝撃を感知信号に変換する。そして、衝撃センサ3、
3、・・は、この感知信号を電気回路部4へ出力する。電気
回路部4は、衝撃センサ3、3、・・の出力する感知信号を増幅す
る。そして、電気回路部4は、増幅された感知信号を計
数信号として送信部5へ出力する。送信部5は、電気回路
部4の出力する計数信号をアンテナ7により、電波として放射
する。電源部6は、電気回路部4および送信部5へ、電力
を供給する。また、送信部5の出力する計数信号を電波
として放射するアンテナ7はアンテナフ゜ロテクタPにより保護されてい
る。
度などをシミュレーションでき、かつ命中の確認が容易に行うこ
とができる射撃練習用標的弾を提供する。 【解決手段】 射撃練習用標的弾1の信管部Sには、レー
ダ断面積が可変な、電波反射体2が設置されている。容
器D2には、衝撃センサ3、3、・・、電気回路部4、送信部5、お
よび電源部6が、配設されている。衝撃センサ3、3、・・は、感
知した衝撃を感知信号に変換する。そして、衝撃センサ3、
3、・・は、この感知信号を電気回路部4へ出力する。電気
回路部4は、衝撃センサ3、3、・・の出力する感知信号を増幅す
る。そして、電気回路部4は、増幅された感知信号を計
数信号として送信部5へ出力する。送信部5は、電気回路
部4の出力する計数信号をアンテナ7により、電波として放射
する。電源部6は、電気回路部4および送信部5へ、電力
を供給する。また、送信部5の出力する計数信号を電波
として放射するアンテナ7はアンテナフ゜ロテクタPにより保護されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小口径砲種システ
ムの経空脅威に対する迎撃訓練において、迎撃の標的と
して用いられる射撃練習用標的弾に関する。
ムの経空脅威に対する迎撃訓練において、迎撃の標的と
して用いられる射撃練習用標的弾に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の迎撃練習用標的としては、有人の
航空機により、ワイヤを介して牽引され標的がある。す
なわち、この牽引された標的に対して、射撃訓練艦に搭
載されている小口径砲種システムは、牽引された標的を
捕捉する。次に、この小口径砲種システムは、迎撃する
空域まで、牽引された標的を追尾する。そして、牽引さ
れた標的が、迎撃する空域に達したとき、射撃訓練艦
は、小口径の砲から発射される実際の砲弾を模した模擬
砲弾により、空から射撃訓練艦を攻撃する経空脅威とし
て標的の迎撃を行う。また、他の射撃練習用標的として
は、無線操縦で操作される標的たるターゲットドローン
などが用いられている。このターゲットドローンに対し
ては、実際の砲弾による上述の迎撃訓練が行われる。
航空機により、ワイヤを介して牽引され標的がある。す
なわち、この牽引された標的に対して、射撃訓練艦に搭
載されている小口径砲種システムは、牽引された標的を
捕捉する。次に、この小口径砲種システムは、迎撃する
空域まで、牽引された標的を追尾する。そして、牽引さ
れた標的が、迎撃する空域に達したとき、射撃訓練艦
は、小口径の砲から発射される実際の砲弾を模した模擬
砲弾により、空から射撃訓練艦を攻撃する経空脅威とし
て標的の迎撃を行う。また、他の射撃練習用標的として
は、無線操縦で操作される標的たるターゲットドローン
などが用いられている。このターゲットドローンに対し
ては、実際の砲弾による上述の迎撃訓練が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、射撃訓
練においては、射撃管制レーダに補足された上記標的に
対して、実際の砲弾を模した模擬砲弾を使用して射撃訓
練を行うため、実際に命中したかどうかの判断が、正確
に行えない問題がある。また、有人機で牽引する標的を
用いた訓練では、射撃練習艦の経空脅威を、有効に攻撃
可能な迎撃空域へ侵入するときの経空脅威の弾道をシミ
ュレートできない欠点がある。
練においては、射撃管制レーダに補足された上記標的に
対して、実際の砲弾を模した模擬砲弾を使用して射撃訓
練を行うため、実際に命中したかどうかの判断が、正確
に行えない問題がある。また、有人機で牽引する標的を
用いた訓練では、射撃練習艦の経空脅威を、有効に攻撃
可能な迎撃空域へ侵入するときの経空脅威の弾道をシミ
ュレートできない欠点がある。
【0004】さらに、近時においては、飛翔速度が高速
な超音速対艦ミサイルのような標的、および小口径砲種
システムにおいて、標的を確認するための射撃管制レー
ダに補足されにくいステルス化傾向にある標的が出現し
ている。このことから、小口径砲種システムを用いた射
撃練習においては、上述した標的を迎撃するための、よ
り実戦的な射撃練習の必要がある。また、ターゲットド
ローンは、実際の砲弾による迎撃訓練が可能であるが、
非常に高価であるという欠点がある。加えて、射撃練習
において、RCS(Radar Cross Sect
ion:レーダ断面積)の異なる経空脅威に対応させる
ため、標的は、それぞれ大きさの異なるものが複数個必
要となる。
な超音速対艦ミサイルのような標的、および小口径砲種
システムにおいて、標的を確認するための射撃管制レー
ダに補足されにくいステルス化傾向にある標的が出現し
ている。このことから、小口径砲種システムを用いた射
撃練習においては、上述した標的を迎撃するための、よ
り実戦的な射撃練習の必要がある。また、ターゲットド
ローンは、実際の砲弾による迎撃訓練が可能であるが、
非常に高価であるという欠点がある。加えて、射撃練習
において、RCS(Radar Cross Sect
ion:レーダ断面積)の異なる経空脅威に対応させる
ため、標的は、それぞれ大きさの異なるものが複数個必
要となる。
【0005】本発明は、上記の問題に鑑み、上記脅威に
対する射撃管制レーダを用いた、より実戦的な射撃訓練
に対応するため、目標の各種弾道、RCSおよび飛翔速
度などをシミュレーションでき、かつ命中したか否かの
確認が容易に行うことができ、さらにコストが安い射撃
練習用標的弾を提供することを目的とする。
対する射撃管制レーダを用いた、より実戦的な射撃訓練
に対応するため、目標の各種弾道、RCSおよび飛翔速
度などをシミュレーションでき、かつ命中したか否かの
確認が容易に行うことができ、さらにコストが安い射撃
練習用標的弾を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電波を反射する電波反射手段と、円筒と、この円筒の内
周面に一定の間隔で配設され、命中弾の衝突による衝撃
を感知し、感知したことに基づき感知信号を出力する複
数の衝撃感知手段と、この感知手段による前記感知信号
を計数し、計数結果に基づき計数信号を出力する計数手
段と、この計数手段による前記計数信号を送信する送信
手段とを具備することを具備することを特徴とする。
電波を反射する電波反射手段と、円筒と、この円筒の内
周面に一定の間隔で配設され、命中弾の衝突による衝撃
を感知し、感知したことに基づき感知信号を出力する複
数の衝撃感知手段と、この感知手段による前記感知信号
を計数し、計数結果に基づき計数信号を出力する計数手
段と、この計数手段による前記計数信号を送信する送信
手段とを具備することを具備することを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の射
撃練習用標的弾において、前記電波反射手段は、訓練砲
の射撃対象物の捕捉を行う射撃管制レーダに対するレー
ダ断面積が可変なアンテナであることを特徴とする。
撃練習用標的弾において、前記電波反射手段は、訓練砲
の射撃対象物の捕捉を行う射撃管制レーダに対するレー
ダ断面積が可変なアンテナであることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1に記載の
射撃練習用標的弾において、前記電波反射手段は、電波
レンズであることを特徴とする。
射撃練習用標的弾において、前記電波反射手段は、電波
レンズであることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる射撃練習用標的弾の構成を示す側断面図である。射
撃練習用標的弾1において、D1は、部分的に厚さの異
なる円筒である。D2は、略円筒形状であって下端から
上端まで徐々に縮径された容器であり、その一端縁は、
円筒D1の一端縁に嵌合されている。Sは、円筒と紡錘
体とが一体形成された形状を持つ信管部であり、容器D
2に嵌合されている。また、信管部Sは、樹脂等で形成
されている。
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる射撃練習用標的弾の構成を示す側断面図である。射
撃練習用標的弾1において、D1は、部分的に厚さの異
なる円筒である。D2は、略円筒形状であって下端から
上端まで徐々に縮径された容器であり、その一端縁は、
円筒D1の一端縁に嵌合されている。Sは、円筒と紡錘
体とが一体形成された形状を持つ信管部であり、容器D
2に嵌合されている。また、信管部Sは、樹脂等で形成
されている。
【0010】Pは、円板形状のアンテナプロテクタであ
り、円筒D1の他端に嵌合されている。BAは、円筒状
の弾帯であり、円筒D1の外周面に沿って取り付けられ
ている。上述された射撃練習用標的弾1の外形寸法およ
び重量は、現在使用されている実砲弾の外形寸法および
重量と同一である。
り、円筒D1の他端に嵌合されている。BAは、円筒状
の弾帯であり、円筒D1の外周面に沿って取り付けられ
ている。上述された射撃練習用標的弾1の外形寸法およ
び重量は、現在使用されている実砲弾の外形寸法および
重量と同一である。
【0011】CSは、中央部の外周面に溝を有する円筒
形状の容器であり、円筒D1の内周面に沿って設けられ
ている。2は、RCSの大きさを変化させることが可能
な電波反射体(アンテナ)であり、信管部Sの円筒部に
配設されている。たとえば、電波反射体2のRCSは、
実際の超音速対艦ミサイルにより反射されるレーダ波を
模擬する大きさとされている。
形状の容器であり、円筒D1の内周面に沿って設けられ
ている。2は、RCSの大きさを変化させることが可能
な電波反射体(アンテナ)であり、信管部Sの円筒部に
配設されている。たとえば、電波反射体2のRCSは、
実際の超音速対艦ミサイルにより反射されるレーダ波を
模擬する大きさとされている。
【0012】図2を用いて電波反射体2について説明す
る。図2は、電波反射体の構成を示すブロック図であ
る。この図において、101は受信アンテナであり、電
波を受信し、電気信号に変換する。102は増幅器であ
り、前記電気信号を一定の増幅率で増幅する。103は
送信アンテナであり、増幅器102により増幅された信
号を送信する。ここで、RCSの大きさは、増幅器10
2における受信された電気信号の増幅度を変えることで
任意に変化させることが出来る。
る。図2は、電波反射体の構成を示すブロック図であ
る。この図において、101は受信アンテナであり、電
波を受信し、電気信号に変換する。102は増幅器であ
り、前記電気信号を一定の増幅率で増幅する。103は
送信アンテナであり、増幅器102により増幅された信
号を送信する。ここで、RCSの大きさは、増幅器10
2における受信された電気信号の増幅度を変えることで
任意に変化させることが出来る。
【0013】図1に示すRは、充填剤であり、容器D2
内部および容器CS内部に充填されている。また、電波
反射体2は、信管部Sの円筒部に配設され、充填剤Rに
より固定されている。3、3、・・・は、衝撃センサであ
り、容器CSの溝部に配設されており、充填剤Rにより
固定されている。また、衝撃センサ3、3、・・・は、衝
撃を感知する。衝撃センサ3、3、・・・は、衝撃を電気
信号に変換し、感知信号として出力する。
内部および容器CS内部に充填されている。また、電波
反射体2は、信管部Sの円筒部に配設され、充填剤Rに
より固定されている。3、3、・・・は、衝撃センサであ
り、容器CSの溝部に配設されており、充填剤Rにより
固定されている。また、衝撃センサ3、3、・・・は、衝
撃を感知する。衝撃センサ3、3、・・・は、衝撃を電気
信号に変換し、感知信号として出力する。
【0014】4は、電気回路部であり、容器CS内部に
配設され、充填剤Rにより固定されている。電気回路部
4は、前記衝撃センサ3、3、・・・の出力する感知信号
を入力し、感知信号を増幅する。電気回路部4は、増幅
した感知信号を計数信号として送信部5へ出力する。
配設され、充填剤Rにより固定されている。電気回路部
4は、前記衝撃センサ3、3、・・・の出力する感知信号
を入力し、感知信号を増幅する。電気回路部4は、増幅
した感知信号を計数信号として送信部5へ出力する。
【0015】送信部5は、容器CS内部に配設され、充
填剤Rにより固定されている。送信部5は、前記電気回
路部4の出力する計数信号を後述する訓練評価装置GC
(図4参照)に送信する。
填剤Rにより固定されている。送信部5は、前記電気回
路部4の出力する計数信号を後述する訓練評価装置GC
(図4参照)に送信する。
【0016】6は、電源部であり、容器CS内部に配設
されており、充填剤Rにより固定されている。電源部6
は、電気回路部4および前記送信部5へ電力を供給す
る。
されており、充填剤Rにより固定されている。電源部6
は、電気回路部4および前記送信部5へ電力を供給す
る。
【0017】7は、電波を送信する送信アンテナであ
り、容器CSの左端部に配設されている。アンテナ7
は、アンテナプロテクタPと充填剤Rとで固定されてい
る。アンテナプロテクタPは、砲W1から射撃練習用標
的弾1が発射されるときの衝撃から、アンテナ7を保護
している。アンテナ7は、送信部5の送信する信号を電
波として放射する。
り、容器CSの左端部に配設されている。アンテナ7
は、アンテナプロテクタPと充填剤Rとで固定されてい
る。アンテナプロテクタPは、砲W1から射撃練習用標
的弾1が発射されるときの衝撃から、アンテナ7を保護
している。アンテナ7は、送信部5の送信する信号を電
波として放射する。
【0018】次に、図3は、本発明による一実施形態の
射撃練習用標的弾1(図1参照)を用いた射撃標的弾評
価システム運用の概要を示す図である。この図におい
て、G1は、標的弾発射艦であり、訓練評価装置GCを
搭載し、射撃練習用標的弾1を発射する。G2は、射撃
訓練艦であり、CIWS(Close In Weap
on System)レーダを用いた迎撃システムによ
る射撃訓練を、標的弾発射艦G1から発射された射撃練
習用標的弾1(図1参照)を用いて行う。たとえば、こ
こで用いられる迎撃システムには、20mm砲の様な小
口径の砲W2のCIWSレーダ制御システムが用いられ
る。
射撃練習用標的弾1(図1参照)を用いた射撃標的弾評
価システム運用の概要を示す図である。この図におい
て、G1は、標的弾発射艦であり、訓練評価装置GCを
搭載し、射撃練習用標的弾1を発射する。G2は、射撃
訓練艦であり、CIWS(Close In Weap
on System)レーダを用いた迎撃システムによ
る射撃訓練を、標的弾発射艦G1から発射された射撃練
習用標的弾1(図1参照)を用いて行う。たとえば、こ
こで用いられる迎撃システムには、20mm砲の様な小
口径の砲W2のCIWSレーダ制御システムが用いられ
る。
【0019】次に、図4は、射撃練習用標的弾1の内部
電気回路Cと、標的弾発射艦G1に搭載されている訓練
評価装置GCとの構成を示すブロック図である。この図
において、図1の各部に対応する部分には、同一の符号
を付けその説明を省略する。
電気回路Cと、標的弾発射艦G1に搭載されている訓練
評価装置GCとの構成を示すブロック図である。この図
において、図1の各部に対応する部分には、同一の符号
を付けその説明を省略する。
【0020】訓練評価装置GCにおいて、8は受信アン
テナであり、射撃練習用標的弾1の送信した電波を受信
し、電気信号へ変換する。9は受信部であり、前記電気
信号を増幅し、受信信号として出力する。10は計数部
であり、受信信号の入力回数を計数する。計数部10
は、計数された受信信号の入力回数のデータを計数値信
号へ変換して出力する。11は表示部であり、入力され
た計数値信号を入力回数のデータへ変換して表示する。
テナであり、射撃練習用標的弾1の送信した電波を受信
し、電気信号へ変換する。9は受信部であり、前記電気
信号を増幅し、受信信号として出力する。10は計数部
であり、受信信号の入力回数を計数する。計数部10
は、計数された受信信号の入力回数のデータを計数値信
号へ変換して出力する。11は表示部であり、入力され
た計数値信号を入力回数のデータへ変換して表示する。
【0021】次に、図3および図4を参照して、本発明
による一実施形態の射撃練習用標的弾の動作を説明す
る。たとえば、射撃訓練艦G2は、図3には示されてい
ない小口径砲種システムの訓練を行う。
による一実施形態の射撃練習用標的弾の動作を説明す
る。たとえば、射撃訓練艦G2は、図3には示されてい
ない小口径砲種システムの訓練を行う。
【0022】ここで、今、射撃訓練標的として、標的弾
発射艦G1における現用の砲、たとえば口径5インチの
砲W1から射撃訓練艦G2方向へ、同一口径の射撃練習
用標的弾1は、発射される(図3参照)。
発射艦G1における現用の砲、たとえば口径5インチの
砲W1から射撃訓練艦G2方向へ、同一口径の射撃練習
用標的弾1は、発射される(図3参照)。
【0023】すると、射撃訓練艦G2の図3に示されて
いないCIWSレーダは、自身が放射したレーダ波Bの
射撃練習用標的弾1からの反射波により、標的弾発射艦
G1が発射した射撃練習用標的弾1を補足する。次に、
CIWSレーダは、自身が放射したレーダ波Bの射撃練
習用標的弾1からの反射波により、標的弾発射艦G1が
発射した射撃練習用標的弾1を追尾する。ここで、射撃
練習用標的弾1内部に配設されている電波反射体2の増
幅器102(図2参照)は、増幅度が調整されている。
いないCIWSレーダは、自身が放射したレーダ波Bの
射撃練習用標的弾1からの反射波により、標的弾発射艦
G1が発射した射撃練習用標的弾1を補足する。次に、
CIWSレーダは、自身が放射したレーダ波Bの射撃練
習用標的弾1からの反射波により、標的弾発射艦G1が
発射した射撃練習用標的弾1を追尾する。ここで、射撃
練習用標的弾1内部に配設されている電波反射体2の増
幅器102(図2参照)は、増幅度が調整されている。
【0024】その結果、射撃訓練艦G2のCIWSレー
ダは、迎撃目標として、超音速対艦ミサイルを補足・追
尾している状況をシミュレーションしていることにな
る。そして、射撃練習用標的弾1が迎撃空域に到達する
と、射撃訓練艦G2は、小口径砲種システムを作動さ
せ、経空脅威である超音速対艦ミサイル(実際には射撃
練習用標的弾1)に対する迎撃訓練を開始する。
ダは、迎撃目標として、超音速対艦ミサイルを補足・追
尾している状況をシミュレーションしていることにな
る。そして、射撃練習用標的弾1が迎撃空域に到達する
と、射撃訓練艦G2は、小口径砲種システムを作動さ
せ、経空脅威である超音速対艦ミサイル(実際には射撃
練習用標的弾1)に対する迎撃訓練を開始する。
【0025】すなわち、射撃訓練艦G2の小口径砲種シ
ステムは、小口径の砲W2より小口径砲弾を射撃練習用
標的弾1に対して発射する。そして、小口径砲弾が射撃
練習用標的弾1に命中したとき、容器CS内の衝撃セン
サ3は、小口径砲弾の射撃練習用標的弾1に激突した衝
撃を感知する。これにより、衝撃センサ3は、感知した
衝撃を電気信号である感知信号へ変換する。次に、衝撃
センサ3は、感知信号を電気回路部4へ出力する。
ステムは、小口径の砲W2より小口径砲弾を射撃練習用
標的弾1に対して発射する。そして、小口径砲弾が射撃
練習用標的弾1に命中したとき、容器CS内の衝撃セン
サ3は、小口径砲弾の射撃練習用標的弾1に激突した衝
撃を感知する。これにより、衝撃センサ3は、感知した
衝撃を電気信号である感知信号へ変換する。次に、衝撃
センサ3は、感知信号を電気回路部4へ出力する。
【0026】これにより、電気回路部4は、入力された
感知信号を増幅する。そして、電気回路部4は、増幅さ
れた感知信号を計数信号として、送信部4へ出力する。
ここで、送信部5は、入力された計数信号を送信アンテ
ナ7を介して、電波として送信する。すなわち、射撃訓
練艦G2の砲W2より発射した小口径砲弾が、射撃練習
用標的弾1へ命中した場合、この命中した結果のデータ
は、射撃練習用標的弾1に命中するごとに、射撃練習用
標的弾1の送信アンテナ7から、電波として送信され
る。
感知信号を増幅する。そして、電気回路部4は、増幅さ
れた感知信号を計数信号として、送信部4へ出力する。
ここで、送信部5は、入力された計数信号を送信アンテ
ナ7を介して、電波として送信する。すなわち、射撃訓
練艦G2の砲W2より発射した小口径砲弾が、射撃練習
用標的弾1へ命中した場合、この命中した結果のデータ
は、射撃練習用標的弾1に命中するごとに、射撃練習用
標的弾1の送信アンテナ7から、電波として送信され
る。
【0027】そして、標的弾発射艦G1の受信アンテナ
8は、射撃練習用標的弾1の送信した電波を受信する。
これにより、受信アンテナ8は、この受信した電波を電
気信号に変換する。次に、受信部9には、この電気信号
が入力される。これにより、受信部9は、入力された電
気信号を増幅する。次に、受信部9は、増幅された電気
信号を計数信号として、計数部10へ出力する。
8は、射撃練習用標的弾1の送信した電波を受信する。
これにより、受信アンテナ8は、この受信した電波を電
気信号に変換する。次に、受信部9には、この電気信号
が入力される。これにより、受信部9は、入力された電
気信号を増幅する。次に、受信部9は、増幅された電気
信号を計数信号として、計数部10へ出力する。
【0028】これにより、計数部10は、入力される計
数信号の回数を計数する。そして、計数部10は、計数
信号の入力された回数を計数値信号として表示部11へ
出力する。これにより、表示部11は、入力された計数
値信号を入力回数のデータとして表示する。すなわち、
小口径砲弾の射撃練習用標的弾1へ命中した数が、リア
ルタイムに標的弾発射艦G1に設置された訓練評価装置
GCの表示部11で確認される。
数信号の回数を計数する。そして、計数部10は、計数
信号の入力された回数を計数値信号として表示部11へ
出力する。これにより、表示部11は、入力された計数
値信号を入力回数のデータとして表示する。すなわち、
小口径砲弾の射撃練習用標的弾1へ命中した数が、リア
ルタイムに標的弾発射艦G1に設置された訓練評価装置
GCの表示部11で確認される。
【0029】この結果、経空脅威である超音速対艦ミサ
イルに対する、射撃訓練艦G2の小口径砲種システムが
経空脅威を破壊する迎撃能力は、標的弾発射艦G1に設
置された訓練評価装置GCにおいて、リアルタイムに判
定される。
イルに対する、射撃訓練艦G2の小口径砲種システムが
経空脅威を破壊する迎撃能力は、標的弾発射艦G1に設
置された訓練評価装置GCにおいて、リアルタイムに判
定される。
【0030】また、小口径砲弾が射撃練習用標的弾1へ
命中した瞬間に、その衝撃により射撃練習用標的弾1の
内部電気回路Cが破壊されたとする。この場合、射撃練
習用標的弾1から送信アンテナ7を介して、射撃練習用
標的弾に小口径砲弾が命中した結果のデータは、送信さ
れない。しかしながら、射撃練習用標的弾1の電波反射
体2からの電波が受信できなくなったことで、標的弾発
射艦G1における訓練評価装置GCは、射撃訓練艦G2
が射撃練習用標的弾1の小口径砲種システムによる迎撃
に成功したことを検出する。
命中した瞬間に、その衝撃により射撃練習用標的弾1の
内部電気回路Cが破壊されたとする。この場合、射撃練
習用標的弾1から送信アンテナ7を介して、射撃練習用
標的弾に小口径砲弾が命中した結果のデータは、送信さ
れない。しかしながら、射撃練習用標的弾1の電波反射
体2からの電波が受信できなくなったことで、標的弾発
射艦G1における訓練評価装置GCは、射撃訓練艦G2
が射撃練習用標的弾1の小口径砲種システムによる迎撃
に成功したことを検出する。
【0031】また、射撃練習用標的弾1内の電波反射体
2のRCSの大きさを、増幅器102(図2参照)の増
幅度により変化させることで、上記一実施形態の射撃練
習用標的弾1は、異なる大きさの経空脅威および、ステ
ルス化された経空脅威に対応した迎撃訓練に対応でき
る。
2のRCSの大きさを、増幅器102(図2参照)の増
幅度により変化させることで、上記一実施形態の射撃練
習用標的弾1は、異なる大きさの経空脅威および、ステ
ルス化された経空脅威に対応した迎撃訓練に対応でき
る。
【0032】さらに、標的弾発射艦G1の射撃練習用標
的弾1を発射する砲W1の発射角度を変化させること
で、射撃練習用標的弾1は、海面すれすれの弾道により
迎撃空域へ侵入するシースキミングの経空脅威、および
放物線の弾道を描いて迎撃空域へ侵入するハイダイブの
経空脅威へ対応した迎撃訓練に対応できる。
的弾1を発射する砲W1の発射角度を変化させること
で、射撃練習用標的弾1は、海面すれすれの弾道により
迎撃空域へ侵入するシースキミングの経空脅威、および
放物線の弾道を描いて迎撃空域へ侵入するハイダイブの
経空脅威へ対応した迎撃訓練に対応できる。
【0033】加えて、上述の一実施形態の説明におい
て、射撃練習用標的弾1には、RCSが可変な電波反射
体2として、図2に示す受信アンテナ101、送信アン
テナ103および増幅回路102を用いた構成であった
が、電波レンズを用いることも可能である。
て、射撃練習用標的弾1には、RCSが可変な電波反射
体2として、図2に示す受信アンテナ101、送信アン
テナ103および増幅回路102を用いた構成であった
が、電波レンズを用いることも可能である。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、電波を反
射する電波反射手段と、円筒と、この円筒の内周面に一
定の間隔で配設され、命中弾の衝突による衝撃を感知
し、感知したことに基づき感知信号を出力する複数の衝
撃感知手段と、この感知手段による前記感知信号を計数
し、計数結果に基づき計数信号を出力する計数手段と、
この計数手段による前記計数信号を送信する送信手段と
を具備するため、現用の砲を用いて発射可能なので新た
な射撃練習用標的弾の発射設備に対する費用が必要な
く、かつ、射撃練習用標的弾に迎撃における砲弾が命中
したかどうかの確認が訓練評価装置によりリアルタイム
で容易に行え、さらに、射撃練習用標的弾の発射角度、
迎撃距離の調整により、あらゆる速度および侵入角度の
経空脅威に対する迎撃訓練が可能となる効果がある。
射する電波反射手段と、円筒と、この円筒の内周面に一
定の間隔で配設され、命中弾の衝突による衝撃を感知
し、感知したことに基づき感知信号を出力する複数の衝
撃感知手段と、この感知手段による前記感知信号を計数
し、計数結果に基づき計数信号を出力する計数手段と、
この計数手段による前記計数信号を送信する送信手段と
を具備するため、現用の砲を用いて発射可能なので新た
な射撃練習用標的弾の発射設備に対する費用が必要な
く、かつ、射撃練習用標的弾に迎撃における砲弾が命中
したかどうかの確認が訓練評価装置によりリアルタイム
で容易に行え、さらに、射撃練習用標的弾の発射角度、
迎撃距離の調整により、あらゆる速度および侵入角度の
経空脅威に対する迎撃訓練が可能となる効果がある。
【0035】請求項2記載の発明によれば、前記電波反
射手段は、訓練砲の射撃対象物の捕捉を行う射撃管制レ
ーダに対するレーダ断面積が可変なアンテナであるた
め、射撃練習用標的弾のRCSを調整することで、迎撃
対象の経空脅威である飛翔体の大きさおよびステルス化
に対応した迎撃訓練が行える効果がある。
射手段は、訓練砲の射撃対象物の捕捉を行う射撃管制レ
ーダに対するレーダ断面積が可変なアンテナであるた
め、射撃練習用標的弾のRCSを調整することで、迎撃
対象の経空脅威である飛翔体の大きさおよびステルス化
に対応した迎撃訓練が行える効果がある。
【0036】請求項3記載の発明によれば、前記電波反
射手段は、電波レンズであるため、射撃練習用標的弾の
RCSを調整することで、迎撃対象の経空脅威である飛
翔体の大きさおよびステルス化に対応した迎撃訓練が行
える効果がある。
射手段は、電波レンズであるため、射撃練習用標的弾の
RCSを調整することで、迎撃対象の経空脅威である飛
翔体の大きさおよびステルス化に対応した迎撃訓練が行
える効果がある。
【図1】 本発明の一実施形態による射撃練習用標的弾
1の構成を示す側断面図である。
1の構成を示す側断面図である。
【図2】 図1に示す電波反射体2の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】 図1に示す射撃練習用標的弾1を用いた射撃
標的弾評価システム運用の概要を示す図である。
標的弾評価システム運用の概要を示す図である。
【図4】 図1に示す射撃練習用標的弾1の内部電気回
路と、標的弾発射艦G1に搭載されている訓練評価装置
GCとの構成を示すブロック図である。
路と、標的弾発射艦G1に搭載されている訓練評価装置
GCとの構成を示すブロック図である。
1 射撃練習用標的弾 2 電波反射体 3 衝撃センサ 4 電気回路部 5 送信部 6 電源部 7 送信アンテナ 8 受信アンテナ 9 受信部 10 計数部 11 表示部 C 内部電気回路 D1 円筒 CS、D2 容器 GC 訓練評価装置 G1 標的弾発射艦 G2 射撃訓練艦 P アンテナプロテクタ S 信管部 W1、W2 砲
Claims (3)
- 【請求項1】 電波を反射する電波反射手段と、 円筒と、 この円筒の内周面に一定の間隔で配設され、命中弾の衝
突による衝撃を感知し、感知したことに基づき感知信号
を出力する複数の衝撃感知手段と、 この感知手段による前記感知信号を計数し、計数結果に
基づき計数信号を出力する計数手段と、 この計数手段による前記計数信号を送信する送信手段
と、 を具備することを特徴とする射撃練習用標的弾。 - 【請求項2】 前記電波反射手段は、訓練砲の射撃対象
物の捕捉を行う射撃管制レーダに対するレーダ断面積が
可変なアンテナであることを特徴とする請求項1記載の
射撃練習用標的弾。 - 【請求項3】 前記電波反射手段は、電波レンズである
ことを特徴とする請求項1に記載の射撃練習用標的弾。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14434597A JPH10332299A (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 射撃練習用標的弾 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14434597A JPH10332299A (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 射撃練習用標的弾 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10332299A true JPH10332299A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15359959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14434597A Pending JPH10332299A (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 射撃練習用標的弾 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10332299A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101957046B1 (ko) * | 2017-09-28 | 2019-03-11 | 국방과학연구소 | 미사일 요격 시험 시스템 및 그 제어 방법 |
-
1997
- 1997-06-02 JP JP14434597A patent/JPH10332299A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101957046B1 (ko) * | 2017-09-28 | 2019-03-11 | 국방과학연구소 | 미사일 요격 시험 시스템 및 그 제어 방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030422 |