JPH10320839A - 光ディスク記録層間測定装置 - Google Patents
光ディスク記録層間測定装置Info
- Publication number
- JPH10320839A JPH10320839A JP13927197A JP13927197A JPH10320839A JP H10320839 A JPH10320839 A JP H10320839A JP 13927197 A JP13927197 A JP 13927197A JP 13927197 A JP13927197 A JP 13927197A JP H10320839 A JPH10320839 A JP H10320839A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- distance
- recording layers
- layer
- optical disk
- Prior art date
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- Pending
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】1枚のディスク基板に複数の記録層を備えた光
ディスクの記録層間の距離を測定することが困難であ
り、また、安定した層間ジャンプができなかった。 【解決手段】ディスク基板に複数の記録面及び複数の記
録面を覆う複数の反射膜とからなる記録層を備えた光デ
ィスクの記録層間の距離を測定する光ディスク記録層間
測定装置において、光ディスクに対して所定の入射角度
でレーザ光を照射するレーザ光照射手段と、照射された
レーザ光が複数の反射膜で反射した反射光を受光して受
光量に対応した信号を出力する反射光受光手段と、レー
ザ光の所定の入射角度を中心としてレーザ光の入射角度
を変化させる傾斜手段と、反射光受光手段から出力され
た信号レベルのピークの間隔から光ディスクの記録層間
の距離を算出する記録層間算出手段とを備える。
ディスクの記録層間の距離を測定することが困難であ
り、また、安定した層間ジャンプができなかった。 【解決手段】ディスク基板に複数の記録面及び複数の記
録面を覆う複数の反射膜とからなる記録層を備えた光デ
ィスクの記録層間の距離を測定する光ディスク記録層間
測定装置において、光ディスクに対して所定の入射角度
でレーザ光を照射するレーザ光照射手段と、照射された
レーザ光が複数の反射膜で反射した反射光を受光して受
光量に対応した信号を出力する反射光受光手段と、レー
ザ光の所定の入射角度を中心としてレーザ光の入射角度
を変化させる傾斜手段と、反射光受光手段から出力され
た信号レベルのピークの間隔から光ディスクの記録層間
の距離を算出する記録層間算出手段とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の記録層を備
えた光ディスクの記録層間の距離を測定する光ディスク
記録層間測定装置に関する。
えた光ディスクの記録層間の距離を測定する光ディスク
記録層間測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクは、トラックピッチ及
び最短ピット長の縮小化、また、半導体レーザの短波長
化等により、大容量化、高密度化が研究検討されてい
る。そのなかで、デジタル圧縮符号化処理を施した情報
を複数の記録層に記録したデジタル・バーサタイル・デ
ィスク(DVD:Digital Versatile Disk)が開発さ
れ、DVDを記録再生するシステムも開発されている。
び最短ピット長の縮小化、また、半導体レーザの短波長
化等により、大容量化、高密度化が研究検討されてい
る。そのなかで、デジタル圧縮符号化処理を施した情報
を複数の記録層に記録したデジタル・バーサタイル・デ
ィスク(DVD:Digital Versatile Disk)が開発さ
れ、DVDを記録再生するシステムも開発されている。
【0003】DVDは、0.6mmのディスク基板を2
枚貼り合わせて1.2mmの光ディスクとしたものであ
り、1枚のディスク基板に1つの記録層を有するDVD
−5、1枚のディスク基板に2つの記録層を有するDV
D−9、2枚のディスク基板にそれぞれ1つの記録層を
有するDVD−10、2枚のディスク基板にそれぞれ2
つの記録層を有するDVD−18などがある。
枚貼り合わせて1.2mmの光ディスクとしたものであ
り、1枚のディスク基板に1つの記録層を有するDVD
−5、1枚のディスク基板に2つの記録層を有するDV
D−9、2枚のディスク基板にそれぞれ1つの記録層を
有するDVD−10、2枚のディスク基板にそれぞれ2
つの記録層を有するDVD−18などがある。
【0004】このDVDのなかで、1枚のディスク基板
に2つの記録層を有するDVD−9、または、DVD−
18は、第1記録層は記録ピットが形成された記録面と
再生レーザ波長に対して半透明な反射膜とを備え、第2
記録層は記録ピットが形成された記録面と再生レーザ波
長に対して高い反射率を有する高反射膜とを備えてい
る。そして、第1記録層と第2記録層は、数十μmの中
間層を介して接着されている。再生時には、一方のディ
スク基板側から、どちらかの記録層の記録面にフォーカ
ス制御を行い、2つの記録面の情報の読み出しを行う。
ここで、以上のDVD−9及びDVD−18等の1つの
ディスク基板側から2つの記録層の情報を読み取ること
ができる光ディスクを2層記録光ディスクとする。
に2つの記録層を有するDVD−9、または、DVD−
18は、第1記録層は記録ピットが形成された記録面と
再生レーザ波長に対して半透明な反射膜とを備え、第2
記録層は記録ピットが形成された記録面と再生レーザ波
長に対して高い反射率を有する高反射膜とを備えてい
る。そして、第1記録層と第2記録層は、数十μmの中
間層を介して接着されている。再生時には、一方のディ
スク基板側から、どちらかの記録層の記録面にフォーカ
ス制御を行い、2つの記録面の情報の読み出しを行う。
ここで、以上のDVD−9及びDVD−18等の1つの
ディスク基板側から2つの記録層の情報を読み取ること
ができる光ディスクを2層記録光ディスクとする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たDVD−9、DVD−18等の2層記録光ディスクを
製造する場合、第1記録層と第2記録層との間に形成す
る中間層の厚さを、光ディスク全面にわたり均一に制御
することが困難であり、このばらつきが、再生時におけ
る層間ジャンプを行う際に問題となる。
たDVD−9、DVD−18等の2層記録光ディスクを
製造する場合、第1記録層と第2記録層との間に形成す
る中間層の厚さを、光ディスク全面にわたり均一に制御
することが困難であり、このばらつきが、再生時におけ
る層間ジャンプを行う際に問題となる。
【0006】つまり、片面再生2層記録光ディスクにお
いては、例えば、1層目の記録層を再生中、2層目の記
録層を再生するためにフォーカス位置を層間ジャンプさ
せる場合、光ピックアップの対物レンズを駆動している
アクチュエータにバイアス電圧を加え、電気的にフォー
カス位置をずらして記録層の層間ジャンプを行ってい
る。そのバイアス電圧が層間の距離に対してずれが生じ
た場合、層間ジャンプ先の記録層にフォーカス点が合う
までの時間がかかる。また、層間ジャンプを繰り返し行
う場合、安定した層間ジャンプができないという問題が
ある。
いては、例えば、1層目の記録層を再生中、2層目の記
録層を再生するためにフォーカス位置を層間ジャンプさ
せる場合、光ピックアップの対物レンズを駆動している
アクチュエータにバイアス電圧を加え、電気的にフォー
カス位置をずらして記録層の層間ジャンプを行ってい
る。そのバイアス電圧が層間の距離に対してずれが生じ
た場合、層間ジャンプ先の記録層にフォーカス点が合う
までの時間がかかる。また、層間ジャンプを繰り返し行
う場合、安定した層間ジャンプができないという問題が
ある。
【0007】また、前述した2層記録光ディスクの記録
層間の距離を容易に高精度に測定することが困難である
という問題がある。すなわち、光ディスク等における薄
膜の厚さを測定する方法として、光の偏光現象を利用し
た偏光解析による測定方法がある。これは、例えば、半
透明膜にレーザ光を照射した時に、半透明膜の表面で反
射した反射光と、半透明膜を通過し入射面と反対の面で
反射した反射光との偏光方向の違いにより、半透明膜の
厚さを算出するものである。
層間の距離を容易に高精度に測定することが困難である
という問題がある。すなわち、光ディスク等における薄
膜の厚さを測定する方法として、光の偏光現象を利用し
た偏光解析による測定方法がある。これは、例えば、半
透明膜にレーザ光を照射した時に、半透明膜の表面で反
射した反射光と、半透明膜を通過し入射面と反対の面で
反射した反射光との偏光方向の違いにより、半透明膜の
厚さを算出するものである。
【0008】しかし、前述した偏光解析による測定方法
では、偏光方向が360度以上回転した場合に距離を正
確に測定することが困難となり、偏光方向が1回転(3
60度)の状態では、薄膜程度の厚さ(数ミクロン)の
測定しかできず、前述した数十ミクロンの記録層間の距
離を測定することが困難であるという問題がある。
では、偏光方向が360度以上回転した場合に距離を正
確に測定することが困難となり、偏光方向が1回転(3
60度)の状態では、薄膜程度の厚さ(数ミクロン)の
測定しかできず、前述した数十ミクロンの記録層間の距
離を測定することが困難であるという問題がある。
【0009】したがって本発明は、1枚のディスク基板
に複数の記録層を備えた光ディスクの記録層間の距離を
容易に測定することができる光ディスク記録層間測定装
置を提供することを目的としている。また、光ディスク
記録再生装置において、異なる記録層間を備えた複数の
光ディスクを再生する場合、それぞれの層間ジャンプを
安定して行うことができる光ディスク記録層間測定装置
を提供することを目的としている。
に複数の記録層を備えた光ディスクの記録層間の距離を
容易に測定することができる光ディスク記録層間測定装
置を提供することを目的としている。また、光ディスク
記録再生装置において、異なる記録層間を備えた複数の
光ディスクを再生する場合、それぞれの層間ジャンプを
安定して行うことができる光ディスク記録層間測定装置
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
本発明は、ディスク基板に複数の記録面及び複数の記録
面を覆う複数の反射膜とからなる複数の記録層を備えた
光ディスクの記録層間の距離を測定する光ディスク記録
層間測定装置において、光ディスクに対して所定の入射
角度でレーザ光を照射するレーザ光照射手段と、照射さ
れたレーザ光が複数の反射膜により反射された反射光を
受光して受光量に対応した信号を出力する反射光受光手
段と、レーザ光の所定の入射角度を中心としてレーザ光
の入射角度を変化させる傾斜手段と、傾斜手段によりレ
ーザ光の入射角度を変化させたとき、反射光受光手段か
ら出力された信号レベルのピークの間隔から光ディスク
の記録層間の距離を算出する記録層間算出手段とを備え
たことを特徴としている。
本発明は、ディスク基板に複数の記録面及び複数の記録
面を覆う複数の反射膜とからなる複数の記録層を備えた
光ディスクの記録層間の距離を測定する光ディスク記録
層間測定装置において、光ディスクに対して所定の入射
角度でレーザ光を照射するレーザ光照射手段と、照射さ
れたレーザ光が複数の反射膜により反射された反射光を
受光して受光量に対応した信号を出力する反射光受光手
段と、レーザ光の所定の入射角度を中心としてレーザ光
の入射角度を変化させる傾斜手段と、傾斜手段によりレ
ーザ光の入射角度を変化させたとき、反射光受光手段か
ら出力された信号レベルのピークの間隔から光ディスク
の記録層間の距離を算出する記録層間算出手段とを備え
たことを特徴としている。
【0011】本発明によれば、ディスク基板に複数の記
録面及び該複数の記録面を覆う複数の反射膜とからなる
複数の記録層を備えた光ディスクに対して、所定の入射
角度でレーザ光を照射し、レーザ光の所定の入射角度を
中心としてレーザ光の入射角度を変化させ、照射された
レーザ光が複数の反射膜で反射した反射光を受光し、そ
の受光量に対応した信号の信号レベルのピークの間隔か
ら光ディスクの記録層間の距離を算出することができる
ため、光ディスクを破壊することなく容易に記録層間の
距離を測定することができる。
録面及び該複数の記録面を覆う複数の反射膜とからなる
複数の記録層を備えた光ディスクに対して、所定の入射
角度でレーザ光を照射し、レーザ光の所定の入射角度を
中心としてレーザ光の入射角度を変化させ、照射された
レーザ光が複数の反射膜で反射した反射光を受光し、そ
の受光量に対応した信号の信号レベルのピークの間隔か
ら光ディスクの記録層間の距離を算出することができる
ため、光ディスクを破壊することなく容易に記録層間の
距離を測定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光ディスク記録
層間測定装置における一実施例の概略構成を示す模式図
である。図1において、光ディスク記録層間測定装置
は、レーザ光照射手段(半導体レーザ101、コリメー
トレンズ102)、反射光受光手段(フォトディテクタ
103)、傾斜手段(傾斜機構104)、記録層間算出
手段(記録層間算出部105)とを備えている。また、
2層記録光ディスク106は、ディスク基板107、第
1記録層108、第1反射膜109、中間層110、第
2記録層111、第2反射膜112を備えている。
層間測定装置における一実施例の概略構成を示す模式図
である。図1において、光ディスク記録層間測定装置
は、レーザ光照射手段(半導体レーザ101、コリメー
トレンズ102)、反射光受光手段(フォトディテクタ
103)、傾斜手段(傾斜機構104)、記録層間算出
手段(記録層間算出部105)とを備えている。また、
2層記録光ディスク106は、ディスク基板107、第
1記録層108、第1反射膜109、中間層110、第
2記録層111、第2反射膜112を備えている。
【0013】図1において、半導体レーザ101から出
射したレーザ光113は、コリメートレンズ102によ
り平行光に変換され、2層記録光ディスク106に入射
する。レーザ光113は、2層記録光ディスク106の
第1記録層108及び第2記録層111に対して約45
度の入射角度θをもって入射する。
射したレーザ光113は、コリメートレンズ102によ
り平行光に変換され、2層記録光ディスク106に入射
する。レーザ光113は、2層記録光ディスク106の
第1記録層108及び第2記録層111に対して約45
度の入射角度θをもって入射する。
【0014】2層記録光ディスク106は、透明なディ
スク基板107上に第1記録層108と、中間層110
を介して第2記録層111とが形成されている。第1記
録層108上には、レーザ光113の一部を反射し、一
部を透過する半透明な第1反射膜109が形成され、ま
た、第2記録層111上には、レーザ光113の大部分
を反射する第2反射膜112が形成されている。
スク基板107上に第1記録層108と、中間層110
を介して第2記録層111とが形成されている。第1記
録層108上には、レーザ光113の一部を反射し、一
部を透過する半透明な第1反射膜109が形成され、ま
た、第2記録層111上には、レーザ光113の大部分
を反射する第2反射膜112が形成されている。
【0015】2層記録光ディスク106に入射したレー
ザ光113は、第1反射膜109と第2反射膜112で
それぞれ反射し、反射光114としてフォトディテクタ
103に入射する。フォトディテクタ103は、反射光
114を受光して、その光量に対応する信号を出力する
ものである。ここで、半導体レーザ101及びフォトデ
ィテクタ103は、2層記録光ディスクの記録層間の距
離に対して無限遠の位置に配置することが望ましい。
ザ光113は、第1反射膜109と第2反射膜112で
それぞれ反射し、反射光114としてフォトディテクタ
103に入射する。フォトディテクタ103は、反射光
114を受光して、その光量に対応する信号を出力する
ものである。ここで、半導体レーザ101及びフォトデ
ィテクタ103は、2層記録光ディスクの記録層間の距
離に対して無限遠の位置に配置することが望ましい。
【0016】2層記録光ディスク106は傾斜機構10
4に配置され、傾斜機構104は、2層記録光ディスク
106のレーザ光113の入射角度を中心として、±5
度の範囲で2層記録光ディスク106を傾斜させるもの
である。2層記録光ディスク106を±5度の範囲の範
囲で傾斜させた場合、フォトディテクタ103からの反
射光量に対応する信号は、一定の周期でレベルの増減を
繰り返す。
4に配置され、傾斜機構104は、2層記録光ディスク
106のレーザ光113の入射角度を中心として、±5
度の範囲で2層記録光ディスク106を傾斜させるもの
である。2層記録光ディスク106を±5度の範囲の範
囲で傾斜させた場合、フォトディテクタ103からの反
射光量に対応する信号は、一定の周期でレベルの増減を
繰り返す。
【0017】図2は、本発明の光ディスク記録層間測定
装置において記録層間の距離を測定した場合のレーザ光
の入射角度と受光量との関係を示す模式図である。2層
記録光ディスク106を2つの平行平面鏡としたとき、
平行平面鏡にコリメートされたレーザ光113を照射す
ると、第1記録層108を覆う第1反射膜109と第2
記録層111を覆う第2反射膜112により反射された
反射光114は干渉を起こし、図2に示すように、入射
角度θによって反射光114の強度が周期的に変化す
る。この周期は、記録層間の距離と反比例の関係にある
ので、光の強度変化の角度周期を測定することにより、
2層の記録層間の距離を算出することができる。
装置において記録層間の距離を測定した場合のレーザ光
の入射角度と受光量との関係を示す模式図である。2層
記録光ディスク106を2つの平行平面鏡としたとき、
平行平面鏡にコリメートされたレーザ光113を照射す
ると、第1記録層108を覆う第1反射膜109と第2
記録層111を覆う第2反射膜112により反射された
反射光114は干渉を起こし、図2に示すように、入射
角度θによって反射光114の強度が周期的に変化す
る。この周期は、記録層間の距離と反比例の関係にある
ので、光の強度変化の角度周期を測定することにより、
2層の記録層間の距離を算出することができる。
【0018】記録層間算出部105は、フォトディテク
タ103から出力された信号から、信号レベルの増減の
ピークの周期を検出し、その周期から2層記録光ディス
ク106の記録層間の距離を算出するものである。
タ103から出力された信号から、信号レベルの増減の
ピークの周期を検出し、その周期から2層記録光ディス
ク106の記録層間の距離を算出するものである。
【0019】2層記録光ディスク106の記録層間の距
離をH、半導体レーザ101の波長をλ、ディスク基板
107の屈折率をn、レーザ光113の入射角をθとし
た場合、反射光114の角度の周期δθは、 δθ=λ・{(n2−sin2θ)1/2}/H・sin2θ (1 ) となる。
離をH、半導体レーザ101の波長をλ、ディスク基板
107の屈折率をn、レーザ光113の入射角をθとし
た場合、反射光114の角度の周期δθは、 δθ=λ・{(n2−sin2θ)1/2}/H・sin2θ (1 ) となる。
【0020】例えば、λ=633μm、n=1.52、
θ=45°とした場合、 H=0.8514/δθ[μm] (2) となる。
θ=45°とした場合、 H=0.8514/δθ[μm] (2) となる。
【0021】そして、前述した方法で2層記録光ディス
ク106を傾斜機構104を用いて、θ=40°〜50
°の範囲で変化させたとき、信号レベルのピークが8回
現れた場合、 H=0.8514/(10・π/180/8) =39[μm] (3) となる。すなわち、2層記録光ディスク106の記録層
間の距離が39μmと算出できる。
ク106を傾斜機構104を用いて、θ=40°〜50
°の範囲で変化させたとき、信号レベルのピークが8回
現れた場合、 H=0.8514/(10・π/180/8) =39[μm] (3) となる。すなわち、2層記録光ディスク106の記録層
間の距離が39μmと算出できる。
【0022】以上のように、2層記録光ディスクに対し
て所定の角度でレーザ光を入射させ、それぞれの反射層
から反射した反射光を受光するようにフォトディテクタ
を配置し、2層記録光ディスクを前記レーザ光の入射角
度を中心として所定の範囲で傾斜させる。そして、反射
光を受光しているフォトディテクタの信号レベルの増減
のピーク数から、2層記録光ディスクの記録層間の距離
を容易に算出することができる。
て所定の角度でレーザ光を入射させ、それぞれの反射層
から反射した反射光を受光するようにフォトディテクタ
を配置し、2層記録光ディスクを前記レーザ光の入射角
度を中心として所定の範囲で傾斜させる。そして、反射
光を受光しているフォトディテクタの信号レベルの増減
のピーク数から、2層記録光ディスクの記録層間の距離
を容易に算出することができる。
【0023】また、本発明の光ディスク記録層間測定装
置は、測定装置だけに限定されるものではない。すなわ
ち、光ディスク再生装置内に前述したレーザ光照射手
段、反射光受光手段、傾斜手段、記録層間算出手段を備
え、反射光受光手段からの信号に基づいて、片面再生2
層記録光ディスクのDVDにおける層間ジャンプのフォ
ーカス制御を行うようにしても良い。
置は、測定装置だけに限定されるものではない。すなわ
ち、光ディスク再生装置内に前述したレーザ光照射手
段、反射光受光手段、傾斜手段、記録層間算出手段を備
え、反射光受光手段からの信号に基づいて、片面再生2
層記録光ディスクのDVDにおける層間ジャンプのフォ
ーカス制御を行うようにしても良い。
【0024】すなわち、再生装置に本発明の光ディスク
記録層間測定装置を備えた場合、2層記録光ディスクの
層間の距離を予め測定することができ、記録層間の距離
に対応したバイアス電圧をアクチュエータに加え、正確
に且つ早く層間ジャンプ先の記録層にフォーカス点を移
動することができるため、光ディスク再生時のアクセス
を速くすることができる。
記録層間測定装置を備えた場合、2層記録光ディスクの
層間の距離を予め測定することができ、記録層間の距離
に対応したバイアス電圧をアクチュエータに加え、正確
に且つ早く層間ジャンプ先の記録層にフォーカス点を移
動することができるため、光ディスク再生時のアクセス
を速くすることができる。
【0025】したがって、異なる記録層間の光ディスク
であっても、安定した層間ジャンプを行うことができ、
再生装置の信号処理系の負担を軽減することができる。
であっても、安定した層間ジャンプを行うことができ、
再生装置の信号処理系の負担を軽減することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、光ディスク記録層間測
定装置において、1枚のディスク基板に複数の記録層を
備えた光ディスクの記録層間の距離を容易に測定するこ
とができる。また、異なる記録層間の距離を有する光デ
ィスクであっても、それぞれ安定した層間ジャンプを行
うことができる。
定装置において、1枚のディスク基板に複数の記録層を
備えた光ディスクの記録層間の距離を容易に測定するこ
とができる。また、異なる記録層間の距離を有する光デ
ィスクであっても、それぞれ安定した層間ジャンプを行
うことができる。
【図1】本発明の光ディスク記録層間測定装置における
一実施例の概略構成を示す模式図である。
一実施例の概略構成を示す模式図である。
【図2】本発明の光ディスク記録層間測定装置において
記録層間の距離を測定した場合のレーザ光の入射角度と
受光量との関係を示す模式図である。
記録層間の距離を測定した場合のレーザ光の入射角度と
受光量との関係を示す模式図である。
101・・半導体レーザ、102・・コリメートレン
ズ、103・・フォトディテクタ、104・・傾斜機
構、105・・記録層間算出部、106・・2層記録光
ディスク、107・・ディスク基板、108・・第1記
録層、109・・第1反射膜、110・・中間層、11
1・・第2記録層、112・・第2反射膜、113・・
レーザ光、114・・反射光
ズ、103・・フォトディテクタ、104・・傾斜機
構、105・・記録層間算出部、106・・2層記録光
ディスク、107・・ディスク基板、108・・第1記
録層、109・・第1反射膜、110・・中間層、11
1・・第2記録層、112・・第2反射膜、113・・
レーザ光、114・・反射光
Claims (1)
- 【請求項1】ディスク基板に複数の記録面及び該複数の
記録面を覆う複数の反射膜からなる複数の記録層を備え
た光ディスクの前記記録層間の距離を測定する光ディス
ク記録層間測定装置において、前記光ディスクに対して
所定の入射角度でレーザ光を照射するレーザ光照射手段
と、照射された前記レーザ光が前記複数の反射膜で反射
した反射光を受光して受光量に対応した信号を出力する
反射光受光手段と、前記レーザ光の前記所定の入射角度
を中心として前記レーザ光の入射角度を変化させる傾斜
手段と、該傾斜手段により前記レーザ光の入射角度を変
化させたとき前記反射光受光手段から出力される信号レ
ベルのピークの間隔から前記光ディスクの記録層間の距
離を算出する記録層間算出手段とを備えたことを特徴と
する光ディスク記録層間測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13927197A JPH10320839A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 光ディスク記録層間測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13927197A JPH10320839A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 光ディスク記録層間測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10320839A true JPH10320839A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=15241405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13927197A Pending JPH10320839A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 光ディスク記録層間測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10320839A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1489609A1 (en) * | 2002-03-27 | 2004-12-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Multi-layered optical information recording medium manufacturing method |
-
1997
- 1997-05-14 JP JP13927197A patent/JPH10320839A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1489609A1 (en) * | 2002-03-27 | 2004-12-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Multi-layered optical information recording medium manufacturing method |
EP1489609A4 (en) * | 2002-03-27 | 2009-12-23 | Panasonic Corp | METHOD FOR MANUFACTURING A MULTI-LAYER OPTICAL INFORMATION RECORDING MEDIUM |
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