JPH10327405A - 画像符号化復号化装置及びその方法 - Google Patents
画像符号化復号化装置及びその方法Info
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- JPH10327405A JPH10327405A JP8824297A JP8824297A JPH10327405A JP H10327405 A JPH10327405 A JP H10327405A JP 8824297 A JP8824297 A JP 8824297A JP 8824297 A JP8824297 A JP 8824297A JP H10327405 A JPH10327405 A JP H10327405A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像の局所的性質に適した高能率な画像符号
化方法及び装置を提供する。 【解決手段】 2次元画像信号をウェーブレット変換す
るウェーブレット変換手段11と、ウェーブレット変換
された画像をツリー構造を有するブロックに分割するブ
ロック分割手段12と、 4段のブロック分割された画
像の横方向の成分あるいは縦方向の成分あるいは横縦両
方の成分に対してさらに1次元のウェーブレットを行う
局所ウェーブレット変換手段と、ブロック分割された画
像信号及び局所ウェーブレット変換された画像信号を量
子化する4+1段の量子化手段と、量子化された画像信
号を符号化する4+1段の符号化手段と、 4+1段の
符号化手段の出力から1段の出力を選択する切替手段
と、を備えている。
化方法及び装置を提供する。 【解決手段】 2次元画像信号をウェーブレット変換す
るウェーブレット変換手段11と、ウェーブレット変換
された画像をツリー構造を有するブロックに分割するブ
ロック分割手段12と、 4段のブロック分割された画
像の横方向の成分あるいは縦方向の成分あるいは横縦両
方の成分に対してさらに1次元のウェーブレットを行う
局所ウェーブレット変換手段と、ブロック分割された画
像信号及び局所ウェーブレット変換された画像信号を量
子化する4+1段の量子化手段と、量子化された画像信
号を符号化する4+1段の符号化手段と、 4+1段の
符号化手段の出力から1段の出力を選択する切替手段
と、を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静止画像あるいは
動画像の符号化・復号化装置に用いられ、画像符号化の
高能率化に関するものである。
動画像の符号化・復号化装置に用いられ、画像符号化の
高能率化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来このような分野の技術として例え
ば、下記の文献に記載されるものがあった。
ば、下記の文献に記載されるものがあった。
【0003】文献名:Jerome M. Shapiro, Embedded Im
age Coding Using Zerotrees of Wavelet Coefficient
s, IEEE Trans. SP, Vol.41, No.12, DECEMBER 1993.
pp.3445-3462。
age Coding Using Zerotrees of Wavelet Coefficient
s, IEEE Trans. SP, Vol.41, No.12, DECEMBER 1993.
pp.3445-3462。
【0004】前記文献には、ウェーブレット変換を用い
た画像の符号化復号化方法が記載されている。
た画像の符号化復号化方法が記載されている。
【0005】以下図2を用いて従来技術の画像符号化方
法の構成及び動作を説明する。従来のこの画像符号化方
法は、2次元画像信号をウェーブレット変換するウェー
ブレット変換手段21と、ウェーブレット変換された画
像をツリー構造を有するブロックに分割するブロック分
割手段22と、ブロック分割された画像信号を量子化す
る量子化手段23と、量子化された画像信号を符号化す
る符号化手段24と、を備えている。
法の構成及び動作を説明する。従来のこの画像符号化方
法は、2次元画像信号をウェーブレット変換するウェー
ブレット変換手段21と、ウェーブレット変換された画
像をツリー構造を有するブロックに分割するブロック分
割手段22と、ブロック分割された画像信号を量子化す
る量子化手段23と、量子化された画像信号を符号化す
る符号化手段24と、を備えている。
【0006】入力画像信号S20がウェーブレット変換
手段21に接続され、ウェーブレット変換手段21の出
力S21がブロック分割手段22に接続され、ブロック
分割手段22の出力S22が量子化手段23に接続さ
れ、量子化手段23の出力S23が符号化手段24に接
続され、符号化手段24の出力S24が外部端子に接続
されている。
手段21に接続され、ウェーブレット変換手段21の出
力S21がブロック分割手段22に接続され、ブロック
分割手段22の出力S22が量子化手段23に接続さ
れ、量子化手段23の出力S23が符号化手段24に接
続され、符号化手段24の出力S24が外部端子に接続
されている。
【0007】前記2次元の画像信号をウェーブレット変
換するウェーブレット変換手段21は、図3のように、
1次元のウェーブレット変換を行うウェーブレットフィ
ルタ及びメモリを多段接続して構成されている。
換するウェーブレット変換手段21は、図3のように、
1次元のウェーブレット変換を行うウェーブレットフィ
ルタ及びメモリを多段接続して構成されている。
【0008】図3において、2次元画像信号S30が入
力されると、まず第1段のウェーブレットフィルタ31
では、該入力画像または第2段のメモリ34からの出力
S34−1に対して、横(あるいは縦)方向の1次元の
ウェーブレット変換を行い、低周波成分S31−1及び
高周波成分S31−2を第1段のメモリ32に出力す
る。第2段のウェーブレットフィルタ33−1及び33
−2では、第1段のメモリから出力される低周波成分S
32−1及び高周波成分S32−2に対してそれぞれ縦
(あるいは横)方向の1次元のウェーブレット変換を行
い、それぞれの低周波成分S33−1、S33−3及び
高周波成分S33−2、S33−4を第2段のメモリ3
4に出力する。第2段目のメモリ34では、入力される
画像の縦及び横方向共に低周波の成分S34−1を第1
段のウェーブレットフィルタ31に、またすべての成分
S34−2を外部端子に出力する。
力されると、まず第1段のウェーブレットフィルタ31
では、該入力画像または第2段のメモリ34からの出力
S34−1に対して、横(あるいは縦)方向の1次元の
ウェーブレット変換を行い、低周波成分S31−1及び
高周波成分S31−2を第1段のメモリ32に出力す
る。第2段のウェーブレットフィルタ33−1及び33
−2では、第1段のメモリから出力される低周波成分S
32−1及び高周波成分S32−2に対してそれぞれ縦
(あるいは横)方向の1次元のウェーブレット変換を行
い、それぞれの低周波成分S33−1、S33−3及び
高周波成分S33−2、S33−4を第2段のメモリ3
4に出力する。第2段目のメモリ34では、入力される
画像の縦及び横方向共に低周波の成分S34−1を第1
段のウェーブレットフィルタ31に、またすべての成分
S34−2を外部端子に出力する。
【0009】また、前記ウェーブレットフィルタは、図
4のように、一対の低域通過フィルタ(low-pass filte
r)41及び高域通過フィルタ(high-pass filter)42か
ら構成されている。図4において、1次元信号S40が
入力されると、低域通過フィルタ41では、式1のよう
に入力信号にローパスフィルタをかけ、出力データを半
分にサブサンプリングして信号S41を出力する。高域
通過フィルタ42では、式2のように入力信号にハイパ
スフィルタをかけ、出力データを半分にサブサンプリン
グして信号S42を出力する。式1及び式2において、
h(k)及びg(k)は、それぞれローパスフィルタ及びハイパ
スフィルタの係数を示し、S1は入力信号を示し、Sl+1及
びWl+1はそれぞれローパスフィルタ及びハイパスフィル
タの出力を示す。
4のように、一対の低域通過フィルタ(low-pass filte
r)41及び高域通過フィルタ(high-pass filter)42か
ら構成されている。図4において、1次元信号S40が
入力されると、低域通過フィルタ41では、式1のよう
に入力信号にローパスフィルタをかけ、出力データを半
分にサブサンプリングして信号S41を出力する。高域
通過フィルタ42では、式2のように入力信号にハイパ
スフィルタをかけ、出力データを半分にサブサンプリン
グして信号S42を出力する。式1及び式2において、
h(k)及びg(k)は、それぞれローパスフィルタ及びハイパ
スフィルタの係数を示し、S1は入力信号を示し、Sl+1及
びWl+1はそれぞれローパスフィルタ及びハイパスフィル
タの出力を示す。
【0010】 図3のようにウェーブレット変換手段を構成することに
よって低周波成分に対して繰り返しウェーブレット変換
をすることが可能になり、例えば、3段ウェーブレット
変換をした場合の画像は図5のように、低周波成分が細
かく(小さく)分割され、高周波成分が荒く(大きく)
分割される。
よって低周波成分に対して繰り返しウェーブレット変換
をすることが可能になり、例えば、3段ウェーブレット
変換をした場合の画像は図5のように、低周波成分が細
かく(小さく)分割され、高周波成分が荒く(大きく)
分割される。
【0011】図2のブロック分割手段22では、ウェー
ブレット変換された画像S21に対して、該画像信号の
ツリー構造に従って、対応する画素成分を抽出してブロ
ックを構成し、該ブロックデータS22を出力する。例
えば、図5の様に3段ウェーブレット変換された画像の
画素のツリー構造は図6(a)に示すように、最初の親
画素(LL1内における1画素)には3個の子画素(H
L1、LH1、HH1内にそれぞれ1画素)を持ち、そ
れぞれの子画素にはさらに4個の子画素(HL2、LH
2、HH2内にそれぞれ4画素)を持ち、それらの子画
素にはさらにそれぞれ4個の子画素(HL3、LH3、
HH3内にそれぞれ4画素)を持っている。この親子構
造をツリー構造という。ブロック分割手段22は、これ
らの親子を集めて図6(b)に示すようなひとつの画像
ブロックにしている。
ブレット変換された画像S21に対して、該画像信号の
ツリー構造に従って、対応する画素成分を抽出してブロ
ックを構成し、該ブロックデータS22を出力する。例
えば、図5の様に3段ウェーブレット変換された画像の
画素のツリー構造は図6(a)に示すように、最初の親
画素(LL1内における1画素)には3個の子画素(H
L1、LH1、HH1内にそれぞれ1画素)を持ち、そ
れぞれの子画素にはさらに4個の子画素(HL2、LH
2、HH2内にそれぞれ4画素)を持ち、それらの子画
素にはさらにそれぞれ4個の子画素(HL3、LH3、
HH3内にそれぞれ4画素)を持っている。この親子構
造をツリー構造という。ブロック分割手段22は、これ
らの親子を集めて図6(b)に示すようなひとつの画像
ブロックにしている。
【0012】量子化手段23では、入力される画像ブロ
ックS22に対して、量子化をし、量子化インデックス
を出力する。例えば、入力画素をXとし、量子化係数を
Qとすると、量子化手段では、量子化インデックスY=
X/Qを出力する。
ックS22に対して、量子化をし、量子化インデックス
を出力する。例えば、入力画素をXとし、量子化係数を
Qとすると、量子化手段では、量子化インデックスY=
X/Qを出力する。
【0013】符号化手段24では、ブロック分割され量
子化された画像に対して、符号化を行う。符号化法方と
しては、例えば、親から子へと順に一次元にスキャン
し、ランレングス符号化をする方法がある。または、あ
る親がゼロルートかどうか(該親の子及び孫がすべてゼ
ロかどうか)を判断し、ゼロルートである場合に、その
子たちの符号化をスキップして符号化する方法もある。
子化された画像に対して、符号化を行う。符号化法方と
しては、例えば、親から子へと順に一次元にスキャン
し、ランレングス符号化をする方法がある。または、あ
る親がゼロルートかどうか(該親の子及び孫がすべてゼ
ロかどうか)を判断し、ゼロルートである場合に、その
子たちの符号化をスキップして符号化する方法もある。
【0014】また、従来技術の画像復号方法の構成及び
動作は以下のようになっている。
動作は以下のようになっている。
【0015】図13は従来技術の画像復号方法の構成で
ある。復号手段25と、逆量子化手段26と、画像構成
手段27と、ウェーブレット逆変換手段28と、を備え
ている。
ある。復号手段25と、逆量子化手段26と、画像構成
手段27と、ウェーブレット逆変換手段28と、を備え
ている。
【0016】画像の符号化された信号S24が、復号手
段25に接続され、復号手段25の出力S25が逆量子
化手段26に接続され、逆量子化手段26の出力S26
が画像構成手段27に接続され、画像構成手段27の出
力S27がウェーブレット逆変換手段28に接続され、
ウェーブレット逆変換手段の出力S28が外部端子に接
続されている。
段25に接続され、復号手段25の出力S25が逆量子
化手段26に接続され、逆量子化手段26の出力S26
が画像構成手段27に接続され、画像構成手段27の出
力S27がウェーブレット逆変換手段28に接続され、
ウェーブレット逆変換手段の出力S28が外部端子に接
続されている。
【0017】画像の符号化された信号S24が入力され
ると、復号手段25では、符号化手段24と逆の動作を
し、画像信号を復号する。例えば、符号化手段でゼロの
長さと非ゼロの値の大きさとをランレングス符号化され
た信号に対して、該信号からゼロの長さと非ゼロの信号
の値の大きさを算出し、画像信号を復元する。
ると、復号手段25では、符号化手段24と逆の動作を
し、画像信号を復号する。例えば、符号化手段でゼロの
長さと非ゼロの値の大きさとをランレングス符号化され
た信号に対して、該信号からゼロの長さと非ゼロの信号
の値の大きさを算出し、画像信号を復元する。
【0018】逆量子化手段26では、量子化手段23と
逆の動作をし、例えば、量子化手段ではY(=X/Q)
を出力している場合に、逆量子化手段では、X‘=Q・
Yを出力する。
逆の動作をし、例えば、量子化手段ではY(=X/Q)
を出力している場合に、逆量子化手段では、X‘=Q・
Yを出力する。
【0019】画像構成手段27では、ブロック分割手段
22と逆の動作をし、図6(b)の画像ブロックから対
応する画素を戻して(a)の画像フレームを構成する。
22と逆の動作をし、図6(b)の画像ブロックから対
応する画素を戻して(a)の画像フレームを構成する。
【0020】ウェーブレット逆変換手段28では、ウェ
ーブレット変換手段21と逆の動作をし、ウェーブレッ
ト変換された画像を元に戻す。
ーブレット変換手段21と逆の動作をし、ウェーブレッ
ト変換された画像を元に戻す。
【0021】この一連の符号化方法と逆の復号操作をす
ることによって、符号化された画像が復元できるのであ
る。
ることによって、符号化された画像が復元できるのであ
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の画
像符号化方法では、ウェーブレット変換後、例えば、図
5のように、HL2,HL3などの帯域では、横方向で
は高周波帯域であるが、縦方向では低周波帯域となって
いるので、縦方向にはまだ高い相関が残されている可能
性が高く、変換圧縮効率の低下の原因となる。また、従
来のウェーブレット変換方法は、画像全体に対して同一
のウェーブレット変換を行うので、局所的な画像の性質
変化を適応的に対応できないという問題点があった。こ
の他、画像符号化で良く用いられる変換としてDCT
(離散コサイン変換)による方法があるが、画像全体を
ブロックに分割してから変換を行うため、ブロック化に
よるブロックノイズが生じてしまうという問題があっ
た。
像符号化方法では、ウェーブレット変換後、例えば、図
5のように、HL2,HL3などの帯域では、横方向で
は高周波帯域であるが、縦方向では低周波帯域となって
いるので、縦方向にはまだ高い相関が残されている可能
性が高く、変換圧縮効率の低下の原因となる。また、従
来のウェーブレット変換方法は、画像全体に対して同一
のウェーブレット変換を行うので、局所的な画像の性質
変化を適応的に対応できないという問題点があった。こ
の他、画像符号化で良く用いられる変換としてDCT
(離散コサイン変換)による方法があるが、画像全体を
ブロックに分割してから変換を行うため、ブロック化に
よるブロックノイズが生じてしまうという問題があっ
た。
【0023】
【0024】
《具体例1》 <構成>以下、本発明による具体例1を図面を参照して
詳細に説明する。図1は本発明による具体例1の画像符
号化方法の構成図である。本発明の具体例1の画像符号
化方法は、従来技術の画像符号化方法において、ブロッ
ク分割手段の後方に、量子化手段及び符号化手段に並列
に接続され、ブロック分割された画像の横方向の成分あ
るいは縦方向の成分あるいは横縦両方の成分に対してさ
らに1次元のウェーブレットを行う局所ウェーブレット
変換手段4段と、局所ウェーブレット変換後の画像ブロ
ックを量子化する量子化手段4段と、量子化された画像
ブロックを符号化する符号化手段4段を、備え、さらに
従来の符号化手段をも含めた4+1段の符号化手段の出
力から1段の出力を選択する切替手段とを備えている。
詳細に説明する。図1は本発明による具体例1の画像符
号化方法の構成図である。本発明の具体例1の画像符号
化方法は、従来技術の画像符号化方法において、ブロッ
ク分割手段の後方に、量子化手段及び符号化手段に並列
に接続され、ブロック分割された画像の横方向の成分あ
るいは縦方向の成分あるいは横縦両方の成分に対してさ
らに1次元のウェーブレットを行う局所ウェーブレット
変換手段4段と、局所ウェーブレット変換後の画像ブロ
ックを量子化する量子化手段4段と、量子化された画像
ブロックを符号化する符号化手段4段を、備え、さらに
従来の符号化手段をも含めた4+1段の符号化手段の出
力から1段の出力を選択する切替手段とを備えている。
【0025】図1において、入力画像信号S10がウェ
ーブレット変換手段11に接続され、ウェーブレット変
換手段11の出力S11がブロック分割手段12に接続
され、ブロック分割手段12の出力S12が、量子化手
段14−0及び4段の局所ウェーブレット変換手段13
−i(i=1,2,...4)にそれぞれ接続され、4
段の局所ウェーブレット変換手段13−i(i=1,
2,...4)のそれぞれの出力S13−iが、それぞ
れ対応する量子化手段14−iに接続され、4+1段の
量子化手段14−iのそれぞれの出力S14−iが、そ
れぞれ対応する符号化手段15−iに接続され、4+1
段の符号化手段15−iのそれぞれの出力S15−i
が、切替手段16に接続され、切替手段16の出力S1
6が、外部端子に接続されている。
ーブレット変換手段11に接続され、ウェーブレット変
換手段11の出力S11がブロック分割手段12に接続
され、ブロック分割手段12の出力S12が、量子化手
段14−0及び4段の局所ウェーブレット変換手段13
−i(i=1,2,...4)にそれぞれ接続され、4
段の局所ウェーブレット変換手段13−i(i=1,
2,...4)のそれぞれの出力S13−iが、それぞ
れ対応する量子化手段14−iに接続され、4+1段の
量子化手段14−iのそれぞれの出力S14−iが、そ
れぞれ対応する符号化手段15−iに接続され、4+1
段の符号化手段15−iのそれぞれの出力S15−i
が、切替手段16に接続され、切替手段16の出力S1
6が、外部端子に接続されている。
【0026】<動作>ウェーブレット変換手段11及び
ブロック分割手段12は、従来技術のものと同様な機能
を有し同一動作をするので、説明を省略する。
ブロック分割手段12は、従来技術のものと同様な機能
を有し同一動作をするので、説明を省略する。
【0027】4段の局所ウェーブレット変換手段13−
i(i=1,2,...4)では、それぞれ入力される
画像ブロックに対して、異なった分割の方法で該入力画
像ブロックの周波数帯域をさらに分割する。第1例とし
ては、第1段目の局所ウェーブレット変換手段13−1
では、入力される図5のような周波数帯域を有する画像
ブロックに対して、さらに横方向の成分HL2及びHL
3に対して縦方向に1次元のウェーブレット変換を行
い、図7のように周波数帯域の細分割を行う。ここで横
方向の成分とは、横方向では高周波帯域であるが縦方向
では低周波帯域である周波数帯域を示している。
i(i=1,2,...4)では、それぞれ入力される
画像ブロックに対して、異なった分割の方法で該入力画
像ブロックの周波数帯域をさらに分割する。第1例とし
ては、第1段目の局所ウェーブレット変換手段13−1
では、入力される図5のような周波数帯域を有する画像
ブロックに対して、さらに横方向の成分HL2及びHL
3に対して縦方向に1次元のウェーブレット変換を行
い、図7のように周波数帯域の細分割を行う。ここで横
方向の成分とは、横方向では高周波帯域であるが縦方向
では低周波帯域である周波数帯域を示している。
【0028】第2例として、第2段目の局所ウェーブレ
ット変換手段13−2では、入力される図5のような周
波数帯域を有する画像ブロックに対して、さらに縦方向
の成分LH2及びLH3に対して横方向に1次元のウェ
ーブレット変換を行い、図8のように周波数帯域の細分
割を行う。ここで縦方向の成分とは、縦方向では高周波
帯域であるが横方向では低周波帯域である周波数帯域を
示している。
ット変換手段13−2では、入力される図5のような周
波数帯域を有する画像ブロックに対して、さらに縦方向
の成分LH2及びLH3に対して横方向に1次元のウェ
ーブレット変換を行い、図8のように周波数帯域の細分
割を行う。ここで縦方向の成分とは、縦方向では高周波
帯域であるが横方向では低周波帯域である周波数帯域を
示している。
【0029】第3例として、第3段目の局所ウェーブレ
ット変換手段13−3では、入力される図5のような周
波数帯域を有する画像ブロックに対して、さらに横方向
の成分HL2及びHL3及び縦方向の成分LH2及びL
H3に対してそれぞれ第1段目及び第2段目の局所ウェ
ーブレット変換手段の1次元のウェーブレット変換を行
い、図9のように周波数帯域の細分割を行う。第4例と
して、第4段目の局所ウェーブレット変換手段13−4
では、入力される図5のような周波数帯域を有する画像
ブロックに対して、図10のようにすべての周波数成分
が同等の帯域の広さを持つようにそれぞれの周波数成分
に対して、さらに2次元のウェーブレット変換を行い周
波数帯域の細分割を行う。
ット変換手段13−3では、入力される図5のような周
波数帯域を有する画像ブロックに対して、さらに横方向
の成分HL2及びHL3及び縦方向の成分LH2及びL
H3に対してそれぞれ第1段目及び第2段目の局所ウェ
ーブレット変換手段の1次元のウェーブレット変換を行
い、図9のように周波数帯域の細分割を行う。第4例と
して、第4段目の局所ウェーブレット変換手段13−4
では、入力される図5のような周波数帯域を有する画像
ブロックに対して、図10のようにすべての周波数成分
が同等の帯域の広さを持つようにそれぞれの周波数成分
に対して、さらに2次元のウェーブレット変換を行い周
波数帯域の細分割を行う。
【0030】これらの1次元のウェーブレット変換のみ
を行うような局所ウェーブレット変換手段(例えば、1
3−1,13−2)は、図11のように1段の1次元の
ウェーブレット変換を行うウェーブレットフィルタ71
と1段のメモリ81から構成することが出来る。ウェー
ブレットフィルタ71では、前述のウェーブレットフィ
ルタと同様に、入力される画像信号に対して1次元のウ
ェーブレット変換を行い低周波成分S71−1及び高周
波成分S71−2をメモリ72に出力する。メモリ72
からの低周波成分の出力S72−1がまた1次元のウェ
ーブレットフィルタ71に入力される。その繰り返しウ
ェーブレット変換を行うことによって任意の段数の1次
元ウェーブレット変換を行うことが出来る。また、13
−3のような1次元のウェーブレット変換を縦及び横方
向の成分に対してそれぞれ行うような局所ウェーブレッ
ト変換手段は、前記1次元のウェーブレット変換のみを
行う局所ウェーブレット変換手段を2段並列に接続すれ
ばよい。また、2次元のウェーブレット変換を行う局所
ウェーブレット変換手段は、従来技術のウェーブレット
変換と同様な構成で実現できる。
を行うような局所ウェーブレット変換手段(例えば、1
3−1,13−2)は、図11のように1段の1次元の
ウェーブレット変換を行うウェーブレットフィルタ71
と1段のメモリ81から構成することが出来る。ウェー
ブレットフィルタ71では、前述のウェーブレットフィ
ルタと同様に、入力される画像信号に対して1次元のウ
ェーブレット変換を行い低周波成分S71−1及び高周
波成分S71−2をメモリ72に出力する。メモリ72
からの低周波成分の出力S72−1がまた1次元のウェ
ーブレットフィルタ71に入力される。その繰り返しウ
ェーブレット変換を行うことによって任意の段数の1次
元ウェーブレット変換を行うことが出来る。また、13
−3のような1次元のウェーブレット変換を縦及び横方
向の成分に対してそれぞれ行うような局所ウェーブレッ
ト変換手段は、前記1次元のウェーブレット変換のみを
行う局所ウェーブレット変換手段を2段並列に接続すれ
ばよい。また、2次元のウェーブレット変換を行う局所
ウェーブレット変換手段は、従来技術のウェーブレット
変換と同様な構成で実現できる。
【0031】各段の量子化手段14−i及び各段の符号
化手段15−iは、従来技術の物と同様な機能を有し同
様に動作するので、説明を省略する。
化手段15−iは、従来技術の物と同様な機能を有し同
様に動作するので、説明を省略する。
【0032】切替手段16では、入力される格段の符号
化手段の出力である符号量S15−iをカウントして符
号量が最も少ない符号化手段の符号を選択し、局所ウェ
ーブレット変換情報も併せて出力するようにする。この
局所ウェーブレット変換情報は、局所ウェーブレット変
換手段13−iによって出力される。あるいはどの符号
化手段15−iを選択したかにより切替手段16によっ
て局所ウェーブレット変換情報を選択して出力しても良
い。
化手段の出力である符号量S15−iをカウントして符
号量が最も少ない符号化手段の符号を選択し、局所ウェ
ーブレット変換情報も併せて出力するようにする。この
局所ウェーブレット変換情報は、局所ウェーブレット変
換手段13−iによって出力される。あるいはどの符号
化手段15−iを選択したかにより切替手段16によっ
て局所ウェーブレット変換情報を選択して出力しても良
い。
【0033】<効果>以上説明したように、本発明の具
体例1によれば、局所ウェーブレット変換手段を追加す
ることによって、画像の局所の性質に応じて、最適なウ
ェーブレット変換を行うことが出来、符号化の効率の一
層の向上が実現できる。
体例1によれば、局所ウェーブレット変換手段を追加す
ることによって、画像の局所の性質に応じて、最適なウ
ェーブレット変換を行うことが出来、符号化の効率の一
層の向上が実現できる。
【0034】《具体例2》 <構成>以下、本発明による具体例2を図面を参照して
詳細に説明する。本発明の具体例2の画像符号化方法
は、図12のように、本発明の具体例1の画像符号化方
法において、切替手段を量子化手段の後ろに置き、符号
化手段を1段に減らした構成にしたものである。
詳細に説明する。本発明の具体例2の画像符号化方法
は、図12のように、本発明の具体例1の画像符号化方
法において、切替手段を量子化手段の後ろに置き、符号
化手段を1段に減らした構成にしたものである。
【0035】<動作>本発明の具体例2の切替手段で
は、各段の量子化手段による量子化誤差および量子化後
の画像信号の大きさまたはゼロの数などを用いて符号化
効率を推定し、符号化効率の最も高いものを選択して出
力するような機能を有している。例えば、非ゼロの数と
量子化誤差の積を判定基準とし、該積が最も小さい量子
化手段の出力を符号化効率が最も良いと推定し、該量子
化手段の出力を選択して出力するようにする。
は、各段の量子化手段による量子化誤差および量子化後
の画像信号の大きさまたはゼロの数などを用いて符号化
効率を推定し、符号化効率の最も高いものを選択して出
力するような機能を有している。例えば、非ゼロの数と
量子化誤差の積を判定基準とし、該積が最も小さい量子
化手段の出力を符号化効率が最も良いと推定し、該量子
化手段の出力を選択して出力するようにする。
【0036】<効果>以上説明したように、本発明の具
体例2によれば、本発明の具体例1において、切替手段
を量子化手段の後ろに置くことによって、符号化手段を
1段に減らすことが出来、装置の簡略化が実現できる。
体例2によれば、本発明の具体例1において、切替手段
を量子化手段の後ろに置くことによって、符号化手段を
1段に減らすことが出来、装置の簡略化が実現できる。
【0037】《具体例3》 <構成>以下、本発明による具体例3を図面を参照して
詳細に説明する。本発明の具体例3の画像復号方法は、
図14のように、従来技術の画像復号方法において、逆
量子化手段26と、画像構成手段27との間に局所ウェ
ーブレット逆変換手段29を挿入して構成されている。
詳細に説明する。本発明の具体例3の画像復号方法は、
図14のように、従来技術の画像復号方法において、逆
量子化手段26と、画像構成手段27との間に局所ウェ
ーブレット逆変換手段29を挿入して構成されている。
【0038】<動作>本発明の具体例3の画像復号方法
において、復号手段25及び逆量子化手段26及び画像
構成手段27及びウェーブレット逆変換手段28は、従
来技術のものと同様な機能を有し、同一動作をするの
で、説明を省略する。
において、復号手段25及び逆量子化手段26及び画像
構成手段27及びウェーブレット逆変換手段28は、従
来技術のものと同様な機能を有し、同一動作をするの
で、説明を省略する。
【0039】局所ウェーブレット逆変換手段29では、
入力される逆量子化された画像ブロックに対して、画像
符号化時選択された局所ウェーブレット変換方法の情報
に従って、該局所ウェーブレット変換と逆の動作をし、
ウェーブレット逆変換をすることによって、局所ウェー
ブレット変換画像ブロックを復元する。例えば、符号化
側では、注目ブロックに対して図7に示すように横方向
の周波数成分のみを縦方向の1次元ウェーブレット変換
を行った場合、局所ウェーブレット逆変換手段では、横
方向の周波数成分に対してのみ縦方向の1次元ウェーブ
レット逆変換を行い、画像ブロックを図5の構成に戻
す。
入力される逆量子化された画像ブロックに対して、画像
符号化時選択された局所ウェーブレット変換方法の情報
に従って、該局所ウェーブレット変換と逆の動作をし、
ウェーブレット逆変換をすることによって、局所ウェー
ブレット変換画像ブロックを復元する。例えば、符号化
側では、注目ブロックに対して図7に示すように横方向
の周波数成分のみを縦方向の1次元ウェーブレット変換
を行った場合、局所ウェーブレット逆変換手段では、横
方向の周波数成分に対してのみ縦方向の1次元ウェーブ
レット逆変換を行い、画像ブロックを図5の構成に戻
す。
【0040】<効果>以上説明したように、本発明の具
体例3によれば、従来技術の画像復号方法において、逆
量子化手段と、画像構成手段との間に局所ウェーブレッ
ト逆変換手段を挿入することによって、本発明の第1の
具体例及び第2の具体例の画像符号化方法によって符号
化された画像が復元できるのである。
体例3によれば、従来技術の画像復号方法において、逆
量子化手段と、画像構成手段との間に局所ウェーブレッ
ト逆変換手段を挿入することによって、本発明の第1の
具体例及び第2の具体例の画像符号化方法によって符号
化された画像が復元できるのである。
【0041】《具体例4》 <構成>以下、本発明による具体例4を図面を参照して
詳細に説明する。本発明の具体例4の画像符号化方法
は、図15のように、本発明の具体例1の画像符号化方
法において、切替手段をなくし、局所ウェーブレット変
換手段を1段に減らし、そして、局所性質検出手段を設
け、ブロック分割手段の出力から該ブロックの性質を検
出し、それによって局所ウェーブレット変換手段を制御
するような構成にしたものである。
詳細に説明する。本発明の具体例4の画像符号化方法
は、図15のように、本発明の具体例1の画像符号化方
法において、切替手段をなくし、局所ウェーブレット変
換手段を1段に減らし、そして、局所性質検出手段を設
け、ブロック分割手段の出力から該ブロックの性質を検
出し、それによって局所ウェーブレット変換手段を制御
するような構成にしたものである。
【0042】<動作>本発明の具体例4の局所性質検出
手段18では、ブロック分割手段12から出力される各
画像ブロックに対して、例えば、横方向の成分HL2及
びHL3に対して縦方向の相関を求め、該相関が規定値
より高いときに該ブロックの横方向の成分HL2及びH
L3に対して縦方向の1次元のウェーブレット変換をす
るように制御信号s18を局所ウェーブレット変換手段
13に出力する。同時に、縦方向の成分LH2及びLH
3に対して横方向の相関を求め、該相関が規定値より高
いときに該ブロックの縦方向の成分LH2及びLH3に
対して横方向の1次元のウェーブレット変換をするよう
に制御信号s18を局所ウェーブレット変換手段13に
出力する。前記相関の求め方として、例えば、隣接画像
信号の積を累積加算し、該画像信号の自乗和で割ったも
のを用いる方法がある。
手段18では、ブロック分割手段12から出力される各
画像ブロックに対して、例えば、横方向の成分HL2及
びHL3に対して縦方向の相関を求め、該相関が規定値
より高いときに該ブロックの横方向の成分HL2及びH
L3に対して縦方向の1次元のウェーブレット変換をす
るように制御信号s18を局所ウェーブレット変換手段
13に出力する。同時に、縦方向の成分LH2及びLH
3に対して横方向の相関を求め、該相関が規定値より高
いときに該ブロックの縦方向の成分LH2及びLH3に
対して横方向の1次元のウェーブレット変換をするよう
に制御信号s18を局所ウェーブレット変換手段13に
出力する。前記相関の求め方として、例えば、隣接画像
信号の積を累積加算し、該画像信号の自乗和で割ったも
のを用いる方法がある。
【0043】局所ウェーブレット変換手段13では、局
所性質検出手段18より入力される制御信号s18に従
って、ブロック分割手段12より入力される画像ブロッ
クに対して、横方向、あるいは縦方向、あるいは横縦両
方向の1次元ウェーブレット変換して出力するか、ある
いは入力をそのまま出力するかのいずれかを行う。
所性質検出手段18より入力される制御信号s18に従
って、ブロック分割手段12より入力される画像ブロッ
クに対して、横方向、あるいは縦方向、あるいは横縦両
方向の1次元ウェーブレット変換して出力するか、ある
いは入力をそのまま出力するかのいずれかを行う。
【0044】尚、局所性質検出手段18はブロック分割
手段12より出力される画像信号に対し、相関を求めて
局所性質の検出を行っているが、別途画像信号を入力し
て相関を求めることとしても良い。
手段12より出力される画像信号に対し、相関を求めて
局所性質の検出を行っているが、別途画像信号を入力し
て相関を求めることとしても良い。
【0045】<効果>以上説明したように、本発明の具
体例4によれば、本発明の具体例1において、切替手段
を無くし、且つ局所ウェーブレット変換手段を1段にし
たことによって、装置の大幅な簡略化が実現できる。
体例4によれば、本発明の具体例1において、切替手段
を無くし、且つ局所ウェーブレット変換手段を1段にし
たことによって、装置の大幅な簡略化が実現できる。
【0046】《具体例5》 <構成>以下、本発明による具体例5を図面を参照して
詳細に説明する。本発明の具体例5の画像符号化方法
は、図16のように、本発明の具体例4の画像符号化方
法において、逆量子化手段と、局所ウェーブレット逆変
換手段と、メモリを設け、量子化手段の出力を逆量子化
手段に接続し、逆量子化手段の出力を局所ウェーブレッ
ト逆変換手段に接続し、局所ウェーブレット逆変換手段
の出力をメモリに出力し、メモリの出力を局所性質検出
手段に出力し、局所性質検出手段の出力を局所ウェーブ
レット変換手段及び局所ウェーブレット逆変換手段に出
力するような構成にしたものである。
詳細に説明する。本発明の具体例5の画像符号化方法
は、図16のように、本発明の具体例4の画像符号化方
法において、逆量子化手段と、局所ウェーブレット逆変
換手段と、メモリを設け、量子化手段の出力を逆量子化
手段に接続し、逆量子化手段の出力を局所ウェーブレッ
ト逆変換手段に接続し、局所ウェーブレット逆変換手段
の出力をメモリに出力し、メモリの出力を局所性質検出
手段に出力し、局所性質検出手段の出力を局所ウェーブ
レット変換手段及び局所ウェーブレット逆変換手段に出
力するような構成にしたものである。
【0047】<動作>本発明の具体例5の逆量子化手段
26では、前記具体例3の逆量子化手段と同様な機能を
有し、量子化手段14によって量子化された画像信号を
逆量子化し復元する。
26では、前記具体例3の逆量子化手段と同様な機能を
有し、量子化手段14によって量子化された画像信号を
逆量子化し復元する。
【0048】局所ウェーブレット逆変換手段13では、
前記具体例3の局所ウェーブレット逆変換手段と同様な
機能を有し、後述の局所性質検出手段18より出力され
た制御信号s18に従って、同じく該制御信号s18に
よって局所ウェーブレット変換された画像ブロックに対
して局所ウェーブレット逆変換をし、画像ブロックを復
元する。
前記具体例3の局所ウェーブレット逆変換手段と同様な
機能を有し、後述の局所性質検出手段18より出力され
た制御信号s18に従って、同じく該制御信号s18に
よって局所ウェーブレット変換された画像ブロックに対
して局所ウェーブレット逆変換をし、画像ブロックを復
元する。
【0049】メモリ30では、局所ウェーブレット逆変
換手段29によって復元された画像ブロックを格納す
る。
換手段29によって復元された画像ブロックを格納す
る。
【0050】局所性質検出手段18では、現時点で符号
化しようとする注目画像ブロックに対して、メモリ30
より該注目ブロックに隣接する圧縮復元された画像ブロ
ックの横方向成分及び縦方向成分の相関を前記具体例4
と同様に求め、該相関の大きい方向に対してさらに1次
元のウェーブレット変換及び逆変換をするように、局所
ウェーブレット変換手段13及び局所ウェーブレット逆
変換手段29に対して、制御信号s18を出力する。
化しようとする注目画像ブロックに対して、メモリ30
より該注目ブロックに隣接する圧縮復元された画像ブロ
ックの横方向成分及び縦方向成分の相関を前記具体例4
と同様に求め、該相関の大きい方向に対してさらに1次
元のウェーブレット変換及び逆変換をするように、局所
ウェーブレット変換手段13及び局所ウェーブレット逆
変換手段29に対して、制御信号s18を出力する。
【0051】<効果>以上説明したように、本発明の具
体例5によれば、本発明の具体例4において、局所性質
検出を注目画像ブロックの近隣の圧縮復元された画像ブ
ロックを用いて行い、局所ウェーブレット変換手段を制
御することによって、復号側でも同様に、局所ウェーブ
レット逆変換手段を制御することが可能となり、該制御
信号を伝送する必要が無くなり、符号化効率の一層の向
上が実現できる。
体例5によれば、本発明の具体例4において、局所性質
検出を注目画像ブロックの近隣の圧縮復元された画像ブ
ロックを用いて行い、局所ウェーブレット変換手段を制
御することによって、復号側でも同様に、局所ウェーブ
レット逆変換手段を制御することが可能となり、該制御
信号を伝送する必要が無くなり、符号化効率の一層の向
上が実現できる。
【0052】《具体例6》 <構成>以下、本発明による具体例6を図面を参照して
詳細に説明する。本発明の具体例6の画像復号化方法
は、図17のように、本発明の具体例3の画像復号化方
法において、メモリと局所性質検出手段を設け、局所ウ
ェーブレット逆変換手段の出力をメモリに出力し、メモ
リの出力を局所性質検出手段に出力し、局所性質検出手
段の出力を局所ウェーブレット逆変換手段に出力するよ
うな構成にしたものである。
詳細に説明する。本発明の具体例6の画像復号化方法
は、図17のように、本発明の具体例3の画像復号化方
法において、メモリと局所性質検出手段を設け、局所ウ
ェーブレット逆変換手段の出力をメモリに出力し、メモ
リの出力を局所性質検出手段に出力し、局所性質検出手
段の出力を局所ウェーブレット逆変換手段に出力するよ
うな構成にしたものである。
【0053】<動作>本発明の具体例6のメモリ30で
は、局所ウェーブレット逆変換手段29によって復元さ
れた画像ブロックを格納する。
は、局所ウェーブレット逆変換手段29によって復元さ
れた画像ブロックを格納する。
【0054】局所性質検出手段18では、現時点で符号
化しようとする注目画像ブロックに対して、メモリ30
より該注目ブロックに隣接する圧縮復元された画像ブロ
ックの横方向成分及び縦方向成分の相関を前記具体例4
と同様に求め、該相関の大きい方向に対してさらに1次
元のウェーブレット変換及び逆変換をするように、局所
ウェーブレット逆変換手段29に対して、制御信号s1
8を出力する。
化しようとする注目画像ブロックに対して、メモリ30
より該注目ブロックに隣接する圧縮復元された画像ブロ
ックの横方向成分及び縦方向成分の相関を前記具体例4
と同様に求め、該相関の大きい方向に対してさらに1次
元のウェーブレット変換及び逆変換をするように、局所
ウェーブレット逆変換手段29に対して、制御信号s1
8を出力する。
【0055】<効果>以上説明したように、本発明の具
体例6によれば、局所性質検出を注目画像ブロックの近
隣の圧縮復元された画像ブロックを用いて行い、局所ウ
ェーブレット逆変換手段を制御することによって、本発
明の具体例5の局所ウェーブレット変換手段に対する制
御と同じ制御が可能となり、本発明の具体例5によって
符号化された画像信号を制御信号なしで復号することが
可能である。
体例6によれば、局所性質検出を注目画像ブロックの近
隣の圧縮復元された画像ブロックを用いて行い、局所ウ
ェーブレット逆変換手段を制御することによって、本発
明の具体例5の局所ウェーブレット変換手段に対する制
御と同じ制御が可能となり、本発明の具体例5によって
符号化された画像信号を制御信号なしで復号することが
可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像符号
化装置によれば、局所ウェーブレット変換手段を備える
ことによって、画像の局所の性質に応じた最適なウェー
ブレット変換を行うことが出来、符号化の効率の一層の
向上が実現できる。また、切替手段を量子化手段の後ろ
に置くことによって、符号化手段を1段に減らすことが
出来、装置の簡略化が実現できる。
化装置によれば、局所ウェーブレット変換手段を備える
ことによって、画像の局所の性質に応じた最適なウェー
ブレット変換を行うことが出来、符号化の効率の一層の
向上が実現できる。また、切替手段を量子化手段の後ろ
に置くことによって、符号化手段を1段に減らすことが
出来、装置の簡略化が実現できる。
【0057】本発明の画像復号化装置によれば、局所ウ
ェーブレット逆変換手段を備えることによって、局所ウ
ェーブレット変換情報により局所ウェーブレット変換ブ
ロックの復元が行われて画像が復号される。このため、
ブロックノイズの無い良好な画像復号が実現できるとい
う効果を奏する。
ェーブレット逆変換手段を備えることによって、局所ウ
ェーブレット変換情報により局所ウェーブレット変換ブ
ロックの復元が行われて画像が復号される。このため、
ブロックノイズの無い良好な画像復号が実現できるとい
う効果を奏する。
【図1】本発明による具体例1の画像符号化方法の構成
図である。
図である。
【図2】従来技術の画像符号化方法の構成図である。
【図3】ウェーブレット変換手段の構成図である。
【図4】ウェーブレットフィルタの構成図である。
【図5】従来のウェーブレット変換の帯域構成図であ
る。
る。
【図6】ブロック分割手段の説明図である。
【図7】本発明の局所ウェーブレット変換の第1例の周
波数帯域分割図である。
波数帯域分割図である。
【図8】本発明の局所ウェーブレット変換の第2例の周
波数帯域分割図である。
波数帯域分割図である。
【図9】本発明の局所ウェーブレット変換の第3例の周
波数帯域分割図である。
波数帯域分割図である。
【図10】本発明の局所ウェーブレット変換の第4例の
周波数帯域分割図である。
周波数帯域分割図である。
【図11】局所ウェーブレット変換の1例の構成図であ
る。
る。
【図12】本発明による具体例2の画像符号化方法の構
成図である。
成図である。
【図13】従来技術の画像復号化方法の構成図である。
【図14】本発明による具体例3の画像復号化方法の構
成図である。
成図である。
【図15】本発明による具体例4の画像符号化方法の構
成図である。
成図である。
【図16】本発明による具体例5の画像符号化方法の構
成図である。
成図である。
【図17】本発明による具体例6の画像復号化方法の構
成図である。
成図である。
11、21 ウェーブレット変換手段 12、22 ブロック分割手段 13−1から13−4 局所ウェーブレット変換手段 14−0から14−4、23 量子化手段 15−0から15−4、16 24 符号化手段 16 切替手段 18、局所性質検出手段 31、33−1、33−2 ウェーブレットフィルタ 30、32、34 メモリ 41 ローパスフィルタ 42 ハイパスフィルタ 25 復号手段 26 逆量子化手段 27 画像構成手段 28 ウェーブレット逆変換手段 29 局所ウェーブレット逆変換手段
Claims (22)
- 【請求項1】 2次元画像信号をウェーブレット変換す
るウェーブレット変換手段と、 前記ウェーブレット変換手段によってウェーブレット変
換された画像信号をブロックに分割するブロック分割手
段と、 前記ブロック分割手段によって分割された画像信号の特
定の周波数成分に対して局所ウェーブレット変換を行う
n(n:正の整数)段の局所ウェーブレット変換手段
と、 前記ブロック分割手段によって分割された画像信号及び
前記n段の局所ウェーブレット変換手段によって変換さ
れた画像信号を量子化するn+1段の量子化手段と、 前記n+1段の量子化手段によって量子化された画像信
号を符号化するn+1段の符号化手段と、 前記n+1段の符号化手段によって符号化された画像信
号から1段の出力を選択して出力する切替手段と、を備
えたことを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項2】 2次元画像信号をウェーブレット変換す
るウェーブレット変換手段と、 前記ウェーブレット変換手段によってウェーブレット変
換された画像信号をブロックに分割するブロック分割手
段と、 前記ブロック分割手段によって分割された画像信号の特
定の周波数成分に対して局所ウェーブレット変換を行う
n(n:正の整数)段の局所ウェーブレット変換手段
と、 前記ブロック分割手段によって分割された画像信号及び
前記n段の局所ウェーブレット変換された画像信号を量
子化するn+1段の量子化手段と、 前記n+1段の量子化手段によって量子化された画像信
号から1段の出力を選択して出力する切替手段と、 前記切替手段によって出力された画像信号を符号化する
符号化手段と、 を備えたことを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項3】 前記n段の局所ウェーブレット変換手段
は、 横方向の成分、縦方向の成分、横および縦方向の成分お
よび全ての成分に対してそれぞれ局所ウェーブレット変
換を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画
像符号化装置。 - 【請求項4】 前記n段の局所ウェーブレット変換手段
は、 局所ウェーブレット変換情報を出力することを特徴とす
る請求項1から3に記載の画像符号化装置。 - 【請求項5】 前記切替手段は、 前記選択した1段の出力に応じた局所ウェーブレット変
換情報を出力することを特徴とする請求項1から3に記
載の画像符号化装置。 - 【請求項6】 ブロック分割され符号化された2次元画
像信号を復号する復号手段と、 前記復号手段によって復号された画像ブロックの信号を
逆量子化する逆量子化手段と、 前記逆量子化手段によって逆量子化された画像ブロック
の信号に対して、前記局所ウェーブレット変換情報に従
い局所ウェーブレット逆変換を行う局所ウェーブレット
逆変換手段と、 前記局所ウェーブレット逆変換手段によって逆変換され
た画像ブロックの信号から画像フレームを構成する画像
構成手段と、 前記画像構成手段によって構成された画像フレームに対
して2次元のウェーブレット逆変換を行うウェーブレッ
ト逆変換手段と、を備えたことを特徴とする画像復号化
装置。 - 【請求項7】 2次元画像信号をウェーブレット変換す
るウェーブレット変換手段と、 前記ウェーブレット変換手段によってウェーブレット変
換された画像信号をブロックに分割するブロック分割手
段と、 画像信号の特定方向の相関性を求めることにより局所性
質を検出して制御信号を出力する局所性質検出手段と、 前記ブロック分割手段によって分割された画像信号に対
し、前記局所性質検出手段によって出力された制御信号
に従って、特定の周波数成分に対して局所ウェーブレッ
ト変換を行う局所ウェーブレット変換手段と、 前記ブロック分割手段によって分割された画像信号およ
び局所ウェーブレット変換手段によって変換された画像
信号を量子化する量子化手段と、 前記量子化手段によって量子化された画像信号を符号化
する符号化手段と、を備えたことを特徴とする画像符号
化装置。 - 【請求項8】 2次元画像信号をウェーブレット変換す
るウェーブレット変換手段と、 前記ウェーブレット変換手段によってウェーブレット変
換された画像信号をブロックに分割するブロック分割手
段と、 前記ブロック分割手段によって分割された画像信号に対
し、局所性質検出手段によって出力された制御信号に従
って、特定の周波数成分に対して局所ウェーブレット変
換を行う局所ウェーブレット変換手段と、 前記ブロック分割手段によって分割された画像信号およ
び局所ウェーブレット変換手段によって変換された画像
信号を量子化する量子化手段と、 前記量子化手段によって量子化された画像信号を符号化
する符号化手段と、 前記量子化手段によって量子化された画像信号を逆量子
化する逆量子化手段と、 前記逆量子化された画像信号に対し、局所性質検出手段
によって出力された制御信号に従って、特定の周波数成
分に対して局所ウェーブレット逆変換を行う局所ウェー
ブレット逆変換手段と、 前記局所ウェーブレット逆変換手段によって特定の周波
数成分がウェーブレット逆変換された画像信号を格納す
るメモリとを備え、 前記局所性質検出手段は、前記メモリから符号化すべき
注目画像ブロックの隣接ブロックの画像信号を読み出し
て画像信号の特定の周波数成分の特定方向の相関性を求
めることにより局所性質を検出して制御信号を出力する
ことを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項9】 ブロック分割され符号化された2次元画
像信号を復号する復号手段と、 前記復号手段によって復号された画像ブロックの信号を
逆量子化する逆量子化手段と、 前記逆量子化手段によって逆量子化された画像ブロック
の信号に対し、局所性質検出手段より出力せれる制御信
号に従って局所ウェーブレット逆変換を行う局所ウェー
ブレット逆変換手段と、 前記局所ウェーブレット逆変換手段によって特定の周波
数成分がウェーブレット逆変換された画像信号を格納す
るメモリと、 前記メモリから復号すべき注目画像ブロックの隣接ブロ
ックの画像信号を読み出して画像信号の特定の周波数成
分の特定方向の相関性を求めることにより局所性質を検
出して制御信号を出力する局所性質検出手段と、 前記局所ウェーブレット逆変換手段によって逆変換され
た画像ブロックの信号から画像フレームを構成する画像
構成手段と、 前記画像構成手段によって構成された画像フレームに対
して2次元のウェーブレット逆変換を行うウェーブレッ
ト逆変換手段と、を備えたことを特徴とする画像復号化
装置。 - 【請求項10】 前記局所性質検出手段は、 入力される画像ブロックの横方向の低周波数成分の縦方
向の相関値が規定値より大きい場合に横方向の低周波数
成分に対して、縦方向の1次ウェーブレット変換を行う
よう制御信号を出力し、入力される画像ブロックの縦方
向の低周波数成分の横方向の相関値が規定値より大きい
場合に縦方向の低周波数成分に対して、横方向の1次ウ
ェーブレット変換を行うよう制御信号を出力することを
特徴とする請求項7および8に記載の画像符号化装置及
び請求項9に記載の画像復号化装置。 - 【請求項11】 請求項1から5及び請求項7のいずれ
かに記載の画像符号化装置及び請求項6に記載の画像復
号化装置とを備えたことを特徴とする画像符号化復号化
装置。 - 【請求項12】 請求項8に記載の画像符号化装置と請
求項9に記載の画像復号化装置とを備えたことを特徴と
する画像符号化復号化装置。 - 【請求項13】 2次元画像信号をウェーブレット変換
し、 前記ウェーブレット変換された画像信号をブロックに分
割し、 前記分割された画像信号の特定の周波数成分に対して局
所ウェーブレット変換を行い、 前記分割された画像信号及び前記変換された画像信号を
量子化し、 前記量子化された画像信号を符号化し、 前記符号化された画像信号から1段の出力を選択して出
力する、ことを特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項14】 2次元画像信号をウェーブレット変換
し、 前記ウェーブレット変換された画像信号をブロックに分
割し、 前記分割された画像信号の特定の周波数成分に対して局
所ウェーブレット変換を行い、 前記分割された画像信号及び前記変換された画像信号を
量子化し、 前記量子化された画像信号から1段の出力を選択して出
力し、 前記符号化された画像信号を符号化する、ことを特徴と
する画像符号化方法。 - 【請求項15】 前記局所ウェーブレット変換は、 横方向の成分、縦方向の成分、横および縦方向の成分お
よび全ての成分に対してそれぞれ局所ウェーブレット変
換を行うことを特徴とする請求項13または14に記載
の画像符号化方法。 - 【請求項16】 前記局所ウェーブレット変換は、 局所ウェーブレット変換情報を出力することを特徴とす
る請求項13から15に記載の画像符号化方法。 - 【請求項17】 前記選択された1段の出力に応じた局
所ウェーブレット変換情報を出力することを特徴とする
請求項13から15に記載の画像符号化方法。 - 【請求項18】 ブロック分割され符号化された2次元
画像信号を復号し、 前記復号された画像ブロックの信号を逆量子化し、 前記逆量子化された画像ブロックの信号に対して、前記
局所ウェーブレット変換情報に従い局所ウェーブレット
逆変換を行い、 前記逆変換された画像ブロックの信号から画像フレーム
を構成し、 前記画像構成手段によって構成された画像フレームに対
して2次元のウェーブレット逆変換を行うことを特徴と
する画像復号化方法。 - 【請求項19】 2次元画像信号をウェーブレット変換
し、 前記ウェーブレット変換された画像信号をブロックに分
割し、 前記ブロック分割された画像信号の特定方向の相関性を
求めることにより局所性質を検出して局所ウェーブレッ
ト変換を制御し、 前記ブロック分割された画像信号に対し、前記制御信号
に従って特定の周波数成分に対して局所ウェーブレット
変換を行い、 前記局所ウェーブレット変換された画像信号を量子化
し、 前記量子化された画像信号を符号化する、ことを特徴と
する画像符号化方法。 - 【請求項20】 2次元画像信号をウェーブレット変換
し、 前記ウェーブレット変換された画像信号をブロックに分
割し、 前記ブロック分割された画像信号に対し、局所性質検出
による制御信号に従って特定の周波数成分に対して局所
ウェーブレット変換を行い、 前記局所ウェーブレット変換された画像信号を量子化
し、 前記量子化された画像信号を符号化し、前記量子化され
た画像信号を逆量子化し、 前記逆量子化された画像信号に対し、局所性質検出によ
る制御信号に従って特定の周波数成分に対して局所ウェ
ーブレット逆変換を行い、前記特定の周波数成分がウェ
ーブレット逆変換された画像信号を格納し、 前記格納された画像信号から符号化すべき注目画像ブロ
ックの隣接ブロックの画像信号を読み出して画像信号の
特定の周波数成分の特定方向の相関性を求めることによ
り局所性質を検出して前記局所ウェーブレット変換及び
局所ウェーブレット逆変換を制御する、ことを特徴とす
る画像符号化方法。 - 【請求項21】 ブロック分割され符号化された2次元
画像信号を復号し、 前記復号された画像ブロックの信号を逆量子化し、 前記逆量子化された画像ブロックの信号に対し、局所性
質検出による制御信号に従って局所ウェーブレット逆変
換を行い、 前記特定の周波数成分がウェーブレット逆変換された画
像信号を格納し、 前記格納された画像信号から復号すべき注目画像ブロッ
クの隣接ブロックの画像信号を読み出して画像信号の特
定の周波数成分の特定方向の相関性を求めることにより
局所性質を検出して前記局所ウェーブレット逆変換を制
御し、 前記特定の周波数成分がウェーブレット逆変換された画
像ブロックの信号から画像フレームを構成し、 前記構成された画像フレームに対して2次元のウェーブ
レット逆変換を行う、ことを特徴とする画像復号化方
法。 - 【請求項22】 入力される画像ブロックの横方向の低
周波数成分の縦方向の相関値が規定値より大きい場合に
横方向の低周波数成分に対して、縦方向の1次ウェーブ
レット変換を行うよう制御信号を出力し、入力される画
像ブロックの縦方向の低周波数成分の横方向の相関値が
規定値より大きい場合に縦方向の低周波数成分に対し
て、横方向の1次ウェーブレット変換を行うよう制御信
号を出力することを特徴とする請求項19から20に記
載の画像符号化方法及び請求項21に記載の画像復号化
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8824297A JPH10327405A (ja) | 1997-03-28 | 1997-04-07 | 画像符号化復号化装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7801697 | 1997-03-28 | ||
JP9-78016 | 1997-03-28 | ||
JP8824297A JPH10327405A (ja) | 1997-03-28 | 1997-04-07 | 画像符号化復号化装置及びその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10327405A true JPH10327405A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=26419094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8824297A Pending JPH10327405A (ja) | 1997-03-28 | 1997-04-07 | 画像符号化復号化装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10327405A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003037505A (ja) * | 2001-07-26 | 2003-02-07 | Nhk Engineering Services Inc | 量子化装置及び量子化プログラム並びに符号化装置及び符号化プログラム |
KR20140109843A (ko) * | 2014-08-05 | 2014-09-16 | 삼성전자주식회사 | 비디오 부호화 방법 및 장치, 비디오 복호화 방법 및 장치 |
KR101452862B1 (ko) * | 2013-04-02 | 2014-10-23 | 삼성전자주식회사 | 비디오 부호화 방법 및 장치, 비디오 복호화 방법 및 장치 |
US8953682B2 (en) | 2009-08-14 | 2015-02-10 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for encoding video, and method and apparatus for decoding video |
-
1997
- 1997-04-07 JP JP8824297A patent/JPH10327405A/ja active Pending
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US9313490B2 (en) | 2009-08-14 | 2016-04-12 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for encoding video, and method and apparatus for decoding video |
US9313489B2 (en) | 2009-08-14 | 2016-04-12 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for encoding video, and method and apparatus for decoding video |
US9374579B2 (en) | 2009-08-14 | 2016-06-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for encoding video, and method and apparatus for decoding video |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041214 |