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JPH10310509A - 頭髪化粧料 - Google Patents

頭髪化粧料

Info

Publication number
JPH10310509A
JPH10310509A JP13611797A JP13611797A JPH10310509A JP H10310509 A JPH10310509 A JP H10310509A JP 13611797 A JP13611797 A JP 13611797A JP 13611797 A JP13611797 A JP 13611797A JP H10310509 A JPH10310509 A JP H10310509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorine
group
substituted alkyl
hair
alkyl group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13611797A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyomi Tachibana
清美 橘
Satsuki Miyagawa
さつき 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kose Corp filed Critical Kose Corp
Priority to JP13611797A priority Critical patent/JPH10310509A/ja
Publication of JPH10310509A publication Critical patent/JPH10310509A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンディショニング効果、使用性に優れ、ま
た、毛髪に対し、べたつかず、艶が良く、セット力に優
れ、セット効果の持続する頭髪化粧料を提供する。 【解決手段】フッ素アルキル・(ポリ)グリセリン共変
性シリコーン化合物を配合することを特徴とする頭髪化
粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フッ素化合物含有
基と親水性基を同時に有するフッ素アルキル・(ポリ)
グリセリン共変性シリコーン化合物を配合することによ
って、コンディショニング効果、使用性に優れ、また、
毛髪に対し、べたつかず、艶が良く、セット力に優れた
頭髪化粧料に関するものである。
【0002】さらに詳しくは、フッ素アルキル・(ポ
リ)グリセリン共変性シリコーン化合物をコンディショ
ニング剤として用いた場合は、コンディショニング効
果、使用性に優れたシャンプー、リンス、コンディショ
ナーが得られ、また、セット剤として用いた場合は、毛
髪に対し、べたつかず、艶が良く、セット力に優れ、セ
ット効果の持続するもちの良い整髪剤に関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】ヘアーケア製品中のシャンプーのような
洗浄剤においては、洗浄性や起泡性等の洗浄剤としての
基本的機能の他に、洗髪中とすすぎ時の泡質や指通りが
良く、髪がきしまない等使用性が良いこと、また、乾燥
後の髪のまとまりやすさ、しなやかさ、櫛通りが良い等
の仕上がり感が良いことが、重要なポイントになってい
る。そこで、洗浄剤基剤にカチオン性ポリマーやエステ
ル油、シリコーン油等の各種油剤を配合したものが提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カチオン性ポリマーやシリコーン油を配合したもので
は、充分なコンディショニング効果を得ることができな
かった。さらに、近年、これらの効果を向上する目的
で、アルキルポリアルキレングリコールエーテル、シリ
コーン誘導体やパーフルオロポリエーテル等の配合が試
みられているが、毛髪特性が充分でなかったり、他の化
粧品原料との相溶性が悪いため、満足する使用感や仕上
がり感が得られない等の問題があった。
【0005】一方、整髪剤には、毛髪にしなやかさや艶
を与える目的で、シリコーン油などの油剤やカチオン界
面活性剤等が用いられている。特にシリコーン油は、表
面張力が低く毛髪の潤滑性に優れ、艶を与えるため、近
年広く使用されている。しかしながら、シリコーン油を
多量に用いたり、長い間使用したりすると、毛髪にきし
み感が出るなどの欠点があった。従って、コンディショ
ニング効果、使用性に優れ、毛髪に対し、べたつかず、
艶が良く、セット力に優れたコンディショニング剤、セ
ット剤の開発が求められていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記実情に鑑み、鋭意研
究した結果、フッ素アルキル・(ポリ)グリセリン共変
性シリコーン化合物をコンディショニング剤として用い
た場合は、コンディショニング効果、使用性に優れたシ
ャンプー、リンス、コンディショナーが得られ、また、
セット剤として用いた場合は、毛髪に対し、べたつか
ず、艶が良く、セット力に優れ、セット効果の持続する
もちの良い整髪剤が得られることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、下記一般式(1)で
示される、フッ素アルキル・(ポリ)グリセリン共変性
シリコーン化合物を配合することによって、コンディシ
ョニング効果、使用性に優れ、また、毛髪に対し、べた
つかず、艶が良く、セット力に優れた頭髪化粧料に関す
るものである。
【0008】
【化5】
【0009】[式中、R1〜R12は同一又は異なっても
良く、炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基を示
し、そのうち、少なくとも1つはフッ素置換アルキル基
であり、またさらに、少なくとも1つは下記式(A)、
(B)又は(C)
【0010】
【化6】
【0011】
【化7】
【0012】
【化8】
【0013】(但し、Qは炭素数1〜10の2価炭化水
素基、lは1〜20、mは1〜20の正の整数であ
る。)で示される基、p、q、rはそれぞれ0以上の整
数であるが、p=q=0、r≠0のときR1〜R3、R8
〜R12の少なくとも1つはフッ素置換アルキル基、及び
上記式(A)、(B)又は(C)で表わされる基を示
し、p=r=0、q≠0のときR1〜R3、R6〜R7、R
10〜R12の少なくとも1つはフッ素置換アルキル基、及
び上記式(A)、(B)又は(C)で表わされる基を示
し、p≠0、q=r=0のときR1〜R5、R10〜R12
少なくとも1つはフッ素置換アルキル基、及び上記式
(A)、(B)又は(C)で表わされる基を示し、p=
0、q=r≠0、のときR1〜R3、R6〜R15の少なく
とも1つはフッ素置換アルキル基、及び上記式(A)、
(B)又は(C)で表わされる基を示し、p=r≠0、
q=0のときR1〜R5、R8〜R12の少なくとも1つは
フッ素置換アルキル基、及び上記式(A)、(B)又は
(C)で表わされる基を示し、p=q≠0、r=0のと
きR1〜R7、R10〜R12の少なくとも1つはフッ素置換
アルキル基、及び上記式(A)、(B)又は(C)で表
わされる基を示し、p=q=r=0のときR1〜R3、R
10〜R12の少なくとも1つはフッ素置換アルキル基、及
び上記式(A)、(B)又は(C)で表わされる基を示
す。] 以下、本発明について詳細に説明する。
【0014】本発明で用いられるフッ素アルキル・(ポ
リ)グリセリン共変性シリコーン化合物は、上記一般式
(1)に示すごとく、モノグリセリン及びまたはポリグ
リセリンがスペーサーを介してシリコーン鎖に結合した
化合物である。上記一般式(1)で示される化合物にお
いて、R1〜R12は同一又は異なっても良く、炭素数1
〜10のアルキル基、フェニル基を示し、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、
ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デケ
ル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、フェニル
基、トリル基等が挙げられ、また、R1〜R12の少なく
とも1つはフッ素置換アルキル基であり、例えば、トリ
フルオロプロピル基、ノナフルオロヘキシル基、ヘプタ
デカフルオロデシル基等が挙げられ、またさらにR1
12の少なくとも1つは上記式(A)、(B)又は
(C)で示される基であるが、モノグリセリン、ジグリ
セリン、トリグリセリン、テトラグリセリン等が挙げら
れる。
【0015】本発明のフッ素アルキル・(ポリ)グリセ
リン共変性シリコーン化合物を頭髪化粧料に配合する場
合、その剤型により異なるが、頭髪化粧料に対して、
0.001〜80重量%(以下、単に「%」と記す)、
特に0.1〜40%配合するのが好ましい。
【0016】本発明において、頭髪化粧料とは、シャン
プー、ヘアーリンス、リンスインシャンプー、ヘアート
リートメント、ヘアーコンディショナー、整髪料など、
外用医薬品も含めて頭髪に外用されるすべての頭髪製品
を包含する。
【0017】本発明の頭髪化粧料では、上記の成分に加
え、本発明の効果を妨げない範囲で通常の頭髪化粧料に
使用されるカチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性
剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤等の活性
剤、固体、半固体、液状の油剤、水、水溶性高分子、多
価アルコール、高級アルコール、粉体、樹脂、有機変性
粘土鉱物、高分子化合物、紫外線吸収剤、保湿剤、防腐
剤、殺菌剤、香料、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、p
H調製剤、色素、美肌用成分、生理活性成分、溶剤、噴
射剤などを配合することができる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明を実施例を挙げて説明する
が、本発明は、これらの実施例によって限定されるもの
ではない。
【0019】製造例1 攪拌機、温度計及び還流冷却器を付したガラス製フラス
コに下記式のグリセリンモノアリルエーテル38.4
g、
【0020】
【化9】
【0021】及び下記式で表わされるSiH基含有フッ
素アルキル変性シリコーン200g、
【0022】
【化10】
【0023】イソプロピルアルコール100g、酢酸カ
リウムの10%エタノール溶液0.3g及び塩化白金酸
のイソプロピルアルコール溶液(白金濃度2%)0.3
gを仕込み、加熱してイソプロピルアルコールの還流温
度で5時間反応を行なった。反応終了後、イソプロピル
アルコールを減圧留去し、下記式のフッ素アルキル・グ
リセリン共変性のシリコーン211.4gを得た。
【0024】
【化11】
【0025】製造例2 製造例1のグリセリンモノアリルエーテルを下記式のト
リグリセリンモノアリルエーテル81.4g
【0026】
【化12】
【0027】に代えた以外は同様の操作を行い、下記式
のフッ素アルキル・ポリグリセリン共変性のシリコーン
を得た。
【0028】
【化13】
【0029】製造例3 製造例1のグリセリンモノアリルエーテルを下記式のト
リグリセリンモノアリルエーテル81.4g
【化14】
【0030】に代えた以外は同様の操作を行い、下記式
のフッ素アルキル・ポリグリセリン共変性のシリコーン
246.6gを得た。
【0031】
【化15】
【0032】製造例4 製造例1のSiH基含有フッ素アルキル変性シリコーン
を下記式で表わされるSiH基含有フッ素アルキル変性
シリコーン196.3g
【0033】
【化16】
【0034】に代えた以外は、製造例3と同様の操作を
行い、下記式のフッ素アルキル・ポリグリセリン共変性
のシリコーン243gを得た。
【0035】
【化17】
【0036】製造例5 製造例1のSiH基含有フッ素アルキル変性シリコーン
を下記式で表わされるSiH基含有フッ素アルキル変性
シリコーン142.3g
【0037】
【化18】
【0038】に代えた以外は、製造例3と同様の操作を
行い、下記式のフッ素アルキル・ポリグリセリン共変性
のシリコーン194.7gを得た。
【0039】
【化19】
【0040】実施例1〜4及び比較例1〜4 シャンプ
ー 次の表1に示す各組成のシャンプーを製造し、その使用
性について評価を行なった。
【0041】
【表1】
【0042】(製造方法) A:成分1〜6を攪拌混合し、製品を得た。
【0043】(評価)女性50名のパネルにより使用テ
ストを行ない、起泡性、洗浄性、洗髪時の使用感、仕上
がり感について下記の基準で評価を行ない、その平均点
で判定した。 [評価基準] 5点:非常に良好 4点:良好 3点:普通 2点:やや不良 1点:不良 [判定] ◎:平均点4.5以上 ○:平均点3.5以上4.5未満 △:平均点2.5以上3.5未満 ×:平均点2.5未満 得られた結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】表2の結果より明らかなように、本発明の
フッ素アルキル・(ポリ)グリセリン共変性シリコーン
化合物を配合した実施例1〜4のシャンプーは比較例1
〜4に比べ、起泡性、洗浄性に優れ、また、指通りが良
く、髪がきしまない等、洗髪時の使用感も仕上がり感も
良く、非常に優れていた。
【0046】実施例5〜6及び比較例5〜6 ヘアーコ
ンディショナー 次の表3に示す各組成のヘアーコンディショナーを製造
し、その使用性について評価した。
【0047】
【表3】
【0048】(製造方法) A:成分1〜4を攪拌混合し、製品を得た。
【0049】(評価)女性50名のパネルにより使用テ
ストを行ない、塗布時ののび、塗布時の指通り、すすぎ
時の指通り、乾燥時の艶、仕上がり感について前述した
基準で評価を行ない、その平均点で判定した。その結果
を表4に示す。
【0050】
【表4】
【0051】表4の結果より明らかなように、本発明の
フッ素アルキル・(ポリ)グリセリン共変性シリコーン
化合物を配合した実施例5〜6のヘアーコンディショナ
ーは比較例5〜6に比べ、塗布時ののびや指通り、すす
ぎ時の指通りが良く、乾燥時においての艶、仕上がり感
が非常に良いものであった。
【0052】実施例7 スタイリングムース 次に示す組成のスタイリングムースを製造し、その使用
性について評価した。
【0053】 (組成) (%) 1.ポリビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体 5.0 2.フッ素アルキル・(ポリ)グリセリン共変性 1.0 シリコーン化合物(製造例3) 3.エタノール 10.0 4.防腐剤 適 量 5.香料 適 量 6.精製水 残 量 7.噴射剤 3.0
【0054】(製造方法) A:成分1〜6を均一に混合する。 B:Aと成分7をエアゾール缶に充填して、スタイリン
グムースを得た。 実施例7のスタイリングムースは、べたつかず、艶が良
く、セット力に優れた非常に使用性の良いものであっ
た。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、フッ素アルキル・
(ポリ)グリセリン共変性シリコーン化合物を配合した
頭髪化粧料は、コンディショニング効果、使用性に優
れ、また、毛髪に対し、べたつかず、艶が良く、セット
力に優れ、セット効果の持続する持ちの非常に良いもの
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示される、フッ素ア
    ルキル・(ポリ)グリセリン共変性シリコーン化合物を
    含有することを特徴とする頭髪化粧料。 【化1】 [式中、R1〜R12は同一又は異なっても良く、炭素数
    1〜10のアルキル基、フェニル基を示し、そのうち、
    少なくとも1つはフッ素置換アルキル基であり、またさ
    らに、少なくとも1つは下記式(A)、(B)又は
    (C) 【化2】 【化3】 【化4】 (但し、Qは炭素数1〜10の2価炭化水素基、lは1
    〜20、mは1〜20の正の整数である。)で示される
    基、p、q、rはそれぞれ0以上の整数であるが、p=
    q=0、r≠0のときR1〜R3、R8〜R12の少なくと
    も1つはフッ素置換アルキル基、及び上記式(A)、
    (B)又は(C)で表わされる基を示し、p=r=0、
    q≠0のときR1〜R3、R6〜R7、R10〜R12の少なく
    とも1つはフッ素置換アルキル基、及び上記式(A)、
    (B)又は(C)で表わされる基を示し、p≠0、q=
    r=0のときR1〜R5、R10〜R12の少なくとも1つは
    フッ素置換アルキル基、及び上記式(A)、(B)又は
    (C)で表わされる基を示し、p=0、q=r≠0、の
    ときR1〜R3、R6〜R15の少なくとも1つはフッ素置
    換アルキル基、及び上記式(A)、(B)又は(C)で
    表わされる基を示し、p=r≠0、q=0のときR1
    5、R8〜R12の少なくとも1つはフッ素置換アルキル
    基、及び上記式(A)、(B)又は(C)で表わされる
    基を示し、p=q≠0、r=0のときR1〜R7、R10
    12の少なくとも1つはフッ素置換アルキル基、及び上
    記式(A)、(B)又は(C)で表わされる基を示し、
    p=q=r=0のときR1〜R3、R10〜R12の少なくと
    も1つはフッ素置換アルキル基、及び上記式(A)、
    (B)又は(C)で表わされる基を示す。]
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