JPH10308604A - 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよびそれらの設計方法 - Google Patents
誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサおよびそれらの設計方法Info
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- JPH10308604A JPH10308604A JP9344747A JP34474797A JPH10308604A JP H10308604 A JPH10308604 A JP H10308604A JP 9344747 A JP9344747 A JP 9344747A JP 34474797 A JP34474797 A JP 34474797A JP H10308604 A JPH10308604 A JP H10308604A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 要求される誘電体ブロックの外形寸法が制限
されている場合等でも所定のフィルタ特性が容易に得ら
れるように、共振周波数および共振器間の結合度の設計
上の自由度を高めた誘電体フィルタ、誘電体デュプレク
サおよびそれらの設計方法を提供する。 【解決手段】 誘電体ブロック1の内部に、開放端側と
短絡端側とで内径の異なる大内径部と小内径部を有する
共振器孔2a〜2iを形成し、大内径部の断面形状を長
円形状また楕円形状にして、その長径方向を共振器孔の
配列方向に対して傾斜させる。
されている場合等でも所定のフィルタ特性が容易に得ら
れるように、共振周波数および共振器間の結合度の設計
上の自由度を高めた誘電体フィルタ、誘電体デュプレク
サおよびそれらの設計方法を提供する。 【解決手段】 誘電体ブロック1の内部に、開放端側と
短絡端側とで内径の異なる大内径部と小内径部を有する
共振器孔2a〜2iを形成し、大内径部の断面形状を長
円形状また楕円形状にして、その長径方向を共振器孔の
配列方向に対して傾斜させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、段差部を有する
共振器孔を含む複数の共振器孔を誘電体ブロック内に配
列してなる誘電体フルタおよびその設計方法に関する。
共振器孔を含む複数の共振器孔を誘電体ブロック内に配
列してなる誘電体フルタおよびその設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】単一の誘電体ブロック内に複数の共振器
孔を設けるとともに、共振器間の結合をとるために、内
径を部分的に異ならせて段差部を設けることによって、
その段差部を境界として線路インピーダンスが異なる共
振部を形成したものが従来より用いられている。
孔を設けるとともに、共振器間の結合をとるために、内
径を部分的に異ならせて段差部を設けることによって、
その段差部を境界として線路インピーダンスが異なる共
振部を形成したものが従来より用いられている。
【0003】このような従来の誘電体フィルタは、例え
ば図13に示すように構成されている。同図の(A)は
誘電体フィルタの、回路基板への実装面を上面にした外
観斜視図、(B)は共振器孔の一方の開口面から見た図
である。この誘電体フィルタは、略直方体形状の誘電体
ブロック1内に、対向する一対の面を貫通するととも
に、その内面に内導体3を形成した共振器孔2a,2b
を設け、誘電体ブロック1の外面に入出力電極5,5を
形成し、さらに入出力電極5,5の形成領域を除く外面
の略全面に外導体4を形成して成る。
ば図13に示すように構成されている。同図の(A)は
誘電体フィルタの、回路基板への実装面を上面にした外
観斜視図、(B)は共振器孔の一方の開口面から見た図
である。この誘電体フィルタは、略直方体形状の誘電体
ブロック1内に、対向する一対の面を貫通するととも
に、その内面に内導体3を形成した共振器孔2a,2b
を設け、誘電体ブロック1の外面に入出力電極5,5を
形成し、さらに入出力電極5,5の形成領域を除く外面
の略全面に外導体4を形成して成る。
【0004】内導体3,3は、共振器孔2a,2bの一
方の開口面1a′の近傍に導体の形成していない部分を
設けて外導体4から開放(分離)するとともに、その部
分に浮遊容量を生じさせている。また内導体3,3は、
共振器孔2a,2bの他方の開口面1bを外導体4に短
絡(導通)して短絡端面としている。
方の開口面1a′の近傍に導体の形成していない部分を
設けて外導体4から開放(分離)するとともに、その部
分に浮遊容量を生じさせている。また内導体3,3は、
共振器孔2a,2bの他方の開口面1bを外導体4に短
絡(導通)して短絡端面としている。
【0005】共振器孔2a,2bは、その内部の略中央
部に段差部21を設けることによって、開放端側の開口
面1a′と短絡端面1bとで内径を異ならせている。以
下、共振器孔の内径のうち大きな部分を「大内径部」、
小さな部分を「小内径部」という。
部に段差部21を設けることによって、開放端側の開口
面1a′と短絡端面1bとで内径を異ならせている。以
下、共振器孔の内径のうち大きな部分を「大内径部」、
小さな部分を「小内径部」という。
【0006】図13に示した構成によれば、大内径部が
開放側に形成されるため、通常、両共振器間の結合は強
い容量性結合となり、通過帯域幅の広いフィルタ特性が
得られる。
開放側に形成されるため、通常、両共振器間の結合は強
い容量性結合となり、通過帯域幅の広いフィルタ特性が
得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の誘電体フィルタにおいては、図13に示したよ
うに、各共振器孔の大内径部および小内径部の断面形状
はいずれも円形であり、かつその中心軸が同軸上に形成
されているため、内導体と外導体との間に生じる静電容
量(以下、「自己容量」という。)および隣接する内導
体間に生じる静電容量(以下、「相互容量」という。)
を定めて、共振器の共振周波数および共振器間の結合度
を定める場合、共振器孔間の間隔(ピッチ)や共振器孔
の大内径部と小内径部の長さの比および大内径部と小内
径部の内径の比によって定めることができるだけであ
り、設計上の自由度が十分であるとはいえなかった。つ
まり、要求される誘電体ブロックの外形寸法が制限され
ている場合には、広範囲に亘るフィルタ特性を得ること
は困難であり、また逆に、要求されるフィルタ特性を得
るために誘電体ブロックの外形寸法を所定範囲内に収め
られない、といった問題が生じる。
た従来の誘電体フィルタにおいては、図13に示したよ
うに、各共振器孔の大内径部および小内径部の断面形状
はいずれも円形であり、かつその中心軸が同軸上に形成
されているため、内導体と外導体との間に生じる静電容
量(以下、「自己容量」という。)および隣接する内導
体間に生じる静電容量(以下、「相互容量」という。)
を定めて、共振器の共振周波数および共振器間の結合度
を定める場合、共振器孔間の間隔(ピッチ)や共振器孔
の大内径部と小内径部の長さの比および大内径部と小内
径部の内径の比によって定めることができるだけであ
り、設計上の自由度が十分であるとはいえなかった。つ
まり、要求される誘電体ブロックの外形寸法が制限され
ている場合には、広範囲に亘るフィルタ特性を得ること
は困難であり、また逆に、要求されるフィルタ特性を得
るために誘電体ブロックの外形寸法を所定範囲内に収め
られない、といった問題が生じる。
【0008】この発明の目的は、このような従来の問題
を解消し、共振周波数および共振器間の結合度の設計上
の自由度を高めた誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ
およびそれらの設計方法を提供することにある。
を解消し、共振周波数および共振器間の結合度の設計上
の自由度を高めた誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ
およびそれらの設計方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、誘電体ブロ
ックの内部に複数の共振器孔を配列するとともに、少な
くともそのうちの1つは、開放端側と短絡端側とで内径
の異なる大内径部と小内径部を有する共振器孔とし、各
共振器孔の内面に内導体を形成し、前記誘電体ブロック
の外面に外導体を形成してなる誘電体フィルタにおい
て、共振器の共振周波数および共振器間の結合度の設計
上の自由度を高めるために、請求項1に記載のとおり、
前記大内径部の断面形状を略長円形状または略楕円形状
にし、その長径方向を複数の共振器孔の配列方向に対し
て傾斜させる。
ックの内部に複数の共振器孔を配列するとともに、少な
くともそのうちの1つは、開放端側と短絡端側とで内径
の異なる大内径部と小内径部を有する共振器孔とし、各
共振器孔の内面に内導体を形成し、前記誘電体ブロック
の外面に外導体を形成してなる誘電体フィルタにおい
て、共振器の共振周波数および共振器間の結合度の設計
上の自由度を高めるために、請求項1に記載のとおり、
前記大内径部の断面形状を略長円形状または略楕円形状
にし、その長径方向を複数の共振器孔の配列方向に対し
て傾斜させる。
【0010】また、この発明は、請求項4に記載のとお
り、前記大内径部の断面形状を略長円形状または略楕円
形状にし、複数の共振器孔の配列方向に対する、前記大
内径部の断面形状における長径方向の傾斜角によって、
共振器孔の自己容量および隣接する共振器孔間の相互容
量を定める。
り、前記大内径部の断面形状を略長円形状または略楕円
形状にし、複数の共振器孔の配列方向に対する、前記大
内径部の断面形状における長径方向の傾斜角によって、
共振器孔の自己容量および隣接する共振器孔間の相互容
量を定める。
【0011】このように大内径部の断面形状を略長円形
状または略楕円形状にしたことにより、開放端側を大内
径部とした場合、開放端側での自己容量が大きくなり、
共振器の開放端側の線路インピーダンスが小さくなり、
共振周波数が低下する。逆に、所望の共振周波数を得る
ための誘電体ブロックの長さ(軸長)を短くすることが
できる。また、大内径部の断面形状を略長円形状または
略楕円形状にしたことにより、隣接する内導体の開放端
側の対向面積および対向距離を大きくして開放端側の相
互容量を大きくすることができ、隣接する共振器間の容
量性結合を容易に強めることができる。
状または略楕円形状にしたことにより、開放端側を大内
径部とした場合、開放端側での自己容量が大きくなり、
共振器の開放端側の線路インピーダンスが小さくなり、
共振周波数が低下する。逆に、所望の共振周波数を得る
ための誘電体ブロックの長さ(軸長)を短くすることが
できる。また、大内径部の断面形状を略長円形状または
略楕円形状にしたことにより、隣接する内導体の開放端
側の対向面積および対向距離を大きくして開放端側の相
互容量を大きくすることができ、隣接する共振器間の容
量性結合を容易に強めることができる。
【0012】また、前記大内径部の長径方向を複数の共
振孔の配列方向に対し傾斜させたことにより、その傾斜
角を変えれば、大内径部での自己容量を広範囲にわたっ
て変化させることができ、誘電体ブロックの寸法が規定
されていても共振周波数を広範囲にわたって設定するこ
とができ、逆に、所望の共振周波数を得るための誘電体
ブロックの長さを広範囲にわたって定めることが可能と
なる。また、傾斜角を変えることにより上記相互容量を
広範囲にわたって変化させることができ、隣接する共振
器間の結合度の設定幅を広くすることができる。
振孔の配列方向に対し傾斜させたことにより、その傾斜
角を変えれば、大内径部での自己容量を広範囲にわたっ
て変化させることができ、誘電体ブロックの寸法が規定
されていても共振周波数を広範囲にわたって設定するこ
とができ、逆に、所望の共振周波数を得るための誘電体
ブロックの長さを広範囲にわたって定めることが可能と
なる。また、傾斜角を変えることにより上記相互容量を
広範囲にわたって変化させることができ、隣接する共振
器間の結合度の設定幅を広くすることができる。
【0013】また、この発明は請求項2に記載のとお
り、前記小内径部の中心軸と前記大内径部の中心軸とを
ずらせて、大内径部に対して小内径部を偏心させる。ま
た、請求項5に記載のとおり、前記大内径部の断面形状
を略長円形状または略楕円形状にし、その長径方向を複
数の共振器孔の配列方向に対して傾斜させるとともに、
前記大内径部の中心軸に対する前記小内径部の中心軸の
偏心位置によって、隣接する共振器孔間の相互容量を定
める。
り、前記小内径部の中心軸と前記大内径部の中心軸とを
ずらせて、大内径部に対して小内径部を偏心させる。ま
た、請求項5に記載のとおり、前記大内径部の断面形状
を略長円形状または略楕円形状にし、その長径方向を複
数の共振器孔の配列方向に対して傾斜させるとともに、
前記大内径部の中心軸に対する前記小内径部の中心軸の
偏心位置によって、隣接する共振器孔間の相互容量を定
める。
【0014】このように小内径部の中心軸を大内径部の
中心軸からずらせて偏心させることにより、隣接する小
内径部間の距離が変わり、小内径部での相互容量を変化
させることができる。例えば短絡端側を小内径部とした
場合、小内径部での相互容量を小さくすれば、共振器間
の誘導性結合を弱めることができる。従って、これによ
っても結合度の設計上の自由度が増す。
中心軸からずらせて偏心させることにより、隣接する小
内径部間の距離が変わり、小内径部での相互容量を変化
させることができる。例えば短絡端側を小内径部とした
場合、小内径部での相互容量を小さくすれば、共振器間
の誘導性結合を弱めることができる。従って、これによ
っても結合度の設計上の自由度が増す。
【0015】また、この発明は、請求項3,6に記載の
とおり、前記複数の内導体のうち幾つかの内導体にそれ
ぞれ結合する入出力共用導体、入力用導体、および出力
用導体を前記誘電体ブロックに形成し、前記入出力共用
導体と前記入力用導体との間、および前記入出力共用導
体と前記出力用導体との間をそれぞれ誘電体フィルタと
することによって、誘電体デュプレクサを構成し、前記
大内径部の断面形状を略長円形状または略楕円形状に
し、複数の共振器孔の配列方向に対する、前記大内径部
の断面形状における長径方向の傾斜角によって、共振器
孔の自己容量および隣接する共振器孔間の相互容量を定
める。または、前記大内径部の断面形状を略長円形状ま
たは略楕円形状にし、その長径方向を複数の共振器孔の
配列方向に対して傾斜させるとともに、前記大内径部の
中心軸に対する前記小内径部の中心軸の偏心位置によっ
て、隣接する共振器孔間の相互容量を定める。
とおり、前記複数の内導体のうち幾つかの内導体にそれ
ぞれ結合する入出力共用導体、入力用導体、および出力
用導体を前記誘電体ブロックに形成し、前記入出力共用
導体と前記入力用導体との間、および前記入出力共用導
体と前記出力用導体との間をそれぞれ誘電体フィルタと
することによって、誘電体デュプレクサを構成し、前記
大内径部の断面形状を略長円形状または略楕円形状に
し、複数の共振器孔の配列方向に対する、前記大内径部
の断面形状における長径方向の傾斜角によって、共振器
孔の自己容量および隣接する共振器孔間の相互容量を定
める。または、前記大内径部の断面形状を略長円形状ま
たは略楕円形状にし、その長径方向を複数の共振器孔の
配列方向に対して傾斜させるとともに、前記大内径部の
中心軸に対する前記小内径部の中心軸の偏心位置によっ
て、隣接する共振器孔間の相互容量を定める。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態に係る
誘電体フィルタの構造およびその設計方法を図1〜図3
を参照して説明する。
誘電体フィルタの構造およびその設計方法を図1〜図3
を参照して説明する。
【0017】図1は回路基板などに対する実装面を上側
にした外観斜視図である。この誘電体フィルタは、略直
方体形状の誘電体ブロック1内に、対向する一対の面を
貫通するとともに、その内面に内導体3を形成した共振
器孔2a,2bを設け、誘電体ブロック1の外面に入出
力電極5,5を形成するとともに、この入出力電極5,
5の形成領域と、1aで示す共振器孔2a,2bの一方
の開口面を除く他の外面に外導体4を形成して成る。従
って1aが開放端面、1bが短絡端面である。同図に示
すように、共振器孔2a,2bは、その内部の略中央部
に段差部21を設けることによって、開放端面1a側を
大内径部、短絡端面1b側を小内径部としている。
にした外観斜視図である。この誘電体フィルタは、略直
方体形状の誘電体ブロック1内に、対向する一対の面を
貫通するとともに、その内面に内導体3を形成した共振
器孔2a,2bを設け、誘電体ブロック1の外面に入出
力電極5,5を形成するとともに、この入出力電極5,
5の形成領域と、1aで示す共振器孔2a,2bの一方
の開口面を除く他の外面に外導体4を形成して成る。従
って1aが開放端面、1bが短絡端面である。同図に示
すように、共振器孔2a,2bは、その内部の略中央部
に段差部21を設けることによって、開放端面1a側を
大内径部、短絡端面1b側を小内径部としている。
【0018】図2は図1に示した誘電体フィルタの開放
端側からみた正面図および2つの共振器孔を通る面での
断面図である。図1および図2に示すように、共振器孔
2a,2bは、それぞれ開放端側を大内径部20、短絡
端側を小内径部22とするとともに、大内径部20の軸
方向に垂直な面での断面形状を長円形状とし、その長径
方向を2つの共振器孔2a,2bの配列方向に対して所
定の角度を成して傾斜させている。図2の(A)に示す
ように、この構造により、内導体3の開放端側と外導体
4との間に自己容量Ci,Cjがそれぞれ生じ、また隣
接する共振器の開放端側の内導体間に相互容量Cijが
生じ、更に各共振器の開放端側の内導体と入出力電極
5,5との間に外部結合容量Ceが生じる。
端側からみた正面図および2つの共振器孔を通る面での
断面図である。図1および図2に示すように、共振器孔
2a,2bは、それぞれ開放端側を大内径部20、短絡
端側を小内径部22とするとともに、大内径部20の軸
方向に垂直な面での断面形状を長円形状とし、その長径
方向を2つの共振器孔2a,2bの配列方向に対して所
定の角度を成して傾斜させている。図2の(A)に示す
ように、この構造により、内導体3の開放端側と外導体
4との間に自己容量Ci,Cjがそれぞれ生じ、また隣
接する共振器の開放端側の内導体間に相互容量Cijが
生じ、更に各共振器の開放端側の内導体と入出力電極
5,5との間に外部結合容量Ceが生じる。
【0019】このように、開放端側の大内径部20の断
面形状を長円にしたことにより、自己容量が大きくな
り、共振器の開放端側の線路インピーダンスが小さくな
って共振周波数が低下する。したがって逆に、所望の共
振周波数を得るために誘電体ブロック1の軸長を短くす
ることができる。また、隣接する内導体の開放端側の対
向面積および対向距離が大きくなって相互容量が大きく
なるため、共振器間の容量性結合が高まり、結合度を高
くすることができる。そして、共振器孔の配列方向に対
する大内径部20の長径方向の傾斜角によって自己容量
Ci,Cjが変化する。これによって大内径部20の断
面形状が同一であっても共振周波数または誘電体ブロッ
クの軸長を変えることができる。また、上記傾斜角によ
って相互容量Cijも変化するので、共振器間の結合度
の設定も広範囲に行うことができる。
面形状を長円にしたことにより、自己容量が大きくな
り、共振器の開放端側の線路インピーダンスが小さくな
って共振周波数が低下する。したがって逆に、所望の共
振周波数を得るために誘電体ブロック1の軸長を短くす
ることができる。また、隣接する内導体の開放端側の対
向面積および対向距離が大きくなって相互容量が大きく
なるため、共振器間の容量性結合が高まり、結合度を高
くすることができる。そして、共振器孔の配列方向に対
する大内径部20の長径方向の傾斜角によって自己容量
Ci,Cjが変化する。これによって大内径部20の断
面形状が同一であっても共振周波数または誘電体ブロッ
クの軸長を変えることができる。また、上記傾斜角によ
って相互容量Cijも変化するので、共振器間の結合度
の設定も広範囲に行うことができる。
【0020】図3は上記傾斜角が異なるいくつかの誘電
体フィルタの開放端側から見た図である。このように、
隣接する共振器孔の小内径部間の間隔が同一であって
も、また大内径部の断面形状が同一であっても、大内径
部の長径方向の傾斜角を変えることによって上記自己容
量Ci,Cjおよび相互容量Cijが変わるため、共振
器の共振周波数、誘電体ブロックの軸長または隣接する
共振器間の結合度の設定を広範囲にわたって行うことが
できる。
体フィルタの開放端側から見た図である。このように、
隣接する共振器孔の小内径部間の間隔が同一であって
も、また大内径部の断面形状が同一であっても、大内径
部の長径方向の傾斜角を変えることによって上記自己容
量Ci,Cjおよび相互容量Cijが変わるため、共振
器の共振周波数、誘電体ブロックの軸長または隣接する
共振器間の結合度の設定を広範囲にわたって行うことが
できる。
【0021】なお、図1および図2などから明らかなよ
うに、大内径部20の傾斜角を変えることによって、内
導体の開放端付近と入出力電極5との間の外部結合容量
Ceも変化する。このことを利用すれば、入出力電極
5,5を変えぬまま、大内径部20の傾斜角によって所
望の外部結合容量を得ることができる。したがって、図
1に示したように、大内径部との間で外部結合容量を生
じさせる入出力電極を誘電体ブロックに形成した誘電体
フィルタにおいては、外部結合容量の設計上の自由度も
増す。
うに、大内径部20の傾斜角を変えることによって、内
導体の開放端付近と入出力電極5との間の外部結合容量
Ceも変化する。このことを利用すれば、入出力電極
5,5を変えぬまま、大内径部20の傾斜角によって所
望の外部結合容量を得ることができる。したがって、図
1に示したように、大内径部との間で外部結合容量を生
じさせる入出力電極を誘電体ブロックに形成した誘電体
フィルタにおいては、外部結合容量の設計上の自由度も
増す。
【0022】次に、第2の実施形態に係る誘電体フィル
タの構造およびその設計方法を図4〜図6を参照して説
明する。
タの構造およびその設計方法を図4〜図6を参照して説
明する。
【0023】第1の実施形態では、共振器孔の小内径部
の中心軸と大内径部の中心軸とを同軸上に配置したが、
この第2の実施形態では、小内径部の中心軸と大内径部
の中心軸とをずらせて、大内径部に対して小内径部を偏
心させている。例えば図4に示す例では、隣接する共振
器孔の2つの小内径部22,22の間隔が狭くなる方向
に、小内径部22,22の中心軸を大内径部20,20
の中心軸から偏心させている。これにより短絡端側であ
る小内径部での相互容量が増大し、共振器間の誘導性結
合が強くなり、全体としての容量性結合を弱める方向に
作用し、共振器間の結合度を低く設定することができ
る。逆に図5に示す例では、隣接する共振器孔の2つの
小内径部22,22の間隔が広くなる方向に、小内径部
22,22の中心軸を大内径部20,20の中心軸から
偏心させている。これにより小内径部での相互容量が減
少し、共振器間の誘導性結合が弱くなり、全体としての
容量性結合を高める方向に作用し、共振器間の結合度を
高く設定することができる。
の中心軸と大内径部の中心軸とを同軸上に配置したが、
この第2の実施形態では、小内径部の中心軸と大内径部
の中心軸とをずらせて、大内径部に対して小内径部を偏
心させている。例えば図4に示す例では、隣接する共振
器孔の2つの小内径部22,22の間隔が狭くなる方向
に、小内径部22,22の中心軸を大内径部20,20
の中心軸から偏心させている。これにより短絡端側であ
る小内径部での相互容量が増大し、共振器間の誘導性結
合が強くなり、全体としての容量性結合を弱める方向に
作用し、共振器間の結合度を低く設定することができ
る。逆に図5に示す例では、隣接する共振器孔の2つの
小内径部22,22の間隔が広くなる方向に、小内径部
22,22の中心軸を大内径部20,20の中心軸から
偏心させている。これにより小内径部での相互容量が減
少し、共振器間の誘導性結合が弱くなり、全体としての
容量性結合を高める方向に作用し、共振器間の結合度を
高く設定することができる。
【0024】上記大内径部の中心軸に対する小内径部の
中心軸の偏心方向は、図6に示すように、隣接する共振
器孔の同士で非対称であってもよい。
中心軸の偏心方向は、図6に示すように、隣接する共振
器孔の同士で非対称であってもよい。
【0025】図7および図8は第3の実施形態に係る誘
電体フィルタの構造を示す図である。このように、隣接
する共振器孔で大内径部の長径方向の傾斜角が同一方向
に傾いていても、小内径部を偏心させることによって、
小内径部での相互容量を変化させることができる。
電体フィルタの構造を示す図である。このように、隣接
する共振器孔で大内径部の長径方向の傾斜角が同一方向
に傾いていても、小内径部を偏心させることによって、
小内径部での相互容量を変化させることができる。
【0026】図9は第4の実施形態に係る誘電体フィル
タの構造を示す図である。以上に述べた例では、誘電体
ブロックの一方の共振孔の開口面を、外導体を設けない
開放面としたが、この第4の実施形態では、予め共振器
孔の内面に全面に内導体を形成した後、所定箇所を削り
取ることによって、図9に示すように共振器孔の開口部
付近に導体非形成部6を設け、この部分を開放端として
もよい。
タの構造を示す図である。以上に述べた例では、誘電体
ブロックの一方の共振孔の開口面を、外導体を設けない
開放面としたが、この第4の実施形態では、予め共振器
孔の内面に全面に内導体を形成した後、所定箇所を削り
取ることによって、図9に示すように共振器孔の開口部
付近に導体非形成部6を設け、この部分を開放端として
もよい。
【0027】以上に示した例では、開放端側を大内径
部、短絡端側を小内径部としたが、逆に短絡端側を大内
径部、開放端側を小内径部となるようにしてもよい。こ
の場合、共振周波数の変化、結合関係(容量性結合か誘
導性結合か)は、略逆の関係として説明することができ
る。
部、短絡端側を小内径部としたが、逆に短絡端側を大内
径部、開放端側を小内径部となるようにしてもよい。こ
の場合、共振周波数の変化、結合関係(容量性結合か誘
導性結合か)は、略逆の関係として説明することができ
る。
【0028】図10は第5の実施形態に係る誘電体フィ
ルタの構造を示す図である。以上に述べた例では、単一
の誘電体ブロックに2つの共振器を形成したが、大内径
部の長径方向の傾斜角によって自己容量および相互容量
が変化し、また小内径部の偏心位置によって相互容量が
変化することを利用して、3つ以上の共振器孔を形成す
る場合にも同様に本願発明を適用することができる。図
10に示す例では、3つの共振器孔を備え、それぞれの
共振器孔が大内径部20と小内径部22を備えている。
このような構造の誘電体フィルタにおいても、同図に幾
つかの変形例を示すように、各共振器孔の大内径部の長
径方向の傾斜角および小内径部の偏心方向および偏心量
を適宜定めることによって、所望のフィルタ特性を得る
ことができる。
ルタの構造を示す図である。以上に述べた例では、単一
の誘電体ブロックに2つの共振器を形成したが、大内径
部の長径方向の傾斜角によって自己容量および相互容量
が変化し、また小内径部の偏心位置によって相互容量が
変化することを利用して、3つ以上の共振器孔を形成す
る場合にも同様に本願発明を適用することができる。図
10に示す例では、3つの共振器孔を備え、それぞれの
共振器孔が大内径部20と小内径部22を備えている。
このような構造の誘電体フィルタにおいても、同図に幾
つかの変形例を示すように、各共振器孔の大内径部の長
径方向の傾斜角および小内径部の偏心方向および偏心量
を適宜定めることによって、所望のフィルタ特性を得る
ことができる。
【0029】次に、第6の実施形態に係る誘電体デュプ
レクサの構成を図11を参照して説明する。図11は誘
電体デュプレクサの投影図であり、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は右側面図で
ある。この誘電体デュプレクサは、直方体状の誘電体ブ
ロック1に対して各種孔および導体を形成して成る。す
なわち2a,2b,2c,2d,2eはこの誘電体デュ
プレクサをアンテナ共用器として用いる場合の受信フィ
ルタ側の共振器孔、2f,2g,2h,2iはこの誘電
体デュプレクサをアンテナ共用器として用いる場合の送
信フィルタ側の共振器孔である。そして、7a,7b,
7cは入出力用孔である。
レクサの構成を図11を参照して説明する。図11は誘
電体デュプレクサの投影図であり、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は右側面図で
ある。この誘電体デュプレクサは、直方体状の誘電体ブ
ロック1に対して各種孔および導体を形成して成る。す
なわち2a,2b,2c,2d,2eはこの誘電体デュ
プレクサをアンテナ共用器として用いる場合の受信フィ
ルタ側の共振器孔、2f,2g,2h,2iはこの誘電
体デュプレクサをアンテナ共用器として用いる場合の送
信フィルタ側の共振器孔である。そして、7a,7b,
7cは入出力用孔である。
【0030】同図の(B)に示すように、各共振器孔は
それぞれ図におけるほぼ上半部とほぼ下半部とで内径の
異なるステップ孔であり、その内面にはそれぞれ内導体
を形成している。ここで、3a,3b,3c,3d,3
e,3f,3g,3h,3iは共振器孔2a,2b,2
c,2d,2e,2f,2g,2h,2iの内面にそれ
ぞれ形成した内導体である。また、8a,8b,8cは
入出力用孔7a,7b,7cの内面に形成した入出力用
内導体であり、この例では入出力用内導体8a,8c,
8bが本願発明に係る出力用導体、入力用導体、入出力
共用導体にそれぞれ相当する。各内導体には、ステップ
孔の内径の大きい側の端部付近に6で示す導体非形成部
を設けていて、この部分を開放端としている。
それぞれ図におけるほぼ上半部とほぼ下半部とで内径の
異なるステップ孔であり、その内面にはそれぞれ内導体
を形成している。ここで、3a,3b,3c,3d,3
e,3f,3g,3h,3iは共振器孔2a,2b,2
c,2d,2e,2f,2g,2h,2iの内面にそれ
ぞれ形成した内導体である。また、8a,8b,8cは
入出力用孔7a,7b,7cの内面に形成した入出力用
内導体であり、この例では入出力用内導体8a,8c,
8bが本願発明に係る出力用導体、入力用導体、入出力
共用導体にそれぞれ相当する。各内導体には、ステップ
孔の内径の大きい側の端部付近に6で示す導体非形成部
を設けていて、この部分を開放端としている。
【0031】同図に示す孔9a,9b,9cはそれぞれ
アース孔であり、内径が一定のストレート孔の内周面に
全面に導体を形成している。誘電体ブロック1の外面に
は入出力用内導体8a,8b,8cからそれぞれ連続す
る入出力電極5a,5b,5cを形成するとともに、こ
れらの入出力電極を除くほぼ全面(六面)に外導体4を
形成している。
アース孔であり、内径が一定のストレート孔の内周面に
全面に導体を形成している。誘電体ブロック1の外面に
は入出力用内導体8a,8b,8cからそれぞれ連続す
る入出力電極5a,5b,5cを形成するとともに、こ
れらの入出力電極を除くほぼ全面(六面)に外導体4を
形成している。
【0032】以上のように構成した誘電体デュプレクサ
の作用は次のとおりである。まず内導体3b,3c,3
d,3eはそれぞれコムライン結合し、内導体3f,3
g,3hもそれぞれコムライン結合する。また入出力用
孔7aに形成した入出力用内導体8aは内導体3a,3
bに、入出力用内導体8bは内導体3e,3fに、入出
力用内導体8eは内導体3h,3iにそれぞれ結合す
る。これにより、内導体3a,3iがそれぞれトラップ
回路として作用する。したがって、入出力電極5aと5
bとの間がトラップ付きの帯域通過フィルタとして作用
し、入出力電極5bと5cとの間がトラップ付きの帯域
通過フィルタとして作用する。
の作用は次のとおりである。まず内導体3b,3c,3
d,3eはそれぞれコムライン結合し、内導体3f,3
g,3hもそれぞれコムライン結合する。また入出力用
孔7aに形成した入出力用内導体8aは内導体3a,3
bに、入出力用内導体8bは内導体3e,3fに、入出
力用内導体8eは内導体3h,3iにそれぞれ結合す
る。これにより、内導体3a,3iがそれぞれトラップ
回路として作用する。したがって、入出力電極5aと5
bとの間がトラップ付きの帯域通過フィルタとして作用
し、入出力電極5bと5cとの間がトラップ付きの帯域
通過フィルタとして作用する。
【0033】なお、アース孔9aは、その遮蔽作用によ
り内導体3aと3bとの間の結合を断ち、アース孔9b
は、その遮断作用により内導体3eと3fとの間の結合
を断ち、アース孔9cは、その遮断作用により内導体3
hと3iとの間の結合を断つ。
り内導体3aと3bとの間の結合を断ち、アース孔9b
は、その遮断作用により内導体3eと3fとの間の結合
を断ち、アース孔9cは、その遮断作用により内導体3
hと3iとの間の結合を断つ。
【0034】図11に示した例では、大内径部の断面形
状を長円とし、また、大内径部と小内径部との中心軸を
ずらせることによって、大内径部での自己容量および隣
接する共振器孔間に相互容量を定め、隣接する共振器間
の結合度を設定している。また入出力用内導体とそれら
に隣接する内導体との結合度も設定している。このこと
により、所定のフィルタ特性を有する誘電体デュプレク
サを容易に得ることができる。
状を長円とし、また、大内径部と小内径部との中心軸を
ずらせることによって、大内径部での自己容量および隣
接する共振器孔間に相互容量を定め、隣接する共振器間
の結合度を設定している。また入出力用内導体とそれら
に隣接する内導体との結合度も設定している。このこと
により、所定のフィルタ特性を有する誘電体デュプレク
サを容易に得ることができる。
【0035】次に、第7の実施形態に係る誘電体デュプ
レクサの構成を図12を参照して説明する。図12は誘
電体デュプレクサの投影図であり、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は右側面図で
ある。この誘電体デュプレクサは、直方体状の誘電体ブ
ロック1に対して各種孔および導体を形成して成る。す
なわち2a,2b,2cはこの誘電体デュプレクサをア
ンテナ共用器として用いる場合の送信フィルタ側の共振
器孔、2d,2e,2fはこの誘電体デュプレクサをア
ンテナ共用器として用いる場合の受信フィルタ側の共振
器孔である。そして、7a,7bは入出力用孔である。
レクサの構成を図12を参照して説明する。図12は誘
電体デュプレクサの投影図であり、(A)は平面図、
(B)は正面図、(C)は底面図、(D)は右側面図で
ある。この誘電体デュプレクサは、直方体状の誘電体ブ
ロック1に対して各種孔および導体を形成して成る。す
なわち2a,2b,2cはこの誘電体デュプレクサをア
ンテナ共用器として用いる場合の送信フィルタ側の共振
器孔、2d,2e,2fはこの誘電体デュプレクサをア
ンテナ共用器として用いる場合の受信フィルタ側の共振
器孔である。そして、7a,7bは入出力用孔である。
【0036】同図の(B)に示すように、各共振器孔は
それぞれ図におけるほぼ上半部とほぼ下半部とで内径の
異なるステップ孔であり、その内面にはそれぞれ内導体
を形成している。ここで、3a,3c,3d,3e,3
fは共振器孔2a,2c,2d,2e,2fの内面にそ
れぞれ形成した内導体である。共振器孔2bは上半部を
大径部とするステップ孔であり、その内面に同様に内導
体を形成している。また、8a,8bは入出力用孔7
a,7bの内面に形成した入出力用内導体であり、この
例では入出力用内導体8a,8bが本願発明に係る入力
用導体と入出力共用導体にそれぞれ相当する。各内導体
には、ステップ孔の内径の大きい側の端部付近に6で示
す導体非形成部を設けていて、この部分を開放端として
いる。
それぞれ図におけるほぼ上半部とほぼ下半部とで内径の
異なるステップ孔であり、その内面にはそれぞれ内導体
を形成している。ここで、3a,3c,3d,3e,3
fは共振器孔2a,2c,2d,2e,2fの内面にそ
れぞれ形成した内導体である。共振器孔2bは上半部を
大径部とするステップ孔であり、その内面に同様に内導
体を形成している。また、8a,8bは入出力用孔7
a,7bの内面に形成した入出力用内導体であり、この
例では入出力用内導体8a,8bが本願発明に係る入力
用導体と入出力共用導体にそれぞれ相当する。各内導体
には、ステップ孔の内径の大きい側の端部付近に6で示
す導体非形成部を設けていて、この部分を開放端として
いる。
【0037】同図に示す孔9a,9bはそれぞれアース
孔であり、内径が一定のストレート孔の内周面に全面に
内導体を形成している。誘電体ブロック1の外面には入
出力用内導体8a,8bからそれぞれ連続する入出力電
極5a,5bと、内導体3fに結合する入出力電極5c
とを形成するとともに、これらの入出力電極を除くほぼ
全面(六面)に外導体4を形成している。この例では、
入出力電極5cが本願発明に係る出力用導体に相当す
る。
孔であり、内径が一定のストレート孔の内周面に全面に
内導体を形成している。誘電体ブロック1の外面には入
出力用内導体8a,8bからそれぞれ連続する入出力電
極5a,5bと、内導体3fに結合する入出力電極5c
とを形成するとともに、これらの入出力電極を除くほぼ
全面(六面)に外導体4を形成している。この例では、
入出力電極5cが本願発明に係る出力用導体に相当す
る。
【0038】以上のように構成した誘電体デュプレクサ
の作用は次のとおりである。まず共振器孔2d,2e,
2fに形成した内導体はそれぞれコムライン結合する。
これにより入出力電極5bと5cとの間が帯域通過フィ
ルタとして作用する。一方、内導体3cと入出力用内導
体8a,8bとの間はそれぞれインターディジタル結合
する。また共振器孔2a,2bに形成した内導体と入出
力用内導体8a,8bとの間もそれぞれインターディジ
タル結合する。これにより、入出力電極5aと5bとの
間がそれぞれが内導体3cを介してπ/2ずつ移相結合
し、2段のトラップ回路による帯域阻止フィルタとして
作用する。なお、アース孔9aは、その遮蔽作用により
共振器孔2aと2bの内導体間の結合を断ち、またアー
ス孔9bは、その遮蔽作用により共振器孔2bの内導体
と入出力用内導体8bとの間の結合を断つ。
の作用は次のとおりである。まず共振器孔2d,2e,
2fに形成した内導体はそれぞれコムライン結合する。
これにより入出力電極5bと5cとの間が帯域通過フィ
ルタとして作用する。一方、内導体3cと入出力用内導
体8a,8bとの間はそれぞれインターディジタル結合
する。また共振器孔2a,2bに形成した内導体と入出
力用内導体8a,8bとの間もそれぞれインターディジ
タル結合する。これにより、入出力電極5aと5bとの
間がそれぞれが内導体3cを介してπ/2ずつ移相結合
し、2段のトラップ回路による帯域阻止フィルタとして
作用する。なお、アース孔9aは、その遮蔽作用により
共振器孔2aと2bの内導体間の結合を断ち、またアー
ス孔9bは、その遮蔽作用により共振器孔2bの内導体
と入出力用内導体8bとの間の結合を断つ。
【0039】上述したように、送信フィルタの終段であ
る内導体3cと入出力用内導体8bとがインターディジ
タル結合によりπ/2移相結合しているため、送信フィ
ルタの減衰域において、入出力用内導体8bから送信フ
ィルタを見たインピーダンスは略開放状態となり、アン
テナからの受信信号は送信フィルタ側へは入射せず、受
信フィルタ側に導かれることになる。
る内導体3cと入出力用内導体8bとがインターディジ
タル結合によりπ/2移相結合しているため、送信フィ
ルタの減衰域において、入出力用内導体8bから送信フ
ィルタを見たインピーダンスは略開放状態となり、アン
テナからの受信信号は送信フィルタ側へは入射せず、受
信フィルタ側に導かれることになる。
【0040】この第7の実施形態においても、大内径部
の断面形状を長円とし、また、大内径部と小内径部との
中心軸をずらせることによって、大内径部での自己容量
および隣接する共振器孔間に相互容量を定め、隣接する
共振器間の結合度も設定している。また入出力用内導体
とそれらに隣接する内導体との結合度を設定している。
このことにより、所定のフィルタ特性を有する誘電体デ
ュプレクサを容易に得ることができる。
の断面形状を長円とし、また、大内径部と小内径部との
中心軸をずらせることによって、大内径部での自己容量
および隣接する共振器孔間に相互容量を定め、隣接する
共振器間の結合度も設定している。また入出力用内導体
とそれらに隣接する内導体との結合度を設定している。
このことにより、所定のフィルタ特性を有する誘電体デ
ュプレクサを容易に得ることができる。
【0041】なお、以上に示した例では、大内径部の断
面形状を長円形状としたが、これを楕円形状または楕円
形状に近似する形状にしても同様に作用し、同様の効果
が得られる。
面形状を長円形状としたが、これを楕円形状または楕円
形状に近似する形状にしても同様に作用し、同様の効果
が得られる。
【0042】
【発明の効果】請求項1および4に記載の発明によれ
ば、大内径部の断面形状を略長円形状または略楕円形状
にしたことにより、開放端側を大内径部とした場合に共
振周波数を低下させるか、誘電体ブロックの長さ(軸
長)を短くすることができ、また、隣接する共振器間の
容量性結合を容易に強めることができ、しかも、複数の
共振孔の配列方向に対する大内径部の長径方向の傾斜角
を変えることにより、大内径部での自己容量を広範囲に
わたって変化させることができ、誘電体ブロックの寸法
が規定されていても共振周波数を広範囲にわたって設定
することができ、逆に、所望の共振周波数を得るための
誘電体ブロックの長さを広範囲にわたって定めることが
可能となる。また、傾斜角を変えることにより上記相互
容量を広範囲にわたって変化させることができ、隣接す
る共振器間の結合度の設定幅を広くすることができる。
ば、大内径部の断面形状を略長円形状または略楕円形状
にしたことにより、開放端側を大内径部とした場合に共
振周波数を低下させるか、誘電体ブロックの長さ(軸
長)を短くすることができ、また、隣接する共振器間の
容量性結合を容易に強めることができ、しかも、複数の
共振孔の配列方向に対する大内径部の長径方向の傾斜角
を変えることにより、大内径部での自己容量を広範囲に
わたって変化させることができ、誘電体ブロックの寸法
が規定されていても共振周波数を広範囲にわたって設定
することができ、逆に、所望の共振周波数を得るための
誘電体ブロックの長さを広範囲にわたって定めることが
可能となる。また、傾斜角を変えることにより上記相互
容量を広範囲にわたって変化させることができ、隣接す
る共振器間の結合度の設定幅を広くすることができる。
【0043】請求項2および5に記載の発明によれば、
小内径部の中心軸を大内径部の中心軸からずらせて偏心
させることにより、隣接する小内径部間の距離が変わ
り、小内径部での相互容量が変化するため、これによっ
て結合度の設計上の自由度が増す。
小内径部の中心軸を大内径部の中心軸からずらせて偏心
させることにより、隣接する小内径部間の距離が変わ
り、小内径部での相互容量が変化するため、これによっ
て結合度の設計上の自由度が増す。
【0044】請求項3および6に記載の発明によれば、
所定のフィルタ特性を有するデュプレクサが容易に得ら
れる。
所定のフィルタ特性を有するデュプレクサが容易に得ら
れる。
【図1】第1の実施形態に係る誘電体フィルタの外観斜
視図である。
視図である。
【図2】同誘電体フィルタの正面図および断面図であ
る。
る。
【図3】大内径部の長径方向の傾斜角の異なるいくつか
の例を示す誘電体フィルタの正面図である。
の例を示す誘電体フィルタの正面図である。
【図4】第2の実施形態に係る誘電体フィルタの正面図
および断面図である。
および断面図である。
【図5】第2の実施形態に係る他の誘電体フィルタの正
面図および断面図である。
面図および断面図である。
【図6】第2の実施形態に係る他の誘電体フィルタの正
面図および断面図である。
面図および断面図である。
【図7】第3の実施形態に係る誘電体フィルタの正面図
である。
である。
【図8】第3の実施形態に係る他の誘電体フィルタの正
面図である。
面図である。
【図9】第4の実施形態に係る誘電体フィルタの正面図
および断面図である。
および断面図である。
【図10】第5の実施形態に係る誘電体フィルタの正面
図である。
図である。
【図11】第6の実施形態に係る誘電体デュプレクサの
投影図である。
投影図である。
【図12】第7の実施形態に係る誘電体デュプレクサの
投影図である。
投影図である。
【図13】従来の誘電体フィルタの外観斜視図および正
面図である。
面図である。
1−誘電体ブロック 1a′−開放端側開口面 1a−開放端面 1b−短絡端面 2a,2b−共振器孔 20−大内径部 21−段差部 22−小内径部 3−内導体 4−外導体 5−入出力電極 6−導体非形成部 7−入出力用孔 8−入出力用内導体 9−アース孔 Ci,Cj−自己容量 Cij−相互容量 Ce−外部結合容量
Claims (6)
- 【請求項1】 誘電体ブロックの内部に複数の共振器孔
を配列するとともに、少なくともそのうちの1つは、開
放端側と短絡端側とで内径の異なる大内径部と小内径部
を有する共振器孔とし、各共振器孔の内面に内導体を形
成し、前記誘電体ブロックの外面に外導体を形成してな
る誘電体フィルタにおいて、 前記大内径部の断面形状を略長円形状または略楕円形状
にし、その長径方向を複数の共振器孔の配列方向に対し
て傾斜させたことを特徴とする誘電体フィルタ。 - 【請求項2】 前記小内径部の中心軸と前記大内径部の
中心軸とをずらせて、大内径部に対して小内径部を偏心
させたことを特徴とする請求項1に記載の誘電体フィル
タ。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の前記複数の共
振器孔の内面の内導体のうち幾つかの内導体にそれぞれ
結合する入出力共用導体、入力用導体、および出力用導
体を前記誘電体ブロックに形成し、前記入出力共用導体
と前記入力用導体との間、および前記入出力共用導体と
前記出力用導体との間をそれぞれ誘電体フィルタとした
ことを特徴とする誘電体デュプレクサ。 - 【請求項4】 誘電体ブロックの内部に複数の共振器孔
を配列するとともに、少なくともそのうちの1つは、開
放端側と短絡端側とで内径の異なる大内径部と小内径部
とから成る段差部を有する共振器孔とし、各共振器孔の
内面に内導体を形成し、前記誘電体ブロックの外面に外
導体を形成してなる誘電体フィルタの設計方法であっ
て。前記大内径部の断面形状を略長円形状または略楕円
形状にし、複数の共振器孔の配列方向に対する、前記大
内径部の断面形状における長径方向の傾斜角によって、
共振器孔の自己容量および隣接する共振器孔間の相互容
量を定めることを特徴とする誘電体フィルタの設計方
法。 - 【請求項5】 誘電体ブロックの内部に複数の共振器孔
を配列するとともに、少なくともそのうちの1つは、開
放端側と短絡端側とで内径の異なる大内径部と小内径部
とから成る段差部を有する共振器孔とし、各共振器孔の
内面に内導体を形成し、前記誘電体ブロックの外面に外
導体を形成してなる誘電体フィルタの設計方法であっ
て。前記大内径部の断面形状を略長円形状または略楕円
形状にし、その長径方向を複数の共振器孔の配列方向に
対して傾斜させるとともに、前記大内径部の中心軸に対
する前記小内径部の中心軸の偏心位置によって、隣接す
る共振器孔間の相互容量を定めることを特徴とする誘電
体フィルタの設計方法。 - 【請求項6】 請求項4または5に記載の前記誘電体ブ
ロックは、前記複数の共振器孔の内面の内導体の幾つか
の内導体にそれぞれ結合する入出力共用導体、入力用導
体、および出力用導体を備え、前記入出力共用導体と前
記入力用導体との間、および前記入出力共用導体と前記
出力用導体との間をそれぞれ誘電体フィルタとしたもの
である誘電体デュプレクサの設計方法。
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