JPH10297826A - 自動ワインダ及びその玉揚装置 - Google Patents
自動ワインダ及びその玉揚装置Info
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- JPH10297826A JPH10297826A JP10553897A JP10553897A JPH10297826A JP H10297826 A JPH10297826 A JP H10297826A JP 10553897 A JP10553897 A JP 10553897A JP 10553897 A JP10553897 A JP 10553897A JP H10297826 A JPH10297826 A JP H10297826A
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- winding
- doffing
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Abstract
の際して、手間をかけずに、自動的に糸の巻き取りを開
始できる自動ワインダを提供することにある。 【解決手段】 巻き取りの自動開始を行わせるための巻
取開始モードの選択により、玉揚装置3が巻取ユニット
2の給糸ボビン4の糸端を巻取管5に装着するようにし
た。
Description
糸ボビン(パッケージ形状のものも含む)の糸と巻取管
上に巻返して巻取パッケージを形成する自動ワインダに
関する。
9および図10に示すものがあり、以下に説明する。図
9において、自動ワインダ1は多数並列に設置された巻
取ユニット2と、玉揚装置3と、玉揚装置3で玉揚げさ
れたパッケージPを排出する排出コンベア19と、各装
置2,3等の作動を制御するCPUからなる制御装置4
9とを備えている。巻取ユニット2は、図10に示すよ
うに、複数個又は1個の給糸ボビン4に巻かれた糸Yを
巻取管5に巻き取って1個の巻取パッケージPとするも
ので、自動ワインダの機台上に並列設置されている。巻
取ユニット2は巻取管5を回転自在に把持するクレード
6と、クレードル6で把持された巻取管5を回転させる
ドラム7と、糸切断部16Aを有して糸欠陥を検出する
ヤーンクリアラ16と、切断された糸Yを継ぐ糸継装置
15と、給糸ボビン4の切断された糸端Yを吸引して捕
捉するヤーントラップ17と、切断された糸端Yをヤー
ントラップ17から引き取って糸継装置15まで導入す
る中継パイプ20と、切断されパッケージPに巻取られ
た糸Yを吸引把持して糸継装置15に導入するサクショ
ンアーム21とを備えている。また、玉揚装置3は自動
ワインダ1上部に設置されたレール26に沿って各巻取
ユニット2の真上を走行するもので、パッケージPの玉
揚げ動作と自動ワインダ1上部に設けられた巻取管収納
部37から巻取管5をクレードル6に供給して把持させ
る。
いて、巻取ユニット2によりパッケージPを逐次巻き取
り、他品種のパッケージPを巻き取るために給糸ボビン
4のロットチェンジ(糸の種類や番手等の品種変更)を
行うには、作業者による満管になったパッケージPの玉
揚げ動作の後に、巻取ユニット2に自動供給されるロッ
トチェンジのための他品種の給糸ボビン4の糸を吹き上
げてヤーントラップ17に吸引捕捉する。そして、作業
者がヤーントラップ17に吸引捕捉された他品種の給糸
ボビン4の糸端を引き出して巻取管5に巻き付けた後
に、クレードル6で巻取管5を把持すると共に、糸欠陥
を検出するヤーンクリアラ16に糸を挿入している。
自動ワインダでは、ロットチャンジを行った新たな給糸
ボビン4の糸を人手により巻取管5に装着しなければな
らないので、ロットチェンジの際に多くの時間と手間が
かかるという問題があった。
れたもので、給糸ボビンのロットチェンジに際して、手
間をかけずに自動的に糸の巻き取りを開始できる自動ワ
インダを提供することにある。
に、本発明は、請求項1の自動ワインダでは、給糸ボビ
ンの糸を巻取管に巻き取る巻取ユニットと、給糸ボビン
の糸を捕捉して巻取ユニットの巻取管支持部材に支持さ
れた巻取管に装着する動作を行う玉揚装置とを備え、巻
き取りの自動開始を行わせるための巻取開始モードが選
択されることにより、玉揚装置が巻取ユニットの給糸ボ
ビンの糸端を巻取管に装着するにしたものである。これ
により、自動的に巻き取りを開始することが可能とな
り、給糸ボビンの品種変更が手間をかけずに行えるよう
になる。
ものにおいて、複数の巻取ユニットを備え、玉揚装置が
複数の巻取ユニットに沿って走行するように構成され、
巻取開始モードが選択されることにより、玉揚装置を要
求する信号を巻取ユニットに発生させるようにしたもの
である。これにより、複数の巻取ユニットを備えた自動
ワインダにおいて、自動巻取り開始が可能となる。
は請求項2のものにおいて、巻取開始モードを選択する
ための操作スイッチが設けられているものである。これ
により、操作スイッチを操作することで、巻取開始モー
ドを適当な時期に選択することが可能となる。
を巻取管に巻き取る巻取ユニットを備えた自動ワインダ
に設けられ、給糸ボビンの糸を引き上げて巻取管に装着
する糸引上手段を有し、前記糸引上手段で引き上げされ
る糸を、糸欠陥を監視する監視手段に挿入する挿入手段
が設けられているものである。これにより、糸引上手段
で直接巻取管に糸を引き上げても、糸挿入手段により監
視手段に挿入できる。
に、前記巻取ユニット側の障害物を検出する検出手段を
設け、この検出手段が障害物を検出したときに、前記引
上手段の作動を停止させるものである。これにより、検
出手段が給糸ボビン側の障害物を検出すると、糸引上手
段を作動させないので、糸引上手段と障害物との干渉が
防げる。
自動ワインダについて、図1ないし図8を参照して説明
する。尚、図1ないし図8において、従来技術の図9と
図10と同一の符号は同一の部材であるので、その詳細
な説明は省略する。
に並列設置された多数の巻取ユニット2は、複数個又は
1個の給糸ボビン4に巻かれた糸Yを巻取管5に巻き取
って1個のパッケージPとするものである。巻取ユニッ
ト2は、巻取管5を回転自在に把持するクレード6と、
クレードル6で把持された巻取管5を回転させるドラム
7を備えている。クレードル6はドラム7に向けて又は
その逆に旋回可能となっていると共にドラム7の軸方向
に揺動自在として巻取ユニット2上に設けられており、
巻取管5を把持するボビンホルダ8を有している。ドラ
ム7は制御装置49で駆動制御される駆動モータ10に
連結されている。また、巻取ユニット2の給糸ボビン4
側には、糸Yを継ぐ糸継装置15と、糸切断部16Aを
有して糸欠陥を検出するヤーンクリアラ16と、給糸ボ
ビン4の切断された糸端Yを吸引捕捉するヤーントラッ
プ17(糸端捕捉手段)と、糸Yをヤーントラップ17
から引き取って糸継装置15まで導入する中継パイプ2
0と、パッケージPに巻き取られた糸Yの端を吸引把持
して糸継装置15に導入するサクションアーム21とを
備えている。18は満管となったパッケージPをドラム
7上からクレードル6背後に配置された排出コンベア1
9まで案内するパッケージガイドである。
は、フレーム25に配置されたレール26に沿って巻取
ユニット2の真上を走行して、巻取ユニット2のパッケ
ージPが満管になると所定位置で停止して玉揚げ動作を
行うものである。すなわち、巻取ユニット2は、パッケ
ージPが満管になると点灯する玉揚装置3を要求するた
めの玉揚要求ランプLPが設けられていて、玉揚装置3
は該ランプLPの点灯を検知してランプ点灯ユニットで
停止し玉揚作動を行うようになっている。玉揚装置3は
ヤーントラップ17まで延びることのできる糸切断把持
部27Aを有する糸把持装置27と、クレードル6を旋
回および開閉するオープナー28と、糸Yをクレードル
6で把持された巻取管5に寄せてガイドする糸寄装置2
9とを備えている。糸把持装置27はエアシリンダを用
いて糸切断把持部27Aを伸縮されると共に、この伸縮
に連動して糸切断把持部27Aで糸Yを切断して把持す
る。そして、糸把持装置27はドラム7の径方向に旋回
自在として玉揚装置3上部に設けられており、糸Yをド
ラム7の上側まで引き上げてクレードル6の間に介在す
るように旋回させる。尚、糸把持装置27の糸切断把持
部27Aを伸縮させる機構はエアシリンダに限定され
ず、機械的にスライドさせるものでも良い。
すように、玉揚装置3側部からドラム7に並行して突出
する回転軸30(図1にも示す)に固定されたオープン
レバー31を有し、オープンレバー31の先端にはクレ
ードルレバー32に当接されるオープンハンド33が設
けられている。オープンレバー31はドラム7の軸方向
に揺動自在にされてクレードル6に向けて延びており、
回転されるオープンハンド33の回転軌跡aをクレード
ル6と一体に旋回されるクレードルレバー33の旋回軌
跡bに交差させて設けられている。そして、オープナー
28はオープンハンド33をクレードルレバー32に当
接させた状態で、クレードル6の旋回によりドラム7か
ら離れるように回転され、ドラム7に向かう回転でクレ
ードル6を巻取管5がドラム7に接触するに十分な位置
まで旋回させる。また、オープナー28はこの揺動によ
りクレードルレバー32を介してクレードル6を開閉し
て、パッケージPの玉揚げと巻取管5の装着を可能とす
る。
図5に示すように、ドラム7の糸入り側に配置されてお
り、糸把持装置27で引き上げられた糸Yをドラム7と
接触する巻取管5の大径端5A側に寄せる糸寄レバー3
4と、糸寄レバー34とで糸Yを巻取管5のバンチ巻き
位置Vにガイドするバンチガイド35とを備えている。
糸寄レバー34はリンク機構36により巻取管5側に移
動自在とされ、先端側に糸引掛部34Aを有している。
そして、糸寄レバー34は巻取管5側への回転により糸
引掛部34Aで糸Yを引掛けた後に、糸引掛部34Aを
ドラム7の軸方向に並行移動させてバンチガイド35ま
で糸寄せする。バンチガイド35はクレードル6に設け
られており、ドラム7の糸入り側に突出して糸Yを巻取
管5のバンチ巻き位置Vでガイドする糸ガイド部35A
を有している。
は、フレーム25に固設された巻取管収納部37から巻
取管5を把持してドラム7まで運ぶチャッカー38(図
3にも示す)と、糸把持装置27で引き上げられた糸Y
をヤーンクリアラ16に挿入する糸挿入レバー39と、
巻取ユニット2の給糸ボビン4側の作業者等を検出する
検出センサ40を備えている。糸挿入レバー39は、図
3に示すように、玉揚装置3側部に回転自在に軸支され
てヤーンクリアラ16まで延びている。糸挿入レバー3
9の先端にはヤーンクリアラ16に突出して糸Yに触れ
ることのできる糸挿入部39Aを有している。そして、
糸挿入レバー39は、図6に示すように、この糸挿入部
39Aが引き上げられた糸Yに触れることで、糸Yを押
え板16Cを越えてヤーンクリアラ16のスリット16
B内に挿入する。これにより、ヤーンクリアラ16のス
リット16内に糸Yを挿入する糸挿入レバー39を設け
ると、糸飛出し防止用の押え板16Cが設けられていて
も、給糸ボビン4の糸Yをヤーンクリアラ16に確実に
挿入することができる。検出センサ40は、図3に示す
ように、巻取ユニット2の給糸ボビン4に向かって末広
がる検出エリアcを有しており、自動ワインダ1の機台
端に設けられた制御装置49に接続されている。
ット側のユニット制御部9と、玉揚装置側の玉揚制御部
41と、ロットチェンジモード(品種変更モード)を有
する管理コントローラ50とで構成されている。ロット
チェンジモードは、給糸ボビン4を異なる糸(材質、太
さ、撚数等の異なる糸)が巻かれたボビンと入れ替える
ためのロットチャンジを自動的に行わせるモードのこと
で、旧ロットの巻取りを終了するための巻取終了モード
と、新ロットの巻取りを開始するための巻取開始モード
とがある。
切換えは、プログラムにより、又は制御装置49に設け
られた手動スイッチSW或いは各巻取ユニット2に設け
られた手動スイッチBNにより行えるようになってい
る。手動スイッチSWは自動ワインダ1全体に作用し、
手動スイッチBNは各巻取ユニット2に対して作用す
る。又、各スイッチSW,BNは巻取終了モードと巻取
開始モードとの選択もできるようになっている。巻取終
了モードが選択されると、例えば、パッケージPの生産
量が設定量となるよう巻取ユニット2の巻取の続行の有
無が制御される。また、自動ワインダ1からの完成した
パッケージPの払出及び旧種のボビンの除去が行われ
る。巻取開始モードが選択されると、例えば、自動ワイ
ンダ1(各巻取ユニット1)への新種の給糸ボビン4の
供給が行われた後、供給された給糸ボビン4の糸端がヤ
ーントラップ17に捕捉され、続いて玉揚要求ランプL
Pが点灯され、玉揚装置3がランプLP点灯の巻取ユニ
ット2に到着し、玉揚装置3によってクレードル6への
空の巻取管5の供給と該巻取管5への給糸ボビン4の糸
端の装着とが行われる。本実施形態では、手動スイッチ
BNを2回連続して押すと、その巻取ユニット2の玉揚
要求ランプLPが点灯するようになっている。
1のON/OFFと、管理コントローラ50のスプライ
サモニタモードとに基づいて正逆転する駆動モータ10
を制御してドラム7を回転させる。巻取スイッチ手段5
1は、図2および図3に示すように、玉揚装置3に回転
自在に設けられた電磁石51Aと、各巻取ユニット2の
前面に設けられたリードスイッチ51Bとで構成され、
電磁石51Aの励磁をリードスイッチ51Bで検出す
る。そして、ユニット制御部9はリードスイッチ51B
が検出する電磁石51Aの励磁回数に応じて、駆動モー
タ10を制御してドラム7を低速又は高速に正回転(図
3の時計方向αの回転)させると共に、スプライサモニ
タモードにより駆動モータ10を逆回転(図3の反時計
方向βの回転)させる。玉揚制御部41は玉揚装置3の
走行制御の他に、ロットチェンジモードや検出センサ4
0の出力に基づいて糸把持装置27、オープナー28や
糸挿入レバー39等の作動を制御すると共に、巻取スイ
ッチ手段51の電磁石51Aへの励磁も制御する。
のロットチェンジの手順について、図7および図8等に
基づいて説明する。
の指令が出力されると、制御器9は品種Aから品種Bの
給糸ボビン4にロットチェンジするために巻取ユニット
2の作動を制御する。各巻取ユニット2のパッケージP
が満管になると、ユニット制御部9は、図8(a)に示
すように、ヤーンクリアラ16の糸切断部16を作動さ
せて品種Aの糸Yを切断して、ドラム7の回転を停止さ
せる。パッケージP側の糸端は、パッケージPの惰性回
転によりパッケージPに巻き込まれる(図8(b)に示
す)。各巻取ユニット2は、満巻となっても玉揚要求ラ
ンプLPを点灯しない。そして、所定の満管個数(玉揚
個数)となると、巻取終了モードを完了する。
品種Aの給糸ボビン4の除去及び完成したパッケージP
の自動ワインダ1からの払出しが作業者により行われる
ようになっている。その後、巻取管5の新旧品種交換及
び新品種Bの給糸ボビン4の供給が行われ、自動ワイン
ダ1の運転が再開される。各巻取ユニット2の新品種B
の給糸ボビン4が自動的に供給され、給糸ボビン4の糸
端がヤーントラップ17に捕捉される(図8(c)に示
す)。この状態で、管理コントローラ50から巻取開始
モードの指令が出力される。具体的には、各巻取ユニッ
ト2の手動スイッチBNを2回連続して押し、管理コン
トローラ50から開始モードの指令を制御部9に出力
し、その巻取ユニット2の玉揚要求ランプLPを点灯さ
せる。
玉揚要求ランプLPの点灯した巻取ユニット2のパッケ
ージPの真上に停止し、図3に示すオープナー28をド
ラム7に向けて回転させることでクレードル6を巻取管
5がドラム7に接触するに十分な位置まで旋回させると
共にクレードル6を開く。
センサ40が給糸ボビン4側の障害物を検出しないと、
図8(d)に示すように、糸把持装置27を作動させて
ヤーントラップ17で吸引捕捉されている給糸ボビン4
の糸Yを切断把持して引き取る。そして、糸把持装置2
7を上昇、旋回させることで品種Bの糸Yを引き上げ
て、クレードル6の間に挿入すると共にヤーンクリアラ
16のスリット16Bに当接させる(図6に示す)。
尚、検出センサ40が障害物を検出すると、糸把持装置
27を作動させることがない。品種Bの糸Yをヤーンク
リアラ16に当接させた状態で、図3に示す糸挿入レバ
ー39をヤーンクリアラ16に向けて回転させること
で、糸挿入部39Aが品種Bの糸Yに触れてヤーンクリ
アラ16のスリット16B内に挿入する(図6に示
す)。
した後に、図4に示す糸寄レバー34をドラム7に向け
て回転および並行移動させることで、糸引掛部34Aに
より糸Yを引掛けてバンチガイド35とでバンチ巻き位
置Vにガイドする(図4および図5に示す)。糸Yをバ
ンチ巻き位置Vでガイドした後に、図3に示すチャッカ
ー38がドラム7に向けて回転させれて巻取管収納部3
7から巻取管5を把持すると共に、更なるドラム7への
回転により開かれたクレードル6間に巻取管5をドラム
7に接触させる。この状態で、図3に示すオープナー2
8の揺動を解除してクレードル6を閉じると、クレード
ル6のボビンホルダ8で巻取管5の大径端5Aと小径端
5Bとを回転自在に把持する。これにより、クレードル
6の内側を横切る品種Bの糸Yが、図5に示すように、
巻取管5の大径端5Aとボビンホルダ8とで挟持されて
バンチ巻き可能とする。そして、巻取管5と品種Bの糸
Yをクレードル6で把持すると、図3に示すチャッカー
38と糸挿入レバー39とを玉揚装置3に退避させ、糸
把持装置27の糸Yの把持を解除する。
5への給糸ボビン4の糸端の装着という一連の動作が終
了すると、玉揚制御部41が再び電磁石51Aを励磁し
てリードスイッチ51Bで検出させる。リードスイッチ
51Bの出力を受けるユニット制御部9は駆動モータ1
0を駆動させてドラム9を低速回転(図3の時計方向α
の回転)することで、巻取管5をドラム7とは逆方向に
低速回転されてバンチ巻き位置Vに品種Bの糸Yをバン
チ巻きする。このとき、糸Yは、図4および図5に示す
糸寄レバー34とバンチガイド35でガイドされながら
重ね巻きされる。
レバー34を玉揚装置3に退避させることで、品種Bの
糸Yをドラム7に解き放すと共に、玉揚制御部41が再
び電磁石51Aを励磁してリードスイッチ51Bで検出
させる。リードスイッチ51Bの出力を受けるユニット
制御部9は駆動モータ10を制御してドラム7を低速回
転から連続して高速回転(図3の時計方向αの回転)さ
せることで、巻取管5をドラム7とは逆方向に高速回転
してドラム7で綾振される品種Bの糸Yを高速での巻き
取りを開始させる。以上のような動作を各巻取ユニット
2について行い、新品種Bの糸Yの巻き取りを自動的に
開始させる。
ダでは、巻き取りの自動開始を行わせるための巻取開始
モードが選択されることにより、玉揚装置が巻取ユニッ
トの給糸ボビンの糸端を巻取管に装着するようにしたの
で、自動的に巻き取りを開始することが可能となる。従
って、給糸ボビンの品種変更が手間をかけずに行えるよ
うになる。
効果に加えて、複数の巻取ユニットが巻取開始モードの
選択により玉揚装置を要求する信号を発生するようにし
たので、複数の巻取ユニットを備えた自動ワインダにお
いて、自動巻取り開始が可能となる。
び請求項2の効果に加えて、巻取開始モードを選択する
操作スイッチを設けたので、操作スイッチを操作するこ
とで、巻取開始モードを適当な時期に選択することが可
能となる。
を糸引上手段で引き上げて巻取管に装着し、この引き上
げられた糸を挿入手段により監視手段に挿入するように
したので、糸引上手段で直接巻取管に糸を引き上げて
も、糸挿入手段により監視手段に糸を挿入できる。
に加えて、巻取ユニット側に障害物を検出する検出手段
を設けたので、検出手段が給糸ボビン側の障害物を検出
すると、糸引上手段を作動させないので、糸引上手段と
障害物との干渉を防げる。
図である。
図である。
知センサの構成を示す側面図である。
C矢視図である。
る。
す模式図である。
トの構成を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 給糸ボビンの糸を巻取管に巻き取る巻取
ユニットと、給糸ボビンの糸を捕捉して巻取ユニットの
巻取管支持部材に支持された巻取管に装着する動作を行
う玉揚装置とを備え、巻き取りの自動開始を行わせるた
めの巻取開始モードが選択されることにより、玉揚装置
が巻取ユニットの給糸ボビンの糸端を巻取管に装着する
よう構成されている自動ワインダ。 - 【請求項2】 複数の巻取ユニットを備え、玉揚装置が
複数の巻取ユニットに沿って走行するよう構成され、巻
取開始モードが選択されることにより、玉揚装置を要求
する信号を巻取ユニットに発生させる請求項1記載の自
動ワインダ。 - 【請求項3】 巻取開始モードを選択するための操作ス
イッチが設けられている請求項1又は2記載の自動ワイ
ンダ。 - 【請求項4】 給糸ボビンの糸を巻取管に巻き取る巻取
ユニットを備えた自動ワインダに設けられ、給糸ボビン
の糸を引き上げて巻取管に装着する糸引上手段を有し、
前記糸引上手段で引き上げされる糸を、糸欠陥を監視す
る監視手段に挿入する挿入手段が設けられている玉揚装
置。 - 【請求項5】 前記巻取ユニット側の障害物を検出する
検出手段を設け、この検出手段が障害物を検出したとき
に、前記糸引上手段の作動を停止させる請求項4記載の
玉揚装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10553897A JP3609575B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 自動ワインダ |
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JP10553897A JP3609575B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 自動ワインダ |
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JPH10297826A true JPH10297826A (ja) | 1998-11-10 |
JP3609575B2 JP3609575B2 (ja) | 2005-01-12 |
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Family Applications (1)
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JP10553897A Expired - Fee Related JP3609575B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 自動ワインダ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3609575B2 (ja) |
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- 1997-04-23 JP JP10553897A patent/JP3609575B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3609575B2 (ja) | 2005-01-12 |
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