JPH10295731A - 起立補助椅子 - Google Patents
起立補助椅子Info
- Publication number
- JPH10295731A JPH10295731A JP9104442A JP10444297A JPH10295731A JP H10295731 A JPH10295731 A JP H10295731A JP 9104442 A JP9104442 A JP 9104442A JP 10444297 A JP10444297 A JP 10444297A JP H10295731 A JPH10295731 A JP H10295731A
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- JP
- Japan
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- seat
- parallel
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 肘掛け部及び背当て部が一定の姿勢を維持し
た状態で上動し、座板が前傾上動する起立補助椅子を提
供すること。 【解決手段】 起立補助椅子10は、脚部12に平行リ
ンク機構14を介して背当て部18を取付けたものであ
る。脚部12の座板支持杆26には、上部リンク28と
下部リンク30の一端が回動自在に枢着されており、そ
れぞれのリンク28,30の他端には肘掛け部16を水
平に取付けた背当て部18を有する接続リンク32が回
動自在に枢着されている。座板33は、座面前部支持リ
ンク36と座面後部支持リンク38によって支承されて
いる。アクチュエータ40を伸長作動して、座面後部支
持リンク38を上方へ回動すると、座面前部支持リンク
36が反時計方向に回動するとともに、平行リンクの上
部リンク28が反時計方向に回動して背当て部18を斜
め前方に平行上動させる。
た状態で上動し、座板が前傾上動する起立補助椅子を提
供すること。 【解決手段】 起立補助椅子10は、脚部12に平行リ
ンク機構14を介して背当て部18を取付けたものであ
る。脚部12の座板支持杆26には、上部リンク28と
下部リンク30の一端が回動自在に枢着されており、そ
れぞれのリンク28,30の他端には肘掛け部16を水
平に取付けた背当て部18を有する接続リンク32が回
動自在に枢着されている。座板33は、座面前部支持リ
ンク36と座面後部支持リンク38によって支承されて
いる。アクチュエータ40を伸長作動して、座面後部支
持リンク38を上方へ回動すると、座面前部支持リンク
36が反時計方向に回動するとともに、平行リンクの上
部リンク28が反時計方向に回動して背当て部18を斜
め前方に平行上動させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腰掛け姿勢から起
立姿勢への動作、及び、起立姿勢から腰掛け姿勢への動
作を補助するための起立補助椅子に関する。
立姿勢への動作、及び、起立姿勢から腰掛け姿勢への動
作を補助するための起立補助椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の起立補助椅子は、例えば、特開平
3−193051号公報の第2図に記載されるように、
脚部にリンク機構を介して座部、肘掛け部及び背当て部
を取付けたものである。アクチュエータを作動させる
と、座部が上動するとともに前傾し、腰掛け姿勢にある
者は、前傾座部によって臀部を押し上げられるとともに
前方へ押し出される。
3−193051号公報の第2図に記載されるように、
脚部にリンク機構を介して座部、肘掛け部及び背当て部
を取付けたものである。アクチュエータを作動させる
と、座部が上動するとともに前傾し、腰掛け姿勢にある
者は、前傾座部によって臀部を押し上げられるとともに
前方へ押し出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記公報記
載の起立補助椅子では、座部、肘掛け部及び背当て部が
一体に設けられており、座部が前傾上動すると同時に、
肘掛け部及び背当て部も前傾上動する。そのため、臀部
が前方へ押し出されると同時に肘掛け部に手を当てて体
を支えようとしても、その肘掛け部は前傾姿勢にあるの
で、腰掛け姿勢と起立姿勢の中間姿勢にある者は前方へ
滑り落ちそうな不安感を覚え、さらには、この者が実際
に滑り落ちる危険もある。また、前傾する背当て部が中
間姿勢にある者を前方へ押し出そうとするので、滑り落
ちる不安感及び危険は一層深刻なものとなる。また、上
述の起立補助椅子は、座部を分割して、前方の座部と後
方の座部のそれぞれを別個のリンクによって作動させる
ために、多数のリンクが複雑に組み合わされ、そのため
に各部品数が多くなり、組立コストも増大するという欠
点を有していた。
載の起立補助椅子では、座部、肘掛け部及び背当て部が
一体に設けられており、座部が前傾上動すると同時に、
肘掛け部及び背当て部も前傾上動する。そのため、臀部
が前方へ押し出されると同時に肘掛け部に手を当てて体
を支えようとしても、その肘掛け部は前傾姿勢にあるの
で、腰掛け姿勢と起立姿勢の中間姿勢にある者は前方へ
滑り落ちそうな不安感を覚え、さらには、この者が実際
に滑り落ちる危険もある。また、前傾する背当て部が中
間姿勢にある者を前方へ押し出そうとするので、滑り落
ちる不安感及び危険は一層深刻なものとなる。また、上
述の起立補助椅子は、座部を分割して、前方の座部と後
方の座部のそれぞれを別個のリンクによって作動させる
ために、多数のリンクが複雑に組み合わされ、そのため
に各部品数が多くなり、組立コストも増大するという欠
点を有していた。
【0004】本発明の目的は、肘掛け部及び背当て部が
一定の姿勢を維持した状態で上動し、座板が前傾上動す
る起立補助椅子を提供することである。本発明の他の目
的は、肘掛け部及び背当て部が腰掛け姿勢を維持した状
態で斜め前方へ上動し、座板が肘掛け部に連動して前傾
上動する起立補助椅子を提供することである。本発明の
さらに他の目的は、必要最小限のリンクで座板及び肘掛
け部が異なる動作を行う起立補助椅子を提供することで
ある。
一定の姿勢を維持した状態で上動し、座板が前傾上動す
る起立補助椅子を提供することである。本発明の他の目
的は、肘掛け部及び背当て部が腰掛け姿勢を維持した状
態で斜め前方へ上動し、座板が肘掛け部に連動して前傾
上動する起立補助椅子を提供することである。本発明の
さらに他の目的は、必要最小限のリンクで座板及び肘掛
け部が異なる動作を行う起立補助椅子を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、椅子
の脚部に取付けた座板支持杆に平行リンクを介して背当
て部を平行移動可能に連結し、該背当て部に前方に突出
する肘掛け部を設けるとともに、前記座板支持杆の上端
に座面前部支持リンクの前端を回動自在に連結し、該座
面前部支持リンクの後端と座面後部支持リンクの前端と
を回動自在に連結し、該座面後部支持リンクの後端を前
記平行リンクの上部リンクに回動自在に連結し、前記座
板支持杆の下端部と前記座面後部支持リンクとの間に前
記平行リンクの作動アクチュエータを設け、座板支持杆
の上端と座面前部支持リンク前端との連結ピンは座板支
持杆と平行リンクの上部リンクとの連結ピンの真上位置
にあって、座板支持杆上端と座面前部支持リンク前端と
の連結ピンから座面後部支持リンク後端と平行リンクの
上部リンクとの連結ピンまでの長さを、座板支持杆及び
座面後部支持リンクと平行リンクの上部リンクとの連結
ピン間の長さに略々等しくした起立補助椅子により前記
課題を解決した。
の脚部に取付けた座板支持杆に平行リンクを介して背当
て部を平行移動可能に連結し、該背当て部に前方に突出
する肘掛け部を設けるとともに、前記座板支持杆の上端
に座面前部支持リンクの前端を回動自在に連結し、該座
面前部支持リンクの後端と座面後部支持リンクの前端と
を回動自在に連結し、該座面後部支持リンクの後端を前
記平行リンクの上部リンクに回動自在に連結し、前記座
板支持杆の下端部と前記座面後部支持リンクとの間に前
記平行リンクの作動アクチュエータを設け、座板支持杆
の上端と座面前部支持リンク前端との連結ピンは座板支
持杆と平行リンクの上部リンクとの連結ピンの真上位置
にあって、座板支持杆上端と座面前部支持リンク前端と
の連結ピンから座面後部支持リンク後端と平行リンクの
上部リンクとの連結ピンまでの長さを、座板支持杆及び
座面後部支持リンクと平行リンクの上部リンクとの連結
ピン間の長さに略々等しくした起立補助椅子により前記
課題を解決した。
【0006】
【作用】アクチュエータの伸長動作により座面後部支持
リンクを上方へ回動させると、平行リンクの上部リンク
が連結ピンを介して上方へ回動し、背当て部が平行リン
ク機構により斜め前方に水平姿勢を維持した状態で上動
し、背当て部に設けた肘掛け部も同時に平行移動する。
そして、平行リンクの上部リンクが上方へ回動すること
により、座面後部支持リンクは前傾しながら斜め前方へ
上動するとともに座面前部支持リンクは座面後部支持リ
ンクよりも短尺であるので、急角度で斜傾回動する。ま
た、起立姿勢から腰掛け姿勢へ補助する場合も同様に、
アクチュエータを縮小させることにより元位置に復帰す
る。
リンクを上方へ回動させると、平行リンクの上部リンク
が連結ピンを介して上方へ回動し、背当て部が平行リン
ク機構により斜め前方に水平姿勢を維持した状態で上動
し、背当て部に設けた肘掛け部も同時に平行移動する。
そして、平行リンクの上部リンクが上方へ回動すること
により、座面後部支持リンクは前傾しながら斜め前方へ
上動するとともに座面前部支持リンクは座面後部支持リ
ンクよりも短尺であるので、急角度で斜傾回動する。ま
た、起立姿勢から腰掛け姿勢へ補助する場合も同様に、
アクチュエータを縮小させることにより元位置に復帰す
る。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1乃至図2は本発明による起立補助椅子の実施
例を示している。起立補助椅子10は、脚部12に平行
リンク機構14を介して背当て部18を取付けたもので
ある。脚部12は、ブレーキ付きキャスター20を備え
た移動部材22と、これに立設されたガススプリング装
置付き脚柱24と、ガススプリング装置のロッドに固着
された座板支持杆26とを有する。ガススプリング装置
のロッドが出没することによって、椅子10の高さが調
節される。
する。図1乃至図2は本発明による起立補助椅子の実施
例を示している。起立補助椅子10は、脚部12に平行
リンク機構14を介して背当て部18を取付けたもので
ある。脚部12は、ブレーキ付きキャスター20を備え
た移動部材22と、これに立設されたガススプリング装
置付き脚柱24と、ガススプリング装置のロッドに固着
された座板支持杆26とを有する。ガススプリング装置
のロッドが出没することによって、椅子10の高さが調
節される。
【0008】座板支持杆26には、起立補助椅子10の
左右においてそれぞれ2本の平行リンクの上部リンク2
8と下部リンク30の一端が回動自在に連結ピン28
A,30Aで枢着されており、それぞれの平行リンク2
8,30の他端にはそれぞれシート付き肘掛け部16を
水平に取付けたシート付き背当て部18を有する接続リ
ンク32が回動自在に連結ピン28B,30Bで枢着さ
れている。そして、連結ピン28A,30A,28B,
30Bで形成される四辺形は平行四辺形であって平行リ
ンク機構14をなす。この平行リンク機構は、肘掛け部
16及び背当て部18を平行移動させる。背当て部18
は接続リンク32に対して傾斜角度の調節が可能であ
り、使用者の姿勢に合わせて所定の角度でロックされる
ようになっている。また、肘掛け部16は背当て部18
に対して上方へ旋回可能であり、使用者の横方向への移
動を可能にしている。
左右においてそれぞれ2本の平行リンクの上部リンク2
8と下部リンク30の一端が回動自在に連結ピン28
A,30Aで枢着されており、それぞれの平行リンク2
8,30の他端にはそれぞれシート付き肘掛け部16を
水平に取付けたシート付き背当て部18を有する接続リ
ンク32が回動自在に連結ピン28B,30Bで枢着さ
れている。そして、連結ピン28A,30A,28B,
30Bで形成される四辺形は平行四辺形であって平行リ
ンク機構14をなす。この平行リンク機構は、肘掛け部
16及び背当て部18を平行移動させる。背当て部18
は接続リンク32に対して傾斜角度の調節が可能であ
り、使用者の姿勢に合わせて所定の角度でロックされる
ようになっている。また、肘掛け部16は背当て部18
に対して上方へ旋回可能であり、使用者の横方向への移
動を可能にしている。
【0009】本実施例の起立補助椅子10の座板33
は、座面前部支持リンク36と座面後部支持リンク38
によって支承され、座面前部支持リンク36の前端は前
記連結ピン28Aの真上位置において座板支持杆26の
上端に連結ピン36Aで回動自在に枢着され、座面前部
支持リンク36の後端は座面後部支持リンク38の前端
と連結ピン36Bで回動自在に連結され、座面後部支持
リンク38の後端は平行リンクの上部リンク28の後方
延在部28’に連結ピン38Bで回動自在に連結されて
いる。そして、連結ピン28Aから連結ピン38Bまで
の長さを連結ピン36Aから連結ピン38Bまでの長さ
に略々等しくし、(連結ピン28Aと36A間の長さ<
連結ピン36Aと36B間の長さ<連結ピン36Bと3
8B間の長さ)の不等式が成立する関係となっている。
従って、図1において、アクチュエータ40を伸長作動
して、座面後部支持リンク38を上方へ回動すると、座
面前部支持リンク36が反時計方向に回動するととも
に、平行リンクの上部リンク28が反時計方向に回動し
て背当て部18を斜め前方に平行上動させる。このと
き、上部リンク28の連結ピン28Aと座面前部支持リ
ンク36の連結ピン36Aの位置が異なるため、連結ピ
ン36Bは押し上げられて、図2に示すように座面前部
支持リンク36と座面後部支持リンク38との連結部が
上方へ折曲することになる。
は、座面前部支持リンク36と座面後部支持リンク38
によって支承され、座面前部支持リンク36の前端は前
記連結ピン28Aの真上位置において座板支持杆26の
上端に連結ピン36Aで回動自在に枢着され、座面前部
支持リンク36の後端は座面後部支持リンク38の前端
と連結ピン36Bで回動自在に連結され、座面後部支持
リンク38の後端は平行リンクの上部リンク28の後方
延在部28’に連結ピン38Bで回動自在に連結されて
いる。そして、連結ピン28Aから連結ピン38Bまで
の長さを連結ピン36Aから連結ピン38Bまでの長さ
に略々等しくし、(連結ピン28Aと36A間の長さ<
連結ピン36Aと36B間の長さ<連結ピン36Bと3
8B間の長さ)の不等式が成立する関係となっている。
従って、図1において、アクチュエータ40を伸長作動
して、座面後部支持リンク38を上方へ回動すると、座
面前部支持リンク36が反時計方向に回動するととも
に、平行リンクの上部リンク28が反時計方向に回動し
て背当て部18を斜め前方に平行上動させる。このと
き、上部リンク28の連結ピン28Aと座面前部支持リ
ンク36の連結ピン36Aの位置が異なるため、連結ピ
ン36Bは押し上げられて、図2に示すように座面前部
支持リンク36と座面後部支持リンク38との連結部が
上方へ折曲することになる。
【0010】使用者が座る腰掛け座板33は、左右の座
面前部支持リンク36及び座面後部支持リンク38を横
架して構成され、座面前部支持リンク36と座面後部支
持リンク38の枢着点が思案点にある着座可能な水平状
態と、肘掛け部16が斜め前方へ上動し、前傾上動する
座面後部支持リンク38が使用者の臀部を押し上げた起
立補助状態とをアクチュエータ40の伸縮作動に往復す
る。アクチュエータ40は座板支持杆26と座面後部支
持リンク38との間に枢着されており、連結ピン36B
の思案点における動作を限定する。そして、座板支持杆
26の上端には、座面前部支持リンク38の下面に当接
するストッパピン(図示せず)が設けられており、座面
前部支持リンク36の下方への回動、すなわち、時計方
向への回動を阻止している。
面前部支持リンク36及び座面後部支持リンク38を横
架して構成され、座面前部支持リンク36と座面後部支
持リンク38の枢着点が思案点にある着座可能な水平状
態と、肘掛け部16が斜め前方へ上動し、前傾上動する
座面後部支持リンク38が使用者の臀部を押し上げた起
立補助状態とをアクチュエータ40の伸縮作動に往復す
る。アクチュエータ40は座板支持杆26と座面後部支
持リンク38との間に枢着されており、連結ピン36B
の思案点における動作を限定する。そして、座板支持杆
26の上端には、座面前部支持リンク38の下面に当接
するストッパピン(図示せず)が設けられており、座面
前部支持リンク36の下方への回動、すなわち、時計方
向への回動を阻止している。
【0011】従って、腰掛け姿勢にある者は、臀部を前
方及び上方へ押し出され、これと同時に、座面前部支持
リンク36が下方へ折曲した大腿部から離れて自分の足
で体を支えることができる空間が確保されるとともに、
水平姿勢を維持している肘掛け部16に手を当てて体を
支えることができるようになる。また、背当て部18が
腰掛け姿勢の垂直状態を維持して平行運動を行うので、
背当て部18が使用者の背中を押すことがない。このよ
うに、腰掛け姿勢にある者は、座板から臀部を前方及び
上方に押し上げられ、腰掛け姿勢と起立姿勢との中間姿
勢において、起立姿勢への変化を自分の手足で確かめな
がら、不安感もなく、滑り落ちそうな感覚もなく、自然
に椅子から立ち上がることができる。しかも、起立に必
要な動きを行う機構を少ないリンク数で実現しており、
組立作業も容易となる。
方及び上方へ押し出され、これと同時に、座面前部支持
リンク36が下方へ折曲した大腿部から離れて自分の足
で体を支えることができる空間が確保されるとともに、
水平姿勢を維持している肘掛け部16に手を当てて体を
支えることができるようになる。また、背当て部18が
腰掛け姿勢の垂直状態を維持して平行運動を行うので、
背当て部18が使用者の背中を押すことがない。このよ
うに、腰掛け姿勢にある者は、座板から臀部を前方及び
上方に押し上げられ、腰掛け姿勢と起立姿勢との中間姿
勢において、起立姿勢への変化を自分の手足で確かめな
がら、不安感もなく、滑り落ちそうな感覚もなく、自然
に椅子から立ち上がることができる。しかも、起立に必
要な動きを行う機構を少ないリンク数で実現しており、
組立作業も容易となる。
【0012】
【発明の効果】請求項1の発明は、肘掛け部と腰掛け部
が連動し、肘掛け部が水平姿勢を維持した状態で上動す
ると同時に腰掛け部が前傾上動するので、腰掛け姿勢に
ある者は臀部を押し上げられる際に、水平姿勢にある肘
掛け部に手を当てて体を支えることができ、滑り落ちる
という不安感及び危険を伴うことなく、腰掛け姿勢から
起立姿勢に体の姿勢を変化させることができる。そし
て、起立姿勢から腰掛け姿勢へと体の姿勢を変化させる
際においても、座面に臀部を押し当てるとともに肘掛け
部に手を当てて体の姿勢を整えた後、肘掛け部が水平姿
勢を維持した状態で座面が元の姿勢に復帰するので、安
心して椅子に腰掛けることができる。
が連動し、肘掛け部が水平姿勢を維持した状態で上動す
ると同時に腰掛け部が前傾上動するので、腰掛け姿勢に
ある者は臀部を押し上げられる際に、水平姿勢にある肘
掛け部に手を当てて体を支えることができ、滑り落ちる
という不安感及び危険を伴うことなく、腰掛け姿勢から
起立姿勢に体の姿勢を変化させることができる。そし
て、起立姿勢から腰掛け姿勢へと体の姿勢を変化させる
際においても、座面に臀部を押し当てるとともに肘掛け
部に手を当てて体の姿勢を整えた後、肘掛け部が水平姿
勢を維持した状態で座面が元の姿勢に復帰するので、安
心して椅子に腰掛けることができる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明の効果
に加えて、腰掛け可能状態の座面が面一になって安定し
た腰掛け状態を保持できるものである。
に加えて、腰掛け可能状態の座面が面一になって安定し
た腰掛け状態を保持できるものである。
【0014】請求項3の発明は、請求項1の発明の効果
に加えて、腰掛け状態から起立姿勢に移行する際に、座
面前部支持リンクが下方へ折曲するので、起立姿勢への
立ち上がりがきわめて容易となった。
に加えて、腰掛け状態から起立姿勢に移行する際に、座
面前部支持リンクが下方へ折曲するので、起立姿勢への
立ち上がりがきわめて容易となった。
【0015】請求項4の発明は、請求項1の発明に加え
て、腰掛け又は起立時に椅子の側方から容易に座面に進
入又は退去することができる効果を有する。
て、腰掛け又は起立時に椅子の側方から容易に座面に進
入又は退去することができる効果を有する。
【図1】 本発明による起立補助椅子の実施例を示す側
面図であり、腰掛け姿勢にある状態を示している。
面図であり、腰掛け姿勢にある状態を示している。
【図2】 起立姿勢にある起立補助椅子の側面図であ
る。
る。
10 起立補助椅子 12 脚部 14 平行リンク機構 16 肘掛け部 18 背当て部 26 座板支持杆 28,30 平行リンク 32 接続リンク 33 座板 36 座面前部支持リンク 38 座面後部支持リンク 40 アクチュエータ 42 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀江 博史 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 園田 勝敏 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内
Claims (4)
- 【請求項1】 椅子の脚部に取付けた座板支持杆に平行
リンクを介して背当て部を平行移動可能に連結し、該背
当て部に前方に突出する肘掛け部を設けるとともに、前
記座板支持杆の上端に座面前部支持リンクの前端を回動
自在に連結し、該座面前部支持リンクの後端と座面後部
支持リンクの前端とを回動自在に連結し、該座面後部支
持リンクの後端を前記平行リンクの上部リンクに回動自
在に連結し、前記座板支持杆の下端部と前記座面前部支
持リンク及び前記座面後部支持リンクの一方との間に前
記平行リンクの作動アクチュエータを設けた、起立補助
椅子。 - 【請求項2】 座板支持杆の上端と座面前部支持リンク
前端との連結ピンは、座板支持杆と平行リンクの上部リ
ンクとの連結ピンの真上位置にあって、座板支持杆上端
と座面前部支持リンク前端との連結ピンから座面後部支
持リンク後端と平行リンクの上部リンクとの連結ピンま
での長さを、座板支持杆及び座面後部支持リンクと平行
リンクの上部リンクとの連結ピン間の長さに略々等しく
した、請求項1記載の起立補助椅子。 - 【請求項3】 座面前部支持リンク長を座面後部支持リ
ンク長より短くした、請求項1記載の起立補助椅子。 - 【請求項4】 肘掛け部基端を背当て部に上方回動可能
に設けた、請求項1記載の起立補助椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9104442A JPH10295731A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 起立補助椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9104442A JPH10295731A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 起立補助椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10295731A true JPH10295731A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14380776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9104442A Pending JPH10295731A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 起立補助椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10295731A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005319248A (ja) * | 2004-05-05 | 2005-11-17 | Shinyo Sangyo Kk | 背もたれと座板及びひじ掛けが体位に追従する、着席立脚援助椅子の構造。 |
CN103462758A (zh) * | 2012-06-09 | 2013-12-25 | 常熟英那金属制品有限公司 | 单边升降器及带有单边升降器座椅 |
KR20170115282A (ko) * | 2016-04-07 | 2017-10-17 | 금오공과대학교 산학협력단 | 가스실린더와 탄성체를 이용한 기립보조의자 |
-
1997
- 1997-04-22 JP JP9104442A patent/JPH10295731A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005319248A (ja) * | 2004-05-05 | 2005-11-17 | Shinyo Sangyo Kk | 背もたれと座板及びひじ掛けが体位に追従する、着席立脚援助椅子の構造。 |
CN103462758A (zh) * | 2012-06-09 | 2013-12-25 | 常熟英那金属制品有限公司 | 单边升降器及带有单边升降器座椅 |
KR20170115282A (ko) * | 2016-04-07 | 2017-10-17 | 금오공과대학교 산학협력단 | 가스실린더와 탄성체를 이용한 기립보조의자 |
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