JPH10288533A

JPH10288533A - 車載用ナビゲーション装置の施設探索方法

Info

Publication number: JPH10288533A
Application number: JP11051397A
Authority: JP
Inventors: Takemitsu Sasaki; 建光佐々木
Original assignee: Alpine Electronics Inc
Current assignee: Alpine Electronics Inc
Priority date: 1997-04-11
Filing date: 1997-04-11
Publication date: 1998-10-27

Abstract

(57)【要約】【課題】近くに温泉があるスキー場等のように、他の
ジャンルの施設の近傍に存在する施設を自動的に探索す
ることができる車載用ナビゲーション装置の施設探索方
法を提供する。【解決手段】ユーザにより探索対象地域と第１及び第
２のジャンルとが設定されると、制御部１５はＣＤ−Ｒ
ＯＭ１から探索対象地域内に存在する第１及び第２のジ
ャンルの施設を抽出し、探索対象地域内に存在する第１
のジャンルの各施設と探索対象地域内に存在する第２の
ジャンルの施設との距離を演算して、所定の範囲内に第
２のジャンルの施設が存在する第１のジャンルの施設を
探索する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイ画面
に地図画像を表示して車両を目的地に案内する車載用ナ
ビゲーション装置の施設探索方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】車載用ナビゲーション装置は、地図情報
を記録したＣＤ−ＲＯＭ又はＩＣカード等の地図情報記
憶装置と、ディスプレイ装置と、ジャイロ等の自立航法
センサ及びＧＰＳ（Global Positioning System ）受信
機等の車両の現在位置及び現在方位を検出する車両位置
検出装置を有し、車両の現在位置を含む地図情報を地図
情報記憶装置から読み出し、該地図情報に基づいて車両
位置の周囲の地図画像をディスプレイ装置の画面に描画
すると共に、車両位置マーク（ロケーションカーソル）
をディスプレイ画面に重ね合わせて表示し、車両の移動
に応じて地図画像をスクロール表示したり、地図画像を
画面に固定し車両位置マークを移動させたりして、車両
が現在どこを走行しているのかを一目で判るようにして
いる。

【０００３】また、通常、車載用ナビゲーション装置に
は、ユーザが所望の目的地に向けて道路を間違うことな
く容易に走行できるようにした経路誘導機能が搭載され
ている。この経路誘導機能によれば、地図情報を用いて
出発地から目的地までを結ぶ最もコストが低い経路を横
型探索法又はダイクストラ法等のシミュレーション計算
を行って自動探索し、その探索した経路を誘導経路とし
て記憶しておき、走行中、地図画像上に誘導経路を他の
道路とは色を変えて太く描画して画面表示したり、車両
が誘導経路上の進路を変更すべき交差点に一定距離内に
近づいたときに、地図画像上の進路を変更すべき交差点
に進路を示す矢印を描画して画面表示したりすること
で、ユーザを目的地まで案内する。

【０００４】なお、コストとは、距離を基に、道路幅
員、道路種別（一般道か高速道かなど）、右折及び左折
等に応じた定数を乗じた値や車両の走行予測時間などで
あり、誘導経路としての適正の程度を数値化したもので
ある。距離が同一の２つの経路があったとしても、ユー
ザが例えば有料道路を使用するか否か、距離を優先する
か時間を優先するかなどを指定することにより、コスト
は異なったものとなる。

【０００５】また、従来から、施設を「スキー場」、
「温泉」及び「遊園地」等のジャンルに分類し、各施設
の位置と詳細情報とをデータベースにしてＣＤ−ＲＯＭ
に記憶しておき、ユーザが探索対象地域及びジャンルを
設定すると、探索対象地域内に存在する設定されたジャ
ンルの施設を探索する施設探索機能を備えたナビゲーシ
ョン装置がある。この種のナビゲーション装置によれ
ば、例えばユーザが探索対象地域として群馬県を設定
し、ジャンルとして「スキー場」を設定すると、ナビゲ
ーション装置はＣＤ−ＲＯＭ内のデータベースを利用し
て群馬県内の全てのスキー場を探索し、その探索結果に
基づいてスキー場の位置をディスプレイ画面に表示す
る。また、探索されたスキー場からユーザが特定のスキ
ー場を選択すると、ナビゲーション装置は、該スキー場
を目的地とし、車両の現在位置から目的地までの誘導経
路を探索して、その誘導経路に沿って車両を案内する。

【０００６】ＣＤ−ＲＯＭ等の地図情報記憶装置に記憶
されている地図は、1/12500 、1/25000 、1/50000 及び
1/100000等の縮尺レベルに応じて適当な大きさの経度幅
及び緯度幅に区切られており、道路等は経度及び緯度で
表現された頂点（ノード）の座標集合として記憶されて
いる。道路は２以上のノードの連結からなり、２つのノ
ードを連結した部分はリンクといわれる。また、地図情
報は、（１）道路リスト、ノードテーブル及び交差点構
成ノードリスト等からなる道路レイヤ、（２）地図画面
上に道路、建築物、施設、公園及び河川等を表示するた
めの背景レイヤ、（３）市町村名などの行政区画名、道
路名、交差点名及び建築物の名前等の文字や地図記号等
を表示するための文字・記号レイヤなどから構成され
る。

【０００７】また、施設探索機能を備えた車載用ナビゲ
ーション装置では、地図情報記憶手段に、各種施設をジ
ャンル別に分類したデーターベースが記憶されている。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】従来の施設探索機能を
備えたナビゲーション装置では、例えば、ユーザが近く
に温泉があるスキー場に行きたい場合に、以下のように
して目的地を決めている。すなわち、ユーザが探索対象
地域とジャンル（スキー場）とを設定すると、ナビゲー
ション装置は、ＣＤ−ＲＯＭに記憶されている各施設の
データベースを利用して、設定された地域内の全てのス
キー場を探索し、その探索結果を画面表示する。ユーザ
は、ナビゲーション装置を操作し、探索された各スキー
場についてその周辺の地図画像をディスプレイ画面に表
示させ、スキー場の近傍に温泉があるか否かを確認し
て、目的地を決定する。

【０００９】このように、従来のナビゲーション装置で
は、１回に１つのジャンルの施設しか探索できないた
め、上述のように、近くに温泉があるスキー場のような
探索を行うことができない。以上から本発明の目的は、
近くに温泉があるスキー場等のように、他のジャンルの
施設が近傍に存在する施設を自動的に探索することがで
きる車載用ナビゲーション装置の施設探索方法を提供す
ることを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記した課題は、地図情
報とともにジャンル別に分類された複数の施設の位置を
記憶した地図情報記憶手段を有する車載用ナビゲーショ
ン装置の施設探索方法において、ユーザにより探索対象
地域と第１及び第２のジャンルとが設定されると、前記
地図情報記憶手段を使用して前記探索対象地域内に存在
する前記第１及び第２のジャンルの施設を抽出し、前記
探索対象地域内に存在する第１のジャンルの各施設につ
いて、前記探索対象地域内に存在する第２のジャンルの
各施設からの距離を演算し、所定の範囲内に第２のジャ
ンルの施設が存在する第１のジャンルの施設を探索する
ことを特徴とする車載用ナビゲーション装置の施設探索
方法により解決する。

【００１１】以下、本発明の作用について説明する。本
発明においては、ユーザが探索対象地域と第１及び第２
のジャンルとを設定すると、地図情報記憶手段から前記
探索対象地域内に存在する第１のジャンル及び第２のジ
ャンルの施設を抽出する。そして、第１のジャンルの各
施設と第２のジャンルの各施設との距離を計算すること
により、所定の範囲内に第２のジャンルの施設が存在す
る第１のジャンルの施設を探索する。そして、探索され
た第１のジャンルの施設とその施設から所定の範囲内に
存在する第２のジャンルの施設とを、例えば各施設が１
画面に入る縮尺で表示された地図画像に重ね合わせて表
示する。

【００１２】このように、本発明においては、ジャンル
が異なる複数の施設を関連付けて探索するので、温泉が
近くにあるスキー場、駅の近くにあるコンビニエンスス
トアなどのように、他のジャンルの施設の近傍に存在す
る施設を自動的に探索することができて、ユーザ所望の
施設を容易に探索することができ、操作性が著しく向上
する。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照して説明する。図１は本発明の実
施の形態の施設探索方法を実現する車載用ナビゲーショ
ン装置を示すブロック図である。１は地図情報を記憶し
たＣＤ−ＲＯＭであり、このＣＤ−ＲＯＭ１には道路レ
イヤ、背景レイヤ及び文字・記号レイヤとともに、スキ
ー場、温泉、コンビニエンスストア、ガソリンスタン
ド、ホテル、駅、デパート及び遊園地等の施設をジャン
ル別に分類し、各施設の名称、位置（経度・緯度）及び
詳細情報等をデータベースとした施設情報が記憶されて
いる。

【００１４】２は後述するナビゲーション装置本体１０
を操作するための操作部であり、この操作部３は例えば
後述するディスプレイ装置７の画面上に取り付けられた
タッチパネルにより構成される。これにより、ユーザ
は、画面に表示されたボタンに触れることにより、ナビ
ゲーション装置本体１０を操作することができる。３は
ＧＰＳ衛星から送られる位置情報を受信するＧＰＳ受信
機である。４は自立航法センサであり、この自立航法セ
ンサ４は、車両回転角度を検出するジャイロ等の角度セ
ンサ４ａと、一定の走行距離毎にパルスを発生する走行
距離センサ４ｂとにより構成されている。７は液晶ディ
スプレイ装置であり、ナビゲーション装置本体１０は、
このディスプレイ装置７に車両の現在位置近傍の地図を
表示したり、出発地から目的地までの誘導経路や車両位
置マーク及びその他の案内情報を表示する。

【００１５】ナビゲーション装置本体１０は以下のもの
から構成されている。１１はＣＤ−ＲＯＭ１から読み出
された地図情報及び施設情報を一時的に記憶する地図バ
ッファである。１２は操作部２と接続されるインタフェ
ース、１３はＧＰＳ受信機３と接続されるインタフェー
ス、１４は自立航法センサ４に接続されるインタフェー
スである。１５は制御部であり、この制御部１５は、イ
ンタフェース１２〜１４から入力される各種情報を基に
車両の現在位置を検出したり、ＣＤ−ＲＯＭ１から所定
の地図情報又は施設情報を地図バッファ１１に読み出し
たり、設定した探索条件で出発地から目的地までの最適
な経路を探索したりする。１６は制御部１５により一時
的にデータが記憶される一時記憶部である。

【００１６】１７は地図バッファ１１に記憶された地図
情報を用いて地図画像を生成する地図描画部、１８は地
図描画部１７で生成された地図画像を記憶するＶＲＡＭ
である。１９は制御部１５からの指示により、ＶＲＡＭ
１８に記憶された地図画像のうちディスプレイ装置７に
表示する範囲の地図画像を読み出す画像読出部であり、
制御部１５は画像読出部１９を制御することにより、デ
ィスプレイ装置７に表示された地図画像をスムーズにス
クロールさせことができる。

【００１７】２０は制御部１５で探索した誘導経路を記
憶する誘導経路メモリ、２１は誘導経路を描画する誘導
経路描画部である。誘導経路メモリ２０には、制御部１
５によって探索された誘導経路の全ノードの位置データ
が出発地から目的地まで記録される。誘導経路描画部２
１は、地図を表示する際に、誘導経路メモリ２０から誘
導経路情報（ノード列）を読み出して、誘導経路を他の
道路とは異なる色及び線幅で描画する。

【００１８】２２は動作状況に応じた各種メニュー画面
（操作画面）を生成する操作画面発生部、２３は車両位
置マークやカーソル等の各種マークを生成するマーク発
生部である。２４は画像合成部であり、画像読出部１９
によりＶＲＡＭ１８から読み出した地図画像に、マーク
発生部２３で生成した各種マークや、操作画面発生部２
２で生成した操作画面、誘導経路描画部２１で描画した
誘導経路などを重ね合わせてディスプレイ装置７に表示
させる。

【００１９】以下、本実施の形態の車載用ナビゲーショ
ン装置の施設探索方法について説明する。なお、以下の
例では、近くに温泉があるスキー場を探索する場合につ
いて説明する。ユーザが操作部２を操作して複数施設探
索モードにすると、制御部１５は操作画面発生部２２を
制御して、ディスプレイ装置７に、図２に示すような地
方選択画面を表示する。この地方選択画面では、日本地
図と、「北海道」、「東北」、…等の地方名が表示され
たボタン３１と、「戻り」と表示されたボタン３２とが
表示される。この画面で、例えばユーザが「関東」と表
示されたボタン３１を押すと、図３に示すように都道府
県選択画面が表示される。なお、この画面で「戻り」と
表示されたボタン３２を押すと、複数施設探索モードを
終了する。

【００２０】図３に示す都道府県選択画面では、関東地
方の地図と、「東京」、「群馬」、「茨城」、…等の県
名が表示されたボタン３３と、「戻り」と表示されたボ
タン３３とが表示される。この画面で、ユーザが探索対
象地域名が表示されたボタン、例えば「群馬」と表示さ
れたボタン３３を押すと、図４に示す画面が表示され
る。また、「戻り」と表示されたボタン３４を押すと、
図２に示す画面に戻る。

【００２１】図４に示す画面では、日本地図が表示さ
れ、選択された都道府県に印（図では旗印）が付され
る。また、この画面では、ジャンル選択ボックス３５
と、「ジャンル変更」と表示されたボタン３６と、「地
域変更」と表示されたボタン３７と、「検索」と表示さ
れたボタン３８とが表示される。この図４に示す画面
で、ユーザが「ジャンル変更」と表示されたボタン３６
を押すと、図５に示すように、ジャンル名又は複数のジ
ャンルからなるグループ名が表示されたボタン３９と、
「戻り」と表示されたボタン４０とが表示される。ここ
で、ユーザが「スポーツ」と表示されたボタン３９を押
したとすると、図６に示すようにスポーツに関係したジ
ャンル選択画面が表示される。なお、図５に示す画面で
「戻り」と表示されたボタン４０を押すと、図４に示す
画面が表示される。

【００２２】図５に示す画面では、「スポーツ施設」、
「スキー場」、「サーキット場」等のジャンル名が表示
されたボタン４１と、「戻り」と表示されたボタン４２
とが表示される。この画面でユーザが「スキー場」と表
示されたボタン４１を押すと、制御部１５は一時記憶部
１６に第１のジャンルとしてスキー場を設定し、図５に
示す画面に戻る。一方、図６に示す画面でユーザが「戻
り」と表示されたボタン４２を押すと、ジャンルが設定
されないまま図５に示す画面に戻る。

【００２３】その後、図５に示す画面でユーザが「観
光」と表示されたボタン３９を押すと、図７に示すよう
に観光に関係したジャンル選択画面が表示される。この
図７に示す画面では、「名所・旧跡」、「温泉」、「観
光地」と表示されたボタン４１が表示される。この画面
でユーザが「温泉」と表示されたボタン４１を押すと、
制御部１５は一時記憶部１６に第２のジャンルとして
「温泉」を記憶して、図５に示す画面に戻る。

【００２４】本実施の形態では、ナビゲーション装置に
第３のジャンルまで設定できるが、この用にして第１及
び第２のジャンルを設定した後、図５に示す画面で「戻
り」と表示されたボタン４０を押すと、図８に示す画面
が表示される。この画面は、ジャンル選択ボックス３５
に選択されたジャンル名が表示されていること以外は基
本的には図４に示すものと同じである。この画面で「ジ
ャンル変更」と表示されたボタン３６を押すと、図５に
示す画面が表示され、第１及び第２のジャンルを変更す
ることができる。また、「地域変更」と表示されたボタ
ン３７を押すと、図２に示す画面が表示され、探索対象
地域を変更することができる。

【００２５】図８に示す画面でユーザが「検索」と表示
されたボタン３８を押すと、検索が開始される。すなわ
ち、制御部１５は、まず、ＣＤ−ＲＯＭ１のデータベー
スを使用して、探索対象地域内にある全てのスキー場を
抽出する。そして、各スキー場に識別のための番号を付
しておく。次に、制御部１５は、ＣＤ−ＲＯＭ１のデー
タベースを使用して探索対象地域内にある全ての温泉を
抽出する。これらの温泉についても、識別のための番号
を付しておく。

【００２６】その後、制御部１５は、データベースに記
録されているスキー場及び温泉の位置情報（経度・緯
度）を使用して、探索対象地域内の各スキー場につい
て、探索対象地域内の各温泉との距離を計算する。そし
て、スキー場から所定の距離（例えば、１０ｋｍ）以内
の温泉があれば、当該スキー場を目的地候補とし、当該
温泉をその周辺施設として、一時記憶部１６に記録して
おく。なお、前記所定の距離は、ユーザにより変更可能
とすることが好ましい。

【００２７】その後、制御部１５は、ディスプレイ装置
７の画面上に探索結果を表示する。この場合、最初に目
的地候補としたスキー場とその近くにある温泉（周辺施
設）を表示し、次に、近くに温泉がないスキー場及び近
くにスキー場がない温泉を表示する。例えば、図９に示
すように、上段に目的地候補のスキー場が表示され、そ
の下に当該スキー場の周辺施設である温泉が表示され
る。この図９において、画面左のボタン５１は次画面又
は前画面を表示するためのものであり、画面右のボタン
５２はカーソルを上下方向に移動させるためのものであ
る。また、画面下部には、「戻り」、「詳細情報」、
「目的地セット」及び「地図表示」と表示されたボタン
５３〜５６が表示される。例えば、ユーザがボタン５１
を押すと、次の目的地候補のスキー場とその周辺施設
（温泉）が表示され、更にボタン５１を押すと、近くに
温泉がないスキー場や近くにスキー場がない温泉が表示
される。

【００２８】図９に示す画面において、ユーザがボタン
５１又はボタン５２を押して所望の温泉にカーソルを移
動させ、その後「詳細情報」と表示されたボタン５４を
押すと、制御部１５はＣＤ−ＲＯＭ１から当該温泉の詳
細情報を読み出し、図１０に示すように、ディスプレイ
装置７に詳細情報を表示する。また、図９に示す画面に
おいて、「地図表示」ボタンを押すと、図１１に示すよ
うに、スキー場とその周辺施設の温泉が全部入る尺度で
縮小された地図画面に当該スキー場及び周辺施設（温
泉）が表示される。すなわち、制御部１５は、これらの
施設のうち最も距離が離れている施設間の距離を演算
し、その距離に応じて表示すべき地図の縮尺を決定す
る。

【００２９】図９に示す画面で、所望のスキー場にカー
ソルを合わせ、「目的地セット」と表示されたボタン５
５を押すと、制御部１５は該スキー場を目的地とし、車
両の現在位置から目的地までの最適な誘導経路を探索す
る。そして、この誘導経路に沿って車両を目的地まで案
内する。本実施の形態においては、上述の如く、スキー
場と温泉というように異なるジャンルを指定すると、温
泉が近くにあるスキー場を自動的に探索するので、従来
のようにユーザ自身がディスプレイ画面を見ながら目的
地を探す必要がなく、所望の施設を迅速に探索すること
ができる。

【００３０】なお、本発明は、温泉が近くにあるスキー
場以外にも、例えば、駅の近くにあるコンビニエンスス
トア、空港に近いスキー場、温泉及び競馬場に近いスキ
ー場など、種々の施設の探索に利用できる。また、本発
明はジャンルが３つ又はそれ以上設定された場合につい
ても適用可能であり、ユーザが３つのジャンル、例えば
「スキー場」、「温泉」及び「競馬場」を設定すると、
探索対象地域内に存在するスキー場、温泉及び競馬場を
それぞれ抽出し、各スキー場、温泉及び競馬場の間の距
離を調べて、温泉及び競馬場が所定の距離内にあるスキ
ー場を探索し、ディスプレイ装置に表示する。

【００３１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザにより探索対象地域と第１及び第２のジャンルと
が設定されると、地図情報記憶手段を使用して探索対象
地域内に存在する第１及び第２のジャンルの施設を抽出
し、第１のジャンルの各施設と第２のジャンルの各施設
との距離を調べて、所定の範囲内に第２のジャンルの施
設がある第１のジャンルの施設を探索するので、近くに
温泉があるスキー場等のように、他のジャンルの施設の
近傍に存在する施設を自動的に探索することができる。
これにより、目的とする施設の探索が極めて容易になる
という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の施設探索方法を実現する
車載用ナビゲーション装置を示すブロック図である。

【図２】ディスプレイ装置に表示された地方選択画面の
一例を示す模式図である。

【図３】ディスプレイ装置に表示された都道府県選択画
面の一例を示す模式図である。

【図４】ディスプレイ装置に表示された施設探索設定画
面の一例を示す模式図である。

【図５】ディスプレイ装置に表示されたジャンル名又は
グループ名選択画面の一例を示す模式図である。

【図６】ディスプレイ装置に表示されたジャンル選択画
面の一例を示す模式図である。

【図７】ディスプレイ装置に表示されたジャンル選択画
面の他の例を示す模式図である。

【図８】ディスプレイ装置に表示された施設探索設定画
面を示す模式図である。

【図９】探索結果の表示画面の一例を示す図である。

【図１０】施設の詳細情報の表示画面の一例を示す図で
ある。

【図１１】探索結果の地図表示画面の一例を示す図であ
る。

【符号の説明】

１ＣＤ−ＲＯＭ２操作部３ＧＰＳ受信機４自立航法センサ７ディスプレイ装置１０ナビゲーション装置本体１１地図バッファ１２〜１４インタフェース１５制御部１６一時記憶部１７地図描画部１８ＶＲＡＭ１９読出部２０誘導経路メモリ２１誘導経路描画部２２操作画面発生部２３各種マーク発生部２４画像合成部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】地図情報とともにジャンル別に分類され
た複数の施設の位置を記憶した地図情報記憶手段を有す
る車載用ナビゲーション装置の施設探索方法において、ユーザにより探索対象地域と第１及び第２のジャンルと
が設定されると、前記地図情報記憶手段を使用して前記探索対象地域内に
存在する前記第１及び第２のジャンルの施設を抽出し、前記探索対象地域内に存在する第１のジャンルの各施設
について、前記探索対象地域内に存在する第２のジャン
ルの各施設からの距離を演算し、所定の範囲内に第２の
ジャンルの施設が存在する第１のジャンルの施設を探索
することを特徴とする車載用ナビゲーション装置の施設
探索方法。
【請求項２】所定の範囲内に第２のジャンルの施設が
存在する第１のジャンルの施設を探索した後、これらの
第１及び第２のジャンルの各施設が１画面に表示される
縮尺の地図画像を表示し、該地図画像に第１及び第２の
ジャンルの当該施設を重ね合わせて表示することを特徴
とする車載用ナビゲーション装置の施設探索方法。