JPH10287662A - Fo−5637a物質及びb物質並びにそれらの製造法 - Google Patents
Fo−5637a物質及びb物質並びにそれらの製造法Info
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- JPH10287662A JPH10287662A JP8932697A JP8932697A JPH10287662A JP H10287662 A JPH10287662 A JP H10287662A JP 8932697 A JP8932697 A JP 8932697A JP 8932697 A JP8932697 A JP 8932697A JP H10287662 A JPH10287662 A JP H10287662A
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- culture
- substances
- penicillium
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コレステリルエステル転送タンパク質阻害作
用を有する新規物質、FO−5637A物質及びB物質
並びにそれらの製造法を得るものである。 【解決手段】 ペニシリウム属に属し、FO−5637
A物質及びB物質を生産する能力を有する微生物を培地
に培養し、その培養中にFO−5637A物質及びB物
質を蓄積せしめ、該培養物からFO−5637A物質及
びB物質をを採取する。 【効果】 FO−5637物質はコレステリルエステル
転送タンパク質に対して著しい阻害活性を示すことか
ら、ヒトのコレステロール蓄積に起因する疾病の予防お
よび治療に有用である。
用を有する新規物質、FO−5637A物質及びB物質
並びにそれらの製造法を得るものである。 【解決手段】 ペニシリウム属に属し、FO−5637
A物質及びB物質を生産する能力を有する微生物を培地
に培養し、その培養中にFO−5637A物質及びB物
質を蓄積せしめ、該培養物からFO−5637A物質及
びB物質をを採取する。 【効果】 FO−5637物質はコレステリルエステル
転送タンパク質に対して著しい阻害活性を示すことか
ら、ヒトのコレステロール蓄積に起因する疾病の予防お
よび治療に有用である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はFO−5637A物
質及びB物質並びにそれらの製造法に関する。更に詳し
くいえば、コレステリルエステル転送タンパク質阻害作
用を有する新規物質、FO−5637A物質及びB物質
並びにそれらの製造法に関する。
質及びB物質並びにそれらの製造法に関する。更に詳し
くいえば、コレステリルエステル転送タンパク質阻害作
用を有する新規物質、FO−5637A物質及びB物質
並びにそれらの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】成人の高脂血症に起因する動脈硬化など
血管壁にコレステロールが蓄積することに基づく心筋硬
塞や脳卒中などに対するいくつかの予防治療剤は知られ
ていたが、未だに有効な物質は得られていない。
血管壁にコレステロールが蓄積することに基づく心筋硬
塞や脳卒中などに対するいくつかの予防治療剤は知られ
ていたが、未だに有効な物質は得られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、食生活の向上に
伴い成人の高脂血症に起因する動脈硬化など血管壁にコ
レステロールが蓄積し、心筋硬塞や脳卒中などの疾病に
よる死亡原因が上昇し、現代病として問題視されてい
る。血中ではコレステロールは主として長鎖脂肪酸によ
りエステル化され、コレステリルエステルとして低密度
リポタンパク質や高密度リポタンパク質中に取り込まれ
て循環している。
伴い成人の高脂血症に起因する動脈硬化など血管壁にコ
レステロールが蓄積し、心筋硬塞や脳卒中などの疾病に
よる死亡原因が上昇し、現代病として問題視されてい
る。血中ではコレステロールは主として長鎖脂肪酸によ
りエステル化され、コレステリルエステルとして低密度
リポタンパク質や高密度リポタンパク質中に取り込まれ
て循環している。
【0004】肝臓から供給されるコレステロールを末梢
組織へ輸送していく低密度リポタンパク質は動脈硬化を
促進する危険因子であるのに対し、高密度リポタンパク
質は逆に末梢組織からコレステロールを汲み出し、動脈
硬化の進展を抑制する因子と考えられている。この両リ
ポタンパク質間でコレステリルエステルの交換反応を司
るのがコレステリルエステル転送タンパク質であり、低
密度リポタンパク質の成熟化に関与している。
組織へ輸送していく低密度リポタンパク質は動脈硬化を
促進する危険因子であるのに対し、高密度リポタンパク
質は逆に末梢組織からコレステロールを汲み出し、動脈
硬化の進展を抑制する因子と考えられている。この両リ
ポタンパク質間でコレステリルエステルの交換反応を司
るのがコレステリルエステル転送タンパク質であり、低
密度リポタンパク質の成熟化に関与している。
【0005】従って、このコレステリルエステル転送タ
ンパク質の機能を阻害する物質は、血中において、動脈
硬化の危険因子である低密度リポタンパク質量の低下、
逆に動脈硬化を抑制する高密度リポタンパク質量の上昇
による抗動脈硬化作用を惹起せしめ、かかる疾病に有効
と推察される。かかる実情において、コレステリルエス
テル転送タンパク質阻害活性を有する物質を提供するこ
とは、動脈硬化に基づく心筋硬塞や脳卒中などの成人病
の予防治療上きわめて有用なことである。
ンパク質の機能を阻害する物質は、血中において、動脈
硬化の危険因子である低密度リポタンパク質量の低下、
逆に動脈硬化を抑制する高密度リポタンパク質量の上昇
による抗動脈硬化作用を惹起せしめ、かかる疾病に有効
と推察される。かかる実情において、コレステリルエス
テル転送タンパク質阻害活性を有する物質を提供するこ
とは、動脈硬化に基づく心筋硬塞や脳卒中などの成人病
の予防治療上きわめて有用なことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
新規な生理活性物質の探索を目的として種々の土壌から
菌株を分離し、その生産する代謝産物について研究を続
けた結果、新たに土壌から分離したFO−5637菌株
の培養物中に、コレステリルエステル転送タンパク質阻
害活性を有する物質が産生されることを見出した。次い
で、該培養物から該コレステリルエステル転送タンパク
質阻害活性物質を分離、精製した結果、このような化学
構造を有する物質は従来全く知られていないことから、
本物質をFO−5637A物質及びB物質と称すること
にした。本発明は、かかる知見に基づいて完成されたも
のであって、下記式、
新規な生理活性物質の探索を目的として種々の土壌から
菌株を分離し、その生産する代謝産物について研究を続
けた結果、新たに土壌から分離したFO−5637菌株
の培養物中に、コレステリルエステル転送タンパク質阻
害活性を有する物質が産生されることを見出した。次い
で、該培養物から該コレステリルエステル転送タンパク
質阻害活性物質を分離、精製した結果、このような化学
構造を有する物質は従来全く知られていないことから、
本物質をFO−5637A物質及びB物質と称すること
にした。本発明は、かかる知見に基づいて完成されたも
のであって、下記式、
【0007】
【化3】 で表される新規物質、FO−5637A物質を提供する
ものである。また本発明は下記の式、
ものである。また本発明は下記の式、
【0008】
【化4】 で表される新規物質、FO−5637B物質を提供する
ものである。
ものである。
【0009】更に本発明は、ペニシリウム属に属し、F
O−5637A及びB物質を生産する能力を有する微生
物を培地に培養し、培養物にFO−5637A物質及び
B物質を蓄積せしめ、該培養物からFO−5637A物
質及びB物質を採取することを特徴とする新規物質FO
−5637A物質及びB物質あるいはそれらの塩の製造
法を提供するものである。
O−5637A及びB物質を生産する能力を有する微生
物を培地に培養し、培養物にFO−5637A物質及び
B物質を蓄積せしめ、該培養物からFO−5637A物
質及びB物質を採取することを特徴とする新規物質FO
−5637A物質及びB物質あるいはそれらの塩の製造
法を提供するものである。
【0010】本発明のFO−5637A物質及びB物質
を生産する能力を有する微生物(以下、FO−5637
物質生産菌と称する)は、ペニシリウム属に属するが、
例えば本発明らが沖縄県沖永良部島の土壌から新たに分
離したペニシリウム エスピー(Penicilliu
m sp.)FO−5637株は、本発明に最も有効に
使用される菌株の一例であって、本菌株の菌学的性質を
示すと下記の通りである。
を生産する能力を有する微生物(以下、FO−5637
物質生産菌と称する)は、ペニシリウム属に属するが、
例えば本発明らが沖縄県沖永良部島の土壌から新たに分
離したペニシリウム エスピー(Penicilliu
m sp.)FO−5637株は、本発明に最も有効に
使用される菌株の一例であって、本菌株の菌学的性質を
示すと下記の通りである。
【0011】I.形態的性質 本菌株はツャペック・イーストエキストラクト寒天培地
(CYA)、麦芽汁寒天培地、バレイショ・ブドウ糖寒
天培地(PDA)などで良好に生育し、分生子の着生も
良好である。しかし、25%グリセリン・硝酸塩寒天培
地では、生育は抑制的であった。CYA培地に生育した
コロニーを顕微鏡観察すると、菌糸は透明で隔壁を有し
ており、分生子柄は基底菌糸より直生している。
(CYA)、麦芽汁寒天培地、バレイショ・ブドウ糖寒
天培地(PDA)などで良好に生育し、分生子の着生も
良好である。しかし、25%グリセリン・硝酸塩寒天培
地では、生育は抑制的であった。CYA培地に生育した
コロニーを顕微鏡観察すると、菌糸は透明で隔壁を有し
ており、分生子柄は基底菌糸より直生している。
【0012】ペニシルスは複輪生である。フィアライド
はペン先型で5〜8本が輪生体を形成し、大きさは7.
5〜10×2〜2.5μmである。分生子は球形〜亜球
形で大きさは2.5μmである。表面は平滑である。
はペン先型で5〜8本が輪生体を形成し、大きさは7.
5〜10×2〜2.5μmである。分生子は球形〜亜球
形で大きさは2.5μmである。表面は平滑である。
【0013】II.各種培地上での培養性状 各種寒天培地上で25℃、7日間培養した場合の肉眼的
観察結果を表1に示した。なお、各種寒天培地におい
て、菌核の形成は観察されなかった。また、ツャペック
・イーストエキストラクト寒天培地(CYA)培地にお
ける37℃および5℃、7日間培養した場合、菌の生育
は観察されなかった。
観察結果を表1に示した。なお、各種寒天培地におい
て、菌核の形成は観察されなかった。また、ツャペック
・イーストエキストラクト寒天培地(CYA)培地にお
ける37℃および5℃、7日間培養した場合、菌の生育
は観察されなかった。
【0014】
【表1】
【0015】III.生理学的性質 1)最適生育条件 本菌の最適生育条件は、バレイショ・ブドウ糖寒天培地
(PDA)培地においてpH4〜7、温度は14〜26
℃である。 2)生育の範囲 本菌の生育範囲はPDA培地においてpH2〜8、温度
は9〜32℃である。 3)好気性、嫌気性の区別 好気性
(PDA)培地においてpH4〜7、温度は14〜26
℃である。 2)生育の範囲 本菌の生育範囲はPDA培地においてpH2〜8、温度
は9〜32℃である。 3)好気性、嫌気性の区別 好気性
【0016】以上、本菌FO−5637株の形態的特
徴、培養性状および生理的性状に基づき、既知菌種との
比較を試みた結果、本菌株はペニシリウム(Penic
illium)属に属する一菌株と判断され、本菌株を
ペニシリウム エスピー(Penicillium s
p.)FO−5637と命名した。本菌株は、ペニシリ
ウム エスピー(Penicillium sp.)F
O−5637として、平成9年2月27日に茨城県つく
ば市東1丁目1番3号に所在する工業技術院生命工学工
業技術研究所にFERM P−16101として寄託さ
れている。
徴、培養性状および生理的性状に基づき、既知菌種との
比較を試みた結果、本菌株はペニシリウム(Penic
illium)属に属する一菌株と判断され、本菌株を
ペニシリウム エスピー(Penicillium s
p.)FO−5637と命名した。本菌株は、ペニシリ
ウム エスピー(Penicillium sp.)F
O−5637として、平成9年2月27日に茨城県つく
ば市東1丁目1番3号に所在する工業技術院生命工学工
業技術研究所にFERM P−16101として寄託さ
れている。
【0017】本発明の好ましい菌株として、FO−56
37物質生産菌について説明したが、菌の一般的性状と
して菌学上の性状はきわめて変異し易く、一定したもの
ではなく、自然的にあるいは通常行われる紫外線照射、
X線照射または変異誘導体剤、例えばN−メチル−N−
ニトロ−N−ニトロソグアニジン、エチルメタンスルホ
ネートなどを用いる人工的変異手段により変異すること
は周知の事実であり、このような人工的変異株は勿論、
自然変異株も含め、ペニシリウム属に属し、FO−56
37物質を生産する能力を有する菌株はすべて本発明に
使用することができる。また、細胞融合、遺伝子操作な
どの細胞工学的に変異させた菌株もFO−5637物質
生産菌として包含される。
37物質生産菌について説明したが、菌の一般的性状と
して菌学上の性状はきわめて変異し易く、一定したもの
ではなく、自然的にあるいは通常行われる紫外線照射、
X線照射または変異誘導体剤、例えばN−メチル−N−
ニトロ−N−ニトロソグアニジン、エチルメタンスルホ
ネートなどを用いる人工的変異手段により変異すること
は周知の事実であり、このような人工的変異株は勿論、
自然変異株も含め、ペニシリウム属に属し、FO−56
37物質を生産する能力を有する菌株はすべて本発明に
使用することができる。また、細胞融合、遺伝子操作な
どの細胞工学的に変異させた菌株もFO−5637物質
生産菌として包含される。
【0018】本発明においては、先ずペニシリウム属に
属するFO−5637物質生産菌が、適当な培地に培養
される。本菌の培養においては、通常の真菌の培養方法
が一般に適用される。培地としては微生物が同化し得る
炭素源、消化し得る窒素源、さらに必要に応じて無機塩
などを含有させた栄養培地が用いられる。
属するFO−5637物質生産菌が、適当な培地に培養
される。本菌の培養においては、通常の真菌の培養方法
が一般に適用される。培地としては微生物が同化し得る
炭素源、消化し得る窒素源、さらに必要に応じて無機塩
などを含有させた栄養培地が用いられる。
【0019】上記の同化し得る炭素源としては、ブドウ
糖、ショ糖、糖密、澱粉、デキストリン、セルロース、
グリセリン、有機酸などが単独または組み合わせて用い
られる。消化し得る窒素源としては、ペプトン、肉エキ
ス、酵母エキス、乾燥酵母、大豆粉、コーン・スティー
プ・リカー、綿実粕、カゼイン、大豆蛋白加水分解物、
アミノ酸、尿素などの有機窒素源、硝酸塩、アンモニウ
ム塩などの無機窒素化合物が単独または組み合わせて用
いられる。
糖、ショ糖、糖密、澱粉、デキストリン、セルロース、
グリセリン、有機酸などが単独または組み合わせて用い
られる。消化し得る窒素源としては、ペプトン、肉エキ
ス、酵母エキス、乾燥酵母、大豆粉、コーン・スティー
プ・リカー、綿実粕、カゼイン、大豆蛋白加水分解物、
アミノ酸、尿素などの有機窒素源、硝酸塩、アンモニウ
ム塩などの無機窒素化合物が単独または組み合わせて用
いられる。
【0020】また、必要に応じてナトリウム塩、カリウ
ム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、リン酸塩などの
無機塩、重金属塩類が添加される。さらに、培地には、
必要に応じて、本菌の生育やFO−5637物質の生産
を促進する微量栄養素、発育促進物質、前駆物質を適当
に添加してもよい。
ム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、リン酸塩などの
無機塩、重金属塩類が添加される。さらに、培地には、
必要に応じて、本菌の生育やFO−5637物質の生産
を促進する微量栄養素、発育促進物質、前駆物質を適当
に添加してもよい。
【0021】培養は通常振とうまたは通気攪拌培養など
の好気的条件下で行うのがよい。工業的には深部通気攪
拌培養が好ましい。培地のpHは中性付近で培養を行う
のが好ましい。培養温度は20〜37℃の範囲でも行い
得るが、通常は24〜30℃、好ましくは27℃付近に
保つのがよい。培養時間は、液体培養の場合、通常3〜
6日培養を行うと、本物質FO−5637が生成蓄積さ
れるので、好ましくは培養中の蓄積量が最大に達したと
きに培養を終了すればよい。
の好気的条件下で行うのがよい。工業的には深部通気攪
拌培養が好ましい。培地のpHは中性付近で培養を行う
のが好ましい。培養温度は20〜37℃の範囲でも行い
得るが、通常は24〜30℃、好ましくは27℃付近に
保つのがよい。培養時間は、液体培養の場合、通常3〜
6日培養を行うと、本物質FO−5637が生成蓄積さ
れるので、好ましくは培養中の蓄積量が最大に達したと
きに培養を終了すればよい。
【0022】これらの培養組成、培地の液性、培養温
度、攪拌速度、通気量などの培養条件は使用する菌株の
種類や外部の条件などに応じて好ましい結果が得られる
ように適宜調節、選択されることはいうまでもない。液
体培養において発泡があるときは、シリコン油、植物
油、界面活性剤などの消泡剤を適宜使用してもよい。
度、攪拌速度、通気量などの培養条件は使用する菌株の
種類や外部の条件などに応じて好ましい結果が得られる
ように適宜調節、選択されることはいうまでもない。液
体培養において発泡があるときは、シリコン油、植物
油、界面活性剤などの消泡剤を適宜使用してもよい。
【0023】このようにして得られた培養物中に蓄積さ
れたFO−5637物質は、培養濾液または培養菌体中
に含まれているので、培養濾液を必要に応じて濾過補助
剤、例えばセライト、ハイフロースーパーセル等を加え
て濾過するか、または遠心分離して培養濾液と菌体とに
分離し、培養濾液と菌体との有機溶媒抽出物を濃縮した
ものの中からFO−5637物質を採取するのが有利で
ある。
れたFO−5637物質は、培養濾液または培養菌体中
に含まれているので、培養濾液を必要に応じて濾過補助
剤、例えばセライト、ハイフロースーパーセル等を加え
て濾過するか、または遠心分離して培養濾液と菌体とに
分離し、培養濾液と菌体との有機溶媒抽出物を濃縮した
ものの中からFO−5637物質を採取するのが有利で
ある。
【0024】また、培養濾液からFO−5637物質を
採取するには、先ず培養濾液を酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、ベンゼンなどの非親水性有機溶媒で抽出し、抽出液
を減圧濃縮して粗製の物質、FO−5637物質が得ら
れる。該粗製物質はさらに脂溶性物質の精製に通常用い
られる公知の方法、例えばシリカゲル、アルミナなどの
担体を用いるカラムクロマトグラフイーによるFO−5
637物質を分離精製することできる。
採取するには、先ず培養濾液を酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、ベンゼンなどの非親水性有機溶媒で抽出し、抽出液
を減圧濃縮して粗製の物質、FO−5637物質が得ら
れる。該粗製物質はさらに脂溶性物質の精製に通常用い
られる公知の方法、例えばシリカゲル、アルミナなどの
担体を用いるカラムクロマトグラフイーによるFO−5
637物質を分離精製することできる。
【0025】菌体からFO−5637物質を採取するに
は、菌体を含水アセトン、含水メタノールなどの含水親
水性有機溶媒で抽出し、得られた抽出液を減圧濃縮し、
その濃縮物を酢酸エチル、酢酸ブチル、ベンゼンなどの
非親水性有機溶媒で抽出し、得られた抽出液は、前記の
培養液から得た抽出液と合わせて分離精製するか、ある
いは前記と同じ方法によりFO−5637物質を分離精
製することができる。
は、菌体を含水アセトン、含水メタノールなどの含水親
水性有機溶媒で抽出し、得られた抽出液を減圧濃縮し、
その濃縮物を酢酸エチル、酢酸ブチル、ベンゼンなどの
非親水性有機溶媒で抽出し、得られた抽出液は、前記の
培養液から得た抽出液と合わせて分離精製するか、ある
いは前記と同じ方法によりFO−5637物質を分離精
製することができる。
【0026】次に、本発明のFO−5637物質の理化
学的性状について述べる。 〔1〕FO−5637A物質 (1)分子式:C30H30O10(高分解能FABマススペ
クトル(positive)でm/z551.1956
(M+H)が観察された)(計算値551.1970) (2)分子量:550(FABマススペクトル(pos
itive)よりm/z551(M+H)+ ,573
(M+Na)+ ,(negative)549(M−
H)- が観察された)
学的性状について述べる。 〔1〕FO−5637A物質 (1)分子式:C30H30O10(高分解能FABマススペ
クトル(positive)でm/z551.1956
(M+H)が観察された)(計算値551.1970) (2)分子量:550(FABマススペクトル(pos
itive)よりm/z551(M+H)+ ,573
(M+Na)+ ,(negative)549(M−
H)- が観察された)
【0027】(3)比旋光度:〔α〕D 23 −223°
(C=1、メタノール) (4)紫外線吸収スペクトル:メタノール中で測定した
紫外部吸収スペクトルは図1に示す通りであり、21
6、240、246(肩)、286、322(肩)、4
07nm付近に特徴的な吸収極大を示す (5)赤外部吸収スペクトル:臭化カリウム錠剤法で測
定した赤外部吸収スペクトルは図2に示す通りであり、
λmax KBr cm-1:3400、1624、1504、1
446、1388、1369、1180、1025に特
徴的な吸収帯を有する
(C=1、メタノール) (4)紫外線吸収スペクトル:メタノール中で測定した
紫外部吸収スペクトルは図1に示す通りであり、21
6、240、246(肩)、286、322(肩)、4
07nm付近に特徴的な吸収極大を示す (5)赤外部吸収スペクトル:臭化カリウム錠剤法で測
定した赤外部吸収スペクトルは図2に示す通りであり、
λmax KBr cm-1:3400、1624、1504、1
446、1388、1369、1180、1025に特
徴的な吸収帯を有する
【0028】(6)溶媒に対する溶解性:メタノール、
エタノール、アセトニトリル、酢酸エチル、クロロホル
ム、ジメチルスルホキシドに可溶、水に不溶 (7)塩基性、酸性、中性の区別:中性 (8)物質の色、形状:橙色粉末
エタノール、アセトニトリル、酢酸エチル、クロロホル
ム、ジメチルスルホキシドに可溶、水に不溶 (7)塩基性、酸性、中性の区別:中性 (8)物質の色、形状:橙色粉末
【0029】(9)プロトン核磁気共鳴スペクトル:V
arian社製、核磁気共鳴スペクトロメータを用いて
測定したプロトン核磁気共鳴スペクトル(重クロロホル
ム中で測定、400MHz)は図3に示すとおり (10)カーボン核磁気共鳴スペクトル:Varian
社製、核磁気共鳴スペクトロメータを用いて測定したカ
ーボン核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中で測
定、100MHz)は図4に示すとおり (11)化学構造:下記式の通り
arian社製、核磁気共鳴スペクトロメータを用いて
測定したプロトン核磁気共鳴スペクトル(重クロロホル
ム中で測定、400MHz)は図3に示すとおり (10)カーボン核磁気共鳴スペクトル:Varian
社製、核磁気共鳴スペクトロメータを用いて測定したカ
ーボン核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中で測
定、100MHz)は図4に示すとおり (11)化学構造:下記式の通り
【0030】
【化5】
【0031】〔2〕FO−5637B物質 (1)分子式:C20H20O6 (高分解能FABマススペ
クトル(positive)でm/z357.1338
(M+H)が観察された)(計算値 357.133
8) (2)分子量:356(FABマススペクトル(pos
itive)よりm/z357(M+H)+ ,379
(M+Na)+ が観察された)
クトル(positive)でm/z357.1338
(M+H)が観察された)(計算値 357.133
8) (2)分子量:356(FABマススペクトル(pos
itive)よりm/z357(M+H)+ ,379
(M+Na)+ が観察された)
【0032】(3)比旋光度:〔α〕D 23 −220°
(C=1、メタノール) (4)紫外線吸収スペクトル:メタノール中で測定した
紫外部吸収スペクトルは図5に示す通りであり、20
8、226(肩)、263、297(肩)、356、3
72、435nm付近に特徴的な吸収極大を示す (5)赤外部吸収スペクトル:臭化カリウム錠剤法で測
定した赤外部吸収スペクトルは図6に示す通りであり、
λmax KBr cm-1:3400、1595、1458、1
419、1383、1294、1215、1165、1
128、1036に特徴的な吸収帯を有する
(C=1、メタノール) (4)紫外線吸収スペクトル:メタノール中で測定した
紫外部吸収スペクトルは図5に示す通りであり、20
8、226(肩)、263、297(肩)、356、3
72、435nm付近に特徴的な吸収極大を示す (5)赤外部吸収スペクトル:臭化カリウム錠剤法で測
定した赤外部吸収スペクトルは図6に示す通りであり、
λmax KBr cm-1:3400、1595、1458、1
419、1383、1294、1215、1165、1
128、1036に特徴的な吸収帯を有する
【0033】(6)溶媒に対する溶解性:メタノール、
エタノール、アセトニトリル、酢酸エチル、クロロホル
ム、ジメチルスルホキシドに可溶、水に不溶 (7)塩基性、酸性、中性の区別:中性 (8)物質の色、形状:橙色粉末
エタノール、アセトニトリル、酢酸エチル、クロロホル
ム、ジメチルスルホキシドに可溶、水に不溶 (7)塩基性、酸性、中性の区別:中性 (8)物質の色、形状:橙色粉末
【0034】(9)プロトン核磁気共鳴スペクトル:V
arian社製、核磁気共鳴スペクトロメータを用いて
測定したプロトン核磁気共鳴スペクトル(重クロロホル
ム中で測定、400MHz)は図7に示すとおり (10)カーボン核磁気共鳴スペクトル:Varian
社製、核磁気共鳴スペクトロメータを用いて測定したカ
ーボン核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中で測
定、100MHz)は図8に示すとおり (11)化学構造:下記式の通り
arian社製、核磁気共鳴スペクトロメータを用いて
測定したプロトン核磁気共鳴スペクトル(重クロロホル
ム中で測定、400MHz)は図7に示すとおり (10)カーボン核磁気共鳴スペクトル:Varian
社製、核磁気共鳴スペクトロメータを用いて測定したカ
ーボン核磁気共鳴スペクトル(重クロロホルム中で測
定、100MHz)は図8に示すとおり (11)化学構造:下記式の通り
【0035】
【化6】
【0036】次に本発明のFO−5637物質の生物学
的性質および阻害活性について述べる。 (1)ヒト由来コレステリルエステル転送タンパク質に
対する阻害作用 コレステリルエステル転送タンパク質に対する影響はヒ
ト血漿より調整した粗タンパク質を用いKato等
(J.Biol.Chem.264,4082−408
7,1989)の方法に従った。
的性質および阻害活性について述べる。 (1)ヒト由来コレステリルエステル転送タンパク質に
対する阻害作用 コレステリルエステル転送タンパク質に対する影響はヒ
ト血漿より調整した粗タンパク質を用いKato等
(J.Biol.Chem.264,4082−408
7,1989)の方法に従った。
【0037】即ち、〔1−14C〕コレステリルエステル
を含む再構成の高密度リポタンパク質(High de
nsity lipoprotein;以下HDLと称
す)25μl、ヒト由来の低密度リポタンパク質(Lo
w density lipoprotein;以下L
DLと称する)10μl、7mMの5,5−ジチオビス
ニトロ安息香酸30μl、3mM脂肪酸10μl、部分
精製したヒトコレステリルエステル転送タンパク質5μ
lを合わせ、全部で150μlの反応系で37℃、30
分間反応させた。
を含む再構成の高密度リポタンパク質(High de
nsity lipoprotein;以下HDLと称
す)25μl、ヒト由来の低密度リポタンパク質(Lo
w density lipoprotein;以下L
DLと称する)10μl、7mMの5,5−ジチオビス
ニトロ安息香酸30μl、3mM脂肪酸10μl、部分
精製したヒトコレステリルエステル転送タンパク質5μ
lを合わせ、全部で150μlの反応系で37℃、30
分間反応させた。
【0038】反応後、0.1%デキストラン硫酸5μ
l、6mM MgCl2 5μl、イオン強度0.16に
調整したリン酸緩衝液20μlを加え、氷上で20分間
放置させた。続いて4℃、13,000rpm、15分
間遠心し、LDLを沈澱画分として集め、0.1N N
aOH180μlにLDLを溶解させ、液体シンチレー
ションカウンターでLDLに転送されたコレステリルエ
ステルの転送量を測定した。本タンパク質によるコレス
テリルエステル転送活性を50%阻害する薬剤濃度を算
定した結果は、FO−5637A物質では40μg/m
lであり、FO−5637B物質では17μg/mlで
あった。
l、6mM MgCl2 5μl、イオン強度0.16に
調整したリン酸緩衝液20μlを加え、氷上で20分間
放置させた。続いて4℃、13,000rpm、15分
間遠心し、LDLを沈澱画分として集め、0.1N N
aOH180μlにLDLを溶解させ、液体シンチレー
ションカウンターでLDLに転送されたコレステリルエ
ステルの転送量を測定した。本タンパク質によるコレス
テリルエステル転送活性を50%阻害する薬剤濃度を算
定した結果は、FO−5637A物質では40μg/m
lであり、FO−5637B物質では17μg/mlで
あった。
【0039】以上のように、本発明のFO−5637物
質はコレステリルエステル転送タンパク質に対して著し
い阻害活性を示すことから、ヒトのコレステロール蓄積
に起因する疾病の予防および治療に有用であると考えら
れる。
質はコレステリルエステル転送タンパク質に対して著し
い阻害活性を示すことから、ヒトのコレステロール蓄積
に起因する疾病の予防および治療に有用であると考えら
れる。
【0040】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
500ml容三角フラスコにグルコース2.0%、イー
ストエキストラクト0.2%、MgSO4 ・7H2 O
0.05%、ポリペプトン0.5%、KH2 PO4 0.
1%および寒天0.1%を含む培地(pH6.0に調
製)100mlを仕込み、綿栓後、蒸気滅菌し、寒天培
地上に生育させたペニシリウム エスピー(Penic
illium sp.)FO−5637(FERM P
−16101)を白金耳にて無菌的に接種し、27℃で
96時間振とう培養して種培養液を得た。
するが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
500ml容三角フラスコにグルコース2.0%、イー
ストエキストラクト0.2%、MgSO4 ・7H2 O
0.05%、ポリペプトン0.5%、KH2 PO4 0.
1%および寒天0.1%を含む培地(pH6.0に調
製)100mlを仕込み、綿栓後、蒸気滅菌し、寒天培
地上に生育させたペニシリウム エスピー(Penic
illium sp.)FO−5637(FERM P
−16101)を白金耳にて無菌的に接種し、27℃で
96時間振とう培養して種培養液を得た。
【0041】一方、30l 容ジャーファーメンター1基
に、スクロース2.0%、グルコース1.0%、コーン
スティープ・リカー1.0%、肉エキス0.5%、KH
2 PO4 0.1%、MgSO4 ・7H2 O 0.05
%、微量金属としてFeSO4・7H2 O 1g/l、
MnCl2 ・4H2 O 1g/l、ZnSO4 ・7H2
O 1g/l、CuSO4 ・5H2 O 1g/l、Co
Cl2 ・2H2 O 1g/lを合わせて200ml、C
aCO3 0.3%、寒天0.1%(pH6.0に調製)
に仕込み、蒸気滅菌冷却後、種培養した種培養液200
mlを無菌的に移植し、攪拌速度250rpm、通気量
10リットル/分の培養条件下で27℃で96時間通気
攪拌培養した。
に、スクロース2.0%、グルコース1.0%、コーン
スティープ・リカー1.0%、肉エキス0.5%、KH
2 PO4 0.1%、MgSO4 ・7H2 O 0.05
%、微量金属としてFeSO4・7H2 O 1g/l、
MnCl2 ・4H2 O 1g/l、ZnSO4 ・7H2
O 1g/l、CuSO4 ・5H2 O 1g/l、Co
Cl2 ・2H2 O 1g/lを合わせて200ml、C
aCO3 0.3%、寒天0.1%(pH6.0に調製)
に仕込み、蒸気滅菌冷却後、種培養した種培養液200
mlを無菌的に移植し、攪拌速度250rpm、通気量
10リットル/分の培養条件下で27℃で96時間通気
攪拌培養した。
【0042】培養後、培養液を酢酸エチル18リットル
で抽出し、抽出液を減圧濃縮して粗製物5.12gを得
た。この粗製物をヘキサン、メタノール、水(40:1
9:1)で分配させ、下層に分配されたFO−5637
物質を集め、減圧濃縮して粗製物1.4gを得た。この
粗製物をアセトニトリル10mlに懸濁し、ODS(2
40ml、センシュー社製、SSC−ODS−7515
−12)のカラムにチャージし、0.05%リン酸を含
むアセトニトリルで溶出するカラムクロマトグラフイー
を行った。
で抽出し、抽出液を減圧濃縮して粗製物5.12gを得
た。この粗製物をヘキサン、メタノール、水(40:1
9:1)で分配させ、下層に分配されたFO−5637
物質を集め、減圧濃縮して粗製物1.4gを得た。この
粗製物をアセトニトリル10mlに懸濁し、ODS(2
40ml、センシュー社製、SSC−ODS−7515
−12)のカラムにチャージし、0.05%リン酸を含
むアセトニトリルで溶出するカラムクロマトグラフイー
を行った。
【0043】各フラクションは10mlづつ分画し、活
性成分を含むフラクションを集め、アセトニトリルを除
いた後、水層画分を酢酸エチルで抽出し、それを減圧乾
固して粗活性物質94mgと、102mgとをそれぞれ
得た。94mgの粗活性物質を5回に分けて高速液体ク
ロマトグラフイーにより分離精製した。装置はトリロー
タV(日本分光社製)を用い、カラムはYMC−Pac
k A−343(ODS系樹脂、山村化学研究所製)を
用い、溶媒系は48%のアセトニトリル水(0.05%
リン酸を含む)を用い、検出はUV225nm、流速は
6ml/分で行った。その結果、FO−5637A物質
の23mgを得た。
性成分を含むフラクションを集め、アセトニトリルを除
いた後、水層画分を酢酸エチルで抽出し、それを減圧乾
固して粗活性物質94mgと、102mgとをそれぞれ
得た。94mgの粗活性物質を5回に分けて高速液体ク
ロマトグラフイーにより分離精製した。装置はトリロー
タV(日本分光社製)を用い、カラムはYMC−Pac
k A−343(ODS系樹脂、山村化学研究所製)を
用い、溶媒系は48%のアセトニトリル水(0.05%
リン酸を含む)を用い、検出はUV225nm、流速は
6ml/分で行った。その結果、FO−5637A物質
の23mgを得た。
【0044】また、前記102mgの粗活性物質を5回
に分けて高速液体クロマトグラフイーにより分離精製し
た。装置はトリロータV(日本分光社製)を用い、カラ
ムはYMC−Pack A−343(ODS系樹脂、山
村化学研究所製)を用い、溶媒系は45%のアセトニト
リル水(0.05%リン酸を含む)を用い、検出はUV
225nm、流速は6ml/分で行った。その結果、F
O−5637B物質の9.5mgを単離した。
に分けて高速液体クロマトグラフイーにより分離精製し
た。装置はトリロータV(日本分光社製)を用い、カラ
ムはYMC−Pack A−343(ODS系樹脂、山
村化学研究所製)を用い、溶媒系は45%のアセトニト
リル水(0.05%リン酸を含む)を用い、検出はUV
225nm、流速は6ml/分で行った。その結果、F
O−5637B物質の9.5mgを単離した。
【0045】
【発明の効果】以上のとおり、ペニシリウム属に属する
FO−5637A物質及びB物質を生産する能力を有す
る微生物を培地に培養して、その培養物中にFO−56
37A物質及びB物質を蓄積せしめ、該培養物からFO
−5637A物質及びB物質を採取することにより、コ
レステリルエステル転送タンパク質阻害活性を有する物
質が得られ、該物質は動脈硬化に基づく心筋硬塞や脳卒
中などの成人病の予防、治療効果が期待される。
FO−5637A物質及びB物質を生産する能力を有す
る微生物を培地に培養して、その培養物中にFO−56
37A物質及びB物質を蓄積せしめ、該培養物からFO
−5637A物質及びB物質を採取することにより、コ
レステリルエステル転送タンパク質阻害活性を有する物
質が得られ、該物質は動脈硬化に基づく心筋硬塞や脳卒
中などの成人病の予防、治療効果が期待される。
【図1】本発明によるFO−5637A物質の紫外線吸
収スペクトルである。
収スペクトルである。
【図2】本発明によるFO−5637A物質の赤外線吸
収スペクトルである。
収スペクトルである。
【図3】本発明によるFO−5637A物質のプロトン
核磁気共鳴スペクトルである。
核磁気共鳴スペクトルである。
【図4】本発明によるFO−5637A物質のカーボン
核磁気共鳴スペクトルである。
核磁気共鳴スペクトルである。
【図5】本発明によるFO−5637B物質の紫外線吸
収スペクトルである。
収スペクトルである。
【図6】本発明によるFO−5637B物質の赤外線吸
収スペクトルである。
収スペクトルである。
【図7】本発明によるFO−5637B物質のプロトン
核磁気共鳴スペクトルである。
核磁気共鳴スペクトルである。
【図8】本発明によるFO−5637B物質のカーボン
核磁気共鳴スペクトルである。
核磁気共鳴スペクトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12N 1/14 C12N 1/14 A C12P 17/04 C12P 17/04 17/16 17/16 //(C12N 1/14 C12R 1:80) (C12P 17/04 C12R 1:80) (C12P 17/16 C12R 1:80)
Claims (6)
- 【請求項1】 下記式 【化1】 で表されるFO−5637A物質またはその塩。
- 【請求項2】 下記式 【化2】 で表されるFO−5637B物質またはその塩。
- 【請求項3】 ペニシリウム属に属し、FO−5637
A物質及びB物質を生産する能力を有する微生物を培地
に培養して、その培養物中にFO−5637A物質及び
B物質を蓄積せしめ、該培養物からFO−5637A物
質及びB物質を採取することを特徴とするFO−563
7A物質及びB物質あるいはそれらの塩の製造法。 - 【請求項4】 ペニシリウム属に属し、FO−5637
A物質及びB物質を生産する能力を有する微生物が、ペ
ニシリウム エスピー(Penicillium s
p.)FO−5637である請求項3に記載の製造法。 - 【請求項5】 ペニシリウム属に属し、FO−5637
A物質及びB物質を生産する能力を有する微生物。 - 【請求項6】 微生物が、ペニシリウム エスピー(P
enicillium sp.)FO−5637(FE
RM P−16101)である請求項5に記載の微生
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8932697A JPH10287662A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | Fo−5637a物質及びb物質並びにそれらの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8932697A JPH10287662A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | Fo−5637a物質及びb物質並びにそれらの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10287662A true JPH10287662A (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=13967557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8932697A Pending JPH10287662A (ja) | 1997-04-08 | 1997-04-08 | Fo−5637a物質及びb物質並びにそれらの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10287662A (ja) |
Cited By (27)
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1997
- 1997-04-08 JP JP8932697A patent/JPH10287662A/ja active Pending
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