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JPH10275233A - 情報処理システム、ポインティング装置および情報処理装置 - Google Patents

情報処理システム、ポインティング装置および情報処理装置

Info

Publication number
JPH10275233A
JPH10275233A JP9080937A JP8093797A JPH10275233A JP H10275233 A JPH10275233 A JP H10275233A JP 9080937 A JP9080937 A JP 9080937A JP 8093797 A JP8093797 A JP 8093797A JP H10275233 A JPH10275233 A JP H10275233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fingerprint
collation
information processing
operator
registered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9080937A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kobayashi
孝次 小林
Hiroshi Nakajima
寛 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hibino & Co Ltd
Azbil Corp
Original Assignee
Hibino & Co Ltd
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hibino & Co Ltd, Azbil Corp filed Critical Hibino & Co Ltd
Priority to JP9080937A priority Critical patent/JPH10275233A/ja
Publication of JPH10275233A publication Critical patent/JPH10275233A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/0354Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of 2D relative movements between the device, or an operating part thereof, and a plane or surface, e.g. 2D mice, trackballs, pens or pucks
    • G06F3/03547Touch pads, in which fingers can move on a surface
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/033Indexing scheme relating to G06F3/033
    • G06F2203/0338Fingerprint track pad, i.e. fingerprint sensor used as pointing device tracking the fingertip image

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パスワードなどを覚えておく必要をなくす。
高いセキュリティ性を持たせる。耐久性に優れたものと
する。 【解決手段】 登録指紋Rと照合指紋T1とを照合する
(ステップ106)。この照合に際して得られる相関ピ
ークの位置ずれをメモリBに格納する。メモリBの位置
ずれをメモリAにコピーする(ステップ109)。照合
指紋T1を取り込み、メモリM2に格納する(ステップ
110)。登録指紋Rと照合指紋T2とを照合し、相関
ピークの位置ずれをメモリBに格納する(ステップ11
2)。メモリAに格納されている相関ピークの位置ずれ
とメモリBに格納されている相関ピークの位置ずれか
ら、今回の照合指紋Tと前回の照合指紋Tとの位置ずれ
を求め、照合指紋Tの移動ベクトルを求める(ステップ
113)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、指紋照合技術を
利用した情報処理システム、ポインティング装置および
情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ関連技術の進歩によりパソ
コン,ワークステーション等の情報処理装置を利用して
様々な作業を行うことができるようになり、1台の情報
処理装置を複数の正当な利用者が共同で使用する場合も
多い。このような利用形態において、悪意の不正利用者
によってこの情報処理装置が操作されると、多くの人々
に被害が及ぶことになる。そこで、従来では、このよう
な被害を防ぐために、情報処理装置のセキュリティ確保
の手段としてパスワードで利用者をチェックしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パスワ
ードによる利用者のチェックでは、不正利用者でもパス
ワードを知ってしまえば利用できてしまうという問題が
ある。また、逆に、正当な利用者であっても、パスワー
ドを忘れてしまうと利用できないという問題がある。ま
た、従来は、情報処理装置に接続されるポィンティング
装置、すなわち画面上のポインタの位置を動かすポイン
ティング装置として、ボールの転がりによる位置変位を
利用した機械式のマウスを使用しており、耐久性に問題
があった。
【0004】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、パスワード
などを覚えておく必要がなく、高いセキュリティ性を有
し、かつ耐久性に優れた情報処理システム、ポインティ
ング装置および情報処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、操作者
からの操作に基づく指令信号を出力するポインティング
装置と、このポインティング装置からの指令信号に基づ
いて画面上のポインタの位置を制御する情報処理装置と
を備えた情報処理システムにおいて、操作者の指紋像を
取り込む指紋入力手段をポインティング装置に設け、こ
の指紋入力手段から取り込まれた指紋像を照合指紋と
し、この照合指紋と前もって登録されている登録指紋と
を照合し、照合指紋と登録指紋とが一致した場合、ポイ
ンタの位置制御を許可するものとし、これによりポイン
タの位置制御が許可された場合、所定のタイミングで指
紋入力手段から操作者の指紋像を取り込み、今回取り込
まれた指紋像と前回取り込まれた照合像との位置ずれに
基づいてポインタの移動位置を決定するようにしたもの
である。この発明によれば、ポインティング装置の指紋
入力手段に対して操作者の指が置かれると、その指紋像
(照合指紋)が取り込まれて登録指紋と照合される。こ
こで、操作者が正当な利用者であり、照合指紋と登録指
紋とが一致すると、ポインタの位置制御が許可され、以
降、所定のタイミングで操作者の指紋像が取り込まれ、
今回取り込まれた指紋像と前回取り込まれた照合像との
位置ずれに基づいてポインタの移動位置が決定される。
操作者が不正利用者であった場合には、照合指紋と登録
指紋とは一致せず、ポインタの位置制御は許可されな
い。すなわち、操作者が不正利用者であった場合には、
ポインタの操作が不能となる。
【0006】第2発明(請求項2に係る発明)は、情報
処理装置と接続され、操作者からの操作に基づく指令信
号を情報処理装置に出力し、この情報処理装置を介して
画面上のポインタの位置を移動させるポインティング装
置に、操作者の指紋像を取り込む指紋入力手段と、この
指紋入力手段から取り込まれた指紋像を照合指紋とし、
この照合指紋と操作者から指定された登録指紋とを照合
する指紋照合手段と、この指紋照合手段での照合結果に
基づき、照合指紋と登録指紋とが一致した場合、情報処
理装置への指令信号の出力を許可する出力許可手段と、
この出力許可手段によって情報処理装置への指令信号の
出力が許可された場合、所定のタイミングで指紋入力手
段から操作者の指紋像を取り込み、今回取り込まれた指
紋像と前回取り込まれた照合像との位置ずれに基づいて
ポインタの移動位置を決定する移動位置決定手段とを設
けたものである。この発明によれば、ポインティング装
置の指紋入力手段に対して操作者の指が置かれると、そ
の指紋像(照合指紋)が取り込まれて操作者から指定さ
れた登録指紋(例えば、IDナンバの入力により指定さ
れた登録指紋)と照合される。ここで、操作者が正当な
利用者であり、照合指紋と登録指紋とが一致すると、ポ
インティング装置から情報処理装置への指令信号の出力
が許可され、以降、所定のタイミングで操作者の指紋像
が取り込まれ、今回取り込まれた指紋像と前回取り込ま
れた照合像との位置ずれに基づいてポインタの移動位置
が決定される。操作者が不正利用者であった場合には、
照合指紋と登録指紋とは一致せず、ポインティング装置
から情報処理装置への指令信号の出力は許可されない。
すなわち、操作者が不正利用者であった場合には、ポイ
ンタの操作が不能となる。
【0007】第3発明(請求項3に係る発明)は、情報
処理装置と接続され、操作者からの操作に基づく指令信
号を情報処理装置に出力し、この情報処理装置を介して
画面上のポインタの位置を移動させるポインティング装
置において、ポインティング装置および情報処理装置の
何れか一方に設けられ、操作者の指紋像を取り込む指紋
入力手段と、この指紋入力手段に操作者の指が置かれた
ことを検出する指検出手段と、この指検出手段が操作者
の指を検出した場合、指紋入力手段から取り込まれた指
紋像を照合指紋とし、この照合指紋と予め登録されてい
る複数の登録指紋とを順次照合して行く指紋照合手段
と、この指紋照合手段での照合結果に基づき、照合指紋
と何れかの登録指紋とが一致した場合、情報処理装置へ
の指令信号の出力を許可する出力許可手段と、この出力
許可手段によって情報処理装置への指令信号の出力が許
可された場合、所定のタイミングで指紋入力手段から操
作者の指紋像を取り込み、今回取り込まれた指紋像と前
回取り込まれた照合像との位置ずれに基づいてポインタ
の移動位置を決定する移動位置決定手段とを設けたもの
である。この発明によれば、ポインティング装置の指紋
入力手段に対して操作者の指が置かれたことが検出され
ると、その指紋像(照合指紋)が取り込まれて予め登録
されている複数の登録指紋と順次照合される。ここで、
操作者が正当な利用者であり、照合指紋と何れかの登録
指紋とが一致すると、ポインティング装置から情報処理
装置への指令信号の出力が許可され、以降、所定のタイ
ミングで操作者の指紋像が取り込まれ、今回取り込まれ
た指紋像と前回取り込まれた照合像との位置ずれに基づ
いてポインタの移動位置が決定される。操作者が不正利
用者であった場合には、照合指紋と全ての登録指紋とが
一致せず、ポインティング装置から情報処理装置への指
令信号の出力は許可されない。すなわち、操作者が不正
利用者であった場合には、ポインタの操作が不能とな
る。
【0008】第4発明(請求項4に係る発明)は、操作
者の指紋像を取り込む指紋入力手段を有するポインティ
ング装置と接続され、このポインティング装置からの指
令信号に基づいて画面上のポインタの位置を移動させる
情報処理装置であって、ポインティング装置の指紋入力
手段から取り込まれた指紋像を照合指紋とし、この照合
指紋と操作者から指定された登録指紋とを照合する指紋
照合手段と、この指紋照合手段での照合結果に基づき、
照合指紋と登録指紋とが一致した場合、画面へのポイン
タの位置制御信号の出力を許可する出力許可手段と、こ
の出力許可手段によって画面へのポインタの位置制御信
号の出力が許可された場合、所定のタイミングでポイン
ティング装置の指紋入力手段から操作者の指紋像を取り
込み、今回取り込まれた指紋像と前回取り込まれた照合
像との位置ずれに基づいてポインタの移動位置を決定す
る移動位置決定手段とを設けたものである。この発明に
よれば、ポインティング装置の指紋入力手段に対して操
作者の指が置かれると、その指紋像(照合指紋)と操作
者から指定された登録指紋(例えば、IDナンバの入力
により指定された登録指紋)とが情報処理装置において
照合される。ここで、操作者が正当な利用者であり、照
合指紋と登録指紋とが一致すると、情報処理装置から画
面へのポインタの位置制御信号の出力が許可され、以
降、所定のタイミングで操作者の指紋像が取り込まれ、
今回取り込まれた指紋像と前回取り込まれた照合像との
位置ずれに基づいてポインタの移動位置が決定される。
操作者が不正利用者であった場合には、照合指紋と登録
指紋とが一致せず、情報処理装置から画面へのポインタ
の位置制御信号の出力は許可されない。すなわち、操作
者が不正利用者であった場合には、ポインタの操作が不
能となる。
【0009】第5発明(請求項5に係る発明)は、操作
者の指紋像を取り込む指紋入力手段を有するポインティ
ング装置と接続され、このポインティング装置からの指
令信号に基づいて画面上のポインタの位置を移動させる
情報処理装置であって、ポインティング装置および情報
処理装置の何れか一方に設けられ、ポインティング装置
の指紋入力手段に操作者の指が置かれたことを検出する
指検出手段と、この指検出手段が操作者の指を検出した
場合、ポインティング装置の指紋入力手段から取り込ま
れた指紋像を照合指紋とし、この照合指紋と予め登録さ
れている複数の登録指紋とを順次照合して行く指紋照合
手段と、この指紋照合手段での照合結果に基づき、照合
指紋と何れかの登録指紋とが一致した場合、画面へのポ
インタの位置制御信号の出力を許可する出力許可手段
と、この出力許可手段によって画面へのポインタの位置
制御信号の出力が許可された場合、所定のタイミングで
ポインティング装置の指紋入力手段から操作者の指紋像
を取り込み、今回取り込まれた指紋像と前回取り込まれ
た照合像との位置ずれに基づいてポインタの移動位置を
決定する移動位置決定手段とを設けたものである。この
発明によれば、ポインティング装置の指紋入力手段に対
して操作者の指が置かれたことが検出されると、その指
紋像(照合指紋)と予め登録されている複数の登録指紋
とが情報処理装置において順次照合される。ここで、操
作者が正当な利用者であり、照合指紋と何れかの登録指
紋とが一致すると、情報処理装置から画面へのポインタ
の位置制御信号の出力が許可され、以降、所定のタイミ
ングで操作者の指紋像が取り込まれ、今回取り込まれた
指紋像と前回取り込まれた照合像との位置ずれに基づい
てポインタの移動位置が決定される。操作者が不正利用
者であった場合には、照合指紋と全ての登録指紋とが一
致せず、情報処理装置から画面へのポインタの位置制御
信号の出力は許可されない。すなわち、操作者が不正利
用者であった場合には、ポインタの操作が不能となる。
【0010】第6発明(請求項6に係る発明)は、第1
〜第5発明において、照合指紋と登録指紋との照合を振
幅抑制相関法によって行うようにしたものである。この
発明によれば、照合指紋と登録指紋との照合が振幅抑制
相関法、例えば振幅抑制処理にlog処理や√処理を用
いた空間周波数特性に基づく指紋照合法によって行われ
る。第7発明(請求項7に係る発明)は、第1〜第5発
明において、照合指紋と登録指紋とが一致しない場合、
そのときの照合指紋をブラックリストに登録するように
したものである。この発明によれば、照合指紋と登録指
紋とが一致しなければ、そのときの照合指紋が不正利用
者の指紋としてブラックリストに登録される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。 〔実施の形態1〕図2はこの発明の一実施の形態を示す
情報処理システムのブロック構成図である。同図におい
て、10はマウス(ポインティング装置)、20はパソ
コン本体(情報処理装置)、30はCRT(画面)、4
0はキーボードである。
【0012】マウス10には指紋センサ11よびコント
ロール部12が設けられている。指紋センサ11は光源
11−1,拡散板11−2,プリズム11−3,CCD
カメラ11−4を備えてなる。図3(a)にマウス10
の外観を、図3(b)にマウス10を横方向から見た概
略構成を示す。
【0013】コントロール部12は、CPUを有してな
る制御部12−1と、ROM12−2と、RAM12−
3と、ハードディスク(HD)12−4と、フレームメ
モリ(FM)12−5と、外部接続部(I/F)12−
6と、フーリエ変換部(FFT)12−7とを備えてな
り、ROM12−2には登録プログラムと照合プログラ
ムが格納されている。
【0014】〔指紋の登録〕この情報処理システムにお
いて利用者の指紋は次のようにして登録される。すなわ
ち、運用する前に、利用者は、キーボード40を用いて
自己に割り当てられたIDナンバを入力のうえ、マウス
10を握り、その指紋センサ11のプリズム11−3上
に指を置く。プリズム11−3には光源11−1から光
が照射されており、プリズム11−3の面に接触しない
指紋の凹部(谷線部)では、光源11−1からの光は全
反射し、CCDカメラ11−4に至る。逆にプリズム1
1−3の面に接触する指紋の凸部(隆線部)では全反射
条件がくずれ、光源11−1からの光は散乱する。これ
により、指紋の谷線部は明るく、隆線部は暗い、コント
ラストのある指紋の紋様が採取される。この採取された
指紋の紋様(指紋像:登録指紋)は、A/D変換によ
り、320×400画素,256階調の濃淡画像(画像
データ)として、コントロール部12へ与えられる。
【0015】制御部12−1は、指紋センサ11より与
えられる登録指紋の画像データをフレームメモリ12−
5を介して取り込み、この取り込んだ登録指紋の画像デ
ータに対し縮小処理を行う。この縮小処理は、320×
400画素,256階調の原画像データに対し、そのx
方向(横方向)については左右の端を32画素づつ除い
て4画素ビッチで間引くことにより、そのy方向(縦方
向)については上下の端を8画素づつ除いて3画素ピッ
チで間引くことにより行う。これにより、登録指紋の画
像データが、64×128画素,256階調の画像デー
タに縮小される。
【0016】そして、制御部12−1は、この縮小した
登録指紋の画像データをフーリエ変換部12−7へ送
り、この登録指紋の画像データに2次元離散的フーリエ
変換(DFT)を施す。これにより登録指紋の画像デー
タはフーリエ画像データとなる。そして、制御部12−
1は、このフーリエ画像データを登録指紋の原画像デー
タとして、ハードディスク12−4内にIDナンバと対
応させてファイル化する。
【0017】なお、2次元離散的フーリエ変換について
は、例えば「コンピュータ画像処理入門、日本工業技術
センター編、総研出版(株)発行、P.44〜45(文
献1)」等に説明されている。
【0018】〔指紋の照合およびポインタ操作〕この情
報処理システムにおいて、マウス10からのパソコン本
体20を介してのCRT30上のポインタ操作は、操作
者の指紋を照合のうえ次のようにして行われる。すなわ
ち、操作者は、キーボード40を用いて自己に割り当て
られたIDナンバを入力する(図1に示すステップ10
1)。そして、マウス10を握り、指紋センサ11のプ
リズム11−3上に指を置く。これにより、指紋の登録
の場合と同様にして、採取された指紋の紋様(指紋像:
照合指紋)が像データ)としてコントロール部12へ与
えられる。
【0019】制御部12−1は、キーボード40を介し
てIDナンバが与えられると、ハードディスク12−4
内にファイル化されている登録指紋から、そのIDナン
バに対応する登録指紋(R)のフーリエ画像データを読
み出し、メモリM1に格納する(ステップ102)。
【0020】また、制御部12−1は、プリズム11−
3上に指が置かれているか否かをチェックのうえ(ステ
ップ103)、指紋センサ11より与えられる照合指紋
(T)の画像データをフレームメモリ12−5を介して
取り込み、登録指紋Rの場合と同様にして縮小処理のう
え2次元離散的フーリエ変換(DFT)を施し、これに
よって得られる照合指紋Tのフーリエ画像データをメモ
リM2に格納する(ステップ104)。
【0021】そして、制御部12−1は、メモリM1の
登録指紋RとメモリM2の照合指紋Tとの照合を行う
(ステップ105)。この登録指紋Rと照合指紋Tとの
照合は次のようにして行う。すなわち、メモリM1に格
納されている登録指紋Rのフーリエ画像データとメモリ
M2に格納されている照合指紋Tのフーリエ画像データ
とを合成し、合成フーリエ画像データを得る。そして、
この合成フーリエ画像データに対して振幅抑制処理、例
えばlog処理を行う。
【0022】振幅抑制処理を施した合成フーリエ画像デ
ータでは登録指紋の採取時と照合指紋の採取時の照度差
による影響が小さくなる。すなわち、振幅抑制処理を行
うことにより、各画素のスペクトラム強度が抑圧され、
飛び抜けた値がなくなり、より多くの情報が有効とな
る。また、振幅抑制処理を行うことにより、指紋情報の
内、個人情報である特徴点(端点,分岐点)や隆線の特
徴(渦,分岐)がより強調され、一般的指紋情報である
隆線全体の流れ・方向が抑えられる。
【0023】なお、この実施の形態では、振幅抑制処理
としてlog処理を行うものとしたが、√処理を行うよ
うにしてもよい。また、log処理や√処理に限らず、
振幅を抑制することができればどのような処理でもよ
い。振幅抑制で全ての振幅を例えば1にすると、すなわ
ち位相のみにすると、log処理や√処理等に比べ、計
算量を減らすことができるという利点とデータが少なく
なるという利点がある。
【0024】そして、上述による振幅抑制処理を行った
後、制御部12−1は、その振幅抑制処理の施された合
成フーリエ画像データをフーリエ変換部12−7へ送
り、第2回目の2次元離散的フーリエ変換(DFT)を
施す。そして、制御部12−1は、この2次元離散的フ
ーリエ変換が施された合成フーリエ画像データを取り込
み、この合成フーリエ画像データより所定の相関成分エ
リアの各画素の相関成分の強度(振幅)をスキャンし、
この相関成分エリアの各画素の相関成分の強度のヒスト
グラムを求め、このヒストグラムより相関成分の強度が
最大でかつ所定値よりも高いものを相関ピークとして抽
出する。相関ピークが出現すれば登録指紋Rと照合指紋
Tとは一致したと判断する。
【0025】この照合の結果、登録指紋Rと照合指紋T
とが一致すれば、操作者は本人であると判断する(ステ
ップ106)。すなわち、操作者は正当な利用者である
と判断し、以下に説明する如く、マウス10からのパソ
コン本体20への指令信号の出力を許可する。マウス1
0からのパソコン本体20への指令信号にはポインタの
移動位置情報が含まれる。
【0026】操作者が正当な利用者であると判断する
と、制御部12−1は、ステップ105での照合に際し
て得られた相関ピークの相関成分エリア中心からの位置
ずれを求め、この相関ピークの位置ずれをメモリBに格
納する(ステップ107)。この相関ピークの位置ずれ
は登録指紋Rと照合指紋Tとの横方向(x方向)および
縦方向(y方向)への位置ずれを示す。
【0027】そして、制御部12−1は、プリズム11
−3上に置かれている指が離れていないことを確認のう
え(ステップ108)、メモリBに格納されている相関
ピークの位置ずれをメモリAにコピーする(ステップ1
09)。そして、新たなる照合指紋Tを取り込み、その
フーリエ画像データをメモリM2に格納する(ステップ
110)。そして、メモリM1に格納されている登録指
紋Rのフーリエ画像データとメモリM2に格納されてい
る最新の照合指紋Tのフーリエ画像データとを照合し
(ステップ111)、相関ピークの位置ずれをメモリB
に格納する(ステップ112)。
【0028】この時、メモリAには前回の照合指紋Tと
登録指紋Rとの位置ずれが、メモリBには今回の照合指
紋Tと登録指紋Rとの位置ずれが格納されていることに
なる。制御部12−1は、メモリAに格納されている相
関ピークの位置ずれとメモリBに格納されている相関ピ
ークの位置ずれから、今回の照合指紋Tと前回の照合指
紋Tとの位置ずれを求め、照合指紋Tの移動ベクトルを
求める(ステップ113)。
【0029】そして、この移動ベクトルからポインタの
移動位置を決定し、この移動位置情報を含む指令信号
(ポインティング用信号)をパソコン本体20へ出力す
る(ステップ114)。パソコン本体20は、マウス1
0からの指令信号に基づいて、CRT30上のポインタ
の位置を制御する。
【0030】なお、ステップ108〜114の繰り返し
動作中、プリズム11−3上に置かれている指が離れた
場合には、ステップ108でのYESに応じてステップ
102へ戻る。すなわち、プリズム11−3上に置かれ
ている指が離れた場合には、登録指紋Rと照合指紋Tと
の照合による本人確認から始める。
【0031】また、ステップ106において本人と確認
されなかった場合には、すなわち登録指紋Rと照合指紋
Tとが一致しなかった場合には、メモリM2にそのフー
リエ画像データが格納されているその時の照合指紋Tを
不正利用者の指紋としてブラックリストに登録する(ス
テップ115)。このブラックリストへの登録により不
正利用者の特定が可能となる。また、この時、使用時刻
も一緒に保存すれば、不正利用者の特定にさらに役立
つ。また、ステップ106において本人と確認されなか
った場合には、ステップ107以降の処理動作へ進まな
いことにより、マウス10からのパソコン本体20への
指令信号の出力が禁止され、CRT30上でのポインタ
操作は不能となる。
【0032】図4に図1に示したフローチャートにおけ
る各ステップでのメモリM1,M2,メモリA,Bおよ
びブラックリストの状態を示す。同図(a)は正当な利
用者の場合のメモリ状態、同図(b)は不正な利用者
(IDナンバを知っている)の場合のメモリ状態を示し
ている。同図(a)において、T1はIDナンバ入力後
の最初の照合指紋(正当な利用者の照合指紋)、T2は
次の周期での照合指紋、T3はその次の周期での照合指
紋を示す。同図(b)において、T1’は、IDナンバ
入力後の最初の照合指紋(不正な利用者の照合指紋)を
示す。
【0033】〔実施の形態2〕実施の形態1では、マウ
ス操作に際して、先ずIDナンバを入力するものとし
た。これに対し、実施の形態2では、IDナンバの入力
を不要とする。この場合、図5に示すように、指紋セン
サ11のプリズム11−3の前面にタッチセンサ11−
5を設け、このタッチセンサ11−5でプリズム11−
3に指が置かれたことを検知する。また、ハードディス
ク12−4に、正当な利用者(複数)の登録指紋Rnの
フーリエ画像データを格納しておく。
【0034】図6にこの実施の形態2における制御部1
2−1の処理動作のフローチャートを示す。制御部12
−1は、タッチセンサ11−5からの出力信号に基づ
き、プリズム11−3に指が置かれたか否かをチェック
する(ステップ601)。プリズム11−3に指が置か
れると、ステップ601でのYESに応じてステップ6
02へ進み、n=1とする。そして、ハードディスク1
2−4内にファイル化されている複数の登録指紋Rnの
中から、n=1に対応する登録指紋すなわち登録指紋R
1のフーリエ画像データを読み出し、メモリM1に格納
する(ステップ603)。
【0035】また、制御部12−1は、プリズム11−
3上に指が置かれているか否かをチェックのうえ(ステ
ップ604)、指紋センサ11より与えられる照合指紋
Tの画像データを取り込み、そのフーリエ画像データを
メモリM2に格納する(ステップ605)。そして、メ
モリM1の登録指紋R1とメモリM2の照合指紋Tとの
照合を図1に示したステップ105と同様の方法で行う
(ステップ606)。
【0036】この照合の結果、登録指紋R1と照合指紋
Tとが一致しなければ、ステップ607でのNOに応じ
てステップ616へ進み、n=n+1とする。そして、
n>Kか否かを確認のうえ(ステップ617)、ステッ
プ603へ戻る。すなわち、登録指紋R1と照合指紋T
とが一致しなければ、次の登録指紋R2のフーリエ画像
データをハードディスク12−4から読み出し、登録指
紋R2と照合指紋Tとの照合を行う。
【0037】ここで、登録指紋R2と照合指紋Tとが一
致すれば、操作者は正当な利用者であると判断し(ステ
ップ607)、図1に示したステップ107と同様にし
て登録指紋R2と照合指紋Tの相関ピークの位置ずれを
メモリBに格納する。
【0038】そして、制御部12−1は、プリズム11
−3上に置かれている指が離れていないことを確認のう
え(ステップ609)、メモリBに格納されている相関
ピークの位置ずれをメモリAにコピーする(ステップ6
10)。そして、新たなる照合指紋Tを取り込み、その
フーリエ画像データをメモリM2に格納する(ステップ
611)。そして、メモリM1に格納されている登録指
紋R2のフーリエ画像データとメモリM2に格納されて
いる最新の照合指紋Tのフーリエ画像データとを照合し
(ステップ612)、相関ピークの位置ずれをメモリB
に格納する(ステップ613)。
【0039】この時、メモリAには前回の照合指紋Tと
登録指紋R2との位置ずれが、メモリBには今回の照合
指紋Tと登録指紋R2との位置ずれが格納されているこ
とになる。制御部12−1は、メモリAに格納されてい
る相関ピークの位置ずれとメモリBに格納されている相
関ピークの位置ずれから、今回の照合指紋Tと前回の照
合指紋Tとの位置ずれを求め、照合指紋Tの移動ベクト
ルを求める(ステップ614)。
【0040】そして、この移動ベクトルからポインタの
移動位置を決定し、この移動位置情報を含む指令信号
(ポインティング用信号)をパソコン本体20へ出力す
る(ステップ615)。パソコン本体20は、マウス1
0からの指令信号に基づいて、CRT30上のポインタ
の位置を制御する。
【0041】なお、ステップ609〜615の繰り返し
動作中、プリズム11−3上に置かれている指が離れた
場合には、ステップ609でのYESに応じてステップ
601へ戻る。すなわち、プリズム11−3上に置かれ
ている指が離れた場合には、登録指紋R1〜Rnとの照
合による正当な利用者か否かの確認から始める。
【0042】また、ステップ607において正当な利用
者であると確認されず、さらにステップ617において
n>Kが成立すれば、すなわちハードディスク12−4
に格納されている全ての登録指紋Rと照合指紋Tとが一
致しなかった場合には、メモリM2にそのフーリエ画像
データが格納されているその時の照合指紋Tを不正利用
者の指紋としてブラックリストに登録する(ステップ6
18)。また、ステップ607において正当な利用者と
確認されなかった場合には、ステップ608以降の処理
動作へ進まないことにより、マウス10からのパソコン
本体20への指令信号の出力が禁止され、CRT30上
でのポインタ操作は不能となる。
【0043】〔実施の形態3〕実施の形態1(図1)で
は、前回の照合指紋Tと登録指紋Rとの照合に際して得
られる相関ピークの位置ずれと今回の照合指紋Tと登録
指紋Rとの照合に際して得られる相関ピークの位置ずれ
から、今回の照合指紋Tと前回の照合指紋Tとの位置ず
れを求め、照合指紋Tの移動ベクトルを求めるようにし
た。これに対して、実施の形態3では、前回の照合指紋
Tと今回の照合指紋Tとを照合するものとし、この照合
に際して得られる相関ピークの位置ずれから、今回の照
合指紋Tと前回の照合指紋Tとの位置ずれを求め、照合
指紋Tの移動ベクトルを求めるようにする。
【0044】すなわち、図7に示すように、ステップ7
06で照合指紋Tと登録指紋Rとの一致を確認すれば、
プリズム11−3上に置かれている指が離れていないこ
とを確認のうえ(ステップ707)、メモリM2に格納
されている照合指紋Tのフーリエ画像データをメモリM
1にコピーする(ステップ708)。そして、新たなる
照合指紋Tを取り込み、そのフーリエ画像データをメモ
リM2に格納する(ステップ709)。
【0045】そして、メモリM1に格納されている前回
の照合指紋Tのフーリエ画像データとメモリM2に格納
されている今回の照合指紋Tのフーリエ画像データとを
照合し(ステップ710)、この照合に際して得られる
相関ピークの位置ずれから、今回の照合指紋Tと前回の
照合指紋Tとの位置ずれを求め、照合指紋Tの移動ベク
トルを求める(ステップ711)。
【0046】図8に図7に示したフローチャートにおけ
る各ステップでのメモリM1,M2およびブラックリス
トの状態を示す。同図(a)は正当な利用者の場合のメ
モリ状態、同図(b)はIDナンバを知っている不正な
利用者の場合のメモリ状態を示している。同図(a)に
おいて、T1はIDナンバ入力後の最初の照合指紋(正
当な利用者の照合指紋)、T2は次の周期での照合指
紋、T3はその次の周期での照合指紋を示す。同図
(b)において、T1’は、IDナンバ入力後の最初の
照合指紋(不正な利用者の照合指紋)を示す。
【0047】〔実施の形態4〕実施の形態2(図6)で
も、実施の形態1と同様、前回の照合指紋Tと登録指紋
Rとの照合に際して得られる相関ピークの位置ずれと今
回の照合指紋Tと登録指紋Rとの照合に際して得られる
相関ピークの位置ずれから、今回の照合指紋Tと前回の
照合指紋Tとの位置ずれを求め、照合指紋Tの移動ベク
トルを求めるようにしている。これに対し、実施の形態
4では、実施の形態3と同様、前回の照合指紋Tと今回
の照合指紋Tとを照合するものとし、この照合に際して
得られる相関ピークの位置ずれから、今回の照合指紋T
と前回の照合指紋Tとの位置ずれを求め、照合指紋Tの
移動ベクトルを求めるようにする。
【0048】すなわち、図9に示すように、ステップ9
07で照合指紋Tと登録指紋Rnとの一致を確認すれ
ば、プリズム11−3上に置かれている指が離れていな
いことを確認のうえ(ステップ908)、メモリM2に
格納されている照合指紋Tのフーリエ画像データをメモ
リM1にコピーする(ステップ909)。そして、新た
なる照合指紋Tを取り込み、そのフーリエ画像データを
メモリM2に格納する(ステップ910)。
【0049】そして、メモリM1に格納されている前回
の照合指紋Tのフーリエ画像データとメモリM2に格納
されている今回の照合指紋Tのフーリエ画像データとを
照合し(ステップ911)、この照合に際して得られる
相関ピークの位置ずれから、今回の照合指紋Tと前回の
照合指紋Tとの位置ずれを求め、照合指紋Tの移動ベク
トルを求める(ステップ912)。
【0050】〔実施の形態5,6〕図2および図5では
コントロール部12をマウス10側に構築するようにし
た。この実施の形態5では、図10および図11に示す
ように、コントロール部12をパソコン本体20側に構
築する。この場合、パソコン本体20側のコントロール
部10の制御部12−1は、実施の形態1〜4で説明し
たと同様の処理動作を行う。但し、制御部12−1は、
照合指紋Tと登録指紋Rとが一致した場合、CRT30
へのポインタの位置制御信号(ポインティング用信号)
の出力を許可する。
【0051】なお、図5および図11ではタッチセンサ
11−5を設けたが、タッチセンサ11−5の代わり
に、常時カメラから取り込まれる画像の照度を調べ、変
化があったときに取り込んだ画像を有効として登録指紋
と照合するようにしてもよい。
【0052】また、上述した実施の形態1〜6では、2
次元離散的フーリエ変換を用いた空間周波数特性に基づ
く指紋照合法、特に振幅抑制相関法を採用したが、他の
指紋照合法を採用してもよいことは言うまでもない。振
幅抑制相関法を採用することにより、本人/他人確認と
移動ベクトルの検出を1度に行うことが可能となり、移
動ベクトルも精密に求めるることができる。また、指の
動きを検出してのポインタ操作によって、機械的摩耗部
分がなくなり、耐久性が向上する。また、指紋は「万人
不同」、「修正不変」という特徴を持つため、高いセキ
ュリティ性を有し、パスワードなどの使用をなくすこと
が可能となる。
【0053】なお、2次元離散的フーリエ変換を用いた
空間周波数特性に基づく指紋照合法については、本出願
人が先に提案している特願平8−107244号に詳述
されており、ここに書かれている各種の変形例を採用す
ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、ポインティング装置の指紋入力手段に対
して操作者の指が置かれると、その指紋像(照合指紋)
が取り込まれて登録指紋と照合され、ここで、操作者が
正当な利用者であり、照合指紋と登録指紋とが一致する
と、ポインタの位置制御が許可され、以降、所定のタイ
ミングで操作者の指紋像が取り込まれ、今回取り込まれ
た指紋像と前回取り込まれた照合像との位置ずれに基づ
いてポインタの移動位置が決定されるものとなる。これ
により、パスワードなどの使用をなくすことが可能とな
り、高いセキュリティ性を有し、かつ耐久性に優れたも
のとすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における制御部の処理動作を説
明するためのフローチャートである。
【図2】 本発明の一実施の形態(実施の形態1,3)
を示す情報処理システムのブロック構成図である。
【図3】 この情報処理システムに用いるマウスの外観
図および概略構成図である。
【図4】 図1に示したフローチャートにおける各ステ
ップでのメモリM1,M2,メモリA,Bおよびブラッ
クリストの状態を示す図である。
【図5】 本発明の一実施の形態(実施の形態2,4)
を示す情報処理システムのブロック構成図である。
【図6】 実施の形態2における制御部の処理動作を説
明するためのフローチャートである。
【図7】 実施の形態3における制御部の処理動作を説
明するためのフローチャートである。
【図8】図7に示したフローチャートにおける各ステッ
プでのメモリM1,M2およびブラックリストの状態を
示す図である。
【図9】 実施の形態4における制御部の処理動作を説
明するためのフローチャートである。
【図10】 本発明の一実施の形態(実施の形態5)を
示す情報処理システムのブロック構成図である。
【図11】 本発明の一実施の形態(実施の形態6)を
示す情報処理システムのブロック構成図である。
【符号の説明】
10…マウス、11…指紋センサ、11−1…光源、1
1−2…拡散板、11−3…プリズム、11−4…CC
Dカメラ、12…コントロール部、12−1…制御部、
12−2…ROM、12−3…RAM、12−4…ハー
ドディスク(HD)、12−5…フレームメモリ(F
M)、12−6…外部接続部(I/F)、12−7…フ
ーリエ変換部(FFT)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者からの操作に基づく指令信号を出
    力するポインティング装置と、このポインティング装置
    からの指令信号に基づいて画面上のポインタの位置を制
    御する情報処理装置とを備えた情報処理システムにおい
    て、 前記ポインティング装置に設けられ操作者の指紋像を取
    り込む指紋入力手段と、 この指紋入力手段から取り込まれた指紋像を照合指紋と
    し、この照合指紋と前もって登録されている登録指紋と
    を照合する指紋照合手段と、 この指紋照合手段での照合結果に基づき、照合指紋と登
    録指紋とが一致した場合、前記ポインタの位置制御を許
    可する位置制御許可手段と、 この位置制御許可手段によって前記ポインタの位置制御
    が許可された場合、所定のタイミングで前記指紋入力手
    段から操作者の指紋像を取り込み、今回取り込まれた指
    紋像と前回取り込まれた照合像との位置ずれに基づいて
    前記ポインタの移動位置を決定する移動位置決定手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】 情報処理装置と接続され、操作者からの
    操作に基づく指令信号を前記情報処理装置に出力し、こ
    の情報処理装置を介して画面上のポインタの位置を移動
    させるポインティング装置において、 操作者の指紋像を取り込む指紋入力手段と、 この指紋入力手段から取り込まれた指紋像を照合指紋と
    し、この照合指紋と操作者から指定された登録指紋とを
    照合する指紋照合手段と、 この指紋照合手段での照合結果に基づき、照合指紋と登
    録指紋とが一致した場合、前記情報処理装置への指令信
    号の出力を許可する出力許可手段と、 この出力許可手段によって前記情報処理装置への指令信
    号の出力が許可された場合、所定のタイミングで前記指
    紋入力手段から操作者の指紋像を取り込み、今回取り込
    まれた指紋像と前回取り込まれた照合像との位置ずれに
    基づいて前記ポインタの移動位置を決定する移動位置決
    定手段とを備えたことを特徴とするポインティング装
    置。
  3. 【請求項3】 情報処理装置と接続され、操作者からの
    操作に基づく指令信号を前記情報処理装置に出力し、こ
    の情報処理装置を介して画面上のポインタの位置を移動
    させるポインティング装置において、 操作者の指紋像を取り込む指紋入力手段と、 前記ポインティング装置および前記情報処理装置の何れ
    か一方に設けられ、前記指紋入力手段に操作者の指が置
    かれたことを検出する指検出手段と、 この指検出手段が操作者の指を検出した場合、前記指紋
    入力手段から取り込まれた指紋像を照合指紋とし、この
    照合指紋と予め登録されている複数の登録指紋とを順次
    照合して行く指紋照合手段と、 この指紋照合手段での照合結果に基づき、照合指紋と何
    れかの登録指紋とが一致した場合、前記情報処理装置へ
    の指令信号の出力を許可する出力許可手段と、 この出力許可手段によって前記情報処理装置への指令信
    号の出力が許可された場合、所定のタイミングで前記指
    紋入力手段から操作者の指紋像を取り込み、今回取り込
    まれた指紋像と前回取り込まれた照合像との位置ずれに
    基づいて前記ポインタの移動位置を決定する移動位置決
    定手段とを備えたことを特徴とするポインティング装
    置。
  4. 【請求項4】 操作者の指紋像を取り込む指紋入力手段
    を有するポインティング装置と接続され、このポインテ
    ィング装置からの指令信号に基づいて画面上のポインタ
    の位置を移動させる情報処理装置であって、 前記ポインティング装置の指紋入力手段から取り込まれ
    た指紋像を照合指紋とし、この照合指紋と操作者から指
    定された登録指紋とを照合する指紋照合手段と、 この指紋照合手段での照合結果に基づき、照合指紋と登
    録指紋とが一致した場合、前記画面へのポインタの位置
    制御信号の出力を許可する出力許可手段と、 この出力許可手段によって前記画面へのポインタの位置
    制御信号の出力が許可された場合、所定のタイミングで
    前記ポインティング装置の指紋入力手段から操作者の指
    紋像を取り込み、今回取り込まれた指紋像と前回取り込
    まれた照合像との位置ずれに基づいて前記ポインタの移
    動位置を決定する移動位置決定手段とを備えたことを特
    徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 操作者の指紋像を取り込む指紋入力手段
    を有するポインティング装置と接続され、このポインテ
    ィング装置からの指令信号に基づいて画面上のポインタ
    の位置を移動させる情報処理装置であって、 前記ポインティング装置および前記情報処理装置の何れ
    か一方に設けられ、前記ポインティング装置の指紋入力
    手段に操作者の指が置かれたことを検出する指検出手段
    と、 この指検出手段が操作者の指を検出した場合、前記ポイ
    ンティング装置の指紋入力手段から取り込まれた指紋像
    を照合指紋とし、この照合指紋と予め登録されている複
    数の登録指紋とを順次照合して行く指紋照合手段と、 この指紋照合手段での照合結果に基づき、照合指紋と何
    れかの登録指紋とが一致した場合、前記画面へのポイン
    タの位置制御信号の出力を許可する出力許可手段と、 この出力許可手段によって前記画面へのポインタの位置
    制御信号の出力が許可された場合、所定のタイミングで
    前記ポインティング装置の指紋入力手段から操作者の指
    紋像を取り込み、今回取り込まれた指紋像と前回取り込
    まれた照合像との位置ずれに基づいて前記ポインタの移
    動位置を決定する移動位置決定手段とを備えたことを特
    徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 照合指紋と登録指紋との照合を振幅抑制
    相関法によって行うことを特徴とする請求項1記載の情
    報処理システム又は請求項2,3記載のポインティング
    装置又は請求項4,5記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 照合指紋と登録指紋とが一致しない場
    合、そのときの照合指紋をブラックリストに登録するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の情報処理シス
    テム又は請求項2,3記載のポインティング装置又は請
    求項4,5記載の情報処理装置。
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