JPH1027405A - カートリッジチェンジャー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】記録再生装置のカートリッジチェンジャーにお
いて、１０巻未満程度のカートリッジを扱うオートロー
ダに適用でき小形化が可能な搬送機構を提供する。 【解決手段】収納ラックは、複数個のカートリッジを積
層した第１列及び第２列のカートリッジ群をカートリッ
ジチェンジャーの奥行き方向に対し前後２列に配置し、
かつ各列のカートリッジは記録再生用ドライブにカート
リッジを挿入する際の方向と同方向に収納する。また、
一方のカートリッジ群から他方のカートリッジ群へカー
トリッジを平行に移動するカートリッジ水平移動機構
と、同列内のカートリッジ群においてカートリッジを上
あるいは下に移動するカートリッジ垂直移動機講を配置
する。また、搬送手段は、収納ラックの第１列のカート
リッジ群に面して配置して、第１列のカートリッジ群の
みから任意のカートリッジを選択することができるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明はカートリッジを使
用するデータストリーマあるいはＶＴＲで、装置内に収
納された複数のカートリッジを自動的に交換する機能を
有するカートリッジチェンジャーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】カートリッジチェンジャー型の記録再生
装置ではカートリッジ交換機構により１巻に記録できな
い容量のデータでる作業者が手動でカートリッジ交換す
ることなく、自動的にバックアップすることが出来る。

【０００３】カートリッジチェンジャーにはカートリッ
ジを収納する収納ラックから記録再生装置までカートリ
ッジを搬送する手段が必要である。一般に、収納ラック
は図３に示すようにカートリッジを一列に並べて配置さ
れている。そして、収納ラックと並んで記録再生装置は
配置されており、収納ラック、記録再生装置と隣接して
配置されたカートリッジ搬送機構は収納ラック、記録再
生装置に対し平行に移動する。この場合、搬送機構は、
収納ラックから記録再生装置までの直線動作と収納ラッ
クあるいは記録再生装置と搬送機構間のカートリッジの
受け渡し機構の２つを組み合わせるだけで実現出来る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の方式は、多量の
カートリッジを扱うライブラリには適しているが、これ
をそのまま１０巻未満程度のカートリッジを扱うオート
ローダに適用した場合、小形化が難しい。例えば、記録
再生装置の高さが約４１ｍｍ、カートリッジチェンジャ
ーの高さを約１４６ｍｍ、カセットの高さを約１５ｍ
ｍ、カセットの間隔を２ｍｍと考えると、カートリッジ
は５本程度しか収納することが出来ない。

【０００５】

【課題を解決するための手段】収納ラックは、複数個の
カートリッジを積層した第１列及び第２列のカートリッ
ジ群をカートリッジチェンジャーの奥行き方向に対し前
後２列に配置し、かつ各列のカートリッジは記録再生用
ドライブにカートリッジを挿入する際の方向と同方向に
収納する。また、一方のカートリッジ群から他方のカー
トリッジ群へカートリッジを平行に移動するカートリッ
ジ水平移動機構と、同列内のカートリッジ群においてカ
ートリッジを上あるいは下に移動するカートリッジ垂直
移動機構を配置する。また、搬送手段は、収納ラックの
第１列のカートリッジ群に面して配置して、第１列のカ
ートリッジ群のみから任意のカートリッジを選択するこ
とができるようにする。

【０００６】また、収納ラックは個別にカートリッジを
収納するカートリッジケースを積層して構成し、第１列
と第２列のカートリッジケースの総数は等しく、第１列
と第２列はカートリッジケース１個分の厚さだけカート
リッジケース積層方向に異なるように配置する。一方の
カートリッジ群から他方のカートリッジ群へカートリッ
ジを移動する時には、カートリッジ群の最端部を水平移
動機構により水平移動させる。

【０００７】また、収納ラック側面にカートリッジケー
スの移動経路を案内する案内部を設け、カートリッジケ
ースは案内部に沿ってのみ移動可能にし、カートリッジ
ケース垂直移動機構には、常時カートリッジ群を一方向
に付勢する付勢手段を配置する。一方のカートリッジ群
から他方のカートリッジ群へカートリッジを移動すると
き、まずカートリッジケースが水平移動し、水平移動が
完了した時点で付勢手段の復元力によりカートリッジケ
ースが垂直方向に移動するようにする。

【０００８】カートリッジ収納ラックにカートリッジケ
ース移動部材とテーパを設けたカートリッジケーススト
ッパを配置し、カートリッジケース移動部材とカートリ
ッジケースストッパは同一軸上を移動できる構造にす
る。カートリッジケース移動部材が移動をはじめた後、
一定時間後にカートリッジケースストッパが移動を開始
する。この時、カートリッジケース移動部材とともにカ
ートリッジケースが他方のカートリッジ群へ水平移動
し、カートリッジケースストッパは移動中のカートリッ
ジケースと隣接していたカートリッジケースの次の予定
移動経路に移動する。そして水平移動が終了した後、カ
ートリッジ移動部材、カートリッジケースストッパが初
期位置に戻る時に、カートリッジケースストッパのテー
パ部がカートリッジケースと接しながら戻ることで、カ
ートリッジストッパの移動量に対応してカートリッジケ
ースの垂直移動量が決定される。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図１〜図
１２により説明する。

【００１０】図１（ａ）は本発明の１実施例のカートリ
ッジチェンジャーのカートリッジ収納ラックを示したも
のである。図１（ｂ）は図１（ａ）の状態の時のカート
リッジ位置を示したものである。収納ラック７は複数の
カートリッジケース１を積層することにより構成してい
る。カートリッジケース１は、収納ラック７内に２列に
積層されている。積層されたカートリッジケースは前後
の列において同数配置されており板バネ１０ａ、１０ｂ
により収納ラック７の天板あるいは底板４に押し付けら
れている。この時、前列と後列において板バネ１０ａと
１０ｂが配置されているのは図に示すように反対側のカ
ートリッジケースからである。この実施例では、板バネ
１０ａ、１０ｂがカートリッジケースの垂直移動機構に
当たる。そして、この状態において、前後列のカートリ
ッジ群はカートリッジケース厚さ約１個分ずれて配置さ
れている。また、カートリッジケースには案内ピン８
ａ、８ｂがあり、収納ラック７の側板４には案内ピン８
ａ、８ｂをガイドする案内溝１１が配置されている。カ
ートリッジケース１は案内溝１１の経路においてのみ移
動可能である。

【００１１】図２はカートリッジケースを説明した図で
ある。カートリッジ９は図に示すようにテープ引き出し
側が奥になるようにカートリッジケース１に搭載する。
カートリッジケース１にはカートリッジ９を記録再生用
ドライブに搬送する時に搬送手段２０のカートリッジ取
り出し手段２１がカートリッジ９を確実にチャックする
ためのチャック部１９が設けられているので、カートリ
ッジケース１にカートリッジ９を搭載してもカートリッ
ジをチャックできるようにチャック部１９の部分が切り
欠いてある。

【００１２】また、カートリッジケース案内ピン８ａ、
８ｂは図に示すようにカートリッジ厚さ方向に２本配置
されている。案内ピンは収納ラックの案内溝に沿って移
動するが、この時案内ピンを２本とすることで案内ピン
回りの回転を規制することが出来、カートリッジケース
移動時の姿勢を安定にすることが出来る。もし、案内ピ
ンが１本の場合にはカートリッジケースが案内ピン回り
に回転可能となり、カートリッジケース移動時の安定が
悪くなる。なお、この案内ピンは長方体、楕円体などで
もよい。このカートリッジケース１を複数個積層して収
納ラックを構成する。なお、案内ピン、案内溝はカート
リッジケースを安定かつ必要な方向にのみ移動させる手
段であり、側板側が凸、カートリッジケース側が凹の組
み合わせであってもよい。またカートリッジを案内でき
る構成であれば案内ピンと案内溝のような凹凸の組み合
わせでなくてもよい。

【００１３】図１、図４〜図７は収納ラック７内のカー
トリッジケース１がどのようにして移動するか示したも
のである。図１は初期状態であり、通常のカートリッジ
ケースの位置はこの図に示す配置関係になる。カートリ
ッジケースを移動する場合、図４に示すようにカートリ
ッジ９ａ及びカートリッジ９ｂの搭載されたカートリッ
ジケース１を他方のカートリッジケース群に水平移動さ
せる。カートリッジケース１は収納ラック７の天板、底
板４に沿って移動を開始する。次に図５に示すようにカ
ートリッジケース１を更に水平移動させると、カートリ
ッジケース１は板バネ１０ａ、１０ｂを押し縮めてい
く。次に図６に示すようにカートリッジケース１の案内
ピン８ａ、８ｂが案内溝１１の水平方向移動が完了する
と、板バネ１０ａ、１０ｂの復元力により前列のカート
リッジケースは下方に移動を開始し、後列のカートリッ
ジケースは上方に移動する。そして図７に示すようにカ
ートリッジ９ａ、９ｂを前後列で交換して移動は完了す
る。複数個移動させる場合は上記の動作を繰り返すこと
で実現可能である。カートリッジを収納ラックから記録
再生用ドライブに搬送する搬送手段は、収納ラック前列
のみからカートリッジを選択するが、本実施例のように
収納ラック内のカートリッジを前後列で移動可能とする
ことですべてのカートリッジ選択が可能になる。なお、
カートリッジを上方、あるいは下方に移動させる垂直移
動機構として本実施例ではバネを使用したが、垂直移動
機構はこれに限ることなく、モータによる駆動力を利用
するなどカートリッジを移動可能な手段であれば何を使
用してもよい。

【００１４】図８により、カートリッジケース１の水平
移動機構の１実施例について説明する。図８（ａ）は収
納ラック７の上部を拡大したものである。収納ラック７
上部にはカートリッジケース移動部材６とカートリッジ
ケースストッパ５が配置されている。カートリッジケー
ス移動部材６は案内ピン移動部材１２、バネ１３、スト
ッパ１４で構成されている。この案内ピン移動部材１２
は支点回りに回転可能である。また、案内ピン移動部材
１２はバネ１３により図８では反時計回りに付勢されて
おり、ストッパ１４の位置で停止している。また、カー
トリッジケースストッパ５はバネ１５により後方に付勢
されている。ここではカートリッジケース移動部材６で
カートリッジケース案内ピンを押して移動させ、カート
リッジケースストッパ５で次のカートリッジケースが上
に移動しないようカートリッジケース案内溝１１上に移
動する。まず図８（ａ）の状態から図８（ｂ）に示すよ
うにカートリッジケース移動部材６がカートリッジケー
スを移動させる方向に移動する。この時カートリッジケ
ースストッパ５はまだ移動を始めない。カートリッジケ
ース案内ピン８ａ、ｂに案内ピン移動部材１２が接触し
たときストッパ１４があるため案内ピン移動部材１２は
回転せず、カートリッジケース１はカートリッジケース
移動部材６と一緒に移動する。カートリッジケース移動
部材６がある距離移動した後、カートリッジケーススト
ッパ５が同じ方向に移動を開始し次のカートリッジケー
スの案内ピンの案内溝１１上にくる。この動作によりカ
ートリッジケースは頂点のカートリッジケースが他方の
列に移動しても上昇を開始しない。（図８（ｃ））この
状態でカートリッジケース移動部材６はカートリッジケ
ース１を前列まで移動させ、カートリッジケースの水平
移動は完了する。（図８（ｄ））カートリッジケース移
動部材６を逆方向に移動開始すると、カートリッジスト
ッパ５はバネ１５の復元力によりカートリッジケース移
動部材６と同期して移動する。（図８（ｅ））カートリ
ッジケースストッパ５のテーパ部分に案内ピンがくると
カートリッジケースを押圧している板バネ１０ａ、１０
ｂの復元力によりテーパに沿ってカートリッジケースは
上昇を開始する。（図８（ｆ））案内ピン移動部材１２
が上昇してきたカートリッジケースの案内ピンと接触す
ると、案内ピン移動部材１２は図８では時計回転方向に
回転可能なので案内ピンを逃げて（図８（ｇ））、初期
位置で停止する（図８（ｈ））。

【００１５】この時のカートリッジケース移動部材６と
カートリッジケースストッパ５の時間差動作について図
９を用いて説明する。収納ラック天板、底板４にはカー
トリッジケース移動部材６とカートリッジケースストッ
パ５を案内する案内溝１８が設けられている。また、カ
ートリッジケースストッパ５にも案内溝１７が設けられ
ている。カートリッジケース移動部材６には案内ピン１
６ａ、１６ｂが設けられている。案内ピン１６ａは収納
ラック天板、底板４の案内溝１８にはめられている。ま
た、案内ピン１６ｂはカートリッジケースストッパ５の
案内溝１７と収納ラック天板、底板４の案内溝１８には
められている。カートリッジケース移動部材６とカート
リッジケースストッパ５が初期位置にある状態を図９
（ａ）に示す。案内ピン１６ｂはカートリッジケースス
トッパ５の案内溝１７に入り、この時の位置はカートリ
ッジケース移動部材６が進行する方向に対し後部にな
る。図９（ｂ）に示すようにカートリッジケース移動部
材６を移動開始させると案内ピン１６ａ、１６ｂも移動
を開始する。この時カートリッジケースストッパ５は図
８で示したようにバネ１５で後方に引かれているため、
移動しない。次にカートリッジケース移動部材６が更に
移動して図９（ｃ）の位置に来た場合、案内ピン１６ｂ
が案内溝１７の端に接触し、カートリッジケース移動部
材６がカートリッジケースストッパ５を引っ張りながら
移動する。このようにカートリッジケースストッパ５に
案内溝１７を設け、カートリッジケース移動部材６に案
内ピンを設けることでカートリッジケース移動部材６と
カートリッジケースストッパ５を時間差を付けて移動さ
せることが可能になる。

【００１６】カートリッジケース移動部材６とカートリ
ッジケースストッパ５を別部品にして時間差を持って移
動させる理由は収納ラック７自体の奥行きの節約のため
である。奥行きに余裕がある場合、カートリッジケース
移動部材とカートリッジストッパを１個の部品で形成
し、カートリッジケース移動部材の案内ピン移動部材か
らカートリッジケースストッパのテーパまで距離をとる
ことで同様の効果を得ることが出来る。しかし、本発明
の実施例を用いれば案内ピン移動部材からカートリッジ
ケースストッパのテーパまでの距離が節約できるため、
収納ラックの奥行きを小さくすることができる。

【００１７】図１０、図１１は前記実施例を盛り込んだ
収納ラック７の組立図、及び斜視図である。同期アーム
３はカートリッジ収納ラック側板２に回転の支点を持
ち、収納ラック上下に取り付けられたカートリッジケー
ス移動部材６に連結されている。上下のカートリッジケ
ース移動部材６はほぼ同時に移動するため、同期アーム
３を配置すれば一方のカートリッジケース移動部材６を
移動するだけで他方の移動も可能になる。

【００１８】本発明を適用したカートリッジチェンジャ
ーの寸法を図１２に示す。図１２は前記実施例の収納ラ
ック７と記録再生用ドライブ２２を横置きにしたもので
ある。ここでカートリッジ９は８ｍｍ幅テープを使用し
たタイプで略１５×９５ｍｍ、記録再生用ドライブ２３
は３.５インチドライブを使用すれば略４１.３×１０
１.６ｍｍである。カートリッジ９は２ｍｍ間隔で収納
ラック７に配置し、収納ラックの大きさを水平、垂直移
動機構の占める体積を考えて、（カートリッジの占める
大きさ）略９.７〜１０ｍｍにすると、カートリッジ５
巻を並べた場合、カートリッジオートチェンジャ筐体２
３は筐体自身の厚み１ｍｍを考えても略１２４×１４６
ｍｍに納めることが出来る。本実施例では、収納ラック
が前後２列にカートリッジ１巻分ずらして配置されるた
め、ことのときの収納巻数は８本である。パソコンに使
われる５インチハーフハイトサイズドライブは大きさ略
１４６×４１.３ｍｍであり、このスペースを連続に３
個利用すると、本実施例のカートリッジチェンジャーの
内蔵が可能になる。これに対し従来の構造ではカートリ
ッジ収納巻数は５本にとどまるため、本実施例の収納巻
数は従来の約１.５倍になる。

【００１９】

【発明の効果】上記のカートリッジチェンジャーを構成
することにより、装置を大型化することなくカートリッ
ジの収納巻数を増やすことが出来る。具体的には、略１
２４×１４６ｍｍのカートリッジチェンジャーにおい
て、８ｍｍ幅テープを使用した略９５×１５ｍｍのカー
トリッジを８本収納できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１実施例を示す図で、カートリッジチ
ェンジャーの収納ラックを示す図である。

【図２】カートリッジケースからカートリッジ搬送手段
がカートリッジが取り出す状態を示した図である。

【図３】従来のカートリッジチェンジャーの構成、動作
を説明した図である。

【図４】本発明の１実施例を示す図で、収納ラックのカ
ートリッジ移動動作を説明した図である。

【図５】本発明の１実施例を示す図で、収納ラックのカ
ートリッジ移動動作を説明した図である。

【図６】本発明の１実施例を示す図で、収納ラックのカ
ートリッジ移動動作を説明した図である。

【図７】本発明の１実施例を示す図で、収納ラックのカ
ートリッジ移動動作を説明した図である。

【図８】本発明の１実施例を示す図で、カートリッジ水
平移動機構の動作を説明した図である。

【図９】本発明の１実施例を示す図で、カートリッジ水
平移動機構の動作を説明した図である。

【図１０】本発明の１実施例を示す図で、収納ラック構
成部品を示す図である。

【図１１】本発明の１実施例を示す図で、収納ラック外
観を示す図である。

【図１２】本発明の１実施例を示す図で、カートリッジ
チェンジャー寸法を説明した図である。

【符号の説明】

１…カートリッジケース、 ２…カートリッジ収納ラック側板、 ３…同期アーム、 ４…カートリッジ収納ラック天板、底板、 ５…カートリッジケースストッパ、 ６…カートリッジケース移動部材、 ７…カートリッジ収納ラック、 ８ａ、８ｂ…カートリッジケース案内ピン、 ９…カートリッジ、 １０ａ、１０ｂ…板バネ、 １１…カートリッジケース移動案内溝、 １２…案内ピン移動部材、 １３…バネ、 １４…ストッパ、 １５…バネ、 １６ａ、１６ｂ…案内ピン、 １７…案内溝、 １８…案内溝、 １９…カートリッジチャック部、 ２０…カートリッジ搬送手段、 ２１…カートリッジ取り出し手段、 ２２…記録再生用ドライブ、 ２３…カートリッジチェンジャー筐体。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】カートリッジに内包された記録媒体に記録
   再生を行う記録再生用ドライブと、 複数個のカートリッジを収納する収納ラックと、 任意のカートリッジを選択して、収納ラックと記録再生
   用ドライブ間を搬送する搬送手段とを有するカートリッ
   ジチェンジャーにおいて、 前記収納ラックは、複数個のカートリッジが積層された
   第１列及び第２列のカートリッジ群がカートリッジチェ
   ンジャーの奥行き方向に対し前後２列に配置され、かつ
   各列のカートリッジは記録再生用ドライブにカートリッ
   ジを挿入する際の方向と同方向に収納してあり、 一方のカートリッジ群から他方のカートリッジ群へカー
   トリッジを平行に移動するカートリッジ水平移動機構
   と、同列内のカートリッジ群においてカートリッジを上
   あるいは下に移動するカートリッジ垂直移動機構を配置
   し、 また、前記搬送手段は、前記収納ラックの第１列のカー
   トリッジ群に面して配置され、第１列のカートリッジ群
   のみから任意のカートリッジを選択することを特徴とす
   るカートリッジチェンジャー。
2. 【請求項２】請求項１において、前記収納ラックは個別
   にカートリッジを収納するカートリッジケースを積層し
   て構成し、 第１列と第２列のカートリッジケースの総数は等しく、 第１列と第２列はカートリッジケース１個分の厚さだけ
   カートリッジケース積層方向に異なるように配置し、 一方のカートリッジ群から他方のカートリッジ群ヘカー
   トリッジを移動する際に、カートリッジ群の最端部を前
   記カートリッジ水平移動機構により水平移動させること
   を特徴とするカートリッジチェンジャー。
3. 【請求項３】請求項２において、前記収納ラック側面に
   前記カートリッジケースの移動経路を案内する案内部を
   設け、前記カートリッジケースは案内部に沿ってのみ移
   動可能とし、 前記カートリッジ垂直移動機構には、常時カートリッジ
   群を一方向に付勢する付勢手段を配置して、一方のカー
   トリッジ群から他方のカートリッジ群へカートリッジを
   移動するとき、まずカートリッジケースが水平移動し、
   水平移動が完了した時点で前記付勢手段の復元力により
   カートリッジケースが垂直方向に移動することを特徴と
   するカートリッジチェンジャー。
4. 【請求項４】請求項２又は３において、前記収納ラック
   にカートリッジケース移動部材とテーパを設けたカート
   リッジケースストッパを配置し、前記カーシリッジケー
   ス移動部材と前記カートリッジケースストッパは同一軸
   上を移動できる構造であり、前記カートリッジケース移
   動部材が移動をはじめた後、一定時間後に前記カートリ
   ッジケースストッパが移動を開始し、 前記カートリッジケース移動部材とともに前記カートリ
   ッジケースが他方のカートリッジ群へ水平移動し、 前記カートリッジケースストッパは移動中の前記カート
   リッジケースと隣接していたカートリッジケースの次の
   予定移動経路に移動し、 水平移動が終了した後、前記カートリッジ移動部材、前
   記カートリッジケースストッパが初期位置に戻る時に、
   前記カートリッジケースストッパのテーパ部が前記カー
   トリッジケースと接しながら戻ることで、前記カートリ
   ッジストッパの移動量に対応して前記カートリッジケー
   スの垂直移動量が決定されることを特徴とするカートリ
   ッジチェンジャー。