JPH10251055A - 電気炉炉床用アルミナ−マグネシア−カーボン系耐火物 - Google Patents
電気炉炉床用アルミナ−マグネシア−カーボン系耐火物Info
- Publication number
- JPH10251055A JPH10251055A JP9076477A JP7647797A JPH10251055A JP H10251055 A JPH10251055 A JP H10251055A JP 9076477 A JP9076477 A JP 9076477A JP 7647797 A JP7647797 A JP 7647797A JP H10251055 A JPH10251055 A JP H10251055A
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- JP
- Japan
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- alumina
- magnesia
- carbon
- weight
- refractory material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製鋼用直流電気炉の炉床に使用される耐摩耗
性と耐酸化性に優れた耐火物の提供。 【解決手段】 アルミナ 45〜90重量%、マグネシア 5
〜30重量%、カーボン 5〜25重量%を含有し、含有する
マグネシアは少なくとも 5重量%以上がペリクレースの
形で配合され、さらに酸化防止剤 0〜10重量%を含有し
ているアルミナ−マグネシア−カーボン系耐火物。 【効果】 炉床の損耗を軽減し大幅に耐用を向上させる
ことができる。
性と耐酸化性に優れた耐火物の提供。 【解決手段】 アルミナ 45〜90重量%、マグネシア 5
〜30重量%、カーボン 5〜25重量%を含有し、含有する
マグネシアは少なくとも 5重量%以上がペリクレースの
形で配合され、さらに酸化防止剤 0〜10重量%を含有し
ているアルミナ−マグネシア−カーボン系耐火物。 【効果】 炉床の損耗を軽減し大幅に耐用を向上させる
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製鋼用電気炉の炉床に
使用される耐火物に関するものである。
使用される耐火物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気炉炉床にはマグネシア不定形耐火物
が一般的に使用されており、特に損傷の激しい場合はマ
グネシアーカーボン系れんがを使用して耐用の延長を図
っているが、更に耐用の向上が要求されている。
が一般的に使用されており、特に損傷の激しい場合はマ
グネシアーカーボン系れんがを使用して耐用の延長を図
っているが、更に耐用の向上が要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電気炉炉床に使用され
るれんがの稼動面側は溶鋼の流動による摩耗損傷と吹錬
中の酸素によるカーボンの酸化にさらされており、耐用
向上のためにはこれらに対して抵抗力の強い耐火物が必
要となる。
るれんがの稼動面側は溶鋼の流動による摩耗損傷と吹錬
中の酸素によるカーボンの酸化にさらされており、耐用
向上のためにはこれらに対して抵抗力の強い耐火物が必
要となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルミナ45
〜90重量%,マグネシア5〜30重量%,カーボン5
〜25重量%の範囲にあり、上記含有マグネシアは少な
くとも5重量%以上がペリクレースとして配合されたア
ルミナ−マグネシア−カーボンおよびアルミナ−スピネ
ル−マグネシア−カーボンれんがを電気炉炉床用れんが
として使用することにより、耐用の向上が図れることを
見いだした。
〜90重量%,マグネシア5〜30重量%,カーボン5
〜25重量%の範囲にあり、上記含有マグネシアは少な
くとも5重量%以上がペリクレースとして配合されたア
ルミナ−マグネシア−カーボンおよびアルミナ−スピネ
ル−マグネシア−カーボンれんがを電気炉炉床用れんが
として使用することにより、耐用の向上が図れることを
見いだした。
【0005】
【作用】本発明は、アルミナ質原料にマグネシア質原料
およびカーボンを添加した耐火物に関するものであり、
予熱昇温および使用中にアルミナ質原料とマグネシア質
原料が反応してスピネルの生成による体積膨張により気
孔が閉塞し、外部より耐火物内部への空気の流入を遮断
し、耐火物中の構成成分であるカーボンの酸化を防止す
る、同時に本耐火物は緻密化し溶鋼の流れによる摩耗を
防止する。
およびカーボンを添加した耐火物に関するものであり、
予熱昇温および使用中にアルミナ質原料とマグネシア質
原料が反応してスピネルの生成による体積膨張により気
孔が閉塞し、外部より耐火物内部への空気の流入を遮断
し、耐火物中の構成成分であるカーボンの酸化を防止す
る、同時に本耐火物は緻密化し溶鋼の流れによる摩耗を
防止する。
【0006】またカーボン添加は、濡れ性の減少による
スラグの浸入・反応の減少および耐スポーリング性に優
れた特性により損耗を減少することが可能である。
スラグの浸入・反応の減少および耐スポーリング性に優
れた特性により損耗を減少することが可能である。
【0007】
【発明の構成】本発明に用いられるアルミナ原料は電融
アルミナ,焼結アルミナ,ボーキサイトおよびその他の
アルミナ80重量%以上含有するハイアルミナ原料の使
用が可能で、スピネル原料はアルミナ,マグネシアを各
々90〜20重量%,10〜80重量%含有し、そのア
ルミナとマグネシアの合計が80重量%以上含有するア
ルミナリッチからマグネシアリッチの電融および焼結ク
リンカーの使用が可能であり、マグネシア原料としてマ
グネシア80重量%以上含有する電融マグネシアや海水
および天然マグネシアクリンカーの使用が可能である。
アルミナ,焼結アルミナ,ボーキサイトおよびその他の
アルミナ80重量%以上含有するハイアルミナ原料の使
用が可能で、スピネル原料はアルミナ,マグネシアを各
々90〜20重量%,10〜80重量%含有し、そのア
ルミナとマグネシアの合計が80重量%以上含有するア
ルミナリッチからマグネシアリッチの電融および焼結ク
リンカーの使用が可能であり、マグネシア原料としてマ
グネシア80重量%以上含有する電融マグネシアや海水
および天然マグネシアクリンカーの使用が可能である。
【0008】マグネシア成分のうち、ペリクレース結晶
分の配合量は5〜30重量%とするのがよく、5重量%
未満では膨張が小さいため気孔の閉塞が不充分であり、
30重量%より多いと膨張が大きくなりすぎ、組織劣化
を起こし耐摩耗性に劣る。
分の配合量は5〜30重量%とするのがよく、5重量%
未満では膨張が小さいため気孔の閉塞が不充分であり、
30重量%より多いと膨張が大きくなりすぎ、組織劣化
を起こし耐摩耗性に劣る。
【0009】カーボン原料としては天然黒鉛,人造黒鉛
のほか、電極屑,コークス,カーボンブラック等の使用
が可能である。
のほか、電極屑,コークス,カーボンブラック等の使用
が可能である。
【0010】カーボン原料の配合量は5〜25重量%と
するのがよく、5重量%以下ではスラグ浸透等により構
造スポーリングによる剥離損傷が大きくなり損耗も大き
くなる。またカーボンが25重量%以上では構造スポー
リングに対しては良好であるが酸化に対する抵抗性が低
下し損耗が大きくなる。
するのがよく、5重量%以下ではスラグ浸透等により構
造スポーリングによる剥離損傷が大きくなり損耗も大き
くなる。またカーボンが25重量%以上では構造スポー
リングに対しては良好であるが酸化に対する抵抗性が低
下し損耗が大きくなる。
【0011】上記の原料を加えた配合に樹脂系結合剤を
添加して混練し、成形後熱処理をして不焼成れんがを得
る。樹脂系結合剤は熱処理によって硬化するものであれ
ば、よく、特に限定するものではないが、フェノール樹
脂などを使用するのが好ましい。
添加して混練し、成形後熱処理をして不焼成れんがを得
る。樹脂系結合剤は熱処理によって硬化するものであれ
ば、よく、特に限定するものではないが、フェノール樹
脂などを使用するのが好ましい。
【0012】なお酸化防止策として、アルミニウム粉
末,マグネシウム粉末,シリコン金属粉末またはそれら
の合金粉末より選ばれた1種または2種以上を組み合わ
せた添加量合計が0.5〜10重量%となるようなもの
も本発明に含まれる。
末,マグネシウム粉末,シリコン金属粉末またはそれら
の合金粉末より選ばれた1種または2種以上を組み合わ
せた添加量合計が0.5〜10重量%となるようなもの
も本発明に含まれる。
【0013】
【実施例1】表1に示す配合物を混練した坏土をフリク
ションプレスにより成形し、250℃で12時間の熱処
理を行なって不焼成れんがを得た。
ションプレスにより成形し、250℃で12時間の熱処
理を行なって不焼成れんがを得た。
【0014】損傷状況の評価は回転浸食試験法で行な
い、表2に示す組成のスラグを用いて1600℃〜16
50℃の温度で10時間浸食試験を実施し、溶損量を比
較した。
い、表2に示す組成のスラグを用いて1600℃〜16
50℃の温度で10時間浸食試験を実施し、溶損量を比
較した。
【0015】酸化試験は炭化珪素発熱体電気炉を用い、
大気雰囲気中で1400℃で3時間加熱した後、炉外に
取り出して冷却、切断後酸化層の厚さを測定比較した。
なお浸食試験結果、酸化試験結果については表1の比較
例12を100とした指数によって表示した。
大気雰囲気中で1400℃で3時間加熱した後、炉外に
取り出して冷却、切断後酸化層の厚さを測定比較した。
なお浸食試験結果、酸化試験結果については表1の比較
例12を100とした指数によって表示した。
【0016】
【発明の効果】本発明品を電気炉炉床れんがとして使用
することにより、従来のマグネシア−カーボンれんがよ
り、約1.4倍の耐食性を示し耐用延長が期待できれん
が原単位の低下が図れる。
することにより、従来のマグネシア−カーボンれんがよ
り、約1.4倍の耐食性を示し耐用延長が期待できれん
が原単位の低下が図れる。
【表1】
【表2】
Claims (2)
- 【請求項1】 製鋼用電気炉の炉床に使用される耐火物
として、アルミナ45〜90重量%,マグネシア5〜3
0重量%,カーボン5〜25重量%を含有し、上記の含
有マグネシアは少なくとも5重量%以上がペリクレース
の形で配合されており、フェノール樹脂または他の有機
樹脂系バインダーおよびその組み合わせを使用してなる
ことを特徴とする不焼成アルミナ−マグネシア−カーボ
ンおよびアルミナ−スピネル−マグネシア−カーボンれ
んが。 - 【請求項2】 請求項1記載の耐火材料100重量%に
対して、酸化防止剤としてアルミニウム粉末,マグネシ
ウム粉末,シリコン粉末,またはこれらの合金粉末より
選ばれた1種または2種以上を組み合わせた粉末を合計
で0.5〜10重量%使用した電気炉炉床用れんが。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9076477A JPH10251055A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 電気炉炉床用アルミナ−マグネシア−カーボン系耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9076477A JPH10251055A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 電気炉炉床用アルミナ−マグネシア−カーボン系耐火物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10251055A true JPH10251055A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13606281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9076477A Pending JPH10251055A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 電気炉炉床用アルミナ−マグネシア−カーボン系耐火物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10251055A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012031026A (ja) * | 2010-08-02 | 2012-02-16 | Shinagawa Refractories Co Ltd | アルミナ−マグネシア質耐火れんが及びその製造方法 |
KR101136855B1 (ko) | 2009-11-03 | 2012-04-20 | 조선내화 주식회사 | 전기로 출선구 폐쇄용 조성물 |
JP2013253736A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Shinagawa Refractories Co Ltd | フェロマンガン製造炉用耐火物 |
-
1997
- 1997-03-12 JP JP9076477A patent/JPH10251055A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101136855B1 (ko) | 2009-11-03 | 2012-04-20 | 조선내화 주식회사 | 전기로 출선구 폐쇄용 조성물 |
JP2012031026A (ja) * | 2010-08-02 | 2012-02-16 | Shinagawa Refractories Co Ltd | アルミナ−マグネシア質耐火れんが及びその製造方法 |
JP2013253736A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Shinagawa Refractories Co Ltd | フェロマンガン製造炉用耐火物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060606 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061017 |