JPH10238354A - ハイブリッド過給エンジン - Google Patents
ハイブリッド過給エンジンInfo
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- JPH10238354A JPH10238354A JP9345816A JP34581697A JPH10238354A JP H10238354 A JPH10238354 A JP H10238354A JP 9345816 A JP9345816 A JP 9345816A JP 34581697 A JP34581697 A JP 34581697A JP H10238354 A JPH10238354 A JP H10238354A
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Abstract
発進能力が高く、中速トルクが最大出力を犠牲にせずに
得られ、ターボラグが小さく、低燃費で始動性に優れた
過給エンジンを提供すること。 【解決手段】エンジンの最高トルク回転速度より高い速
度において最大能力となるターボチャージャTCと、該
TCと直列に設置された容積型過給機SCとを備え、該
SCをエンジン速度にかかわらず給気量一定に保つよう
制御しつつ2段過給を行うハイブリッド過給エンジン
で、また、低速時には主としてSCによって過給してエ
ンジンへの給気量を増大し、TCを加速するので、ター
ボラグの発生を抑え、低速時からの急加速時にも定常運
転時の性能を発揮できる。また、始動時にもSCは有効
に機能してエンジンの圧縮圧力と温度を高め、低圧縮比
とせざるを得ない高比出力エンジンの始動も容易とな
る。
Description
ステム、殊に過給機としてターボチャージャ(以下TC
と称す)を備えたディーゼルエンジン(以下エンジンと
称す)に排気ガス以外を動力源とする過給機をTCと直
列配置として、エンジンを2段過給するハイブリッド過
給エンジンに関するものであり、また平成8年特許願第
358847号の改良に関するものである。
で、TCによって過給することは平地の多い欧米ではよ
く普及しているが、次の理由から山坂の多い我が国では
普及していないのが現状である。即ち、前記TCは速度
型で図2に示す特性をもつが、(a)TCにおける回転
速度及び流量に比例して圧力比(以下圧力と称す)を高
める特性によって、低速トルクが必要である車輌用エン
ジンとして搭載したときは、作動線を図2の線a−bと
することにより、無過給時に図3の線c−dであったト
ルクを、中速以上において線a−bとトルクを増大する
ことは可能であるが、無過給エンジンと比較して低速ト
ルクは不足し、車輌用エンジンとしては、殊に停止から
の発進加速(以下ゼロ発進と称す)能力が不充分であ
る。
エンジンでは低速だけでなく中速トルクも、高速トルク
に比して充分に高くすることは、最大出力を制限する以
外には不可能である。 (c)上記の(a)において、図2に示すTCの作動線
a−bは、最高効率曲線c−dとは、点rにおいて交わ
るだけで、図2の点rに相当する図3の点rの近辺では
燃料消費率(以下BSFCと称す)は低いものの、それ
以外のエンジン作動状態においては、TCの効率は低
く、低いBSFCとすることはできない。
は、図3の走行抵抗曲線f−bに沿って作動し、最も作
動頻度の高い、図3のgゾーンのBSFCによってkm
/lで現わせる車輌の走行燃費率は大きく影響される。
エンジンのBSFCは、図5に示すように、BMEPの
増大とともに鎖線e−fに示した図示燃料消費率(以下
ISFCと称す)に近づき、低下することは知られてい
る。
された図3の線a−bを辿る車両用過給エンジンは、例
えば16kg/cm2 のBMEPにまで性能を高め、そ
のときのBSFCは図5の点aに示すように、140g
/ps−hrとすることができるが、図3のgゾーンで
は、エンジンの負荷は約1/4となり、このときのBS
FCは図5から、点tと200g/ps−hrに増大す
るのである。
/cm2 図5の点jとTC過給エンジンの2倍に高める
ことができれば1/4負荷時のBSFCを、点tの20
0g/ps−hrから点iの155g/ps−hrとす
ることが可能である。現状のTC過給エンジンは更にB
MEPを高めるべきで、これによって、BSFCを下げ
るばかりか、同出力であるならば、更に小型、軽量、安
価なエンジンとすることが要望されているが、前述の理
由によって不可能である。
る更なる要因はターボラグである。車輌の停止時にアイ
ドル状態にあるエンジンのTCの速度は約5000rp
mで、車輌の加速とともに約5万rpmにまでTCが加
速されることが要求されるが、ターボラグのため、ゼロ
発進加速時にTCは全く過給の機能を有せず、図3の線
c−dにて表わされる無過給時の性能のままで車輌はゼ
ロ発進加速を強いられることになるのである。
縮圧力は高まり、従って、理論上燃焼時の最高圧力はエ
ンジンの許容最高圧力を超えることになるが、TC過給
エンジンにおいても圧縮比を低下させることによって、
このようにならぬよう対処している。しかしながら、デ
ィーゼルエンジンの圧縮比は、一般に始動性能を考慮し
て決定されるものであって、圧縮比の低下はエンジンの
始動を困難にする。グロープラグ等の始動補助装置はエ
ンジンの始動には役立つが、始動直後のホルムアルデヒ
ドなどの毒性物質を含む白煙の排出の防止には役に立た
ない。そしてTCにおける始動時の100rpm、始動
直後のアイドル回転時の600rpmでは、過給機とし
ての機能を有せず、始動時に圧縮圧力及び圧縮温度を高
めることはなく、TC過給エンジンは始動対策に苦慮し
ているのが現状である。
しようとする課題は、低速トルクが充分で車両に搭載し
たときのゼロ発進能力が高く、中速トルクが最大出力を
犠牲にせずに得られ、ターボラグが小さく、低燃費で始
動性に優れた過給エンジンを提供することにある。
給エンジンは、エンジンの最高トルク回転速度より高い
速度において最大能力となるターボチャージャと、該タ
ーボチャージャと直列に設置された容積型過給機とを備
え、該過給機をエンジン速度にかかわらず給気量一定に
保つよう制御しつつ2段過給を行うことを特徴とする。
12により詳細に説明する。図1は本発明ハイブリッド
過給エンジンの一例であり、プーリ3はエンジン1のク
ランク軸の先端2に固定され、ベルト4によりSC5の
駆動軸6に固定されたプーリ7と連結されており、エン
ジン1によって駆動されるSC5は大気を吸気管8によ
り吸入し、圧縮して吐出管9、給気冷却器11を経てT
C10の圧縮機10aに供給し、TC10で更に圧縮
し、圧力を高めて給気管13及び給気冷却器12を経て
エンジン1に給気される。給気管13には圧力センサ2
1が付設され、給気圧力を電子制御器17に伝える。な
お、5aはSC5の駆動軸6に付設されたSC回転速度
センサで、SC5の回転速度を電子制御器17に伝達す
るよう結線されている。
よりTC10のタービン10bを駆動し、排気管15よ
り大気側に排出され、タービン10bの動力は軸10c
により圧縮機10aを駆動する。タービン10b及び圧
縮機10aの回転速度は軸10cに付設されたTC回転
速度センサ10dにより検出され、電子制御器17に伝
達されるようになっている。吸気管8に流量計16が、
エンジン1の冷却水中には冷却水温センサ24が、クラ
ンク軸の先端2にはエンジン速度センサ25が、またエ
ンジン1の運転状態を制御するアクセルペダル22に
は、運転者の負荷制御量をポジションセンサ23がそれ
ぞれ設けられ、それらにより、それぞれの情報を電子制
御器17に伝え、該制御器17は制御量を決定し、アク
チュエータ18に伝え、該アクチュエータ18により、
バイパス19に設けられたバイパス弁20の開度を制御
する。
けられた冷却水温センサ24はエンジン1の冷却水温度
を、また、エンジン速度センサ25はエンジン1のクラ
ンク軸の先端2の回転速度を測定し、それぞれ電子制御
器17に伝え、該制御器17はアクチュエータ18に命
じてバイパス弁20の開度を調節し、エンジン1の始動
を容易とするとともに、排出ガスの汚染度を低くしてい
る。
エンジンにおいて、エンジン1のTC10は、図2の性
能曲線の最高効率線c−dに沿って流量の増大とともに
圧力比を高めるように、そしてエンジン1の最高速度に
おいては、TC10の最大能力である点dになるように
チューニングすることによって、エンジン1は、図3の
線a−hなる圧力比の給気によって過給され、それに相
当するトルク曲線にて示される性能となる。上記の線a
−hなるトルク曲線は、本発明エンジンにおいてはバイ
パス弁20が全開状態でSC5が給気量及び圧力比を高
めない運転状態を示している。
能を有するエンジンにより車輌を駆動する場合は、車輌
の走行抵抗曲線もまた線a−hとほぼ同じになり、車輌
の加速能力はなく、低速トルクを高めない限り走行不可
能であるが、本発明においては、上記の如くチューニン
グしたTC過給エンジンに更にTCと直列に設置された
SCにより給気圧力比及び給気流量を高めるのである。
即ち、エンジン1の最高速度、例えば2000rpmで
は、TC10の流量及び圧力比は図2の点dとなるが、
TCではその特性により、点dの圧力比を保ちながら、
流量を増加させようとすれば、点dは図2の速度限界線
である線f−gを超えることになり、遠心力によりロー
タ(図示せず)は破損するおそれがある。また、流量を
減少させることは、点dはサージング限界線h−fの左
側となることを意味し、TCはその機能を失ってしま
う。
ては、図2の点dを維持するようSC5の発生する給気
圧力比及び流量を調節しているのである。例えば、この
TC過給エンジンの低速時、例えば1000rpmにお
いては、TCの流量は1/2となり、TCの発生する給
気圧力比は図2の点iとなり、点iの給気を吸入したエ
ンジンの発生するトルクは、図3の点iに低下するので
ある。
いても、TC10に2000rpmにおける流量の排気
エネルギを与えるとともに、吸気流量とすることができ
れば、TC10は図2の点dで作動することになる。従
って、本発明の低速全負荷時においては、1000rp
mのときでも2000rpm時と同流量となるように、
流量計16により吸気の流量を測定し、それを電子制御
器17に伝え、該制御器17はアクチュエータ18に命
じてバイパス弁20を閉じる方向に回動させることによ
って、SC5の給気量を増大させるのである。
も給気量を2000rpm時と同一とするには、サイク
ル毎の給気量を2倍とする必要があり、SC5の吐出管
内圧力比を約2とすることによって流量計16を流れる
吸気量を一定とすることができる。従って、給気管内圧
力比は3(TCにより発生)×2(SCにより発生)=
6の圧力比となり、エンジン1はこの給気を利用するこ
とにより、図3の点jのトルクを発生させることができ
る。
ンジン1の吸気量が一定となるように、流量計16、電
子制御器17、アクチュエータ18及びバイパス弁20
によりバイパス量を調節することにより、1000rp
mより低速ではSC5の発生する圧力比を高め、図3の
点kまでトルクを高めて給気管内の圧力比を6を超える
値とし得るが、これでは、これを吸入したエンジンの燃
焼圧力がエンジン1の許容最高圧力を超えることにな
り、実現不可能である。
は、給気管13内に設けられた圧力センサ21により、
給気圧力比が、例えば6を超えないように、給気圧力を
電子制御器17に伝え、該制御器17はアクチュエータ
18に命じてバイパス弁20の開度を調節することによ
って給気圧力比を一定とし、それによってエンジン1の
発生するトルクを図3の点mに相当する値とするのであ
る。
の全負荷時の作動について述べたが、部分負荷時の作動
の一例は、例えば図3の1000rpm時における線n
−i−jで示され、無負荷から全負荷にわたる給気圧力
を図示すると図4となる。即ち図4の点nは無負荷時
で、このとき図1のアクセルペダル22は実線の位置に
あり、ポジションセンサ23は無負荷であることを電子
制御器17に伝え、該制御器17はアクチュエータ18
に命じてバイパス弁20を全開にさせる。従って、SC
5は機能せず、大気は吸気管8、バイパス19、吐出管
9、TC10及び給気管13を経てエンジン1に供給さ
れ、この状態ではTC10は給気圧力比を高めることな
く、大気圧、即ち圧力比は1にとどまる。
まで増大させようと、アクセルペダル22を少し踏んで
点線側に移動させて燃料供給量を少し増大させると、ポ
ジションセンサ23はその位置を電子制御器17に伝え
るが、該制御器17は依然としてバイパス弁20を全開
のままにすることをアクチュエータ18に命ずる。従っ
て、図4及び図3の点iではTC10のみによって過給
することになり、燃料供給量の増大によって排気温度が
上昇することによって、TC10は給気圧力比を図4の
点iまで高め、エンジン1はその給気圧力を利用して、
図3の無過給時の点pより高いトルク、点iを発生する
のである。
向に移動して燃料供給量を増大させると、ポジションセ
ンサ23はその位置を電子制御器17に伝え、該制御器
17はアクチュエータ18に命じてバイパス弁20を閉
じる方向に回動させることによって、吐出管9内の圧力
を高め、TC10と協働して、燃料供給量に相応する給
気量となるように、給気管13内の圧力比を高めるので
ある。
22は図1の点線の位置にまで踏み込まれ、燃料供給量
は最大となり、ポジションセンサ23はそれを電子制御
器17に伝え、17はアクチュエータ18に命じ、バイ
パス弁20を更に閉じる方向に回動させ、バイパス弁2
0を逆流する流量を減少させることによって吐出管内圧
力を高め、TC10と協働して給気管13内圧力を高め
るのである。このときのエンジン1への吸入空気量は流
量計16によって測定され、電子制御器17に伝えら
れ、該制御器17は空気量がTC10の限界である図2
の点dを超えないようにアクチュエータ18に命じてバ
イパス弁20の開口面積を調節するのである。
は、例えば3となり、前述の理由によって、図4の点j
の圧力比が6になるように、SC5の発生する吐出管内
圧力比が2となるよう調節される。この状態のままでエ
ンジン1の速度が、例えば1000rpm以下になる
と、エンジン速度に比例してエンジン1の吸気量は減少
し、TC10の発生する圧力比も、図2の線c−dに沿
って低下するから、結果としてエンジン1の発生するト
ルクは図3の線q−jと変化する。
イブリッド過給エンジンのトルク曲線は、従来公知のT
C過給エンジンのトルク曲線a−r−bに比し数倍の性
能を発揮すると言えるが、低速時のトルクを重視する車
輌エンジンとしては、エンジン1の許容最高圧力を超え
ないように、例えば1000rpm以下のエンジン速度
においても、図4に示される全負荷時の給気圧力比、例
えば6に保つことができれば、線m−jなる理想的なト
ルク曲線とすることが可能である。
に圧力センサ21を付設し、給気管13内圧力を測定
し、その圧力を電子制御器17に伝え、該制御器17は
アクチュエーター18に命じて、図3の線q−jを補正
して線m−jになるように、バイパス弁20の開口面積
を調節するのである。
使用したエンジンのBSFCを説明すると、前述の理由
により、BSFCは図5に示すように、BMEPがゼロ
のときは無限大であるが、BMEP増大とともに、IS
FCに近づき、BSFCは低下する。本発明のエンジン
が図3の点jのトルクを発生したときのBSFCを図5
の点jに表わすが、このときTC10は図2の点dで作
動し、効率は高く、低いBSFCを指向する。しかし機
械駆動されるSC5の駆動力は摩擦平均有効圧力FME
Pとして加算され、BSFCを図5の点jから点j′に
増大させ、明らかに、最高トルク点におけるBSFCの
優位性はない。しかしながら、車輌用エンジンの最も使
用頻度の高い負荷率は、図3のsゾーンで、負荷率で1
/4程度であり、このときのBSFCが車輌の走行燃費
率を決定するのである。これを図5に記入するとsゾー
ンとなる。
図3の点rで、使用頻度の高いゾーンはgとなる。これ
を図5に記入すると、BSFCはgゾーンとなり、本発
明エンジンのsゾーンと比較すれば走行燃費率の差は明
らかである。さて、例えば圧力比6に達する高い給気圧
力を給気されたエンジンは、通常の圧縮比14乃至16
では、図6のp−v線図の実線a−bに示す如く、点b
に示される圧縮圧力が高く、更に燃焼圧力は線b−c−
dと高くなり、線e−fにて示されるエンジンの許容最
高圧力を超えることになる。これに対処せんとして、圧
縮比を下げることはBSFCを増大させるばかりか、膨
張比も低下して、排気温度も高くなり、エンジンの熱負
荷を高めることになる。
ルを応用して、図6に示すように、圧縮行程の途中の点
gで圧縮を開始し、点hで圧縮行程の終りとすることに
よって、線a−bに比し圧縮比は低く、圧縮圧力も点h
と低く、その後の燃焼によっても、線h−i−jとその
燃焼圧力をエンジンの許容最高圧力、線e−fよりも低
くすることが可能としたのである。これにより、膨張行
程も線j−kと、圧縮比が高い場合の線d−mとほぼ同
一となり、圧縮比を下げても膨張比は変わることなく、
BSFCは変わらないばかりか、高い膨張比により排気
温度も低下させることができた。本発明エンジンのミラ
ーサイクルは公知のエンジンの吸気通路にロータリーバ
ルブを設け、その閉じ時期を吸気行程の途中、例えば、
図6の点gにおいて閉じる、いわゆる“早閉じ”によっ
ても実現しうるが、公知の“遅閉じ”によっても可能で
ある。
ジンでは、吸気弁(図示せず)は、上死点の少し前の角
度a約10°で開き、下死点後約30°の角度bで閉じ
るが、本発明では角度aから吸気を開始し、下死点を過
ぎて圧縮行程に入っても吸気弁は開き続け、一度吸気行
程の下死点にまで吸気されたシリンダー内の空気は、圧
縮行程に入って再び吸気通路内に排出され続け、シリン
ダー内圧力を高めることはないが、例えば、下死点後約
70°、角度cに達すると吸気弁は閉じる。これを図6
で示すと点gとなり、ここより実質上の圧縮行程とな
り、前述の如き遅閉じミラーサイクルとすることができ
るのである。
近において最高のBMEPであることが要求され、低中
速においては高いBMEPが要求されない船舶用エンジ
ンとする場合には、図3の点jのエンジン速度をこのエ
ンジンの最高速度、例えば2000rpmとし、TCの
最大能力である図2の点dが図3の点h、例えば400
0rpmとなるようにチューニングすれば、前述の理由
によって、エンジンの最高速度において最高のBMEP
を発生するのである。
おけるBMEPに比し、高い低中速BMEP、即ちいわ
ゆる高いトルクライズが要求される建設機械用とする場
合には、例えば、2000rpmで図2の点dにて示さ
れるTCの最大能力で運転され、図3の点hの性能を発
揮しているこのエンジンをTCの流量を一定のままとし
て、更にエンジン速度を増加することによって、例えば
2500rpmにおいて図3の点tのBMEPとするこ
とが可能である。
給気圧力は図8の線a−bに相当し、点aの吸気行程の
上死点からエンジンは吸気を開始し、下死点である点b
附近にて吸気弁は閉じ、点bから圧縮行程を開始して点
cにて上死点となり、燃焼して線c−d−eと圧力を高
めた後に膨張して点fにて排気弁が開くのであるが、こ
のままでエンジン速度を増大すると、TCを流れる流量
が増大して、TCの作動点は図2の点dを超えて上昇す
るので、エンジン速度に反比例してエンジンの吸気量
を、例えば、2000rpmから2500rpmと1.
25倍にエンジン速度を高めた時にはエンジンの吸気量
を1/1.25にして、TC10の流量を一定とする必
要があり、それを可能にするのが前述のミラーサイクル
である。
0rpmのときには点aから点bまで、エンジンはv1
なる空気を吸入するが、2500rpmになると圧縮行
程の途中の点gまで吸気弁を開き続けることによって、
実質的な吸気量はv2 とv1の1/1.25となり、エ
ンジン速度が増大してもTCの流量を一定とすることが
可能となる。このときのp−v線図は線g−i−j−k
−m−bとなり、図8から分かるように、BMEPは2
000rpm時の1/1.25と低下し、図3の点tと
なるのである。
前述の理由により、給気圧力は高まる。これを図8に示
すと、給気圧力は線n−pと高まり、p−v線図は線p
−q−r−s−tとなり、最高圧力は線v−vにて示さ
れるエンジンの許容最高圧力を超える。従って、この場
合もミラーサイクルを応用して、前述のように、吸気弁
を点wで閉じることによってp−v線図は線w−c−d
−e−f−pとなるのである。
ンジンもまた圧縮比を下げざるを得ず、始動性、特に低
温時の始動において、新たなる技術によって対処する必
要がある。本発明のエンジンでは、その始動時にはスタ
ータ(図示せず)により駆動される速度は約100rp
mであるが、この速度をクランク軸の先端2に設けられ
たエンジン速度センサ25により感知して電子制御器1
7に伝え、該制御器17はアクチュエーター18に命じ
てバイパス弁20を全閉するから、これによりSC5は
吸気を断熱圧縮し、吐出管9内空気の圧力と温度を高め
るのである。
a、給気冷却器12を経てエンジンに供給されるが、T
C10はこのような低速においては圧力を高める機能を
有せず、圧力を高めない。しかし、例えエンジンの圧縮
比が8であっても、SC5によれば圧力比を2に高める
ことは可能で、8×2=16と圧縮比16に相当する圧
力にまでシリンダー内圧力を高めることは可能である
が、SC5によって高温となった給気も給気冷却器11
及び12を通過することによって冷却され、給気温度の
低下によってエンジンの圧縮温度は低下し、始動は不可
能になる。
及び12の給気入口と出口間にバイパス26を設け、バ
イパス26と吐出管9との接合部には切換弁27を付設
し、給気が給気冷却器11及び12で冷却されないよう
に、吐出管9の給気冷却器11及び12側への通路を閉
じるとともに、バイパス26への通路を開くのである。
即ち、始動時におけるエンジンの冷却水温度は低く、そ
の温度を図1の冷却水温センサ24は電子制御器17に
伝え、該制御器17はアクチュエータ29に命じてレバ
ー28を押し、吐出管9の給気冷却器11及び12側へ
の通路を閉じ、バイパス26側の通路を開くように切換
弁27を作動させるのである。
却水温が低いため、圧縮温度は高まらず、燃料は不完全
燃焼して、ホルムアルデヒドなどの公害成分を含む白煙
を排出する。これに対処するため本発明エンジンでは、
例えアクセルペダル22の位置がアイドルにあるとポジ
ションセンサ23が電子制御器17に伝えても、冷却水
温センサ24からの低温情報により電子制御器17はア
クチュエータ18に命じてバイパス弁20を閉じさせ、
SC5により吐出管9の圧力及び温度を高めることによ
って、エンジンの圧縮温度及び圧力を高めるのである。
これによって、給気は給気冷却器11及び12によって
冷却されることは回避される。
原理を応用した他の実施の形態を示す。 (1)図10に示す例は、図1の例のように給気流量及
び給気圧力をバイパス弁20によって調節する代わり
に、プーリ7がSC5を駆動するプーリ7側の軸6aと
SC5側の軸6bとの間に無段変速機30(以後CVT
と称す)を設けたことを特徴とするものであって、全負
荷時、即ちアクセルペダル22が点線の位置となること
をポジションセンサ23により感知して電子制御器17
に伝える全負荷時には、前述の理由によって、トルク曲
線は図3の線h−jとなり、線h−j間はエンジン1の
吸気流量は一定となるように、それを流量計16にて測
定し、電子制御器17に伝え、該制御器17はアクチュ
エータ31に命じて駆動軸6aと6b間の回転比をCV
T30によって調節しつつ、SC5を駆動するのであ
る。
する容積型過給機であるSC5は、その回転速度を調節
することによっても流量の調節が可能で、駆動軸6bに
付設された速度計32によりSC5の回転速度を測定
し、電子制御器17に伝え、SC5の回転速度を調節す
ることによっても可能である。因みに、図3の線h−j
のトルクを発生する場合、SC5の回転速度は一定とな
る。同様にして、図3の線m−j間においても、前述し
たように、燃焼圧力がエンジンの許容最高圧力を超えな
いように、給気管13内の圧力を圧力計21により測定
し、電子制御器17に伝え、該制御器17はアクチュエ
ータ31に命じてCVT30によりSC5の速度を調節
するのである。
流体クラッチ又は滑りクラッチを含むクラッチとして
も、駆動軸6aと駆動軸6b間の速度比をアクチュエー
タ31によって滑り率を調節することが可能ならば、前
記CVT30と同様に本発明の機能を有することにな
る。 (3)図11に示す一例は、差動歯車によってSCを駆
動する公知の差動過給方式を本発明ハイブリッド過給エ
ンジンに応用した一例を示し、図1におけるベルト4の
代りに差動歯車によってSC5を駆動する方式である。
出力は出力軸33に、出力軸33には差動歯車32の複
数の遊星歯車32bを駆動する複数の軸32aが固定さ
れ、遊星歯車32bは内歯歯車32c及び太陽歯車32
dと噛み合い、内歯歯車32cは駆動軸34に固定さ
れ、車輌の車輪(図示せず)を駆動する。その反力を遊
星歯車32bは太陽歯車32dに伝え、太陽歯車32d
に固定された歯車35は、SC5の駆動軸6に固定され
たSC駆動歯車36を駆動し、SC5はエンジン1によ
って、通常はエンジントルクの10%によって駆動され
るのである。
歯車32dに伝わるトルク比が一定であることで、駆動
軸34のトルク、即ち、車輌の走行抵抗が大きい時はS
C5を駆動するトルクも大きく、SC5はそのトルクに
応じて給気圧力を高めることになり、その給気圧力によ
ってエンジン1は高いトルクを発生する。これによっ
て、本発明ハイブリッド過給エンジンの全負荷において
は、トルク及び給気圧力は図3の線j−hとなり、エン
ジン速度が変化しても吸気量は一定でなければならず、
それを流量計16により測定し、電子制御器17に伝
え、該制御器17はアクチュエータ38に命じ、レバー
39に固定された制動弁37の開度を調節し、吐出管上
流部9aの圧力を変えることによって、SC5の駆動ト
ルクと回転速度を調節し、流量を調節するのである。
37を全閉状態とすると、吐出管の上流部9aの圧力は
高まり、SC5の駆動トルクは、太陽歯車32dに配分
されたトルクより高くなり、太陽歯車32dの回転は停
止し、エンジン出力は専らに出力軸33から駆動軸34
に伝えられる。従って、制動弁37の開度を調節するこ
とによって、SC5の回転速度を調節することが可能
で、流量計16を流れる流量を調節することも可能であ
る。同様にして、給気管13に付設された圧力計21の
圧力を電子制御器17に伝え、該制御器17がアクチュ
エーター38に命じて制動弁37の開度を調節すること
によって、吐出管9内の圧力を調節することは可能とな
り、図3の線m−jに表わされるトルクをエンジン1に
発生させることができるのである。
08889号にて出願した発明の改良に関するものであ
る。硫黄分を含まない燃料を使用し、理論空気燃料比で
運転される火花点火エンジンの排気に三元触媒によって
浄化すると、硫酸分も煤もNOX も含まない排気ガスが
得られ、これによってディーゼルエンジンにEGR(排
気再循環)すると、ディーゼルエンジンは煤や硫黄分に
よって磨耗が促進されることがないばかりか、NOX を
含まないガスによってEGRされることになり、排気中
のNOX を低減する効果が大であることは本発明者の論
文、例えばSAE PAPER 960842でも知ら
れている。
火花点火エンジン40によってSC5を駆動し、吸気管
8より大気を吸入し、吐出管9内の圧力を高める構造で
あるが、火花点火エンジン40の排気は排気管45の途
中に設置された三元触媒46により浄化された後に吸気
管8内にEGRガスとして流入し、SC5によって圧縮
され吐出管9、TC10及び給気管13を経てエンジン
1に供給されるのである。
−hにて示される全負荷時においては、エンジン1に供
給されるガス量、即ち空気量+EGRガス量は、エンジ
ン速度が変化しても一定としなければならず、それを流
量計16にて測定し、電子制御器17に伝え、該制御器
17はアクチュエータ44に命じて、火花点火エンジン
40の吸気管41内に設置されたスロットルバルブ42
の開度を調節することによって、火花点火エンジン40
の出力を調節し、SC5の回転速度を調節して流量を調
節するのである。
の理由によって、エンジン速度が変化しても給気管13
内の給気圧力が一定であることが要求され、給気管13
内圧力を圧力センサー21にて測定し、電子制御器17
に伝え、該制御器17はアクチュエータ41に命じてス
ロットルバルブ42の開度を調節し、火花点火エンジン
40の出力を調節することによってエンジン出力を調節
し、吐出管5内の圧力と流量を調節するのである。エン
ジン1の負荷に応じて運転者はアクセルペダル22を操
作し、その位置をポジションセンサ23は電子制御器1
7に伝え、該制御器17は負荷に応じた給気量及び圧力
となるように、アクチュエータ44に命じてスロットル
バルブを操作し、火花点火エンジン40の出力を調節す
ることによって、SC5の速度を調節し、給気流量及び
圧力を調節するのである。
(4)においては、エンジン1への給気流量及び圧力を
SC5の回転速度を可変にして出力を制御している。上
記においてSC5は容積型過給機であることを前提とし
ているが、速度型過給機であるTCの圧縮機もまた回転
速度とともに流量及び圧力を高める圧縮機であり、図1
0及び図12においてSC5として示される過給機は、
容積型に限定されることなく、速度型の、例えば遠心式
圧縮機(図示せず)であっても機能上何ら差支えないの
である。』 なお、前記実施の形態においては、まずエンジンで駆動
されるSCが大気を吸入して圧縮し、これをTCの圧縮
機に供給して更に圧縮し、圧力を高めて給気管等を経て
エンジンに給気するよう構成されていたが、これを逆に
し、まずエンジンの排気で駆動されるTCの圧縮機が大
気を吸入して圧縮し、これをエンジン動力でくどうされ
るSCに供給して更に圧縮し、圧力を高めて給気管等を
経てエンジンに給気するよう構成してもよい。発明者の
研究によれば、後者の方が、前者に比しTCの作動が安
定し、かつSCが小型化し得る利点があることが判明し
た。
過給機としてエンジンの排気によって駆動されるTCと
エンジンのクランク軸又は他の原動機によって駆動され
る容積型過給機又は速度型過給機によって過給され、T
Cの作動線が最高効率線となるように、エンジンの最高
圧力が許容最高圧力を超えないように、機械駆動される
過給機の吐出流量及び圧力を調節するので、低いBSF
Cとすることができるばかりでなく、TC過給エンジン
の2倍以上のBMEPとすることが可能となる。また、
低速時には主としてSCによって過給されるエンジンへ
の給気量を増大し、TCを加速するので、ターボラグを
発生することなく、低速時より急加速時においても定常
運転時の性能を発揮しうるのである。始動時においても
SCは有効に機能し、エンジンの圧縮圧力と温度を高
め、低圧縮比とせざるを得ない高比出力エンジンの始動
を容易にしている。従ってエンジンは小型、軽量、安価
とすることが可能であるとともに、エンジンの信頼性を
犠牲とすることなく、NOX の排出をも低減する効果を
有する。
Claims (10)
- 【請求項1】 エンジンの最高トルク回転速度より高い
速度において最大能力となるターボチャージャと、該タ
ーボチャージャと直列に設置された容積型過給機とを備
え、該過給機をエンジン速度にかかわらず給気量一定に
保つよう制御しつつ2段過給を行うことを特徴とするハ
イブリッド過給エンジン。 - 【請求項2】 前記容積型過給機の給気量を、容積型過
給機側に設けたバイパス中のバイパス弁及び該弁と併設
した給気流量計により調節することを特徴とする請求項
1記載のハイブリッド過給エンジン。 - 【請求項3】 前記容積型過給機の給気量を、容積型過
給機側に設けたバイパス中のバイパス弁及び前記過給機
に設けた回転速度計により調節することを特徴とする請
求項1記載のハイブリッド過給エンジン。 - 【請求項4】 前記ハイブリッド過給エンジンが、その
給気系に設けた給気圧力計及び容積型過給機側に設けた
バイパス中のバイパス弁により、エンジンのシリンダ内
圧力が当該エンジンの許容最高圧力を超えないように、
最高給気圧力を調節することを特徴とする請求項1記載
のハイブリッド過給エンジン。 - 【請求項5】 前記ハイブリッド過給エンジンが、高膨
張比の得られるミラー・サイクルシステムを備え、該シ
ステムによりシリンダ内圧力がエンジンの許容最高圧力
を超えないように、圧縮比を下げ且つ低燃料消費率を維
持するよう制御することを特徴とする請求項1記載のハ
イブリッド過給エンジン。 - 【請求項6】 前記容積型過給機を滑りクラッチを介し
て駆動するよう構成し、該クラッチを前記給気圧力計及
び給気流量計によりその滑り率を変えるよう制御して、
エンジンへの給気圧力と給気流量を調節することを特徴
とする請求項1または請求項2または請求項3または請
求項4記載のハイブリッド過給エンジン。 - 【請求項7】 前記容積型過給機を無段変速機を介して
駆動するよう構成し、該変速機をエンジンと容積型過給
機との回転比を変えるよう制御して、エンジンへの給気
圧力及び同流量を調節することを特徴とする請求項1ま
たは請求項2または請求項3または請求項4記載のハイ
ブリッド過給エンジン。 - 【請求項8】 前記容積型過給機を差動歯車機構を介し
て駆動するよう構成し、該差動歯車機構を前記給気圧力
計と流量計と圧力調整弁により制御して、エンジンへの
給気圧力と給気流量を調節することを特徴とする請求項
1または請求項2または請求項3または請求項4記載の
ハイブリッド過給エンジン。 - 【請求項9】 前記容積型過給機を火花点火エンジンに
より駆動するよう構成するとともに、該火花点火エンジ
ンを排気再循環(EGR)制御してNOX を低減させる
ことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項
3または請求項4記載のハイブリッド過給エンジン。 - 【請求項10】 前記容積型過給機が速度型過給機であ
ることを特徴とする請求項6又は請求項7又は請求項9
記載のハイブリッド過給エンジン。
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